JP4325940B2 - 食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置 - Google Patents
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Description
上記提案は、従来の手作業による食鳥の骨付き腿肉の骨と肉への分離作業の各手順を自動的に行うことを目的としたもので、腿肉搬送装置と、食鳥の骨付き腿肉の骨に沿って筋入れをする装置と、腿肉の膝関節を切断して大腿骨と下腿骨とを分離する装置と、大腿骨を腿肉より引き剥がす装置と、下腿骨周囲の腿肉をくるぶしから膝関節まで下腿骨から引き剥がす装置と、腿肉の腱切断装置とから構成し、前記搬送装置の無端チェーンでワークのくるぶし部を略水平状に把持して所定の処理を行い、該処理の終了後、後段の処理装置へ移送する搬送手段を設けている。
上記提案は、骨付腿肉を大腿骨と下腿骨に沿って切り開く作業を自動的に行うためのもので、腿肉切断手段を回転規制手段や強制回転手段や制動手段を介して、下腿骨、膝関節、大腿骨の骨部に沿っての筋入れを可能にしている。
前記走行体を前記分割割り出し角度毎に操作リンクを含む伝導系を介して断続歩進させる断続歩進駆動体と、を具え
前記ラウンド状走行体をラジアル方向に断続歩進させながら前記夫々のコーンの停止位置と対面する加工ステーションによりワークの脱骨処理を分割して所定の脱骨処理を行う脱骨処理装置において、
前記ワークを前記コーンに嵌挿するワーク投入部である第1の加工ステーションの前側に、ワークの胸部と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ工程を設けるとともに、該皮剥ぎしたワークをコーンに嵌挿するワークを1の加工ステーション位置で前記コーンに嵌挿した後、
前記走行体を介して前記コーンを第2加工ステーション位置にあるワーク固定部に移動させて、
該ワーク固定部は、上下昇降可能の定位置設定可能のロック部を下部に持つ肩止めと、上方よりの押圧力により斜め下方に下降可能の細幅の湾曲押さえよりなる胸骨押さえを具えるとともに、これらと対面する上方位置に設けた昇降自在な山形肩押さえと、により構成され、前記山形肩押さえをワーク上部より下降させて、ワークの肩関節上部を押圧するとともに、前記押圧に対応して、肩止め及び胸骨押さえが上昇して、前記肩止めはロック部を介して所定位置でロックされ、そのロックにより定位置にセットされた肩止めにワーク肩関節の下部が当接して、ワークをコーンに固定して、肩関節を筋切断する肩筋入れ部の前に行うワークの左右肩甲骨頭の内側寸法の計測を行なう計測工程を削除するとともに、
前記ワークを固定したコーンを走行体を介して第3加工ステーション位置に移動させ、背筋カット部により前記ワークの背中の中心に胸椎に沿って切れ目を入れる背筋カット動作と、肩カット部により肩頂点付近の肉に切れ目を入れる肩カット動作とを同一ステーションで行い、前記背筋カット部がスプリングを利用し刃の受ける圧力が一定になるようにしてある上下動可能な刃であり、肩カット部は、斜めに角度がついている肩押さえを一定位置まで降下させ、ワークの肩の上下と前後を同時に位置決めをした後、肩押さえとの距離を一定寸法に設定された刃を前後に往復させ、肩頂点付近の肉に切れ目を入れるものであり、
前記計測工程の削除と、前記ワークの背中の中心に胸椎に沿って切れ目を入れる背筋カット動作と肩頂点付近の肉に切れ目を入れる肩カット動作を同一ステーションで行うことにより前記走行体の停止位置にそれぞれ配設された前記加工ステーション数の削減を図ったことを特徴とする。
本発明は、本発明の目的である工程数の削減を図るべく、前処理工程を検討して、前記コーンに嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸部と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ工程を設け、更に必要に応じて肩皮剥ぎをし肩の肉部を露出させることにより後工程の鎖骨カット及び計測、筋入れ等の肩周辺の前処理のために必要とされた従来の肩皮剥ぎ工程を削減する構成とした。
従って従来行なわれていた計測部で計測した肩幅のデータを元にして、肉押さえ板により手羽部を押し下げ肩関節を露出させ肩関節下側の筋をカットする脇カット工程は、前記コーンに嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸部と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ工程を設けた点と胸肉剥がし方法の改善により削減でき、更に、従来の前工程の肩カットと背筋カット工程を同時に行うように構成した結果、従来の12工程を8工程にまで削減できた。
前記回転体を前記分割割り出し角度毎に伝導系を介して断続歩進させる断続歩進駆動体と、
前記ワークの脱骨処理を分割して回転体によるコーン停止位置で順次ワークの脱骨処理を行う加工ステーションを具え、
前記回転体をラジアル方向に断続歩進させながら前記夫々のコーンの停止位置で対応する加工ステーションにより所定の脱骨処理を行う脱骨処理装置において、
前記回転体からなる走行体の天井空間に、単一の駆動源に駆動される駆動軸に設けられたカム群よりなる駆動系を設けるとともに、前記カム群に連繋された複数の操作リンクを天井空間より走行体の処理空間へ導入して前記操作リンクの他方を、前記ワークの脱骨処理を分割して回転体によるコーン停止位置で順次ワークの脱骨処理を行う加工ステーションの対応する処理部に係合して、前記ワークの固定操作と固定したワークに対して行う処理操作を夫々行うように構成され、前記天井空間に設けた駆動系は、駆動源に連結された鉛直駆動軸と、該鉛直駆動軸に連結された縦、横の駆動軸と、該縦横の駆動軸に設けられ各加工ステーションのそれぞれに独立させた駆動を行う複数のカム群とより構成するとともに、前記鉛直駆動軸は走行体下方空間に設けられた駆動軸に連結され、該駆動軸に回転体の断続歩進駆動部を駆動させる構成にした。
上記発明は、前段の投入工程でコーンに嵌挿したワークに対して高さ規制と方向規制をしながら位置規制をして、投入ワークに対し走行体のラジアル方向に位置する各処理部位に正対させるとともに固定させる構成について記載したもので、上記固定機能は、ワークの肩部位を押圧すべく設けた前傾山形押さえと、コーン内に内蔵された昇降可能の肩止めの高さ規制位置への上昇と、胸骨押さえの突出とにより形成されるもので、上記前傾山形押さえの下降によりワークを所定高さにセットするとともに、前記突出した胸骨押さえを上から胸骨内部の中央へ押さえ込み、食い込むように固くセットする構成としたものである。
前記主タクト送りの処理空間11は、断続歩進駆動部12aを介して45度ずつの歩進運動をする回転円盤12と、該円盤12の周辺部位に沿って45度間隔でラジアル方向の外方向に向け正対配設した8個のコーン13とより構成する。
第18図は、前記皮剥ぎ工程の内、下面皮剥ぎ部と側面皮剥ぎ部詳細構成を示す要部拡大平面図、第19図は、側面皮剥ぎ部の断面構成を示す第18図のA−A線断面図である。
1) 作業者による投入スペース
社業者による投入スペースには、駆動チェーン85に連結されたサドル701が、所定間隔毎に作業者による投入スペースに侵入し、作業者がサドル701に取りつけられた突起702に鶏肉屠体上半身の首部を挿設して固定する。その結果鶏肉屠体上半身は連続で駆動するするサドル701によって背中カット区間に搬送される。
2) 背中カット区間
背中カット区間には第20図に示すように、搬送方向に平行に配設された2枚の丸刃711と該丸刃の刃先のみを露出させて皮のみを切断可能にガイド支持部718に支持されている板バネ状の刃先ガイド712により構成した丸刃カッタ710を有し、該丸刃カッタ710は、ガイド支持部718に軸支されている揺動軸713によりワーク背中面に対し、接離方向に揺動自在に構成され、該丸刃カッタ710は前記軸713に対し丸刃の反対側までそのガイド支持部718を延設してその延設部718aにエアシリンダ715を設け、重量負担の軽減を図っている。
かかる構成によれば回転するガイド付きの丸刃カッタ710によって、皮部分の背筋をカットすることで、皮剥ぎの前処理を行う。個体差は丸刃カッタ710が刃先ガイド712を介して軸713によってワーク(鶏肉屠体上半身)にならい揺動することによって吸収する。またワークに余分な力を加えず皮のみを切る目的で、エアシリンダ715を用いて丸刃カッタ710の重量を緩和している。
3) 下面皮剥ぎ区間
ワーク下面と対面する下方空間に、螺旋状に溝が切られた2本のシャフトを対置して互いに内側方向に回転可能に、搬送方向と直交して配置されたピーラーローラ対720が位置し、ワークの搬送に従ってワークの胸肉前面の皮を剥ぎ取る。(図15の(B)はワークを下面(胸面)側からみたもので、剥ぎ取られた後の残りの皮がハッチング7で示されている。)
4) 側面皮剥ぎ区間
側面皮剥ぎ区間には、下側シャフトが狭域で上側シャフトが広域になるように、略V字状に搬送方向に平行に配置した2対のピーラーローラ730A,730Bが略V型取り付け壁705に固設されており、下面皮剥ぎで残った手羽元(ワキの下)付近の皮を略V字に配置した2対のピーラーローラ対によって皮を剥ぐ。ピーラーローラ対730A,730Bの回転方向とねじ切り方向はワーク搬送方向の逆向きになるように設定され、又該ピーラーローラ対の入り口側端はガイド731によって覆われるように構成している。こうすることで剥ぎ取った皮にワークが直接当たることがなく、ワークに脂が付着するのを防ぐ。また下面皮剥ぎ区間と側面皮剥ぎ部との間に、姿勢補正ガイド733を配置し、下面皮剥ぎ部で崩れた姿勢を補正し側面皮剥ぎに備える。姿勢補正ガイド733は駆動チェーンの内側に幅方向に左右対称に立設配置した一対のガイド板により形成される。
側面皮剥ぎにより図15(C)及び(D)に示すごとく胸面側の皮は全部除去され、背中面では背中カット部分内側の残りの皮4をのぞいて除去されている。
5) 本体投入部
側面皮剥ぎ部を通過したワークは、ガイド750によって姿勢を整えて本体へと自動投入される。該ガイド750は駆動チェーン85周回路の先側に設けた軸87を中心に起伏方向に揺動可能に構成された先側が徐々に縮幅化されたガイド部材750で構成されている。
第7図(B)に示す肩カット部22bは、肩頂点付近の肉に切れ目を入れることにより、肉の引き剥がし時にこの切れ目を境に肉の引き剥がしが円滑に行なわれるようにしたもので、下記のように処理をする。則ち、まず、斜めに角度がついている鈍角状の肩押さえ22cを一定位置まで降下させ、肩を固定する。前記固定により肩の上下と前後を同時に位置決めをして、ワーク10は肩押さえの形状に合わせ変形し基準ができる。
本発明は、本発明の目的である工程数の削減を図るべく、前処理工程を検討して、前記コーンに嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸部と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ工程を設けることにより後工程の鎖骨カット及び計測、筋入れ等の肩周辺の前処理のために必要とされた従来の肩皮剥ぎ工程を削減する構成とした。又、本発明は固体差や胸部や側面の皮のたるみ等にとらわれることなく、肩幅を一定位置に固定し、肩関節と上腕骨頭との間の筋入れを正確に行うことができる。
従って本発明は、前記コーンに嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸部と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ工程を設けた点と胸肉剥がし方法の改善により、更に、従来の前工程の肩カットと背筋カット工程を同時に行うように構成した結果、従来の12工程を8工程に削減できた。
また、本発明は、自動脱骨処理装置の各処理ステーションにおける脱骨処理の処理制御に、従来の流体圧アクチュエータによる直線的個別制御に代る、多様制御を可能とするカムによる統括制御系への切り換えにより、再現精度の向上、同期運動、間歇運動を可能としてコンパクトで確実に作動する構成に、さらにカム機構により動きに多様性を持たせることが出来るので、従来行なわれた他の要素系の運動が排除され、機械要素系の構成の簡略を可能にした。
上記カム型制御構成の採用により従来の流耐圧制御系の直線制御の代りに多様性の曲線制御が可能となり、各ステーションの処理機能に適合した効率的高歩留まり制御を可能とし、従来例に見られた複数の直線制御系の複合設置に代り、単一カム制御を可能とした。また、再現精度の向上、同期運動、間歇運動を可能として、高湿度の長期安定運転を可能としている。
なお前記コーンに嵌挿するワーク投入部の前にワークの胸部と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ工程は,食鳥屠体上半身よりなるワークを嵌挿して固定するコーンを走行体に配設し、該コーンを前記走行体を介して各ステーション毎に断続歩進させながら自動脱骨処理をする脱骨処理装置であれば、前記発明に限定されず他の装置にも適用可能である。
Claims (8)
- 前処理工程にて皮剥がしされた食鳥屠体上半身からなるワークを嵌挿して固定するコーンの回動中心に対し所定角度毎に分割割り出しをして、その分割割り出しをしたコーンの周辺部にラジアル方向に複数配設されたラウンド状走行体と、
前記走行体を前記分割割り出し角度毎に操作リンクを含む伝導系を介して断続歩進させる断続歩進駆動体と、を具え
前記ラウンド状走行体をラジアル方向に断続歩進させながら前記夫々のコーンの停止位置と対面する加工ステーションによりワークの脱骨処理を分割して所定の脱骨処理を行う脱骨処理装置において、
前記ワークを前記コーンに嵌挿するワーク投入部である第1の加工ステーションの前側に、ワークの胸部と側面部の皮剥を行う皮剥ぎ工程を設けるとともに、該皮剥ぎしたワークをコーンに嵌挿するワークを1の加工ステーション位置で前記コーンに嵌挿した後、
前記走行体を介して前記コーンを第2加工ステーション位置にあるワーク固定部に移動させて、
該ワーク固定部は、上下昇降可能の定位置設定可能のロック部を下部に持つ肩止めと、上方よりの押圧力により斜め下方に下降可能の細幅の湾曲押さえよりなる胸骨押さえを具えるとともに、これらと対面する上方位置に設けた昇降自在な山形肩押さえと、により構成され、前記山形肩押さえをワーク上部より下降させて、ワークの肩関節上部を押圧するとともに、前記押圧に対応して、肩止め及び胸骨押さえが上昇して、前記肩止めはロック部を介して所定位置でロックされ、そのロックにより定位置にセットされた肩止めにワーク肩関節の下部が当接して、ワークをコーンに固定して、肩関節を筋切断する肩筋入れ部の前に行うワークの左右肩甲骨頭の内側寸法の計測を行なう計測工程を削除するとともに、
前記ワークを固定したコーンを走行体を介して第3加工ステーション位置に移動させ、背筋カット部により前記ワークの背中の中心に胸椎に沿って切れ目を入れる背筋カット動作と、肩カット部により肩頂点付近の肉に切れ目を入れる肩カット動作とを同一ステーションで行い、前記背筋カット部がスプリングを利用し刃の受ける圧力が一定になるようにしてある上下動可能な刃であり、肩カット部は、斜めに角度がついている肩押さえを一定位置まで降下させ、ワークの肩の上下と前後を同時に位置決めをした後、肩押さえとの距離を一定寸法に設定された刃を前後に往復させ、肩頂点付近の肉に切れ目を入れるものであり、
前記計測工程の削除と、前記ワークの背中の中心に胸椎に沿って切れ目を入れる背筋カット動作と肩頂点付近の肉に切れ目を入れる肩カット動作を同一ステーションで行うことにより前記走行体の停止位置にそれぞれ配設された前記加工ステーション数の削減を図ったことを特徴とする食鳥屠体上半身の脱骨処理装置。 - 食鳥屠体上半身からなるワークを嵌挿して固定するコーンが、回動中心に対し所定角度毎に分割割り出しをして周辺部にラジアル方向に複数配設された回転体と、
前記回転体を前記分割割り出し角度毎に伝導系を介して断続歩進させる断続歩進駆動体と、
前記ワークの脱骨処理を分割して回転体によるコーン停止位置で順次ワークの脱骨処理を行う加工ステーションを具え、
前記回転体をラジアル方向に断続歩進させながら前記夫々のコーンの停止位置で対応する加工ステーションにより所定の脱骨処理を行う脱骨処理装置において、
前記回転体からなる走行体の天井空間に、単一の駆動源に駆動される駆動軸に設けられたカム群よりなる駆動系を設けるとともに、前記カム群に連繋された複数の操作リンクを天井空間より走行体の処理空間へ導入して前記操作リンクの他方を、前記ワークの脱骨処理を分割して回転体によるコーン停止位置で順次ワークの脱骨処理を行う加工ステーションの対応する処理部に係合して、前記ワークの固定操作と固定したワークに対して行う処理操作を夫々行うように構成され、前記天井空間に設けた駆動系は、駆動源に連結された鉛直駆動軸と、該鉛直駆動軸に連結された縦、横の駆動軸と、該縦横の駆動軸に設けられ各加工ステーションのそれぞれに独立させた駆動を行う複数のカム群とより構成するとともに、前記鉛直駆動軸は走行体下方空間に設けられた駆動軸に連結され、該駆動軸に回転体の断続歩進駆動部を駆動させる構成にしたことを特徴とする食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置。 - 前記コーンは前記ワークの肩関節の下面に当接して基準高さを設定する肩止めと、基準方向に対し方向設定をする胸骨内部の中央部を外側へ向け押圧するクッション性を有する胸骨押さえとより構成し、前記胸骨押さえは胸骨中央が前記胸骨押さえの先端に当接するように、胸骨押さえ下部に設けた押上げロッドにより付勢力に抗して上方へ突出する構成にしたことを特徴とする請求項1若しくは2記載の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置。
- 前記肩カットする刃はスプリングにより圧力を調整し、骨部に刃先が当接した場合は退避する構造にしてある請求項1記載の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置。
- 前記肩筋入れ部は、コーンに支持されているワーク中心線上方より下方に降下させて方向に肩幅を拡幅して一定寸法に規制する肩幅設定押さえと肩関節筋切断用の左右一対の斜向カッターとより構成したことを特徴とする請求項1記載の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置。
- 前記肩筋入れ処理を行う第4加工ステーションの次の第5加工ステーションで行う胸肉剥がし工程は、左右に垂れ下った手羽を脇の下より上方に傾動して手羽を掬い上げる一対の手羽拾いと、掬い上げるごとに脇の下の間に隙間の出来た手羽元をチャックする一対のチャックと、該チャックを駆動させて、胸肉を引き剥がすように移動させるカム機構とにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置。
- 前記第5加工ステーションの後のステーションで行うササミ取り工程は第6、第7の加工ステーションからなり、第6の加工ステーションで筋入れをした後、第7の加工ステーションでササミの上端の筋部をチャックで挟持して引き剥がし、引き剥がした後挟持しているササミ先端の筋部を切断する工程が連動して行われるようにしたことを特徴とする請求項1記載の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置。
- 前記第7の加工ステーションのササミ取り部は、ササミの肩頂点部の付け根部位の位置決めをする肩押さえと、ワークの外側より中央側へ横移動して鎖骨を押し退けるチャックと、ササミの肩頂点の筋をチャックしてササミを引き剥がすチャック部と、引き剥がしたササミの筋の先端付け根を切断するカッターとより構成したことを特徴とする請求項7記載の食鳥屠体上半身の自動脱骨処理装置。
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