JP2019058112A - 食鳥屠体ササミ筋入装置 - Google Patents

食鳥屠体ササミ筋入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 頸椎側端部からヤゲン側端部までササミに筋入することができ、且つ鎖骨がササミに食い込むことによるササミの肉質低下を起こさない食鳥屠体ササミ筋入装置を提供する。
【解決手段】 食鳥屠体上半部ガラ胸腔に内勘合する嵌合部を有しササミ付き食鳥屠体上半部ガラを保持する保持部材と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の第1所定位置から頸椎側端部までササミに側方から筋入する一対の第1筋入機構と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して第1所定位置よりもヤゲン寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置からヤゲン側端部までササミに側方から筋入する一対の第2筋入機構と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して第1所定位置よりも鎖骨寄りの第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン寄りの第4所定位置までササミに側方から筋入する一対の第3筋入機構とを備え、第1筋入機構、第2筋入機構、第3筋入機構の順に作動する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、食鳥屠体ササミ筋入装置に関するものである。
ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの胸腔に内勘合して食鳥屠体上半部ガラを保持する保持部材と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して鎖骨よりもヤゲン(胸骨稜軟骨部位)寄りで且つ鎖骨近傍の所定位置からヤゲン側端部までササミに側方から筋入する一対の筋入機構とを備えることを特徴とする食鳥屠体ササミ筋入装置が特許文献1に開示されている。
特許第4325940号
特許文献1の食鳥屠体ササミ筋入装置には、鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の所定位置から頸椎側端部までのササミに筋入ができないという問題がある。特許文献1の装置において、筋入開始位置を頸椎側へ移動させて、頸椎側端部からヤゲン側端部まで筋入すると、筋入開始直後に筋入装置によって鎖骨が切断され、切断された鎖骨がササミ筋入装置に押されてササミに食い込み、ササミの肉質が低下するという問題を起こす。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの胸腔に内勘合して食鳥屠体上半部ガラを保持する保持部材と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近してササミに側方から筋入する一対の筋入機構とを備える食鳥屠体ササミ筋入装置であって、頸椎側端部からヤゲン側端部までササミに筋入することができ、且つ鎖骨がササミに食い込むことによるササミの肉質低下を起こさない食鳥屠体ササミ筋入装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、食鳥屠体上半部ガラ胸腔に内勘合する嵌合部を有しササミ付き食鳥屠体上半部ガラを保持する保持部材と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の第1所定位置から頸椎側端部までササミに側方から筋入する一対の第1筋入機構と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して第1所定位置よりもヤゲン寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置からヤゲン側端部までササミに側方から筋入する一対の第2筋入機構と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して第1所定位置よりも鎖骨寄りの第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン寄りの第4所定位置までササミに側方から筋入する一対の第3筋入機構とを備え、第1筋入機構、第2筋入機構、第3筋入機構の順に作動することを特徴とする食鳥屠体ササミ筋入装置を提供する。
第1筋入機構が鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の第1所定位置から頸椎側端部まで筋入し、第2筋入機構が第1所定位置よりもヤゲン寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置からヤゲン側端部まで筋入れし、第3筋入機構が第1所定位置よりも鎖骨寄りの第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン寄りの第4所定位置まで筋入れすることにより、頸椎側端部からヤゲン側端部までササミに筋入することができる。鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の第1所定位置から椎側端部までの筋入の終端部で第1筋入機構によって鎖骨が切断されたとしても、第1筋入機構は切断した鎖骨を押し上げ、ササミに押し付けないので、ササミは傷付かず、肉質は低下しない。
ササミの頸椎側端部の腱と烏口骨との強固な接続部を確実に切断するために、ササミが確りと胸骨に接続した状態で頸椎側端部の筋入をするのが望ましい。ササミをヤゲン側端部まで筋入すると、ササミを覆って胸骨にササミを接続する膜組織がヤゲン側へ押されてヤゲン側端部で筋状に纏まる。筋状に纏まったヤゲン側端部の膜組織と胸骨との接続部を確実に切断するために、ササミが確りと胸骨に接続した状態でヤゲン側端部を筋入するのが望ましい。ササミを最も強固に骨格に接続するササミの頸椎側端部の腱を確実に切断するために、ササミの長手方向中央部とヤゲン側端部とが胸骨に接続した状態でササミの頸椎側端部を筋入れし、次いで、ヤゲン側端部で筋状に纏まる膜組織を確実に切断するために、ササミの長手方向中央部が胸骨に接続した状態でササミのヤゲン側端部を筋入することにより、ササミを胸骨で確りと支持しつつ確実にササミの長手方向両端部を筋入れすることができる。
1回の筋入れ長さが大であると、筋入作業中にササミの筋入れ済の部位が不安定に動いて筋入機構に干渉し損傷する場合を生ずる。ササミを長さ方向に3分割して筋入することにより1回の筋入長さを短縮して、筋入済の部位の不安定な動きを抑制し、ササミの損傷を防止できる。
本発明の好ましい態様においては、第3筋入機構の筋入長さは、第1筋入機構及び第2筋入機構の筋入長さよりも大である。
ササミの長手方向両端部を筋入れする際に、胸骨によるササミの支持を強固にするために、ササミ中央部の筋入長さをササミ両端部の筋入長さよりも大にするのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、第1筋入機構が第2筋入機構と第3筋入機構とを形成する。
本発明の好ましい態様においては、第1筋入機構と第2筋入機構と第3筋入機構は別個独立である。
第1筋入機構と第2筋入機構と第3筋入機構は、同一の装置でも良く、別個独立の装置でも良い。
本発明の好ましい態様においては、第1筋入機構と第2筋入機構と第3筋入機構は別個独立であり、食鳥屠体ササミ筋入装置は、保持部材を食鳥屠体上半部ガラの竜骨の長手延在方向へ移動させる駆動機構と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの鎖骨が差し向けられる方向が保持部材進行方向後方から進行方向前方へ変わるように保持部材の嵌合部を回転させる嵌合部回転機構とを備え、鎖骨が進行方向後方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から第1筋入機構が接近して鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の第1所定位置から頸椎側端部までササミに側方から筋入れし、次いで嵌合部回転機構が保持部材の嵌合部を回転させ、次いで鎖骨が進行方向前方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から第2筋入機構が接近して第1所定位置よりもヤゲン寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置からヤゲン側端部までササミに側方から筋入れし、次いで鎖骨が進行方向前方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から第3筋入機構が接近して第1所定位置よりも鎖骨寄りの第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン寄りの第4所定位置までササミに側方から筋入れする。
保持部材を食鳥屠体上半部ガラの竜骨の長手延在方向へ移動させ、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの鎖骨が差し向けられる方向が保持部材進行方向後方から進行方向前方へ変わるように保持部材を回転させ、鎖骨が進行方向後方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラに第1筋入機構を接近させ、鎖骨が進行方向前方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラに第2筋入機構を接近させ、次いで第3筋入機構を接近させることにより、保持部材を一定方向へ移動させつつ、頸椎側端部からヤゲン側端部までササミに筋入することができる。
本発明の好ましい態様においては、第1筋入機構と第2筋入機構と第3筋入機構とは、それぞれ、バネ鋼の薄板材で形成されたナイフと、ナイフを前進後退させるナイフ駆動機構とを備える。
ナイフをバネ鋼の薄板材で形成して弾性を持たせることにより、ナイフをガラの胸骨に沿って変形させてササミと胸骨の間に進入させることができる。
本発明の好ましい態様においては、ナイフ基部はナイフ駆動機構に固定され、ナイフ先端部は自由端である。
ナイフ先端部を自由端とすることにより、ナイフ先端部をガラの胸骨に沿って変位させて、ササミの歩留りを高めることができる。
本発明の好ましい態様においては、食鳥屠体ササミ筋入装置は、保持部材によって保持されたササミ付き食鳥屠体上半部ガラを頸椎からヤゲン方向に見た時の保持部材に対するナイフの角度である第1傾斜角度を調整する第1傾斜角度調整機構を備える。
食鳥屠体上半部ガラの寸法に応じて、保持部材に対するナイフの第1傾斜角度を最適化して、ササミの歩留りを高めることができる。
本発明の好ましい態様においては、第1筋入機構のナイフと第3筋入機構のナイフの第1傾斜角度は、第2筋入機構のナイフの第1傾斜角度よりもよりも、保持部材に対して寝た角度に調整されている。
第1筋入機構のナイフと第3筋入機構のナイフの筋入部には、胸骨の頸椎側端部に在る瘤状膨出部とササミとの接続部が含まれる。ナイフが前記瘤状膨出部に食い込むのを防止するために、第1筋入機構のナイフと第3筋入機構のナイフの第1傾斜角度を、第2筋入機構のナイフの第1傾斜角度よりもよりも寝た角度に調整して、ナイフの切刃を前記瘤状膨出部から遠ざけるのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、食鳥屠体ササミ筋入装置は、保持部材に対するナイフの高さ位置を調整する高さ調整機構を備える。
食鳥屠体上半部ガラの寸法に応じて、保持部材に対するナイフの高さ位置を最適化して、ササミの歩留りを高めることができる。
本発明の好ましい態様においては、食鳥屠体ササミ筋入装置は、ナイフ駆動機構のナイフ前進後退方向位置を調整する前進後退方向位置調整機構を備える。
ナイフ駆動機構のナイフ前進後退方向位置を調整して、ナイフの前進位置を最適位置に調整することができる。
本発明の好ましい態様においては、第1乃至第3筋入機構のナイフは、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラを竜骨から胸腔方向に見た時に、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの移動方向後方側方から斜めに、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに接近後退する。
ササミからの反力が引張軸力と軸力に直角の法線力とに分散されてナイフに印加されるので、ナイフを真横から保持部材に接近させてササミに係合させ、ササミからナイフに印加される反力が法線力のみとなる場合や、ナイフをササミ付き食鳥屠体上半部ガラの移動方向前方側方から斜めに保持部材に接近させ、ササミからナイフに印加される反力が圧縮軸力と軸力に直角の法線力とに分散される場合に比べて、ナイフの曲げ変形やナイフ基部の駆動機構との接続部の変形等の発生が抑制され、ナイフの作動が安定する。
本発明の好ましい態様においては、第1乃至第3筋入機構のナイフは、鉤形に屈曲した切刃を備える。
ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの移動方向後方側方から斜めに、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラにナイフを接近させる場合、鉤形に屈曲した切刃で遠ざかろうとする腱や筋状膜組織を引っ掛けて切断するのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、第2筋入機構と第3筋入機構のナイフの切刃の屈曲の度合いは第1筋入機構のナイフの切刃の屈曲の度合いよりも大である。
ササミを覆う膜は弾力性に富み伸びるので、切断されずに切刃の先端からナイフ外に逃れる場合がある。従って、ササミを覆う膜を切断する第2筋入機構と第3筋入機構のナイフは、切刃の屈曲の度合いを大にして、膜が切刃の先端からナイフ外へ逃れるのを防止するのが望ましい。他方、ササミを覆う膜のみならず鎖骨も切断する第1筋入機構のナイフでは、切刃の屈曲の度合いを大にすると、鎖骨の破片が切刃の屈曲部に挟まって切刃に取り残される場合を生ずる。従って、第1筋入機構のナイフの切刃の屈曲の度合いは、第2筋入機構と第3筋入機構のナイフの切刃の屈曲の度合いよりも小にするのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、食鳥屠体ササミ筋入装置は、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの移動方向と第1乃至第3筋入機構のナイフの接近後退方向の成す第2傾斜角度を調整する第2傾斜角度調整機構を備える。
保持部材の移動速度やナイフ切刃の形状等に応じて、保持部材移動方向に対するナイフの傾斜角度を調整するのが望ましい。
本発明の実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置が備える保持部材と保持部材駆動機構の構造図である。(a)は側面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図であり、(c)は(a)のc−c矢視図である。 本発明の実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置の、諸機構配置と作動とを示す図である。 本発明の実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置が備える第1嵌合部回転機構の構造と作動を示す図である。 本発明の実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置が備える第2嵌合部回転機構の構造と作動を示す図である。 本発明の実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置が備える筋入機構の構造図である。(a)は稼働時の図であり、(b)は退避時の図であり、(c)は(b)のc−c矢視図である。 本発明の実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置が備える第1筋入機構の作動を示す図である。 本発明の実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置が備える第2筋入機構の作動を示す図である。 本発明の実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置が備える第3筋入機構の作動を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施例に係る筋入機構を備える食鳥屠体ササミ筋入装置は、保持部材1を備えている。保持部材1は、歯付き無端ベルトAに噛合して歯付き無端ベルトAから駆動力を受ける噛合部1aを備えている。無端ベルトAと図示しない無端ベルト駆動モータと噛合部1aとが保持部材駆動機構を形成している。
保持部材1は、噛合部1aに固定されると共にレールBに係合してレールBによって案内される台車部1bと、台車部1bによって回転可能に支持された四葉のクローバー形状の回転台1cと、回転台1cに固定されると共にササミ100a付き食鳥屠体上半部ガラ100の胸腔100eに内勘合して食鳥屠体上半部ガラ100を保持する嵌合部1dと、台車部1bに固定された中心軸1e回りに揺動可能で、一端部に設けたピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1c、1c’、1c”に係合すると回転台1cの回転を阻止し、ピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1c、1c’から離脱すると回転台1cの回転を許容する回転台ロック部材1eとを備えている。回転台ロック部材1eは図示しないバネの付勢力を受けて、ピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部に係合する方向へ付勢されている。
図2に示すように、食鳥屠体ササミ筋入装置は、レールBに沿って互いに間隔を隔てて配設された第1嵌合部回転機構2と第2嵌合部回転機構2’とを備えている。第1嵌合部回転機構2は図2に白抜き矢印で示す保持部材1の進行方向に関して、第2嵌合部回転機構2’よりも後方に配設されている。
食鳥屠体ササミ筋入装置は、図2に白抜き矢印で示す保持部材1の進行方向に関して、第1嵌合部回転機構2よりも前方で且つ第2嵌合部回転機構2’よりも後方に配設されてレールBを間に挟んで正対する一対の第1筋入機構3aと、第2嵌合部回転機構2’よりも前方に配設されてレールBを間に挟んで正対する一対の第2筋入機構3bと、第2筋入機構3bよりも前方に配設されてレールBを間に挟んで正対する一対の第3筋入機構3cとを備えている。
図3に示すように、第1嵌合部回転機構2は、レールBを間に挟んで正対する第1部分2aと第2部分2bとを有している。第1部分2aは、レールBに沿って互いに間隔を隔てて配設された回転ピン2a、2aを有している。第2部分2bは、レールBに沿って互いに間隔を隔てて配設されたロック解除ピン2b、2bを有している。回転ピン2aは回転台1cの四葉の突起部1cに係合可能であり、回転ピン2aは回転台1cの四葉の突起部1c’に係合可能である。ロック解除ピン2b1、2bは回転台ロック部材1eの他端部に係合可能である。図2、3に白抜き矢印で示す保持部材1の進行方向に関して、ロック解除ピン2b、2bは、回転ピン2a、2aよりも所定距離だけ後方に配置されている。
図4に示す第2嵌合部回転機構2’の構造は、第1嵌合部回転機構2と同一である。
図2、5に示すように、第1筋入機構3aは、バネ鋼の薄板材で形成されたナイフ3aを有している。ナイフ3aは鉤状の切刃3a’を有している。ナイフ3aの先端部3a”は自由端を形成しており、基部はエアシリンダー3aのピストン3a’に固定されている。ナイフ3aは摺動可能に、エアシリンダー3aは揺動可能に、台座3aによって支持されている。エアシリンダー3aはナイフ駆動機構を形成している。
図5に示すように、保持部材1を進行方向後方から見た時に、ひいては食鳥屠体上半部ガラ100を頸椎100gからヤゲン100c方向に見た時に、ナイフ3aが側方下方から所定の第1傾斜角度θで斜めに保持部材1に接近するように、台座3aは、保持部材1に対して傾斜して配設されている。
図2に示すように、保持部材1からレールBに向かう方向に保持部材1を見た時に、ひいては保持部材1によって保持されたササミ付き食鳥屠体上半部ガラ100を竜骨100dから胸腔100e方向に見た時に、ナイフ3aが図2に白抜き矢印で示す保持部材1の進行方向後方側方から所定の第2傾斜角度θで斜めに保持部材1に接近するように、台座3aは、保持部材1の進行方向に対して傾斜して配設されている。
図5に示すように、第1筋入機構3aは、円弧穴と円弧穴に係合するボルト、ナットを用いて保持部材1に対するナイフ3aの第1傾斜角度θを調整する第1傾斜角度調整機構3aと、長穴と長穴に嵌合するボルト、ナットを用いて保持部材1に対するナイフ3aの高さを調整する高さ調整機構3aと、第1傾斜角度調整機構3aと同様の円弧穴と円弧穴に係合するボルト、ナットを用いて保持部材1に対するナイフ3aの第2傾斜角度θを調整する第2傾斜角度調整機構3aと、長穴と長穴に嵌合するボルト、ナットを用いて台座3a、ひいてはエアシリンダー3aのナイフ前進後退方向位置を調整する前進後退方向位置調整機構3aとを有している。
ナイフ3aは、図5(a)に示す、先端部3a”が食鳥屠体上半部ガラ100の竜骨(胸骨稜)100dに接近した稼働位置と、図5(b)に示す、先端部3a”が食鳥屠体上半部ガラ100の竜骨100dから側方下方へ離隔した退避位置との間で往復動可能である。
第2筋入機構3bの構造と、第3筋入機構3cの構造とは、第1筋入機構3aの構造と同様である。
保持部材1に対する第1筋入機構3aのナイフ3aの第1傾斜角度θと第3筋入機構3cのナイフ3cの第1傾斜角度は、保持部材1に対する第2筋入機構3bのナイフ3bの第1傾斜角度よりも小さな値に、即ち寝た角度に設定されている。
図2、6、7、8に示すように、第1乃至第3筋入機構のナイフ3a、3b、3cは、鉤形に屈曲した切刃3a’、3b’、3c’を備えている。第2筋入機構と第3筋入機構のナイフの切刃3b’、3c’の屈曲の度合いは、第1筋入機構のナイフの切刃3a’の屈曲の度合いよりも大である。
食鳥屠体ササミ筋入装置の作動を説明する。
前処理段階の胸肉剥がし工程からササミ取り工程へ食鳥屠体上半部ガラ100が移動してきた時、図1、図2上段左方部、図3左方部、に示すように、ササミ100a付き食鳥屠体上半部ガラ100は、鎖骨100bを白抜き矢印で示す保持部材1の進行方向に関して前方へ差し向け、ヤゲン100cを白抜き矢印で示す保持部材1の進行方向に関して後方へ差し向け、竜骨100dを保持部材1から遠ざかる方向へ差し向けた状態で、胸腔100eを保持部材1の嵌合部1dに外嵌合させて、保持部材1によって保持されている。図1、2、3から分かるように、竜骨100dの長手延在方向と保持部材1の進行方向とは一致している。
ササミ100aと竜骨100dとの接続部は予め竜骨100dに沿って筋入れされている。
図2上段左方部、図3中央部、に示すように、保持部材1が第1嵌合部回転機構2に対峙する所定位置まで到達する。
図3から分かるように、一端部のピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1cに当接していたロック部材1eの他端部にロック解除ピン2bが当接し、ロック部材1eを中心軸1e回りに揺動させ、ピン1eをくびれ部1cから離脱させ、回転台1cを回転可能にする。次いで、回転台1cの四葉の突起部1cに回転ピン2aが当接し回転台1cを回転駆動する。この結果、回転台1cは90度回転する。ばねで付勢されたロック部材1eの一端部のピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1c’に当接して、回転台1cの回転を阻止する。
保持部材1が移動を続けると、一端部のピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1c’に当接していたロック部材1eの他端部にロック解除ピン2bが当接し、ロック部材1eを中心軸1e回りに揺動させ、ピン1eをくびれ部1c’から離脱させ、回転台1cを回転可能にする。次いで、回転台1cの四葉の突起部1c’に回転ピン2aが当接し回転台1cを回転駆動する。この結果、回転台1cは更に90度回転する。ばねで付勢されたロック部材1eの一端部のピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1c”に当接して、回転台1cの回転を阻止する。
回転台1cが180度回転し、ひいては嵌合部1dが180度回転することにより、食鳥屠体上半部ガラ100は、図2上段中央部、図3右方部、に示すように、鎖骨100bが進行方向後方へ差し向けられ、ヤゲン100cが進行方向前方へ差し向けられた状態になる。
図2上段中央部、図6、に示すように、白抜き矢印の方向へ移動する保持部材1が第1嵌合部回転機構2よりも進行方向前方の第1筋入機構3aに対峙する所定位置に到達する。図3右方部から分かるように、回転台ロック部材1eのピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1c”に係合し、回転台1cの回転、ひいては食鳥屠体上半部ガラ100の回転を阻止している。
図2上段中央部、図6に於いて実線で示し、又図5(b)に示す、退避位置にあったナイフ3aが、図2上段中央部、図6に於いて矢印(1)で示すように、図2上段中央部、図6に於いて二点鎖線で示し、又図5(a)に示す、稼働位置へ向けて移動開始する。ナイフ3aが側方後方から斜めに且つ側方下方から斜めに食鳥屠体上半部ガラ100に接近する。ナイフ3aの先端部3a”が鎖骨100bよりもヤゲン100c寄りで且つ鎖骨100b近傍の第1所定位置の胸骨100fに側方から当接し、バネ鋼の薄板で形成されたナイフ3aが面外方向へ弾性変形しつつ、先端部3a”が、図5に於いて竜骨100dから側縁部へ向けて下方へ傾斜し、図2上段中央部、図6に於いて竜骨100dから側縁部へ向けて紙面後方へ傾斜した、胸骨100f表面に沿って、ササミ100aを胸骨100fから引き剥がしつつ竜骨100d方向へ移動する。その結果、ナイフ3aは先端部3a”が竜骨100dに接近した、図2上段中央部、図6に於いて二点鎖線で示し、又図5(a)に示す、稼働位置に到達し、当該位置に所定時間保持される。ナイフ3aの退避位置から稼働位置への移動は高速で行われる。
保持部材1は図2上段中央部、図6に於いて白抜き矢印で示す方向へ移動しているので、切刃3a’は胸骨100f表面に当接しつつ保持部材1ひいては食鳥屠体上半部ガラ100に対して、図2上段中央部、図6に於いて矢印(2)で示すように、頸椎100g方向へ相対移動し、ササミ100aを、鎖骨100bよりもヤゲン100c寄りで且つ鎖骨100b近傍の第1所定位置から頸椎100g側端部まで胸骨100f表面から引き剥がして側方から筋入する。
保持部材1が第1筋入機構3aに対峙する位置を通過すると、図2上段中央部、図6に於いて二点鎖線で示す稼働位置に在ったナイフ3aは、矢印(3)で示すように、図2上段中央部、図6に於いて実線で示し、又図5(b)に示す、退避位置へ向けて移動し、退避位置に到達後、当該位置に保持される。
図2下段左方部、図4中央部、に示すように、保持部材1が第2嵌合部回転機構2’に対峙する所定位置まで到達する。保持部材1が第2嵌合部回転機構2’を通過する際に、第1嵌合部回転機構2を通過する際と同様に、保持部材1が第2嵌合部回転機構2’に係合して180度回転し、食鳥屠体上半部ガラ100は、図2下段中央部、図4右方部、に示すように、鎖骨100bが進行方向前方へ差し向けられ、ヤゲン100cが進行方向後方へ差し向けられた状態になる。回転台ロック部材1eのピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1c”に係合して、回転台1cの回転、ひいては食鳥屠体上半部ガラ100の回転を阻止する。
図2下段右方部、図7、に示すように、保持部材1が第2嵌合部回転機構2’よりも進行方向前方の第2筋入機構3bに対峙する所定位置まで移動する。前述のように回転台ロック部材1eのピン1eが回転台1cの四葉のくびれ部1c”に係合して、回転台1cの回転、ひいては食鳥屠体上半部ガラ100の回転を阻止している。
図2下段右方部、図7、に於いて実線で示し、又図5(b)に示す、退避位置にあったナイフ3bが、図2下段右方部、図7、に於いて矢印(1)で示すように、図2下段右方部、図7、に於いて二点鎖線で示し、又図5(a)に示す、稼働位置へ向けて移動開始する。ナイフ3bが側方後方から斜めに且つ側方下方から斜めに食鳥屠体上半部ガラ100に接近する。ナイフ3bの先端部3b”が第1所定位置よりもヤゲン100c寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置の胸骨100fに側方から当接し、バネ鋼の薄板で形成されたナイフ3bが面外方向へ弾性変形しつつ、先端部3b”が、図5に於いて竜骨100dから側縁部へ向けて下方へ傾斜し、図2下段右方部、図7に於いて竜骨100dから側縁部へ向けて紙面後方へ傾斜した、胸骨100f表面に沿って、ササミ100aを胸骨100fから引き剥がしつつ竜骨100d方向へ移動する。その結果、ナイフ3bは先端部3b”が竜骨100dに接近した、図2下段右方部、図7、に於いて二点鎖線で示し、又図5(a)に示す、稼働位置に到達し、当該位置に所定時間保持される。ナイフ3bの退避位置から稼働位置への移動は高速で行われる。
保持部材1は、図2下段右方部、図7、に於いて白抜き矢印で示す方向へ移動しているので、切刃3b’は胸骨100f表面に当接しつつ保持部材1ひいては食鳥屠体上半部ガラ100に対して、図2下段右方部、図7、に於いて矢印(2)で示すように、ヤゲン100c方向へ相対移動し、ササミ100aを、第1所定位置よりもヤゲン100c寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置からヤゲン100c側端部まで胸骨100f表面から引き剥がして側方から筋入する。
保持部材1が第2筋入機構3bに対峙する位置を通過すると、図2下段右方部、図7、に於いて二点鎖線で示す稼働位置に在ったナイフ3bは、矢印(3)で示すように、図2下段右方部、図7、に於いて実線で示し、又図5(b)に示す、退避位置へ向けて移動し、退避位置に到達後、当該位置に保持される。
図2下段右方部、図8、に示すように、保持部材1が第2筋入機構3bよりも進行方向前方の第3筋入機構3cに対峙する所定位置まで移動する。
図2下段右方部、図8、に於いて実線で示し、又図5(b)に示す、退避位置にあったナイフ3cが、図2下段右方部、図8、に於いて矢印(1)で示すように、図2下段右方部、図8、に於いて二点鎖線で示し、又図5(a)に示す、稼働位置へ向けて移動開始する。ナイフ3cが側方後方から斜めに且つ側方下方から斜めに食鳥屠体上半部ガラ100に接近する。ナイフ3cの先端部3c”が第1所定位置よりも頸椎100g寄りの第3所定位置の胸骨100fに側方から当接し、バネ鋼の薄板で形成されたナイフ3cが面外方向へ弾性変形しつつ、先端部3c”が、図5に於いて竜骨100dから側縁部へ向けて下方へ傾斜し、図2下段右方部、図8、に於いて竜骨100dから側縁部へ向けて紙面後方へ傾斜した、胸骨100f表面に沿って、ササミ100aを胸骨100fから引き剥がしつつ竜骨100d方向へ移動する。その結果、ナイフ3cは先端部3c”が竜骨100dに接近した、図2下段右方部、図8、に於いて二点鎖線で示し、又図5(a)に示す、稼働位置に到達し、当該位置に所定時間保持される。ナイフ3cの退避位置から稼働位置への移動は高速で行われる。
保持部材1は図2下段右方部、図8、に於いて白抜き矢印で示す方向へ移動しているので、切刃3c’は胸骨100f表面に当接しつつ保持部材1ひいては食鳥屠体上半部ガラ100に対して、図2下段右方部、図8、に於いて矢印(2)で示すように、ヤゲン100c方向へ相対移動し、ササミ100aを、第1所定位置よりも頸椎100g寄りの第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン100c寄りの第4所定位置まで胸骨100f表面から引き剥がして側方から筋入する。
切刃3c’が第4所定位置に達すると、図2下段右方部、図8、に於いて二点鎖線で示す稼働位置に在ったナイフ3cは、矢印(3)で示すように、図2下段右方部、図8、に於いて実線で示し、又図5(b)に示す、退避位置へ向けて移動し、退避位置に到達後、当該位置に保持される。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置においては、第1筋入機構3aが鎖骨よりもヤゲン100c寄りで且つ鎖骨100b近傍の第1所定位置から頸椎100g側端部まで筋入れし、第2筋入機構3bが第1所定位置よりもヤゲン寄りで且つヤゲン100c近傍の第2所定位置からヤゲン100c側端部まで筋入れし、第3筋入機構3cが第1所定位置よりも鎖骨100g寄りの第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン100c寄りの第4所定位置まで筋入するので、頸椎100g側端部からヤゲン100c側端部までササミ100aに筋入することができる。第1所定位置から頸椎100g側端部までの筋入の終端部で第1筋入機構3aのナイフ3aによって鎖骨100bが切断されたとしても、ナイフ3aは切断した鎖骨100bを押し上げ、ササミ100aに押し付けないので、ササミ100aは傷付かず、肉質は低下しない。
ササミ100aを頸椎側端部まで筋入する際に、ササミ100aの頸椎側端部の腱と烏口骨との接続部を確実に切断するために、ササミ100aが確りと胸骨100fに接続した状態で頸椎側端部の筋入をするのが望ましい。
ササミ100aをヤゲン側端部まで筋入する際に、ササミを覆う膜組織が筋入機構のナイフに押されてヤゲン側端部に集まり、筋状物を形成する。当該筋状物と胸骨との接続部を確実に切断するために、ササミ100aが確りと胸骨100fに接続した状態でヤゲン100c側端部を筋入するのが望ましい。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置においては、ササミ100aの長手方向中央部とヤゲン100c側端部とが胸骨100fに接続した状態でササミ100aの頸椎100g側端部を筋入れし、ササミ100aの長手方向中央部が胸骨100fに接続した状態でササミ100aのヤゲン100c側端部を筋入するので、ササミ100aを胸骨100fで確りと支持しつつ確実にササミ100aの長手方向両端部を筋入れすることができる。ヤゲン100c側端部よりも先に、ササミ100aと胸骨100fとの接続長が長い状態で、頸椎100g側端部を筋入するので、ヤゲン側端部の筋状物接続部よりも強固な、頸椎100g側端部の腱接続部を確実に切断することができる。
胸骨100fでササミ100aを強固に支持しつつ、ササミ100aの長手方向両端部を筋入れするために、第3筋入機構3cによるササミ中央部の筋入長さを、第1筋入機構3a、第2筋入機構3bによるササミ両端部の筋入長さよりも大にするのが望ましい。
1回の筋入れ長さが大であると、筋入作業中にササミ100aの筋入れ済の部位が不安定に動いて筋入機構のナイフに干渉し損傷する場合を生ずる。ササミ100aを長さ方向に3分割して筋入することにより1回の筋入長さを短縮して、筋入済の部位の不安定な動きを抑制し、ササミ100aの損傷を防止できる。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置においては、保持部材1を食鳥屠体上半部ガラの竜骨100dの長手延在方向へ移動させ、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラ100の鎖骨100bが差し向けられる方向が保持部材進行方向後方から進行方向前方へ変わるように嵌合部1dを回転させ、鎖骨100bが進行方向後方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラ100に第1筋入機構3aを接近させ、鎖骨100bが進行方向前方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラ100に第2筋入機構3bと第3筋入機構3cとを接近させるので、保持部材1を一定方向へ移動させつつ、頸椎100g側端部からヤゲン100c側端部までササミ100aに筋入することができる。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置においては、第1筋入機構3aのナイフ3aと第2筋入機構3bのナイフ3bと第3筋入機構3cのナイフ3cとをバネ鋼の薄板材で形成して、ナイフ3aとナイフ3bとナイフ3cとに弾性を持たせたので、ナイフ3a、3b、3cをガラの胸骨100fに沿って変形させてササミ100aとガラの胸骨100fとの間に進入させることができる。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置においては、ナイフ先端部3a”、3b”、3c”を自由端としたので、ナイフ先端部をガラの胸骨100fに沿って変位させて、ササミ100aの歩留りを高めることができる。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置は、保持部材1に対するナイフ3aの第1傾斜角度θを調整する第1傾斜角度調整機構3aを備えており、ナイフ3b、3cに付いても同様の第1傾斜角度調整機構を備えているので、食鳥屠体上半部ガラ100の寸法に応じて、保持部材1、ひいては食鳥屠体上半部ガラ100に対するナイフ3a、3b、3cの第1傾斜角度を最適化して、ササミ100aの歩留りを高めることができる。
第1筋入機構のナイフ3aと第3筋入機構のナイフ3cの筋入部には、胸骨100fの頸椎側端部に在る瘤状膨出部とササミ100aとの接続部が含まれる。ナイフ3a、3cの切刃3a’、3c’が前記瘤状膨出部に食い込むのを防止するために、第1筋入機構のナイフ3aと第3筋入機構のナイフ3cの第1傾斜角度を、第2筋入機構のナイフ3bの第1傾斜角度よりもよりも小さな値に調整して、即ち寝た角度に調整して、ナイフの切刃3a’、3c’を前記瘤状膨出部から遠ざけるのが望ましい。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置は、保持部材1に対するナイフ3aの高さを調整する高さ調整機構3aを備えており、ナイフ3b、3cに付いても同様の高さ調整機構を備えているので、食鳥屠体上半部ガラ100の寸法に応じて、保持部材1、ひいては食鳥屠体上半部ガラ100に対するナイフ3a、3b、3cの高さを最適化して、ササミ100aの歩留りを高めることができる。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置は、台座3aの、ひいてはナイフ3aの駆動機構であるエアシリンダー3aのナイフ前進後退方向位置を調整する前進後退方向位置調整機構3aを備え、ナイフ3b、3cを駆動するエアシリンダーに付いても同様の前進後退方向位置調整機構を備えているので、エアシリンダーのナイフ前進後退方向位置を調整して、ナイフの前進位置である稼働位置を最適位置に調整することができる。
本実施例に係る食鳥屠体ササミ筋入装置に於いては、図2上段中央部、図6、に示すように、保持部材1からレールBに向かう方向に保持部材1を見た時に、ひいては保持部材1によって保持されたササミ付き食鳥屠体上半部ガラ100を竜骨100dから胸腔100e方向に見た時に、ナイフ3aの先端部3a”が、保持部材1の進行方向後方側方から斜めに保持部材1に接近して、ササミ100aに係合し、鉤形の切刃3a’がササミ100aに筋入するので、ササミ100aからの反力は引張軸力と軸力に直角の法線力とに分散されてナイフ3aに印加される。この結果、ナイフ3aを真横から保持部材1に接近させてササミ100aに係合させ、ササミ100aからナイフ3aに印加される反力が法線力のみとなる場合や、ナイフ3aを保持部材1の進行方向前方側方から斜めに保持部材1に接近させ、ササミ100aからナイフナイフ3aに印加される反力が圧縮軸力と軸力に直角の法線力とに分散される場合に比べて、ナイフナイフ3aの曲げ変形やナイフ基部のピストン3a’との接続部の変形等の発生が抑制され、ナイフナイフ3aの作動が安定する。ナイフ3b、3cに付いても同様である。
ササミ付き食鳥屠体上半部ガラ100の移動方向後方側方から斜めに、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラ100にナイフ3a、3b、3cを接近させる場合、鉤形に屈曲した切刃3a’、3b’、3c’で遠ざかろうとするササミ100aの腱や筋状膜組織を引っ掛けて切断するのが効果的である。
ササミ100aを覆う膜は弾力性に富み伸びるので、切断されずに切刃の先端からナイフ外に逃れる場合がある。従って、ササミ100aを覆う膜を切断する第2筋入機構と第3筋入機構のナイフ3b、3cは、切刃3b’、3c’の屈曲の度合いを大にして、膜が切刃3b’、3c’の先端からナイフ外へ逃れるのを防止している。他方、ササミ100aを覆う膜や腱のみならず鎖骨100bも切断する第1筋入機構のナイフ3aでは、切刃3a’の屈曲の度合いを大にすると、鎖骨200bの破片が切刃3a’の屈曲部に挟まって切刃3a’に取り残される場合を生ずる。従って、第1筋入機構のナイフ3aの切刃3a’の屈曲の度合いは、第2筋入機構と第3筋入機構のナイフの切刃3b’、3c’の屈曲の度合いよりも小にしている。
保持部材1の移動速度やナイフ切刃3a’、3b’、3c’の形状等に応じて、保持部材移動方向に対するナイフの第2傾斜角度θを最適値に調整可能としている。
上記実施例では、保持部材1を一定方向へ移動させると共に、保持部材1の嵌合部1dを回転させて、食鳥屠体上半部ガラ100を180度回転させ、ナイフ3a、3b、3cを側方から食鳥屠体上半部ガラ100に接近離隔させて、ササミ100aに頸椎側端部からヤゲン側端部まで側方から筋入したが、保持部材1を竜骨100dの長手延在方向へ往復移動させると共にナイフを側方から保持部材1に接近離隔させ、或いはナイフを側方から保持部材1に接近離隔させると共に竜骨100dの長手延在方向へ往復移動させて、鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の第1所定位置から頸椎側端部までササミに側方から筋入れし、次いで第1所定位置よりもヤゲン寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置からヤゲン側端部までササミに側方から筋入れし、次いで第1所定位置よりも頸椎側の第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン寄りの第4所定位置まで、側方から筋入しても良い。この場合、三つの筋入れ作業を単一のナイフで行っても良く、或いは別々のナイフで行っても良い。
ササミ筋入工程の前工程で、予め鎖骨を除去しても良い。ささみ筋入工程で鎖骨を切断し、切断した鎖骨がササミを傷つける事態の発生を、より確実に回避できる。
本発明は、食鳥屠体のササミ筋入れ作業に広く利用可能である。
1 支持部材
1c 回転台
1d 嵌合部
1e ロック部材
2、2’嵌合部回転機構
2a、2a 回転ピン
2b、2b ロック解除ピン
3a 第1筋入機構
3a ナイフ
3a’ 切刃
3a” 先端部
3a エアシリンダー
3a 台座
3a 第1傾斜角度調整機構
3a 高さ調整機構
3a 第2傾斜角度調整機構
3a 前進後退方向位置調整機構
3b 第2筋入機構
3b ナイフ
3b’ 切刃
3b” 先端部
3c 第3筋入機構
3c ナイフ
3c’ 切刃
3c” 先端部
100 食鳥屠体上半部ガラ
100a ササミ
100b 鎖骨
100c ヤゲン
100d 竜骨
100e 胸腔
100f 胸骨
100g 頸椎

Claims (15)

  1. 食鳥屠体上半部ガラ胸腔に内勘合する嵌合部を有しササミ付き食鳥屠体上半部ガラを保持する保持部材と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の第1所定位置から頸椎側端部までササミに側方から筋入する一対の第1筋入機構と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して第1所定位置よりもヤゲン寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置からヤゲン側端部までササミに側方から筋入する一対の第2筋入機構と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から接近して第1所定位置よりも鎖骨寄りの第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン寄りの第4所定位置までササミに側方から筋入する一対の第3筋入機構とを備え、第1筋入機構、第2筋入機構、第3筋入機構の順に作動することを特徴とする食鳥屠体ササミ筋入装置。
  2. 第3筋入機構の筋入長さは、第1筋入機構及び第2筋入機構の筋入長さよりも大であることを特徴とする請求項1に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  3. 第1筋入機構が第2筋入機構と第3筋入機構とを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  4. 第1筋入機構と第2筋入機構と第3筋入機構は別個独立であることを特徴とする請求項1又は2に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  5. 保持部材を食鳥屠体上半部ガラの竜骨の長手延在方向へ移動させる駆動機構と、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの鎖骨が差し向けられる方向が保持部材進行方向後方から進行方向前方へ変わるように保持部材の嵌合部を回転させる嵌合部回転機構とを備え、鎖骨が進行方向後方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から第1筋入機構が接近して鎖骨よりもヤゲン寄りで且つ鎖骨近傍の第1所定位置から頸椎側端部までササミに側方から筋入れし、次いで嵌合部回転機構が保持部材の嵌合部を回転させ、次いで鎖骨が進行方向前方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から第2筋入機構が接近して第1所定位置よりもヤゲン寄りで且つヤゲン近傍の第2所定位置からヤゲン側端部までササミに側方から筋入れし、次いで鎖骨が進行方向前方へ差し向けられた状態で移動するササミ付き食鳥屠体上半部ガラに両側方から第3筋入機構が接近して第1所定位置よりも鎖骨寄りの第3所定位置から第2所定位置よりもヤゲン寄りの第4所定位置までササミに側方から筋入れすることを特徴とする請求項4に記載の鳥屠体ササミ筋入装置。
  6. 第1筋入機構と第2筋入機構と第3筋入機構とは、それぞれ、バネ鋼の薄板材で形成されたナイフと、ナイフを前進後退させるナイフ駆動機構とを備えることを特徴とする請求項5に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  7. ナイフ基部はナイフ駆動機構に固定され、ナイフ先端部は自由端であることを特徴とする請求項6に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  8. 保持部材によって保持されたササミ付き食鳥屠体上半部ガラを頸椎からヤゲン方向に見た時の保持部材に対するナイフの角度である第1傾斜角度を調整する第1傾斜角度調整機構を備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  9. 第1筋入機構のナイフと第3筋入機構のナイフの第1傾斜角度は、第2筋入機構のナイフの第1傾斜角度よりもよりも、保持部材に対して寝た角度に調整されていることを特徴とする請求項8に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  10. 保持部材に対するナイフの高さ位置を調整する高さ調整機構を備えることを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  11. ナイフ駆動機構のナイフ前進後退方向位置を調整する前進後退方向位置調整機構を備えることを特徴とする請求項6乃至10の何れか1項に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  12. 第1乃至第3筋入機構のナイフは、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラを竜骨から胸腔方向に見た時に、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの移動方向後方側方から斜めに、ササミ付き食鳥屠体上半部ガラに接近後退することを特徴とする請求項6乃至11の何れか1項に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  13. 第1乃至第3筋入機構のナイフは、鉤形に屈曲した切刃を備えることを特徴とする請求項12に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  14. 第2筋入機構と第3筋入機構のナイフの切刃の屈曲の度合いは第1筋入機構のナイフの切刃の屈曲の度合いよりも大であることを特徴とする請求項13に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
  15. ササミ付き食鳥屠体上半部ガラの移動方向と第1乃至第3筋入機構のナイフの接近後退方向の成す第2傾斜角度を調整する第2傾斜角度調整機構を備えることを特徴とする請求項12乃至14の何れか1項に記載の食鳥屠体ササミ筋入装置。
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