JP6538232B2 - 食鳥屠体用首皮筋入れ装置及び方法 - Google Patents
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Description
これらの処理は、通常、シャックルが取り付けられたオーバーヘッドコンベアに吊り下げられて移動する多数の食鳥屠体に対して高速で連続的に行われる。この連続した工程の中で、中抜きで摘出された内蔵の一部や脱骨で除去された骨等のように、食用として不適切な部位は分離され廃棄される。
ところが、このような手作業による首皮の分離は、作業効率が悪く、かつ製品の歩留まり低下を引き起こすこととなる。
また、この装置は首皮を引っ張る際に、腹側部位を部分的に把持するようにしているので、回収される首皮形状が不均一となり、さらに歩留まりも低下してしまうという問題もあった。
上下動の速度を緩和するため、円筒フレームの直径を大きくすると、首皮取り装置が大型化し、広い設置スペースを要すると共に、高コストとなるという問題がある。
特許文献3に開示された筋入れ装置は、首部の背側部位に切れ目を入れる装置であり、かつ特許文献1と同様に、棒状の首皮分離材を食鳥屠体の腹腔に挿入するものである。
特許文献4に開示された筋入れ装置は、首部の胸側部位に切れ目を入れる装置であり、かつ特許文献1及び3と同様に、棒状の首皮分離材を食鳥屠体の腹腔に挿入するものである。
特許文献4に開示された筋入れ装置は、首部の胸側部位に切れ目を入れる装置であるため、採取された首皮の商品価値が低下してしまうという問題は解消される。しかし、特許文献1及び3と同様に、棒状の首皮分離材を食鳥屠体の腹腔に挿入するため、特許文献1及び3と同様の前記問題がある。
このように、首皮把持手段を下方へ移動させるタイミングに対して、首皮切開刃で首皮に切れ目を入れるタイミングを遅らせることで、伸長した首皮に首皮切開刃を当てることができる。伸長した首皮に首皮切開刃を当てることで、首皮が刃先と一緒に動かず、首皮切開刃の刃先と首皮との間に相対速度が生じるため、首皮の目標位置に正確に切れ目を入れることができる。これによって、首皮採取工程で未切開部が残らず、シート状の高品質な首皮を採取できる。また、シート状の首皮を採取できるので、首皮の内面に残った食道やリンパ線等の残留物を容易に除去できる。
また、首皮把持手段は、食鳥屠体の首部周囲を複数の把持部材で囲んで首皮を把持するように構成されているので、首皮を安定把持できる。そのため、回収される首皮の形状を均一化でき、首皮の歩留まりを向上できる。
このように、首皮切開刃が第1の把持部材に回動可能に軸支されているので、簡易かつ低コストな手段で、首皮切開刃による切断タイミングを第1の把持部材の移動と独立して設定することができる。
この押えブロックによって、食鳥屠体の首部を基準位置に確実に位置決めできると共に、円弧状の形状を有しているため、第1の把持部材が移動するときでも、押えブロックが他の部材に引っ掛かることがなく、筋入れ動作のじゃまにならない。
前述の「こにく」は首部の背側に多く存在する。また、背側のほうが脂がのって商品としての価値が高い。本実施態様によれば、背側に切れ目を入れないので、採取した首皮及び「こにく」の商品価値を高くすることができる。
また、食鳥屠体の肩部を肩乗せ台によって設定される基準位置に常に位置決めできるので、食鳥屠体の大小の固体差にかかわらず、常に首部を一定位置に位置決めできる。そのため、首皮切開刃を目標位置に正確に挿入できる。
また、食鳥屠体の腹腔に器具等を挿入しないので、食鳥屠体の移動ストロークを大きくする必要がない。そのため、装置の寿命低下や大型化及び高コスト化をまねかない。
これによって、首皮を効果的に切開し、頚骨に首皮切開刃を食い込ませることがなくなる。そのため、刃物寿命を延ばすと共に、刃物先端部の欠損等の事故を防止できる。
この実施態様によれば、食鳥屠体の胸部を切開することで背側に切れ目を入れないので、商品価値の高い「こにく」を別工程で傷つけずに多く採取できる。また、切れ目開始点を喉部との境界に位置する胸部中央の窪みとすることで、胸側肉部を傷付けずに済む。
円筒フレーム18には上部ユニット22及び下部ユニット24が設けられている。メインシャフト11の上部でメインシャフト11を支持する支持フレーム26が水平方向に設けられている。支持フレーム26はオーバーヘッドコンベア12を支持する半円形のガイドレール32を支持している。支持フレーム26は前記各部材の外側に鉛直方向に設けられた外側フレーム28に取り付けられている。
図3はワークWを胸側から視た図である。図3に示すように、本実施形態では、ワークWの喉部tの点Pから頭部付け根hまでの胸側の首皮を切開線cに沿って切開する。ここで、nは首部、nsは首皮、sは肩部、bは胸部、dは手羽部、fは肢部である。点Pは喉部tとの境界に位置する胸部bの中央の窪みであり、切開線cの始点とすべき目標位置である。
棒状部材30bは、支持部30eと結合部30dで互いに相対的な角度が変化可能に接続されている。これによって、ワークWの吊下げ高さを変更できる。
なお、メインシャフト11の下部に、メインシャフト11を上下動させる油圧機構34を設けてもよい。円筒体16及び円筒フレーム18を停止したいときに、油圧機構34によりメインシャフト11を下げることで、前記係合機構の係合が解除され、円筒体16及び円筒フレーム18を停止することができる。
固定ドラム20は、円筒フレーム18の内部に配置され、回転する円筒フレーム18には影響されず固定されている。固定ドラム20の外周面に上部ガイドレール44及び下部ガイドレール46が設けられている。これらのガイドレール44及び46の構成については後述する。
図2に示すように、外側フレーム28と円筒フレーム18との間で、オーバーヘッドコンベア12の入口及びその下流にガイドバー48が設けられている。ガイドバー48は円筒フレーム18から一定距離を隔てて円弧状に配置されており、このガイドバー48によりシャックル30に吊り下げられたワークWが位置決めされるようになっている。
さらに、股ループ17bはシャックル30に吊下げられたワークWの左右の脚の間に挿入されることで、ワークWの位置決めを確実なものにしている。股ループ17bはスポーク14と同期して回転する。
上部ユニット22及び下部ユニット24はスライドガイド42にスライド自在に取り付けられている。上部ユニット22は、隣り合う2本のスライドガイド42が貫通する上部基部50を有している。
円筒フレーム18の上端には、円筒フレーム18の周方向外方に向けてワークWの両側に突出し、円筒フレーム18に対するワークWの周方向位置を位置決めする一対の位置決め板54が設けられている。
筋入れに際しては、商品価値のある胸部bの肉部を傷付けてはならない。また、胸部b近傍の喉部tを切断しないと、図12Bに示すように、首皮採取工程で採取した首皮は筒状のまま採取され、図12Aに示すようなシート状の首皮を採取できない。そのため、筋入れの切開始端の目標位置は、喉部tとの境界に位置する胸部bの中央の窪み(図3中のP点)とするのが最適である。
上部ガイドレール44、下部ガイドレール46及びガイドシュー52、60で上部ユニット22及び下部ユニット24の移動機構を構成している。
下部ユニット24の下部にはブラケット64が取り付けられ、ブラケット64には軸66を介してアーム68及び70が回動可能に取り付けられている。
押え台71及びアーム78の先端に軸83及び84を介して刃物台85が装着されている。さらに、カッタ86が軸83に回動可能に取り付けられ、カッタ86の軸83から離れた別の部位はコイルバネ87を介して軸84に接続されている。
図1に示すように、カム88a、88b及び90は、支持フレーム92及び94を介して外側フレーム28に取り付けられている。スライドガイド42の下方で支持フレーム94の上面に、筋入れの際に落下するワークWの肉片を収容する円環形状のトレイ96が設けられている。
図8において、オーバーヘッドコンベア12はイの位置でスポーク14と係合し、その後スポーク14と共に180°回転し、ホの位置でスポーク14との係合が解除される。
図9は、固定ドラム20周方向の上部ガイドレール44及び下部ガイドレール46の配置を示し、図10は、円筒フレーム18の回転方向のカム88a、88b及び90の配置を示している。図8〜図10のイ〜チの位置は、各図において夫々円筒フレーム18の回転方向で同じ位置を示している。
図11Aはイ〜ロの位置での動作を示している。この位置では、上部ユニット22及び下部ユニット24は、共にスライドガイド42の上部に位置している。ワークWは胸部bを外側に向けた状態で一対の位置決め板54の間に挿入されている。また、カムローラ74がカム88aのみで下方から支持され、押えブロック72及びカッタ86はワークWから離れている。
図11Cはハ〜ニの位置における各部材の配置を示している。ここでカムローラ74はカム88a及び88bによって上下から挟持され、押えブロック72はワークWの首部nを押えている。ワークWは位置決めブロック62と押えブロック72と間で固定される。
図11Eはニ〜ホの後半位置における作動状態を示している。下部基台58が前記設定量だけ下降した時点で、カッタ86が首皮nsに挿入される。カッタ86は、図3の点Pで示す切断始端の目標位置に挿入されるように、肩乗せ台56及び位置決めブロック62との相対位置が予め設定されている。カッタ86は上方から溝72aに挿入され、首皮nsに達して首皮nsを切開する。
図11Gはヘの位置での作動状態を示している。肩乗せ台56が下げられ、ワークWは円筒フレーム18から離れている。
さらに、著しく曲がって位置決めブロック62から外れた首部nに対しては一対の矯正板63の働きで下部ユニット24の下降中に正しく筋入れできる位置に矯正できる。そのため、回収される首皮nsの形状を均一化でき、首皮の歩留まりを向上できる。
また、カッタ86はコイルバネ87によって首部nに向かう方向にバネ力を付勢されているので、バネ力を調整することで、首皮切開工程で首皮nsを確実に切開でき、首皮内側の頚椎に刃先が食い込むのを避けることができる。従って、カッタ86に対するダメージを抑え、カッタ86の刃先の欠損をなくし、刃先の寿命を延ばすことが出来る。
また、円筒フレーム18と共に回転するカムローラ74及び82が支持フレーム92及び94に固定されたカム88a、88b及び90に沿って上下動することで、駆動装置を用いずに、上部ユニット22及び下部ユニット24の動作と、カッタ86の動作とが可能になる。
図12Aは本発明を実施して採取した首皮nsを示している。図示のように、首皮nsは背側部位を中心に採取できるので、背側部位を傷付けることなく、商品価値の高い首皮を採取できる。また、シート状の首皮nsを採取できるので、首皮nsの内面に残った食道やリンパ線等の残留物を容易に除去できる。
12 オーバーヘッドコンベア
14 スポーク
14a 押し板
16 メインシャフト
16a 受け板
16b 位置調整手段
17a 股ループ
17b 股ループ保持シャフト
18 円筒フレーム
20 固定ドラム
22 上部ユニット
24 下部ユニット
26、92、94 支持フレーム
28 外側フレーム
30 シャックル
30a 連結部
30b 棒状部材
30c ガイドローラ
30d 結合部
30e 支持部
32 ガイドレール
34 油圧機構
36 上部連結部
38 下部摺接部
40 ローラ
42 スライドガイド
44 上部ガイドレール
46 下部ガイドレール
48 ガイドバー
50 上部基部
52、60 ガイドシュー
54 位置決め板
56 肩乗せ台
58 下部基台
62 位置決めブロック(第2の把持部材)
63 矯正板
64 ブラケット
66、76、83、84 軸
68、70、78、80 アーム
71 押え台
72 押えブロック(第1の把持部材)
72a 溝
74 カムローラ(第1のカムローラ)
82 カムローラ(第2のカムローラ)
85 刃物台
86 カッタ(首皮切開刃)
87 コイルバネ
88a、88b カム(第1のカム)
90 カム(第2のカム)
96 トレイ
P 切断始端(目標位置)
W ワーク
b 胸部
c 切開線
d 手羽部
f 肢部
h 頭部付け根
n 首部
ns 首皮
s 肩部
t 喉部
uc 未切開部位
Claims (14)
- 頭部が除去された食鳥屠体の首皮を頸椎方向に切開する食鳥屠体用首皮筋入れ装置において、
肢部が上方となるように吊り下げられた前記食鳥屠体の首部周囲を第1の把持部材及び第2の把持部材を含む複数の把持部材で囲んで前記首皮及び頚椎部を把持する首皮把持手段と、
前記首皮把持手段を首骨延在方向へ移動させる移動機構と、
前記第1の把持部材に前記食鳥屠体に対して進退可能に設けられた首皮切開刃と、
前記第1の把持部材に取り付けられた第1のカムローラを案内し、前記第1の把持部材及び前記第2の把持部材で前記首皮を把持可能にする第1のカムと、
前記首皮切開刃に取り付けられた第2のカムローラを案内し、前記首皮切開刃で前記食鳥屠体の首皮を切開可能にする第2のカムと、
を備え、
前記第1の把持部材及び前記首皮切開刃は、前記第1のカム及び前記第2のカムによって、前記移動機構の移動開始タイミングに対して前記首皮切開刃を前記首皮に挿入するタイミングを遅らせて案内されるように構成されることを特徴とする食鳥屠体用首皮筋入れ装置。 - 前記肢部が上方となるように吊り下げられた前記食鳥屠体の肩部を下方から支持する肩乗せ台を有し、前記食鳥屠体を基準位置に位置決めする位置決め手段を備え、
前記移動機構は、前記位置決め手段及び前記首皮把持手段の少なくとも一方を首骨延在方向へ移動させ、前記位置決め手段と前記首皮把持手段との間隔を可変とするように構成されることを特徴とする請求項1に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ装置。 - 前記第1の把持部材は前記第2の把持部材に対し接近又は離隔する方向に前記首皮把持手段に回動可能に軸支され、
前記首皮切開刃は、前記位置決め手段によって位置決めされた前記食鳥屠体に対し接近又は離隔する方向に、前記第1の把持部材に回動可能に軸支されていることを特徴とする請求項2に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ装置。 - 前記第1の把持部材に設けられ、前記首皮切開刃に対し前記首皮に向かう方向にバネ力を付勢するバネ部材を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ装置。
- 前記食鳥屠体を肢部が上方となるように吊り下げるシャックルと、
前記シャックルを搬送するオーバーヘッドコンベアと、
鉛直方向に立設され同一円周上に配置された複数のスライドガイドを有し、前記オーバーヘッドコンベアの可動部に係合して回転する円筒フレームと、
前記円筒フレームの内側に配設された固定ドラムと、
前記固定ドラムの外周面に設けられたガイドレールと、
を備え、
前記首皮把持手段が前記スライドガイドにスライド自在に取り付けられ、前記円筒フレームの回転に伴って前記首皮把持手段が前記ガイドレールに沿って移動することにより前記移動機構が構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ装置。 - 前記首皮把持手段は、前記スライドガイドにスライド自在に取り付けられ、前記第1の把持部材及び前記第2の把持部材が取り付けられた単一の基台を含んで構成されることを特徴とする請求項5に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ装置。
- 前記オーバーヘッドコンベアによって搬送される前記食鳥屠体の搬送経路が前記円筒フレームの周囲に形成され、
前記ガイドレールが前記搬送経路の内側に配置されると共に、前記第1のカム及び前記第2のカムは前記搬送経路の外側に配置されることを特徴とする請求項5又は6に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ装置。 - 前記第1の把持部材は、前記第2の把持部材に向かって円弧状に突出した形状を有し、前記第2の把持部材に対向した面に開口し前記食鳥屠体の首部を収容可能な溝が形成された押えブロックを備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ装置。
- 前記食鳥屠体の胸部が前記首皮切開刃に対面するように位置決めされ、
前記首皮切開刃によって前記食鳥屠体の首皮を頸椎方向に喉部から頭部付け根まで切開することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ装置。 - 頭部が除去された食鳥屠体の首皮を頸椎方向に切開する食鳥屠体用首皮筋入れ方法において、
肢部が上方となるように吊り下げられた前記食鳥屠体の首部周囲を首皮把持手段で把持する首皮把持工程と、
前記首皮把持手段で前記食鳥屠体を把持した状態で、前記首皮把持手段を首皮延在方向へ移動させる移動工程と、
前記移動工程の途中で前記首皮が伸長した時、首皮切開刃を前記食鳥屠体の喉部との境界に位置する胸部中央の窪みに挿入し、引き続き前記移動工程を行い頭部付け根まで頸椎方向に首皮を切開する切開工程と、
を備え、
前記首皮把持手段は、前記食鳥屠体の首部を両側から把持する第1の把持部材及び第2の把持部材を含み、
前記第1の把持部材は前記第2の把持部材に対し接近又は離隔する方向に前記首皮把持手段に回動可能に軸支され、
前記首皮切開刃は、前記食鳥屠体に対し接近又は離隔する方向に、前記第1の把持部材に回動可能に軸支されており、
前記首皮把持工程では、前記第1の把持部材に取り付けられた第1のカムローラを第1のカムによって案内することで、前記第1の把持部材及び前記第2の把持部材で前記首皮を把持するとともに、
前記切開工程では、前記首皮切開刃に取り付けられた第2のカムローラを第2のカムによって案内することで、前記移動工程で前記首皮把持手段を前記首皮延在方向へ移動させる移動開始タイミングに対して遅れたタイミングで、前記首皮切開刃を前記食鳥屠体の首皮に挿入する
ことを特徴とする食鳥屠体用首皮筋入れ方法。 - 肢部が上方となるように吊り下げられた前記食鳥屠体の肩部を肩乗せ台で下方から支持し、前記食鳥屠体の胸部を前記首皮切開刃に対面させて前記食鳥屠体を基準高さに位置決めする位置決め工程をさらに備え、
前記移動工程では、前記首皮把持手段で前記食鳥屠体を把持した状態で、前記肩乗せ台と前記首皮把持手段との間隔とを離隔させることを特徴とする請求項10に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ方法。 - 前記食鳥屠体を肢部が上方となるようにシャックルで吊り下げる吊下げ工程をさらに備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ方法。
- 前記首皮切開刃はバネ部材を介して前記食鳥屠体に対して進退可能なように前記首皮把持手段に取り付けられ、
前記切開工程において、前記バネ部材のバネ力を調整し、前記バネ力により前記首皮切開刃が前記首皮のみを切断し、頚骨へのくい込みをなくすようにしたことを特徴とする請求項10乃至12の何れか一項に記載の食鳥屠体用首皮筋入れ方法。 - 頭部が除去された食鳥屠体の首皮を頸椎方向に切開する食鳥屠体用首皮筋入れ方法において、
肩部を肩乗せ台によって支持された状態で肢部が上方となるように吊り下げられた前記食鳥屠体の首部周囲を首皮把持手段で把持する首皮把持工程と、
前記首皮把持手段で前記食鳥屠体を把持した状態で、前記首皮把持手段を首皮延在方向へ移動させる移動工程と、
前記移動工程の途中で前記首皮が伸長した時、首皮切開刃を前記食鳥屠体の喉部との境界に位置する胸部中央の窪みに挿入し、引き続き前記移動工程を行い頭部付け根まで頸椎方向に首皮を切開する切開工程と、
を備え、
前記首皮把持工程では、
前記食鳥屠体の首部を収容する鉛直方向に沿った凹部を有する位置決めブロック、および、前記位置決めブロックに対向して配置されて前記首部を収容可能な溝が形成された押えブロックを含む前記首皮把持手段により前記肩乗せ台の下方において前記首部周囲を把持するに際して、
前記肩乗せ台の下方にて前記位置決めブロックの前記凹部の両外側に設けられた一対の矯正板を用いて、左右に著しく曲がって前記位置決めブロックから外れた前記首部の位置を矯正する
ことを特徴とする食鳥屠体用首皮筋入れ方法。
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