JP4876627B2 - 気化装置、電子機器及び気化方法 - Google Patents
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Description
或いは、気化装置から発生した気体が気化装置内を逆流してしまい燃料の供給側に気泡が生じると、気泡が障害となって燃料の送出能力が下がってしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解決しようとしてなされたものであり、気化量を安定することができる気化装置、気化装置を備える電子機器を提供することを目的とする。
一端側から液体を毛細管現象で吸液する多孔質体からなる吸液部と、
前記吸液部を加熱して他端側から前記液体を気化させる発熱体と、
前記吸液部の前記一端側の圧力と前記他端側の圧力との差を、前記吸液部の前記一端側の端面で気泡が発生する圧力差に対応する第1閾値未満であり、且つ、前記吸液部の前記他端側の端面で液滴が発生する圧力差に対応する第2閾値より大きい値に維持するように調整する圧力調整器と、
を備えることを特徴とする。
前記吸液部の前記一端側に前記液体を供給する供給器と、
前記吸液部の前記一端側の圧力と前記吸液部の前記他端側の圧力との差を、第1閾値未満であり、且つ、前記第2閾値より大きい値に維持するように前記供給器の前記液体の供給量を制御するコントローラと、
を備えることを特徴とする。
前記圧力調整器は、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が前記第1閾値以上である場合に、前記供給器の液体の供給量を増加させるよう制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の気化装置において、
前記コントローラは、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差を、前記第1閾値と比較する第1比較器を備え、
前記コントローラは、前記第1比較器による比較の結果、前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が前記第1閾値以上である場合に、前記供給器の液体の供給量を増加させるよう制御することを特徴とする。
前記圧力調整器は、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が前記第2閾値以下である場合に、前記供給器の液体の供給量を低下又は供給を停止させるよう制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の気化装置において、
前記コントローラは、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差を、前記第2閾値と比較する第2比較器を備え、
前記コントローラは、前記第2比較器による比較の結果、前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が前記第2閾値以下である場合に、前記供給器の液体の供給量を低下又は供給を停止させるよう制御することを特徴とする。
前記コントローラは、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が、前記第1閾値未満であり、且つ、前記第2閾値を越えている場合に、前記供給器の液体の供給量を維持する集積回路としての維持器を備えることを特徴とする。
前記吸液部が前記一端側で吸収した液体を毛細管現象により前記他端側に吸い上げて、その液体が気化した気体を前記他端側から蒸散させ、
前記圧力調整器が、
前記吸液部の前記一端側に液体を供給する供給器と、
前記供給器によって前記吸液部の前記一端側に供給される液体の圧力を測定する第1の圧力センサと、
前記吸液部の前記他端側から蒸散した気体の圧力を測定する第2の圧力センサと、
前記第1の圧力センサによる測定圧力及び前記第2の圧力センサによる測定圧力に基づき前記供給器を制御するコントローラと、を有し、
前記コントローラが、前記第2の圧力センサによる測定圧力と前記第1の圧力センサによる測定圧力との差を前記第1閾値及び前記第2閾値と比較し、
比較の結果、前記差が前記第1閾値以上である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を増加させるよう制御し、
比較の結果、前記差が前記第2閾値以下である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を低下させ、又は前記供給器の液体の供給を停止させるよう制御し、
比較の結果、前記差が前記第1閾値未満、前記第2閾値超である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を維持させるよう制御することを特徴とする。
多孔質体からなり、一端及び前記一端の反対側の他端を有し、前記一端側から液体を毛細管現象で吸液し、前記一端側で吸収した液体を毛細管現象により前記他端側に吸い上げて、その液体が気化した気体を前記他端側から蒸散させる吸液部と、
前記吸液部を加熱する発熱体と、
前記吸液部の前記一端側に液体を供給する供給器と、
前記供給器によって前記吸液部の前記一端側に供給される液体の圧力を測定する第1の圧力センサと、
前記吸液部の前記他端側から蒸散した気体の圧力を測定する第2の圧力センサと、
前記第1の圧力センサによる測定圧力及び前記第2の圧力センサによる測定圧力に基づき前記供給器を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラが、前記第2の圧力センサによる測定圧力と前記第1の圧力センサによる測定圧力との差を第1閾値(前記第1閾値は、前記吸液部の前記一端側の端面で気泡が発生する圧力差に対応する値である。)及び第2閾値(前記第2閾値は、前記吸液部の前記他端側の端面で液滴が発生する圧力差に対応する値である。)と比較し、
比較の結果、前記差が前記第1閾値以上である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を増加させるよう前記供給器を制御し、
比較の結果、前記差が前記第2閾値以下である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を低下させ、又は前記供給器の液体の供給を停止させるよう制御し、
比較の結果、前記差が前記第1閾値未満、前記第2閾値超である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を維持させるよう制御することを特徴とする。
多孔質体からなる吸液部で一端側から液体を毛細管現象で吸液するステップと、
前記吸液部の他端側から前記液体を気化させるように前記吸液部を加熱するステップと、
前記吸液部の前記一端側の圧力と前記他端側の圧力との差を、前記吸液部の前記一端側の端面で気泡が発生する圧力差に対応する第1閾値未満であり、且つ、前記吸液部の前記他端側の端面で液滴が発生する圧力差に対応する第2閾値より大きい値に維持するように調整するステップと、
を含むことを特徴とする。
また、コントローラ24は、圧力差(P2−P1)と第1閾値Pmaxの比較の結果、圧力差(P2−P1)が第1閾値Pmax以上である場合に、ポンプ20の液体の供給量を増加させる増加手段として機能する。また、コントローラ24は、圧力差(P2−P1)と第2閾値Pminの比較の結果、圧力差(P2−P1)が第2閾値Pmin以下である場合に、ポンプ20の液体の供給量を低下または供給の停止を行うポンプ圧力低下手段として機能する。このように圧力差(P2−P1)は、ポンプ20での液体の供給量で制御することができる。
また、コントローラ24は、圧力差(P2−P1)と第1閾値Pmaxの比較の結果、圧力差(P2−P1)が第1閾値Pmax未満であり、且つ、圧力差(P2−P1)と第2閾値Pminの比較の結果、差(P2−P1)が第2閾値Pminより高い場合に、圧力差(P2−P1)がこの圧力範囲内であることを維持するようにポンプ20の液体の供給量を維持する維持手段として機能する。ここでポンプ20の押し出し方向と逆方向に作用する第1閾値Pmaxによる液体の戻し力及び第2閾値Pminによる液体の戻し力は、いずれも、吸液部2の液体の毛管現象による液体の引っ張る力未満に設定されているため、上記範囲であれば、ポンプ20の押し出し方向と逆方向に作用する圧力差Pcによる液体の戻し力は、吸液部2の液体の毛管現象による液体の引っ張る力未満に設定されている。このように、ポンプ20の押し出し方向と逆の力が液体に適切に働くことによってこの吸液部2の液体の毛管力の引っ張り力が緩和されるので、吸液部2の排出側端面2bから液体が漏れ出すことがなく、液体が排出側端面2bから安定して気化される。第1閾値Pmaxは、吸液部2の吸液側の端面2aで気泡が発生する圧力差であり、第2閾値Pminは、吸液部2の気化側の端面2bで液滴が発生する圧力差と設定してもよい。
また、発熱抵抗体層を積層する基板が導電性であれば、基板上に絶縁膜を被覆し、この絶縁膜上に発熱抵抗体層を被膜すればよい。このとき発熱抵抗体層が金であれば、絶縁膜との密着性を改善するためのチタン(Ti)やタンタル(Ta)等の下地層、金が熱拡散を防止するためのタングステン(W)等の高融点金属からなる熱拡散防止層を、絶縁膜と発熱抵抗体層との間に、この順に積層してもよい。なお、カートリッジ101に貯留された液体燃料がメタノールの場合、改質器102では次式(1)、(2)に示すような反応が起こる。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(1)
2CH3OH+H2O→5H2+CO+CO2 …(2)
H2→2H++2e- …(3)
2H++1/2O2+2e-→H2O …(4)
発熱体9に電圧が印加されると、発熱体9が発熱する。この状態でコントローラ24がポンプ20を駆動すると、カートリッジ101からインレットソケット5へ水と液体燃料の混合液が供給され、インレットソケット5の導入孔15に供給された液体が内部空間12に貯まり、吸液部2の端面2aにおいて混合液が吸液部2の毛細管現象によって吸液部2に吸収される。吸液部2に吸収された混合液は毛細管現象により反対側の端面まで吸い上げられ、発熱体9の発熱によって吸液部2の排出側端面2b側が加熱され、排出側端面2bから混合液が蒸発する。吸液部2の排出側端面2bから蒸散した混合気はアウトレットソケット6の排出孔16を通って排出される。
一般に燃料が液滴の状態で燃料電池の燃料極に到達すると触媒を被毒し、発電特性を劣化させてしまうことがあるが、本実施形態によれば、インレットソケット5に供給される液体の圧力がアウトレットソケット6から排出される気体の圧力よりも低く設定しているので、インレットソケット5に供給される液体は、ポンプ20が適正な圧力で燃料が供給され、ポンプでの押し出し圧力の影響がなく、抑えられた吸液部2の毛細管現象によって少しずつ吸液部2に液体を吸収させているから、吸収された液体が液体のまま吸液部2の排出側端面2bから滲みでない。そのため、気化した気体が吸液部2の排出側端面2bから蒸散するに際して、蒸散する気体に液滴が混じらず且つ気化量も安定になるので燃料電池システムの特性を維持することができる。
また、ポンプ20自体が供給量一定で動作する場合には、ポンプ20の排出側に可変バルブを備え付け、コントローラ24によってその可変バルブを制御することによって、ポンプ20によって供給される液体の供給量を調整しても良い。この場合には可変バルブとポンプ20の組み合わせが供給手段になる。
また上記実施形態では、気体の圧力を圧力センサ22により測定していたが、吸液部2の毛管力のみによって吸液部2が自発的に送液する液量(μl/min)がポンプ20の送液する最大液量よりも多いように設定されていれば、必然的に圧力差(P2−P1)が0(kPa)より高くなるので正常に動作していれば圧力センサによる圧力検出は必ずしも必要がないが、安全に運転されているかどうかを確認するためには圧力センサを設けていたほうが好ましい。
上述の燃料電池システムは改質型であったが、これに限らず固体酸化物型燃料電池システムに適用してもよい。
吸液部2として、直径3mm、長さ10mm、気孔率68%のアクリル系繊維束芯を用いた。そして、アウトレットソケット6の排出孔16を大気に開放して圧力P2をほぼ100kPaとし、発熱体9での印加電圧4V、2.8Aで加熱温度を120℃とした状態で、ポンプ20によりメタノール(60wt%)と水(40wt%)の混合液を移動し、インレットソケット5に供給する混合液の圧力を測定した。そして、ポンプ20の供給量を変化させて、排出孔16から排出される気体や内部空間12の気泡の様子を観察した。また比較例として上記と同条件で液体の移動源としてポンプ20を設けずに吸液部2の毛管力だけで混合液を移動したときの気泡の様子も合わせてその結果を表1に示す。
このように、圧力差(P2−P1)は高すぎても低すぎても悪く、気化装置1に設計に応じて適宜第1閾値Pmax、第2閾値Pminを最適化すればよい。
2 吸液部
3 内チューブ
4 外チューブ
5 インレットソケット
6 アウトレットソケット
7 インレットケース
8 アウトレットケース
9 発熱体
20 ポンプ
21 圧力センサ
22 圧力センサ
24 コントローラ
Claims (12)
- 一端側から液体を毛細管現象で吸液する多孔質体からなる吸液部と、
前記吸液部を加熱して他端側から前記液体を気化させる発熱体と、
前記吸液部の前記一端側の圧力と前記他端側の圧力との差を、前記吸液部の前記一端側の端面で気泡が発生する圧力差に対応する第1閾値未満であり、且つ、前記吸液部の前記他端側の端面で液滴が発生する圧力差に対応する第2閾値より大きい値に維持するように調整する圧力調整器と、
を備えることを特徴とする気化装置。 - 前記圧力調整器は、
前記吸液部の前記一端側に前記液体を供給する供給器と、
前記吸液部の前記一端側の圧力と前記吸液部の前記他端側の圧力との差を、第1閾値未満であり、且つ、前記第2閾値より大きい値に維持するように前記供給器の前記液体の供給量を制御するコントローラと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の気化装置。 - 前記圧力調整器は、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が前記第1閾値以上である場合に、前記供給器の液体の供給量を増加させるよう制御することを特徴とする請求項2に記載の気化装置。 - 前記コントローラは、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差を、前記第1閾値と比較する第1比較器を備え、
前記コントローラは、前記第1比較器による比較の結果、前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が前記第1閾値以上である場合に、前記供給器の液体の供給量を増加させるよう制御することを特徴とする請求項3に記載の気化装置。 - 前記圧力調整器は、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が前記第2閾値以下である場合に、前記供給器の液体の供給量を低下又は供給を停止させるよう制御することを特徴とする請求項2に記載の気化装置。 - 前記コントローラは、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差を、前記第2閾値と比較する第2比較器を備え、
前記コントローラは、前記第2比較器による比較の結果、前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が前記第2閾値以下である場合に、前記供給器の液体の供給量を低下又は供給を停止させるよう制御することを特徴とする請求項5に記載の気化装置。 - 前記コントローラは、
前記吸液部の前記他端側の圧力と前記吸液部の前記一端側の圧力との差が、前記第1閾値未満であり、且つ、前記第2閾値を越えている場合に、前記供給器の液体の供給量を維持する集積回路としての維持器を備えることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の気化装置。 - 前記吸液部が前記一端側で吸収した液体を毛細管現象により前記他端側に吸い上げて、その液体が気化した気体を前記他端側から蒸散させ、
前記圧力調整器が、
前記吸液部の前記一端側に液体を供給する供給器と、
前記供給器によって前記吸液部の前記一端側に供給される液体の圧力を測定する第1の圧力センサと、
前記吸液部の前記他端側から蒸散した気体の圧力を測定する第2の圧力センサと、
前記第1の圧力センサによる測定圧力及び前記第2の圧力センサによる測定圧力に基づき前記供給器を制御するコントローラと、を有し、
前記コントローラが、前記第2の圧力センサによる測定圧力と前記第1の圧力センサによる測定圧力との差を前記第1閾値及び前記第2閾値と比較し、
比較の結果、前記差が前記第1閾値以上である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を増加させるよう制御し、
比較の結果、前記差が前記第2閾値以下である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を低下させ、又は前記供給器の液体の供給を停止させるよう制御し、
比較の結果、前記差が前記第1閾値未満、前記第2閾値超である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を維持させるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の気化装置。 - 多孔質体からなり、一端及び前記一端の反対側の他端を有し、前記一端側から液体を毛細管現象で吸液し、前記一端側で吸収した液体を毛細管現象により前記他端側に吸い上げて、その液体が気化した気体を前記他端側から蒸散させる吸液部と、
前記吸液部を加熱する発熱体と、
前記吸液部の前記一端側に液体を供給する供給器と、
前記供給器によって前記吸液部の前記一端側に供給される液体の圧力を測定する第1の圧力センサと、
前記吸液部の前記他端側から蒸散した気体の圧力を測定する第2の圧力センサと、
前記第1の圧力センサによる測定圧力及び前記第2の圧力センサによる測定圧力に基づき前記供給器を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラが、前記第2の圧力センサによる測定圧力と前記第1の圧力センサによる測定圧力との差を第1閾値(前記第1閾値は、前記吸液部の前記一端側の端面で気泡が発生する圧力差に対応する値である。)及び第2閾値(前記第2閾値は、前記吸液部の前記他端側の端面で液滴が発生する圧力差に対応する値である。)と比較し、
比較の結果、前記差が前記第1閾値以上である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を増加させるよう前記供給器を制御し、
比較の結果、前記差が前記第2閾値以下である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を低下させ、又は前記供給器の液体の供給を停止させるよう制御し、
比較の結果、前記差が前記第1閾値未満、前記第2閾値超である場合、前記コントローラが前記供給器の液体の供給量を維持させるよう制御することを特徴とする気化装置。 - 前記第2閾値がゼロよりも大きく、前記第1閾値が前記第2閾値よりも大きいことを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の気化装置。
- 請求項1〜請求項10の何れかに記載の気化装置と、前記気化装置によって気化された燃料によりエネルギーを発生する燃料電池と、前記燃料電池によって発生されたエネルギーにより動作する電子機器本体と、を備えることを特徴とする電子機器。
- 多孔質体からなる吸液部で一端側から液体を毛細管現象で吸液するステップと、
前記吸液部の他端側から前記液体を気化させるように前記吸液部を加熱するステップと、
前記吸液部の前記一端側の圧力と前記他端側の圧力との差を、前記吸液部の前記一端側の端面で気泡が発生する圧力差に対応する第1閾値未満であり、且つ、前記吸液部の前記他端側の端面で液滴が発生する圧力差に対応する第2閾値より大きい値に維持するように調整するステップと、
を含むことを特徴とする気化方法。
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