JP5936450B2 - エレベータシステム、及び安全装置 - Google Patents

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本発明は、エレベータシステムにおける保守作業を支援する技術に関する。
例えば、エレベータ塔内やかごの外観状態を、保守員が所有する携帯端末装置で見ることができ、また1台の監視カメラで塔内とかご上とかご下等の状態を監視でき、さらに監視位置を容易に把握することができる技術が知られている。また、エレベータ塔内のかごの外観状態を保守員が所有する携帯端末装置でみることができ、また1台の監視カメラで塔内とかご上とかご下等の状態を監視でき、さらに監視位置を容易に把握することができる技術が知られている(例えば特許文献1、2)。
特開平10−93955号公報 特開2004−338862号公報
エレベータシステムが非常停止した場合等において、保守員はエレベータシステムの安全装置の設置場所へ行き、安全装置の状態を確認する作業が必要である。
上記課題を解決するために、本発明の一態様であるエレベータシステムは、非常時に動作する安全装置を備える。エレベータシステムは、安全装置の画像である安全装置画像を撮影する撮影部と、撮影部から安全装置画像を取得して表示装置へ送信するコントローラとを備えることを特徴とする。
エレベータシステムの非常停止時の確認のために、保守員が安全装置の設置場所へ行くことを、不要にすることができる。
図1は、実施例1に係るエレベータシステムの構成を示す。 図2は、実施例2に係るエレベータシステムの構成を示す。 図3は、作業情報記憶処理を示す。 図4は、作業内容情報の一例を示す。 図5は、実施例3に係るエレベータシステムの構成を示す。 図6は、作業手順情報の一例を示す。 図7は、作業内容判定処理を示す。 図8は、作業内容判定処理後の作業内容情報の一例を示す。 図9は、実施例4に係るエレベータシステムの構成を示す。 図10は、第1位置ずれ検知処理を示す。 図11は、実施例5に係るエレベータシステムの構成を示す。 図12は、第2位置ずれ検知処理を示す。 図13は、実施例6に係るエレベータシステムの構成を示す。 図14は、作業内容表示処理を示す。
以下、実施例について図面を用いて説明する。
本実施例では、安全装置の状態を携帯端末に表示させる例について説明する。
図1は、実施例1に係るエレベータシステムの構成を示す。このエレベータシステムは、安全コントローラ10と、スイッチ14と、カメラ20と、通信路22と、ガバナ30と、かご35と、携帯端末40と、通信路42と、コンタクタ50と、ブレーキ60と、制御コントローラ70とを有する。以下の説明において、安全装置は例えば、ガバナ30、コンタクタ50、ブレーキ60である。このエレベータシステムは、機械室レスであり、昇降路の上に安全装置が設置されている。
ガバナ30は、かご35の速度に応じて動作し、非常時にかご35を減速させる。以下、安全装置のうち非常時に動作する箇所を確認箇所と呼ぶ。カメラ20は、確認箇所の画像を撮影できる位置に設置される。ガバナ30における確認箇所は、ラチェットの位置及びスイッチ接点の開閉状態等である。ガバナ30の確認箇所を見ることにより、ガバナ30が動作したか否かを確認することができる。ガバナ30の方式及び筐体寸法によっては、確認箇所が一台のカメラ20の撮影領域に入らない場合がある。この場合、複数台のカメラ20が設置される。カメラ20は、ブレーキ60の確認箇所の画像を撮影できる位置に設けられても良い。ブレーキ60の確認箇所は、ブレーキ・シューやギャップ等である。安全コントローラ10とカメラ20は、通信路22を介して接続されている。安全コントローラ10と携帯端末40は、通信路42を介して接続されている。
通信路22及び通信路42の通信方式は、限定されない。この通信方式として、シリアル通信のような近距離低速通信方式、USB(Universal Serial Bus)のような近距離高速通信方式、Ethernet(登録商標)のような中距離高速通信方式が用いられても良い。なお、図面において、通信路22及び通信路42を有線で表現しているが、有線に限定するものではない。
コンタクタ50及びブレーキ60は、スイッチ14を介して安全回路電源に接続されている。安全コントローラ10と制御コントローラ70の夫々は、スイッチ14により、コンタクタ50及びブレーキ60を制御する。コンタクタ50は、安全コントローラ10と制御コントローラ70による制御に従ってかご35を駆動するモータの電源の開閉を行う。ブレーキ60は、安全コントローラ10と制御コントローラ70による制御に従ってかご35を減速させる。本実施例において、安全コントローラ10と、制御コントローラ70とは分離されているが、この構成に限定されず、一つのコントローラであっても良い。
カメラ20は、安全装置の画像を撮影して安全装置画像とし、安全装置画像を、通信路22を介して安全コントローラ10へ送信する。安全コントローラ10は、カメラ20からの安全装置画像を受信し、受信された安全装置画像を、通信路42を介して携帯端末40へ送信する。携帯端末40は、安全コントローラ10からの安全装置画像を受信し、受信された安全装置画像を表示する。保守員は、携帯端末40を操作することにより、安全装置画像を見ることができる。これにより、保守員は、安全装置に近づくことなく、安全装置の状態の確認や安全装置の監視を行うことができる。安全装置画像は、静止画であっても良いし、動画であっても良い。安全コントローラ10は、定期的に、カメラ20に安全装置画像を撮影させても良い。安全コントローラ10は、複数のカメラ20からの複数の安全装置画像を取得し、携帯端末40へ送信しても良い。携帯端末40は、複数の安全装置画像を合成して表示しても良いし、切り替えて表示しても良い。
安全装置がカメラ20を有していても良い。この場合、カメラ20は、安全装置のうち、確認箇所を含む領域の画像を撮影して安全装置画像とする。
カメラ20が無線通信の機能を有し、撮影された安全装置画像を、予め定められた携帯端末40へ送信しても良い。
従来のエレベータシステムにおいて、保守員はガバナ30に近づくために、昇降路の最上端へ移動する必要がある。また、保守員がガバナ30に近づいても下方からの視野しか得られないため、作業が制限される。また、ガバナ30が作動した状態ではかご35を上昇させることはできないという問題がある。さらに地震等により階段等が使用できない場合には、ガバナ30に近づくことすら不可能である。また、従来のエレベータシステムにおけるカメラは、昇降路内やかごの状況を確認するためのものである。
本実施例のように、安全装置のうち目視したい確認箇所に向けてカメラ20を設置することにより、安全装置がかご35上や昇降路の上に設置されている場合であっても、保守員は設置場所へ移動する必要がなく、昇降路外からでも安全装置の状態を確認することが可能となる。これにより、エレベータシステムが非常停止した場合に、エレベータシステムを再起動するまでの作業の負担を軽減することができる。
本実施例では、保守員の作業内容を記録する例について説明する。
図2は、実施例2に係るエレベータシステムの構成を示す。本実施例のエレベータシステムにおいて、実施例1のエレベータシステムの要素と同一符号が付された要素は、実施例1のエレベータシステムの要素と同一物又は相当物を示す。実施例2のエレベータシステムと比較すると、本実施例のエレベータシステムは、安全コントローラ10及び制御コントローラ70の代わりに、安全コントローラ10bを有する。以下の説明においては、安全装置をガバナ30とする。
安全コントローラ10bは、撮影処理部102と、通信処理部104と、作業情報記憶部106とを有する。安全コントローラ10bは、例えばコンピュータである。このコンピュータは、メモリと、メモリに接続されているマイクロプロセッサと、マイクロプロセッサ及び通信路22、42に接続されている通信インタフェースとを有する。メモリは、マイクロプロセッサに安全コントローラ10bの処理を実行させるプログラムと、処理に用いられるデータとを格納する。この場合、撮影処理部102と、通信処理部104は、プログラムにより実現されても良く、作業情報記憶部106は、安全コントローラ10b内のメモリであっても良い。このプログラムは、記憶媒体に格納されていても良く、記憶媒体からコンピュータにインストールされても良い。通信インタフェースは、マイクロプロセッサからの指示に従って携帯端末40bとの無線通信を行う。
同様に、携帯端末40bは、表示処理部404と、作業内容処理部406と、通信処理部402とを有する。携帯端末40bは、例えばコンピュータである。このコンピュータは、メモリと、メモリに接続されているマイクロプロセッサと、マイクロプロセッサ及び通信路42に接続されている通信インタフェースと、マイクロプロセッサに接続されている表示部と、マイクロプロセッサに接続されている入力部とを有する。メモリは、マイクロプロセッサに携帯端末40bの処理を実行させるプログラムと、処理に用いられるデータとを格納する。この場合、表示処理部404と、作業内容処理部406と、通信処理部402とは、プログラムにより実現されても良い。このプログラムは、記憶媒体に格納されていても良く、記憶媒体からコンピュータにインストールされても良い。通信インタフェースは、マイクロプロセッサからの指示に従って安全コントローラ10bとの無線通信を行う。表示部は、マイクロプロセッサからの指示に従って画面を表示する。入力部は、ユーザによる操作を検出してマイクロプロセッサへ送る。
撮影処理部102は、カメラ20にガバナ30の画像である安全装置画像を撮影させ、カメラ20から通信路22を介して安全装置画像を受信する。通信処理部104は、受信された安全装置画像を、通信路42を介して携帯端末40bへ送信する。
通信処理部402は、安全コントローラ10bから安全装置画像を受信する。表示処理部404は、受信された安全装置画像を表示部に表示させる。作業内容処理部406は、表示されている安全装置画像に対する入力部への入力を受け付けて作業内容情報に変換する。通信処理部402は、通信路42を介して作業内容情報を安全コントローラ10bへ送信する。
通信処理部104は、携帯端末40bから作業内容情報を受信し、携帯端末40bにより表示された安全装置画像と、その時の携帯端末40bの操作を示す作業内容情報とを関連付け、作業内容情報と安全装置画像を含む作業情報を生成し、作業情報を作業情報記憶部106へ保存する。
本実施例によれば、保守員が目視で安全装置をチェックしチェック結果を紙等に記録する作業の代替として、安全コントローラ10bが作業情報を記憶することにより、安全装置画像とそれに伴う保守作業の内容とを、保守作業実施の証拠としてエレベータシステム内に残すことが可能となる。これにより、安全装置画像とそれに伴う保守作業の内容とを後で確認することができる。
なお、カメラ20が指示に従ってチルト、パン、ズーム等の操作を行うことができる場合、作業内容処理部406及び撮影処理部102がカメラ20の操作の機能を有しても良い。例えば、表示処理部404が、カメラ操作に対応するアイコン等を表示し、保守員の指示を受け付け、指示に従って作業内容処理部406及び撮影処理部102がカメラ20へ指示を送信する。
以下、作業情報を記憶する作業情報記憶処理について説明する。
図3は、作業情報記憶処理を示す。作業情報記憶処理により、保守員が携帯端末40bに表示されたガバナ30の確認位置の画面を用いて保守作業をした時の操作を、安全コントローラ10bへ記憶させる。この図において、左側は、安全コントローラ10bへの動作を示し、右側は携帯端末40bの動作を示す。
安全コントローラ10bにおいて、撮影処理部102は、所定の撮影周期毎に、ガバナ30の画像である安全装置画像をカメラ20に撮影させ、カメラ20から安全装置画像を受信する(S100)。通信処理部104は、安全装置画像を携帯端末40bに送信する(S110)。携帯端末40bにおいて通信処理部402は、安全装置画像を安全コントローラ10bから受信する(S200)。表示処理部404は、受信した安全装置画像を表示部の画面上に表示する(S210)。安全コントローラ10b及び携帯端末40bは、この動作を繰り返す。
保守員は、携帯端末40bの表示部の画面に表示された安全装置画像を見ながら保守作業を行う。作業内容処理部406は、この保守作業における入力部の操作を取得して作業内容情報を生成する(S220)。通信処理部402は、作業内容情報を安全コントローラ10bに送信する(S230)。安全コントローラ10bにおいて通信処理部104は、携帯端末40bから送られてきた作業内容情報を受信する(S120)。通信処理部104は、作業内容情報と安全装置画像から作業情報を生成して記憶する(S130)。安全コントローラ10b及び携帯端末40bは、この動作を繰り返す。
以上が作業情報記憶処理のフローである。
本実施例では、撮影周期毎に画像を送受信する構成としているが、スナップショットのような静止画を必要とする場合、画像の転送は任意の一回のタイミングに行われる。また、撮影周期毎に撮影された動画を転送する場合、ストリーミングのような通信を用いても良い。本実施例は、このような静止画及び動画の転送方法に依存しない。
本実施例では、保守員が入力部の操作をする度に、携帯端末40bが作業内容情報を安全コントローラ10bに送信する。携帯端末40bが保守作業の一連の流れを複数の作業内容情報として一時的に保存し、保存された複数の作業内容情報を一気に安全コントローラ10bに送信しても構わない。携帯端末40bの入力部としてマウス等のポインティングデバイスを用いることにより、保守員の操作は、クリック、ダブルクリック、ドラッグ&ドロップのようなイベント情報や、タッチパネルにおける、タップ、スライド、フリック、ピンチのようなイベント情報となる。これらの操作は一般的に、任意の一点を示す座標情報や複数の座標の組合せによる領域情報、操作タイプで表現できるものである。本発明は、このような操作のイベント情報の種類に依存するものではない。
以下、作業内容情報について説明する。
図4は、作業内容情報の一例を示す。
保守員は、作業開始時に、当該作業の開始情報を携帯端末40bへ入力する。作業内容情報1060において、当該作業の最初のエントリは、開始情報である。開始情報は、当該作業の作業日1062と、当該作業の種類に割り付けられた保守番号1063、作業を実施した作業員の識別番号1067とを有する。
保守員は、作業中、携帯端末40bを操作する。作業内容情報1060において、当該作業の開始情報の後の各エントリは、イベント情報である。イベント情報は、当該操作が行われた時刻を示す作業時間1064と、画面上の当該操作の座標1065と、当該操作の種類を示す操作1066とを有する。
作業内容情報1060は、作業内容をテーブル形式で記憶する。よって、作業内容情報1060は、時系列で操作を表現している。この例における作業内容は、画面上の確認対象をY方向にドラッグ操作でなぞり、そのドラッグ操作の中間地点で確認済みの操作を示すフリック操作し、画面上の確認対象の右でピンチ操作をして確認対象の領域を指定したことを示す。なお、このような操作のイベント情報と作業内容の意味とのマッピングは上記に限定されるものではない。
本実施例では、保守員による作業内容を判定する例について説明する。
図5は、実施例3に係るエレベータシステムの構成を示す。本実施例のエレベータシステムにおいて、実施例2のエレベータシステムの要素と同一符号が付された要素は、実施例2のエレベータシステムの要素と同一物又は相当物を示す。実施例2のエレベータシステムと比較すると、本実施例のエレベータシステムは、安全コントローラ10bの代わりに安全コントローラ10cを有する。安全コントローラ10cは、安全コントローラ10bの要素に加えて、作業動作比較判定処理部112と、作業手順情報記憶部110を有する。作業動作比較判定処理部112は、プログラムにより実現されても良い。作業手順情報記憶部110は、安全コントローラ10c内のメモリであっても良い。
作業手順情報記憶部110は、作業手順情報を記憶する。作業手順情報は、作業内容情報の基準となる情報である。作業動作比較判定処理部112は、作業内容判定処理を行う。作業内容判定処理は、作業情報記憶部106に記憶されている作業内容情報と、予め作業手順情報記憶部110に記憶されている作業手順情報とを比較し、作業内容情報に示されている作業が適切か否かを判定する。
以下、作業手順情報について説明する。
図6は、作業手順情報の一例を示す。作業手順情報1100は、作業の種類に割り付けられた保守番号1102毎の標準操作情報を示す。標準操作情報の各エントリは、当該作業における操作を示す。標準操作情報の各エントリは、当該操作で標準的に要する時間を示す標準作業時間1103と、画面上で当該操作を実施すべき座標である標準座標1104と、当該操作の種類を示す指定操作1105とを有する。
作業手順情報1100は、保守番号毎に、保守作業の時系列の手順をテーブル形式で記憶する。よって、作業手順情報1100は、作業内容情報1060と同じく、時系列で操作を表現している。
標準作業時間1103は、作業時間1064の許容範囲を示す。作業時間1064の許容範囲は、標準的な作業時間と、その作業時間に対する負方向の誤差の許容量と、その作業時間に対する正方向の誤差の許容量とにより示されている。誤差の許容量は、尤度であってもよい。標準座標1104は、座標1065の許容範囲を示す。座標1065の許容範囲は、画面上の確認すべき位置の中心座標と、その中心座標からの誤差を示す距離の許容量とにより示されている。誤差の許容量は、尤度であってもよい。作業手順情報1100において、作業時間及び中心座標の夫々に付加される情報は、誤差の許容量や尤度に限定されない。
以下、作業内容情報を判定する作業内容判定処理について説明する。
図7は、作業内容判定処理を示す。
安全コントローラ10cにおいて、通信処理部104は、携帯端末40bからの作業内容情報を受信する(S120)。ここでは、受信された作業内容情報に示されている作業を対象作業と呼ぶ。通信処理部104は、受信された作業内容情報と安全装置画像から作業情報を生成して作業情報記憶部106へ保存する(S130)。作業動作比較判定処理部112は、作業内容情報に含まれている保守番号1063を対象保守番号とし、作業手順情報記憶部110内の作業手順情報から検索し、対象保守番号が作業手順情報から検出されたか否かを判定する(S140)。
対象保守番号が作業手順情報から検出されなかった場合(S140:無)、作業動作比較判定処理部112は、作業情報記憶部106において対象作業を無効と設定し(S150)、処理をS120へ移行させる。対象保守番号が作業手順情報から検出された場合(S140:有)、作業動作比較判定処理部112は、対象作業の作業時間1064と、対象保守番号に対応する標準作業時間1103を比較し、作業時間1064が有効か無効かを判定する(S160)。ここで、作業動作比較判定処理部112は例えば、作業時間1064が標準作業時間1103の許容範囲内である場合、作業時間1064が有効であると判定する。
作業時間1064が無効であると判定された場合(S160:無効)、作業動作比較判定処理部112は、作業情報記憶部106において対象作業を無効と設定し(S170)、処理をS120へ移行させる。作業時間1064が有効であると判定された場合(S160:有効)、作業動作比較判定処理部112は、対象作業の座標1065が有効であるか否かを判定する(S180)。ここで、作業動作比較判定処理部112は例えば、対象作業の座標1065が対象保守番号に対応する標準座標1104の許容範囲内である場合、対象作業の座標1065が有効であると判定する。
対象作業の座標1065が無効であると判定された場合(S180:無効)、作業動作比較判定処理部112は、作業情報記憶部106において対象作業を無効と設定し(S170)、処理をS120へ移行させる。対象作業の座標1065が有効であると判定された場合(S180:有効)、作業動作比較判定処理部112は、対象作業の操作1066が有効であるか否かを判定する(S190)。ここで、作業動作比較判定処理部112は例えば、対象作業の操作1066が対象保守番号に対応する指定操作155と一致する場合、対象作業の操作種類135が有効であると判定する。
対象作業の操作1066が無効であると判定された場合(S190:無効)、作業動作比較判定処理部112は、作業情報記憶部106において対象作業を無効と設定し(S170)、処理をS120へ移行させる。対象作業の操作1066が有効であると判定された場合(S190:有効)、作業動作比較判定処理部112は、作業情報記憶部106において対象作業を有効と設定し(S200)、処理をS120へ移行させる。
以上が作業内容判定処理のフローであり、安全コントローラ10cが携帯端末40bから作業内容情報を受信する度に、繰り返される。
作業内容判定処理は、対象作業を無効に設定した場合、それ以降の判定項目について判定を実施しない。
以下、作業内容判定処理の結果について説明する。
図8は、作業内容判定処理後の作業内容情報の一例を示す。
作業内容情報1061は、作業内容情報1060に加えて、エントリ毎に作業内容判定処理の結果を示すフラグ1068を有する。作業動作比較判定処理部112は、作業情報記憶部106において対象作業を有効と設定する場合、対象作業に対応するフラグ1068を有効に設定し、対象作業を無効と設定する場合、対象作業に対応するフラグ1068を無効に設定する。
このように判定結果を示すフラグ1068を設けることにより、作業手順情報1100に従った作業を実施したかを確認することができるとともに、作業の漏れや作業手順情報1100に定義されていない余計な操作を確認することが可能となる。
本実施例では、フラグ1068が有効/無効の二種類の値を取り得るが、この限りではない。例えば、対象作業の時間1064は標準作業時間1103の許容範囲より多くかかったが、座標1065が標準座標1104の許容範囲内であり、且つ操作1066が指定操作1105と一致する場合、作業動作比較判定処理部112は、作業情報記憶部106において対象作業のフラグ1068を、標準作業時間内で作業が完了しなかったことを示す「注意」のような値に設定しても良い。
従来のエレベータシステムの保守作業においては、保守員による作業内容が作業手順に従って作業されたかどうか確認できない。
このような構成により、安全装置の保守作業が作業手順情報の通りに実施されたかを確認できるとともに、確認した作業内容も作業内容情報として記憶されることにより保守作業の証拠とすることができる。
また、作業内容情報1060と作業手順情報1100を比較することにより、作業内容情報1060に対応する実際の保守作業が作業手順情報1100に示された正規の作業手順の通りに実施されたか否かを即座に確認できるとともに、作業結果を安全コントローラ10c単体で管理できる。
また、作業内容情報が、操作の時刻と、安全装置画像内の操作の位置とを有することにより、作業時間及び操作が適正か否かを判定することができる。
本実施例では、安全装置にマーカを付与して、安全装置又はカメラの位置ずれを検知する例について説明する。
図9は、実施例4に係るエレベータシステムの構成を示す。本実施例のエレベータシステムにおいて、実施例2のエレベータシステムの要素と同一符号が付された要素は、実施例2のエレベータシステムの要素と同一物又は相当物を示す。実施例2のエレベータシステムと比較すると、本実施例のエレベータシステムは、安全コントローラ10bの代わりに安全コントローラ10dを有する。安全コントローラ10dは、安全コントローラ10bの要素に加えて、マーカ比較処理部124と、ラベリング処理部122と、マーカ位置情報記憶部120とを有する。マーカ比較処理部124とラベリング処理部122は、プログラムにより実現されても良い。マーカ位置情報記憶部120は、安全コントローラ10d内のメモリであっても良い。安全装置のうち、カメラ20の被写体内の基準設置位置に予めマーカが付与されている。
ラベリング処理部122は、ガバナ30の設置時に撮影された安全装置画像についてラベリング処理を実行し、安全装置画像内のマーカに対応するラベルをマーカ位置情報としてマーカ位置情報記憶部120へ保存する。
マーカ比較処理部124は、新たに撮影された安全装置画像をラベリング処理部122で新たにラベリングされた結果と、マーカ位置情報記憶部120に記憶されているマーカ位置情報とを比較する。この比較により、基準設置位置相当のマーカ位置情報記憶部120と、新たにラベリングした結果が異なっていれば、ガバナ30もしくはカメラ20にずれが生じていることがわかる。
安全コントローラ10dが、マーカ位置情報記憶部120内のマーカ位置情報と、ラベリング処理部122の結果であるラベル位置情報とを携帯端末40bに送信し、携帯端末40bがマーカ位置情報及びラベル位置情報を表示することで、保守員にガバナ30もしくはカメラ20の位置ずれを通知しても良い。
地震等により、安全装置又はカメラ20の位置が変化する場合がある。本実施例の安全コントローラ10dは、安全装置画像内のマーカを検出することにより、このような位置の変化を検出することができる。
以下、記憶されたマーカ位置情報を基準としてカメラ20又はガバナ30の位置ずれを検知する第1位置ずれ検知処理について説明する。
図10は、第1位置ずれ検知処理を示す。安全コントローラ10dにおいて撮影処理部102は、カメラ20にガバナ30の画像である安全装置画像を撮影させる(S400)。ラベリング処理部122は、安全装置画像をラベリングする(S410)。マーカ比較処理部124は、安全装置画像内の複数のラベルの中からマーカに対応するラベルであるマーカラベルを探索し、安全装置画像内の複数のラベルの中からマーカラベルを検出したか否かを判定する(S420)。
マーカラベルが検出されない場合(S420:無)、マーカ比較処理部124は、位置ずれが有ると判定し(S430)、このフローを終了する。マーカラベルが検出された場合(S420:有)、マーカ比較処理部124は、検出されたマーカラベルの位置を示すラベル位置情報と、マーカ位置情報記憶部120に記憶されているマーカ位置情報とを比較することにより、位置ずれが発生しているか否かを判定する(S440)。
ラベル位置情報とマーカ位置情報とが一致する場合、マーカ比較処理部124は、位置ずれ無しと判定し(S450)、このフローを終了する。ラベル位置情報とマーカ位置情報とが一致しない場合、マーカ比較処理部124は、位置ずれ有りと判定し(S430)、このフローを終了する。なお、ラベル位置情報とマーカ位置情報との位置の差が予め設定された許容範囲内である場合、マーカ比較処理部124は、ラベル位置情報とマーカ位置情報とが一致すると判定しても良い。
以上が第1位置ずれ検知処理のフローである。この第1位置ずれ検知処理は、定期的に実行されても良い。
本実施例では、基準画像を元に安全装置又はカメラの位置ずれを検知する例について説明する。
図11は、実施例5に係るエレベータシステムの構成を示す。本実施例のエレベータシステムにおいて、実施例2のエレベータシステムの要素と同一符号が付された要素は、実施例2のエレベータシステムの要素と同一物又は相当物を示す。実施例2のエレベータシステムと比較すると、本実施例のエレベータシステムは、安全コントローラ10bの代わりに安全コントローラ10eを有する。安全コントローラ10eは、安全コントローラ10bの要素に加えて、パターンマッチング処理部132と、基準画像記憶部130とを有する。パターンマッチング処理部132は、プログラムにより実現されても良い。基準画像記憶部130は、安全コントローラ10e内のメモリであっても良い。
基準画像記憶部130は、ガバナ30の設置時等に撮影された安全装置画像を基準画像として記憶する。
パターンマッチング処理部132は、基準画像記憶部130に予め格納されている基準画像と、撮影処理部102により撮影された新しい安全装置画像とを比較し、マッチング位置のずれの有無でガバナ30もしくはカメラ20の位置ずれが発生しているか否かを判定できる。
以下、記憶された基準画像をもとにカメラ20又はガバナ30の位置ずれを検知する第2位置ずれ検知処理について説明する。
図12は、第2位置ずれ検知処理を示す。
安全コントローラ10eにおいて撮影処理部102は、カメラ20にガバナ30の画像である安全装置画像を撮影させる(S500)。パターンマッチング処理部132は、基準画像記憶部130予め記憶された基準画像を読み込む(S510)。パターンマッチング処理部132は、基準画像と撮影された安全装置画像とのパターンマッチングを行い、基準画像と安全装置画像の間にマッチングするパターンが存在するか否かを判定する(S520)。パターンは例えば、安全装置画像内のガバナ30の輪郭である。
基準画像と安全装置画像の間にマッチングするパターンが存在しない場合(S520:無)、パターンマッチング処理部132は、位置ずれ有りと判定し(S530)、このフローを終了する。基準画像と安全装置画像の間にマッチングするパターンが存在する場合(S520:有)、パターンマッチング処理部132は、基準画像に対する安全装置画像のシフト量、つまり基準画像に対して安全装置画像のずれがあるか否かを判定する(S540)。
基準画像に対して安全装置画像のずれがある場合(S540:不一致)、パターンマッチング処理部132は、位置ずれ有りと判定し(S530)、このフローを終了する。基準画像に対して安全装置画像のずれがない場合(S540:一致)、パターンマッチング処理部132は、位置ずれ無しと判定し(S550)、このフローを終了する。
以上が第2位置ずれ検知処理のフローである。この第2位置ずれ検知処理は、定期的に実行されても良い。
なおパターンマッチングにおけるマッチング判定の閾値は、予め設定されても良い。この閾値は、本実施例により限定されない。
このような構成により、任意の時点、例えばエレベータ設置時にガバナ30の基準画像を撮影しておき、基準画像を元に定期検査毎にガバナ30を再度撮影することでガバナ30又はカメラ20の位置ずれを検知することが可能となる。また、本実施例は、位置ずれの検知において、携帯端末40bの操作を必要としない。
本実施例では、安全コントローラに記憶された作業情報を携帯端末に表示させる例について説明する。
図13は、実施例6に係るエレベータシステムの構成を示す。本実施例のエレベータシステムにおいて、実施例2のエレベータシステムの要素と同一符号が付された要素は、実施例2のエレベータシステムの要素と同一物又は相当物を示す。実施例2のエレベータシステムと比較すると、本実施例のエレベータシステムは、携帯端末40bの代わりに携帯端末40fを有する。携帯端末40fは、携帯端末40bの要素に加えて、作業情報分離処理部410と、タイミング制御処理部412と、オーバーレイ制御処理部414とを有する。作業情報分離処理部410と、タイミング制御処理部412と、オーバーレイ制御処理部414とは、プログラムにより実現されても良い。
作業情報分離処理部410により、作業情報記憶部106に格納されている作業情報を、時系列に分離するとともに安全装置画像と作業内容情報に分離する。タイミング制御処理部412は、分離されたデータについて、表示タイミングを制御することにより所望のシーケンスで表示する。オーバーレイ制御処理部414は、安全装置画像と作業内容情報を合成して表示部の画面に表示する。
以上の構成により、携帯端末40fは、安全コントローラ10bに保存されている作業情報を読みだし、実際に行われた作業を後で再現表示させることができる。これにより、保守員は作業内容を検証することが可能となる。
以下、安全コントローラ10bに保存されている作業情報の内容を携帯端末40fに表示させる作業内容表示処理について説明する。
図14は、作業内容表示処理を示す。
安全コントローラ10bにおいて通信処理部104は、作業情報記憶部106に記憶されている作業情報を読み出す(S600)。通信処理部104は、作業情報を携帯端末40fへ送信する(S610)。
携帯端末40fにおいて通信処理部402は、安全コントローラ10bから作業情報を受信する(S620)。作業情報分離処理部410は、受信された作業情報を、安全装置画像と作業内容情報に分離するとともに時系列(タイムシーケンス)に分離する(S630)。表示タイミング制御処理部510は、分離された時系列内の時点を選択する(S640)。オーバーレイ制御処理部414は、選択された時点の安全装置画像と作業内容情報を合成して表示し(S650)、処理をS640へ移行させる。
以上が作業内容表示処理のフローである。
表示タイミング制御処理部510が、作業内容情報内の時間情報に一致する表示タイミングで安全装置画像と操作を表示させる場合、作業を一倍速での再現することができる。また、作業情報の時間情報をスケーリングすることで、高速再生、スロー再生が可能となる。
携帯端末40fが作業内容表示処理の開始の要求を安全コントローラ10bへ送信し、この要求に応じて、安全コントローラ10bは、作業内容表示処理を開始させても良い。
作業内容情報が、操作の時刻と、安全装置画像内の操作の位置とを有することにより、携帯端末40fの表示部により時系列の操作を再現することができる。
本実施例によれば、保守員は作業時の操作を、後で携帯端末40fによりプレイバックして確認することができる。
以上の実施例で説明された技術は、次のように表現することができる。
(表現1)
非常時に動作する安全装置を備えるエレベータシステムにおいて、
前記安全装置の画像である安全装置画像を撮影する撮影部と、
前記撮影部から前記安全装置画像を取得して表示装置へ送信するコントローラと
を備えることを特徴とするエレベータシステム。
(表現2)
前記コントローラから前記安全装置画像を受信し、前記安全装置画像を表示する前記表示装置を備える、
表現1に記載のエレベータシステム。
(表現3)
前記表示装置は、前記表示の時のユーザによる操作を検出し、前記操作を示す操作情報を前記コントローラへ送信し、
前記コントローラは、前記操作情報を受信し、前記安全装置画像と前記操作情報を関連付けて記憶する、
表現2に記載のエレベータシステム。
(表現4)
前記コントローラは、前記安全装置画像と前記安全装置画像に関連付けられている操作情報とを前記表示装置へ送信し、
前記表示装置は、前記安全装置画像と前記安全装置画像に関連付けられている操作情報とを受信して合成し、前記合成の結果を表示する、
表現3に記載のエレベータシステム。
(表現5)
前記操作情報は、前記操作の時刻と、前記安全装置画像内の前記操作の位置とを示す、
表現3に記載のエレベータシステム。
(表現6)
前記コントローラは、基準の操作を示す基準操作情報を予め記憶し、前記基準操作情報と前記操作情報を比較することにより、前記ユーザによる操作が有効であるか否かを判定する、
表現3に記載のエレベータシステム。
(表現7)
前記コントローラは、前記安全装置画像から前記安全装置の所定箇所を検出することにより、前記撮影部又は前記安全装置の位置の変化を検出する、
表現2乃至6の何れか一項に記載のエレベータシステム。
(表現8)
前記コントローラは、前記撮影部により撮影された画像内における前記所定箇所の位置を示す基準位置情報を予め記憶し、前記安全装置画像内における前記所定箇所の位置を検出し、前記基準位置情報と前記検出された位置を比較することにより、前記撮影部又は前記安全装置の位置の変化を検出する、
表現7に記載のエレベータシステム。
(表現9)
前記コントローラは、前記撮影部により撮影された画像である基準画像を予め記憶し、前記基準画像と前記安全装置画像を比較することにより、前記撮影部又は前記安全装置の位置の変化を検出する、
表現2乃至6の何れか一項に記載のエレベータシステム。
(表現10)
エレベータシステムに設けられ、前記エレベータシステムの非常時に動作する安全装置において、
前記安全装置の画像を撮影して送信する撮影部を備えることを特徴とする安全装置。
これらの表現における用語について説明する。撮影部は例えば、カメラ20に対応する。表示装置は例えば、携帯端末40、40b、40fに対応する。コントローラは例えば、安全コントローラ10、10b、10c、10d、10e、制御コントローラ70に対応する。操作情報は例えば、作業内容情報に対応する。基準操作情報は例えば、作業手順情報に対応する。所定箇所は例えば、マーカに対応する。基準位置情報は例えば、マーカ位置情報に対応する。検出された位置は例えば、ラベル位置情報に対応する。
10、10b、10c、10d、10e:安全コントローラ、 20:カメラ、 30:ガバナ、 40、40b、40f:携帯端末、 50:コンタクタ、 60:ブレーキ、 70:制御コントローラ、 102:撮影処理部、 104:通信処理部、 106:作業情報記憶部、 110:作業手順情報記憶部、 112:作業動作比較判定処理部、 120:マーカ位置情報記憶部、 122:ラベリング処理部、 124:マーカ比較処理部、 130:基準画像記憶部、 132:パターンマッチング処理部、 402:通信処理部、 404:表示処理部、 406:作業内容処理部、 410:作業情報分離処理部、 412:タイミング制御処理部、 414:オーバーレイ制御処理部、 510:表示タイミング制御処理部

Claims (6)

  1. 非常時に動作する安全装置を備えるエレベータシステムにおいて、
    前記安全装置の画像である安全装置画像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部から前記安全装置画像を取得して送信するコントローラと
    前記コントローラから前記安全装置画像を受信し、前記安全装置画像を画面に表示する表示装置と
    を備え、
    前記表示装置は、ユーザによる前記画面上の操作の座標を検出し、前記座標を示す操作情報を前記コントローラへ送信し、
    前記コントローラは、前記操作情報を受信し、前記安全装置画像と前記操作情報を関連付けて記憶し、
    前記コントローラは、前記操作の基準の座標範囲を示す基準操作情報を予め記憶し、前記座標が前記座標範囲内であるか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて前記操作が有効であるか否かを判定する、
    エレベータシステム。
  2. 前記コントローラは、前記安全装置画像と前記安全装置画像に関連付けられている操作情報とを前記表示装置へ送信し、
    前記表示装置は、前記安全装置画像と前記安全装置画像に関連付けられている操作情報とを受信して合成し、前記合成の結果を表示する、
    請求項に記載のエレベータシステム。
  3. 前記操作情報は、前記操作の時刻を示す
    請求項に記載のエレベータシステム。
  4. 前記コントローラは、前記安全装置画像から前記安全装置の所定箇所を検出することにより、前記撮影部又は前記安全装置の位置の変化を検出する、
    請求項乃至の何れか一項に記載のエレベータシステム。
  5. 前記コントローラは、前記撮影部により撮影された画像内における前記所定箇所の位置を示す基準位置情報を予め記憶し、前記安全装置画像内における前記所定箇所の位置を検出し、前記基準位置情報と前記検出された位置を比較することにより、前記撮影部又は前記安全装置の位置の変化を検出する、
    請求項に記載のエレベータシステム。
  6. 前記コントローラは、前記撮影部により撮影された画像である基準画像を予め記憶し、前記基準画像と前記安全装置画像を比較することにより、前記撮影部又は前記安全装置の位置の変化を検出する、
    請求項乃至の何れか一項に記載のエレベータシステム。
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