JP5266834B2 - 気化装置及び発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を加熱して気化させる気化装置、また、それを備える発電装置に関する。
近年、ノート型PCや携帯電話等の携帯機器に搭載が期待される発電装置が開発されている。発電装置には、例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテルと水とが混合された燃料を貯留する燃料タンクと、燃料を化学反応させて改質ガス(水素ガス)を生成する反応装置と、反応装置により生成された改質ガスを基に発電を行う発電セル等が設けられている。反応装置には、燃料と水とを加熱して気化させる気化装置が設けられている。
このような気化装置として、従来では、芯状の多孔質体を加熱手段によって熱することで、長手方向に向かって気液の相変化を行うように構成されており、安定的に液体燃料を気化させる手段として、気化器を2台以上直列に接続された液体気化供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−346372号公報
ところで、2種類の液体燃料を気化器を使用して気化させて、その混合ガスを得る場合、2液の燃料を独立に蒸発させた後、発生した蒸気を混合し、下流へ供給すると良い。しかしながら、液体種に応じた沸点があるために、燃料電池システムに気化器を複数台構成し、気化に適した温度設定を各気化器で行うためには、個別に温調システムが必要となり、システムが複雑になることが問題となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、多孔質体の液体導入部における気泡の発生を抑制し、動作時における脈動を防止して簡便に安定して気化させることができ、その結果、発電性能を安定化させることができる気化装置及び発電装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、上流側に液体が導入される導入部をそれぞれ有する複数の多孔質体と、
前記複数の多孔質体の前記導入部から下流側へ浸透した液体を加熱するため、前記複数の多孔質体の前記下流側の外周を覆うように設けられた複数の熱源と、
前記複数の多孔質体の温度を測定する一つの温度測定手段と、
前記一つの温度測定手段による測定温度に基づいて所定温度となるように前記複数の熱源を制御する一つの温度調整手段と、
を備え、
加熱して所定温度以上となったときに第1の多孔質体の前記導入部第1の液体が供給され、目標流量で安定した時点で第2の多孔質体の前記導入部に沸点の低い第2の液体が供給され、前記第1の液体及び前記第2の液体が加熱されて気化して混合ガスが生成され、
前記複数の多孔質体のうち、前記第2の液体が供給される前記多孔質体の前記導入部における圧力損失が、前記第1の液体が供給される前記多孔質体の前記導入部における圧力損失に比べて大きいことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の気化装置において、
前記複数の多孔質体のうち、前記第2の液体が供給される前記多孔質体の長さが、前記第1の液体が供給される前記多孔質体の長さに比べて長いことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の気化装置において、
前記複数の多孔質体のうち、前記第2の液体が供給される前記多孔質体の平均気孔径が、前記第1の液体が供給される前記多孔質体の平均気孔径に比べて小さいことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の気化装置において、
前記複数の多孔質体のうち、前記第2の液体が供給される前記多孔質体の前記導入部と前記熱源との間の距離が、前記第1の液体が供給される前記多孔質体の前記導入部と前記熱源との間の距離に比べて長いことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の気化装置において、
前記第1の液体が水であり、前記第2の液体がアルコールであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の気化装置において、
前記液体がアルコールと水の混合液であることを特徴とする。
請求項7の発明は、発電装置において、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の気化装置と、
前記気化装置により生成された気体を基に改質ガスを生成する反応装置と、
前記反応装置により生成された改質ガスを基に発電を行う発電セルと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、多孔質体の導入部における気泡の発生を抑制し、動作時における脈動を防止して簡便に安定して気化させることができ、その結果、発電セルの発電性能を安定化させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第一の実施の形態]
図1は、発電装置100の基本構成を示したブロック図である。
発電装置100は、発電用の水を貯留する水タンク1と、発電用の液体燃料を貯留する燃料タンク2と、水タンク1及び燃料タンク2から供給された水及び液体燃料を気化する気化装置3と、水タンク1から気化装置3に水を供給する水用ポンプP1と、燃料タンク2から気化装置3に液体燃料を供給する燃料用ポンプP2と、気化装置3で気化された水及び液体燃料の混合ガスから改質ガスを生成する反応装置4と、反応装置4で生成した改質ガスを利用して発電を行う発電セル5と、発電装置100全体を制御する制御部6等、を備えている。
液体燃料は、化学燃料単体、あるいは化学燃料と水との混合物であり、化学燃料としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール類やジメチルエーテル等のエーテル類、ガソリンといった水素原子を含む化合物を使用することができる。本実施の形態では、メタノール等の化学燃料を用いるものとする。なお、化学燃料と水との混合物としては、例えばメタノールと水とが均一に混合した混合物が化学反応材料として用いられる。
水タンク1には、送出用の水用ポンプP1が連結されるとともに、その下流側には水用ポンプP1から送り出される水の流量を検出する第一の流量計F1及び第一のバルブV1が設けられている。燃料タンク2には、送出用の燃料用ポンプP2が連結されるとともに、その下流側には燃料用ポンプP2から送り出される液体燃料の流量を検出する第二の流量計F2及び第二のバルブV2が設けられている。第一及び第二の流量計F1,F2の下流側には上流側から順番に、気化装置3、反応装置4及び発電セル5が設けられている。
図2は、気化装置3の概略構成を示す断面図である。
気化装置3は、予め加熱しておき、所定温度以上となったときに液体の水が供給され、水の脈動が収縮して目標流量となり、その目標流量で安定した時点でメタノール等の液体燃料を供給し、このようにして供給した水及びメタノール等の液体燃料を加熱して気化し、混合ガスを生成するものである。気化装置3は、断熱ケース36内に収容された水用吸液部311、燃料用吸液部312、水用収縮性チューブ321、燃料用収縮性チューブ322、排出部33、水用弾性チューブ341、燃料用弾性チューブ342、加熱部(熱源)351,352、温度センサ(温度測定手段)37等を備えている。
水用吸液部311は、水用ポンプP1から水用弾性チューブ341を介して水が供給され、排出部33において加熱部351の熱により水用吸液部311内の水を加熱し、気化した水蒸気を排出部33の排出流路334から排出する。
また、燃料用吸液部312は、燃料用ポンプP2から燃料用弾性チューブ342を介して液体燃料が供給され、排出部33において加熱部352の熱により燃料用吸液部312内の液体燃料を加熱し、気化した液体燃料を排出部33の排出流路335から排出する。
そして、水用吸液部311の排出流路334から排出された水蒸気と、燃料用吸液部312の排出流路335から排出された気化した液体燃料を、排出流路336で混合した後、反応装置4(図1参照)に供給する。反応装置4では水素ガスが生成されて、発電セル5(図1参照)に供給される。
水用吸液部311は、棒状、具体的には例えば円柱状に形成された多孔質体からなる芯材であり、後述の排出部33の嵌入部331に挿入されている。水用吸液部311は、図1に示す水用ポンプP1から水用弾性チューブ341を介して供給される液体状の水を吸収し、排出部33の排出流路334側へ浸透させるものである。多孔質体としては、例えば、アクリル系繊維等の無機繊維又は有機繊維を結合材(例えばエポキシ樹脂)で固めたものや、無機粉末を焼結したもの、無機粉末を結合材で固めたもの、グラファイトとグラッシーカーボンの混合体、無機繊維又は有機繊維からなる多数本の糸材を束ねて結合材で固めたものなどを適用することができる。また、上記の材料を複数種類混合したものを多孔質体として用いることも可能である。
水用収縮性チューブ321は、その内部に水用吸液部311が嵌入されていて、水用収縮性チューブ321の内周面と水用吸液部311の外周面とが密着している。水用収縮性チューブ321の長さは、水用吸液部311の長さよりも短く、水用吸液部311の下流側端部(加熱先端側の端部)が水用収縮性チューブ321の下流側端部から突き出た位置に配置されている。水用収縮性チューブ321は、加熱前に熱収縮性を有する材料(例えばポリオレフィン、ポリフッ化ビニリデン等)により形成されている。加熱前に予め水用収縮性チューブ321内に水用吸液部311を挿入してから加熱することで、水用収縮性チューブ321を収縮させ、水用収縮性チューブ321と水用吸液部311とを隙間なく密着させている。なお、上記において、水用吸液部311は円柱状としたが、これに限らず、例えば四角柱、六角柱等の角柱状であってもよい。
燃料用吸液部312は、水用吸液部311と同様に、多孔質体からなる芯材であり、後述の排出部33の嵌入部332に挿入されている。燃料用吸液部312は、図1に示す燃料用ポンプP2から燃料用弾性チューブ342を介して供給される液体状の水を吸収し、排出部33の排出流路335側へ浸透させるものである。多孔質体としては、上述した水用吸液部311と同様の材料を使用することができる。
また、この燃料用吸液部312の軸方向における長さMは、水用吸液部311の軸方向における長さmよりも長くなっている。このように燃料用吸液部312の長さMを水用吸液部311の長さmよりも長くすることによって、燃料用吸液部312の導入部(上流側端部)312aにおける圧力損失が水用吸液部311の導入部(上流側端部)311aにおける圧力損失よりも大きくなる。
燃料用収縮性チューブ322も、水用収縮性チューブ321と同様に、その内部に燃料用吸液部312が嵌入されていて、燃料用収縮性チューブ322の内周面と燃料用吸液部312の外周面とが密着している。燃料用収縮性チューブ322の長さは、燃料用吸液部312の長さよりも短く、燃料用吸液部312の下流側端部(加熱先端側の端部)が燃料用収縮性チューブ322の下流側端部から突き出た位置に配置されている。燃料用収縮性チューブ322としては、上述した水用収縮性チューブ321と同様の材料を使用することができる。
また、この燃料用収縮性チューブ322も、軸方向における長さが水用収縮性チューブ321よりも長くなっている。
排出部33は、水用吸液部311及び燃料用吸液部312の下流側端部側に設けられ、後述する発熱体353,354の熱を各吸液部311,312に伝導する。この排出部33は、例えば金属により形成されていて、水用吸液部311及び燃料用吸液部312の各収縮性チューブ321,322により覆われていない部分を覆うように、それぞれ吸液部311,312が嵌入されている。
この排出部33には、水用吸液部311及び燃料用吸液部312が嵌入される二つの嵌入部331,332と、これら嵌入部331,332間に設けられて下流側端部から突出した一つのフランジ部333とが一体的に形成されている。
フランジ部333には、水用吸液部311の下流側へ浸透した液体の水が加熱部351によって加熱されて気化した水蒸気が排出される排出流路334と、燃料用吸液部312の下流側へ浸透した液体燃料が加熱部352によって加熱されて気化した燃料ガスが排出される排出流路335と、これら二つの排出流路334,335に連通して水蒸気と燃料ガスとが流通することによって混合する混合流路336とが形成されている。混合流路336は、断熱ケース36の外部に連通し、混合流路336を介して混合ガスが排出される。
嵌入部331,332はそれぞれの吸液部311,312が嵌入されるよう筒状に形成されていている。排出流路334,335は、各嵌入部331,332の下流側略中央に配置されており、嵌入部331,332の内径よりも小さい直径となっている。
また、フランジ部333には、一つの温度センサ37が挿入される挿入穴337が径方向に沿って形成されている。
なお、上記において、排出部33は金属により形成されるとしたが、排出部33は嵌入された水用吸液部311及び燃料用吸液部312に加熱部351,352による熱を供給するとともに、挿入穴337に挿入される温度センサ37に各吸液部311,312の温度を良好に伝熱する役割を有しており、金属の他、熱伝導率が比較的高い材料で形成するようにしてもよい。
水用弾性チューブ341は、その一端部の内部に排出部33の上流側端部及び水用収縮性チューブ321が嵌入されていて、排出部33の上流側端部及び水用収縮性チューブ321の外周面と水用弾性チューブ341の内周面とが密着している。そして、水用弾性チューブ341の他端部は、水用収縮性チューブ321の上流側端部から延出していて、水が送出される水用ポンプP1に連結されている。
燃料用弾性チューブ342も、水用弾性チューブ341と同様にして、その一端部の内部に排出部33の上流側端部及び燃料用収縮性チューブ322が嵌入されていて、排出部33の上流側端部及び燃料用収縮性チューブ322の外周面と燃料用弾性チューブ342の内周面とが密着している。そして、燃料用弾性チューブ342の他端部は、燃料用収縮性チューブ322の上流側端部から延出していて、燃料用ポンプP2に連結されている。
加熱部351は、排出部33における水用吸液部311側の嵌入部331の下流側端部を覆い、水用吸液部311の嵌入部331の下流側へ浸透した水を加熱するように配置され、加熱部352は、燃料用吸液部312側の嵌入部332の下流側端部を覆い、燃料用吸液部の嵌入部の下流側へ浸透した液体燃料を加熱するように配置されている。
加熱部351,352は、例えば加熱コイルからなる発熱体353,354と、発熱体353,354を被覆する耐熱性の接着剤355,356とから構成されている。発熱体353,354は嵌入部331,332の下流側端部周囲にそれぞれ巻かれており、接着剤355,356によって被覆されている。発熱体353,354としては、例えばNi−Cr線等を使用することができる。なお、上記において、加熱部351,352は加熱コイルからなる発熱体353,354と接着剤355,356とからなるとしたが、嵌入部331,332を加熱して排出部33に嵌入された各吸液部311,312を加熱する機能を有するものであればよく、例えばシート状の発熱体を嵌入部331,332に巻き付けた構成を有するものであっても良い。さらに、加熱部351,352は、このような加熱コイルに限らず、触媒燃焼器を設けて発熱量を空気ポンプの出力によって制御するようにしても良い。
断熱ケース36は、例えば樹脂からなり、内部の温度を維持するために、水用弾性チューブ341及び燃料用弾性チューブ342の下流側端部及び排出部33の上流側(一端側)を覆って、加熱部351,352を覆っている。断熱ケース36は、下面が開口した上部断熱筐体361と、上面が開口した下部断熱筐体362とから構成されており、上部断熱筐体361の下面開口を各弾性チューブ341,342の上面に当接させるとともに、下部断熱筐体362の上面開口を各弾性チューブ341,342の下面に当接させることによって組み付けられている。これにより、断熱ケース36内に、水用及び燃料用吸液部311,312、水用及び燃料用収縮性チューブ321,322、水用及び燃料用弾性チューブ341,342の上流側端部が収容され、断熱ケース36の下流側端部からは水用及び燃料用弾性チューブ341,342の下流側端部は露出している。
また、断熱ケース36には、フランジ部333の挿入穴337と連通する連通口363が形成されている。
温度センサ37は、熱電対、サーミスタ又は測温抵抗体であり、断熱ケース36の連通口363を介して排出部33の挿入穴337に埋め込まれている。温度センサ37には、一つの温調器(温度調整手段)371が接続されており、温調器371は、水用吸液部311側及び燃料用吸液部312側の加熱部351,352のそれぞれの発熱体353,354を発熱させる電源372(図1参照)に接続されている。温度センサ37は、フランジ部333を介して伝わる各吸液部311,312の先端部分の温度を検出するようになっており、検出温度が温調器371に入力されると、温調器371がその検出温度に基づいて、各吸液部311,312の温度が所望の温度となるように加熱部351,352の各発熱体353,354の加熱を制御している。
図1に示す反応装置4は、化学反応式(1)に示すように気化装置3で気化した水と液体燃料とを加熱することで、水素を含有するガスに改質させる改質器41と、発電セル5の燃料極から供給された発電に使用されずに余った水素ガス及びエアポンプP3から供給された空気を基に改質器41を加熱する燃焼器42と、化学反応式(1)に次いで逐次的に起こる化学反応式(2)によって微量に生成される一酸化炭素を、化学反応式(3)に示すように、改質器41から供給されたガス及びエアポンプP3から供給された空気を基に酸化させて除去して水素ガスを抽出する一酸化炭素除去器43と、が備えられている。燃焼器42から排出された排気ガスは、外部に排気されるようになっている。
CHOH+HO→3H+CO・・・(1)
+CO→HO+CO・・・(2)
2CO+O→2CO・・・(3)
発電セル5は、一酸化炭素除去器43から供給され、加湿器(図示しない)により加湿され燃料極に供給された水素ガスを、電気化学反応式(4)に示すように燃料極の触媒微粒子の作用により水素イオンと電子とに分離する。水素イオンは固体高分子電解質膜を通じて酸素極に伝導し、電子は燃料極により電気エネルギー(発電電力)として取り出される。一方、エアポンプP3から供給されて加湿器(図示しない)により加湿された酸素極に供給された空気は、電気化学反応式(5)に示すように、酸素極に移動した電子と、空気中の酸素と、固体高分子電解質膜を通過した水素イオンとが反応して水が生成される。そして、発電に使用されずに余った水素ガスは発電セル5の燃料極から燃焼器42に送られて、当該燃焼器42の燃焼に用いられる。また、発電セル5の酸素極から排出された排気ガスは、外部に排気されるようになっている。
→2H+2e・・・(4)
2H+1/2O+2e→HO・・・(5)
制御部6は、例えば汎用のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されているものである。制御部6には、水用ポンプP1、燃料用ポンプP2及びエアポンプP3が図示しないドライバを介して電気的に接続され、これら水用ポンプP1、燃料用ポンプP2及びエアポンプP3の各ポンピング動作(送出量の調整を含む)を制御している。
また、制御部6には、第一及び第二のバルブV1,V2が図示しないドライバを介して電気的に接続され、第一及び第二の流量計F1,F2も電気的に接続されている。制御部6は、第一及び第二の流量計F1,F2の測定結果を受けて水及び液体燃料の流量を認識でき第一及び第二のバルブV1,V2の開閉動作(開き量の調整を含む)を制御している。
そして、制御部6は、気化装置3、改質器41、燃焼器42及び一酸化炭素除去器43を加熱する発熱体がドライバを介して電気的に接続され、制御部6は、発熱体の発熱量とその停止とを制御するとともに、温度によって変化する発熱体の抵抗値を計測することによって気化装置3、改質器41、燃焼器42及び一酸化炭素除去器43の各反応器の温度を検出することができるようになっている。発熱体は、発電装置100の起動時に気化装置3、改質器41、燃焼器42及び一酸化炭素除去器43をそれぞれ適正な温度に加熱するものであって、燃焼器42が燃焼を開始して安定して加熱できるようになったら、停止あるいは熱量を低減させても良い。
次に、発電装置100の動作について説明する。
まず、外部電子機器から通信用端子、通信用電極を介して制御部6に作動信号が入力されることによって発電装置100が作動する。これにより制御部6が、エアポンプP3を作動させ、気化装置3の加熱部351,352の電源372をONにし、温度センサ37によって各吸液部311,312の温度を検出し、検出結果に基づいて所定温度となるように温度制御を行う。また、改質器41、燃焼器42、及び一酸化炭素除去器43の各発熱体も同様に発熱させ、所定温度となるように温度制御する。
そして、制御部6は、気化装置3が所定温度以上であれば、燃料用ポンプP1及び水用ポンプP2の作動、第一及び第二のバルブV1,V2の開閉動作を行い、これによって液体燃料及び水を気化装置3に供給する。気化装置3に供給された液体燃料及び水は加熱されて気化(蒸発)し、燃料ガス及び水蒸気の混合ガスとなって改質器41に供給される。
改質器41では、気化装置3から供給された混合ガス中のメタノールと水蒸気が触媒により反応して二酸化炭素及び水素が生成される(上記化学反応式(1)参照))。また、改質器41では、化学反応式(1)についで逐次的に一酸化炭素が生成される(上記化学反応式(2)参照)。そして、改質器41で生成された一酸化炭素、二酸化炭素及び水素等からなる混合気が一酸化炭素除去器43に供給される。
一酸化炭素除去器43では、改質器41から供給された混合気中の一酸化炭素と水蒸気から二酸化炭素及び水素が生成されたり、混合気の中から特異的に選択された一酸化炭素と、エアポンプP3から供給された空気に含まれる酸素とが反応して二酸化炭素が生成されたり(上記化学反応式(3)参照)して、混合気中の一酸化炭素が除かれる。
このように気化装置3、改質器41及び一酸化炭素除去器43を経て二酸化炭素と水素が生成される。生成された改質ガス(二酸化炭素及び水素等)は、加湿器により加湿され、発電セル5の燃料極に供給される。
発電セル5では、燃料極に供給された水素ガスと、エアポンプP3から供給されて加湿器により加湿された酸素極に供給された空気とを基に発電し、電力を外部に供給する。
以上のように、水用吸液部311と、燃料用吸液部312と、加熱部351,352と、を備え、燃料用吸液部312の軸方向における長さMが、水用吸液部311の軸方向における長さmに比べて長いので、燃料用吸液部312の放熱面積が水用吸液部311の放熱面積よりも大きくなる。そのため、加熱部351,352によって加熱した場合に、燃料用吸液部312の導入部312aの温度を水用吸液部311の導入部311aの温度よりも低下させることができる。よって、燃料用吸液部312の導入部312aにおける気泡の発生を抑制することができる。その結果、温調システムを新たに追加することなく、一つの温度センサ37及び一つの温調器371によって、動作時における脈動を防止して簡便かつ安定して気化させることができる。そして、下流側の改質器41や発電セル5にも安定して気化した混合ガスを供給することができ、発電性能にも優れる。
また、燃料用吸液部312の導入部312aにおける圧力損失が水用吸液部311の導入部311aにおける圧力損失よりも大きくなるので、燃料用吸液部312の導入部312aにおいて液体燃料に係る圧力が増大し、それに伴い飽和溶解度が上昇し、この点においても、液体燃料中の溶存空気による気泡の発生を抑制することができる。
[第二の実施の形態]
図3は、気化装置3Aの概略構成を示す断面図である。
第二の実施の形態の気化装置3Aは、第一の実施の形態の気化装置3と異なり、水用吸液部311A及び燃料用吸液部312Aの長さはともに同じであるが、燃料用吸液部312Aの平均気孔径が水用吸液部311Aの平均気孔径に比べて小さくなっている。
ここで、平均気孔径とは、吸液部311A,312Aである多孔質体の孔の直径の平均を言うものとする。具体的には、燃料用吸液部312Aの平均気孔径は約2〜10μmであり、水用吸液部311Aの平均気孔径は約15〜25μmである。
なお、その他の構成は第一の実施の形態と同様のため、同様の構成部分については同様の数字に英字Aを付してその説明を省略する。
以上のように、燃料用吸液部312Aの平均気孔径が水用吸液部311Aの平均気孔径よりも小さいので、燃料用吸液部312Aの圧力損失が水用吸液部311Aの圧力損失よりも大きくなり、燃料用吸液部312Aの導入部312aAにおいて液体燃料に係る圧力が増大し、それに伴い飽和溶解度が上昇し、液体燃料中の溶存空気による気泡の析出を抑制することができる。その結果、動作時における脈動を防止して簡便に安定して気化させることができ、下流側の改質器や発電セルにも安定して気化した混合ガスを供給することができ、発電性能にも優れる。
[第三の実施の形態]
図4は、気化装置3Bの概略構成を示す断面図である。
第三の実施の形態の気化装置3Bは、第一の実施の形態の気化装置3と異なり、水用吸液部311B及び燃料用吸液部312Bの長さはともに同じであるが、燃料用吸液部312Bの導入部312aB(詳細には上流側端面)から加熱部351B(詳細には発熱体353B)までの距離Nが、水用吸液部311Bの導入部311aB(詳細には上流側端面)から加熱部351B(詳細には発熱体353B)までの距離nに比べて長くなっている。すなわち、加熱部351Bは、水用吸液部311B側の嵌入部331Bの下流側端部を覆っており、燃料用吸液部312B側の嵌入部332Bには設けられていない。
このように燃料用吸液部312B側の距離Nを水用吸液部311B側の距離nよりも長くすることによって、燃料用吸液部312の導入部312aBにおける圧力損失が水用吸液部311の導入部311aBにおける圧力損失よりも大きくなる。
なお、その他の構成は第一の実施の形態と同様のため、同様の構成部分については同様の数字に英字Bを付してその説明を省略する。
以上のように、燃料用吸液部312Bの導入部312aBと加熱部351Bとの間の距離Nが、水用吸液部311Bの導入部311aBと加熱部351Bとの間の距離nに比べて長いので、加熱部351Bによって加熱した場合に、燃料用吸液部312Bの導入部312aBの温度を水用吸液部311Bの導入部311aBの温度よりも低下させることができる。よって、燃料用吸液部312Bの導入部312aBにおける気泡の発生を抑制することができる。その結果、温調システムを新たに追加することなく、動作時における脈動を防止して簡便に安定して気化させることができ、下流側の改質器や発電セルにも安定して気化した混合ガスを供給することができ、発電性能にも優れる。
また、燃料用吸液部312Bの圧力損失が水用吸液部311Bの圧力損失よりも大きくなるので、燃料用吸液部312Bの導入部312aBにおいて液体燃料に係る圧力が増大し、それに伴い飽和溶解度が上昇し、この点においても、液体燃料中の溶存空気による気泡の発生を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、水用吸液部311と燃料用吸液部312とにおいて圧力損失を変える手段として、第一〜第三の実施の形態以外に、水用吸液部の表面積を、燃料用吸液部の表面積に比べて小さくしても良く、また、水用吸液部の直径を燃料用吸液部の直径よりも小さくしても良い。このようにしても上記と同様の効果を得ることができる。
さらに、水用吸液部311の導入部311aに冷却効果が得られる構造、例えばヒートシンク、ヒートパイプ、空冷、液冷などの冷却構造を設けるようにしても良い。
また、水用吸液部311側の発熱体353である加熱コイルの巻き数を、燃料用吸液部312側の発熱体354である加熱コイルの巻き数に比べて多くすることによって、燃料用吸液部312側の圧力損失を水用吸液部311側に比べて大きくするようにしても良い。
また、上記実施の形態では、水用吸液部311には水を供給し、燃料用吸液部312には液体燃料を供給するとしたが、水と液体燃料に限らず、沸点の異なる液体を供給すれば良く、例えば、水とアルコールの混合比を変えて沸点の異なる混合液を各吸液部に供給するようにしても良い。
発電装置100の基本構成を示したブロック図である。 気化装置3の概略構成を示す断面図である。 気化装置3Aの概略構成を示す断面図である。 気化装置3Bの概略構成を示す断面図である。
符号の説明
3 気化装置
4 反応装置
5 発電セル
311,311A,311B 水(第1の液体)用吸液部(第1の多孔質体)
312,312A,312B 燃料(第2の液体)用吸液部(第2の多孔質体)
311a,312a,311aB,312aB 導入部
351,352,351A,351A,352A,352B 加熱部(熱源)
37,37A,37B 温度センサ(温度測定手段)
371,371A,371B 温調器(温度調整手段)
100 発電装置
M,m 長さ
N,n 距離

Claims (7)

  1. 上流側に液体が導入される導入部をそれぞれ有する複数の多孔質体と、
    前記複数の多孔質体の前記導入部から下流側へ浸透した液体を加熱するため、前記複数の多孔質体の前記下流側の外周を覆うように設けられた複数の熱源と、
    前記複数の多孔質体の温度を測定する一つの温度測定手段と、
    前記一つの温度測定手段による測定温度に基づいて所定温度となるように前記複数の熱源を制御する一つの温度調整手段と、
    を備え、
    加熱して所定温度以上となったときに第1の多孔質体の前記導入部第1の液体が供給され、目標流量で安定した時点で第2の多孔質体の前記導入部に沸点の低い第2の液体が供給され、前記第1の液体及び前記第2の液体が加熱されて気化して混合ガスが生成され、
    前記複数の多孔質体のうち、前記第2の液体が供給される前記多孔質体の前記導入部における圧力損失が、前記第1の液体が供給される前記多孔質体の前記導入部における圧力損失に比べて大きいことを特徴とする気化装置。
  2. 前記複数の多孔質体のうち、前記第2の液体が供給される前記多孔質体の長さが、前記第1の液体が供給される前記多孔質体の長さに比べて長いことを特徴とする請求項1に記載の気化装置。
  3. 前記複数の多孔質体のうち、前記第2の液体が供給される前記多孔質体の平均気孔径が、前記第1の液体が供給される前記多孔質体の平均気孔径に比べて小さいことを特徴とする請求項1に記載の気化装置。
  4. 前記複数の多孔質体のうち、前記第2の液体が供給される前記多孔質体の前記導入部と前記熱源との間の距離が、前記第1の液体が供給される前記多孔質体の前記導入部と前記熱源との間の距離に比べて長いことを特徴とする請求項1に記載の気化装置。
  5. 前記第1の液体が水であり、前記第2の液体がアルコールであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の気化装置。
  6. 前記液体がアルコールと水の混合液であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の気化装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の気化装置と、
    前記気化装置により生成された気体を基に改質ガスを生成する反応装置と、
    前記反応装置により生成された改質ガスを基に発電を行う発電セルと、
    を備えることを特徴とする発電装置。
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