JP2014227924A - 内燃機関およびそれを備えた自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の大型化を抑制しつつ、内燃機関内でのオイルの循環性能に優れる内燃機関を提供すること。【解決手段】内燃機関では、上下クランクケース50、60は、クランク室45と、クランク室45と連通するクラッチ室105と、カムチェーン室46と、を備え、上クランクケース50は、カムチェーン室46とクラッチ室105とを仕切る第2上仕切り壁52を備え、下クランクケース60は、カムチェーン室46とクランク室45とを仕切る第1下仕切り壁61と、カムチェーン室46とクラッチ室105とを仕切る第2下仕切り壁62と、を備え、カムチェーン室46とクランク室45とを連通するオイル通路64が第1下仕切り壁61に形成され、カムチェーン室46とクラッチ室105とを連通する第1通路53、63が第2上仕切り壁52の下面52Aおよび第2下仕切り壁62の上面62Aに形成されている。【選択図】図15

Description

本発明は、内燃機関およびそれを備えた自動二輪車に関する。
従来から、自動二輪車等の内燃機関において、シリンダヘッド、シリンダボディ、クランクケース等の各部材に形成されたオイル通路内をオイルが流通している。内燃機関の各部材を流通したオイルは、クランクケースの下部に設けられたオイルパンに戻り、再びオイルパンから各部材へ送り出される。このようにして、オイルは内燃機関内を循環している。
上記オイルの循環の一例として、シリンダヘッドを流通したオイルは、シリンダボディの側部に設けられたカムチェーン室に流れ込み、クランク軸を収容するクランク室を介してオイルパンに戻る。特許文献1には、密閉型のクランク室と、カムチェーン室とを連通する連通溝を備えた内燃機関が開示されている。
特開2011−38437号公報
ところで、クランク室では、ピストンが往復運動を行うことによってクランク軸が高速回転しているため、クランク室内に圧力変動が生じる。この圧力変動により、カムチェーン室内を流通するオイルはクランク室に流入しにくくなり、オイルの循環性能が低下するという問題が生じ得る。かかる問題に対応すべく、カムチェーン室からオイルパンに直接的にオイルを戻すバイパス通路を別途設けることによってオイルの循環を効率良く行うことが考えられるが、バイパス通路を別途設けることでコストが増大する虞がある。さらに、内燃機関内のレイアウトには制約があるため、バイパス通路を設けることで内燃機関が大型化してしまう虞がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の大型化を抑制しつつ、内燃機関内でのオイルの循環性能に優れる内燃機関を提供することである。
本発明に係る内燃機関は、クランク軸と、前記クランク軸のトルクが伝達されるクラッチと、前記クランク軸と連動するカムチェーンと、前記クランク軸の上方に配置された上クランクケースと、前記クランク軸の下方に配置され、前記上クランクケースに結合された下クランクケースと、を備え、前記上クランクケースおよび前記下クランクケースは、前記クランク軸を収容するクランク室と、前記クラッチを収容し、前記クランク室と連通するクラッチ室と、前記カムチェーンの一部を収容するカムチェーン室と、を備え、前記上クランクケースは、前記カムチェーン室と前記クランク室とを仕切る第1上仕切り壁と、下面を有し、前記カムチェーン室と前記クラッチ室とを仕切る第2上仕切り壁と、を備え、前記下クランクケースは、前記第1上仕切り壁と接触し、前記カムチェーン室と前記クランク室とを仕切る第1下仕切り壁と、前記第2上仕切り壁の前記下面と接触する上面を有し、前記カムチェーン室と前記クラッチ室とを仕切る第2下仕切り壁と、を備え、前記第1下仕切り壁に形成され、前記カムチェーン室と前記クランク室とを連通し、前記カムチェーン室から前記クランク室にオイルを導くオイル通路と、前記下クランクケースの下方に配置され、前記クランク室からオイルを回収するオイルパンと、前記第2上仕切り壁の前記下面および前記第2下仕切り壁の前記上面のうち少なくとも一方に形成された溝からなり、前記カムチェーン室と前記クラッチ室とを連通する第1通路とを備える。
本発明に係る内燃機関では、クラッチ室と連通するクランク室は、オイル通路を介してカムチェーン室と連通し、クラッチ室は、第2上仕切り壁の下面および第2下仕切り壁の上面のうち少なくとも一方に形成された溝からなる第1通路を介してカムチェーン室と連通している。このように、内燃機関は、オイル通路に加えて第1通路を有しているため、クランク軸が高速回転しても、クランク室内の圧力変動は抑制される。この結果、カムチェーン室内を流通するオイルはクランク室に流入しやすくなり、オイルの循環性能が向上する。また、カムチェーン室からオイルパンに直接的にオイルを戻すバイパス通路を別途設ける必要がないので、コストの増加を抑制すると共に内燃機関の大型化を抑制することができる。
本発明の一態様によれば、前記上クランクケースは、前記第1上仕切り壁に形成され、前記カムチェーン室と前記クランク室とを連通する第2通路を備える。
これにより、カムチェーン室とクランク室との圧力差が大きくなることは抑制される。この結果、カムチェーン室からクランク室へのオイルの循環性能が高まる。
本発明の一態様によれば、前記第1通路は、前記第2上仕切り壁の前記下面および前記第2下仕切り壁の前記上面のいずれにも形成されている。
これにより、カムチェーン室とクランク室との圧力差が大きくなることはより抑制される。この結果、カムチェーン室からクランク室へのオイルの循環性能がより高まる。
本発明の一態様によれば、前記上クランクケースおよび前記下クランクケースは、前記第1通路の両側において、前記上クランクケースと前記下クランクケースとを相互に固定するボルトが挿入される2つの孔を備える。
このように、第1通路はレイアウトの自由度が高く、ボルトが挿入される2つの孔の間に形成することができる。
本発明の一態様によれば、前記上クランクケースから斜め上方または上方に延びるシリンダボディと、前記シリンダボディの上方に配置され、前記シリンダボディに結合されたシリンダヘッドと、を備え、前記シリンダボディは、前記クランク室と前記シリンダヘッドの内部とを連通する第3通路を備える。
これにより、クランク室内の圧力変動を低減することができる。この結果、カムチェーン室からクランク室へのオイルの循環性能が高まる。
本発明の一態様によれば、前記上クランクケースと前記シリンダボディとは一体に成形されている。
これにより、上クランクケースとシリンダボディとを相互に固定する部材を削減することができる。この結果、内燃機関の軽量化が実現される。
本発明の一態様によれば、前記シリンダボディは、その内部に複数のシリンダを備える。
複数のシリンダを備える内燃機関は、一つのシリンダのみを備える内燃機関と比較して、クランク軸が高速回転することによってクランク室内に生じる圧力の変動が小さい。このため、第2上仕切り壁の下面および第2下仕切り壁の上面のうち少なくとも一方に第1通路を形成するという本発明の構成を採用することによる効果が特に発揮され得る。
本発明の一態様によれば、前記クランク軸に設けられ、前記クランク室に収容されたクランクギアと、前記クランク軸の一端に設けられ、前記カムチェーン室に収容されたカムスプロケットと、を備え、前記クランクギアと前記第1下仕切り壁との間隔は、前記カムスプロケットと前記第1下仕切り壁との間隔よりも小さい。
第1下仕切り壁とクランクギアとの間隔が小さくなるほど、カムチェーン室とクランク室との圧力差の影響を受けて、カムチェーン室内を流通するオイルはクランク室に流入しにくくなる。このため、このため、第2上仕切り壁の下面および第2下仕切り壁の上面のうち少なくとも一方に第1通路を形成するという本発明の構成を採用することによる効果が特に発揮され得る。
本発明に係る自動二輪車は、前記内燃機関を備えたものである。
本発明によれば、前述の作用効果を奏する自動二輪車を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、内燃機関の大型化を抑制しつつ、内燃機関内でのオイルの循環性能に優れる内燃機関を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る左メインフレームと内燃機関を示す左側面図である。 図2中のIII‐III線に沿う断面図である。 図2中のIV‐IV線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の断面図である。 本発明の一実施形態に係るクランクケースの左側面図である。 本発明の一実施形態に係る上クランクケースの底面図である。 本発明の一実施形態に係る下クランクケースの平面図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の一部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の一部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るシリンダヘッドの底面図である。 本発明の一実施形態に係るシリンダヘッドの平面図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関のカムチェーン室を示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係るクランクケースの右側面図である。 本発明の一実施形態に係るクランクケースの斜視図である。 図14中のXVI‐XVI線に沿う断面図である。 図6中のXVII‐XVII線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係るシリンダヘッド周辺のオイルの流れを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るシリンダボディの取付面を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るクランクケースの正面図である。 図19中のXXI‐XXI線に沿う断面図である。 図19中のXXII‐XXII線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る上クランクケースの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る下クランクケースの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るクランクケースの背面図である。 本発明の一実施形態に係る下クランクケースの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、オンロード型の自動二輪車1である。なお、本発明に係る自動二輪車はオンロード型の自動二輪車1に限定される訳ではない。本発明に係る自動二輪車は、いわゆるモペット型、オフロード型、またはスクータ型等の他の型式の自動二輪車であってもよい。
以下の説明において、特に断らない限り、前、後、左、右、上、下は、それぞれ自動二輪車1のシートに着座した乗員から見た前、後、左、右、上、下を意味するものとする。上、下は、それぞれ自動二輪車1が水平面上に停止しているときの鉛直方向の上、下を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、R、Up,Dnは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。
図1に示すように、自動二輪車1は、ヘッドパイプ5と、ヘッドパイプ5に固定された車体フレーム20とを備えている。ヘッドパイプ5には、ステアリングシャフト(図示せず)が支持され、ステアリングシャフトの上部にはハンドル7が設けられている。ステアリングシャフトの下部にはフロントフォーク9が設けられている。フロントフォーク9の下端部には、前輪10が回転自在に支持されている。ヘッドパイプ5の後方には燃料タンク3が配置され、燃料タンク3の後方にシート15が配置されている。燃料タンク3およびシート15は、車体フレーム20に支持されている。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ5から後斜め下向きに延びる左メインフレーム22と、ヘッドパイプ5から後斜め下向きに延びかつ左メインフレーム22の右方に位置する右メインフレーム32(図3参照)とを有する。車体フレーム20は、左メインフレーム22の後方に配置され、ピポット軸30を介して連結されている左リアアーム24と、右メインフレーム32の後方に配置され、ピポット軸30を介して連結されている右リアアーム(図示せず)とを有する。左リアアーム24の後端部24Aおよび右リアアームの後端部には、後輪12が回転自在に支持されている。
自動二輪車1は、内燃機関40を備えている。内燃機関40は、左メインフレーム22および右メインフレーム32の下方に配置されている。内燃機関40は、左メインフレーム22および右メインフレーム32に揺動不能に支持されている。具体的には、図2に示すように、左メインフレーム22および右メインフレーム32は、第1接続部22Aと、第1接続部22Aよりも後方に位置する第2接続部22Bと、第2接続部22Bよりも後方に位置する第3接続部22Cと、第3接続部22Cよりも下方に位置する第4接続部22Dとを有する。第1接続部22Aにおいて、左メインフレーム22および右メインフレーム32は、後述のシリンダヘッド80の接続部80A(図13参照)と連結している。第2接続部22Bにおいて、左メインフレーム22および右メインフレーム32は、シリンダヘッド80の接続部80B(図18参照)と連結している。第3接続部22Cにおいて、左メインフレーム22および右メインフレーム32は、上クランクケース50のボス部120(図3参照)と連結している。第4接続部22Dにおいて、左メインフレーム22および右メインフレーム32は、後述の下クランクケース60の左ボス部130(図4参照)および右ボス部134(図4参照)と連結している。
図5に示すように、内燃機関40は多気筒型のエンジンである。内燃機関40は、左右方向に延びるクランク軸42と、クランク軸42よりも前方に位置するバランサ軸38と、クランク軸42よりも後方に位置するメイン軸108と、メイン軸108よりも後方に位置するドライブ軸118と、クランク軸42のトルクが伝達されるクラッチ100と、変速機110と、これらを収容するクランクケース48(図1参照)とを備えている。クランクケース48は、上クランクケース50と、下クランクケース60とから構成されている。図6に示すように、上クランクケース50は、クランク軸42、バランサ軸38及びドライブ軸118の上方に配置されている。下クランクケース60は、クランク軸42、バランサ軸38およびドライブ軸118の下方に配置され、上クランクケース50と結合している。クランク軸42の軸心42Cとバランサ軸38の軸心38Cとドライブ軸118の軸心118Cとは同一直線W上に配置されている。メイン軸108は、バランサ軸38およびクランク軸42およびドライブ軸118よりも上方に配置されている。下クランクケース60の下方には、内燃機関40の内部を循環したオイルを回収するオイルパン18(図1参照)が配置されている。下クランクケース60とオイルパン18とは結合している。図5に示すように、クランク軸42は、左右方向(車幅方向)に延びている。クランク軸42の右端部にはスプロケット42Sが形成されている。クランク軸42のうちスプロケット42Sよりも左方の部分には、クランクギア42Gが固定されている。
バランサ軸38の右端部にはギア38Gが固定されている。ギア38Gは、クランク軸42に固定されたクランクギア42Gと噛み合っている。そのため、バランサ軸38はクランク軸42と連結している。バランサ軸38はクランク軸42により駆動される。
クラッチ100は、クラッチハウジング102と、クラッチボス104とを備えている。クラッチハウジング102はギア106に連結されている。ギア106は、クランク軸42に固定されたクランクギア42Gと噛み合っている。そのため、クラッチ100のクラッチハウジング102はクランク軸42と連結している。クラッチボス104には、メイン軸108が固定されている。メイン軸108には複数のギア108Gが設けられ、ドライブ軸118には複数のギア118Gが設けられている。変速機110は、シフトドラム112およびシフトフォーク114を備えている。シフトフォーク114がギア108Gおよびギア118Gの少なくともいずれかを移動させることにより、互いに噛み合うギア108Gおよびギア118Gの組み合わせが変更される。これにより、変速比が変更される。ドライブ軸118の左端部には、スプロケット116が取り付けられている。スプロケット116と後輪12(図1参照)とは、チェーン117によって連結されている。クランク軸42のトルクは、チェーン117を介して後輪12に伝達される。なお、ドライブ軸118から後輪12に動力を伝達する機構はチェーン117に限らず、伝動ベルト、ドライブシャフト、歯車機構、または他の機構であってもよい。
図7および図8に示すように、上クランクケース50および下クランクケース60は、クランク軸42を収容するクランク室45と、クラッチ100を収容するクラッチ室105と、変速機110を収容する変速機室115と、後述のカムチェーン47を収容するカムチェーン室46とを有している。変速機室115は、メイン軸108およびドライブ軸118を収容する。クランク室45とクラッチ室105とは連通している。クランク室45とクラッチ室105とは、第3シリンダ73の後方において連通している。クラッチ室105は変速機室115の右方に位置している。変速機室115の左右方向の長さH1は、クランク室45の左右方向の長さH2よりも短い。上記長さH1は変速機室115の左右方向の最も長い部分の長さを表し、上記長さH2はクランク室45の左右方向の最も長い部分の長さを表す。
図1に示すように、内燃機関40は、シリンダボディ70と、シリンダヘッド80と、シリンダヘッドカバー95とを備えている。シリンダボディ70は、上クランクケース50から前斜め上方に延びている。シリンダヘッド80は、シリンダボディ70の上方に配置され、シリンダボディ70に結合している。シリンダヘッドカバー95は、シリンダヘッド80の上方に配置され、シリンダヘッド80の先端部に結合している。本実施形態では、シリンダボディ70と上クランクケース50とは一体的に成形されている。ただし、シリンダボディ70と上クランクケース50とは別体であってもよい。シリンダヘッド80とシリンダボディ70との間にガスケットが配置されていてもよい。
図9に示すように、シリンダボディ70の内部には、第1シリンダ71、第2シリンダ72、および第3シリンダ73が形成されている。内燃機関40は、3気筒のエンジンである。第1シリンダ71、第2シリンダ72、および第3シリンダ73は、左から右に向かって順に配置されている。第1シリンダ71、第2シリンダ72、および第3シリンダ73の各々には、ピストン43が収容されている。各ピストン43は、コンロッド44を介してクランク軸42に接続されている。本実施形態の内燃機関40は、3つのシリンダ71〜73を備える3気筒のエンジンであるが、1つのシリンダを備える単気筒のエンジンであってもよいし、2つまたは4つ以上のシリンダを備える多気筒のエンジンであってもよい。2つ以上のシリンダを備える多気筒のエンジンであることが好ましい。
内燃機関40は、車幅方向に並ぶ3つの燃焼室82を備えている。燃焼室82は、ピストン43の頂面と、各シリンダ71〜73の内周壁と、シリンダヘッド80に形成された凹部81とから構成されている。燃焼室82には、燃焼室82内の燃料に点火を行う点火装置17(図10参照)が設けられている。図10に示すように、シリンダヘッド80には、各燃焼室82に繋がる複数の吸気ポート83および複数の排気ポート85が形成されている。内燃機関40は、燃焼室82と吸気ポート83との間を開閉する吸気弁84と、燃焼室82と排気ポート85との間を開閉する排気弁86とを備えている。吸気ポート83は吸気通路28の一部を構成する。吸気通路28は、図示しないエアクリーナに接続されている。排気ポート85は排気通路29の一部を構成する。排気通路29は、シリンダヘッド80に取り付けられた排気管13(図1参照)とサイレンサ14(図1参照)とを備えている。図11に示すように、本実施形態では、1つの燃焼室82に2つの吸気ポート83と2つの排気ポート85とが形成され、各吸気ポート83に吸気弁84が配置され、各排気ポート85に排気弁86が配置されている。ただし、1つの燃焼室82に形成される吸気ポート82および排気ポート85は1つずつであってもよいし、相互に異なる数であってもよい。
図10に示すように、シリンダヘッド80とシリンダヘッドカバー95との間には、左右方向に延びる吸気カムシャフト84Aと排気カムシャフト86Aとが配置されている。吸気カムシャフト84Aは、吸気弁84の上端84tと接触して吸気弁84を作動させる吸気カム84B(図12参照)を備えている。排気カムシャフト86Aは、排気弁86の上端86tと接触して排気弁86を作動させる排気カム86B(図12参照)を備えている。図12に示すように、吸気カムシャフト84Aの右端部には、カムチェーンスプロケット84Sが取り付けられている。排気カムシャフト86Aの右端部には、カムチェーンスプロケット86Sが取り付けられている。図13に示すように、カムチェーンスプロケット84S、86Sおよびスプロケット42Sには、カムチェーン47が巻かれている。カムチェーン47は、クランク軸42と連動する。
内燃機関40は、カムチェーン47を収容するカムチェーン室46を備えている。本実施形態のカムチェーン室46は、シリンダヘッドカバー95と、シリンダヘッド80と、シリンダボディ70と、上クランクケース50と、下クランクケース60との全体に亘って形成されている。図8に示すように、カムチェーン室46は、クランク室45の右方に位置する。クラッチ室105は、カムチェーン室46の後方に位置する。
図14に示すように、上クランクケース50は、第1上仕切り壁51と第2上仕切り壁52とを備えている。図7に示すように、第1上仕切り壁51は、カムチェーン室46とクランク室45とを仕切る。第2上仕切り壁52は、下面52Aを有し、カムチェーン室46とクラッチ室105とを仕切る。第2上仕切り壁52の下面52Aには、前後方向に延びる溝からなる第1通路53が形成されている。第1通路53は、カムチェーン室46とクラッチ室105とを連通する。図14に示すように、上クランクケース50の第1上仕切り壁51には、カムチェーン室46とクランク室45とを連通する第2通路54が形成されている。第2通路54は、シリンダボディ70の下方に位置する。第2通路54は、クランク軸42の軸心42Cよりも前方に位置する。第2通路54は、バランサ軸38の軸心38Cよりも後方に位置する。
下クランクケース60は、第1下仕切り壁61と第2下仕切り壁62とを備えている。図8に示すように、第1下仕切り壁61は、カムチェーン室46とクランク室45とを仕切る。第1下仕切り壁61は、第1上仕切り壁51と接触する。第2下仕切り壁62は、カムチェーン室46とクラッチ室105とを仕切る。第2下仕切り壁62は、第2上仕切り壁52の下面52Aと接触する上面62Aを有する。第2下仕切り壁62の上面62Aには、前後方向に延びる溝からなる第1通路63が形成されている。第1通路63は、カムチェーン室46とクラッチ室105とを連通する。図14に示すように、第1下仕切り壁61には、カムチェーン室46とクランク室45とを連通するオイル通路64が形成されている。カムチェーン室46のオイルはオイル通路64を介してクランク室45に流れ、クランク室45の下方に位置するオイルパン18に回収される。なお、第2上仕切り壁52の下面52Aと第2下仕切り壁62の上面62Aとの接触には、下面52Aと上面62Aとの間にガスケット等を介在させて間接的に接触する場合を含むものとする。
図15に示すように、第1通路53、63は、カムチェーン室46とクラッチ室105とを連通する。図16に示すように、第1通路53の上下方向の長さは、第1通路63の上下方向の長さよりも長い。第1通路53の左右方向の長さと第1通路63の左右方向の長さは実質的に同一である。なお、第1通路53、63の上下方向の長さは同一でもよいし、第1通路63の方が第1通路53よりも長くてもよい。また、第1通路53、63の左右方向の長さは相互に異なっていてもよい。また、第1通路53、63は、左右方向に相互にずれて配置されていてもよい。本実施形態では、第2上仕切り壁52の下面52Aおよび第2下仕切り壁62の上面62Aのいずれにも第1通路53、63が形成されているが、下面52Aおよび上面62Aうち少なくとも一方に第1通路が形成されていればよい。また、上記第1通路として、第2上仕切り壁52および第2下仕切り壁62のうち少なくとも一方を貫通し、カムチェーン室46とクラッチ室105とを連通させるものであってもよい。
図7に示すように、上クランクケース50は、第1通路53の両側において、ボルトが挿入される第1ボルト挿入孔55Aと第2ボルト挿入孔55Bとを備えている。第1ボルト挿入孔55Aは、第2ボルト挿入孔55Bよりも左方に位置する。第1ボルト挿入孔55Aの直径は、第2ボルト挿入孔55Bの直径よりも大きい。図8に示すように、下クランクケース60は、第1通路63の両側において、ボルトが挿入される第1ボルト挿入孔65Aと第2ボルト挿入孔65Bとを備えている。第1ボルト挿入孔65Aは、第2ボルト挿入孔65Bよりも左方に位置する。第1ボルト挿入孔65Aの直径は、第2ボルト挿入孔65Bの直径よりも大きい。図16に示すように、上クランクケース50と下クランクケース60とは、ボルト56A、56Bによって相互に固定されている。
図5に示すように、クランク軸42の右端部に取り付けられているスプロケット42Sは、カムチェーン室46内に収容されている。クランク軸42のクランクギア42Gは、クランク室45に収容されている。クランク軸42が回転しているときには、クランクギア42Gとオイル通路64とは側面視で重なることがある。クランクギア42Gと第1下仕切り壁61との間隔P1は、スプロケット42Sと第1下仕切り壁61との間隔P2よりも小さい。より詳細には、上記間隔P1、P2はそれぞれ、クランク軸42の軸心42C上のクランクギア42Gと第1下仕切り壁61との間隔、クランク軸42の軸心42C上のスプロケット42Sと第1下仕切り壁61との間隔である。
図9に示すように、内燃機関40は、発電機67を備えている。発電機67は、クランク軸42の左端部に取り付けられている。図6に示すように、上クランクケース50および下クランクケース60は、発電機67を収容する発電機室68を備えている。図5に示すように、発電機室68は、クランク室45の左方に位置する。発電機室68には、ウォーターポンプ16を駆動する樹脂ギア66が配置されている。バランサ軸38の左端部にはギア38Hが固定されている。ギア38Hは、樹脂ギア66と噛み合っている。そのため、ウォーターポンプ16は、バランサ軸38と連動する。図6に示すように、上クランクケース50は、第3上仕切り壁69Aを備えている。図7に示すように、第3上仕切り壁69Aは、発電機室68とクランク室45とを仕切る。下クランクケース60は、第3下仕切り壁69Bを備えている。図8に示すように、第3下仕切り壁69Bは、発電機室68とクランク室45とを仕切る。図6に示すように、第3上仕切り壁69Aは、後述の第1連通孔77の出口77Eを有している。出口77Eは、樹脂ギア66の上方に配置されている。出口77Eは、樹脂ギア66の中心66Cよりも前方に配置されている。第3下仕切り壁69Bには、発電機室68とクランク室45とを連通するオイル通路69Pが形成されている。シリンダボディ70から第1連通孔77および出口77Eを介して発電機室68に流れ込んだオイルは、樹脂ギア66に供給された後、オイル通路69Pを介してクランク室45に流れ、クランク室45の下方に位置するオイルパン18に回収される。図17に示すように、クランク軸42の下方には、第3下仕切り壁69Bから延びるリブ69Rが形成されている。このため、クランク軸42の回転による影響を受けることなく、発電機室68のオイルは図17の矢印Xの方向に良好に流れ、オイルパン18に回収される。
図18に示すように、内燃機関40は、シリンダボディ70と、シリンダボディ70の上方に位置するシリンダヘッド80と、シリンダボディ70とシリンダヘッド80とを位置決めする筒状の第1ノックピン87および筒状の第2ノックピン88を備えている。
図19に示すように、シリンダボディ70は、シリンダヘッド80に取り付けられる取付面76を備えている。シリンダボディ70は、左右方向に並ぶ第1シリンダ71、第2シリンダ72、および第3シリンダ73を備えている。カムチェーン室46は、最も右に配置された第3シリンダ73の右方に配置されている。シリンダボディ70は、各シリンダ71〜73を囲み、冷却水が流通する水通路74を備えている。シリンダボディ70は、水通路74の周囲に形成された複数のボルト挿入孔75を備えている。シリンダボディ70は、第1連通孔77と、第2連通孔78とを備えている。各シリンダ71〜73、水通路74、ボルト挿入孔75、第1連通孔77および第2連通孔78は、取付面76にて開口している。
シリンダボディ70の取付面76において、第1シリンダ71の軸心71Cと第2シリンダ72の軸心72Cと第3シリンダ73の軸心73Cとを通る直線を第1直線L1とし、第2シリンダ72の軸心72Cを通りかつ第1直線L1と直交する直線を第2直線L2とする。なお、第2直線L2は、最も左に配置された第1シリンダ71の軸心71Cと最も右に配置された第3シリンダ73の軸心73Cとの間の中間点を通ればよく、本実施形態ではその中間点が第2シリンダ72の軸心72Cと一致している。第1直線L1の前方かつ第2直線L2の左方の領域を左前領域とし、第1直線L1の後方かつ第2直線L2の左方の領域を左後領域とし、第1直線L1の前方かつ第2直線L2の右方の領域を右前領域とし、第1直線L1の後方かつ第2直線L2の右方の領域を右後領域とする。第1連通孔77は左前領域に配置されかつ第2連通孔78は右後領域に配置されている。
第1連通孔77および第2連通孔78は、シリンダボディ70の前後方向で、ボルト挿入孔75よりも第1直線L1から離れた位置に形成されている。第1連通孔77は、ボルト挿入孔75よりも前方に位置する。第1連通孔77は、最も左に配置された第1シリンダ71の軸心71Cよりも左方に配置されているのが好ましい。第1連通孔77は、最も左に配置された第1シリンダ71の前方に配置されているのが好ましい。第2連通孔78は、ボルト挿入孔75よりも後方に位置する。第2連通孔78は、最も右に配置された第3シリンダ73の軸心73Cよりも右方に配置されているのが好ましい。第2連通孔78は、最も右に配置された第3シリンダ73の後方に配置されているのが好ましい。シリンダボディ70の取付面76において、第1連通孔77の直径A1(後述の第1メイン連通孔77Aの内径A1)および第2連通孔78の直径B1(後述の第2メイン連通孔78Aの内径B1)は、ボルト挿入孔75の直径C1よりも大きい。シリンダボディ70の取付面76において、第1連通孔77の直径A1および第2連通孔78の直径B1は、水通路74の溝幅よりも大きい。上記溝幅は、例えば、水通路74のうち、第1直線L1および/または第2直線L2と重なる部分の溝幅D1である。図20に示すように、第1連通孔77の上端77Tは、第2連通孔78の上端78Tよりも下方に配置されている。本実施形態では、第1連通孔77は、第1シリンダ71の軸心71Cよりも左方に配置されているが、第1連通孔77は、上記左前領域に配置されていればよいため、例えば、第1シリンダ71の軸心71Cと第2シリンダ72の軸心72Cとの間に配置されていてもよい
。また、本実施形態では、第2連通孔78は、第1シリンダ73の軸心73Cよりも右方に配置されているが、第2連通孔78は、上記右後領域に配置されていればよいため、例えば、第3シリンダ73の軸心73Cと第2シリンダ72の軸心72Cとの間に配置されていてもよい。4つ以上のシリンダを備える多気筒のエンジンの場合には、第1連通孔および第2連通孔の少なくともいずれかは、シリンダ間に配置されていることが好ましい。
図21に示すように、第1連通孔77は、第1メイン連通孔77Aと、第1メイン連通孔77Aの内径A1よりも大きい内径A2を有する第1サブ連通孔77Bとを備えている。第1ノックピン87は、第1サブ連通孔77Bに嵌め込まれている。第1ノックピン87の外径A3は、第1メイン連通孔77Aの内径A1よりも大きい。第1ノックピン87の外径A3は、第1サブ連通孔77Bの内径A2以下である。第1連通孔77の軸心77Cと第1ノックピン87の軸心87Cとは一致することが好ましい。第1ノックピン87の内径A4は、第1メイン連通孔77Aの内径A1と同一であることが好ましい。
図22に示すように、第2連通孔78は、第2メイン連通孔78Aと、第2メイン連通孔78Aの内径B1よりも大きい内径B2を有する第2サブ連通孔78Bとを備えている。第2ノックピン88は、第2サブ連通孔78Bに嵌め込まれている。第2ノックピン88の外径B3は、第2メイン連通孔78Aの内径B1よりも大きい。第2ノックピン88の外径B3は、第2サブ連通孔78Bの内径B2以下である。第2連通孔78の軸心78Cと第2ノックピン88の軸心88Cとは一致することが好ましい。第2ノックピン88の内径B4は、第2メイン連通孔78Aの内径B1と同一であることが好ましい。
図19に示すように、シリンダボディ70にはオイル供給孔79が形成されている。オイルパン18のオイルは、オイル供給孔79を介してシリンダヘッド80へと供給される。オイル供給孔79は、第1連通孔77よりも後方かつ第2連通孔78よりも前方に位置している。オイル供給孔79は、第1直線L1よりも後方に位置している。オイル供給孔79は、第2連通孔78よりも右方に位置している。
図11に示すように、シリンダヘッド80は、シリンダボディ70に取り付けられる取付面92と、第1通路93と、第2通路94とを備えている。第1通路93および第2通路94は、取付面92にて開口している。第1通路93は、シリンダボディ70の第1連通孔77と連通する。第2通路94は、シリンダボディ70の第2連通孔78と連通する。第1通路93および第2通路94には、オイルおよび空気の少なくともいずれかが流通する。本実施形態では、第1通路93には主としてオイルが流通し、第2通路94には主として空気が流通する。
シリンダヘッド80は、シリンダボディ70の水通路74と連通する複数の水通路90を備えている。シリンダヘッド80は、水通路90の周囲に形成された複数のボルト挿入孔91を備えている。水通路90およびボルト挿入孔91は、取付面92にて開口している。シリンダヘッド80は、複数のボルト挿入孔91に挿入されたボルト(図示せず)によりシリンダボディ70に固定されている。カムチェーン室46は、第2通路94の右方に配置されている。シリンダヘッド80にはオイル供給孔89が形成されている。オイル供給孔89は、シリンダボディ70のオイル供給孔79と連通する。オイル供給孔89は、第1通路93よりも後方かつ第2通路94よりも前方に位置している。オイル供給孔89は、吸気ポート83よりも後方に位置している。オイル供給孔89は、第2通路94の右方に位置している。
図18に示すように、第1ノックピン87は、第1連通孔77および第1通路93に嵌め込まれている。第1連通孔77および第1通路93は、第1ノックピン87を介して連通している。第2ノックピン88は、第2連通孔78および第2通路94に嵌め込まれている。第2連通孔78および第2通路94は、第2ノックピン88を介して連通している。第1ノックピン87は、第2ノックピン88よりも下方に配置されている。シリンダボディ70とシリンダヘッド80とを位置決めするノックピンは、上記第1ノックピン87および第2ノックピン88のみである。
第2連通孔78の上端は、シリンダボディ70の取付面76に開口し、第2連通孔78の下端は、クランク室45に開口している。第2連通孔78は、クランク室45とシリンダヘッド80の内部とを連通する。クランク室45内の空気は、図18の矢印Yに示すように、第2連通孔78および第2ノックピン88および第2通路94を介してシリンダヘッド80へと流れ込む。
オイルパン18(図1参照)に貯留されているオイルは、図示しないオイルポンプによって図18の矢印Z1に示すようにクランク軸42に供給される。クランク軸42に供給されたオイルの一部は、図18の矢印Z2に示すようにバランサ軸38に供給される。クランク軸42に供給されたオイルの他の一部は、図18の矢印Z3に示すように上クランクケース50およびシリンダボディ70のオイル供給孔79およびシリンダヘッド80のオイル供給孔89に供給される。オイル供給孔89に供給されたオイルは、図18の矢印Z4および矢印Z5に示すように、カムキャップ(図示せず)およびオイル通路95Pを介して吸気カムシャフト84Aおよび排気カムシャフト86Aへと供給される。吸気カムシャフト84Aおよび排気カムシャフト86Aへと供給されたオイルの一部は、シリンダボディ70を流通して、図18の矢印Z6に示すように第1通路93へと流れ込む。第1通路93へと流れ込んだオイルは、図18の矢印Z7に示すように第1ノックピン87および第1連通孔77を介して発電機室68(図6参照)に流れ込み、オイルパン18に回収される。吸気カムシャフト84Aおよび排気カムシャフト86Aへと供給されたオイルの他の一部は、カムチェーン室46(図13参照)に流れ込む。カムチェーン室46のオイルはオイル通路64を介してクランク室45に流れ、クランク室45の下方に位置するオイルパン18に回収される。
本実施形態では、上クランクケース50とシリンダボディ70とは一体的に成形されているが、上クランクケースとシリンダボディ70とが別体の場合には、内燃機関40は、上クランクケース50とシリンダボディ70との間に、上クランクケース50とシリンダボディ70とを位置決めする筒状のノックピンを二つ備える。ノックピンの一つは第1連通孔77に嵌め込まれ、ノックピンの他の一つは第2連通孔78に嵌め込まれる。
図23に示すように、上クランクケース50は、左右に延びるボス部120を備えている。ボス部120には、左右方向に延びる孔122が形成されている。図3に示すように、ボス部120は、左メインフレーム22と右メインフレーム32との間に配置されている。左メインフレーム22に形成された第1左挿入孔23Aと右メインフレーム32に形成された第1右挿入孔33Aとボス部120の孔122とに、左右に延びる棒状の締結具140が挿入されている。締結具140によって、上クランクケース50のボス部120は、左メインフレーム22および右メインフレーム32に固定されている。図14に示すように、ボス部120は、クラッチ室105よりも後方に配置されている。
図24に示すように、下クランクケース60は、左右に延びる左ボス部130と、左右に延びる右ボス部134とを備えている。左ボス部130には、左右方向に延びる孔132が形成されている。右ボス部134には、左右方向に延びる孔136が形成されている。図4に示すように、左ボス部130は、左メインフレーム22と右メインフレーム32との間に配置されている。右ボス部134は、左メインフレーム22と右メインフレーム32との間かつ左ボス部130の右方に配置されている。左メインフレーム22に形成された第2左挿入孔23Bと右メインフレーム32に形成された第2右挿入孔33Bと左ボス部130の孔132と右ボス部134の孔136とに、左右に延びる棒状の締結具150が挿入されている。締結具150によって、下クランクケース60の左ボス部130は左メインフレーム22に固定され、右ボス部134は右メインフレーム32に固定されている。本実施形態では、上クランクケース50はボス部120を備え、下クランクケース60は左ボス部130と右ボス部134とを備えていたが、上クランクケース50および下クランクケース60の少なくとも一方がボス部を備えていればよい。また、上クランクケース50は、下クランクケース60のように左右のボス部を備えていてもよいし、下クランクケース60は、上クランクケース50のように一つのボス部を備えていてもよい。
図25に示すように、下クランクケース60は、左右方向に延びるオイル通路160を備えている。オイル通路160は、下クランクケース60と一体に形成されている。オイル通路160には、ドライブ軸118に供給されるオイルが流通する。本実施形態では、オイル通路160の左端160Lは、左ボス部130よりも左方に位置する。オイル通路160の右端160Rは、右ボス部134よりも右方に位置する。ただし、車両背面視において、オイル通路160の少なくとも一部は、左ボス部130と右ボス部134との間に位置していればよく、例えば、オイル通路160の左端160Lが左ボス部130よりも右方に位置し、オイル通路160の右端160Rが右ボス部134よりも左方に位置していてもよい。また、オイル通路160の左端160Lが左ボス部130に連結し、オイル通路160の右端160Rが右ボス部134に連結していてもよい。図6に示すように、オイル通路160は、ドライブ軸118よりも下方かつ左ボス部130よりも上方に配置されている。オイル通路160は、車両側面視において、オイル通路160の中心160Cが左ボス部130の中心130Cよりも上方かつドライブ軸118の中心(軸心)118Cよりも下方に位置するように配置されている。オイル通路160は、車両側面視において、左ボス部130の中心130Cとオイル通路160の中心160Cとの距離T1が左ボス部130の中心130Cとドライブ軸118の中心118Cとの距離T2よりも短くなるように配置されている。オイル通路160は、車両側面視において、メイン軸108のギア108Gおよびドライブ軸118のギア118Gと重なっていない。本実施形態では、オイル通路160は、車両側面視において、オイル通路160の中心160Cが左ボス部130の中心130Cよりも前方かつドライブ軸118の中心118Cよりも後方に位置するように配置されている。ただし、車両側面視において、オイル通路160の中心160Cと左ボス部130の中心130Cとが重なるようにオイル通路160が配置されていてもよい。また、車両側面視において、オイル通路160の中心160Cが左ボス部130の孔132と重なるようにオイル通路160が配置されていてもよい。
図8に示すように、オイル通路160は、車両平面視において、ドライブ軸118と重なるように配置されている。オイル通路160は、車両平面視において、オイル通路160の一部と左ボス部130の一部および右ボス部134の一部とが重なるように配置されている。図25に示すように、オイル通路160は、車両背面視において、オイル通路160の一部と第1リブ133の一部および第2リブ137の一部とが重なるように配置されている。本実施形態では、図25に示すように、オイル通路160は、左ボス部130および右ボス部134よりも上方に配置されており、車両背面視において、オイル通路160と左ボス部130および右ボス部134とは重なっていないが、車両背面視において、オイル通路160と左ボス部130および右ボス部134とが重なっていてもよい。
図8に示すように、変速機室115は、前壁115Aと、左壁115Bと、右壁115Cと、後壁115Dとを備えている。左壁115Bは、前壁115Aから後方に延びる。右壁115Cは、左壁115Bの右方に位置し、前壁115Aから後方に延びる。後壁115Dは、左壁115Bの後端部と右壁115Cの後端部とを連結する。図24に示すように、後壁115Dには、左ボス部130が備えられた第1リブ133と、右ボス部134が備えられた第2リブ137とが形成されている。第1リブ133および第2リブ137は、それぞれ後壁115Dから後方かつ上下方向に延びる。オイル通路160は、第1リブ133および第2リブ137と交差している。図6に示すように、第1リブ133の前端部133Aは、オイル通路160よりも前方に配置されている。
図24に示すように、オイル通路160は、下クランクケース60の外表面の一部を構成する第1外壁162を備えている。本実施形態では、第1外壁162は、変速機室115の後壁115Dの外表面の一部を構成している。図8に示すように、オイル通路160は、下クランクケース60の内方に位置し、変速機室115の一部を構成する第2外壁164を備えている。本実施形態では、第2外壁164は、変速機室115の後壁115Dの一部を構成している。
図26に示すように、下クランクケース60は、ドライブ軸118(図5参照)を支持するドライブ軸支持面170、174を備えている。ドライブ軸支持面170には、オイルが流通するオイル溝172が形成されている。ドライブ軸支持面174には、オイルが流通するオイル溝176が形成されている。図25に示すように、下クランクケース60は、オイル通路160とオイル溝172とを連通する第1連通路173と、オイル通路160とオイル溝176とを連通する第2連通路177と、を備えている。図7に示すように、上クランクケース50は、ドライブ軸118(図5参照)を支持するドライブ軸支持面180、184を備えている。ドライブ軸支持面180には、オイルが流通するオイル溝182が形成されている。
図5に示すように、図示しないオイルポンプによって、ドライブ軸支持面170に形成されたオイル溝172(図26参照)を介して第1連通路173にオイルが供給される。第1連通路173に供給されたオイルは、図5の矢印Kに示すように、オイル通路160および第2連通路177およびオイル溝176(図26参照)を流れる。オイル溝176に供給されたオイルの一部は、ドライブ軸118の内部を流れて、ドライブ軸118の各ギア118Gに供給される。
本実施形態では、ドライブ軸118に供給されるオイルが流通するオイル通路160は、下クランクケース60のみに形成されていたが、上クランクケース50のみに形成してもよいし、上クランクケース50および下クランクケース60のいずれにも形成してもよい。
上述したように、本実施形態に係る内燃機関40では、クラッチ室105と連通するクランク室45は、オイル通路64を介してカムチェーン室46と連通し、クラッチ室105は、第2上仕切り壁52の下面52Aおよび第2下仕切り壁62の上面62Aに形成された溝からなる第1通路53、63を介してカムチェーン室46と連通している。このように、内燃機関40は、オイル通路64に加えて第1通路53、63を有しているため、クランク軸42が高速回転しても、クランク室45内の圧力変動は抑制される。この結果、カムチェーン室46内を流通するオイルはクランク室45に流入しやすくなり、オイルの循環性能が向上する。また、カムチェーン室46からオイルパン18に直接的にオイルを戻すバイパス通路を別途設ける必要がないので、コストの増加を抑制すると共に内燃機関40の大型化を抑制することができる。
本実施形態によれば、図14に示すように、上クランクケース50は、第1上仕切り壁51に形成され、カムチェーン室46とクランク室45とを連通する第2通路54を備える。これにより、カムチェーン室46とクランク室45との圧力差が大きくなることは抑制される。この結果、カムチェーン室46からクランク室45へのオイルの循環性能が高まる。
本実施形態によれば、図7および図8に示すように、第1通路53は、第2上仕切り壁52の下面52Aに形成され、第1通路63は、第2下仕切り壁62の上面62Aに形成されている。これにより、カムチェーン室46とクランク室45との圧力差が大きくなることはより抑制される。この結果、カムチェーン室46からクランク室45へのオイルの循環性能がより高まる。
本実施形態によれば、図7および図8に示すように、上クランクケース50は、第1通路53の両側において、上クランクケース50と下クランクケース60とを相互に固定するボルト56A、56B(図16参照)が挿入される第1ボルト挿入孔55Aおよび第2ボルト挿入孔55Bを備え、下クランクケース60は、第1通路63の両側において、上クランクケース50と下クランクケース60とを相互に固定するボルト56A、56Bが挿入される第1ボルト挿入孔65Aおよび第2ボルト挿入孔65Bを備える。このように、第1通路63はレイアウトの自由度が高く、ボルト56A、56Bが挿入される第1ボルト挿入孔65Aおよび第2ボルト挿入孔65Bの間に形成することができる。
本実施形態によれば、図18に示すように、内燃機関40は、上クランクケース50から斜め上方に延びるシリンダボディ70と、シリンダボディ70の上方に配置され、シリンダボディ70に結合されたシリンダヘッド80と、を備え、シリンダボディ70は、クランク室45とシリンダヘッド80の内部とを連通する第2連通孔78を備える。これにより、クランク室45内の圧力変動を低減することができる。この結果、カムチェーン室46からクランク室45へのオイルの循環性能が高まる。
本実施形態によれば、図14に示すように、上クランクケース50とシリンダボディ70とは一体に成形されている。これにより、上クランクケース50とシリンダボディ70とを相互に固定する部材を削減することができる。この結果、内燃機関40の軽量化が実現される。
本実施形態によれば、図9に示すように、シリンダボディ70は、その内部に複数のシリンダ71〜73を備える。複数のシリンダ71〜73を備える内燃機関40は、一つのシリンダのみを備える内燃機関と比較して、クランク軸42が高速回転することによってクランク室45内に生じる圧力の変動が小さい。このため、第2上仕切り壁52の下面52Aおよび第2下仕切り壁62の上面62Aに第1通路53、63を形成するという構成を採用することによる効果が特に発揮され得る。
本実施形態によれば、図5に示すように、内燃機関40は、クランク軸42に設けられ、クランク室45に収容されたクランクギア42Gと、クランク軸42の一端に設けられ、カムチェーン室46に収容されたスプロケット42Sと、を備え、クランクギア42Gと第1下仕切り壁61との間隔P1は、カムスプロケット42Sと第1下仕切り壁61との間隔P2よりも小さい。第1下仕切り壁61とクランクギア42Gとの間隔P1が小さくなるほど、カムチェーン室46とクランク室45との圧力差の影響を受けて、カムチェーン室46内を流通するオイルはクランク室45に流入しにくくなる。このため、第2上仕切り壁52の下面52Aおよび第2下仕切り壁62の上面62Aに第1通路53、63を形成するという構成を採用することによる効果が特に発揮され得る。
40 内燃機関
42 クランク軸
42G クランクギア
42S スプロケット
45 クランク室
46 カムチェーン室
50 上クランクケース
51 第1上仕切り壁
52 第2上仕切り壁
53 第1通路
54 第2通路
60 下クランクケース
61 第1下仕切り壁
62 第2下仕切り壁
63 第1通路
64 オイル通路
70 シリンダボディ
78 第2連通孔
80 シリンダヘッド
105 クラッチ室

Claims (9)

  1. クランク軸と、
    前記クランク軸のトルクが伝達されるクラッチと、
    前記クランク軸と連動するカムチェーンと、
    前記クランク軸の上方に配置された上クランクケースと、
    前記クランク軸の下方に配置され、前記上クランクケースに結合された下クランクケースと、を備え、
    前記上クランクケースおよび前記下クランクケースは、前記クランク軸を収容するクランク室と、前記クラッチを収容し、前記クランク室と連通するクラッチ室と、前記カムチェーンの一部を収容するカムチェーン室と、を備え、
    前記上クランクケースは、前記カムチェーン室と前記クランク室とを仕切る第1上仕切り壁と、下面を有し、前記カムチェーン室と前記クラッチ室とを仕切る第2上仕切り壁と、を備え、
    前記下クランクケースは、前記第1上仕切り壁と接触し、前記カムチェーン室と前記クランク室とを仕切る第1下仕切り壁と、前記第2上仕切り壁の前記下面と接触する上面を有し、前記カムチェーン室と前記クラッチ室とを仕切る第2下仕切り壁と、を備え、
    前記第1下仕切り壁に形成され、前記カムチェーン室と前記クランク室とを連通し、前記カムチェーン室から前記クランク室にオイルを導くオイル通路と、
    前記下クランクケースの下方に配置され、前記クランク室からオイルを回収するオイルパンと、
    前記第2上仕切り壁の前記下面および前記第2下仕切り壁の前記上面のうち少なくとも一方に形成された溝からなり、前記カムチェーン室と前記クラッチ室とを連通する第1通路とを備えた、内燃機関。
  2. 前記上クランクケースは、前記第1上仕切り壁に形成され、前記カムチェーン室と前記クランク室とを連通する第2通路を備える、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記第1通路は、前記第2上仕切り壁の前記下面および前記第2下仕切り壁の前記上面のいずれにも形成されている、請求項1または2に記載の内燃機関。
  4. 前記上クランクケースおよび前記下クランクケースは、前記第1通路の両側において、前記上クランクケースと前記下クランクケースとを相互に固定するボルトが挿入される2つの孔を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の内燃機関。
  5. 前記上クランクケースから斜め上方または上方に延びるシリンダボディと、
    前記シリンダボディの上方に配置され、前記シリンダボディに結合されたシリンダヘッドと、を備え、
    前記シリンダボディは、前記クランク室と前記シリンダヘッドの内部とを連通する第3通路を備える、請求項1から4に記載の内燃機関。
  6. 前記上クランクケースと前記シリンダボディとは一体に成形されている、請求項5に記載の内燃機関。
  7. 前記シリンダボディは、その内部に複数のシリンダを備える、請求項5または6に記載の内燃機関。
  8. 前記クランク軸に設けられ、前記クランク室に収容されたクランクギアと、
    前記クランク軸の一端に設けられ、前記カムチェーン室に収容されたカムスプロケットと、を備え、
    前記クランクギアと前記第1下仕切り壁との間隔は、前記カムスプロケットと前記第1下仕切り壁との間隔よりも小さい、請求項1から7のいずれか一項に記載の内燃機関。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の内燃機関を備えた自動二輪車。
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