JP2736607B2 - ロールボックスの格納装置 - Google Patents

ロールボックスの格納装置

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JP2736607B2
JP2736607B2 JP6117241A JP11724194A JP2736607B2 JP 2736607 B2 JP2736607 B2 JP 2736607B2 JP 6117241 A JP6117241 A JP 6117241A JP 11724194 A JP11724194 A JP 11724194A JP 2736607 B2 JP2736607 B2 JP 2736607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロールボックスの格納装
置、詳しくは、物品収納部と走行車輪とをもつ複数のロ
ールボックスを格納する格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷物集配場などにおいて各種物品
を収納したロールボックスを格納する場合、一般的には
通路を残して平面的に行うのが通常であり、また、その
他固定棚を用いて立体的に格納したり或は移動棚を用い
て格納したりすることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に、前記物品が収容されたロールボックスを平面的に格
納する場合にはスペースが大きくなるし、また、前記固
定棚や移動棚に格納する場合、フォークリフトによる作
業が必要であり、しかも前記固定棚の上段部や移動棚に
ロールボックスを格納する場合、これら各棚の前部にフ
ォークリフトが作業するために大きな作業スペースを必
要となるのである。つまり、移動棚にロールボックスを
格納したり、固定棚に立体状に格納する場合には平面的
な格納に比較して有効に利用できるが、前記ボックスを
前記固定棚等の所定格納位置に格納する場合には、前記
フォークリフトによる作業が必要となるし、また、この
フォークリフトによる格納作業を行った場合前記フォー
クリフトを、前記固定棚等の格納位置に近付け、この格
納位置近くに至ったとき、前記フォークリフトの旋回や
前後移動を繰り返しながら、該フォークリフトのフォー
クに保持されたロールボックスを前記固定棚等の所定格
納位置に格納させ、この格納後には、再度前記フォーク
リフトの旋回や前後移動を繰り返す必要がある。また、
前記フォークリフトで前記固定棚等に格納されたボック
スを外部に搬出する場合にも、前述した格納時と同様
に、前記フォークリフトを、取出すべきボックスが格納
された前記固定棚等の格納位置に近付け、この格納位置
近くに至ったとき、前記フォークリフトの旋回や前後移
動を繰り返しながら、該フォークリフトのフォークを前
記ボックスの底部側に差し込み保持し、この後前記フォ
ークリフトの旋回や前後移動を繰り返す必要があるので
ある。従って、前記固定棚等の前部には、前記フォーク
リフトの旋回や前後移動を行う大きなスペースを必要と
するのであり、この結果前記集配場の大きさに対する前
記ボックスの格納容積が小となって、該ボックスの格納
効率が悪くなる問題があったのである。
【0004】本発明の目的は、物品収納部と走行車輪と
を備えたロールボックスの移動性を利用し、このロール
ボックスを移動させて格納や搬出を行うことにより大き
なスペースを必要とすることなく格納・搬出作業がで
き、所定スペースに多くのロールボックスを格納でき、
つまり、集配場などの大きさに対し前記ロールボックス
の格納容積を大にできて、その格納効率を高めることが
できる格納装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、走行車輪を有するロール
ボックスを格納するロールボックスの格納装置におい
て、所定の軌条に移動可能に支持される移動台車を備
え、該移動台車は、複数のロールボックスをそれぞれ前
記走行車輪が接地するように格納する格納部、及び該格
納部に格納するロールボックスを係止する係止体を備え
ていることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、前記移動台車
が、所定間隔を隔てて配設される軌条に係合する車輪を
有する一対の車輪枠、及びこれら車輪枠を所定間隔を隔
てて連結する横フレームを備え、前記車輪枠間に、前記
格納部が設けられていることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明では、前記横フレーム
が、前記車輪枠の移動方向中心部に設けられ、該横フレ
ームの両側に前記格納部が設けられていることを特徴と
する。
【0008】請求項4記載の発明では、前記係止体が、
前記横フレームから格納部に突出する固定バー、及び該
固定バーの端部に起伏可能に設けられるストッパーを有
していることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明では、複数の走行車輪
を有するロールボックスを格納するロールボックスの格
納装置において、所定の軌条に移動可能に支持される移
動台車を備え、該移動台車は、前記ロールボックスを格
納する格納部を備え、該格納部は、前記ロールボックス
の搭載方向前端側となる一端部及び後端側となる他端部
間の中途部を揺動支点として上下に揺動可能とした搭載
台を備えていることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明では、前記移動台車
が、所定間隔を隔てて配設される軌条に係合する車輪を
有する一対の車輪枠、及びこれら車輪枠を所定間隔を隔
てて連結する横フレームを備え、前記搭載台は、前記横
フレームから移動台車の移動方向に延びてロールボック
スを搭載可能としていることを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明では、前記移動台車
が、前記格納部内に延びて前記搭載台を支持する支持フ
レームを備え、該支持フレーム及び搭載台間に、前記ロ
ールボックスが搭載台に搭載完了するまでの間前記搭載
台の揺動を阻止する阻止機構を備えていることを特徴と
する。
【0012】請求項8記載の発明では、前記搭載台の一
端部に、前記阻止機構を操作可能とした操作機構を備え
ていることを特徴とする。
【0013】請求項9記載の発明では、前記搭載台の揺
動支点から一端部までの長さを、ロールボックスの車輪
間の長さより長くしていることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、前記移動台車2
に、ロールボックス1を接地状に格納する格納部4を設
けたから、前記ロールボックス1の走行車輪1cを介し
て該ロールボックス1を移動させながら、前記移動台車
2の各格納部4内に格納したり、搬出したりすることが
でき、また、この格納後に前記係止体5の係止操作を行
うことにより、前記ロールボックス1が前記格納部4内
に係止格納され、前記移動台車2を移動させるとき、前
記ロールボックス1の走行車軸1cを転動させて移動さ
せられるのであって、前記移動台車2の構造を簡単にで
きるのである。
【0015】即ち、前記移動台車2の各格納部4は、前
記ロールボックス1の走行車輪1cを接地させた状態で
格納可能とされていることから、該ロールボックス1を
前記格納部4に格納したり搬出したりするとき、前記ロ
ールボックス1に備えた走行車輪1cを地面上で転動さ
せながら、このロールボックス1の格納や搬出を簡単に
行うことができ、従って、前記フォークリフトを用いる
必要がある従来の場合のように、フォークリフトによる
作業を不要にできるし、また、大きなスペースを確保す
る必要がなくなり、換言すれば、集配場などに前記移動
台車2を設置するための大きな空間を確保できて、該移
動台車2の多くを集配場などに設置することができ、こ
の集配場などに設置された多くの移動台車2を介して多
数のロールボックス1を格納することができるのであ
り、つまり、集配場などの大きさに対する前記ロールボ
ックス1の格納容積を大にできて、その格納効率を高め
ることができるのである。その上、前記ロールボックス
1を格納する移動台車2を前記ロールボックス1の格納
や搬出に好都合な所定位置に移動させることにより、こ
のロールボックス1の前記移動台車2への格納や搬出を
簡単かつ効率良く行うことができるのであり、しかも、
前記移動台車2を移動させるとき、前記ロールボックス
1は、その走行車輪1cにより追従移動するから、前記
移動台車2には、前記ロールボックス1の全重量を受止
める剛性構造を要せず、それだけ構造を簡単にでき、コ
スト安にできるのである。
【0016】また、請求項2記載の発明によれば、前記
移動台車2が、一対の車輪枠21,22と、これら車輪
枠21,22を所定間隔を置いて連結する横フレーム2
3とから構成され、前記車輪枠21,22間に前記ロー
ルボックス1の格納部4が設けられているため、前記各
車輪枠21,22と横フレーム23とを介して前記移動
台車2を構造的に強固なものとでき、しかも、前記各車
輪枠21,22間に形成される前記格納部4の強度も強
化できて、該格納部4内に前記ロールボックス1を安全
に格納することができる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、横フレーム
は、前記車輪枠の移動方向中心部に設けられ、該横フレ
ームの両側に前記格納部が設けられているため、一つの
移動台車に対する前記ロールボックスの格納数を増大さ
せることができる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、前記係止体
は、前記横フレームから格納部に突出する固定バー、及
び該固定バーの端部に起伏可能に設けられるストッパー
を有しているから、ロールボックスの格納時、前記係止
体のストッパを起立させることにより、簡単な構成で前
記横フレームとストッパーとの間に、ロールボックスを
確実に保持させられ、ロールボックスが格納部から勝手
に抜け出たりするのを防止できる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、複数の走行
車輪を有するロールボックスを格納する移動台車の格納
部は、前記ロールボックスの搭載方向前端側となる一端
部及び後端側となる他端部間の中途部を揺動支点として
上下に揺動可能とした搭載台を備えているから、前記格
納部内へのロールボックスの格納時には、先ず、各搭載
台を搭載方向前端側となる一端部が低位で後端側となる
他端部が高位となるような傾斜姿勢に保持しておき、斯
かる傾斜姿勢とされた各搭載台の一端部からロールボッ
クスを、その走行車輪を前記各搭載台に沿って他端部へ
と転動させながら移動させ、そして、前記ロールボック
スの後輪が各搭載台に乗り、その重心部が前記各搭載台
の揺動支点を超えたとき、前記各搭載台を一端部が高位
で他端部が低位となるように傾斜状に揺動して、この傾
斜姿勢とされた各搭載台上にロールボックスを搭載させ
た状態で格納部側に簡単に格納できるのであり、しか
も、前記ロールボックスの格納時に前記各搭載台は、そ
の一端部が高位で他端部が低位となるように傾斜姿勢と
されるため、前記各搭載台からロールボックスが外方に
勝手にぬけ出たりするのを防止できて、該ロールボック
スを各格納部内に安定した状態で確実に格納保持させる
ことができるのである。また、前記格納部に格納された
ロールボックスを外部に搬出するときには、前述した場
合とは逆に、このロールボックスを、その走行車輪を転
動させながら、前記各搭載台に沿って一端部側へと移動
させ、前記ロールボックスの重心部が前記各搭載台の揺
動支点を越えたとき、この各搭載台の一端部が低位で他
端部が高位となるように傾斜状に揺動することにより、
この傾斜姿勢とされた各搭載台から前記ロールボックス
を外方に容易に引き出すことができ、該ロールボックス
の格納部からの搬出も簡単に行うことができるのであ
る。しかも、以上のようなロールボックスの格納部への
格納や搬出を行うにあたっては、前述した第1発明の場
合と同様に、フォークリフトを使用しなくとも、前記ロ
ールボックスを例えば手押しさせながら、その格納や搬
出を行うことができるため、大きな空間を必要とするこ
となく、集配場などの大きさに対するロールボックスの
格納容積を大にできて、その格納効率を高めることがで
きる。
【0020】その上、前記ロールボックス1の前記格納
部4への格納時に、その各搭載台6上に前記ロールボッ
クス1を搭載した状態で格納されるため、前記移動台車
2を移動させるとき、前記ロールボックス1の走行車輪
1cを地面に接地させながら前記軌条3に沿って前記移
動台車2の移動を行うのではなく、前記ロールボックス
1を前記各搭載台6上に搭載した状態で、前記移動台車
2を移動させられ、従って、前記移動台車2の移動負荷
を軽減できるし、また、前記ロールボックス1の走行車
輪1cの破損を招いたりすることも少なくできる。即
ち、前記ロールボックス1に備える走行車輪1cとして
は、直進走行性や旋回性に優れている例えばキャスター
が使用され、このキャスターは、前記ロールボックス1
側に転回可能に支持されるホルダーと、該ホルダーの前
記ロールボックス1に対する転回中心から偏位した位置
に軸杆を介して回転自由に支持される転輪とから成り、
斯かるキャスターの走行時には、前記ホルダーの前記転
回中心に対し前記転輪の回転中心が常に走行方向後方側
に位置され、前記ロールボックス1の方向転換を行った
とき、これに追従して前記ホルダーが転輪を伴いながら
前記転回中心を支点として向きを変えるように構成され
ていることから、このロールボックス1の走行車輪1c
として前記キャスターを使用する場合で、第1発明の場
合のように、該キャスターの転輪を接地させながら前記
軌条3に沿って前記移動台車2を一方向又は他方向へと
移動させるとき、前記キャスターのホルダー及び転輪が
前記転回中心を中心として向きを変えることになるた
め、この転向時大きな抵抗が前記転輪に付与されて、該
転輪を前記ホルダーに支持する軸杆が破損したり、ま
た、前記転輪に付与される抵抗で前記移動台車2のスム
ーズな移動を損なったりするケースも考えられるが、前
記ロールボックス1の全体を前記格納部4に備えた各搭
載台6上に搭載した状態で前記移動台車2を移動させる
場合には、前記ロールボックス1の走行車輪1cとして
キャスターを使用する場合でも、該キャスターの部品一
部を破損させたりすることがなく、しかも、前記走行車
輪1cを非接地状態として前記移動台車2の移動を行う
ために、この移動台車2のスムーズな移動を行うことが
できるのである。
【0021】請求項6記載の発明によれば、前記移動台
車が、所定間隔を隔てて配設される軌条に係合する車輪
を有する一対の車輪枠、及びこれら車輪枠を所定間隔を
隔てて連結する横フレームを備えているから、前記各車
輪枠と横フレームとを介して前記移動台車を構造的に強
固なものとでき、しかも、前記各車輪枠間に形成される
各格納部の強度も強化できて、該格納部内に前記ロール
ボックスを安全に格納することができる。さらに前記搭
載台は、前記横フレームから移動台車の移動方向に延び
てロールボックスを搭載可能としているから、移動台車
の各搭載台上に前記ロールボックスを格納するときに
は、その格納に好都合な箇所に前記移動台車を移動させ
た状態で、その移動方向前後部位から前記ロールボック
スを、前記移動台車の移動方向と同方向に設けられた各
搭載台に沿って搭載方向前端側となる一端部から後端側
となる他端部へと移動させ、前記ロールボックスの重心
部が揺動支点を越えたとき、この各搭載台を一端部が高
位で他端部が低位となるように傾斜状に揺動し、この傾
斜姿勢とされた各搭載台上で前記移動台車の移動方向と
同じ向きにロールボックスを簡単に搭載格納できるので
あり、しかも、該ロールボックスを傾斜姿勢とされた各
搭載台上に搭載格納させることにより、この各搭載台か
ら前記ロールボックスが外方に勝手に抜け出たりするの
を防止できて、該ロールボックスを前記各格納部内に確
実に格納保持させることができる。
【0022】請求項7記載の発明によれば、前記移動台
車は、前記格納部内に延びて前記搭載台を支持する支持
フレームを備え、該支持フレーム及び搭載台間に、前記
ロールボックスが搭載台に搭載完了するまでの間前記搭
載台の揺動を阻止する阻止機構を備えているから、前記
搭載台にロールボックスを搭載する場合で搭載完了する
までは、つまり、ロールボックスの底部側で移動方向前
後部に設けられた各走行車輪の全部が前記搭載台の上部
に搭載されるまでは、前記阻止機構を介して搭載台の揺
動を阻止し、この搭載台を一端部が低位で他端部が高位
となるように傾斜姿勢に保持できるのであり、従って、
前記ロールボックスの搭載時で、その各走行車輪のう
ち、後部側のものが前記搭載台に未搭載状態にあると
き、該搭載台が前記揺動支点を中心に揺動したりして、
前記後部側走行車輪の前記搭載台への搭載ができなくな
るような事態を未然に阻止できて、この搭載台に前記走
行車輪の全てを確実に搭載させることができるのであ
り、そして、全ての走行車輪が搭載された後、さらに前
記ロールボックスを押し込むことにより前記阻止機構が
解除されて、前記揺動支点を中心に搭載台を揺動し、該
搭載台の一端部が高位で他端部が低位となるように傾斜
姿勢に保持することにより、この傾斜体制とされた搭載
台上に前記ロールボックスを安定した状態で確実に格納
することができる。
【0023】しかも、以上のように前記阻止機構を設け
て、ロールボックスの搭載時に前記各走行車輪の全てが
搭載台上に搭載され、かつ、ロールボックスの重心部が
搭載台の揺動支点を越える以前の段階までは、該搭載台
の前記支軸を中心とする揺動を阻止するように構成する
ときには、前記阻止機構を設けない場合に比べて前記搭
載台の長さを短くできるのである。即ち、阻止機構を設
けない場合、ロールボックスに備えた全ての走行遊端側
から車輪が搭載台に搭載されるまで揺動しないようにす
るには、搭載台の揺動中心までの長さを、ロールボック
スの車輪間長さより長くする必要があり、このため、前
記搭載台の長さを長尺にする必要がある。即ち、後で詳
述する図11で明らかなように、前記ロールボックスに
設けた前後走行車輪間の長さをP1とした場合、ロール
ボックスにおける前部側の走行車輪を搭載台上に搭載
し、後部側の走行車輪を搭載台の一端部に完全に搭載さ
せた状態で揺動させるようにするためには、この搭載台
の長さP2を、少なくとも前記各走行車輪間の長さP1
に1/2Pを加算した長さ、即ち、(P1+1/2P)
以上とする必要があるのである。しかしながら、前記阻
止機構を設けた場合、前記走行車輪の全てが搭載台上に
搭載されるまでは、該搭載台の揺動が前記阻止機構によ
り阻止されるため、前記搭載台の長さは前記P1にする
ことができ、それだけ前記搭載台の長さに対し短く形成
することができる。
【0024】請求項8記載の発明によれば、前記搭載台
の一端部に、前記阻止機構を操作可能とした操作機構を
備えているから、前記阻止機構による搭載台の揺動阻止
状態を解除することにより、前記搭載台の遊端側を浮上
させられるのであり、従って、空の搭載台が移動台車の
移動時接地するのを防止できるし、また、この状態から
揺動阻止状態への操作は、前記操作機構を操作すること
により簡単に行うことができ、従って、前記搭載台への
ロールボックスの格納も簡単にできる。
【0025】請求項9記載の発明では、前記搭載台の揺
動支点から一端部までの長さが、ロールボックスの車輪
間の長さより長くしているから、前述した阻止機構を設
ける場合のように、構造の複雑化を招くことなく、その
全体構造を簡素化しながら、前記搭載台に対するロール
ボックスの格納や搬出作業を容易に行うことができ、つ
まり、前記搭載台の一端部が端部をほぼ水平状に倒伏さ
せて、該搭載台の全体長さを長くすることにより、この
搭載台の傾斜姿勢を緩やかにして、該搭載台に対するロ
ールボックスの格納や搬出作業を容易に行うことができ
るのであり、また、前記ロールボックスを前記搭載台上
に搭載した後には、該搭載台の一端部を起立させること
により、この搭載台上に搭載されたロールボックスが勝
手に外方に抜けたりするのを防止できて、該ロールボッ
クスを前記搭載台上に確実に格納保持させることができ
るのである。
【0026】
【実施例】図1〜図3は第1発明にかかる格納装置の全
体構造を簡略的に示しており、この格納装置は、例えば
荷物の集配場などにおいて複数のロールボックス1を格
納するのに用いるのであって、これらロールボックス1
を格納する移動台車2と、該移動台車2の底部で移動方
向左右両側に回転自由に支持した複数の車輪2aが走行
される左右一対の軌条3とから構成されている。
【0027】前記移動台車2は、図4,図5でも明らか
なように、その移動方向両側に位置された左右一対の車
輪枠21,22と、これら各車輪枠21,22を所定間
隔を置いて連結する前記移動台車2の移動方向と直交方
向に延びる横フレーム23とから成り、前記各車輪枠2
1,22の下部側で移動方向前後部位に、前記各軌条3
に沿って転動する前記各車輪2aを回転自由に支持する
と共に、前記各車輪枠21,22の上部側で前後部位に
は、それぞれ上方に延びる2本一組とした合計4組の支
柱24を立設して、これら各組の支柱24間に前記移動
台車2の移動方向に延びる枠体25を架設し、かつ、前
記各組の支柱24間には複数の補強杆26を架設し、ま
た、前記各車輪枠21,22の前後部位に位置される各
支柱24の上部間には横方向に延びる前後枠体27を架
設する一方、前記各車輪枠21,22と前記横フレーム
23とで囲まれる内部空間に、前記各ロールボックス1
を格納する複数の格納部4を設けている。図4,5の実
施例においては、前記横フレーム23の前後部位に前部
格納部41と後部格納部42との2組をそれぞれ設け、
これら前後格納部41,42の2組から成る合計4個の
格納部4を前記車輪枠21,22と横フレーム23との
間に形成して、前記各組の前後格納部41,42にそれ
ぞれ前記ロールボックス1の4個を格納するようにして
いる。
【0028】また、前記横フレーム23の上部側で長さ
方向複数箇所に支持体28をそれぞれ取付け、これら各
支持体28の前後部位にクッション材28aを設けて、
前記各組の前後格納部41,42に前記各ロールボック
ス1を格納するとき、該各ロールボックス1の走行方向
前部側一部を前記クッション材28aに弾性的に当接さ
せることにより、前記各ロールボックス1が前記横フレ
ーム23に衝突したりして破損したりするのを未然に阻
止できるようにしている。さらに、前記横フレーム23
の長さ方向中間位置には、誘導輪支持用の支持枠29を
取付け、この支持枠29の前後部位で左右両側にそれぞ
れ誘導輪30aを回転自由に支持すると共に、前記各車
輪枠21,22の内面側に、それぞれ前記各誘導輪30
aと対向状に誘導輪30bを回転自由に支持して、前記
各ロールボックス1の格納時に、該各ロールボックス1
を前記各誘導輪30a,30bを介して前記各組の前後
格納部41,42内へと速みやかに誘導できるようにし
ている。
【0029】さらに、前記前後格納部41,42の各組
には、その内部に格納される前記ロールボックス1を解
放可能に係止保持する係止体5を設けるのであって、こ
の係止体5は、前記横フレーム23から前記各前後格納
部41,42を横切って外方に突出する固定バー51
と、この固定バー51の先端側に起伏可能に設けるスト
ッパ52とにより構成している。
【0030】前記係止体5のストッパ52は、図6で明
らかにしたように、概略L形状に屈曲形成された第1壁
53aと第2壁53bとをもつストッパ本体53と、該
本体53における第1壁53aの外面側に接合一体化さ
れたクッション材54と、前記第2壁53bから直交状
に起立された起立壁55と、この起立壁55の前記クッ
ション材54とは反対側に一体状に突出形成された前記
固定バー51への支持片56とを備え、該支持片56の
先端側を前記固定バー51の突出先端側に設ける筒形ブ
ラケット59に、軸杆57を介して揺動可能に支持させ
ている。尚、同図中、58は前記本体53における第1
及び第2壁53a,53b間に設けられた補強板であ
る。
【0031】そして、前記ロールボックス1を前記各組
の前後格納部41,42に格納するときには、図6の実
線で示したように、前記ストッパ52の全体を前記軸杆
57を中心として前記固定バー51の先端下方側に垂直
状に退避させておき、斯かる退避状態で前記ロールボッ
クス1を、その後述する基台1aが前記固定バー51の
上部側を通過するようにして前記各前後格納部41,4
2内に格納させ、この格納後には、図6の仮想線で示し
たように、前記ストッパ52を軸杆57を中心に前記固
定バー51の上方側へと垂直状に起立させて、前記スト
ッパ52に設けたクッション材54を前記ロールボック
ス1の格納方向後部側一部に当接させるのである。この
とき、前記ストッパー52のクッション材54は、前記
軸杆57を越えて前記ロールボックス1に当接するか
ら、このロールボックス1から抜け出る方向に力が作用
しても、前記ストッパー52は復帰するのが阻止され、
従って、前記ロールボックス1が前記各前後格納部4
1,42から外方に勝手に抜け出るのを防止でき、これ
ら各前後格納部41,42内に前記ロールボックス1を
格納状態に保持できるのである。即ち、前記ストッパ5
2におけるストッパ本体53の第1壁53a側に前記ク
ッション材54が設けられ、また、該クッション材54
が設けられる前記第1壁53aと直交する第2壁53b
側に起立壁55が突設されて、この起立壁55に前記ク
ッション材54と反対方向に延びる支持片56が突設さ
れ、該支持片56の先端側が前記固定バー51の突出先
端側に軸杆57を介して支持されているため、前記スト
ッパー52を、図6の仮想線で示すように起上させて、
そのクッション材54を前記ロールボックス1の格納方
向後部側一部に当接させたとき、前記クッシッション材
54は、前記ストッパ52の揺動中心となる軸杆57を
越えて前記ロールボックス1の格納方向前方側に所定距
離離間した位置にすることゝなり、従って、このロール
ボックス1の格納時に、たとえ該ロールボックス1の格
納方向前方側から前記クッション材54側に押圧荷重が
付与されることがあっても、前記ストッパ52が前記軸
杆57を中心に勝手に下方側に揺動したりするのを阻止
できて、前記各前後格納部41,42内に前記ロールボ
ックス1を確実に格納保持するができるのである。
【0032】また、前記ロールボックス1は、図4に示
したように、方形の基台1aと、該基台1aの四辺に立
設された網状側壁から成る物品収納部1bと、前記基台
1aの下部側で前後左右両側に設けられた合計4個の走
行車輪1cとを備えている。そして、これらの走行車輪
1cとして、各図の実施例では、直進走行性や旋回性に
優れているキャスターが使用され、このキャスター1c
は、前記基台1a側に固定される固定部1dと、該固定
部1dの下部側に転回部1eを介して取付けられるホル
ダー1fと、このホルダー1fにおける前記転回部1e
に対し偏位した位置に軸杆1gを介して回転自由に支持
される転輪1hとから成り、斯かるキャスター1cの走
行時には、前記転回部1eに対し前記転輪1hを支持す
る軸杆1gが常に走行方向後方側に位置され、前記ロー
ルボックス1の方向転換を行ったとき、これに追従して
前記ホルダー1fが転輪1hを伴いながら前記転回部1
eを中心に向きを変えるように構成されている。
【0033】さらに、前記移動台車2を構成する各車輪
枠21,22の下部側で前後部位には、それぞれ車輪2
aを設けて、これら各車輪2aを荷物集配場などに敷設
された各軌条3に沿って転動させるのであるが、この各
軌条3には、図5で明らかなように、その幅方向中心に
所定深さの溝3aが形成され、また、前記各車輪2aの
外周面で幅方向中心には、前記各軌条3の溝3aに挿入
される突条2bが形成され、この突条2bを前記溝3a
内に突入させた状態で、前記各車輪2aを前記各軌条3
に沿って転動させることにより、該各軌条3から前記移
動台車2を脱落させたりすることなく、該移動台車2を
前記各軌条3に沿って自由に移動させ得るようにしてい
る。また、前記各車輪枠21,22の前後方向中間位置
で前記横フレーム23との対向部位に、それぞれ前記各
軌条3に沿って転動される駆動輪2cを支持すると共
に、前記各車輪枠21,22の一方側に前記各駆動輪2
cを駆動するためのモータ2dを取付けて、該モータ2
dに連動連結された伝動軸2eを前記横フレーム23内
に挿通させる一方、前記伝動軸2eを複数の中間ギヤな
どを介して前記駆動輪2cに連動連結させ、前記モータ
2dの駆動に伴い前記各駆動輪2cを回転させることに
より、前記移動台車2の全体を前記各軌条3に沿って移
動させるようにしている。さらに、前述した車輪2aの
場合と同様に、前記各駆動輪2cにも、その外周面で幅
方向中心に前記各軌条3の溝3aに挿入される突条2f
を形成し、この突条2fを前記溝3a内に突入させた状
態で、前記各駆動輪2cを前記各軌条3に沿って転動さ
せるようにしている。
【0034】次に、以上の構成とした格納装置の作用に
ついて説明する。例えば荷物の集配場などにおいて、前
記ロールボックス1の物品収納部1bに物品を収容して
格納するような場合には、先ず、図6の実線で示したよ
うに、前記係止体5を構成するストッパ52の全体を、
前記軸杆57を中心として前記固定バー51の先端下方
側に垂直状に退避させておき、斯かる退避状態で前記ロ
ールボックス1を、その走行車輪1cを地面上で転動さ
せながら前記格納部4側へと移動させ、この格納部4に
至ったとき、前記ロールボックス1を、その基台1aが
前記固定バー51の上部側を通過されるようにして前記
格納部4内へと移動させることにより、該格納部4内に
前記ロールボックス1を走行車輪1cが接地された状態
で格納させるのであり、この格納後には、図6の仮想線
で示したように、前記ストッパ52を軸杆57を中心に
前記固定バー51の上方側へと垂直状に起立させて、前
記ストッパ52に設けたクッション材54を前記ロール
ボックス1の格納方向後部側一部に当接させ、このロー
ルボックス1が前記格納部4から外方に勝手に抜け出る
のを阻止するのである。さらに、前記ロールボックス1
を外部に搬出する場合には、図6の実線で示すように、
前記係止体5のストッパ52を軸杆57を中心として前
記固定バー51の先端下方側に垂直状に退避させること
により、前記移動台車2に対し前記ロールボックス1が
フリー状態に解放されるため、該ロールボックス1を前
記走行車輪1cを介して前記移動台車2の外方側へと搬
出することができるのである。
【0035】即ち、以上の構成では、前記移動台車2の
各格納部4が前記ロールボックス1の走行車輪1cを接
地させた状態で格納可能とされていることから、該ロー
ルボックス1を前記格納部4に格納したり搬出したりす
るとき、従来のようにフォークリフトを用いたりするこ
となく、前記ロールボックス1に備えた走行車輪1cを
地面上で転動させながら、このロールボックス1の格納
や搬出を簡単に行うことができるのである。従って、前
記フォークリフトを用いる従来の場合のように、フォー
クリフトの作業用として大きなスペースを確保する必要
がなく、換言すれば、集配場などに前記移動台車2を設
置するための大きな空間を確保できて、該移動台車2の
多くを集配場などに設置することができ、この集配場な
どに設置された多くの移動台車2を介して多数のロール
ボックス1を格納することができるのであり、つまり、
集配場などの大きさに対する前記ロールボックス1の格
納容積を大にできて、その格納効率を高めることができ
るのである。その上、前記ロールボックス1を格納する
移動台車2を前記ロールボックス1の格納や搬出に好都
合な所定位置に移動させることにより、このロールボッ
クス1の前記移動台車2への格納や搬出を簡単かつ効率
良く行うことができるのであり、しかも、前記移動台車
2を移動させるとき、前記ロールボックス1はその走行
車輪1cにより追従移動するから、前記移動台車2に
は、ロールボックス1の全重量を受止める剛性構造とす
る必要がなく、従って、それだけ構造簡単にでき、コス
ト安にできるのである。
【0036】また、前記移動台車2は、一対の車輪枠2
1,22と、該各車輪枠21,22を所定間隔を置いて
連結する横フレーム23とから構成され、前記車輪枠2
1,22間に前記ロールボックス1の格納部4を設けて
いるため、前記各車輪枠21,22と横フレーム23と
を介して前記移動台車2を構造的に強固なものとでき、
しかも、前記各車輪枠21,22間に形成される前記格
納部4の強度も強化できて、この格納部4内に前記ロー
ルボックス1を安全に格納することができるのである。
さらに、前記車輪枠21,22の長さ方向中心側に前記
横フレーム23を結合し、この横フレーム23の前後に
おける前記車輪枠21,22間に、前記格納部4として
前部格納部41と後部格納部42との2組を形成するよ
うにしているため、前記各車輪枠21,22及び横フレ
ーム23を介して多くの格納部つまり前記前後格納部4
1,42の2組から成る合計4個の格納部4を形成でき
て、これら各組の前後格納部41,42にそれぞれ前記
ロールボックス1の多くを格納することができて、一つ
の移動台車2に対する前記ロールボックス1の格納数を
増大させることができるのである。
【0037】次に、図7〜図9に示した第2実施例を説
明する。図7〜図9に示したものは、前記移動台車2に
設ける前記各ロールボックス1の各格納部4に、前記ロ
ールボックス1を手押により搭載可能とした前記移動台
車2と同方向に延びる複数の搭載台6を、支軸70を用
いてなる揺動支点を中心として揺動(以下反転と言う)
可能に設けたのである。
【0038】前記移動台車2は、前述した第1実施例と
同様に、その移動方向両側に位置された左右一対の車輪
枠21,22と、これら各車輪枠21,22を所定間隔
を置いて連結する前記移動台車2の移動方向と直交方向
に延びる横フレーム23とから成り、前記各車輪枠2
1,22の下部側で移動方向前後部位に、前記各軌条3
に沿って転動する前記各車輪2aを回転自由に支持する
と共に、前記各車輪枠21,22と前記横フレーム23
とで囲まれる内部空間で前記横フレーム23の前後部位
には前部格納部41と後部格納部42との2組から成る
合計4個の格納部4を設け、これら各前後格納部41,
42にそれぞれ4組の搭載台6を設けて、4個の前記ロ
ールボックス1を格納できるようにしている。
【0039】また、前記搭載台6は、前記前後格納部4
1,42における幅方向に左右1組として合計4組を設
けるのであって、前記横フレーム23における前記各前
後格納部41,42と対向する幅方向両側位置の前後
に、それぞれ前記移動台車2の移動方向と同方向に延び
る8本の支持フレーム7を突設して、この各支持フレー
ム7に前記移動台車2の移動方向と直交方向に延びる8
本の支軸70を介して前記各搭載台6を反転可能に支持
させるのであり、また、これら搭載台6と支持フレーム
7との間には、前記搭載台6にロールボックス1をロー
ルにより搭載するとき、搭載完了まで前記搭載台6の反
転を阻止する阻止機構8を設けるのである。
【0040】更に詳記すると、図8,図9で明らかなよ
うに、前記搭載台6は、相対向する左右一対の第1及び
第2側壁61,62と、これら各側壁61,62の底部
側に設けられた底壁63とにより上部及び前後両側が開
放された長尺な樋状とされ、前記各側壁61,62の内
面側に前記ロールボックス1の走行車輪1cを誘導する
パイプなどから成る左右一対の誘導体64,64を取付
けており、また、前記搭載台6を支持する支持フレーム
7は、前記搭載台6よりも幅間隔が大とされた相対向す
る左右一対の第1及び第2側壁71,72と、該各側壁
71,72の底部側に設けられた底壁73と、これら各
壁71,72,73の長さ方向後部側に設けられ、前記
横フレーム23に取付けられる取付壁74とにより、上
部及び前部側が開放された長尺な箱状に形成しており、
そして、前記搭載台6における各側壁61,62の長さ
方向中間部位と、前記支持フレーム7における各側壁7
1,72の先端側との間に、それぞれ前記支軸70,7
0を挿通させると共に、これら各支軸70上で前記各側
壁61,71及び62,72間に、それぞれ接地用輪体
60,60を回転自由に支持して、前記搭載台6に前記
ロールボックス1をロールにより搭載する場合で、該ロ
ールボックス1の重心部が前記各支軸70を越えたと
き、前記各輪体60を中心として前記搭載台6の全体を
反転させるようになすのである。また、前記支持フレー
ム7の底壁73には、前記搭載台6の後方側一部と対向
状に切欠部73aを形成して、前記搭載台6を前記各輪
体60を中心に反転させたとき、該搭載台6の基端側一
部を前記切欠部73aから前記底壁73の下方側へと突
入状に逃がすようにしており、斯くすることにより、前
記搭載台6が反転されるときの反転角度を大にして、該
搭載台6上に搭載格納された前記ロールボックス1が外
方側に勝手に抜け出るのを良好に阻止し、このロールボ
ックス1を前記搭載台6上に確実に格納保持することが
できるのである。さらに、前記各支軸70が挿通される
互いに対向する前記搭載台6と支持フレーム7との各側
壁61,71及び62,72には、それぞれ上下方向に
延びる長孔75を形成して、これら各長孔75に前記各
支軸70を上下方向に移動調節可能に支持させている。
【0041】また、前記阻止機構8は、前記搭載台6に
おけるロールボックス1の格納方向後部側で第2側壁6
2の外部側に、軸杆81を介して回動可能に支持された
カム板82と、前記搭載台6における第1,第2側壁6
1,62の後方外部側に固定され、それぞれ前後方向に
延びる長孔83を備えた左右一対の固定板84,84
と、これら各固定板84の長孔83間に挿通され、前記
カム板82に常時係合するように付勢されたロッド85
とから成り、前記カム板82には、その後部端面に前記
軸杆81を中心とする円弧形状のカム面82aを設ける
と共に、該カム面82aの上部側には、前記カム板82
の一部を切欠いて前記ロッド85が係合可能な係合部8
2bを形成する。また、前記カム板82の下部側には、
前記支持フレーム7の底壁73上に常時接触される接触
輪86を回転自由に支持して、前記カム板82の下部側
一部と前記底壁73における接触輪86の前方側との間
に第1ばね87を介装させ、該ばね87で前記カム板8
2を時計方向に付勢させることにより、前記接地輪86
を前記底壁73上に常時接触状態に保持させるのであ
る。さらに、前記搭載台6における第1,第2側壁6
1,62の外部側で前記ロッド85の前方部位に、それ
ぞればね受け88,88を設けると共に、該各ばね受け
88と前記各固定板84の長孔83から外方に突出され
る前記ロッド85の長さ方向両端部との間に、それぞれ
第2ばね89,89を介装させ、これら各ばね89によ
り前記ロッド85を常時前方側に付勢させている。しか
して、前記ロッド85の長さ方向中間部を前記カム板8
2の係合部82bに係合状態に保持することにより、前
記接触輪86の前記底壁73への接触により固定保持さ
れる前記カム板82により、前記輪体60を中心とする
前記搭載台6の反転が阻止されるのである。従って、前
記搭載台6は、前記ロールボックス1の重心が、前記輪
体60の中心、つまり、前記支軸70の軸心を越えて
も、その長さ方向前部側が接地するように低位に、か
つ、後部側が高位となるように所定の搭載角度に保持さ
れるのであって、この状態で前記搭載台6の遊端側から
前記ロールボックス1のロールによる搭載を完了させら
れるのである。また、前記搭載台6上へのロールボック
ス1の搭載が完了したとき、つまり、該ロールボックス
1の前後左右に設けた前記各走行車輪1cの全てが前記
搭載台6上に搭載されたとき、前記ロールボックス1が
前記ロッド85を後方側に押動するのであって、この押
動により、前記ロッド85をを前記カム板82の係合部
82aから離脱させ、前記搭載台6の前記輪体60を中
心とする回動阻止を解除してフリー状態とすることによ
り、前記ロールボックス1が搭載された前記搭載台6の
全体を、その遊端側が高位で基部側が低位となるように
反転させるのである。このとき、前記ロッド85は前記
カム板82のカム面82aに沿いながら下方側へと移動
し、また、前記搭載台6の反転に伴い前記カム板82の
軸杆81が下方側へと移動されることから、該カム板8
2の接触輪86が前記支持フレーム7における底壁73
の後方側へと転動されながら、前記カム板82が前記搭
載台6に対し相対回転するのである。そして、斯かる搭
載台6の反転により前記ロールボックス1が、その重心
部が前記支軸70を越えた傾斜態勢に保持されて、前記
搭載台6を介して前記移動台車2側に格納されるのであ
る。また、以上のように、前記搭載台6上に搭載格納さ
れた前記ロールボックス1を外部に搬出するときには、
このロールボックス1の重心部が前記搭載台6の支軸7
0を越えるように、該搭載台6に沿わせながら前記ロー
ルボックス1を外方側へと引出すことにより、前記搭載
台6の全体が、前述した格納時とは逆に、その後部側が
高位となり、かつ、前部側が低位となって地面に接地さ
れるように傾斜状に反転させられるのであって、斯く反
転した搭載台6の遊端側から前記ロールボックス1を搬
出させられるのである。このとき、前記カム板82は前
記第1ばね87により常時時計方向に付勢されているた
め、このカム板82の接触輪86が前記支持フレーム7
における底壁73の前方側へと転動されながら所定位置
に復帰され、また、前記ロッド85は前記各第2ばね8
9により常時前方側に付勢されていることから、前記ロ
ッド85が前記カム板82の係合部82bに係合状態に
保持されて、次のロールボックス1を格納すべく、前記
搭載台6が傾斜姿勢で反転阻止状態に保持されるのであ
る。
【0042】さらに、図8,9に示した実施例では、前
記搭載台6における前記ロールボックス1の搭載方向入
口側には、前記前記阻止機構8を係脱操作可能とした操
作機構9を設けている。この操作機構9は、図8及び図
9で明らかなように、前記搭載台6の前方入口側におけ
る第2側壁62の外部側に、支持軸91により斜め前上
方に延びる操作板92を揺動可能に支持して、該操作板
92の上部側に作業者が足などで操作可能とした操作杆
93を相対向する搭載台6間に架設すると共に、前記操
作板92の上下方向中間部位に、前記搭載台6に沿って
後方側へと延び、その後端側が前記阻止機構8を構成す
るロッド85と対向位置される操作アーム94を連結軸
95を介して連結する一方、この操作アーム94の後部
側には前後方向に向けて延びる長孔96を形成し、ま
た、該長孔96に前記第2側壁62側に突設された軸杆
97を挿入させて、この軸杆97を介して前記操作アー
ム94の後部側を前記長孔96の範囲で移動可能に支持
させている。
【0043】しかして、この操作機構9を設けることに
より、前記搭載台6に前記ロールボックス1を搭載しな
い場合、つまり空の状態で前記阻止機構8による前記搭
載台6の反転阻止状態を解除できるのであるから、空の
状態で前記搭載台6を反転操作することにより、移動台
車2の移動時、前記搭載台6の遊端側が接地する不具合
をなくせるのである。また、搭載台6にロールボックス
1を搭載するには、前記操作杆93を操作して前記操作
板92を支持軸91を中心として下方側へと揺動させる
ことにより、該ロッド85を前記カム板82の係合部8
2bに係合させて、前記搭載台6をその遊端側が接地す
るように復帰させられると共に、前述した場合と同様
に、反転阻止状態に保持できるのである。
【0044】次に、以上の構成とした第2実施例の作用
について説明する。前記ロールボックス1の物品収納部
1bに物品を収容して格納するような場合には、先ず、
図10のAで示すように、前記搭載台6を格納方向前部
側が低位で後部側が高位となるような傾斜姿勢に保持し
ておき、斯かる傾斜姿勢とされた搭載台6の前部側から
前記ロールボックス1を、その走行車輪1cを前記搭載
台6に設けた誘導体64に沿って転動させながら、走行
方向前部側の走行車輪1cを前記搭載台6の前部側に乗
せ、次に、同図のBで示すように、前記前部側走行車輪
1cを前記搭載台6の反転支点となる前記支軸70つま
り輪体60を越える位置まで転動させ、この後、同図の
Cで示すように、前記走行車輪1cの前後全てのものが
前記搭載台6に乗るように転動させるのであり、そし
て、以上のような図10のA〜C状態にあるときには、
前記搭載台6は反転が阻止されるのであって、前記搭載
台6への前記ロールボックス1の搭載時に、その各走行
車輪1cのうち後部側のものが前記搭載台6に未搭載状
態のままで、該搭載台6が前記支軸70を中心に反転し
たりして、前記後部側走行車輪1cの前記搭載台6への
搭載ができなくなるような事態を未然に阻止できて、こ
の搭載台6上に前記走行車輪1cの全てを確実に搭載さ
せることができのである。
【0045】そして、前記走行車輪1cの全てが前記搭
載台6上に搭載された後に、前記阻止機構8による反転
阻止が解除され、図10のDで示すように、前記搭載台
6の全体がその前部側が高位で後部側が低位となるよう
に前記支軸70を中心に傾斜状に反転されるのである。
従って、前記ロールボックス1の格納時、その重心部G
が前記搭載台6の支軸70を越え、かつ、該支軸70を
中心に前記各搭載台6の前部側が高位で後部側が低位と
なるように傾斜姿勢に保持されるため、前記搭載台6が
勝手に反転したり、また、該搭載台6から前記ロールボ
ックス1が外方に勝手に抜け出たりするのを防止でき
て、該ロールボックス1を前記各格納部4内に安定した
状態で確実に格納保持させることができるのである。
【0046】また、第2実施例では、前記ロールボック
ス1の前記格納部4への格納時に、その各搭載台6上に
前記ロールボックス1を搭載した状態で格納されるた
め、このロールボックス1を搭載した移動台車2の車輪
2aを前記軌条3に沿って転動させながら、前記移動台
車2を前記ロールボックス1の格納や搬出に好都合な所
定位置に移動させるようなとき、前述した第1実施例の
ように、前記ロールボックス1の走行車輪1cを地面に
接地させながら前記移動台車2を移動させる場合に比較
してスムーズな移動が可能となるし、また、前記走行車
輪1cの破損を招いたりする恐れもない。
【0047】即ち、前記ロールボックス1に備える走行
車輪1cとして、前述したように、直進走行性や旋回性
に優れているキャスターを使用する場合、該キャスター
1cの転輪1hを接地させながら前記移動台車2に追従
させるものにおいては、前記移動台車2を一方向又は他
方向へと移動させるとき、前記キャスター1cのホルダ
ー1f及び転輪1hが前記転回部1eを中心に向きを変
え、このとき大きな抵抗が前記転輪1hに作用して、該
転輪1hを前記ホルダー1fに支持する軸杆1gが破損
したり、また、前記転輪1hに付与される抵抗で前記移
動台車2のスムーズな移動を損なったりする恐れが生ず
るのであるが、前記ロールボックス1の全体を各搭載台
6上に搭載した状態で前記移動台車2を移動させるもの
においては、このような不具合はなく、移動台車2のス
ムーズな移動を行うことができるのである。
【0048】また、以上の第2実施例において、前記阻
止機構8が設けることにより、前記ロールボックス1の
搭載を容易に行えながら、前記搭載台6の長さを短くで
きるのである。即ち、図11で示すように、前記ロール
ボックス1に設けた前後走行車輪1c,1c間の長さを
P1とした場合、前記ロールボックス1における前部側
の走行車輪1cを前記搭載台6上に搭載し、かつ、後部
側の走行車輪1cを前記搭載台6の前端側に完全に搭載
させた状態で反転させるようにするためには、前記搭載
台6の長さP2を、少なくとも前記各走行車輪1c,1
c間の長さP1に1/2 を加算した長さ、即ち、(P1+
1/2 P)以上とする必要がある。しかしながら、前記阻
止機構8を設けた場合、前記走行車輪1cの全てが前記
搭載台6上に搭載されるまでは、該搭載台6の反転が前
記阻止機構8により阻止されるため、前記搭載台6の長
さP2は、前記車輪1c,1e間の長さP1にすること
ができ、それだけ前記搭載台6の長さを短く形成できる
のである。
【0049】さらに、第2実施例においては、前記阻止
機構8を設けたが、図15で示すように、前記搭載台6
の反転支点となる前記輪体60から入口側端部までの長
さを、前記ロールボックス1に設けた前後走行車輪1
c,1c間の長さよりも長くすることにより、前記阻止
機構8を省略することができる。この場合、前記搭載台
6の入口側端部を起伏可能とするのが好ましい。即ち、
図12及び図13で明らかにしたように、前記搭載台6
の遊端側における前端両側に遊端側に向けて突出する左
右一対の支持部材10,10をそれぞれ固定して、これ
ら各支持部材10に前記搭載台6と同形状とした所定長
さの補助台11を上下移動及び前後揺動可能に支持させ
てその長さを長くする。更に詳記すると、前記各支持部
材10の上部側に、上方に向かって突出する先端に鋭角
状の案内面10aを備えたストッパ10bを設け、ま
た、前記各支持部材10の側部には、上下方向に延びる
長孔10cをそれぞれ形成すると共に、前記補助台11
の後部両外側には突杆12,12をそれぞれ突設して、
これら各突杆12を前記各長孔10cに挿通させて、該
各長孔10cに沿って前記各突杆12を上下動可能とな
し、また、該各突杆12を前記各長孔10c内で回動可
能となして、これら各長孔10c内で前記各突杆12を
上下動及び回動させることにより、前記補助台11を前
記搭載台6に対し起立倒伏可能とするのである。また、
前記補助台11の後方両外側部には、該補助台11の前
記搭載台6に対する倒伏時に、前記各支持部材10の前
端面に当接されて前記補助台11を前記搭載台6と同一
姿勢となるようにほぼ水平状に保持し、かつ、前記補助
台11の前記搭載台6に対する起立時には、前記各支持
部材10の前記ストッパ10bに係合されて前記補助台
11を前記搭載台6に対しほぼ垂直状に起立状態に保持
する係止体13を設けると共に、前記補助台11の一側
には外方に向けて突出し、該補助台11を足などで起立
倒伏操作可能とした操作杆14を、相対向する搭載台6
の補助台11間に架設するのである。
【0050】そして、図14で示すように、前記搭載台
6と同一姿勢にほぼ水平状に保持された前記補助台11
を、前記搭載台6に対し起立状に保持するときには、同
図のAで示したように、前記操作杆14を介して前記補
助台11を上方側に持上げることにより、該補助台11
の突杆12を前記支持部材10側の長孔10cに沿わせ
ながら上方側に移動させて、前記補助台11に設けた係
止体13を前記支持部材10の前端面から離脱させた
後、同図のBで示すように、前記長孔10c内に挿通さ
れた突杆12を中心に前記補助台11をほぼ垂直状に回
動させ、さらに、この後同図のCで示すように、前記補
助台11を垂直姿勢に保持しながら、前記突杆12を前
記長孔10cに沿って下方側へと移動させ、前記係止体
13を前記ストッパ10bの案内面10aで案内させな
がら、該ストッパ10bの後端面に係合させることによ
り、前記補助台11を前記搭載台6に対し起立状態に固
定保持させるのである。また、以上のように、起立状に
保持された前記補助台11を前記搭載台6に対しほぼ水
平状に倒伏させるときには、前述した場合とは逆に、前
記補助台11を上方側に持ち上げて、前記係止体13を
前記ストッパ10bから離脱させ、この後前記補助台1
1をほぼ水平状に回動させて、この水平姿勢で前記補助
台11を、その突杆12を前記支持部材10側の長孔1
0cに沿わせながら下方側へと移動させて、該支持部材
10の前端面に前記係止体13を係合させることによ
り、前記補助台11を前記搭載台6と同一姿勢となるよ
うに倒伏状態に固定保持させるのである。
【0051】次に、以上の構成による第3実施例の作用
について説明する。前記ロールボックス1を前記搭載台
6上に搭載するときには、先ず、図15のAで示すよう
に、前記搭載台6の前部側に設けられた前記補助台11
を、前記搭載台6とほぼ同一姿勢となるように倒伏状態
に固定保持し、これら搭載台6と補助台11との全体を
格納方向前部側が低位で後部側が高位となるような傾斜
姿勢に保持しておき、斯かる傾斜姿勢とされた前記補助
台11の前部側から前記ロールボックス1を、その走行
車輪1cを転動させながら前記補助台11から搭載台6
へと移動させて、走行方向前部側の走行車輪1cを前記
搭載台6の前部側に乗せ、次に、同図のBで示すよう
に、前記前部側走行車輪1cを前記搭載台6の反転支点
となる前記輪体60の近くにまで転動させ、かつ、後部
側走行車輪1cを前記補助台11の前部側に乗せ、この
後同図のCで示すように、前記走行車輪1cの前後全て
のものが前記搭載台6に乗るように転動させるのであ
り、そして、全ての走行車輪1cが搭載台6上に搭載さ
れた後に、同図のDで示すように、前記搭載台6の全体
をその前部側が高位で後部側が低位となるように前記輪
体60を中心に傾斜状に反転し、その後にこの搭載台6
に対し前記補助台11を起立状態に固定保持させるので
ある。斯くすることにより、この傾斜姿勢とされた搭載
台6上に前記ロールボックス1を搭載した状態で簡単に
格納できるのであり、また、前記ロールボックス1の格
納時には、前記輪体60を中心に前記搭載台6の前部側
が高位で後部側が低位となるように傾斜姿勢に保持さ
れ、しかも、前記搭載台6の前部側には前記補助台11
が起立状に固定保持されていることから、前記搭載台6
から前記ロールボックス1が外方に勝手に抜け出たりす
るのを防止できて、該ロールボックス1を前記搭載台6
上に確実に格納保持させることができるのである。ま
た、前記ロールボックス1を外部に搬出するときには、
前述した場合とは逆に、起立状に固定保持された前記補
助台11を倒伏させて、該補助台11を前記搭載台6と
ほぼ同一姿勢に固定保持し、これら搭載台6と補助台1
1との全体を前部側が低位で後部側が高位となるように
前記輪体60を中心に傾斜状に反転させ、斯かる傾斜状
態で前記ロールボックス1を、その走行車輪1cを転動
させながら前記搭載台6から補助台11の前部側へと引
出すことにより、前記ロールボックス1の前記搭載台6
からの外部搬出も簡単に行うことができるのである。そ
の上、以上の構成とするときには、前述した阻止機構8
を設ける場合のように、構造の複雑化を招くことなく、
その全体構造を簡素化できるのであり、しかも、前記搭
載台6に対する前記ロールボックス1の格納搭載時や搬
出時には、前記補助台11が前記搭載台6の前部側にお
いて同一姿勢となるように倒伏されることから、前記補
助台11を介して前記搭載台6の全体長さを長くするこ
とができ、このため、該搭載台6の傾斜姿勢を緩やかに
して、この搭載台6に対する前記ロールボックス1の格
納や搬出作業を容易に行うことができるのである。
【0052】尚、以上説明した実施例は何れも前記移動
台車2にロールボックス1を1段のみ搭載するようにし
たが、2段又はそれ以上の複数段に搭載するようにして
もよいし、また、バラ積みできるようにしてもよい。こ
れらの場合、上段への積み込みはフォークリフトを用い
ればよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、移動台車2に、複数のロールボックス1を接地状
に格納する格納部4と、該格納部4に格納するロールボ
ックス1を解放可能に係止保持する係止体5とを設けた
から、前記ロールボックス1を格納する場合、前記走行
車輪1cを介して前記ロールボックス1を移動させなが
ら、該ロールボックス1を前記移動台車2の各格納部4
内に格納したり、搬出したりすることができ、また、格
納後に前記係止体5の係止操作を行うことにより、前記
ロールボックス1が前記格納部4内に移動不能に格納す
ることができるのである。従って、前記ロールボックス
1を前記格納部4に格納したり搬出したりするとき、従
来のようにフォークリフトを用いたりする必要なく、前
記ロールボックス1に備えた走行車輪1cを地面上で転
動させながら、このロールボックス1の格納や搬出を簡
単に行うことができ、前記フォークリフトを用いる必要
のある従来の場合のように、フォークリフトの作業用と
して大きなスペースを確保する必要がなくなり、換言す
れば、集配場などに前記移動台車2を設置するための大
きな空間を確保できて、該移動台車2の多くを集配場な
どに設置することができ、つまり、集配場などの大きさ
に対する前記ロールボックス1の格納容積を大にでき
て、その格納効率を高めることができるのである。その
上、前記ロールボックス1を格納する移動台車2を前記
ロールボックス1の格納や搬出に好都合な所定位置に移
動させることにより、このロールボックス1の前記移動
台車2への格納や搬出を簡単かつ効率良く行うことがで
きるのであり、しかも、前記移動台車2を移動させると
き、前記ロールボックス2は、前記走行車輪1cにより
追従移動するから、前記移動台車2の構造を簡単にで
き、それだけコスト安にできるのである。
【0054】また、請求項2記載の発明によれば、前記
移動台車2が、一対の車輪枠21,22と、これら車輪
枠21,22を所定間隔を置いて連結する横フレーム2
3とから構成され、前記車輪枠21,22間に前記ロー
ルボックス1の格納部4が設けられているため、前記各
車輪枠21,22と横フレーム23とを介して前記移動
台車2を構造的に強固なものとでき、しかも、前記各車
輪枠21,22間に形成される前記格納部4の強度も強
化できて、該格納部4内に前記ロールボックス1を安全
に格納することができる。
【0055】さらに、請求項3記載の発明によれば、横
フレームは、前記車輪枠の移動方向中心部に設けられ、
該横フレームの両側に前記格納部が設けられているた
め、一つの移動台車に対する前記ロールボックスの格納
数を増大させることができる。
【0056】また、請求項4記載の発明によれば、前記
係止体は、前記横フレームから格納部に突出する固定バ
ー、及び該固定バーの端部に起伏可能に設けられるスト
ッパーを有しているから、ロールボックスの格納時、前
記係止体のストッパを起立させることにより、簡単な構
成で前記横フレームとストッパーとの間に、ロールボッ
クスを確実に保持させられ、ロールボックスが格納部か
ら勝手に抜け出たりするのを防止できる。
【0057】さらに、請求項5記載の発明は、複数の走
行車輪を有するロールボックスを格納する移動台車の格
納部は、前記ロールボックスの搭載方向前端側となる一
端部及び後端側となる他端部間の中途部を揺動支点とし
て上下に揺動可能とした搭載台を備えているから、前記
格納部内へのロールボックスの格納時には、先ず、各搭
載台を搭載方向前端側となる一端部が低位で後端側とな
る他端部が高位となるような傾斜姿勢に保持しておき、
斯かる傾斜姿勢とされた各搭載台の一端部からロールボ
ックスを、その走行車輪を前記各搭載台に沿って他端部
へと転動させながら移動させ、そして、前記ロールボッ
クスの後輪が各搭載台に乗り、その重心部が前記各搭載
台の揺動支点を超えたとき、前記各搭載台を一端部が高
位で他端部が低位となるように傾斜状に揺動して、この
傾斜姿勢とされた各搭載台上にロールボックスを搭載さ
せた状態で格納部側に簡単に格納できるのであり、しか
も、前記ロールボックスの格納時に前記各搭載台は、そ
の一端部が高位で他端部が低位となるように傾斜姿勢と
されるため、前記各搭載台からロールボックスが外方に
勝手にぬけ出たりするのを防止できて、該ロールボック
スを各格納部内に安定した状態で確実に格納保持させる
ことができるのである。また、前記格納部に格納された
ロールボックスを外部に搬出するときには、前述した場
合とは逆に、このロールボックスを、その走行車輪を転
動させながら、前記各搭載台に沿って一端部側へと移動
させ、前記ロールボックスの重心部が前記各搭載台の揺
動支点を越えたとき、この各搭載台の一端部が低位で他
端部が高位となるように傾斜状に揺動することにより、
この傾斜姿勢とされた各搭載台から前記ロールボックス
を外方に容易に引き出すことができ、該ロールボックス
の格納部からの搬出も簡単に行うことができるのであ
る。しかも、以上のようなロールボックスの格納部への
格納や搬出を行うにあたっては、前述した第1発明の場
合と同様に、フォークリフトを使用しなくとも、前記ロ
ールボックスを手押しさせながら、その格納や搬出を行
うことができるため、大きな空間を必要とすることな
く、集配場などの大きさに対するロールボックスの格納
容積を大にできて、その格納効率を高めることができ
る。その上、ロールボックスの格納部への格納時に、そ
の各搭載台上にロールボックスを搭載した状態で格納さ
れるため、前記移動台車を移動させるとき、ロールボッ
クスの走行車輪を地面に接地させながら、軌条に沿って
移動台車の移動を行うのではなく、ロールボックスを各
搭載台上に搭載した状態で、移動台車を移動させられ、
従って、移動台車の移動負荷を軽減できるし、また、前
記ロールボックスの走行車輪の破損を招いたりすること
も少なくできる。
【0058】また、請求項6記載の発明によれば、前記
移動台車が、所定間隔を隔てて配設される軌条に係合す
る車輪を有する一対の車輪枠、及びこれら車輪枠を所定
間隔を隔てて連結する横フレームを備えているから、前
記各車輪枠と横フレームとを介して前記移動台車を構造
的に強固なものとでき、しかも、前記各車輪枠間に形成
される各格納部の強度も強化できて、該格納部内に前記
ロールボックスを安全に格納することができる。さらに
前記搭載台は、前記横フレームから移動台車の移動方向
に延びてロールボックスを搭載可能としているから、移
動台車の各搭載台上に前記ロールボックスを格納すると
きには、その格納に好都合な箇所に前記移動台車を移動
させた状態で、その移動方向前後部位から前記ロールボ
ックスを、前記移動台車の移動方向と同方向に設けられ
た各搭載台に沿って搭載方向前端側となる一端部から後
端側となる他端部へと移動させ、前記ロールボックスの
重心部が揺動支点を越えたとき、この各搭載台を一端部
が高位で他端部が低位となるように傾斜状に揺動し、こ
の傾斜姿勢とされた各搭載台上で前記移動台車の移動方
向と同じ向きにロールボックスを簡単に搭載格納できる
のであり、しかも、該ロールボックスを傾斜姿勢とされ
た各搭載台上に搭載格納させることにより、この各搭載
台から前記ロールボックスが外方に勝手に抜け出たりす
るのを防止できて、該ロールボックスを前記各格納部内
に確実に格納保持させることができる。
【0059】また、請求項7記載の発明によれば、前記
移動台車は、前記格納部内に延びて前記搭載台を支持す
る支持フレームを備え、該支持フレーム及び搭載台間
に、前記ロールボックスが搭載台に搭載完了するまでの
間前記搭載台の揺動を阻止する阻止機構を備えているか
ら、前記搭載台にロールボックスを搭載する場合で搭載
完了するまでは、つまり、ロールボックスの底部側で移
動方向前後部に設けられた各走行車輪の全部が前記搭載
台の上部に搭載されるまでは、前記阻止機構を介して搭
載台の揺動を阻止し、この搭載台を一端部が低位で他端
部が高位となるように傾斜姿勢に保持できるのであり、
従って、前記ロールボックスの搭載時で、その各走行車
輪のうち、後部側のものが前記搭載台に未搭載状態にあ
るとき、該搭載台が前記揺動支点を中心に揺動したりし
て、前記後部側走行車輪の前記搭載台への搭載ができな
くなるような事態を未然に阻止できて、この搭載台に前
記走行車輪の全てを確実に搭載させることができるので
あり、そして、全ての走行車輪が搭載された後、さらに
前記ロールボックスを押し込むことにより前記阻止機構
が解除されて、前記揺動支点を中心に搭載台を揺動し、
該搭載台の一端部が高位で他端部が低位となるように傾
斜姿勢に保持することにより、この傾斜体制とされた搭
載台上に前記ロールボックスを安定した状態で確実に格
納することができる。
【0060】しかも、以上のように前記阻止機構を設け
て、ロールボックスの搭載時に前記各走行車輪の全てが
搭載台上に搭載され、かつ、ロールボックスの重心部が
搭載台の揺動支点を越える以前の段階までは、該搭載台
の前記支軸を中心とする揺動を阻止するように構成する
ときには、前記阻止機構を設けない場合に比べて前記搭
載台の長さを短くできるのである。即ち、阻止機構を設
けない場合、ロールボックスに備えた全ての走行遊端側
から車輪が搭載台に搭載されるまで揺動しないようにす
るには、搭載台の揺動中心までの長さを、ロールボック
スの車輪間長さより長くする必要があり、このため、前
記搭載台の長さを長尺にする必要がある。即ち、後で詳
述する図11で明らかなように、前記ロールボックスに
設けた前後走行車輪間の長さをP1とした場合、ロール
ボックスにおける前部側の走行車輪を搭載台上に搭載
し、後部側の走行車輪を搭載台の一端部に完全に搭載さ
せた状態で揺動させるようにするためには、この搭載台
の長さP2を、少なくとも前記各走行車輪間の長さP1
に1/2Pを加算した長さ、即ち、(P1+1/2P)
以上とする必要があるのである。しかしながら、前記阻
止機構を設けた場合、前記走行車輪の全てが搭載台上に
搭載されるまでは、該搭載台の揺動が前記阻止機構によ
り阻止されるため、前記搭載台の長さは前記P1にする
ことができ、それだけ前記搭載台の長さに対し短く形成
することができる。
【0061】また、請求項8記載の発明によれば、前記
搭載台の一端部に、前記阻止機構を操作可能とした操作
機構を備えているから、前記阻止機構による搭載台の揺
動阻止状態を解除することにより、前記搭載台の遊端側
を浮上させられるのであり、従って、空の搭載台が移動
台車の移動時接地するのを防止できるし、また、この状
態から揺動阻止状態への操作は、前記操作機構を操作す
ることにより簡単に行うことができ、従って、前記搭載
台へのロールボックスの格納も簡単にできる。
【0062】さらに、請求項9記載の発明によれば、前
記搭載台の揺動支点から一端部までの長さが、ロールボ
ックスの車輪間の長さより長くしているから、前述した
阻止機構を設ける場合のように、構造の複雑化を招くこ
となく、その全体構造を簡素化しながら、前記搭載台に
対するロールボックスの格納や搬出作業を容易に行うこ
とができ、つまり、前記搭載台の一端部が端部をほぼ水
平状に倒伏させて、該搭載台の全体長さを長くすること
により、この搭載台の傾斜姿勢を緩やかにして、該搭載
台に対するロールボックスの格納や搬出作業を容易に行
うことができるのであり、また、前記ロールボックスを
前記搭載台上に搭載した後には、該搭載台の一端部を起
立させることにより、この搭載台上に搭載されたロール
ボックスが勝手に外方に抜けたりするのを防止できて、
該ロールボックスを前記搭載台上に確実に格納保持させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1本発明にかかる格納装置を示す正面図。
【図2】 その平面図。
【図3】 その側面図。
【図4】 同格納装置の拡大側面図。
【図5】 同格納装置の拡大平面図。
【図6】 係止体の拡大側面図。
【図7】 第2本発明にかかる格納装置を示す平面図。
【図8】 その搭載台の拡大平面図。
【図9】 同搭載台の一部切欠側面図。
【図10】 搭載台へのロールボックスの搭載状態を説
明する図面。
【図11】 ロールボックスと搭載台との長さ関係を説
明する図面。
【図12】 搭載台に補助台を取付けた実施例を示す一
部省略平面図。
【図13】 その側面図。
【図14】 搭載台に対する補助台の移動状態を説明す
る図面。
【図15】 搭載台に補助台を取付けた場合のロールボ
ックスの搭載状態を説明する図面。
【符号の説明】
1 ロールボックス 1b 部品収納部 1c 走行車輪 2 移動台車 2a 車輪 21,22 車輪枠 23 横フレーム 3 軌条 4 格納部 41 前部格納部 42 後部格納部 5 係止体 51 固定バー 52 ストッパ 6 搭載台 7 支持フレーム 70 支軸 8 阻止機構 9 操作機構

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輪を有するロールボックスを格納
    するロールボックスの格納装置において、所定の軌条に
    移動可能に支持される移動台車を備え、該移動台車は、
    複数のロールボックスをそれぞれ前記走行車輪が接地す
    るように格納する格納部、及び該格納部に格納するロー
    ルボックスを係止する係止体を備えていることを特徴と
    するロールボックスの格納装置。
  2. 【請求項2】 前記移動台車は、所定間隔を隔てて配設
    される軌条に係合する車輪を有する一対の車輪枠、及び
    これら車輪枠を所定間隔を隔てて連結する横フレームを
    備え、前記車輪枠間に、前記格納部が設けられている請
    求項1記載のロールボックスの格納装置。
  3. 【請求項3】 前記横フレームは、前記車輪枠の移動方
    向中心部に設けられ、該横フレームの両側に前記格納部
    が設けられている請求項2記載のロールボックスの格納
    装置。
  4. 【請求項4】 前記係止体は、前記横フレームから格納
    部に突出する固定バー、及び該固定バーの端部に起伏可
    能に設けられるストッパーを有している請求項2又は請
    求項3記載のロールボックスの格納装置。
  5. 【請求項5】 複数の走行車輪を有するロールボックス
    を格納するロールボックスの格納装置において、所定の
    軌条に移動可能に支持される移動台車を備え、該移動台
    車は、前記ロールボックスを格納する格納部を備え、該
    格納部は、前記ロールボックスの搭載方向前端側となる
    一端部及び後端側となる他端部間の中途部を揺動支点と
    して上下に揺動可能とした搭載台を備えていることを特
    徴とするロールボックスの格納装置。
  6. 【請求項6】 前記移動台車は、所定間隔を隔てて配設
    される軌条に係合する車輪を有する一対の車輪枠、及び
    これら車輪枠を所定間隔を隔てて連結する横フレームを
    備え、前記搭載台は、前記横フレームから移動台車の移
    動方向に延びてロールボックスを搭載可能としている請
    求項5記載のロールボックスの格納装置。
  7. 【請求項7】 前記移動台車は、前記格納部内に延びて
    前記搭載台を支持する支持フレームを備え、該支持フレ
    ーム及び搭載台間に、前記ロールボックスが搭載台に搭
    載完了するまでの間前記搭載台の揺動を阻止する阻止機
    構を備えている請求項5記載のロールボックスの格納装
    置。
  8. 【請求項8】 前記搭載台の一端部には、前記阻止機構
    を操作可能とした操作機構を備えている請求項7記載の
    ロールボックスの格納装置。
  9. 【請求項9】 前記搭載台の揺動支点から一端部までの
    長さを、ロールボックスの車輪間の長さより長くしてい
    る請求項5記載のロールボックスの格納装置。
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