JP2008211484A - テレビジョン放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】聴視者の違和感を低減させたテレビジョン放送受信装置を提供する。
【解決手段】デジタル放送信号を受信し、デジタルストリーム、受信感度情報、受信エラーレート情報を出力するデジタル放送受信回路と、アナログ放送信号を受信し、映像信号をデジタル変換した映像データ、アナログ音声信号をデジタル変換した音声データ、受信感度情報とを出力するアナログ放送受信回路と、デコード部制御信号C1に基づいて、デジタルストリーム、または、映像データおよび音声データのいずれかを選択してデコードし、映像出力信号および音声出力信号を出力する映像・音声デコード部10と、アナログ放送受信感度情報と、デジタル放送受信感度情報と、デジタル放送受信エラーレート情報とに基づいて、デコード部制御信号を出力する制御部61と、映像出力信号の表示と音声出力信号の音声出力とを行う表示装置11とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル方式とアナログ方式の複数方式のテレビジョン放送を受信可能なテレビジョン放送受信装置、特に、デジタル方式のテレビジョン放送の受信とアナログ方式のテレビジョン放送の受信とを、その受信状態に応じて切り替えるテレビジョン放送受信装置に関する。
近年、デジタルテレビジョン放送(以下、「デジタル放送」という。)が各地で開始されているが、まだ全国をカバーするまでには至っていない。デジタル放送が受信できない地域ではアナログテレビジョン放送(以下、「アナログ放送」という。)を受信するため、デジタル放送とアナログ放送で同じ時間に同じ番組を放送するサイマル放送を行っている。
このため、例えばデジタル放送が視聴可能な地域と視聴不可能な地域を移動するような移動体に搭載されるテレビジョン放送受信装置においては、デジタル放送とアナログ放送とをともに受信できる装置が有効である。このようなデジタル放送とアナログ放送との両方の方式の放送が受信可能な装置では、いずれの放送により生成された映像信号や音声信号を出力信号として出力するのかを切り替える装置や手段が必要である。
このような、デジタル放送による信号と、アナログ放送による信号とを切り替える例として、デジタル放送の受信強度が低い場合に、映像や音声などの出力信号をアナログ放送から生成されたものに切り替えるテレビジョン放送受信装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、デジタル放送を受信した後の信号処理として、変調/復調処理やエンコード/デコード処理等が必要となりこれに一定の時間がかかるため、デジタル放送による信号とアナログ放送による信号とを切り替えて出力する場合には、デジタル放送による映像や音声の出力信号が遅れて出力されることになる。このようなデジタル放送による出力の遅れに伴う聴視者の違和感を解消するために、アナログ放送からの信号を一定時間遅らせて出力するテレビジョン放送受信装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−112131号公報 特開2006−173964号公報
上記特許文献1に記載された従来のテレビジョン放送受信装置では、デジタル放送とアナログ放送とのどちらの放送信号に基づく信号を出力するかを、その受信信号の信号レベルに応じて切り替えているが、デジタル放送においては、信号レベルが十分な場合でもエラーレートが高い場合が存在しており、このような場合にデジタル放送に基づく出力信号を出力すると、聴視者の視聴に耐えられない画像信号や音声信号が出力されてしまうという状況となる。
一方、特許文献2に記載された従来のテレビジョン放送受信装置では、アナログ放送信号に基づく出力信号と、デジタル放送信号に基づく出力信号の遅れ時間を固定値としてこれを補正しているため、放送局の違い、視聴番組の違い、受信装置の違いなどによってこの遅れ時間に変化が生じた場合に、出力信号の切り替えに伴う違和感を完全に解消することができない。具体的には、同じ場面を繰り返し視聴してしまう場合や、一部の場面が欠落する場合等が生じてしまうこととなる。
さらに、特許文献2に記載のテレビジョン放送受信装置では、アナログ放送に依る出力信号を常に一定時間遅延させて出力しているが、聴視者にとってはなるべく遅延のない実時間で視聴できることが望ましい。
また、いずれのテレビジョン放送受信装置の場合でも、デジタル放送信号に基づく出力信号とアナログ放送信号に基づく出力信号との切り替えにおいては、高画質、高音質のデジタル放送とアナログ放送の映像品質、音声品質の違いから、急激な切り替えを行った場合に聴視者が違和感を覚える場合がある。特に、テレビジョン放送受信装置が移動体に搭載される場合に、デジタル放送の受信可能なエリアとアナログ放送のみしか受信できないエリアとの境界付近では、デジタル放送電波の受信状況が不安定となり易く、頻繁に切り替えが発生することとなって聴視者の不快感が強くなってしまう。
本発明は、上記従来のテレビジョン放送受信装置の問題点を解決し、デジタル放送信号に基づく出力信号とアナログ放送信号に基づく出力信号との切り替えを適切に行い、聴視者が覚える違和感を低減させたテレビジョン放送受信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のテレビジョン放送受信装置は、デジタル放送信号を受信して、デジタルストリームと、デジタル放送受信感度情報と、デジタル放送受信エラーレート情報とを出力するデジタル放送受信回路と、アナログ放送信号を受信して、アナログ映像信号をデジタル変換した映像データと、アナログ音声信号をデジタル変換した音声データと、アナログ放送受信感度情報とを出力するアナログ放送受信回路と、デコード部制御信号に基づいて、前記デジタルストリーム、または、前記映像データおよび音声データのいずれかを選択してデコードし、映像出力信号および音声出力信号を出力する映像・音声デコード部と、前記アナログ放送受信感度情報と、前記デジタル放送受信感度情報と、前記デジタル放送受信エラーレート情報とに基づいて、前記デコード部制御信号を出力する制御部と、前記映像出力信号の表示と前記音声出力信号の音声出力とを行う表示装置とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記の構成により、デジタル放送信号の受信状態だけではなく、デジタル放送信号におけるデジタル放送受信エラーレート情報に基づいて、デジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替えを判断するため、デジタル放送の受信状況は良いがエラーレートが高く表示画像が乱れるような状態でデジタル放送信号に基づいた映像出力信号および音声出力が表示装置に出力されることを回避できる。このため、エラーレートが高く映像や音声がデコードできない状態に表示装置に何も表示されない状態を回避して、アナログ放送視聴状態に切り替えることによって継続的に番組を視聴することが可能となる。
本発明にかかるテレビジョン放送受信装置において、前記映像・音声デコード部は、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号と、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号とを切り替える際、切り替え前の放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号をフェードアウトして出力することが好ましい。また、前記映像・音声デコード部は、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号と、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号とを切り替える際、切り替え後の放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音出力信号をフェードインして出力することが好ましい。
このようにすることで、デジタル放送信号視聴状態からアナログ放送信号視聴状態への切り替え、またはアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えにおいて、映像画質の急激な変化を抑制することが可能となり、ユーザーが番組を視聴する際の違和感を緩和することができる。
さらに、本発明のテレビジョン放送受信装置においては、前記音声データの変化を検出してアナログ音声情報を出力するアナログ音声変化検出部と、前記映像データと前記音声データとを一定時間格納する映像・音声データ格納部と、現在時刻情報を出力するタイマと、前記映像・音声デコード部から出力されるデジタル音声データの変化を検出し、デジタル音声情報を出力するデジタル音声変化検出部とをさらに備え、前記制御部が、前記アナログ音声情報と、前記現在時刻情報と、前記デジタル音声情報とに基づいて、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号と、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号とを切り替える際、その時間差を吸収する時間差吸収処理を行うことが好ましい。
また、この場合に、前記時間差吸収処理が、前記時間差が無くなるまで前記映像・音声データ格納部からの前記映像データおよび前記音声データを所定の割合で追加するものであり、前記時間差吸収処理の後、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えを行うこと、もしくは、前記時間差吸収処理が、前記時間差が無くなるまで前記映像・音声データ格納部からの前記映像データおよび前記音声データを所定の割合で削除するものであり、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えを行った後、前記時間差吸収処理を行うことが好ましい。
このように、検出された時間差を少しずつ解消するように映像データと音声データを加工して出力することで、視聴番組の欠落や重複を防止することができ、デジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替えをスムーズに行って、切り替え時に聴視者が感じる違和感を緩和することができる。
また、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号へ切り替えた後、一定の時間は前記時間差吸収処理を行わずに、前記映像・音声データ格納部から前記映像データおよび前記音声データを前記時間差を保ったまま出力し、前記一定の時間内に、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替え条件を満たさなかった場合に、前記時間差吸収処理を行うことが好ましい。
このようにすることで、例えばビル陰やトンネルなど短時間でデジタル放送視聴状態への復帰切り替えが可能な場合に、時間差吸収処理を削減することが可能となり、聴視者が番組を視聴する際の違和感を緩和することができる。
さらに、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えの際、一定の時間は前記時間差吸収処理を行わずに待機し、待機している間に前記アナログ音声変化検出部が音声形式の変化を検出した場合、もしくは、前記待機時間が経過した場合に、前記時間差吸収処理と前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えを行うことが好ましい。
このようにすることで、デジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替えを、その切り替えが目立ちにくいタイミングで行うことができ、聴視者が感じる切り替え時の違和感を緩和することができる。
さらに、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えの際、前記デジタルストリームから取得した番組表情報に基づいて番組の変化を検出し、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えを前記番組の変化時に合わせて行うことが好ましい。
このようにすることで、デジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替えを、その切り替えが目立ちにくい番組変化時に行うことができ、聴視者が感じる切り替え時の違和感を緩和することができる。
また、位置情報を出力するカーナビゲーションシステムをさらに備え、前記位置情報に基づく現在位置が、デジタル放送の視聴エリア外である場合には、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号に切り替えることが望ましい。
このようにすることで、デジタル放送視聴可能エリアの境界付近で頻発することが想定されるデジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替え回数を低減し、切り替え時に聴視者が感じる違和感を緩和することができる。
さらにまた、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号と、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号のいずれもが、視聴に耐えないものと判断される場合には、前記映像・音声デコード部は、前記制御部が出力したOSDデータを表示装置に出力することが好ましい。
このようにすることで、表示装置が聴視者の視聴に耐えない映像を表示したり、音声を出力したりすることを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかるテレビジョン放送受信装置の、第1の実施形態における装置構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置は、アナログ放送受信回路を形成する、アナログ放送受信アンテナ1、アナログチューナ2、映像ノイズ除去回路3、映像A/Dコンバータ4、音声A/Dコンバータ5と、デジタル放送受信回路を形成する、デジタル放送受信アンテナ7、デジタルチューナ8、復調部9と、制御部61、映像・音声デコード部10、表示装置11から構成されている。
アナログチューナ2は、アナログ放送受信アンテナ1を介してアナログ放送を受信すると、制御部61にアナログ放送受信感度情報D6と映像ノイズ除去回路3にアナログ映像信号D1、音声A/Dコンバータ5にアナログ音声信号D2を出力する。映像ノイズ除去回路3は、アナログ映像信号D1が入力されると、アナログ映像信号D1のノイズを除去し、映像A/Dコンバータ4にアナログ映像信号D3を出力する。映像A/Dコンバータ4は、アナログ映像信号D3が入力されると、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換し、映像・音声デコード部10に映像データD4を出力する。音声A/Dコンバータ5は、アナログ音声信号D2が入力されると、アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、映像・音声デコード部10に音声データD5を出力する。以上がアナログ放送受信回路を形成する。
デジタルチューナ8は、デジタル放送受信アンテナ7を介してデジタル放送を受信すると、復調部9にデジタル信号D7を出力する。復調部9は、デジタル信号D7が入力されると、復調を行い、制御部61にデジタル放送受信感度情報D8とデジタル放送受信エラーレート情報D9を出力し、映像・音声デコード部10にデジタルストリームD10を出力する。以上が、デジタル放送受信回路を形成する。
制御部61は、アナログチューナ2からアナログ放送受信感度情報D6が入力されると所定の処理を行い、映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1とOSDデータD11を出力する。所定の処理の内容については図2および図3の説明として後述する。
映像・音声デコード部10は、復調部9から出力されるデジタルストリームD10か、あるいは映像A/Dコンバータ4から出力される映像データD4と音声A/Dコンバータ5から出力される音声データD5か、あるいは制御部61から出力されるOSDデータD11のどれか1つのデータを、制御部61から出力されるデコード部制御信号C1に基づいて選択し、表示装置11に映像出力信号D12と音声出力信号D13として出力する。表示装置11は、音声出力信号D13の音声出力と映像出力信号D12の表示を行う。
ここで、復調部9から出力されるデジタルストリームD10が映像・音声デコード部10でデコードされた映像出力信号D12と音声出力信号D13とが、デジタル放送信号に基づいて生成された出力信号となる。一方、映像A/Dコンバータ4から出力される映像データD4と音声A/Dコンバータ5から出力される音声データD5が映像・音声デコード部10でデコードされた映像出力信号D12と音声出力信号D13とが、アナログ放送信号に基づいて生成された出力信号となる。以下、本発明の説明において、表示装置11がデジタル放送信号に基づいて生成された出力信号を表示している状態を、デジタル放送視聴状態という。また、表示装置11がアナログ放送信号に基づいて生成された出力信号を表示している状態を、アナログ放送視聴状態ということとする。
次に、図2は、本実施の形態にかかるテレビジョン放送受信装置の制御部61の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、制御部61は、RAM12と、CPU13と、ROM14から構成されている。ROM14には、予めデジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態の切り替え処理を行うプログラムが格納されており、CPU13はROM14からのプログラムデータD15を受領すると、その実行処理を行い、演算結果等のワークデータD14をRAM12に格納する。以下、CPU13におけるデジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替え処理の動作について、その処理プログラムの内容を示す図3を合わせて用いて説明する。
図3は、本実施の形態にかかるテレビジョン放送受信装置における、デジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態の切り替え処理を示すステップ図である。
本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置に電源が投入されると、CPU13は、予めROM14に格納していた受信感度基準値や放送受信エラーレート基準値、視聴放送情報などの所定値を呼び出してRAM12へ転送し、ステップn1の処理を開始する。
ステップn2において、CPU13は復調部9からのデジタル放送受信感度情報D8を取得する。
ステップn3において、デジタル放送受信感度が視聴に耐えるレベルであるかの判断を行うために、ステップn2で取得したデジタル放送受信感度情報D8と予め設定してある受信感度基準値とを比較し、デジタル放送受信感度情報D8が受信感度基準値以上の場合はn4へ移行し、デジタル放送受信感度情報D8が受信感度基準値未満の場合はn8へ移行する。受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn4において、復調部9からデジタル放送のデジタル放送受信エラーレート情報D9を取得する。
ステップn5において、デジタル放送受信エラーレートが視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn4で取得したデジタル放送受信エラーレート情報D9と予め設定してあるデジタル放送受信エラーレート基準値とを比較し、デジタル放送受信エラーレート情報D9がデジタル放送受信エラーレート基準値より良い状態を示す値の場合はn6へ移行し、デジタル放送受信エラーレート情報D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも悪い状態を示す値の場合はn8へ移行する。デジタル放送受信エラーレート基準値は、エラー修正可能な最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn6において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn7において、ステップn6で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がアナログ放送であるか否かの判断を行い、アナログ放送であればステップn13へ移行し、アナログ放送でなければステップn17へ移行する。
ステップn13において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、デジタル放送視聴状態に切り替えを指示する。その結果、映像・音声デコード部10からは、復調部9から出力されるデジタルストリームD10を、表示装置11に映像出力信号D12と音声出力信号D13として出力する。
ステップn14において、CPU13は、現在デジタル放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn8において、アナログ放送受信感度は視聴に耐えるレベルか否かを判断するためにCPU13は、アナログ放送の受信感度情報D6を取得する。
ステップn9において、アナログ放送の受信感度情報D6と予め設定してあるアナログ受信感度基準値とを比較し、アナログ放送の受信感度情報D6がアナログ放送受信感度基準値以上の場合はn10へ移行し、受信感度情報値D6が受信感度基準値未満の場合はn12へ移行する。アナログ受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn10において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn11において、ステップn10で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がデジタル放送なのか否かの判断を行い、デジタル放送であればステップn15へ移行し、デジタル放送でなければステップn17へ移行する。
ステップn15において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、アナログ放送視聴状態へ切り替えを指示する。その結果、映像・音声デコード部10からは、映像A/Dコンバータ4から出力される映像データD4と音声A/Dコンバータ5から出力する音声データD5を、表示装置11に映像出力信号D12と音声出力信号D13として出力する。
ステップn16において、CPU13は、現在アナログ放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn12において、デジタル放送とアナログ放送の両放送が受信できない場合であるから、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、制御部61から出力されるOSDデータD11を表示装置11で表示する。このOSDデータD11の具体例は、図4に示すような放送を受信できないというエラーメッセージ21である。
ステップn17において、処理は終了するが、装置に電源が投入されている場合は、再びステップn1へ戻って処理を再開する。
このように、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置では、デジタル放送受信感度情報と、アナログ放送受信感度情報とでそれぞれの放送方式での受信感度を把握するとともに、デジタル放送受信エラーレート情報によって、デジタル放送信号の受信感度が十分である場合でも、デジタル放送受信エラーレートがエラー訂正可能な最低限度よりも悪い状態の値を示す場合には、アナログ放送視聴状態として聴視者の視聴に耐えられない画像信号や音声信号が出力されることを防止することができる。これによって、デジタル放送受信感度は高いものの、デジタル放送受信エラーのために映像や音声がデコードできない状態となって表示装置11に何も表示されない状態となることを回避し、このような場合はアナログ放送へ切り替えることによって継続的に番組を視聴することが可能となる。
また、アナログ放送の受信状態も視聴に耐えるレベルに到達しない場合には、OSDであるエラーメッセージを出力することで、聴視者の視聴に耐えられない画像信号や音声信号が出力されることを防止することができる。
次に、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置において、デジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替えにおいて、画質の変化を緩和する方法について説明する。
図5は、画質の変化を緩和する処理を示すステップ図である。なお、図5に示すステップ図では、デジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との、どちらの受信状態とするかの判断部分であるステップn21〜n32までは、図3に示したステップ図におけるステップn1〜n12に対応し、処理の内容は同じであるので、当該部分の説明は簡略化する。
図5に示すように、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置に電源が投入されると、制御部61のCPU13は、予めROMに格納されている受信感度基準値や放送受信エラーレート基準値、視聴放送情報などの所定値をRAM12へ転送し、ステップn21の処理を開始する。
ステップn22、n23において、制御部61は復調部9からデジタル放送受信感度情報D8を取得して受信感度基準値と比較し、デジタル放送受信感度情報D8が受信感度基準値以上の場合はn24へ移行し、デジタル放送受信感度情報D8が受信感度基準値未満の場合はn28へ移行する。
ステップn24、n26において、制御部61は復調部9からデジタル放送の受信エラーレート情報値D9を取得してデジタル放送受信エラーレート基準値と比較し、デジタル放送受信エラーレート情報D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも良い状態を示す値の場合はn26へ移行し、デジタル放送受信エラーレート情報D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも悪い状態を示す値の場合はn28へ移行する。
ステップn26、n27において、現在視聴している放送がアナログ放送であるか否かの判断を行い、アナログ放送であればステップn33へ移行し、アナログ放送でなければステップn39へ移行する。
ステップn33において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、アナログ放送信号に基づく出力信号のフェードアウトを指示する。
ステップn34において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、デジタル放送信号に基づく出力信号のフェードインを指示する。
ステップn35において、CPU13は、現在デジタル放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn28、n29において、CPU13は、アナログ放送の受信感度情報D6を取得してアナログ受信感度基準値と比較し、アナログ放送の受信感度情報D6がアナログ放送受信感度基準値以上の場合はn30へ移行し、アナログ放送受信感度情報値D6が受信感度基準値未満の場合はn32へ移行する。
ステップn30、n31において、現在視聴している放送がデジタル放送であるか否かの判断を行い、デジタル放送であればステップn36へ移行し、デジタル放送でなければステップn39へ移行する。
ステップn36において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、デジタル放送信号に基づく出力信号のフェードアウトを指示する。
ステップn37において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、アナログ放送信号に基づく出力信号のフェードインを指示する。
ステップn38において、CPU13は、現在アナログ放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn32において、デジタル放送とアナログ放送の両放送が受信できない場合であるから、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、制御部61から出力されるOSDデータD11を表示装置11で表示する。このOSDデータD11の具体例は、図4に示すような放送を受信できないというエラーメッセージ21である。
ステップn39において、処理を終了するが、テレビジョン放送受信装置に電源が投入されている場合は、再びステップn21へ戻って処理を再開する。
このような処理を行うことで、デジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替え、またはアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えにおいて、切り替え前の放送をフェードアウトし切り替え後の放送をフェードインすることによって、映像画質の急激な変化を抑制することが可能となり、聴視者が番組を視聴する際の違和感を緩和することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明にかかるテレビジョン放送受信装置の第2の実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態におけるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図である。なお、本発明の第1の実施形態として図1に示したテレビジョン放送受信装置と同じ構成要素や同等の信号には同じ符号をつけて、2つの実施形態の構成や信号の流れの比較を容易にする。
図6に示すように本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置は、アナログ放送受信回路を形成する、アナログ放送受信アンテナ1、アナログチューナ2、映像ノイズ除去回路3、映像A/Dコンバータ4、音声A/Dコンバータ5と、制御部62、デジタル放送受信回路を形成する、デジタル放送受信アンテナ7、デジタルチューナ8、復調部9と、制御部62、映像・音声デコード部10、表示装置11、アナログ音声変化検出部15、タイマ16、デジタル音声変化検出部17、映像・音声データ格納部18から構成されている。
アナログチューナ2は、アナログ放送受信アンテナ1を介してアナログ放送を受信すると、制御部62にアナログ放送受信感度情報D6と映像ノイズ除去回路3にアナログ映像信号D1、音声A/Dコンバータ5にアナログ音声信号D2を出力する。映像ノイズ除去回路3は、アナログ映像信号D1が入力されると、アナログ映像信号D1のノイズを除去し、映像A/Dコンバータ4にアナログ映像信号D3を出力する。映像A/Dコンバータ4は、アナログ映像信号D3が入力されると、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換し、映像データD4を出力する。音声A/Dコンバータ5は、アナログ音声信号D2が入力されると、アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、音声データD5を出力する。以上が、アナログ放送受信回路を形成する。
さらに、映像・音声データ格納部18は、映像データD4と音声データD5が入力されると、所定の方法で順次それぞれのデータを格納し、制御部62からの映像・音声データ格納部制御信号C2にしたがって、映像・音声デコード部10に映像データD22と音声データD23を出力する。一方、アナログ音声変化検出部15は、音声データD5が入力されると、アナログ音声データが大きく変化する変化点を検出し、制御部61にアナログ音声情報D16を出力する。
デジタルチューナ8は、デジタル放送受信アンテナ7を介してデジタル放送を受信すると、復調部9にデジタル信号D7を出力する。復調部9は、デジタル信号D7が入力されると、復調を行い、制御部62にデジタル放送受信感度情報D8とデジタル放送受信エラーレート情報D9を出力し、映像・音声デコード部10にデジタルストリームD10を出力する。以上が、デジタル放送受信回路を形成する。
映像・音声デコード部10は、デジタルストリームD10が入力されると、デジタル音声変化検出部17にデジタル音声データD18を出力する。デジタル音声変化検出部17は、デジタル音声データD18が入力されるとデジタル音声データが大きく変化する変化点を検出し、制御部62にデジタル音声情報D19を出力する。
タイマ16は、本発明のテレビジョン放送受信装置に電源が供給されているかいないかにかかわらず、独立して電源が供給されているため、常に時刻管理を行うことができ、制御部62に対し現在時刻情報D17を出力する。
制御部62は、アナログチューナ2から出力されるアナログ放送受信感度情報D6と、アナログ音声変化検出部15から出力されるアナログ音声情報D16と、デジタル音声変化検出部17から出力されるデジタル音声情報D19と、タイマ16から出力される現在時刻情報D17が入力されると所定の処理を行い、映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1とOSDデータD11を出力する。所定の処理の内容については図7および図8を示して後述する。
映像・音声デコード部10は、映像・音声データ格納部18から出力される映像データD22と音声データD23、あるいは復調部9から出力されるデジタルストリームD10、あるいは制御部62から出力されるOSDデータD11のどれか1つのデータを、制御部62から出力されるデコード部制御信号C1に基づいて選択し、表示装置11に映像出力信号D12と音声出力信号D13として出力する。表示装置11は、音声出力信号D13の音声出力と映像出力信号D12の表示を行う。
次に、図7は、本実施の形態にかかるテレビジョン放送受信装置の制御部62の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、制御部62は、構成自体は図2に示した本発明の第1の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置における制御部61と同じで、RAM12と、CPU13と、ROM14とから構成される。ROM14には、予めデジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態の時間差検出処理を行うプログラムが格納されており、CPU13はROM14からのプログラムデータD15を受領すると、その実行処理を行い、演算結果等のワークデータD14をRAM12に格納する。以下、CPU13におけるデジタル放送信号に基づく出力信号とアナログ放送信号に基づく出力信号との時間差処理の動作について、その処理プログラムの内容を示す図8〜図13を合わせて用いて説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置における、デジタル放送信号に基づく出力信号とアナログ放送信号に基づく出力信号との時間差処理を行うプログラムの動作を示すステップ図である。
本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置に電源が投入されると、CPU13は、予めROM14に格納していた受信感度基準値や放送受信エラーレート基準値、視聴放送情報などの所定値をRAM12へ転送し、ステップn41の処理を開始する。
ステップn42において、時間差検出処理を実行する。この時間差検出処理の詳細は、図9を用いて後述する。
ステップn43において、CPU13は、復調部9からのデジタル放送の受信感度情報値D8を取得する。
ステップn44において、デジタル放送受信感度が視聴に耐えるレベルであるかの判断を行うために、ステップn43で取得した受信感度情報値D8と予め設定してある受信感度基準値とを比較し、受信感度情報値D8が受信感度基準値以上の場合はn45へ移行し、受信感度情報値D8が受信感度基準値未満の場合はn49へ移行する。受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn45において、復調部9からデジタル放送の受信エラーレート情報値D9を取得する。
ステップn46において、デジタル放送受信エラーレートは視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn45で取得したデジタル放送受信エラーレート情報値D9と予め設定してあるデジタル放送受信エラーレート基準値とを比較し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも良い状態の値を示すものである場合はn47へ移行し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも悪い状態の値を示すものである場合はn49へ移行する。デジタル放送受信エラーレート基準値は、エラー訂正可能な最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn47において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn48において、ステップn47で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がアナログ放送であるか否かの判断を行い、アナログ放送であればステップn54へ移行し、アナログ放送でなければステップn60へ移行する。
ステップn54において、アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えを行う。詳細は図10を用いて後述する。
ステップn55において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、デジタル放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn56において、CPU13は、現在デジタル放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn49において、アナログ放送受信感度は視聴に耐えるレベルか否かを判断するためにCPU13は、アナログ放送の受信感度情報D6を取得する。
ステップn50において、アナログ放送の受信感度情報D6と予め設定してあるアナログ受信感度基準値とを比較し、アナログ放送の受信感度情報D6がアナログ放送受信感度基準値以上の場合はn51へ移行し、受信感度情報値D6が受信感度基準値未満の場合はn53へ移行する。アナログ受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn51において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn52において、ステップn51で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がデジタル放送なのか否かの判断を行い、デジタル放送であればステップn57へ移行し、デジタル放送でなければステップn60へ移行する。
ステップn57において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、アナログ放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn58において、CPU13は、現在アナログ放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn59において、デジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替えを行う。詳細は図11を用いて後述する。
ステップn53において、デジタル放送とアナログ放送の両放送が受信できない場合であるから、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、制御部62から出力されるOSDデータD11を表示装置11で表示する。このOSDデータD11の具体例は、図4に示すような放送を受信できないというエラーメッセージ21である。
ステップn60において、処理を終了し、テレビジョン放送受信装置の電源が投入されている場合は、再びステップn41へ戻って処理を再開する。
次に、図8におけるステップ図で、説明を後述するとしたそれぞれの処理について順次説明していく。まず、図8のステップn42で行う、デジタル放送信号に基づく出力信号と、アナログ放送信号に基づく出力信号との、時間差検出処理について、図9を用いて説明する。
まず、ステップn71において時間差検出処理を開始する。
ステップn72において、タイマから現在時刻情報を取得する。
ステップn73において、取得した時刻情報をRAMに格納する。
ステップn74において、CPU13は復調部9からのデジタル放送の受信感度情報値D8を取得する。
ステップn75において、デジタル放送受信感度は視聴に耐えるレベルであるかの判断を行うために、ステップn74で取得した受信感度情報値D8と予め設定してある受信感度基準値とを比較し、受信感度情報値D8が受信感度基準値以上の場合はn76へ移行し、受信感度情報値D8が受信感度基準値未満の場合はn85へ移行する。受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn76において、復調部9からデジタル放送の受信エラーレート情報値D9を取得する。
ステップn77において、デジタル放送受信エラーレートは視聴に耐えるレベルであるかの判断を行うために、ステップn76で取得したデジタル放送受信エラーレート情報値D9と予め設定してあるデジタル放送受信エラーレート基準値とを比較し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも良い状況を示す値の場合はn78へ移行し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも悪い状況を示す値の場合はn85へ移行する。デジタル放送受信エラーレート基準値は、エラー訂正可能な最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn78において、アナログ放送受信感度は視聴に耐えるレベルかを判断するためにCPU13は、アナログ放送の受信感度情報D6を取得する。
ステップn79において、アナログ放送の受信感度情報D6と予め設定してあるアナログ受信感度基準値とを比較し、アナログ放送の受信感度情報D6がアナログ放送受信感度基準値以上の場合はn80へ移行し、受信感度情報値D6が受信感度基準値未満の場合はn85へ移行する。アナログ受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn80において、RAM12から時刻情報D20を取得する。
ステップn81において、タイマ16から現在時刻情報D17を取得する。
ステップn82において、現在時刻情報D17と時刻情報D20から時間差を算出し、基準値以内であるかの判定を行い、基準値以内であればステップn83へ、基準値以内でなければステップn85へ移行する。
ステップn83において、アナログ音声変化検出部15からアナログ音声情報D16を取得する。
ステップn84において、アナログ音声情報D16からアナログ放送の音声形式は変化したかの判断を行い、変化したと判断した場合はステップn87へ、変化していないと判断した場合はステップn81へ移行する。
ステップn85において、遅延時間情報D21の値を“0”としてRAM12に格納する。
ステップn87において、タイマ16から現在時刻情報D17を取得する。
ステップn88において、取得した現在時刻情報D17を時刻情報D20としてRAM12に格納する。
ステップn89において、デジタル音声変化検出部17からデジタル音声情報D19を取得する。
ステップn90において、デジタル放送の音声形式は変化したかの判断を行い、
変化したと判断した場合はステップn300へ、変化していないと判断した場合はステップn89へ移行する。
ステップn300において、タイマ16から現在時刻情報D17を取得する。
ステップn301において、ステップn88で取得した時刻情報D20とステップn300で取得した現在時刻情報D17から差分を算出する。
ステップn302において、計算した差分を遅延時間情報D21としてRAM12に格納する。
ステップn86およびステップn303において、処理を終了する。
以上で、図8のステップn42で行う、デジタル放送信号に基づく出力信号と、アナログ放送信号に基づく出力信号との、時間差検出処理についての説明を終わる。
次に、図8のステップn54において行われるアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替え処理について、この処理のプログラム動作を示す図10を用いて説明する。
まず、ステップn91において処理を開始する。
ステップn92において、CPU13は、RAM12から遅延時間情報D21を取得する。
ステップn93において、遅延時間差量が残っているかの判定を行い、遅延時間差量が残っていればステップn94へ移行し、残っていなければステップn97へ移行する。
ステップn94において、映像・音声データ格納部10に対して保持されている映像データ4フレームにつき1フレーム追加して出力するよう指示する。
ステップn95において、映像・音声データ格納部10に対して保持されている音声データ4/30秒につき1/30秒追加して出力するよう指示する。
ステップn96において、遅延時間差量を1/30秒減らし、ステップ93へ移行する。
ステップn97において、処理を終了する。
なお、上記図10の説明において、映像フレームの追加の度合いを4フレームに対して1フレームとし、また、音声データの追加度合いを4/30秒につき1/30秒としたが、映像信号のデータ追加度合いと音声信号のデータ追加度合いとが対応していれば、その度合いは上記のものに限らない。
次に、図8のステップn59において行われるデジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替え処理について、この処理のプログラム処理を示すステップ図を示す図11を用いて説明する。
ステップn101において処理を開始する。
ステップn102において、CPU13はRAM12から遅延時間情報D21を取得する。
ステップn103において、遅延時間差量が残っているかの判定を行い、遅延時間差量が残っていればステップn104へ移行し、残っていなければステップn107へ移行する。
ステップn104において、映像・音声データ格納部10に対して保持されている映像データ4フレームにつき1フレーム削除して出力するよう指示する。
ステップn105において、映像・音声データ格納部10に対して保持されている音声データ4/30秒につき1/30秒削除して出力するよう指示する。
ステップn106において、遅延時間差量を1/30秒減らし、ステップn103へ移行する。
ステップn107において、処理を終了する。
なお、上記図11の説明において、映像フレームの削除の度合いを4フレームに対して1フレームとし、また、音声データを4/30秒につき1/30秒削除するとしたが、映像信号のデータ削除度合いと音声信号のデータ削除度合いとが対応していれば、その度合いは上記のものに限らない。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置によれば、アナログ放送信号での音声形式の変化した時と、デジタル放送信号での音声形式の変化した時を検出し、タイマを用いてその時間差を計測することによって、アナログ放送信号に基づく出力信号に対するデジタル放送信号に基づく出力信号の遅延時間を検出する。そして、検出したデジタル放送信号に基づく出力信号のアナログ放送信号に基づく出力信号に対する遅延時間情報を用いて、デジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態に切り替える場合は、現在の時刻から遅延時間だけ経過するまで映像・音声データ格納部に格納されている映像データと音声データを例えば1.3倍速で出力する。また逆に、アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態へと切り替える場合には、現在の時刻から遅延時間だけ経過するまで映像・音声データ格納部に格納されている映像データと音声データを例えば0.8倍速で出力する。このような、異なる放送方式の視聴状態への切り替えにおいて、その遅延時間分の出力信号のずれを少しずつ補正していく時間差吸収処理を行うことによって、視聴番組の欠落や重複を防止することができ、聴視者が番組を視聴する際の違和感を緩和することが可能となる。
次に、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置において、上記したデジタル放送信号に基づく出力信号とアナログ放送信号に基づく出力信号の時間差を吸収する時間差吸収処理の実行回数を低減する場合について図12を用いて説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置における、アナログ放送信号に基づいた出力信号を用いた補完処理のプログラム動作を示すステップ図である。
まず、ステップn111において処理を開始する。
ステップn112において、図9を示して説明した時間差検出処理を実行する。
ステップn113において、CPU13は、復調部9からのデジタル放送の受信感度情報値D8を取得する。
ステップn114において、デジタル放送受信感度が視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn113で取得した受信感度情報値D8と予め設定してある受信感度基準値とを比較し、受信感度情報値D8が受信感度基準値以上の場合はn115へ移行し、受信感度情報値D8が受信感度基準値未満の場合はn119へ移行する。受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn115において、復調部9からデジタル放送の受信エラーレート情報値D9を取得する。
ステップn116において、デジタル放送エラーレートが視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn115で取得したデジタル放送受信エラーレート情報値D9と予め設定してあるデジタル放送受信エラーレート基準値とを比較し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも良い状態を示す値の場合はn117へ移行し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも悪い状態を示す値の場合はn119へ移行する。デジタル放送受信エラーレート基準値は、エラー訂正可能な最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn117において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn118において、ステップn47で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がアナログ放送であるか否かの判断を行い、アナログ放送であればステップn124へ移行し、アナログ放送でなければステップn134へ移行する。
ステップn124において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、デジタル放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn125において、CPU13は、現在デジタル放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn119において、アナログ放送受信感度は視聴に耐えるレベルか否かを判断するためにCPU13は、アナログ放送の受信感度情報D6を取得する。
ステップn120において、アナログ放送の受信感度情報D6と予め設定してあるアナログ受信感度基準値とを比較し、アナログ放送の受信感度情報D6がアナログ放送受信感度基準値以上の場合はn121へ移行し、受信感度情報値D6が受信感度基準値未満の場合はn123へ移行する。アナログ受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn121において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn122において、ステップn121で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がデジタル放送なのか否かの判断を行い、デジタル放送であればステップn126へ移行し、デジタル放送でなければステップn128へ移行する。
ステップn126において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、アナログ放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn127において、CPU13は、現在アナログ放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn123において、デジタル放送とアナログ放送の両放送が受信できない場合であるから、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、制御部62から出力されるOSDデータD11を表示装置11で表示する。このOSDデータD11の具体例は、図4に示すような放送を受信できないというエラーメッセージ21である。
ステップn128において、切り替え後経過時間は基準値以下であるかの判定を行い、基準値未満であればステップn129へ移行し、基準値以上であればn132へ移行する。
ステップn129において、RAMから遅延時間情報を取得する。
ステップn130において、映像・音声データ格納部に対して保持されている映像データを遅延して出力するよう指示する。
ステップ131において、映像・音声データ格納部に対して保持されている音声データを遅延して出力するよう指示する。
ステップ132において、映像・音声データ格納部に対して保持されている映像データをリアルタイムで出力するよう指示する。
ステップ133において、映像・音声データ格納部に対して保持されている音声データをリアルタイムで出力するよう指示する。
ステップn134において、処理を終了し、テレビジョン放送受信装置に電源が投入されている場合は、再びステップn111へ戻って処理を再開する。
このように、デジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態に切り替わった後、一定時間が経過するまでの間、アナログ放送視聴状態を遅延時間分だけ遅延させたまま等速で出力することによって、例えばビル陰やトンネルなど短時間でデジタル放送視聴状態に復帰する切り替えが可能な場合に、時間差吸収処理の実行回数を削減することが可能となる。
上記した、時間差吸収処理を行うことで、視聴していた番組が突然先に進んだり、同じシーンを繰り返したりというような極端な変化はなくなるとはいうものの、時間差吸収処理中は一定量だけの出力信号が付加または削除されるため、聴視者がある程度の不自然さを感じる場合もある。また、このように、少しずつ時間差を吸収していくものであるため、一定の時間が必要であり、頻度の高い切り替えに追従できなくなる場合も考えられる。従って、このような、時間差吸収処理は少なくてすむのであればそれに越したことはないため、一定時間の間は図12を用いて説明したアナログ放送信号に基づいた出力信号を用いた補完処理を行い、この一定時間の間は時間差吸収処理を行わないようにすることがより好ましいのである。
次に、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置において、アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態へ切り替える場合の処理を、図13を用いて説明する。
まず、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置に電源が投入されると、制御部62のCPU13は、予めROMに格納している受信感度基準値や放送受信エラーレート基準値、視聴放送情報などの所定値をRAM12へ転送し、ステップn141の処理を開始する。
ステップn142において、図9を示して説明した時間差検出処理を実行する。
ステップn143において、CPU13は、復調部9からのデジタル放送の受信感度情報値D8を取得する。
ステップn144において、デジタル放送受信感度が視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn143で取得した受信感度情報値D8と予め設定してある受信感度基準値とを比較し、受信感度情報値D8が受信感度基準値以上の場合はn145へ移行し、受信感度情報値D8が受信感度基準値未満の場合はn149へ移行する。受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn145において、復調部9からデジタル放送の受信エラーレート情報値D9を取得する。
ステップn146において、デジタル放送受信エラーレートが視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn145で取得したデジタル放送受信エラーレート情報値D9と予め設定してあるデジタル放送受信エラーレート基準値とを比較し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも良い状態を示す値の場合はn147へ移行し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも悪い状態を示す値の場合はn149へ移行する。デジタル放送受信エラーレート基準値は、エラー訂正可能な最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn147において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn148において、ステップn147で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がアナログ放送であるかの判断を行い、アナログ放送であればステップn154へ移行し、アナログ放送でなければステップn162へ移行する。
ステップn149において、アナログ放送受信感度が視聴に耐えるレベルか否かを判断するためにCPU13は、アナログ放送の受信感度情報D6を取得する。
ステップn150において、アナログ放送の受信感度情報D6と予め設定してあるアナログ受信感度基準値とを比較し、アナログ放送の受信感度情報D6がアナログ放送受信感度基準値以上の場合はn151へ移行し、受信感度情報値D6が受信感度基準値未満の場合はn153へ移行する。アナログ受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn151において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn152において、ステップn151で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がデジタル放送なのかの判断を行い、デジタル放送であればステップn159へ移行し、デジタル放送でなければステップn162へ移行する。
ステップn154において、切り替え保留時間は基準値以内かの判断を行い、基準値以内であればステップn155へ、基準値以内でなければステップn156へ移行する。
ステップn155において、アナログ音声形式の変化はあるかの判断を行い、変化がある場合はステップn156へ、変化がない場合はステップn154へ移行する。
ステップn156において、図10で示したアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替え処理を行う。
ステップn157において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、デジタル放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn158において、CPU13は、現在デジタル放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn159において、映像・音声デコード部に対してアナログ放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn160において、RAMに視聴放送情報を格納する。
ステップn161において、図11で示したデジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替えを行う。
ステップn153において、デジタル放送とアナログ放送の両放送が受信できない場合であるから、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、制御部62から出力されるOSDデータD11を表示装置11で表示する。このOSDデータD11の具体例は、図4に示すような放送を受信できないというエラーメッセージ21である。
ステップn162において、処理を終了し、テレビジョン放送受信装置に電源が投入されている場合は、再びステップn141へ戻って処理を再開する。
以上のように、アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えにおいて、現在の時刻から一定時間切り替えの保留を行い、保留時間以内に音声の変化がある場合は音声の変化時、すなわち、番組からCMへの移行時等に切り替えを行うことによって、違和感を聴視者に生じさせることなく、放送方式の切り替えを行うことができる。
(実施の形態3)
次に、本発明にかかるテレビジョン放送受信装置の第3の実施形態について説明する。
図14は、本発明の第3の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置は、図6を用いて説明した本発明の第2の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置と比較して、映像・音声デコード部10から制御部63へ出力される番組表情報D24が追加されている点のみが異なりその他の部分は共通する。
すなわち、本実施形態のテレビジョン放送受信装置は、アナログ放送受信アンテナ1、アナログチューナ2、映像ノイズ除去回路3、映像A/Dコンバータ4、音声A/Dコンバータ5、制御部63、デジタル放送受信アンテナ7、デジタルチューナ8、復調部9、映像・音声デコード部10、表示装置11、アナログ音声変化検出部15、タイマ16、デジタル音声変化検出部17、映像・音声データ格納部18から構成されている。
なお、動作は実質的に第2の実施形態のものと同じであるので、ここでは動作の説明は省略する。
次に、図15は、本発明の第3の実施形態にかかる制御部63の構成を示す図である。図15において、制御部63は構成としては、上記した第1および第2の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置の制御部61,62と同じであり、RAM12と、CPU13と、ROM14とから構成される。ROM14には、予めアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替え処理を行うプログラムが格納されており、CPU13がその実行処理を行い、演算結果等をRAM12に格納する。アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替え処理を行うプログラムの動作は図16を用いて説明する。
図16は、本発明の第3の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置における、アナログ放送視聴状態から、デジタル放送視聴状態への切り替え処理を行う処理プログラムの動作を示すステップ図である。
図16において、本装置に電源が投入されると、制御部63のCPU13は、予めROMに格納している受信感度基準値や放送受信エラーレート基準値、視聴放送情報などの所定値をRAM12へ転送し、ステップn171の処理を開始する。
ステップn172において、図9を示して説明した時間差検出処理を行う。
ステップn173において、CPU13は、復調部9からのデジタル放送の受信感度情報値D8を取得する。
ステップn174において、デジタル放送受信感度が視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn173で取得した受信感度情報値D8と予め設定してある受信感度基準値とを比較し、受信感度情報値D8が受信感度基準値以上の場合はn175へ移行し、受信感度情報値D8が受信感度基準値未満の場合はn179へ移行する。受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn175において、復調部9からデジタル放送の受信エラーレート情報値D9を取得する。
ステップn176において、デジタル放送エラーレートが視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn175で取得したデジタル放送受信エラーレート情報値D9と予め設定してあるデジタル放送受信エラーレート基準値とを比較し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも良い状態を表す値の場合はn177へ移行し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも悪い状態を表す値の場合はn179へ移行する。デジタル放送受信エラーレート基準値は、エラー訂正可能な最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn177において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn178において、ステップn177で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がアナログ放送であるか否かの判断を行い、アナログ放送であればステップn184へ移行し、アナログ放送でなければステップn196へ移行する。
ステップn184において、映像・音声デコード部10からデジタル番組表情報を取得する。
ステップn185において、タイマから現在時刻情報を取得する。
ステップn186において、番組の変化が現在時刻から基準値以内にあるか否かの判定を行う。基準値以内であればn187へ、基準値以外であればn190へ移行する。
ステップn187において、RAMから遅延時間情報を取得する。
ステップn188において、タイマから現在時刻情報を取得する。
ステップn189において、現在時刻に遅延時間を加えた値が番組変化時刻と同じであるかの判定を行う。同じであればステップn190へ、異なればステップn188へ移行する。
ステップn190において、図10に示したアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えを行う。
ステップn191において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、デジタル放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn192において、CPU13は、現在デジタル放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn179において、アナログ放送受信感度が視聴に耐えるレベルかを判断するためにCPU13は、アナログ放送の受信感度情報D6を取得する。
ステップn180において、アナログ放送の受信感度情報D6と予め設定してあるアナログ受信感度基準値とを比較し、アナログ放送の受信感度情報D6がアナログ放送受信感度基準値以上の場合はn181へ移行し、受信感度情報値D6が受信感度基準値未満の場合はn183へ移行する。アナログ受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn181において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn182において、ステップn181で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がデジタル放送なのか否かの判断を行い、デジタル放送であればステップn193へ移行し、デジタル放送でなければステップn196へ移行する。
ステップn193において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、アナログ放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn194において、CPU13は、現在アナログ放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn195において、図11に示して説明したデジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替えを行う。
ステップn183において、デジタル放送とアナログ放送の両放送が受信できない場合であるから、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、制御部62から出力されるOSDデータD11を表示装置11で表示する。このOSDデータD11の具体例は、図4に示すような放送を受信できないというエラーメッセージ21である。
ステップn196において、処理を終了し、テレビジョン放送受信装置に電源が投入されている場合は、再びステップn171へ戻り処理を再開する。
以上のように、本発明の第3の実施形態では、アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えにおいて、電子番組表を使用して現在の時刻から一定時間以内に番組の変化がある場合は、直ちにアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えを行わず一旦保留する。そして、番組の変化時に、アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えを行うことによって、番組が変化する際に生じる映像や音声の大きな変化と同一のタイミングで映像画質の急激な変化を伴う切り替えを行うことが可能となる。このため、同一の番組内で画質が急激に変った場合に感じるような、違和感を聴視者に生じさせることなく、放送方式の切り替えを行うことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明にかかるテレビジョン放送受信装置の第4の実施形態について説明する。
図17は、本発明の第4の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置は、図6を用いて説明した本発明の第2の実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置と比較して、制御部64に位置情報D25を出力するカーナビゲーションシステム19が追加されている点のみが異なりその他の部分は共通する。
すなわち、本実施形態のテレビジョン放送受信装置は、アナログ放送受信アンテナ1、アナログチューナ2、映像ノイズ除去回路3、映像A/Dコンバータ4、音声A/Dコンバータ5、制御部64、デジタル放送受信アンテナ7、デジタルチューナ8、復調部9、映像・音声デコード部10、表示装置11、アナログ音声変化検出部15、タイマ16、デジタル音声変化検出部17、映像・音声データ格納部18、カーナビゲーションシステム19から構成されている。なお、各部の動作は、第2の実施形態のものと共通するので説明を省略する。
図18は、本発明の第4の実施形態にかかる制御部64の構成を示す図である。図18に示すように、制御部64は、構成自体上記他の実施形態に示したものと同じく、RAM12と、CPU13と、ROM14とから構成される。ROM14には、予めアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替え処理を行うプログラムが格納されており、CPU13がその実行処理を行い、演算結果等をRAM12に格納する。アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替え処理を行うプログラムの動作について、図19で説明する。
図19は、本発明の第4の実施形態にかかるデジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替え処理を行うプログラムの動作を示すステップ図である。
本実施形態にかかるテレビジョン放送受信装置に電源が投入されると、制御部64のCPU13は、予めROM14に格納されている受信感度基準値や放送受信エラーレート基準値、視聴放送情報などの所定値をRAM12へ転送し、ステップn201の処理を開始する。
ステップn202において、図9を示して説明した時間差検出処理を行う。
ステップn203において、CPU13は、カーナビゲーションシステム19から位置情報D25を取得する。
ステップn204において、取得した位置情報D25に基づきデジタル放送受信エリア内か否かの判定を行う。エリア内であればステップn205へ、エリア外であればステップn209へ移行する。
ステップn205において、CPU13は、復調部9からのデジタル放送の受信感度情報値D8を取得する。
ステップn206において、デジタル放送受信感度が視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn205で取得した受信感度情報値D8と予め設定してある受信感度基準値とを比較し、受信感度情報値D8が受信感度基準値以上の場合はn207へ移行し、受信感度情報値D8が受信感度基準値未満の場合はn209へ移行する。受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn207において、復調部9からデジタル放送の受信エラーレート情報値D9を取得する。
ステップn208において、デジタル放送エラーレートが視聴に耐えるレベルであるか否かの判断を行うために、ステップn207で取得したデジタル放送受信エラーレート情報値D9と予め設定してあるデジタル放送受信エラーレート基準値とを比較し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも良い状態を示す値の場合はn212へ移行し、デジタル放送受信エラーレート情報値D9がデジタル放送受信エラーレート基準値よりも悪い状態を示す値の場合はn209へ移行する。デジタル放送受信エラーレート基準値は、エラー訂正可能な最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn209において、アナログ放送受信感度が視聴に耐えるレベルか否かを判断するためにCPU13は、アナログ放送の受信感度情報D6を取得する。
ステップn210において、アナログ放送の受信感度情報D6と予め設定してあるアナログ受信感度基準値とを比較し、アナログ放送の受信感度情報D6がアナログ放送受信感度基準値以上の場合はn217へ移行し、受信感度情報値D6が受信感度基準値未満の場合はn211へ移行する。アナログ受信感度基準値は、視聴に耐える最低限度の値であり、経験的な値である。
ステップn212において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn211において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、制御部62から出力されるOSDデータD11を表示装置11で表示する。このOSDデータD11の具体例は、図4に示すような放送を受信できないというエラーメッセージ21である。
ステップn213において、ステップn212で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がアナログ放送であるかの判断を行い、アナログ放送であればステップn214へ移行し、アナログ放送でなければステップn222へ移行する。
ステップn214において、図10を示して説明したアナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替えを行う。
ステップn215において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、デジタル放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn216において、CPU13は、現在デジタル放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn217において、CPU13はRAM12から現在視聴している放送がデジタル放送なのか、それともアナログ放送なのかが区別できる視聴放送情報D30を取得する。
ステップn218において、ステップn217で取得した視聴放送情報D30をもとに、現在視聴している放送がデジタル放送なのか否かの判断を行い、デジタル放送であればステップn219へ移行し、デジタル放送でなければステップn222へ移行する。
ステップn219において、CPU13は映像・音声デコード部10にデコード部制御信号C1を出力し、アナログ放送視聴状態への切り替えを指示する。
ステップn220において、CPU13は、現在アナログ放送を視聴しているという情報を視聴放送情報D30に反映し、RAM12へ格納する。
ステップn221において、図11を示して説明したデジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替えを行う。
ステップn222において、処理を終了する。
以上のように、デジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替えを、カーナビゲーションシステムを利用した位置情報を使用することによって、デジタル放送受信可能エリアから離れていく場合に生じる、受信感度が不安定な状態によるデジタル放送受信状態とアナログ放送受信切り替えの頻発を防止することが可能となる。この結果、放送信号切り替えの多発により視聴者が感じる違和感を低減することができる。
なお、本実施形態において、カーナビゲーションシステムとして説明したが、要はテレビジョン放送受信装置の位置が分かればそれでいいのであり、いわゆるGPSシステム等を用いた位置検出機能と、その位置情報とデジタル放送視聴可能エリア情報との対応ができるシステムであれば、特にカーナビゲーションシステムでなくても、同様の効果を奏するものであることは、言うまでもない。
本発明のテレビジョン放送受信装置は、デジタル放送とアナログ放送の両方が受信可能であり、しかも、それぞれの放送方式の受信状態を検出して聴視者の視聴に耐えない画像の表示や音声の出力を防止することができる。このため、特に、移動体に搭載されることでその放送受信状況が変化しやすいモバイル型のテレビジョン放送受信装置に好適に用いることができる。
また、この他にも具体的には、セットトップボックス、テレビ、録画再生機能を備えた装置、テレビジョン放送受信機能を備えたカーナビゲーションシステム、テレビジョン放送受信機能を備えたパソコン等、テレビジョン放送を受信可能な装置広くに応用することができる。
本発明の実施の形態1にかかるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態1にかかるテレビジョン放送受信装置の制御部の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態1にかかるテレビジョン放送受信装置におけるデジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替え処理プログラムの動作を示すステップ図。 画像が表示できないときに表示されるOSDデータを示す図。 本発明の実施の形態1にかかるテレビジョン放送受信装置におけるデジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替え処理をスムーズに行うためのプログラムの動作を示すステップ図。 本発明の実施の形態2にかかるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態2にかかるテレビジョン放送受信装置の制御部の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態2にかかるテレビジョン放送受信装置におけるデジタル放送信号に基づく出力信号とアナログ放送信号に基づく出力信号との時間差処理のプログラム動作を示すステップ図。 デジタル放送信号に基づく出力信号と、アナログ放送信号に基づく出力信号との、時間差検出処理のプログラム動作を示すステップ図。 アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態への切り替え処理についての処理プログラム動作を示すステップ図。 デジタル放送視聴状態からアナログ放送視聴状態への切り替え処理についての処理プログラム動作を示すステップ図。 本発明の実施の形態2にかかるテレビジョン放送受信装置におけるアナログ放送信号に基づいた出力信号を用いた補完処理のプログラム動作を示すステップ図。 本発明の実施の形態2にかかるテレビジョン放送受信装置において、アナログ放送視聴状態からデジタル放送視聴状態へ切り替える場合の処理プログラム動作を示すステップ図。 本発明の実施の形態3にかかるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態3にかかるテレビジョン放送受信装置の制御部の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態3にかかるテレビジョン放送受信装置におけるアナログ放送視聴状態から、デジタル放送視聴状態への切り替え処理プログラムの動作を示すステップ図。 本発明の実施の形態4にかかるテレビジョン放送受信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態4にかかるテレビジョン放送受信装置の制御部の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態4にかかるテレビジョン放送受信装置におけるデジタル放送視聴状態とアナログ放送視聴状態との切り替え処理を行うプログラムの動作を示すステップ図。
符号の説明
1 アナログ放送受信アンテナ
2 アナログチューナ
3 映像ノイズ除去回路
4 映像A/Dコンバータ
5 音声A/Dコンバータ
7 デジタル放送受信アンテナ
8 デジタルチューナ
9 復調部
10 映像・音声デコード部
11 表示装置
12 RAM
13 CPU
14 ROM
15 アナログ音声変化検出部
16 タイマ
17 デジタル音声変化検出部
18 映像・音声データ格納部
19 カーナビゲーションシステム
21 エラーメッセージ
61,62,63,64 制御部
D4 映像データ
D5 音声データ
D6 アナログ放送受信感度情報
D8 デジタル放送受信感度情報
D9 デジタル放送受信エラーレート情報
D10 デジタルストリーム
D11 OSDデータ
D12 映像出力信号
D13 音声出力信号
D16 アナログ音声情報
D17 現在時刻情報
D19 デジタル音声情報
D24 番組表情報
D25 位置情報
C1 デコード部制御信号

Claims (11)

  1. デジタル放送信号を受信して、デジタルストリームと、デジタル放送受信感度情報と、デジタル放送受信エラーレート情報とを出力するデジタル放送受信回路と、
    アナログ放送信号を受信して、アナログ映像信号をデジタル変換した映像データと、アナログ音声信号をデジタル変換した音声データと、アナログ放送受信感度情報とを出力するアナログ放送受信回路と、
    デコード部制御信号に基づいて、前記デジタルストリーム、または、前記映像データおよび音声データのいずれかを選択してデコードし、映像出力信号および音声出力信号を出力する映像・音声デコード部と、
    前記アナログ放送受信感度情報と、前記デジタル放送受信感度情報と、前記デジタル放送受信エラーレート情報とに基づいて、前記デコード部制御信号を出力する制御部と、
    前記映像出力信号の表示と前記音声出力信号の音声出力とを行う表示装置とを備えることを特徴とするテレビジョン放送受信装置。
  2. 前記映像・音声デコード部は、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号と、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号とを切り替える際、切り替え前の放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号をフェードアウトして出力する請求項1に記載のテレビジョン放送受信装置。
  3. 前記映像・音声デコード部は、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号と、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号とを切り替える際、切り替え後の放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音出力信号をフェードインして出力する請求項1に記載のテレビジョン放送受信装置。
  4. 前記音声データの変化を検出してアナログ音声情報を出力するアナログ音声変化検出部と、
    前記映像データと前記音声データとを一定時間格納する映像・音声データ格納部と、
    現在時刻情報を出力するタイマと、
    前記映像・音声デコード部から出力されるデジタル音声データの変化を検出し、デジタル音声情報を出力するデジタル音声変化検出部とをさらに備え、
    前記制御部が、前記アナログ音声情報と、前記現在時刻情報と、前記デジタル音声情報とに基づいて、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号と、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号とを切り替える際、その時間差を吸収する時間差吸収処理を行う請求項1に記載のテレビジョン放送受信装置。
  5. 前記時間差吸収処理が、前記時間差が無くなるまで前記映像・音声データ格納部からの前記映像データおよび前記音声データを所定の割合で追加するものであり、前記時間差吸収処理の後、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えを行う請求項4に記載のテレビジョン放送受信装置。
  6. 前記時間差吸収処理が、前記時間差が無くなるまで前記映像・音声データ格納部からの前記映像データおよび前記音声データを所定の割合で削除するものであり、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えを行った後、前記時間差吸収処理を行う請求項4に記載のテレビジョン放送受信装置。
  7. 前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号へ切り替えた後、一定の時間は前記時間差吸収処理を行わずに、前記映像・音声データ格納部から前記映像データおよび前記音声データを前記時間差を保ったまま出力し、前記一定の時間内に、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替え条件を満たさなかった場合に、前記時間差吸収処理を行う請求項6に記載のテレビジョン放送受信装置。
  8. 前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えの際、一定の時間は前記時間差吸収処理を行わずに待機し、待機している間に前記アナログ音声変化検出部が音声形式の変化を検出した場合、もしくは、前記待機時間が経過した場合に、前記時間差吸収処理と前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えを行う請求項5に記載のテレビジョン放送受信装置。
  9. 前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号から、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えの際、前記デジタルストリームから取得した番組表情報に基づいて番組の変化を検出し、前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号への切り替えを前記番組の変化時に合わせて行う請求項5に記載のテレビジョン放送受信装置。
  10. 位置情報を出力するカーナビゲーションシステムをさらに備え、
    前記位置情報に基づく現在位置が、デジタル放送の視聴エリア外である場合には、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号に切り替える請求項6に記載のテレビジョン放送受信装置。
  11. 前記デジタル放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号と、前記アナログ放送信号に基づく前記映像出力信号および前記音声出力信号のいずれもが、視聴に耐えないものと判断される場合には、前記映像・音声デコード部は、前記制御部が出力したOSDデータを表示装置に出力する請求項1から10のいずれか1項に記載のテレビジョン放送受信装置。
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