JP2008221996A - 操舵システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】後輪のトー角に基づいて、電動パワーステアリング装置のダンピング制御をする。すなわち、車両が旋回するときに、後輪がトーアウトするときは、補償値Iを大きくして反力を大きくし、後輪がトーインするときは、補償値Iを小さくして反力を小さくすることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
また、特許文献3には、操向ハンドルの操作角と車速に基づいて、全走行輪を独立して作動制御する全輪独立操舵装置の技術が開示されている。
図1は本発明の第1の実施形態に係る操舵システムを適用した4輪車両の全体概念図であり、図2は電動パワーステアリング装置の構成図である。
電動パワーステアリング装置110は、図2に示すように操向ハンドル3が設けられたメインステアリングシャフト3aと、シャフト3cと、ピニオン軸7とが、2つのユニバーサルジョイント(自在継手)3bによって連結され、また、ピニオン軸7の下端部に設けられたピニオンギア7aは、車幅方向に往復運動可能なラック軸8のラック歯8aに噛合し、ラック軸8の両端には、タイロッド9、9を介して左右の前輪1L、1Rが連結されている。この構成により、電動パワーステアリング装置110は、操向ハンドル3の操作時に車両の進行方向を変えることができる。
なお、ピニオン軸7はその上部、中間部、下部を軸受3d、3e、3fを介して図示しないステアリングギアボックスに支持されている。
すなわち、ウォームギア5aとウォームホイールギア5bとで減速機構が構成されている。また、電動機4の回転子と電動機4に連結されているウォームギア5a、ウォームホイールギア5b、ピニオン軸7、ラック軸8、ラック歯8a、タイロッド9、9などにより、ステアリング系が構成されている。
ここで、ωは電動機4の角速度であり、TMは電動機4の発生トルクである。また、発生トルクTMと実際に出力として取り出すことができる出力トルクTM *との関係は、次式(1)によって表現される。
TM *=TM−(cmdθm/dt+Jmd2θm/dt2)i2 ・・・・(1)
ここで、iはウォームギア5aとウォームホイールギア5bとの減速比である。
(1)式より、出力トルクTM *と電動機回転角θmとの関係は、電動機4の回転子の慣性モーメントJmと粘性係数cmとによって規定され、車両特性や車両状態に無関係である。
そして、操舵システム100(図1参照)の操舵制御ECU130は、電動パワーステアリング装置110の機能部である電動機4を駆動制御する後記する電動パワーステアリング制御部130a(図5参照)を有している。
また、電動機駆動回路23は図示しないホール素子を用いて3相の電動機電流I(IU、IV、IW)を検出する機能を備えている。
レゾルバ25は、電動機4の電動機回転角θmを検出し、角度信号θを出力するものであり、例えば、磁気抵抗変化を検出するセンサを図示しない回転子の周方向に等間隔の複数の凹凸部を設けた磁性回転体に近接させたものがある。
差動増幅回路21は、検出コイルがインダクタンス変化として検出した2つの磁歪膜の透磁率変化の差分を増幅し、トルク信号Tを出力するものである。
そして、操舵制御ECU130、電動機駆動回路23および各センサにはバッテリなどの電源から電力が供給され(図示せず)、駆動する。
操舵制御ECU130の機能構成については、電動パワーステアリング装置110の制御、トー角変更装置120L、120Rの制御とまとめて後記する。
次に、図3、図4を参照しながらトー角変更装置の構成を説明する。
図3は左後輪側のトー角変更装置を示す平面図、図4はトー角変更装置のアクチュエータの構造を示す概略断面図である。
トー角変更装置120L、120Rは、車両の左右の後輪2L、2Rにそれぞれ取り付けられるものであり、図3では、左後輪2Lを例にとりトー角変更装置120Lを示している。トー角変更装置120Lは、アクチュエータ30、トー角変更制御装置(以下、トー角変更制御ECUと称する)37を備えている。
なお、図3は、左側の後輪2Lのみを示しているが、右側の後輪2Rについても同様(対称)にして、アクチュエータ30およびトー角変更制御ECU37が取り付けられている。ちなみに、操舵制御ECU130とトー角変更制御ECU37、37は本発明の操舵制御装置を構成している。
トレーリングアーム13は、クロスメンバ12に装着される車体側アーム13aと、後輪2Lに固定される車輪側アーム13bとが、ほぼ鉛直方向の回動軸13cを介して連結されて構成されている。これにより、トレーリングアーム13が車幅方向へ変位することが可能となっている。
電動機31は、正逆両方向に回転可能なブラシモータやブラシレスモータなどで構成されている。そして、コイルの巻線温度を検出する温度センサ31aを有し、トー角変更制御ECU37の後記する自己診断部81d(図7参照)に検出温度信号を入力する。
減速機構33は、例えば、2段のプラネタリギア(図示せず)などが組み合わされて構成されている。ここで、自己診断部81d、温度センサ31aは本発明の異常検出手段を構成する。
送りねじ部35は、減速機構33および電動機31とともに細長形状のほぼ円筒形状のケース本体34内に収容されている。また、ケース本体34の送りねじ部35側にはブーツ36がケース本体34の端部とロッド35aの端部との間を蓋うように取り付けられており、ケース本体34の端部から露出したロッド35aの外周面に埃や異物が付着したり、ケース本体34の内部に外部から埃や異物や水が侵入したりしないようになっている。
例えば、ダブルウイッシュボーン式サスペンションのサイドロッドや、ストラット式サスペンションのサイドロッドに前記アクチュエータ30を組み込むことによっても実現できる。
トー角変更制御ECU37には、車両に搭載された図示しないバッテリなどの電源から電力が供給される。
次に、図5、図6を参照しながら操舵制御ECUの機能を説明する。
図5は操舵システムの操舵制御ECUとトー角変更装置の概略構成図である。図6はベース信号演算部およびダンパ補償信号演算部の特性を示す図である。
図5に示すように操舵制御ECU130は、電動パワーステアリング装置110を制御する電動パワーステアリング制御部130aと、後輪2L、2Rの目標トー角を演算する後輪トー角制御部130bを備えている。
まず、図5、図6を参照しながら適宜図2を参照して電動パワーステアリング制御部130aについて説明する。
電動パワーステアリング制御部130aは、ベース信号演算部(補助トルク算出手段、目標電流信号の算出手段)51と、ダンパ補償信号演算部(補助トルク算出手段、補正値の算出手段)52と、イナーシャ補償信号演算部(補助トルク算出手段)53と、Q軸(トルク軸)PI制御部54と、D軸(磁極軸)PI制御部55と、2軸3相変換部56と、PWM変換部57と、3相2軸変換部58と、電動機速度算出部67と、励磁電流生成部59とを備える。
また、一般に車両は、走行速度に応じて路面の負荷(路面反力)が異なるため、車速信号VSによりゲインが調整される。車速ゼロの据え切り操作時が最も負荷が重く中低速では比較的負荷が軽くなる。このため、ベース信号演算部51は、車速VSが大きく高速になるにしたがってゲイン(G1、G2)を低く、かつ、不感帯N1を大きく設定して、マニュアルステアリング領域を大きくとって路面情報を運転者に与える。すなわち、車速VSの増大に応じてしっかりとした操舵トルクTSの手応え感が付与される。このとき、マニュアルステアリング領域においてもイナーシャ補償がなされることが必要である。
このバックアップテーブル51bでも、図6の(a)に示すようなトルク信号Tと車速信号VSの関数であるが、図6の(a)において同じ車速に対するゲイン(G1、G2)の値を小さくしたもので、ベーステーブル51aとは格段にゲイン(G1、G2)の値に差があり、補助トルクが小さく運転者に異常を感じさせるような設定である。
図6の(b)は、ダンパテーブル52aの特性関数を示す図であり、電動機4の角速度ωが増加するほど補償値Iが直線的に増加し、所定速度で補償値Iが急激に増加する特性を備えている。また、車速信号VSが大きいほど、ダンピングゲインを大きくして電動機4の角速度ω、すなわち、転舵速度に応じて電動機4の出力トルクTM *を減衰させている。言い換えれば、電動機4に大きな電流が供給されて角速度ωが速くなると、ダンパ補償信号演算部52は、電動機4の角速度ωを抑制制御する。このステアリングダンパ効果により、操向ハンドル3の収斂性を向上させ、車両特性を安定化させることができる。
さらに、第1の実施形態においては、ダンパテーブル52aは、詳細は後記するが、後輪2(図1参照)の目標トー角に対応していることを特徴とする。
なお、ベース信号演算部51とダンパ補償信号演算部52と加算器61とでアシスト制御が行われる。
また、FF(Front engine Front wheel drive)車やFR(Front engine Rear wheel drive)車、RV(Recreation Vehicle)やセダンなどの車両特性や車速、路面などによって異なる操舵特性に対して、実用上十分な操舵フィーリングが付与される。
加算器65は、励磁電流生成部59の出力信号からD軸電流IDを減算するものである。D軸(磁極軸)PI制御部55は、加算器65の出力信号が減少するようにPI帰還制御を行う。
なお、2軸3相変換部56およびPWM変換部57には、電動機4の角度信号θが入力され、回転子の磁極位置に応じた信号が出力される。
次に、図5を参照しながら後輪トー角御部130bについて説明する。図5に示すように後輪トー角制御部130bは、前輪転舵角演算部68、目標トー角演算部71、トー角変更制御診断部73を有する。
目標トー角演算部71は、車速信号VSと、転舵角δとその転舵角δを微分した転舵角速度(これは電動機4の角速度ωに比例するので容易に求めることができる)とから後輪2L、2Rのそれぞれの目標トー角αTL、αTRを生成し、左右の後輪2L、2Rのそれぞれのトー角変更を制御するトー角変更制御ECU37、37に目標トー角αTL、αTRを入力する(図7参照)。この目標トー角αTL、αTR生成は、予め左右の後輪2L、2Rごとに設定されたトー角テーブル71aを転舵角δ、転舵角δの角速度δ'、車速VSに基づいて参照することによって行なわれ、例えば、次式(2)、(3)のように設定される。
αTL=KL(VS,δ',δ)・δ ・・・・(2)
αTR=KR(VS,δ',δ)・δ ・・・・(3)
ここで、KL(VS,δ',δ)、KR(VS,δ',δ)は車速VS、転舵角δおよび転舵角の角速度δ'に依存する前後輪操舵比であり、車速が所定の低速の範囲では、転舵角δに応じて後輪2L、2Rが逆位相に、小回りがしやすいように各後輪の目標トー角αTL、αTRが生成される。ここで、後輪2が逆位相となるとは、車両Vが旋回するときに、少なくとも旋回外側の後輪2がトーアウトすることを示す。
しかし、前記所定の低速の範囲を超える高速の範囲で、転舵角の角速度δ'の絶対値が所定の値を超えるか、または、転舵角δが左右の所定の範囲を超える大きな転舵角δの場合は、転舵角δに応じた逆位相に各後輪の目標トー角αTL、αTRが設定される。
なお、目標トー角演算部71で生成される目標トー角αTL、αTRは、旋回安定性の観点から必ずしもアッカーマン・ジャントのジオメトリに従う必要はない。また、転舵角δが0°のとき目標トー角αTL、αTRが、それぞれ、例えば、2°のトーインの設定になっていてもよい。
操舵制御ECU130(図1参照)は、電動パワーステアリング装置110の電動機駆動回路23、左右のトー角変更装置120L、120Rに接続され、それぞれを制御したり、各センサと接続され、各センサが出力する情報を入力したりする装置である。
次に、図7を参照しながらトー角変更制御ECUの詳細な構成を説明する。図7はトー角変更装置のトー角変更制御ECUの構成図である。
図7に示すように、トー角変更制御ECU37はアクチュエータ30を駆動制御する機能を有し、制御部81と電動機駆動回路83とで構成されている。また、各トー角変更制御ECU37は、操舵制御ECU130と信号線を介して接続され、他方のトー角変更制御ECU37とも信号線を介して接続されている。
一方(右後輪2R側)のトー角変更制御ECU37の目標電流算出部81aは、操舵制御ECU130から信号線を介して入力される後輪2Rの目標トー角αTRと、ストロークセンサ38から得られる現在の後輪2Rのトー角αRとに基づいて、目標電流信号を算出して、電動機制御信号生成部81cに出力する。
他方(左後輪2L側)のトー角変更制御ECU37の目標電流算出部81aは、操舵制御ECU130から信号線を介して入力される後輪2Lの目標トー角αTLと、ストロークセンサ38から得られる現在の後輪2Lのトー角αLとに基づいて、目標電流信号を算出して、電動機制御信号生成部81cに出力する。
このように目標電流算出部81aにおいて目標トー角αTL、αTRに対して現在のトー角αL、αRをフィードバックして、目標電流信号を補正することにより、後輪2L(または2R)の転舵に要する電流値が車速VS、路面環境、車両の運動状態、タイヤの磨耗状態などの変化がフィードバックされるので、目標トー角αTL、αTRに速やかに設定することができる。
例えば、自己診断部81dは、温度センサ31aの信号が所定値を超える場合は、電動機31の巻線温度異常と判断し、所定の目標トー角αTL(または目標トー角αTR)、例えば、0°を目標電流算出部81aに入力する。ここで、目標トー角αTLは異常検出時の左後輪2Lに対する目標トー角であり、目標トー角αTRは異常検出時の右後輪2Rに対する目標トー角である。
つまり、自己診断部81dは、自身のトー角変更制御ECU37に対応するトー角変更装置120L(またはトー角変更装置120R)が正常に作動しているか否かを示す信号を受信して監視しているとともに、他方のトー角変更制御ECU37に対応するトー角変更装置120R(またはトー角変更装置120L)が正常に作動しているか否かを示す信号を監視し、いずれかの側が異常である場合は、両方のトー角変更制御ECU37、37に所定の同一モードの対処をさせる。
そして、自己診断部81dは、異常検出信号をトー角変更制御診断部73に送信する。
図8の(a)に破線で示すように、後輪2L、2Rのトー角αL、αRがトーインに設定されると、後輪2L、2Rのトー角αL、αRが0°のとき(図中、実線で示す)より、前輪1の転舵角δに対するヨーレートが小さくなる。すなわち、転舵角δに対するヨーレートの大きさで示されるヨーレートゲインGγが低い。
すなわち、後輪2がトーインして、転舵角δに対する操舵トルクTSの位相が進むときは、操舵トルクTSの位相を遅らせる必要がある。したがって、後輪2がトーインしている場合は、図6の(c)に示すように、電動機4の角速度ωは、後輪2のトー角が0°のときよりも補償値Iを小さくして、ダンピングの効きを小さくする。図6の(c)は、同じ車速VSのときの、ダンパテーブルの特性関数を示す図である。
図6の(c)に示すように、後輪2がトーインしている場合は、角速度ωの増加に伴う補償値Iの増加を、後輪2のトー角が0°の場合より小さくする特性に従って、補償値Iを設定すればよい。
すなわち、後輪2がトーアウトして、転舵角δに対する操舵トルクTSの位相が遅れるときは、操舵トルクTSの位相を進める必要がある。したがって、後輪2がトーアウトしている場合は、図6の(c)に示すように、電動機4の角速度ωは、後輪2のトー角が0°のときよりも補償値Iを大きくして、ダンピングの効きを大きくする。
すなわち、図6の(c)に示すように、後輪2がトーアウトしている場合は、角速度ωの増加に伴う補償値Iの増加を、後輪2のトー角が0°の場合より大きくする特性に従って、補償値Iを設定すればよい。
第2の実施形態は、後輪のトー角に対応する反力補正指示信号を算出する反力補正制御部を備えたことを特徴とする。
第2の実施形態において、第1の実施形態にかかる構成要素と同一のものについては、同一の符号を付し説明を省略する。
図9は、第2の実施形態にかかる操舵制御ECUの構成を示す図である。図9に示すように、操舵制御ECU131は、後輪トー角制御部131bに反力補正制御部72を備えることを特徴とする。反力補正制御部72は、CPU72aと図示しないROM、RAMなどを備えるコンピュータおよびプログラム、周辺回路などを含んで構成される。
ここで、電動機4に大きな電動機電流が供給され、角速度ωが速くなるほど、アシストの効きすぎを大きく減衰させるため、反力補正指示信号IMRは、角速度ωが大きいほど大きくすればよい。
そこで、第2の実施形態において、反力補正指示信号IMRを構成する補償値Iは、角速度ωに比例した値とした。すなわち、比例定数をダンピングゲインGDとして、補償値Iは次式(4)で示す。
I=GD・ω ・・・・(4)
そして、積算手段72bは、例えば反力補正制御部72のCPU72aを駆動するプログラムに組み込んで実現することができる。その場合、反力補正制御部72のCPU72aに角速度ωを入力する構成とすればよい。なお、ダンピングゲインGDは後記するように、反力補正制御部72のCPU72aで算出する構成とすればよい。
なお、変換手段72cは、例えば反力補正制御部72のCPU72aを駆動するプログラムに組み込んで実現することができる。その場合、反力補正制御部72のCPU72aに後輪2L、2Rのトー角αL、αRを入力する構成とすればよい。
《変形例》
一方、後輪2が前輪1と同位相に転舵したときには、ダンピングゲインGDを小さくして電動機4に対するダンピング反力を小さくし、電動機4の角速度ω、すなわち、転舵速度に応じて電動機4の出力トルクTM *の減衰を小さくする。言い換えると、図6の(c)に示すように、補償値Iの増加率を抑えることで電動機4の出力トルクTM *を増加して、電動機4の回転子の角速度ωを、逆位相の場合よりも緩やかに低下させる。
例えば、旋回外側の後輪2のみトー角を変更する構成では、後輪2が両輪とも操舵される場合に比べてのトー角変更がヨーレートゲインGγに与える影響が小さいと考えられることから、後輪2の両輪が操舵される場合より小さなダンピングゲインGDを設定すればよい。
2(2L、2R) 後輪
3 操向ハンドル
4 電動機(ステアリング系)
5a ウォームギア(ステアリング系)
5b ウォームホイールギア(ステアリング系)
7 ピニオン軸(ステアリング系)
8 ラック軸(ステアリング系)
8a ラック歯(ステアリング系)
9 タイロッド(ステアリング系)
31a 温度センサ(異常検出手段)
37 トー角変更制御ECU(操舵制御装置)
51 ベース信号演算部(補助トルク算出手段、目標電流信号の算出手段)
52 ダンパ補償信号演算部(補助トルク算出手段、補正値の算出手段)
53 イナーシャ補償信号演算部(補助トルク算出手段)
61、63 加算器(補正手段)
68 前輪転舵角演算部
71 目標トー角演算部
72 反力補正制御部(補正演算部)
72d 遮断手段
72e 経路
81 制御部
81d 自己診断部(異常検出手段)
100 操舵システム
110 電動パワーステアリング装置
120(120L、120R) トー角変更装置
130 操舵制御ECU(操舵制御装置)
IMR 反力補正指示信号
V 車両
Claims (2)
- 少なくとも操舵トルクに応じて、電動機が補助トルクを発生し、該補助トルクを前輪のステアリング系に伝達する電動パワーステアリング装置と、
少なくとも前輪の転舵角および車速に基づいて左右の後輪のトー角を変更可能とするトー角変更装置と、
前記電動パワーステアリング装置および前記トー角変更装置を制御する操舵制御装置と、を備え、
前記操舵制御装置は、
前記操舵トルクに基づいた前記補助トルクを前記電動機に発生させるのに要する電流の目標値を算出する目標電流信号の算出手段と、
前記目標電流信号を補正する補正値を、前記後輪のトー角に基づいて算出する補正値の算出手段と、
前記目標電流信号を前記補正値で補正する補正手段とを有し、
前記目標電流信号を前記補正値で補正する操舵システムであって、
前記操舵制御装置は、前記補助トルクの目標値を算出する補助トルク算出手段を有し、該補助トルク算出手段から出力される前記電動機を駆動する目標信号を、
前記後輪のトー角に基づいて、前記操舵制御装置が算出する補償値で補正する操舵システムであって、
前記操舵システムを備える車両が旋回するときに、少なくとも旋回外側の前記後輪がトーアウトするときには、少なくとも旋回外側の前記後輪がトーインするときよりも、前記補償値を大きくすることを特徴とする操舵システム。 - 前記操舵システムは、
前記補償値を算出し、前記補償値に基づいた反力補正指示信号を出力する補正演算部と、
前記トー角変更装置に異常が発生したことを検出して、前記補正演算部に通知する異常検出手段と、
前記補正演算部が算出する前記反力補正指示信号を前記操舵制御装置に伝達する経路にあって、前記補正演算部からの駆動信号によって、前記反力補正指示信号の伝達を遮断する遮断手段と、をさらに備え、
前記トー角変更装置に異常が発生しないときは、
前記操舵制御装置は、
前記経路を介して伝達される前記反力補正指示信号を、前記目標信号に加算もしくは減算することで、前記目標信号を補正し、
前記補正演算部が、前記トー角変更装置に異常が発生したことを、前記異常検出手段から通知されたときは、
前記補正演算部は前記遮断手段に駆動信号を与えて、前記経路を遮断し、
前記操舵制御装置は、
前記目標信号を、前記反力補正指示信号で補正しないことを特徴とする請求項1に記載の操舵システム。
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