JP2008272176A - 弾球遊技機の発射ハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】メダルやコイン等の異物を側方から挟み込んで回動操作体を固定するという行為を阻止できる弾球遊技機の発射ハンドルを提供する。
【解決手段】遊技者が掌でフェースカバー9を握りながら指先をリング部10eの指当部10fに押し当てて回動操作体10を回動操作すると、回動操作体10の回動角度に応じて遊技球の発射強度が調整される弾球遊技機の発射ハンドル7において、回動操作体10のリング部10eをベース体8の筒状突堤8bとフェースカバー9の後端面間に画成される環状間隙14内に前後方向へ移動可能に配置することにより、メダルやコイン等の異物18をリング部10eの前後の隙間S1,S2に挟み込んで回動操作体10を固定することができないようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出す弾球遊技機の発射ハンドルに関するものである。
この種の発射ハンドルは、弾球遊技機の前面枠下方に固定されたベース体と、このベース体の前端部に回動可能に支持された回動操作体などを備えており、回動操作体はトーションばね等からなる戻しばねによって初期位置へ回動付勢されている。回動操作体は遊技者によって手動操作される可動側部材であり、回動操作体の回動角度に応じて遊技球の発射強度が調整されるようになっている。この場合、遊技者が掌で回動操作体を把持した姿勢を長時間維持することはかなりの疲労を伴うため、回動操作体の前方にベース体に連結固定された円椀状のフェースカバーを配設し、遊技者が掌でフェースカバーを握りながら回動操作体を指先で回動操作するようにした構成が広く採用されている。また、回動操作体の外周面には複数の指当部が周方向に所定間隔をおいて突設されており、これら指当部の一部は前方へ突出してフェースカバーの外周面と対向している。したがって、遊技者は複数の指先(親指や人差し指など)を各指当部に対して広い接触面積で押し当てることができ、弾性部材から各指に作用する単位面積当たりの復帰力が可及的に小さくなるため、遊技者の各指が受ける疲労の度合いを大幅に低減できるようになっている。
ところで、上記のごとく構成された発射ハンドルにおいては、固定側部材であるフェースカバーの後端部周囲に可動側部材である指当部の突出部分が延在しており、これらフェースカバーの外周面と指当部の突出部分との間に隙間ができるため、この隙間にメダルやコイン等の異物を前方から挟み込んで回動操作体を固定するという不正行為が行われやすくなる。そこで従来、指当部を回動操作体の外周面から前方へ突出しないように設けることにより、コイン等の異物で回動操作体を固定する行為を阻止するようにした弾球遊技機の発射ハンドルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このものは、指当部からフェースカバーの後端外周面に対向する突出部分が省略されているため、フェースカバーの後端部周囲にコイン等の異物を挟み込める隙間は存在せず、当該隙間に異物を挟み込んで回動操作体を固定することはできないようになっている。
特開2001−170267号公報
前述したように、特許文献1に開示された従来の発射ハンドルでは、フェースカバーの後端外周面と回動操作体の指当部との間にコイン等の異物を前方から挟み込めないようになっているが、フェースカバーの後端面と回動操作体の前端面との間に異物を側方から挟み込んで回動操作体を固定するという行為を阻止することはできない。すなわち、ベース体とフェースカバーは互いに一体化されて固定側部材をなすものであり、これらベース体とフェースカバーとの間に可動側部材である回動操作体が回動可能に配設されている関係上、フェースカバーの後端面と回動操作体の前端面との間には回動操作体の円滑な回動を確保するための隙間(クリアランス)が必要となる。したがって、この隙間に対してコイン等の異物を側方から略垂直姿勢で差し込むと、異物をフェースカバーの後端面と回動操作体の前端面との間に挟み込むことができるため、かかる側方からの異物の挟み込みによる回動操作体の固定行為を阻止することはできなかった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、メダルやコイン等の異物を側方から挟み込んで回動操作体を固定するという行為を阻止できる弾球遊技機の発射ハンドルを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、外周部に前方へ突出する筒状突堤が設けられたベース体と、このベース体に固定されて前記筒状突堤との間に環状間隙を画成する円椀状のフェースカバーと、前記環状間隙内に回動可能に配設された回動操作体と、この回動操作体を回動方向の初期位置に付勢する戻しばねと、前記回動操作体の回動を検出する回動検出手段とを備え、前記回動操作体の回動角度に応じて遊技球の発射強度が調整される弾球遊技機の発射ハンドルにおいて、前記回動操作体に、その回転中心軸を同心円として前後方向へ延びる環状本体部と、この環状本体部の外周面から径方向外側へ突出するリング部とを設け、このリング部を前記環状間隙の内部に前後方向へ移動可能に配置すると共に、前記環状本体の外周面を前記筒状突堤と前記フェースカバーの内周面に対向させる構成とした。
このように構成された弾球遊技機の発射ハンドルでは、回動操作体に設けられたリング部がベース体とフェースカバー間に画成される環状間隙内を前後方向へ移動可能となっており、フェースカバーの後端面とリング部の前端面間に生じる隙間、あるいはベース体に設けられた筒状突堤の前端面とリング部の後端面間に生じる隙間にメダルやコイン等の異物を側方から挿入すると、その挿入力によって回動操作体が前後進して上記隙間が広げられるので、異物を側方から挟み込んで回動操作体を固定するという行為を阻止できる。また、回動操作体に設けられた環状本体部の外周面が筒状突堤とフェースカバーの内周面に対向しているので、リング部の前後方向の位置に拘わらず環状間隙は環状本体部によって常時閉塞されることになり、異物が環状間隙からベース体やフェースカバーの内部に誤挿入されることはない。
上記の構成において、回動操作体の回動を検出する回動検出手段が、回動操作体の中心部に設けられて後方へ突出する筒状伝達体と、この筒状伝達体の外周面に刻設されたギア部に噛合する歯車と、この歯車を介して回転駆動されるロータリボリューム等の回転操作型電気部品とを備え、筒状伝達体のギア部が歯車に対して前後方向へスライド可能に噛合していると、光学式や磁気式などに比べて安価な接触式の回転操作型電気部品を使用しつつ、回動操作体の回転力をその前後方向の全範囲で回転操作型電気部品に確実に伝達することができる。
また、上記の構成において、回動操作体を初期位置に付勢する戻しばねが巻回部から一対の腕部を突出させたトーションばねからなり、これら両腕部の一方を回動操作体に掛止すると共に他方をばね受体に掛止し、このばね受体をベース体とフェースカバーのいずれか一方に回転不能かつ前後進可能に支持すると、回動操作体の前後進に伴ってばね受体が同方向へ前後進するため、回動操作体の前後進移動によってトーションばねの両腕部が巻回部の軸線方向へ変形することはなく、回動操作体をその前後方向の全範囲に亘って安定した付勢力で初期位置に復帰させることができる。
本発明による弾球遊技機の発射ハンドルは、回動操作体に設けられたリング部がベース体とフェースカバー間に画成される環状間隙内を前後方向へ移動可能となっており、フェースカバーの後端面とリング部の前端面間に生じる隙間、あるいはベース体に設けられた筒状突堤の前端面とリング部の後端面間に生じる隙間にメダルやコイン等の異物を側方から挿入すると、その挿入力によって回動操作体が前後進して上記隙間が広げられるので、異物を側方から挟み込んで回動操作体を固定するという行為を阻止できる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る弾球遊技機の斜視図、図2は該弾球遊技機に備えられる発射ハンドルの斜視図、図3は該発射ハンドルの側面図、図4は該発射ハンドルの分解斜視図、図5は該発射ハンドルの内部構造を示す斜視断面図、図6は該発射ハンドルに備えられる回動操作体の前後進動作を示す断面図、図7は図6に対応する斜視断面図である。
図1に示すように、本実施形態例に係る弾球遊技機は、遊技場の島設備に設置される機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2に収容された遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス枠4と、前面枠2の下側に配設された受皿5を有する前面ボード6と、前面ボード6に取り付けられた発射ハンドル7等を具備しており、この発射ハンドル7によって受皿5に貯留された遊技球が遊技盤3の遊技領域に向けて発射されるようになっている。
図2〜図5に示すように、前記発射ハンドル7は、前面ボード6に取り付けられて前方へ突出するベース体8と、このベース体8に固定された円椀状のフェースカバー9と、これらベース体8とフェースカバー9との間に回動可能かつ前後進可能に配設された回動操作体10とによって主に構成されており、遊技者の指先で操作される回動操作体10の回動角度に応じて遊技球の発射強度が調整されるようになっている。
ベース体8は円形の基板部8aを有し、この基板部8aの外周縁には前方へ突出する筒状突堤8bが形成されている。基板部8aにはガイド突起8cと複数本の支柱8dが前方に向けて突設されており、ガイド突起8cの先端部分は断面D形状にカットされている。また、基板部8aにはプッシュスイッチ11とロータリボリューム12が実装されている。プッシュスイッチ11の操作レバー11aは筒状突堤8bの外方へ突出しており、遊技球の発射動作中に操作レバー11aを押圧操作すると、遊技球の発射が一時停止されるようになっている。ロータリボリューム12の回転軸には平歯車13が固着されており、この平歯車13の各歯部は回動操作体10の回転中心軸と平行に延びている。ロータリボリューム12は回動操作体10の回動量を検出する回転操作型電気部品であり、その検出信号に基づいて図示せぬ発射装置のモータが打撃槌の回転駆動力を制御することにより、前述したように遊技球の発射強度が調整される。
フェースカバー9の内面中央には後方へ突出する円筒状の軸受部9aが形成されており、このフェースカバー9と前記ベース体8とは基板部8aの裏面から各支柱8dに挿入したネジ(図示せず)を用いて一体化されている。ただし、フェースカバー9の後端面とベース体8の筒状突堤8bとの間には幅寸法Wの環状間隙14が画成されており、この環状間隙14から回動操作体10が回動可能に露出している。
回動操作体10の後端面には筒状伝達体15がネジ止め等の固定手段を用いて一体化されており、この筒状伝達体15は回動操作体10の回転中心軸に沿って後方へ突出している。筒状伝達体15の先端部はベース体8の基板部8aの中央孔に回転可能かつ前後進可能に支持されており、筒状伝達体15は回動操作体10をベース体8に軸支する回転軸として機能している。筒状伝達体15の外周面にはギア部15aが刻設されており、このギア部15aが前述した平歯車13と噛合することにより、回動操作体10の回転が筒状伝達体15と平歯車13を介してロータリボリューム12の回転軸に伝達される。この場合、ギア部15aが平歯車13よりも軸線方向に長めに形成されているため、回動操作体10の前後方向の位置に拘わらずギア部15aは平歯車13に対して噛合状態を維持することができるようになっている。なお、ギア部15aと平歯車13は少なくとも回動操作体10の回動範囲(0°〜約100°)内で噛合していれば良く、本実施形態例ではギア部15aを筒状伝達体15の外周面に部分的に刻設してあるが、ギア部15aを筒状伝達体15の全周方向に亘って刻設しても良い。
回動操作体10の前端面中央には回転支持軸10aが回転中心軸に沿って前方へ突出しており、この回転支持軸10aはフェースカバー9の軸受部9aに回転可能かつ前後進可能に支持されている。すなわち、回動操作体10は固定側部材であるベース体8とフェースカバー9に対して回転可能であると共に前後方向へ移動可能となっている。また、回動操作体10には複数の円弧状孔10bが形成されており、これら円弧状孔10bは回転支持軸10aと同心円状に延びている。ベース体8のガイド突起8cと各支柱8dは円弧状孔10bを挿通してフェースカバー9の内部に達しており、回動操作体10の回動範囲は円弧状孔10bの周方向の両端が支柱8dに当接することによって規定される。
回動操作体10は戻しばねであるトーションばね16の弾発力によって回動方向の初期位置に回動付勢されている。このトーションばね16の巻回部16aは回転支持軸10aに保持されており、巻回部16aから突出する一方の腕部16bは回転支持軸10aの基端側近傍に形成されたばね受部10cに掛止され、巻回部16aから突出する他方の腕部16cはばね受体17に掛止されている。このばね受体17には断面D形状のガイド孔17aが形成されており、ガイド孔17aはベース体8に突設されたガイド突起8cに摺動自在に挿入されている。したがって、回動操作体10がベース体8とフェースカバー9に対して前後方向へ移動すると、それに伴ってばね受体17もガイド突起8cの軸線方向へ前後進するため、回動操作体10の前後進位置に拘わらずトーションばね16の両腕部16b,16c間に安定した捩り力を発生させることができる。なお、ガイド突起8cをベース体8の代わりにフェースカバー9側に設け、このフェースカバー9側のガイド突起にばね受体17を回転不能かつ前後進可能に支持するようにしても良い。
回動操作体10には回転支持軸10aと筒状伝達体15を包囲する環状本体部10dが形成されており、この環状本体部10dは回動操作体10の回転中心軸を同心円として前後方向へ延びている。環状本体部10dの外周面は筒状突堤8bとフェースカバー9の内周面に対向した状態で環状間隙14から露出しているが、環状本体部10dは環状間隙14の幅寸法Wに対して十分に幅広(例えば約2倍)に設定されている。したがって、回動操作体10がベース体8とフェースカバー9に対して前後方向へ移動しても、環状間隙14は環状本体部10dによって常時閉塞されることになり、異物が環状間隙14からベース体8やフェースカバー9の内部に誤挿入されることはない。
環状本体部10dの外周面の幅方向中央にはリング部10eが形成されており、このリング部10eは環状間隙14を挿通して径方向外側へ突出している。図3に示すように、リング部10eの幅寸法W1は環状間隙14の幅寸法Wよりも幅狭に設定されており、回動操作体10は環状間隙14とリング部10eの幅差相当分(W−W1)だけ前後方向へ移動可能となっている。すなわち、リング部10eの後端面と筒状突堤8bの前端面との間に生じる隙間をS1、フェースカバー9の後端面とリング部10eの前端面との間に生じる隙間をS2とすると、リング部10eの幅寸法W1と両隙間S1,S2を総和した長さが環状間隙14の幅寸法Wであるから、回動操作体10は隙間S1と隙間S2を加えた長さ相当分だけ前後方向へ移動することができる。隙間S1と隙間S2を加えた長さをSとすると、長さSは例えば4〜8mm程度に設定されている。
リング部10eには複数の指当部10fが周方向に所定間隔をおいて突設されており、遊技者は各指当部10fに指先を押し当てながら回動操作体10を回動操作できるようになっている。なお、回動操作体10は合成樹脂材料の表面に良導電性のメッキ加工を施したものからなり、図示せぬタッチ回路に接続されている。このタッチ回路は回動操作体10が遊技者に接触しているか否かを判定するもので、接触している場合は前述した発射装置のモータへの電力供給を可能にする。
上述のごとく構成された弾球遊技機において、遊技者が掌でフェースカバー9を握りながら指先を指当部10fに押し当てて回動操作体10を回動操作すると、回動操作体10は回転支持軸10aと筒状伝達体15を中心に回転し、その回転が筒状伝達体15のギア部15aと平歯車13を介してロータリボリューム12の回転軸に伝達される。その結果、ロータリボリューム12から回動操作体10の回動量が検出されるため、この検出信号に基づいて前記発射装置のモータを制御することにより、受皿5に貯留された遊技球が回動操作体10の回動量に応じた発射強度で遊技盤3の遊技領域に向けて発射される。また、かかる回動操作体10の回動操作に伴ってトーションばね16が蓄力されていき、回動操作体10に対する回動操作力が除去されると、回動操作体10はこのトーションばね16の弾発力によって初期位置に自動復帰する。
ここで、本実施形態例に係る発射ハンドル7は、回動操作体10のリング部10eがベース体8の筒状突堤8bとフェースカバー9の後端面間に画成される環状間隙14内を前後方向へ移動可能となっているため、メダルやコイン等の異物をリング部10eの前後の隙間S1,S2に挟み込んで回動操作体10を固定することができないようになっている。すなわち、図6(A)と図7(A)に示すように、リング部10eの後端面と筒状突堤8bの前端面との間に生じる隙間S1にメダルやコイン等の異物18を側方から挿入すると、異物18は環状本体部10dの外周面に当接することで挿入量が規定されると共に、異物18の挿入力によって回動操作体10が前方へ移動して隙間S1が広げられるため、異物18をリング部10eと筒状突堤8bとの間に挟み込んで回動操作体10を固定することはできなくなる。一方、図6(B)と図7(B)に示すように、フェースカバー9の後端面とリング部10eの前端面との間に生じる隙間S2にメダルやコイン等の異物18を側方から挿入すると、異物18は環状本体部10dの外周面に当接することで挿入量が規定されると共に、異物18の挿入力によって回動操作体10が後方へ移動して隙間S2が広げられるため、異物18をフェースカバー9とリング部10eとの間に挟み込んで回動操作体10を固定することはできなくなる。また、回動操作体10の指当部10fがリング部10eと同一幅に設定されているため、回動操作体10の前後位置に拘わらず指当部10fとフェースカバー9の後端外周面とがオーバーラップすることはなく、異物18を指当部10fとフェースカバー9との間に前方から挟み込むこともできない。このように異物18の挟み込みによって回動操作体10を回動位置に固定することができないため、遊技者は必ず指先で回動操作体10を回動操作して遊技しなければならず、回動操作体10を異物18で固定した状態で遊技するという不正行為を阻止することができる。
また、本実施形態例に係る発射ハンドル7では、回動操作体10の回動を検出する回動検出手段が、回動操作体10の中心部に設けられて後方へ突出する筒状伝達体15と、この筒状伝達体15の外周面に刻設されたギア部15aに噛合する平歯車13と、この平歯車13を介して回転駆動されるロータリボリューム12とを備え、回動操作体10の前後進動作に伴って筒状伝達体15のギア部15aが平歯車13に対して前後方向へスライド移動するようになっているので、回動操作体10の回転力をその前後方向の全範囲でロータリボリューム12に確実に伝達することができる。
さらに、本実施形態例に係る発射ハンドル7では、回動操作体10を初期位置に回動付勢する戻しばねが巻回部16aから一対の腕部16b,16cを突出させたトーションばね16からなり、一方の腕部16bを回動操作体10に掛止すると共に他方の腕部16cをばね受体17に掛止し、このばね受体17をベース体8のガイド突起8cに回転不能かつ前後進可能に支持させているので、回動操作体10の前後進動作に伴ってばね受体17も同方向へ前後進し、トーションばね16の両腕部16b,16cが巻回部16aの軸線方向へ不所望に撓められてしまうことを防止できる。その結果、回動操作体10を前後方向のどの位置で回動操作してもトーションばね16に安定した弾発力を蓄力することができ、回動操作体10をその前後方向の全範囲に亘って安定した付勢力で初期位置に復帰させることができる。
なお、上記実施形態例では、回動操作体10の指当部10fをリング部10eと同一幅に設定することより、指当部10fとフェースカバー9との間に異物18を挟み込めないようにしているが、指当部10fの一部をリング部10eよりも前方へ突出させて遊技者の指先に対する接触面積を広くすることも可能である。例えば、指当部10fに両隙間S1,S2を加えた長さSと同程度の突出部分を形成すると、回動操作体10が環状間隙14の前方に位置しているときだけ、指当部10fの突出部分とフェースカバー9の後端外周面との間に隙間が存在するが、この隙間に対してメダルやコイン等の異物18を前方から挿入したとても、その挿入力によって回動操作体10が後方へ移動して指当部10fの突出部分がフェースカバー9の後端外周面から離れるため、指当部10fとフェースカバー9との間に異物18を挟み込むことはできない。
本発明の実施形態例に係る弾球遊技機の斜視図である。 該弾球遊技機に備えられる発射ハンドルの斜視図である。 該発射ハンドルの側面図である。 該発射ハンドルの分解斜視図である。 該発射ハンドルの内部構造を示す斜視断面図である。 該発射ハンドルに備えられる回動操作体の前後進動作を示す断面図である。 図6に対応する斜視断面図である。
符号の説明
7 発射ハンドル
8 ベース体
8a 基板部
8b 筒状突堤
8c ガイド突起
8d 支柱
9 フェースカバー
9a 軸受部
10 回動操作体
10a 回転支持軸
10b 円弧状孔
10c ばね受部
10d 環状本体部
10e リング部
10f 指当部
12 ロータリボリューム(回転操作型電気部品)
13 平歯車
14 環状間隙
15 筒状伝達体
15a ギア部
16 トーションばね(戻しばね)
16a 巻回部
16b,16c 腕部
17 ばね受体
17a ガイド孔
18 異物
S1,S2 隙間

Claims (3)

  1. 外周部に前方へ突出する筒状突堤が設けられたベース体と、このベース体に固定されて前記筒状突堤との間に環状間隙を画成する円椀状のフェースカバーと、前記環状間隙内に回動可能に配設された回動操作体と、この回動操作体を回動方向の初期位置に付勢する戻しばねと、前記回動操作体の回動を検出する回動検出手段とを備え、前記回動操作体の回動角度に応じて遊技球の発射強度が調整される弾球遊技機の発射ハンドルにおいて、
    前記回動操作体に、その回転中心軸を同心円として前後方向へ延びる環状本体部と、この環状本体部の外周面から径方向外側へ突出するリング部とを設け、このリング部を前記環状間隙の内部に前後方向へ移動可能に配置すると共に、前記環状本体の外周面を前記筒状突堤と前記フェースカバーの内周面に対向させたことを特徴とする弾球遊技機の発射ハンドル。
  2. 請求項1の記載において、前記回動検出手段が、前記回動操作体の中心部に設けられて後方へ突出する筒状伝達体と、この筒状伝達体の外周面に刻設されたギア部に噛合する歯車と、この歯車を介して回転駆動される回転操作型電気部品とを備え、前記筒状伝達体の前記ギア部が前記歯車に対して前後方向へスライド可能に噛合していることを特徴とする弾球遊技機の発射ハンドル。
  3. 請求項1の記載において、前記戻しばねが巻回部から一対の腕部を突出させたトーションばねからなり、これら両腕部の一方を前記回動操作体に掛止すると共に他方をばね受体に掛止し、このばね受体を前記ベース体と前記フェースカバーのいずれか一方に回転不能かつ前後進可能に支持したことを特徴とする弾球遊技機の発射ハンドル。
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