JP6836199B2 - 操作スイッチ、遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、操作スイッチ、および遊技機に関に関する。
遊技機としてスロットマシンがあり、広く普及している。スロットマシンでは、毎ゲームごとにリールを回転させるようになっており、遊技者は、操作スイッチを操作してリールを回転させる。そのため、毎ゲームごとに必ず操作される操作スイッチは、操作頻度の高いものとなる。
このような操作スイッチの一つとして、軸状の操作部を有する操作スイッチがある。軸状の操作部は、例えば操作軸の端部に操作頭部が設けられた操作レバーである。操作軸における操作頭部とは逆の端部には押圧部材が設けられている。操作レバーが傾動されると、押圧部材がスライド部材を押圧する。スライド部材は、押圧部材による押圧方向とは逆方向にスプリングにより付勢されており、押圧部材に押圧されることで、円筒状のケース内部を軸方向であって押圧方向に移動する。スライド部材には被センサ部が設けられており、スライド部材の移動によって被センサ部が押圧方向に押し出される。このような被センサ部の位置の変化をセンサ部が検出することにより、操作スイッチが操作されたか否かを検出することができる。
本願出願人は、本願よりも先にこのような軸状の操作部を有する操作スイッチを発明し、特許出願している(特許文献1)。図8は、特許文献1と同様の構成を有する従来の操作スイッチ100の外観斜視図と要部拡大図であり、(a)は操作レバー101が非操作の状態を示し、(b)は操作レバー101が検出位置まで傾動操作された状態を示す。
図8の(a)(b)に示すように、従来の操作スイッチ100においては、操作レバー101は、操作軸102の一方の端部に操作頭部103が設けられ、他方の端部に押圧部材104を備えている。押圧部材104は、辺縁部104aが曲面となった円盤状をなす。
図8の(a)に示すように、操作レバー101が操作されていない状態では、押圧部材104は、スプリング111に付勢されたスライド部材112に押されることで、ケース110の内壁におけるR部110aに突き当たっている。この状態で、操作レバー101は、操作軸102の軸方向をケース110の軸方向と平行に保持される。以下、このように操作レバー101が保持された状態を水平に保持されるという。
図8の(b)に示すように、操作レバー101が傾動操作されて下方向に傾くと、押圧部材104は、傾動方向とは逆側の辺縁部104a(上端部)を支点として矢印Dの方向に回転する。この回転にて、傾動方向側の辺縁部104a(下端部)が、R部110aから離れる方向(図中右方向)にケース110の内壁面110bを摺動しながら軸方向に水平移動する。この水平移動にて、傾動方向側の辺縁部104a(下端部)がスライド部材112をスプリング111の付勢力に抗して押圧し、スライド部材112が押圧方向(図中右方向)に移動する。これにより、スライド部材112に設けられた被センサ部113の位置が変化し、検出部114がこれを検出する。
なお、ここでは操作レバー101を下方向に傾動操作した場合を説明したが、操作レバー101は、操作レバー101を操作していない状態(水平に保持された状態)の位置である通常固定位置を中心として、360度の何れの方向にも傾動させることが可能な構成となっている。
特許第4687214号明細書
本願は、上記従来の操作スイッチ100の改良を図るものである。上記操作スイッチ100では、上述したように、操作レバー101が傾動操作されると、押圧部材104は、傾動方向とは逆側の辺縁部104aを支点として回転して、傾動方向側の辺縁部104aがR部110aから離れる方向に内壁面110bを摺動しながら水平移動する。そして、この傾動方向側の辺縁部104aの水平移動に伴って、回転の支点となっている側の辺縁部104aがさらにR部110aを摺動しながら傾動方向に移動する。
従来の操作スイッチ100においては、このような動きの際に、操作レバー101の操作力の下方向成分(傾動方向の成分)により、押圧部材104の辺縁部104aにおけるケース110の内壁面110bと摺動する部分に摩耗が発生する。特に、回転の支点となっている側の辺縁部104aが、傾動方向側の辺縁部104aの水平移動に伴ってさらにR部110aを摺動しながら傾動方向へ移動する動きによって、傾動方向側の辺縁部104aはケース110の内壁面110bをこじるように摺動するため、摩耗が発生しやすい。
押圧部材104に摩耗が生じると、操作レバー101を操作していない状態で水平に保持できなくなるなどの不具合を生じる。そのため、上記従来の操作スイッチ100においては、グリスアップ等の摩耗防止対策を施しており、コストアップの要因となっている。
本発明は、グリスアップ等の摩耗防止対策を行うことなく、押圧部材の摩耗を抑制・防止して、安価にて耐久性の高い操作スイッチを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用している。
すなわち、本発明の一側面に係る操作スイッチは、操作レバーと、前記操作レバーの基端側に設けられた押圧部材と、シリンダ状の内壁を有し前記操作レバーの基端側を収容するケースと、前記ケースの内部に前記内壁を軸方向に摺動可能に配設されるスライド部材と、前記スライド部材を前記軸方向であって前記押圧部材に突き当たる方向に付勢する付勢部材と、前記スライド部材の動きを検出する検出部と、を備え、前記押圧部材は辺縁部が曲面となった円盤状をなし、前記ケース内部に、前記辺縁部の形状に対応した曲面を有し、前記辺縁部における前記操作レバーの先端側を向く前側を受ける第1受部が形成され、前記スライド部材に、前記辺縁部における後側を当該辺縁部の最大径部側に掛けて受ける第2受部が形成され、前記押圧部材は、前記付勢部材の付勢力にて前記第1受部と前記第2受部との間に挟持されていることを特徴とする。
上記構成によれば、押圧部材は、付勢部材の付勢力にて第1受部と第2受部との間に挟持されている。押圧部材の前側は、ケースに設けられ、辺縁部の形状に対応した曲面を有する第1受部にて受けられる一方、押圧部材の後側は、スライド部材に設けられた第2受部によって、辺縁部の最大径部側に掛けて受けられている。これにより、押圧部材を第1受部および第2受部以外の他の部材に接触させることなく保持することができる。
このような構成において、操作レバーが傾動操作され、押圧部材が傾動方向とは逆側の辺縁部を支点として回転すると、傾動方向側の辺縁部に押されて、第2受部を有するプランジャ48が付勢力に抗して水平移動する。押圧部材は、第1受部および第2受部以外の他の部材とは接触することなく保持されているので、辺縁部がケースの内壁などの他の部材を摺動することがなく、摺動による摩耗が大きく低減される。
これにより、押圧部材の摩耗を抑制・防止することができ、その結果、グリスアップ等の摩耗防止対策を不要にしてコストダウンを図ることができる。
なお、上記構成では、スライド部材とケースの内壁との間での摩耗は発生する。しかしながら、スライド部材とケースの内壁との間での摩耗は、押圧部材に比べ性能への影響が小さいため、操作スイッチの耐久性は向上する。
本発明の一側面に係る操作スイッチにおいては、さらに、前記辺縁部の最大径部が前記第1受部あるいは第2受部あるいはその両方に当接している構成とすることができる。
上記構成によれば、押圧部材を第1受部および第2受部で挟持して保持する位置に安定して保持することが可能となり、押圧部材の軸方向と直交する方向にがたつくことを容易に防止することができる。
本発明の一側面に係る操作スイッチにおいては、さらに、前記第2受部が、前記辺縁部の形状に対応した曲面を有する構成とすることができる。
上記構成によれば、傾動方向側の辺縁部に第2受部との接触にてかかる力を分散することができ、押圧部材における摩耗をより一層小さくすることができる。
本発明の一側面に係る操作スイッチにおいては、さらに、前記第1受部および前記第2受部の径方向外側の互いに対向し合う端面の一方に、対向する方向に付き出た凸部が複数設けられ、他方に前記凸部が入り込む凹部が複数設けられている構成である。
辺縁部の曲面の大きさや、スライド部材の移動量によっては、第1受部と第2受部との間に形成される隙間に辺縁部が落ち込む場合がある。そのような場合でも、上記構成とすることで、凸部が辺縁部に接触して、辺縁部が第1受部と第2受部との間の隙間に落ち込むことを防止することができる。
本発明の一側面に係る操作スイッチにおいては、さらに、前記スライド部材における前記ケースの前記内壁と摺動する摺動部が、前記押圧部材を超えて前記操作レバーが付き出す前方側に延設されている構成である。
上記構成によれば、スライド部材とケースの内壁との摺動長を長く確保できるので、スライド部材とケース内壁との摺動を安定させることができる。また、摺動面積を広く確保できるので、スライド部材とケースの内壁との間の摩耗の影響を抑えることが可能となる。さらに、スライド部材とケースの内壁との摺動部を押圧部材よりも背面側に設けた構成よりも、操作スイッチの全長を短くすることも可能となる。
本発明の一側面に係る遊技機は、前記本発明の一側面に係る操作スイッチを備えたことを特徴とする。
本発明は、グリスアップ等の摩耗防止対策を行うことなく、押圧部材の摩耗を抑制・防止して、安価にて耐久性の高い操作スイッチを提供することができるといった効果を奏する。
本実施の形態に係る操作スイッチの適用例を例示するもので、操作スイッチがスタートスイッチとして搭載されている遊技機の構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る操作スイッチの外観斜視図である。 上記操作スイッチの正面図、平面図、側面図および背面図である。 上記操作スイッチの分解斜視図である。 図3の正面図のA−A線矢視断面図である。 上記操作スイッチにおけるケースとプランジャの要部の断面斜視図である。 上記操作スイッチの断面図と要部拡大図であり、(a)は操作レバーが非操作の状態を示し、(b)は操作レバーが傾動された途中の状態を示し、(c)は操作レバーが検出位置にまで傾動された状態を示す。 特許文献1と同様の構成を有する従来の操作スイッチの外観斜視図と要部拡大図であり、(a)は操作レバーが非操作の状態を示し、(b)は操作レバーが検出位置まで傾動された状態を示す。
§1 適用例
まず、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る操作スイッチの適用例を例示するもので、操作スイッチがスタートスイッチ26として搭載されている遊技機11の構成を示す斜視図である。遊技機11は、いわゆるスロットマシンに属するパチスロ機である。
遊技機11の前面扉28の中段右側に投入口21が設けられており、遊技者は、遊技に用いるメダルを投入する。投入口21は、投入されたメダルの大きさに応じて、正規の大きさのメダルを図示せぬ内部に取り込み、メダルの投入を認識すると共に、正規の大きさではないメダルが投入されると不正なメダルとみなし、前面扉28の下段に設けられた払出口22より返却する。また、投入口21より投入されたメダルは、所定の枚数(例えば、50枚)だけ貯留する(実際には、枚数のカウンタがカウントされる)ことが可能であり、貯留枚数分は、予め投入されたメダルをBETボタン24またはMAXBETボタン25を操作することにより、メダルが投入されたものとして扱うことができる。
投入口21の下部には、本体側に対して押圧可能な詰まり解除ボタン23が設けられており、この詰まり解除ボタン23が遊技者により押圧操作されると、メダルが詰まった場
合に払出口22よりメダルが返却される。
BETボタン24は、1回押下されると、貯留されているメダルのうち、1枚分が投入口21から投入されたものとみなされ、メダル1枚が掛けられたものとみなされる。BETボタン24を連続して押下することで、掛け数を増やすことができる。パチスロ機の場合は、1度にメダル3枚までを掛けることができる。
また、MAXBETボタン25は、1回押下されると、貯留されているメダルのうち、掛けることが可能な最大枚数分のメダルが投入口21より投入されたものとみなされる。すなわち、貯留されているメダルの枚数が3枚以上である場合、MAXBETボタン25の1回の押下で、3枚のメダルが掛けられたものとみなされ、貯留されているメダルが3枚未満の場合、貯留されている全ての枚数が掛けられたものとみなされる。
なお、遊技(ゲーム)の状況(大当り中など)において、メダルのかけ枚数が変化する機種の場合は、MAXBETボタン25の1回の押下で掛けることのできるメダル枚数もそれに応じて変化する。
操作スイッチ1は、リール29の回転を開始させるときに遊技者により操作される操作スイッチであり、メダルが掛けられた状態で操作されるとリール29の回転が開始される。本実施形態に係る操作スイッチは、この操作スイッチ1として適用されている。
リール29は、連続して描かれた図柄を有する回転体であり、図1の例示ではリール29の数は3個となっているが3個以上であればよく、リールを5個備える機種もある。
ストップボタン27は、各リール29毎に設けられており、リール29が回転している場合、その回転を停止させるときに遊技者により操作される。各リール29毎に設けられたストップボタン27が押下されて、対応する各リール29が停止した後、リール29の図柄が横方向、または、斜め方向に揃うと揃った図柄の種類に応じて、メダルが払出口22より払い出される。
§2 構成例
以下、本発明の一側面における実施形態を、図2〜図7に基づいて例示する。
(操作スイッチ1の概略構成)
図2は、本実施形態に係る操作スイッチ1の外観斜視図である。図3は、操作スイッチ1の正面図、平面図、側面図および背面図である。図4は、操作スイッチ1の分解斜視図である。図5は、図3の正面図のA−A線矢視断面図である。
図2、図3に示すように、操作スイッチ1は、操作レバー40と、該操作レバー40の基端側を収容するケース41と、ケース41の背面側を覆うカバー42とを備える。ケース41は正面側に操作レバー40が付き出るように取り付けられる開口を有し、ケース41の内部に押圧部材46やプランジャ(スライド部材)48等が収容されている。
なお、以下の説明においては、正面を前、背面を後、奥とも表現する。また、通常固定位置の操作レバー40が水平となるように操作スイッチ1が取り付けられていることを前提に「水平」「垂直」の文言を使用する。
カバー42は、ケース41の背面側を覆っており、ケース41の2箇所に設けられた係合爪41eにてケース41に取り付けられている。カバー42には、プランジャ48の動きを検出する検出部として、例えばフォトセンサ(検出部)50が取り付けられている。なお、検出部として、ここではフォトセンサ50を例示するが、近接センサ、金属センサなど、他のセンサであってもよい。要は、プランジャ48の動きを検出できるものであればよい。
図4、図5に示すように、操作レバー40は、操作軸43を有し、該操作軸43の一方の端部に、遊技者が操作する操作頭部44が設けられている。操作頭部44は、例えば操作軸43の端部にインサート成形されることで設けられる。
操作レバー40の基端側となる操作軸43の他方の端部には、フォルダ45と押圧部材46とがボルト47にて取り付けられている。フォルダ45と押圧部材46とは、操作軸43における他方の端部をケース41内に挿通させた状態で操作軸43に挿通され、ボルト47にて締結されている。
ケース41は、カバー42が取り付けられる背面側を覗いてシリンダ状の外形を有し、シリンダ状の内壁41aを有する。ケース41の内部には、シリンダ状の内壁41aを軸方向に摺動可能にプランジャ48が配設されている。プランジャ48はシリンダ状の外周面48aを有し、該外周面48aがケース41のシリンダ状の内壁41aを摺動する。
プランジャ48は、プランジャ48とカバー42との間に挟み込まれたスプリング(付勢部材)49にて、カバー42から離れる方向に付勢されている。つまり、プランジャ48は、スプリング49にて、軸方向であって押圧部材46に突き当たる方向に付勢されている。押圧部材46は、このようにプランジャ48が付勢されることで、プランジャ48とケース41との間で保持され、操作レバー40を水平に保持している。
プランジャ48の背面側には、後方に向かって突き出る突出部48eが形成されており、該突出部48eが、カバー42の穴部42aに挿入されている。カバー42の背面に取り付けられたフォトセンサ50は、この突出部48eの先端を検出することで、プランジャ48の動きを検出する。
フォトセンサ50は、発光部であるLEDと受光部であるフォトICを備えている。フォトセンサ50は、発光部から照射された光が、突出部48eにて遮られて受光部で受光できない場合に、操作スイッチ1が操作されたことを検出して、検出結果を遊技機11の制御処理部(図示せず)に供給する。図5中、発光部から照射されて受光部で受光される光軸を、破線Lにて示す。
(操作スイッチ1の詳細構成)
次に、図4、図5、図6を用いて、操作スイッチ1の詳細構成を説明する。図6は、操作スイッチ1におけるケース41とプランジャ48の要部の断面斜視図である。図6では、操作レバー40が水平に保持される通常固定位置よりもプランジャが押し戻された状態を示している。
図4、図5に示すように、押圧部材46は、辺縁部46aが曲面となった円盤状をなす。辺縁部46aの曲面としては、円盤の中心を通る線で切った断面が半円を有するような真円に近い形状が好ましい。
本実施形態では、プランジャ48は、押圧部材46を超えてケース41の正面側の端部に達しており、プランジャ48とケース41の内壁41aと摺動する摺動部が、押圧部材46を超えて正面側(前方側)に延設されている。
これにより、プランジャ48とケース41の内壁41aと間の摺動長を長く確保して摺動を安定させることができる。また、摺動面を広く確保することで、ケース41の内壁41aとプランジャ48の摩耗の影響を抑えることが可能となる。さらに、プランジャ48とケース41の内壁41aとの摺動部を押圧部材46よりも背面側に設けた構成よりも、操作スイッチ1の全長を短くすることも可能となる。
このようなプランジャ48に対応して、本実施形態では、図5、図6に示すように、ケース41は、正面側が袋状に返された2重構造となっている。つまり、ケース41は、プランジャ48が摺動する内壁41aを有する第1の筒状部41−1と、その内側に配された第2の筒状部41−2とを有している。
この折り返された第2の筒状部41−2の先端部に、押圧部材46の辺縁部46aを受ける第1受部41bが形成されている。第1受部41bは、辺縁部46aにおける操作レバー40の先端側を向く前側(前面)を受ける。第1受部41bは、リング状をなし、ケース41の内部における押圧部材46の辺縁部46aと対応する位置に形成され、辺縁部46aの形状に対応した曲面を有する。
そして、プランジャ48にも、ケース41と同様に、押圧部材46の辺縁部46aを受ける第2受部48bが形成されている。第2受部48bは、辺縁部46aにおける前面とは反対側の後側(後面)を当該辺縁部の最大径部側に掛けて受けるようになっている。最大径部は、辺縁部46aにおける径が最も大きい部分である。第2受部48bも第1受部41bと同様にリング状をなし、プランジャ48における押圧部材46の辺縁部46aと対応する位置に形成されている。本実施の形態では、より好ましい構成として、第2受部48bも辺縁部46aの形状に対応した曲面を有している。これにより、操作レバー40を傾動操作した場合に、傾動方向側の辺縁部46aに第2受部48bとの接触にてかかる力を分散することができ、押圧部材46における摩耗をより一層小さくすることができる。
押圧部材46は、ケース41に設けられた第1受部41bと、プランジャ48に設けられた第2受部48bとの間に配されており、スプリング49の付勢力にて、第1受部41bと第2受部48bとの間に挟持されている。押圧部材46は、後述するように、一端部側の辺縁部46aを支点として回転した場合に、支点とは逆側の辺縁部46aの動きを、第2受部48bを有するプランジャ48に伝えてプランジャ48を水平移動させる。
ここで、押圧部材46は、前側をケース41に設けられた第1受部41bで受けられる一方、後側がプランジャ48に設けられた第2受部48bによって最大径部側に掛けて受けられることで、第1受部41bおよび第2受部48b以外の他の部材に接触させることなく保持されている。これにより、押圧部材46は、一端部側の辺縁部46aを支点として回転した場合に、支点とは逆側の辺縁部46aがケース41の内壁などの他の部材を摺動することがなく、摺動による摩耗が大きく低減される。
また、押圧部材46が第1受部41bと第2受部48bとの間に挟持された状態で、辺縁部46aの最大径部は、第2受部48bに当接している。これにより、押圧部材46を第1受部41bおよび第2受部48bで挟持して保持する位置に安定して保持することが可能となり、押圧部材46の垂直方向(軸方向と直交する方向)にがたつくことを容易に防止することができる。なお、最大径部が第1受部41bと第2受部48bとの両方、つまり第1受部41bと第2受部48bとの境界部分に当接している構成としても同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態では、図6に示すように、第2受部48bおよび第1受部41bの径方向外側の互いに対向し合う端面48c,端面41cの一方に、対向する方向に付き出た凸部が複数設けられ、他方に前記凸部が入り込む凹部が形成されている。図6の例では、プランジャ48側の端面48cに凸部48dが複数設けられ、ケース41側の端面41cに、対向する凸部48dが入り込む凹部41dが複数設けられている。凸部48dと凹部41dとは、周方向に例えば8組設けられている。図5に示すように、操作レバー40が水平に保持される通常固定位置では、凹部41dに凸部48dが入り込んでいる。これにより、後述するように、第1受部41bと第2受部48bとの間の隙間に押圧部材46が嵌り込むといった不具合を防止することができる。
(操作スイッチ1の動作)
次に、図7を用いて、操作スイッチ1の動作を説明する。図7は、操作スイッチ1の断面図と要部拡大図であり、(a)は操作レバー40が非操作の状態を示し、(b)は操作レバー40が傾動された途中の状態を示し、(c)は操作レバー40が検出位置にまで傾動された状態を示す。
図7の(a)に示すように、操作レバー40を操作していない状態では、プランジャ48がスプリング49の付勢力でカバー42より離れる方向、つまり、押圧部材46に突き当たる方向である矢印Aの方向に付勢されている。
この状態では、プランジャ48は、付勢力で矢印Aの方向に移動しているため、フォトセンサ50は透光状態となる。操作レバー40は、付勢力で押圧部材46が第1受部41bと第2受部48bとの間で挟持されることで、水平に保持される。プランジャ48側の凸部48dは、ケース41側の凹部41dに入り込んでいる。押圧部材46の辺縁部46aの最大径部は、プランジャ48の第2受部48bに当接している。
操作レバー40は、このように水平に保持された通常固定位置を中心として、360度の何れの方向にも傾動させることが可能な構成となっている。
この状態より、例えば、図7の(b)に示すように、操作頭部44が下方向に押し下げられ、操作レバー40が傾動操作されると、押圧部材46は、操作レバー40の操作力により、上端(傾動方向の逆側)の辺縁部46aを支点として矢印Cの方向に回転する。上端の辺縁部46aは、第1受部41bの曲面を沿うように回転する。押圧部材46のC方向への回転により、下端(傾動方向側)の辺縁部46aが、プランジャ48をスプリング49の付勢力に抗して、第1受部41bから離れる方向である矢印B方向に水平移動させる。
このとき、押圧部材46は、第1受部41bおよび第2受部48b以外の他の部材とは接触することなく保持されているので、辺縁部46aがケース41の内壁などの他の部材を摺動することがなく、摺動による摩耗が大きく低減される。
図7の(c)に示すように、操作頭部44が下方向に十分に押し下げられ、操作レバー40が検出位置にまで傾動されると、矢印B方向に移動したプランジャ48の突出部48eがフォトセンサ50の光軸を遮光する。これにより、フォトセンサ50は、操作レバー40が操作されたことを検出する。
ところで、プランジャ48に第2受部48bを設けた場合、第2受部48bの移動により、第1受部41bと第2受部48bとの間に隙間が生じる。このような隙間に対して、辺縁部46aの曲面が十分に大きい場合は何ら問題ない。しかしながら、辺縁部46aの曲面に対して隙間が大きい場合、押圧部材46が隙間に嵌る恐れがある。隙間の寸法は、操作レバー40の長さが同じである場合は傾動させる角度が大きい程大きくなり、操作レバー40の傾動させる角度が同じ場合は、長さが短くなる程大きくなる。
上記構成においては、第2受部48bの径方向外側の端面48cに凸部48dを複数設けると共に、第1受部41bの径方向外側の端面41cに、複数の凸部48dが入る複数の凹部41dを設けている。これにより、第2受部48bが移動しても、第1受部41bと第2受部48bとの間には凸部48dが存在し、凸部48dが押圧部材46の下端をガイドする。これにより、第1受部41bと第2受部48bとの間に隙間に押圧部材46が嵌り込むといった不具合を防止することができる。
このような凸部と凹部とからなるガイドは、必要である場合に設ければよく、押圧部材46の辺縁部46aの曲面を大きくする、あるいは、第2受部48bの移動量を小さくするなどの対策で設けない構成とすることもできる。上記ガイドを設けることで、押圧部材46の辺縁部46aの曲面を小さくして小型化を図りつつ、第2受部48bの移動量を大きくして操作レバー40の操作量を十分に確保できる。
また、上記の例示では、プランジャ48側に凸部48dを設け、ケース41側に凹部41dを設けたが、これに限定されるものではなく、プランジャ48側に凹部を設け、ケース41側に凸部を設けてもよい。
操作レバー40の操作終了後は、スプリング49の付勢力で、プランジャ48はAの方向に移動する。このとき、押圧部材46は、矢印Bの方向に移動していた下端がプランジャ48を介してスプリング49の付勢力を受け、その力で上端がケース41の第1受部41bを中心に、矢印Cの逆方向に回転する。これにより、押圧部材46は再び第1受部41bと第2受部48bとの間で挟持され、操作レバー40は水平に保持される。プランジャ48側の凸部48dも、ケース41側の凹部41dに入り込む。
また、操作レバー40は、このような360度方向への傾動操作以外に、ケース41の軸方向に沿って操作レバーを押し込む操作も可能である。操作レバー40を軸方向に沿って押し込むことで、押圧部材46が姿勢を保持してプランジャ48を押し込み、突出部48eがフォトセンサ50の光軸Lを遮光することで、操作レバー40の操作が検出される。
(効果)
上記構成によれば、押圧部材46は、ケース41に設けられた第1受部41bとプランジャ48に設けられた第2受部48bとの間で挟持されており、第2受部48bが押圧部材46の辺縁部46aの後側を当該辺縁部46aの最大径部側に掛けて受けることで、第1受部41bおよび第2受部48b以外のケース41の内壁などの他の部材と接触することなく保持されている。したがって、操作レバー40の傾動操作の際に、押圧部材46の辺縁部46aが他の部材を摺動することがなく、押圧部材46における摺動による摩耗が大きく低減される。これにより、押圧部材46の摩耗を抑制・防止することができ、その結果、グリスアップ等の摩耗防止対策を不要にしてコストダウンを図ることができる。
なお、上記構成では、プランジャ48とケース41の内壁41aとの間での摩耗は発生する。しかしながら、プランジャ48とケース41の内壁41aとの間での摩耗は、押圧部材46に比べ性能への影響が小さいため、操作スイッチの耐久性は向上する。
また、上記構成では、プランジャ48は、押圧部材46を超えて正面側に向かって延設されており、プランジャ48とケース41の内壁41aと間の摺動長を長く確保している。これにより、摺動を安定させることができると共に、摺動面を広く確保することで、ケース41の内壁41aとプランジャ48の摩耗の影響を抑えることが可能となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 操作スイッチ
11 遊技機
26 スタートスイッチ
40 操作レバー
41 ケース
41a 内壁
41b 第1受部
41c、48c 端面
41d 凹部
42 カバー
43 操作軸
44 操作頭部
46 押圧部材
46a 辺縁部
48 プランジャ
48a 外周面
48b 第2受部
48d 凸部
48e 突出部
49 スプリング
50 フォトセンサ(検出部)

Claims (6)

  1. 操作レバーと、
    前記操作レバーの基端側に設けられた押圧部材と、
    シリンダ状の内壁を有し前記操作レバーの基端側を収容するケースと、
    前記ケースの内部に前記内壁を軸方向に摺動可能に配設されるスライド部材と、
    前記スライド部材を前記軸方向であって前記押圧部材に突き当たる方向に付勢する付勢部材と、
    前記スライド部材の動きを検出する検出部と、を備え、
    前記押圧部材は辺縁部が曲面となった円盤状をなし、
    前記ケース内部に、前記辺縁部の形状に対応した曲面を有し、前記辺縁部における前記操作レバーの先端側を向く前側を受ける第1受部が形成され、
    前記スライド部材に、前記辺縁部における後側を当該辺縁部の最大径部側に掛けて受ける第2受部が形成され、
    前記押圧部材は、前記付勢部材の付勢力にて前記第1受部と前記第2受部との間に挟持されていることを特徴とする操作スイッチ。
  2. 前記辺縁部の最大径部が前記第2受部あるいは前記第1受部と前記第2受部との両方に当接していることを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ。
  3. 前記第2受部が、前記辺縁部の形状に対応した曲面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の操作スイッチ。
  4. 前記第1受部および前記第2受部の径方向外側の互いに対向し合う端面の一方に、対向する方向に付き出た凸部が複数設けられ、他方に前記凸部が入り込む凹部が複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の操作スイッチ。
  5. 前記スライド部材における前記ケースの前記内壁と摺動する摺動部が、前記押圧部材を超えて前記操作レバーが付き出す前方側に延設されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の操作スイッチ。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の操作スイッチを備えたことを特徴とする遊技機。
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