JP2008247688A - 気化装置及びその駆動制御方法並びにそれを備える発電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発電装置100は、液体燃料及び水が供給されて加熱により気化する気化装置3と、気化装置3に水を供給する水用ポンプP1と、気化装置3に液体燃料を供給する燃料用ポンプP2と、水用ポンプP1及び燃料用ポンプP2の供給動作を制御する制御部6と、気化装置3の温度を検出する温度センサF1と、水用ポンプP1によって気化装置3に供給される水の流量を検出する第一の流量計F1と、を備える。制御部6は、温度センサ37によって、予め加熱された気化装置3の検出温度が水の気化温度に適する所定温度以上となった後に、水の供給動作を開始させ、その後、水の流量が所定流量で一定となったときに、液体燃料の供給動作を開始させ、気化した水及び液体燃料を利用して発電させる。
【選択図】図1
Description
ここで、従来の気化装置としては、例えば特許文献1に示すように、原料を通過させる多孔質体の充填層を内蔵し、この充填層の外套に加熱源を具備するとともに、温度を制御する温度制御器を有している。そして、加熱源を熱することで、長手方向に向かって気液の相変化を行うように構成されている。また、安定的に液体燃料を気化させる手段として、上記構成の気化装置を二台以上直列に接続し、各気化装置の温度制御器は独立して温度を制御できるようになっている。
そこで、上述の特許文献1に示すような加熱した多孔質体に燃料を充填し気化させる構造の気化装置においては、予め気化装置内の多孔質体を予熱しておき、多孔質体の加熱側先端を燃料の沸点を超える十分な温度に保つことで、起動時の燃料投入の際に未気化燃料が液滴として吐出する挙動を回避することが一般的である。
このような未気化燃料の吐出を回避する場合の起動時のフローチャートの一例として図6に示す。まず、加熱源である電源をONにし(ステップF21)、気化装置の温度を所定温度まで昇温させる(ステップF22)。次いで、気化装置が目標温度に予熱されたか否かを判断し(ステップF23)、目標温度に到達した後に液体ポンプを作動させて液体燃料を気化装置に供給する(ステップF24)。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、燃料の気化動作における脈動の発生を抑制することができる気化装置及びその駆動制御方法、並びに、これを備えて安定した発電性能を得ることのできる発電装置を提供することを目的としている。
液体燃料及び水が供給され、供給された前記液体燃料及び水を加熱して気化する加熱部を有する気化部と、
前記気化部に水を供給する水供給部と、
前記気化部に前記液体燃料を供給する燃料供給部と、
前記水供給部及び前記燃料供給部の供給動作を制御する制御部と、
前記加熱部の温度を検出する温度検出部と、
前記水供給部によって前記気化部に供給される水の流量を検出する流量検出部と、を備え、
前記制御部は、前記水供給部における水の供給動作を開始させた後、前記流量検出部によって検出した水の流量が所定時間継続して目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記燃料供給部における前記液体燃料の供給動作を開始させる手段を備えることを特徴とする。
前記制御部は、前記水供給部によって前記気化部に初期的に供給する際の水の初期流量を、定常状態における目標流量以上とし、前記流量検出部によって検出した水の流量が前記目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記気化部に供給する水の流量を、前記初期流量から前記目標流量に変更するように制御する手段を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の気化装置において、
前記制御部は、まず前記加熱部の加熱を開始し、前記温度検出部による前記加熱部の検出温度が水の気化温度に適する所定温度以上となった後に、前記水供給部による水の供給動作を開始させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の気化装置において、
前記流量検出部によって検出した水の流量が、少なくとも1秒間継続して、前記目標流量の±10%以内となったときに、前記流量検出部によって検出した水の流量が前記目標流量で一定となったとして、前記燃料供給部における前記液体燃料の供給動作を開始させることを特徴とする。
請求項5の発明は、気化部に供給された液体燃料及び水を気化する気化装置の駆動制御方法であって、
前記気化部への水の供給を開始し、
前記気化部に供給される水の流量を検出して、検出された水の流量が所定時間継続して目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記気化部への前記液体燃料の供給を開始するように制御することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の駆動制御方法において、
前記気化部に供給された前記液体燃料及び水を加熱して気化する加熱部の加熱を開始し、前記加熱部の温度を検出し、前記加熱部の温度が水の気化温度に適する所定温度以上となった後に、前記気化部への水の供給を開始することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載の駆動制御方法において、
前記気化部への水の供給動作において、前記気化部に初期的に供給する水の初期流量を、定常状態における目標流量以上とし、
前記検出された水の流量が前記目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記気化部に供給する水の流量を、前記初期流量から前記目標流量に変更するように制御することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5乃至7の何れか1項に記載の駆動制御方法において、
前記検出された水の流量が、少なくとも1秒間継続して、前記目標流量の±10%以内となったときに、該検出された水の流量が前記目標流量で一定となったと判断することを特徴とする。
請求項9の発明は、発電装置において、
供給された液体燃料及び水を気化した混合ガスを生成する気化装置と、
前記混合ガスが供給されて反応を起こし、発電用ガスを生成する化学反応器と、
前記化学反応器で生成された発電用ガスが供給され、該発電用ガスに含まれる水素を用いて電力を取り出す発電セルと、
を備え、
前記気化装置は、
前記液体燃料及び水が供給され、供給された前記液体燃料及び水を加熱して気化する加熱部を有する気化部と、
前記気化部に水を供給する水供給部と、
前記気化部に前記液体燃料を供給する燃料供給部と、
前記加熱部の温度を検出する温度検出部と、
前記水供給部によって前記気化部に供給される水の流量を検出する流量検出部と、
前記水供給部における水の供給動作を開始させ、その後、前記流量検出部によって検出した水の流量が目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記燃料供給部における前記液体燃料の供給動作を開始させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9に記載の発電装置において、
前記制御部は、前記水供給部によって前記気化部に初期的に供給する際の水の初期流量を、定常状態における目標流量以上とし、前記目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記気化部に供給する水の流量を、前記初期流量から前記目標流量に変更するように制御する手段を備えることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項9に記載の発電装置において、
前記制御部は、まず前記加熱部の加熱を開始し、前記温度検出部による前記気化部の検出温度が水の気化温度に適する所定温度以上となった後に、前記水供給部による水の供給動作を開始させることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項9乃至11の何れか1項に記載の発電装置において、
前記流量検出部によって検出した水の流量が、少なくとも1秒間継続して、前記目標流量の±10%以内となったときに、前記流量検出部によって検出した水の流量が前記目標流量で一定となったとして、前記燃料供給部における前記液体燃料の供給動作を開始させることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項9乃至12の何れか1項に記載の発電装置において、
前記化学反応器は、
前記混合ガスが供給され、改質反応により水素を含む改質ガスを生成する改質部と、
前記改質ガスに含まれる一酸化炭素を除去して前記発電用ガスを生成する一酸化炭素除去部と、
を備えることを特徴とする。
図1は、発電装置100の基本構成を示したブロック図である。
発電装置100は、発電用の水を貯留する水タンク1と、発電用の液体燃料を貯留する燃料タンク2と、水タンク1及び燃料タンク2から供給された水及び液体燃料を気化する気化装置(気化部)3と、水タンク1から気化装置3に水を供給する水用ポンプ(水供給部)P1と、燃料タンク2から気化装置3に液体燃料を供給する燃料用ポンプP2(燃料供給部)と、気化装置3で気化された水及び液体燃料の混合ガスから改質ガスを生成する反応装置4と、反応装置4で生成した改質ガスを利用して発電を行う発電セル5、発電装置100全体を制御する制御部6等、を備えている。
液体燃料は、化学燃料単体、あるいは化学燃料と水との混合物であり、化学燃料としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール類やジメチルエーテル等のエーテル類、ガソリンといった水素原子を含む化合物を使用することができる。本実施の形態では、メタノール等の化学燃料を用いるものとする。なお、化学燃料と水との混合物としては、例えばメタノールと水とが均一に混合した混合物が化学反応材料として用いられる。
気化装置3は、予め加熱しておき、所定温度以上となったときに液体の水が供給され、水の脈動が収縮して目標流量となり、その目標流量で安定した時点でメタノール等の液体燃料を供給し、このようにして供給した水及びメタノール等の液体燃料を加熱して気化し、混合ガスを生成するものである。
気化装置3は、吸液部31、収縮性チューブ32、排出部33、弾性チューブ34、加熱部35、断熱ケース36及び温度センサ(温度検出部)37を備えている。
気化装置3は、水用ポンプP1及び燃料用ポンプP2から弾性チューブ34を介して吸液部31に水及び液体燃料が供給され、排出部33において加熱部35の熱により吸液部31内の水及び液体燃料を加熱し、気化した液体燃料及び水蒸気を排出部33の排出口332から排出して、反応装置4(図1参照)に供給するものである。そして、反応装置4で水素ガスが生成されて、発電セル5(図1参照)に供給される。
CH3OH+H2O→3H2+CO2・・・(1)
H2+CO2→H2O+CO・・・(2)
2CO+O2→2CO2・・・(3)
H2→2H++2e−・・・(4)
2H++1/2O2+2e−→H2O・・・(5)
また、制御部6には、第一及び第二のバルブV1,V2が図示しないドライバを介して電気的に接続され、第一及び第二の流量計F1,F2も電気的に接続されている。制御部6は、第一及び第二の流量計F1,F2の測定結果を受けて水及び液体燃料の流量を認識でき、第一及び第二のバルブV1,V2の開閉動作(開き量の調整を含む)を制御している。
そして、制御部6は、気化装置3、改質器41、燃焼器42及び一酸化炭素除去器43を加熱する発熱体がドライバを介して電気的に接続され、制御部6は、発熱体の発熱量とその停止とを制御するとともに、温度によって変化する発熱体の抵抗値を計測することによって気化装置3、改質器41、燃焼器42及び一酸化炭素除去器43の各反応器の温度を検出することができるようになっている。発熱体は、発電装置100の起動時に気化装置3、改質器41、燃焼器42及び一酸化炭素除去器43をそれぞれ適正な温度に加熱するものであって、燃焼器42が燃焼を開始して安定して加熱できるようになったら、停止あるいは熱量を低減させても良い。
ただし、液体である水が充填されていない吸液部31を予め加熱すると、加熱先端側だけでなく水の供給側も高温となり、その吸液部31に向かって水を供給すると、水が吸液部31に接触した瞬間に沸騰による気体の発生と膨張が起こり、吸液部31の液面が上流側に押し下げられる。その後、膨張した気体は、次第に温度の低下による気体の凝縮と上流側からの水用ポンプP1による流路内の圧力の上昇によって、液面が下流側へと進行し、再び吸液部31に接液する。このように吸液部31への接液による気体の膨張と凝縮が発生すると、液体である水の流量が大きく変動し、それに伴って下流側にある改質器41に供給される蒸気にも流量変動が発生し、改質反応が不安定となり、生成される水素及び発電性能が不安定となる。
第一の流量計F1の値が一定量になったとみなせる状態になったか否かの判断として、例えば、第一の流量計F1の値が所定時間(例えば1秒間)継続して目標流量の±10%となったときに、一定量であると判断させるように設定すれば良く、具体的には、目標流量よりも10%多い流量を第一の閾値とし、目標流量よりも10%少ない流量を第二の閾値とし、所定の時間(例えば1秒間)、第一の流量計F1を流れる水の流量が第一の閾値と第二の閾値との間であることを検出したときに、第一の流量計F1の値が一定量になったと判断する。
なお、水の流量は、実際には、特に気化装置3への供給開始直後では非常に短い周期で大きく変動し、その後も細かく変動しているものであるが、流量計では、通常、このような短い周期での流量の変動は検出されないため、図3に示しているような流量値及びその変化は、実際には流量の平均レベルを示している。すなわち、本発明における水の流量が一定量になったか否かの判断は、水の流量の平均レベルに対して行うものである。
このように予め水を気化装置3に供給しておき、気化装置3の温度が充分に高くなり、かつ、第一の流量計F1による流量が目標流量で一定となったことで、吸液部31の上流側が十分に冷却されたと判断し、ここで液体燃料を気化装置3に供給することによって、気化装置3で気化した水及び液体燃料からなる混合ガスを改質器41に定量的に送ることができる。
まず、外部電子機器から通信用端子、通信用電極を介して制御部6に作動信号が入力されることによって発電装置100が作動する。これにより制御部6が、エアポンプP3を作動させ、気化装置3の加熱部35の電源372をONにし(ステップS1)、温調器371によって吸液部31の温度を検出し、検出結果に基づいて所定温度となるように温度制御を行う(ステップS2)。また、改質器41、燃焼器42、及び一酸化炭素除去器43の各発熱体も同様に発熱させ、所定温度となるように温度制御する。
そして、ステップS3において、制御部6は、気化装置3が所定温度(水が気化するのに充分な温度)以上であれば、水用ポンプP1の作動及び第一のバルブV1の切替動作を行う(ステップS4)。このように気化装置3の起動時には、水用ポンプP1のみ作動し、気化装置3において水が蒸発されて、第一の流量計F1の流量が目標流量で一定となったことを検出すると(ステップS5)、燃料用ポンプP2を作動し、液体燃料も気化装置3に供給する(ステップS6)。
以上のようにして気化装置3に供給された液体燃料及び水は加熱されて気化(蒸発)し、燃料ガス及び水蒸気の混合ガスとなって改質器41に供給される。
発電セル5では、燃料極に供給された水素ガスと、エアポンプP3から供給されて加湿器により加湿された酸素極に供給された空気とを基に発電し、電力を外部に供給する。
また、第一の流量計F1によって水の流量が目標流量で一定となったときに、燃料用ポンプP2を作動させて気化装置3に液体燃料を供給するので、吸液部31に液体燃料を安定して送ることができる。その結果、気化装置3において水及び液体燃料を確実に気化させて、気化した水及び液体燃料による混合ガスを改質器41に安定して送ることができ、改質器41における安定した改質反応によって、さらに下流側の発電セル5における発電性能の安定化を図ることができる。
(比較例)
図2に示す気化装置を160℃に加熱し、40μl/min相当(水:14.4μl/min、メタノール:27.0μl/min)のメタノール水溶液(60wt%)を、従来の図6に示すフローチャートに従い供給した結果、メタノール水溶液を供給後、吸液部に接液した時点で液面が押し下げられるとき、流量が4μl/minまで落ち込み、その後急激に流量が増加して最大76μl/minの流量が流れる。このような流量の増減を数度繰り返し、接液から約30秒後に目標流量に収束する挙動が見られた。なお、使用した吸液部(多孔質体)の径は、約1.5mm、長さは約4mmである。
(本発明例1)
比較例と同様に図2に示す気化装置を160℃に加熱した。そして、40μl/min相当(水:14.4μl/min、メタノール:27.0μl/min)のメタノール水溶液(60wt%)を、図4に示すフローチャートに従い供給した結果、初期的に水の流量は79.6μl/minまで上昇し、その後振動しながら振幅は小さくなり、接液から約80秒後に目標流量に収束した。次いで、メタノールを気化装置に供給すると、その後約20秒で目標流量まで上昇した。液体燃料であるメタノールの流量は送液を開始してから目標流量よりも多く流れることはなく安定的に目標流量まで上昇させることができた。
図5に示すフローチャートの一例として、上記本発明例1と同様に、図2に示す気化装置を160℃に加熱し、40μl/min相当(水:14.4μl/min、メタノール:27.0μl/min)のメタノール水溶液(60wt%)を、図5に示すフローチャートに従って、起動時に供給する水の初期流量L2を目標流量L1の2倍にして供給すると、水が脈動していた時間が約34秒であった。さらに、起動時に供給する水の初期流量L2を目標流量L1の3倍にして供給すると、水が脈動していた時間は約18秒であった。
この結果から、上述の本発明例1のように起動時に供給する水の初期流量を目標流量と等しい流量とした場合(図4参照)は、脈動していた時間が約80秒であったのに対して、本発明例2のように水の初期流量L2を目標流量L1よりも多くすることによって(図5参照)、短時間で多くの吸熱を与えることができ、水が吸液部に接液してから流量変動が収束するまでの時間を約34秒や約18秒のように短縮できることが認められる。
5 発電セル
6 制御部
37 温度センサ(温度検出部)
41 改質器(改質部)
43 一酸化炭素除去器(一酸化炭素除去部)
100 発電装置
P1 水用ポンプ(水供給部)
P2 燃料用ポンプ(燃料供給部)
F1 第一の流量計(流量検出部)
L1 目標流量
L2 初期流量
Claims (13)
- 液体燃料及び水が供給され、供給された前記液体燃料及び水を加熱して気化する加熱部を有する気化部と、
前記気化部に水を供給する水供給部と、
前記気化部に前記液体燃料を供給する燃料供給部と、
前記水供給部及び前記燃料供給部の供給動作を制御する制御部と、
前記加熱部の温度を検出する温度検出部と、
前記水供給部によって前記気化部に供給される水の流量を検出する流量検出部と、を備え、
前記制御部は、前記水供給部における水の供給動作を開始させた後、前記流量検出部によって検出した水の流量が所定時間継続して目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記燃料供給部における前記液体燃料の供給動作を開始させる手段を備えることを特徴とする気化装置。 - 前記制御部は、前記水供給部によって前記気化部に初期的に供給する際の水の初期流量を、定常状態における目標流量以上とし、前記流量検出部によって検出した水の流量が前記目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記気化部に供給する水の流量を、前記初期流量から前記目標流量に変更するように制御する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の気化装置。
- 前記制御部は、まず前記加熱部の加熱を開始し、前記温度検出部による前記加熱部の検出温度が水の気化温度に適する所定温度以上となった後に、前記水供給部による水の供給動作を開始させることを特徴とする請求項1に記載の気化装置。
- 前記流量検出部によって検出した水の流量が、少なくとも1秒間継続して、前記目標流量の±10%以内となったときに、前記流量検出部によって検出した水の流量が前記目標流量で一定となったとして、前記燃料供給部における前記液体燃料の供給動作を開始させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の気化装置。
- 気化部に供給された液体燃料及び水を気化する気化装置の駆動制御方法であって、
前記気化部への水の供給を開始し、
前記気化部に供給される水の流量を検出して、検出された水の流量が所定時間継続して目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記気化部への前記液体燃料の供給を開始するように制御することを特徴とする駆動制御方法。 - 前記気化部に供給された前記液体燃料及び水を加熱して気化する加熱部の加熱を開始し、前記加熱部の温度を検出し、前記加熱部の温度が水の気化温度に適する所定温度以上となった後に、前記気化部への水の供給を開始することを特徴とする請求項5に記載の駆動制御方法。
- 前記気化部への水の供給動作において、前記気化部に初期的に供給する水の初期流量を、定常状態における目標流量以上とし、
前記検出された水の流量が前記目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記気化部に供給する水の流量を、前記初期流量から前記目標流量に変更するように制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の駆動制御方法。 - 前記検出された水の流量が、少なくとも1秒間継続して、前記目標流量の±10%以内となったときに、該検出された水の流量が前記目標流量で一定となったと判断することを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の駆動制御方法。
- 供給された液体燃料及び水を気化した混合ガスを生成する気化装置と、
前記混合ガスが供給されて反応を起こし、発電用ガスを生成する化学反応器と、
前記化学反応器で生成された発電用ガスが供給され、該発電用ガスに含まれる水素を用いて電力を取り出す発電セルと、
を備え、
前記気化装置は、
前記液体燃料及び水が供給され、供給された前記液体燃料及び水を加熱して気化する加熱部を有する気化部と、
前記気化部に水を供給する水供給部と、
前記気化部に前記液体燃料を供給する燃料供給部と、
前記加熱部の温度を検出する温度検出部と、
前記水供給部によって前記気化部に供給される水の流量を検出する流量検出部と、
前記水供給部における水の供給動作を開始させ、その後、前記流量検出部によって検出した水の流量が目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記燃料供給部における前記液体燃料の供給動作を開始させる制御部と、
を備えることを特徴とする発電装置。 - 前記制御部は、前記水供給部によって前記気化部に初期的に供給する際の水の初期流量を、定常状態における目標流量以上とし、前記目標流量に対する所定範囲内となったときに、前記気化部に供給する水の流量を、前記初期流量から前記目標流量に変更するように制御する手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の発電装置。
- 前記制御部は、まず前記加熱部の加熱を開始し、前記温度検出部による前記気化部の検出温度が水の気化温度に適する所定温度以上となった後に、前記水供給部による水の供給動作を開始させることを特徴とする請求項9に記載の発電装置。
- 前記流量検出部によって検出した水の流量が、少なくとも1秒間継続して、前記目標流量の±10%以内となったときに、前記流量検出部によって検出した水の流量が前記目標流量で一定となったとして、前記燃料供給部における前記液体燃料の供給動作を開始させることを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の発電装置。
- 前記化学反応器は、
前記混合ガスが供給され、改質反応により水素を含む改質ガスを生成する改質部と、
前記改質ガスに含まれる一酸化炭素を除去して前記発電用ガスを生成する一酸化炭素除去部と、
を備えることを特徴とする請求項9乃至12の何れか1項に記載の発電装置。
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