JP2010245694A - 受信装置、受信処理方法、受信処理プログラム及びその記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】
受信に適切な物理チャンネルに関する情報が登録されたチャンネルリストを用意する。
【解決手段】
チャンネルリスト作成部182は、全物理チャンネルをスキャンし、受信品質が所定値以上の物理チャンネルを特定しつつ、特定された物理チャンネルに対応する放送事業者識別及び地域識別を含む識別情報を抽出する。そして、チャンネルリスト作成部182は、識別情報の種類ごとに、受信品質が最良の物理チャンネルを選択し、選択された物理チャンネルの周波数と、当該物理チャンネルに対応する放送事業者識別及び地域識別とを関連付けて、チャンネルリストに追加する。また、チャンネルリスト作成部182は、既に、追加された物理チャンネルの識別情報と同じ識別情報と関連付けられた物理チャンネルの情報が登録されていた場合には、登録されていた情報をチャンネルリストから削除する。
【選択図】 図5
受信に適切な物理チャンネルに関する情報が登録されたチャンネルリストを用意する。
【解決手段】
チャンネルリスト作成部182は、全物理チャンネルをスキャンし、受信品質が所定値以上の物理チャンネルを特定しつつ、特定された物理チャンネルに対応する放送事業者識別及び地域識別を含む識別情報を抽出する。そして、チャンネルリスト作成部182は、識別情報の種類ごとに、受信品質が最良の物理チャンネルを選択し、選択された物理チャンネルの周波数と、当該物理チャンネルに対応する放送事業者識別及び地域識別とを関連付けて、チャンネルリストに追加する。また、チャンネルリスト作成部182は、既に、追加された物理チャンネルの識別情報と同じ識別情報と関連付けられた物理チャンネルの情報が登録されていた場合には、登録されていた情報をチャンネルリストから削除する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、受信装置、受信処理方法、受信処理プログラム、及び、当該受信処理プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来から、車両等の移動体の多くに地上デジタル放送を受信して再生する受信装置が搭載されている。こうした受信装置による放送受信の環境は、移動体の移動に伴って変化する。これは、地上デジタル放送では、地域ごとに配置される中継局としてMFN(Multi Frequency Network)方式が採用されており、同一放送事業者に対応する物理チャンネルが地域ごとに異なっているためである。このため、放送地域をまたがって移動体が移動する場合に、移動体が存在する各位置において、放送事業者の指定選局における適切な物理チャンネルが設定される必要がある。
かかる物理チャンネルの設定に関する技術としては、全地域にわたっての放送地域ごとの物理チャンネルグループのリスト(以下、「チャンネルリスト」とも記す)を予め用意しておき、位置検出手段により特定された移動体の現在位置に該当する地域に対応するチャンネルリストを読み出すものがある(特許文献1参照:以下、「従来例1」と呼ぶ)。また、かかる物理チャンネルの設定に関する技術としては、ある受信位置で全物理チャンネルをスキャンして当該受信位置に対応するチャンネルリストを作成しておき、その後の物理チャンネルのシーク動作における受信品質等の検出結果に基づいて、チャンネルリストの内容を更新するものがある(特許文献2参照:以下、「従来例2」と呼ぶ)。この従来例2の技術は、シーク動作において放送波が受信可能であると判断された物理チャンネルが存在し、かつ、当該物理チャンネルがチャンネルリストに登録されていない場合には、当該物理チャンネルに関する情報をチャンネルリストに追加するようになっている。また、チャンネルリストには登録されている物理チャンネルではあるが、シーク動作において放送波が受信不能であると判断された物理チャンネルについては、当該物理チャンネルに関する情報をチャンネルリストから削除するようになっている。
上述した従来例1の技術では、全地域にわたっての放送地域ごとのチャンネルリストを保持するための大容量の不揮発性メモリが必要となり、受信装置自体が高価なものとなってしまう。また、従来例1の技術では、予め用意された放送地域ごとのチャンネルリストから、特定された移動体の現在位置に該当する地域に対応するチャンネルリストを読み出すため、ある中継局の物理チャンネルが変更となった場合や中継局が新たに新設された場合に、放送事業者による放送の受信のための適切なチャンネルリストを用意することができない。さらに、従来例1の技術では、移動体の現在位置を検出する位置検出手段が、必須の構成要素なる。
上述した従来例2の技術では、チャンネルリストの更新の際に、全物理チャンネルのスキャンを行わない。このため、従来例2の技術では、チャンネルリストを全物理チャンネルのスキャンの結果に基づいて最初に作成した位置以外の位置に移動体が存在する場合には、その位置において受信に適切な物理チャンネルに関する情報が、チャンネルリストに用意されていない可能性がある。
このため、全地域にわたっての放送地域ごとのチャンネルリストを予め用意することなく、移動体が存在する各位置において、受信に適切な物理チャンネルに関する情報を、適時、チャンネルリストに用意することのできる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、記憶資源を節約しつつ、移動体が存在する各位置において、受信に適切な物理チャンネルに関する情報が登録されたチャンネルリストを用意することができる受信装置及び受信処理方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、移動体に搭載され、放送波を受信する受信装置であって、前記放送波の物理チャンネルの周波数情報と、前記物理チャンネルに対応する前記放送波から抽出された放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とが関連付けられたチャンネルリストを記憶する記憶手段と;受信品質検出のための選局指定が行われた検出指定物理チャンネルの放送波の受信品質を検出する検出手段と;前記記憶手段に記憶されているチャンネルリストと、前記検出手段による検出結果とにより定まるスキャン条件が満たされたか否かを判断するスキャン条件判断手段と;前記スキャン条件が満たされた場合に、全物理チャンネルをスキャンし、受信品質が所定値以上の物理チャンネルを特定しつつ、前記特定された物理チャンネルのそれぞれに関する周波数情報、放送事業者識別情報及び地域識別情報を抽出するスキャン手段と;前記記憶手段に記憶されている前記チャンネルリストと、前記スキャン手段による抽出結果とに基づいて、新たなチャンネルリストを生成し、前記記憶手段に記憶させる生成手段と;を備えることを特徴とする受信装置である。
請求項9に記載の発明は、移動体に搭載され、放送波を受信し、前記放送波の物理チャンネルの周波数情報と、前記物理チャンネルに対応する前記放送波から抽出された放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とが関連付けられたチャンネルリストを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶されている前記チャンネルリストを参照しつつ、選局処理を行う受信装置において使用される受信処理方法であって、受信品質検出のための選局指定が行われた検出指定物理チャンネルの放送波の受信品質を検出する検出工程と;前記記憶手段に記憶されているチャンネルリストと、前記検出工程における検出結果とにより定まるスキャン条件が満たされたか否かを判断するスキャン条件判断工程と;前記スキャン条件が満たされた場合に、全物理チャンネルをスキャンし、受信品質が所定値以上の物理チャンネルを特定しつつ、前記特定された物理チャンネルのそれぞれに関する周波数情報、放送事業者識別情報及び地域識別情報を抽出するスキャン工程と;前記記憶手段に記憶されている前記チャンネルリストと、前記スキャン工程における抽出結果とに基づいて、新たなチャンネルリストを生成し、前記記憶手段に記憶させる生成工程と;を備えることを特徴とする受信処理方法である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の受信処理方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする受信処理プログラムである。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の受信処理プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図13を参照して説明する。なお、本実施形態においては、車両に搭載され、MPEG方式によるコード化が行われた後に、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調が施された地上デジタル放送波を受信して処理する受信装置を例示して説明する。また、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る受信装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。この図1に示されるように、受信装置100は、2個のアンテナ1101,1102と、2個のRF処理ユニット1201,1202と、再生処理ユニット130とを備えている。また、受信装置100は、操作入力ユニット140と、音出力ユニット150と、表示ユニット160とを備えている。さらに、受信装置100は、制御ユニット180を備えている。
図1には、一実施形態に係る受信装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。この図1に示されるように、受信装置100は、2個のアンテナ1101,1102と、2個のRF処理ユニット1201,1202と、再生処理ユニット130とを備えている。また、受信装置100は、操作入力ユニット140と、音出力ユニット150と、表示ユニット160とを備えている。さらに、受信装置100は、制御ユニット180を備えている。
上記のアンテナ1101,1102は、放送波を受信する。そして、アンテナ1101による受信結果は、受信信号RFS1として、RF処理ユニット1201へ送られる。また、アンテナ1102による受信結果は、受信信号RFS2として、RF処理ユニット1202へ送られる。
上記のRF処理ユニット1201は、制御ユニット180からの選局指令CSL1及び再生処理ユニット130からの自動利得制御信号AGC1に従って、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFS1から抽出する選局処理を行う。この選局処理の結果は、信号IFS1として再生処理ユニット130へ送られる。
上記のRF処理ユニット1202は、制御ユニット180からの選局指令CSL2及び再生処理ユニット130からの自動利得制御信号AGC2に従って、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFS2から抽出する選局処理を行う。この選局処理の結果は、信号IFS2として再生処理ユニット130へ送られる。
RF処理ユニット120j(j=1,2)は、入力フィルタ、高周波増幅器、バンドパスフィルタ(以下、「RFフィルタ」とも呼ぶ)、ミキサ(混合器)、中間周波フィルタ(以下、「IFフィルタ」とも呼ぶ)、中間周波増幅器、局部発振回路等(いずれも不図示)を備えて構成されている。
このRF処理ユニット120jでは、対応するアンテナ110jからの受信信号RFSjが、入力フィルタを通過することにより、帯域外成分が除去された後、高周波増幅器により増幅される。こうして高周波増幅器により増幅された信号は、RFフィルタにより、特定の高周波数範囲の信号が抽出された後、ミキサにおいて、制御ユニット180からの選局指令CSLjに従って局部発振回路により生成された希望局に対応する周波数を有する局部発振信号と混合される。ミキサによる混合結果からIFフィルタにより予め定められた中間周波数帯の信号が選択される。中間周波増幅器は、IFフィルタを通過した信号を増幅する。ここで、中間周波増幅器の増幅率は、再生処理ユニット130からの自動利得制御信号AGCjによって制御されるようになっている。この中間周波増幅器による増幅結果は、信号IFSjとして、再生処理ユニット130へ向けて出力される。
上記の再生処理ユニット130は、制御ユニット180による制御のもとで、RF処理ユニット1201,1202からの信号IFS1,IFS2を処理して、音出力ユニット150へ供給するための音声データADT及び表示ユニット160へ供給するための映像データIDTを生成する。この再生処理ユニット130は、図2に示されるように、再生用OFDM復調部1311と、付加OFDM復調部1312と、デコード部132とを備えている。また、再生処理ユニット130は、音声処理部133と、映像処理部134とを備えている。
上記の再生用OFDM復調部1311は、RF処理ユニット1201における利得の自動制御を行うとともに、RF処理ユニット120j(j=1,2)からの信号IFSj に基づいて、OFDM復調処理を行う。この再生用OFDM復調部1311は、図3に示されるように、AGC制御部2211と、信号合成部222と、復調部2231とを備えている。また、さらに、再生用OFDM復調部1311は、CNR検出部225Mを備えている。
上記のAGC制御部2211は、RF処理ユニット1201からの信号IFS1を受ける。そして、AGC制御部2211は、信号IFS1の信号レベルを検出し、信号レベルを所定レベルとするための自動利得制御信号AGC1を生成する。こうして生成された自動利得制御信号AGC1は、選局中のチャンネルの信号のアンテナ1101における受信レベルを反映したものとなっている。生成された自動利得制御信号AGC1は、RF処理ユニット1201へ送られる。
上記の信号合成部222は、RF処理ユニット1201,1202からの信号IFS1,IFS2を受ける。そして、制御ユニット180による制御のもとで、信号合成処理を行う。
この信号合成部222は、制御ユニット180からの合成制御指令SNCにより合成すべきことが指定された場合には、信号IFS1,IFS2の2つの信号の合成を行い、信号SNDとして復調部2231及びCNR検出部225Mへ送る。一方、信号合成部222は、制御ユニット180からの合成制御指令SNCにより合成すべきではないことが指定された場合には、信号合成を行わず、信号IFS1を信号SNDとして、復調部2231及びCNR検出部225Mへ送る。
上記の復調部2231は、信号合成部222からの信号SNDを受ける。そして、復調部2231は、信号SNDに対してOFDM復調を施す。このOFDM復調結果における音声及び映像に関する部分は、コンテンツ復調信号DMDとして、デコード部132へ向けて出力される。一方、OFDM復調結果における音声及び映像に関するデータ放送部分は、信号DBD1として制御ユニット180へ向けて出力される。かかる信号DBD1に含まれる情報としては、PSI(Program Specific Information)に含まれるNIT(Network Information Table)情報等がある。
上記のCNR検出部225Mは、信号合成部222からの信号SNDを受ける。そして、CNR検出部225Mは、信号SNDにおけるCNR(Carrier to Noise Ratio)を検出する。この検出結果は、検出値CNRMとして、制御ユニット180に報告される。
図2に戻り、上記の付加OFDM復調部1312は、RF処理ユニット1202における利得の自動制御を行うとともに、RF処理ユニット1202からの信号IFS2 に基づいて、OFDM復調処理を行う。この付加OFDM復調部1312は、図4に示されるように、AGC制御部2212と、復調部2232と、検出手段としてのCNR検出部225Sとを備えている。
上記のAGC制御部2212は、RF処理ユニット1202からの信号IFS2を受ける。そして、AGC制御部2212は、信号IFS2の信号レベルを検出し、信号レベルを所定レベルとするための自動利得制御信号AGC2を生成する。こうして生成された自動利得制御信号AGC2は、選局中のチャンネルの信号のアンテナ1102における受信レベルを反映したものとなっている。生成された自動利得制御信号AGC2は、RF処理ユニット1202へ送られる。
上記の復調部2232は、RF処理ユニット1202からの信号IFS2を受ける。そして、復調部2232は、信号IFS2に対してデータ放送部分に関するOFDM復調を施す。このOFDM復調結果は、信号DBD2として制御ユニット180へ向けて出力される。かかる信号DBD2に含まれる情報としては、信号DBD1の場合と同様に、NIT情報等がある。
上記のCNR検出部225Sは、RF処理ユニット1202からの信号IFS2を受ける。そして、CNR検出部225Sは、信号IFS2におけるCNRを検出する。この検出結果は、検出値CNRSとして、制御ユニット180に報告される。
図2に戻り、上記のデコード部132は、再生用OFDM復調部1311からのコンテンツ復調信号DMDを受ける。そして、デコード部132は、コンテンツ復調信号DMDのデコードを行い、音声に関するデコード結果を、復調音声データDADとして、音声処理部133へ送る。また、デコード部132は、映像に関するデコード結果を、復調映像データDIDとして、映像処理部134へ送る。
上記の音声処理部133は、復調音声データDADに基づいて音声データADTを生成する。生成された音声データADTは、音出力ユニット150へ送られる。
上記の映像処理部134は、復調映像データDIDに基づいて映像データIDTを生成する。生成された映像データIDTは、表示ユニット160へ送られる。
図1に戻り、上記の操作入力ユニット140は、受信装置100の本体部に設けられたキー部、及び/又はキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット160に設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。
この操作入力ユニット140を利用者が操作することにより、受信装置100の動作内容の設定が行われる。例えば、利用者による放送事業者を指定した選局指定等が、操作入力ユニット140を利用して行われる。こうした入力内容は、操作入力データIPDとして、操作入力ユニット140から制御ユニット180へ向けて送られる。
上記の音出力ユニット150は、(i)再生処理ユニット130から受信した音声データADTをアナログ信号に変換するDA(Digital to Analogue)変換器と、(ii)当該DA変換器から出力されたアナログ信号を増幅する増幅器と、(iii)増幅されたアナログ信号を音声に変換するスピーカとを備えて構成されている。この音出力ユニット150は、選局されている再生チャンネルの放送波に対応する放送音声を再生出力する。
上記の表示ユニット160は、例えば、(i)液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイスと、(ii)再生処理ユニット130から受信した映像データIDTに従って、当該表示デバイスに画像を表示させる表示制御回路とを備えている。この表示ユニット160は、選局されている再生チャンネルに対応する放送画像を再生表示する。
上記の制御ユニット180は、受信装置100の全体の動作を制御する。この制御ユニット180は、図5に示されるように、記憶手段としての記憶部181と、スキャン手段、生成手段としてのチャンネルリスト作成部182と、最適局サーチ部183とを備えている。また、制御ユニット180は、スキャン条件判断手段としての処理制御部184を備えている。
上記の記憶部181には、図6に示されるように、チャンネルリストCHLと、中継局周波数情報RSFとが記憶される。この記憶部181には、チャンネルリスト作成部182、最適局サーチ部183、及び、処理制御部184がアクセス可能となっている。なお、チャンネルリストCHL及び中継局周波数情報RSFは、チャンネルリスト作成部182により作成、更新されるようになっている。
上記のチャンネルリストCHLには、図7に示されるように、車両が存在する各位置において、放送事業者の指定選局に適切であることが推定される物理チャンネルCHp(p=1,2,…)の周波数FQpと、当該物理チャンネルCHpに対応する放送事業者識別情報BCp及び地域識別情報ARpを含む識別情報とが記憶されている。
上記の中継局周波数情報RSFには、図8に示されるように、上述した物理チャンネルCHp(p=1,2,…)ごとに、当該物理チャンネルCHpの代替局となり得る中継局(#1,#2,…)の周波数情報NTFp,1,NTFp,2,…が記憶されている。
図5に戻り、上記のチャンネルリスト作成部182は、処理制御部184からのスキャン指令SCSを受けると、全物理チャンネルをスキャンする。かかるスキャンに際して、本実施形態では、チャンネルリスト作成部182は、現時点における地上デジタル放送に対応して、UHFにおける13チャンネル(周波数473MHz)から62チャンネル(周波数767MHz)までの1チャンネルごと周波数を指定したスキャン用選局要求SCRを、順次、処理制御部184へ向けて発行しつつ、再生処理ユニット130からの検出値CNRSに基づいて、全物理チャンネルの受信状態を収集する。チャンネルリスト作成部182は、この受信状態の収集と並行して、検出値CNRSが所定値以上である場合に、信号DBD2から、物理チャンネルごとのNIT情報を抽出し、対応する検出値CNRSとともに保持する。
引き続き、チャンネルリスト作成部182は、チャンネルリストCHLの内容と、全物理チャンネルのスキャン結果とに基づいて、チャンネルリストCHL及び中継局周波数情報RSFの更新処理を行う。この更新処理が終了すると、チャンネルリスト作成部182は、その旨を処理制御部184へ報告するようになっている。
ここで、中継局周波数情報RSFの更新処理に際して、チャンネルリスト作成部182は、更新後のチャンネルリストCHLに登録された物理チャンネルごとに、同一放送事業者識別情報及び同一地域識別情報を有する物理チャンネルの周波数情報を抽出する。そして、抽出された周波数情報に基づいて、中継局周波数情報RSFを更新する。なお、チャンネルリストCHLの更新処理の詳細については、後述する。
以下においては、スキャン処理において、検出値CNRSが所定値以上の物理チャンネルとして特定された物理チャンネルを、「特定された物理チャンネル」と呼ぶ。
チャンネルリスト作成部182は、本実施形態では、チャンネルリストCHLの更新処理に際して、チャンネルリストCHLに登録されている放送事業者識別情報のうちに、特定された物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報に含まれない放送事業者識別情報が存在する場合には、当該放送事業者識別情報と関連付けられている地域識別情報が特定された物理チャンネルに対応する地域識別情報に含まれているという条件のもとで、当該放送事業者識別情報に対応する物理チャンネルの情報を、チャンネルリストCHLに残存させるようになっている。
上記の最適局サーチ部183は、処理制御部184からのサーチ指令SRSを受けると、最適局のサーチ処理を行う。このサーチ指令SRSには、再生指定されている放送事業者のチャンネルリストCHL中の物理チャンネルに関する情報が含まれている。
かかるサーチ処理に際して、最適局サーチ部183は、記憶部181内の中継局周波数情報RSFを参照して、再生指定されている物理チャンネルCHpと同一内容の放送を行う中継局ごとの周波数情報NTFp,1,NTFp,2,…を読み取る。そして、最適局サーチ部183は、順次、中継局の周波数情報NTFp,q(q=1,2,…)に含まれる周波数を指定したサーチ用選局要求SRRを、処理制御部184へ向けて発行しつつ、再生処理ユニット130からの検出値CNRSを収集する。
そして、最適局サーチ部183は、検出値CNRSの収集結果に基づいて最適チャンネルを決定する。かかる決定結果は、最適チャンネル報告OPCとして、処理制御部184へ報告される。
上記の処理制御部184は、選局制御を行う。この選局制御に際して、処理制御部184は、RF処理ユニット120j(j=1,2)へ選局指令CSLjを送る。また、処理制御部184は、再生処理ユニット130(より詳しくは、信号合成部222)へ合成制御指令SNCを送る。
この処理制御部184は、操作入力ユニット140から利用者による放送事業者を指定した選局指定を受けると、記憶部181にアクセスする。そして、処理制御部184は、記憶部181内のチャンネルリストCHLを参照して、当該選局指定により指定された放送事業者の物理チャンネルに対応する信号を抽出するための選局指令CSL1,CSL2を生成して、それぞれ、RF処理ユニット1201,1202へ送る。
また、処理制御部184は、再生処理ユニット130からの検出値CNRMを収集して、当該検出値CNRMが所定値未満となるか否かの判定を行う。処理制御部184は、検出値CNRMが所定値未満となった場合に、サーチ指令SRSを最適局サーチ部183に対して発行する。なお、当該サーチ指令SRSには、上述したように再生指定されている物理チャンネルに関する情報が含まれている。
また、処理制御部184は、最適局サーチ部183からのサーチ用選局要求SRRを受けると、サーチ用選局要求SRRに従った選局指令CSL2を生成する。そして、処理制御部184は、当該指令をRF処理ユニット1202へ向けて出力する。また、最適局サーチ部183によるサーチ処理が終了し、処理制御部184が最適チャンネル報告OPCを受けると、サーチ処理により決定された最適チャンネルが、再生処理中の物理チャンネルと同一であるか否かを判定する。この判定の結果が、否定的であった場合には、最適チャンネル報告OPCに従って選局指令CSL1,CSL2を生成する。そして、処理制御部184は、選局指令CSL1,CSL2を、それぞれ、RF処理ユニット1201,1202へ向けて出力する。
また、処理制御部184は、サーチ処理により決定された最適チャンネルが再生処理中の物理チャンネルと同一であるか否かの判定の結果が否定的であった場合には、前回のスキャン処理から放送波の受信状況が大きく変化し、チャンネルリストCHLの更新が必要となったと判断して、スキャン指令SCSをチャンネルリスト作成部182に対して発行する。そして、処理制御部184は、信号IFS1,IFS2を合成しない旨の合成制御指令SNCを生成して再生処理ユニット130へ向けて出力する。
また、処理制御部184は、チャンネルリスト作成部182からのスキャン用選局要求SCRを受けると、サーチ用選局要求SRRに従った選局指令CSL2を生成する。そして、処理制御部184は、当該指令をRF処理ユニット1202へ向けて出力する。
また、処理制御部184は、利用者により、チャンネルリストCHLに登録されていない識別情報に関連付けられた再生指定のための物理チャンネル(以下、「再生物理チャンネル」とも記す)、又は、放送波の受信品質を検出するための物理チャンネル(以下、「検出物理チャンネル」とも記す)を指定した新たな選局指定がなされた場合に、指定された物理チャンネルに対応する選局指令CSL2を生成してRF処理ユニット1202へ送った後に、再生処理ユニット130からの検出値CNRSを収集する。そして、処理制御部184は、検出値CNRSが所定値以上であった場合には、前回のスキャン処理から放送波の受信状況が大きく変化し、チャンネルリストCHLの更新が必要となったと判断して、スキャン指令SCSをチャンネルリスト作成部182に対して発行する。なお、当該新たな選局指定が再生物理チャンネルに関する選局指定であった場合には、処理制御部184は、指定された物理チャンネルに対応する選局指令CSL1を生成してRF処理ユニット1201へ送る処理を併せて行う。
また、処理制御部184は、利用者により、チャンネルリストCHLに登録されている識別情報の1つと同一の識別情報に関連付けられた再生物理チャンネル、又は、検出物理チャンネルを指定した新たな選局指定がなされた場合に、当該物理チャンネル、又は、検出物理チャンネルが、当該同一の識別情報に対応するチャンネルリストCHLに登録されている物理チャンネル(以下、「登録物理チャンネル」とも記す)と異なるときには、指定された物理チャンネルに対応する選局指令CSL2を生成してRF処理ユニット1202へ送った後に、再生処理ユニット130からの検出値CNRSを収集する。引き続き、処理制御部184は、登録物理チャンネルを指定した選局指令CSL2を生成してRF処理ユニット1202へ送った後に、再生処理ユニット130からの検出値CNRSを収集する。そして、処理制御部184は、再生物理チャンネル、又は、検出物理チャンネルを指定したときの検出値CNRSが、登録物理チャンネルを指定したときの検出値CNRSと比べて良好であった場合には、チャンネルリストCHLの更新が必要となったと判断して、スキャン指令SCSをチャンネルリスト作成部182に対して発行する。なお、当該新たな選局指定が再生物理チャンネルに関する選局指定であった場合には、上記と同様に、処理制御部184は、指定された物理チャンネルに対応する選局指令CSL1を生成してRF処理ユニット1201へ送る処理を併せて行う。
なお、処理制御部184は、スキャン処理の終了報告又は最適チャンネル報告OPCを受けると、信号IFS1,IFS2を合成すべき旨の合成制御指令SNCを再生処理ユニット130へ向けて出力する。
[動作]
以上のようにして構成された受信装置100の動作について、制御ユニット180のチャンネルリスト作成部182における記憶部181内のチャンネルリストCHLの更新処理に主に着目して説明する。
以上のようにして構成された受信装置100の動作について、制御ユニット180のチャンネルリスト作成部182における記憶部181内のチャンネルリストCHLの更新処理に主に着目して説明する。
当初においては、制御ユニット180の処理制御部184が信号合成部222へ向けて発行する合成制御指令SNCにより、信号IFS1,IFS2を合成した信号SNDが、復調部2231及びCNR検出部225Mへ向けて送られている(図3参照)。また、処理制御部184は、放送波の受信品質として、CNR検出部225Mからの検出値CNRMを収集しているものとする。そして、処理制御部184は、検出値CNRMに基づいて、最適局サーチ部183に対してサーチ指令SRSを発行するか否かを判断するようになっている。
このような状況のもとで、処理制御部184は、前回のスキャン処理から放送波の受信状況が大きく変化したと判断される上述の事象が発生すると、スキャン条件が満たされ、チャンネルリストCHLの更新が必要となったと判断して、スキャン指令SCSをチャンネルリスト作成部182に対して発行するとともに、信号IFS1,IFS2を合成しない旨の合成制御指令SNCを、信号合成部222へ対して発行する。
処理制御部184からのスキャン指令SCSを受けると、チャンネルリスト作成部182によりチャンネルリストCHLの更新処理が開始される。このチャンネルリストCHLの更新処理では、まず、図9のステップS11において、チャンネルリスト作成部182が、全物理チャンネルのスキャンを実行する。かかるスキャンに際して、チャンネルリスト作成部182は、13チャンネルから62チャンネルまでの1チャンネルごと周波数を指定したスキャン用選局要求SCRを、順次、処理制御部184へ向けて発行しつつ、再生処理ユニット130からの検出値CNRSに基づいて、全物理チャンネルの受信状態を収集する。そして、チャンネルリスト作成部182は、検出値CNRSが所定値以上の物理チャンネルを特定しつつ、特定された物理チャンネルのそれぞれに関する周波数情報、及び、放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報を抽出する。この識別情報は、チャンネルリスト作成部182が、信号DBD2に含まれているNIT情報におけるネットワーク識別子から抽出される。
次に、ステップS12において、チャンネルリスト作成部182が、特定された物理チャンネルのそれぞれに関する識別情報のうちから、最初の識別情報を選択する。
次いで、ステップS13において、チャンネルリスト作成部182が、まず、選択された識別情報を有する物理チャンネルを検索する。そして、検索された物理チャンネルが複数存在するか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS13:N)には、処理はステップS14へ進む。
ステップS14では、チャンネルリスト作成部182が、1つのみ検索された物理チャンネルの周波数情報と、当該物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とを関連付けて、チャンネルリストCHLに追加する。
例えば、図10に示される更新前のチャンネルリストCHLの状態から、全物理チャンネルのスキャンの結果、図11に示される物理チャンネルが特定されたとする。この場合においては、情報「CHX、○○放送、関東広域」、「CHY、△△放送、関東広域」、「CHZ、**テレビ、群馬」を、チャンネルリストCHLに追加する。この後、処理は図9のステップS16へ進む。
一方、ステップS13における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS13:Y)には、処理はステップS15へ進む。ステップS15では、チャンネルリスト作成部182が、複数存在する検索された物理チャンネルのうちから、受信品質が最良の物理チャンネルを選択する。そして、チャンネルリスト作成部182は、受信品質が最良の物理チャンネルの周波数情報と、当該物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とを関連付けて、チャンネルリストCHLに追加する。この後、処理はステップS16へ進む。
ステップS16では、チャンネルリスト作成部182が、抽出された識別情報の種類ごとに、当該識別情報と関連付けられた物理チャンネルのすべてについて、チャンネルリストCHLへの追加処理を行ったか否か、すなわち、上述したステップS13〜S15の処理を行ったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS16:N)には、処理はステップS17へ進む。ステップS17では、チャンネルリスト作成部182が、特定された物理チャンネルのそれぞれに関する識別情報のうちから、次の識別情報を選択する。この後、処理はステップS13へ戻る。
抽出された識別情報の種類ごとに、当該識別情報と関連付けらた物理チャンネルのすべてについて、チャンネルリストCHLへの追加処理を行い、ステップS16における判定の結果が肯定的になると(ステップS16:Y)、処理はステップS18へ進む。
ステップS18では、チャンネルリスト作成部182が、チャンネルリストCHLからの情報の削除処理を行う。かかる情報の削除処理に際しては、図12に示されるように、まず、ステップS21において、チャンネルリスト作成部182が、チャンネルリストCHLに、追加された物理チャンネルの識別情報と同一の識別情報で関連付けられた物理チャンネルの周波数情報が登録されているか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS21:Y)には、処理はステップS22へ進む。ステップS22では、チャンネルリスト作成部182が、当該登録されていた物理チャンネルの周波数情報と、当該物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とを、チャンネルリストCHLから削除する。
このステップS22における処理により、上述した図10におけるチャンネルリストCHLから、情報「CHA、○○放送、関東広域」、「CHB、△△放送、関東広域」が削除されることになる。この後、処理は図12のステップS23へ進む。また、ステップS21における判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)にも、処理はステップS23へ進む。
ステップS23では、チャンネルリスト作成部182が、チャンネルリストCHLに登録されている地域識別情報のうちに、特定された物理チャンネルに対応する地域識別情報に含まれない地域識別情報が存在するか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS23:Y)には、処理はステップS24へ進む。
ステップS24では、特定された物理チャンネルに対応する地域識別情報に含まれない地域識別情報に対応する物理チャンネルの情報を、チャンネルリストCHLから削除する。このステップS24における処理により、チャンネルリストCHLから、「CHC、テレビ□□、埼玉」が、さらに、削除されることになる。この結果、チャンネルリストCHLは、図13に示されるようになる。
この後、チャンネルリスト作成部182は、チャンネルリストCHLの更新処理を終了する。また、ステップS23における判定の結果が否定的であった場合(ステップS23:N)にも、チャンネルリスト作成部182は、チャンネルリストCHLの更新処理を終了する。
なお、今回チャンネルリストCHLの更新処理では、情報「CHD、##テレビ、関東広域」については、今回のスキャンにより特定されなかったが、地域識別が特定された物理チャンネルの地域識別と同じ関東広域なので、チャンネルリストCHLに残存させる。
以上説明したように、本実施形態では、チャンネルリスト作成部182が、全物理チャンネルのスキャンに際して、再生処理ユニット130からの検出値CNRSに基づいて、検出値CNRSが所定値以上の物理チャンネルを特定しつつ、特定された物理チャンネルのそれぞれに関する周波数情報、及び、放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報を抽出する。そして、チャンネルリスト作成部182は、特定された物理チャンネルのうちにおいて、識別情報の種類ごとに、受信品質が最良の物理チャンネルを選択し、選択された物理チャンネルの周波数情報と、当該選択された物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とを関連付けて、チャンネルリストCHLに追加する。また、チャンネルリスト作成部182は、既に、追加された物理チャンネルの識別情報と同じ識別情報と関連付けられた物理チャンネルの周波数情報が登録されていた場合には、登録されていた物理チャンネルの周波数情報と、当該物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とを、チャンネルリストCHLから削除する。
また、本実施形態では、チャンネルリスト作成部182は、チャンネルリストに登録されている地域識別情報のうちに、特定された物理チャンネルに対応する地域識別情報に含まれない地域識別情報が存在する場合には、当該地域識別情報に対応する物理チャンネルの情報を、チャンネルリストCHLから削除する。このため、位置検出手段により車両が存在する各位置を特定することなく、車両が存在する各位置における放送事業者の指定選局に適切なチャンネルリストCHLに更新することができる。
したがって、本実施形態によれば、記憶資源を節約しつつ、車両が存在する各位置において、受信に適切な物理チャンネルに関する情報が登録されたチャンネルリストを用意することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、CNR(Carrier to Noise Ratio)に基づいて、放送波の受信品質を評価した。これに対して、受信品質の評価は、RF処理ユニット120j(j=1,2)からの出力信号に対してAGC(Auto Gain Control)を行う場合におけるAGC信号の値、ミキサから取得可能なRSSI(Received Signal Strength Indicator)、映像伝送方式にMPGG2−TS方式を採用した場合におけるパケットエラーフラグ等に基づいて行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態の受信装置は、アンテナとRF処理ユニットとの組を2組備えることとしたが、アンテナとRF処理ユニットとの組は1組であってもよいし、3組以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、チャンネルリスト作成部は、全物理チャンネルをスキャンすることとした。これに対して、最適局サーチ部がサーチ処理の際に受信品質を確認した物理チャンネルについては、チャンネルリスト作成部が、スキャンを行う物理チャンネルから外すようにしてもよい。この場合においては、チャンネルリスト作成部は、最適局サーチ部からサーチ処理の際に確認した放送波の受信品質を取得し、当該受信品質が所定値以上のものを特定する物理チャンネルに加えるようにすればよい。
また、上記の実施形態では、チャンネルリスト作成部は、最適局サーチ部によるサーチ後に、全物理チャンネルのスキャンを行うこととした。これに対して、スキャンを行うタイミングは、利用者が指定するようにすることができる。かかるタイミングとしては、利用者が受信装置からの音声及び映像を視聴していないとき(例えば、オーディオ機器により楽曲を再生しているとき)に、スキャンを行うようにしてもよい。
また、表示ユニットを利用して、最新のスキャンにより特定された物理チャンネルに対応する情報と、最新のスキャンにより特定されなかった物理チャンネルに対応する情報とを区別して、利用者に提示するようにしてもよい。
また、上記の実施形態においては、車両に搭載される受信装置に本発明を適用したが、車両以外の他の移動体(例えば、携帯電話)に搭載される放送受信機能を有する装置に本発明を適用することもできる。
なお、上記の実施形態における制御ユニット180の一部又は全部を中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、読出専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
100 … 受信装置
181 … 記憶部(記憶手段)
182 … チャンネルリスト作成部(スキャン手段、生成手段)
184 … 処理制御部(スキャン条件判断手段)
225S … CNR検出部(検出手段)
181 … 記憶部(記憶手段)
182 … チャンネルリスト作成部(スキャン手段、生成手段)
184 … 処理制御部(スキャン条件判断手段)
225S … CNR検出部(検出手段)
Claims (11)
- 移動体に搭載され、放送波を受信する受信装置であって、
前記放送波の物理チャンネルの周波数情報と、前記物理チャンネルに対応する前記放送波から抽出された放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とが関連付けられたチャンネルリストを記憶する記憶手段と;
受信品質検出のための選局指定が行われた検出指定物理チャンネルの放送波の受信品質を検出する検出手段と;
前記記憶手段に記憶されているチャンネルリストと、前記検出手段による検出結果とにより定まるスキャン条件が満たされたか否かを判断するスキャン条件判断手段と;
前記スキャン条件が満たされた場合に、全物理チャンネルをスキャンし、受信品質が所定値以上の物理チャンネルを特定しつつ、前記特定された物理チャンネルのそれぞれに関する周波数情報、放送事業者識別情報及び地域識別情報を抽出するスキャン手段と;
前記記憶手段に記憶されている前記チャンネルリストと、前記スキャン手段による抽出結果とに基づいて、新たなチャンネルリストを生成し、前記記憶手段に記憶させる生成手段と;
を備えることを特徴とする受信装置。 - 前記スキャン条件判断手段は、前記検出された受信品質が所定値以上の検出指定物理チャンネルに対応する識別情報が前記チャンネルリストに登録されていないという第1条件、及び、前記検出された受信品質が所定値以上の検出指定物理チャンネルに対応する識別情報が前記チャンネルリストに登録されており、かつ、前記検出指定物理チャンネルの放送波の受信品質が前記登録されている物理チャンネルの放送波の受信品質に比べて良好であるという第2条件のいずれかが満たされた場合に、前記スキャン条件が満たされたと判断する、ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
- 前記スキャン条件判断手段は、再生指定されている物理チャンネルに代えて最適な物理チャンネルを決定するサーチ処理の際における前記検出手段による検出結果を取得して、前記第2条件が満たされるか否かの判断を行う、ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
- 前記スキャン条件判断手段は、前記サーチ処理以外で、前記チャンネルリストに登録されている識別情報の1つと同一の識別情報に対応し、前記登録されている同一の識別情報に関連付けられて前記チャンネルリストに登録されている登録物理チャンネルとは異なる物理チャンネルの受信品質が検出された場合に、前記登録物理チャンネルの受信品質を新たに取得して、前記第2条件が満たされるか否かの判断を行う、ことを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
- 前記生成手段は、
前記スキャン手段により特定された物理チャンネルのうちにおいて、識別情報の種類ごとに、受信品質が最良の物理チャンネルを選択し、前記選択された物理チャンネルの周波数情報と、前記選択された物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とを関連付けて、前記チャンネルリストに追加するとともに、
前記チャンネルリストに、既に、前記追加された物理チャンネルの識別情報と同じ識別情報と関連付けられた物理チャンネルの周波数情報が登録されていた場合には、前記登録されていた物理チャンネルの周波数情報と、前記物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とを、前記チャンネルリストから削除する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の受信装置。 - 前記生成手段は、前記チャンネルリストに登録されている地域識別情報のうちに、前記特定された物理チャンネルに対応する地域識別情報に含まれない他地域識別情報が存在する場合には、前記他地域識別情報に対応する物理チャンネルの情報を、前記チャンネルリストから削除する、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の受信装置。 - 前記生成手段は、前記チャンネルリストに登録されている放送事業者識別情報のうちに、前記特定された物理チャンネルに対応する放送事業者識別情報に含まれない他放送事業者識別情報が存在する場合には、前記他放送事業者識別情報と関連付けられている地域識別情報が前記特定された物理チャンネルに対応する地域識別情報に含まれているという条件のもとで、前記他放送事業者識別情報に対応する物理チャンネルの情報を、前記チャンネルリストに残存させる、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の受信装置。 - 利用者に対して前記チャンネルリストの内容を提示する提示手段を更に備え、
前記提示手段は、前記スキャン手段による最新のスキャンにより特定された物理チャンネルに対応する情報と、前記最新のスキャンにより特定されなかった物理チャンネルに対応する情報とを区別して提示する、
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の受信装置。 - 移動体に搭載され、放送波を受信し、前記放送波の物理チャンネルの周波数情報と、前記物理チャンネルに対応する前記放送波から抽出された放送事業者識別情報及び地域識別情報を含む識別情報とが関連付けられたチャンネルリストを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶されている前記チャンネルリストを参照しつつ、選局処理を行う受信装置において使用される受信処理方法であって、
受信品質検出のための選局指定が行われた検出指定物理チャンネルの放送波の受信品質を検出する検出工程と;
前記記憶手段に記憶されているチャンネルリストと、前記検出工程における検出結果とにより定まるスキャン条件が満たされたか否かを判断するスキャン条件判断工程と;
前記スキャン条件が満たされた場合に、全物理チャンネルをスキャンし、受信品質が所定値以上の物理チャンネルを特定しつつ、前記特定された物理チャンネルのそれぞれに関する周波数情報、放送事業者識別情報及び地域識別情報を抽出するスキャン工程と;
前記記憶手段に記憶されている前記チャンネルリストと、前記スキャン工程における抽出結果とに基づいて、新たなチャンネルリストを生成し、前記記憶手段に記憶させる生成工程と;
を備えることを特徴とする受信処理方法。 - 請求項9に記載の受信処理方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする受信処理プログラム。
- 請求項10に記載の受信処理プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2009090272A JP2010245694A (ja) | 2009-04-02 | 2009-04-02 | 受信装置、受信処理方法、受信処理プログラム及びその記録媒体 |
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JP2014072758A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Pioneer Electronic Corp | 受信装置及び受信処理方法 |
JP2016072934A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-09 | アルパイン株式会社 | デジタル放送受信装置 |
-
2009
- 2009-04-02 JP JP2009090272A patent/JP2010245694A/ja active Pending
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