JP2008517855A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 遠隔制御システムにおいて遠隔端末装置を通じてエレベータ制御措置を実行する方法において、該方法は、
   −複数台の監視カメラでエレベータの運転領域を撮影して、該エレベータの運転領域にいるすべての人を前記監視カメラの映像情報から確認できるようにする工程と、
   −前記１台または数台のカメラの映像情報、ならびにエレベータ状態データを前記遠隔端末装置の表示装置に表示する工程と、
   −前記映像情報および／または前記エレベータ状態データに基づいて、実行すべき制御措置を選択する工程と、
   −前記映像情報および／または前記エレベータ状態データに基づいて、前記選択された制御措置の実行が傷害の危険をはらむか否かを予測する工程と、
   −こうして行った予測が、前記制御措置が傷害の危険をはらんでいないことを示す場合、前記遠隔端末装置を通じて前記制御措置の実行を開始する工程とを含むことを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
2. 請求項１に記載の方法において、前記制御措置はエレベータの運転が停止した状況で実行されることを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
3. 請求項１ないし２に記載の方法において、該方法はさらに、
   −前記制御措置が行われている間に、前記映像情報および／または前記エレベータ状態データを使用して、前記遠隔端末装置の表示装置で該制御措置を監視する工程と、
   −前記制御措置が行われている間に傷害の危険が認められた場合、前記遠隔端末装置を通じて該制御措置の実行を中断する工程とを含むことを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
4. 請求項１ないし３のいずれかに記載の方法において、映像情報を前記遠隔端末装置の表示装置に一度に表示する監視カメラを選択することを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
5. 請求項１ないし４のいずれかに記載の方法において、前記エレベータの安全回路の少なくとも１つを前記遠隔制御システムの遠隔端末装置を通じてバイパスさせることを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
6. 請求項１ないし５のいずれかに記載の方法において、前記制御措置を実行してエレベータの乗客をエレベータ乗りかごから救出することを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
7. 請求項１ないし６のいずれかに記載の方法において、該方法は、下記の制御措置、すなわち
   −前記エレベータを通常運転モードで階に移動させる措置、
   −該エレベータを停止させる措置、
   −昇降路のドアを開くおよび／または閉じる措置、
   −前記エレベータ乗りかごのドアを開くおよび／または閉じる措置、
   −エレベータ駆動機械装置のブレーキを開くおよび／または閉じる措置、
   −該エレベータをRDF運転モードで動かす措置、
   のうちの少なくとも１つの措置を前記遠隔制御システムの遠隔端末装置を通じて実行することを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
8. 請求項１ないし７のいずれかに記載の方法において、前記１つ以上の制御措置は、認証を経て、保護されたデータ通信リンクを介して行われることを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
9. 請求項１ないし８のいずれかに記載の方法において、前記遠隔端末装置を通じて開始される１つ以上の制御措置の実行時間は制限されることを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
10. 請求項１ないし９のいずれかに記載の方法において、前記１台または数台の監視カメラからの映像情報はさらに、前記エレベータがある施設の警備部署に送信されることを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
11. 請求項１ないし１０のいずれかに記載の方法において、２基以上のエレベータを１台の遠隔端末装置で制御することを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
12. 請求項１ないし１１のいずれかに記載の方法において、前記エレベータの運転領域を明るくして、前記映像情報を向上させることを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
13. 請求項１ないし１２のいずれかに記載の方法において、前記１台または複数台の監視カメラの映像情報を事後解析のために記録することを特徴とするエレベータ制御措置の実行方法。
14. −少なくとも遠隔端末装置と、
    −複数台の監視カメラと、
    −前記監視カメラの映像情報ならびにエレベータ状態データおよび／または制御命令を、エレベータと前記遠隔端末装置との間で送受信するインターフェースおよびデータ転送手段とを含むエレベータ遠隔制御システムにおいて、
    −前記監視カメラは、その合成映像領域が前記エレベータの運転領域を実質的にカバーするように配置され、
    −前記遠隔端末装置は、映像情報および／またはエレベータ状態データを表示する表示装置を含み、
    −該遠隔端末装置は、エレベータ制御機能を起動する手段を含むことを特徴とするエレベータ遠隔制御システム。
15. 請求項１４に記載の遠隔制御システムにおいて、該遠隔制御システムはさらに、前記遠隔端末装置を通じて、エレベータに含まれる1つ以上の安全回路をバイパスさせる手段を含むことを特徴とするエレベータ遠隔制御システム。
16. 請求項１ないし１５に記載の遠隔制御システムにおいて、該システムはさらに、前記遠隔端末装置を通じて始動される制御機能の実行時間を制限する手段を含むことを特徴とするエレベータ遠隔制御システム。
17. 請求項１ないし１６のいずれかに記載の遠隔制御システムにおいて、該遠隔制御システムはさらに、前記１台または数台の監視カメラの映像情報を、前記エレベータがある施設の警備部署に送信するデータ転送手段を含むことを特徴とするエレベータ遠隔制御システム。
18. 請求項１ないし１７のいずれかに記載の遠隔制御システムにおいて、該遠隔制御システムの遠隔端末装置は２基以上のエレベータに接続可能であることを特徴とするエレベータ遠隔制御システム。
19. 請求項１ないし１８のいずれかに記載の遠隔制御システムにおいて、該遠隔制御システムはさらに、前記エレベータの運転領域を照明する手段を含むことを特徴とするエレベータ遠隔制御システム。
20. 請求項１ないし１９のいずれかに記載の遠隔制御システムにおいて、該遠隔制御システムはさらに、前記１台以上の監視カメラからのカメラ情報を蓄積する手段を含むことを特徴とするエレベータ遠隔制御システム。