JP2008543684A - ネブライザ及び容器 - Google Patents

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Abstract

曝気装置をそれぞれ備えたネブライザ及び容器が提供され、曝気装置は、容器内の液体空間の直接的曝気を可能にするよう設計されている。容器は、剛性でガス密の外側ケース及び送出し要素を連結し又は挿入することによって開かれるクロージャを有する。それにより、流体又は溶剤の損失が少ない単純且つ安価な構造形態で長い貯蔵寿命及び長い耐用寿命が得られる。

Description

本発明は、請求項1の前文に記載されたネブライザ、並びに、請求項40の前文に記載された容器に関する。
国際公開第91/14468号パンフレットに原理が示され、国際公開第97/12687号パンフレット(図6a及び図6b)に具体的な構成が示されると共に本願の添付図面の図1及び図2に示されているように、吸入器の形態をした“Respimat”という商品名で市販されているネブライザが知られている。このネブライザは、噴霧化されるべき流体のリザーバとして、流体の入ったデフレート可能な内袋を備えた挿入可能な硬質容器を有すると共に流体を送り出して、これを噴霧化するための駆動ばねを備えた圧力発生器を有している。
ネブライザを最初に使用する前に、下側ハウジング部品を弛めることによりネブライザを開き、密閉容器をネブライザ内に挿入する。容器を挿入したときに、送出し管を内袋まで容器内に導入することにより容器を開く。次に、下側ハウジング部品を再びスリップオン(嵌着)する。
ネブライザの下側ハウジング部品を回すことにより駆動ばねを引っ張るのが良い。引張り操作(始動又はプライミング)の間、ネブライザ内の容器を行程のような仕方で下側ハウジング部品内に動かし、流体を内袋から圧力発生器の圧力チャンバ内に吸い込む。ロック要素の手動による作動後、圧力チャンバ内の流体を駆動ばねにより加圧し、推進ガスを用いることなく送出し管によりノズルを通ってエーロゾルとしてマウスピース内に放出する。
容器は、ベース側に曝気装置を有し、この曝気装置は、ネブライザの最初の引張り操作中に穿刺され、それにより永続的に開かれる。曝気装置は、流体を取り出す際に、それによる減圧を内袋内に生じさせないで内袋がデフレートできるように容器を曝気するのに役立つ。
本発明の出発点をなす国際公開第00/27543号パンフレットは、デフレート可能な内袋を備えた、かかる容器のための種々の曝気及び圧力補償装置を開示している。これら装置は、周囲大気と、容器の内袋と剛性外側ケースとの間のガス空間との間のほんのゆっくりとした圧力補償をもたらすのに役立つ。
本発明の目的は、単純な構成のものであり、製造が容易且つ安価なネブライザ及び容器であって、圧力補償が剛性容器の内部に入れられた流体と周囲との間で可能なネブライザ及び容器を提供することにある。
国際公開第91/14468号パンフレット 国際公開第97/12687号パンフレット(図6a及び図6b) 国際公開第00/27543号パンフレット
この目的は、請求項1記載のネブライザ、又は、請求項40記載の容器によって達成される。有利な実施形態は、従属形式の請求項の記載内容である。
本発明の基本的な技術的思想は、曝気装置が容器内の流体空間の直接的な曝気を可能にするよう設計されていることにある。本発明で言う流体空間は、容器により形成され、流体を収容する空間又は流体と直接的な接触状態にある容器内のガス空間である。特に、流体は、容器の外側ケース内に直接的に注ぎ込まれ、又は、これと接触状態にある。デフレート可能な内袋は設けられない。かくして、その結果、単純且つ安価な構造が得られる。
曝気装置は、好ましくは、流体、特に流体の溶剤の過度の蒸発が回避されるように設計される。この目的のため、曝気装置は、好ましくは、一方において迅速な圧力補償を可能にし、他方において蒸発を最小限に抑える効果的なバリヤを形成するチャネルを有する。代替的に又は追加的に、曝気装置は、好ましくは、これが特に流体の取出し、流体の送出し、圧力発生、及び(又は)、噴霧化を含む運動により、又は、かかる運動中、一時的にしか開かれないように設計される。
本発明の提案による解決策は、デフレート可能な内袋が必要ではなく、又は、設けられないので、実質的に単純な構造を提供する。事実、この曝気装置により、剛性容器により形成された流体空間と周囲との間の直接的な圧力補償が可能である。圧力補償は、特に流体を取り出す際、温度変化の際、及び(又は)、周囲圧力の変化の際に必要である。容器内の流体空間の直接的な曝気により、曝気装置が開かれているときの流体と周囲との間の直接的なガス結合が行われ、その結果、迅速な圧力補償が可能になる。特に、曝気は、流体を取り出しているときに簡単な手段によってガス泡の同伴を阻止することができるようにするために、容器からの流体の取出しに関与する流れ通路とは異なる流れ通路を介して行われる。
本発明の別の利点、特徴、性質及び観点は、特許請求の範囲の記載及び図面を参照して幾つかの好ましい実施形態についての以下の説明を読むと明らかになろう。
図において、同一の参照符号は、同一の部品、又は、類似の部品について用いられ、対応の性質及び利点、又は、同等な性質及び利点は、たとえ関連の説明を省いていても、達成される。
図1及び図2は、流体2、特に、活性の高い薬剤等を噴霧化する公知のネブライザ1を示しており、このネブライザは、非引張り操作状態(図1)及び引張り操作(始動又はプライミング)状態(図2)で概略的に示されている。ネブライザは、特に、携帯可能な吸入器として設計され、好ましくは、推進ガス無しに動作する。
流体2、好ましくは液体、特に薬剤を噴霧化する際、ユーザ(図示せず)により吸息され又は吸入できるエーロゾルが形成される。通常、吸入は、患者の医学的条件に応じて1日に少なくとも1回、特に1日に数回、好ましくは、設定された時間間隔で行われる。
公知のネブライザ1は、流体2を収容した挿入可能な、且つ、好ましくは、交換可能な容器3を有する。かくして、この容器は、噴霧化されるべき流体2のリザーバを形成している。好ましくは、容器3は、最高200回の投与分をもたらし、即ち、最高200回の噴霧又は使用を可能にするのに十分な量の流体2又は活性物質を収容している。国際公開大96/06011号パンフレットに開示されているような典型的な容器3は、約2ml(ミリリットル)から約10ml(ミリリットル)の量を収容する。
容器3は、実質的に円筒形に又はカートリッジのように設計されており、ネブライザ1の開放後、容器3をネブライザ内に挿入することができ、又オプションとして交換できる。容器は、剛性構造のものであり、流体2は、デフレート可能な袋により形成された流体空間4内の容器3内に収容される。
ネブライザ1は、流体2を特にあらかじめ設定され、任意に調節可能な投与量の状態で運搬して噴霧化する圧力発生器5を更に有している。圧力発生器5は、容器3のホルダ6と、ロック解除目的で手動で操作できるロック要素8を備えた関連の駆動ばね7(一部しか示さず)と、逆止弁10を備えた送出し管9と、圧力チャンバ11と、マウスピース13の付近に設けられた送出しノズル12とを有している。容器3は、ホルダ6により特にノッチ付き方式でネブライザ1内に固定されていて、送出し管9が、容器3内に入り込むようになっている。ホルダ6は、容器3を解除して交換することができるよう設計されたものであるのが良い。
駆動ばね7を軸方向に引っ張ると、ホルダ6は、ホルダ6は図示の容器3及び送出し管9と共に下方に移動し、流体2は、容器3から吸い出され、逆止弁10を通って圧力発生器5の圧力チャンバ11内に吸い込まれる。
ロック要素8の作動後における次の引張り操作の解除中、圧力チャンバ11内の流体2は、加圧され、送出し管9は、駆動ばね7に対する引張りの解除により、今や閉鎖状態にある逆止弁10と共に上方に再び戻され、今やプランジャとして働く。この圧力により、流体2は、放出ノズル12中に送り込まれ、それにより、図1に示されているようにエーロゾル14の状態に噴霧化される。
ユーザ(図示せず)は、エーロゾル14を吸入することができ、それにより、少なくとも1つの供給開口部15を通って供給空気をマウスピース13内に吸い込むことができる。
ネブライザ1は、上側ハウジング部品16及びこの上側ハウジング部品に対して上側部分17a及び下側部分17b(図1)と共に回転可能な内側部品17を有し(図2)、特に手動操作可能なハウジング部品18が、好ましくは、保持要素19によってこの内側部品に解除自在に固定され、具体的には、これに装着されている。
ハウジング部品18を上側ハウジング部品16に対して回転させることができ、このハウジング部品18は、図示のように内側部品17の下側部分17bに係合する。このように、駆動ばね7は、ホルダ6に作用する歯車機構体(図示せず)によって軸方向に引っ張られる。引張りの結果として、容器3は、容器3が図2に示すような端位置を占めるまで軸方向下方に動かされる。この状態では、駆動ばね7は、張力下にある。初期引張り中、ハウジング部品18内に配置された軸方向に作用するばね20が、容器のベース(底)21に当接し、容器が最初に穿刺要素19に接触すると、このばねは、穿刺要素22により容器3、又は、これに設けられたベースシールを穿刺し、空気を取り込むことができる。噴霧化手順の際、容器3を駆動ばね7によってその開始位置に戻す。かくして、容器3は、引張り手順中、流体の取出しのため、及び、噴霧化プロセス中、往復動を行う。
以下別の図を参照して本発明のネブライザ1及び容器3の幾つかの実施形態の設計、構成及びモードを説明するが、図1及び図2のネブライザ1、及び、容器3と比較した場合の本質的な相違のみを強調する。かくして、図1及び図2に関して行った説明は、それに応じて当てはまり、又は、補充的に適用され、また、図1及び図2のネブライザの説明と以下に説明する実施形態としてのネブライザ1及び容器3の特徴の恣意的な組合せ、又は、相互の特徴の恣意的な組合せも可能である。
図3は、関連のネブライザ1が省かれた状態で第1の実施形態としての本発明の容器3を閉鎖状態で示す概略断面図である。
容器3は、剛性でガス密の外側ケース23を有している。「ガス密(ガスタイト)」という用語は、本発明の関連では、流体2、又は、少なくとも流体2の本質的な成分、例えば溶剤、例えば、水、又は、エタノールの拡散が、可能ではなく、又は、阻止されるということを意味すると理解されたい。したがって、外側ケース23は、この点に関し、少なくとも実質的に不透過性である。さらに、「ガス密」という用語は、基本的には空気、又は、他のガスが圧力補償の目的で外側ケース23を通過することができないことを意味するものと理解されたい。
好ましくは、外側ケース23は、所望の気密性を達成するためにガラス、金属、又は、別の適当なガス密プラスチック、例えばCOC(シクロポリオレフィンポリマー)から成っている。追加的に又は代替的に、外側ケース23は、例えばプラスチックの内側積層、内側被膜等を備えた複合材料で作られていても良い。
容器3は、デフレート可能な袋等を備えていない。その代わり、容器2は、外側ケース23内に直接的に注ぎ込まれ、これと接触関係をなす。外側容器23は、流体2のための流体空間4を形成し、その結果、この流体空間は、変形しない。
好ましくは、容器3は、単一壁構造として、即ち、袋、内側ケース等が設けられない状態で製作される。外側ケース23は、好ましくは、単一層として形成される。ただし、必要ならば、外側ケースは、数層から製作されても良い。
容器3は、好ましくは、容器3を流体2で充填した後、容器3をガス密状態に密閉するクロージャ24を有している。クロージャ24は、好ましくは、容器3の前部若しくは頂部、又は、その外側ケース23に取り付けられる。
シール24は、好ましくは、外側カバー、又は、シール25、及び、その下に配置されたキャップ、又は、インサート26を有している。特に容器3を密閉する場合、貯蔵寿命を長くする上で不要不可欠な所望の気密性を達成するため、特に金属箔で作られたカバー又はシール25は、ガス密であるように形成される。好ましくは、金属フィルムと一緒に容器3内に挿入されるインサート26は、所望の気密性を達成するためにホットシールされる。追加的に、又は、代替的に、インサート26及びオプションとしてシール25が、金属リング等を容器の頂部に圧着することにより固定されて取り付けられるのが良い。
変形実施形態(図示せず)によれば、カバー又はシール25は又、溶接され、結合され、又は、別の適当な仕方で固定される保護キャップ等で形成されても良い。
好ましくは、シール25は、容器3の当初のクロージャを形成する。
容器3は、内部に配置されていて、図には一部しか示されていない密封要素27、例えば隔膜、メンブレン等を更に有している。密封要素27は、好ましくは、クロージャ24又はインサート26で形成され、かかる密封要素は、特に、図3には示されていない挿入状態の送出し要素、特に送出し管9等を半径方向に密封するのに役立つ。
流体2を抜き出すため、容器3をネブライザ1内に挿入し、特に、送出し要素、即ち、この場合送出し管9を連結し、又は、導入することにより、この容器を開く。特に、送出し管9は、シール25を穿刺し、この送出し管を密封要素27内に導入し、又は、場合によっては、密封要素を突き破って容器3内の流体2への流体結合をもたらすようにする。かくして、送出し管9の導入により、好ましくは、容器3、特にシール25及びクロージャ24の開放が行われる。しかしながら、この開放は、変形例として、流体の取出しとは無関係に、且つ(或いは)、送出し要素とは無関係に、特に、別個の部品等(図示せず)を用いて行っても良い。
本発明によれば、容器3内の流体空間4の、好ましくは、直接的な抜去を可能にする曝気装置28が設けられる。かくして、曝気装置28は、導入部で上述した圧力補償を可能にするために、曝気装置28が開いているとき、流体2と周囲との間の直接的なガス結合をもたらす。
第1の実施形態では、曝気装置28は、クロージャ24に組み込まれ、又は、少なくともその一部を形成すると共に、(或いは)、これに設けられる。しかしながら、曝気装置28は、原理的には、ネブライザ1に設けられると共に、(或いは)、形成されても良く、特に、容器3とは別体であって良く、これについても他の実施形態により、以下において説明する。
曝気装置28は、第1の実施形態では、流れチャネル、又は、絞りチャネルを有し、かかるチャネルは、以下、単にチャネル29と呼び、これは、図4のインサート26の拡大図でより明確に理解できる。
チャネル29は、これが特に容器3からの流体2の迅速な連続の取出しの場合、迅速な圧力補償に関し比較的低い流れ抵抗を示すように構成されている。しかしながら、チャネル29は、打ち勝つのが比較的困難な流体2、特に流体2の成分、例えば、溶剤、例えば水又はエタノールの蒸発又は拡散に対するバリヤとなる。流体2又は成分、例えば溶剤等の蒸発又は拡散及び漏出(以下、単に「流体蒸発」とも言う)は、開かれた曝気装置28を通る拡散に対する抵抗に大きく依存しており、したがって、第1の実施形態では、チャネル29に依存している。チャネル29は、その長さに鑑みて、もしこれが十分に小さな水力直径を有している場合、比較的大きな拡散抵抗をもたらす。
好ましくは、チャネル29の平均又は水力直径は、0.01mmから1mmである。チャネル29の長さは、好ましくは、チャネル直径の10倍から1000倍であると共に(或いは)基本的に5mmから50mmであり、特に好ましくは、約10mmから25mmである。
チャネル29は、好ましくは、クロージャ24により又はクロージャ24上に形成される。特に、チャネル29は、容器3の内部又は流体空間4を、送出し要素又は送出し管9のための挿入領域、特に、好ましくは、密封要素27とカバー又はシール25との間の空間30に結合する。この結合には、曝気装置28及びチャネル29が、容器3が閉じられているとき、即ち、カバー又はシール25が元のままの状態にあるときに周囲との結合関係がなく、したがって、同様に閉鎖されるという利点がある。特に送出し管9で穿刺し又これにより導入することによりカバー及びシール25を開いた場合にのみ、空間30は周囲に結合され、かくして曝気装置28が開かれる。
第1の実施形態では、曝気装置28は、クロージャ24が最初に開かれ又は穿刺されると共に、(或いは)、最初の流体2の取出し後、容器3内の流体空間4の永続的な曝気が可能になるよう設計されている。特に、送出し要素又は送出し管9の連結又は導入により曝気装置28が開かれる。したがって、穿刺要素22、特にベースに設けられた別個の穿刺要素は、曝気には必要ではない。これにより、構造が単純化される。
容器3及び曝気装置28は、好ましくは、もっぱら機械的作用又は手動による作動によって開かれる。この結果、単純で且つ機能的に信頼性のある構造が得られる。
本発明の容器3を備えたネブライザ1では、容器3のための送出し要素又は送出し管9、及び(又は)、関連のホルダ6は、好ましくは、流体の抜き出し、流体の送出し、圧力発生、及び(又は)、噴霧化の間、行程のような仕方で動くことができる。送出し管9による容器3の開放及び穿刺並びに容器3内への送出し管9の挿入は、好ましくは、この運動により、且つ、駆動ばね7の初期引っ張り中に行われる。したがって、第1の実施形態では、曝気装置28の開放は、好ましくは、上述の運動により行われる。
永続的に開いている曝気装置28に代えて、この曝気装置は、一時的にしか開かれず、特に、上述の運動中しか開かれなくても良い。これについても、他の好ましい実施形態により以下に詳細に説明する。
チャネル29は、好ましくは、少なくとも一方においてはクロージャ24のキャップとインサート26との間、及び、他方においては、カバーとシール25との間の区分にわたって延びる。これにより、製造が単純化される。というのは、チャネル29は、インサートに設けられた開放溝として形成されるので、この場合、このチャネルをシール25で覆うことができるからである。特に、チャネル29は、送出し管9、及び(又は)、送出し管9のための挿入開口部、及び(又は)、空間30を少なくとも区分31にわたり環状又は螺旋の状態で包囲する。代替的に、又は、追加的に、チャネル29は、蛇行又はジグザグ状に延びても良い。
図4は、クロージャ24及びインサート26の部分拡大図である。上述の環状区分31に加えて、チャネル29は、第1の実施形態では、好ましくは、インサート26を貫通した軸方向区分32及び容器3の内部への結合手段をなすインサート26の環状フランジを有する。加うるに、チャネル29は、好ましくは、環状区分31の他端部のところに位置していて、空間30、即ち、送出し管9のための挿入開口部及び挿入傾斜面、又は、ベベルへの結合手段をなす半径方向区分を有する。
送出し管9を挿入すると、半径方向隙間又は環状空間が、チャネル29の半径方向区分33の開口端と送出し管9の円筒面との間に生じ、したがって、シール25を開くと、チャネル29を通る曝気が、送出し管9により阻止されるようになる。しかしながら、シール25は、必要ならば、流体の望ましくない揮発を最小限に抑えるために、空間30と周囲との間のガスの自由交換が制限され、又は、阻止されるような仕方で、特に、メンブレンのように構成されても良く、且つ(或いは)、送出し管9と気密的に協働しても良い。
上述したように、流体空間4の直接的曝気のための曝気装置28は、容器3内に形成される。曝気装置28が開かれると、ガスの直接交換が、流体2と直接的に接触しているガス空間と容器3の周囲との間で可能である。曝気装置28を通る流体2の漏れを阻止するため、曝気装置28は、好ましくは、液体に対して不透過性であるがガスに対しては透過性である少なくとも1つの半透過性要素34を有する。かくして、半透過性要素34は、曝気装置28を通る恐れのある流体2の流出を阻止する。
図3に示されているように、半透過性要素34は、好ましくは、容器3の内部又は流体空間4と関連し、即ち、内側又は流体側に設けられている。第1の実施形態では、チャネル29又はその軸方向区分32は、好ましくは、半透過性要素34のすぐ隣りに位置し、この半透過性要素は、特に好ましくは、クロージャ24に直接、又は、この中に、若しくは、そのインサート26に設けられる。半透過性要素34は、特に、所望の半透過性を達成するために、適当なメンブレン、腐食材料、親水性、若しくは、疎水性材料、又は、領域等で構成される。
曝気装置28は、比較的迅速な圧力補償を可能にするような仕方で構成されている。これは、例えば、容器3からの流体2の迅速な連続的抜き出しの場合に必要である。特に、曝気装置28は、少なくとも20hPaの圧力補償がせいぜい60秒、特に30秒以下の半減時間で生じるような仕方で構成されている。第1の実施形態では、これは、チャネル29を適当に寸法決めすると共に例えば半透過性要素34を通る他の考えられる流れ抵抗を適当に定めることにより達成される。
第1の実施形態では、インサート又はキャップ26は、浸漬管35に隣接して位置し、この浸漬管は、例えば、スリップオンされ、好ましくは、容器3の内部で少なくとも実質的に容器ベース21まで延びる。浸漬管35は、例えば、可撓性シリコーン管により形成される。
容器3を開くため、送出し管9を容器3内に挿入し、それによりシール25を開き、少なくとも実質的にしっかりとした連結部を送出し管9とクロージャ24の密封要素27との間に形成する。図1及び図2は、送出し管9が容器3内に挿入された状態を概略的に示しており、したがって、追加の説明は不要であろう。完全挿入状態では、送出し管9は、シールを、例えば、密封要素27の端部又はベースのところで穿刺し、又は、開き、それにより、容器3の内部、即ち流体2への流体結合が形成される。浸漬管35は、容器3の図示の直立位置において、流体2を容器3及び流体空間4から実質的に完全に抜き出すことができるようにするために延長部を形成している。
本発明の別の実施形態を別の図を参照して以下に説明する。ただし、第1の実施例と比較した場合且つ図1及び図2に示されたネブライザ1及び容器3の公知の具体的構成と比較した場合の本質的な差についてのみ説明する。したがって、適切な具体的構成は、適宜当てはまる。
図5は、本発明の容器3の第2の実施形態を概略断面図で示している。第1の実施形態とは対照的に、この場合、半透過性要素34(図示せず)は、クロージャ24から分離してフロート36上に、又は、この中に配置されていて、可撓性管37を介してチャネル29、特にチャネル29の軸方向区分32に連結されている。
フロート36は、容器3内の流体2の表面上に常時浮いている。したがって、第2の実施形態により、容器3の位置とは無関係に脱気が可能である。さらに、フロート36を用いることにより、可能な限り容易な、即ち位置に無関係な曝気が可能である。その理由は、容器3がどのような位置にあっても容器3内のガス空間とチャネル29との間の直接的なガス結合を阻止する場合のある流体2は存在しないからであり、その結果、曝気において関連の流体2の圧力に打ち勝つだけで良い。
図6は、本発明の容器3の第3の実施形態を示している。フロート36及び可撓性管37に代えて、この場合、曝気装置28は、硬質又は剛性であり、好ましくは、管状の曝気要素38を有している。曝気要素38は、容器3の内部に、特に実質的に容器3の全長にわたって延び、好ましくは、チャネル29、及び、その軸方向区分32、及び(又は)、クロージャ24、及び、そのインサート26に直接連結されている。
曝気要素38は、好ましくは、管路として形成され、ガラス、又は、別の適当な材料から成っている。曝気要素38は、少なくとも1つ、好ましくは、複数個の曝気開口部39を有し、半透過性要素34(図示せず)が、これら曝気開口部の各々と関連している。その目的は、一方においては、曝気、及び(又は)、脱気を可能にし、他方において、曝気要素38内への流体2の流入、及び、曝気装置28を通る容器3からの流体2の流出を阻止することにある。代替的に、又は、追加的に、半透過性要素34又は材料は、曝気要素38内に配置されても良い。
好ましくは、曝気開口部39は、容器3のヘッド、及び、そのクロージャ24の付近、並びに、容器のベース21の付近に設けられる。加うるに、複数個の曝気開口部39が、好ましくは、容器ベース21の付近で、少なくとも実質的に半径方向平面内に延びる曝気要素38の側方区分40に形成されている。それにより、容器3の位置とは無関係に、非常に良好な曝気、及び(又は)、脱気が行われる。
図7は、本発明の容器3の第4の実施形態の概略断面図である。先の実施形態と比較して、曝気装置28は、図8のインサート26の拡大図に示されているように、曝気のための2つの別々の独立したチャネル29を有している。第3の実施形態と同様、曝気要素38が、好ましくは先の実施形態に一致して形成された各チャネル29に隣接して位置している。ただし、横方向区分40は設けられていない。曝気要素38の曝気開口部39は、半透過性要素34により覆われると共に閉鎖されており、半透過性要素34は、図6においても、分かりやすくするために図示されていない。
第4の実施形態の特定の利点は、複数個の平行なチャネル29が設けられているので、チャネル29が塞がれることがあっても、曝気が行われないということはないということにある。かくして、特に高い機能上の信頼性が保証される。このことを別として、特に第3の実施形態に関する上記説明は、第4の実施形態にそのまま当てはまる。
図9は、本発明の容器3の第5の実施形態の概略断面図である。容器3は、この実施形態では、流体2を収容する、特にプラスチック、例えば、ポリプロピレンで作られた内側容器41を有している。図示の例では、内側容器41は、クロージャ24とは別体に形成されている。好ましくは、内側容器41は、クロージャ24、及び、そのインサート26と一緒に、外側ケース23内に収納され、内側容器41は、クロージャ24、及び、そのインサート26と一緒に、好ましくは、流体2のための漏れ止め容器空間を形成するよう組み立てられ、結合され、又は、他の何らかの仕方で接合される。好ましくは、内側容器41は、クロージャ24と一緒に又はクロージャ24によって容器3内に固定される。
第5の実施形態では、チャネル29は、基本的には、図9に示すように半径方向区分33を1つしか有していない。この区分は、空間30を内側容器41と外側ケース23との間に形成された中間空間42に結合し、この区分は、特に環状の形態をしている。
内側容器41は、中間空間42への少なくとも1つの曝気開口部39、好ましくは、複数個の曝気開口部39を備えた状態で設計されており、これら曝気開口部は、図9に指示されているように関連の半透過性要素34により覆われ又は閉鎖されている。必要ならば、曝気開口部39をスリット等で形成しても良い。好ましくは、曝気開口部39は又、内側容器41の円筒面の周りに螺旋又は渦巻き状に、若しくは、ねじのように延びており、この内側容器は、好ましくは、容器3に対応して少なくとも実質的に長円形、且つ、円筒形のものとして設計されている。この場合、関連の半透過性要素34は、好ましくは、連続カバーストリップ等として形成され、特に内側容器41の外側に設けられている。かくして、容器のどのような位置においても、特に良好な曝気及び脱気を達成することができる。
第5の実施形態では、浸漬管35は、好ましくは、可撓性シリコーン管等で形成され、かかる管は、特に、インサート26又はその密封要素27に取り付けられ、若しくは、他の何らかの仕方でこれに連結されている。
チャネル29の代替例として、又は、これに加えて、曝気装置28は、全ての実施形態において、曝気装置28を開閉する弁(図示せず)を有するのが良い。具体的に言えば、弁及びかくして曝気装置28は、一時的にしか開かれず、したがって、上述の実施形態とは対照的に、容器3が開かれているとき、永続的には開かれない。
必要ならば、弁は、或る特定の圧力差を超えた場合にのみ開かれ、且つ(或いは)、上述の運動、即ち、特に、容器3、送出し要素9、及び(又は)、関連のホルダ6の流体抜き出し、流体送出し、圧力発生、及び(又は)、噴霧化の際に行われるストローク状運動中に一時的にしか開かれなくても良い。
弁(図示せず)は、好ましくは、クロージャ24に組み込まれている。しかしながら、代替的に又は追加的に、弁は、クロージャ24から離れて、容器3、例えば、ベース上に設けても良く、又は、円筒面側に設けても良く、或いは、容器3から分離してネブライザ1に設けられても良い。
別の形態(図示せず)によれば、曝気装置28を自動閉鎖メンブレン、自動閉鎖隔膜等により形成しても良い。この場合も又、曝気装置28は、必要ならば、クロージャ24上、又は、クロージャ24内に配置されても良く、或いは、これとは分離して、特に、容器3のベース上又は容器3の周面上に配置されても良い。
別の形態(図示せず)によれば、曝気装置28は、容器3の外側ケース23に設けられていて、容器3の流体空間4を曝気したり脱気したりする、特に半径方向の、好ましくは、閉鎖可能な曝気開口部39を更に有しても良い。
図10は、本発明の容器3及び本発明の関連のネブライザ1の一部を第6の実施形態として概略断面図で示している。
先の実施形態では、曝気装置28は、もっぱら容器3に配置されると共に形成されていた。第6の実施形態では、曝気装置28は、少なくとも一部又は全体がネブライザ1上に配置され又は形成され、したがって、容器3上には設けられていない。
第6の実施形態における曝気装置28は、送出し要素又は送出し管9に設けられたバイパスを有し、このバイパスは、特に好ましくは、長円形又はねじの形をした、ひだ部43、溝、平らな区分等により送出し管の外部に形成されている。かくして、バイパスも又、曝気装置28が開いているとき、特にクロージャ24の挿入領域又は空間30と容器3の内部との間の結合手段をなすために軸方向に延びている。この目的のため、密封要素27の付近には、チャネル29が更に設けられており、このチャネルは、好ましくは、半径方向に延びて密封要素27内のバイパスと容器3の内部との間の結合手段をなす。
好ましくは、バイパス(特にその軸方向位置及び長さに関して)、及び、チャネル29の軸方向配置並びに密封要素27の軸方向位置及び長さは、容器3及び密封要素27への送出し管9の相対運動が行われている場合、曝気装置28、即ち、容器3の内部と周囲との間のガス結合部が一時的にしか開かれないような仕方で互いに合わされている。第6の実施形態では、送出し管9は、この目的のため、流体の抜き出しのためのネブライザ1の引張り操作中及び引っ張り解除の際、即ち、流体2の圧力発生及び噴霧化中、容器3に対して軸方向に動くことができ又は変位可能である。この関係で、容器3は、例えば、ハウジング部品18内にしっかりと保持され、即ち、この中で軸方向に変位可能ではないように保持されるのが良い。しかしながら、これとは逆に、送出し管9をネブライザ1内に固定し、容器3が引張り操作及び引っ張り解除操作中、好ましくは、行程状に動くことができるようにすることも可能である。
容器3内における送出し管9の上述の好ましい相対運動により、送出し管9は、密封要素に対して、プライミングされたネブライザ1内で、即ち、流体の取出し後、及び、プライミング解除されたネブライザ1内で、即ち噴霧化行程後に2つの別々の端位置を取る。好ましくは、第6の実施形態では、曝気装置28の閉鎖は、2つの端位置のうちの少なくとも一方、好ましくは、両方の端位置で生じる。図示の例では、これは、2つの端位置では、所望に応じてバイパスの軸方向上方か軸方向下方かのいずれかに配置された送出し管9の一部が、送出し管9の2つの上述の端位置においてチャネル29と空間30との間の連結部の密封が生じるような仕方で、密封要素27、特に図10においてチャネル29の軸方向上方に配置された密封要素27の一部と協働することにより達成される。したがって、第6の実施形態では、曝気装置28は、好ましくは、引張り操作運動及び引っ張り解除運動中にのみ開き、即ち、一時的にしか開かれない。これにより、流体の蒸発が最小限に抑えられる。
流体の取出しのための引張り操作中、図11に示すように、バイパスの軸方向下に配置された送出し管9の一部及びチャネル29の軸方向下に配置された密封要素27の一部は、流体2を浸漬管35を介して送出し管9に形成されている送出しチャネル44中に吸い込むことができ、それにより、容器3から抜き出すことができるように気密的に作用する。
一形態(図示せず)によれば、半透過性要素34又は対応の半透過性材料は、バイパス内に配置され、即ち、特に、ひだ部43、溝、平らな区分等は、かかる半透過性材料で満たされてガスの通過だけが可能であるが、バイパスを通る流体2の流出は、阻止されるようになっている。
第6の実施形態では、バイパスは、送出し管9の外部に配置されている。しかしながら、原理的には、バイパスは、別の部品又は別の部位に配置されても良い。特に、バイパスは、送出し管9の内部に配置されるのが良い。これは、第7の実施形態及びそれ以降の実施形態に関して以下に説明する。
図11は、本発明の容器3及び本発明の関連のネブライザ1の一部を第11の実施形態として概略断面図で示している。バイパスは、この場合、曝気及び脱気のためにチャネル29により送出し管9内に形成されており、このチャネル29は、特に軸方向に、好ましくは送出しチャネル44に平行に延びている。原理的には、送出しチャネル44とチャネル29は、送出し管9内又は別の送出し要素内で互いに平行に延びるのが良い。しかしながら、好ましくは、チャネル29と送出しチャネル44は、互いに対して同心状に配置され、特に、チャネル29は、少なくともバイパスの形成に必要な軸方向長さにわたって送出しチャネル44を包囲している。
特に好ましくは、送出し管9は、内側管45及び外側管46から成り、これら管は、互いに対して同心状に配置されている。内側管45は、内部に送出しチャネル44を形成している。内側管45と外側管46との間の環状空間は、曝気チャネル29を形成している。
2本の管45,46は、好ましくは、これらの端部の付近の溶接により互いにしっかりと接合されている。しかしながら、2つの管45,46は、別の適当な方法、例えば接着、はんだ付け、変形等により互いに接合しても良い。
上述したような2本の管45,46、又は、それどころか、それ以上の数の部品から成る送出し管9の多部品設計は、必要ならば、特に導入部に記載された形式のネブライザ1又は別のネブライザ1では曝気及び脱気装置28とは無関係に採用することも可能である。特に、この関係で、送出し管9の曝気チャネル29を省いても良く、又は、密封しても良い。多部品設計により、特に送出し管9の安価、且つ(或いは)、寸法的に正確な製造が可能になる。
第7の実施形態では、送出し管9は、ホルダ6にしっかりと接合される。特に、送出し管9又はその外側管46は、この目的で、波形外側輪郭等を備えた保持領域47を備えている。送出し管9は、保持領域47と一緒にホルダ6の状態に射出成形される。かくして、ホルダ6は、好ましくは、確実なインターロック方式で保持領域47に係合する。かくして、送出し管9は、確実なインターロック方式でホルダ6内に軸方向に固定される。
図示の例の送出し管9は、好ましくは、チャネル29へのガス結合部を作るために、外側管46に設けられた半径方向曝気開口部39を有している。好ましくは、少なくとも1つの内側曝気開口部39(図11の記載では、容器3の付近で、その下に軸方向に設けられている)、及び、少なくとも1つの外側曝気開口部39(図11の記載では、密封要素27及びクロージャ24の外部でその上方に軸方向に設けられている)が、設けられる。内側、及び(又は)、外側曝気開口部39ではなく、外側管46は、チャネル29へのガス結合を可能にするために対応の領域で終端していても良い。
内側曝気開口部39は、曝気領域48に位置し、この曝気領域は、密封要素27に対して、容器3内に軸方向に配置されると共にクロージャ24及びそのインサート26により又は隣接の浸漬管35により、特に、V字形又は漏斗状幅広部により形成されている。曝気領域48は、容器3の内部、特に容器3内の流体2(図11では示されていない)の上方のガス空間と接触状態にある。
流体2が曝気領域48に流入して内側曝気開口部39を通ってチャネル29に入るのを阻止するため、曝気空間48は、好ましくは、容器3の内部に対し、かくして、流体2に対して半透過性要素34によって密封されている。図示の例では、少なくとも1つの半透過性要素34が、インサート26と浸漬管35との間に配置されている。さらに、自由端部を備えた送出し管9は、オプションとして、その内側管45が外側管46に対して軸方向に突き出た状態でのみ、浸漬管35との当接により、又は、これとの嵌合により曝気領域48を密封している。しかしながら、この場合、他の構造的解決策も可能である。
代替的に、又は、追加的に、半透過性要素34又は材料は、直接送出し管9又はチャネル29内に配置されても良い。
しかしながら、特に、内側曝気開口部39を密封要素27の下に設けることが、絶対に必要であるというわけではない。例えば、この構成は、第6の実施形態の場合のように、空間30の付近又は密封要素27の付近に採用しても良い。
上述したことから推測されるように、第7の実施形態では、第6の実施形態とは対照的に、送出し管9は、特にネブライザ1の引張り操作及び引っ張り解除中、流体の抜き出しのために容器3又はクロージャ24に対しては動かない。
送出し管9に形成されたチャネル29の寸法決め及び関連の要件に応じて、第7の実施形態としての曝気装置28は、容器3の穿刺及び開放後、即ち、送出し管9の挿入後、永続的に開かれたままであり、或いは、特に流体の取出し中にのみ又は或る特定の圧力差を超えた場合にのみ、一時的にしか開かれないようにしても良い。
チャネル29の外側端部及びチャネル29の外側(周りの大気側)曝気開口部39と関連した曝気装置28のシール49が、図11に非常に概略的に示されている。シール49は、特に曝気開口部39の一時的な半径方向覆い又は場合によっては互いに重ね合わされた複数個の曝気開口部39の一時的な半径方向覆いによりチャネル29の上述の一時的閉鎖、即ち、曝気装置28の閉鎖が可能である。
曝気装置28の開閉、即ち、特に外側曝気開口部39の一時的閉鎖のための種々の構造的解決策の使用が可能である。個々の構造的解決策について別の実施形態により且つ図12から図23を参照して以下に説明する。
図12は、本発明のネブライザ1(一部しか示さず)、及び、容器3の第8の実施形態の概略断面図である。シール49は、この場合、図13の拡大図で示されているばね要素50により対向して位置する外側(ネブライザ側)曝気開口部39に弾性的に押し付けられている。ばね要素50は、好ましくは、半径方向作動アーム51を有し、これら半径方向作動アームは、引張り操作中、即ち、駆動ばね7の引っ張り及び流体の抜き出しのためのホルダ6及び容器3の下方への行程運動中、シール49が外側曝気開口部39を自由にするような仕方でネブライザ1に設けられている作動部品52によりばね力に抗して撓められ又は作動される。引張り操作状態では、即ち、容器3の下方端位置では、作動アーム51は、作動部品52をこの場合も又持ち上げることができ、したがって、ばね要素50が、そのばね力により外側曝気開口部39を再び閉鎖するようになる。したがって、第12の実施形態では、もっぱら流体の抜き出し中及び引張り操作行程中、曝気装置28の一時的な開放が生じるに過ぎない。
図14は、本発明のネブライザ1(一部しか示さず)、及び、容器3の第9の実施形態の概略断面図である。この場合も又、好ましくは2つの外側の互いに逆に向いた曝気開口部39が、第8の実施形態と同様、ネブライザ側に設けられている。第8の実施形態とは対照的に、作動部品52は、閉鎖状態では送出し管9を包囲すると共に曝気開口部39を覆う環状シール49を有する。図15は、環状シール49を備えた作動部品52を別個の拡大図で示している。
作動要素52は、曝気開口部39を覆う位置では関連のばね要素50により弾性的に保持される。ネブライザ1をプライミングすると、作動要素52は、ばね要素50のばね力に抗して軸方向に変位し、それにより曝気開口部39が、少なくとも一時的に自由にされて開かれる。吸息状態、又は、プライミング状態では、曝気開口部39は、ばね要素50の復元力により再び閉じられる。第9の実施形態では、好ましくは、第8の実施形態に対応して、もっぱら引張り操作中及び流体の抜き出し中、曝気装置28の一時的な開放が生じるに過ぎない。
図16は、本発明のネブライザ1(一部しか示さず)、及び、容器3の第10の実施形態の概略断面図である。第10の実施形態では、曝気装置28は、好ましくは、閉鎖状態において外側曝気開口部39を覆ってこれを密封する少なくとも実質的に環状のシール49を有している。しかしながら、第9の実施形態とは対照的に、シール49は、好ましくは、送出し管9に固定的に取り付けられ、このシールは、シール49だけを記載した図17に示されているように、レバー53等を備えている。回転運動(ハウジング部品18の回転)は、ネブライザ1をプライミングしたときに生じ、この運動は、レバー53を半径方向平面内で旋回させ、それによりシール49を曝気開口部が自由にされるような仕方で変形させるために利用される。作動は、好ましくは、ネブライザ1の作動部品52等に設けられた突出部54によって行われる。作動後、曝気開口部39の閉鎖及び密封は、この場合も又、シール49を介してその弾性及び復元力により生じる。かくして、第10の実施形態では、好ましくは、特に容器3からの流体の抜き出し中にのみ、曝気装置28の一時的な開放が生じるに過ぎない。
図18は、本発明のネブライザ1(一部しか示さず)、及び、容器3の第11の実施形態を概略断面図で示している。第11の実施形態は、第9の実施形態にかなり似ている。しかしながら、第9の実施形態とは対照的に、第11の実施形態では、シール49は、曝気開口部39を直接的には密封せず、その代わり、送出し管9に固定的に設けられたカウンターシール55と協働する。
図示の閉鎖状態では、作動部品52は、カウンターシール55に対して軸方向に関連のばね要素50により、あらかじめ引っ張られており、したがって、シール49は、カウンターシール55に軸方向にぴったりと押し付けられるようになっている。かくして、閉鎖密封空間が、曝気開口部39の周りに形成されている。シール49は、オプションとして、送出し管9に対する半径方向密封を行うために送出し管9のための支承面となるように、又は、送出し管9への連結手段を構成する環状弾性フランジ等を有するのが良い。
外側曝気開口部39の開放のための曝気装置28及び密封空間の開放は、第9の実施形態と同様、ネブライザ1をプライミングしたときに生じる。引張り操作中、作動部品52は、ばね要素50の力に抗して軸方向に変位し、それにより、シール49は、カウンターシール55から軸方向に引っ込められる。この場合、プライミング状態では、ばね要素50は、再閉鎖を行う。かくして、第11の実施形態では、この場合も又、即ち、好ましくは、もっぱら流体の抜き出し中、曝気装置28の一時的な開放が生じるに過ぎない。
図19は、本発明のネブライザ1(一部しか示さず)、及び、容器3の第12の実施形態の概略断面図である。第12の実施形態では、ばね56が、受け入れ空間内に配置されており、このばねは、閉鎖及び密封位置においてシール(図示せず)を引っ張ってこれを送出し管9の外側曝気開口部39に当てる。作動部品52は、第9及び第11の実施形態と同様、引張り操作中、ばね要素50からの力に抗して軸方向に変位可能であり、したがって、少なくとも作動部品52、又は、関連のディスク57(図20に個別的に拡大された状態で示されている)に設けられた突起54が、ばね56の受け入れ空間に軸方向に嵌まり込んでシール(図示せず)を曝気開口部39が自由にされ、即ち、曝気装置28が開かれるような仕方で変形させ又は引っ込めることができるようになっている。第12の実施形態においても、好ましくは、特に、もっぱら引張り操作中、曝気装置28の一時的な開放が想定されているに過ぎない。
図21は、本発明のネブライザ1(一部しか示さず)の第13の実施形態の概略断面図であり、関連の容器3が省かれた状態を示す図である。第13の実施形態では、曝気装置28は、好ましくは、図22と同様に構成されたばね要素50を有し、このばね要素は、シール49を支持した作動アーム51及びばね要素50を送出し管、ホルダ6、及び(又は)、ネブライザ1の別の適当な部品に固定する少なくとも1つの保持区分58を備えている。
作動アーム51を弾性的に半径方向に撓ませることができ、この作動アームは、シール49を軸方向に越えて突き出た自由端部を備えている。曝気装置28を閉鎖すると、シール49は、特に曝気開口部39に半径方向に当たることによりこれを密封し、この場合、シール49は、関連の曝気開口部39を直接的に覆って密封するか、図21に示されていて曝気開口部39を包囲する非剛性中間部品59に当接することにより、間接的にそうするしかないようになっている。
曝気装置28は、作動部品52を更に有し、この作動部品は、第13の実施形態では、作動アーム51のための支承曲線部60を有している。図23は、支承曲線部60を備えた作動部品52を下から見た拡大図で示している。作動部品52は、容器3(ここでは図示せず)から遠ざかる方向に向いたホルダ6の側に配置され、特に、これと嵌合している。作動部品6は、引張り操作中、対応の半径方向突出部等(詳細には示さず)によりばね要素50に対して回転することができ、特に自由端部が支承曲線部60に当接した状態で位置する作動アーム51をシール49が曝気装置28を開放するよう曝気開口部39から又は少なくとも中間部品59から半径方向に持ち上げ可能であるような仕方で支承曲線部60から逸らすことができるようになっている。引張り操作後、シール49による曝気開口部39の閉鎖及び密封が、この場合も又、支承曲線部60の対応の形状によると共に(或いは)ばね要素50及び作動アーム51の復元力により生じる。必要ならば、作動アーム51を作動部品52により強制的に動かしても良い。
その結果、第13の実施形態では、特に引張り操作及び流体の抜き出し中にのみ、一時的な開放が想定されているに過ぎない。しかしながら、他の開放時期、及び(又は)、持続時間も又、実施可能であり、特に適当に改変された支承曲線部60による曝気装置28の永続的な開放を実現することができる。
外側曝気開口部39及びチャネル29の一時的な開放のための他の構造的解決策も可能であることは明らかである。特に、この目的のために、他の弁等を使用しても良い。
図24は、本発明のネブライザ1(一部しか示さず)、及び、容器3の第14の実施形態を概略断面図で示している。第13の実施形態では、ネブライザ1、特に容器3のホルダ6は、送出し要素又は送出し管9に加えて、第2の、特に管状の連結要素61を有しており、この連結要素は、容器3内への送出し管9の挿入時、クロージャ24等の対応の開口部に特に平行に同時に嵌まり、流体空間4の曝気のためのガス結合手段となる。特に、連結要素61は、引き続きホルダ6中に続く曝気装置28のチャネル29を形成し、このチャネルは、好ましくは、一方においては迅速な圧力補償を可能にし、他方において、拡散、蒸発等による流体2の損失をほんの僅かにすることができるようにするために、第1の実施形態から第5の実施形態と同様に寸法決めされている。チャネル29又は連結要素61は、好ましくは、流体側又は半透過性要素34を備えた流体空間4の側に設けられているが、これは、分かりやすくするために図24には示されていない。
好ましくは、連結要素61は、拡散、蒸発等による流体の損失を最小限に抑えるために、例えば送出し管9と同様に、クロージャ24に対して適切に密封されている。
一形態(図示せず)によれば、曝気及び脱気のための連結要素61及びチャネル29も又、ネブライザ1の別の部品によりホルダ6から分離した状態で形成されても良く、且つ(或いは)、容器3に、特に必要なベース側にクロージャ24とは無関係に係合しても良い。この場合、ベース容器21は、好ましくは、対応の適当なベース要素等を備える。
曝気装置28の可能な一時的にしか過ぎない開放は、種々の実施形態を参照して既に説明したように、容器3に対する送出し要素、特に送出し管9の運動によると共に、(或いは)、かかる運動中に生じる。代替的に又は追加的に、これは、容器3に対するホルダ6、及び(又は)、内側部品17の運動を伴い、或いは、ネブライザ1の別の部品に対する容器3の運動を伴う場合がある。かかる運動は、特に、流体の抜き出し、流体の送出し、圧力発生、及び(又は)、噴霧化のために役立つ場合がある。特に、かかる運動は、並進、及び(又は)、回転、及び(又は)、重ね合わせ、及び(又は)、行程状の運動であるのが良い。かかる運動は、上述したように、容器3又はクロージャ24の当初の開放、及び(又は)、曝気装置28の初期又は一時的な開放をもたらす場合がある。
別の形態(図示せず)によれば、ネブライザ1及び容器3は、迅速な圧力補償のために設計された曝気装置28に加えて、特に曝気装置28を閉じたときのゆっくりとした圧力補償、及び(又は)、温度又は周囲圧力の変化の場合の圧力補償のための圧力補償装置(図示せず)を更に有する。圧力補償装置は、オプションとして、好ましくは、特定の圧力差を超えた場合に開く弁として設計されても良い。
一般に、容器3は、好ましくは、本発明のネブライザ1内に挿入でき、即ち、ネブライザ1内に組み込むことができるということが指摘されるべきである。その結果、容器3は、好ましくは、別個の構造部品である。しかしながら、容器3は、理論的には、直接ネブライザ1により形成されても良く、又は、ネブライザの一部であっても良く、或いは、ネブライザ1内に違ったやり方で組み込まれても良い。
容器3は、好ましくは、滅菌状態又は滅菌可能である。特に好ましくは、閉鎖容器3は、適当に耐熱性であるよう設計されている。加うるに、クロージャ24は、容器3を好ましくは滅菌状態に維持する。
上述したように、説明した実施形態の個々の特徴、観点、及び(又は)、原理は、恣意的に互いに組み合わせ可能であり、又、特に図1及び図2の公知のネブライザと組み合わせ可能である。なお、かかる特徴等は、これに類似した、又は、他のネブライザにも利用できる。
自立型機器等とは対照的に、本発明のネブライザ1は、好ましくは、携帯可能であるように設計されており、特に、携帯型手動操作式器具である。
しかしながら、本発明の解決策は、本明細書において具体的に説明したネブライザ1だけではなく、他のネブライザ又は吸入器、例えば粉末吸入器又はいわゆる「計量型吸入器」にも利用できる。
特に好ましくは、ネブライザ1は、特に医療用エーロゾル治療のための吸入器として設計されている。しかしながら、変形例として、ネブライザ1は、他の目的のため、好ましくは、化粧用流体の噴霧化のために設計されていても良く、特に、香水又はフレグランス噴霧器として設計されていても良い。したがって、容器3は、例えば、医薬調合物又は化粧液、例えば香水等を収容する。
好ましくは、流体2は、上述したように液体であり、特に、水性又はエタノール系医薬調合物である。しかしながら、これは、別の医薬調合物、懸濁液等又は粒状配合物又は粉末であっても良い。
好ましくは医用流体2の好ましい成分、及び(又は)、調合物は、以下に一覧表示されている。上述したように、これらは、水性又は非水性溶液、混合物、エタノールを含み又は溶剤を含んでいない調合物等であるのが良い。流体2は、特に以下のものを含有することが好ましい。
医薬活性物質、物質調合物又は物質混合物として、欧州特許第1,003,478号明細書に開示されている全ての吸入可能な化合物、例えば吸入可能な巨大分子が用いられる。好ましくは、吸入目的で用いられる物質、物質調合物又は物質混合物が呼吸経路の病態を治療するために用いられる。
抗コリン作動薬、ベータミメティック(betamimetic(s))、ステロイド、ホスホジエストラーゼ(PDE)IV阻害薬、LTD4拮抗薬及びEGFRキナーゼ阻害薬、抗アレルギー薬、バッカクアルカロイドの誘導体、トリプタン、CGRP拮抗薬、ホスホジエステラーゼV阻害薬及びかかる活性物質の組み合わせ、例えばベータミメティック+抗コリン作動薬、又はベータミメティック+抗アレルギー薬から成る群から選択された医薬配合物が、本発明の関連において特に好ましい。好ましくは、活性物質のうちの少なくとも1種類は、化学的に結合された水を含む。好ましくは、抗アレルギー薬含有活性物質が、単一の調製剤又は組み合わせ調製剤の形態で用いられる。
以下は、活性成分又はその塩の例として具体的に記載されている。
使用可能な抗コリン作動薬は、好ましくは、チオトロピウムブロミド、オキシトロピウムブロミド、フルトロピウムブロミド、イプラトロピウムブロミド、グリコピロニウム塩、トロスピウムクロリド、トルテロジン、トロペノル2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロミド、スコピン2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロミドスコピン2−フルオロ−2,2−ジフェニラセテートメトブロミド、トロペノトル2−フルオロ−2,2−ジフェニルアセテートメトブロミド、トロペノル 3,3′,4,4′−テトラフルオロベンジレートメトブロミド、スコピン3,3′,4,4′−テトラフルオロベンジレートメトブロミド、トロペノル4,4′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、スコピン4,4′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、トロペノル3,3′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、スコピン3,3′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、トロペノル9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、トロペノル9−フルオロ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、スコピン9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、スコピン9−フルオロ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、トロペノル9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、スコピン9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、シクロプロピルトロピンベンジレートメトブロミド、シクロプロピルトロピン2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロミド、シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシ−シアンテーネ−9−カルボキシレートメトブロミド、シクロプロピルトロピン9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、シクロプロピルトロピン9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド、シクロプロピルトロピンメチル4,4′−ジフルオロベンジレートメトブロミド、トロペノル9−ヒドロキシ−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、スコピン9−ヒドロキシ−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、トロペノル9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、スコピン9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、トロペノル9−エチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド、トロペノル9−ジフルオロメチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトロブロミド及びスコピン9−ヒドロキシメチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド並びにオプションとしてこれらのラセミ化合物、エナンジアステレオマー又はジアステレオマーの形態及びオプションとして、これらの溶媒化合物、及び(又は)、水和物の形態の中から選択される。
使用可能なベータミメティックは、好ましくは、アルブテロール、バンブテロール、ビトルテロール、ブロクサテロール、カルブテロール、クレンブテロール、フェノテロール、ホルモテロール、ヘキソプレナリン、イブテロール、インダカテロール、イソエタリン、イソプレナリン、レボサルブタモル、マブテロール、メルアドリン、メタプロテレノール、オルチプレナリン、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、サルメテロール、サルメファモル、ソテレノート、スルホンテロール、チアラミド、テルブタリン、トルブテロール、CHF−1035、HOKU−81、KUL−1248、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ペニル)−エチラミノ]−ヘキシロキシ}−ブチル)−ベンゾルスルホナミド、5−[2−(5,6−ジエチル−インダン−2−イラミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、4−ヒドロキシ−7−[2−{[2−{[3−(2−フェニレトキシ)プロピル]スルホニル}エチル]−アミノ}エチル]−2(3H)−ベンゾチアゾロン、1−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−[4−(1−ベンジミダゾリル)2−メチル−2−ブチラミノ]エタノール、1−[3−(4−メトキシベンジル−アミノ)−4−ヒドロキシフェニル]−2−[4−(1−ベンジミダゾリル)−2−メチル−2−ブチラミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−N,N−ジメチラミノフェニル)−2−メチル−2−プロピラミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1.4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2−プロピラミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1.4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−n−ブチロキシフェニル)−2−メチル−2−プロピラミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1.4−ベンゾキサジン8−イル]−2−{4−[3−(4−メトキシフェニル)−1.2.4−トリアゾル−3−イル]−2−メチル−2−ブチラミノ}エタノール、5−ヒドロキシ−8−(1−ヒドロキシ−2−イソプロピラミノブチル)−2H−1.4−ベンゾキサジン−3−(4H)−オン、1−(4−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオルメチルフェニル)−2−ター−ブチラミノ)エタノール及び1−(4−エトキシカルボニル−アミノ−3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2−(ター−ブチラミノ)エタノール並びにオプションとしてこれらのラセミ化合物、エナンジアステレオマー又はジアステレオマーの形態、及び、オプションとして、これらの薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物、及び(又は)、水和物の形態の中から選択される。
使用可能なステロイドは、好ましくは、プレドニソロン、プレドニソン、ブチキソコルトプロピオネート、RPR−106541、フルニソリド、ベンクロメタソン、トリアンシノロン、ブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニド、ロフレポニド、ST−126、デキサメタソン、(S)−フルオロメチル 6α,9α−ジフルオロ−17α−[(2−フラニルカルボニル)オキシ]−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、(S)−(2−オキソ−テトラヒドロ−フラン−3S−イル) 6α,9α−ジフルオロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−プロピオニオキシ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート及びエチプレドノール−ジクロロアセテート(BNP−166)並びにオプションとしてこれらのラセミ化合物、エナンジアステレオマー又はジアステレオマーの形態、及び、オプションとして、これらの塩、かかる塩の誘導体、溶媒化合物、及び(又は)、水和物の形態の中から選択される。
使用可能なホスホジエストラーゼ(PDE)IV阻害薬は、好ましくは、エンプロフィリン、テオフィルリン、ロフルミラスト、アリフロ(チロミラスト)、CP−325,366、BY343、D−4396(Sch−351591)、AWD−12−281(GW−842470)、N−(3,5−ジクロロ−1−オキソ−ピリジン−4−イル)−4−ジフルオロメトキシ−3−シクロプロピルメトキシベンザミド、NCS−613、プマフェンチン、(−)p−[(4aR*,10bS*])−9−エトキシ−1,2,3,4,4a,10b−ヘキサヒドロ−8−メトキシ−2−メチルベンゾ[s][1,6]ナフチリジン−6−イル]−N,N−ジイソプロピルベンザミド、(R)−(+)−1−1(4−ブロモベンジル)−4−[3−シクロペンチロキシ]−4−メトキシフェニル]−2−ピルロリドン、3−(シクロペンチロキシ−4−メトキシフェニル)−1−(4−N′−[N−2−シアノ−S−メチル−イソチオウレイド]ベンジル)−2−ピルロリドン、シス[4−シアノ−4−(3−シクロペンチロキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン−カルボン酸]、2−カルボメトキシ−4−シアノ−4−(3−シクロプロピルメトキシ−4−ジフルオロメトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オン、シス[4−シアノ−4−(3−シクロプロピル−メトキシ−4−ジフルオロメトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オル]、(R)−(+)−エチル[4−(3−シクロペンチロキシ−4−メトキシフェニル)ピルロリジン−2−イリドン]アセテート、(S)−(−)−エチル[4−(3−シクロペンチロキシ]−4−メトキシフェニル)ピルロリジン−2−イリドン]アセテート、CDP840、ベイ−198004、D−4418、PD−168787、T−440、T2585、アロフィルリン、アチゾラン、V−11294A、C1−1018、CDC−801、CDC−3052、D−22888、YM−58997、Z−15370、9−シクロペンチル−5,6−ジヒドロ−7−エチル−3(2−チエニル)−9H−ピラゾロ[3,4−c]−1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン及び9−シクロペンチル−5,6−ジヒドロ−7−エチル−3−(ター−ブチル)−9H−ピラゾロ[3,4−c]−1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン並びにオプションとしてこれらのラセミ化合物、エナンジアステレオマー、又は、ジアステレオマーの形態、及び、オプションとして、これらの薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物、及び(又は)、水和物の形態の中から選択される。
使用可能なLTD4拮抗薬は、好ましくは、モンテルカスト、1−(((R)−(3−(2−(6,7−ジフルオロ−2−キノリニル)エテニル)フェニル)−3−(2−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)フェニル)チオ)メチルシクロプロパン−酢酸、1(((1(R)−3(3−(2−(2,3−ジクロロチエノ[3,2−b]ピリジン−5−イル)−(E)エテニル)フェニル)−3−(2−(1−ヒドロキシ−1−メチレチル)フェニル)プロピル)チオ)メチル)シクロプロパン−酢酸、プランルカスト、ザフィルルカスト、[2−[[2−(4−ター−ブチル−2−チアゾリル)−5−ベンゾフラニル]オキシメチル]フェニル]酢酸、MCC−847(ZD−3523)、MN−001、MEN−90507(LM−1507)、VUF−5078、VUF−K−8707及びL−733321並びにオプションとしてこれらのラセミ化合物、エナンジアステレオマー又はジアステレオマーの形態、及び、オプションとして、これらの薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物、及び(又は)、水和物の形態の中から選択される。
使用可能なEGFRキナーゼ阻害薬は、好ましくは、セツキマブ(cetuximab )、トラスツズマブ(trastuzumab )、ABX−EGF、マブ(Mab )ICR−62、4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(モルフォニン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−{[4−(モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−シクロペンチロキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{[4−((R)−6−メチル−2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−[(S)−(テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ]−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[2−((S)−6−メチル−2−メチル−2−モルフォリン−4−イル)−エトキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−[N−(2−メトキシ−エチル)−N−メチル−アミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−({4−[N−(テトラヒドロピラン−4−イル)−N−メチル−アミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−シクロプロピルメトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−({4−[N−(2−メトキシ−エチル)−N−メチル−アミノ]−1−オキソ−2−ブテン−1−イル}アミノ)−7−シクロペンチロキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジメチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−[(R)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6,7−ビス−(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−(4−ヒドロキシ−フェニル)−7H−ピルロロ[2,3−d]ピリミジン、3−シアノ−4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(N,N−ジメチルアミノ)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−エトキシ−キノリン、4−[(R)−(1−フェニル−エチル)アミノ]−6−{[4−((R)−6−メチル−2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ]−6−{[4−(モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−7−[(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−{[4−(5,5−ジメチル−2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−1−オキソ−2−ブテン−1−イル]アミノ}−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{2−[4−(2−オキソ−モルフォリン−4−イル)−ピペリジン−1−イル]−エトキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−アミノ−シクロヘキサン−1−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−メタネスルフォニラミノ−シクロヘキサン−1−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロピラン−3−イロキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イロキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(ピペリジン−3−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[1−(2−アセチラミノ−エチル)−ピペリジン−4−イロキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロピラン−4−イロキシ)−7−エトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{トランス−4−[(モルフォリン−4−イル)カルボニラミノ]−シクロヘキサン−1−イロキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(ピペリジン−1−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イロキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−{N−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−エタンスルホニラミノ−シクロヘキサン−1−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−メタネスルフォニル−ピペリジン−4−イロキシ)−7−(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−(2−メトキシ−アセチル)−ピペリジン−4−イロキシ]−7−(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(テトラヒドロピラン−4−イロキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(シス−4−{N−[(ピペリジン−1−イル)カルボニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{シス−4−[(モルフォリン−4−イル)カルボニラミノ]−シクロヘキサン−1−イロキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[2−(2−オキソピルロリジン−1−イル)エチル]−ピペリジン−4−イロキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(1−アセチル−ピペリジン−4−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(1−メチル−ピペリジン−4−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−(1−メタネスルフォニル−ピペリジン−4−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−メチル−ピペリジン−4−イロキシ)−7(2−メトキシ−エトキシ)−キナゾリン、4−[(3−エチニル−フェニル)アミノ]−6−{1−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−ピペリジン−4−イロキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−アミノ]−6−{1−[N−メチル−N−2−メトキシエチル−アミノ]カルボニル]−ピペリジン−4−イロキシ}−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−エチル−ピペリジン−4−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[シス−4−(N−メタネスルフォニル−N−メチル−アミノ)−シクロヘキサン−1−イロキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[シス−4−(N−アセチル−N−メチル−アミノ)−シクロヘキサン−1−イロキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−メチラミノ−シクロヘキサン−1−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[トランス−4−(N−メタネスルフォニル−N−メチル−アミノ)−シクロヘキサン−1−イロキシ]−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−ジメチラミノ−シクロヘキサン−1−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(トランス−4−{N−[(モルフォリン−4−イル)カルボニル]−N−メチル−アミノ}−シクロヘキサン−1−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−[2−(2,2−ジメチル−6−オキソ−モルフォリン−4−イル)−イロキシ]−7−[(S)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ]−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−メタネスルフォニル−ピペリジン−4−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン、4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−(1−シアノ−ピペリジン−4−イロキシ)−7−メトキシ−キナゾリン及び4−[(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)アミノ]−6−{1−[(2−メトキシエチル)カルボニル]−ピペリジン−4−エトキシ}−7−メトキシ−キナゾリン並びにオプションとしてこれらのラセミ化合物、エナンジアステレオマー又はジアステレオマーの形態、及び、オプションとして、これらの薬理学的に容認できる酸添加塩、溶媒化合物、及び(又は)、水和物の形態の中から選択される。
酸添加塩、即ち、化合物が形成できる可能性のある薬理学的に容認できる酸を含む塩は、例えば、ヒドロクロリド(塩酸塩)、ヒドロブロミド(臭化水素酸塩)、ヒドリオジド(沃化水素酸)、ヒドロスルフェート(重硫酸塩)、ヒドロホスフェート、ヒドロメタンスルホネート、ヒドロニトレート、ヒドロマレアート、ヒドロアセテート、ヒドロベンゾエート、ヒドロシトレート、ヒドロフマレート、ヒドロタルトレート、ヒドロオキサレート、ヒドロスクシネート、ヒドロベンゾエート及びヒドロ−p−トルエンスルホネート、好ましくは、ヒドロクロリド(塩酸塩)、ヒドロブロミド(臭化水素酸塩)、ヒドロスルフェート(重硫酸塩)、ヒドロホスフェート、ヒドロフマレート及びヒドロメタンスルホネート、ヒドロニトレート、ヒドロマレアートである。
抗アレルギー薬の例は、クロモグリク酸二ナトリウム、ネドルロミルである。
バッカクアルカロイドの誘導体の例は、ジヒドロエルゴタミン、エルゴタミンである。
吸入のため、上述した活性物質、塩、エステル、及び、これら活性物質、塩、エステルの組合せを含む薬剤、医薬調合物、及び、混合物を用いることが可能である。
非引張り操作状態にある公知のネブライザの非概略断面図である。 図1と比較して、90°回転させた状態の引張り操作状態にある公知のネブライザの概略断面図である。 第1の実施形態としての本発明の容器の概略断面図である。 図3の容器のクロージャを示す図である。 第2の実施形態としての本発明の容器の概略断面図である。 第3の実施形態としての本発明の容器の概略断面図である。 第4の実施形態としての本発明の容器の概略断面図である。 図7の容器のクロージャを示す図である。 第5の実施形態としての本発明の容器の概略断面図である。 第6の実施形態としての本発明の容器及び本発明のネブライザの幾つかの部分の概略断面図である。 第7の実施形態としての本発明の容器及び本発明のネブライザの幾つかの部分の概略断面図である。 第8の実施形態としての本発明の容器及び本発明のネブライザの幾つかの部分の概略断面図である。 図12のネブライザの一部の拡大断面図である。 第9の実施形態としての本発明の容器及び本発明のネブライザの幾つかの部分の概略断面図である。 図14のネブライザの一部の拡大断面図である。 第10の実施形態としての本発明の容器及び本発明のネブライザの幾つかの部分の概略断面図である。 図16のネブライザの一部の拡大断面図である。 第11の実施形態としての本発明の容器及び本発明のネブライザの幾つかの部分の概略断面図である。 第12の実施形態としての本発明の容器及び本発明のネブライザの幾つかの部分の概略断面図である。 図16のネブライザの一部の拡大断面図である。 第13の実施形態としての本発明のネブライザの一部の概略断面図である。 図21のネブライザのばね要素の斜視図である。 図21のネブライザの作動部品の下から見た斜視図である。 第14の実施形態としての本発明の容器及び本発明のネブライザの幾つかの部分の概略断面図である。
符号の説明
1 ネブライザ
2 流体
3 容器
4 袋
5 圧力発生器
6 ホルダ
7 駆動ばね
8 ロック要素
9 運搬管
10 逆止弁
11 圧力チャンバ
12 放出ノズル
13 マウスピース
14 エーロゾル
15 空気供給開口部
16 上側ハウジング部品
17 内側部部品
17a 内側部品の上側部分
17a 内側部品の上側部分
18 ハウジング部品(下側部品)
19 保持要素
20 ばね(下側ハウジング部品のばね)
21 容器ベース
22 穿刺要素
23 外側ケース
24 クロージャ
25 シール
26 インサート
27 密封要素
28 曝気装置
29 チャネル
30 空間
31 環状区分
32 軸方向区分
33 半径方向区分
34 半透過性要素
35 浸漬管
36 フロート
37 可撓性管
38 曝気要素
39 曝気開口部
40 区分
41 内側容器
42 中間空間
43 ひだ部
44 送出しチャネル
45 内側管
46 外側管
47 保持領域
48 曝気領域
49 シール
50 ばね要素
51 作動アーム
52 作動部品
53 レバー
54 突出部
55 カウンターシール
56 ばね
57 ディスク
58 保持区分
59 中間部品
60 支承曲線部
61 連結要素

Claims (63)

  1. 流体(2)の流体空間(4)を備えた、好ましくは、挿入可能な容器(3)を有する流体(2)用ネブライザ(1)であって、前記容器(3)は、剛性でガス密の外側ケース(23)及び特に、前記容器(3)からの流体の取出しのための前記ネブライザ(1)の送出し要素、例えば、送出し管(9)を連結し又は挿入することにより開かれるクロージャ(24)を有し、前記ネブライザ(1)が、前記容器(3)を曝気する曝気装置(28)を有する、ネブライザにおいて、
    前記曝気装置(28)は、前記容器(3)内の前記流体空間(4)の直接的抜去を可能にするよう設計されている、
    ことを特徴とするネブライザ。
  2. 前記容器(3)、前記送出し要素、関連のホルダ(6)、前記ネブライザ(1)の別の部品のうちの少なくとも1つは、流体の取出し中、流体の送出し中、圧力発生中、噴霧化中のうちの少なくともいずれか1つの間に、好ましくは、行程状運動を行うことを特徴とする、請求項1記載のネブライザ。
  3. 前記ネブライザは、前記曝気装置(28)が前記運動により開かれると共に(或いは)前記曝気装置が前記運動中に一時的にしか開かれないように設計されていることを特徴とする、請求項2記載のネブライザ。
  4. 前記曝気装置(28)は、前記曝気装置を一時的に開いて閉じることができ、或いは、開き又は閉じることができるよう設計されていることを特徴とする、請求項1から3のうちいずれか一に記載のネブライザ。
  5. 前記曝気装置(28)は、前記クロージャ(24)を最初に開き又は穿刺したとき、及び、流体(2)の最初の取出し後のうちの少なくとも一方のときに、前記流体空間(4)の連続抜去を可能にするよう設計されていることを特徴とする、請求項1又は2記載のネブライザ。
  6. 前記ネブライザ(1)は、前記曝気装置(28)が、前記ネブライザ(1)の前記送出し要素、前記ネブライザ(1)の前記容器(3)のホルダ(6)、前記ネブライザ(1)の内側部品(17)、前記容器(3)に対する前記ネブライザ(1)の別の部品のうちの少なくとも1つの運動により、或いは、それらの運動中にのみ、開かれるように設計されており、特に、前記内側部品(17)は、流体取出し、流体送出し、圧力発生、噴霧化のうちの少なくとも1つのために、前記容器(3)に対して動くことができることを特徴とする、請求項1から5のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  7. 前記運動は、並進運動、特に、行程状運動、回転運動の少なくとも一方であることを特徴とする、請求項2、3又は6記載のネブライザ。
  8. 前記曝気装置(28)は、前記容器(3)とは別体として前記ネブライザ(1)上に配置されると共に(或いは)形成されていることを特徴とする、請求項1から7のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  9. 前記曝気装置(28)は、前記容器(3)、特に前記クロージャ(24)内に組み込まれていることを特徴とする、請求項1から7のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  10. 前記曝気装置(28)は、前記曝気装置が、前記送出し要素の連結又は導入により開かれるように設計されていることを特徴とする、請求項1から9のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  11. 前記曝気装置(28)は、前記流体空間(4)が、前記容器(3)の位置とは無関係に曝気されたり脱気されたりするように設計されていることを特徴とする、請求項1から10のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  12. 前記外側ケース(23)は、特に、全体がガラス、金属、又は、ガス密プラスチック材料で作られていることを特徴とする、請求項1から11のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  13. 前記流体(2)は、直接前記外側ケース(23)内に注ぎ込まれ又は前記外側ケースと接触状態にあることを特徴とする、請求項1から12のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  14. 前記流体空間(4)は、デフレート可能ではなく、特に、変形しないように設計されていることを特徴とする、請求項1から13のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  15. 前記クロージャ(24)は、前記容器(3)のキャップを形成すると共に、(或いは)、好ましくは、プラスチックで作られていて、前記外側ケース(23)内に挿入されるインサート(26)を有することを特徴とする、請求項1から14のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  16. 前記クロージャ(24)は、前記送出し要素のための密封要素(27)、特に隔膜を有し、特に、前記送出し要素は、前記容器(3)又は前記クロージャ(24)が開いているとき、前記密封要素(27)を貫通することを特徴とする、請求項1から15のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  17. 前記クロージャ(24)は、特に金属箔で作られたガス密カバー又はシール(25)を有することを特徴とする、請求項1から16のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  18. 前記曝気装置(28)は、前記流体空間(4)を前記密封要素(27)と前記カバー又はシール(25)との間の空間(30)に連結するチャネル(29)を有することを特徴とする、請求項16又は17記載のネブライザ。
  19. 前記曝気装置(28)は、好ましくは、平均直径又は水力直径が0.01mmから1mmのチャネル(29)を有することを特徴とする、請求項1から18のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  20. 前記チャネル(29)は、前記送出し要素、又は、前記送出し要素のための挿入開口部を環状、螺旋状、蛇行状又はジグザグ状に包囲することを特徴とする、請求項18又は19記載のネブライザ。
  21. 前記チャネル(29)の長さは、前記チャネルの直径の10倍から1000倍であると共に、(或いは)、実質的に5mmからから50mmであることを特徴とする、請求項18から20のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  22. 前記チャネル(29)は、少なくとも区分区分が、前記クロージャ(24)のキャップ又はインサート(26)と前記クロージャ(24)のカバー又はシール(25)との間に配置され又は形成されていることを特徴とする、請求項18から21のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  23. 前記曝気装置(28)は、好ましくは、前記クロージャ(24)内に組み込まれた弁を有することを特徴とする、請求項1から22のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  24. 前記弁は、前記運動により開かれると共に、(或いは)、前記運動中一時的にしか開かれないことを特徴とする、請求項2又は23記載のネブライザ。
  25. 前記弁は、前記送出し要素又は前記ネブライザ(1)内の前記容器(3)のためのホルダ(6)により開かれることを特徴とする、請求項23又は24記載のネブライザ。
  26. 前記曝気装置(28)は、前記送出し要素に設けられていて、特に前記送出し要素に設けられた、好ましくは、長手方向に、又は、螺旋状に延びるひだ部(43)、溝、又は、平らな区分により形成されたバイパスを有し、又は、前記送出し要素中の前記曝気のためのチャネル(29)を有することを特徴とする、請求項1から25のうちいずれか一に記載のネブライザ。
  27. 前記送出し要素は、前記チャネル(29)の形成のために2重壁設計のものであり、特に、内側管(45)、及び、外側管(46)から構成されていることを特徴とする、請求項26記載のネブライザ。
  28. 前記外側管(46)は、前記内側管(45)と比較して容器側端部が短くされており、特に、前記内側管(45)のための容器側シールの外部で終端していることを特徴とする、請求項27記載のネブライザ。
  29. 前記外側管(46)は、少なくとも1つの、特に半径方向の、好ましくは、閉鎖可能な曝気開口部(39)を有することを特徴とする、請求項27又は28記載のネブライザ。
  30. 前記曝気装置(28)は、前記ネブライザ側に設けられた少なくとも1つの曝気開口部(39)を有し、前記曝気開口部は、好ましくは、シール(49)によって開閉可能であることを特徴とする、請求項1から29のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  31. 前記シール(49)は、前記運動により開かれると共に、(或いは)、前記運動中に一時的にしか開かれないことを特徴とする、請求項2又は30記載のネブライザ。
  32. 前記容器(3)は、好ましくは、容器ベース(21)に達する浸漬管(35)を有し、前記送出し要素、特に前記送出し要素の内側管(45)を前記クロージャ(24)内への挿入の際又はこれへの連結の際、前記浸漬管(35)に連結可能であることを特徴とする、請求項1から31のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  33. 前記曝気装置(28)は、前記送出し要素に加えて、前記曝気のために前記容器(3)又は前記クロージャ(24)内に挿入可能であり、又は、これに連結可能である特に管状の連結要素(61)を有することを特徴とする、請求項1から32のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  34. 前記曝気装置(28)は、液体を通さないが、ガスを通すことができ、好ましくは、前記流体空間(4)と関連している半透過性要素(34)を有し、特に、前記半透過性要素(34)は、前記曝気装置(28)の連結状態のチャネル(29)、弁、又は、バイパスに関して流体側に配置されていることを特徴とする、請求項1から33のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  35. 前記容器(3)、及び前記曝気装置(28)のうちの少なくとも一方は、好ましくは、機械的作用、及び、手動による作動のうちの少なくとも一方によってしか開くことができないことを特徴とする、請求項1から34のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  36. 前記曝気装置(28)は、流体の前記取出し中、及び、取出し後のうちの少なくとも一方において、圧力が、特に20hPaの圧力補償に関しせいぜい60秒の半減時間で迅速に補償されるよう設計されていることを特徴とする、請求項1から35のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  37. 前記ネブライザ(1)、又は、前記容器(3)は、迅速な圧力補償のため、前記曝気装置(28)に加えて、特に、曝気装置(28)が閉じられた場合、及び、温度変化又は周囲圧力の変化の間のうちの少なくとも一方の間、ゆっくりとした圧力の補償のための圧力補償装置を有することを特徴とする、請求項1から36のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  38. 前記ネブライザ(1)は、特に、医学的エーロゾル治療のための吸入器又は化粧目的で、特に香水噴霧器として設計されていることを特徴とする、請求項1から37のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  39. 前記容器(3)は、請求項40から63のうちいずれか一の記載に従って設計されていることを特徴とする、請求項1から38のうちいずれか一項に記載のネブライザ。
  40. 特にネブライザ(1)用の容器(3)であって、流体(2)のための流体空間(4)と、剛性でガス密の外側ケース(23)と、クロージャ(24)と、曝気装置(28)とを有し、前記クロージャ(24)が、特に前記容器(3)からの流体(2)の取出しのための送出し要素、例えば、送出し管(9)の連結により、又は、挿入により開かれる、容器において、
    前記曝気装置(28)は、前記流体空間(4)の直接的な曝気を可能にするよう設計されていることを特徴とする容器。
  41. 前記外側ケース(23)は、ガラス、金属又はガス密プラスチック材料で作られていることを特徴とする、請求項40記載の容器。
  42. 前記流体(2)は、直接前記外側ケース(23)内に注ぎ込まれ、又は、前記外側ケースと接触状態にあることを特徴とする、請求項40又は41記載の容器。
  43. 前記流体空間(4)は、デフレート可能ではなく、特に、変形しないように設計されていることを特徴とする、請求項40又は42記載の容器。
  44. 前記曝気装置(28)は、前記クロージャ(24)内に組み込まれ、好ましくは、前記曝気装置(28)は、前記送出し要素の連結により、又は、挿入により開かれることを特徴とする、請求項40から43のうちいずれか一に記載の容器。
  45. 前記クロージャ(24)は、前記容器のキャップを形成すると共に、(或いは)、好ましくは、プラスチック材料で作られていて、前記外側ケース(23)内に挿入されるインサート(26)を有することを特徴とする、請求項40から44のうちいずれか一項に記載の容器。
  46. 前記クロージャ(24)は、前記送出し要素のための密封要素(27)、特に隔膜を有し、特に、前記送出し要素は、前記容器(3)、又は、前記クロージャ(24)が開いているとき、前記密封要素(27)を貫通することを特徴とする、請求項1から15のうちいずれか一項に記載の容器。
  47. 前記クロージャ(24)は、特に金属箔で作られたガス密カバー又はシール(25)を有することを特徴とする、請求項40から46のうちいずれか一項に記載の容器。
  48. 前記曝気装置(28)は、前記流体空間(4)を前記密封要素(27)と前記カバー又はシール(25)との間の空間(30)に連結するチャネル(29)を有することを特徴とする、請求項46又は47記載の容器。
  49. 前記曝気装置(28)は、好ましくは、平均直径又は水力直径が0.01mmから1mmのチャネル(29)を有することを特徴とする、請求項40から48のうちいずれか一項に記載の容器。
  50. 前記送出し要素の前記チャネル(29)は、前記送出し要素のための導入開口部を環状又は螺旋状に包囲することを特徴とする、請求項48又は49記載の容器。
  51. 前記チャネル(29)の長さは、前記チャネルの直径の10倍から1000倍であると共に、(或いは)、実質的に5mmから50mmであることを特徴とする、請求項48から50のうちいずれか一項に記載の容器。
  52. 前記チャネル(29)は、少なくとも区分区分が、前記クロージャ(24)のキャップ又はインサート(26)と前記クロージャ(24)のカバー又はシール(25)との間に配置され又は形成されていることを特徴とする、請求項48から51のうちいずれか一項に記載の容器。
  53. 前記曝気装置(28)は、特に前記クロージャ(24)、容器側壁又は容器ベース(21)に組み込まれた弁を有することを特徴とする、請求項40から52のうちいずれか一項に記載の容器。
  54. 前記曝気装置(28)は、特に前記容器(3)のベース(21)に設けられた前記曝気のために穿刺可能な自己密封性メンブレンを有することを特徴とする、請求項40から53のうちいずれか一項に記載の容器。
  55. 前記容器(3)は、好ましくは容器ベース(21)まで延びる浸漬管(35)を有し、前記送出し要素、特に、前記送出し要素の内側管(45)を前記クロージャ(24)内への挿入の際又はこれへの連結の際、前記浸漬管(35)に連結可能であることを特徴とする、請求項40から54のうちいずれか一項に記載の容器。
  56. 前記曝気装置(28)は、前記流体(2)と直接的な接触状態にあり、且つ、液体を通さないが、ガスを通すことができる半透過性要素(34)を有することを特徴とする、請求項40から55のうちいずれか一項に記載の容器。
  57. 前記半透過性要素(34)は、前記曝気装置(28)の連結状態のチャネル(29)、弁又はバイパスに関して流体側に配置されていることを特徴とする、請求項56記載の容器。
  58. 前記容器(3)及び(又は)前記曝気装置(28)は、好ましくは、機械的作用及び(又は)手動による作動によってしか開くことができないことを特徴とする、請求項40から57のうちいずれか一項に記載の容器。
  59. 前記曝気装置(28)は、流体の前記取出し中、及び、取出し後のうちの少なくとも一方において、圧力が、特に20hPaの圧力補償に関し、せいぜい60秒の半減時間で迅速に補償されるよう設計されていることを特徴とする、請求項40から58のうちいずれか一項に記載の容器。
  60. 前記容器(3)は、迅速な圧力補償のため、前記曝気装置(28)に加えて、特に曝気装置(28)が閉じられた場合、及び、温度変化又は周囲圧力の変化の際のうちの少なくとも一方において、ゆっくりとした圧力の補償のための圧力補償装置を有することを特徴とする、請求項40から59のうちいずれか一項に記載の容器。
  61. 前記曝気装置(28)は、前記容器(3)が、その位置とは無関係に曝気されたり脱気されたりするように設計されていることを特徴とする、請求項40から60のうちいずれか一項に記載の容器。
  62. 前記容器(3)は、特に医学的エーロゾル治療のために流体(2)として薬剤を収容し、又は、流体(2)として化粧液、特に、香水を収容していることを特徴とする、請求項40から62のうちいずれか一項に記載の容器。
  63. 前記容器(3)は、滅菌され、又は、滅菌可能であると共に、(或いは)、前記クロージャ(24)により滅菌状態で密閉されることを特徴とする、請求項40から62のうちいずれか一項に記載の容器。
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