JP2008504462A - フィラメント糸及び星糸、マイグレーション加工糸、仮撚り糸を処理するための装置及び方法 - Google Patents

フィラメント糸及び星糸、マイグレーション加工糸、仮撚り糸を処理するための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

この新しい発明は、少なくとも二つの一緒に挟み込むことが可能なノズルプレート/カバープレートと少なくとも一つの空気供給通路とを備えた空気ノズルを用いて、フィラメント糸を処理するための装置に関する。ノズルプレート/カバープレートは、組み立てられた状態で初めて糸処理用空間を形成する。一緒に挟み込むことが可能なノズルプレート/カバープレート内の糸処理用空間をプレートの縦方向に刻み込むとともに、糸通し用スリットとノズルプレート/カバープレート内の糸道用への個々の空気供給通路とを備えた開いたノズルとして空気ノズルを構成することを提案する。この新しい解決策は、二つの決定的な利点を提供する。ノズルプレート/カバープレートの形態は、本来の中核的な機能部分、即ちプレート内に刻み込まれた糸道、糸通し用スリット及びプレート内の糸道への個々の空気供給通路に限定される。ノズルプレート/カバープレートの小型化により、製造の問題が大幅に軽減される。

Description

この発明は、糸通し用スリットと糸道内への媒体供給通路とを備え、分割され開いたノズルとして構成された、糸道を備えたノズルを用いて、フィラメント糸を処理するための装置及び糸通し用スリットと糸道内への媒体供給通路とを備え、分割され開いたノズルとして構成された、糸道を備えたノズルを用いて、フィラメント糸を処理するための方法に関する。この発明は、更に星糸、マイグレーション加工糸及び仮撚り糸に関する。
フィラメント糸は、紡糸プロセスによる紡績の枠組み内において、糸処理用に個々のフィラメントの結束を改善するために、空気による処理を施される。この場合、以下の二つの異なる操作に区分される。
・マイグレーション加工糸を製造するためのマイグレーション加工
・星糸を製造するための交絡加工
この交絡加工は、特に結束の改善と、例えば、フィラメント糸の巻取りと巻きの解除時の信頼性向上をも目的としている。交絡加工の際、噴射空気は、糸道のほぼ中央に垂直に、或いは僅かに傾斜させて吹き入れられる。マイグレーション加工に関しては、特許文献1を参照されたい。マイグレーション加工の目的は、その直後の糸の処理において、糸に十分に良好な結束を与えて、その直後の操作を問題無く実施することができるようにすることである。マイグレーション加工によって、フィラメントは、糸の結束内において、ほんの僅かに交差され、その結果個々のフィラメントが糸から突び出さなくなる。最近まで、標準的な交絡用ノズルを用いて、マイグレーション加工を行っていた。その際、起こり得る最悪の動作条件に対して交絡が行われており、その結果ほぼ撚目は生じなかった。マイグレーション加工と交絡加工は、糸処理用の糸の個々のフィラメントの結束及び多くの方向転換による巻取りと巻きの解除を改善することを唯一の目的として持っている。この場合、その目的は、作業の妨げと糸の切れを防止して、撚目が出来上がった布地に乱れとなるような作用を生じさせないようにすることである。
紡績の枠組み内において、前記の単一又は多重ノズルによる処理が用いられている。多くの場合、交絡加工の際に、ノズルを二重ノズルとして使用している。多重ノズルでは、ノズルの数が、糸の流れの数と一致している。その数は、6〜12、16、20、更に最近では24とすることができる。次の目標は、例えば、50本の糸の流れに向かって倍増することである。
ノズル本体の興味深い実施形態が、特許文献2に記載されている。このノズル本体は、ねじ止めにより一緒に挟み込まれた多数の平坦なプレートから構成されている。糸道は、各プレートを垂直に通る貫通穴により形成されている。各プレート内の貫通穴は、互いに精確に合致しており、その結果組み立てた状態では、すべてのプレートを貫通した円筒形の閉じた糸道が出来上がっている。それに代わって、空気供給通路の有るプレートと無いプレートを作り、二つの終端プレートを用いて一つの纏まりとして一緒に締め付けることが可能となっている。それは、糸通し用スロットの無い閉じたノズルである。この特許文献2による解決策の目的は、空気供給通路の数を出来る限り多くすることであり、その場合、同じノズル形態により、星糸と仮撚り糸の両方を製造するものと規定されている。
特許文献3は、星糸を製造するための分割され開いたノズルを提示している。媒体又は空気供給部材上で、ノズル本体と反らせプレート又はカバープレートとから成る分割されたノズル本体を組み立てている。両方の部分は、個々に空気供給部材上にねじ止めされている。ノズル本体は、処理用媒体を糸道内に吹き入れるための空気供給通路と横穴とを備えている。糸道に関して、ノズル本体とカバープレートの両方に糸道用輪郭が設けられている。組み立てた状態で初めて、ノズル本体とカバープレートの間に糸道が形成される。両方の本体の間で、空気供給部材とは逆側に糸通し用スロットを形成する隙間が規定される。空気供給通路を備えたノズル本体だけが、空気供給部材に対して、リング状パッキンにより密閉されている。このノズルは、空気供給部が糸道内のほぼ中央で垂直に配置された典型的な交絡用ノズルである。二重又は多重ノズルの場合、それぞれノズル本体とカバープレートの両方を二倍又は多数倍使用しなければならず、そのことは、糸の流れに対してピッチを狭くすることに関して欠点となる。
交絡用途に関する特殊なケースは、整糸設備である。その場合、非常に狭いピッチで500〜2000本の平行な糸の流れを同時に処理している。特許文献4は、そのような多条の糸を交絡するための特殊な装置を提示している。交絡は、上と下の面の二つの平面上で行われる。対応する数の糸の流れに対する交絡用通路は、極端に小さい空間上に配置されており、その結果経糸の束を非常に狭い間隔で供給することが可能である。この交絡用装置は、多数の平行に並んで配置されたスリットを有する。これらのスリットは、ノズルバーの円板とスペーサー部材の間で形成される。個々の円板は、リング状の外形をしており、圧縮空気は、各円板の中央領域を介して供給されるとともに、対応する横穴を介して、スリットとして形成された個々の交絡用ゾーンに供給される。糸は、スリット基底部に対して間隔を開けて、噴射空気の作用範囲内において、この装置を通して移送される。円板は、入口側と出口側の両方に給糸器を備えている。正面側同士を合わせて多数の円板と中間部材とを組み立てることで、前記のノズルバーが形成される。この解決策は、極端にスペースを節約するものである。糸の流れ用のピッチの大きさは、4mmのオーダーである。処理用スリットから出ていない経糸を分岐することができるように、スリットの外側領域には、ワイヤーが通されている。円板は、セラミック、特に酸化セラミックで作られている。そのため長い耐用年数が得られており、その際セラミック製円板は、成形法で作られ、それに続いて焼成されている。多数のセラミック製円板が、独立したノズルバーとの中間部材と共に、締付ボルトを用いて支持フレーム上に安定して保持されている。特許文献4による解決策は、整糸設備の枠組み内において非常に良好に実証されている。しかし、円板から成るノズルバーの設計思想を紡糸設備の枠組みにおける最初に述べた交絡分野に転用することは不可能である。紡糸設備の枠組みでは、処理すべき平行な糸の数は、現在の傾向としては絶えず増加しているものの、大幅に少ない。同様に、紡績の分野でも、平行な糸の狭いピッチに対する需要が有る。
最終製品、即ち布地の繊維品質を向上するための全く別のアプローチは、仮撚りを行うことによって達成される。この場合、噴射空気の捩じる力を利用して、直前に配置された熱処理を糸の加熱と冷却に変更して、個々のフィラメントの分子構造が残るようにしており、その結果糸に相当大きな膨らみが生じている。仮撚りに関する例としては、特許文献5を参照されたい。仮撚りによって、フィラメント糸と出来上がった布地に膨らんだ繊維特性を与えることができる。
複数の平行に走る糸に関する狭いピッチは、益々様々な糸処理に必要とされている。従来技術に関して選定した特許文献2と5の二つの解決策では、二本の平行な糸の流れの間には比較的大きな間隔が生じている。特許文献1による解決策では、少なくとも二本の糸の流れの場合に約8〜10mmのピッチが得られている。特許文献4だけが、約4mmのピッチを可能としている。
これまでの従来技術の解決策による実施形態からは、以下の通り、二つの基本的な形態が得られる。
・三つの相異なるノズル設計思想が実現されている。
1.連続的に開いた糸通し用スロットを備えたノズル。それらは、例えば、特許文献5 と特許文献6(図8)の通り、開いたノズルとして特徴付けられる。
2.シフトパネルを用いて、開いた糸通し位置と閉じた動作位置に設定可能なノズル。
それらは、例えば、特許文献4と特許文献6(図8a)の通り、開閉型ノズルとし て特徴付けられる。
3.閉じたノズル。この場合、例えば、特許文献2の通り、通常糸は、そのために考案 された空気銃を用いて、糸道を通して糸通しされなければならない。
・第二の形態は、それぞれ特殊な糸処理方法のために全く異なるノズル構造が実現されていることに有る。そのため、以下のノズルを列挙する。
−仮撚り糸を後処理するためのトルク変更用ノズル
−星糸を製造するための交絡用ノズル
−マイグレーション加工糸を製造するためのマイグレーション用ノズル
国際特許公開第00/52240号明細書 米国特許公開第5157819号明細書 特開2003−75802号公報 欧州特許公開第0216951号明細書 欧州特許公開第0532458号明細書 国際特許公開第03/029539号明細書 ドイツ特許出願第00482/05号明細書(2005年3月20日シュバイツァー社出願)
ここで、この発明の課題は、開いたノズルの枠組み内における糸処理用であり、又二本以上の平行な糸の流れの間のピッチが数ミリメートルの範囲である安価なノズルを開発するための解決策を見い出すことであり、この設計思想が、特に単一ノズル又は二重ノズルにも使用可能なものである。
この発明による装置は、ノズルがノズルプレート/カバープレートから構成されており、これらのプレートが、それぞれノズルプレート側とカバープレート側を有し、媒体供給部材上で組み立てることが可能であるとともに、二つの隣接するノズルプレート/カバープレートの間で糸道を形成することを特徴する。
この発明による方法は、処理のために、一緒になって糸道を形成する二つの同一のプレートの間に糸を通して、これらのプレートが、互いに密閉し合うとともに、媒体供給側に対して密閉されていることを特徴とする。
この発明による、特にマイクロフィラメント糸としての星糸又はマイグレーション加工糸を、処理のために、一緒になって糸道を形成する二つの同一のプレートの間に通して、星糸又はマイグレーション加工糸を生成することを特徴とする。
この発明による仮撚り糸は、処理のために、一緒になって糸道を形成する二つの同一のプレートの間に通されて、仮撚りされることを特徴とする。
この新しい解決策は、様々な決定的な利点を生み出す。プレート、特にセラミック製プレートの形態は、本来の中核的な機能部分、即ち、
−各プレートの両側に形成された糸道側
−糸通し用スロット
−プレート内における糸道用の個々の空気供給通路
に限定される。
この関連では、ノズルのノズルプレート/カバープレートは同一である。ノズルプレート/カバープレートの各々は、それぞれノズルプレートとカバープレート又は反らせプレートの両方の機能を持っている。例えば、特許文献3のように、カバープレートを別にする必要がなくなる。このことにより、ようやく基本的に複数本の糸の流れに対するピッチを狭くすることが可能となる。これらのプレートは、例えば、1cm〜2cmの非常に小さい外寸と4mm以下の厚さで製造することができる。この簡単なプレート形状により、今や非常に多くの安価な射出成形法を用いて製造することが可能となるので、特に、セラミックでの製造に関して、非常に大きな軽減が得られる。少なくともプレートの未加工鋳造部材は、単位時間当りの生産個数を多くして、そのため安価に製造することができる。ノズルのプレートを同じ形で製造することができるので、単一ノズルの場合、プレートを180°回転させて取り付けることが可能となり、そのため磨耗に関して、未使用の糸道面を用いて、その耐用年数の倍増を達成することができる。プレートの小型化により、製造の問題が大幅に軽減される。この新しい解決策により、更に説明する通り、例えば、特許文献4による加圧成形法よりも大幅に安価となる射出成形法でのプレートの製造が可能である。第二の大きな利点は、特許文献4で単なるスリットとして構成された糸道が、この新しい発明にもとづき、特殊な処理に適合させることが可能となることである。特許文献4の円板は、二つの円板の間で二本の糸の流れを形成するという大きな利点を持っている。それに対して、特許文献4による解決策の欠点は、プレート設計思想において、同時に給糸器と空気供給部を統合しているため、加圧成形法でしか製造することができない、ほぼ手のひらの大きさの円板となっていることである。
この新しいプレート設計思想は、様々な処理方法、即ち、交絡加工、マイグレーション加工、仮撚り及びその他のフィラメント糸のテクスチャード加工に採用することができる。筬通機では多重ノズルとして、テクスチャード加工設備では単一又は二重ノズルとして、更に延伸設備及び仮撚りテクスチャード加工用設備でも使用することができる。
単一ノズル、二重ノズル又は多重ノズル用や特殊な用途など如何なる場合でも、常に同一のノズルプレート/カバープレートが使用される。その場合、ノズルプレート/カバープレートの各々は、有利には空気供給通路毎に、ノズルプレート側とカバープレート側の両方を有する。各側は、処理に対して自由にアクセスすることが可能である。そのことは、糸道の両輪郭を、各プレート内に容易に作り出して、ノズル側と反らせプレート又はカバープレート側に関して個々に設計する、例えば、刻み込むこともできるという大きな利点を有する。当業者は、交絡用ノズルでは、ノズルプレートと反らせプレートを考える。ノズルプレートは、少なくとも二重交絡用の主空気流に対する横穴を備えている。反らせプレートは、それと逆側に有る、処理用空気が当たる側を備えている。トルク変更用ノズルでは、空気によって強い回転フロー、即ち、糸の仮撚りを行うことを目的としている。その場合、分割されたノズルでは、反らせプレートの代わりにカバープレートを考えなければならない。新しい解決策は、両方の用途を包含することができるので、「ノズルプレート/カバープレート」という表現を選んでいる。両方の実施形態に関して、各ノズルプレート/カバープレートは、それぞれ組み立て後に初めて機能を果たすことができる一つの半分体である。
この新しい解決策は、非常に多くの特に有利な実施形態を可能としており、それらに関しては、請求項2〜21と請求項23〜29を参照されたい。特に有利には、糸道は、ノズルプレート側が半球形をしており、カバープレート側が平坦に構成されている。プレートに糸道を刻み込みことによって、糸道の形状をほぼ任意に調整することが可能となる。同じことが、空気供給通路にも言える。特に有利には、これらのプレートは、一方の側をノズルプレートとして、他方の側を反らせプレート又はカバープレートとして、そしてそれに対応してほぼ半分の糸道として構成されている。
プレートの小型化により、プレートを射出成形法で製造する平坦なセラミック製プレートとして構成することが可能となり、それらのプレートをそれぞれ二つの終端プレートにより一つの構成グループとして一緒に挟み込むことができる。射出成形法は、特許文献4の開示に対応する加圧成形法と比べて著しく安価である。完成した構成グループは、各プレートの空気供給通路と接続することが可能である、組み込まれた空気配給通路と共に支持ベース上に固定することができる。支持ベースは、金属又はプラスチックから製造することができる。この新しい発明では、所要の機能が最高の品質と精度を必要とする場合にのみ、比較的高価なセラミックを採用することができる。別の実施形態では、プレートの各々は、糸道内に個別に空気を供給するために、媒体供給用の少なくとも一つの横穴をノズルプレート側に備えている。有利には、少なくとも二つのプレートの各々は、一つの媒体供給通路を備えており、その通路は、媒体供給部材の対応する接続開口部を介して、個々に作動可能であり、その結果使用されない空気供給用開口部からの自由な流出が防止される。ノズルの少なくとも二つのプレートの各々は、少なくとも糸道の輪郭に関して同一に構成されており、ノズルプレート側とカバープレート側にそれぞれ、組み立てた状態で初めて糸道を形成する糸道の輪郭を有する。二つのプレートが一緒になって初めて一つの糸道を形成することとなるので、二つ以上のプレートを対にする毎に、それぞれ二つの使用されない外側が生じる。このことは、簡単なノズルの場合、使われていた糸道の輪郭が大きく磨耗した時両方のプレートを180°回転させて組み合わせることが可能となり、その結果ノズルの耐用年数を倍増させることができるという大きな利点を有する。
ノズルプレート/カバープレートは、有利にはセラミック製プレートとして構成するか、或いは少なくとも糸道の輪郭領域に、相応に高い耐磨耗性の表面コーティングを有する。少なくとも二つの同一のノズルプレート/カバープレートは、空気供給領域と関連した糸通し領域において糸通し用スリット分小さい厚さを有し、空気供給領域の両側において平坦な密閉面を有する。これらの密閉面は、非常に高い表面仕上げ品質を備えており、その結果それらの面は、特別な密閉体無しに一緒に挟み込むことにより気密に閉じられる。このようにして、プレートを組み立てた際の糸道に関する高い精度を保証することも可能となる。有利には、個々の媒体供給通路は、糸道のほぼ中央を通っており、その場合両側には、滑り棒を用いてプレート又はその糸道の輪郭を精確に位置決めするために、少なくとも二つの貫通開口部が平坦な密閉面に対して垂直に配置されている。これらの貫通開口部を同一としない場合、それらは同時に、逆に組み立てることに対する安全手段としての役割を果たすこととなる。
特に有利な別の実施形態の考えでは、プレートの各々は、側方、有利には、平坦な密閉面の領域に、すべてのプレートを媒体供給部材上に密閉して押圧するための押え用切欠きを備えている。媒体供給側には、プレートと媒体供給部材との間に追加の密閉部材を取り付けるのが有利である。
この新しい解決策により、四本の糸の流れに対応して任意の四つのノズルプレート/カバープレートを組み立てることが可能である。一本の糸の流れだけのための単一ノズルは、二つのノズルプレート/カバープレートから構成される。二本の糸の流れのための二重ノズルは、三つのノズルプレート/カバープレートから構成される。二本以上の糸の流れの処理に対しては、糸の流れの数+1の数のプレートとなる。
星糸を製造するための交絡用ノズルとしての第一の用途では、媒体供給用横穴は、ほぼ中央で垂直に又は僅かに糸を動かす効果を及ぼす方向で糸の流れに合流する。撚目を高度に制御することが可能な形で細かい星糸を製造するのに非常に有利には、糸処理通路内における噴射空気供給通路の合流領域に噴射空気通路拡張部を形成して、二つの逆方向の定常的な撚糸フローのための空気渦流化室を構成する。
仮撚り時の第二の用途では、媒体供給用横穴は、接線方向から糸の流れに合流する。それに対応する装置は、トルク変更ノズルとして構成される。
これらのプレートは、平坦なプレートとして構成されており、両側に平坦な密閉面を有し、それらの平坦な密閉面の領域に二つの貫通穴を備えている。これらの貫通穴を用いて、プレートは、個々に滑り棒上をスライドされてノズルブロックとされて、互いに精確に位置決めされるとともに、平坦な密閉面に対して垂直には、滑り棒のねじ止めによってノズルブロックとして一緒に引き締められる。ノズルブロックには、両側にそれぞれ一つの安定した終端プレートを取り付けることができ、それらの終端プレートにより、セラミックで作られたプレートを一緒に挟み込まれる。更に、媒体供給部材は、支持ベースを備えることができ、その上にノズルブロックのノズルプレート/カバープレートの各々を押え用切欠きによって密閉して固定することが可能である。支持ベース又は終端プレートは、カラー符号を備えることができ、その結果色にもとづき、どのノズル形式に組み立てられているのかを識別することが可能となる。ノズルブロックは、組み込まれた空気配給通路と共に、作動すべき空気供給通路と接続することが可能な媒体供給ベース上に固定される。それは、多重ノズルとなり、そしてこの対応する数のプレートを備えたノズルは、ノズルグループ又はノズルブロックとして、給糸器を上に取り付けたノズル支持体と接続される。挟み込むことが可能なプレートは、それぞれ二つの終端プレートにより構成グループとして支持ベース上に固定され、その場合給糸器は、ノズル支持体上に固定された給糸器保持体に配置されており、有利には、櫛形に構成される。この発明による方法の有利な別の実施形態では、プレートは、滑り棒によって、ノズルブロックに組み合わされるとともに、ノズルブロックは、押え用突起により押圧されて、媒体供給部材上に密閉される。糸道に関してセラミック製プレートの精確な位置決めを保証するために、セラミック製プレートは、滑り棒によって案内されて、ノズルブロックとして一体化される。ノズルブロックは、有利にはカラー符号を備えた、共通の空気供給部を有する支持ベース上に気密に支持される。
この発明による滑らかなフィラメント糸とテクスチャード加工されたフィラメント糸から成る星糸を製造するための方法の特に有利な別の実施形態では、交絡用ノズルの貫通する糸道に、糸道の軸方向を向いた中央の主要孔で主空気流が吹き入れられ、そして主要穴に対して間隔を開けて配置された少なくとも一つの補助孔で二次空気流が吹き入れられる。主空気流は、垂直な角度とほんの僅かに糸を動かす効果を持つか或いは給糸機器に対する作用が小さい角度との間で、二次空気流は、糸道の軸方向に対して傾斜した、主空気流とは異なる方向を向いた少なくとも一つの補助孔を介して、交絡用フローを支援する形で糸道内に供給される。
この発明による撚目の制御可能性が高く、細かい星糸を製造するための別の実施形態の考えでは、糸処理通路を備えた空気ノズルを用いて、糸処理通路に対して交差する形で噴射空気を吹き入れる。噴射空気は、給糸方向及び給糸方向と逆方向にそれぞれ撚目を作るための二重の渦を生成する。噴射空気は、糸処理通路への入口領域において、糸道の縦方向に短い空気渦流化室内で、フィラメントの束によって妨げられない程強い二つの定常的な撚糸フローに変換される。空気供給用のノズルプレート側の横穴は、有利には、糸の交絡又はマイグレーション加工用に配備されるノズルに関して、縦方向に対して糸道のほぼ中央で、糸道の軸に対して垂直又は僅かに傾斜した形に配置される。それに対して、横穴は、糸の仮撚り用に規定されたノズルに関して、糸道内に向けて接線方向から取り付けられる。
有利には、支持ベースには、両側に、各糸の流れに対して糸道の入口前と糸道の出口後に間隔を開けて、給糸器が配置される。支持ベースは、個々のプレートへの糸の供給と空気の供給及び空気の分配の二つの補助機能を果たしている。この発明による装置は、押え手段により一緒に挟み込むことが可能な二つの終端プレートをそれぞれ備えた単一ノズル又は二重ノズルとして構成される。多重ノズルの場合、ノズルは、所定の糸の流れに対して、ノズルグループとしてのそれに対応する数のプレートと、支持ベース内の空気配給通路と、給糸器とで構成される。有利には、挟み込むことが可能なすべてのプレートは、支持ベース内に空気配給通路を備えた支持ベース上において、それぞれ二つの終端プレートにより構成グループとして固定され、その場合給糸器は、支持ベースに固定された給糸器保持体に配置されている。
以下において、幾つかの実施例にもとづき、この発明を詳しく説明する。
図1と1aは、同時にカバープレートでもあり、ノズルプレートでもあるノズルプレート/カバープレート1とそれに対応した半分の糸道17を図示している。前方側は、カバープレート側2を、後方側は、ノズルプレート側3を表し、それぞれ糸道17の半分が配備されている。前方側2には、反らせプレート5を備えた糸道の半分4がノズルプレート/カバープレート1内に刻み込まれている。ノズルプレート側の裏側には、糸道の半分6が作られている。図1aと図2(下)では、断面図により空気供給通路8を見ることができる。空気供給通路8は、横穴9によりノズルプレート7の糸道の半分6に通じている。ノズルプレート/カバープレート1は、プレートを一緒に挟み込むための二つの貫通孔10及び10’を備えている。この場合、図3から分かる通り、二つのノズルプレート/カバープレート毎に互いに密閉して正面側同士を突き合わせている。対応する密閉面部分11は、大きさh及びLで表されており、Lは、同時に糸道の長さ又は図2による糸道の半分(L/2)である。上方の面部分12は、寸法XとLで表示されており、密閉面部分11に対して大きさZだけ僅かに後方にずれている。この面部分12に渡って、糸道17内での糸の挿入を容易にする面取りされた面13が有る。ノズルプレート/カバープレート1の特別な特徴は、それらが上方に糸通し用区間Ef、その下方に糸道区間GK及び下方に密閉区間DFを備えていることである。密閉区間DFは、両方の密閉面11,11’と下方の支持面7を有する。支持面7は、図2に符号7’で表示されている通り、支持ベース24に対して密閉されていなければならい。孔10及び10’は、有利には、ノズルプレート/カバープレート1が対応する滑り棒18によって正しく組み合わされるように、大きさが同一ではない。
図2と3から分かる通り、ノズルプレート側とカバープレート側での対応する面部分の幾何学的な構造により、組み立てた状態では糸通し用スリット14が得られる。この新しい解決策により、前に詳しく説明した通り、射出成形法でセラミック部分として安価に製造することが可能な小さく、比較的簡単な形状のプレートが得られる。図2と3では、一定数のセラミック製プレートが、終端プレート15と16を一枚づつ用いて8本の糸の流れ用のノズルブロックに組み合わされている。すべてのプレートは、孔10,10’を通して案内された締付けボルト又は滑り棒18によって、一つの構成グループ20として一緒に挟み込まれている。ノズルプレート/カバープレート1の各々は、下方に向かって開いた空気供給通路8を有する(図1a)。構成グループ20の横方向の寸法は、大きさHで表されており、厚さ「d」に対応したプレート1の数に応じて大きくも小さくもなる。図2は、紡糸設備用のノズルグループ25として完成した装置を図示している。その場合、糸の流れは、通常矢印21で示されている通り上流から下流に向かって垂直である。図2は、図3と同様に、8本の糸の流れを図示しており、個々の糸は、符号22で示されている。構成グループ20は、取付ボルト23で支持ベース24上に気密にねじ止めされている。支持ベース24は、個々の空気供給通路8からの圧縮空気又は噴射空気を供給する空気配給通路26を有する。ノズルグループの入口側は「Ein」で、出口側は「Aus」で表されている。入口側と出口側の両方には、ボルト28によって支持ベース24に固定されているヤーンガイドビーム27が有る。一定数の糸の流れ21に対応して、ヤーンガイドビーム27には、櫛形に構成された、歯29を持つヤーンガイド31が設けられている。糸は、歯溝30内を横方向に通されている。歯の底部は、糸道の底部の方を向いている。ヤーンガイドビーム27と支持ベース24の両方は、アルミニウム又は安価なプラスチックから製造することができる。ヤーンガイドビームは、有利にはセラミックから作られ、その結果磨耗部分が最大限の耐用年数を持つこととなる。
図4は、新しい解決策の単一ノズルとしての使用形態を図示している。糸道は、二つのノズルプレート/カバープレート1から構成されている。図4の図面は、一つの糸道用だけに考案されたものである。この単一ノズルは、設計思想としては支持ベース24を備えた多重ノズルと同様に考案されている。図4の図面は、左上に支持ベース24とノズルホルダー19を備えた、二つのノズルプレート/カバープレート1による単一ノズルとしての完全な構成グループを図示している。
図5の図面は、三つのノズルプレート/カバープレート1によるダブル又は二重ノズルを斜視図(左上)、平面図(左下)、側面図(右上)及びA−Aによる断面図(右下)で図示している。これらのプレートの各々は、同じ形に構成されているので、ダブルノズル用には三つのノズルプレート/カバープレートが必要である。
図6a,6b及び6cは、24本の糸の流れ用多重ノズルの非常に興味深い別の実施形態を図示している。この解決策は、基本的に2本より多い糸の流れに適している。図6aは、二つの滑り棒18によって一緒に挟持され、組み立て後は大きな力で密閉して重ね合わされて押圧された25個のノズルプレート/カバープレート1によるノズルブロック25を図示している。ノズルプレート/カバープレートの各々は、両側に押え用切欠き30を有する。ノズルプレート/カバープレートの各々は、二つの押え用バー31によって、パッキン32上に気密に押え込まれている。そのために、図6bに図示されている通り、一定数の押え用ボルト33が、圧縮ばね34に対抗して両側を押え付けている。図6cは、完成したノズル構成グループ20を図示している。ノズルブロック25は、組み立て時に支持ベース24上に嵌め込まれて、固定された、独立した構造ユニットである。それに続いて、支持ベース24は、ノズルブロック25と共にノズルホルダー19上に気密にねじ止めされる。好適な実施形態では、ノズルブロック25は、先ずは片側を滑り棒を通されて、次に下げられて、支持ベース上に固定される。
図7aと7bは、ノズルブロック25をロープ状の引張り部材35によって一緒に引き縛った、この発明の目的に適った実施形態を図示している。この場合、ノズルプレート/カバープレートの精確な案内は、通しスリープ36によって保証されている。図7bは、図6bと同様に、二つの異なる側面の支持ベース24を備えたノズルブロック(上)とノズルホルダー19に対する接触面37を下から見た図面(下)を図示している。符号38は、弾力性の有るパッキンを表している。
図8と9aは、非常に有利な改善構成を図示している。それに関する内容全体は、特許文献7を参照されたい。この場合、糸処理通路17は、更に糸処理通路17内における噴射空気供給通路又は横穴9に直ぐ続く部分である空気渦流化室41を備えている。糸処理通路17は、噴射空気供給通路9の位置で半球体状に拡張されている。そうすることによって、更なる撚糸フローが生じる。この半球体状の拡張部により、糸処理通路17の続く部分に不規則な渦運動を生じさせることなく定常的な撚糸フローが実現可能となる。この定常的な撚糸フローは、直ぐに不規則な渦の流れとなる。噴射空気は、糸処理通路の入口領域において、糸処理通路の縦方向に対して短い空気渦流化室内で、フィラメントの束によって妨げられない程強い二つの定常的な撚糸フローに変換される。空気渦流化室では、撚糸フローが安定している短い領域が生成され、その領域に続いて、糸の移送方向と糸の移送方向とは逆方向の両方向に交互に渦ゾーンが繋がっている。マイクロフィラメント糸を処理する場合、更なる処理で再び解くことができる柔らかい撚目を作るためには、0.5〜1.5バールの圧力の噴射空気が使用されるか、或いは更なる処理で解かれない固い撚目を作るためには、1.5バール以上の圧縮空気が噴射空気として使用される。このようにして、10〜15dpfより小さい、有利には2dpfより小さい細かい糸を処理することができる。空気渦流化室は、少なくとも糸道の中心軸に対してほぼ対称的に構成されるとともに、その両側が糸道の側壁から0.5mm以内張り出している。有利には、空気渦流化室は、糸道の縦方向に対して噴射空気供給通路から0.5mm以内張り出している。図8と9aは、それぞれ理論的な流れの計算結果を図示している。図8では、下から上への噴射空気の供給BLが非常に明確に分かる。上方の面は、符号Eで表示されており、噴射空気フローBLの反らせプレートとの衝突面である。空気渦流化室は、二つの小さい半球体状窪み42から作られている。図8では、縦方向に対して1〜2mm以内の領域に非常に安定したフロー形状を生じさせている二つの撚糸フロー43が明らかに分かる。図8では、(糸が存在しない場合の)同じ計算モデルによる中央の定常的な撚糸フローと図面上方の二つの二重の渦44が分かる。図9aは、二つのフロー形状を模式的に図示した図面である。最近の最も大きな研究により初めて、撚目を形成するための知識が非常に不完全であったことが分かった。実際には、撚目を形成することは、二つの安定した二重の渦からは簡単には得られない。撚目の形成に関する基本的な前提条件は、以下の事項である。
a)噴射空気フローBLにより、糸処理通路内において、二重の渦が発生する(図1aと 1c)。
b)しかし、フィラメント糸22を糸処理通路17内に入れると、二重の渦は、完全に乱 される。数ミリ秒以内に、安定した二重の渦は、糸の挿入により壊れる。糸処理通路 の半分では、片側に渦44* が発生する一方、それらの渦44* は一緒に消滅する。
その結果すべてのフィラメントは、糸処理通路3内において右側に寄せられることと なる。しかし、すべてのフィラメントが右側に集まると、直ぐにこの二重の渦が壊れ て、その結果ほぼ遅滞無く、左側に相応の大きさの渦44* が発生する。この振り子 現象は、噴射空気とフィラメント糸が存在する場合、全く落ち着かなく継続する状態 であるとともに、結局のところ撚目形成のための奥義である。
図9bは、上方に滑らかな、即ち撚糸されていない糸2を図示している。真っ直ぐな線で個々のフィラメントを表している。二番目は、柔らかく撚糸された糸である。この場合、むしろ短い方の撚目Kが典型的であり、撚目を薄い真っ直ぐな線で表している。第三の図面は、交絡加工され拡がった位置の間の固く比較的長い撚目Kを図示している。固い撚目は、太い線で表している。第四の図面は、撚目が非常に不規則である従来技術の典型的な撚糸を図示している。
図9cは、撚目が不規則に形成された幾つかの例を図示している。図9dは、この新しい発明により生成可能な固い撚目と柔らかい撚目を対置した形態である。図9dは、それに対応した1.5〜3バール又は0.5〜1.5バールの圧縮空気を使用した典型的な領域を図示している。市況に応じて、固い撚目又は柔らかい撚目が必要とされる。
図10aでは、新しい解決策が、主空気流(PL)と二次空気流(SL)の供給を提案している。この例では、圧縮空気の供給が、僅かに移送方向に傾斜しているので、糸道の出口Ak2の方向に強い撚糸フローが生じている。そのことは、出口領域で線の密度が高くなってことから分かる。図10bと10cでは、二次空気流SL用の二つの補助孔が、角度δで比較的大きく移送方向に傾斜した形に配置されている。二つの補助孔は、その間隔を大きさZで表示されている通り、糸道の各周縁領域内に対称的に配置されている。角度δ’での可能性が変化形態として示されている。図10aでは、目印が付けられた三つのゾーンA,B及びCが分かる。領域Ak1における僅かに強化されたゾーンAとそれに対応したAk2におけるゾーンCが生じている。全く驚くべきことに、糸道の両側では、主要な交絡加工ゾーンV−Vにおいて非常に安定した周縁流ゾーンB1又はB2が出現している。それは、主に糸を拡げる役割を果たす区間O''と異なり、本来撚目が強い影響を受けるゾーンである。二次空気流によって、側方の周縁領域が安定するとともに、強い糸を動かす効果も生まれるので、前に詳しく説明した通り、驚くべきことに、詳しく言うとすべての基本的な品質判断基準において、撚目の形成に良い影響を与えることができるものである。図10bと10cは、主要孔50と二次空気流(SL)に対する補助孔51の配置に関する二つの例を図示している。
図11a〜11dは、様々な形状の空気吹付け部と糸通し用スリットによってフィラメント糸を最終的に撚糸するためのトルク変更ノズルとしての新しいノズルの使用形態を図示している。図11a〜11dに模式的に図示された仮撚りテクスチャード加工装置では、テクスチャード加工するマルチフィラメント糸22は、第一の加熱器60を介して仮撚り機61、例えば摩擦式仮撚り機に供給される。仮撚り機61から出て来るテクスチャード加工された糸は、膨らんでおり、高い弾力性が有る。仮撚り機61の前に糸に与えられた撚りは、仮撚り機後には再び解かれる。この場合、周知の仮撚りテクスチャード加工装置では、糸を再び撚ろうとする捩じりモーメントが糸において支配的である。そして、この発明の目的に適うこととして、周知の手法で、仮撚り機61の後に接続された、糸の弾力性を低減させる第二の加熱器62を通して糸を案内する。この発明では、第二の加熱器62の後には、この発明によるノズル63が接続されており、このノズルは、加熱器62を通過して来た糸に、詳しく言うと仮撚り機61で加えられた仮撚りの方向とは逆方向に再び仮撚りを与える。そうすることによって、第二の加熱器62において、糸における前に言及した捩じりモーメントが低減されるか、或いは実質的に完全に解消される。ノズル63は、圧縮空気パイプ64から圧縮空気を供給される。ノズル63は、糸道17に接線方向から合流する噴射空気通路65を備えている。図11a〜11dは、同様に単一ノズルであるが、糸に仮撚りを加えるために採用された単一ノズルを図示している。仮撚りプロセスに関しては、特許文献5を参照されたい。両方のプレートは、仮撚りを加えるために、接線方向から空気が入る形で構成されなければならない。両方のプレートは、その異なる機能に対応して符号1’と1''で表示されている。
図12と13は、POYプロセスを図示している。両方の場合に、事前の交絡加工と本来の交絡加工が行われる。図12は、パラレル式POY/HOY紡糸設備を図示している。このプロセスでは、方向転換用ローラーは無い。巻取り機の速度でのみ、交絡加工用の糸の張りを調節することができる。この解決策は、少なくとも欧州と米国で採用されている。図13は、方向転換用ローラーを備えたPOY紡糸設備を図示している。このPOYプロセスの利点は、糸の張りをより良好に調節することができることである。このプロセスでは、方向転換用ローラーは加熱されない。この解決策は、少なくともアジアで、そしてまた欧州と米国で採用されている。
図14aは、マイグレーション加工と交絡加工を備えたFDYプロセスを示している。これは、FDY紡糸法での標準的なプロセスである。このプロセスでは、二つの加熱された単一又は二重ローラーが有る。この場合、糸の張りは、良好に調節される。図14bは、FDYプロセス(H4S又はH5S)であり、事前交絡加工と交絡加工に関する例を示している。このプロセスでは、延伸用の冷たいゴデットが有り、それに続いて、糸は、蒸気で弛められている。図14cは、FDYプロセスであり、順番にマイグレーション加工と二回の交絡加工を図示している。このプロセスでは、糸は、準備前に加熱器で温められ、それに続いて、冷えたゴデットで延伸される。図14dは、FDYプロセスであり、マイグレーション加工と一回の交絡加工を図示しているが、熱を加えていない。この場合、糸は、準備前に熱い空気を当てられ、それに続いて、冷えたゴデットで延伸される。
この発明により構成した、全長をほぼ二倍にした形でのノズルプレート/カバープレート1 図1の断面A−Aによる拡大図 複数のノズルプレート/カバープレートと8本の糸の流れによる構成グループの斜視図(上)とA−Aによる断面図(下) 図2の模式的な側面図(上)とB−Bによる断面図(下) 単一ノズルの模式図(左上)、平面図(左下)、側面図(右上)及びA−Aによる断面図(右下) 図4と同様の二重ノズルの図 24本の糸の流れに対する完成したノズルブロックの側面図(上)と平面図(下) B−B〜F−Fによる断面図 完成したノズルブロックの三つの異なる斜視図 ノズルブロックに関する特別な押え機器による解決策 ノズルブロックに関する特別な押え機器による解決策 空気渦流化室を形成した横方向通路の合流領域の特に興味深い実施形態 空気渦流化室を形成した横方向通路の合流領域の特に興味深い実施形態 糸の撚目構造 糸の撚目構造 糸の撚目構造 処理媒体用の主空気流と二次空気流による解決策 図10aに関する横方向通路の特別な実施形態 図10aに関する横方向通路の特別な実施形態 新しいノズルを糸の仮撚り用トルク変更ノズルとして使用する形態 図11aに関する接線方向への空気の吹き入れと糸通し用スリットの形態 図11aに関する接線方向への空気の吹き入れと糸通し用スリットの形態 図11aに関する接線方向への空気の吹き入れと糸通し用スリットの形態 新しい解決策のPOYプロセスの枠組み内での使用例 新しい解決策のPOYプロセスの枠組み内での使用例 新しい解決策のFDYプロセスの枠組み内での四つの使用例 新しい解決策のFDYプロセスの枠組み内での四つの使用例 新しい解決策のFDYプロセスの枠組み内での四つの使用例 新しい解決策のFDYプロセスの枠組み内での四つの使用例

Claims (31)

  1. 糸通し用スリットと糸道内への媒体供給通路とを備え、分割され開いたノズルとして構成された、糸道を備えたノズルを用いて、フィラメント糸を処理するための装置において、
    このノズルが、ノズルプレート/カバープレートから構成され、これらのプレートが、それぞれノズルプレート側とカバープレート側を有し、媒体供給部材上で組み立てることが可能であり、そして二つの隣接するノズルプレート/カバープレートの間で糸道を形成するものであることを特徴とする装置。
  2. 当該の少なくとも二つのプレートが、刻み込まれた糸道用輪郭を有し、これらの輪郭が、組み立てた状態で糸道を形成することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 各プレートが、糸道内に個別に空気を供給するために、ノズルプレート側に少なくとも一つの媒体供給用横穴を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 当該の少なくとも二つのプレートの各々は、媒体供給部材の対応する接続開口部を介して個別に作動可能である媒体供給通路を有することを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の装置。
  5. 当該のノズルプレート/カバープレートが、セラミック製プレートとして構成されているか、或いは少なくとも糸道用輪郭の領域において、相応に高い耐磨耗性の表面コーティングを有することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の装置。
  6. 一つのノズルの当該の少なくとも二つのプレートの各々は、少なくとも糸道用輪郭に関して同一に構成されており、ノズルプレート側とカバープレート側にそれぞれ、組み立てた状態で糸道を形成する糸道用輪郭を有することを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載の装置。
  7. 当該のノズルプレート/カバープレートが、空気供給領域と関連した糸通し用領域において、糸通し用スリット分低減された厚さを有し、空気供給領域において、両側に平坦な密閉面を有することを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の装置。
  8. 当該の個別の媒体供給通路が、糸道内のほぼ中央に案内されるとともに、糸道用輪郭を精確に位置決めするための、平坦な密閉面に対して垂直な、少なくとも二つの貫通開口部が両側に配置されていることを特徴とする請求項1から7までのいずれか一つに記載の装置。
  9. 当該の貫通開口部が、逆向きの組み立てに対する防止手段として、同一の形でないことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 当該のプレートの各々は、側方に、有利には平坦な密閉面の領域に、すべてのプレートを媒体供給部材上に密閉して押圧するための押え用切欠きを有することを特徴とする請求項1から9までのいずれか一つに記載の装置。
  11. 二つのノズルプレート/カバープレートを備えており、一本の糸の流れ用の単一ノズルとして構成されていることを特徴とする請求項1から10までのいずれか一つに記載の装置。
  12. 糸の流れの数と関連した追加のノズルプレート/カバープレートをそれぞれ備えた、二本以上の平行な糸の流れ用の二重又は多重ノズルとして構成されていることを特徴とする請求項1から10までのいずれか一つに記載の装置。
  13. 当該の媒体供給用横穴が、ほぼ中央で垂直に、或いは僅かに糸を動かす効果を持つ形で糸道に合流するとともに、この装置が、交絡用ノズルとして構成されていることを特徴とする請求項1から12までのいずれか一つに記載の装置。
  14. 貫通する糸処理通路と噴射空気供給通路により、撚目を高度に制御することが可能な形で細かい撚糸の製造を行い、噴射空気供給通路が、糸処理通路の縦の中心軸方向を向いており、噴射空気供給通路の糸処理通路との合流領域において、二つの逆方向の定常的な撚糸フローのために、噴射空気通路を拡大した部分を形成して空気渦流化室を構成していることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 当該の媒体供給用横穴が、接線方向から糸道に合流するとともに、この装置が、トルク変更ノズルとして構成されていることを特徴とする請求項1から12までのいずれか一つに記載の装置。
  16. 当該のプレートは、平坦なプレートとして構成されており、両側に平坦な密閉面を有し、これらの平坦な密閉面の領域に二つの貫通孔が有り、これらの貫通孔を用いて、個別に滑り棒上を滑らせてノズルブロックとすることができて、互いに精確に位置決めすることが可能であるとともに、平坦な密閉面に対して垂直には、滑り棒上のボルト接続手段を用いて、ノズルブロックとして一緒に締め付けることが可能であることを特徴とする請求項1から15までのいずれか一つに記載の装置。
  17. 当該のノズルブロックは、両側にそれぞれ一つの安定した終端プレートを備えており、それらによって、セラミックで構成されたプレートを一緒に締め付けることが可能であることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 当該の媒体供給部材が、支持ベースを備えており、その上において、押え用切欠きにより、ノズルプレート/カバープレートの各々を密閉して固定することが可能であり、支持ベース又は安定した終端プレートが、カラー符号を有することを特徴とする請求項1から17までのいずれか一つに記載の装置。
  19. 当該のノズルブロックは、作動すべき空気供給通路と接続することが可能な空気配給通路を組み込んだ媒体供給ベース上に固定することが可能であることを特徴とする請求項16から18までのいずれか一つに記載の装置。
  20. 相応の数のプレートをノズルグループ又はノズルブロックとして有する多重ノズルとして、給糸器を備えたノズルホルダーと接続することが可能であることを特徴とする請求項16から19までのいずれか一つに記載の装置。
  21. それぞれ二つの終端プレートで挟み込むことが可能なプレートは、構成グループとして支持ベース上に固定されており、給糸器が、ノズルホルダーに固定された給糸器保持体に配置されるとともに、有利には櫛状に構成されていることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 糸通し用スリットと糸道内への媒体供給通路とを備え、分割され開いたノズルとして構成された、糸道を備えたノズルを用いて、フィラメント糸を処理するための方法において、
    糸は、処理のために一緒になって一つの糸道を構成する二つの同一のプレートの間を通され、これらのプレートが、互いに密閉し合うとともに、媒体供給側に対して密閉されていることを特徴とする方法。
  23. 二本以上の糸の流れを処理するために、糸の流れの数+1の数のプレートが用いられることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 当該のプレートは、滑り棒によって、ノズルブロックに組み立てられて、そのノズルブロックは、押え用突起によって、媒体供給部材の密閉体上に押圧されることを特徴とする請求項22又は23に記載の方法。
  25. 当該のセラミック製プレートは、糸道に関するセラミック製プレートの精確な位置決めを保証するために、滑り棒によって案内されて、ノズルブロックとして一体化され、ノズルブロックは、カラー符号を有する、共通の空気供給部を備えた支持ベース上に気密に押圧されることを特徴とする請求項22から24までのいずれか一つに記載の方法。
  26. プレート内の横穴を介した糸道内への媒体、特に空気の供給が、糸道の縦方向に関してほぼ中央で、糸道の軸に対して垂直に、或いは僅かに傾斜して行われて、フィラメント糸が交絡又はマイグレーション加工されることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  27. 主空気流は、垂直方向と糸を動かす方向と逆方向にほんの僅かに糸を動かす効果又は小さい作用を及ぼす方向との間で、撚糸フローを支援する形で糸道内に供給され、そして二次空気流は、糸道の軸に対して傾斜した、主空気流とは異なる方向を向いた少なくとも一つの補助孔を介して、撚糸フローを支援する形で糸道内に供給され、糸道の軸方向を向いた中心の主空気流用主要孔と、主要孔から間隔の開いた所に有る、二次空気流用の少なくとも一つの補助孔とを用いて、交絡用ノズルの貫通する糸道内で滑らな糸及びテクスチャード加工糸から成る星糸を製造するための請求項22から26までのいずれか一つに記載の方法。
  28. 噴射空気は、糸を動かす方向及び糸を動かす方向とは逆方向にそれぞれ撚目を作るための二重の渦を形成するとともに、噴射空気は、糸処理通路の入口領域において、糸道の縦方向に対して短い空気渦流化室内で、フィラメントの束によって乱されない程強い二つの定常的な撚糸フローに変換される、糸処理通路を備えた空気ノズルと糸処理通路に対して交差した形で吹き込まれる噴射空気を用いて、撚目を高度に制御することが可能な形で細かい撚糸を製造するための請求項22から27までのいずれか一つに記載の方法。
  29. 当該の横穴を介した糸道内への媒体、特に空気の供給は、フィラメント糸の仮撚りのために接線方向から糸道内に行われることを特徴とする請求項22から25までのいずれか一つに記載の方法。
  30. 処理のために、一緒になって一つの糸道を構成する二つの同一のプレートの間を通して、星糸又はマイグレーション加工糸を生成することを特徴とする請求項22から28までのいずれか一つに記載の方法による星糸又はマイグレーション加工糸。
  31. 処理のために、一緒になって一つの糸道を構成する二つの同一のプレートの間を通して、仮撚りすることを特徴とする請求項29に記載の方法による仮撚り糸。
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