JP2010195529A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかご内に設置された監視カメラを利用して積み残の有無を判断して効率的な運行制御を行う。
【解決手段】乗りかご11内の監視用カメラ21によってかごドア12を含むようにかご室内を撮影する。人物検出部23はカメラ21にて撮影された画像から人物を検出する。人物位置判定部24は人物検出部23によって検出された人物とかごドア12との位置関係から人物の位置を判定する。乗りかご11の着床時に、エレベータ運行制御部14は人物検出部23によって検出された人物が人物位置判定部24によってかごドア12の外側にいるものと判定された場合に当該乗り場で積み残しありと判断し、乗りかご11の走行開始後に走行方向と同一方向の当該階床の乗り場呼びを登録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各階床の乗り場で積み残しを検知するエレベータの制御装置に関する。
従来、乗り場での積み残しの有無を判断してエレベータを効率的に運行制御する方法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。積み残しの検知方法としては、乗り場に監視カメラを設置しておき、その監視カメラで撮影された画像を解析して、乗り場に人がいるか否かを判断するといった方法が一般的である。
特許第3480847号 特開平4−235870号公報
しかしながら、上記特許文献1,2のように、乗り場に設置された監視カメラを用いて積み残し検知を行う方法では、各階床毎に監視カメラを設置しておく必要があり、コスト的に問題がある。また、これらの監視カメラから送られてくる多数の撮影画像を分析処理しなければならないため、画像処理装置に負担がかかるなどの問題もある。
ここで、エレベータの乗りかご内は戸閉すると一種の密室になるため、犯罪が発生しやすい状況になる。そのため、近年では、乗りかご内に防犯用の監視カメラを設置しておき、かご室内の様子を監視するシステムが増加している。
そこで、本発明の目的は、乗りかご内に設置された監視カメラを利用し、その監視カメラにて撮影された画像から積み残の有無を判断して効率的な運行制御を行うことのできるエレベータの制御装置を提供することにある。
本発明に係るエレベータの制御装置は、乗りかご内に設置され、上記乗りかごの乗降口に設けられたかごドアを含めてかご室内を撮影する監視用のカメラと、このカメラによって撮影された画像から人物を検出する人物検出手段と、この人物検出手段によって検出された人物と上記かごドアとの位置関係から上記人物の位置を判定する人物位置判定手段と、上記乗りかごが乗り場呼びに応答して任意の階床の乗り場で停止している状態で、上記人物検出手段によって検出された人物が上記人物位置判定手段によって上記かごドアの外側にいるものと判定された場合に当該乗り場で積み残しありと判断し、上記乗りかごの走行開始後に走行方向と同一方向の当該階床の乗り場呼びを登録する運行制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、乗りかご内に設置された監視カメラの画像を利用して積み残しを検知でき、積み残しがあった場合には走行中のエレベータと同方向の乗り場呼びを自動的に登録して効率的な運行制御を行うことができる。また、防犯用で標準的に設置されることの多い乗りかご内の監視カメラを利用することで、各階床の乗り場に監視カメラを設置することなく、安価にて実現できるといった利点がある。
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は同実施形態におけるエレベータの制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 図3は同実施形態におけるカメラによってかご室内を撮像した画像を模式的に示した図である。 図4は同実施形態におけるカメラの撮影画像に天井面を含む場合の模式図である。 図5は同実施形態におけるカメラの撮影画像にかご室内の人物を含む場合の模式図である。 図6は本発明の第2の実施形態に係るエレベータの制御装置の構成を示すブロック図である。 図7は同実施形態におけるエレベータの制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 図8は同実施形態におけるかごドアが戸閉中にあるときの人物の状態を模式的に示す図である。 図9は同実施形態におけるかごドアの戸閉が完了したときの人物の状態を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの制御装置の構成を示すブロック図である。図中の11はエレベータの乗りかごである。この乗りかご11は、図示せぬ巻上機の駆動によりロープを介して昇降路内を昇降動作する。
乗りかご11の乗降口11aに、かごドア12が開閉自在に取り付けられている。このかごドア12の開閉動作は、乗りかご11の上部に設置されたドア制御部13によって制御されている。
ドア制御部13は、図示せぬドアモータとその制御回路、かごドア12の開閉状態を検出するためのリミットスイッチ等で構成されている。このドア制御部13は、エレベータ運行制御部14からの開閉制御信号を受けてかごドア12を開閉し、また、エレベータ運行制御部14に対してかごドア12の開閉状態を知らせる。
エレベータ運行制御部14は、エレベータの運行制御を行うものであり、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータからなる。このエレベータ運行制御部14は、ビルの機械室などに設置されている。
また、乗りかご11の下部に荷重検知部15が設置されている。この荷重検知部15は、例えばひずみゲージ式(ロードセル)の力検出器などからなり、乗りかご11内の積載荷重を計測してエレベータ運行制御部14へ伝達する。
また、各階の乗り場18−1,18−2…18−nには、それぞれにエレベータ(乗りかご11)を呼ぶための乗り場呼び登録装置16−1,16−2…16−nが設置されている。なお、図1の例では、乗り場呼び登録装置16−1は1階の乗り場18−1に、16−2は2階の乗り場18−2に、16−nは最上階であるn階の乗り場18−nに設置されるものとする。
この乗り場呼び登録装置16−1,16−2…16−nには、行き先方向(上方向または下方向)を指示するための呼びボタン17が設けられている。なお、最下階である1階の乗り場呼び登録装置16−1には上方向の呼びボタン17だけが設けられており、最上階であるn階の乗り場呼び登録装置16−nには下方向の呼びボタン17だけが設けられている。
ある階で利用者が乗り場呼びボタン17を押すと、「乗場呼び」と呼ばれる信号がエレベータ運行制御部14に送られる。エレベータ運行制御部14では、この乗場呼びに応答して、乗りかご11を当該乗場呼びが登録された階床へ向かわせて、着床後にかごドア12を開くように制御する。
ここで、乗りかご11内に監視用のカメラ21が設置されている。このカメラ21は、かごドア12との対向面11bに、撮影レンズ21aをかごドア12側に向けて設置されている。このような位置に設置する理由は、かごドア12が開いたときに、かごドア12の外側に見える乗り場を撮影するためである。
したがって、図1では、かごドア12との対向面11bにカメラ21を設置した例を示したが、かごドア12を含めてかご室を撮影できる位置であれば、かご室内の天井面11cなどにカメラ21を設置しても構わない。
エレベータの運転中、カメラ21は一定時間間隔で乗りかご11内を撮影した画像を画像処理装置22に順次転送している。画像処理装置22は、人物検出部23と人物位置判定部24とからなる。なお、図1の例では、エレベータ運行制御部14と画像処理装置22とが独立して設けられているが、1つの制御装置内に組み込まれた構成であっても構わない。
人物検出部23は、カメラ21で撮影された画像を解析して、その撮影画像中から人物を検出する。画像中から人物を検出するための画像解析技術としては、頭部・胴部などの各部の繋がりをパターン認識する手法などが知られている。人物検出部23では、このような一般的に知られている手法を用いて画像中から人物検出を行うものとする。
人物位置判定部24は、人物検出部23によって検出された人物がかごドア12の外側つまり乗り場側にいるのか、それとも、かごドア12の内側つまりかご室内にいるのかを判定する。なお、その判定方法については後述する。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
図2は第1の実施形態におけるエレベータの制御装置の処理動作を示すフローチャートである。今、2階の乗り場18−2に設置された乗り場呼び登録装置16−2で上方向の乗り場呼びが登録された場合を想定する。
利用者が乗り場呼び登録装置16−2の呼びボタン17の押下により、上方向の乗り場呼びを登録すると(ステップS11のYes)、エレベータ運行制御部14は、その乗り場呼びに応答して、乗りかご11を乗り場呼び発生階(i階)である2階へ走行させる(ステップS12)。そして、乗りかご11が2階の乗り場18−2に着床すると、エレベータ運行制御部14は、かごドア12を開くようにドア制御部13へ戸開信号を送信する(ステップS13)。
ここで、エレベータ運行制御部14は、当該階床で逆方向の乗り場呼び(ここでは2階の下方向の呼び)の有無を判断する(ステップS14)。逆方向の乗り場呼びが登録されていない場合には(ステップS14のNo)、エレベータ運行制御部14は以下のような処理を実行する。
すなわち、乗りかご11が乗り場18−2に着床して戸開すると、その乗り場18−2で待っていた利用者が乗りかご11に乗り込む。このときの様子がかごドア12に対面して設置されたカメラ21にて撮影され、その画像が画像処理装置22に送られる。画像処理装置22では、人物検出部23および人物位置判定部24を通じて撮影画像から人物を検出すると共に、その人物がかごドア12の外側つまり乗り場18−2にいるのか否かを判断する(ステップS15)。
図3を用いて詳しく説明する。
図3はカメラ21によってかご室内を撮像した画像を模式的に示したものであり、図中の30は撮影画像、31は撮影画像上の人物を示している。
図3において、かごドア12は2枚扉中央開き式と呼ばれるドアであって、2枚のドアパネル12a,12bが連動して左右に動くことにより乗降口11aを開閉する構造を有するものとする。また、一般的に、かごドア12の上部には幕板12cが設けられている。この幕板12cは、かごドア12を駆動するドアモータやそのモータの制御装置、かごドア12の開閉状態を検出するリミットスイッチ等の機構部を隠すためのものである。
本実施形態では、カメラ21で撮像された画像30の中からかごドア12を検出し、人物31とかごドア12との位置関係から人物31の位置を判定する。
まず、カメラ21で撮像された画像30の中からかごドア12を検出する方法について述べる。今、撮影画像30がかごドア12の高さに合わせて、かごドア12の上端部に設けられた幕板12cと両側面11d,11eの一部と床面11fの一部を含むようにして撮影されているものとする。
人物位置判定部24は、この撮影画像30の中から最も上部にあって水平方向に所定の長さを有する直線32(画像上端部を除く)を検出し、これを幕板12cとかごドア12の境目線として認識する。
なお、図4に示すように、撮影画像30にかご室内の天井面11cの一部が含まれている場合には、その撮影画像30の中で上から2番目に検出される水平方向に所定の長さを有する直線32を幕板12cとかごドア12の境目線と認識する。ただし、撮影画像30に天井面11cの一部が含まれていると、かごドア12との境界線が分かりづらいので、図3の例のように、天井面11cを含まないように、かごドア12の高さに合わせてカメラ21の設置位置を予め調整しておくことが好ましい。
続いて、人物位置判定部24は、上記直線32から垂直方向に伸びる各直線の中で水平方向に動作している2本の直線33,34を検出し、これらの直線33,34をかごドア12のドアパネル12a,12bの側端部として認識する。
次に、人物検出部23で検出された人物とかごドア12の位置関係から人物の位置を判定する方法について述べる。
上述したように、人物検出部23は、一般的に知られている画像解析技術により撮影画像30の中から人物31を検出する。人物位置判定部24は、カメラ21から時系列で得られる複数枚の撮影画像から人物31をオプティカルフロー等の技術を用いて追跡する。そして、かごドア12のドアパネル12a,12bが戸閉方向に移動するのに伴い、この人物31が遮られていく状態が検出された場合に、人物位置判定部24は、人物31をかごドア12の外側つまり当該階床の乗り場18−2にいるものと判定する。逆に、かごドア12のドアパネル12a,12bが戸閉しても、人物31が遮られなかった場合にはかごドア12の内側つまり乗りかご11内にいるものと判定する。
なお、図3では、乗り場側に存在する人物が一人の場合の例を示したが、乗り場側に多数の人物が存在する場合でも個々の人物を同様に検出することができる。
また、実際には、図5の例のように、乗りかご11内には多数の人物(乗客)35a,35b,35cが存在することが多い。したがって、撮影に際しては、乗りかご11内の人物35a,35b,35cの頭上付近から乗り場側の人物31を確認できるように、カメラ21の設置位置を調整しておくものとする。
図2に戻って、撮影画像中の人物31がかごドア12の外側つまり乗り場18−2にいるものと判定された場合に(ステップS15のYes)、その人物31が乗りかご11に乗り込めなかった利用者であるか否かを確認するために、エレベータ運行制御部14は、荷重検知部15によって検知される乗りかご11の積載荷重が予め定められた値以上であるか否かを判定する(ステップS16)。
なお、この値の決め方は、乗りかご11に乗り込もうとした利用者が「ほぼ満員状態なのでこれ以上乗り込めない」と感じる程度の値でよいので、エレベータの最大積載荷重の80%程度でよい。
積載荷重をチェックする理由は、上記ステップS15にて検出された人物はエレベータを利用する人ではなく、単にかごドア12の前を通りかかった人かも知れないからである。そこで、荷重検知部15によって検知された乗りかご11の積載荷重が設定値以上である場合に、エレベータ運行制御部14は、2階の乗り場18−2で積み残しがあったものと判断する(ステップS17)。
積み残しがあったと判断したら、エレベータ運行制御部14は、かごドア12を閉じて目的階に向かって走行開始した後に(ステップS18)、乗り場呼び登録装置16−2に対し、走行方向と同じ方向(ここでは上方向)の当該階床の乗り場呼びを登録する(ステップS19)。
この場合、上記ステップS14において、逆方向の乗り場呼びの登録の有無を判断している理由は、乗り場呼びが上下両方向に登録されているときは、現在走行中のエレベータとは逆方向への移動を希望する利用者がいると考えられ、走行方向の乗り場呼びを登録すると無駄な運転になる可能性があるためである。
したがって、上記ステップS14において、逆方向の乗り場呼びが登録されている場合には、エレベータ運行制御部14は、積み残しの有無に関係なく、当該階床の乗り場呼びの登録をせずに、通常通り、乗りかご11のかごドア12を閉じて目的階に走行を開始させる(ステップS20)。
なお、ここで言う「乗り場呼びの登録をしない」とは、走行方向と同一方向の当該階床の乗り場呼びを自動登録しないことであり、当然なことながら、このタイミングで利用者が同一方向に行くための乗り場呼びボタンを押下した場合には、その乗り場呼びを登録することができる。
上記ステップS15にて乗り場18−2に人物を検出しなかった場合、あるいは、上記ステップS16にて乗りかご11の積載荷重が設定値を満たなかった場合も同様であり、当該階床の乗り場呼びの登録をせずに、通常通り、乗りかご11のかごドア12を閉じて目的階に走行を開始させて、ここでの処理を終える。
以上のように、乗りかご11内に防犯用として設置されているカメラ21を利用して、そのカメラ21にて撮影された画像から乗り場での積み残しの有無を検出することができる。したがって、各階の乗り場に積み残し検出専用のカメラを設置する必要がなく、安価にて実現でき、また、画像処理装置22の処理負担も軽減できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、図2のステップS15において、乗りかご11が着床した状態で、かごドア12が戸閉するまでの間にカメラ21にて撮影された画像を用いて乗り場に人物の位置を判定した。これに対し、第2の実施形態では、かごドア12が戸閉開始したときにカメラ21にて撮影された画像と、戸閉が完了した後にカメラ21にて撮影された画像を用いて、人物位置の判定をより正確に行うものである。
図6は本発明の第2の実施形態に係るエレベータの制御装置の構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明は省略するものとする。
図6において、図1の構成と異なる点は、画像処理装置22に第1の人数記録部25と第2の人数記録部26が設けられている点である。第1の人数記録部25は、かごドア12が戸閉開始したときにカメラ21にて撮影された画像から検出された人物の数を記録する。第2の人数記録部26は、かごドア12の戸閉が完了した後にカメラ21にて撮影された画像から検出された人物の数を記録する。
以下に、第2の実施形態の動作について説明する。
図7は第2の実施形態におけるエレベータの制御装置の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、図2のステップS15の処理に対応している。その前後の処理については、上記第1の実施形態と同様であるため、その説明は省略するものとする。
今、2階(i階)で発生した乗り場呼びに乗りかご11が応答したものとする(図1のステップS11〜S13)。ドア制御部13から戸閉開始指令が出力されてかごドア12が戸閉を開始したときに(ステップS21のYes)、人物位置判定部24は、人物検出部23によって検出された人物の数をカウントし、これをCNT1として第1の人数記録部25に記録する(ステップS19)。
このときの様子を図8に示す。
乗りかご11のかごドア12は戸閉中であるので、そのときに撮影された画像から乗り場18−2にいる人物と乗りかご11内に乗っている人物の両方が検出され、その人数がCNT1として第1の人数記録部25に記録されることになる。図8の例では、乗り場18−2に3人の人物、乗りかご11内に4人の人物が検出されるので、CNT1=7となる。
続いて、かごドア12が完全に戸閉し、ドア制御部13から戸閉完了状態信号が出力されたとき(ステップS23のYes)、人物位置判定部24は、人物検出部23によって検出された人物の数をカウントし、これをCNT2として第2の人数記録部26に記録する(ステップS24)。
このときの様子を図9に示す。
乗りかご11のかごドア12は戸閉を完了しているので、そのときに撮影された画像から乗りかご11内に乗っている人物だけが検出され、その人数がCNT2として第2の人数記録部26に記録されることになる。図9の例では、乗りかご11内に5人の人物が検出されるので、CNT2=5となる。
ここで、人物位置判定部24は、第1の人数記録部25に記録されたCNT1と第2の人数記録部26に記録されたCNT2とを比較する(ステップS25)。その結果、CNT1>CNT2のとき、つまり、戸閉中の撮影画像から検出された人数の方が戸閉完了後の撮影画像から検出された人数よりも多い場合には(ステップS25のYes)、人物位置判定部24は、乗り場18−2に少なくとも一人以上の人物がいるものと判定する(ステップS26)。以後の処理は図2のステップS16からの処理と同じである。
なお、ここでは乗り場18−2に人物がいることだけを判定している。上記第1の実施形態と同様に、その乗り場18−2の人物がエレベータを待つ利用者であって、積み残しが発生しているか否かは積載荷重を加味して最終的に判定する。
一方、CNT1≦CNT2のとき、つまり、かごドア12の戸閉中の撮影画像から検出された人数と戸閉完了後の撮影画像から検出された人数が一致するか、あるいは、戸閉完了後の撮影画像から検出された人数の方が多い場合には(ステップS25のNo)、人物位置判定部24は、乗り場18−2に人物がいないものと判定する(ステップS26)。以後の処理は図2のステップS20からの処理と同じである。
このように、かごドア12が戸閉するまでの間にカメラ21にて撮影された画像と戸閉後にカメラ21にて撮影された画像を用いることで、乗り場18−2に人物がいるか否かをより正確に判定することができる。
なお、上記各実施形態では、積み残しがあると判断した場合に、エレベータが走行を開始した後に、その走行方向と同方向の乗り場呼びを登録することとしたが、エレベータが2台以上ある場合には、エレベータが走行を開始する前に、当該階床の乗り場呼びを登録することとしても良い。
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…乗りかご、11a…乗降口、11b…かごドア対向面、11c…天井面、11d,11e…側面、11f…床面、12…かごドア、12a,12b…ドアパネル、12c…幕板、13…ドア制御部、14…エレベータ運行制御部、15…荷重検知部、16…乗り場呼び登録装置、17…呼びボタン、18…乗り場、21…カメラ、22…画像処理装置、23…人物検出部、24…人物位置判定部、25…第1の人数記録部、26…第2の人数記録部、30…撮影画像。

Claims (5)

  1. 乗りかご内に設置され、上記乗りかごの乗降口に設けられたかごドアを含めてかご室内を撮影する監視用のカメラと、
    このカメラによって撮影された画像から人物を検出する人物検出手段と、
    この人物検出手段によって検出された人物と上記かごドアとの位置関係から上記人物の位置を判定する人物位置判定手段と、
    上記乗りかごが乗り場呼びに応答して任意の階床の乗り場で停止している状態で、上記人物検出手段によって検出された人物が上記人物位置判定手段によって上記かごドアの外側にいるものと判定された場合に当該乗り場で積み残しありと判断し、上記乗りかごの走行開始後に走行方向と同一方向の当該階床の乗り場呼びを登録する運行制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 上記人物位置判定手段は、上記カメラから時系列で得られる複数枚の撮影画像上で上記人物を追跡し、上記かごドアの戸閉動作によって上記人物が遮られる場合に上記かごドアの外側にいるものと判定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  3. 上記運行制御手段は、上記乗りかごが乗り場呼びに応答した階床に走行方向と逆方向の呼びがあるか否かを判断し、逆方向の呼びがある場合には積み残しの有無に関係なく走行方向と同一方向の当該階床の乗り場呼びの登録をしないことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  4. 上記乗りかごの積載荷重を検知する荷重検知手段を備え、
    上記運行制御手段は、上記人物検出手段によって検出された人物が上記人物位置判定手段によって上記かごドアの外側にいるものと判定されると共に、上記荷重検知手段によって検知された積載荷重が予め設定された値以上であった場合に当該乗り場で積み残しありと判断することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  5. 上記人物検出手段によって上記かごドアが戸閉開始したときに検出された人物の人数を第1の人数として記録する第1の人数記録手段と、
    上記人物検出手段によって上記かごドアの戸閉が完了した後に検出された人物の人数を第2の人数として記録する第2の人数記録手段とを備え、
    上記人物位置判定手段は、上記第1の人数記録手段に記録された第1の人数と上記第2の人数記録手段に記録された第2の人数とを比較し、上記第1の人数が上記第2の人数よりも多い場合に、少なくとも一人以上が上記かごドアの外側にいるものと判定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
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