JP2008251363A - 固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定の構成単位を有するスルホン化ポリアリーレンをプロトン伝導膜として用いることにより、高温加湿条件下でも優れた膨潤抑制効果を有し、且つ高温低加湿条件下でも優れたプロトン伝導性を有する固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体を提供できる。
【選択図】なし
Description
[式(1’)中、Yは、−CO−、又は−SO2−を示す。Zは、直接結合、−CO−、−SO2−、又は−SO−を示す。nは、2〜5の整数を示す。]
[式(2)中、A及びDは、それぞれ独立に、直接結合、−O−、−S−、−CO−、−SO2−、−SO−、−CONH−、−COO−、−(CF2)i−(iは、1〜10の整数である)、−(CH2)j−(jは、1〜10の整数である)、−CR’2−(R’は、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、又はハロゲン化炭化水素基を示す)、シクロヘキシリデン基、及びフルオレニリデン基よりなる群から選ばれる少なくとも1種の構造を示す。Bは、独立に、酸素原子、又は硫黄原子を示す。R1〜R16は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、アルキル基、一部又は全部がハロゲン化されたハロゲン化アルキル基、アリル基、アリール基、ニトロ基、及びニトリル基よりなる群から選ばれる少なくとも1種の原子又は基を示す。s及びtは、それぞれ独立に0〜4の整数を示し、rは、0又は1以上の整数を示す。]
本発明に係る固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体のプロトン伝導膜の形成に用いられるスルホン化ポリアリーレンは、下記一般式(1)で表される芳香族スルホン酸エステルにより誘導される。
(i)s=1及びt=1であり、Aが、−CR’2−、シクロヘキシリデン基、又はフルオレニリデン基であり、Bが酸素原子であり、Dが、−CO−、又はSO2−であり、R1〜R16が、水素原子又はフッ素原子である構造、
(ii)s=1及びt=0であり、Bが酸素原子であり、Dが、−CO−、又はSO2−であり、R1〜R16が、水素原子又はフッ素原子である構造、
(iii)s=0及びt=1であり、Aが、−CR’2−、シクロヘキシリデン基、又はフルオレニリデン基、Bが酸素原子であり、R1〜R16が、水素原子、フッ素原子、又はニトリル基である構造、
が挙げられる。
本発明で用いられるスルホン化ポリアリーレンは、例えば、特開2004−137444号公報に記載の方法で合成することができる。具体的には、まず、上記一般式(1)で表される芳香族スルホン酸エステル、及び上記一般式(2)で表される構成単位の前駆体である下記一般式(2’)で表される化合物を、触媒の存在下で共重合させ、スルホン酸エステル基を有するポリアリーレンを製造し、該スルホン酸エステル基を脱エステル化して、スルホン酸エステル基をスルホン酸基に変換することにより合成することができる。
本発明に係る固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体のプロトン伝導膜の調製に用いられる固体高分子電解質は、上記スルホン化ポリアリーレンを含有する。本発明で用いられる固体高分子電解質は、プロトン伝導性を損なわない範囲で、フェノール性水酸基含有化合物、アミン系化合物、有機リン化合物、有機イオウ化合物等の酸化防止剤等を含んでもよい。上記固体高分子電解質は、使用用途に応じて、粒状、繊維状、膜状等種々の形状で用いることができる。固体高分子型燃料電池に用いる場合には、その形状を膜状(プロトン伝導膜)とすることが望ましい。
本発明に係る固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体に備えられるプロトン伝導膜は、上記スルホン化ポリアリーレンを含む固体高分子電解質を用いて調製し、膜状に形成したものである。また、プロトン伝導膜を調製する際に、固体高分子電解質以外に硫酸、リン酸等の無機酸、カルボン酸を含む有機酸、適量の水等を併用してもよい。
本発明に係る固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体の電極は、触媒金属粒子または触媒金属粒子を導電性担体に担持してなる電極触媒と、電極電解質とからなり、必要に応じて炭素繊維、分散剤、撥水剤等の他の成分を含んでいてもよい。
スルホン化ポリアリーレンの分子量として、GPCを用いてポリスチレン換算の質量平均分子量を求めた。GPC測定溶媒としては、臭化リチウムを添加したN−メチル−2−ピロリドンを用いた。
得られたスルホン化ポリアリーレンの水洗水がpH4〜6になるまで洗浄し、フリーの残存している酸を除去後、十分に洗浄して乾燥させた。次いで、所定量を秤量してTHF/水の混合溶剤に溶解し、フェノールフタレインを指示薬としてNaOHの標準液にて滴定し、中和点からイオン交換容量を求めた。
まず、短冊状の試料膜(40mm×5mm)の表面に、白金線(φ=0.5mm)を5mm間隔に5本押し当て、恒温恒湿装置((株)ヤマト科学製「JW241」)中に試料を保持し、白金線間の交流インピーダンス測定により交流抵抗を求めた。測定は、抵抗測定装置として(株)NF回路設計ブロック製のケミカルインピーダンス測定システムを用いて、85℃、相対湿度を変化させた環境下、交流10kHzの条件で、線間距離を5〜20mmに変化させて行った。次いで、線間距離と抵抗の勾配から膜の比抵抗Rを下記数式(1)に従って算出し、比抵抗Rの逆数からプロトン伝導度を算出した。
まず、2×3cmに切削した試料膜の長辺と短辺の長さを精密に測定した。同試料膜を耐熱性樹脂容器に入れ、十分な量の水を加えて密栓した後、オーブン又はプレッシャークッカー試験機を用い、それぞれ95℃、120℃で24時間加熱処理した。加熱終了後、室温まで放冷し、試料膜を取出し、表面の水滴を軽く拭き取った後、各辺の長さ及び膜厚、重量を測定した。得られた数値を用い、試料の耐水性について、下記数式(2)に従って算出した。
本発明の膜−電極構造体を用いて、温度85℃、燃料極側/酸素極側の相対湿度を50%/50%、及び100%/100%、電流密度を1A/cm2とした発電条件により、発電性能を評価した。燃料極側には純水素を、酸素極側には空気をそれぞれ供給した。さらに、発電耐久性の評価として、該膜−電極構造体を用い、温度85℃、OCVの条件下で、相対湿度100/100%RHから0/0%RHの乾湿サイクルテストを実施し、クロスリークに至るまでの時間を計測した。クロスリークまでの時間が5000サイクル以上だったものを良として「○」で表示し、5000サイクル未満だったものを不良として「×」で表示した。
(1)ブロモベンゼン−2,4−ジスルホン酸ネオペンチルの合成
滴下ロート、温度計、ジムロートを取り付けた四つ口フラスコに、窒素雰囲気下でクロロスルホン酸186g(1.2mol)を取り、撹拌下ブロモベンゼン31.4g(0.2mol)を滴下ロートから約30分かけて滴下した。120℃で6時間反応させた後、反応液を氷水に注ぎ、有機物を酢酸エチルで抽出した。有機層を、硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、エバポレーターを用いて溶媒を留去し、ブロモベンゼン−2,4−ジスルホニルクロリドの粗生成物70gを得た。
ディーンスターク管、温度計を取り付けた三口フラスコに、トルエン300mlを取り、2,5−ジクロロ−4'−ブロモベンゾフェノン115.5g(0.35mol)、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール60.5g(0.58mol)、p−トルエンスルホン酸1水和物6.66g(0.04mol)を加え、130℃で加熱還流して生成する水を除きながら反応させた。約20時間後、理論量(約6.3g)の水を回収したことを確認し、反応液を1Lのビーカーに移した。塩氷浴で反応液を冷却し、析出した結晶をろ過回収した後、エタノールですすぎ、白色結晶120gを得た。
ジムロート、温度計を取り付けた三口フラスコにトルエン77mlをとり、ブロモベンゼン−2,4−ジスルホン酸ネオペンチル14.0g(0.03mol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム1.06g(0.9mmol)を加え撹拌した。さらに2mol/l炭酸カリウム水溶液32gを加えた後、4−(2,5−ジクロロベンゾイル)−ベンゼンボロン酸−2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールエステルをエタノール16mlに分散させたものを加え、加熱還流して6時間反応させた。反応溶液に30%過酸化水素水1.8gを加え1時間撹拌後、反応液に酢酸エチルを加え抽出した。有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。エバポレーターで溶媒を留去、得られた粗結晶をアセトン/ヘキサン溶液から再結晶し、下記式(I)に示される構造の目的物12gを得た。
攪拌機、温度計、窒素導入管をとりつけた1Lの三口フラスコに、上記で得られたスルホン酸ネオペンチル54.5g(86.8mmol)、下記構造式(II)で示すMn=11,200の疎水性ユニット34.3g(3.2mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド1.77g(3.0mmol)、ヨウ化ナトリウム0.41g(2.7mmol)、トリフェニルホスフィン9.44g(36.0mmol)、亜鉛14.1g(216mmol)をはかりとり、乾燥窒素置換した。ここに、N,N-ジメチルアセトアミド(DMAc)270mLを加え、反応温度を80℃に保持しながら3時間攪拌を続けた後、DMAc480mLを加えて希釈し、不溶物を濾過した。
・・・(III)
攪拌機、温度計、窒素導入管をとりつけた1Lの三口フラスコに、実施例1で得られたスルホン酸ネオペンチル54.4g(86.8mmol)、下記構造式(IV)で示すMn=8,200の疎水性ユニット34.3g(4.2mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド2.38g(3.6mmol)、ヨウ化ナトリウム0.41g(2.7mmol)、トリフェニルホスフィン9.55g(36.4mmol)、亜鉛14.3g(218mmol)をはかりとり、乾燥窒素置換した。ここに、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)270mLを加え、反応温度を80℃に保持しながら3時間攪拌を続けた後、DMAc480mLを加えて希釈し、不溶物を濾過した。
・・・(V)
攪拌機、温度計、窒素導入管をとりつけた1Lの三口フラスコに、実施例1で得られたスルホン酸ネオペンチル54.0g(86.0mmol)、下記構造式(VI)で示すMn=9,000の疎水性ユニット35.6g(4.0mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド2.36g(3.6mmol)、ヨウ化ナトリウム0.40g(2.7mmol)、トリフェニルホスフィン9.44g(36.0mmol)、亜鉛14.1g(216mmol)をはかりとり、乾燥窒素置換した。ここに、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)290mLを加え、反応温度を80℃に保持しながら3時間攪拌を続けた後、DMAc500mLを加えて希釈し、不溶物を濾過した。
・・・(VII)
攪拌機、温度計、窒素導入管をとりつけた1Lの三口フラスコに、実施例1で得られたスルホン酸ネオペンチル53.3g(85.0mmol)、下記構造式(VIII)で示すMn=7,000の疎水性ユニット35.6g(5.0mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド2.36g(3.6mmol)、ヨウ化ナトリウム0.40g(2.7mmol)、トリフェニルホスフィン9.44g(36.0mmol)、亜鉛14.1g(216mmol)をはかりとり、乾燥窒素置換した。ここに、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)290mLを加え、反応温度を80℃に保持しながら3時間攪拌を続けた後、DMAc500mLを加えて希釈し、不溶物を濾過した。
・・・(IX)
攪拌機、温度計、窒素導入管をとりつけた1Lの三口フラスコに、実施例1で得られたスルホン酸ネオペンチル53.3g(85.0mmol)、下記構造式(X)で示すMn=7,000の疎水性ユニット35.6g(5.0mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド2.36g(3.6mmol)、ヨウ化ナトリウム0.40g(2.7mmol)、トリフェニルホスフィン9.44g(36.0mmol)、亜鉛14.1g(216mmol)をはかりとり、乾燥窒素置換した。ここに、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)290mLを加え、反応温度を80℃に保持しながら3時間攪拌を続けた後、DMAc500mLを加えて希釈し、不溶物を濾過した。
・・・(XI)
攪拌機、温度計、窒素導入管をとりつけた1Lの三口フラスコに、下記構造式(XII)で示す4’−(2,5−ジクロロベンゾイル)−ビフェニル−4−スルホン酸ネオペンチル68.8g(144mmol)、上記構造式(II)で示したMn=11,200の疎水性ユニット11.0g(1.0mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド3.79g(5.8mmol)、ヨウ化ナトリウム0.65g(4.4mmol)、トリフェニルホスフィン15.2g(58.0mmol)、亜鉛22.75g(348mmol)をはかりとり、乾燥窒素置換した。ここに、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)255mLを加え、反応温度を80℃に保持しながら3時間攪拌を続けた後、DMAc480mLを加えて希釈し、不溶物を濾過した。
・・・(XIII)
攪拌機、温度計、窒素導入管をとりつけた1Lの三口フラスコに、下記構造式(XIV)で示す4’−(2,5−ジクロロベンゾイル)−ビフェニル−2',4−ジスルホン酸ネオペンチル54.5g(86.8mmol)、上記構造式(II)で示したMn=11,200の疎水性ユニット34.3g(3.2mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド1.77g(3.0mmol)、ヨウ化ナトリウム0.41g(2.7mmol)、トリフェニルホスフィン9.44g(36.0mmol)、亜鉛14.1g(216mmol)をはかりとり、乾燥窒素置換した。ここに、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)270mLを加え、反応温度を80℃に保持しながら3時間攪拌を続けた後、DMAc480mLを加えて希釈し、不溶物を濾過した。
・・・(XV)
実施例1〜5、及び比較例1、2で得られたポリマーをそれぞれ濃度14〜16%でN−メチル−2−ピロリドンに溶解し、ガラス板上にキャストした後、乾燥して膜厚40μmのフィルムを得た。
平均径50nmのカーボンブラック(ファーネスブラック)に白金粒子を、カーボンブラック:白金=1:1の質量比で担持させ、触媒粒子を作製した。次に、イオン伝導性バインダーとしてのパーフルオロアルキレンスルホン酸高分子化合物(Dupont社製Nafion(商品名))溶液に、前期触媒粒子を、イオン伝導性バインダー:触媒粒子=8:5の質量比で均一に分散させ、触媒ペーストを調製した。
得られたフィルムを用い、耐水性試験及びプロトン伝導度の測定を実施した。また、得られたフィルムを用いて膜−電極構造体を作製し、発電特性を評価した。結果を表1に示す。
Claims (3)
- 前記プロトン伝導膜は、下記一般式(2)で表される構成単位をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の固体高分子型燃料電池用膜−電極構造体。
[式(2)中、A及びDは、それぞれ独立に、直接結合、−O−、−S−、−CO−、−SO2−、−SO−、−CONH−、−COO−、−(CF2)i−(iは、1〜10の整数である)、−(CH2)j−(jは、1〜10の整数である)、−CR’2−(R’は、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、又はハロゲン化炭化水素基を示す)、シクロヘキシリデン基、及びフルオレニリデン基よりなる群から選ばれる少なくとも1種の構造を示す。Bは、独立に、酸素原子、又は硫黄原子を示す。R1〜R16は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、アルキル基、一部又は全部がハロゲン化されたハロゲン化アルキル基、アリル基、アリール基、ニトロ基、及びニトリル基よりなる群から選ばれる少なくとも1種の原子又は基を示す。s及びtは、それぞれ独立に0〜4の整数を示し、rは、0又は1以上の整数を示す。]
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