JP2008267060A - 機械式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイズ・形状が様々な二輪車を安定して駐車できる機械式駐車装置を提供すること。
【解決手段】 垂直または水平方向に移動させる複数のパレット7,14の上面に、二輪車Bの全体を格納することができる格納箱体20を設置し、この格納箱体20の乗入れ側に扉21を設けると共に、この格納箱体20の床面に、前記二輪車Bと共に前後方向にスライドする格納スライド機構22を設け、この格納スライド機構22に、二輪車Bを起立状態で保持する保持機構60を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、二輪車を駐車できる機械式駐車装置に関し、詳しくは、自動車・二輪車混載又は二輪車専用の機械式駐車装置に関するものである。
従来、原動機付自転車(50ccバイク)から大型自動二輪車(オートバイ)(以下、これらを総称して「二輪車」という)まで、様々な二輪車が使用されているが、これらの二輪車を駐車しておく場合、通常、誰でも立ち入ることのできる敷地に、いわゆる青空駐車されている。
一方、近年、このように誰でも立ち入ることのできる敷地に駐車されている二輪車、特に高級自動二輪車が盗難に遭う事件が増えている。そのため、特に居住集合住宅(マンション)等では、自動車ばかりでなく二輪車も安全な場所に格納したいという要求が多くなり、自動車の駐車と共に二輪車も駐車できる自動車・二輪車混載の機械式駐車装置の需要が高まっている。
この種の従来技術として、例えば、自動車用のケージと二輪車用のケージとの2種類のケージを複数個連設し、これらのケージ群を垂直または水平方向に循環させるように構成すると共に、二輪車用のケージの縦方向(前後方向)中央部に仕切手段を設けて縦方向から二輪車を入出庫できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、他の従来技術として、機械式駐車装置に二輪車用ケージを設け、その周囲に柵を設けたものもある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、他の従来技術として、二輪車の前輪を保持して二輪車を起立状態で保持するようにしたものや(例えば、特許文献3,4参照)、複雑なコンベア装置によって二輪車を乗入れるようにしたものもある(例えば、特許文献5参照)。
実公平3−7483号公報 特公平2−19268号公報 特開2006−62517号公報 実開平5−82777号公報 実開平1−102351号公報
ところで、前記したように、二輪車は、原動機付自転車から大型自動二輪車までサイズ・形状が様々であり、また、近年、大型二輪車等ではレーシングタイプやアメリカンタイプ等、大きさや形状が大きく異なる様々なタイプが販売されている。しかも、これらの二輪車に付属する物も、細長いアクセサリやアンテナ類等、種々の物があると共に、その形状も様々であり、その上、所有者の趣向によっても外観形状が異なる。
しかしながら、このような二輪車を前記特許文献1,2に記載された機械式駐車装置に格納した場合、二輪車をその状態のまま、あるいは簡単な柵等で囲う程度でパレットやケージに搭載して循環移動させるため、前記した細長いアクセサリやアンテナ類が柵等で囲まれた格納許容領域内から外に一部でもはみ出ていると、建物躯体や駐車装置構造物に接触して安定した運用を妨げてしまう。しかも、このようなアクセサリ等を設けた二輪車は、搭載した時点ではみ出さないようにしたとしても、パレット移動中にアクセサリ等が格納許容領域内からはみ出る恐れもある。
このような二輪車特有の課題を解決する方法として、例えば、二輪車の一部が柵等の格納許容領域内からはみ出していないかを常に検知するようにすることも考えられるが、この場合には、非常に多くの検知器を用い、左・右・前・後・上を面検知しなければならず、実質上難しい。その上、例え、二輪車の搭載時にはみ出しを検知するようにしたとしても、前記したようにパレットやケージの移動中に不安定な二輪車がパレット上で姿勢変動して一部がはみ出す恐れもあり、そのはみ出しも全て検知できるようにするのは難しい。
なお、前記特許文献3〜5も、このように二輪車の格納時や移動中にアクセサリ等が格納許容領域内からはみ出す恐れを解決できるものではない。
そこで、本発明は、サイズ・形状が様々な二輪車を安定して駐車できる機械式駐車装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、車両を駐車する複数の搭載部を垂直または水平方向に移動させる機械式駐車装置であって、前記複数の搭載部のうちの少なくとも1つに、二輪車の全体を格納することができる格納箱体を設置し、該格納箱体の乗入れ側に扉を設けると共に、該格納箱体の床面に、前記二輪車と共に前後方向にスライドする格納スライド機構を設け、該格納スライド機構に、二輪車を起立状態で保持する保持機構を設けている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「車両」は、「自動車」「二輪車」を含む車両をいい、「搭載部」は、「パレット」「ケージ」を含む車両搭載部をいう。これにより、スライド体に起立状態で保持した二輪車を、搭載部の上面に設けた格納箱体の内部に格納して駐車させることができ、この格納箱体内に全体が格納された二輪車は、搭載部が移動しても格納箱体の外部にはみ出すことなく駐車状態を保つことができる。
また、前記保持機構を、前記格納スライド機構の前部で二輪車の前輪タイヤを捕捉して起立状態に保持する保持機構としてもよい。これにより、格納箱体内に格納する二輪車を前輪のみで起立状態に保持することができ、格納スライド機構の構成を簡略化することができる。
さらに、前記格納スライド機構に前後方向にスライド可能なスライド体を設け、該スライド体の乗入れ側に、二輪車の入出庫時に該スライド体を引出しまたは押込む引出し・押込み具を設けてもよい。これにより、スライド体の引出し作業と押込み作業を容易に行うことができ、二輪車の入出庫作業を迅速に行うことができる。
また、前記引出し・押込み具に、前記二輪車の入出時に前記スライド体へのスロープとなるスロープ板を設けてもよい。これにより、スライド体に入出庫させる二輪車をスロープに沿って容易に入出庫させることができる。
さらに、前記スライド体が、前後方向の中央位置に設けたタイヤ案内溝部と、左右位置に設けた案内部とを備え、該案内部に、前記スライド体を前記格納箱体の床面から浮かせた状態でスライドさせる案内ローラを設けてなるようにしてもよい。これにより、タイヤ案内溝部に二輪車のタイヤを載せたスライド体を小さな力で前後方向にスライドさせることができ、二輪車の入出庫作業を容易に行うことができる。
また、前記スライド体に、該スライド体の移動を阻止するロック機構を設けてもよい。これにより、スライド体を所定位置に固定する作業を容易に行うことができる。
さらに、前記格納箱体の扉の開状態を検知する検知器を設けてもよい。これにより、格納箱体の扉が閉鎖されていることを自動的に検知して駐車装置を運転することができる。
また、前記搭載部に接地した格納箱体の反乗入れ側に物置ケースを設けると共に、該物置ケースの反乗入れ側に扉を設け、前記搭載部を入出庫階で旋回させる旋回機構を設けてもよい。これにより、二輪車を格納する搭載部に子供用自転車等の物品を収納しておくことができる。
本発明は、以上説明したような手段により、サイズ・形状が様々な二輪車を、格納許容領域内からはみ出すことなく安定した駐車状態に保つことができる機械式駐車装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る機械式駐車装置の全体正面図であり、図2は、図1に示すII−II矢視平面図、図3は、図2に示すIII−III矢視拡大正面図、図4(a) 〜(c) は、図3に示す格納スライド機構の別例を示す正面図である。この実施の形態では、3段3列の駐車部を備えた多段式で、自動車と二輪車とを混載する機械式駐車装置を例に説明する。また、以下の実施の形態では、二輪車の搭載部としてパレットを例に説明する。さらに、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における方向の概念は、図2に示す「前」「後」「右」「左」の概念と一致するものとする。
図1,2に示すように、この実施の形態の機械式駐車装置1は、枠組体の柱2によって3段3列の駐車部3が形成され、中段が乗入床4(地上床)に位置している。この中段と上段とには車高の高い軽自動車等の車両が駐車可能であり、下段には車高の低い普通自動車等が駐車可能となっている。この例では、ピットPの深さの抑制(設備・工事費廉価化等)とスペースの有効利用のために、下段を車高の低い普通自動車用としている。
上段には上下段パレット共用のチェーンスプロケット昇降機構5が設けられている。この昇降機構5に設けられた昇降用チェーン6によって上段昇降パレット7が昇降させられる。
中段には列数より1個少ない2台の中段横行パレット8が設けられている。これらの中段横行パレット8は、横行車輪9によって横行レール10に沿って横行可能となっている。図の状態では、左列と右列とに中段横行パレット8が配置された状態であり、中央列中段乗入れスペースには下段昇降パレット14が配置された状態を示している。この中段が乗入れ部であり、この乗入れ部の乗入床4には、運転操作盤12と制御盤13とが設けられている。また、中段横行パレット8の前面には、前記上段昇降パレット7の前面との間で昇降する昇降フェンス11が設けられている。この昇降フェンス11は、利用者によって取外せる簡単なチェーンのフェンスとしてもよい。
下段に設けられた下段昇降パレット14は、昇降用チェーン15によって前記チェーンスプロケット昇降機構5と連結されている。この下段昇降パレット14と前記上段昇降パレット7とは、各列ごとに前記チェーンスプロケット昇降機構5と連係されており、一方のパレットをロックすることで他方のパレットを昇降させるようになっている。
このような多段式駐車装置1によれば、中段横行パレット8は左右に1列分横行し、その空間となった中段部分に上段昇降パレット7または下段昇降パレット14を昇降させて車両を駐車することができる。
そして、このように設けられた自動車用パレットの一部に、二輪車用の格納箱体20が設置されている。この例では、図の中央列に位置する上段昇降パレット7と下段昇降パレット14との2つに格納箱体20が設けられている。各パレット7,14には、各1台の二輪車Bが格納できる2個の格納箱体20が左右に設けられている。これらの格納箱体20は、隣接する外装板の間に隙間を設けても、接触させて設けてもよい。この格納箱体20としては、二輪車Bが物理的にはみ出すことの無いサイズ形状の物であればよく、一般的に普及している開閉扉付きプレハブ物置でもよいし、二輪車の形状や大きさに合わせて製作してもよい。いずれの場合も、格納箱体20の外形は、パレット7,14上における格納許容領域内(左・右・前・後・上面とも)となる大きさに形成され、パレット7,14の上面に固定して設置される。この格納箱体20は、内部に二輪車Bを格納できる大きさで、周囲に壁面を有する箱体であればよい。なお、二輪車Bが格納箱体20の天井以上に高いことは無いので天井外装板は必ずしも必要でないが、市販のプレハブ物置を使用する場合には天井外装板があってもよい。この格納箱体20の乗入れ側には、開閉扉21が設けられており、床面中央部には、前後方向に格納スライド機構22が設置されている。
また、この実施の形態では、自動車用パレット7,14上に各1台の二輪車Bが格納できる2個の二輪車用格納箱体20を並設しているが、2台の二輪車Bを格納できる、即ち自動車用パレット7,14を合わせた横幅に相当する1個の格納箱体としてもよい。
図2に示すように、この実施の形態では、自動車用パレット7,14の幅と長さから、2台の二輪車Bを縦列で格納することができないため、2台の二輪車Bを横並びで格納し、スペースの有効利用のために、パレット7,14の前方(反乗入れ側)の余剰スペースに物置ケース23を設けている。
この物置ケース23は、二輪車Bの反乗入れ側に開閉扉24が設けられている。固定フェンス25の一部には着脱式チェーン26が設けられており、この着脱式チェーン26を外すことにより物置ケース23内に立ち入ることができる。この物置ケース23を設けることにより、種々の物品や、子供用自転車等を収納しておくことができる。この物置ケース23は、特に設ける必要がなければ不要であり、そのまま空きスペースとしておいてもよい。
また、この中段横行パレット8が設けられた乗入階には、光電検知器等の第1センサ27が設けられており、車両M1,M2の後部はみ出しが検知されている。この第1センサ27は、扉21の開検知用と兼用されている。また、この乗入階には、車両M1,M2の前側(反乗入れ側)のはみ出しを検知する第2センサ28と、車両の両側部のはみ出しを検知する第3,第4センサ29,30と、車両の有無を検知する第5センサ31とが設けられている。なお、中段横行パレット8には、横方向に突設された乗降デッキ32が設けられている。
図3に示すように、前記格納箱体20は、床板33の上部に箱状枠組34が設けられ、この箱状枠組34の外面に外装板35が設けられている。この例では、この格納箱体20を自動車用の下段昇降パレット14の上部に設置しているため、パレット14の中央隆起部36上に高さ調整用ブラケット37が設けられ、この高さ調整用ブラケット37とパレット14の側部立上がり部38とに、格納箱体20がボルト39で固定されている。40は、パレット14の車路面である。
前記格納スライド機構22は、格納箱体20の床板33の上面に設けられている。この格納スライド機構22は、床板33上に並設した2条の軌道体42と、これらの軌道体42に沿ってスライドするスライド体43とを有している。2条の軌道体42には、長手方向の外側に複数の支持ローラ44と左右規制ローラ45(図5参照)とが軸支されている。これらのローラ44,45が、案内ローラである。スライド体43には、前後方向の中央部に、断面凹状のタイヤ案内溝部を形成するタイヤ案内溝体46が設けられている。スライド体43は、前記軌道体42に設けられた支持ローラ44による上下支持と、左右規制ローラ45による左右規制とが行えるように2段に屈曲している。
なお、この実施の形態では、床板33上に軌道体42を設け、この軌道体42に支持ローラ44と左右規制ローラ45とを設けているが、軌道体42を廃し、ローラ44,45を床板33に直接軸支するようにしてもよい。また、図4(a) に示すように、前記スライド体43の支持を、スライド体43の水平突設部を上下1対のローラ44で挟み込むようにしたり、図4(b) に示すように、ローラ44,45をスライド体43側に取り付けるようにしてもよい。さらに、図4(c) に示すように、前記タイヤ案内溝体46を平坦面板とし、その上面に左右に離間した2条のアングル材47を取り付けて案内溝48を形成するようにしてもよい。これらは一例であり、他の構成でスライド体43を支持したり、案内溝を形成してもよい。
ところで、前記図1に示すように、この実施の形態では、前記格納箱体20の高さを、車高の低い普通自動車M2(セダンタイプ)を搭載したときの高さに合わせて設定している。しかし、普通自動車M2の車高は二輪車Bの約1.3倍(普通自動車の車高は、ほぼ1550mm以下、大型自動二輪車のバックミラーを含めた車高は、ほぼ1200mm以下)であるため、二輪車Bを格納箱体20に格納したときに上部に空きスペースを生じる。そこで、図3に二点鎖線で示すように、格納箱体20の乗入れ側天井部に小物収納ケース49を設けてもよい。この収納ケース49を設けることにより、ヘルメット50や、雨具、ワックス、清掃小物等を収納することができる。この収納ケース49は、前記扉21の裏面に取り付けてもよい。
図5は、図3に示すV−V矢視平面図であり、図6は、図5に示すVI−VI矢視側面図である。図5に示すように、格納箱体20は、前記箱状枠組34によって枠組みされ、乗入れ側が前記開閉扉21によって開閉可能となっている。この扉21は、図示する左端が蝶番51によって支持されて右側が開閉可能となっており、右端はパレット14の移動時に開かないように掛け金具52で閉じられている。この掛け金具52は、例えば、利用者の持つ二輪車Bのキーで施錠・解錠するようにしてもよい。この場合、セキュリティ向上を図ることができる。また、格納箱体20の床板33には、前記箱状枠組34と連結された骨組材53が設けられている。
図5,6に示すように、前記スライド体43は、乗入床4からの引き出し・押し込み及び二輪車Bの乗り込みを容易とするために、格納箱体20のほぼ前後方向全長にわたって細長く形成されている。左スライド体43Lは、左軌道体42Lに沿ってスライド可能に設けられ、右スライド体43Rは右軌道体42Rに沿ってスライド可能に設けられている。これらのスライド体43の前部(反乗り入れ側)は、左右を連結する棒材やパイプ材等のスタンド55によって連結されている。また、スライド体43の前端は左右が連結されており、中央の前部にローラ56が突設されている。
一方、格納箱体20の床板33には、ストッパ兼用の保持具57が設けられている。この保持具57には、床板33に設けられたブラケット58のスライド体側に、前記ローラ56を左右から挟持するばね板59が設けられている。この保持具57によれば、スライド体43を前進させてローラ56がばね板59に当接した後、さらに大きな力で前進させることによりローラ56がばね板59間に嵌入され、このばね板59の弾性によってローラ56と共にスライド体43が保持される。ローラ56は、丸棒等であってもよい。
また、スライド体43の前部には、二輪車Bの前輪タイヤFTを捕捉保持し、二輪車全体を起立保持する前輪起立保持機構60が設けられている。この前輪起立保持機構60には、タイヤ前部捕捉押付具61と、タイヤ下部補助支持棒62と、タイヤ後下部捕捉具63とが設けられている。タイヤ前部捕捉押付具61は、スライド体43に設けられた枢着部材64によって鉛直面内の回動が可能となっている。また、タイヤ前部捕捉押付具61は、前記スタンド55に設けられた引張ばね65によって下部が前方に向けて引張られている。この引張ばね65で引張られているタイヤ前部捕捉押付具61の下部は、前記スタンド55の下部に設けられたストッパ棒67に当接して止まるようになっている。タイヤ後下部捕捉具63も、スライド体43に設けられた枢着部材66によって鉛直面内の回動が可能となっている。このタイヤ後下部捕捉具63は、重心が枢着部材66の回動支点よりも乗入れ側にあり、前輪タイヤFTが乗り越えて捕捉されるまでは乗入れ側に傾いている。なお、前記タイヤ下部補助支持棒62は、タイヤ径によってはなくてもよい。
さらに、前記スライド体43に設けられた前記タイヤ案内溝体46は、前記前輪起立保持機構60に至るまでの長さにわたって設けられている。このスライド体43を前後方向にスライドさせる前記軌道体42に設けられた前記ローラ44,45は、適宜間隔で支持ローラ44と左右規制ローラ45とが設けられており、これらのローラ群によって前後方向に細長いスライド体43が前後方向に移動自在なように支持されている。
このように支持されたスライド体43は、タイヤ案内溝体46の底面が格納箱体20の床板面から若干浮いた位置に支持されている。これにより、スライド体43を乗入床4に引き出した状態において、タイヤ案内溝体46の下面と乗入床4との段差が小さくなるようにしている。
また、この実施の形態では、スライド体43の前部を除く全長にわたってタイヤ案内溝体46を設けているが、後輪タイヤRTを乗入れる部分(後方半分)は軌道体42のローラ44,45で支持される左右のスライド体43のみとして案内溝体46は無くてもよい。このように、スライド体43を二輪車Bの前輪タイヤFTを保持する部分のみの小形短尺とした場合、格納箱体20の前方奥部に位置するスライド体43を乗り入れ部まで引き出したり、前方奥部に押し込むときに、利用者が格納箱体20の内部に入ることとなる。この場合、二輪車Bの後輪タイヤRTは、格納箱体20の床板33上を走行する。
さらに、スライド体43の後部左・右側面には、このスライド体43の乗入れ側端部を支持する車輪68が設けられている。この車輪68は、スライド体43が格納箱体20の内部に収納されている状態では、床板33から若干浮い状態となる。車輪68の一方(図の左側)には、ロッキングレバー69が設けられている。このロッキングレバー69は、車輪68の回転を阻止するものであればよい。この車輪68の径としては、比較的大きい方が乗入床4上の走行に好ましい。また、このスライド体43の乗入れ側には、このスライド体43を利用者がスライドさせる、スロープ兼用の引出し・押込み具70が設けられている。
図7(a) は、図6に示すスライド体の後部における作用図であり、図7(b) は、図6に示すVII−VII矢視拡大正面図である。図8は、図7に示すVIII−VIII矢視側面図である。
図7(a) に示すように、スライド体43の後部に設けられた車輪68は、格納箱体20の内部では床板33から若干浮いて隙間aを有しているため、ローラ44,45によって支持されたスライド体43を引出すときには間隙bを通過するときでも床板33や乗入床4に接することなく引出すことができる。そして、引出しの最終段階に至ってローラ44,45による支持がスライド体43の前部のみになると、車輪68が乗入床4に接地してスライド体43の後部を支持することとなる。したがって、スライド体43の引出し及び格納時には車輪68はパレット14と乗入床4との間を浮いた状態で通過し、これらの隙間において構造物に接触することはない。
図7(b) ,図8に示すように、前記スライド体43の乗入れ側に設けられた引出し・押込み具70は、下部がスライド体43に蝶番71で取付けられ、鉛直方向に回動可能なスロープ板72を備えている。このスロープ板72の上部には、側方に突出する取手73が設けられている。図示する状態は、スライド体43を格納箱体20の内部に格納した時を示し、スロープ板72が鉛直状に畳まれて起立状態で保持され、タイヤ案内溝体46の乗入れ側を塞いでいる。この状態では、スロープ板72に設けられた被係止部材74が左軌道体42Lに設けられた係止用板ばね75に挟持されている。
このスロープ板72の長さは、タイヤ案内溝体46の車路面と乗入床4との段差に応じて適宜設定される。このスロープ板72が長いと、乗入床4からの傾斜が緩やかで乗り込みやすい。二輪車の場合、人力でスライド体43に乗り込ませるため、少々の段差でもスロープ板72を設ける方が好ましい。
このスロープ板72が設けられた引出し・押込み具70は、利用者がスロープ板72に設けられた取手73を把持して、後方に引張ることにより、被係止部材74が左軌道体42Lに設けられた係止用板ばね75から外れ、スライド体43(及び搭載二輪車共)を格納箱体20内から引出すことができる。このようにスロープ板72を引出して下方に倒せば、二輪車Bの乗り込み、乗り出し時のスロープを形成することができる。
また 取手73を把持してスロープ板72を起立させ、前記タイヤ案内溝体46の開口面に当接させて、さらに前方に押すことによりスライド体43を格納箱体20の内部に押込むことができる。この状態では、引出し・押込み具70の被係止部材74が左軌道体42Lの係止用板ばね75に挟持されて、スロープ板72の起立状態が保たれる。なお、スロープ板72が起立した後は、二輪車Bを押してスライド体43を格納箱体20の内部に押し込んでもよい。
さらに、前記取手73を設ける高さ位置は、低いと利用者が腰を大きく屈めなければならないため、スロープ板72の上部に設けている。この例ではスロープ板72の左側にのみ取手73を設けたが、右側にも設けて利用者が利き手に応じて持つことができるようにしてもよい。また、この実施の形態では、取手73をスロープ板72に設けているが、スライド体43の側部に専用の取手を設けてもよい。
図8に示すように、スライド体43の乗入れ側に設けられた車輪68には、ロック機構たるロッキングレバー69が設けられている。このロッキングレバー69は、一般的なキャスターに設けられている足踏み式ロッキングレバーであり、スライド体43への二輪車Bの乗り込み時にロックを掛けてスライド体43の不用意な移動を阻止している。
なお、スライド体43を引出した状態でスロープが非常に僅かな傾斜で、二輪車Bの乗り込み時の衝撃が少ない場合は、このロック機構は不要である。また、引出されるスライド体43の乗入床4上での走行を容易にするために車輪68を設けているが、スライド体43は格納スライド機構22の軌道体42側に設けられた支持ローラ44と左右規制ローラ45とによって支持されているため、スライド体43が軽量であれば車輪68を無くし、利用者はスライド体43の後部を支えて所定位置まで引き出してスライド体43の後端部を着床させればよい。さらに、スライド体43側にローラ群を設けた場合も、この左右の車輪68は不要である。
図9は、図6に示す前輪起立保持機構の作用説明図であり、(a) は保持前の状態を示し、(b) は保持後の状態を示した図である。図9(a) は、乗入床4で二輪車Bの前輪タイヤFTをスライド体43のタイヤ案内溝体46に沿って乗入れている状態を示している。この状態は、スライド体43が最も引出された状態であり、スライド体43の前部に設けられた係合片76が軌道体42に設けられたストッパ77に当接している。このスライド体43に乗入れられる二輪車Bは前輪タイヤFTと後輪タイヤRTとが案内溝体46に沿って乗入れられ、まず、前輪タイヤFTがスライド体43に設けられたタイヤ後下部捕捉具63に当接する。図9(b) は、前記タイヤ後下部捕捉具63に前輪タイヤFTが当接した状態から、さらに押し入れて前輪起立保持機構60によって捕捉された状態を示している。前輪タイヤFTが前記タイヤ後下部捕捉具63に当接した後、さらに押し入れることによりタイヤ後下部捕捉具63が前側に揺動して前輪タイヤFTの前方への通過を許容する。このタイヤ後下部捕捉具63を通過した前輪タイヤFTは、前部がタイヤ前部捕捉押付具61の溝内に嵌入する。これにより、タイヤ前部捕捉押付具61の上部が引張ばね65のばね力で前輪タイヤFTに押付けられる。この状態では、前輪タイヤFTがタイヤ前部捕捉押付具61とタイヤ下部補助支持棒62とタイヤ後下部捕捉具63とによって捕捉され、二輪車Bを起立した状態で保持することができる。
図10は、図 に示すスライド体に二輪車を乗り込ませるときの作用説明図である。この図10と前記図1,2,5,6とを参照しながら、格納箱体20の内部に二輪車Bを格納する操作を説明する。以下の説明において、各図面に示す構成には、その符号を付して説明する。また、以下の説明では、中央の下段昇降パレット14に二輪車Bを格納する例を説明する。
まず、図1,2に示す運転操作盤12により、利用者が下段昇降パレット14の呼び出し操作を行うと、下段昇降パレット14が乗入床4まで上昇し、昇降フェンス11が上昇して乗り入れ部が開放される。
次に、図5,6に示す格納箱体20の掛け金具52を外して扉21を聞く。この扉21を開くと第1センサ27が扉開を検知し、駐車装置1はインターロック安全装置等によって停止状態が保たれる。その後、利用者は、スライド体43の左側最後部の車輪68に設けられたロッキングレバー69を足踏みしてロック解除した上で、スロープ板72の左側上部の取手73を把持して後方に引張る。これにより、スライド体43が乗入床4上に引き出される。そして、スライド体43の前端下部の係合片76が軌道体42のストッパ77に当接したところで、スライド体43の引き出しを終え、スロープ板72を下方に倒し接地させる。その上で、前記車輪68のロッキングレバー69を足踏みしてロックを掛ける。
図10に示す状態が、このようにしてスライド体43が引出された状態である。そして、利用者は二輪車Bのハンドルを握って前進させ、スロープ板72を介してタイヤ案内溝体46に前輪タイヤFTを乗り込ませる。この時、スロープ板72に乗り上がるが、大きな段差が生じるのを抑えているので、人力で容易に乗り込むことができる。このタイヤ案内溝体46に前輪タイヤFTを乗り込ませた二輪車Bをさらに押すと、前輪タイヤFTがやがて前輪タイヤ後下部捕捉具63に嵌る。その後、さらに押し進めることで、このタイヤ後下部捕捉具63が前方に揺動して前輪タイヤFTを通過させる。この前輪タイヤFTがタイヤ後下部捕捉具63より前方に移動すると、若干高さが落ち込んでタイヤ下部補助支持棒62に載ると共にタイヤ前部捕捉押付具61に嵌り込む。この乗込み時には、車輪68がロックされてスライド体43の前後方向スライドが阻止されているので、安定した乗り込み作業を行うことができる。
そして、前記前輪タイヤFTの嵌り込みにより、前輪タイヤFTがタイヤ前部捕捉押付具61とタイヤ後下部捕捉具63とによって前後方向から挟持され、この前輪タイヤFTと共に二輪車全体が起立状態で保持される。これで二輪車Bのスライド体43への搭載が完了する。この搭載作業は、格納箱体20から引き出したスライド体43への作業であり、格納箱体20の内部に利用者が入る必要はない。
その後、利用者は、前記車輪68のロッキングレバー69を足踏みしてロックを解除した上で、スロープ板72の取手73を把持して起立させる。このスロープ板72を起立させると、被係止部材74が係止用板ばね75によって自動的にロックされてスロープ板72は倒れない状態となる。この状態で取手73を把持したまま、または搭載した二輪車Bのサドル後部等を前方に押すことにより、スライド体43と搭載した二輪車Bを一体に格納箱体20の内部前方へとスライドさせる。
図5,6に示すように、このスライド体43の前方への移動は、前記したようにスライド体43の前端部のローラ56が格納箱体20の床板33に取り付けたばね板59に当接して挿入されることで格納位置に保持される。この状態で、前記車輪68のロッキングレバー69を足踏みしてロックしておく。このようにして格納箱体20の内部に二輪車Bを格納した後は、扉21を閉じて掛け金具52を掛けた上で、運転操作盤12にて昇降フェンス11を下降させる。これで二輪車Bの格納が終了し、駐車装置1は次の入出庫まで待機する。このようにして格納箱体20の内部に二輪車Bを格納する作業は、前記扉21を開放することにより前記第1センサ27が扉21が開放されていることを検知している状態で行うため、駐車装置1の駆動が完全に阻止された状態で安定して行うことができる。
以上のようにして二輪車Bを格納することができる機械式駐車装置1によれば、格納箱体20内に二輪車Bを収納するので、物理的に構造物がパレット7,14(載置部)からはみ出すことが無くなり、二輪車特有の種々雑多な突出部に対するはみ出し検知を要することなく機械式駐車装置1に二輪車Bを格納することができる。したがって、二輪車Bを安定して格納できる機械式駐車装置1を提供することができる。
また、二輪車Bを搭載する格納スライド機構22を格納箱体20の床板33に設置し、この格納スライド機構22の引出し・押し込み可能なスライド体43に二輪車Bを搭載するようにしたため、利用者が格納箱体20の内部に大きく入り込むことなく、乗り入れ部の外部の乗入床4上から二輪車Bの搭載格納作業を行うことができ、利用者にとって安心感が高い。
さらに、新設の駐車装置以外に、既設の駐車装置においても、自動車搭載用パレットをそのまま利用し、格納箱体20をそのパレットに設置することで、大きな工事を行うことなく簡単に自動車・二輪車混載又は二輪車専用の機械式駐車装置1に改造することができる。
しかも、二輪車Bを格納箱体20内に格納した状態で、この格納箱体20を搭載したパレット7,14は人の立ち入りが物理的に排除される地上上方や地下ピット等に格納することができるので、人の立ち入り不可能な場所に格納された二輪車Bを盗難等から確実に守ることができる。
なお、前記実施の形態では、3段3列のピットを備えた多段式の機械式駐車装置1を例に説明したが、駐車装置の段数や列数は前記実施の形態に限定されるものではなく、種々の形式に対応することができる。
また、前記実施の形態では、二輪車B(大型のオートバイを含む)が一般的に車高の低い普通自動車よりも車高が低いので、車高の低い普通自動車の収容に合わせた格納箱体20を下段昇降パレット14に搭載しているが、図1のように上段パレット7や、中段パレット8に搭載してもよい。
さらに、前記実施の形態では、居住集合住宅(マンション建物)において需要が多い自動車・二輪車混載型の機械式駐車装置1を例にしたが、二輪車専用の機械式駐車装置であってもよい。この場合、前記実施の形態では、自動車搭載用のパレット7,14に二輪車用の格納箱体20を据え付けた例を説明したが、ケージに格納箱体20を設けたり、二輪車専用の格納箱体20の四隅をチェーンで吊下げたり、格納箱体20に車輪を取り付けて横行レールに載置して移動するようにしてもよい。
図11は、本発明の他の方式に係る機械式駐車装置を示す正面図であり、(a) は垂直循環式駐車装置、(b) はエレベータ式駐車装置、(c) は水平多層循環式駐車装置を示す模式図である。前記実施の形態の機械式駐車装置1は、多段式であるが、図11(a) に示すような垂直循環式の機械式駐車装置80、図11(b) に示すようなエレベータ式の機械式駐車装置81、図11(c) に示すような水平多層循環式の機械式駐車装置82等にも適用できる。これらの図では、前記した構成と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
前記実施の形態の多段式駐車装置1の場合、格納箱体20の反乗入れ側に設けられた物置ケース23に立ち入る場合、反乗入れ側から扉24を開放して立ち入ることになるが、図11(a) 〜(c) に示すようにパレット旋回機構83を有する機械式駐車装置80〜82等の場合、パレット(前記7,14)を旋回させることにより物置ケース23を乗り入れ側(入出庫口側)に向けることができる。これにより、乗入れ側から扉24を開放して物置ケース23内に立ち入ることができる。
なお、前記した実施の形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではない。
本発明に係る機械式駐車装置は、サイズ・形状が様々な二輪車を安定して駐車させたい機械式駐車装置に適用できる。
本発明の一実施の形態に係る機械式駐車装置の全体正面図である。 図1に示すII−II矢視平面図である。 図2に示すIII−III矢視拡大正面図である。 (a) 〜(c) は、図3に示す格納スライド機構の別例を示す正面図である。 図3に示すV−V矢視平面図である。 図5に示すVI−VI矢視側面図である。 (a) は図6に示すスライド体の後部における作用図であり、(b) は図6に示すVII−VII矢視拡大正面図である。 図7に示すVIII−VIII矢視側面図である。 図6に示す前輪起立保持機構の作用説明図であり、(a) は保持前の状態を示し、(b) は保持後の状態を示した図である。 図5に示すスライド体に二輪車を乗り込ませるときの作用説明図である。 本発明の他の方式に係る機械式駐車装置を示す正面図であり、(a) は垂直循環式駐車装置、(b) はエレベータ式駐車装置、(c) は水平多層循環式駐車装置を示す模式図である。
符号の説明
1…機械式駐車装置
4…乗入床
7…上段昇降パレット
8…中段横行パレット
14…下段昇降パレット
20…格納箱体
21…開閉扉
22…格納スライド機構
23…物置ケース
24…開閉扉
27〜31…センサ
33…床板
34…箱状枠組
42…軌道体
43…スライド体
44…支持ローラ
45…左右規制ローラ
46…タイヤ案内溝体
52…掛け金具
60…前輪起立保持機構
61…タイヤ前部捕捉押付具
62…タイヤ下部補助支持棒
63…タイヤ後下部捕捉具
68…車輪
69…ロッキングレバー
70…引出し・押込み具
72…スロープ板
73…取手
80〜82…機械式駐車装置
83…パレット旋回機構
B…二輪車
FT…前輪タイヤ
RT…後輪タイヤ

Claims (8)

  1. 車両を駐車する複数の搭載部を垂直または水平方向に移動させる機械式駐車装置であって、
    前記複数の搭載部のうちの少なくとも1つに、二輪車の全体を格納することができる格納箱体を設置し、
    該格納箱体の乗入れ側に扉を設けると共に、
    該格納箱体の床面に、前記二輪車と共に前後方向にスライドする格納スライド機構を設け、
    該格納スライド機構に、二輪車を起立状態で保持する保持機構を設けたことを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 前記保持機構を、
    前記格納スライド機構の前部で二輪車の前輪タイヤを捕捉して起立状態に保持する保持機構とした請求項1に記載の機械式駐車装置。
  3. 前記格納スライド機構に前後方向にスライド可能なスライド体を設け、
    該スライド体の乗入れ側に、二輪車の入出庫時に該スライド体を引出しまたは押込む引出し・押込み具を設けた請求項1又は請求項2に記載の機械式駐車装置。
  4. 前記引出し・押込み具に、前記二輪車の入出時に前記スライド体へのスロープとなるスロープ板を設けた請求項3に記載の機械式駐車装置。
  5. 前記スライド体が、前後方向の中央位置に設けたタイヤ案内溝部と、左右位置に設けた案内部とを備え、
    該案内部に、前記スライド体を前記格納箱体の床面から浮かせた状態でスライドさせる案内ローラを設けてなる請求項3又は請求項4に記載の機械式駐車装置。
  6. 前記スライド体に、該スライド体の移動を阻止するロック機構を設けた請求項3〜5のいずれか1項に記載の機械式駐車装置。
  7. 前記格納箱体の扉の開状態を検知する検知器を設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の機械式駐車装置。
  8. 前記搭載部に接地した格納箱体の反乗入れ側に物置ケースを設けると共に、該物置ケースの反乗入れ側に扉を設け、
    前記搭載部を入出庫階で旋回させる旋回機構を設けた請求項1〜7のいずれか1項に記載の機械式駐車装置。
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