JP2005027882A - パチンコ機の発射操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技者の無駄球消費の可能性を少なくできる発射操作装置を得ることを目的とする。
【解決手段】グリップ部と、発射停止スイッチ15と、発射力調整ボリューム7と、発射力調整ボリューム操作体(回転操作部材6)とを備え、グリップ部がグリップ本体2と、回転操作体3と、戻り力を回転操作体3に付与する戻し手段(コイルばね22)と、グリップキャップ5とで構成され、回転操作体3がスイッチ作動子103を備え、回転操作体3が戻し手段による戻り力で初期位置に回転した場合にスイッチ作動子103が発射停止スイッチ15をオンして球の発射を停止させるとともに、回転操作体3が戻し手段に抗して回転操作された場合にスイッチ作動子103が発射停止スイッチ15のオン状態を解除するよう構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】グリップ部と、発射停止スイッチ15と、発射力調整ボリューム7と、発射力調整ボリューム操作体(回転操作部材6)とを備え、グリップ部がグリップ本体2と、回転操作体3と、戻り力を回転操作体3に付与する戻し手段(コイルばね22)と、グリップキャップ5とで構成され、回転操作体3がスイッチ作動子103を備え、回転操作体3が戻し手段による戻り力で初期位置に回転した場合にスイッチ作動子103が発射停止スイッチ15をオンして球の発射を停止させるとともに、回転操作体3が戻し手段に抗して回転操作された場合にスイッチ作動子103が発射停止スイッチ15のオン状態を解除するよう構成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機において球を発射するために人為操作される発射操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の発射操作装置は、遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ本体と、グリップ本体より前側で回転可能にグリップ本体に取付けられ回転操作で発射力調整ボリューム(可変抵抗器)のボリューム軸を回転させて遊技球の発射力の増減を操作するための回転操作体と、回転操作体への回転操作で戻り力を蓄積するとともに当該回転操作の解除に伴う戻り力を回転操作体に付与する戻しばねと、回転操作体より前側で回転操作体の回転維持形態でグリップ本体に設けられたグリップキャップとを備えている。上記回転操作体には片手全体で回転操作体を操作するための指掛け部が設けられ回転操作体は手の大きさに合わせた大きさに形成されている。そして、回転操作体を回転操作したとき回転操作体には戻しばねによって回転操作体を初期位置に戻そうとする力が付与されているので、遊技者が回転操作体を所望の位置に保持するためには上記戻しばねの力に抗して回転操作体の位置を保持し続けなければならず、遊技者は疲れてしまう。一方で、回転操作体の操作に伴う遊技者の疲労を軽減するために、上述のような大きな回転操作体を設けずに、発射力調整ボリュームのボリューム軸に指先で操作可能な小さな回転操作ダイヤルを回転可能に取付け、回転操作ダイヤルを操作して遊技球の発射力を調整できるように構成された発射操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この発射操作装置では、固定グリップに回転操作ダイヤルを設けており、回転操作ダイヤルには戻しばねが設けられていないので、回転操作ダイヤルで発射力を調整した後は固定グリップの上に手を乗せておけば良く上述のような回転操作体を保持しなくてもよくなるので、遊技者は疲れない。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−303484号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、固定グリップの中ケースがタッチ検出器の接触検出体となっており、遊技者が中ケースの周面上から手を離せば球は発射されない。即ち、遊技者が接触検出体である中ケースに触れなければタッチ検出器で静電容量の変化が検出されず、発射制御装置によりソレノイドなどの発射装置は駆動されない。しかし、特許文献1のものでは、前の遊技者が回転操作ダイヤルの位置をそのままにして遊技を終了した後に次の遊技者が操作ハンドルの中ケースに触れた途端にパチンコ球が発射されてしまい、この遊技者が無駄な球を費やしてしまう可能性が多いという課題があった。
本発明は、遊技者の無駄球消費の可能性を少なくできる発射操作装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明では、遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部の内側に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射力調整ボリューム操作体とを備え、グリップ部が遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ本体と、グリップ本体より前側で回転可能にグリップ本体に設けられた人為操作可能な回転操作体と、回転操作体への回転操作で戻り力を蓄積するとともに当該回転操作の解除に伴う戻り力を回転操作体に付与する戻し手段と、回転操作体より前側で回転操作体の回転維持形態でグリップ本体に設けられたグリップキャップとで構成され、回転操作体がスイッチ作動子を備え、回転操作体が戻し手段による戻り力で初期位置に回転した場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させるとともに、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチのオン状態を解除するよう構成されたので、戻し手段としてはスイッチ作動子が発射停止スイッチをオン状態にできるだけの小さい戻り力を蓄積できるものを用いればよく、これにより遊技者は軽い力で回転操作体を保持して発射停止スイッチをオフ状態に維持できるので疲れない。また、発射力の調整は発射力調整ボリューム操作体を操作すればよい。また、前の遊技者が遊技を終了すると、回転操作体が戻り力で初期位置に戻ってスイッチ作動子により発射停止スイッチがオンとなって発射が停止され、次の遊技者が回転操作体を回転操作して発射停止スイッチをオフ状態にしない限り遊技球は発射されないので、遊技者の無駄球消費の可能性を少なくできる。また、回転操作体から手を離すと回転操作体が初期位置に戻って発射停止となるので、特許文献1で必ず必要になる接触(タッチ)検出器と接触検出体とが必ずしも必要でなくなり、コストを削減できる。また。従来と同様にグリップ部を握りながら回転操作体を操作できるので従来と同様の操作感覚が得られる。
請求項2に係る発明では、発射停止スイッチが接点非接触型スイッチで形成されたものとしたので、スイッチ接点の摩擦劣化の問題がなくなり、回転操作体が初期位置に戻る毎に動作する発射停止スイッチの耐久性を向上できる。
請求項3に係る発明では、グリップ部の内側に上記発射停止スイッチとは別個に設けられた別の発射停止スイッチと、グリップ部に回転操作体とは別個に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材とを備え、この発射停止スイッチ操作部材を操作することで、上記別の発射停止スイッチをオンして球の発射を停止できるとともに、この発射停止スイッチのオン状態を解除できるよう構成されたので、遊技者が回転操作体を回転して保持している状態においても発射停止スイッチ操作部材を操作して球の発射を停止させることができるようになる。
請求項4に係る発明では、別の発射停止スイッチが接点接触型のスイッチで形成されたものとしたので、スイッチ接点の接触によるスイッチ投入を遊技者が感触で確認しやすくなる。
請求項5に係る発明では、遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部の内側に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射力調整ボリューム操作体とを備え、グリップ部が遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ本体と、グリップ本体より前側で回転可能にグリップ本体に設けられた人為操作可能な回転操作体と、回転操作体への回転操作で戻り力を蓄積するとともに当該回転操作の解除に伴う戻り力を回転操作体に付与する戻し手段と、回転操作体より前側で回転操作体の回転維持形態でグリップ本体に設けられたグリップキャップとで構成され、グリップ部には回転操作体とは別個に設けられたスイッチ作動子を備え、回転操作体が戻し手段の戻り力で初期位置に回転した場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させるとともに、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチのオン状態を解除するよう構成されたので、回転操作体とスイッチ作動子とが別個に設けられた形態において、請求項1と同様な効果が得られる。
請求項6に係る発明では、スイッチ作動子がグリップ部に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材により形成され、この発射停止スイッチ操作部材を操作することで、発射停止スイッチをオンして球の発射を停止できるとともに、この発射停止スイッチのオン状態を解除できるよう構成されたので、1つの発射停止スイッチで、回転操作体が初期位置に戻った場合の発射停止と人の操作による発射停止を実現できる。
請求項7に係る発明によれば、発射停止スイッチ操作部材が受圧部を備え、回転操作体が押圧部を備え、回転操作体が戻し手段の戻り力で初期位置に回転した場合に押圧部が発射停止スイッチ操作部材の受圧部を押圧して発射停止スイッチをオン状態に維持し、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合に押圧部と発射停止スイッチ操作部材の受圧部との係合が解除されて発射停止スイッチのオン状態が解除されるよう構成されたので、押圧部と受圧部との係合により、回転操作体が初期位置に戻った場合の発射停止スイッチのオン動作を確実に行わせることができ、動作信頼性の高い発射操作装置が得られる。
請求項8に係る発明では、回転操作体の前側又は後側に設けられた副回転体を備え、戻し手段が回転操作体とグリップ本体とを互いに接続する回転操作体用戻しばねと、回転操作体と副回転体とを互いに接続する副回転体用戻しばねとで構成され、回転操作体が回転操作体用戻しばねに抗して回転操作された場合にスイッチ作動子により発射停止スイッチのオン状態が解除されるとともに、回転操作体と副回転体とが一緒に回転し、一緒に回転する副回転体の回転を規制する副回転体回転規制部が副回転体とグリップキャップあるいは副回転体とグリップ本体との係合により構成され、副回転体の回転が副回転体回転規制部で規制された後に副回転体用戻しばねの戻し力が加わった状態で回転する回転操作体の回転を規制する回転操作体回転規制部が回転操作体と副回転体との係合により構成されたので、遊技者は回転操作体を軽い操作感の範囲内で保持して遊技をすることができるので、遊技者の疲労を軽減できる。また、回転操作体の回転操作に軽重を与えることができる。
請求項9に係る発明では、発射制御装置により駆動される発射機構の球の発射力を最大にする発射力最大設定手段と、発射力最大設定手段の信号を発射制御装置に出力するスイッチと、発射力調整ボリュームの出力を発射制御装置に出力するスイッチと、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことを検出する検出手段とを備え、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことが検出手段により検出された場合には、検出手段が上記各スイッチを制御することにより発射力最大設定手段の出力が発射制御装置に供給され、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことが検出手段により検出されていない場合には、検出手段が上記各スイッチを制御することにより発射力調整ボリュームの出力が発射制御装置に供給されるよう構成されたので、いわゆる右打ちが行え、右打ちで多く賞球を獲得できる遊技状態に対応できるようになる。また、右打ちが終了した後は回転操作体を戻すことにより、副回転体の副回転体回転規制部による係合が解除されて副回転体用戻しばねによる負荷が解除される位置までくると回転操作体が軽くなるので、回転操作体が軽くなるまで戻して軽くなった後の位置で回転操作体を保持することにより、回転操作体を軽い力で保持しながら遊技を行え、かつ、発射力調整ボリュームの出力が有効となって右打ち前の発射力に復帰するので、遊技者の疲労を少なくできる。また、回転操作体が軽くなる位置を手で感じることができるので、回転操作体を戻す量を確認できる。
請求項10に係る発明では、検出手段が回転操作体に設けられたスイッチ作動子を検出する接点非接触型スイッチにより形成されたので、回転操作体を回しきる操作の際のスイッチ接点の摩擦劣化の問題がなくなり、検出手段の耐久性を向上できる。
請求項11に係る発明では、発射力調整ボリュームがグリップ部の内部に形成された収納部に嵌め込まれて固定されたので、発射力調整ボリュームの回転操作部材を指で操作できる位置に配置でき、回転操作体を操作する手の指で発射力調整を容易に行えるようになる。
請求項12に係る発明では、グリップ本体に収納部が設けられ、収納部が前方から発射力調整ボリュームを収納し得る前方開放状かつ有底状に形成されたので、グリップ本体に対する発射力調整ボリュームの組付けが容易になる。
請求項13に係る発明では、グリップキャップ及び回転操作体のうちの少なくとも一方が接触検出体を備えるとともに、人がこの接触検出体に触れていない場合には球の発射許可を発射制御装置に送出しない接触検出器を備えたので、遊技者がグリップキャップや回転操作体に触れずに、例えばグリップキャップと回転操作体との間にコイン等の物を挟んで回転操作体の回転位置を固定して遊技を行うことができなくなるので、発射操作装置の損壊を防止できる。
請求項14に係る発明では、遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材と、発射停止スイッチ操作部材が発射停止スイッチをオフとするよう操作された場合に戻り力を蓄積する戻し手段と、グリップ部以外の遊技機枠の前面裏に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部以外の遊技機枠の前面に設けられた発射力調整ボリューム操作体とを備え、発射停止スイッチ操作部材の操作の解除に伴う戻し手段の戻り力で発射停止スイッチ操作部材が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させるので、請求項1と同様な効果が得られ、また、発射力調整ボリューム操作体を遊技者に目で確認しやすい位置に配置することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1は実施形態1による発射操作装置の分解斜視図、図2は発射操作装置の断面図、図3はグリップ本体の部品収納凹部の正面図、図4(a)は回転操作体の表面を示す図、図4(b)は回転操作体の裏面を示す図、図5(a)は副回転体の表面を示す図、図5(b)は副回転体の裏面を示す図、図6は発射操作装置の動作説明図、図7は発射操作装置の発射出力切換に関する回路ブロック図、図8は発射力調整ボリュームの取付方法を示す分解斜視図、図9は収納部に取付けられた発射力調整ボリュームを示す断面図である。尚、以下、図1,2においては図の左側を「前」として説明する。
発射操作装置1は、大別して、遊技機枠100より前側に突出する形態で遊技機枠100に設けられたグリップ本体2と、グリップ本体2の前面に設けられた回転操作体3と、回転操作体3の前側に設けられた副回転体4と、副回転体4の前側に設けられたグリップキャップ5と、回転操作部材6(発射力調整ボリューム操作体)が取付けられた発射力調整ボリューム7とを備えて構成される。
【0007】
グリップ本体2は遊技機枠100の前側に突出する筒軸部8と、この筒軸部8の前端に設けられた皿状の部品収納凹部9と、上記筒軸部8に例えばインサート成形等で固定され部品収納凹部9の底部10より前側に突出する中心軸11とを備える。部品収納凹部9には、接点非接触型の発射停止スイッチ15と、接点接触型の発射停止スイッチ15Aと、回転操作体3が回転限界近くまで回転操作された場合に後述する切換スイッチ71,73を制御して発射力最大設定器72の出力と発射力調整ボリューム7の出力とを切換えて発射制御装置26に出力させる接点非接触型の発射出力切換検出スイッチ16と、支持軸17に回転可能に取付けられた発射停止スイッチ操作部材18と、発射力調整ボリューム7の収納部20と、複数の取付支柱21(図2参照(図1では図示を省略している))と、回転操作体用戻しコイルばね22(回転操作体用戻しばね)の一端23を固定するためのばね固定板24と、回転操作体3の戻り回転を初期位置で規制する初期位置ストッパ107とが設けられている(図1,3参照)。
【0008】
接点非接触型の発射停止スイッチ15は、例えば発光素子101と受光素子102とで構成され、回転操作体3に設けられたスイッチ作動子103が発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮らない位置にある場合は発射停止スイッチ15がオンとなって発射停止信号が発射制御装置26に出力され、スイッチ作動子103が発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮る位置にあるときは発射停止スイッチ15がオフとなり発射制御装置26に発射停止信号は出力されない。この発射停止スイッチ15は後述するように回転操作体3が初期位置に戻る毎に動作するもので耐久性が求められるので、接点非接触型のスイッチを用いたことにより、スイッチ接点の摩擦劣化の問題がなくなり、耐久性を向上できる。
回転操作体3が最大回転位置近くまで回転操作されたことを検出する検出手段としての発射出力切換検出スイッチ16の構成も同様に例えば発光素子104と受光素子105とで構成され、回転操作体3に設けられたスイッチ作動子106が発光素子104と受光素子105との間の光授受を遮らない位置にある場合は発射出力切換検出スイッチ16はオンとなって発射力調整ボリューム7の出力が発射制御装置26に出力され、スイッチ作動子106が発光素子104と受光素子105との間の光授受を遮る位置にあるときは発射出力切換検出スイッチ16がオフとなって発射力最大設定器72の出力が発射制御装置26に出力される。この発射出力切換検出スイッチ16は後述するように回転操作体3を回しきる操作の際に動作するもので耐久性が求められるので、接点非接触型のスイッチを用いたことにより、スイッチ接点の摩擦劣化の問題がなくなり、耐久性を向上できる。
発射停止スイッチ操作部材18は人為操作されると発射停止スイッチ15Aのスイッチボタン25を押圧しスイッチ接点(常閉タイプ)を開いて発射停止スイッチ15Aをオンする。これにより、発射停止信号が発射制御装置26に出力され、発射制御装置26がソレノイドなどの発射装置27による球の発射を停止させる。この人為操作される発射停止スイッチ操作部材18により動作する発射停止スイッチ15Aを備えたので、遊技者は回転操作体3を回転して保持している状態においても発射停止スイッチ操作部材18を操作して球の発射を停止させることができるようになる。人為操作されると発射停止スイッチ15Aとして接点接触型のスイッチを使用したことにより、スイッチ接点の接触によるスイッチ投入を遊技者が感触で確認しやすくなる。また、発射停止スイッチ15Aは上述のように回転操作体3が初期位置にあるときに常に作動する発射停止スイッチ15ではないので、高価な接点非接触型のスイッチを採用するよりもコストパフォーマンスに優れた発射操作装置1が得られる。
【0009】
グリップキャップ5の表面には金属メッキなどによる接触検出体500を備えるとともに遊技機枠100の内部にはこの接触検出体500と信号線501を介して接続されたタッチ(接触)検出器502が設けられ、タッチ検出器502は人が接触検出体500に触れた場合の接触検出体500の静電容量の変化を検出して発射許可を発射制御装置26に出力し、人が接触検出体500に触れていない場合には球の発射許可を発射制御装置26に出力しない。このため、遊技者がグリップキャップ5に触れずに、例えばグリップキャップ5と回転操作体3との間にコイン等の物を挟んで回転操作体3の回転位置を固定して遊技を行うことができなくなるので、発射操作装置1の損壊を防止できる。
【0010】
発射力調整ボリューム7の収納部20は部品収納凹部9の外壁30の一部31と内壁32と底壁33とで形成された円筒状凹部により構成されている。即ち、発射力調整ボリューム7を部品収納凹部9の前方から収納し得る前方開放状かつ有底状の円筒状凹部に形成されたものである。発射力調整ボリューム7は収納部20内に嵌め込まれている。発射力調整ボリューム7の取付は、図8,9に示すように、収納部20の外周より外方向に突出する突出部201,201を備えたボリューム軸固定板202を用い、発射力調整ボリューム7のボリューム軸36をボリューム軸固定板202の貫通孔203に挿入してボリューム軸36とボリューム軸固定板202とをナット204で固定した後、突出部201,201に形成された孔205,205を介して突出部201,201を部品収納凹部9より設けられた取付支柱206,206に止めねじ207で固定する。また、発射力調整ボリューム7のボリューム軸36の先端36tには回転操作部材6が固定状態に取付けられ、この回転操作部材6が収納部20の前方に位置してグリップ本体2の外側から指で回転操作できるようになっている。よって、発射力調整ボリューム7を部品収納凹部9の前方から収納部20に嵌め込んで取付ければよいのでグリップ本体2に対する発射力調整ボリューム7の組付けが容易となるとともに、収納部20により発射力調整ボリューム7のがたつきを防止でき、ナット204が緩みにくくなるので、回転操作部材6と発射力調整ボリューム7とが共回りするような不具合を少なくできる。また、グリップ本体2の内部に形成された収納部20に発射力調整ボリューム7を固定したことにより、発射力調整ボリューム7のボリューム軸36を回転操作するための回転操作部材6を指で操作できる位置に配置でき、回転操作体3を操作する手の指で発射力調整を行えるようになる。実施形態1の場合、回転操作体3の最も左側の指掛け部3aに近いグリップ本体2の内部に発射力調整ボリューム7を固定し、回転操作部材6をグリップ本体2の外部に露出させているので、遊技者はグリップ本体2,回転操作体3,グリップキャップ5等で構成されるグリップ部を握って回転操作体3を回転保持しながら、例えば親指で回転操作部材6を操作できる。また、グリップ本体2の内部に発射力調整ボリューム7を設けているので、筒軸部8に形成されたタッチ検出器502用の信号線501の通し孔41を介して信号線39を引き回すことができるので、発射力調整ボリューム7の信号線39の引き回しが容易になる。尚、発射力調整ボリューム7の端子34を部品収納凹部9に突出させるため、収納部20を構成する部品収納凹部9の内壁32の一部に切り欠き部35が形成されている。よって、発射力調整ボリューム7を収納部20内に収まりよく取付けることができる。
【0011】
上記中心軸11に回転操作体用戻しコイルばね22を挿入してこのコイルばね22の一端23をばね固定板24に形成された固定孔42に差し込んで固定する。このばね固定板24は貫通孔43を有し、この貫通孔43に中心軸11が嵌め込まれ、支柱44で支えられた状態でこのばね固定板24が支柱44に止めねじ45などで固定されている。そして、回転操作体3の中心に形成された中心孔46を中心軸11に嵌め込むとともにこの中心孔46を中心として円弧状に形成された複数の逃げ孔47に上記取付支柱21を取込んでコイルばね22の他端48を回転操作体3に形成された固定孔49に差し込んで固定する。これで、回転操作体3がグリップ本体2にセットされる。次に、中心軸11に副回転体用戻しコイルばね50(副回転体用戻しばね)を挿入してこのコイルばね50の一端51を回転操作体3に形成された固定孔52に差し込んで固定する。そして、副回転体4の中心に形成された中心孔53を中心軸11に嵌め込むとともに中心孔53を中心として円弧状に形成された複数の逃げ孔54に取付支柱21を取込んでコイルばね50の他端55を副回転体4に形成された固定孔56に差し込んで固定する。これで、副回転体4が回転操作体3に取付けられる。そして、副回転体4の前側にグリップキャップ5を配置してグリップキャップ5の取付支柱57とグリップ本体2の取付支柱21とを突き合わせ、グリップ本体2の取付支柱21の中空部58に部品収納凹部9の裏側から止めねじ59を挿入して止めねじ59で取付支柱21,57同士を互いに連結することで発射操作装置1が組立てられる。
【0012】
回転操作体3の裏面3Bには発射停止スイッチ15のスイッチ作動子103と、発射出力切換検出スイッチ16のスイッチ作動子106と、グリップ本体2に設けられた初期位置ストッパ107に係合するストッパ係合片108とが設けられ(図1,図4(b)参照)、回転操作体3の表面3Fには副回転体4に設けられた回転操作体回転ストッパ62に係合するストッパ係合片63が設けられている(図1,図4(a)参照)。
副回転体4の裏面4Bには上述した回転操作体回転ストッパ62を有する切り欠き凹部64が設けられ、また、副回転体4の裏面4Bの周縁には後方に延長する周面壁67が形成され、この周面壁67の後端側が所定角度範囲だけ切り欠かれて上記切り欠き凹部64が形成されており、この切り欠き凹部64の一端が回転操作体回転ストッパ62となっている(図1,図5(b)参照)。副回転体4の表面4Fにはグリップキャップ5に設けられた副回転体回転ストッパ65に係合するストッパ係合片66が設けられている。(図1,図5(a)参照)。
回転操作体回転ストッパ62とストッパ係合片63とにより回転操作体回転規制部が構成され、副回転体回転ストッパ65とストッパ係合片66とにより副回転体回転規制部が構成される。
【0013】
次に動作を説明する。まず、図6(a)に示すように、回転操作体3が遊技者により回転操作されておらず初期位置にあるとき回転操作体3は回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力により初期位置に維持されており、このとき、回転操作体3に設けられているスイッチ作動子103が発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮らない位置に位置していて発射停止スイッチ15がオンとなっており、発射停止信号が発射制御装置26に出力されている。次に遊技者がグリップキャップ5の前表面の接触検出体500に触れることによりタッチ検出器502で静電容量の変化が検出され、図外の制御装置から発射許可信号が発射制御装置26に出力され、発射制御装置26により発射装置27が発射可能状態に設定されるが、回転操作体3を回転操作しない限りは発射停止状態のままである。従って、遊技者がグリップキャップ5の接触検出体500に触れただけで特許文献1のように球が発射することがないので、次の遊技者が無駄な球を消費する可能性を少なくできる。遊技者が接触検出体500に触れた状態で図6(b)に示すようにスイッチ作動子103が発射停止スイッチ15の発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮る位置に移動するまで回転操作体3を回転操作してから回転操作部材6を回転操作すると、発射停止スイッチ15がオフとなって発射停止状態が解除され、かつ、回転操作体3が回転限界近くまで回転操作されておらず、スイッチ作動子106が発射出力切換検出スイッチ16の発光素子104と受光素子105との間の光授受を遮らない位置にあるので、発射出力切換検出スイッチ16がオン状態であり、図7に示す回路構成において、発射出力切換検出スイッチ16からの出力で切換スイッチ73がオン、切換スイッチ71がオフに制御され、発射力調整ボリューム7からの出力が発射制御装置26に出力される。これにより、発射制御装置26は発射力調整ボリューム7からの出力に基いて決められた発射力で球を発射するよう発射装置27を制御する。即ち、発射力調整はもっぱら発射力調整ボリューム7に連結された回転操作部材6の回転量を調整することにより行われる。従って、スイッチ作動子103が発射停止スイッチ15の発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮る位置に移動するまで回転操作体3が回転操作されればあとは回転操作体3をその回転位置で軽い力で保持できるようにするため、ばね22は戻し力の弱いばねを使用している。実施形態1では、回転操作体3が初期位置にあるときは回転操作体3の指掛け部3aの一番左側の部分が回転操作部材6の前側に位置して回転操作部材6を操作しにくい状態になっており(図6(b)参照)、回転操作体3が回転操作されて回転操作体3の指掛け部3aの一番左側の部分が回転操作部材6の前側に位置しないようになると、スイッチ作動子103が発射停止スイッチ15の発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮る位置にきて発射停止スイッチ15のオン状態を解除するようになっているので、片手でこの回転位置で回転操作体3を軽く保持しながら親指等で回転操作部材6を操作することが可能となる(図6(b)参照)。
副回転体4はばね50を介して回転操作体3に接続されているので、副回転体4は回転操作体3と共に回転する。この際、副回転体用戻しコイルばね50の負荷は図6(b)の状態となるまで回転操作体3にかからない。即ち、副回転体4のストッパ係合片66がグリップキャップ5の副回転体回転ストッパ65に係合して回転不可となるまで回転操作体3の回転にはばね50の負荷がかからない。そして、副回転体4のストッパ係合片66がグリップキャップ5の副回転体回転ストッパ65に係合して回転不可となった後も回転操作体3は切り欠き凹部64を介して回転可能であるが、副回転体4が停止している状態で回転操作体3が回転されるとばね50の戻り力が蓄えられ、回転操作体3に負荷がかかるために回転操作が重くなる。そして、図6(c)に示すように回転操作体3が回転限界まで回転されると副回転体4に設けられた回転操作体回転ストッパ62にストッパ係合片63が係止して回転操作体3がそれ以上回転できなくなるとともに、回転操作体3が回転限界近くまで回転された以後はスイッチ作動子106が発射出力切換検出スイッチ16の発光素子104と受光素子105との間の光授受を遮る位置にきて発射出力切換検出スイッチ16がオフとなり、これにより発射出力切換検出スイッチ16からの出力で図7の切換スイッチ71がオン、切換スイッチ73がオフに制御され、発射力最大設定器72の出力が発射制御装置26に出力され、発射装置27は最大出力で球を発射する。即ち、発射力調整ボリューム7による出力により発射力調整がキャンセルされる。
従って、例えば、いわゆる右打で有利な遊技となる遊技状態が発生した場合に、回転操作体3を回しきれば、球は最大出力で発射され、このような遊技状態に対応できるようになる。
いわゆる右打で有利な遊技となる遊技状態から通常の遊技に戻った場合には、回転操作体3を逆に回転(初期位置方向に回転)させて図6(b)の状態に戻すことで、発射出力切換検出スイッチ16がオンとなり、発射力調整ボリューム7の出力が発射制御装置26に出力される状態になり、発射力調整ボリューム7の出力による発射制御が行われるようになる。この場合、回転操作体3を逆に回転させると最初は副回転体用戻しコイルばね50による負荷がかかっているので重いが、図6(b)の状態になると回転操作体3が軽くなる。従って、遊技者は、回転操作体3が軽くなるまで回転操作体3を逆に回転させ、軽くなった位置で軽い力で保持できるので疲れない。
【0014】
実施形態1によれば、発射停止スイッチ15として接点非接触型スイッチを用いたので、遊技者が回転操作体3から手を離し、回転操作体3が回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力で初期位置に戻る場合、回転操作体3のスイッチ作動子103が発射停止スイッチ15と接触しない。よって回転操作体用戻しコイルばね22における回転操作体3を初期位置に維持するための戻り力を弱くすることができ、遊技者が回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力に抗して回転操作体3を一層軽く操作することができる。即ち、回転操作体用戻しコイルばね22として発射停止スイッチ15をオン状態(発射停止状態)にできるだけの小さい戻り力を蓄積できるものを用いればよく、これにより、遊技者は軽い力で回転操作体3を保持して発射停止スイッチ15をオフ状態に維持できて疲れないとともに、発射力の調整は回転操作部材6を操作すればよいので発射力調整も容易に行える。また、前の遊技者が遊技を終了すると、回転操作体3が回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力で初期位置に回転して発射停止スイッチ15がオン状態となり、次の遊技者が回転操作体3を操作して発射停止スイッチ15をオフ状態にしない限り遊技球は発射されないので、遊技者の無駄球消費の可能性を少なくできる。また、従来と同様にグリップ部を握りながら回転操作体3を操作できるので従来と同様の操作感覚が得られ、また、回転操作体3から手を離すと発射停止状態になるので、タッチ検出器と接触検出体とが必ずしも必要でなくなり、コストを削減できる。また、回転操作体3から手を離すと回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力で発射停止状態になるので、動作信頼性の高い発射操作装置が得られる。また、右打ちが終了した後は回転操作体3を戻すことにより、副回転体4の副回転体回転規制部による係合が解除されて副回転体用戻しコイルばね50による負荷が解除される位置までくると回転操作体3が軽くなるので、回転操作体3が軽くなるまで戻して軽くなった後の位置で回転操作体3を軽い力で保持することにより、回転操作体3を軽い力で保持しながら遊技を行えるので、遊技者の疲労を少なくできる。また、回転操作体3が軽くなる位置を手で感じることができるので、回転操作体3を戻す量を確認できる。また、回転操作体3の回転操作に軽重を与えることができる。
【0015】
実施形態2
実施形態1では接点非接触型の発射停止スイッチ15と発射出力切換検出スイッチ16及び接点接触型の発射停止スイッチ15Aを備えた構成を示したが、接点接触型の発射停止スイッチ15Aと発射出力切換検出スイッチ16Aとを用いた構成としてもよい。
図10は実施形態2の発射操作装置の分解斜視図、図11は発射操作装置の断面図、図12(a)は回転操作体の表面を示す図、図12(b)は回転操作体の裏面を示す図、図13は発射操作装置の動作説明図である。尚、図1〜図9の実施形態1と同じものは同一符号を付してその説明を省略する。
即ち、グリップ本体2の部品収納凹部9に、上述した接点接触型の発射停止スイッチ15Aと、接点接触型の発射出力切換検出スイッチ16Aとを備えるととともに、受圧部28が形成された発射停止スイッチ操作部材18Aを備える。従って、スイッチ作動子103,106を備えない回転操作体3Aが回転操作されておらず初期位置にあるとき回転操作体3Aは回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力により初期位置に維持されており、このとき、回転操作体3Aに設けられている押圧部29が発射停止スイッチ操作部材18Aの受圧部28に係合して発射停止スイッチ操作部材18Aが発射停止スイッチ15Aのスイッチボタン25の方向に押圧するように構成すれば、回転操作体3Aが初期位置にあるときは発射停止スイッチ操作部材18Aでスイッチボタン25が押圧され発射停止スイッチ15Aはオン状態に維持される。即ち、回転操作体3Aが初期位置にあるときは発射停止状態に維持される。
また、発射停止スイッチ操作部材18Aを実施形態1と同様に人為操作することにより、遊技者は回転操作体3Aを回転して保持している状態においても発射停止スイッチ操作部材18Aを操作して球の発射を停止させることができる。
図12のように回転操作体3Aの裏面3Bには上述した押圧部29と、発射出力切換検出スイッチ16Aのスイッチボタン60を押圧するスイッチ作動子61とが設けられている。
また、実施形態2では、回転操作体3Aの表面に金属メッキなどによる接触検出体500を備えた例を示す。
【0016】
次に動作を説明する。まず、図13(a)に示すように回転操作体3Aが回転操作されていない場合は、回転操作体3Aが回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力により初期位置に維持されており、この際、回転操作体3Aの押圧部29が発射停止スイッチ操作部材18の受圧部28を押圧した状態に維持しており、これにより、発射停止スイッチ15Aのスイッチボタン25が押圧されスイッチ接点が開状態に維持されているので、発射制御装置26は発射装置27を発射停止状態に維持している。次に遊技者が回転操作体3Aの表面の接触検出体500に触れることによりタッチ検出器502で静電容量の変化が検出され、発射装置27が発射可能状態に設定されるが、回転操作体3Aを回転操作しない限りは発射停止状態のままである。遊技者が回転操作体3Aに触れた状態で回転操作体3Aを回転操作するとともに回転操作部材6を回転操作すると発射制御装置26は発射力調整ボリューム7からの出力に基いて決められた発射力で球を発射するよう発射装置27を制御する。従って、回転操作体3Aの押圧部29が発射停止スイッチ操作部材18Aの受圧部28から離れて発射停止スイッチ15Aのスイッチボタン25が押圧されなくなくなるまで(即ち、スイッチ接点が閉じて発射許可信号が発射制御装置26に出力されるまで)回転操作されればあとは軽い力でその回転位置を保持すればよい。上述したように副回転体用戻しコイルばね50の負荷は図13(b)の状態となるまで回転操作体3Aにかからない。そして図13(c)に示すように回転操作体3Aが回転限界まで回転されると副回転体4に設けられた回転操作体回転ストッパ62にストッパ係合片63が係止して回転操作体3Aがそれ以上回転できなくなるとともに、スイッチ作動子61が発射出力切換検出スイッチ16Aのスイッチボタン60を押圧してスイッチ接点(常閉タイプ)を開き発射出力切換検出スイッチ16Aがオンになると、発射制御装置26に発射力最大出力が供給されて、発射力調整ボリューム7による出力調整がキャンセルされ、右打ち遊技の対応できる。通常の遊技に戻った場合には、回転操作体3Aを逆に回転させることで、発射出力切換検出スイッチ16Aがオフとなり、発射出力切換検出スイッチ16Aの出力で切換スイッチ71が開いて発射力最大設定器72からの最大出力が発射制御装置26に供給されなくなるとともに、発射出力切換検出スイッチ16Aの出力で切換スイッチ73が閉じられて発射力調整ボリューム7の出力が発射制御装置26に供給され、発射力調整ボリューム7の出力による発射制御が行われるようになる。
【0017】
実施形態2によれば、回転操作体3Aとスイッチ作動子としての発射停止スイッチ操作部材18Aとが別個に設けられた形態において、実施形態1と同様な効果が得られる。また、1つの発射停止スイッチ15Aで、回転操作体3Aが初期位置に戻った場合の発射停止と人の操作による発射停止を実現できる。また、押圧部29と受圧部28との係合により、回転操作体3Aが初期位置に戻った場合の発射停止スイッチ15Aのオン動作を確実に行わせることができ、動作信頼性の高い発射操作装置が得られる。
【0018】
尚、実施形態では、副回転体4を回転操作体3(3A)の前側に設けたが、回転操作体の後側に設けてもよい。この場合、副回転体回転規制部を副回転体4とグリップ本体2との係合により構成すればよい。
また、発射力調整ボリューム7の収納部20をグリップ本体2の内部に設けたが、グリップキャップ5の内部に設けてもよい。この場合、例えば、親指で操作できる位置に回転操作部材6を設けるようにすればよい。
また、図14に示すように、回転操作部材6を遊技機枠100の前面、例えば、皿装置150の上面151に露出するように設けてもよい。このようにすれば、実施形態1と同様な効果が得られるとともに、回転操作部材6を遊技者に目で確認しやすい位置に配置することが可能となる。
また、図15に示すように、回転操作部材6を遊技機枠100の皿装置150の上面151に露出するように設けるとともに、回転操作体3(3A)を具備しない固定グリップ部160を設け、この固定グリップ部160の筒軸部180の上表面181に筒軸部180の前後方向に移動可能な発射停止スイッチ操作部材161を設けて、かつ、筒軸部180の後方に位置する遊技機枠100の前面裏162に例えば接点接触型の発射停止スイッチ163を設け、発射停止スイッチ操作部材161に戻しばね164を連結して戻しばね164の戻し力で通常は発射停止スイッチ操作部材161の先端165で発射停止スイッチ163をオンとして発射停止状態に維持している構成としてもよい。そして、遊技を行う時は、戻しばね164の戻し力に抗して発射停止スイッチ操作部材161の指掛け部166を指で引いて発射停止スイッチ163をオフ状態とし、指を離すと発射停止スイッチ操作部材161が戻しばね164の戻し力で発射停止スイッチ163の方向に付勢されて発射停止スイッチ163をオンとするような構成としてもよい。この構成によっても図14の構成のものと同様な効果が得られる。
また、発射力調整ボリュームとして直線可動式の可変抵抗器ボリュームを用い、直線可動式の発射力調整ボリューム操作体を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による発射操作装置の分解斜視図。
【図2】同実施形態1の発射操作装置の断面図。
【図3】同実施形態1のグリップ本体の部品収納凹部の正面図。
【図4】同実施形態1の回転操作体の表面及び裏面を示す図。
【図5】同実施形態1の副回転体の表面及び裏面を示す図。
【図6】同実施形態1の発射操作装置の動作説明図。
【図7】同実施形態1の発射操作装置の回路ブロック図。
【図8】同実施形態1の発射力調整ボリュームの取付方法を示す分解斜視図。
【図9】同実施形態1の収納部に取付けられた発射力調整ボリュームを示す断面図。
【図10】本発明の実施形態2による発射操作装置の分解斜視図。
【図11】同実施形態2の発射操作装置の断面図。
【図12】同実施形態2の回転操作体の表面及び裏面を示す図。
【図13】同実施形態2の発射操作装置の動作説明図。
【図14】本発明の発射操作装置の他の例を示す正面図。
【図15】本発明の発射操作装置の他の例を示す平面図。
【符号の説明】
1 発射操作装置、2 グリップ本体、3 回転操作体、4副回転体、
5 グリップキャップ、6 回転操作部材(発射力調整ボリューム操作体)、
7 発射力調整ボリューム、15 発射停止スイッチ、
16 発射出力切換検出スイッチ(検出手段)、
18 発射停止スイッチ操作部材、20 収納部、
22 回転操作体用戻しコイルばね、26 発射制御装置、27 発射装置、
28 受圧部、29 押圧部、36 ボリューム軸、
50 副回転体用戻しコイルばね、61 スイッチ作動子、
62 回転操作体回転ストッパ、63 ストッパ係合片、
65 副回転体回転ストッパ、66 ストッパ係合片、
71,73 切換スイッチ、72 発射力最大設定器、
103 スイッチ作動子、500 接触検出体、502 タッチ検出器。
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機において球を発射するために人為操作される発射操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の発射操作装置は、遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ本体と、グリップ本体より前側で回転可能にグリップ本体に取付けられ回転操作で発射力調整ボリューム(可変抵抗器)のボリューム軸を回転させて遊技球の発射力の増減を操作するための回転操作体と、回転操作体への回転操作で戻り力を蓄積するとともに当該回転操作の解除に伴う戻り力を回転操作体に付与する戻しばねと、回転操作体より前側で回転操作体の回転維持形態でグリップ本体に設けられたグリップキャップとを備えている。上記回転操作体には片手全体で回転操作体を操作するための指掛け部が設けられ回転操作体は手の大きさに合わせた大きさに形成されている。そして、回転操作体を回転操作したとき回転操作体には戻しばねによって回転操作体を初期位置に戻そうとする力が付与されているので、遊技者が回転操作体を所望の位置に保持するためには上記戻しばねの力に抗して回転操作体の位置を保持し続けなければならず、遊技者は疲れてしまう。一方で、回転操作体の操作に伴う遊技者の疲労を軽減するために、上述のような大きな回転操作体を設けずに、発射力調整ボリュームのボリューム軸に指先で操作可能な小さな回転操作ダイヤルを回転可能に取付け、回転操作ダイヤルを操作して遊技球の発射力を調整できるように構成された発射操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この発射操作装置では、固定グリップに回転操作ダイヤルを設けており、回転操作ダイヤルには戻しばねが設けられていないので、回転操作ダイヤルで発射力を調整した後は固定グリップの上に手を乗せておけば良く上述のような回転操作体を保持しなくてもよくなるので、遊技者は疲れない。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−303484号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、固定グリップの中ケースがタッチ検出器の接触検出体となっており、遊技者が中ケースの周面上から手を離せば球は発射されない。即ち、遊技者が接触検出体である中ケースに触れなければタッチ検出器で静電容量の変化が検出されず、発射制御装置によりソレノイドなどの発射装置は駆動されない。しかし、特許文献1のものでは、前の遊技者が回転操作ダイヤルの位置をそのままにして遊技を終了した後に次の遊技者が操作ハンドルの中ケースに触れた途端にパチンコ球が発射されてしまい、この遊技者が無駄な球を費やしてしまう可能性が多いという課題があった。
本発明は、遊技者の無駄球消費の可能性を少なくできる発射操作装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明では、遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部の内側に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射力調整ボリューム操作体とを備え、グリップ部が遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ本体と、グリップ本体より前側で回転可能にグリップ本体に設けられた人為操作可能な回転操作体と、回転操作体への回転操作で戻り力を蓄積するとともに当該回転操作の解除に伴う戻り力を回転操作体に付与する戻し手段と、回転操作体より前側で回転操作体の回転維持形態でグリップ本体に設けられたグリップキャップとで構成され、回転操作体がスイッチ作動子を備え、回転操作体が戻し手段による戻り力で初期位置に回転した場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させるとともに、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチのオン状態を解除するよう構成されたので、戻し手段としてはスイッチ作動子が発射停止スイッチをオン状態にできるだけの小さい戻り力を蓄積できるものを用いればよく、これにより遊技者は軽い力で回転操作体を保持して発射停止スイッチをオフ状態に維持できるので疲れない。また、発射力の調整は発射力調整ボリューム操作体を操作すればよい。また、前の遊技者が遊技を終了すると、回転操作体が戻り力で初期位置に戻ってスイッチ作動子により発射停止スイッチがオンとなって発射が停止され、次の遊技者が回転操作体を回転操作して発射停止スイッチをオフ状態にしない限り遊技球は発射されないので、遊技者の無駄球消費の可能性を少なくできる。また、回転操作体から手を離すと回転操作体が初期位置に戻って発射停止となるので、特許文献1で必ず必要になる接触(タッチ)検出器と接触検出体とが必ずしも必要でなくなり、コストを削減できる。また。従来と同様にグリップ部を握りながら回転操作体を操作できるので従来と同様の操作感覚が得られる。
請求項2に係る発明では、発射停止スイッチが接点非接触型スイッチで形成されたものとしたので、スイッチ接点の摩擦劣化の問題がなくなり、回転操作体が初期位置に戻る毎に動作する発射停止スイッチの耐久性を向上できる。
請求項3に係る発明では、グリップ部の内側に上記発射停止スイッチとは別個に設けられた別の発射停止スイッチと、グリップ部に回転操作体とは別個に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材とを備え、この発射停止スイッチ操作部材を操作することで、上記別の発射停止スイッチをオンして球の発射を停止できるとともに、この発射停止スイッチのオン状態を解除できるよう構成されたので、遊技者が回転操作体を回転して保持している状態においても発射停止スイッチ操作部材を操作して球の発射を停止させることができるようになる。
請求項4に係る発明では、別の発射停止スイッチが接点接触型のスイッチで形成されたものとしたので、スイッチ接点の接触によるスイッチ投入を遊技者が感触で確認しやすくなる。
請求項5に係る発明では、遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部の内側に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射力調整ボリューム操作体とを備え、グリップ部が遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ本体と、グリップ本体より前側で回転可能にグリップ本体に設けられた人為操作可能な回転操作体と、回転操作体への回転操作で戻り力を蓄積するとともに当該回転操作の解除に伴う戻り力を回転操作体に付与する戻し手段と、回転操作体より前側で回転操作体の回転維持形態でグリップ本体に設けられたグリップキャップとで構成され、グリップ部には回転操作体とは別個に設けられたスイッチ作動子を備え、回転操作体が戻し手段の戻り力で初期位置に回転した場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させるとともに、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチのオン状態を解除するよう構成されたので、回転操作体とスイッチ作動子とが別個に設けられた形態において、請求項1と同様な効果が得られる。
請求項6に係る発明では、スイッチ作動子がグリップ部に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材により形成され、この発射停止スイッチ操作部材を操作することで、発射停止スイッチをオンして球の発射を停止できるとともに、この発射停止スイッチのオン状態を解除できるよう構成されたので、1つの発射停止スイッチで、回転操作体が初期位置に戻った場合の発射停止と人の操作による発射停止を実現できる。
請求項7に係る発明によれば、発射停止スイッチ操作部材が受圧部を備え、回転操作体が押圧部を備え、回転操作体が戻し手段の戻り力で初期位置に回転した場合に押圧部が発射停止スイッチ操作部材の受圧部を押圧して発射停止スイッチをオン状態に維持し、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合に押圧部と発射停止スイッチ操作部材の受圧部との係合が解除されて発射停止スイッチのオン状態が解除されるよう構成されたので、押圧部と受圧部との係合により、回転操作体が初期位置に戻った場合の発射停止スイッチのオン動作を確実に行わせることができ、動作信頼性の高い発射操作装置が得られる。
請求項8に係る発明では、回転操作体の前側又は後側に設けられた副回転体を備え、戻し手段が回転操作体とグリップ本体とを互いに接続する回転操作体用戻しばねと、回転操作体と副回転体とを互いに接続する副回転体用戻しばねとで構成され、回転操作体が回転操作体用戻しばねに抗して回転操作された場合にスイッチ作動子により発射停止スイッチのオン状態が解除されるとともに、回転操作体と副回転体とが一緒に回転し、一緒に回転する副回転体の回転を規制する副回転体回転規制部が副回転体とグリップキャップあるいは副回転体とグリップ本体との係合により構成され、副回転体の回転が副回転体回転規制部で規制された後に副回転体用戻しばねの戻し力が加わった状態で回転する回転操作体の回転を規制する回転操作体回転規制部が回転操作体と副回転体との係合により構成されたので、遊技者は回転操作体を軽い操作感の範囲内で保持して遊技をすることができるので、遊技者の疲労を軽減できる。また、回転操作体の回転操作に軽重を与えることができる。
請求項9に係る発明では、発射制御装置により駆動される発射機構の球の発射力を最大にする発射力最大設定手段と、発射力最大設定手段の信号を発射制御装置に出力するスイッチと、発射力調整ボリュームの出力を発射制御装置に出力するスイッチと、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことを検出する検出手段とを備え、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことが検出手段により検出された場合には、検出手段が上記各スイッチを制御することにより発射力最大設定手段の出力が発射制御装置に供給され、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことが検出手段により検出されていない場合には、検出手段が上記各スイッチを制御することにより発射力調整ボリュームの出力が発射制御装置に供給されるよう構成されたので、いわゆる右打ちが行え、右打ちで多く賞球を獲得できる遊技状態に対応できるようになる。また、右打ちが終了した後は回転操作体を戻すことにより、副回転体の副回転体回転規制部による係合が解除されて副回転体用戻しばねによる負荷が解除される位置までくると回転操作体が軽くなるので、回転操作体が軽くなるまで戻して軽くなった後の位置で回転操作体を保持することにより、回転操作体を軽い力で保持しながら遊技を行え、かつ、発射力調整ボリュームの出力が有効となって右打ち前の発射力に復帰するので、遊技者の疲労を少なくできる。また、回転操作体が軽くなる位置を手で感じることができるので、回転操作体を戻す量を確認できる。
請求項10に係る発明では、検出手段が回転操作体に設けられたスイッチ作動子を検出する接点非接触型スイッチにより形成されたので、回転操作体を回しきる操作の際のスイッチ接点の摩擦劣化の問題がなくなり、検出手段の耐久性を向上できる。
請求項11に係る発明では、発射力調整ボリュームがグリップ部の内部に形成された収納部に嵌め込まれて固定されたので、発射力調整ボリュームの回転操作部材を指で操作できる位置に配置でき、回転操作体を操作する手の指で発射力調整を容易に行えるようになる。
請求項12に係る発明では、グリップ本体に収納部が設けられ、収納部が前方から発射力調整ボリュームを収納し得る前方開放状かつ有底状に形成されたので、グリップ本体に対する発射力調整ボリュームの組付けが容易になる。
請求項13に係る発明では、グリップキャップ及び回転操作体のうちの少なくとも一方が接触検出体を備えるとともに、人がこの接触検出体に触れていない場合には球の発射許可を発射制御装置に送出しない接触検出器を備えたので、遊技者がグリップキャップや回転操作体に触れずに、例えばグリップキャップと回転操作体との間にコイン等の物を挟んで回転操作体の回転位置を固定して遊技を行うことができなくなるので、発射操作装置の損壊を防止できる。
請求項14に係る発明では、遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材と、発射停止スイッチ操作部材が発射停止スイッチをオフとするよう操作された場合に戻り力を蓄積する戻し手段と、グリップ部以外の遊技機枠の前面裏に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部以外の遊技機枠の前面に設けられた発射力調整ボリューム操作体とを備え、発射停止スイッチ操作部材の操作の解除に伴う戻し手段の戻り力で発射停止スイッチ操作部材が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させるので、請求項1と同様な効果が得られ、また、発射力調整ボリューム操作体を遊技者に目で確認しやすい位置に配置することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1は実施形態1による発射操作装置の分解斜視図、図2は発射操作装置の断面図、図3はグリップ本体の部品収納凹部の正面図、図4(a)は回転操作体の表面を示す図、図4(b)は回転操作体の裏面を示す図、図5(a)は副回転体の表面を示す図、図5(b)は副回転体の裏面を示す図、図6は発射操作装置の動作説明図、図7は発射操作装置の発射出力切換に関する回路ブロック図、図8は発射力調整ボリュームの取付方法を示す分解斜視図、図9は収納部に取付けられた発射力調整ボリュームを示す断面図である。尚、以下、図1,2においては図の左側を「前」として説明する。
発射操作装置1は、大別して、遊技機枠100より前側に突出する形態で遊技機枠100に設けられたグリップ本体2と、グリップ本体2の前面に設けられた回転操作体3と、回転操作体3の前側に設けられた副回転体4と、副回転体4の前側に設けられたグリップキャップ5と、回転操作部材6(発射力調整ボリューム操作体)が取付けられた発射力調整ボリューム7とを備えて構成される。
【0007】
グリップ本体2は遊技機枠100の前側に突出する筒軸部8と、この筒軸部8の前端に設けられた皿状の部品収納凹部9と、上記筒軸部8に例えばインサート成形等で固定され部品収納凹部9の底部10より前側に突出する中心軸11とを備える。部品収納凹部9には、接点非接触型の発射停止スイッチ15と、接点接触型の発射停止スイッチ15Aと、回転操作体3が回転限界近くまで回転操作された場合に後述する切換スイッチ71,73を制御して発射力最大設定器72の出力と発射力調整ボリューム7の出力とを切換えて発射制御装置26に出力させる接点非接触型の発射出力切換検出スイッチ16と、支持軸17に回転可能に取付けられた発射停止スイッチ操作部材18と、発射力調整ボリューム7の収納部20と、複数の取付支柱21(図2参照(図1では図示を省略している))と、回転操作体用戻しコイルばね22(回転操作体用戻しばね)の一端23を固定するためのばね固定板24と、回転操作体3の戻り回転を初期位置で規制する初期位置ストッパ107とが設けられている(図1,3参照)。
【0008】
接点非接触型の発射停止スイッチ15は、例えば発光素子101と受光素子102とで構成され、回転操作体3に設けられたスイッチ作動子103が発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮らない位置にある場合は発射停止スイッチ15がオンとなって発射停止信号が発射制御装置26に出力され、スイッチ作動子103が発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮る位置にあるときは発射停止スイッチ15がオフとなり発射制御装置26に発射停止信号は出力されない。この発射停止スイッチ15は後述するように回転操作体3が初期位置に戻る毎に動作するもので耐久性が求められるので、接点非接触型のスイッチを用いたことにより、スイッチ接点の摩擦劣化の問題がなくなり、耐久性を向上できる。
回転操作体3が最大回転位置近くまで回転操作されたことを検出する検出手段としての発射出力切換検出スイッチ16の構成も同様に例えば発光素子104と受光素子105とで構成され、回転操作体3に設けられたスイッチ作動子106が発光素子104と受光素子105との間の光授受を遮らない位置にある場合は発射出力切換検出スイッチ16はオンとなって発射力調整ボリューム7の出力が発射制御装置26に出力され、スイッチ作動子106が発光素子104と受光素子105との間の光授受を遮る位置にあるときは発射出力切換検出スイッチ16がオフとなって発射力最大設定器72の出力が発射制御装置26に出力される。この発射出力切換検出スイッチ16は後述するように回転操作体3を回しきる操作の際に動作するもので耐久性が求められるので、接点非接触型のスイッチを用いたことにより、スイッチ接点の摩擦劣化の問題がなくなり、耐久性を向上できる。
発射停止スイッチ操作部材18は人為操作されると発射停止スイッチ15Aのスイッチボタン25を押圧しスイッチ接点(常閉タイプ)を開いて発射停止スイッチ15Aをオンする。これにより、発射停止信号が発射制御装置26に出力され、発射制御装置26がソレノイドなどの発射装置27による球の発射を停止させる。この人為操作される発射停止スイッチ操作部材18により動作する発射停止スイッチ15Aを備えたので、遊技者は回転操作体3を回転して保持している状態においても発射停止スイッチ操作部材18を操作して球の発射を停止させることができるようになる。人為操作されると発射停止スイッチ15Aとして接点接触型のスイッチを使用したことにより、スイッチ接点の接触によるスイッチ投入を遊技者が感触で確認しやすくなる。また、発射停止スイッチ15Aは上述のように回転操作体3が初期位置にあるときに常に作動する発射停止スイッチ15ではないので、高価な接点非接触型のスイッチを採用するよりもコストパフォーマンスに優れた発射操作装置1が得られる。
【0009】
グリップキャップ5の表面には金属メッキなどによる接触検出体500を備えるとともに遊技機枠100の内部にはこの接触検出体500と信号線501を介して接続されたタッチ(接触)検出器502が設けられ、タッチ検出器502は人が接触検出体500に触れた場合の接触検出体500の静電容量の変化を検出して発射許可を発射制御装置26に出力し、人が接触検出体500に触れていない場合には球の発射許可を発射制御装置26に出力しない。このため、遊技者がグリップキャップ5に触れずに、例えばグリップキャップ5と回転操作体3との間にコイン等の物を挟んで回転操作体3の回転位置を固定して遊技を行うことができなくなるので、発射操作装置1の損壊を防止できる。
【0010】
発射力調整ボリューム7の収納部20は部品収納凹部9の外壁30の一部31と内壁32と底壁33とで形成された円筒状凹部により構成されている。即ち、発射力調整ボリューム7を部品収納凹部9の前方から収納し得る前方開放状かつ有底状の円筒状凹部に形成されたものである。発射力調整ボリューム7は収納部20内に嵌め込まれている。発射力調整ボリューム7の取付は、図8,9に示すように、収納部20の外周より外方向に突出する突出部201,201を備えたボリューム軸固定板202を用い、発射力調整ボリューム7のボリューム軸36をボリューム軸固定板202の貫通孔203に挿入してボリューム軸36とボリューム軸固定板202とをナット204で固定した後、突出部201,201に形成された孔205,205を介して突出部201,201を部品収納凹部9より設けられた取付支柱206,206に止めねじ207で固定する。また、発射力調整ボリューム7のボリューム軸36の先端36tには回転操作部材6が固定状態に取付けられ、この回転操作部材6が収納部20の前方に位置してグリップ本体2の外側から指で回転操作できるようになっている。よって、発射力調整ボリューム7を部品収納凹部9の前方から収納部20に嵌め込んで取付ければよいのでグリップ本体2に対する発射力調整ボリューム7の組付けが容易となるとともに、収納部20により発射力調整ボリューム7のがたつきを防止でき、ナット204が緩みにくくなるので、回転操作部材6と発射力調整ボリューム7とが共回りするような不具合を少なくできる。また、グリップ本体2の内部に形成された収納部20に発射力調整ボリューム7を固定したことにより、発射力調整ボリューム7のボリューム軸36を回転操作するための回転操作部材6を指で操作できる位置に配置でき、回転操作体3を操作する手の指で発射力調整を行えるようになる。実施形態1の場合、回転操作体3の最も左側の指掛け部3aに近いグリップ本体2の内部に発射力調整ボリューム7を固定し、回転操作部材6をグリップ本体2の外部に露出させているので、遊技者はグリップ本体2,回転操作体3,グリップキャップ5等で構成されるグリップ部を握って回転操作体3を回転保持しながら、例えば親指で回転操作部材6を操作できる。また、グリップ本体2の内部に発射力調整ボリューム7を設けているので、筒軸部8に形成されたタッチ検出器502用の信号線501の通し孔41を介して信号線39を引き回すことができるので、発射力調整ボリューム7の信号線39の引き回しが容易になる。尚、発射力調整ボリューム7の端子34を部品収納凹部9に突出させるため、収納部20を構成する部品収納凹部9の内壁32の一部に切り欠き部35が形成されている。よって、発射力調整ボリューム7を収納部20内に収まりよく取付けることができる。
【0011】
上記中心軸11に回転操作体用戻しコイルばね22を挿入してこのコイルばね22の一端23をばね固定板24に形成された固定孔42に差し込んで固定する。このばね固定板24は貫通孔43を有し、この貫通孔43に中心軸11が嵌め込まれ、支柱44で支えられた状態でこのばね固定板24が支柱44に止めねじ45などで固定されている。そして、回転操作体3の中心に形成された中心孔46を中心軸11に嵌め込むとともにこの中心孔46を中心として円弧状に形成された複数の逃げ孔47に上記取付支柱21を取込んでコイルばね22の他端48を回転操作体3に形成された固定孔49に差し込んで固定する。これで、回転操作体3がグリップ本体2にセットされる。次に、中心軸11に副回転体用戻しコイルばね50(副回転体用戻しばね)を挿入してこのコイルばね50の一端51を回転操作体3に形成された固定孔52に差し込んで固定する。そして、副回転体4の中心に形成された中心孔53を中心軸11に嵌め込むとともに中心孔53を中心として円弧状に形成された複数の逃げ孔54に取付支柱21を取込んでコイルばね50の他端55を副回転体4に形成された固定孔56に差し込んで固定する。これで、副回転体4が回転操作体3に取付けられる。そして、副回転体4の前側にグリップキャップ5を配置してグリップキャップ5の取付支柱57とグリップ本体2の取付支柱21とを突き合わせ、グリップ本体2の取付支柱21の中空部58に部品収納凹部9の裏側から止めねじ59を挿入して止めねじ59で取付支柱21,57同士を互いに連結することで発射操作装置1が組立てられる。
【0012】
回転操作体3の裏面3Bには発射停止スイッチ15のスイッチ作動子103と、発射出力切換検出スイッチ16のスイッチ作動子106と、グリップ本体2に設けられた初期位置ストッパ107に係合するストッパ係合片108とが設けられ(図1,図4(b)参照)、回転操作体3の表面3Fには副回転体4に設けられた回転操作体回転ストッパ62に係合するストッパ係合片63が設けられている(図1,図4(a)参照)。
副回転体4の裏面4Bには上述した回転操作体回転ストッパ62を有する切り欠き凹部64が設けられ、また、副回転体4の裏面4Bの周縁には後方に延長する周面壁67が形成され、この周面壁67の後端側が所定角度範囲だけ切り欠かれて上記切り欠き凹部64が形成されており、この切り欠き凹部64の一端が回転操作体回転ストッパ62となっている(図1,図5(b)参照)。副回転体4の表面4Fにはグリップキャップ5に設けられた副回転体回転ストッパ65に係合するストッパ係合片66が設けられている。(図1,図5(a)参照)。
回転操作体回転ストッパ62とストッパ係合片63とにより回転操作体回転規制部が構成され、副回転体回転ストッパ65とストッパ係合片66とにより副回転体回転規制部が構成される。
【0013】
次に動作を説明する。まず、図6(a)に示すように、回転操作体3が遊技者により回転操作されておらず初期位置にあるとき回転操作体3は回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力により初期位置に維持されており、このとき、回転操作体3に設けられているスイッチ作動子103が発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮らない位置に位置していて発射停止スイッチ15がオンとなっており、発射停止信号が発射制御装置26に出力されている。次に遊技者がグリップキャップ5の前表面の接触検出体500に触れることによりタッチ検出器502で静電容量の変化が検出され、図外の制御装置から発射許可信号が発射制御装置26に出力され、発射制御装置26により発射装置27が発射可能状態に設定されるが、回転操作体3を回転操作しない限りは発射停止状態のままである。従って、遊技者がグリップキャップ5の接触検出体500に触れただけで特許文献1のように球が発射することがないので、次の遊技者が無駄な球を消費する可能性を少なくできる。遊技者が接触検出体500に触れた状態で図6(b)に示すようにスイッチ作動子103が発射停止スイッチ15の発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮る位置に移動するまで回転操作体3を回転操作してから回転操作部材6を回転操作すると、発射停止スイッチ15がオフとなって発射停止状態が解除され、かつ、回転操作体3が回転限界近くまで回転操作されておらず、スイッチ作動子106が発射出力切換検出スイッチ16の発光素子104と受光素子105との間の光授受を遮らない位置にあるので、発射出力切換検出スイッチ16がオン状態であり、図7に示す回路構成において、発射出力切換検出スイッチ16からの出力で切換スイッチ73がオン、切換スイッチ71がオフに制御され、発射力調整ボリューム7からの出力が発射制御装置26に出力される。これにより、発射制御装置26は発射力調整ボリューム7からの出力に基いて決められた発射力で球を発射するよう発射装置27を制御する。即ち、発射力調整はもっぱら発射力調整ボリューム7に連結された回転操作部材6の回転量を調整することにより行われる。従って、スイッチ作動子103が発射停止スイッチ15の発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮る位置に移動するまで回転操作体3が回転操作されればあとは回転操作体3をその回転位置で軽い力で保持できるようにするため、ばね22は戻し力の弱いばねを使用している。実施形態1では、回転操作体3が初期位置にあるときは回転操作体3の指掛け部3aの一番左側の部分が回転操作部材6の前側に位置して回転操作部材6を操作しにくい状態になっており(図6(b)参照)、回転操作体3が回転操作されて回転操作体3の指掛け部3aの一番左側の部分が回転操作部材6の前側に位置しないようになると、スイッチ作動子103が発射停止スイッチ15の発光素子101と受光素子102との間の光授受を遮る位置にきて発射停止スイッチ15のオン状態を解除するようになっているので、片手でこの回転位置で回転操作体3を軽く保持しながら親指等で回転操作部材6を操作することが可能となる(図6(b)参照)。
副回転体4はばね50を介して回転操作体3に接続されているので、副回転体4は回転操作体3と共に回転する。この際、副回転体用戻しコイルばね50の負荷は図6(b)の状態となるまで回転操作体3にかからない。即ち、副回転体4のストッパ係合片66がグリップキャップ5の副回転体回転ストッパ65に係合して回転不可となるまで回転操作体3の回転にはばね50の負荷がかからない。そして、副回転体4のストッパ係合片66がグリップキャップ5の副回転体回転ストッパ65に係合して回転不可となった後も回転操作体3は切り欠き凹部64を介して回転可能であるが、副回転体4が停止している状態で回転操作体3が回転されるとばね50の戻り力が蓄えられ、回転操作体3に負荷がかかるために回転操作が重くなる。そして、図6(c)に示すように回転操作体3が回転限界まで回転されると副回転体4に設けられた回転操作体回転ストッパ62にストッパ係合片63が係止して回転操作体3がそれ以上回転できなくなるとともに、回転操作体3が回転限界近くまで回転された以後はスイッチ作動子106が発射出力切換検出スイッチ16の発光素子104と受光素子105との間の光授受を遮る位置にきて発射出力切換検出スイッチ16がオフとなり、これにより発射出力切換検出スイッチ16からの出力で図7の切換スイッチ71がオン、切換スイッチ73がオフに制御され、発射力最大設定器72の出力が発射制御装置26に出力され、発射装置27は最大出力で球を発射する。即ち、発射力調整ボリューム7による出力により発射力調整がキャンセルされる。
従って、例えば、いわゆる右打で有利な遊技となる遊技状態が発生した場合に、回転操作体3を回しきれば、球は最大出力で発射され、このような遊技状態に対応できるようになる。
いわゆる右打で有利な遊技となる遊技状態から通常の遊技に戻った場合には、回転操作体3を逆に回転(初期位置方向に回転)させて図6(b)の状態に戻すことで、発射出力切換検出スイッチ16がオンとなり、発射力調整ボリューム7の出力が発射制御装置26に出力される状態になり、発射力調整ボリューム7の出力による発射制御が行われるようになる。この場合、回転操作体3を逆に回転させると最初は副回転体用戻しコイルばね50による負荷がかかっているので重いが、図6(b)の状態になると回転操作体3が軽くなる。従って、遊技者は、回転操作体3が軽くなるまで回転操作体3を逆に回転させ、軽くなった位置で軽い力で保持できるので疲れない。
【0014】
実施形態1によれば、発射停止スイッチ15として接点非接触型スイッチを用いたので、遊技者が回転操作体3から手を離し、回転操作体3が回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力で初期位置に戻る場合、回転操作体3のスイッチ作動子103が発射停止スイッチ15と接触しない。よって回転操作体用戻しコイルばね22における回転操作体3を初期位置に維持するための戻り力を弱くすることができ、遊技者が回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力に抗して回転操作体3を一層軽く操作することができる。即ち、回転操作体用戻しコイルばね22として発射停止スイッチ15をオン状態(発射停止状態)にできるだけの小さい戻り力を蓄積できるものを用いればよく、これにより、遊技者は軽い力で回転操作体3を保持して発射停止スイッチ15をオフ状態に維持できて疲れないとともに、発射力の調整は回転操作部材6を操作すればよいので発射力調整も容易に行える。また、前の遊技者が遊技を終了すると、回転操作体3が回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力で初期位置に回転して発射停止スイッチ15がオン状態となり、次の遊技者が回転操作体3を操作して発射停止スイッチ15をオフ状態にしない限り遊技球は発射されないので、遊技者の無駄球消費の可能性を少なくできる。また、従来と同様にグリップ部を握りながら回転操作体3を操作できるので従来と同様の操作感覚が得られ、また、回転操作体3から手を離すと発射停止状態になるので、タッチ検出器と接触検出体とが必ずしも必要でなくなり、コストを削減できる。また、回転操作体3から手を離すと回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力で発射停止状態になるので、動作信頼性の高い発射操作装置が得られる。また、右打ちが終了した後は回転操作体3を戻すことにより、副回転体4の副回転体回転規制部による係合が解除されて副回転体用戻しコイルばね50による負荷が解除される位置までくると回転操作体3が軽くなるので、回転操作体3が軽くなるまで戻して軽くなった後の位置で回転操作体3を軽い力で保持することにより、回転操作体3を軽い力で保持しながら遊技を行えるので、遊技者の疲労を少なくできる。また、回転操作体3が軽くなる位置を手で感じることができるので、回転操作体3を戻す量を確認できる。また、回転操作体3の回転操作に軽重を与えることができる。
【0015】
実施形態2
実施形態1では接点非接触型の発射停止スイッチ15と発射出力切換検出スイッチ16及び接点接触型の発射停止スイッチ15Aを備えた構成を示したが、接点接触型の発射停止スイッチ15Aと発射出力切換検出スイッチ16Aとを用いた構成としてもよい。
図10は実施形態2の発射操作装置の分解斜視図、図11は発射操作装置の断面図、図12(a)は回転操作体の表面を示す図、図12(b)は回転操作体の裏面を示す図、図13は発射操作装置の動作説明図である。尚、図1〜図9の実施形態1と同じものは同一符号を付してその説明を省略する。
即ち、グリップ本体2の部品収納凹部9に、上述した接点接触型の発射停止スイッチ15Aと、接点接触型の発射出力切換検出スイッチ16Aとを備えるととともに、受圧部28が形成された発射停止スイッチ操作部材18Aを備える。従って、スイッチ作動子103,106を備えない回転操作体3Aが回転操作されておらず初期位置にあるとき回転操作体3Aは回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力により初期位置に維持されており、このとき、回転操作体3Aに設けられている押圧部29が発射停止スイッチ操作部材18Aの受圧部28に係合して発射停止スイッチ操作部材18Aが発射停止スイッチ15Aのスイッチボタン25の方向に押圧するように構成すれば、回転操作体3Aが初期位置にあるときは発射停止スイッチ操作部材18Aでスイッチボタン25が押圧され発射停止スイッチ15Aはオン状態に維持される。即ち、回転操作体3Aが初期位置にあるときは発射停止状態に維持される。
また、発射停止スイッチ操作部材18Aを実施形態1と同様に人為操作することにより、遊技者は回転操作体3Aを回転して保持している状態においても発射停止スイッチ操作部材18Aを操作して球の発射を停止させることができる。
図12のように回転操作体3Aの裏面3Bには上述した押圧部29と、発射出力切換検出スイッチ16Aのスイッチボタン60を押圧するスイッチ作動子61とが設けられている。
また、実施形態2では、回転操作体3Aの表面に金属メッキなどによる接触検出体500を備えた例を示す。
【0016】
次に動作を説明する。まず、図13(a)に示すように回転操作体3Aが回転操作されていない場合は、回転操作体3Aが回転操作体用戻しコイルばね22の戻り力により初期位置に維持されており、この際、回転操作体3Aの押圧部29が発射停止スイッチ操作部材18の受圧部28を押圧した状態に維持しており、これにより、発射停止スイッチ15Aのスイッチボタン25が押圧されスイッチ接点が開状態に維持されているので、発射制御装置26は発射装置27を発射停止状態に維持している。次に遊技者が回転操作体3Aの表面の接触検出体500に触れることによりタッチ検出器502で静電容量の変化が検出され、発射装置27が発射可能状態に設定されるが、回転操作体3Aを回転操作しない限りは発射停止状態のままである。遊技者が回転操作体3Aに触れた状態で回転操作体3Aを回転操作するとともに回転操作部材6を回転操作すると発射制御装置26は発射力調整ボリューム7からの出力に基いて決められた発射力で球を発射するよう発射装置27を制御する。従って、回転操作体3Aの押圧部29が発射停止スイッチ操作部材18Aの受圧部28から離れて発射停止スイッチ15Aのスイッチボタン25が押圧されなくなくなるまで(即ち、スイッチ接点が閉じて発射許可信号が発射制御装置26に出力されるまで)回転操作されればあとは軽い力でその回転位置を保持すればよい。上述したように副回転体用戻しコイルばね50の負荷は図13(b)の状態となるまで回転操作体3Aにかからない。そして図13(c)に示すように回転操作体3Aが回転限界まで回転されると副回転体4に設けられた回転操作体回転ストッパ62にストッパ係合片63が係止して回転操作体3Aがそれ以上回転できなくなるとともに、スイッチ作動子61が発射出力切換検出スイッチ16Aのスイッチボタン60を押圧してスイッチ接点(常閉タイプ)を開き発射出力切換検出スイッチ16Aがオンになると、発射制御装置26に発射力最大出力が供給されて、発射力調整ボリューム7による出力調整がキャンセルされ、右打ち遊技の対応できる。通常の遊技に戻った場合には、回転操作体3Aを逆に回転させることで、発射出力切換検出スイッチ16Aがオフとなり、発射出力切換検出スイッチ16Aの出力で切換スイッチ71が開いて発射力最大設定器72からの最大出力が発射制御装置26に供給されなくなるとともに、発射出力切換検出スイッチ16Aの出力で切換スイッチ73が閉じられて発射力調整ボリューム7の出力が発射制御装置26に供給され、発射力調整ボリューム7の出力による発射制御が行われるようになる。
【0017】
実施形態2によれば、回転操作体3Aとスイッチ作動子としての発射停止スイッチ操作部材18Aとが別個に設けられた形態において、実施形態1と同様な効果が得られる。また、1つの発射停止スイッチ15Aで、回転操作体3Aが初期位置に戻った場合の発射停止と人の操作による発射停止を実現できる。また、押圧部29と受圧部28との係合により、回転操作体3Aが初期位置に戻った場合の発射停止スイッチ15Aのオン動作を確実に行わせることができ、動作信頼性の高い発射操作装置が得られる。
【0018】
尚、実施形態では、副回転体4を回転操作体3(3A)の前側に設けたが、回転操作体の後側に設けてもよい。この場合、副回転体回転規制部を副回転体4とグリップ本体2との係合により構成すればよい。
また、発射力調整ボリューム7の収納部20をグリップ本体2の内部に設けたが、グリップキャップ5の内部に設けてもよい。この場合、例えば、親指で操作できる位置に回転操作部材6を設けるようにすればよい。
また、図14に示すように、回転操作部材6を遊技機枠100の前面、例えば、皿装置150の上面151に露出するように設けてもよい。このようにすれば、実施形態1と同様な効果が得られるとともに、回転操作部材6を遊技者に目で確認しやすい位置に配置することが可能となる。
また、図15に示すように、回転操作部材6を遊技機枠100の皿装置150の上面151に露出するように設けるとともに、回転操作体3(3A)を具備しない固定グリップ部160を設け、この固定グリップ部160の筒軸部180の上表面181に筒軸部180の前後方向に移動可能な発射停止スイッチ操作部材161を設けて、かつ、筒軸部180の後方に位置する遊技機枠100の前面裏162に例えば接点接触型の発射停止スイッチ163を設け、発射停止スイッチ操作部材161に戻しばね164を連結して戻しばね164の戻し力で通常は発射停止スイッチ操作部材161の先端165で発射停止スイッチ163をオンとして発射停止状態に維持している構成としてもよい。そして、遊技を行う時は、戻しばね164の戻し力に抗して発射停止スイッチ操作部材161の指掛け部166を指で引いて発射停止スイッチ163をオフ状態とし、指を離すと発射停止スイッチ操作部材161が戻しばね164の戻し力で発射停止スイッチ163の方向に付勢されて発射停止スイッチ163をオンとするような構成としてもよい。この構成によっても図14の構成のものと同様な効果が得られる。
また、発射力調整ボリュームとして直線可動式の可変抵抗器ボリュームを用い、直線可動式の発射力調整ボリューム操作体を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による発射操作装置の分解斜視図。
【図2】同実施形態1の発射操作装置の断面図。
【図3】同実施形態1のグリップ本体の部品収納凹部の正面図。
【図4】同実施形態1の回転操作体の表面及び裏面を示す図。
【図5】同実施形態1の副回転体の表面及び裏面を示す図。
【図6】同実施形態1の発射操作装置の動作説明図。
【図7】同実施形態1の発射操作装置の回路ブロック図。
【図8】同実施形態1の発射力調整ボリュームの取付方法を示す分解斜視図。
【図9】同実施形態1の収納部に取付けられた発射力調整ボリュームを示す断面図。
【図10】本発明の実施形態2による発射操作装置の分解斜視図。
【図11】同実施形態2の発射操作装置の断面図。
【図12】同実施形態2の回転操作体の表面及び裏面を示す図。
【図13】同実施形態2の発射操作装置の動作説明図。
【図14】本発明の発射操作装置の他の例を示す正面図。
【図15】本発明の発射操作装置の他の例を示す平面図。
【符号の説明】
1 発射操作装置、2 グリップ本体、3 回転操作体、4副回転体、
5 グリップキャップ、6 回転操作部材(発射力調整ボリューム操作体)、
7 発射力調整ボリューム、15 発射停止スイッチ、
16 発射出力切換検出スイッチ(検出手段)、
18 発射停止スイッチ操作部材、20 収納部、
22 回転操作体用戻しコイルばね、26 発射制御装置、27 発射装置、
28 受圧部、29 押圧部、36 ボリューム軸、
50 副回転体用戻しコイルばね、61 スイッチ作動子、
62 回転操作体回転ストッパ、63 ストッパ係合片、
65 副回転体回転ストッパ、66 ストッパ係合片、
71,73 切換スイッチ、72 発射力最大設定器、
103 スイッチ作動子、500 接触検出体、502 タッチ検出器。
Claims (14)
- 遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部の内側に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射力調整ボリューム操作体とを備え、グリップ部が遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ本体と、グリップ本体より前側で回転可能にグリップ本体に設けられた人為操作可能な回転操作体と、回転操作体への回転操作で戻り力を蓄積するとともに当該回転操作の解除に伴う戻り力を回転操作体に付与する戻し手段と、回転操作体より前側で回転操作体の回転維持形態でグリップ本体に設けられたグリップキャップとで構成され、回転操作体がスイッチ作動子を備え、回転操作体が戻し手段による戻り力で初期位置に回転した場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させるとともに、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチのオン状態を解除するよう構成されたことを特徴とするパチンコ機の発射操作装置。
- 発射停止スイッチが接点非接触型スイッチで形成されたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の発射操作装置。
- グリップ部の内側に上記発射停止スイッチとは別個に設けられた別の発射停止スイッチと、グリップ部に回転操作体とは別個に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材とを備え、この発射停止スイッチ操作部材を操作することで、上記別の発射停止スイッチをオンして球の発射を停止できるとともに、この発射停止スイッチのオン状態を解除できるよう構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機の発射操作装置。
- 別の発射停止スイッチが接点接触型のスイッチで形成されたことを特徴とする請求項3に記載のパチンコ機の発射操作装置。
- 遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部の内側に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射力調整ボリューム操作体とを備え、グリップ部が遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ本体と、グリップ本体より前側で回転可能にグリップ本体に設けられた人為操作可能な回転操作体と、回転操作体への回転操作で戻り力を蓄積するとともに当該回転操作の解除に伴う戻り力を回転操作体に付与する戻し手段と、回転操作体より前側で回転操作体の回転維持形態でグリップ本体に設けられたグリップキャップとで構成され、グリップ部には回転操作体とは別個に設けられたスイッチ作動子を備え、回転操作体が戻し手段の戻り力で初期位置に回転した場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させるとともに、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合にスイッチ作動子が発射停止スイッチのオン状態を解除するよう構成されたことを特徴とするパチンコ機の発射操作装置。
- スイッチ作動子がグリップ部に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材により形成され、この発射停止スイッチ操作部材を操作することで、発射停止スイッチをオンして球の発射を停止できるとともに、この発射停止スイッチのオン状態を解除できるよう構成されたことを特徴とする請求項5に記載のパチンコ機の発射操作装置。
- 発射停止スイッチ操作部材が受圧部を備え、回転操作体が押圧部を備え、回転操作体が戻し手段の戻り力で初期位置に回転した場合に押圧部が発射停止スイッチ操作部材の受圧部を押圧して発射停止スイッチをオン状態に維持し、回転操作体が戻し手段に抗して回転操作された場合に押圧部と発射停止スイッチ操作部材の受圧部との係合が解除されて発射停止スイッチのオン状態が解除されるよう構成されたことを特徴とする請求項6に記載のパチンコ機の発射操作装置。
- 回転操作体の前側又は後側に設けられた副回転体を備え、戻し手段が回転操作体とグリップ本体とを互いに接続する回転操作体用戻しばねと、回転操作体と副回転体とを互いに接続する副回転体用戻しばねとで構成され、回転操作体が回転操作体用戻しばねに抗して回転操作された場合にスイッチ作動子により発射停止スイッチのオン状態が解除されるとともに、回転操作体と副回転体とが一緒に回転し、一緒に回転する副回転体の回転を規制する副回転体回転規制部が副回転体とグリップキャップあるいは副回転体とグリップ本体との係合により構成され、副回転体の回転が副回転体回転規制部で規制された後に副回転体用戻しばねの戻し力が加わった状態で回転する回転操作体の回転を規制する回転操作体回転規制部が回転操作体と副回転体との係合により構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のパチンコ機の発射操作装置。
- 発射制御装置により駆動される発射機構の球の発射力を最大にする発射力最大設定手段と、発射力最大設定手段の信号を発射制御装置に出力するスイッチと、発射力調整ボリュームの出力を発射制御装置に出力するスイッチと、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことを検出する検出手段とを備え、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことが検出手段により検出された場合には、検出手段が上記各スイッチを制御することにより発射力最大設定手段の出力が発射制御装置に供給され、回転操作体が最大回転位置近くまで回転操作されたことが検出手段により検出されていない場合には、検出手段が上記各スイッチを制御することにより発射力調整ボリュームの出力が発射制御装置に供給されるよう構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のパチンコ機の発射操作装置。
- 検出手段が回転操作体に設けられたスイッチ作動子を検出する接点非接触型スイッチにより形成されたことを特徴とする請求項9に記載のパチンコ機の発射操作装置。
- 発射力調整ボリュームがグリップ部の内部に形成された収納部に嵌め込まれて固定されたことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のパチンコ機の発射操作装置。
- グリップ本体に収納部が設けられ、収納部が前方から発射力調整ボリュームを収納し得る前方開放状かつ有底状に形成されたことを特徴とする請求項11に記載のパチンコ機の発射操作装置。
- グリップキャップ及び回転操作体のうちの少なくとも一方が接触検出体を備えるとともに、人がこの接触検出体に触れていない場合には球の発射許可を発射制御装置に送出しない接触検出器を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のパチンコ機の発射操作装置。
- 遊技機枠より前側に突出する形態で遊技機枠に設けられたグリップ部と、グリップ部の内側に設けられた発射停止スイッチと、グリップ部に設けられた人為操作可能な発射停止スイッチ操作部材と、発射停止スイッチ操作部材が発射停止スイッチをオフとするよう操作された場合に戻り力を蓄積する戻し手段と、グリップ部以外の遊技機枠の前面裏に設けられた発射力調整ボリュームと、グリップ部以外の遊技機枠の前面に設けられた発射力調整ボリューム操作体とを備え、発射停止スイッチ操作部材の操作の解除に伴う戻し手段の戻り力で発射停止スイッチ操作部材が発射停止スイッチをオンして球の発射を停止させることを特徴とするパチンコ機の発射操作装置。
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JP2003196724A JP2005027882A (ja) | 2003-07-14 | 2003-07-14 | パチンコ機の発射操作装置 |
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- 2003-07-14 JP JP2003196724A patent/JP2005027882A/ja active Pending
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