JP2008223596A - 内燃機関およびそれを備えた車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルを含む燃料ガスからオイルを分離するためのガス通路部を十分に長くすることが可能な内燃機関を提供する。
【解決手段】このエンジン15(内燃機関)は、クランクケース22の上方に配置されたシリンダヘッド20と、シリンダヘッド20の上側を覆うように取り付けられているシリンダヘッドカバー21と、プラグ部30aがシリンダヘッド20に挿入され、プラグキャップ30bがシリンダヘッドカバー21の外側に配置されている点火プラグ30とを備える。シリンダヘッドカバー21は、クランクケース22からオイルを含む燃料ガス(ブローバイガス)が流入するとともに、点火プラグ30の挿入側から視て点火プラグ30のプラグキャップ30bを囲むようにU字状に形成されたガス通路部21bを含む。
【選択図】図6

Description

この発明は、内燃機関およびそれを備えた車両に関し、特に、シリンダヘッドカバーを含む内燃機関およびそれを備えた車両に関する。
従来、シリンダヘッドカバーを含む内燃機関が知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1には、平面的に見て所定の方向に直線状に配置されている複数の点火プラグ挿入孔と、複数の点火プラグ挿入孔が並ぶ所定の方向と直交する方向に延びるように、かつ、複数の点火プラグ挿入孔と所定の距離を隔てて設けられたチェーンケースと、複数の点火プラグ挿入孔が配置される長方形状の領域の長手方向の一方の一辺および短手方向の一方の一辺に沿って配置されたL字状のガス通路とが形成されたシリンダヘッドカバーを備えた内燃機関が開示されている。この内燃機関では、L字状のガス通路は、オイルが混入したブローバイガス(オイルを含む燃料ガス)がガス通路を流通する際に、ブローバイガスに混入するオイルをブローバイガスから分離するために設けられている。また、上記特許文献1の内燃機関では、複数の点火プラグ挿入孔が配置される長方形状の領域の長手方向の他方の一辺側には、内燃機関の外部から新気が取り入れられるとともに新気が流通される新気通路がL字状のガス通路とは別個に設けられている。
特公平7−99087号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された内燃機関では、複数の点火プラグ挿入孔が配置される長方形状の領域の長手方向の一方の一辺および短手方向の一方の一辺に沿って配置されたL字状のガス通路によりブローバイガス(オイルを含む燃料ガス)を流通させている一方、複数の点火プラグ挿入孔が配置される長方形状の領域の長手方向の他方の一辺側には、新気通路が形成されている。つまり、ブローバイガスを流通させるのにシリンダヘッドカバーの複数の点火プラグ挿入孔が配置される長方形状の領域の長手方向の一方の一辺側のみ用いており、長手方向の他方の一辺側を用いていないため、上記特許文献1に開示された内燃機関では、ブローバイガスからオイルを分離するための通路を十分に長くするのが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、オイルを含む燃料ガスからオイルを分離するためのガス通路部を十分に長くすることが可能な内燃機関およびそれを備えた車両を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による内燃機関は、クランクケースと、クランクケースの上方に配置されたシリンダヘッドと、シリンダヘッドの上側を覆うように取り付けられているシリンダヘッドカバーと、プラグ部がシリンダヘッドに挿入され、プラグ部を覆うプラグキャップがシリンダヘッドカバーの外側に配置されている点火プラグとを備え、シリンダヘッドカバーは、クランクケースからオイルを含む燃料ガスが流入するとともに、点火プラグの挿入側から視て点火プラグのプラグキャップを囲むようにU字状に形成されたガス通路部を有する。
この第1の局面による内燃機関では、上記のように、シリンダヘッドカバーに、点火プラグの挿入側から視て点火プラグのプラグキャップを囲むようにU字状に形成されるガス通路部を設けることによって、ガス通路部を点火プラグの挿入側から視てL字状に形成した場合と比べて、ガス通路部を形成するために、点火プラグの挿入側から視てシリンダヘッドカバーのより多くの部分を用いることができる。これにより、ガス通路部の長さをより大きくすることができる。その結果、シリンダヘッドカバーに、オイルを含む燃料ガスからオイルを分離するための十分な長さを有するガス通路部を設けることができる。
上記第1の局面による内燃機関において、好ましくは、シリンダヘッドカバーは、その端部に点火プラグの挿入側から視て所定の方向に延びるように設けられ、カムチェーンの上方を覆うチェーンケース部をさらに有し、ガス通路部は、点火プラグを挟むように所定の間隔を隔てて設けられる第1通路部および第2通路部と、チェーンケース部に隣接するように、第1通路部および第2通路部のチェーンケース部側の部分を連結する第3通路部とを含み、第1通路部および第2通路部は、所定の方向と交差する方向に延び、第3通路部は、所定の方向に延びるように構成されている。このように構成すれば、容易に、シリンダヘッドカバーに点火プラグの挿入側から視てU字状のガス通路部を設けることができる。
上記ガス通路部が第1通路部および第2通路部と第3通路部とを含む内燃機関において、好ましくは、チェーンケース部と反対側に設けられ、オイルを含む燃料ガスを第1通路部に流入させるガス流入口部をさらに備え、シリンダヘッドカバーのガス通路部は、ガス流入口部側に向かって下方に傾斜するように配置されている。このように構成すれば、ガス通路部の内部でオイルを含む燃料ガスから分離されたオイルを、第1通路部に向かって流すことができるとともに、チェーンケース部と反対側に設けられているガス流入口部からガス通路部の外部に排出することができる。
上記ガス通路部が第1通路部および第2通路部と第3通路部とを含む内燃機関において、好ましくは、第1通路部のチェーンケース部と反対側に設けられ、オイルを含む燃料ガスを第1通路部に流入させるガス流入口部をさらに備え、ガス流入口部には、その下方で飛散したオイルが第1通路部に浸入するのを抑制するための遮蔽部が設けられている。このように構成すれば、遮蔽部により、容易に、ガス流入口部の下方で飛散するオイルがガス流入口部から第1通路部に浸入するのを抑制することができる。
上記ガス流入口部に遮蔽部が設けられている内燃機関において、好ましくは、シリンダヘッドカバーの下側に設けられたプレート部材をさらに備え、ガス通路部の底面部分は、プレート部材により構成されている。このように構成すれば、プレート部材を取り外しすることができるので、ガス通路部の内部を容易に清掃することができる。
この場合において、好ましくは、ガス流入口部の遮蔽部は、プレート部材に一体的に形成されている。このように構成すれば、遮蔽部を設けたとしても、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記ガス流入口部に遮蔽部が設けられている内燃機関において、好ましくは、シリンダヘッドカバーの下方に配置され、吸気バルブおよび排気バルブを動作させるためのカム部と、カム部とガス流入口部との間に設けられ、カム部が回転するのに伴ってオイルが上方に飛散するのを抑制する傘部とをさらに備える。このように構成すれば、遮蔽部に加えて、傘部によっても、カム部が回転するのに伴って上方に飛散するオイルがガス流入口部から第1通路部に浸入するのを抑制することができるので、第1通路部へのオイルの浸入をより抑制することができる。
上記第1の局面による内燃機関において、好ましくは、シリンダヘッドカバーのガス通路部は、ガス通路部の内側に突出するように設けられた複数の隔壁部を有する。このように構成すれば、複数の隔壁部により、ガス通路部の内部を流通しているオイルを含む燃料ガスの流速が大きくなるのを抑制することができるので、オイルを含む燃料ガスがガス通路部を通過する時間を長くすることができる。これにより、オイルを含む燃料ガスからより効果的にオイルを分離することができる。
この場合において、好ましくは、複数の隔壁部は、シリンダヘッドカバーに一体的に形成されている。このように構成すれば、部品点数を増加させることなく、複数の隔壁部をシリンダヘッドカバーのガス通路部に形成することができる。
この発明の第2の局面による車両は、上記のいずれかの構成に記載の内燃機関を備える。このように構成すれば、オイルを含む燃料ガスからオイルを分離するための十分な長さを有するガス通路部を設けることが可能な内燃機関を備えた車両を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるエンジン(内燃機関)が搭載された自動二輪車(車両)の全体構造を示した側面図である。図2〜図10は、図1に示した一実施形態によるエンジンの構造を詳細に説明するための図である。なお、本実施形態では、本発明の車両の一例として、自動二輪車について説明する。図中、矢印FWDは、自動二輪車の走行方向の前方を示している。まず、図1〜図10を参照して、本実施形態によるエンジン15およびそれが搭載された自動二輪車1の構造について説明する。
本発明の一実施形態によるエンジン(内燃機関)15が搭載された自動二輪車1の構造としては、図1に示すように、ヘッドパイプ2の後方には、前後方向に延びるメインフレーム3が配置されている。また、メインフレーム3は、上方から後方に延びる上側フレーム3aと、下側から後方に延びる下側フレーム3bとを有している。また、上側フレーム3aとシートレール4の後部との間には、バックステー5が接続されている。これらのヘッドパイプ2、メインフレーム3、シートレール4およびバックステー5によって、車体フレームが構成されている。
また、ヘッドパイプ2の上部には、ハンドル6が回動可能に取り付けられている。また、ハンドル6の下方には、上下方向の衝撃を吸収するためのサスペンションを有する一対のフロントフォーク7が配置されている。このフロントフォーク7の下端には、前輪8が回転可能に取り付けられている。また、前輪8の上方には、フロントフェンダ9が配置されている。また、フロントフォーク7の後方には、ラジエータ10が配置されている。
また、メインフレーム3の後端部には、ピボット軸3cを介して、スイングアーム11の前端部が取り付けられている。スイングアーム11の後端部には、後輪12が回転可能に取り付けられている。また、後輪12には、後輪12と共に回転するように、ドリブンスプロケット13が取り付けられている。このドリブンスプロケット13には、ドライブチェーン14が噛合されており、ドライブチェーン14は、エンジン15の後述するドライブスプロケット56(図3参照)により駆動されるように構成されている。また、エンジン15は、メインフレーム3の上側フレーム3aと下側フレーム3bとに挟まれるように、かつ、矢印FWD方向側に向かって傾斜した状態で搭載されている。なお、エンジン15は、本発明の「内燃機関」の一例である。また、エンジン15には、マフラー16が接続されている。また、メインフレーム3の上方には、燃料タンク17が配置されている。また、シートレール4の上方には、シート18が配置されている。
また、本実施形態によるエンジン15は、図2に示すように、シリンダ19と、シリンダヘッド20と、シリンダヘッドカバー21と、クランクケース22とを含んでいる。シリンダ19には、その内周面にピストン23が摺動可能に配置されている。このピストン23には、コンロッド24の一方端部が回動可能に取り付けられている。また、シリンダヘッド20は、シリンダ19の一方の開口を塞ぐように配置されている。また、シリンダヘッド20には、吸気ポート20aおよび排気ポート20bが形成されている。吸気ポート20aおよび排気ポート20bには、それぞれ、チタン製の吸気バルブ25およびスチール製の排気バルブ26が配置されている。また、吸気バルブ25の傘部25aは、排気バルブ26の傘部26aの面積の約1.5倍の面積を有するように形成されている。また、吸気ポート20aには、スロットルボディ27が接続されている。このスロットルボディ27には、吸気ポート20aに燃料を噴射するためのインジェクタ28が取り付けられている。また、吸気ポート20aは、空気と燃料とを含む混合気をシリンダヘッド20の燃焼室20cに供給するために設けられている。また、排気ポート20bは、燃焼後の残留ガスを燃焼室20cから排出するために設けられている。この排気ポート20bには、図示しない排気管を介してマフラー16(図1参照)が接続されている。
また、シリンダ19およびシリンダヘッド20の内部の矢印L方向側には、図3に示すように、カムチェーン29が配置されているカムチェーン室19aおよび20dが設けられている。これらのカムチェーン室19aおよび20dは、クランクケース22とシリンダヘッドカバー21との間を接続するように設けられている。これにより、ピストン23とシリンダ19の内周面との隙間からクランクケース22に浸入することによりクランクケース22の内部に貯留されるブローバイガス(潤滑するためのオイルを含む燃焼ガス)を、カムチェーン室19aおよび20dを介してシリンダヘッドカバー21側(上側)に流通させることが可能となる。
また、シリンダヘッド20の後方(矢印FWD方向とは反対の方向)には、図2および図4に示すように、エンジン15により温められた冷却水を、ホース(図示せず)を介してラジエータ10(図1参照)に戻すための排水口部20eが設けられている。この排水口部20eは、吸気ポート20a(図2参照)よりも矢印L方向(図3参照)側に配置されている。また、排水口部20eは、カムチェーン29(図4参照)よりも矢印R方向(図3参照)側に配置されている。つまり、排水口部20eは、吸気ポート20a(図2参照)とカムチェーン29(図4参照)との間に設けられている。
また、シリンダヘッド20の上部には、図5に示すように、マグネシウム合金製のシリンダヘッドカバー21がシリンダヘッド20を覆うように取り付けられている。また、シリンダヘッドカバー21の上部(外側)には、点火プラグ30が配置されている。具体的には、点火プラグ30のプラグ部30aは、図3および図5に示すように、シリンダヘッド20に挿入されるとともに燃焼室20c(図3参照)の上部にその下端部が突出するように嵌め込まれている。また、プラグ部30aを覆うプラグキャップ30bは、図5に示すように、シリンダヘッドカバー21の上部に突出した状態でシリンダヘッドカバー21に係合されている。
また、シリンダヘッドカバー21には、図3および図6に示すように、カムチェーン室20d(図3参照)の上方を覆うようにチェーンケース部21aが設けられている。このチェーンケース部21aは、シリンダヘッドカバー21に一体的に、かつ、シリンダヘッドカバー21の矢印L方向側の端部に形成されている。また、チェーンケース部21aは、点火プラグ30の挿入側から視て前後方向(所定の方向)に延びるように形成されている。
ここで、本実施形態では、シリンダヘッドカバー21には、図6および図7に示すように、点火プラグ30の挿入側から視て点火プラグ30(図6参照)のプラグキャップ30bを囲うようにU字状に形成されたガス通路部21bが設けられている。このガス通路部21bは、クランクケース22(図3参照)からカムチェーン室19aおよび20d(図3参照)を介して上昇したオイルが混入したブローバイガスを流通させるとともに、ブローバイガスからオイルを分離するために設けられている。また、ガス通路部21bは、シリンダヘッドカバー21に一体的に形成されており、ガス通路部21bの上面および側面部分は、シリンダヘッドカバー21の内面により構成されている。
また、本実施形態では、シリンダヘッドカバー21には、図5および図7に示すように、シリンダヘッドカバー21の下側にアルミニウム合金製のプレート部材31が取り付けられている。具体的には、プレート部材31は、シリンダヘッドカバー21に形成されているガス通路部21bの下側を覆うように5つのネジ部材70を用いて固定されている。また、プレート部材31は、図5に示すように、ガス通路部21bの底面部分を構成している。
また、本実施形態では、ガス通路部21bは、図7および図8に示すように、点火プラグ30の挿入側から視て矢印L方向および矢印R方向(所定の方向と交差する方向)に延びるとともに、点火プラグ30(図8参照)を挟むように所定の間隔を隔てて設けられている前方通路部21cおよび後方通路部21dと、前方通路部21cおよび後方通路部21dのチェーンケース部21a側(矢印L方向側)の部分を連結する中間通路部21eとを含んでいる。なお、前方通路部21cは、本発明の「第1通路部」の一例であり、後方通路部21dは、本発明の「第2通路部」の一例である。また、中間通路部21eは、本発明の「第3通路部」の一例である。
また、本実施形態では、前方通路部21cには、図7および図8に示すように、前方通路部21cのチェーンケース部21aと反対側(矢印R方向側)部分の下部にガス流入口部31aが設けられている。このガス流入口部31aは、ガス通路部21bの底面部分を構成しているプレート部材31に形成されており、ブローバイガスが前方通路部21cに流入されるように構成されている。また、前方通路部21cは、図9に示すように、ガス流入口部31a(図8参照)から流入されたブローバイガスが矢印R方向側の端部近傍から矢印L方向に流通されるように構成されている。また、ガス流入口部31aには、図7および図8に示すように、プレート部材31の一部を下側に折り曲げることによって遮蔽部31bが形成されている。この遮蔽部31bは、ガス流入口部31aの下方で、後述するカム部34a(図2参照)などが回転するのに伴って飛散したオイルがガス流入口部31aから前方通路部21cに浸入するのを抑制する機能を有する。
また、本実施形態では、前方通路部21cの矢印L方向側の端部には、図8に示すように、中間通路部21eの矢印FWD方向側(前側)の端部が連結されている。この中間通路部21eは、チェーンケース部21aの矢印R方向側に隣接するように、かつ、前後方向(所定の方向)に延びるように形成されている。また、中間通路部21eは、ブローバイガスが前方通路部21c側(前側)から後方通路部21d側(後側)に向かって流通されるように構成されている。
また、本実施形態では、中間通路部21eの後側の端部には、後方通路部21dの矢印L方向の端部が連結されている。また、後方通路部21dの矢印R方向側の端部には、図6および図9に示すように、ブローバイガスをガス通路部21bの外部に排出させる排出口部21fが設けられている。すなわち、後方通路部21dは、図9に示すように、ブローバイガスが矢印L方向側から矢印R方向に向かって流通されるとともに排出口部21fから排出されるように構成されている。また、排出口部21fには、図10に示すように、ホース32の一方側が取り付けられており、ホース32の他方側は、エアクリーナ33に接続されている。これにより、排出口部21fからガス通路部21b(図6参照)の外部に排出されたブローバイガスを、ブローバイガスからオイルを十分に分離した状態で、ホース32を介してエアクリーナ33に流入することが可能となる。
また、本実施形態では、ガス通路部21bには、図7および図9に示すように、シリンダヘッドカバー21に一体的に、かつ、ガス通路部21bの内側に突出するように複数の隔壁部21gが形成されている。この隔壁部21gは、ガス通路部21bを流通するブローバイガスの流速が大きくなるのを抑制する機能を有する。これにより、ブローバイガスからオイルを効果的に分離することが可能となる。
また、本実施形態では、シリンダヘッドカバー21のガス通路部21bは、図2に示すように、上記したようにエンジン15が矢印FWD方向側(前側)に向かって傾斜した状態で搭載されているため、ブローバイガスが流入される前方通路部21c側(前側)に向かって下方に傾斜するように配置されている。すなわち、ガス通路部21bの底面部分を構成するプレート部材31が前側に向かって下方に傾斜するように配置されている。これにより、ブローバイガスから分離されたオイルが前方通路部21cに設けられているガス流入口部31aを介してガス通路部21bの外部に排出され易くなるので、ガス通路部21bにオイルが貯留するのを抑制することが可能となる。また、プレート部材31には、複数のオイル抜き穴31cが設けられている。これによっても、ブローバイガスから分離されたオイルが複数のオイル抜き穴31cを介してガス通路部21bの外部に排出され易くなるので、ガス通路部21bにオイルが貯留するのを抑制することが可能となる。
また、シリンダヘッドカバー21には、図7に示すように、シリンダヘッドカバー21をシリンダヘッド20の後述する傘部20f(図2参照)に取り付けるための2つの取付穴21hが形成されている。また、取付穴21hの周囲には、壁部21iが形成されており、壁部21iは、ガス通路部21bを流通するブローバイガスの流速が大きくなるのを抑制する機能を有する。これにより、ブローバイガスからオイルを分離させることが可能となる。
また、シリンダヘッドカバー21の下方には、図2に示すように、一対のカムシャフト34が設けられている。これら一対のカムシャフト34には、それぞれ、吸気バルブ25および排気バルブ26をそれぞれ動作させるためのカム部34aが設けられている。また、カムシャフト34の歯車部34bには、図3に示すように、上記したカムチェーン29が噛合されている。このカムチェーン29は、カムチェーン室19aおよび20dを通って、後述するクランクシャフト37の歯車部37aに噛合されており、カムシャフト34は、クランクシャフト37が回転するのに伴って回転するように構成されている。
また、本実施形態では、図2に示すように、一対のカム部34aの上方には、それぞれ、傘部20fが設けられている。また、一対の傘部20fのうちの排気ポート20b側(矢印FWD方向側)の傘部20fは、ガス流入口部31aが設けられている前方通路部21cの下方に設けられている。この一対の傘部20fのうちの排気ポート20b側(矢印FWD方向側)の傘部20fは、カム部34aが回転するのに伴ってオイルが上方に飛散するのを抑制する機能を有する。
また、カムチェーン室19aおよび20dには、図4に示すように、カムチェーン29の外周部に沿うようにカムチェーンガイド35aおよび35bと、ガイドストッパー35cとが配置されている。これらのカムチェーンガイド35aおよび35bと、ガイドストッパー35cとは、カムチェーン29がカムシャフト34の歯車部34bおよびクランクシャフト37の歯車部37aから脱落するのを抑制する機能を有する。
また、カムチェーン室19aの後側には、カムチェーンテンショナー36がシリンダ19の外側から挿入されることにより取り付けられている。このカムチェーンテンショナー36は、その押圧部36aがカムチェーンガイド35aの後部35dを押圧するように構成されている。また、カムチェーンテンショナー36には、図示しないオイル配管が接続されており、押圧部36aは、油圧によってカムチェーンガイド35aの後部35dを押圧するように構成されている。これにより、カムチェーン29が経年劣化によりカムチェーン29が伸びた場合にも、カムチェーン29を所定の張力を維持した状態で保持することが可能となる。また、押圧部36aには、カムチェーンテンショナー36の本体に形成されている噛合部36bに噛合する噛合部36cが形成されている。
また、シリンダ19の下部には、図5に示すように、クランクケース22が取り付けられている。このクランクケース22の下部には、エンジン15の内部を潤滑するためのオイルを貯留するオイルパン22aが設けられている。また、オイルパン22aの上方には、オイルパン22aに貯留されているオイルが飛散するのを抑制するための壁部22bが設けられている。
また、クランクケース22の内部には、図2に示すように、クランクシャフト37と、クランクシャフト37を中心として回転する第1クランクギア38および第2クランクギア39と、バランサシャフト40と、バランサシャフト40を中心として回転するバランサギア41と、メインシャフト42と、メインシャフト42を中心として回転するドリブンギア43と、ドリブンギア43に取り付けられ、ドリブンギア43と共に回転するオイルポンプ駆動ギア44と、メインシャフト42に取り付けられたクラッチ機構部45とが配置されている。
クランクシャフト37には、図3に示すように、コンロッド24の他方端部がクランクシャフト37に対して回動可能に取り付けられている。つまり、クランクシャフト37は、ピストン23がシリンダ19に対して摺動するのに伴って回転するように構成されている。また、クランクシャフト37は、走行方向(矢印FWD方向)(図1および図2参照)と直交するように、クランクケース22に配置されている。また、クランクシャフト37は、クランクケース22に取り付けられている一対の軸受46により回転可能に支持されている。また、第2クランクギア39は、クランクシャフト37の一方(矢印R方向)端部近傍に固定されており、クランクシャフト37と共に回転するように構成されている。また、第1クランクギア38は、第2クランクギア39の矢印L方向側に隣接するようにクランクシャフト37に固定されおり、クランクシャフト37と共に回転するように構成されている。
また、クランクシャフト37の他方(矢印L方向)端部には、発電装置47が取り付けられている。この発電装置47は、クランクシャフト37が回転するのに伴って、発電されるように構成されている。また、クランクシャフト37の発電装置47の矢印R方向側には、発電装置47に隣接するようにスタータギア48が固定されている。このスタータギア48は、図4に示すように、中間ギア49および50を介してスタータモータ51の駆動ギア51aに接続されている。また、クランクシャフト37のスタータギア48の矢印R方向側には、図3に示すように、カムチェーン29が噛合される歯車部37aが設けられている。また、スタータギア48の矢印R方向側には、スタータギア48がクランクシャフト37の矢印R方向側に移動するのを抑制するための規制部22cがクランクケース22に一体的に形成されている。
また、バランサギア41は、図2に示すように、第1クランクギア38に噛合するように構成されている。また、バランサギア41は、バランサシャフト40と共に回転するように構成されている。このバランサギア41には、スチール製のバランサ41aが取り付けられている。このバランサ41aは、円弧形状を有しており、3本のネジ部材71によりバランサギア41の平板面部に固定されている。また、バランサ41aは、ピストン23が上死点に位置する際にバランサギア41の平板面部の下部に位置するようにバランサギア41に取り付けられている。そして、ピストン23が下死点に位置する際には、第1クランクギア38が半回転するのに伴ってバランサギア41も半回転するので、バランサ41aは、バランサギア41の平板面部の上部に位置するように移動される。
また、第2クランクギア39には、ドリブンギア43が噛合されている。このドリブンギア43は、第2クランクギア39の直径よりも大きな直径を有するように構成されている。すなわち、ドリブンギア43は、第2クランクギア39の回転よりも減速されて回転するように構成されている。また、ドリブンギア43に伝達された駆動力は、クラッチ機構部45を介してメインシャフト42に伝達される。また、クラッチ機構部45は、ドリブンギア43に伝達された駆動力を断続的にメインシャフト42に伝達する機能を有する。また、メインシャフト42は、図3に示すように、クランクケース22に取り付けられている一対の軸受52により回転可能に支持されている。また、メインシャフト42に伝達された駆動力は、変速機構部53を介してドライブシャフト54に伝達される。このドライブシャフト54は、クランクケース22に取り付けられている一対の軸受55により回転可能に支持されている。また、ドライブシャフト54の矢印L方向側の端部には、ドライブスプロケット56が取り付けられている。これにより、ドライブシャフト54に伝達された駆動力は、ドライブチェーン14を介して後輪12(図1参照)に伝達される。
また、図2に示すように、ドリブンギア43の矢印L方向(図3参照)側には、樹脂製のオイルポンプ駆動ギア44が係合されている。このオイルポンプ駆動ギア44は、ドリブンギア43と一体的に回転するように構成されている。また、オイルポンプ駆動ギア44には、オイルポンプ駆動ギア44が回転するのに伴って回転される樹脂製の中間ギア57が噛合されている。この中間ギア57には、中間ギア57が回転するのに伴って回転される樹脂製のオイルポンプギア58が噛合されている。すなわち、オイルポンプギア58は、オイルポンプ駆動ギア44が回転するのに伴って、中間ギア57を介して回転されるように構成されている。
本実施形態では、上記のように、シリンダヘッドカバー21に、点火プラグ30の挿入側から視て点火プラグ30のプラグキャップ30bを囲むようにU字状に形成されるガス通路部21bを設けることによって、ガス通路部21bを点火プラグ30の挿入側から視てL字状に形成した場合と比べて、ガス通路部21bを形成するために、点火プラグ30の挿入側から視てシリンダヘッドカバー21のより多くの部分を用いることができるので、ガス通路部21bの長さをより大きくすることができる。これにより、シリンダヘッドカバー21に、ブローバイガスからオイルを分離するための十分な長さを有するガス通路部を設けることができる。
また、本実施形態では、ガス通路部21bに、所定の方向(矢印FWD方向)と交差する方向(矢印L方向および矢印R方向)に延びるとともに、点火プラグ30を挟むように所定の間隔を隔てて設けられる前方通路部21cおよび後方通路部21dと、チェーンケース部21aに隣接するように、前方通路部21cおよび後方通路部21dのチェーンケース部21a側の部分を連結するとともに、所定の方向(矢印FWD方向)に延びる中間通路部21eとを設けることによって、容易に、シリンダヘッドカバー21に点火プラグ30の挿入側から視てU字状のガス通路部21bを設けることができる。
また、本実施形態では、シリンダヘッドカバー21のガス通路部21bを、ブローバイガスが流入する前方通路部21c側(矢印FWD方向側)に向かって下方に傾斜するように配置することによって、ガス通路部21bの内部でブローバイガスから分離されたオイルを、前方通路部21cに向かって流すことができるとともに、前方通路部21cのチェーンケース部21aと反対側(矢印R方向側)部分の下部に設けられているガス流入口部31aからガス通路部21bの外部に排出することができる。
また、本実施形態では、ガス流入口部31aに、ガス流入口部31aの下方で飛散したオイルが前方通路部21cに浸入するのを抑制するための遮蔽部31bを設けることによって、遮蔽部31bにより、容易に、ガス流入口部31a近傍で飛散するオイルがガス流入口部31aから前方通路部21cに浸入するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、カム部34aとガス流入口部31aとの間に配置され、カム部34aが回転するのに伴ってオイルが上方に飛散するのを抑制する傘部20fを設けることによって、遮蔽部31bに加えて、傘部20fによっても、カム部34aが回転するのに伴って上方に飛散するオイルがガス流入口部31aから前方通路部21cに浸入するのを抑制することができるので、前方通路部21cへのオイルの浸入をより抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、内燃機関を備えた車両の一例として自動二輪車を示したが、本発明はこれに限らず、内燃機関を備えた車両であれば、自動車、三輪車、ATV(All Terrain Vehicle;不整地走行車両)などの自動二輪車以外の車両にも適用可能である。
また、上記実施形態では、U字状のガス通路部の中間通路部をチェーンケース部に隣接するように設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、中間通路部をチェーンケース部と重なるように設けてもよい。
また、上記実施形態では、ガス通路部の底面部分をプレート部材により構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、ガス通路部の底面部分をシリンダヘッドカバーに一体的に設けるようにしてもよい。
本発明の一実施形態によるエンジンが搭載された自動二輪車の全体構造を示した側面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンを示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンを示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンを示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンを示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのシリンダヘッドカバー周辺の構造を示した平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのシリンダヘッドカバー周辺の構造を示した分解斜視図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのシリンダヘッドカバー周辺の構造を示した底面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車に搭載されたエンジンのシリンダヘッドカバーの構造を示した底面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の構造を説明するための平面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
15 エンジン(内燃機関)
20 シリンダヘッド
20f 傘部
21 シリンダヘッドカバー
21a チェーンケース部
21b ガス通路部
21c 前方通路部(第1通路部)
21d 後方通路部(第2通路部)
21e 中間通路部(第3通路部)
21g 隔壁部
22 クランクケース
25 吸気バルブ
26 排気バルブ
29 カムチェーン
30 点火プラグ
30a プラグ部
30b プラグキャップ
31 プレート部材
31a ガス流入口部
31b 遮蔽部
34a カム部
FWD 矢印FWD方向(所定の方向)
L 矢印L方向(所定の方向と交差する方向)
R 矢印R方向(所定の方向と交差する方向)

Claims (10)

  1. クランクケースと、
    前記クランクケースの上方に配置されたシリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドの上側を覆うように取り付けられているシリンダヘッドカバーと、
    プラグ部が前記シリンダヘッドに挿入され、前記プラグ部を覆うプラグキャップが前記シリンダヘッドカバーの外側に配置されている点火プラグとを備え、
    前記シリンダヘッドカバーは、前記クランクケースからオイルを含む燃料ガスが流入するとともに、前記点火プラグの挿入側から視て前記点火プラグのプラグキャップを囲むようにU字状に形成されたガス通路部を有する、内燃機関。
  2. 前記シリンダヘッドカバーは、その端部に前記点火プラグの挿入側から視て所定の方向に延びるように設けられ、カムチェーンの上方を覆うチェーンケース部をさらに有し、
    前記ガス通路部は、
    前記点火プラグを挟むように所定の間隔を隔てて設けられる第1通路部および第2通路部と、
    前記チェーンケース部に隣接するように、前記第1通路部および前記第2通路部の前記チェーンケース部側の部分を連結する第3通路部とを含み、
    前記第1通路部および前記第2通路部は、所定の方向と交差する方向に延び、
    前記第3通路部は、前記所定の方向に延びるように構成されている、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記チェーンケース部と反対側に設けられ、前記オイルを含む燃料ガスを前記第1通路部に流入させるガス流入口部をさらに備え、
    前記シリンダヘッドカバーのガス通路部は、前記ガス流入口部側に向かって下方に傾斜するように配置されている、請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記第1通路部の前記チェーンケース部と反対側に設けられ、前記オイルを含む燃料ガスを前記第1通路部に流入させるガス流入口部をさらに備え、
    前記ガス流入口部には、その下方で飛散したオイルが前記第1通路部に浸入するのを抑制するための遮蔽部が設けられている、請求項2に記載の内燃機関。
  5. 前記シリンダヘッドカバーの下側に設けられたプレート部材をさらに備え、
    前記ガス通路部の底面部分は、前記プレート部材により構成されている、請求項4に記載の内燃機関。
  6. 前記ガス流入口部の遮蔽部は、前記プレート部材に一体的に形成されている、請求項5に記載の内燃機関。
  7. シリンダヘッドカバーの下方に配置され、吸気バルブおよび排気バルブを動作させるためのカム部と、
    前記カム部と前記ガス流入口部との間に設けられ、前記カム部が回転するのに伴ってオイルが上方に飛散するのを抑制する傘部とをさらに備える、請求項4に記載の内燃機関。
  8. 前記シリンダヘッドカバーのガス通路部は、前記ガス通路部の内側に突出するように設けられた複数の隔壁部を有する、請求項1に記載の内燃機関。
  9. 前記複数の隔壁部は、前記シリンダヘッドカバーに一体的に形成されている、請求項7に記載の内燃機関。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の内燃機関を備えた、車両。

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