JP2008237504A - キッチンユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】シンクカウンタに作業スペースを確保できる、コンパクトで使いやすいキッチンユニットを提供する。
【解決手段】平面視矩形の開口1を有したシンクカウンタ21を設けたキッチンユニット20において、開口1の左右端に、それぞれにガイド部2aを有した1対の支持部2を形成し、その上に、ガイド部2aに沿って奥行方向に往復移動可能な作業テーブル3を架け渡している。
【選択図】図1

Description

本発明は、平面視矩形の開口を有したシンクカウンタを設けたキッチンユニットの改良に関するものである。
キッチンユニットのカウンタには、シンクに隣接して調理用の作業スペースを設けているものが多い。特に、シンクカウンタと調理器カウンタとを一体としたキッチンカウンタでは、並列配置、L字配置のいずれにおいても、作業スペースがシンクと調理器との間に設けられていることが一般的である。このようなキッチンカウンタは、スペースの十分にあるキッチンでは見映えもよく使い勝手はよい。
ところが近年では、大家族から小家族への変化に応じて、大きなキッチンから、小さくても使いやすいキッチンへと嗜好が変化しつつあり、そのような嗜好を配慮して、また住宅事情も考慮して、コンパクトで作業のしやすいキッチンカウンタが種々提案されている。
例えば特許文献1には、キッチンカウンタの幅サイズを短くして、シンクと調理器との間にスペースをほとんど設けず、その代わりに、加熱調理器を奥に左右1列に並べることによって、その手前側にスペースを形成させたものが記載されている。
この種のものでは、調理器の手前スペースを、フライパンや鍋などの調理器具などを載置するスペースとして利用することができる。
特開平10−174629号公報
しかしながら、調理器カウンタの手前スペースは調理器具の載置場所としては最適であるが、そのスペースは加熱調理器の手前側であるため熱気が伝わりやすく、まな板を置いて加熱前の食材を切ったり、刺身などの生ものを皿に盛り付けたりする場所としてはふさわしくない。
そのような生ものを取り扱うには、加熱調理器より離れたシンクカウンタを利用するほうが適しているが、シンクカウンタ側に作業スペースを形成したものはいまだ提案されていない。特に、カウンタ平面の多くを占めているシンク(開口)を、水仕事をしないときに有効に利用することができれば、調理器カウンタの作業スペースと合わせてさらに広いスペースが確保でき、コンパクトで使いやすいキッチンを実現できる。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的とするところは、シンクカウンタに作業スペースが確保できる、コンパクトで使いやすいキッチンユニットを提供することにある。
なお近年、対面式、アイランド式キッチンユニットの出現により、キッチンスペースがオープン化されリビングと半一体化あるいは一体化され、キッチンユニットは設備ではなくリビング家具としての位置付けも一般化している。そのような観点からも、リビングでじゃまにならず美観を損なわないようにするために、キッチンユニットのコンパクト化が望まれている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のキッチンユニットは、平面視矩形の開口を有したシンクカウンタを設けたキッチンユニットにおいて、開口の左右端に、それぞれにガイド部を有した1対の支持部を形成し、その上に、ガイド部に沿って奥行方向に往復移動可能な作業テーブルを架け渡していることを特徴とする。
請求項2記載のキッチンユニットは、平面視矩形の開口を有したシンクカウンタを設けたキッチンユニットにおいて、開口の左右端に1対の支持部を形成し、その上に、作業テーブルを着脱可能に架け渡していることを特徴とする。
請求項3では、1対の支持部は開口側に降下する傾斜面を有している。
請求項4に記載のキッチンユニットは、複数の加熱調理器を備え、作業スペースをカウンタ手前側に有した調理器カウンタをシンクカウンタに近接配置している。
請求項5では、加熱調理器は調理器カウンタの奥側に左右1列に配置されている。
請求項6では、加熱調理器は少なくとも電気式加熱調理器を含んでいる。
請求項7に記載キッチンカウンタは、調理器カウンタに加熱調理器用の取付開口が開設されており、加熱調理器は所定個数ごとのモジュールユニット単位で上記取付開口に組替可能に据付されている。
請求項8では、加熱調理器の近傍に下引き換気装置が立設されている。
請求項9では、シンクカウンタ、調理器カウンタの少なくとも一方の奥側には、上面を載置領域とした載置段部が立設されている。
請求項10では、シンクカウンタと調理器カウンタとを一体としてキッチンカウンタを形成しており、キッチンカウンタの周縁部には、カウンタ面より突出した堰が周設されている。
請求項1に記載のキッチンユニットによれば、シンクの開口に奥行方向に往復移動可能な作業テーブルを設けているため、シンクカウンタの一部を作業スペースとして有効に利用できる。特に、加熱調理器より離れて作業ができるため、生ものの盛り付けや長時間を必要とする盛り付け作業に有効である。
また、シンクカウンタの一部を作業領域として使用できるため、新たなスペースを確保するためにカウンタを左右方向に広げる必要はなく、キッチンユニットのコンパクト化に寄与でき、コンパクトなユニットによって料理時の移動距離も短くなり、動線効率も向上する。さらに、ユニットをコンパクトに形成できるため、リビングの中央などに配置した場合でもじゃまにならず、美観も損なわない。
また、テーブルは往復移動ができるので、種々の用途に使用でき、例えば、手前に移動させているときにはまな板作業などに、奥に移動させているときには加熱した調理器具の載置場などとして使用できる。
請求項2に記載のキッチンユニットによれば、シンクの開口の手前に、作業テーブルを着脱可能に左右に架け渡しているので、作業スペースとして有効に利用できる。また、テーブルが着脱可能なため使い勝手がよく、同一サイズに形成したまな板、水切り板などを、用途に応じて付け替えることもできる。
請求項3に記載のキッチンユニットによれば、上記支持部が開口側に降下する傾斜面を備えているため、水切れ性がよい。
請求項4に記載のキッチンユニットによれば、作業スペースを手前に配置した調理器カウンタをシンクカウンタに近接させているため、特に並列配置した場合には、作業テーブルを手前側に移動させれば、作業スペースと合わせてキッチンカウンタの幅方向に沿った横長の連成スペースを形成できる。また、L字形配置の場合でも、カウンタの手前側に使いやすい連成スペースを確保できる。
また、手前側に作業用のスペースを設けることによって、作業テーブルのスペースを付加した連成スペースが形成できるため、従来のシンクと加熱調理器との間のスペースは不要となり、キッチンユニットのコンパクト化(幅狭化)できる。
請求項5に記載のキッチンユニットによれば、加熱調理器が調理器カウンタの奥側に左右1列に配置されているため、加熱調理器の使用の有無にかかわらず、作業スペースが確保できる。また、加熱調理器が奥に配置されているため、加熱調理中にフライパンなどの調理器具の柄がカウンタより手前に飛び出さず、そのため移動しやすく作業効率がよくなる。
請求項6に記載のキッチンユニットによれば、加熱調理器として電気式加熱調理器を使用しているため、特にIH調理器を採用した場合には、調理器カウンタの全体を平坦に形成できるため、加熱調理をしていないときに調理器カウンタ全体を段差のない広範囲な作業スペースとして使用でき、そのため作業テーブルの移動位置にかかわらず、横長の連成スペースを形成できる。また、IH調理器を手前側に設置した場合でも、そのIH調理器を使用しないときには、手前側に段差のない作業スペースが確保できる。
請求項7に記載のキッチンユニットによれば、加熱調理器がモジュールユニットごとに組替設置が可能であるため、ユーザの好みやキッチンユニットの設置場所に応じて、電気式加熱調理器とガス加熱調理器とを組み合わせて設置することができる。
請求項8に記載のキッチンユニットによれば、下引き換気装置が加熱調理器の奥に立設されているため、加熱調理器の上方に換気設備(レンジフード)を壁付けする必要がなく、加熱調理器の上方空間を他の用途に利用できる。また、キッチンユニットをリビングに配置するアイランド式のものに適用すれば、下引き換気装置による効果は大きい。
請求項9に記載のキッチンユニットによれば、シンクカウンタ、調理器カウンタの少なくとも一方の奥側に上面を載置領域とした載置段部が立設されているため、載置領域を、対面式キッチンにおいて料理を盛り付けた皿や椀などを差し渡すためスペースとして利用できる。もちろん、キッチンユニットを壁付け式キッチンに適用してもよく、その場合には調味料などの載置場として利用できる。
また、同キッチンユニットによれば、載置段部には給水管や下引き用の換気設備など種々の設備を収容できるため、美観を損なうことなく種々の設備機器を一体化することができ、そのため、このキッチンユニットをアイランド式のキッチンユニットとして利用すれば、特に効果は大きい。
請求項10に記載のキッチンユニットによれば、シンクカウンタと調理器カウンタとを一体としたキッチンカウンタの周縁部に、カウンタ面より突出した堰が周設されているため、キッチンカウンタよりも外方への水分の飛散を防止することができる。加熱調理器を電磁誘導加熱式(IH)調理器とした場合、調理器カウンタを含むカウンタ全体を水洗いすることができ、特にそのような場合に有効である。
以下に、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一例であるキッチンユニットの斜視図である。
このキッチンユニット20は、収納空間を有したキャビネット体Bの上方に、シンクカウンタ21と調理器カウンタ22とを一体として近接に配置したキッチンカウンタAを固着して構成されている。なお、シンクカウンタ21と調理器カウンタ22とは、個別にキャビネット体に設置したものを近接配置したものでもよい。また図例では、シンクカウンタ21と調理器カウンタ22とを左右に並設しているが、L字形に配置したものでもよい。
キッチンカウンタAは、人造大理石などの樹脂またはステンレスなどの金属で一体に製され、シンクカウンタ21には平面視矩形のシンク(開口)1が設けられ、調理器カウンタ22には複数の加熱調理器5が据付されている。なおキッチンカウンタは、カウンタに予め設けた開口にステンレス製のシンク1を嵌めこんで形成されたものでもよい。
シンクカウンタ21には、開口1の一部(図例では手前)をふさぐようにした作業テーブル3が左右の支持部2に架け渡されるように設置され、開口1の後方には水栓金具4が取り付けられている。
加熱調理器5は調理器カウンタ22の奥側に左右1列に配置され、その前方に作業スペース6が形成され、後方には下引き換気装置7が立設されている。この作業スペース6は、フライパンや鍋などの調理器具の載置場として、あるいは料理の盛り付けの作業場として利用できる。また、下引き換気装置7は、横長の吸引口7aを有しており、その吸引口7aから調理時の油煙や蒸気を、キャビネット体Bに内装した吸引手段(不図示)で吸い込んで下方に引き、戸外に排出する。
加熱調理器5は、図示するように、2口モジュールと1口モジュールとを組み合わせて据付されたもので、取り付けた状態でカウンタ面を段差なく形成するために、操作部(不図示)とともにパネル化して一体化した電磁誘導加熱(IH)式のものを使用することが望ましい。なお、他の電気式加熱調理器やガス加熱調理器を使用してもよい。加熱調理器5のモジュールユニットの組替据付については、図4,5で後述する。
また、キッチンカウンタAの周縁部には、カウンタ面より上方に突出した堰10が周設されている。この堰10により、キッチンカウンタAの内方から外方への水分の飛散を防止することができる。加熱調理器5をIH調理器5aで構成した場合、調理器カウンタ22を含むカウンタ全体を水洗いすることができ、堰10は特にそのような場合に有効である。なお堰10は、損傷、変形防止および水切れ性のために内方上端角部をテーパ面としている。
また、キャビネット体Bには、シンクカウンタ21の下方では包丁収納スペース31や調理器具収納スペース32が設けられ、調理器カウンタ22の下方ではグリル33や食器洗浄器34、引き出し35などが設けられている。このように、種々の設備や空間をコンパクトなキッチンユニット20に収容、配置している。
ついで、シンクカウンタ21に設けた作業テーブル3について詳説する。
図2は、同キッチンユニット20の概略平面図で、(a)、(b)は作業テーブル3の配置状態例を示している。図3は、図1のA−A線の概略縦断面図で、(a)は図1に対応したもの、(b)は他例を示している。
作業テーブル3は、樹脂または金属などで製され、幅サイズをシンク開口1の幅よりもやや小とし、奥行サイズを隣接する作業スペース6の奥行と略同一とした矩形の板状に形成され、シンク1の左右端に形成された支持部2、2に着脱可能に載置されている。
作業テーブル3および作業スペース6の奥行サイズは、シンク1や作業テーブル3での作業性、および作業スペース6での(例えば、加熱調理器5にフライパンを載置した際、フライパンの柄がカウンタの前方に突き出さないことなどを考慮した)作業性等から、20〜40cm程度とすることが好ましく、より好ましくは30cm前後としてもよい。
支持部2は、開口側に降下する傾斜面に形成され、この傾斜面が作業テーブル3を奥行方向にスライドするためのガイド部2aを兼ねている。作業テーブル3の裏面の左右端には、傾斜面となったガイド部2aに相対して嵌合されるスライド面3aが形成されている。なお本例では、ガイド部2aを傾斜面に形成して水切れ性を持たせているが、他のガイド手段を使用してもよい。
作業テーブル3は、開口1の奥行方向にスライド可能であるため、手前に移動させたときには、まな板を載置して食材を切ったり、料理を盛り付けたりするスペースとして利用できる。なお、支持部を段差に形成したものでは、まな板そのものを作業テーブルに代用できる。
また、作業テーブル3は加熱調理器5から離れて配置されているため、加熱調理の熱気や蒸気が伝わりにくく、生ものの盛り付けや長時間を必要とする盛り付け作業に有効である。また、奥に移動させたときには、洗浄後の食器の水切り用の一時置場として利用できる。その他、移動位置に応じて種々の用途に使用できる。
特に、作業テーブル3を手前側に移動させれば、隣接する調理器カウンタ22の作業スペース6と合わせて、キッチンカウンタAの幅方向に沿った横長の連成スペースを形成できる。
また、作業テーブル3によってシンクカウンタ21の一部を作業領域として使用できるため、新たな作業スペースを確保するためにカウンタを左右方向に広げる必要はなく、むしろシンクと調理器との間に従来、設けられていたスペースの必要性もなくなり、キッチンユニット20のコンパクト化に寄与できる。それによって、キッチン作業における移動距離も短くなり、動線効率も向上する。
なお、全ての加熱調理器5をIH調理器5aで構成した場合には、調理器カウンタ22の全体を平坦に形成できるため、IH調理器5aを使用しないときには、加熱調理器スペースと作業スペース6とで、調理器カウンタ22の全体を段差のない広範囲な作業スペースとして確保できる。そのため、加熱調理器5を使用しないときには、作業テーブル3の移動位置にかかわらず、横長の連成スペースを形成できる。また、IH調理器5aを手前に配置した場合でも、そのIH調理器5aを使用しないときには、図1と同サイズの作業スペース6と連成スペースを確保できる。
また図3(b)に示すように、作業テーブル3を載置したときにテーブル面がカウンタ面よりも低くなるような薄めのものを使用してもよい。このものでは、テーブル3上で水仕事をする場合にテーブル3上の水分がカウンタ面に移動することがなく、水切れ性が非常によい。
図4は、加熱調理器5が設置される前の状態を示すキッチンカウンタAの概略平面図である。図5(a)〜(c)は、下引き換気装置7の配置例およびモジュールユニット5Aの組替例を示す概略平面図である。
キッチンカウンタAには、複数の加熱調理器5を設置するための取付開口8が開設されており、取付開口8の内方には、取付単位である加熱調理器モジュールユニット5Aを個別に据付できるように、取付桟9が設けられている(図4参照)。
図例のように3個の加熱調理器5を設置する場合には、2個の加熱調理器5をセット化した2口モジュールユニット5Aと、1個の加熱調理器5よりなる1口モジュールユニット5Aとを組み合わせるか、あるいは1口モジュールユニット5Aを3つ組み合わせてもよい。また、電気式加熱調理器5aとガス加熱調理器5bとを適宜、組み合わせることもできる(図5参照)。なお、ガス加熱調理器5bは、カウンタ面の水洗いをしやすくするために、カウンタ面よりも少し高くなるように据付されることが望ましい。
このように、加熱調理器5はモジュールユニット5Aごとに組替据付が可能であるため、ユーザの好みやキッチンユニット20の設置場所に応じて、電気式加熱調理器5aとガス加熱調理器5bとを適宜、組み合わせて設置することができる。
また下引き換気装置7は、種々のサイズのものを、加熱調理器5の近傍位置に設置することができる。例えば、対面式のキッチンユニットとして使用する場合には、使い勝手のために受渡し空間Sを確保できるような幅サイズの下引き換気装置7を設置してもよいし、奥より側方に連ねたL字形のものを設置してもよい(図5(b)、(c)参照)。
この下引き換気装置7によれば、加熱調理器5の上方に換気設備(レンジフード)を壁付けする必要がないため、従来のレンジフードによる上方での圧迫感が解消でき、また上方空間を他の用途に利用することもできる。特に、下引き換気装置を設けたキッチンユニット20をリビングに配置するアイランド式のものに適用すれば、キッチンユニット20を中央に配置しても、油煙や蒸気を室内に漂わせることなく素早く換気でき、効果はきわめて大きい。
次に、本発明の他例であるキッチンユニットについて説明する。
図6は同キッチンユニットの斜視図である。同キッチンユニット20Aは、対面式キッチンに適したものとして使用できる。
このキッチンユニット20Aは、キッチンカウンタAの奥側に、載置段部11を立設させたものである。
この載置段部11は、キッチンカウンタAの奥側に立設され、左右に連設するシンク後方壁面13と調理器後方壁面14とが形成され、段部上面には載置領域12が形成されている。
シンク後方壁面13はシンク開口1内の後方壁面1aより上方に連設され、その壁面13に水栓金具4が水平方向に突出するように取り付けられている。また、調理器後方壁面14は加熱調理器5の後方に立ち上がり形成され、その壁面14に換気用の吸引口15が設けられている。
載置領域12は、対面式キッチンにおいて、料理を盛り付けた皿や椀などを差し渡すためスペースとして利用できる。もちろん、同キッチンユニット20Aを壁付け式キッチンに適用してもよく、その場合には調味料などの載置場として利用できる。なお図例のものでは、載置領域12の上面への水はねを防止するために、シンク側では載置領域12を手前に少し突出させている。
また載置段部11は、上記水栓金具4に連結された給水管(不図示)や、上記吸引口15に対応した換気設備(不図示)を内装しており、機能壁として種々の用途に使用される。
載置段部11には、このような種々の設備を収容できるため、美観を損なうことなく種々の設備機器を一体化することができ、そのため、アイランド式のキッチンユニットとして利用すれば、特に効果は大きい。
なお図6において、他の構成部分については図1の例と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本発明のさらに他例であるキッチンユニットの概略側面図である。
同キッチンユニット20Bは、調理器カウンタ22には、奥に並べた加熱調理器5の後方に下引き換気装置を備えず、その代わりに、換気設備17を有したウォールキャビネット16が壁Wの上方に取り付けられている。なお、ウォールキャビネット16には収納空間(不図示)が設けられている。
このキッチンユニット20Bでは、作業スペース6を手前に設けて加熱調理器5を奥に配置した構成であるため、加熱調理器5の設置位置に合わせた位置に換気設備17を配置でき、従来のキッチンに見られる前方に突出した換気設備による圧迫感を排除することができる。
図8は、他の本発明の一例であるキッチンユニットの概略平面図で、(a)は作業テーブルの設置前、(b)は作業テーブルの設置後の状態を示している。
同キッチンユニット20Cは、シンクユニット21に平面視矩形の開口1を有しており、その開口1の手前左右端に1対の支持部2A、2Aが形成され、その上に、隣接する作業スペース6と奥行サイズを略同一とした作業テーブル3Aが着脱可能に架け渡されて構成されている。なお、他の構成については図1の例と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
1対の支持部2A、2Aは、作業テーブル3Aの奥行と略同一サイズの奥行で、作業テーブル3Aを載置したときに作業スペース6との間に段差ができないような高さ位置に形成することが望ましく、板状体をシンク1の内側壁に接着して使用してもよい。
作業テーブル3Aおよび作業スペース6の奥行サイズは、シンク1や作業テーブル3での作業性、および作業スペース6での(例えば、加熱調理器5にフライパンを載置した際、フライパンの柄がカウンタの前方に突き出さないことなどを考慮した)作業性等から、20〜40cm程度とすることが好ましく、より好ましくは30cm前後としてもよい。
また、作業テーブル3Aは着脱可能であるので、同一サイズに形成したまな板、水切り板などを、用途に応じて付け替えることもできる。
なお、同キッチンユニット20Cの他の構成部分は図1に示した発明例と同様であるため、図1のものと同様の効果が期待できる。
本発明の一例であるキッチンユニットの斜視図である。 同キッチンユニットの概略平面図で、(a)、(b)は作業テーブルの配置状態例を示している。 図1のA−A線の概略縦断面図で、(a)は図1に対応したもの、(b)は他例を示している。 加熱調理器が設置される前の状態を示す概略平面図である。 (a)〜(c)は下引き換気装置の配置例およびモジュールユニットの組替例を示す概略平面図である。 本発明の他例であるキッチンユニットの斜視図である。 本発明のさらに他例であるキッチンユニットの概略側面図である。 他の本発明の一例であるキッチンユニットの概略平面図で、(a)は作業テーブルの設置前、(b)は作業テーブルの設置後の状態を示している。
符号の説明
20、20A、20B キッチンユニット
A キッチンカウンタ
21 シンクカウンタ
22 調理器カウンタ
1 シンク開口
2 支持部
2a ガイド部
3 作業テーブル
5 加熱調理器
5A モジュールユニット
6 作業スペース
7 下引き換気装置
8 取付開口
9 取付桟
10 堰
11 載置段部
12 作業領域
20C キッチンユニット(他の本発明の一例)
2A 支持部
3A 作業テーブル

Claims (10)

  1. 平面視矩形の開口を有したシンクカウンタを設けたキッチンユニットにおいて、
    上記開口の左右端に、それぞれにガイド部を有した1対の支持部を形成し、その上に、上記ガイド部に沿って奥行方向に往復移動可能な作業テーブルを架け渡していることを特徴とするキッチンユニット。
  2. 平面視矩形の開口を有したシンクカウンタを設けたキッチンユニットにおいて、
    上記開口の左右端に1対の支持部を形成し、その上に、作業テーブルを着脱可能に架け渡していることを特徴とするキッチンユニット。
  3. 請求項1または2において、
    上記1対の支持部は、上記開口側に降下する傾斜面を有しているキッチンユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    複数の加熱調理器を備え、作業スペースをカウンタ手前側に有した調理器カウンタを上記シンクカウンタに近接配置しているキッチンユニット。
  5. 請求項4において、
    上記加熱調理器は、調理器カウンタの奥側に左右1列に配置されているキッチンユニット。
  6. 請求項5において、
    上記加熱調理器は、少なくとも電気式加熱調理器を含んでいるキッチンユニット。
  7. 請求項5または6において、
    上記調理器カウンタには、加熱調理器用の取付開口が開設されており、
    上記加熱調理器は、所定個数ごとのモジュールユニット単位で上記取付開口に組替可能に据付されているキッチンユニット。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項において、
    上記加熱調理器の近傍には、下引き換気装置が立設されているキッチンユニット。
  9. 請求項4〜7のいずれか1項において、
    上記シンクカウンタ、上記調理器カウンタの少なくとも一方の奥側には、上面を載置領域とした載置段部が立設されているキッチンユニット。
  10. 請求項4〜9のいずれか1項において、
    上記シンクカウンタと上記調理器カウンタとを一体としてキッチンカウンタを形成しており、
    上記キッチンカウンタの周縁部には、カウンタ面より突出した堰が周設されているキッチンユニット。
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