JP2008307064A - 食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置 - Google Patents

食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動脱骨処理装置における処理工程数の削減と、流体圧アクチュエータによる個別制御に代るカムによる統括制御系への切り換えと、併せて高歩留まり化を図った食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置を提供する。
【解決手段】食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置は、主タクト送りの処理空間11と、8組のステーション群と、カム機構14とより構成し、前記主タクト送りの処理空間11は、断続歩進駆動部12aを介して45度ずつの断続歩進運動をする回転円盤12と、該円盤の周辺部位に沿って45度間隔でラジアル方向の外方向に向け正対させ配設した8個のコーン13とで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食肉用鶏肉等の食鳥屠体上半身のワークの脱骨処理において、ワーク投入工程及びワーク投入後に行う脱骨処理の全過程で正しいワークの姿勢を保持するため、基準高さに対してはワークの肩関節の下面を基準面として設定するとともに、ワークの基準方向に対する向きはワークの胸骨中央への押圧部材により設定する構成とし、ついでワークの固体差の区別無く正確な肩関節まわりの腱等の生態組織の切断により、手羽とともに行う胸肉の引き剥がしや、ついで行うササミの筋入れによる確実な引き剥がしを可能とする、高歩留まりの食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置に関する。
近時、食用鳥獣の飼育、屠殺、及び屠体の処理は大規模となり、各種の自動化が行なわれている。従来、食用鳥獣の屠体からの腿肉の切り離しは手作業で行なわれてきたが、最近は、好適な脱骨方法並びに脱骨装置に関する発明が提示されている。
上記腿肉の処理に関しては、食鳥の骨付き腿肉の骨抜き装置に係わる提案が特開平6−284854に開示されている。
上記提案は、従来の手作業による食鳥の骨付き腿肉の骨と肉への分離作業の各手順を自動的に行うことを目的としたもので、腿肉搬送装置と、食鳥の骨付き腿肉の骨に沿って筋入れをする装置と、腿肉の膝関節を切断して大腿骨と下腿骨とを分離する装置と、大腿骨を腿肉より引き剥がす装置と、下腿骨周囲の腿肉をくるぶしから膝関節まで下腿骨から引き剥がす装置と、腿肉の腱切断装置とから構成し、前記搬送装置の無端チェーンでワークのくるぶし部を略水平状に把持して所定の処理を行い、該処理の終了後、後段の処理装置へ移送する搬送手段を設けている。
また、腿肉処理については、食鳥の骨付腿肉の骨に沿って筋入れをする装置に係わる提案が特開平7−39296に開示されている。
上記提案は、骨付腿肉を大腿骨と下腿骨に沿って切り開く作業を自動的に行うためのもので、腿肉切断手段を回転規制手段や強制回転手段や制動手段を介して、下腿骨、膝関節、大腿骨の骨部に沿っての筋入れを可能にしている。
上記脱骨装置のうち、鶏肉屠体上半身の脱骨処理については、下記二つの提案が特開平11−266780並びに特開2001−211818に開示されている。これらの提案は鶏肉屠体上半身の自動脱骨処理方法とその装置に係わるもので、鶏肉屠体上半身より肩関節を切断し、胸肉を含む手羽を剥がし、ついでササミ取りをして脱骨する際のワークの大小や左右の固体差に自動的に対応して高歩留まりの脱骨処理を行うようにしたもので、後者の提案は前者の提案を改善したもので、後者の提案においては、ワークの左右のバランスの崩れ等の固体差を吸収するとともに、胸肉剥ぎの際三角骨の破砕による異物混入の完全排除とササミのちぎれを皆無としたものである。
第21図(A)に見るように、上記特開平11−266780に記載の鶏肉屠体上半身の自動脱骨処理装置は、主タクト送り部69と補助タクト送り部70とより構成し、主タクト送り部69は主タクト送り50とステーション1st〜12thのステーション群とよりなる。
上記ステーション群は、主タクト送り50の外周にロータリ状に30度毎に分割割り出しをし、割り出し位置に正確に位置する構成とし、各ステーションには下記に示す処理部がタクト送り50の回動中心に対しラジアル方向に正対するように構成され、ステーション1STにはワーク投入装着部51が設けられ、ステーション2nd〜5thには前処理部52が設けられており、ステーション2ndには肩皮剥ぎ部52aが設けられ、ステーション3rdには肩カット部52bが設けられ、ステーション4thには鎖骨カット部と背筋カット部の52cが設けられ、ステーション5thには計測部52dが設けられ、ステーション6th〜7thには肩関節切断部53が設けられており、それぞれ、ステーション6thには肩筋入れ部53aが設けられ、ステーション7thには脇カット部53bが設けられ、ステーション8thには胸肉剥ぎ部54が設けられ、ステーション9thにはササミ筋入れ部55aが設けられ、ステーション11thにはササミ取り部55bが設けられ、ステーション12thにはガラ排出部56が設けられている。
また、第21図(B)に見るように、前記主タクト送り50は前記ロータリ状に配設された12個のステーション群の内側に接して、ワークを装着用コーン状のワーク固定部68を搭載した状態で回動する装着テーブル61と、該テーブルを所定角度の30度毎に分割して歩進させる歩進駆動部65と、該テーブル61を歩進停止時に所定高さまで昇降させる昇降機構66とより構成している。なお、図には装着テーブル61を定位置まで上昇させたときの状態を示してある。
上記ワーク装着用のコーン状のワーク固定部は、前記歩進停止時に各ステーションに向け正対させて設けられ、該ワーク固定部内にはワークを内部よりセットする肩止めが設けられているが、ステーション12thのガラ排出部56の下部には前記肩止めのロック解除部64が設けられ、歩進停止時に前記装着テーブル61を下降させ前記ロック解除部64を作動させ、ロックを解除してガラ排出を可能にしている。
前記鶏肉屠体上半身の自動脱骨処理方法とその装置に係わる提案は本願発明者等により前記特開平11−266780から前記特開2001−211818へと改善がなされてきたが、尚一層の改善を要する点があり、特に後手段の出来不出来に影響する脱骨処理前のワーク投入手段を含む前処理手段の検討及び高歩留まり化の一層の努力が要求されている。
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本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、ワーク投入部において、皮剥ぎ鶏肉上半身の状態で皮剥ぎを行いながらステーション1STの所定位置に固定させる食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置の提供を目的とする。
発明は、本発明の目的である手段数の削減を図るべく、前処理手段を検討して、前記コーン状のワーク固定部に嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ手段を設け、更に必要に応じて肩皮剥ぎをし肩の肉部を露出させることにより後手段の鎖骨カット及び計測、筋入れ等の肩周辺の前処理のために必要とされた従来の肩皮剥ぎ手段を削減する構成とした。
即ち、食鳥屠体上半身よりなるワークをコーン状のワーク固定部に嵌挿固定するワーク投入部を具え、該ワーク固定部を走行体を介して断続歩進させながら該ワーク固定部の停止位置で順次所定の脱骨処理を行う脱骨処理装置において、
前記ワークを前記コーンに嵌挿するワーク投入部の前に、コーンにワークを投入する搬送ラインを設けるとともに、該搬送ライン上にカッターによってワーク背中部の自動筋入れを行う前処理手段、前記搬送ライン上に設けた複数の皮剥ぎ部により、ワークの胸皮と手羽元(ワキの下)付近の側面の皮剥ぎを行う皮剥ぎ手段、皮剥ぎ処理後、ワーク投入部側のコーン状のワーク固定部にワークを自動投入する手段が順次配設されていることを特徴とする脱骨処理装置を提案する
これにより、従来行なわれていた計測部で計測した肩幅のデータを元にして、肉押さえ板により手羽部を押し下げ肩関節を露出させ肩関節下側の筋をカットする脇カット手段は、前記コーン状のワーク固定部に嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ手段を設けた点と胸肉剥がし方法の改善により削減できた。
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本発明の前記固定部は、前記コーン状のワーク固定部に嵌挿した前記ワークの肩部位の押圧により、高さ位置の制御をするとともに、外部へ突出していた胸骨押さえをワーク内に押し込み胸骨内部の中央に食い込ませ方向制御をさせる、前傾山形肩押さえを設ける構成が好ましい。
上記発明は、前段の投入手段でコーン状のワーク固定部に嵌挿したワークに対して高さ規制と方向規制をしながら位置規制をして、投入ワークに対し走行体のラジアル方向に位置する各処理部位に正対させるとともに固定させる構成について記載したもので、上記固定機能は、ワークの肩部位を押圧すべく設けた前傾山形押さえと、コーン状のワーク固定部内に内蔵された昇降可能の肩止めの高さ規制位置への上昇と、胸骨押さえの突出とにより形成されるもので、上記前傾山形押さえの下降によりワークを所定高さにセットするとともに、前記突出した胸骨押さえを上から胸骨内部の中央へ押さえ込み、食い込むように固くセットする構成としたものである。
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なお前記コーン状のワーク固定部に嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ手段は,食鳥屠体上半身よりなるワークを嵌挿して固定するコーン状のワーク固定部を走行体に配設し、該コーン状のワーク固定部に前記ワークを嵌挿固定した後、前記走行体を介して各ステーション毎に断続歩進させながら走行させて夫々所定の処理を行う各ステーションで正対停止させ、各ステーション停止毎に所定の処理を行ない、自動脱骨処理をする脱骨処理装置であれば、前記発明に限定されず他の装置にも適用可能である。
そしてその場合には、前記ワークを前記コーン状のワーク固定部に嵌挿するワーク投入部の前に、前記ワーク固定部にワークを投入する搬送ラインを設けるとともに、該搬送ライン上にカッターによってワーク背中部の自動筋入れを行って前処理手段、前記搬送ライン上に設けた複数の皮剥ぎ部により、複数段階の皮剥ぎを行う皮剥ぎ手段、皮剥ぎ処理後コーン状のワーク固定部にワークを自動投入する手段が順次配設されているのがよく、そしてこの場合は、前記ワークを胸面側を搬送ライン下面側に向けて搬送するとともに、前記複数の皮剥ぎ部を搬送ライン前段側のライン下面側に胸皮の皮剥ぎを行う第1の皮剥ぎ手段と、後段側に背面の切り込み部をのぞく手羽元(ワキの下)付近の側面皮剥ぎを行う第2の皮剥ぎ手段とを配設するとともに、第1の皮剥ぎ手段と第2の皮剥ぎ手段との間の搬送ライン上若しくは第2の皮剥ぎ手段の配設位置に、姿勢補正ガイドを配置し、第1の皮剥ぎ手段で崩れた姿勢を補正するのがよい。
又前記第1の皮剥ぎ手段に、螺旋状に溝が切られた2本のシャフトを対置して互いに内側方向に回転させて、皮をはぐピーラーローラ対を用い、該ピーラーローラ対をワークの下面側に搬送方向と直交してに配置することで、ワークの胸肉前面の皮を剥ぎ取る第1の手段を前段側に、第1の皮剥ぎ手段で残った手羽元(ワキの下)付近の皮をワーク側面に略V字状に配置したピーラーローラ対によって皮を剥ぐ第2の皮剥ぎ手段よりなるのが好ましい。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
第1図は本発明の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置の概略構成を示す一方側側面より見た第2図のA−A断面図であり、第2図は第1図のステーション群の配設模式図であり、第3図は第2図の各ステーションの各機能を模式図的に示す図で、第3図は第2図の各ステーションの各機能を模式図的に示す図である。
第1図に見るように、本発明の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置は、主タクト送りの処理空間11と、8組のステーション群と、カム機構14とより構成する。
前記主タクト送りの処理空間11は、断続歩進駆動部12aを介して45度ずつの歩進運動をする回転円盤12と、該円盤12の周辺部位に沿って45度間隔でラジアル方向の外方向に向け正対配設した8個のコーン状のワーク固定部13とより構成する。
また、前記脱骨処理をするステーション群は第2図の配設模式図に見るように、ステーション1STのワーク投入部前面側に設けた前処理手段(皮剥ぎ手段200)と、回転円盤12上に当角度間隔で設けたステーション群1ST〜8STよりなり、前記回転円盤12の断続停止位置に設けられ前記回転円盤12上のコーン状のワーク固定部13に固定されたワークに対し所要処理可能の位置に配設する構成にしてある。また、第3図に見るように、前記前処理手段(皮剥ぎ手段)には鶏肉屠体上半身10の首部をサドル701の差し込み部の突起702に挿入してワーク投入固定部700、回転する丸刃カッター710によって、背筋(皮部分)をカットすることで、皮剥ぎの前処理を行う背筋カット部71、螺旋状に溝が切られたシャフト対を互いに対峙する側に回転させて皮をはぐピーラーローラ対720を搬送方向と直交して配置し、ワークの胸肉前面の皮を剥ぎ取る下面皮剥ぎ部72と、下面皮剥ぎで残った手羽元(ワキの下)付近の皮を搬送方向に沿ってそれぞれ1対のピーラーローラ対730A、730BをV字状に配置したピーラーローラによって皮を剥ぐ側面皮剥ぎ部73と、側面皮剥ぎ部を通過したワーク10を、ガイド750(第17図参照)によって姿勢を整えて走行体本体のステーション1STへと自動投入される投入部74を具える。
走行体の1STにはワークをコーン状のワーク固定部13に嵌挿するワーク投入部20を設け、2STには前記嵌挿したワークをコーン状のワーク固定部上に所定高さにセットするとともに、ラジアル方向に正対固定させるワーク固定部21を設け、3STには前記固定したワークの背側に筋入れをする背筋カット部22aと肩上部の表皮に切り込みを入れる肩カット部22bとを設け、4STには肩関節10eと上腕骨頭の間を切断する肩筋入れ部23を設け、5STには肩筋入れにより肩関節より分離した手羽10aを手羽ともども胸肉10bを剥がす胸肉剥がし部24を設け、6STにはササミのガラとの間の薄膜に筋入れをするササミ筋入れ部25を設け、7STには薄膜に切り込みを入れたササミの頂部をチャックしてササミ10cを剥がすササミ取り部26aとササミ筋切り部26bとを設け、8STにはガラ排出部27を設ける構成とし、ワークを前記主タクト送りの処理空間11により断続歩進走行させ停止時に前記各ステーションで第3図に示す処理と脱骨をして最終ステーションでガラ10dを排出する構成にしてある。
第4図は、第1図のカム機構を使用した統括制御の概略構成を示す系統図で、第14図は第2図のステーション2STのカム機構を利用した駆動系の概略構成を示す図である。
前記カム機構は、第1図、第4図及び第14図に見るように、前記の処理空間11の上部天井部空間141に配設する構成とし、駆動源である減速モータ15と鉛直駆動軸16aと、該鉛直駆動軸にべべルギヤ15a、15bを介して連結された縦、横の直行駆動軸(ロッド)16b、16cとよりなる駆動系と、該駆動軸16b、16cにそれぞれのステーション毎に設けられた複数のカム170/カムフォロア171からなるカム機構群17、17と、該カムフォロア171にその一端を係合させ他端を各ステーション毎の加工処理部材に係合して所定の処理をするレバー及びロッド等からなる連繋操作リンク系18、18とより構成する。
第1図には、第2図のA−A視図が示されているが、減速モータ15の下部より鉛直駆動軸16aが設けられ、該鉛直駆動軸16aよりべべルギヤ15aを介して天井空間141に横駆動軸16bが設けられ、該駆動軸16bにべべルギヤ15bを介して縦駆動軸16cが配設されている。なお、前記鉛直駆動軸16aにはべべルギヤ15cを介して下側処理空間11に駆動軸16dが設けられ、該駆動軸16dにより図示していない伝導系を経由して回転円盤12の断続歩進駆動部12aを駆動させる構成にしてある。
又、前記横駆動軸16bに設けられたカム群17より連繋操作リンク18a、18b、18c、18dが天井空間141より主タクト送りの処理空間11へ導入され、連繋操作リンク18aと18bは3STの肩カット部22bと背筋カット部22aにそれぞれ係合させ、連繋操作リンク18cと18dは7STのササミ取り部26aに係合して、それぞれ所定の処理を行う構成にしてある。
第14図は第2図のステーション2STのカム機構と連繋操作リンクを利用した駆動系の概略構成を示す図で、これを代表例としてカム機構と連繋操作リンクやロッド及びレバーの具体的構成を示す。
天板140上の天井空間141には、横駆動軸16bによって回転するカム溝170/カムフォロア171からなるカム機構、該カムフォロア171にその一端を係合させ他端をロッド172に連結され、カムフォロア171の上下動をロッド172の軸運動に変換させる第1のL字レバー173、ロッド172の他端に連結され、ロッド172の水平動をロッドエンド174の垂直軸運動に変換する第2のL字レバー175等からなり、ロッドエンド174は、天板下方の処理空間11に推設する昇降軸176に取り付けられ、昇降軸176を介して山形状の肩押さえ21aを昇降させることができる。
このカム溝170/カムフォロア171からなるカム機構と連繋操作リンクやロッド及びレバーによりそれぞれのステーションST毎に好ましいストローク量を設定して、直線運動をする流体アクチュエータの使用を主体とする制御システムに代り、上記カム機構14のストロークをそれぞれのステーションST毎に多様性を持たせて上下若しくは回転運動に制御動をさせることが出来、且つ1つの減速モータ15で制御系全体を機械的に確実且つ統括的に行うことができ、且つ食肉を扱う多湿空間においても、長期間の安定運転を可能にしている。また、従来行なわれた他の要素系との相互にパラレルな制御運動は原則として排除可能となり、該要素系の構成の簡略を可能にした。また、1つの減速モータ15で制御系全体を機械的に確実且つ統括的に行うことができるために再現精度の向上、同期運動、間歇運動を可能として、高湿度の長期安定運転を可能としている。
第15図〜第19図は、は、ステーション1STのワーク投入部の前処理手段としての皮剥ぎ手段を示し、第15図はその全体の流れを示すフロー図、第16図及び第17図は、皮剥ぎ手段の詳細構成を示す平面図と正面図である。
第18図は、前記皮剥ぎ手段の内、下面皮剥ぎ部と側面皮剥ぎ部詳細構成を示す要部拡大平面図、第19図は、側面皮剥ぎ部の断面構成を示す第18図のA−A線断面図である。
まず第17図は皮剥ぎ手段の駆動系を構成する駆動チェーン間の搬送空間上のレイアウト構成を示し、天板140上には、減速モータ15と連結された横駆動軸16bによって回転するべべルギヤが組み込まれた歯車箱81が取り付けられ、該歯車箱81は鉛直駆動軸82を介して処理空間11側の歯車箱83に回転力を伝達し、伝導チェーン(不図示)を介して皮剥ぎ手段の駆動チェーン85を駆動させる。
駆動チェーン85には、所定間隔毎にワークを固定するための矩形鍵型状のサドル701が取り付けられており、該サドル701に取り付けられた突起702に挿入されたワーク50が第1ステーション1STのコーン状のワーク固定部の停止タスク間隔毎に駆動チェーンの回動力とガイド750を利用して前記コーン状のワーク固定部13上に投入されるように構成している。
そして前記駆動チェーン85上は、作業者のワーク投入位置から第1ステーション1STのコーン状のワーク固定部側に向けて斜め上方に向けて進行しながら、進行方向に向けてにおいて、作業者側よりワーク投入スペース、ワーク背中カット区間、下面皮剥ぎ取り区間、側面皮剥ぎ取り区間及びワークの本体投入部が位置し、それぞれの区間には後記する対応治具が、固定配置されている。
1) 作業者による投入スペース
社業者による投入スペースには、駆動チェーン85に連結されたサドル701が、所定間隔毎に作業者による投入スペースに侵入し、作業者がサドル701に取りつけられた突起702に鶏肉屠体上半身の首部を創設して固定する。その結果鶏肉屠体上半身は連続で駆動するするサドル701によって背中カット区間に搬送される。
2) 背中カット区間
背中カット区間には第20図に示すように、搬送方向に平行に配設された2枚の丸刃711と該丸刃の刃先のみを露出させて皮のみを切断可能にガイド支持部718に支持されている板バネ状の刃先ガイド712により構成した丸刃カッタ710を有し、該丸刃カッタ710は、ガイド支持部718に軸支されている揺動軸713によりワーク背中面に対し、接離方向に揺動自在に構成され、該丸刃カッタ710は前記軸713に対し丸刃の反対側までそのガイド支持部718を延設してその延設部718aにエアシリンダ715を設け、重量負担の軽減を図っている。
かかる構成によれば回転するガイド付きの丸刃カッタ710によって、皮部分の背筋をカットすることで、皮剥ぎの前処理を行う。個体差は丸刃カッタ710が刃先ガイド712を介して軸713によってワーク(鶏肉屠体上半身)にならい揺動することによって吸収する。またワークに余分な力を加えず皮のみを切る目的で、エアシリンダ715を用いて丸刃カッタ710の重量を緩和している。
3) 下面皮剥ぎ区間
ワーク下面と対面する下方空間に、螺旋状に溝が切られた2本のシャフトを対置して互いに内側方向に回転可能に、搬送方向と直交して配置されたピーラーローラ対720が位置し、ワークの搬送に従ってワークの胸肉前面の皮を剥ぎ取る。(図15の(B)はワークを下面(胸面)側からみたもので、剥ぎ取られた後の残りの皮がハッチング7で示されている。)
4) 側面皮剥ぎ区間
側面皮剥ぎ区間には、下側シャフトが狭域で上側シャフトが広域になるように、略V字状に搬送方向に平行に配置した2対のピーラーローラ730A,730Bが略V型取り付け壁705に固設されており、下面皮剥ぎで残った手羽元(ワキの下)付近の皮を略V字に配置した2対のピーラーローラ対によって皮を剥ぐ。ピーラーローラ対730A,730Bの回転方向とねじ切り方向はワーク搬送方向の逆向きになるように設定され、又該ピーラーローラ対の入り口側端はガイド731によって覆われるように構成している。こうすることで剥ぎ取った皮にワークが直接当たることがなく、ワークに脂が付着するのを防ぐ。また下面皮剥ぎ区間と側面皮剥ぎ部との間に、姿勢補正ガイド733を配置し、下面皮剥ぎ部で崩れた姿勢を補正し側面皮剥ぎに備える。姿勢補正ガイド733は駆動チェーンの内側に幅方向に左右対称に立設配置した一対のガイド板により形成される。
側面皮剥ぎにより図15(C)及び(D)に示すごとく胸面側の皮は全部除去され、背中面では背中カット部分内側の残りの皮4をのぞいて除去されている。
5) 本体投入部
側面皮剥ぎ部を通過したワークは、ガイド750によって姿勢を整えて本体へと自動投入される。該ガイド750は駆動チェーン85周回路の先側に設けた軸87を中心に起伏方向に揺動可能に構成された先側が徐々に縮幅化されたガイド部材750で構成されている。
第5図には、前記第2図の主タクト送りの処理空間11の回転円盤12に搭載してあるワークを嵌挿するコーン状のワーク固定部13の概略構成を示してある。第5図に見るように、上下昇降可能の定位置設定可能のロック用爪13cを下部に持つ鉛直ロッドに繋がる肩止め13aと、上方よりの押圧力Aにより斜め下方(矢印B方向)に下降可能のクッション性のある細幅の湾曲押さえよりなる胸骨押さえ19aを内蔵するとともに、前記胸骨押さえは下部に設けた押上げロッド19bにより付勢力19dに打ち勝って上方へ突出する構成にしてある。なお、ワーク10の嵌挿は、図の二点鎖線に見るような状態で胸骨中央が前記胸骨押さえ19aの先端に当接するように正対させて挿入する。
第6図は、第2図のステーション2STのワーク固定部21の概略構成を示す図で、(A)はワークの前側より見たワーク固定状況を示す図で、(B)はその側面図である。第6図(A)、(B)を参照して、ワーク10の挿入前にコーン状のワーク固定部13内の肩止め13a、及び胸骨押さえ19aは所定位置Hより下方に下降させてある。そこへ、ワーク10を挿入し、山形状の肩押さえ21aを下降させて、ワークの上部より押圧する。
上記押圧に対応して、肩止め13a、及び胸骨押さえ19aは上昇し、前記肩止め13aは所定位置Hでロックされ、その定位置にセットされた肩止め13aにワーク10の肩関節10eの下部が当接して、ワークの高さ位置を定位置に規制する。
一方前記一点鎖線矢印位置に上昇していた胸骨押さえ19aは矢印D方向に下降し、下降しながらワーク10の胸骨内部の中央を押圧して正対方向に方向規制をする。則ち、肩止め13aによりワークの上下方向の位置決めをし、胸骨押さえ19aによりワーク左右の正対方向の位置決めをして、後手段での正確なカット等の処理を正確に行うようにしてある。
第7図(A)は第2図のステーション3STの背筋カット部22aの概略構成を示す模式図で、(B)はステーション3STの肩カット部22bの概略構成を示す図である。第7図(A)において、丸刃27bを上下に往復させ、背中に縦に切り込みを入れるが、上記切り込みが深くなり過ぎないようにスプリングを利用し刃の受ける圧力が一定になるようにしてある。上記ワーク10の背中の中心に胸椎に沿って切れ目を入れることにより、該切れ目を境にして背中の肉及び皮が左右に分離されるきっかけと分離位置を予め正しい位置に形成することになる。
第7図(B)に示す肩カット部22bは、肩頂点付近の肉に切れ目を入れることにより、肉の引き剥がし時にこの切れ目を境に肉の引き剥がしが円滑に行なわれるようにしたもので、下記のように処理をする。則ち、まず、斜めに角度がついている鈍角状の肩押さえ22cを一定位置まで降下させ、肩を固定する。前記固定により肩の上下と前後を同時に位置決めをして、ワーク10は肩押さえの形状に合わせ変形し基準ができる。
ついで、丸刃22d、22dを前後に往復させ、肩部の肉をカットする。なお、前記丸刃22dと肩押さえ22cとの距離tは一定寸法に設定する。また、スプリングにより圧力を調整し、骨部に刃先が当接した場合は退避する構造にして固体差を吸収する構成にしてある。上記切れ目は肩頂点から3〜5mm程度の距離が好ましい。
第8図には、第2図のステーション4STの肩筋入れ部23の概略構成を示してある。第8図に見るように、肩押さえ23aを一定位置まで降下させ(矢印▲1▼)、肩幅を一定位置まで押圧して固体差を吸収するまで変形させる。肩関節10eと上腕骨頭との接合位置を一定位置に設定し、ついで筋切断用カッター23bを前記接合位置へ挿入カットする(矢印▲2▼)。
第9図(A)は、第2図のステーション5STの胸肉剥がし部24の概略構成を示す図で、(B)は胸肉剥がしの状況が示してある。本胸肉剥がしは、左右の両手羽10aをチャックで把持して引っ張ることにより胸肉10bを手羽10aとともに胴ガラより引き剥がすようにしたもので、第9図(A)に見るように、脇の下より上方に傾動して手羽10aを掬い上げる一対の手羽拾い24a、24aと、掬い上げるごとに脇の下の間に隙間の出来た手羽元をチャックする一対のチャック24b、24bとよりなる。
使用に際しては、矢印▲1▼方向へ手羽拾い24aを脇の下を傾動させ、矢印▲2▼方向へ手羽10aを回動させながら脇の下を開き隙間を作る。ついで解放状態のチャック24bを降下させ前記手羽元を把持する。ついで、前記カム機構により手羽10aを把持した状態でチャック24bは第9図(B)に二点鎖線で示す引き剥がし曲線Gに沿い複雑な移動曲線を描きながら下降して、高歩留まりの元に胸肉10bと手羽10aの引き剥がしを行うようにしてある。
なお、上記胸肉剥がしの際、第10図(A)に示す鳥口骨の斜め後方分岐端にある三角骨30が第10図(B)に示すように、分岐手元で破損して剥がした胸肉に付着して混入する問題があるが、この問題を解決するため、前記胸肉剥がしの際第10図(C)に示すように、三角骨押え31により三角骨部を予め矢印▲3▼、▲4▼の方向に押さえて剥がし作業を行う破損防止手段を設ける構成にしている。
第11図(A)には、第2図のステーション6STのササミ筋入れ部25のナイフ挿入の状況を示してあり、第11図(B)には第11図(A)のA−A視図を示し、ナイフ25aがガラ10dの表面に沿い横方向より挿入されている状況が示されている。
本ササミ筋入れは、第11図(B)に見るように、ササミ10cの表面を覆う薄膜10fをガラ10dの表面に沿いナイフ25aによる切り込みによりカットするとともに、ササミ10cとガラ10dとの間の付着部を切り離し、後段のササミの引き剥がし作業をし易くしたものである。その作業手順としては、第11図(A)に見るように、矢印▲1▼に沿い先ずナイフ25aをササミ10cとガラ10dとの間の薄膜10fに切り込みを入れる、ついでガラ10dに沿って矢印▲2▼に沿い下方へ移動させながら第11図(C)に示すように付着部を前記カム機構により切り下げる。
第12図には、第2図のステーション7STのササミ取り部26aとササミ筋切り部26bの構成が示してあり、前記筋入れをしたササミの上端の筋部をチャックで挟持して引き剥がし、引き剥がした後挟持しているササミ先端の筋部を切断するようにしたもので、第12図(B)に示すように、肩押さえ26aを矢印▲1▼方向に下降させ肩頂点の位置決めをする、ついで、第12図(A)に示すようにチャック26cの先端を矢印▲2▼方向へ移動させワーク10の鎖骨10gを押し退けササミ10cの先端を露出させる、ついで前記チャック26cの先端を矢印▲3▼方向に下降させ前記露出したササミ10cの先端の筋10hをチャック26cの先端リングを通して把持する。ついで、カム機構により前記チャック26cを第12図(B)に示すように二点鎖線▲4▼に沿いワーク10の下半身方向へ下降させササミを引き剥がし、ついで引き剥がしたササミの先端の筋10hをカッター26bで切断し、筋10hは矢印▲5▼の方向へ、ササミ10cは矢印▲6▼方向へ分離する。
第13図は第2図のステーション8STのガラ排出部27の状況を示す略図である。第13図に見るように、ガラ排出部は排出バー27aと排出バー27bとシュート27cよりなる。ガラ10dの排出時には先ずコーン状のワーク固定部13内の肩止め13aの図示していないロックが解除され矢印▲1▼方向へ下降する、ついで胸骨押さえ19aが矢印▲2▼方向へ上昇しガラ10dから外れた後コーン状のワーク固定部内に下降させる。ついで、排出バー27aを矢印▲3▼方向に傾動上昇させガラ10dを掬い上げコーン状のワーク固定部13より外す、ついで排出バー27bを矢印▲4▼方向に駆動させ、ガラ10dを矢印▲5▼方向に押し出し、シュート27cに排出する。
本発明は、上記構成により下記効果を奏する。
本発明は、本発明の目的である手段数の削減を図るべく、前処理手段を検討して、前記コーン状のワーク固定部に嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸と側面部の皮剥ぎを行う皮剥ぎ手段を設けることにより後手段の鎖骨カット及び計測、筋入れ等の肩周辺の前処理のために必要とされた従来の肩皮剥ぎ手段を削減する構成とした。又、本発明は固体差や胸皮や側面の皮のたるみ等にとらわれることなく、肩幅を一定位置に固定し、肩関節と上腕骨頭との間の筋入れを正確に行うことができる。
従って本発明は、前記コーン状のワーク固定部に嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ手段を設けた点と胸肉剥がし方法の改善により、更に、従来の前手段の肩カットと背筋カット手段を同時に行うように構成した結果、従来の12手段を8手段に削減できた。
また、本発明は、自動脱骨処理装置の各処理ステーションにおける脱骨処理の処理制御に、従来の流体圧アクチュエータによる直線的個別制御に代る、多様制御を可能とするカムによる統括制御系への切り換えにより、再現精度の向上、同期運動、間歇運動を可能としてコンパクトで確実に作動する構成に、さらにカム機構により動きに多様性を持たせることが出来るので、従来行なわれた他の要素系の運動が排除され、機械要素系の構成の簡略を可能にした。
上記カム型制御構成の採用により従来の流耐圧制御系の直線制御の代りに多様性の曲線制御が可能となり、各ステーションの処理機能に適合した効率的高歩留まり制御を可能とし、従来例に見られた複数の直線制御系の複合設置に代り、単一カム制御を可能とした。また、再現精度の向上、同期運動、間歇運動を可能として、高湿度の長期安定運転を可能としている。
なお前記コーン状のワーク固定部に嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ手段は,食鳥屠体上半身よりなるワークを嵌挿して固定するコーン状のワーク固定部を走行体に配設し、該コーン状のワーク固定部を前記走行体を介して各ステーション毎に断続歩進させながら自動脱骨処理をする脱骨処理装置であれば、前記発明に限定されず他の装置にも適用可能である。
第1図は、本発明の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置の概略構成を示す一方側側面より見た第2図のA−A断面図である。 第2図は、第1図のステーション群とワーク投入部に皮剥ぎ手段を設けた配設模式図である。 第3図は、第2図の各ステーションと皮剥ぎ手段の各機能を模式図的に示す図である。 第4図は、第1図のカム機構を使用した統括制御の概略構成を示す系統図である。 第5図は、第1図の各ステーションに搭載のワーク装着用のコーン状のワーク固定部の概略構成を示す図である。 第6図は、第2図のステーション2STのワーク固定部の概略構成を示す図で、(A)はワークの前側より見たワーク固定状況を示す図で、(B)はその側面図である。 第7図は、(A)は第2図のステーション3STの背筋カット部の概略構成を示す模式図で、(B)はステーション3STの肩カット部の概略構成を示す図である。 第8図は、第2図のステーション4STの肩筋入れ部の概略構成を示す図である。 第9図は、(A)は第2図のステーション5STの胸肉剥がし部の概略構成を示す図で、(B)は胸肉剥がしの状況を示す図である。 第10図は、第2図のステーション5STの胸肉剥がしに付設した三角骨の混入防止手段を示す図で、(A)は三角骨の位置を示す図で、(B)は胸肉剥がしの際前記三角骨が破砕され肉部に付着混入した状況を示す図で、(C)は破損した三角骨混入を防ぐため、三角骨を予め押さえる状況を示す図である。 第11図は、(A)は第2図のステーション6STのササミ筋入れ部のナイフ挿入の状況を示す正面図で、(B)は(A)のA−A視図で、(C)は(A)の側面図である。 第12図は、(A)は第2図のステーション7STのササミ取り部のチャックがササミ先端の筋を掴む状況を示す正面図で、(B)はササミの引き剥がしと、ササミ先端の筋切断の状況を示す図である。 第13図は、第2図のステーション8STのガラ排出部の状況を示す略図である。 第14図は第2図のステーション2STのカム機構を利用した駆動系の概略構成を示す図である。 第15図は、ステーション1STのワーク投入部の前処理手段としての皮剥ぎ手段のフロー図である。 第16図は、第15図の皮剥ぎ手段の詳細構成を示す平面図である。 第17図は、第15図の皮剥ぎ手段の詳細構成を示す正面図である。 第18図は、第15図の皮剥ぎ手段の内、下面皮剥ぎ部と側面皮剥ぎ部詳細構成を示す要部拡大平面図である。 第19図は、側面皮剥ぎ部の断面構成を示す第18図のA−A線断面図である。 第20図は、第15図の皮剥ぎ手段の内、背中カット部詳細構成を示す要部拡大図である。 第21図は、(A)は従来の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置の概略構成を示す模式図で、(B)は(A)の主タクト送りの概略構成を示す図である。

Claims (3)

  1. 食鳥屠体上半身よりなるワークを嵌挿して固定するコーンを走行体に配設し、該コーンに前記ワークを嵌挿固定した後、前記走行体を介して各ステーション毎に断続歩進させながら走行させて夫々所定の処理を行う各ステーションで正対停止させ、各ステーション停止毎に所定の処理を行ない、自動脱骨処理をする脱骨処理装置において、
    前記ワークを前記コーンに嵌挿するワーク投入部の前に、コーンにワークを投入する搬送ラインを設けるとともに、該搬送ライン上にカッターによってワーク背中部の自動筋入れを行って前処理工程、前記搬送ライン上に設けた複数の皮剥ぎ部により、複数段階の皮剥ぎを行う皮剥工程、皮剥ぎ処理後コーンにワークを自動投入する工程が順次配設されていることを特徴とする脱骨処理装置。
  2. 前記ワークを胸面側を搬送ライン下面側に向けて搬送するとともに、前記複数の皮剥ぎ部を搬送ライン前段側のライン下面側に胸皮の皮剥ぎを行う第1の皮剥工程と、後段側に背面の切り込み部をのぞく手羽元(ワキの下)付近の側面皮剥ぎを行う第2の皮剥工程とを配設するとともに、第1の皮剥ぎ工程と第2の皮剥ぎ工程との間若しくは第2の皮破剥ぎ工程時に、姿勢補正ガイドを配置し、第1の皮剥工程で崩れた姿勢を補正することを特徴とする請求項1記載の脱骨処理装置。
  3. 前記皮剥手段に、螺旋状に溝が切られた2本のシャフトを対置して互いに内側方向に回転させて、皮をはぐピーラーローラ対を用い、該ピーラーローラ対をワークの下面側に搬送方向と直交してに配置することで、ワークの胸肉前面の皮を剥ぎ取る第1の工程を前段側に、第1の皮剥ぎ工程で残った手羽元(ワキの下)付近の皮をワーク側面に略V字状に配置したピーラーローラ対によって皮を剥ぐ第2の皮剥工程よりなることを特徴とする請求項1記載の脱骨処理装置。
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