JP2008278126A - 放送受信装置、選局方法、選局プログラム及びその記録媒体 - Google Patents

放送受信装置、選局方法、選局プログラム及びその記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】
最適な放送の物理チャンネルを合理的に選択する。
【解決手段】
最適物理チャンネルを決定するに際して、第1アンテナユニットによる受信結果による視聴を確保しつつ、第2アンテナユニットに対応させる物理チャンネルを、視聴中物理チャンネルと同一内容放送を行う複数の物理チャンネルのそれぞれに順次切り換える。そして、第2アンテナユニットに対応させる物理チャンネルが視聴中物理チャンネルに一致する場合には、第1又は第2アンテナユニットに属するアンテナの全ての受信結果に基づいて、視聴中物理チャンネルに関する受信状態を収集する。一方、第2アンテナユニットに対応させる物理チャンネルが視聴中物理チャンネルに一致しない場合には、第2アンテナユニットに属するアンテナの受信結果に基づいて、収集対象となる物理チャンネルの受信状態を収集する。そして、収集結果に基づいて、最適物理チャンネルを決定する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、放送受信装置、選局方法、選局プログラム及びその記録媒体に関する。
従来から、車両等の移動体の多くに地上デジタル放送を受信して再生する放送受信装置が搭載されている。こうした放送受信装置による放送受信の環境は、移動体の移動に伴って変化する。これは、地上デジタル放送では、地域ごとに配置される中継局としてMFN(Multi Frequency Network)方式が採用されており、物理チャンネルの配置が地域ごとに異なっているためである。このため、放送地域をまたがって移動体が移動する場合に、同一の放送内容の良好な視聴を継続するためには、再生用に選択する物理チャンネルを適宜に切り換えることが必要となる。
かかる物理チャンネルの切り換えに関する技術として、選択する物理チャンネルを自動的に切り換える技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、アンテナとチューナとの組を2組用意し、一方の組を視聴用に用いつつ、受信状態を確認する。かかる一方の組の動作と並行して、他方の組を用いて、視聴中物理チャンネルとは異なる切換候補の物理チャンネルの受信状態を確認する。そして、視聴中物理チャンネル及び切換候補の物理チャンネルの受信状態に基づいて、最適であると推定される物理チャンネルを決定し、その物理チャンネルを新たな視聴用の物理チャンネルに設定するようになっている。
特開2004−320406号公報
上述した従来例の技術では、各時点において、アンテナとチューナとの組ごとに、視聴中物理チャンネルに関する処理と、切換候補の物理チャンネルに関する処理とを完全に分離している。そして、一方の組を利用して視聴中に、一方の組で受信処理をしている視聴中物理チャンネルよりも受信状態が良いと推定される物理チャンネルが他方の組による受信状態の確認で見出された場合には、見出された当該物理チャンネルによる受信処理を他方の組のアンテナ及びチューナを利用して行う。
かかる従来例の技術では、当該他方の組による視聴中物理チャンネルの受信状態が考慮されないので、一方の組のアンテナと他方の組のアンテナとの配置位置や指向性によっては、他方の組による視聴中物理チャンネルの受信状態が最も良好となっている場合があり得た。このため、受信処理が可能な物理チャンネルのうちで最適な物理チャンネルを精度良く推定できるとはいい難かった。この結果、移動体の移動に伴って頻繁に視聴用の物理チャンネルの切り換えが発生する可能性があった。
このため、受信処理が可能な物理チャンネルのうちで最適な物理チャンネルを精度良く推定できる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、視聴中の放送内容の継続的な視聴を確保しつつ、最適な放送の物理チャンネルを合理的に選択することができる放送受信装置及び選局方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、少なくとも1つのアンテナを含む第1アンテナグループと;前記第1アンテナグループに属するアンテナのそれぞれで受信した信号の中から、指定された第1物理チャンネルの放送信号を選択して、所定周波数帯の信号に変換する第1チューナ手段と;前記第1アンテナグループによる受信状態を検出する第1検出手段と;前記第1アンテナグループに属さない少なくとも1つのアンテナを含む第2アンテナグループと;前記第2アンテナグループに属するアンテナのそれぞれで受信した信号の中から、前記第1チューナ手段に対する指定とは独立に指定された第2物理チャンネルの放送信号を選択して、所定周波数帯の信号に変換する第2チューナ手段と;前記第2アンテナグループによる受信状態を検出する第2検出手段と;同一コンテンツの放送のための複数の物理チャンネルごとに周波数帯が記憶される記憶手段と;前記第1物理チャンネルとして視聴中物理チャンネルを指定しつつ、前記視聴中物理チャンネルと同一内容の放送を行っている前記記憶手段に記憶された複数の物理チャンネルのそれぞれを順次前記第2物理チャンネルとして指定し、前記第2物理チャンネルが前記視聴中物理チャンネルと異なる場合における前記第2検出手段による検出結果と、前記第2物理チャンネルが前記視聴中物理チャンネルと同一の場合における前記第1検出手段による検出結果及び前記第2検出手段による検出結果とに基づいて、最適物理チャンネルをサーチするサーチ手段と;前記サーチ手段によるサーチ期間においては、前記第1チューナ手段からの出力信号に基づいてコンテンツ再生処理を行うとともに、前記サーチ手段によるサーチ期間以外の期間においては、前記第1チューナ手段からの出力信号及び第2チューナ手段からの出力信号に基づいてコンテンツ再生処理を行う再生処理手段と;前記サーチ手段によりサーチされた前記最適物理チャンネルを、前記第1物理チャンネル及び前記第2物理チャンネルとして指定する選局制御手段と;を備えることを特徴とする放送受信装置である。
請求項6に記載の発明は、少なくとも1つのアンテナを含む第1アンテナグループと;前記第1アンテナグループに属するアンテナのそれぞれで受信した信号の中から、指定された第1物理チャンネルを介した放送信号を選択して、所定周波数帯の信号に変換する第1チューナ手段と;前記第1アンテナグループに属さない少なくとも1つのアンテナを含む第2アンテナグループと;前記第2アンテナグループに属するアンテナのそれぞれで受信した信号の中から、前記第1物理チャンネルの指定とは独立して指定された第2物理チャンネルを介した放送信号を選択して、所定周波数帯の信号に変換する第2チューナ手段と;を備える放送受信装置において使用される選局方法であって、前記第1物理チャンネルとして視聴中物理チャンネルを指定しつつ、前記視聴中物理チャンネルと同一の内容の放送を行っている複数の物理チャンネルのそれぞれを順次前記第2物理チャンネルとして指定する物理チャンネル指定工程と;前記第2物理チャンネルが指定されるたびに、前記第2物理チャンネルが前記視聴中物理チャンネルと異なる場合には、前記第2物理チャンネルを介した放送波の前記第2アンテナグループによる受信状態を検出するとともに、前記第2物理チャンネルが前記第1物理チャンネルと同一の場合には、前記視聴中物理チャンネルからの放送波の前記第1アンテナグループによる受信状態及び前記視聴中物理チャンネルからの放送波の前記第2アンテナグループによる受信状態を検出する検出工程と;前記検出工程における検出結果に基づいて、最適物理チャンネルを決定する決定工程と;前記決定工程において決定された前記最適物理チャンネルを、前記第1物理チャンネル及び前記第2物理チャンネルとして指定する最適チャンネル指定工程と;を備えることを特徴とする選局方法である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の選局方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする選局プログラムである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の選局プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図13を参照して説明する。なお、なお、本実施形態においては、車両に搭載され、MPEG方式によるコード化が行われた後に、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調が施された地上デジタル放送波を受信して処理する放送受信装置を例示して説明する。また、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る放送受信装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。この図1に示されるように、放送受信装置100は、第1アンテナグループとしてのアンテナグループ1101と、第2アンテナグループとしてのアンテナグループ1102とを備えている。また、放送受信装置100は、制御ユニット120と、チューナユニット130と、再生処理ユニット140とを備えている。さらに、放送受信装置100は、操作入力ユニット150と、音出力ユニット160と、表示ユニット170とを備えている。
アンテナユニット1101は、アンテナ11111と、アンテナ11112とを備えている。また、アンテナユニット1102は、アンテナ11121と、アンテナ11122とを備えている。これらのアンテナ11111〜アンテナ11122は、図2に示されるように、車両CRに配設されている。すなわち、アンテナユニット1101に属するアンテナ11111,11112は、車両の後方に配設されている。また、アンテナユニット1102に属するアンテナ11121,11122は、車両の前方に配設されている。
このため、アンテナユニット1101は、走行逆方向に受信感度の指向性を有し、アンテナユニット1102は、走行方向に受信感度の指向性を有している。この結果、走行方向側に放送基地局BSFがあり、走行逆方向側に放送基地局BSBがある場合には、アンテナユニット1101は、放送基地局BSBからの放送波に対して感度が高く、アンテナユニット1102は、放送基地局BSFからの放送波に対して感度が高くなる。
図1に戻り、アンテナ11111による受信結果は、受信信号RFS11として、チューナユニット130へ向けて出力される。また、アンテナ11112による受信結果は、受信信号RFS12として、チューナユニット130へ向けて出力される。
アンテナ11121による受信結果は、受信信号RFS21として、チューナユニット130へ向けて出力される。また、アンテナ11122による受信結果は、受信信号RFS22として、チューナユニット130へ向けて出力される。
制御ユニット120は、放送受信装置100の全体の動作を制御する。この制御ユニット120については、後述する。
チューナユニット130は、制御ユニット120からの選局指令CSL1,CSL2及び再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGC11〜AGC22に従って、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFS11〜RFS22から抽出する選局処理を行い、所定の中間周波数を有する選局信号IFS11〜IFS22として再生処理ユニット140へ向けて出力する。このチューナユニット130は、図3に示されるように、第1チューナユニット1311と、第2チューナユニット1312とを備えている。
第1チューナユニット1311は、アンテナユニット1101に属するアンテナ11111,11112からの受信信号RFS11,RFS12に対する選局処理を行う。この第1チューナユニット1311は、チューナ回路13211,13212と、局部発振回路(OSC)1331とを備えている。
チューナ回路13211は、局部発振回路1331からの局部発振信号CF1及び再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGC11に従って、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFS11から抽出し、抽出結果を、所定の中間周波数を有する選局信号IFS11として再生処理ユニット140向けて出力する。また、チューナ回路13212は、局部発振回路1331からの局部発振信号CF1及び再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGC12に従って、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFS12から抽出し、抽出結果を、所定の中間周波数を有する選局信号IFS12として再生処理ユニット140向けて出力する。
局部発振回路1331は、電圧制御等により発振周波数の制御が可能な発振器等を備えて構成される。この局部発振回路1331は、制御ユニット120から供給された選局指令CSL1に従って、第1チューナユニット1311において選局すべき物理チャンネルに対応する周波数の局部発振信号CF1を生成し、チューナ回路13211,13212へ供給する。
第2チューナユニット1312は、アンテナユニット1102に属するアンテナ11121,11122からの受信信号RFS21,RFS22に対する選局処理を行う。この第2チューナユニット1312は、チューナ回路13221,13222と、局部発振回路(OSC)1332とを備えている。
チューナ回路13221は、局部発振回路1332からの局部発振信号CF2及び再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGC21に従って、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFS21から抽出し、抽出結果を、所定の中間周波数を有する選局信号IFS21として再生処理ユニット140向けて出力する。また、チューナ回路13222は、局部発振回路1332からの局部発振信号CF2及び再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGC22に従って、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFS22から抽出し、抽出結果を、所定の中間周波数を有する選局信号IFS22として再生処理ユニット140向けて出力する。
局部発振回路1332は、上述した局部発振回路1331と同様に、電圧制御等により発振周波数の制御が可能な発振器等を備えて構成される。この局部発振回路1332は、制御ユニット120から上述した選局指令CSL1とは独立して供給された選局指令CSL2に従って、第2チューナユニット1312において選局すべき物理チャンネルに対応する周波数の局部発振信号CF2を生成し、チューナ回路13221,13222へ供給する。
上記のチューナ回路132jk(j=1,2;k=1,2)のそれぞれは、図4に示されるように、入力フィルタ211と、高周波増幅器(RF−AMP:Radio Frequency-Amplifier)212と、バンドパスフィルタ(以下、「RFフィルタ」とも呼ぶ)213とを備えている。また、チューナ回路132jkのそれぞれは、ミキサ(混合器)214と、中間周波フィルタ(以下、「IFフィルタ」とも呼ぶ)215と、中間周波増幅器(IF−AMP:Intermediate Frequency-Amplifier)216とを備えている。
入力フィルタ211は、対応するアンテナ111jkからの受信信号RFSjkの低周波成分を遮断するハイパスフィルタである。高周波増幅器212は、入力フィルタ211を通過した信号を増幅する。
RFフィルタ213は、高周波増幅器212から出力された信号のうち、特定の周波数範囲の信号を選択的に通過させる。ミキサ214は、RFフィルタ213を通過した信号と、局部発振回路133jから供給された局部発振信号CFjとを混合する。IFフィルタ215は、ミキサ214から出力された信号のうち、予め定められた中間周波数範囲の信号を選択して通過させる。
中間周波増幅器216は、IFフィルタ215を通過した信号を増幅する。ここで、中間周波増幅器216の増幅率は、再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGCjkによって制御されるようになっている。このため、中間周波増幅器216による増幅結果は、再生処理ユニット140における処理に際して、適切なレベルとなる。この中間周波増幅器216による増幅結果は、選局信号IFSjkとして、再生処理ユニット140へ向けて出力される。
図1に戻り、再生処理ユニット140は、制御ユニット120による制御のもとで、チューナユニット130からの選局信号IFS11〜IFS22を処理して、音出力ユニット160へ供給するための音声データADT及び表示ユニット170へ供給するための画像データIDTを生成する。この再生処理ユニット140は、図5に示されるように、OFDM復調部141と、デコード部142とを備えている。また、再生処理ユニット140は、音声処理部143と、映像処理部144とを備えている。
OFDM復調部141は、チューナユニット130における利得の自動制御を行うとともに、チューナユニット130からの選局信号IFS11〜IFS22に基づいて、OFDM復調処理を行う。このOFDM復調部141は、図6に示されるように、第1及び第2検出手段としてのAGC制御部221と、信号合成部222と、復調部223とを備えている。
AGC制御部221は、選局信号IFS11〜IFS22を受ける。そして、AGC制御部221は、選局信号IFSjk(j=1,2;k=1,2)のそれぞれの信号レベルを検出し、各信号レベルを所定レベルとするための自動利得制御信号AGCjkを生成する。こうして生成された自動利得制御信号AGCjkは、選択すべき物理チャンネルの信号のアンテナ111jkにおける受信レベル、すなわち、選択すべき物理チャンネルの信号の受信状態を反映したものとなっている。生成された自動利得制御信号AGCjkは、制御ユニット120及びチューナユニット130向けて出力される。
信号合成部222は、制御ユニット120による制御のもとで、信号合成処理を行う。この信号合成部222は、制御ユニット120からの合成制御指令SNCにより通常合成が指定された場合には、選局信号IFS11〜IFS22の4つの信号の合成を行う。一方、信号合成部222は、制御ユニット120からの合成制御指令SNCによりサーチ中合成が指定された場合には、選局信号IFS11,IFS12の2つの信号の合成を行う。信号合成部222による信号合成結果は、合成信号SNDとして、復調部223へ向けて出力される。
復調部223は、信号合成部222からの合成信号SNDを受ける。そして、復調部223は、合成信号SNDに対してOFDM復調を施す。このOFDM復調結果における音声及び映像に関する部分は、コンテンツ復調信号DMDとして、デコード部142へ向けて出力される。一方、OFDM復調結果における音声及び映像に関するデータ放送部分は、信号DBDとして制御ユニット120へ向けて出力される。かかる信号DBDに含まれる情報としては、放送局からのダウンロードデータや、通常放送時における同一内容の放送を行っている物理チャンネル情報等がある。
図5に戻り、デコード部142は、復調部223からのコンテンツ復調信号DMDを受ける。そして、デコード部142は、制御ユニット120からの制御信号CTDによる制御のもとで、コンテンツ復調信号DMDのデコードを行い、音声に関するデコード結果を、復調音声データDADとして、音声処理部143へ向けて出力する。また、デコード部142は、映像に関するデコード結果を、復調映像データDIDとして、映像処理部144へ向けて出力する。
音声処理部143は、復調音声データDADに基づいて音声データADTを生成する。生成された音声データADTは、音出力ユニット160へ向けて出力される。
映像処理部144は、復調映像データDIDに基づいて画像データIDTを生成する。生成された画像データIDTは、表示ユニット170へ向けて出力される。
図1に戻り、操作入力ユニット150は、放送受信装置100の本体部に設けられたキー部、あるいはキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット170に設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、音声入力する構成を採用することもできる。操作入力ユニット150への操作入力結果は、操作入力データIPDとして制御ユニット120へ送られる。
音出力ユニット160は、(i)再生処理ユニット140から受信した音声データADTをアナログ信号に変換するDA(Digital to Analogue)変換器と、(ii)当該DA変換器から出力されたアナログ信号を増幅する増幅器と、(iii)増幅されたアナログ信号を音声に変換するスピーカとを備えて構成されている。この音出力ユニット160は、希望局からの放送音声を出力する。
表示ユニット170は、(i)液晶表示パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイスと、(ii)再生処理ユニット140から受信した画像データIDTに従って、当該表示デバイスに画像を表示させる表示制御回路とを備えている。この表示ユニット170は、希望局からの放送映像を表示する。
制御ユニット120は、上述したように、放送受信装置100の全体の動作を制御する。この放送受信装置100は、図7に示されるように、選局制御手段としての処理管理部121と、サーチ手段としての最適局サーチ部122と、記憶手段としての記憶部123とを備えている。
記憶部123には、周波数リスト126が記憶されるとともに、選局ワーク領域127が確保されている。ここで、周波数リスト126は、図8に示されるように、同一内容の放送を行う複数の物理チャンネルごとにブロック化されて、複数のリストブロックLBKP(P=1,2,…)を有する構成とされている。リストブロックLBKPのそれぞれには、固有のブロック識別子が付されており、当該ブロック識別子により、周波数リスト126内における位置が特定されるようになっている。リストブロックLBKPのそれぞれは、図9に示されるように、当該リストブロックLBKPに属する物理チャンネル(PCPQ(Q=1,2,…))と、物理チャンネル(PCPQ)に対応する周波数情報(FPQ)とが対応付けて登録されている。かかる周波数リスト126は、再生処理ユニット140からの信号DBDに含まれるダウンロードデータや、通常放送時における同一内容の放送を行っている物理チャンネル情報等に基づいて作成される。
選局ワーク領域127は、図10に示されるように、視聴中物理チャンネル情報領域CPCと、作業領域WKAとを含んでいる。ここで、視聴中物理チャンネル情報としては、視聴中物理チャンネル及び視聴中物理チャンネルが属するリストブロックの識別子とが格納される。
図7に戻り、処理管理部121は、タイマ等を備えて構成されている。この処理管理部121は、操作入力ユニット150に入力された選局指定が入力データIPDとして通知されると、当該選局指定に従って選局指令CSL1,CSL2を生成して、チューナユニット130へ向けて出力する。
処理管理部121は、受信処理期間において定期的に最適局サーチ指令SRSを最適局サーチ部122に対して発行する。そして、処理管理部121は、最適局サーチ指令SRSを受けた最適局サーチ部122からサーチ用選局要求CSRを受けると、サーチ用選局要求CSRに従って選局指令CSL2を生成して、チューナユニット130へ向けて出力する。また、最適局サーチ部122によるサーチが終了し、サーチ終了報告としての最適物理チャンネル報告OPCを受けると、最適物理チャンネル報告OPCに従って選局指令CSL1,CSL2を生成して、チューナユニット130へ向けて出力する。
また、処理管理部121は、最適局サーチ部122によるサーチ期間においては、サーチ中合成の指定を合成制御指令SNCにより行う。一方、処理管理部121は、最適局サーチ部122によるサーチ期間以外の期間においては、通常合成の指定を合成制御指令SNCにより行う。処理管理部121は、この合成制御指令SNCを、再生処理ユニット140へ向けて出力する。
処理管理部121は、再生処理ユニット140からの信号DBDに含まれる情報に従って、周波数リストの更新を行う。また、処理管理部121は、選局ワーク領域127における視聴中物理チャンネル情報領域CPCへの登録、更新処理を行う。
最適局サーチ部122は、処理管理部121からの最適局サーチ指令SRSを受けて、最適局のサーチを行う。かかるサーチに際して、最適局サーチ部122は、視聴中物理チャンネル情報領域CPCにおける視聴中物理チャンネルが属するリストブロックLBKP内における物理チャンネル(PCPQ)のそれぞれについて、順次サーチ用選局要求CSRを発行しつつ、再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGC11〜AGC22に基づいて、受信状態を収集する。
ここで、サーチ用選局要求CSRに対応する物理チャンネルが視聴中物理チャンネルに一致する場合には、最適局サーチ部122は、自動利得制御信号AGC11〜AGC22に基づいて、受信状態を収集する。一方、サーチ用選局要求CSRに対応する物理チャンネルが視聴中物理チャンネルに一致しない場合には、最適局サーチ部122は、自動利得制御信号AGC21,AGC22に基づいて、受信状態を収集する。
そして、リストブロックLBKP内における物理チャンネル(PCPQ)の全ての物理チャンネルについて受信状態を収集すると、最適局サーチ部122は、収集結果に基づいて最適物理チャンネルを決定する。かかる決定結果は、最適物理チャンネル報告OPCとして、処理管理部121へ報告される。
[動作]
以上のようにして構成された放送受信装置100の動作について、最適物理チャンネルサーチ処理に主に着目して説明する。
前提として、制御ユニット120の記憶部123における周波数リスト126の内容は登録済であるものとする。また、当初において、放送受信装置100は、操作入力ユニット150からの選局指定に従って、当該選局指定に対応する物理チャンネル(PCPQ)が選択して、通常の受信処理を行っているものとする。すなわち、制御ユニット120の処理管理部121は、物理チャンネル(PCPQ)に対応する選局指令CSL1,CSL2を生成して、チューナユニット130へ向けて出力しているものとする。また、処理管理部121は、記憶部123における選局ワーク領域127内の視聴中物理チャンネル情報領域CPCには、物理チャンネル(PCPQ)及び当該物理チャンネル(PCPQ)が属しているリストブロックLBKPの識別子が登録されているものとする。
以上のような当初設定により物理チャンネル(PCPQ)を介した放送信号の受信処理中に定期的に最適物理チャンネルのサーチ処理である最適局サーチ処理が実行される。かかる最適局サーチ処理は、処理管理部121が最適局サーチ指令SRSを最適局サーチ部122に対して発行することにより開始される。
最適局サーチ処理では、図11に示されるように、まず、ステップS11において、最適局サーチ部122が、視聴中物理チャンネル情報領域CPCを参照し、視聴中物理チャンネルが属しているリストブロックを特定する。今回の場合には、リストブロックLBKPが特定される。
次に、ステップS12において、最適局サーチ部122が、リストブロックLBKPにおける最初の物理チャンネル(PCP1)に対応する周波数情報(FP1)を読み取る。引き続き、最適局サーチ部122は、読み取られた周波数情報(FP1)を指定したサーチ用選局要求CSRを処理管理部121へ送る。
このサーチ用選局要求CSRを受けた処理管理部121は、周波数情報(FP1)に対応する選局指令CSL2を生成して、チューナユニット130へ向けて出力するとともに、再生処理ユニット140に対するサーチ中合成の指定を合成制御指令SNCにより行う。この結果、アンテナユニット1101に属するアンテナ11111及びアンテナ11112による視聴中物理チャンネル(PCPQ)に関する選局信号IFS12,IFS12については、自動利得制御のみが行われた後、復調処理及びデコード処理が再生処理ユニット140において行われるようになる。一方、アンテナユニット1102に属するアンテナ11121及びアンテナ11122による物理チャンネル(PCP1)に関する選局信号IFS21,IFS22については、自動利得制御のみが行われるようになる。
次いで、ステップS13において、物理チャンネル(PCP1)に関する受信状態の収集処理が行われる。この受信状態の収集処理においては、図12に示されるように、まず、ステップS21において、最適局サーチ部122が、視聴中物理チャンネル情報領域CPCを参照して、受信状態の収集対象である収集物理チャンネル(この段階では、物理チャンネル(PCP1))が視聴中物理チャンネル(PCPQ)と同一であるか否かを判定する。
ステップS21における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS21:Y)には、処理はステップS22へ進む。このステップS22では、最適局サーチ部122が、再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGC11〜AGC22の全てに基づいて、アンテナ11111〜11122による物理チャンネル(PCP1)を介した信号の受信パワーの最大値に対応する値(例えば、自動利得制御信号の値)を、最良受信状態情報として物理チャンネル(PCP1)と対応付けて作業領域WKAに記録する。この後、ステップS13の処理が終了する。
ステップS21における判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、処理はステップS23へ進む。このステップS23では、最適局サーチ部122が、再生処理ユニット140からの自動利得制御信号AGC21,AGC22に基づいて、アンテナユニット1102に属するアンテナ11121,11122による物理チャンネル(PCP1)を介した信号の受信パワーの最大値に対応する値(例えば、自動利得制御信号の値)を、最良受信状態情報として物理チャンネル(PCP1)と対応付けて作業領域WKAに記録する。この後、ステップS13の処理が終了する。
以上のようにしてステップS13の処理が終了すると、処理は図11のステップS14へ進む。このステップS14では、最適局サーチ部122が、リストブロックLBKP内における全ての物理チャンネルについて、受信状態の収集が終了したか否かを判定する。
ステップS14における判定の結果が否定的であった場合(ステップS14:N)には、処理はステップS17へ進む。このステップS17では、最適局サーチ部122が、リストブロックLBKPにおける次の物理チャンネル(この段階では、物理チャンネルPCP2)に対応する周波数情報を新たに読み取る。引き続き、最適局サーチ部122は、新たに読み取られた周波数情報を指定したサーチ用選局要求CSRを処理管理部121へ送る。
このサーチ用選局要求CSRを受けた処理管理部121は、新たな周波数情報に対応する選局指令CSL2を生成して、チューナユニット130へ向けて出力する。この結果、アンテナユニット1101に属するアンテナ11111及びアンテナ11112による視聴中物理チャンネル(PCPQ)に関する選局信号IFS21,IFS22については、自動利得制御のみが行われた後、復調処理及びデコード処理が再生処理ユニット140において継続して行われるとともに、アンテナユニット1102に属するアンテナ11121及びアンテナ11122による次の物理チャンネルに関する選局信号IFS21,IFS22については、自動利得制御のみが行われるようになる。
こうして次の物理チャンネルに関する受信状態の収集のための設定がなされた後、処理はステップS13へ戻る。以下、ステップS14における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS13及びステップS17の処理が繰り返される。
リストブロックLBKP内における全ての物理チャンネルについて受信状態の収集が終了し、ステップS14における判定の結果が肯定的となると(ステップS14:Y)、処理は、ステップS15へ進む。なお、この段階においては、作業領域WKAの内容は、図13に示されるように、物理チャンネル(PCP1,PCP2,…)のそれぞれに対応付けられて、最良受信状態情報が記録された状態となっている。
ステップS15においては、最適局サーチ部122が、作業領域WKAの内容を参照して、物理チャンネル(PCP1,PCP2,…)のそれぞれに対応付けられた最良受信状態情報のうちで、最も大きな受信パワーに対応するものを特定する。引き続き、最適局サーチ部122は、特定された最良受信状態に対応する物理チャンネルを最適物理チャンネルであると決定する。そして、最適局サーチ部122は、決定された最適物理チャンネルの情報を、最適物理チャンネル報告OPCとして、処理管理部121へ送る。
次に、ステップS16において、最適物理チャンネル報告OPCを受けた処理管理部121が、最適物理チャンネルに対応する選局指令CSL1,CSL2を生成して、チューナユニット130へ向けて出力するとともに、再生処理ユニット140に対する通常合成の指定を合成制御指令SNCにより行う。この結果、アンテナユニット1101に属するアンテナ11111及びアンテナ11112による最適物理チャンネルに関する選局信号IFS11,IFS12、並びにアンテナユニット1102に属するアンテナ11121及びアンテナ11122による最適物理チャンネルに関する選局信号IFS21,IFS22、の全てについて、自動利得制御のみが行われた後、復調処理及びデコード処理が再生処理ユニット140において行われるようになる。
この後、今回の最適物理チャンネルサーチ処理により決定された最適物理チャンネルに関する受信処理が、次の最適物理チャンネルサーチ処理まで継続される。
以上説明したように、本実施形態では、視聴中物理チャンネルと同一内容の放送に利用されている複数の物理チャンネルの中から最適物理チャンネルを決定するに際して、アンテナユニット1101による受信結果を用いた視聴を確保しつつ、アンテナユニット1102による受信結果から抽出する信号を、複数の物理チャンネルのそれぞれに対応するものに順次切り換える。そして、アンテナユニット1102による受信結果から抽出する信号の物理チャンネルが視聴中物理チャンネルに一致する場合には、アンテナユニット1101又はアンテナユニット1102に属するアンテナ11111〜11122の全ての受信結果に基づいて、視聴中物理チャンネルに関する受信状態を収集する。一方、アンテナユニット1102による受信結果から抽出する信号の物理チャンネルが視聴中物理チャンネルに一致しない場合には、アンテナユニット1102に属するアンテナ11121,11122の受信結果に基づいて、収集対象となる物理チャンネルの受信状態を収集する。そして、収集結果に基づいて、最適物理チャンネルを決定する。
このため、最適物理チャンネルの決定に際して、視聴中物理チャンネルによる現在の受信状態を尊重した合理的な決定を行うことができる。したがって、視聴中の放送内容の継続的な視聴を確保しつつ、最適な放送の物理チャンネルを合理的に選択することができる。
また、本実施形態では、最適物理チャンネルのサーチ期間において継続的な視聴を確保するためのアンテナユニット1101のアンテナ11111,11112を車両CRの後方側に配設し、最適物理チャンネルのサーチ期間において各物理チャンネルの受信状態を収集するためのアンテナユニット1102のアンテナ11121,11122を車両CRの前方側に配設している。このため、各アンテナの指向性と、車両CRの走行による放送基地局と各アンテナとの位置関係の変化を合理的に考慮した最適物理チャンネルの決定を行うことができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、アンテナユニット1101,1102におけるアンテナの数を2つとしたが、各アンテナユニットに含まれるアンテナの数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、各アンテナユニットにおけるアンテナの数は、相互に異なっていてもよい。
また、上記の実施形態では、アンテナユニット1101,1102の2つのアンテナユニットを配設するようにしたが、配設されるアンテナユニットの数は、3つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、アンテナユニット1101のアンテナ11111,11112を車両CRの後方側に配設し、最適物理チャンネルのサーチ期間において各物理チャンネルの受信状態を収集するためのアンテナユニット1102のアンテナ11121,11122を車両CRの前方側に配設した。これに対し、全てのアンテナを車両CRの後方側に配設してもよいし、全てのアンテナを車両CRの前方側に配設してもよい。こうした場合にも、最適物理チャンネルの決定に際して、視聴中物理チャンネルによる現在の受信状態を尊重した決定を行うことができる。
また、上記の実施形態では、個々のアンテナにおける受信パワーを受信状態として検出することにしたが、アンテナユニットに含まれるアンテナによる受信パワーの和を、アンテナユニットにおける受信状態として検出することもできる。
また、上記の実施形態においては、車両に搭載される放送受信装置に本発明を適用したが、車両以外の他の移動体に搭載される放送受信機能を有する装置に本発明を適用することもできるし、また、例えば、家庭内等に設置される放送受信機能を有する装置に本発明を適用することもできる。
なお、上記の実施形態における制御ユニット120の一部又は全部を中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、読出専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配送の形態で取得されるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る放送受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1における4つのアンテナの配設位置を説明するための図である。 図1のチューナユニットの構成を示すブロック図である。 図3のチューナ回路の構成を示すブロック図である。 図1の再生処理ユニットの構成を示すブロック図である。 図5のOFDM復調部の構成を示すブロック図である。 図1の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 図7の周波数リストの構造を説明するための図である。 図8のリストブロックの内容を説明するための図である。 図7の選局ワーク領域の構造を説明するための図である。 図1の装置による最適物理チャンネルの選択処理を説明するためのフローチャートである。 図11の受信状態の収集処理を説明するためのフローチャートである。 図11の処理中における作業領域の内容を説明するための図である。
符号の説明
100 … 放送受信装置
1101 … アンテナユニット(第1アンテナグループ)
1102 … アンテナユニット(第2アンテナグループ)
121 … 処理管理部(選局制御手段)
122 … 最適局サーチ部(サーチ手段)
123 … 記憶部(記憶手段)
1311 … 第1チューナユニット
1312 … 第2チューナユニット
221 … AGC制御部(第1及び第2検出手段)

Claims (8)

  1. 少なくとも1つのアンテナを含む第1アンテナグループと;
    前記第1アンテナグループに属するアンテナのそれぞれで受信した信号の中から、指定された第1物理チャンネルの放送信号を選択して、所定周波数帯の信号に変換する第1チューナ手段と;
    前記第1アンテナグループによる受信状態を検出する第1検出手段と;
    前記第1アンテナグループに属さない少なくとも1つのアンテナを含む第2アンテナグループと;
    前記第2アンテナグループに属するアンテナのそれぞれで受信した信号の中から、前記第1チューナ手段に対する指定とは独立に指定された第2物理チャンネルの放送信号を選択して、所定周波数帯の信号に変換する第2チューナ手段と;
    前記第2アンテナグループによる受信状態を検出する第2検出手段と;
    同一コンテンツの放送のための複数の物理チャンネルごとに周波数帯が記憶される記憶手段と;
    前記第1物理チャンネルとして視聴中物理チャンネルを指定しつつ、前記視聴中物理チャンネルと同一内容の放送を行っている前記記憶手段に記憶された複数の物理チャンネルのそれぞれを順次前記第2物理チャンネルとして指定し、前記第2物理チャンネルが前記視聴中物理チャンネルと異なる場合における前記第2検出手段による検出結果と、前記第2物理チャンネルが前記視聴中物理チャンネルと同一の場合における前記第1検出手段による検出結果及び前記第2検出手段による検出結果とに基づいて、最適物理チャンネルをサーチするサーチ手段と;
    前記サーチ手段によるサーチ期間においては、前記第1チューナ手段からの出力信号に基づいてコンテンツ再生処理を行うとともに、前記サーチ手段によるサーチ期間以外の期間においては、前記第1チューナ手段からの出力信号及び第2チューナ手段からの出力信号に基づいてコンテンツ再生処理を行う再生処理手段と;
    前記サーチ手段によりサーチされた前記最適物理チャンネルを、前記第1物理チャンネル及び前記第2物理チャンネルとして指定する選局制御手段と;
    を備えることを特徴とする放送受信装置。
  2. 移動体に搭載される、ことを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記第1アンテナグループに属するアンテナは、前記移動体の走行方向の反対方向に向けて配設され、
    前記第2アンテナグループに属するアンテナは、前記移動体の走行方向に向けて配設される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の放送受信装置。
  4. 前記第1検出手段は、前記第1アンテナグループに属するアンテナそれぞれにおける前記第1物理チャンネルからの放送波の受信パワーを検出し、
    前記第2検出手段は、前記第2アンテナグループに属するアンテナそれぞれにおける前記第2物理チャンネルからの放送波の受信パワーを検出する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の放送受信装置。
  5. 前記サーチ手段は、
    前記第2物理チャンネルが前記第1物理チャンネルと異なる場合には、前記第2物理チャンネルが順次指定されるたびに、前記第2アンテナグループに属するアンテナそれぞれにおける前記第2物理チャンネルを介した放送波の受信レベルの最大値を求め、
    前記第2物理チャンネルが前記第1物理チャンネルと同一の場合には、前記第1又は第2アンテナグループに属するアンテナそれぞれにおける前記第2物理チャンネルを介した放送波の受信レベルの最大値を求め、
    求められた最大値のうちで最大となったものに対応する第2物理チャンネルを前記最適物理チャンネルであると判断する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の放送受信装置。
  6. 少なくとも1つのアンテナを含む第1アンテナグループと;前記第1アンテナグループに属するアンテナのそれぞれで受信した信号の中から、指定された第1物理チャンネルを介した放送信号を選択して、所定周波数帯の信号に変換する第1チューナ手段と;前記第1アンテナグループに属さない少なくとも1つのアンテナを含む第2アンテナグループと;前記第2アンテナグループに属するアンテナのそれぞれで受信した信号の中から、前記第1物理チャンネルの指定とは独立して指定された第2物理チャンネルを介した放送信号を選択して、所定周波数帯の信号に変換する第2チューナ手段と;を備える放送受信装置において使用される選局方法であって、
    前記第1物理チャンネルとして視聴中物理チャンネルを指定しつつ、前記視聴中物理チャンネルと同一の内容の放送を行っている複数の物理チャンネルのそれぞれを順次前記第2物理チャンネルとして指定する物理チャンネル指定工程と;
    前記第2物理チャンネルが指定されるたびに、前記第2物理チャンネルが前記視聴中物理チャンネルと異なる場合には、前記第2物理チャンネルを介した放送波の前記第2アンテナグループによる受信状態を検出するとともに、前記第2物理チャンネルが前記第1物理チャンネルと同一の場合には、前記視聴中物理チャンネルからの放送波の前記第1アンテナグループによる受信状態及び前記視聴中物理チャンネルからの放送波の前記第2アンテナグループによる受信状態を検出する検出工程と;
    前記検出工程における検出結果に基づいて、最適物理チャンネルを決定する決定工程と;
    前記決定工程において決定された前記最適物理チャンネルを、前記第1物理チャンネル及び前記第2物理チャンネルとして指定する最適チャンネル指定工程と;
    を備えることを特徴とする選局方法。
  7. 請求項6に記載の選局方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする選局プログラム。
  8. 請求項7に記載の選局プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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