JP6504980B2 - 電子装置、番組の切替えプログラムおよび切替え方法 - Google Patents

電子装置、番組の切替えプログラムおよび切替え方法 Download PDF

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Description

本発明は、ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置に関し、特に、現在受信中の番組と同一の番組を放送している局への切替えに関する。
オーディオ放送のデジタル化により、欧州などでは、デジタルオーディオブロードキャスト(Digital Audio Broadcast、以下、DABという)、デジタルオーディオブロードキャスト+(以下、DAB+という)が実用化されている(特許文献1)。デジタル変調は、直交周波数分割多重方式(OFDM)であり、圧縮方式は、MPEG Audio Layer 2である。さらに欧州では、RDS(ラジオデータシステム:Radio Data System)も実用化され、RDSでは、アナログFM放送信号に種々のデジタルデータを多重して伝送している。
車載用の受信装置では、ある希望局を受信中に車両が移動し、その受信エリアを外れたとき、あるいはマルチパス等により受信環境が悪化したとき、新たな局を選局しなければならない。DAB/DAB+やアナログFM放送では、同一のサービス(番組)を同時に放送している場合があり、DABやRDS等では、同じ番組を放送している局を自動的に選局し、ユーザーが手動で周波数を切替える不便さを解消させることができる。すなわち、DABやRDS等を受信する受信装置は、多重化されたデータ(例えば、番組識別コード(PI)、番組名(PS)、同一番組の周波数リスト(AF)、番組内容識別コード(PTY)など)を利用し、シークした放送局が現在受信している放送局と同一の番組を放送しているか否かを確認したり、AFリストに基づき所望の放送局をシークし、現在受信中の番組と同一の番組を放送しているアナログ放送や異なる周波数のデジタル放送に切替える機能を備えている。
特許文献2は、デジタル放送からアナログ放送に切替える際、切替え前の放送信号に基づく音声出力信号等をフェードアウトし、切替え後の放送信号に基づく音声信号等をフェードインすることにより、切替えに伴う違和感を低減させるテレビジョン放送受信装置を開示している。また、特許文献2には、デジタル放送とアナログ放送の時間差を吸収するため、音声データ等を所定の割合で追加しまたは削除することが開示されている。特許文献3は、サイマル放送される複数階層間での切替えの際に、表示タイミングを調整するデジタル放送受信装置を開示している。特許文献4は、FM放送等の放送波型放送とネットワークを介して配信されるIP型放送との切替え制御について、両放送間の遅延時間を算出し、当該遅延時間に基づいて一方の再生速度を調整することにより、両放送の同期がとれたタイミングで切替えを行うことができる受信装置を開示している。
特開平10−215196号公報 特開2008−211484号公報 特開2011−259296号公報 特開2013−201469号公報
DAB、DAB+、あるいはFM放送によって、同一の番組が放送されている場合であっても、それぞれの番組間の放送信号に時間差が生じていることがある。このような場合、番組への切替えの際、時間差を調整し、シームレスな音声出力とすることで視聴者への違和感をなくす必要がある。
図8は、時間差調整法の1つであるタイムストレッチ機能を概念的に説明する図である。タイムストレッチ機能とは、音声信号の再生に要する時間または出力に要する時間を遅延する処理をいい、通常の再生速度よりも遅い再生速度で音声信号を再生する。図8(A)は、サービス2の番組からサービス1の番組への切替えるケースを示しており、サービス1の番組は、サービス2の番組よりも、例えば6秒遅延している。このような場合、サービス2の番組についてタイムストレッチ機能を実行し、サービス2の番組をサービス1の番組に同期させた後に、サービス1の番組への切替えを行う。
図示す例では、サービス2とサービス1との番組の時間差(T1−T2)に対して伸長度合を5%に設定してサービス2の番組のタイムストレッチを実行すると、サービス2の音声信号は、通常よりも遅い再生速度で再生され、その結果、時刻T3の時点で、サービス2の番組とサービス1の番組の音声信号が同期され、時間差(T1−T2)が解消される。タイムストレッチに要する調整時間、すなわち同期化に要する調整時間は、番組間の時間差/伸長度合(%)で表される。図8(A)の場合、伸長度合が5%であるため、調整時間は120秒となり、図8(B)の場合、伸長度合が10%であるため、時刻T1から時刻T4までの調整時間は60秒となる。そして、調整時間の経過後、すなわち同期化後に、サービス1への番組への切替えが行われる。
このように、タイムストレッチ機能により番組間の時間差を調整することが可能であるが、図8(A)に示すように、伸長度合を小さくすると、それだけタイムストレッチ時の音声出力の違和感や、番組の切替え時の音声出力の差異に違和感を減らすことができるが、反面、番組の切替えを行うまでに要する調整時間が長くかかってしまう。他方、図8(B)に示すように、伸長度合を大きくすれば、それだけ番組の切替えを行うまでの調整時間を短縮することができるが、タイムストレッチ時の音声出力の歪みや番組の切替え時の音声出力の差異に違和感を生じさせてしまう。特に、音楽番組の場合には、出力される楽曲のリズムやテンポが変化すると、その変化を敏感に感じてしまい、違和感が生じ易くなってしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、出来るだけ違和感を生じさせずにシームレスに番組の切替えを行うことができる電子装置、番組の切替えプログラムおよび切替え方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、ラジオ放送を受信する機能を備えたものであって、ラジオ放送を受信する受信手段と、受信されたラジオ放送の放送信号を再生する再生手段と、再生された放送信号の音声を出力する出力手段と、現在受信中の番組から他の放送局が放送している同一の番組への切替えを行う場合に、前記再生手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、現在受信中の番組よりも前記同一の番組が遅延しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により遅延していると判定された場合に、現在受信中の番組を前記同一の番組に同期させるように、当該番組の内容に応じて前記現在受信中の番組の再生速度を設定する設定手段とを有する。
さらに本発明に係る電子装置は、ラジオ放送を受信する機能を備えたものであって、ラジオ放送を受信する受信手段と、受信されたラジオ放送の放送信号を再生する再生手段と、再生された放送信号の音声を出力する出力手段と、現在受信中の番組から他の放送局が放送している同一の番組への切替えを行う場合に、前記再生手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、現在受信中の番組よりも前記同一の番組が遅延しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により遅延していると判定された場合に、現在受信中の番組と前記同一の番組との時間差を解消させるように、当該番組の内容に応じて前記現在受信中の番組を伸長するための伸長度合を設定する設定手段とを有する。
好ましくは前記設定手段は、番組の内容が第1の種類に属するとき、第1の再生速度または第1の伸長度合を設定し、番組の内容が第2の種類に属するとき、第2の再生速度または第2の伸長速度を設定する。好ましくは前記第1の種類は、音楽番組であり、第2の種類は、音声番組であり、第1の再生速度は、第2の再生速度よりも遅い。好ましくは前記第1の種類は、音楽番組であり、第2の種類は、音声番組であり、第1の伸長度合は、第2の伸長度合よりも小さい。好ましくは前記設定手段は、番組の内容と、当該番組の内容に対応する再生速度または伸長度合を規定したテーブルを含み、前記設定手段は、当該テーブルに従い再生速度または伸長度合を設定する。好ましくは前記設定手段は、現在受信中の放送信号に含まれる番組識別情報に基づき番組の内容を識別する。好ましくは前記制御手段はさらに、前記受信手段の切替えを制御する切替え制御手段を含み、当該切替え制御手段は、現在受信中の番組が前記同一の番組に同期された後に、前記他の放送局を受信させる。好ましくは前記判定手段は、現在受信中の番組の放送信号と前記同一の番組の放送信号とを比較することにより両番組の時間差を算出し、前記切替制御手段は、前記時間差と前記伸長度合、または前記時間差と前記再生速度とから求まる再生時間の経過後に、前記他の放送局を受信させる。好ましくは前記電子装置は、外部のネットワークと通信する通信手段を備え、前記他の放送局は、前記通信手段を介して番組を配信する放送局である。好ましくは前記受信手段は、第1の受信手段と、第2の受信手段とを含み、第1の受信手段が現在の番組を受信しているとき、第2の受信手段が前記現在の番組と同一の番組をサーチする。
本発明に係る番組の切替えプログラムは、ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置が実行するものであって、現在受信中の番組から他の放送局が放送している同一の番組への切替えを行う場合に、現在受信中の番組よりも前記同一の番組が遅延しているか否かを判定するステップと、遅延していると判定された場合に、現在受信中の番組と前記同一の番組との時間差を解消させるように、当該番組の内容に応じて現在受信中の番組を伸長するための伸長度合を設定するステップと、現在受信中の番組の伸長後に、前記他の放送局の前記同一の番組に切替えるステップとを有する。
本発明に係る番組の切替え方法は、ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置におけるものであって、現在受信中の番組から他の放送局が放送している同一の番組への切替えを行う場合に、現在受信中の番組よりも前記同一の番組が遅延しているか否かを判定するステップと、遅延していると判定された場合に、現在受信中の番組と前記同一の番組との時間差を解消させるように、当該番組の内容に応じて現在受信中の番組を伸長するための伸長度合を設定するステップと、現在受信中の番組の伸長後に、前記他の放送局の前記同一の番組に切替えるステップとを有する。
本発明によれば、番組の切替えの際に、番組の内容に応じて現在受信中の番組の再生速度または伸長度合を設定するようにしたので、番組の内容に応じて違和感を生じさせず、かつ番組への切替えの時間を短縮させることができる。
本発明の実施例のラジオ受信機能を有する車載装置の構成例を示すブロック図である。 デジタルラジオ放送に代表されるDAB放送で採用される放送信号フレーム構造(データ構造)を例示する図である。 本実施例に係る番組の切替えプログラムの機能的な構成例を示す図である。 本実施例に係る番組タイプ(PTY)とタイムストレッチの遅延割合との関係を規定したテーブルの例示である。 本発明の実施例に係る車載装置の同一番組間の番組の切替え動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例による番組の切替え動作の効果を説明する図である。 本発明の実施例によるタイムストレッチの伸長度合と調整時間および再生速度との関係を示す図である。 時間差調整の1つの方法であるタイムストレッチ機能を説明する図である。 本発明の他の実施例の係るラジオ受信機能を有する車載装置の構成例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る電子装置は、車両等の移動体に搭載される車載装置、または車両等に持ち込むことができる携帯端末(スマートフォンに代表される多機能型携帯端末、タブレット端末、携帯型パーソナルコンピューター等)であることができ、それらは少なくともラジオ放送を受信する機能を備える。本発明に係る電子装置は、デジタルラジオ放送あるいはアナログラジオ放送を受信することができ、例えば、DAB、DAB+、RDS放送などを受信することができる。さらに本発明に係る電子装置は、ラジオ放送以外にも、ネットワーク等を介してインターネット放送を受信する機能、テレビ放送を受信する機能、ナビゲーション機能、オーディオ・ビデオデータを再生する機能、データ通信機能などを備えることが可能である。
次に、本発明の実施例について説明する。図1は、本実施例に係るラジオ受信機能を有する車載装置の構成例を示すブロック図である。車載装置10は、第1のアンテナ100A、第1のアンテナ100Aを介して選択された放送局(周波数)の放送信号を受信する第1のチューナー110A、第2のアンテナ100B、第2のアンテナ110Bを介して選択された放送局(周波数)の放送信号を受信する第2のチューナー110B、第1および第2のチューナー110A、110Bからの放送信号を受け取り、各放送信号について必要な処理を実行する信号処理部120、信号処理部120で処理されたオーディオ信号を増幅するアンプ130、アンプ130で増幅されたオーディオ信号を出力するスピーカ132、信号処理部120で復号されたデータなどを表示可能な表示部140、記憶部150、ユーザーからの入力を受け取る入力部160、ナビゲーション装置などの外部機器との接続を可能にするインターフェース(I/F)部170、第1および第2のチューナー110A、110B、信号処理部120、アンプ130等を制御する制御部180を含んで構成される。
なお上記の構成では、車載装置10が2つのチューナーを備えるが、これは一例であり、チューナーの数は、1つあるいは3つ以上であってもよい。2つのチューナーを備える場合、一方をメインチューナーとして機能させ、他方をサブチューナーとして機能させ、メインチューナーがある放送局を受信中に、サブチューナーに代替局をシークさせることができる。また、チューナーは、デジタルラジオ放送および/またはアナログラジオ放送を受信するものであっても良いし、一方のチューナーにデジタルラジオ放送を受信させ、他方のチューナーにアナログラジオ放送を受信させるようにしてもよい。さらに車載装置10は、外部のネットワーク等と通信する機能を備えることができる。
好ましい態様では、第1のチューナー110Aは、アンテナ100AからRF信号を受け取り、これを増幅するRF増幅器、増幅されたRF信号から希望局の周波数信号を選択する同調回路、局部発信器からの周波数信号とRF信号を混合し中間周波(IF)信号を生成する混合器、中間周波信号を直流検波しその受信電界強度信号(Sメータ信号)を抽出するSメータ回路などを含んでいる。さらに、第1のチューナー110Aは、ADC(アナログ/デジタル変換器)により中間周波信号(IF)およびSメータ信号をデジタル信号に変換し、これらを信号処理部120および制御部180へ出力する。第2のチューナー110Bもまた第1のチューナー110Aと同様に構成される。第1および第2のチューナー110A、110Bは、制御部180からの指示に応じて同一の放送局または異なる放送局(周波数)を選局することができる。
信号処理部120は、例えばDSP(Digital Signal Processor)などを用いて構成される。信号処理部120は、第1のチューナー110A、第2のチューナー120Bから出力されたデジタル信号の各種処理を行う。例えば、DAB/DAB+等のデジタルラジオ放送信号について、FFT、ディジタルフィルタリング、信号同期、時間・周波数デインターリーブ、オーディオデコード、データデコード、フェーズダイバーシティ等の信号処理を行う。また、RDSラジオ放送信号について、ラジオ放送に重畳されたデータのデコード等を行う。また、信号処理部120は、オーディオ信号を蓄積するバッファ等を含むことができ、当該バッファからオーディオ信号を読み出す速度を可変することで、オーディオ信号の再生速度または出力速度を調整することが可能である。さらに信号処理部120は、DAC(デジタル/アナログ変換器)を含み、デコードされたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、これをアンプ130へ提供する。
制御部180は、例えばマイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどから構成され、ROM/RAM等のメモリに格納されたプログラムを実行することで各部を制御する。本実施例では、制御部180は、第1のチューナー110Aがある放送局の番組を受信しているとき、その受信感度が悪化したり、あるいは受信エリアを外れた場合に、第2のチューナー110Bに現在受信中の番組と同一番組を放送している放送局をサーチさせ、同一番組への自動切替えを行う機能を備える。同一番組の切替えを行う際、現在受信中の番組よりも切替え先の番組が遅延している場合には、現在受信中の番組についてタイムストレッチ機能を実行し、番組間の時間差を解消させた後に番組の切替えを行う。また、仮に、車載装置10が1つのチューナーしか備えていない場合には、時分割処理で代替放送局のサーチを行うようにしてもよい。
次に、本実施例の車載装置10の詳細な動作について説明する。図2は、デジタルオーディオ放送に代表される、DAB放送で採用されるモードIIのDAB放送信号フレーム構造である。1フレーム長は24msであり、フレーム構造は、2シンボルの同期部SYNCと、3シンボルの高速情報チャネル部FIC(Fast Information Channel)と、72シンボルのデータフィールド部DFLを備えている。同期部SYNCは、フレームの開始点を認識するために使用するヌルシンボルと位相基準シンボルPRSを含んでいる。高速情報チャネル部FICは、3シンボルの高速情報ブロックFIB1〜FIB3を備え、時間/日付データ、アンサンブル・ラベル(複数のサービス(番組)が入っている放送信号の内容を示す名称)、サービスラベル(個々のサービス内容を示す名称)、サービスコンポーネントラベル(サービスラベルより更に詳細内容(番組名)を示す名称)、サービスの配列データ、番組内容を示すプログラムタイプコードPTY (Program type code)等を含んでいる。データフィールド部DFLは、72個のデータフィールド(シンボル)に区分され、それぞれのデータフィールドには所定のサービス(番組)の放送信号が挿入され、1つの放送局から同時に6乃至8サービス(番組)の放送信号が送信できるようになっている。どのデータフィールドにどのサービス(番組)が対応するかは、高速情報チャネル部FICに含まれるサービスの配列データで指定される。
高速情報チャネルFICの各高速情報ブロックFIB1〜FIB3は、階層構造を備え、各高速情報ブロックFIBは、256ビットのFIBデータフィールドとCRC(Cyclic Redundancy Code)で構成される。FIBデータフィールドは、複数のFIGデータフィールドグループ(Fast Information Group)を含み、各FIGは、FIGタイプ、FIGのバイト長(Length)、FIGデータフィールドで構成され、FIGデータフィールドには、サービスラベルやプログラム(番組)タイプコードPTY等種々のデータが挿入される。
図3は、制御部180によって実行される番組の切替えプログラムの機能的な構成を示すブロック図である。番組の切替えプログラム200は、上記したように、現在受信中の番組の放送局の受信感度等が悪化したとき、同一番組を放送している放送局への自動的な切替えを行うものである。番組の切替えプログラム200は、切替え判定部210、代替放送局サーチ部220、遅延判定部230、伸長度合設定部240、タイムストレッチ制御部250、番組切替え制御部260を含んで構成される。
切替え判定部210は、現在受信中の放送局の番組から他の放送局の番組に切替える必要があるか否かを判定する。好ましい例では、切替え判定部210は、ラジオ放送の受信感度に基づき番組を切替えるべきか否かを判定する。例えば、メインチューナーである第1のチューナー110Aで受信している放送局の番組を視聴しているとき、切替え判定部210は、第1のチューナー110Aからの電界強度信号が閾値以下になった場合に、受信環境が悪化したと判定し、放送局の切替えが必要であると判定する。また、上記以外にも、入力部160からユーザーの切替えの指示があった場合には、切替え判定部210は、切替が必要であると判定するようにしてもよい。
切替え判定部210によって番組の切替えが必要であると判定されると、これに応答して、代替放送局サーチ部220は、現在受信中の番組と同一番組を放送している代替放送局のサーチを実行する。例えば、代替放送局サーチ部220は、サブチューナーである第2のチューナー110Bに受信感度が良好な代替放送局をサーチさせる。説明の便宜上、現在受信している放送局の番組を、「番組A」と称し、切替え先の放送局の番組を、「番組B」と称す。この「番組A」と「番組B」とは、同一の番組である。
代替放送局をサーチする方法は、特に限定されないが、例えば、第1のチューナー110AがDAB放送により番組Aを受信しているとき、第2のチューナー110BにDAB/DAB+放送の他の周波数帯域を走査させ、番組Aと同一の番組Bを放送している受信可能な放送局をサーチする。この際、DAB放送に含まれる番組タイプ(PTY)、番組名(PS)、番組識別コード(PI)などの番組識別情報を参照し、番組Aと番組Bとが同一か否かを判定することができる。また、第2のチューナー110BにRDSアナログFM放送をサーチさせてもよく、この場合には、アナログ放送に重畳されたデータに含まれる番組タイプ(PTY)、番組名(PS)、番組識別コード(PI)などの番組識別情報を参照して同一番組か否かを判定することができる。さらに、同一番組か否かの判定方法は、上記以外にも、第1のチューナー110Aによって受信された放送信号の一部をキャプチャーし、第2のチューナー110Bによって受信された放送信号の一部をキャプチャーし、両者の信号を比較することによっても行うことができる。
さらに別のサーチ方法として、第2のチューナー110Bがバックグランド動作により同一番組の周波数リスト(AF)を作成している場合には、当該周波数リストに従い代替放送局をサーチするようにしてもよい。さらに別の方法として、現在受信している放送信号に、番組Aと同一の番組Bを放送している番組案内情報などが含まれている場合には、その番組案内情報に基づき、代替放送局をサーチするようにしても良い。
代替放送局サーチ部220は、番組Aと同一の番組Bを放送する代替放送局が見つかった場合には、第2のチューナー110Bによって番組Bの受信を開始させる。受信された放送信号は、信号処理部120で処理されバッファメモリ等に蓄積される。
遅延判定部230は、現在受信している番組Aに対して切替え後の番組Bが遅延しているか否かを判定する。遅延判定部230は、信号処理部120に、第1のチューナー110Aで受信された番組Aの放送信号を一定期間キャプチャーさせ、かつ第2のチューナー110Bで受信された番組Bの放送信号を一定期間キャプチャーさせ、キャプチャーされた信号を比較し、両者の同一再生となる時点を検出することで、番組Aに対して番組Bが遅延していること、および番組Aと番組Bとの時間差を算出する。例えば、図8に示すように、サービス1とサービス2との間の時間差(T1−T2)が算出される。
伸長度合設定部240は、タイムストレッチを実行する場合の伸長度合を設定する。伸長度合設定部240は、現在受信している番組の内容に応じて伸長度合を設定し、言い換えれば、再生速度が遅くなることに対して敏感である番組の内容であれば、伸長度合を相対的に小さく設定し、反対に、再生速度の遅延に対して敏感でない番組の内容であれば、伸長度合を大きく設定する。より具体的には、伸長度合設定部240は、番組識別情報として、例えば番組タイプ(PTY)に基づき番組の内容を判別し、番組の内容が音楽番組に属する場合には、伸長度合を小さく設定し、番組の内容が音声番組(例えば、ニュース、ドラマなど)に属する場合には、伸長度合を大きく設定する。
本実施例では、記憶部150には、番組タイプ(PTY)と伸長度合との関係を規定したテーブルが予め格納されている。図4にテーブルの一例を示す。例えば、タイムストレッチによる伸長度合は、1〜10%の範囲で設定可能であるとする。DAB放送やRDS放送から取得可能な番組タイプ(PTY)毎に、伸長度合が予め決定されている。例えば、番組タイプがニュース、時事、情報、スポーツ、教育、ドラマ、カルチャー、サイエンス等である場合には、伸長度合が最大の10%に設定される。これらの番組内容は、再生速度を比較的大きく遅延させても、それほど大きな違和感を生じさせない音声放送である。一方、番組タイプがポップ音楽、ロック音楽、イージーリスニング音楽等である場合には、伸長度合は、音声番組よりも小さい5%に設定される。これらの番組内容は、再生速度が比較的大きく遅延されると、違和感を生じさせ易い音楽番組である。番組タイプを取得できない場合には、伸長度合は、音楽番組と同じ5%に設定される。なお、ここに示す伸長度合の値は、一例であり、また、伸長度合の範囲も一例である。また、ここでは番組タイプ(PTY)と伸長度合との関係を規定するが、仮に、番組タイプ(PTY)以外の番組識別情報から番組の内容を判定することが可能であれば、そのような番組識別情報と伸長度合との関係を規定するテーブルを用意するようにしてもよい。
タイムストレッチ制御部250は、伸長度合設定240によって設定された伸長度合に従い、信号処理部120の現在受信している番組の再生の遅延を制御する。すなわち、タイムストレッチ制御部250は、伸長度合に従い、信号処理部120で再生されるオーディオ信号の再生速度、あるいは信号処理部120から出力されるオーディオ信号の出力速度を制御する。再生を遅延させる方法は、特に問わないが、例えば、信号処理部120において、デコードされたオーディオ信号をバッファメモリに蓄積し、バッファメモリからオーディオデータの読み出す速度を遅延させる。
番組切替え制御部260は、タイムストレッチの実行後、現在受信している放送局の番組Aから切替え先の放送局の番組Bへの切替えを行う。つまり、番組切替え制御部260は、現在受信している番組Aと切替え先の番組Bとの同期がとれた時点以後、第1のチューナー110Aに番組Aから番組Bへ放送局を切替えさせる。番組Aと番組Bとが同期する時点は、例えば、遅延判定部230によって算出された時間差を伸長度合で除した値(時間差/伸長度合)、すなわち調整時間が経過した時点である。これにより、スピーカ132からは、番組Aと同期した番組Bの音声がシームレスに出力される。
なお上記の例では、メインチューナーである第1のチューナー110Aが番組Aから番組Bへの切替えを行ったが、番組の切替えは、これ以外にも、例えば、第1のチューナー110Aが受信している番組Aのオーディオ信号が信号処理部120から出力されないようにし、そして、第2のチューナー110Bが受信している番組Bのオーディオ信号が信号処理部120から出力されるようにしてもよい。
図5は、本実施例の車載装置における番組の切替え動作を説明するフローチャートである。ここでは、メインチューナーである第1のチューナー110Aによって受信された放送信号が出力され、サブチューナーである第2のチューナー110Bが代替放送局をサーチするものとする。
先ず、第1のチューナー110Aによって番組Aが受信され、番組Aの音声がスピーカ132から出力される(S100)。番組Aの受信中、切替え判定部210は、他の放送局への切替えが必要か否かを監視する(S102)。例えば、車両の移動中にマルチパス等の障害が発生したり、受信エリアを外れると、電界強度信号が閾値以下に低下し、放送局の切替えが必要であると判定する。受信感度の劣化は、電界強度信号以外の情報、例えば受信した放送信号のエラーレート等を参照して判定してもよい。
切替え判定部210によって切替えが必要と判定されると、代替放送局サーチ部220は、第2のチューナー110Bに同一の番組Bを放送している代替放送局をサーチさせる(S104)。番組Bを放送する代替放送局が見つからない場合には、処理は終了される。受信感度が良好である番組Bを放送する代替放送局が見つかった場合には(S106)、遅延判定部230によって、番組Aに対し番組Bが遅延しているか否かが判定される(S108)。番組Bが番組Aよりも遅延していない場合には、番組Aのタイムストレッチは不要であるため、処理は終了される。番組Aに対して番組Bが遅延されていると判定された場合には、同時に時間差(T1−T2)が算出され、次に、伸長度合設定部240によって番組タイプに応じた伸長度合が設定される(S110)。つまり、伸長度合設定部240は、番組Aの番組タイプ(PTY)に基づき図4に示すテーブルを参照して伸長度合を設定する。
伸長度合が設定されると、タイムストレッチ制御部250は、設定された伸長度合に従い現在受信している番組Aのタイムストレッチを実行させる。すなわち、信号処理部120は、伸長度合に従い番組Aの再生を遅延させる(S112)。タイムストレッチが終了したとき、言い換えれば、調整時間が終了し番組Aと番組Bとが同期化されたとき、番組切替え制御部260は、第1のチューナー110Aに番組Aから番組Bへの切替えを指示する。これにより、第1のチューナー110は、番組Bの受信を開始し、信号処理部120、アンプ130を介して処理された番組Bの音声がスピーカ132から出力される(S116)。
なお、番組Bを放送している放送局が見つからない場合(番組Bの受信感度が良好でない場合を含む)には、番組の切替えプログラム200は、番組Aとは同一ではない番組への切替えを行うことも可能である。また、番組Aと番組Bとが当初から同期している場合や番組Bが番組Aよりも遅延していない場合には、タイムストレッチを行うことなく即座に番組Bへの切替えが行われる。後者の場合には、切替え後、番組Aと番組Bの時間差に対応する期間バッファメモリに蓄積されていた番組Aの音声が先に出力され、その後、同期間バッファメモリに蓄積された番組Bの音声の出力が開始され、番組Aと番組Bの音声がシームレスに出力される。
図6は、本実施例の番組の切替え動作による具体例を示している。番組Aと番組Bとの時間差は6秒であるとし、上段には、音楽番組が伸長度合5%で伸長される例を示し、下段には、音声番組が伸長度合10%で伸長される例を示している。Tsは、番組Aと番組Bとの同期が完了するタイミングである。番組タイプ(PTY)が、ニュース番組や情報番組等の音声番組では、タイムストレッチの伸長度合を大きくしても(再生速度を速めても)違和感が少ないため、同期化までの調整時間Tsを短くでき、番組の切替えまでの時間が短縮される。他方、番組タイプ(PTY)が、ポップ音楽、ロック音楽のような音楽番組では、伸長度合を緩やかにし、違和感を小さくさせる。Tpは、音楽番組よりも音声番組の切替えまでの時間が短縮されることを示している。このように、同一番組間に時間差がある場合には、番組の内容に応じてタイムストレッチの度合または再生速度を変更することで、出来るだけ切替えまでの時間を短縮しつつ、違和感の少ないシームレスな番組の切替えを実現する。
図7は、番組間の時間差が6秒であるときに、タイムストレッチの伸長度合を変更した場合の調整時間(時間差/伸長度合)と、タイムストレッチされるオーディオ信号の再生速度との関係を示している。伸長度合が1%であるときの再生速度をSとすると、伸長度合合を大きくするにつれ、調整時間が短縮され、再生速度が大きくなる。
本実施例では、主にDAB/DAB+における番組間の切替えを説明したが、FM放送からDAB放送、またはDAB放送からFM放送のように、アナログ放送とデジタル放送間の番組の切替えに応用されても良い。
図9は、本発明の他の実施例に係るラジオ受信機能を有する車載装置の構成例を示すブロック図である。本実施例の車載装置10Aは、外部のネットワーク等と通信する機能を備え、インターネット放送受信部190は、当該通信機能を介してインターネットに接続されたとき、インターネット上で配信される放送番組を受信する。インターネット放送受信部190で受信された放送番組のデータのうち、音声データが信号処理部120へ提供され、そこで必要な処理が行われる。また、制御部200の切替え判定部210によって番組の切換えが必要であると判定されると、代替放送局サーチ部220は、ラジオ放送に含まれる番組識別情報に基づき、当該ラジオ放送と同一番組を配信しているインターネット放送をサーチする。遅延判定部230は、現在受信しているラジオ放送の番組Aとサーチされたインターネット放送の番組Bとの間に遅延が生じるか否かを判定し、番組Aに対して番組Bが遅延していれば、上記した実施例と同様の方法によりタイムストレッチ機能を実施し、番組Bを番組Aに同期させる。
これにより、ラジオ放送からインターネット放送への切換えを行う場合にも、違和感を生じさせることなく出来るだけ早く番組の切換えを行うことができる。なお、上記の例では、代替放送局サーチ部220がラジオ放送と同一番組を配信しているインターネット放送をサーチするようにしたが、ラジオ放送と同一番組を配信しているインターネット上のサイマル放送のサイトが既知であれば、インターネット放送受信部190は、代替局をサーチすることなく、そのような既知のサイトからサイマル放送を受信することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
10:車載装置 100A:第1のアンテナ
100B:第2のアンテナ 110A:第1のチューナー
110B:第2のチューナー 120:信号処理部
130:アンプ 132:スピーカ
140:表示部 150:記憶部
160:入力部 170:I/F部
180:制御部 200:番組の切替えプログラム
210:切替え判定部 220:代替放送局サーチ部
230:遅延判定部 240:伸長度合設定部
250:タイムストレッチ制御部 260:番組切替え制御部

Claims (19)

  1. ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置であって、
    ラジオ放送を受信する受信手段と、
    受信されたラジオ放送の放送信号を再生する再生手段と、
    再生された放送信号の音声を出力する出力手段と、
    現在受信中の番組から他の放送局が放送している同一の番組への切替えを行う場合に、前記再生手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、現在受信中の番組よりも前記同一の番組が遅延しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により遅延していると判定された場合に、現在受信中の番組を前記同一の番組に同期させるように、当該番組の内容に応じて前記現在受信中の番組の再生速度を設定する設定手段とを有し、
    前記制御手段はさらに、前記受信手段の切替えを制御する切替え制御手段を含み、
    前記判定手段は、現在受信中の番組の放送信号と前記同一の番組の放送信号とを比較することにより両番組の時間差を算出し、前記切替え制御手段は、前記時間差と前記再生速度とから求まる再生時間の経過後に、前記他の放送局を受信させる、電子装置。
  2. ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置であって、
    ラジオ放送を受信する受信手段と、
    受信されたラジオ放送の放送信号を再生する再生手段と、
    再生された放送信号の音声を出力する出力手段と、
    現在受信中の番組から他の放送局が放送している同一の番組への切替えを行う場合に、前記再生手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、現在受信中の番組よりも前記同一の番組が遅延しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により遅延していると判定された場合に、現在受信中の番組と前記同一の番組との時間差を解消させるように、当該番組の内容に応じて前記現在受信中の番組を伸長するための伸長度合を設定する設定手段とを有し、
    前記制御手段はさらに、前記受信手段の切替えを制御する切替え制御手段を含み、
    前記判定手段は、現在受信中の番組の放送信号と前記同一の番組の放送信号とを比較することにより両番組の時間差を算出し、前記切替え制御手段は、前記時間差と前記伸長度合とから求まる再生時間の経過後に、前記他の放送局を受信させる、電子装置。
  3. 前記設定手段は、番組の内容が第1の種類に属するとき、第1の再生速度または第1の伸長度合を設定し、番組の内容が第2の種類に属するとき、第2の再生速度または第2の伸長速度を設定する、請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記第1の種類は、音楽番組であり、第2の種類は、音声番組であり、第1の再生速度は、第2の再生速度よりも遅い、請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記第1の種類は、音楽番組であり、第2の種類は、音声番組であり、第1の伸長度合は、第2の伸長度合よりも小さい、請求項3に記載の電子装置。
  6. 前記設定手段は、番組の内容と、当該番組の内容に対応する再生速度または伸長度合を規定したテーブルを含み、前記設定手段は、当該テーブルに従い再生速度または伸長度合を設定する、請求項1ないし5いずれか1つに記載の電子装置。
  7. 前記設定手段は、現在受信中の放送信号に含まれる番組識別情報に基づき番組の内容を識別する、請求項1ないし6いずれか1つに記載の電子装置。
  8. 前記電子装置は、外部のネットワークと通信する通信手段を備え、前記他の放送局は、前記通信手段を介して番組を配信する放送局である、請求項1ないしいずれか1つに記載の電子装置。
  9. 前記受信手段は、第1の受信手段と、第2の受信手段とを含み、第1の受信手段が現在の番組を受信しているとき、第2の受信手段が前記現在の番組と同一の番組をサーチする、請求項1ないしいずれか1つに記載の電子装置。
  10. ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置が実行する番組の切替えプログラムであって、
    現在受信中の番組から他の放送局が放送している同一の番組への切替えを行う場合に、現在受信中の番組よりも前記同一の番組が遅延しているか否かを判定するステップと、
    遅延していると判定された場合に、現在受信中の番組と前記同一の番組との時間差を解消させるように、当該番組の内容に応じて現在受信中の番組を伸長するための伸長度合を設定するステップと、
    現在受信中の番組の伸長後に、前記他の放送局の前記同一の番組に切替えるステップとを有し、
    前記判定するステップは、現在受信中の番組の放送信号と前記同一の番組の放送信号とを比較することにより両番組の時間差を算出し、
    前記切替えるステップは、前記時間差と前記伸長度合とから求まる再生時間の経過後に、前記他の放送局を受信させる、切替えプログラム。
  11. 前記設定するステップは、番組の内容が第1の種類に属するとき、第1の伸長度合を設定し、番組の内容が第2の種類に属するとき、第2の伸長速度を設定する、請求項10に記載の切替えプログラム。
  12. 前記第1の種類は、音楽番組であり、第2の種類は、音声番組であり、第1の伸長度合は、第2の伸長度合よりも小さい、請求項11に記載の切替えプログラム。
  13. 前記設定するステップは、番組の内容と、当該番組の内容に対応する再生速度または伸長度合を規定したテーブルに従い伸長度合を設定する、請求項10ないし12いずれか1つに記載の切替えプログラム。
  14. 前記設定するステップは、現在受信中の放送信号に含まれる番組識別情報に基づき番組の内容を識別する、請求項10ないし13いずれか1つに記載の切替えプログラム。
  15. ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置における番組の切替え方法であって、
    現在受信中の番組から他の放送局が放送している同一の番組への切替えを行う場合に、現在受信中の番組よりも前記同一の番組が遅延しているか否かを判定するステップと、
    遅延していると判定された場合に、現在受信中の番組と前記同一の番組との時間差を解消させるように、当該番組の内容に応じて現在受信中の番組を伸長するための伸長度合を設定するステップと、
    現在受信中の番組の伸長後に、前記他の放送局の前記同一の番組に切替えるステップとを有し、
    前記判定するステップは、現在受信中の番組の放送信号と前記同一の番組の放送信号とを比較することにより両番組の時間差を算出し、
    前記切替えるステップは、前記時間差と前記伸長度合とから求まる再生時間の経過後に、前記他の放送局を受信させる、切替え方法。
  16. 前記設定するステップは、番組の内容が第1の種類に属するとき、第1の伸長度合を設定し、番組の内容が第2の種類に属するとき、第2の伸長速度を設定する、請求項15に記載の切替え方法。
  17. 前記第1の種類は、音楽番組であり、第2の種類は、音声番組であり、第1の伸長度合は、第2の伸長度合よりも小さい、請求項16に記載の切替え方法。
  18. 前記設定するステップは、番組の内容と、当該番組の内容に対応する再生速度または伸長度合を規定したテーブルに従い伸長度合を設定する、請求項15ないし17いずれか1つに記載の切替え方法。
  19. 前記設定するステップは、現在受信中の放送信号に含まれる番組識別情報に基づき番組の内容を識別する、請求項15ないし18いずれか1つに記載の切替え方法。
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