JPH08135228A - 自動二輪車の前輪支持装置及び立体駐車装置 - Google Patents

自動二輪車の前輪支持装置及び立体駐車装置

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JPH08135228A
JPH08135228A JP30302694A JP30302694A JPH08135228A JP H08135228 A JPH08135228 A JP H08135228A JP 30302694 A JP30302694 A JP 30302694A JP 30302694 A JP30302694 A JP 30302694A JP H08135228 A JPH08135228 A JP H08135228A
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JP
Japan
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guide
front wheel
tire
motorcycle
tire guide
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Application number
JP30302694A
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English (en)
Inventor
Susumu Yamada
邁 山田
Masakuni Tatsumi
方邦 辰巳
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NIPPON SAN CYCLE KK
SHIN NIPPON YOGYO SHOJI KK
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
NIPPON SAN CYCLE KK
SHIN NIPPON YOGYO SHOJI KK
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動二輪車等の前輪を支持し、立体駐車装置
等の駐車設備において自動二輪車等の転倒を防止するた
めの装置及びかかる装置を装備した立体駐車装置を提供
する。 【構成】 自動二輪車の前輪の前方及び左右を遮蔽し、
自動二輪車の前輪を保持できるタイヤガイド1と、タイ
ヤガイド1の下部に前輪進入方向と平行な支軸と支軸受
けとを設け、タイヤガイド1を前輪進入方向に対し左右
に傾斜させることができる傾斜ガイド13と、初期状態
では前輪進入方向に対し左側及び右側からタイヤガイド
1の側面を支持し、タイヤガイド1を垂直に保持するこ
とができ、作動状態ではタイヤガイド1の左側面又は右
側面の支持を解除できるサイドガイド17とを装備する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車等の駐車設
備において、自動二輪車等の前輪を固定する前輪支持装
置及びその前輪支持装置を装備した立体駐車装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、通勤、通学又は買い物用の足とし
て、自動二輪車や原動機付自転車の利用が激増してお
り、これらの集まる駅、商店街の周辺等では、自動二輪
車等を駐車させるための駐車設備が整備されるようにな
ってきた。また、できるだけ多くの自動二輪車等を狭い
スペースに効率よく駐車できるように、当該設備を上下
二段の立体駐車設備とするようになってきた。
【0003】従来、かかる駐車設備において、自動二輪
車等を転倒させることなく整列させる自動二輪車専用の
前輪支持装置は無かった。
【0004】但し、自転車、原動機付自転車を対象とす
る前輪支持装置としては、以下に示す従来の技術があ
る。
【0005】(1)図10(a)に示すように、自転車
等のタイヤ幅よりもやや広い間隔wを持つ一対の支柱兼
用規制部材101が、所定間隔d毎に立設され、また各
規制部材101上に一連に連続する横桁102が架け渡
された構造の前輪支持装置がある。前記一対の規制部材
101間に自転車等の前輪を挿入して付属のスタンドに
より自転車等を起立させることによって、指定位置若し
くは指定の範囲内に自転車等を駐車させて整列するよう
にしていた。
【0006】(2)図10(b)に示すように、自転車
等の前輪の前端部付近が当接するストッパー部103と
該ストッパー部103へ前輪を誘導させるガイド部10
4とが、ストッパー部103の向きを変えて交互に接続
され、上方より見て略三角波状に形成された構造の前輪
支持装置がある。このストッパー部103に当接するま
で自転車等の前輪を、ガイド部104に沿わせつつ前進
させ駐車させるものである。本例と同様の技術として実
開昭64−7086号がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上で紹介したよう
に、自動二輪車の駐車に何も支持する装置を設けない場
合及び自転車等の従来の前輪支持装置により自動二輪車
を支持し駐車させる場合には、次に示すような不都合が
ある。
【0008】(1)通常サイドスタンドは棒状であり、
一端は車体左側のリヤフォークやフレーム下部に、他端
が車体左側の斜め下方と車体の後方を向くよう回動可能
に取り付けられている。つまり使用時サイドスタンドの
前記他端は車体左側の斜め下方を向き、車体を傾斜させ
ることで前記他端が地面につき車体を支える。走行時前
記他端は後方を向き、サイドスタンドと車体が平行にな
るように位置する。かかる構造のため自動二輪車が前方
にずれることにより、サイドスタンドが外れ転倒を招く
こととなる。また、車体の両側のうちサイドスタンドが
取り付けられている側(通常左側)の反対側(通常右
側)には、何も支えるのもが無いため、車体に右方向の
力がかかれば転倒する。さらに、サイドスタンドは一点
で車重を支えるため、比較的不安定である。
【0009】また、通常メインスタンドは、エンジンの
下部後方に一端を回動可能に取り付けられ、二本足で立
てるようにした棒状の部品である。メインスタンド使用
時、メインスタンドを立て二箇所の接地点といずれか一
方のタイヤで車体を支え、走行時メインスタンドは車体
と平行になるまで後方に回転させられている。かかる構
造のためメインスタンド方式の場合比較的安定している
が、自動二輪車に前方向の力がかかるとメインスタンド
は外れ転倒する。
【0010】このため多くの自動二輪車を整列させる駐
車設備において前輪支持装置等の自動二輪車を支持する
装置を設けない場合、共倒れ等の不都合が発生し、一定
のスペースに効率よく整列させて駐車することができな
くなる。特に、床の動く立体駐車設備においては尚更で
ある。
【0011】(2)前記従来の技術(1)に記載する前
輪支持装置により自動二輪車を駐車する場合、a)車体
を傾斜させる必要があるサイドスタンド方式の自動二輪
車に対応することができない、b)前輪が後退し当該装
置から外れることを防止できない、c)自動二輪車のサ
イドスタンドが外れること等の原因で転倒し始めた場
合、それを防止できるほど支持する力はない、d)ハン
ドルを右か左に切り固定するハンドルロック機構を有す
る自動二輪車の場合、当該装置は使用することができな
い等の不都合がある。
【0012】(3)前記従来の技術(2)に記載する前
輪支持装置により自動二輪車を駐車する場合、a)前輪
が当該装置から外れることを防止できず、転倒や整列の
乱れが発生する、b)上述と同様にハンドルロック機構
を使用することができない等の不都合がある。
【0013】本発明は上述の従来の不都合を解決するた
めになされたもので、自動二輪車等の前輪を支持し、立
体駐車装置等の駐車設備において自動二輪車等の転倒を
防止するための装置及びかかる装置を装備した立体駐車
装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の自動二輪車の前輪支持装置及び立体駐車装
置は、 (1)自動二輪車の前輪の前方及び左右を遮蔽すること
により、前記自動二輪車の前輪を保持できるタイヤガイ
ドと、前記タイヤガイドの下部に前輪進入方向(前記タ
イヤガイドに自動二輪車の前輪を進入させる方向を意味
する。以下同じ)と平行な支軸と支軸受けとを設けるこ
とにより、タイヤガイドを前輪進入方向に対し左右に傾
斜させることができる傾斜ガイドと、初期状態(タイヤ
ガイドに自動二輪車の前輪を進入させる以前の状態を意
味する。以下同じ)では前輪進入方向に対し左側及び右
側からタイヤガイドの側面を支持することにより、タイ
ヤガイドを垂直に保持することができ、作動状態(タイ
ヤガイドが自動二輪車の前輪を保持した状態を意味す
る。以下同じ)ではタイヤガイドの左側面又は右側面の
支持を解除できるサイドガイドとを備えるものである。
【0015】(2)請求項2記載のように、請求項1記
載の自動二輪車の前輪支持装置において、前記傾斜ガイ
ドは、前記タイヤガイドの下部に設けた支軸受けを、前
輪進入方向と平行に設けた支軸に滑合させることによ
り、タイヤガイドを前輪進入方向に対し前後に移動で
き、またタイヤガイドを前輪進入方向に対し左右に傾斜
させることができる構造とし、前記サイドガイドは、タ
イヤガイドの左側及び右側に対称に存在し、タイヤガイ
ドの左及び右の側面に支持部材を当接することにより、
タイヤガイドを垂直に保持できる構造とし、前記タイヤ
ガイドは、左又は右の側面で、サイドガイドの前記支持
部材が当接した部分の前輪進入方向に対し後方に、サイ
ドガイドの支持部材を挿入できる穴を備えることによ
り、タイヤガイドに自動二輪車の前輪を進入させ、さら
にタイヤガイドを前輪進入方向に前進させれば、サイド
ガイドの支持部材の位置とタイヤガイドの左又は右側面
にある前記穴の位置とが合致し、タイヤガイドの左側面
又は右側面の支持が解除され、自動二輪車を左又は右に
傾斜でき、かつタイヤガイドを傾斜させれば、タイヤガ
イドの前輪進入方向の移動を固定できる構造とすること
ができる。
【0016】(3)請求項3記載のように、初期状態で
は前記タイヤガイドの底面と略同一面を形成するように
略水平な状態であるが、作動状態では自動二輪車の前輪
のサイドガイドへの進入と連動し、前輪の後方に対向す
る面が略垂直な状態になり、タイヤガイド上での前輪の
後方への移動を防止するタイヤストッパを、請求項1又
は2記載の自動二輪車の前輪支持装置におけるタイヤガ
イド底面の後部近傍に設けるとよい。
【0017】(4)請求項4記載のように、請求項3記
載の自動二輪車の前輪支持装置において、前記タイヤガ
イドに取り付けた支軸にタイヤストッパとピニオンギヤ
を連結し、前記ピニオンギヤと前記傾斜ガイドに取り付
けたラックギヤとを噛み合わすことにより、タイヤガイ
ドを前輪進入方向に前進させれば、ピニオンギヤと連結
した前記支軸が回転し、これにより前記支軸と連結した
タイヤストッパが略垂直な状態になり、タイヤガイド上
での前輪の後方への移動を防止できる構造とすることが
できる。
【0018】(5)請求項5記載のように、請求項1、
2、3又は4記載の自動二輪車の前輪支持装置を回転テ
ーブルに装備し、前記タイヤガイドに受け入れた前輪の
中心近傍を通る鉛直線を中心に回転できるようにすると
よい。
【0019】(6)請求項6記載のように、自動二輪車
を載せ、左右及び上下に移動可能なパレットを装備し、
自動二輪車を立体的に駐車できる立体駐車装置におい
て、前記パレットに請求項1、2、3、4又は5記載の
自動二輪車の前輪支持装置を装備するとよい。
【0020】
【作用】上記の構成を有する本発明の自動二輪車の前輪
支持装置及び立体駐車装置によれば、下記の作用があ
る。
【0021】(1)サイドスタンド方式の自動二輪車の
駐車が可能になる。サイドスタンド方式の自動二輪車の
場合、上述のようにサイドスタンドを斜め下方に向け車
体を傾斜させる必要があるのに対し、請求項1記載の自
動二輪車の前輪支持装置によれば、作動状態で左側又は
右側の支持が解除されるサイドガイドと、傾斜ガイドと
により自動二輪車の進行方向に向かって左側又は右側に
タイヤガイドを傾斜させることができることからであ
る。ここでタイヤガイドを傾斜させる方向は、駐車対象
である自動二輪車のサイドスタンドが取り付けられてい
る側である。なお初期状態でタイヤガイドが垂直に保持
されているのは、自動二輪車の前輪をタイヤガイドに進
入させ易くするためである。
【0022】また、サイドスタンド方式の自動二輪車の
場合、上述の構造のため、自動二輪車が前方にずれるこ
とによりサイドスタンドが外れ転倒を招くこと、また車
体の両側のうちサイドスタンドが取り付けられている側
(通常左側)から反対側(通常右側)に向け力がかかれ
ば転倒すること、さらにサイドスタンドは一点で車重を
支えるため、比較的不安定であること等に鑑み、請求項
1記載の自動二輪車の前輪支持装置によれば、自動二輪
車の前輪を保持し前輪の両側面及び前方を遮蔽し、前輪
の横方向のズレ及び前方向の動きを固定し、またサイド
ガイドによりサイドスタンドが取り付けられてない側へ
前輪が傾斜することを防止できることから、サイドスタ
ンドが外れること、自動二輪車のサイドスタンドが取り
付けられていない側に傾くこと等による自動二輪車の転
倒を防止することができる。
【0023】さらに、メインスタンド方式の原動機付自
転車等にも適用可能であり、この場合でも転倒の防止に
役立つ。これは自動二輪車に前方向の力がかかり、自動
二輪車が前方に移動すると、上述のメインスタンドの構
造によりメインスタンドは外れ転倒するのに対し、請求
項1記載の前輪支持装置によれば、自動二輪車の前輪を
保持し前輪の両側面及び前方を遮蔽し、前輪の横方向の
ズレ及び前方向の動きを固定することからである。
【0024】なお、自動二輪車の前輪を支持し、位置を
指定することから、できるだけ多くの自動二輪車を狭い
スペースに効率よく整列させて駐車できる。
【0025】(2)請求項2記載の自動二輪車の前輪支
持装置によれば、外的な動力を必要とせず、人の力と当
該装置の機械的な構造のみにより、上述の(1)に記載
する作用を発揮することができる。
【0026】(3)請求項3記載の自動二輪車の前輪支
持装置によれば、請求項1又は2記載の同装置による作
用、つまり自動二輪車の前輪の側面及び前方を遮蔽し、
前輪の横方向のズレ及び前方の動きを固定できる作用の
他に、タイヤストッパにより前輪の後方を遮蔽し、前輪
の後方への動きをも固定することができる。従って自動
二輪車の前輪が前輪支持装置から外れ、上述の(1)又
は(2)に記載する作用が発揮できなくなることを防止
することができる。
【0027】(4)請求項4記載の自動二輪車の前輪支
持装置によれば、電気的な仕組みなどを設ける必要がな
く、機械的な構造のみにより簡易に上述の(3)に記載
する作用が発揮できる。
【0028】(5)請求項5記載の自動二輪車の前輪支
持装置によれば、上述の(1)、(2)、(3)及び
(4)に記載する作用を発揮すると共に、請求項1又は
2記載の自動二輪車の前輪支持装置が、タイヤガイドに
受け入れた前輪の中心近傍を通る鉛直線を中心に回転で
きるため、ハンドルロック機構を有する自動二輪車に対
応することができる。つまり、前輪を右又は左に切った
状態で、前輪支持装置に固定することができ、このため
上述の作用を発揮しつつ、盗難防止を図ることができ
る。ここでハンドルロック機構とは、ハンドル右又は左
に切ったまま動かないようにする機構をいう。
【0029】(6)自動二輪車を載せるパレットが左右
及び上下に移動する立体駐車設備においては、パレット
上で自動二輪車が転倒し易い。このような転倒が生じて
は、パレットの左右、上下の移動が不可能となり、多く
の自動二輪車を効率よく整列させ駐車させることができ
ない。従って、パレットに自動二輪車を乗せ左右、上下
に移動させても、自動二輪車が転倒しない装置が要請さ
れる。かかる観点から請求項6記載の自動二輪車の駐車
設備によれば、各パレットに装備された請求項1、2、
3、4又は5記載の自動二輪車の前輪支持装置が、上述
の作用(1)、(2)、(3)、(4)又は(5)を発
揮し、各パレット上で自動二輪車の転倒を防止し、立体
駐車設備において迅速かつ確実に駐車することができ
る。
【0030】
【実施例】以下、本発明の自動二輪車の前輪支持装置及
びその前輪支持装置を装備した立体駐車装置を具体化し
た一実施例を図を参照して説明する。
【0031】(1)タイヤガイド部 図1、図2、図3は、本実施例に係る自動二輪車の前輪
支持装置を示す、切断線がそれぞれI−I、II−II、III
−IIIの断面図である。
【0032】図1、図2、図3に示すように、ガイドフ
レーム2は略L字型の二枚の平板であり、自動二輪車の
前輪進入方向(以下、特記した場合を除き、これを基準
に前後、左右を決定する)に向かって前方にL字の縦棒
部分を向け、自動二輪車の前輪を左右から挟める間隔で
平行に定めている。これらのガイドフレーム2の間隔が
ガイドフレーム2の底部で狭くなるように、各ガイドフ
レーム2は底部近傍の水平線10(図2、図3)を軸に
内側に折り曲げている。この一対のガイドフレーム2間
のうち前方を塞ぐため、一の平板であるタイヤ当たり3
を、ガイドフレーム2及び水平面に垂直になるようガイ
ドフレーム2間に設置している。また、一対のガイドフ
レーム2間の底部を塞ぎ自動二輪車の前輪を乗せるた
め、底板4を、地面と同一平面を構成するよう水平に、
ガイドフレーム2間に設けている。以上のガイドフレー
ム2、タイヤ当たり3、底板4によりタイヤガイド1が
構成される。なお、タイヤガイドは上記実施例に限定さ
れず、例えばガイドフレーム2、タイヤ当たり3、底板
4が一体となり、タイヤガイドの横断面がU字型である
もの等、自動二輪車の前輪を受け入れ、保持できるもの
であれば適用可能である。
【0033】ここまでの構造でも、前輪の前方と左右を
遮蔽し、前輪が前方及び左右に移動することを防止でき
るため、自動二輪車の後方移動を防止する能力が高いメ
インスタンド方式の自動二輪車等の前輪を支持し、転倒
の防止を十分に図ることができる。
【0034】このタイヤガイド1は、底板4の前端及び
後端の下面に設けた二つのスライド支軸受け5と、自動
二輪車の前輪進入方向と平行に設置した円柱形のスライ
ド支軸23との滑合により、前後に移動可能に取り付け
ている。また、底板4の後端に設けたスライド支軸受け
5と後述する回転テーブル21に設けた支軸固定ブロッ
ク22とは、スプリング9により連結し、タイヤガイド
1が前輪進入方向に移動しても元の位置に戻るようにし
ている。
【0035】図2、図3に示すように、ガイドローラ当
接部材12を、ガイドローラ18(図3参照、詳細は後
述する)と垂直に当接するように、左右のガイドフレー
ム2の前方に、外側に向け突設している。また左側のガ
イドフレーム2には、前記ガイドローラ当接部材12に
並んでガイドローラ挿入穴11がある。なお、右側にサ
イドスタンドを有する自動二輪車の駐車に対応させるた
めには、前記ガイドローラ挿入穴11を右側のガイドフ
レーム2に設ければよい。
【0036】(2)タイヤストッパ部 本装置の平面図である図4に示すように、タイヤストッ
パ6は、タイヤガイド1の底板4の後部近傍に、底板4
と同一面を形成するように設けた長方形の平板である。
このタイヤストッパ6の前方の辺をタイヤストッパ支軸
7と連結している。このタイヤストッパ支軸7を、タイ
ヤガイド1の移動方向、つまり前輪進入方向と垂直であ
り、かつ水平な状態でタイヤガイド1の底部に取り付
け、かかるタイヤストッパ支軸7の端部にピニオンギヤ
8を連結している(図3参照)。一方、傾斜フレーム1
4上にはラックギヤ16を取り付け、前記ピニオンギヤ
8と噛み合うようにしている(図2参照)。
【0037】このためタイヤガイド1がスライド支軸2
3上を前進すると、図2に示すようにラックギヤ16と
ピニオンギヤ8が噛み合い、ピニオンギヤ8に連結した
タイヤストッパ支軸7が回転し、図1に示すようにタイ
ヤストッパ6が水平位置より垂直位置(仮想線で示す)
まで起立する。これにより自動二輪車の前輪の後方を遮
蔽し、前輪の前後方向の動きを固定できる。
【0038】なお、タイヤストッパ部分は本実施例の構
造に限定されず、例えばタイヤストッパが三角柱で、そ
の三角柱のうち四角形どうしが接する辺にタイヤストッ
パ支軸を連結し、前記タイヤストッパ支軸の前方に前記
タイヤストッパを設ける構成に上述の構造を置換した構
造で、タイヤガイドが前進することにより三角柱のタイ
ヤストッパがタイヤストッパ支軸を中心に回転し、三角
柱のうち一の四角形の面が垂直になる構造、及び電気的
な仕組みによりタイヤガイドへの前輪の進入を感知し、
タイヤストッパを突出させる構造等、前輪の後方への移
動を防止できる構造であればよい。
【0039】このタイヤストッパ6がなくても、タイヤ
ガイド1により自動二輪車の前輪の前方及び左右の移動
を防止できるため、自動二輪車のスタンドによる停止効
果と相俟って、サイドスタンド外れ等による自動二輪車
の転倒の防止を図ることができるが、タイヤストッパ6
により一層の転倒防止を図ることができる。
【0040】(3)傾斜ガイド部 図1に示すように、傾斜フレーム14は、その両端に設
けた傾斜フレーム支軸受け15と、スライド支軸23と
の滑合により、スライド支軸23を中心に回転可能に取
り付けている。かかる傾斜フレーム14上には、タイヤ
ガイド1と連結したスライド支軸受け5が乗っているこ
とから、タイヤガイド1をスライド支軸23を中心に左
右に傾けることができる。但し、タイヤガイド1はガイ
ドローラ18により両側を固定されていることから(図
3参照)、左右に傾けることができず、タイヤガイド1
を前進させ左側のガイドフレーム2にあるガイドローラ
挿入穴11(図2参照)にガイドローラ18を挿入する
ことにより、タイヤガイド1を左側に傾けることができ
る。
【0041】これにより車体を左側に傾斜し駐車するサ
イドスタンド方式の自動二輪車の前輪を支持できること
になり、サイドスタンド外れにより転倒し易いサイドス
タンド方式の自動二輪車に対応することができる。
【0042】(4)サイドガイド部 図3に示すように、サイドガイド17を、タイヤガイド
1前方の両側に左右対象に設けている。一のサイドガイ
ド17は、四角柱の架台20の上部のタイヤガイド1側
にブラケット19を斜め上方を向けて設け、かかるブラ
ケット19の先端にガイドローラ18を設けた構造をし
ている。ガイドローラ18は、タイヤガイド1の前後移
動方向と垂直な面とガイドローラ当接部材12の当接面
との交線と平行な線を軸に回転できることとし、ガイド
ローラ18でタイヤガイド1を支えたまま、タイヤガイ
ド1をスムーズに前後移動できることとしている。この
一対のサイドガイド17のガイドローラ18を、両側か
らタイヤガイド1のガイドローラ当接部材12に当接
し、タイヤガイド1を垂直に維持している。また、タイ
ヤガイド1を前方に移動し、左側のガイドフレーム2に
あるガイドローラ挿入穴11(図2参照)に左側のガイ
ドローラ18を挿入することにより、タイヤガイド1を
左側に傾斜することができる(図5参照)。
【0043】なお、サイドガイド部の構造は本実施例に
限定されず、初期状態ではタイヤガイドを垂直な状態に
保持し、サイドスタンドを使用する時は自動二輪車の前
輪のタイヤガイドへの進入と連動し、自動二輪車のサイ
ドスタンドが取り付けられている側の支持を解除できる
構造であればよい。
【0044】(5)回転テーブル部 図2に示すように、回転テーブル21は、円錐台を上下
逆にした形状であり、上面を地上面と一致させるように
水平に設けている。この回転テーブル21の側面に接す
るように、回転テーブル21の円周上等間隔に6個の回
転支持ローラ25を設けている(図4参照)。かかる回
転支持ローラ25は、その縦断面の斜辺の角度が前記回
転テーブル21と同じ円錐台であり、これら回転支持ロ
ーラ25の中心軸を垂直にし、中心軸を中心に回転可能
にベースフレーム24に取り付けている。この回転支持
ローラ25の側面と前記回転テーブル21の側面を接す
るように設置することで、回転テーブル21を回転可能
に受けている。また、この回転テーブル21の中部、つ
まり回転テーブル21の上板の裏面に設けた支軸固定ブ
ロック22によりスライド支軸23の両端を固定し、そ
のスライド支軸23に前記タイヤガイド1を上部に有す
る傾斜ガイド13を滑合することにより、回転テーブル
21に前記前輪支持装置(タイヤガイド1、傾斜ガイド
13、タイヤストッパ6及びサイドガイド17により構
成した装置を意味する)を装備している。但し、図4の
ように、回転テーブル21の回転軸が、タイヤガイド1
に保持した自動二輪車の前輪の中心近傍を通るように装
備する。
【0045】これによりハンドルロック機構を有する自
動二輪車の前輪を右又は左に切り、ハンドルを固定した
状態で前輪を支持することができる(図6参照)。
【0046】(6)操作手順 図1に示す仮想線(円形の方を指す)のように、タイヤ
ガイド1内へ自動二輪車の前輪を導き、ガイドフレーム
2の前方を遮蔽するタイヤ当たり3まで前輪を進ませ
る。メインスタンド方式の原動機付自転車等の場合、上
述の状態でメインスタンドを立て駐車すれば、前輪の前
方及び左右の移動が固定され原動機付自転車の転倒が防
止される。この場合タイヤガイド1は、図2に示すガイ
ドローラ当接部材12とガイドローラ挿入穴11との間
隔だけ前方に移動可能であるが、その距離は小さくメイ
ンスタンドが外れる程でない。
【0047】上述の状態からさらに自動二輪車を前進さ
せれば、タイヤガイド1はスライド支軸受け5に支えら
れながらスライド支軸23上を前進する。この時、傾斜
フレーム14に取り付けたラックギヤ16とタイヤガイ
ド1に取り付けたピニオンギヤ8との噛み合いにより
(図2参照)、ピニオンギヤ8に連結したタイヤストッ
パ支軸7が回転し、タイヤストッパ6が水平位置から垂
直位置(図1の仮想線で示す)まで起立する。これによ
り自動二輪車の前輪の後方の移動を防止し、一層の転倒
防止に寄与する。
【0048】上述の状態の時、左側のガイドローラ18
が、左側のガイドフレーム2上にあるガイドローラ当接
部材12より外れ、ガイドローラ挿入穴11(図2参
照)に挿入できる位置にある。従って、この状態で自動
二輪車を傾斜させれば、傾斜ガイド13が回転テーブル
21と支軸固定ブロック22により固定したスライド支
軸23を中心にして、図5(a)に示す状態から(b)
に示す状態へ変動し、つまり自動二輪車の進行方向に向
かって左側に自動二輪車を傾斜させることが可能とな
る。この時左側のガイドローラ18はガイドローラ挿入
穴11よりタイヤガイド1内に入り、右側のガイドロー
ラ18は右側のガイドフレーム2上のガイドローラ当接
部材12から離れる。また、その状態では左側のガイド
ローラ18がガイドローラ挿入穴11に貫通しているこ
とにより、タイヤガイド1がスプリング9の後方への引
力で後方に戻ることを防止している。かかる機能から、
サイドスタンド方式の自動二輪車の駐車が可能となり、
サイドスタンド外れ等により転倒し易いサイドスタンド
方式の自動二輪車の前輪を固定し転倒を防止することが
できる。
【0049】ハンドルロック機構を使用する場合、自動
二輪車の前輪を右又は左に切ることにより、図6(a)
に示す状態から(b)に示す状態に回転するように、ベ
ースフレーム24に取り付けられた回転支持ローラ25
で保持されている回転テーブル21が右又は左に回転
し、ハンドルをロックすることができる。これにより盗
難を防止しつつ、自動二輪車の前輪を固定し転倒を防止
できる。
【0050】本実施例の前輪支持装置から自動二輪車を
退出させる場合、ハンドルロックを解除しハンドルを直
進状態に戻しつつ、傾斜している自動二輪車を垂直に立
てることにより、左側のガイドローラ18がガイドロー
ラ挿入穴11より出て、タイヤガイド1が後退できる状
態になる。その後自動二輪車を後退させれば、傾斜ガイ
ド13に取り付けたラックギヤ16とタイヤガイド1に
取り付けたピニオンギヤ8の噛み合いにより、タイヤス
トッパ6が水平状態に戻り前輪がタイヤガイド1から取
り出せる。
【0051】なお、後退時タイヤガイド1が初期状態に
戻るよりも速く、つまりタイヤストッパ6が水平状態に
なる前にタイヤストッパ6を乗り越えて前輪を後退させ
た場合でも、スライド支軸受け5と支軸固定ブロック2
2との間に取り付けたスプリング9により、タイヤガイ
ド1は初期位置に戻る。
【0052】(7)立体駐車設備 立体駐車設備の一例として2段式の自動二輪車駐車装置
について説明する。
【0053】本装置は、図9に示すように、1ユニット
当たり5セットの2段式ラックで構成しており、上段に
5台、下段に4台で最大9台の自動二輪車の収納が可能
である。1セットの2段式ラックを示す図7、図8に従
って説明する。当該ラック30は、直方体の枠組み31
の中に、上下に移動可能な2階用パレット32、左右に
移動可能な1階用パレット33をそれぞれ上下に有して
いる。また2階用パレット32を上下に動かすために、
駆動モータ34を枠組み31の上部に装備し、1階用パ
レット33を左右に動かすために、枠組み31の底部に
コンベア35を装備している。かかる1階用パレット3
3及び2階用パレット32に上述の自動二輪車の前輪支
持装置を装備する。この装置はユニット化されているた
め、駐車設備の新設、既設を問わず、短期間で据え付け
が可能である。
【0054】操作方法は、例えば図9(a)に示すよう
に自動二輪車が入庫されている状態の、2階用パレット
7の位置に自動二輪車を入庫する場合、図9(b)に示
すように1階用パレット1、2を図の右方向に移動し、
2階用パレット7を降下させる。この2階用パレット7
に自動二輪車を入庫し、2階用パレット7を上昇させれ
ば、図9(c)のように2階用パレット7の入庫が完了
する。また、次に図9(c)に示す状態の2階用パレッ
ト8にある自動二輪車を出庫する場合、1階用パレット
3を図の右方向に移動し図9(d)に示すような状態に
する。その後2階用パレット8を降下させ図9(e)に
示す状態にし、自動二輪車を出庫する。その後空になっ
た2階用パレット8を上昇させることにより完了する
(図9(f))。かかる作業は自動化され、スイッチ操
作で全ての作業が可能である。
【0055】自動二輪車を乗せるパレットが上下及び左
右に動く2階式の自動二輪車駐車装置の場合、サイドス
タンド外れ等の、自動二輪車を転倒させる要因が多い点
に鑑み、本実施例に係る2階式の自動二輪車駐車装置の
前記パレットには前記前輪支持装置を装備し、パレット
上で自動二輪車が転倒することを防止することができ
る。その結果、2階式の自動二輪車駐車装置の機能、つ
まり一定のスペースにできるだけ多くの自動二輪車を効
率よく駐車することが有効に発揮される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に係る自動二輪車の前輪支持装置等によれば、次
のような効果がある。
【0057】(1)作動状態で左側又は右側の支持が解
除されるサイドガイドと、傾斜ガイドとにより自動二輪
車の進行方向に向かって左側又は右側にタイヤガイドを
傾斜させることができることから、サイドスタンド方式
の自動二輪車の駐車が可能である。一般的にサイドスタ
ンドは自動二輪車の左側に取り付けられているが、自動
二輪車の右側に取り付けられている場合もあり、この場
合も考慮し左側又は右側にタイヤガイドを傾斜できるこ
ととしている。なお、初期状態でタイヤガイドを垂直に
保持しているのは、自動二輪車をタイヤガイドに進入さ
せ易くするためである。
【0058】また、自動二輪車が前方にずれることによ
りサイドスタンドが外れ転倒を招くこと、またサイドス
タンドが無い側に向かい横方向の力がかかれば転倒する
こと等に鑑み、請求項1記載の自動二輪車の前輪支持装
置によれば、自動二輪車の前輪の両側面及び前方を遮蔽
し、前輪の横方向のズレ及び前方の動きを固定すること
から、サイドスタンドが外れること等による自動二輪車
の転倒を防止することができる。このことは自動二輪車
の駐車設備の効率的利用の促進に寄与する。
【0059】さらに、メインスタンド方式の原動機付自
転車も駐車でき、この場合でも転倒の防止に役立つ。こ
れは、メインスタンド方式の場合、前方への力がかかり
前方へ自動二輪車が移動すると、メインスタンドが外れ
転倒するのに対し、請求項1記載の前輪支持装置によれ
ば、自動二輪車の前輪を保持し前輪の両側面及び前方を
遮蔽し、前輪の横方向のズレ及び前方の動きを固定する
ことからである。
【0060】なお、自動二輪車の前輪を支持し、位置を
指定することから、できるだけ多くの自動二輪車を狭い
スペースに効率よく整列させて駐車できる。
【0061】(2)請求項2記載の自動二輪車の前輪支
持装置によれば、外的な動力を必要とせず、人の力と当
該装置の機械的な構造のみにより、上述の(1)に記載
する作用を発揮することができ、経済性が増す。
【0062】(3)請求項3記載の自動二輪車の前輪支
持装置によれば、請求項1又は2記載の自動二輪車の前
輪支持装置による効果、つまり自動二輪車の前輪の側面
及び前方を遮蔽し、前輪の横方向のズレ及び前方の動き
を固定することの他に、タイヤストッパにより前輪の後
方を遮蔽し、前輪の後方への動きをも固定することがで
きる効果がある。このため自動二輪車の前輪が前輪支持
装置から外れ、上述の(1)又は(2)に記載する効果
が発揮できなくなることを防止できる。つまり自動二輪
車の前輪が支持されないことにより、自動二輪車の向き
が一致せず、効率よく駐車させることができなきなるこ
と、及び自動二輪車が転倒することを防止することがで
きる。
【0063】(4)請求項4記載の自動二輪車の前輪支
持装置によれば、電気的な仕組みなどを設ける必要がな
く、機械的な構造のみにより簡易かつ経済的に上述の
(3)に記載する作用が発揮できる。特に、請求項2記
載の自動二輪車の前輪支持装置を引用した場合、全て機
械的な構造となり、一層簡易かつ経済的となる。
【0064】(5)請求項5記載の自動二輪車の前輪支
持装置によれば、上述の(1)、(2)、(3)及び
(4)に記載する効果を発揮すると共に、請求項1、
2、3、又は4記載の自動二輪車の前輪支持装置が、タ
イヤガイドに受け入れた前輪の中心近傍を通る鉛直線を
中心に回転できるため、ハンドルロック機構を有する自
動二輪車に対応することができる。つまり、前輪を右又
は左に切った状態で、前輪支持装置に固定することがで
き、このため上述の作用を発揮しつつ、盗難防止を図る
ことができる。
【0065】(6)請求項6記載の自動二輪車の駐車設
備によれば、各パレットに装備された請求項1、2、
3、4又は5記載の自動二輪車の前輪支持装置が、上述
の(1)、(2)、(3)、(4)又は(5)に記載す
る効果を発揮し、各パレット上で自動二輪車の転倒を防
止し、立体駐車設備において迅速かつ確実に駐車するこ
とができる。その結果、自動二輪車を載せるパレットが
左右及び上下に移動し、パレット上で自動二輪車が転倒
し易すい立体駐車設備において、自動二輪車の転倒が生
じることで、パレットの左右、上下の移動が不可能とな
り、多くの自動二輪車を効率よく整列させ駐車させるこ
とができなくなることを防止できる。さらに、各パレッ
ト上で自動二輪車が転倒しないことから、各パレットの
操作の自動化を図ることができる。このため立体駐車設
備での操作が容易になり、人員の削減等の合理化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動二輪車の前輪支持装
置を示す断面図(切断線が図3に示すI−Iの場合)であ
る。
【図2】図1の自動二輪車の前輪支持装置を示す断面図
(切断線が図3に示すII−IIの場合)である。
【図3】図1の自動二輪車の前輪支持装置を示す断面図
(切断線が図1に示すIII−IIIの場合)である。
【図4】図1の自動二輪車の前輪支持装置を示す平面図
である。
【図5】図1の自動二輪車の前輪支持装置の傾斜を示す
説明図である。
【図6】図1の自動二輪車の前輪支持装置の回転を示す
説明図である。
【図7】本発明の実施例に係る2階式の自動二輪車駐車
装置の2段式ラックを示す正面図である。
【図8】図7の2階式の自動二輪車駐車装置の2段式ラ
ックを示す側面図である。
【図9】本発明の実施例に係る2階式の自動二輪車駐車
装置における自動二輪車の入出庫の方法を表す説明図で
ある。
【図10】従来の自転車等の前輪支持装置を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 タイヤガイド 2 ガイドフレーム 5 スライド支軸受け 6 タイヤストッパ 8 ピニオンギヤ 13 傾斜ガイド 14 傾斜フレーム 16 ラックギヤ 17 サイドガイド 18 ガイドローラ 21 回転テーブル 22 支軸固定ブロック 23 スライド支軸 25 回転支持ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辰巳 方邦 兵庫県神戸市長田区川西通2丁目4番地 川崎エンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車の前輪の前方及び左右を遮蔽
    することにより、前記自動二輪車の前輪を保持できるタ
    イヤガイドと、 前記タイヤガイドの下部に前輪進入方向と平行な支軸と
    支軸受けとを設けることにより、タイヤガイドを前輪進
    入方向に対し左右に傾斜させることができる傾斜ガイド
    と、 初期状態では前輪進入方向に対し左側及び右側からタイ
    ヤガイドの側面を支持することにより、タイヤガイドを
    垂直に保持することができ、作動状態ではタイヤガイド
    の左側面又は右側面の支持を解除できるサイドガイド
    と、 を備えたことを特徴とする自動二輪車の前輪支持装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜ガイドは、前記タイヤガイドの
    下部に設けた支軸受けを、前輪進入方向と平行に設けた
    支軸に滑合させることにより、タイヤガイドを前輪進入
    方向に対し前後に移動でき、またタイヤガイドを前輪進
    入方向に対し左右に傾斜させることができる構造とし、 前記サイドガイドは、タイヤガイドの左側及び右側に対
    称に存在し、タイヤガイドの左及び右の側面に支持部材
    を当接することにより、タイヤガイドを垂直に保持でき
    る構造とし、 前記タイヤガイドは、左又は右の側面で、サイドガイド
    の前記支持部材が当接した部分の前輪進入方向に対し後
    方に、サイドガイドの支持部材を挿入できる穴を備える
    ことにより、タイヤガイドに自動二輪車の前輪を進入さ
    せ、さらにタイヤガイドを前輪進入方向に前進させれ
    ば、サイドガイドの支持部材の位置とタイヤガイドの左
    又は右側面にある前記穴の位置とが合致し、タイヤガイ
    ドの左側面又は右側面の支持が解除され、自動二輪車を
    左又は右に傾斜でき、かつタイヤガイドを傾斜させれ
    ば、タイヤガイドの前輪進入方向の移動を固定できる構
    造とした請求項1記載の自動二輪車の前輪支持装置。
  3. 【請求項3】 初期状態では前記タイヤガイドの底面と
    略同一面を形成するように略水平な状態であるが、作動
    状態では自動二輪車の前輪のサイドガイドへの進入と連
    動し、前輪の後方に対向する面が略垂直な状態になり、
    タイヤガイド上での前輪の後方への移動を防止するタイ
    ヤストッパを、タイヤガイド底面の後部近傍に設けた請
    求項1又は2記載の自動二輪車の前輪支持装置。
  4. 【請求項4】 前記タイヤガイドに取り付けた支軸に前
    記タイヤストッパとピニオンギヤを連結し、前記ピニオ
    ンギヤと前記傾斜ガイドに取り付けたラックギヤとを噛
    み合わすことにより、タイヤガイドを前輪進入方向に前
    進させれば、ピニオンギヤと連結した前記支軸が回転
    し、これにより前記支軸と連結したタイヤストッパが略
    垂直な状態になり、タイヤガイド上での前輪の後方への
    移動を防止できる構造とした請求項3記載の自動二輪車
    の前輪支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の自動二輪
    車の前輪支持装置を回転テーブルに装備し、前記タイヤ
    ガイドに受け入れた前輪の中心近傍を通る鉛直線を中心
    に回転できるようにした自動二輪車の前輪支持装置。
  6. 【請求項6】 自動二輪車を載せ、左右及び上下に移動
    可能なパレットを装備し、自動二輪車を立体的に駐車で
    きる立体駐車装置において、前記パレットに請求項1、
    2、3、4又は5記載の自動二輪車の前輪支持装置を装
    備した自動二輪車用の立体駐車装置。
JP30302694A 1994-11-11 1994-11-11 自動二輪車の前輪支持装置及び立体駐車装置 Pending JPH08135228A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2391004A (en) * 2002-07-20 2004-01-28 Grant Melville Motorcycle stand and lift
JP2011235897A (ja) * 2011-09-02 2011-11-24 Kitako:Kk 動力付き二輪車の転倒防止装置
JP2013032145A (ja) * 2011-07-29 2013-02-14 Jin Hee Kim 埋込型自転車保管台
CN106882291A (zh) * 2017-02-14 2017-06-23 浙江慧源通服科技有限公司 一种自行车存放车位

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