JPH05192078A - 貯蔵容器 - Google Patents
貯蔵容器Info
- Publication number
- JPH05192078A JPH05192078A JP4159291A JP15929192A JPH05192078A JP H05192078 A JPH05192078 A JP H05192078A JP 4159291 A JP4159291 A JP 4159291A JP 15929192 A JP15929192 A JP 15929192A JP H05192078 A JPH05192078 A JP H05192078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage container
- membrane
- enclosure
- impermeable
- wall
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G3/00—Storing bulk material or loose, i.e. disorderly, articles
- B65G3/02—Storing bulk material or loose, i.e. disorderly, articles in the open air
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23B—PRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
- A23B7/00—Preservation or chemical ripening of fruit or vegetables
- A23B7/14—Preserving or ripening with chemicals not covered by groups A23B7/08 or A23B7/10
- A23B7/144—Preserving or ripening with chemicals not covered by groups A23B7/08 or A23B7/10 in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor
- A23B7/148—Preserving or ripening with chemicals not covered by groups A23B7/08 or A23B7/10 in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor in a controlled atmosphere, e.g. partial vacuum, comprising only CO2, N2, O2 or H2O
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23B—PRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
- A23B9/00—Preservation of edible seeds, e.g. cereals
- A23B9/16—Preserving with chemicals
- A23B9/18—Preserving with chemicals in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor
- A23B9/20—Preserving with chemicals in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor in a controlled atmosphere, e.g. partial vacuum, comprising only CO2, N2, O2 or H2O
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L3/00—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
- A23L3/34—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals
- A23L3/3409—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor
- A23L3/3445—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor in a controlled atmosphere comprising other gases in addition to CO2, N2, O2 or H2O
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D71/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D71/06—Organic material
- B01D71/30—Polyalkenyl halides
- B01D71/32—Polyalkenyl halides containing fluorine atoms
- B01D71/36—Polytetrafluoroethene
Landscapes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Zoology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Packages (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 実用的で且つ殺虫剤を使用する必要のない穀
類等を貯蔵するための貯蔵容器を提供する。 【構成】 生産物を貯蔵するための透湿性且つ不通気性
膜からなる不通気性エンクロージャを有し、前記エンク
ロージャが立壁を提供するための手段と生産物を導入す
るための密封性入口とを有する制御された環境中に生産
物を貯蔵するための容器。 【効果】 本発明の穀類や他の生産物を貯蔵するための
容器では、穀類が呼吸及び乾燥でき、そして凝縮やカビ
の成長を防止することができる。膜は、酸素ガス不透過
性であり、穀類内の害虫により酸素が消費されるにつれ
て酸素濃度が減少した雰囲気となる。虫はこのような低
酸素濃度では生存できない。したがって、化学殺虫剤を
使用することなく害虫から穀類を保護できる。
類等を貯蔵するための貯蔵容器を提供する。 【構成】 生産物を貯蔵するための透湿性且つ不通気性
膜からなる不通気性エンクロージャを有し、前記エンク
ロージャが立壁を提供するための手段と生産物を導入す
るための密封性入口とを有する制御された環境中に生産
物を貯蔵するための容器。 【効果】 本発明の穀類や他の生産物を貯蔵するための
容器では、穀類が呼吸及び乾燥でき、そして凝縮やカビ
の成長を防止することができる。膜は、酸素ガス不透過
性であり、穀類内の害虫により酸素が消費されるにつれ
て酸素濃度が減少した雰囲気となる。虫はこのような低
酸素濃度では生存できない。したがって、化学殺虫剤を
使用することなく害虫から穀類を保護できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部雰囲気からのガス
の侵入を防いで制御された環境中に生産物を貯蔵するた
めの貯蔵容器に関する。この貯蔵容器は、農業生産物
(例えば、作物穀草や野菜)及び木材製品等の腐りやす
い天然生産物(とりわけセルロース系生産物)を貯蔵す
るために特に有用である。
の侵入を防いで制御された環境中に生産物を貯蔵するた
めの貯蔵容器に関する。この貯蔵容器は、農業生産物
(例えば、作物穀草や野菜)及び木材製品等の腐りやす
い天然生産物(とりわけセルロース系生産物)を貯蔵す
るために特に有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、小麦、大麦や他の穀類等の穀物
は、使用又は出荷のための待機用サイロに貯蔵されてい
る。貯蔵前、一般的に、菌の成長を避けるために、湿分
を約15%まで減少させている。虫の害から保護するた
めに、貯蔵サイロに入れるときに殺虫剤を噴霧したり、
燻蒸したりすることがある。
は、使用又は出荷のための待機用サイロに貯蔵されてい
る。貯蔵前、一般的に、菌の成長を避けるために、湿分
を約15%まで減少させている。虫の害から保護するた
めに、貯蔵サイロに入れるときに殺虫剤を噴霧したり、
燻蒸したりすることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、殺虫剤
を使用すると穀類に残留する恐れがあることから望まし
くない。本発明の目的は、実用的で且つ上記の問題を軽
減する貯蔵容器の構成を提供することである。
を使用すると穀類に残留する恐れがあることから望まし
くない。本発明の目的は、実用的で且つ上記の問題を軽
減する貯蔵容器の構成を提供することである。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、制御された環境中に生産物を貯蔵するための容器で
あって、前記容器が、生産物を貯蔵するための透湿性
(water−vopour−permeable)且
つ不通気性(gas−impermeable)膜(m
embrane)からなるガス不透過性エンクロージャ
を有し、前記エンクロージャが立壁を提供するための手
段と生産物を導入するための密封可能入口とを有するこ
とを特徴とする貯蔵容器が提供される。
ば、制御された環境中に生産物を貯蔵するための容器で
あって、前記容器が、生産物を貯蔵するための透湿性
(water−vopour−permeable)且
つ不通気性(gas−impermeable)膜(m
embrane)からなるガス不透過性エンクロージャ
を有し、前記エンクロージャが立壁を提供するための手
段と生産物を導入するための密封可能入口とを有するこ
とを特徴とする貯蔵容器が提供される。
【0005】透湿性、不通気性膜を使用して生産物を貯
蔵するためのエンクロージャを形成すると、エンクロー
ジャの内部から水蒸気が移動でき、しかも、酸素の侵入
を実質的に防止する。膜の透湿特性により、生産物を乾
燥し、発汗を防ぐことができる。不通気性により、エン
クロージャ内の酸素濃度を低く維持できる。有効酸素
は、存在する虫や害虫がこのような生活形を繁殖できな
いか生存さえできなくなる実質的に嫌気性状態となるま
で消耗される。また、本発明は、これに対応する貯蔵法
に関する。
蔵するためのエンクロージャを形成すると、エンクロー
ジャの内部から水蒸気が移動でき、しかも、酸素の侵入
を実質的に防止する。膜の透湿特性により、生産物を乾
燥し、発汗を防ぐことができる。不通気性により、エン
クロージャ内の酸素濃度を低く維持できる。有効酸素
は、存在する虫や害虫がこのような生活形を繁殖できな
いか生存さえできなくなる実質的に嫌気性状態となるま
で消耗される。また、本発明は、これに対応する貯蔵法
に関する。
【0006】本発明のエンクロージャは、不通気性でか
つ液体水や水蒸気不透過性である従来の防水材料製グラ
ンドシートを含むことができる。
つ液体水や水蒸気不透過性である従来の防水材料製グラ
ンドシートを含むことができる。
【0007】不通気性膜は、水蒸気を透過して、生産物
を乾燥でき(必要に応じて、熱や乾燥用暖気を用いて)
そして周囲温度が変動したときに凝縮が発生するのを防
止する。可とう性膜は、多孔性延伸ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)から形成されることが好ましく、
米国特許第3,953,566号に記載の方法により製
造できる。膜は、米国特許第4,194,041号に記
載されているような疎油性(oleophobic)塗
膜で被覆して、生産物に存在している油脂で膜が濡れる
のを防止してもよい。最後に、PTFE膜は、適当な機
械強度を提供するために、目的に応じて適当な当該技術
分野において公知の織若しくは不織の天然又は人工繊維
材料等の繊維材料等の基材上に担持してもよい。しかし
ながら、ポリウレタン等の当該技術分野において公知の
他の透湿性、不通気性材料を使用してもよい。
を乾燥でき(必要に応じて、熱や乾燥用暖気を用いて)
そして周囲温度が変動したときに凝縮が発生するのを防
止する。可とう性膜は、多孔性延伸ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)から形成されることが好ましく、
米国特許第3,953,566号に記載の方法により製
造できる。膜は、米国特許第4,194,041号に記
載されているような疎油性(oleophobic)塗
膜で被覆して、生産物に存在している油脂で膜が濡れる
のを防止してもよい。最後に、PTFE膜は、適当な機
械強度を提供するために、目的に応じて適当な当該技術
分野において公知の織若しくは不織の天然又は人工繊維
材料等の繊維材料等の基材上に担持してもよい。しかし
ながら、ポリウレタン等の当該技術分野において公知の
他の透湿性、不通気性材料を使用してもよい。
【0008】好ましい構成においては、膜は、疎油性塗
膜を上に有する多孔性延伸PTFEと、疎油性塗膜上に
接着剤により接着した多孔性延伸PTFEからなるさら
なる層を含んでなるラミネートから形成されている。疎
油性層は、不通気性であるが透湿性である。接着剤層
は、透湿性且つ不通気性であり、そして例えば本願出願
人による米国特許第4,532,316号に記載されて
いるようにして適用される透湿性不通気性の化合物(b
reathable compound)から形成され
ていることが好ましい。
膜を上に有する多孔性延伸PTFEと、疎油性塗膜上に
接着剤により接着した多孔性延伸PTFEからなるさら
なる層を含んでなるラミネートから形成されている。疎
油性層は、不通気性であるが透湿性である。接着剤層
は、透湿性且つ不通気性であり、そして例えば本願出願
人による米国特許第4,532,316号に記載されて
いるようにして適用される透湿性不通気性の化合物(b
reathable compound)から形成され
ていることが好ましい。
【0009】膜は、通常、透湿性(水蒸気透過率)が少
なくとも1500、例えば、1500〜35,000
(好ましくは、3000〜10,000)g/m2 /日
であり、そして生産物の湿気及び貯蔵容器の表面対容積
比に応じて選択される。酸素漏洩率は、3〜7%の低い
酸素濃度が達成できるように、0.05%/日未満であ
ることが好ましい。一般的に、(通気度):(透湿度)
比は、1×10-4〜1×10-6、特に5×10-4〜2×
10-5である。通常、透湿度と通気度との間には、乾燥
を早くするために高透湿性であることが必要である場合
には、より高い通気性を許容する必要があるという関係
がある。
なくとも1500、例えば、1500〜35,000
(好ましくは、3000〜10,000)g/m2 /日
であり、そして生産物の湿気及び貯蔵容器の表面対容積
比に応じて選択される。酸素漏洩率は、3〜7%の低い
酸素濃度が達成できるように、0.05%/日未満であ
ることが好ましい。一般的に、(通気度):(透湿度)
比は、1×10-4〜1×10-6、特に5×10-4〜2×
10-5である。通常、透湿度と通気度との間には、乾燥
を早くするために高透湿性であることが必要である場合
には、より高い通気性を許容する必要があるという関係
がある。
【0010】容器は、フレーム構造体等の支持体手段を
包含することができる。また、エンクロージャをライナ
ーとして、多孔性金属やコンクリートから形成された従
来のサイロ構造体内等に設けることもできる。同様に、
エンクロージャは、袋の形態等のより小さなスケールで
あってもよい。永久設備又は半永久設備の場合には、エ
ンクロージャは、通常、貯蔵生産物を取り出すための出
口を、通常、容器の底面に備え、そして生産物を移動す
るためのオーガを備えてもよい。
包含することができる。また、エンクロージャをライナ
ーとして、多孔性金属やコンクリートから形成された従
来のサイロ構造体内等に設けることもできる。同様に、
エンクロージャは、袋の形態等のより小さなスケールで
あってもよい。永久設備又は半永久設備の場合には、エ
ンクロージャは、通常、貯蔵生産物を取り出すための出
口を、通常、容器の底面に備え、そして生産物を移動す
るためのオーガを備えてもよい。
【0011】壁手段は、金属から形成されているビーム
(例えば、Iビーム)、一連の直立金属板又はコンクリ
ート等の固体材料等の適当な高さの縦に延びたいずれか
の構造体でよい。この構造体は、処理を施して不通気性
としたものであってもよい。また、上記したグランドシ
ートは、壁構造体の上に延ばして、例えばジッパーによ
り気密的に透湿性膜に直接接続してもよい。
(例えば、Iビーム)、一連の直立金属板又はコンクリ
ート等の固体材料等の適当な高さの縦に延びたいずれか
の構造体でよい。この構造体は、処理を施して不通気性
としたものであってもよい。また、上記したグランドシ
ートは、壁構造体の上に延ばして、例えばジッパーによ
り気密的に透湿性膜に直接接続してもよい。
【0012】壁手段は、加重材料を充填するための口を
備えた縦に延びたガス不通気性中空要素を含んでいても
よい。壁要素は、要素を別のこのような要素に両端を突
き合わせて接続するための接続手段を有していてもよ
い。そして気蜜的に膜をそこに取り付けるための上側に
沿って延びた取りつけ手段を包含していてもよい。
備えた縦に延びたガス不通気性中空要素を含んでいても
よい。壁要素は、要素を別のこのような要素に両端を突
き合わせて接続するための接続手段を有していてもよ
い。そして気蜜的に膜をそこに取り付けるための上側に
沿って延びた取りつけ手段を包含していてもよい。
【0013】中空壁要素は、樹脂を含浸させ、成形し、
そして硬化させて硬質で不通気性の賦形物とした繊維材
料(ボール紙、板紙又は繊維板)から形成されているこ
とが好ましい。ガラス繊維等の繊維強化材料又はセラミ
ックや炭素複合体を使用することもできる。このような
壁要素は、容易に移動できる。壁を適所に保つのに役立
つ水、砂、砂利等の加重材料を、適所で充填してもよ
い。
そして硬化させて硬質で不通気性の賦形物とした繊維材
料(ボール紙、板紙又は繊維板)から形成されているこ
とが好ましい。ガラス繊維等の繊維強化材料又はセラミ
ックや炭素複合体を使用することもできる。このような
壁要素は、容易に移動できる。壁を適所に保つのに役立
つ水、砂、砂利等の加重材料を、適所で充填してもよ
い。
【0014】壁要素は、縦断面が正方形又は円形でもよ
いが、安定性の面から三角形の断面が好ましい。また、
三角形の断面(等辺でも不等辺でもよい)では、貯蔵容
器が空になろうとするときに生産物がすべるような傾斜
した内表面が提供される。このため、壁要素の外表面の
少なくとも一つが滑らかであることが好ましい。
いが、安定性の面から三角形の断面が好ましい。また、
三角形の断面(等辺でも不等辺でもよい)では、貯蔵容
器が空になろうとするときに生産物がすべるような傾斜
した内表面が提供される。このため、壁要素の外表面の
少なくとも一つが滑らかであることが好ましい。
【0015】2つ以上の要素を両端に突き合わせて接続
して、貯蔵容器の壁を形成するように接続手段を設けて
もよい。これは、容器の一端にオーバーハングフランジ
を設けてこのような容器(フランジを収容するためのく
ぼみを設けるために断面を小さくしてもよい)の他端上
に嵌めるようにすることにより達成される。このような
接続は、通常、気密性ではなく、ゴアテックス(GOR
E−TEX)(商標)の商品名で入手できる目地材等の
封止材でシールすることが必要であろう。
して、貯蔵容器の壁を形成するように接続手段を設けて
もよい。これは、容器の一端にオーバーハングフランジ
を設けてこのような容器(フランジを収容するためのく
ぼみを設けるために断面を小さくしてもよい)の他端上
に嵌めるようにすることにより達成される。このような
接続は、通常、気密性ではなく、ゴアテックス(GOR
E−TEX)(商標)の商品名で入手できる目地材等の
封止材でシールすることが必要であろう。
【0016】容器の上側に沿って延びた取りつけ手段
は、膜を取りつけるためのものである。膜は、周囲にビ
ート等の厚さの増加したものを有することが好ましい。
これは、周囲の継ぎ目に鎖やロープを入れて縫い、そし
てステッチホールをシールすることにより設けることが
できる。このビードは、口を細くしたチャンネルの形態
でもよい取り付け手段に加え込まれていることが好まし
い。必要に応じて、取り付け手段は、封止化合物でシー
ルしてもよい。
は、膜を取りつけるためのものである。膜は、周囲にビ
ート等の厚さの増加したものを有することが好ましい。
これは、周囲の継ぎ目に鎖やロープを入れて縫い、そし
てステッチホールをシールすることにより設けることが
できる。このビードは、口を細くしたチャンネルの形態
でもよい取り付け手段に加え込まれていることが好まし
い。必要に応じて、取り付け手段は、封止化合物でシー
ルしてもよい。
【0017】
【実施例】図1は、地面10の上に配置した防水性不通
気性グランドシート8上に位置している一対の中空壁要
素4,6を包含してなる穀類を貯蔵するための貯蔵容器
である。透湿性且つ不通気性である膜12は、壁要素の
間に延びて密閉気密貯蔵環境を形成している。
気性グランドシート8上に位置している一対の中空壁要
素4,6を包含してなる穀類を貯蔵するための貯蔵容器
である。透湿性且つ不通気性である膜12は、壁要素の
間に延びて密閉気密貯蔵環境を形成している。
【0018】各壁要素は、樹脂で含浸してから形成し、
硬化して硬質軽量付形物としたガラス繊維や繊維板のよ
うな繊維材料から形成されている。各壁要素は、一般的
に、三角形の形状をしており、穀類を満たしたときに最
もよく安定な構造を提供するために、傾斜表面14,1
6の傾斜は、同じでも異なっていてもよい。内表面16
は、貯蔵物が取り出されたときに穀類が表面に保持され
ないように、滑らかとなっている。
硬化して硬質軽量付形物としたガラス繊維や繊維板のよ
うな繊維材料から形成されている。各壁要素は、一般的
に、三角形の形状をしており、穀類を満たしたときに最
もよく安定な構造を提供するために、傾斜表面14,1
6の傾斜は、同じでも異なっていてもよい。内表面16
は、貯蔵物が取り出されたときに穀類が表面に保持され
ないように、滑らかとなっている。
【0019】各中空壁要素は、ストッパー20でシール
した上入口18と、ストッパー24で密閉した下出口2
2とを有している。中空内空間26は、適所に位置させ
た壁要素に重量をかけるように水で満たされている。
した上入口18と、ストッパー24で密閉した下出口2
2とを有している。中空内空間26は、適所に位置させ
た壁要素に重量をかけるように水で満たされている。
【0020】各壁の頂点に沿って、膜12の周囲に設け
られたビード30を受け入れるために口を細くしたチャ
ンネル28が設けられている。チャンネル28により、
ビードを適所にくわえ込むことができる。このチャンネ
ルは、押出プラスチック等の弾性材料やアルミニウム等
の金属から形成できる。このチャンネルは、樹脂の含
浸、成形及び硬化の前に中空容器に一体化される。
られたビード30を受け入れるために口を細くしたチャ
ンネル28が設けられている。チャンネル28により、
ビードを適所にくわえ込むことができる。このチャンネ
ルは、押出プラスチック等の弾性材料やアルミニウム等
の金属から形成できる。このチャンネルは、樹脂の含
浸、成形及び硬化の前に中空容器に一体化される。
【0021】2つの中空壁要素40,60をそれらの両
端を突き合わせて接続する方法を図2に示す。一方の壁
要素40には、傾斜表面14,16上にオーバーハング
フランジ32が付いており、これは底面33にも付いて
いることが好ましい。これに、他の壁要素60の対応の
直径の小さな部分34を嵌め込む。接合部は、ゴアテッ
クス(GORE−TEX)(商標)の商品名で入手でき
るシーラント等のシーラントを用いて気密シールしても
よい。
端を突き合わせて接続する方法を図2に示す。一方の壁
要素40には、傾斜表面14,16上にオーバーハング
フランジ32が付いており、これは底面33にも付いて
いることが好ましい。これに、他の壁要素60の対応の
直径の小さな部分34を嵌め込む。接合部は、ゴアテッ
クス(GORE−TEX)(商標)の商品名で入手でき
るシーラント等のシーラントを用いて気密シールしても
よい。
【0022】図3は、ストレート壁要素50とコーナー
要素52から形成された3面壁である。周縁ビード28
を有する膜12は、チャンネル28にくわえ込まれ、積
み込みや取り出しのための入口54を有する貯蔵環境を
形成する。入口54は、単純に、膜をグランドシート8
上にまで下げ、そしてその上部に重量をかけることによ
り密閉できる。また、チャンネル28を有する平板を、
入口54を横切って配置し、そして膜のビードをその中
にくわえ込ませる。
要素52から形成された3面壁である。周縁ビード28
を有する膜12は、チャンネル28にくわえ込まれ、積
み込みや取り出しのための入口54を有する貯蔵環境を
形成する。入口54は、単純に、膜をグランドシート8
上にまで下げ、そしてその上部に重量をかけることによ
り密閉できる。また、チャンネル28を有する平板を、
入口54を横切って配置し、そして膜のビードをその中
にくわえ込ませる。
【0023】貯蔵容器は、次のようにして配置すること
ができる。最初に、グランドシート8を、平らな地面上
に配置する。中空壁要素で壁を作る。中空壁要素は、フ
ランジ32で一緒に接続され、封止化合物でシールされ
ている。各壁要素から上部ストッパー20を取り除き、
そして各壁要素に水や砂を充填した後、ストッパーを交
換する。次に、穀類を、山積みになるまで密閉領域8内
に積み込む。次に、膜12を山積みとなった穀類上に配
置し、周縁ビード30を壁上のチャンネル28にくわえ
込ませ、そして必要に応じて、シーラントでシールす
る。膜をグランドシート8の入口領域54に下げ、そし
て実質的に気密となるように重みをかける。必要に応じ
て、高さを低くした壁要素を入口54の一方の側に設け
て、膜がグランドシートのレベルに円滑に移るようにし
てもよい。くわえ込みを解き、必要なだけ膜をロールバ
ックして貯蔵容器から穀類を取り出してから、膜を戻し
再蜜封することができる。膜は防水性であり、雨は中に
は入らない。
ができる。最初に、グランドシート8を、平らな地面上
に配置する。中空壁要素で壁を作る。中空壁要素は、フ
ランジ32で一緒に接続され、封止化合物でシールされ
ている。各壁要素から上部ストッパー20を取り除き、
そして各壁要素に水や砂を充填した後、ストッパーを交
換する。次に、穀類を、山積みになるまで密閉領域8内
に積み込む。次に、膜12を山積みとなった穀類上に配
置し、周縁ビード30を壁上のチャンネル28にくわえ
込ませ、そして必要に応じて、シーラントでシールす
る。膜をグランドシート8の入口領域54に下げ、そし
て実質的に気密となるように重みをかける。必要に応じ
て、高さを低くした壁要素を入口54の一方の側に設け
て、膜がグランドシートのレベルに円滑に移るようにし
てもよい。くわえ込みを解き、必要なだけ膜をロールバ
ックして貯蔵容器から穀類を取り出してから、膜を戻し
再蜜封することができる。膜は防水性であり、雨は中に
は入らない。
【0024】第二の実施態様を図4に示す。貯蔵容器
は、一般的に、透湿性、不通気性膜から形成されている
直円錐台形であり、その上部にはガスシール性入口64
を有し、底にはシール性出口66がついている。エンク
ロージャの一方の側には、一対のつりアーム68,70
が設けられている。アームは、下端が地面に固定されて
おり、上端がロープ、鎖等72,74によりエンクロー
ジャの上外面に接続されていて、エンクロージャが貯蔵
物で満たされている間それを支持する。出口シュート7
6にはオーガ78が付いており、このオーガが回転して
穀類をエンクロージャから移すことができる。
は、一般的に、透湿性、不通気性膜から形成されている
直円錐台形であり、その上部にはガスシール性入口64
を有し、底にはシール性出口66がついている。エンク
ロージャの一方の側には、一対のつりアーム68,70
が設けられている。アームは、下端が地面に固定されて
おり、上端がロープ、鎖等72,74によりエンクロー
ジャの上外面に接続されていて、エンクロージャが貯蔵
物で満たされている間それを支持する。出口シュート7
6にはオーガ78が付いており、このオーガが回転して
穀類をエンクロージャから移すことができる。
【0025】2つの角度x及びyは、一般的に、30°
と60°であり、安定なエンクロージャ構造を提供する
ように選択され、そしてげっ歯類が歯で破損させて穀類
を食べることのないように十分な傾斜をつける。
と60°であり、安定なエンクロージャ構造を提供する
ように選択され、そしてげっ歯類が歯で破損させて穀類
を食べることのないように十分な傾斜をつける。
【0026】エンクロージャ62は、ダブリュ・エル・
ゴア・アンド・アソシエーツ・インク(W.L.Gor
e&Associates,Inc.)からゴアテック
ス(GORE−TEX)(商標)の商品名で販売されて
いる延伸多孔性PTFE等からなる2層80,82(一
方には、連続疎油性下層又は塗膜83がコーティングさ
れている)の図5に示したような可とう性ラミネート状
の膜から形成されている。層80,82は、接着性通湿
性化合物(breathable compound)
84からなる下層84により互いに保持されている。こ
の接着化合物は、連続層としてか間隔を空けた位置に適
用して、ラミネートに対して横断方向に強度がでるよう
にする。接着剤は、米国特許第4,532,316号に
記載されている方法により製造することが好ましい。層
80,82は、不透水性且つ不透湿性であり、エンクロ
ージャ62に対して強度と耐久性を付与する。一方、接
着剤と疎油性塗膜により構成されている接着下層83,
84は、透湿性且つ不通気性である。ラミネートは、透
湿度が4000g/m2 /日、水蒸気抵抗が351Sm
-1であり、そして酸素抵抗が3.34x107 Sm-1で
あった。水蒸気抵抗対酸素抵抗の比は、1.05×10
-5であった。
ゴア・アンド・アソシエーツ・インク(W.L.Gor
e&Associates,Inc.)からゴアテック
ス(GORE−TEX)(商標)の商品名で販売されて
いる延伸多孔性PTFE等からなる2層80,82(一
方には、連続疎油性下層又は塗膜83がコーティングさ
れている)の図5に示したような可とう性ラミネート状
の膜から形成されている。層80,82は、接着性通湿
性化合物(breathable compound)
84からなる下層84により互いに保持されている。こ
の接着化合物は、連続層としてか間隔を空けた位置に適
用して、ラミネートに対して横断方向に強度がでるよう
にする。接着剤は、米国特許第4,532,316号に
記載されている方法により製造することが好ましい。層
80,82は、不透水性且つ不透湿性であり、エンクロ
ージャ62に対して強度と耐久性を付与する。一方、接
着剤と疎油性塗膜により構成されている接着下層83,
84は、透湿性且つ不通気性である。ラミネートは、透
湿度が4000g/m2 /日、水蒸気抵抗が351Sm
-1であり、そして酸素抵抗が3.34x107 Sm-1で
あった。水蒸気抵抗対酸素抵抗の比は、1.05×10
-5であった。
【0027】図4に示す容器は、以下のようにして用い
ることができる。最初に、空の容器の上端を上げ、つり
アームの上端に取り付ける。この入口は開いており、そ
して出口は閉まっている。次に、エンクロージャが実質
的に一杯になるまで通常の充填アセンブリーからエンク
ロージャに穀類を充填する。もし穀類が特に湿っている
のであれば、温乾燥空気を、出口から上方向に入口に送
り初期乾燥を行う。次に、出口と入口を密封し、そして
透湿性膜材料を介して残存湿分を自然に除去乾燥する。
この段階で、エンクロージャには、通常、酸素含量が約
20%である周囲空気が含まれている。このような条件
下では、いずれの害虫も穀類内で繁殖する。しかしなが
ら、害虫は、次第に酸素を消耗し、酸素含量が低レベル
となる。酸素が10%未満では、昆虫の繁殖は著しく制
限され、酸素濃度が2%未満では、好気性(即ち、酸素
が必要な)生活形が死ぬ。必要に応じて、少量の殺虫剤
を穀類に適用してもよい。さらに、酸素の消耗を促進す
るために、エンクロージャを二酸化炭素や窒素等の気体
でパージしてもよい。
ることができる。最初に、空の容器の上端を上げ、つり
アームの上端に取り付ける。この入口は開いており、そ
して出口は閉まっている。次に、エンクロージャが実質
的に一杯になるまで通常の充填アセンブリーからエンク
ロージャに穀類を充填する。もし穀類が特に湿っている
のであれば、温乾燥空気を、出口から上方向に入口に送
り初期乾燥を行う。次に、出口と入口を密封し、そして
透湿性膜材料を介して残存湿分を自然に除去乾燥する。
この段階で、エンクロージャには、通常、酸素含量が約
20%である周囲空気が含まれている。このような条件
下では、いずれの害虫も穀類内で繁殖する。しかしなが
ら、害虫は、次第に酸素を消耗し、酸素含量が低レベル
となる。酸素が10%未満では、昆虫の繁殖は著しく制
限され、酸素濃度が2%未満では、好気性(即ち、酸素
が必要な)生活形が死ぬ。必要に応じて、少量の殺虫剤
を穀類に適用してもよい。さらに、酸素の消耗を促進す
るために、エンクロージャを二酸化炭素や窒素等の気体
でパージしてもよい。
【0028】容器から穀類を取り出すためにエンクロー
ジャの上部をつりアームから分離し、そして出口を開い
て、穀類が重力で流出し、酸素含有空気がさらに侵入す
ることなく可とう性容器がつぶれるようにする。このよ
うにして、最小酸素濃度条件下で穀類を取り扱うことが
できる。
ジャの上部をつりアームから分離し、そして出口を開い
て、穀類が重力で流出し、酸素含有空気がさらに侵入す
ることなく可とう性容器がつぶれるようにする。このよ
うにして、最小酸素濃度条件下で穀類を取り扱うことが
できる。
【0029】図6及び図7は、本発明の第三の実施態様
である。この実施態様では、透湿性膜を、不浸透性グラ
ンドシートにチャックで取り付ける。
である。この実施態様では、透湿性膜を、不浸透性グラ
ンドシートにチャックで取り付ける。
【0030】貯蔵容器の壁は、亜鉛メッキ鋼の形材90
から形成されている。この形材は、直角に曲げられ、そ
して必要に応じてブレースされて、直立部分92と水平
部分94を形成している。典型的には、各部分は、概略
1メートル角である。ハイパーロン(Hyperlo
n)からなる不浸透性ゴムグランドシート96が、貯蔵
容器の底面と側面とを形成し、そしてその側面に沿って
設けられたポケット98と、鋼形材の上端に嵌まった閉
端を有している。ゴムグランドシートの上縁104,1
08に沿って、一対のチャックの半分100,102が
設けられている。
から形成されている。この形材は、直角に曲げられ、そ
して必要に応じてブレースされて、直立部分92と水平
部分94を形成している。典型的には、各部分は、概略
1メートル角である。ハイパーロン(Hyperlo
n)からなる不浸透性ゴムグランドシート96が、貯蔵
容器の底面と側面とを形成し、そしてその側面に沿って
設けられたポケット98と、鋼形材の上端に嵌まった閉
端を有している。ゴムグランドシートの上縁104,1
08に沿って、一対のチャックの半分100,102が
設けられている。
【0031】対応するチャックの半分101,103を
有する透湿性膜110(図5に示されるている)を、グ
ランドシートの上縁の上部にチャックで取り付け、エン
クロージャを形成している。チャックにより、気密シー
ルが形成されている。
有する透湿性膜110(図5に示されるている)を、グ
ランドシートの上縁の上部にチャックで取り付け、エン
クロージャを形成している。チャックにより、気密シー
ルが形成されている。
【0032】図8は、チャックの配置をより詳細に示し
たものである。チャックの半分103は、膜110に縫
いつけられ、そしてステッチシールは、多孔性延伸PT
FEテープを適用することによりシールされている。チ
ャックの半分102は、グランドシートの側壁に接着さ
れている。膜110の下面には、薄ゴム又は布ストリッ
プ112が縫いつけられ、そして継ぎ目にテープを適用
してチャックを保護している。2つのチャックが設けら
れ、各々が端縁108の中央から始まり、貯蔵容器のそ
れぞれの側面に104が延びている。
たものである。チャックの半分103は、膜110に縫
いつけられ、そしてステッチシールは、多孔性延伸PT
FEテープを適用することによりシールされている。チ
ャックの半分102は、グランドシートの側壁に接着さ
れている。膜110の下面には、薄ゴム又は布ストリッ
プ112が縫いつけられ、そして継ぎ目にテープを適用
してチャックを保護している。2つのチャックが設けら
れ、各々が端縁108の中央から始まり、貯蔵容器のそ
れぞれの側面に104が延びている。
【0033】エンクロージャの前端112は開いてお
り、そして側壁の高さが前方向に減少して、膜の前部が
地面のレベルまで下がっている。同様に、グランドシー
トの前部が側壁の前部に超えて延びて、膜の前部の下に
位置している。エンクロージャの開放端は、膜の前部と
グランドシートを一緒に巻き上げ、そしてその上を重量
をかけることによりシールされる。
り、そして側壁の高さが前方向に減少して、膜の前部が
地面のレベルまで下がっている。同様に、グランドシー
トの前部が側壁の前部に超えて延びて、膜の前部の下に
位置している。エンクロージャの開放端は、膜の前部と
グランドシートを一緒に巻き上げ、そしてその上を重量
をかけることによりシールされる。
【0034】膜110を取り付ける前に、エンクロージ
ャに穀類(図示していない)を充填する。穀類は、エン
クロージャの前端を開き、そして再密封することにより
取り出すことができる。
ャに穀類(図示していない)を充填する。穀類は、エン
クロージャの前端を開き、そして再密封することにより
取り出すことができる。
【0035】通常の方法で、乾燥床(図示していない)
をエンクロージャ内に設けて、穀類を支持し、そしてエ
ンクロージャ内に空気を循環させる。ファンと供給ダク
ト(図示していない)を設けて、穀類が乾燥し易くして
もよい。一般的に、エンクロージャ内からの空気を再循
環して、酸素濃度がより高い新鮮な空気が導入されるの
を避ける。穀類を初期乾燥する場合、高透湿性(及びそ
の結果、ガス透湿性がより高い)の膜110を用いても
よい。かびの成長を避けるために穀類を初期乾燥した
ら、膜を、透湿性がもっと低く、ガス不透過性がより高
いさらなる膜と交換して、所望の程度(典型的には、5
〜7%)まで減少させる。
をエンクロージャ内に設けて、穀類を支持し、そしてエ
ンクロージャ内に空気を循環させる。ファンと供給ダク
ト(図示していない)を設けて、穀類が乾燥し易くして
もよい。一般的に、エンクロージャ内からの空気を再循
環して、酸素濃度がより高い新鮮な空気が導入されるの
を避ける。穀類を初期乾燥する場合、高透湿性(及びそ
の結果、ガス透湿性がより高い)の膜110を用いても
よい。かびの成長を避けるために穀類を初期乾燥した
ら、膜を、透湿性がもっと低く、ガス不透過性がより高
いさらなる膜と交換して、所望の程度(典型的には、5
〜7%)まで減少させる。
【0036】実施例1 以下の試験を、英国スラウ・シーエス・エル(C.S.
L.Slough)にある農水産省で行った。初期湿分
が13.7%若しくは17.7%である小麦を、図5に
準じた試験布から作製した実験容器に貯蔵した。12週
間後の小麦の品質を、ナイロン織物製の同様な対照容器
に入れた小麦の品質と比較した。この小麦を、意図的
に、トリボリウム・カスタネオム(Tribolium
castaneum)に感染させたところ、12週間
後に、対照容器内の虫は、繁殖し、そして約90%が生
存していた。より高い湿度では、熱の発生が見られた。
一方、実験容器では、繁殖はあったとしてもほんの少し
であることが明らかであり、そしてとりわけ湿った小麦
においては12週間の貯蔵後には、虫のほとんどは死亡
した。実験容器内の酸素レベルは、乾燥している小麦で
は7週間において約4%に低下し、そして湿った小麦で
は4週間で約2%に低下したが、その後、ゆっくりと増
加した。
L.Slough)にある農水産省で行った。初期湿分
が13.7%若しくは17.7%である小麦を、図5に
準じた試験布から作製した実験容器に貯蔵した。12週
間後の小麦の品質を、ナイロン織物製の同様な対照容器
に入れた小麦の品質と比較した。この小麦を、意図的
に、トリボリウム・カスタネオム(Tribolium
castaneum)に感染させたところ、12週間
後に、対照容器内の虫は、繁殖し、そして約90%が生
存していた。より高い湿度では、熱の発生が見られた。
一方、実験容器では、繁殖はあったとしてもほんの少し
であることが明らかであり、そしてとりわけ湿った小麦
においては12週間の貯蔵後には、虫のほとんどは死亡
した。実験容器内の酸素レベルは、乾燥している小麦で
は7週間において約4%に低下し、そして湿った小麦で
は4週間で約2%に低下したが、その後、ゆっくりと増
加した。
【0037】乾燥小麦では主要な酸素消費者は虫である
のに対して、湿った小麦では、虫とかびによって酸素が
消費された。対照容器では、湿った小麦で発熱したとき
には酸素がわずかに低下したけれども、ほぼ周囲ガスレ
ベルが維持された。容器を、乾燥雰囲気中で24℃で保
持し、そして小麦を全ての容器内で乾燥したが、湿った
小麦ではカビの成長を制限するには十分ではなかった。
乾燥小麦では、発芽は影響を受けなかったが、実験容器
及び対照容器では、湿った小麦ではわずかに低下した。
のに対して、湿った小麦では、虫とかびによって酸素が
消費された。対照容器では、湿った小麦で発熱したとき
には酸素がわずかに低下したけれども、ほぼ周囲ガスレ
ベルが維持された。容器を、乾燥雰囲気中で24℃で保
持し、そして小麦を全ての容器内で乾燥したが、湿った
小麦ではカビの成長を制限するには十分ではなかった。
乾燥小麦では、発芽は影響を受けなかったが、実験容器
及び対照容器では、湿った小麦ではわずかに低下した。
【0038】酸素濃度の減少が小麦中の虫数に及ぼす影
響を、表1に示す。対照における虫数の増加は、12週
間にわたる虫の繁殖によるものである。貯蔵小麦の湿分
の減少を、表2に示す。
響を、表1に示す。対照における虫数の増加は、12週
間にわたる虫の繁殖によるものである。貯蔵小麦の湿分
の減少を、表2に示す。
【0039】本発明実験における酸素濃度の減少と対照
との比較を、図9に示す。
との比較を、図9に示す。
【0040】 表1(虫数) 12週間の貯蔵後乾燥/湿小麦から回収した成人トリボリウム・カスタネオム (Tribolium castaneum)の数小麦 容器No. 生 存 死亡 i)乾燥小麦 1 363 22 (対照) 2 285 22 3 382 20 ii)乾燥小麦 7 26 141 8 11 55 9 15 37 iii)湿小麦 4 463 51 (対照) 5 511 38 6 615 28 iv) 湿小麦 10 4 113 11 1 56 12 1 84
【0041】 表2(湿分) 実験開始時の湿分測定値の平均値及び12週間貯蔵後の湿分測定値の平均値 湿分(%) 容器No. 初期湿分 最終湿分* 1(対照) 13.7 12.1 2(対照) 13.5 12.4 3(対照) 13.9 12.4 4(対照) 17.7 14.7 5(対照) 17.6 14.9 6(対照) 17.7 14.6 7 13.6 11.6 8 13.6 12.6 9 13.7 12.5 10 17.7 13.5 11 17.7 13.7 12 17.7 14.7 備考)*:小麦の表面レベル(メッシュバック中のサン
プル)、上部、上部下、中央、側及び底部でとった測定
値の平均。
プル)、上部、上部下、中央、側及び底部でとった測定
値の平均。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の穀類や他
の生産物を貯蔵するための容器では、穀類が呼吸及び乾
燥でき、そして凝縮やカビの成長を防止することができ
る。膜は、酸素ガス不透過性であり、穀類内の害虫によ
り酸素が消費されるにつれて酸素濃度が減少した雰囲気
となる。虫はこのような低酸素濃度では生存できない。
したがって、化学殺虫剤を使用することなく害虫から穀
類を保護できる。
の生産物を貯蔵するための容器では、穀類が呼吸及び乾
燥でき、そして凝縮やカビの成長を防止することができ
る。膜は、酸素ガス不透過性であり、穀類内の害虫によ
り酸素が消費されるにつれて酸素濃度が減少した雰囲気
となる。虫はこのような低酸素濃度では生存できない。
したがって、化学殺虫剤を使用することなく害虫から穀
類を保護できる。
【図1】貯蔵容器の概略断面図である。
【図2】2つの壁要素の両端突合せ接続を示した詳細説
明図である。
明図である。
【図3】貯蔵容器(膜を省略してある)の立面図であ
る。
る。
【図4】第二の実施態様である穀類を貯蔵するための自
己支持形容器の概略立面図である。
己支持形容器の概略立面図である。
【図5】図4の容器のラミネートの断面図である。
【図6】本発明の第三の実施態様の斜視図である。
【図7】図6に示した本発明の第三の実施態様の断面図
である。
である。
【図8】ジッパーの詳細図である。
【図9】本発明のエンクロージャに貯蔵された穀類の酸
素の消耗を示したものである。
素の消耗を示したものである。
4…中空壁要素 6…中空壁要素 8…グランドシート 10…地面 12…膜 14…傾斜斜面 16…傾斜斜面 18…上入口 20…ストッパー 22…下出口 24…ストッパー 26…中空内空間 28…チャンネル 30…ビード 32…オーバーハングフランジ 33…底面 34…小直径部分 40…中空壁要素 50…ストレート壁要素 52…コーナー要素 54…入口 60…他壁要素 62…エンクロージャ 64…ガスシール性入口 66…シール性出口 68…つり合わせアーム 70…つり合わせアーム 72…鎖等 74…出口シュート 76…出口シュート 78…オーガ 80…延伸多孔性材料層 82…延伸多孔性材料層 83…接着下層 84…接着下層 90…形材 92…直立部分 94…水平部分 96…ゴムグランドシート 98…ポケット 100…半チャック 101…半チャック 102…半チャック 103…半チャック 104…ゴムグランドシートの上縁 106…ゴムグランドシートの上縁 108…ゴムグランドシートの上縁 110…透湿性膜 112…ストリップ x…角度 y…角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 81/24 D 9028−3E (72)発明者 デビッド ハレー イギリス国,ウエスト ロシアン イーエ イチ54 7ビーエイチ,リビングストン, カークトン キャンパス,(番地なし), ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエ イツ (ユーケイ),リミティド内
Claims (11)
- 【請求項1】 制御された環境中に生産物を貯蔵ための
貯蔵容器であって、生産物を貯蔵するための透湿性且つ
不通気性膜からなるガス不透過性エンクロージャを有
し、前記エンクロージャが立壁を提供するための手段と
生産物を導入するための密封可能入口とを有することを
特徴とする貯蔵容器。 - 【請求項2】 前記膜が、多孔性延伸ポリテトラフルオ
ロエチレンを含んでなることを特徴とする請求項1に記
載の貯蔵容器。 - 【請求項3】 前記膜が、表面に疎油性塗膜を担持して
いることを特徴とする請求項2に記載の貯蔵容器。 - 【請求項4】 前記膜が、連続接着剤層により前記疎油
性塗膜に接着された多孔性延伸ポリテトラフルオロエチ
レンからなる層をさらに含んでなることを特徴とする請
求項3に記載の貯蔵容器。 - 【請求項5】 前記壁手段が、加重材料を充填するため
の口を備えた中空壁要素を含んでなることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の貯蔵容器。 - 【請求項6】 前記壁手段が、各々立部と前記エンクロ
ージャの下に延びている水平部とを有するL字板からな
ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の貯
蔵容器。 - 【請求項7】 貯蔵容器が不透過性グランドシートを含
み、そして前記膜がエンクロージャの上部をなすことを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の貯蔵容器。 - 【請求項8】 前記グランドシートが、エンクロージャ
の壁の上まで延び、そして壁手段の上縁に沿う様に前記
膜に密封取りつけされていることを特徴とする請求項7
に記載の貯蔵容器。 - 【請求項9】 水蒸気透過率が1500〜35,000
g/m2 /日であることを特徴とする請求項1〜8のい
ずれかに記載の貯蔵容器。 - 【請求項10】 酸素漏洩率が0.05%/日未満であ
ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の貯
蔵容器。 - 【請求項11】 制御された環境中に生産物を貯蔵する
のに用いる膜であって、前記膜が、 多孔性延伸ポリテトラフルオロエチレンからなる第一層
と、 疎油性層と、 接着剤層と、そして多孔性延伸ポリテトラフルオロエチ
レンからなる第二層とをこの順序で包含してなることを
特徴とする膜。
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB919113087A GB9113087D0 (en) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | Storage vessel |
GB919118239A GB9118239D0 (en) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | Storage vessel |
GB9113087:2 | 1992-03-18 | ||
GB9118239:4 | 1992-03-18 | ||
GB929205837A GB9205837D0 (en) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | Store |
GB9205837:9 | 1992-03-18 | ||
PCT/GB1992/002236 WO1994012411A1 (en) | 1991-06-18 | 1992-12-02 | Storage vessel |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192078A true JPH05192078A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=27450703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4159291A Pending JPH05192078A (ja) | 1991-06-18 | 1992-06-18 | 貯蔵容器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05192078A (ja) |
WO (1) | WO1994012411A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005029746B4 (de) | 2005-06-24 | 2017-10-26 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Zerstäuber |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2517279B1 (fr) * | 1981-11-27 | 1985-07-19 | Seb Sa | Dispositif pour conserver des produits sensibles a la deshydratation et/ou a la presence d'eau |
US4455790A (en) * | 1982-03-12 | 1984-06-26 | Curle Pierre W | Tarpaulin anchoring system |
GB2211132B (en) * | 1987-10-22 | 1991-08-14 | Gore & Ass | Bagpipes and a pipe bag therefor |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4159291A patent/JPH05192078A/ja active Pending
- 1992-12-02 WO PCT/GB1992/002236 patent/WO1994012411A1/en active Search and Examination
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1994012411A1 (en) | 1994-06-09 |
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US20080032393A1 (en) | Covering device | |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |