JP2008270362A - 積層配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】平坦性を維持し薄形化された半導体素子を内蔵し組立て容易な薄形化パッケージ構造を得るのに好適な積層配線基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】対面配置の第1、第2基板材1、2相互間に半導体素子3を接着した積層配線基板において、前記第1基板材1は、絶縁基板1aの一方の面に配線層1bが形成された配線基板、及び前記絶縁基板を貫通し一端面が前記配線層に接続され他端面が前記絶縁基板の他方の面に露出する導電性ペーストからなる貫通電極1cを備え、前記半導体素子3は、半導体基板3aの一部表面に形成された電極パッド3b、前記電極パッドに対するコンタクト孔を有して前記半導体基板表面に形成された無機絶縁膜3c及び前記無機絶縁膜上に形成され前記電極パッドに接続された再配線層3dを備え、前記貫通電極1cの前記他端面が前記再配線層3dに接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は積層配線基板及びその製造方法に関し、特に、内蔵される半導体素子及びパッケージ基板の薄形化に好適な積層配線基板及びその製造方法に関する。
プリント基板分野では、半導体IC/LSI素子のようなウエハプロセスで製造された素子に信号伝達や給電を行うために、素子と外部回路または機器とを電気的に接続するためのパッケージ基板が使用されている。従来のパッケージ基板には、個片化されたICチップを、再配線層が形成されたICチップよりも大きな回路基板上に搭載し、ワイヤボンディング接続したものが用いられてきた。そして、近年の携帯電子機器の多機能化に伴い、半導体デバイスにも更なる小形化が要求され、IC/LSIの高集積化要求にも増してパッケージの小形化に焦点が当てられてきている。
このような状況において、近年、究極的な小形パッケージとして、ビルトアップ法のみで構成されるウエハレベル・チップスケールパッケージ(WLCSP)が開発されている。このWLCSPは、Siウエハを土台として、IC上に直接的に配線をビルトアップする方法で、パッケージサイズがICチップサイズと同等程度に最小化される。しかし、実装基板の端子ピッチのルールによってパッケージ上に配置できる端子数が制約されるために、WLCSPの適用は、ピン数の少ない素子に限定される。
WLCSPの前記制約を解決する技術として、例えば特許文献1に開示されているようなEWLP(Embedded Wafer Level Package)というパッケージ基板技術が知られている。しかしながら、このEWLPは、レジストマスク及びメッキ等の繰返し工程によるビルトアップ法を使用するため、工程数が多く長時間となり製造コストが高く、多層化時に多数回の加熱プレス工程を要するために一部の絶縁基板樹脂層に多くの熱履歴が加わり樹脂劣化が生じ易いなどの問題がある。
一方、特許文献2にみられるように、絶縁基板の両面に回路配線層及び接着層をそれぞれ設け、層間導通ビアとなる導電ペースト製の貫通電極を設けた配線基板を多数枚用意し、これらの配線基板を一括加熱圧着することによって多層配線基板構造を得る技術がある。
本発明者等は、このような導電ペースト製の貫通電極及び一括加熱圧着技術を利用した部品内蔵可能なパッケージタイプの積層配線基板の開発を行ってきている。その開発技術の一例を従来技術として図7及び図8に図示して説明する。
この従来技術の構造について、図7を参照して概略的に説明すると、上側の配線基板71は、絶縁基板71a、その上面の回路配線層71b、及び前記絶縁基板71aを貫通する導電ペースト製の貫通電極71cを有する。下側の配線基板72は、絶縁基板72a及びその下面の回路配線層72bを有する。前記上下両配線基板71、72間の半導体素子73は、前記貫通電極71cを通じて前記配線層71bに電気的に接続され、前記両配線基板間を接着する接着層74に埋め込まれている。
前記半導体素子73の詳細構造及びその製造方法ついては、図8を参照して説明する。まず、図8(a)の工程では、半導体ウエハ73Aの上表面に、選択拡散技術などにより、前記半導体素子73に対応する素子領域(図示略)を多数形成し、各素子領域毎に各素子用の電極パット73bを形成する。また、各電極パット73b用のコンタクト孔を有する酸化珪素や窒化珪素製の無機絶縁膜73cをウエハ73A上面に形成する。次に図8(b)のように液状感光性ポリイミド前駆体をスピンコートし、フォトリソグラフィにより前記パット73bを露出させる第1コンタクト孔73dを形成した後、焼成して第1有機絶縁膜73eを形成する。そして、図8(c)のように前記各電極パット73b及び第1有機絶縁膜73e上に、セミアディティブ法によって例えば銅めっき層によるパターン化された再配線層73fを形成する。図8(d)では、第1有機絶縁膜73e形成の場合と同様に、再度、ウエハ上面に液状感光性ポリイミド前駆体をスピンコートし、前記再配線層73fの一部に対応する第2コンタクト孔73gを備えた第2有機絶縁膜73hを形成する。次に、ウエハ73A裏面を研磨してウエハを薄形化した後、図8(e)のようにダイシングして薄形化された半導体基板73aを有する複数の個片化された半導体素子73を取り出す。なお、前記半導体素子の薄形化はパッケージ基板の薄形化の市場要求に伴って不可欠な状況にある。
ところで、前記半導体素子73を内蔵するパッケージ基板の組立工程図を省略するが、この組立工程の際には、マウンタ設備の真空チャックによって一つ一つピックアップされた各半導体素子73が、その再配線層73fを貫通電極71cに押し付けた状態(図7参照)で接着層材によって前記上側配線基板71に仮止めされる。その後、前記半導体素子73付の上側配線基板71を下側配線基板72上に、接着層74を介在させて位置合わせして積層し、この積層体を挟む方向に一括加熱圧着することによって、素子内蔵パッケージ基板が形成される。
このような前記従来技術においては、無機絶縁膜73c上に多くの有機絶縁膜、即ち、前記第1及び第2有機絶縁膜73e、73hが形成され、これら有機絶縁膜がその形成過程において硬化収縮を起こすため、前記半導体基板73aの上表面側に引張応力が発生する。従って、前記半導体基板73aは、十分に厚ければ前記引張応力に抗して平坦性を維持できるが、薄形化が進むと前記引張応力に耐えられずにチップ反りを生じ易い。
このようなチップ反りがあると、前記パッケージ基板組立工程の際に前記真空チャックによる素子の吸着(ピックアップ)ができず、マウント作業に支障を来すケースが増加する虞がある。仮にピックアップできても、前述のように半導体素子73を貫通電極71cに位置合わせして押し付けてマウントする際に、その位置合わせ精度が低下したり、半導体素子73が押圧力で割れたりする虞がある。このように、半導体素子及びパッケージ基板の薄形化並びに確実かつ安定したマウント作業を共に得ることは困難な状況にある。
特開2004― 95836号特許公開公報 特開2003―318546号特許公開公報
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであり、特に平坦性維持可能な薄形化された半導体素子を内蔵し、組み立て容易な薄形化されたパッケージ構造を得るのに好適な積層配線基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、対面配置された第1基板材と第2基板材との間に半導体素子を内蔵して接着封止した積層配線基板であって、前記第1基板材は、絶縁基板の一方の面に配線層が形成された配線基板、及び前記絶縁基板を貫通し一端面が前記配線層に接続され他端面が前記絶縁基板の他方の面に露出する導電性ペーストからなる貫通電極を備えて構成され、前記半導体素子は、半導体基板の一部表面に形成された電極パッド、前記電極パッドに対するコンタクト孔を有して前記半導体基板表面に形成された無機絶縁膜、及び前記無機絶縁膜上に形成され前記電極パッドに接続された再配線層を備えて構成され、前記貫通電極の前記他端面が前記再配線層に接続されていることを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の積層配線基板において、前記第1基板材は、各々が絶縁基板の一方の面に配線層を有する複数の配線基板を積層した多層配線基板構造とされ、前記各配線基板には対応する配線層に接続されて前記絶縁基板を貫通する導電性ペーストからなる貫通電極が設けられ、前記半導体素子側の配線基板の貫通電極が前記半導体素子の再配線層に接続され、前記半導体素子から離隔する他の配線基板の貫通電極が隣接する配線基板の配線層に電気的に接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の積層配線基板において、前記貫通電極に対するコンタクト孔を有する有機絶縁膜が前記再配線層表面に設けられ、前記有機絶縁膜は感光性有機材料を素材として用いられていることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板において、前記絶縁基板の前記他方の面に接着層が形成され、前記貫通電極は前記絶縁基板及び接着層を貫通し、前記半導体素子は前記接着層中に埋め込まれていることを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板において、前記第1基板材と第2基板材との間に第3基板材が配置され、前記第3基板材は前記半導体素子が挿入される開口部を有するフィルム状のスペーサからなり、前記第1乃至第3基板材相互間及び前記開口部に接着層材が充填されていることを特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板において、前記第1基板材と第2基板材との間に第3基板材が配置され、前記第3基板材は、絶縁基板の少なくとも一方の面に配線層を有する中間配線基板からなり、前記半導体素子が挿入される開口部を有し、前記第1乃至第3基板材相互間及び前記開口部に接着層材が充填されていることを特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1〜請求項6のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板において、前記第2基板材は、絶縁基板の少なくとも一方の面に形成された配線層を有する配線基板、前記絶縁基板を貫通して設けられ前記配線層に接続された導電性ペーストからなる貫通電極、及び前記絶縁基板の前記第1基板材側の面に少なくとも部分的に設けられた接着層を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の本発明は、請求項1〜請求項6のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板において、前記第2基板材は、前記半導体素子の半導体基板の底面側に配置された放熱板であることを特徴とする。
請求項9に記載の本発明の積層配線基板の製造方法は、(A)半導体基板の一部表面に形成された電極パッド、前記電極パッドに対するコンタクト孔を有して前記半導体基板表面に形成された無機絶縁膜、及び前記無機絶縁膜表面に形成され前記電極パッドに接続された再配線層を備えた半導体素子を提供する工程と、(B)第1基板材を作成するために、絶縁基板の一方の面に配線層をパターンニング形成して配線基板を形成する工程と、(C)前記絶縁基板の他方の面に接着層を形成する工程と、(D)前記半導体素子の再配線層及び前記配線層の一部に対応する位置関係にあって前記絶縁基板及び接着層を貫通する貫通孔を形成する工程と、(E)前記貫通孔に導電性ペーストを充填することによって、一端面が前記配線層に接続され他端面が前記絶縁基板の他方の面に露出された貫通電極を形成する工程と、(F)前記貫通電極の前記他端面を前記半導体素子の再配線層に位置合わせして接続し、前記半導体素子を前記接着層に仮止め接着して前記第1基板材と一体化する工程と、(G)前記第1基板材に対面させる第2基板材を提供する工程と、(H)前記第1基板材と一体化された前記半導体素子を前記第2基板材上に位置合わせして重ね合わせる工程と、(I)前記第1基板材と前記第2基板材とを重ね合わせ方向に一括加熱プレスし、前記接着層により前記半導体素子を囲み前記第1及び第2基板材を相互接着する工程とを備えることを特徴とする。
請求項10に記載の本発明は、請求項9に記載の積層配線基板の製造方法において、前記(A)の半導体素子の製造工程は、(A−1)複数の半導体素子に対応する複数の素子領域を半導体ウエハ表面に設けて前記各素子領域毎に電極パッドを形成し、前記電極パッドに対する第1コンタクト孔を有する無機絶縁膜を前記ウエハ表面に形成する工程と、(A−2)前記第1コンタクト孔を通じて前記電極パッドに接続された再配線層を前記無機絶縁膜上に形成する工程と、(A−3)前記無機絶縁膜及び前記再配線層を覆って、前記ウエハ上に感光性有機材料膜を形成する工程と、(A−4)前記感光性有機材料膜にフォトリソグラフィを施して前記再配線層に対する第2コンタクト孔を開けて焼成処理することによって、第2コンタクト孔を有する有機絶縁膜を前記ウエハ表面に形成する工程と、(A−5)各素子領域に対するウエハ検査後、ダイシングを行って各素子領域に対応して個片化された各半導体素子を取り出す工程とを備えることを特徴とする。
本発明の積層配線基板の構造及び製造方法によれば、前記従来の問題点が解決され、特に平坦性を維持し薄形化された半導体素子を内蔵することができ組み立て容易な薄形化されたパッケージ構造を得ることができるという効果を奏することができる。
以下、本発明の積層配線基板の第1の実施形態について、まず、図1を参照して概略的に説明する。
パッケージタイプの積層配線基板の上面側を構成する第1基板材1は、例えばポリイミド樹脂フィルムからなる第1絶縁基板1a及びその一方の面(上面)にパターンニング形成された銅箔製の第1配線層1bを有する第1配線基板、及び前記第1絶縁基板1aを貫通して設けられ一端(上端)が第1配線層1bの一部に接続された導電性ペーストからなる複数の第1貫通電極1cを備えて構成されている。
積層配線基板の下面側を構成する第2基板材2は、前記第1基板材1の下方に離間して対面配置され、例えばポリイミド樹脂フィルムからなる第2絶縁基板2a及びその一方の面(下面)にパターニング形成された銅箔製の第2配線層2bを有する第2配線基板、及び前記第2絶縁基板2aを貫通して設けられ一端(下端)が第2配線層2bの一部に接続された導電性ペーストからなる複数の第2貫通電極2cを備えて構成されている。
前記第1基板材1と第2基板材2との間に配置された半導体素子3は、図中の左右中央に位置する例えば半導体ICチップからなっていて、例えばシリコン製の半導体基板3aの上面に形成された電極パッド3b、電極パッド3bに対するコンタクト孔を有する酸化珪素や窒化珪素製の無機絶縁物からなる無機絶縁膜3c、前記電極パッド3b及び無機絶縁膜3c上にパターンニング形成された例えば銅製の複数の再配線層3d、及び前記無機絶縁膜3c表面を被覆し、前記再配線層3dに対するコンタクト孔3eを有する有機絶縁膜3fを備えている。そして、前記第1基板材1の複数の第1貫通電極1cのうち図中左右中央部にある2つの第1貫通電極1cは、前記各再配線層3dにそれぞれ対向可能なピッチで配置されていて、その各下端部が前記各コンタクト孔3eを通じて前記各再配線層3d表面にそれぞれ接続されている。
前記第1基板材1と第2基板材2との中間に配置された第3基板材4は、絶縁基板4aの両表面にそれぞれパターンニング形成された例えば銅箔製の配線層4b、4c、両配線層4b、4c相互間のスルーホール型の層間導電路4dを有する両面配線タイプの中間配線基板で構成されている。そして、前記第3基板材4(中間配線基板)は前記半導体素子3が挿入される開口部4eを有する。前記開口部4eは、前記半導体素子の外径よりもやや大きめの口径をもって前記絶縁基板4aに貫通して形成され、前記半導体素子の全側周との間に隙間をもって取り囲める形状及び寸法とされている。
前記第1乃至第3基板材1、2、4相互間及び前記開口部4eの隙間に充填された接着層材5は、これらの部材1、2、4を接着して一体化するものであり、前記半導体素子3が前記接着層材5(素材や形成方法の詳細は後述する)に埋め込まれて封止されるようになっている。
前記第3基板材4(中間配線基板)の上下面の配線層4b及び4cは、図中の左右両側の位置において対向する前記第1基板材1の貫通電極1c及び前記第2基板材2の貫通電極2cにそれぞれ接続されている。
このようにして、前記第1乃至第3基板材1、2、4は、いずれも回路配線基板で構成され、前記第1及び第2基板材1、2は、パッケージタイプの積層配線基板内の半導体素子などを含む内部回路要素に対して、いずれも貫通電極1c、2cを通じて、パッケージ上下両面の配線層1b、2bへの層間導通ビアを構成することができる。従って、パッケージの薄形化及び小サイズ化を図ると共に、前記半導体素子の高機能化や内蔵素子数の増加などに伴う配線数の増加にも容易に対応できる。更に前記半導体素子3のチップ面積よりもできるだけ広めの面積を有する前記各絶縁基板を使用した場合、前記第1乃至第3基板材1、2、4の各配線層は、前記半導体素子3外側方向へ引き延ばせるので配線層間ピッチに余裕をもたせることができ、より一層前記高機能化や内蔵素子数の増加に対応し易い。
また、前記第3基板材4は、その厚さが前記半導体素子3の厚さと同程度とされていて、後述する一括加熱圧着工程において、前記第1及び第2基板材1、2との平行性を保ちつつ接着層材5による接着を行うためのスペーサとしての役割を果たすこともできる。
ところで、前記半導体素子3は、その内蔵素子数や回路機能数に応じてその電極パッド数が種々異なったものが存在する。従って、組込対象の半導体素子3の種類に対応して前記各基板材1、2、4に形成される前記各配線層は、その種類に応じて配線層数、配線ピッチ及び配線長などを定めて形成された再配線層と称することもできる。
ところで、本発明の第1実施形態では、前記第1、第2基板材1、2をいわゆる片面配線基板で構成し、第3基板材4を両面配線基板で構成するが、前記第1、第2基板材1、2を両面配線基板としたり、第3基板材4を片面配線基板とするなど適宜変更してもよく、前記各基板材1、2、4は、いずれも絶縁基板の少なくとも一方の面に配線層が形成されていればよい。
また、図示していないが、前記第3基板材4は、その絶縁基板4aを、パッケージタイプの積層配線基板の外側方に長尺状に延長させた延長部を有する形状とし、この延長部にパッケージ内の配線層に接続された外部端子層を設けることによって、外部のコネクタなどと電気的に接続できる構造とすることもできる。この場合は、前記第3基板材4はパッケージ内回路構成用の中間配線基板としてのみではなく、電源供給端子や電子機器などの外部回路との入出力端子を備えたフラットケーブルとしての機能をも持つことができる。
次に、本発明の一実施形態における前記積層配線基板の製造方法について、図2〜図5を参照して説明する。図2は前記半導体素子3の製造工程、図3は前記第1基板材1の製造工程、図4は前記第3基板材4の製造工程をそれぞれ示す断面図であり、図5は前記パッケージタイプの積層配線基板の組立方法を説明するための断面図である。
図2を参照して、前記半導体素子3の製造方法を説明すると、図2(a)の工程では、例えばシリコン製の半導体ウエハ3Aの上表面に、選択拡散技術などにより、例えばIC/LSIなどの前記半導体素子3に対応する単位素子領域(図示略)を多数形成し、各素子領域毎に複数ずつの素子用電極パッド3bを形成する。また、各電極パッド3bに対するコンタクト孔を有する酸化珪素や窒化珪素製の無機絶縁膜3cをウエハ3A上面に形成する。
次に、図2(b)のように、前記各電極パット3b及び無機絶縁膜3c上に、セミアディティブ法によって例えば銅めっき層によるパターン化された導体回路としての再配線層3dを形成する。
その後、図2(c)のように前記ウエハ3Aの上表面全体に亘って例えば液状感光性ポリイミド前駆体をスピンコートし、フォトリソグラフィにより前記各再配線層3dの一部表面を露出させるためのコンタクト孔3eを形成した後、焼成して感光性有機材料を素材とする有機絶縁膜3fを形成する。前記有機絶縁膜は半導体素子の表面保護膜として役立ち、感光性有機材料を使用するとコンタクト孔形成などのパターン化処理に役立つ。
前記有機絶縁膜3fの形成に際しては、他の感光性樹脂素材としてベンゾシクロブテン(BCB)やポリベンゾオキサゾール(PBO)などを用いることができる。また、感光性樹脂は、必ずしもスピンコートによって塗布される必要はなく、カーテンコートやスクリーン印刷、スプレーコートなどを用いてもよい。更に、感光性樹脂は液状に限定されることはなく、フィルム状の樹脂をウエハ3A上にラミネートしてもよい。
次に、前記半導体素子3に対応する前記単位素子領域毎に、前記各再配線層3dを通じて、プロービング検査を行い特性の良否を判別する。その判別結果は必要に応じてウエハ上にマーキング表示してチップの良否分別し易くすることができる。
その後、ウエハ3A裏面を研磨してウエハを薄形化した後、図2(d)に示すように、ダイシングして薄形化された半導体基板3aを有する複数の個片化された半導体素子3を取り出す。なお、前記半導体素子3は、半導体IC或いはLSIなど種々の半導体製品に適用可能であり、通常の導電用回路の他にインダクタ、キャパシタ、抵抗などの回路要素を含ませることができる。
前記半導体素子3は、前記再配線層3dが無機絶縁膜3c表面に直接的に形成され、図7に示された従来技術における第1有機絶縁膜73eが省かれているために、前記従来技術よりも薄形化され、材料コストが削減されると共に有機絶縁膜の形成過程における硬化収縮及び前記半導体基板3aの上表面側での引張応力が著しく低減される。従って、半導体基板3aをより一層薄形化できるし、より薄形化しても半導体基板3aのチップ反りが避けられその平坦性を保つことができるので、パッケージタイプの積層配線基板全体のより一層の薄形化を図ることができる。
ここで、本発明において、前記従来技術における第1有機絶縁膜73eを省き、前記第1実施形態のような半導体素子3の構造とした理由について説明する。この分野においては、従来、特許文献1にも見られるように、層間導電ビアが、比較的大きな剛性を有する金属柱で構成され、半導体素子の電極層(パッド部)に突き合わせ状態で接続されるために、一般的に、前記突き合わせ押圧応力に対する緩衝層として前記第1有機絶縁膜73eを設けることが必要と考えられてきた。そこで、本発明者が本発明の積層配線基板の開発過程において種々検討を重ねた結果、特許文献2のような剛性の比較的小さい導電性ペーストからなる貫通電極を用いる場合、従来、緩衝層として望まれていた前記第1有機絶縁膜73eを省いても半導体素子の表面損傷等のダメージを避けることができるという結果を得たことにその理由がある。
次に、第1基板材1の製造方法について、図3を参照して説明する。まず、図3(a)
に示す工程では、例えばポリイミド樹脂フィルムからなるフレキシブルな第1絶縁基板1aの一方の面(上面)に銅箔製の配線材料層1Bが設けられた片面銅張板(CCL)を用意する。前記第1絶縁基板1a及び配線材料層1Bにはそれぞれ厚さ25μm及び9μmのものを使用した。
また、前記CCLは、銅箔にポリイミドワニスを塗布してワニスを硬化させたいわゆるキャスティング法により作製したもの、或いは、ポリイミドフィルム上にめっきシード層をスパッタし、銅電解めっきを成長させたもの、他にも圧延や電解による銅箔とをポリイミドフィルムとを貼り合わせたものなどを使用することができる。前記第1絶縁基板1aは、ポリイミド樹脂に代えて、液晶ポリマーなどのプラスチックフィルムを使用することもできる。
図3(b)に示す工程では、前記配線材料層1B表面にフォトリソグラフィにより所望の回路パターンに対応するエッチングレジストパターン(エッチングマスク)を形成した後、前記配線材料層1Bに化学的選択エッチングを行うことによって、所望回路にパターンニングされた第1配線層1bを有する第1配線基板を得た。前記エッチングには、例えば塩化第二鉄を主成分とするエッチャントを用いたが、塩化第二銅を主成分とするエッチャントを用いることもできる。
図3(c)に示す工程では、前記第1絶縁基板1aの第1配線層1bとは反対側となる他方の面(下面)に接着層5a及び樹脂フィルムFを順次重ねて加熱圧着により貼り合わせる。前記接着層5aには素材厚さ25μmのエポキシ系熱硬化性樹脂フィルム接着材を使用し、前記樹脂フィルムFには厚さ25μmのポリイミド樹脂フィルムを使用した。前記加熱圧着は、真空ラミネータを用い、減圧下の雰囲気中にて、前記接着材の硬化温度以下の温度で、0.3MPaの圧力によるプレスを行った。
前記接着層5aの素材としては、前記エポキシ系熱硬化性樹脂に代えてアクリル系樹脂などの接着材、或いは熱可塑性ポリイミドに代表される熱可塑性接着材を使用することもできる。また、前記接着層5aは、フィルム状素材に代えて例えばワニス状の樹脂接着剤を前記第1絶縁基板1a下表面に塗布して形成することもできる。
前記樹脂フィルムFは、ポリイミドに代えてPETやPENなどのプラスチックフイルムを使用してもよく、前記接着層5aの表面にUV照射によって接着や剥離が可能なフイルムを被着形成してもよい。
次に、図3(d)に示す工程では、前記第1絶縁基板1a、接着層5a及び樹脂フィルムFを下面側から貫通するようにYAGレ−ザで穿孔することによって、直径100μmのビアホールとしての複数の貫通孔1d(図中では4箇所)を形成する。その後、CF4及びO2混合ガスによるプラズマデスミア処理を施す。
前記レーザ加工時に、配線層1bのうち各貫通孔1dに対応する中央の部分に直径30μm程度の小孔(図示せず)を形成してもよい。前記貫通孔1dや小孔は、炭酸レーザやエキシマレーザなどによるレーザ加工或いはドリル加工や化学的エッチングによって形成することもできるし、ドリル加工や、化学的エッチングによって形成することもできる。
また、前記プラズマデスミア処理は、使用ガスの種類として、CF4及びO2混合ガスに限定されず、Arなどの他の不活性ガスを使用することができるし、ドライ処理に代えてウエットデスミア処理を適用してもよい。
そして、図3(e)に示す工程では、前記各貫通孔1dに、スクリーン印刷法により導電性ペーストをそれぞれの前記貫通孔1dの空間を埋め尽くすまで充填することによって複数の貫通電極1cを形成する。その後、前記樹脂フィルムFを剥離する。その結果、前記各貫通電極1cの他端面(下面)の部分は、前記樹脂フィルムFの厚さ寸法分の高さをもって前記接着層5aの下面側に突出した状態で露出される。このように前記樹脂フィルムFは、その厚さを適宜選定することによって貫通電極の突出高さを調整し、前記貫通電極1cと半導体素子3の再配線層3dとの押し付け接続の際、これら相互の低抵抗接続及び素子ダメージ回避が得られるようにその押圧力を調整することができる。
特に、前記貫通孔1dに連通する前記小孔が前記第1配線層1bに形成されている場合は、前記貫通電極1cの一端面(上側)が前記第1配線層1bの内面(下面)及び前記小孔内壁に亘って比較的広面積をもって係合して、より一層強固に接続される。以上の工程を経て前記第1基板材1が形成される。
ところで、前記貫通電極1cの導電ペーストは、ここでは、ニッケル、銀及び銅の群から選択された少なくとも1種類の低電気抵抗の金属粒子と、錫、ビスマス、インジウム及び鉛の群から選択された少なくとも1種類の低融点金属粒子とを含み、エポキシ樹脂を主成分とするバインダ成分を混合したペーストで構成した。また、前記バインダ成分の粘度等を調整することによって、前記貫通電極1cと再配線層3dとの押し付け接続の際、その接続抵抗を低くし、素子へのダメージを軽減できる。そして、前記導電ペーストは、接着層5aの硬化温度程度の低温で、前記金属粒子がその粒子同士で拡散接合できたり、前記再配線層3dの金属と拡散接合できたりして合金化し易い金属組成を用いることにより、バルクの金属やめっきによる層間接続と同等の接続信頼性を確保できる。なお、前記導電ペーストは熱伝導性にも優れているので、発生熱を外部へ熱伝導並びに放散させる効果を得ることもできる。
ところで、前記第2基板材2は、その製造方法について図示していないが、前記第1基板材1同様に、例えばポリイミド樹脂フィルムからなるフレキシブルな第2絶縁基板2aの一方の面(図1では下面)に銅箔製の第2配線層2b用の配線材料層を設けた片面銅張板(CCL)が使用される。そして、前記第2絶縁基板2aの他方の面(図1では上側)には、前記第1基板材1の接着層5a及び樹脂フィルムFと同様な接着層及び樹脂フィルムが貼り合わされている。更に、第2配線層2bのパターニング、貫通孔及び貫通電極2cの形成方法、更に各部材の使用素材は前記第1基板材1の場合と同様である。
次に、前記第3基板材4の製造方法について、図4を参照して説明する。まず、図4(a)に示す工程では、例えばポリイミド樹脂フイルムからなる絶縁基板4aの両面に銅箔製の配線材料層4B及び4Cがそれぞれ設けられた両面銅張板(CCL)を用意する。そこで、図4(b)に示すように、例えばドリルによって前記両面CCLを貫通するスルーホールTHを形成し、CF4及びO2混合ガスによるプラズマデスミア処理を施す。
その後、図4(c)に示すように、前記両面CCLの両表面及びスルーホールTH内壁に全体的に銅めっきを成長させて配線材料層4BCを形成する。このとき、スルーホールTH内壁に層間導電路(ビア)4dが形成される。
そして、図4(d)に示すように、前記両面CCLの両面において、前記第1基板材1の形成と同様な方法により、前記材料層4BCに回路パターンニングを施して、一方の配線層4b及び他方の配線層4cを絶縁基板4aの上下両面にそれぞれ形成する。このパターンニングの際に、前記絶縁板4aの中央部分4a1は、前記材料層4BCのうち前記半導体素子3と対応する部分が除去されて、両面とも露出されている。即ち、前記配線層4b及び配線層4cは、実装後の前記半導体素子3が接触しないようなピッチでパターンニングされている。
次に、図4(e)に示すように、前記絶縁板4aの中央部分4a1に、例えばドリルによって貫通させた開口部4eを形成する。前記開口部4eは、前記半導体素子3の外側壁を離間して取り囲むように、前記半導体素子3の外径よりも一回り大きい形状/寸法とされている。
前記スルーホールTHや開口部4eは、YAGレーザ、炭酸レーザ或いはエキシマレーザによっても化学的エッチングによっても形成することができる。前記プラズマデスミア処理は、使用ガスの種類として、CF4及びO2混合ガスに限定されず、Arなどの他の不活性ガスを使用することができるし、ドライ処理に代えてウエットデスミア処理を適用してもよい。
なお、前記第1〜第3基板材1、2、4は、半導体素子の検査選別と同様に、いずれも製造後、パッケージ組立部品として、品質検査などによって良否選別される。
次に、前記第1実施形態のパッケージタイプ配線基板の組立てに係わる製造方法について図5を参照して説明する。なお、図1〜図4に示された各部分と同一または同様な部分については、同一の引用符号を付し、その詳細な説明を省略する。
まず、図5(a)に示す工程では、前述の図2(c)に係わる工程で検査選別された良品に相当する半導体素子(チップ)3を用意する。この良品チップ3は、前述の図3(e)に示す工程で製作された第1基板材(第1配線基板)1に、半導体素子チップ用マウンタで位置合わせして、前記接着層5aの材料及び貫通電極1cの導電性ペーストの硬化温度以下で加熱圧着することによって仮留め接着される。具体的には前記半導体素子3の再配線層3dが前記第1基板材の貫通電極1c及び前記接着層5aの下面に仮留め接着される。
前記半導体素子3は、既に説明したように平坦な形状をもって製作されているので、前記第1基板材1へのマウントに際しては、真空チャックによって確実にピックアップされ、前記再配線層3dと貫通電極1cとの位置合わせ精度が高い状態で前記第1基板材1に確実にマウント(一体化)される。
そして、図5(b)に示す工程では、第2基板材(第2配線基板)2を、その貫通電極2c及び接着層5bを上方に向けて配置し、その上に第3基板材(中間配線基板)4を位置合わせして重ね合わせる。このとき、図中左右位置の前記貫通電極2cの上端面には、前記第3基板材2下面の配線層4cの一部が重なる。
次に、前記第1基板材(第1配線基板)1に一体化された前記半導体素子3を、前記第3基板材4の開口部4eに位置合わせして挿入すると共に、前記第1基板材1を、前記第3基板材4上に重ね合わせる。このとき、前記半導体素子3は、その半導体基板3aの全外側周が前記開口部4eの内壁との間に隙間を保ち、前記第3基板材4の配線層4b、4cと接触しないように配置される。また、前記第1基板材1の図中左右位置の貫通電極1c下端面は、前記第2基板材2の一部の貫通電極2cと対向して、前記第3基板材4上面の配線層4bの一部に重なる。このようにして、前記第1乃至第3基板材基板材1、2、4及び半導体素子3の積層体が構成される。
そして、前記積層体を、真空キュアプレス機を用いて、1kPa以下の減圧雰囲気中で積層方向に加熱圧着することによって、図1に示すような一括多層化されたパッケージタイプ配線基板を完成する。この工程において、前記第1及び第2基板材1、2の各接着層5a及び5bは、加熱加圧により塑性流動して前記各基板材相互間、第3基板材4の開口部4eと半導体素子3の側周との間の隙間、及びスルーホールTHを埋め尽くし、図1のように単一層化された接着層材5になって最終的に熱硬化する。その結果、半導体素子3を前記接着層材5内に埋め込んだパッケージ接着封止が簡単に得られる。この段階では、前記パッケージ封止に並行して前記導電ペーストの硬化及び金属成分の合金化が行なわれる。その結果、前記各貫通電極が1cと半導体素子3の再配線層3dとの押し付け接続に際しても素子へのダメージが避けられ低抵抗接続が得られる。
このような第1実施形態に係る製造方法によれば、前記第1及び第2基板材1、2は、片面CCLのような金属箔張配線基板材を用い、層間接続のための前記第1、第2貫通電極1c、2cは導電ペーストの印刷充填で簡単に形成することができる。従って、前述した従来のビルトアップ方式(特許文献1参照)に比べて、全パッケージ組み立て工程を通じて、めっき工程を排除することができ、生産時間及び生産コストを大幅に低減できる。
また、一括熱プレス工程によって、第1〜3基板材1、2、4が各接着層5a、5bを介して、相互に接着固定されてパッケージ基板積層構造が1回のプレスで得られるために、前記ビルトアップ方式に比較して、これら積層部材にかかる熱履歴並びに同部材の劣化を著しく低減できる。
更に、第1〜第3基板材1、2、4及び半導体素子3は、予め別々の工程ラインで製造されるので、製造工程毎にそれぞれの組み立て部材に不良が生じても、その都度不良品を排除することができ、歩留まり悪化の累積を避けることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る積層配線基板について図6を参照して説明する。なお、図1〜図5に示された各部分と同一または同様な部分については、同一の引用符号を付しその詳細な説明を省略する。
第1基板材1xは多層配線基板構造で構成されている。即ち、第1基板材1xは、第1絶縁基板1a、第1配線層1b及び導電ペースト製の貫通電極1cを有する下側配線基板(半導体素子3側)の上に、上側配線基板を積層して形成されている。前記上側配線基板は、他の絶縁基板1dの上面にパターン化された他の配線層1f及び前記他の絶縁基板1dを貫通する他の導電ペースト製の複数の貫通電極1g(図中4箇所)を有していて、接着層1eによって、前記第1配線層1b及び第1絶縁基板1a上に接着されている。
前記各貫通電極1gは、その一端面(上端)が前記他の配線層1fの内面に接続され、他端面(下端)が前記第1配線層1bに熱圧着して接続されている。前記貫通電極1c及び1gは、図6から分かるように、いずれも凸形状を有し貫通電極本体部分よりも径小な各突端部が、各々対応する配線層1e及び1fに予め形成された小孔に充填かつ係合されている。
このような形状の前記貫通電極1c、1g及び配線層1e、1fの小孔形成は、前記第1実施形態における貫通電極1c、2c及び配線層1b、2bにも適用することができる。
前記他の絶縁基板1d及び他の配線層1f上には、ソルダーレジスト6が被着されている。前記ソルダーレジスト6は、前記各貫通電極1gに対応する他の配線層1fの各部分を露出させる複数のコンタクト孔を有し、前記上側配線基板上面に、はんだペーストをパターン印刷し、リフローさせることによって、ボール状のはんだバンプからなる複数の外部端子電極7が形成されている。前記外部端子電極7は、前記ボールバンプに限らず、搭載する電子機器等の接続端子構造などに応じて、例えばビームリードタイプなど他の外部端子構造を採用することも可能である。
前記第1基板材1xは、他の配線基板を更に積層して2層以上に多層化することができ、前記半導体素子3の多機能/高機能化に応じて、所望複数の配線基板を積層した多層配線基板構造を提供することによって、高機能化する電子機器への搭載対応が自在に行える。
第2基板材2xは、この例では、前記第1基板材1xや半導体素子3等に対する支持板としてフレキシブルな例えばポリイミド樹脂フィルムによって構成されている。支持板としての前記第2基板材2xは、PENやPETなどの絶縁フィルム、リジッドなガラスエポキシ樹脂絶縁板或いは銅箔などの金属板などを用いて形成してもよい。
また、前記第2基板材2xは、良導熱性の材料、例えば銅箔などで構成すれば、前記支持板の役割のみならず、半導体素子3からの熱を外部に効果的に放熱させることができ、素子3の電気的動作を安定化させることができる。その場合は、従来技術では内蔵することが不可能であった発熱量の大きい半導体素子でも実装可能となり、種々の半導体素子に対するパッケージ基板の適用範囲を拡大できる。
第3基板材4xは、専らスペーサの役割を果たすためのもので、半導体素子3と同程度の厚さで、その側周を隙間をもって囲む開口部4eを有する例えばポリイミド樹脂フィルムが使用されている。このような第3基板材4xは、前記第1基板材1x及び第2基板材2x相互を接着層材5を介して加熱圧着する際の接着層材の不所望な流動変形を抑制し、基板材1xと2xとの平行性や前記半導体素子3の位置精度を高めることができる。
ところで、前記第1実施形態の第1〜第3基板材1、2、4と第2実施形態の第1〜第3基板材1x、2x、4xとの間で各部材の交換組み合わせしてもよい。例えば、前記第1実施形態において、その第1基板材1の代わりに第2実施形態の第1基板材1xを使用したり、前記第3基板材4の代わりに第3基板材4xを使用してもよい。このように前記第1及び第2実施形態の各第1〜第3基板材を適宜組み合わせることによって、前記半導体素子3の多機能/高機能化に応じた種々の形態のパッケージタイプの積層配線基板を提供することができる。
また、前記第2実施形態におけるソルダーレジスト及びはんだボールバンプからなる複数の外部端子電極の技術を、前記第1実施形態にも適用することが可能である。即ち、前記第1実施形態における前記第1基板材1の上面及び第2基板材2の下面に、このようなソルダーレジスト及び複数の外部端子電極を形成することができる。
ところで、前記第1及び第2実施形態の積層配線基板のいずれにおいても、前記第3基板材4、4xを省略して、前記第1基板材1、1xと第2基板材2、2xとを接着層材5のみによって接着し、パッケージをより一層薄形化することも可能である。このようなことは、例えば、半導体素子3の機能数やその電極パッド数が比較的少なく、チップサイズや厚さが小さい場合や前記第1基板材1、1xの配線層数、配線層ピッチ及び配線層長等並びに絶縁基板面積(サイズ)を小さくできる場合や前記接着層材5の層厚を半導体素子3厚に比して充分に厚くした場合などにおいて実施できる。なお、第2基板材2、2xに予め設けられる接着層は、必ずしも第2基板材2、2xの全面に設ける必要はなく、例えば、半導体素子に対応する部分を避けた周囲に限定して設けるなど、少なくとも部分的に設けておけばよい。
また、前記各実施形態において、前記半導体素子3の底面に銅箔などの良導熱層を形成しておくことによって、半導体素子3の放熱効果を向上することができる。更には、前記第2基板材2xが良導熱性材料である場合、第2基板材2xに、前記半導体素子3底面の良導熱層を、接着層を介せず直接的に接触させれば、前記放熱効果はより一層向上する。
本発明の第1実施形態に係る積層配線基板を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体素子の製造方法を説明するための図であり、(a)〜(d)はその工程別断面図である。、 本発明の第1実施形態に係る第1基板材の製造方法を説明するための図であり、(a)〜(e)はその工程別断面図である。 本発明の第1実施形態に係る第3基板材の製造方法を説明するための図であり、(a)〜(e)はその工程別断面図である。 本発明の第1実施形態に係る積層配線基板の組立方法を説明するための図であり、(a)及び(b)はその工程別断面図である。 本発明の第2実施形態に係る積層配線基板を示す断面図である。 従来技術における積層配線基板の要部を示す断面図である。 従来技術における積層配線基板に用いられる半導体素子の製造方法を説明するための図であり、(a)〜(e)はその工程別断面図である。
符号の説明
1、1x 第1基板材
1a、1d、2a、4a 絶縁基板
1b、1f、2b、4b、4c、 配線層
1c、1g、2c、 貫通電極
2、2x 第2基板材
3 半導体素子
3a 半導体基板
3b 電極パツト
3c 無機絶縁膜
3d 再配線層
3f 有機絶縁膜
4、4x 第3基板材
5 接着層材5
1e、5a、5b、 接着層

Claims (10)

  1. 対面配置された第1基板材と第2基板材との間に半導体素子を内蔵して接着封止した積層配線基板であって、前記第1基板材は、絶縁基板の一方の面に配線層が形成された配線基板、及び前記絶縁基板を貫通し一端面が前記配線層に接続され他端面が前記絶縁基板の他方の面に露出する導電性ペーストからなる貫通電極を備えて構成され、前記半導体素子は、半導体基板の一部表面に形成された電極パッド、前記電極パッドに対するコンタクト孔を有して前記半導体基板表面に形成された無機絶縁膜、及び前記無機絶縁膜上に形成され前記電極パッドに接続された再配線層を備えて構成され、前記貫通電極の前記他端面が前記再配線層に接続されていることを特徴とする積層配線基板。
  2. 前記第1基板材は、各々が絶縁基板の一方の面に配線層を有する複数の配線基板を積層した多層配線基板構造とされ、前記各配線基板には対応する配線層に接続されて前記絶縁基板を貫通する導電性ペーストからなる貫通電極が設けられ、前記半導体素子側の配線基板の貫通電極が前記半導体素子の再配線層に接続され、前記半導体素子から離隔する他の配線基板の貫通電極が隣接する配線基板の配線層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の積層配線基板。
  3. 前記貫通電極に対するコンタクト孔を有する有機絶縁膜が前記再配線層表面に設けられ、前記有機絶縁膜は感光性有機材料を素材として用いられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層配線基板。
  4. 前記絶縁基板の前記他方の面に接着層が形成され、前記貫通電極は前記絶縁基板及び接着層を貫通し、前記半導体素子は前記接着層中に埋め込まれていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板。
  5. 前記第1基板材と第2基板材との間に第3基板材が配置され、前記第3基板材は前記半導体素子が挿入される開口部を有するフィルム状のスペーサからなり、前記第1乃至第3基板材相互間及び前記開口部に接着層材が充填されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板。
  6. 前記第1基板材と第2基板材との間に第3基板材が配置され、前記第3基板材は、絶縁基板の少なくとも一方の面に配線層を有する中間配線基板からなり、前記半導体素子が挿入される開口部を有し、前記第1乃至第3基板材相互間及び前記開口部に接着層材が充填されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板。
  7. 前記第2基板材は、絶縁基板の少なくとも一方の面に形成された配線層を有する配線基板、前記絶縁基板を貫通して設けられ前記配線層に接続された導電性ペーストからなる貫通電極、及び前記絶縁基板の前記第1基板材側の面に少なくとも部分的に設けられた接着層を備えて構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板。
  8. 前記第2基板材は、前記半導体素子の半導体基板の底面側に配置された放熱板であることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一つの請求項に記載の積層配線基板。
  9. (A)半導体基板の一部表面に形成された電極パッド、前記電極パッドに対するコンタクト孔を有して前記半導体基板表面に形成された無機絶縁膜、及び前記無機絶縁膜表面に形成され前記電極パッドに接続された再配線層を備えた半導体素子を提供する工程と、
    (B)第1基板材を作成するために、絶縁基板の一方の面に配線層をパターンニング形成して配線基板を形成する工程と、
    (C)前記絶縁基板の他方の面に接着層を形成する工程と、
    (D)前記半導体素子の再配線層及び前記配線層の一部に対応する位置関係にあって前記絶縁基板及び接着層を貫通する貫通孔を形成する工程と、
    (E)前記貫通孔に導電性ペーストを充填することによって、一端面が前記配線層に接続され他端面が前記絶縁基板の他方の面に露出された貫通電極を形成する工程と、
    (F)前記貫通電極の前記他端面を前記半導体素子の再配線層に位置合わせして接続し、前記半導体素子を前記接着層に仮止め接着して前記第1基板材と一体化する工程と、
    (G)前記第1基板材に対面させる第2基板材を提供する工程と、
    (H)前記第1基板材と一体化された前記半導体素子を前記第2基板材上に位置合わせして重ね合わせる工程と、
    (I)前記第1基板材と前記第2基板材とを重ね合わせ方向に一括加熱プレスし、前記接着層により前記半導体素子を囲み前記第1及び第2基板材を相互接着する工程と、
    を備えることを特徴とする積層配線基板の製造方法。
  10. 前記(A)の半導体素子の製造工程は、
    (A−1)複数の半導体素子に対応する複数の素子領域を半導体ウエハ表面に設けて前記各素子領域毎に電極パッドを形成し、前記電極パッドに対する第1コンタクト孔を有する無機絶縁膜を前記ウエハ表面に形成する工程と、
    (A−2)前記第1コンタクト孔を通じて前記電極パッドに接続された再配線層を前記無機絶縁膜上に形成する工程と、
    (A−3)前記無機絶縁膜及び前記再配線層を覆って、前記ウエハ上に感光性有機材料膜を形成する工程と、
    (A−4)前記感光性有機材料膜にフォトリソグラフィを施して前記再配線層に対する第2コンタクト孔を開けて焼成処理することによって、第2コンタクト孔を有する有機絶縁膜を前記ウエハ表面に形成する工程と、
    (A−5)各素子領域に対するウエハ検査後、ダイシングを行って各素子領域に対応して個片化された各半導体素子を取り出す工程と、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の積層配線基板の製造方法。
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