JP2008271818A - 加熱調理用油脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランス脂肪酸含量が低いにもかかわらず、水素添加臭の風味を有する加熱調理用油脂組成物および該加熱調理用油脂組成物を用いて加熱調理された食品を提供すること。
【解決手段】パーム油の分別硬質油であるパームミッドフラクション、パームステアリンおよびハードステアリンから選ばれる1種以上を50質量%以上含有する加熱調理用油脂組成物であって、該加熱調理用油脂組成物の全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量が3質量%以上16質量%未満であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、トランス脂肪酸含量が低いにもかかわらず、水素添加臭(水添臭又は硬化臭と呼ばれることもある)の風味を有する加熱調理用油脂組成物に関するものである。
また、本発明は、トランス脂肪酸含量が低いにもかかわらず、水素添加臭の風味を有する加熱調理食品に関するものである。
フライドチキン、フライドポテト、バターピーナッツ、ドーナツ等に用いられる加熱調理用の油脂には、耐熱性、酸化安定性、油にじみがない、カラッとした仕上がり、揚げたてでも油が手に付かない等の機能が求められるため、動植物油脂を部分水素添加して得られる硬化油(以下、部分水素添加して得られる硬化油は、部分水添硬化油とする)が従来から多く使用されている。
動植物油脂の部分水添硬化油は、水素添加によって生成するトランス脂肪酸を含有している。近年、トランス脂肪酸に関しては、ヒトをはじめ動物が長期間多量に摂取した場合には、血中総コレステロール値及び悪玉と呼ばれる低密度リポ蛋白質コレステロール値を高め、肥満や虚血性心疾患などの原因となりうるという学説が欧州や米国から出て来ており、一定水準以上のトランス脂肪酸を含有する食品については表示を義務化する等の対策をとる国が増えてきている。我が国においても世界的な流れを受け、食品中のトランス脂肪酸含量を低減させる試みが検討されており、加熱調理用油脂についても、トランス脂肪酸含量の低減化が求められている。
動植物油脂の部分水添硬化油中におけるトランス脂肪酸含量の低減化に関しては、水素添加反応の工程で、触媒や温度等の反応条件を工夫する試みがなされている(例えば、特許文献1、2)。
一方、動植物油脂の部分水添硬化油は、水素添加臭と呼ばれる独特の風味を有しており、例えば、フライドチキンやドーナツ等では、消費者が水素添加臭の独特の風味に慣れ親しんでいる。従って、水素添加臭は、商品の個性を特徴付ける重要な風味の一部として定着しているものも多い。
この動植物油脂の部分水添硬化油の水素添加臭は、前述したトランス脂肪酸に起因することが知られている。
従って、前述のトランス脂肪酸含量を低減させる試みにより、トランス脂肪酸含量を減らすと、水素添加臭の独特な風味が失われるという問題があった。
以上のような背景から、動植物油脂の部分水添硬化油の独特な風味である水素添加臭の風味を維持したまま、トランス脂肪酸含量をできる限り低減した加熱調理用油脂の開発が望まれていた。
特開平7−316585号公報 特開2006−320275号公報
本発明の目的は、トランス脂肪酸含量が低いにもかかわらず、水素添加臭の風味を有する加熱調理用油脂組成物及びその製造方法を提供することである。
また、本発明の目的は、トランス脂肪酸含量が低いにもかかわらず、水素添加臭の風味を有する加熱調理食品を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、パーム油の分別硬質油を50質量%以上配合した加熱調理用油脂組成物を加熱調理に使用することで、トランス脂肪酸含量を低減した場合でも、水素添加臭の風味を維持できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明の第1の発明は、パーム油の分別硬質油を50質量%以上含有する加熱調理用油脂組成物であって、該加熱調理用油脂組成物の全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量が3質量%以上16質量%未満である加熱調理用油脂組成物である。
本発明の第2の発明は、前記パーム油の分別硬質油が、パームミッドフラクション、パームステアリン及びハードステアリンからなる群から選ばれる1種又は2種以上である第1の発明に記載の加熱調理用油脂組成物である。
本発明の第3の発明は、ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を含有する第1の発明又は第2の発明に記載の加熱調理用油脂組成物である。
本発明の第4の発明は、前記ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油が、菜種油を部分水素添加して得られる硬化油又は大豆油を部分水素添加して得られる硬化油である第3の発明に記載の加熱調理用油脂組成物である。
本発明の第5の発明は、第1の発明〜第4の発明に記載の加熱調理用油脂組成物を用いて加熱調理された加熱調理食品である。
本発明の第6の発明は、パーム油の分別硬質油を50〜90質量%、ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を10〜50質量%含有させる加熱調理用油脂組成物の製造方法である。
本発明によれば、トランス脂肪酸含量が低いにもかかわらず、水素添加臭の風味を有する加熱調理用油脂組成物及びその製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、トランス脂肪酸含量が低いにもかかわらず、水素添加臭の風味を有する加熱調理食品を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
まず、本発明の加熱調理用油脂組成物について説明する。
本発明の加熱調理用油脂組成物は、パーム油の分別硬質油を50質量%以上含有する加熱調理用油脂組成物であって、該加熱調理用油脂組成物の全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量が3質量%以上16質量%未満であることを特徴とする。
本発明の加熱調理用油脂組成物の原料としては、パーム油の分別硬質油が使用される。
本発明において、パーム油の分別硬質油とは、パーム油やパーム油の分別油を分別処理(乾式分別、溶剤分別、界面活性剤分別等)して得られる硬質部(結晶部又はステアリン部と呼ばれることもある)のことを意味する。また、パーム油の分別硬質油としては、パーム油の分別硬質油を部分水素添加して得られるパーム油の分別硬質油の部分水添硬化油やパーム油の分別硬質油をエステル交換反応することにより得られるパーム油の分別硬質油のエステル交換油を用いることもできる。
パーム油の分別硬質油のヨウ素価は、10〜55であることが好ましく、20〜52であることがより好ましく、30〜49であることが最も好ましい。パーム油の分別硬質油のヨウ素価が前記範囲にあると、得られる加熱調理食品が水素添加臭の独特な風味を有するものとなり、また、得られる加熱調理食品の食感も良好なものとなる。
パーム油の分別硬質油の具体例としては、パームミッドフラクション(以下、PMFとする)(パーム油の中融点部、パーム油の中融点分別油と呼ばれることもある)、パームステアリン、ハードステアリンが挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。特にパーム油の分別硬質油としては、PMFとパームステアリンとを併用したものであることが好ましい。なお、パームミッドフラクション、パームステアリン、ハードステアリンは、実質的にトランス脂肪酸を含まないものである。
PMFとしては、ソフトパームミッドフラクション(以下、ソフトPMFとする)とハードパームミッドフラクション(以下、ハードPMFとする)が挙げられる。ソフトPMFは、パーム油を分別処理して得られる軟質部(パームオレインと呼ばれることもある)を、更に分別処理して得られる硬質部のことである。ソフトPMFのヨウ素価は、40〜50であることが好ましく、42〜48であることがより好ましく、43〜47であることが最も好ましい。ハードPMFは、ソフトPMFを分別処理して得られる硬質部のことである。ハードPMFのヨウ素価は、30〜40であることが好まし好ましく、32〜38であることがより好ましく、33〜37であることが最も好ましい。PMFのヨウ素価が前記範囲にあると、市場での流通量が多く、パームステアリンとの配合調整が容易となる。
パームステアリンは、パーム油を分別処理して得られる硬質部のことである。パームステアリンのヨウ素価は、28〜48であることが好まし好ましく、30〜42であることがより好ましく、31〜38であることが最も好ましい。パームステアリンのヨウ素価が前記範囲にあると、市場での流通量が多く、PMFとの配合調整が容易となる。
ハードステアリンは、パームステアリンを分別処理して得られる硬質部のことである。ハードステアリンのヨウ素価は、10〜20であることが好ましく、10〜18であることがより好ましく、10〜16であることが最も好ましい。ハードステアリンのヨウ素価が前記範囲にあると、市場での流通量が多く、PMFとの配合調整が容易となる。
前述したとおり、パーム油の分別硬質油は、PMFとパームステアリンとを併用したものであることが好ましい。パーム油の分別硬質油におけるPMFとパームステアリンとの配合比は、具体的には、例えば、ソフトPMFとパームステアリンの場合は、ソフトPMF:パームステアリンの質量比で90:10〜50:50であることが好ましく、85:15〜60:40であることがより好ましく、80:20〜70:30であることが最も好ましい。パーム油の分別硬質油におけるPMFとパームステアリンとの配合比が前記範囲にあると、得られる加熱調理食品の口溶けが良く、油滲みが少なくなる。
また、パーム油の分別硬質油は、PMFとハードステアリンとを併用したものも好適に用いることができる。パーム油の分別硬質油におけるPMFとハードステアリンとの配合比は、具体的には、例えば、ソフトPMFとハードステアリンの場合は、ソフトPMF:ハードステアリンの質量比で99:1〜80:20であることが好ましく、98:2〜85:15であることがより好ましく、97:3〜90:10であることが最も好ましい。パーム油の分別硬質油におけるPMFとハードステアリンとの配合比が前記範囲にあると、得られる加熱調理食品の口溶けが良く、油滲みが少なくなる。
本発明の加熱調理用油脂組成物中におけるパーム油の分別硬質油の含量は、50質量%以上であることが好ましく、50〜90質量%であることがより好ましく、60〜85質量%であることが更に好ましく、70〜80質量%であることが最も好ましい。加熱調理用油脂組成物中におけるパーム油の分別硬質油の含量が前記範囲にあると、得られる加熱調理食品が水素添加臭の独特な風味を有するものとなる。
本発明の加熱調理用油脂組成物の全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量は、3質量%以上16質量%未満であることが好ましく、4質量%以上14質量%未満であることがより好ましく、5質量%以上13質量%未満であることが更に好ましく、7質量%以上12質量%未満であることが最も好ましい。加熱調理用油脂組成物の全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量が前記範囲にあると、得られる加熱調理食品が水素添加臭の独特な風味を有するものとなる。
従来の部分水添硬化油を含有する加熱調理用油脂には、全構成脂肪酸中に40質量%程度のトランス脂肪酸が含まれる。従って、本発明によると、大幅にトランス脂肪酸含量を低減することができる。
なお、トランス脂肪酸含量は、AOCS法(Celf−96)に準じてガスクロマトグラフィー法にて測定することができる。
本発明の加熱調理用油脂組成物は、加熱調理用油脂組成物の全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量が前記範囲となるように、部分水添硬化油を使用することができる。部分水添硬化油は、加熱調理用油脂組成物の全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量が前記範囲となれば、特に制限されることなく、前記したパーム油の分別硬質油の部分水添硬化油等を用いることができるが、特にヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を用いることが好ましい。ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を用いると、パーム油の分別硬質油と組み合わせることで、トランス脂肪酸含量が少なくても水素添加臭の独特な風味を効果的に引き出せる。
ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油としては、例えば、大豆油、菜種油、ハイオレイック菜種油、コーン油、綿実油、サフラワー油、ハイオレイックサフラワー油、ヒマワリ油、ハイオレイックヒマワリ油、ゴマ油及び米油等やこれらのエステル交換油、分別油を部分水素添加して得られる硬化油が挙げられる。特にヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油としては、菜種油を部分水素添加して得られる硬化油又は大豆油を部分水素添加して得られる硬化油を用いることが好ましい。また、ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油は、常法に従い、例えば、ヨウ素価90以上の植物油にニッケル触媒を対油0.01〜0.3質量%添加し、温度120℃〜200℃、水素圧0.01〜0.3MPaの条件で水素添加反応を行うことにより得ることができる。
ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油は、ヨウ素価が50〜90でトランス脂肪酸含量が20〜60質量%であることが好ましく、ヨウ素価が55〜85でトランス脂肪酸含量が25〜55質量%であることがより好ましく、ヨウ素価が60〜80でトランス脂肪酸含量が30〜50質量%あることが最も好ましい。ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油のヨウ素価及びトランス脂肪酸含量が前記範囲にあると、得られる加熱調理用油脂組成物の融点が適度なものとなり、また、得られる加熱調理食品が水素添加臭の独特な風味を有するものとなる。
本発明の加熱調理用油脂組成物中のヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油の含量は、10〜50質量%であることが好ましく、15〜40質量%であることがより好ましく、20〜30質量%であることが最も好ましい。加熱調理用油脂組成物中のヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油の含量が前記範囲にあると、パーム油の分別硬質油と組み合わせることで、トランス脂肪酸含量が少なくても水素添加臭の独特の風味を効果的に引き出せる。
ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油の市販品としては、例えば、大豆油の部分水添硬化油(商品名:大豆硬化油40、日清オイリオグループ株式会社製、融点40℃、ヨウ素価67.6、トランス脂肪酸含量46.1質量%)、菜種油の部分水添硬化油(商品名:菜種硬化油34、日清オイリオグループ株式会社製、融点34℃、ヨウ素価74.0、トランス脂肪酸含量37.3質量%)、綿実油の部分水添硬化油(商品名:綿実硬化油36、日清オイリオグループ株式会社製、融点36℃、ヨウ素価64.2、トランス脂肪酸含量34.8質量%)及びコーン油の部分水添硬化油(商品名:コーン硬化油40、日清オイリオグループ株式会社製、融点40℃、ヨウ素価65.9、トランス脂肪酸含量40.1質量%)等を例示することができる。
本発明の加熱調理用油脂組成物は、効果を損なわない程度であれば、パーム油の分別硬質油、部分水添硬化油以外の動植物油脂を適宜配合することができる。具体的には、大豆油、菜種油、ハイオレイック菜種油、コーン油、綿実油、サフラワー油、ハイオレイックサフラワー油、ヒマワリ油、ハイオレイックヒマワリ油、ゴマ油、米油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、牛脂及び豚脂等やこれらのエステル交換油及び分別油が挙げられ、これらは1種又は2種以上の組み合わせて用いることができる。
本発明の加熱調理用油脂組成物は、必要に応じて通常の加熱調理用の油脂に用いられる添加剤を適宜配合することができる。具体的には、保存安定性向上、酸化安定性向上、熱安定性向上、低温化での結晶抑制等を目的としたポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ビタミンE、アスコルビン酸脂肪酸エステル、リグナン、コエンザイムQ、オリザノール、ジグリセリド、シリコーン、トコフェロール及びレシチン等が挙げられる。
本発明の加熱調理用油脂組成物は、パーム油の分別硬質油の含量及び全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量が前記範囲となれば、特に制限なく製造することができるが、具体的には、パーム油の分別硬質油とヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油とを配合することで好適に製造することができる。パーム油の分別硬質油及びヨウ素価90以上のである植物油を部分水素添加して得られる硬化油は、前記したものを使用することができる。
本発明の加熱調理用油脂組成物中におけるパーム油の分別硬質油とヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油の配合比は、パーム油の分別硬質油:ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油の質量比で50:50〜90:10であることが好ましく、60:40〜85:15であることがより好ましく、70:30〜80:20であることが最も好ましい。より具体的には、加熱調理用油脂組成物中に、好ましくはパーム油の分別硬質油を50〜90質量%、ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を10〜50質量%、より好ましくはパーム油の分別硬質油を60〜85質量%、ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を15〜40質量%、最も好ましくはパーム油の分別硬質油を70〜80質量%、ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を20〜30質量%含有させることで製造することができる。加熱調理用油脂組成物中におけるパーム油の分別硬質油とヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油の配合比及び含量が前記範囲にあると、トランス脂肪酸含量が低くても、水素添加臭の独特の風味を有効に引き出すことができる。
本発明の加熱調理用油脂組成物は、素揚げ、から揚げ、フライ、フリッター、天ぷら等の揚げ物や炒め物等の加熱調理に好適に用いることができる。
また、本発明の加熱調理用油脂組成物は、可塑性、乳化性等の加工性を付与することでフライ用ショートニングとして用いることができる。
フライ用ショートニングは、常法により製造することができる。
次に、本発明の加熱調理食品について説明する。
本発明の加熱調理食品は、本発明の加熱調理用油脂組成物を用いて加熱調理された食品であることを特徴とする。
本発明の加熱調理食品とは、本発明の加熱調理用油脂組成物を用い、揚げ物や炒め物等の加熱調理することにより得られる食品のことを意味する。本発明の加熱調理食品は、水素添加臭の独特な風味を有するものである。
本発明の加熱調理食品の具体例としては、例えば、素揚げ、から揚げ、竜田揚げ、カツ、コロッケ、フライ、ナゲット、フリッター、天ぷら、ドーナツ、せんべい、あられ、ビスケット、クラッカー、クッキー、プレッツェル、コーンチップス、コーンパフ、コーンフレークス、ポップコーン、ポテトチップス、ナッツ、バターピーナツ、スナック菓子等が挙げられる。
本発明の加熱調理食品は、本発明による加熱調理用油脂組成物を用いること以外は、使用する素材や特別な条件を必要とせず、常法により製造することができる。
以下、具体的な実施例に基づいて、本発明について詳しく説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例の内容に、何ら限定されるものではない。
(油脂組成物の調製)
表1及び表2に示した配合で原料油脂を混合し、実施例1〜6の油脂組成物、比較例1〜3の油脂組成物を得た。
また、一般的に水素添加臭を有する油脂として、風味標準品1及び2の油脂組成物を調製した。風味標準品1の油脂組成物は、表2に示した配合で原料油脂を混合することで得た。風味標準品2の油脂組成物については、表2に示した配合で原料油脂を混合し、ヨウ素価70となるまで水素添加することで得た。
表1及び2に示した原料油脂は、以下のものを使用した。
ソフトPMF(日清オイリオグループ株式会社社内調製品、ヨウ素価45、トランス脂肪酸含量0質量%、製法:パームオレイン(ヨウ素価56)を乾式分別して得られた硬質部)。
パームステアリン(日清オイリオグループ株式会社社内調製品、ヨウ素価33、トランス脂肪酸含量0質量%、製法:パーム油を乾式分別して得られた硬質部)。
菜種油の部分水添硬化油(商品名:菜種硬化油34、日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価74、トランス脂肪酸含量37.3質量%、製法:ヨウ素価116である菜種油を部分水素添加して得られた硬化油)。
大豆油の部分水添硬化油(商品名:大豆硬化油40、日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価67.6、トランス脂肪酸含量46.1質量%、製法:ヨウ素価130である大豆油を部分水素添加して得られた硬化油)。
パームオレイン硬化分別オレイン(マレーシアISF社社内調製品、ヨウ素価68.3、トランス脂肪酸含量35.2質量%、製法:ヨウ素価65であるパームオレインを部分水素添加して得られた硬化油を、更に分別処理して得られた軟質油)。
コーン油の部分水添硬化油(商品名:コーン硬化油40、日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価66、トランス脂肪酸含量40.1質量%、製法:ヨウ素価125であるコーン油を部分水素添加して得られた硬化油)。
パーム油(商品名:精製パーム油、日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価52、トランス脂肪酸含量0質量%)。
パームオレイン(商品名:パームオレイン、日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価56、トランス脂肪酸含量0質量%、製法:パーム油を乾式分別して得られた軟質部)。
菜種油(商品名:菜種白絞油、日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価116、トランス脂肪酸含量1.9質量%)。
大豆油(商品名:大豆白絞油、日清オイリオグループ株式会社製、ヨウ素価130、トランス脂肪酸含量1.8質量%)。
トランス脂肪酸含量は、AOCS法(Celf−96)に準じてガスクロマトグラフィー法にて測定した。
Figure 2008271818
Figure 2008271818
(調理評価1)
実施例1〜6の油脂組成物、比較例1〜3の油脂組成物及び風味標準品1(水素添加臭の風味を有する)の油脂組成物を用いて、市販のから揚げ粉(日清製粉株式会社製)100質量部に対してガラムマサラを5質量部加えたものを適量塗付したとりもも肉を、180℃で4分間フライし、実施例7〜12のフライドチキン、比較例4〜6のフライドチキン及び風味標準品1のフライドチキンを得た。
水素添加臭の風味を有する風味標準品1のフライドチキンを標準とし、各フライドチキンを5名のパネルが食した時の標準との水素添加臭の風味の違いを以下の基準で点数化し、各パネルの評点の平均値を算出することにより、得られたフライドチキンの評価を行った。結果を表3〜5に示す。
評価基準
標準とほぼ変わらない水素添加臭の風味を有する 5点
標準より水素添加臭の風味がやや弱いが実際上問題なし 4点
標準より水素添加臭の風味が少し弱い 3点
標準より水素添加臭の風味が弱い 2点
標準より水素添加臭の風味が明らかに弱い 1点
Figure 2008271818
Figure 2008271818
Figure 2008271818
表5から分かるように、菜種油と菜種油の部分水添硬化油とを使用した比較例1の油脂組成物で揚げた比較例4のフライドチキン、パーム油と菜種油の部分水添硬化油とを使用した比較例2の油脂組成物で揚げた比較例5のフライドチキン、パーム油の分別軟質油であるパームオレインと菜種油の部分水添硬化油とを使用した比較例3の油脂組成物で揚げた比較例6のフライドチキンは、風味標準品1の油脂組成物で揚げた水素添加臭の風味を有する風味標準品1のフライドチキンと比較して、水素添加臭の風味が弱いものであった。
一方、表3及び表4から分かるように、パーム油の分別硬質油と植物油の部分水添硬化油を使用した実施例1〜6の油脂組成物で揚げた実施例7〜12のフライドチキンは、トランス脂肪酸含量を大幅に低減した油脂組成物で揚げたにもかかわらず、水素添加臭の風味を有する風味標準品1のフライドチキンと比較して、見劣りしない程度の水素添加臭の風味を有していた。また、実施例1〜6の油脂組成物とパーム油の分別硬質油を使用していない比較例1〜3の油脂組成物のトランス脂肪酸含量は、同程度であるが、実施例1〜6の油脂組成物で揚げた実施例7〜12のフライドチキンの方が水素添加臭の風味の発現が強いものであった。さらに、ヨウ素価90以上である植物油を原料とし、これを部分水素添加して得られる硬化油を使用した実施例1及び実施例5の油脂組成物で揚げた実施例7及び実施例11のフライドチキンは、ヨウ素価90以上である植物油を原料としていない部分水添硬化油を使用した実施例6の油脂組成物で揚げた実施例12フライドチキンと比較して、水素添加臭の風味の発現が強いものであった。
(調理評価2)
実施例1の油脂組成物及び風味標準品2(水素添加臭の風味を有する)の油脂組成物を用いて、市販のプレフライ済みポテトを、180℃で4分間フライ調理し、実施例13のフライドポテト及び風味標準品2のフライドポテトを得た。
水素添加臭の風味を有する風味標準品2のフライドポテトを標準とし、実施例13のフライドポテトをパネルが食した時の標準との風味違いを評価することにより、得られたフライドポテトの評価を行った。
実施例13のフライドポテトは、トランス脂肪酸含量を大幅に低減した油脂組成物で揚げたにもかかわらず、風味標準品2のフライドポテトと同程度の水素添加臭の風味を有していた。
(調理評価3)
実施例1の油脂組成物及び風味標準品2(水素添加臭の風味を有する)の油脂組成物を用いて、予め湯せんして渋皮を剥き水切りしたピーナッツを、180℃で8分間フライ調理し、フライ後、塩とバターを絡めて、実施例14のバターピーナッツ及び風味標準品3のバターピーナッツを得た。
水素添加臭の風味を有する風味標準品3のバターピーナッツを標準とし、実施例14のバターピーナッツをパネルが食した時の標準との風味違いを評価することにより、得られたバターピーナッツの評価を行った。
実施例14のバターピーナッツは、トランス脂肪酸含量を大幅に低減した油脂組成物で揚げたにもかかわらず、風味標準品3のバターピーナッツと同程度の水素添加臭の風味を有していた。

Claims (6)

  1. パーム油の分別硬質油を50質量%以上含有する加熱調理用油脂組成物であって、該加熱調理用油脂組成物の全構成脂肪酸中におけるトランス脂肪酸含量が3質量%以上16質量%未満である加熱調理用油脂組成物。
  2. 前記パーム油の分別硬質油が、パームミッドフラクション、パームステアリン及びハードステアリンからなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1に記載の加熱調理用油脂組成物。
  3. ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を含有する請求項1又は2に記載の加熱調理用油脂組成物。
  4. 前記ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油が、菜種油を部分水素添加して得られる硬化油又は大豆油を部分水素添加して得られる硬化油である請求項3に記載の加熱調理用油脂組成物。
  5. 請求項1〜4に記載の加熱調理用油脂組成物を用いて加熱調理された加熱調理食品。
  6. パーム油の分別硬質油を50〜90質量%、ヨウ素価90以上である植物油を部分水素添加して得られる硬化油を10〜50質量%含有させる加熱調理用油脂組成物の製造方法。
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