JP2008280736A - ブロックを下端筋から間隔を置いて保持する保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】床スラブのための下端筋を受け入れる凹所が形成された底面を有するブロックを前記下端筋から間隔を置いて保持する保持具であって、前記ブロックの配置時に該ブロックの前記凹所の内面と前記下端筋との間に、予め決められた間隔を確保することができる保持具を提供すること。
【解決手段】床スラブのための下端筋を受け入れる凹所が形成された底面を有するブロックを前記下端筋から間隔を置いて保持する保持具は、前記下端筋に固定される本体部分と、該本体部分から上方へ伸びる縦部分と、該縦部分に形成された、前記縦部分に関して対称的な平面形状を有する横部分からなる間隔規定手段とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、床スラブのための下端筋を受け入れる凹所が形成された底面を有するブロックを前記下端筋から間隔を置いて保持する保持具に関する。
建物のコンクリート製の床スラブは、複数の下端筋と、該下端筋から間隔を置かれた複数の上端筋とを備える。前記床スラブには、コンクリートより比重が小さいブロックが前記下端筋及び前記上端筋のそれぞれから間隔を置いて配置されているものがある。前記ブロックは、例えば発泡スチロールからなり、平面からなる底面を有する。前記床スラブが、コンクリートより比重が小さい前記ブロックを備えることにより、床スラブのコンクリート使用量を低減し、また床スラブの重量を低減することができる。
前記ブロックを前記下端筋から間隔を置いて保持する従来の保持具には、前記下端筋に固定される本体と、該本体から上方へ伸びる、前記ブロックを突き刺し可能な突起と、該突起に形成され、前記ブロックに対する前記突起の突き刺し量を制限するストッパーとを有するものがある(特許文献1参照)。
特開2004−263516号公報
前記床スラブを形成するとき、まず、型枠の上方に前記下端筋を配置し、次に、前記下端筋から間隔を置いて前記ブロックを配置し、その後、前記ブロックから間隔を置いて前記上端筋を配置する。
前記ブロックを前記下端筋から間隔を置いて配置するとき、まず、前記保持具の前記本体を前記下端筋に固定し、その後、前記ブロックを前記保持具の前記突起に突き刺し、前記ブロックの底面が前記保持具の前記ストッパーに接触するまで下方へ移動させる。前記保持具の前記突起は、前記ブロックを突き刺して前記ブロックを固定する。前記保持具の前記ストッパーは、前記ブロックの底面に接触して該底面と前記下端筋との間の間隔を規定する。
ところで、前記ブロックには、平面からなる底面を有する上記の例に代え、前記下端筋を受け入れる凹所が形成された底面を有するものがある。前記凹所の内面は、相対する側面部分と、該側面部分間の頂面部分とを有する。
前記ブロックは、該ブロックの前記凹所が前記下端筋を受け入れるように前記下端筋から間隔を置いて配置される。前記ブロックの前記凹所が前記下端筋を受け入れるため、前記ブロックの配置時に該ブロックの底面が、該底面が平面からなる場合に比べて低い高さに位置するようにすることができる。このため、前記ブロックをより大きくすることができ、床スラブのコンクリート使用量及び床スラブの重量をより一層低減することができる。
前記ブロックの前記凹所が前記下端筋を受け入れているとき、前記凹所の内面と前記下端筋との間の間隔は、前記下端筋に対して設計上必要とされるコンクリートの被り厚さ寸法以上でなければならない。このため、前記ブロックの配置時に該ブロックの前記凹所の内面と前記下端筋との間に、予め決められた間隔を確保しなければならない。
前記保持具では、前記ブロックの配置時に前記保持具の前記ストッパーが前記ブロックの前記凹所の内面の前記頂面部分に接触して該頂面部分と前記下端筋との間の間隔を規定することはできるが、前記凹所の内面の各側面部分と前記下端筋との間の間隔を規定することができない。このため、前記ブロックの前記凹所の内面と前記下端筋との間に、予め決められた間隔を確保することができない。このため、前記ブロックの前記凹所の内面と、該凹所に受け入れられた前記下端筋との間の間隔が前記被り厚さ寸法より小さくなる恐れがある。
本発明の目的は、床スラブのための下端筋を受け入れる凹所が形成された底面を有するブロックを前記下端筋から間隔を置いて保持する保持具であって、前記ブロックの配置時に該ブロックの前記凹所の内面と前記下端筋との間に、予め決められた間隔を確保することができる保持具を提供することである。
本発明は、前記目的を達成するため、前記保持具が、前記下端筋に固定される本体部分と、該本体部分から上方へ伸びる縦部分と、該縦部分に形成された間隔規定手段とを含み、該間隔規定手段は、前記ブロックの配置時に該ブロックの前記凹所の内面に接触して該内面と前記下端筋との間の間隔を規定することができる。
本発明に係る、床スラブのための下端筋を受け入れる凹所が形成された底面を有するブロックを前記下端筋から間隔を置いて保持する保持具は、前記下端筋に固定される本体部分と、該本体部分から上方へ伸びる縦部分と、該縦部分に形成された、前記縦部分に関して対称的な平面形状を有する横部分からなる間隔規定手段とを含む。
前記ブロックを前記下端筋から間隔を置いて配置するとき、まず、前記保持具の前記本体部分を前記下端筋に固定し、次に、前記ブロックをその前記凹所が前記下端筋を受け入れるように前記下端筋から間隔を置いて配置する。このとき、前記保持具の前記間隔規定手段は前記ブロックの前記凹所の内面の頂面部分に接触する。
前記間隔規定手段は、前記本体部分から上方へ伸びる前記縦部分に形成された前記横部分からなるため、前記ブロックの配置時に前記本体部分と前記横部分との間の間隔に応じて前記ブロックの前記凹所の内面の前記頂面部分と前記下端筋との間の間隔を規定することができる。また、前記間隔規定手段は、前記縦部分に関して対称的な平面形状を有する前記横部分からなるため、前記ブロックの配置時に前記横部分の横方向の長さ寸法に応じて前記ブロックの前記凹所の内面の各側面部分と前記下端筋との間の間隔を規定することができる。
前記横部分の平面形状は直線状とすることができる。この場合、前記横部分は、前記縦部分に対してほぼ垂直な板状であるものとすることができ、またアーチ状の断面形状を有するものとすることができる。
前記横部分の平面形状はX字状とすることができる。この場合、前記横部分は、前記縦部分に対してほぼ垂直な板状であるものとすることができ、また前記縦部分からその放射方向にアーチ状に伸びる4つの伸長部からなるものとすることができる。
前記横部分の平面形状は円形とすることができる。この場合、前記横部分は、前記縦部分に対してほぼ垂直な板状であるものとすることができ、またドーム状であるものとすることができる。
本発明によれば、前記保持具の前記間隔規定手段は、前記ブロックの配置時に前記本体部分と前記横部分との間の間隔に応じて前記ブロックの前記凹所の内面の前記頂面部分と前記下端筋との間の間隔を規定することができ、また、前記横部分の横方向の長さ寸法に応じて前記凹所の内面の各側面部分と前記下端筋との間の間隔を規定することができる。このため、前記保持具は、前記ブロックの配置時に前記ブロックの前記凹所の内面と前記下端筋との間に、予め決められた間隔を確保することができる。
図1に示すように、建物の床スラブ10のための下端筋12を受け入れる凹所14が形成された底面16を有するブロック18が保持具20により下端筋12から間隔を置いて保持されている。
床スラブ10は、下端筋12及びブロック18の他に、該ブロックから間隔を置かれた複数の上端筋22を備える。下端筋12及び上端筋22はそれぞれ格子状に配置されている。床スラブ10は場所打ちコンクリートで作られている。
ブロック18は、発泡スチロールのような、比重がコンクリートより小さい材料からなる。ブロック18の凹所14は、矩形の断面形状を有し、下端筋12を受け入れている。ブロック18の凹所14を規定する内面24は、相対する側面部分26と、該側面部分間の頂面部分28とからなる。側面部分26及び頂面部分28のそれぞれは下端筋12から間隔を置かれており、側面部分26及び頂面部分28のそれぞれと下端筋12との間のコンクリートの厚さは、下端筋12に対して設計上必要とされる被り厚さ以上であり、例えば約20mmである。
ブロック18は、波形の曲面からなる頂面30を有する。ブロック18の頂面30は、上端筋22の下方に位置し、上端筋22から間隔を置かれている。ブロック18の頂面30と上端筋22との間のコンクリートの厚さは、上端筋22に対して設計上必要とされる被り厚さ以上である。頂面30は、波形の曲面からなる図示の例に代え、半球形のような他の曲面からなるもの、又は平面からなるものであってもよい。
ところで、例えば、床スラブ10上で人が飛び跳ねたとき、床スラブ10上で衝撃音が発生する。前記衝撃音は、床スラブ10内に入射し、床スラブ10下へ伝わる。波形の頂面30は、床スラブ10内に入射した前記衝撃音を反射して散乱させるため、床スラブ10下へ伝わる前記衝撃音を低減することができる。
ブロック18は、頂面30及び底面16のそれぞれで開放された貫通孔32を有する。貫通孔32は、コンクリートの打設時、ブロック18下のコンクリートの回り込み状況を目視して確認するのに用いる。また、貫通孔32は、コンクリートの打設時にブロック18下に空気が溜まるのを防止する。
ブロック18の底面16は、該底面に形成された凹所14が下端筋12を受け入れているため、下端筋12の下端面12aと同じ高さ、すなわち、ブロック18の底面に凹所が形成されていない場合に比べて低い高さに位置する。このため、ブロック18の底面16から頂面30までの長さを増大させてブロック18をより大きくすることができる。これにより床スラブのコンクリートの使用量及び床スラブの重量のより一層の低減を図ることができる。
保持具20は、下端筋12に固定される本体部分34と、該本体部分から上方へ伸びる縦部分36と、該縦部分に形成された横部分38からなる間隔規定手段とを含む。
本体部分34は、相対する2つの側部34aと、該側部間にあって円弧状の断面形状を有する頂部34bと、各側部34aから突出する、弾性を有する突起部34cとからなる。本体部分34は、頂部34bに下端筋12を受け入れ、頂部34bと突起部34cとの間に下端筋12を保持する。本体部分34の突起部34cは、本体部分34の頂部34bに下端筋12が受け入れられるときに下端筋12に接触して弾性変形し、本体部分34の頂部34bに下端筋12が受け入れられた後、元の形状に戻り、本体部分34の頂部34bに下端筋12が受け入れられた状態を維持する。
縦部分36は、横部分38から上方へ突出する、ブロック18を突き刺し可能な先細の突出部44を備える。突出部44はブロック18を突き刺して該ブロックを固定する。保持具20は、縦部分36が突出部44を備える図1に示した例に代え、縦部分36が突出部44を備えず、縦部分36及び横部分38が全体にT字形を呈していてもよい。
横部分38は縦部分36に対してほぼ垂直な板状であり、横部分38の厚さ方向は縦部分36の伸長方向と同じである。横部分38は、その厚さ方向が縦部分36の伸長方向と同じである図1に示した例に代え、その厚さ方向が縦部分36の伸長方向に対して垂直であってもよい。
図2に示すように、ブロック18の凹所14は、間隔を置かれた複数の第1溝部22aと、それぞれが該第1溝部と交差する、間隔を置かれた複数の第2溝部22bとからなり、格子状の底面形状を有する。第1溝部22a及び第2溝部22bのそれぞれは、ブロック18の一端部から他端部へ伸び、各端部で開放され、下端筋12を受け入れている。図示の例では、下端筋12は約200mm間隔で配置されており、ブロック18の平面寸法は、縦が約400mm、横が約400mmである。凹所14の平面形状はブロック18の平面寸法に応じて変更することができる。
保持具20は、ブロック18の凹所14の第1溝部22a及び第2溝部22bのそれぞれに配置される。保持具20は、図2に示した例では、第1溝部22a及び第2溝部22bのそれぞれの中央部分に配置されているが、これに代え、第1溝部22a及び第2溝部22bのそれぞれの端部分に配置されていてもよい。また、第1溝部22a及び第2溝部22bのそれぞれに1つの保持具20が配置されている図2に示した例に代え、第1溝部22a及び第2溝部22bのそれぞれに複数の保持具20が配置されていてもよい。
保持具20の横部分38は、帯状であり、縦部分36に関して対称的な直線状の平面形状を有する。保持具20の本体部分34は、横部分38が下端筋12に対して垂直になるように該下端筋上に配置され、下端筋12に固定される。
床スラブ10を形成するとき、まず、型枠42の上方に該型枠から間隔を置いて下端筋12を配置し、次に、下端筋12から間隔を置いてブロック18を配置する。その後、ブロック18から間隔を置いて上端筋22を配置し、型枠42上にコンクリートを打設する。
ブロック18を下端筋12から間隔を置いて配置するとき、図1に示したように、まず、保持具20の本体部分34を下端筋12に固定し、保持具20の本体部分34を型枠42上に配置する。次に、ブロック18をその凹所14が下端筋12を受け入れるように該下端筋から間隔を置いて配置する。このとき、保持具20の横部分38はブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28に接触する。
横部分38は、本体部分34から上方へ伸びる縦部分36に形成されているため、ブロック18の配置時の該ブロックの凹所14の内面24の頂面部分28と下端筋12との間の間隔は、本体部分34と横部分38との間の間隔46に左右される。このため、横部分38は、本体部分34と横部分38との間の間隔46に応じてブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28と下端筋12との間の間隔を規定することができる。
横部分38は縦部分36に関して対称的な平面形状を有するため、ブロック18の配置時の該ブロックの凹所14の内面24の各側面部分26と下端筋12との間の間隔は、横部分38の横方向、すなわち縦部分36に対してほぼ垂直な方向の長さ寸法48に左右される。このため、横部分38は、横部分38の横方向の長さ寸法48に応じてブロック18の凹所14の内面24の各側面部分26と下端筋12との間の間隔を規定することができる。
保持具20は、ブロック18の配置時に該ブロックの凹所14の内面24の頂面部分28及び側面部分26のそれぞれと下端筋12との間の間隔を規定することができるため、ブロック18の凹所14の内面24と下端筋12との間に、予め決められた間隔を確保することができる。ブロック18の凹所14の内面24と下端筋12との間に確保される間隔は、保持具20の本体部分34と横部分38との間の間隔46と、横部分38の横方向の長さ寸法48とを任意に設定することにより、任意に変更することができる。このため、保持具20は、ブロック18の凹所14の内面24と下端筋12との間に、該下端筋に対して設計上必要とされるコンクリート被り厚さ寸法以上の間隔を確保することができる。
図3に示す例では、ブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28が直線状の断面形状を有し、保持具20の横部分38が、縦部分36に対してほぼ垂直に伸びる板状である図1に示した例に代え、ブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28及び保持具20の横部分38はそれぞれアーチ状の断面形状を有する。
この場合においても、保持具20の横部分38は、図1に示した例と同様に、本体部分34と横部分38との間の間隔46に応じてブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28と下端筋12との間の間隔を規定することができる。また、保持具20の横部分38は、横部分38の横方向の長さ寸法48に応じてブロック18の凹所14の内面24の各側面部分26と下端筋12との間の間隔を規定することができる。横部分38がアーチ状の断面形状を有する保持具20は、図示の例では、凹所14の内面24の頂面部分28がアーチ状の断面形状を有するブロック18に用いられているが、これに代え、凹所14が矩形の断面形状を有するブロック18に用いられていてもよい。
図4に示す例では、横部分38は、直線状の平面形状を有する図2に示した例に代え、X字状の平面形状を有する。横部分38の平面形状は縦部分36に関して対称的である。横部分38は、縦部分36からその放射方向に伸びる4つの伸長部50からなる。
保持具20の本体部分34は、下端筋12が他の下端筋12と交差する位置に配置される。このため、本体部分34は、交差する2本の下端筋12を結束するための市販の結束具からなるものとすることができる。保持具20の本体部分34が配置されるとき、ブロック18の水平断面において保持具20の各伸長部50と下端筋12とがなす角度がほぼ45度となるようにする。
ブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28が直線状の断面形状を有する場合、保持具20の横部分38は、図5a、5bに示すように、縦部分36に対してほぼ垂直な板状であることが好ましい。
保持具20の本体部分34は、図5a、5bに示した例では、相対する2つの側部34aと、該側部間にあって円弧状の断面形状を有する頂部34bとからなる。本体部分34の各側部34aは、図5bに示したように、頂部34bを延長する側壁52と、それぞれが側壁52から下方へ伸びる、間隔を置かれた2つの脚54と、各脚54から両脚間へ突出する、弾性を有する突起56とからなる。側壁52は、両脚54間に、下方に開放された半円形の切欠き58が形成されており、一方の側部34aの側壁52に形成された切欠き58は、他方の側部34aの側壁52に形成された切欠き58と整列されている。
本体部分34は、交差する2本の下端筋12のうち、一方の下端筋12を頂部34bに受け入れ、他方の下端筋12を、側部34aの側壁52に形成された切欠き58に受け入れて側壁52と突起56との間に保持する。突起56は、他方の下端筋12が切欠き58に受け入れられるときに該下端筋に接触して弾性変形し、他方の下端筋12が切欠き58に受け入れられた後、元の形状に戻り、他方の下端筋12が切欠き58に受け入れられた状態を維持する。
保持具20の横部分38は、本体部分34と横部分38との間の間隔46に応じてブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28と下端筋12との間の間隔を規定することができる。また、保持具20の横部分38は、横部分38の横方向の長さ寸法48に応じてブロック18の凹所14の内面24の各側面部分26と下端筋12との間の間隔を規定することができる。このため、保持具20は、ブロック18の配置時に該ブロックの凹所14の内面24と下端筋12との間に、予め決められた間隔を確保することができる。
図6a、6bに示す例では、保持具20の横部分38が縦部分36に対してほぼ垂直な板状である図5a、5bに示した例に代え、横部分38の各伸長部50がアーチ状の断面形状を有する。ブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28がアーチ状の断面形状を有する場合、保持具20の横部分38は、各伸長部50がアーチ状の断面形状を有することが好ましい。なお、各伸長部50がアーチ状の断面形状を有する保持具20は、凹所14の内面24の頂面部分28が直線状の断面形状を有するブロック18に用いてもよい。
図7に示す例では、保持具20の横部分38は、X字状の平面形状を有する図4に示した例に代え、円形の平面形状を有する。横部分38の平面形状は縦部分36に関して対称的である。
ブロック18の凹所14の頂面部分28が直線状の断面形状を有する場合、横部分38は縦部分36に対してほぼ垂直な板状、すなわち円盤状であることが好ましい。ブロック18の凹所14の頂面部分28がアーチ状の断面形状を有する場合、図8a、8b、8cに示すように、横部分38はドーム状であることが好ましい。なお、横部分38がドーム状である保持具20は、凹所14の内面24の頂面部分28が直線状の断面形状を有するブロック18に用いてもよい。
保持具20の横部分38がドーム状である場合、床スラブ10の形成のためのコンクリートを打設するときに横部分38の内側に空気が溜まらないようにするため、横部分38の頂部に複数の貫通孔60が設けられている。コンクリートの打設時に保持具20の横部分38の内側に空気が溜まらないようにすることにより、該横部分の内側にコンクリートが充填されるようにする。これにより、コンクリートの打設後における下端筋12の上方のコンクリート厚さが、下端筋に対して設計上必要とされるコンクリート被り厚さ以上となるようにする。なお、保持具20の横部分38の下端部と本体部分34との間の間隔が比較的広い場合であって、仮にコンクリートの打設時に横部分38の内側に空気が溜まったとしても、コンクリートの打設後における下端筋12の上方のコンクリート厚さが、下端筋に対して設計上必要とされるコンクリート被り厚さ以上となる場合には、保持具20の横部分38に貫通孔60が設けられていなくてもよい。
保持具20の横部分38は、本体部分34と横部分38との間の間隔46に応じてブロック18の凹所14の内面24の頂面部分28と下端筋12との間の間隔を規定することができる。また、保持具20の横部分38は、横部分38の横方向の長さ寸法48に応じてブロック18の凹所14の内面24の各側面部分26と下端筋12との間の間隔を規定することができる。このため、保持具20は、ブロック18の配置時に該ブロックの凹所14の内面24と下端筋12との間に、予め決められた間隔を確保することができる。
横部分38がX字状又は円形の平面形状を有する保持具20は、図4、7、8cに示した例では、下端筋12が他の下端筋12と交差する位置に配置されているが、これに代え、他の位置、すなわち下端筋12が他の下端筋12と交差していない位置に配置されていてもよい。例えば、横部分38がX字状又は円形の平面形状を有する保持具20は、ブロック18の凹所14の第1溝部22a及び第2溝部22bのそれぞれの中央部分に配置されていてもよい。
本発明の第1実施例に係る保持具の正面図。 図1の線2における保持具の水平断面図。 本発明の第2実施例に係る保持具の正面図。 本発明の第3実施例に係る保持具の水平断面図。 本発明の第3実施例に係る保持具の正面図。 本発明の第3実施例に係る保持具の側面図。 本発明の第4実施例に係る保持具の正面図。 本発明の第4実施例に係る保持具の側面図。 本発明の第5実施例に係る保持具の水平断面図。 本発明の第6実施例に係る保持具の正面図。 本発明の第6実施例に係る保持具の側面図。 本発明の第6実施例に係る保持具の水平断面図。
符号の説明
10 床スラブ
12 下端筋
14 凹所
16 底面
18 ブロック
20 保持具
24 内面
34 本体部分
36 縦部分
38 横部分
50 伸長部

Claims (8)

  1. 床スラブのための下端筋を受け入れる凹所が形成された底面を有するブロックを前記下端筋から間隔を置いて保持する保持具であって、前記下端筋に固定される本体部分と、該本体部分から上方へ伸びる縦部分と、該縦部分に形成された、前記縦部分に関して対称的な平面形状を有する横部分からなる間隔規定手段とを含む、保持具。
  2. 前記横部分の平面形状は直線状である、請求項1に記載の保持具。
  3. 前記横部分の平面形状はX字状である、請求項1に記載の保持具。
  4. 前記横部分の平面形状は円形である、請求項1に記載の保持具。
  5. 前記横部分は前記縦部分に対してほぼ垂直な板状である、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の保持具。
  6. 前記横部分は断面形状がアーチ状である、請求項2に記載の保持具。
  7. 前記横部分は、前記縦部分からその放射方向にアーチ状に伸びる4つの伸長部からなる、請求項3に記載の保持具。
  8. 前記横部分はドーム状である、請求項4に記載の保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004190332A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Tomuko:Kk コンクリート中空スラブの施工方法及びその施工方法に用いる埋込み材
JP2005076313A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Kumagai Gumi Co Ltd ボイドスラブの形成に用いられるブロック用支持具

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