JP2008221888A - 車両用荷室構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラゲージルーム14の収納ケース30に展開可能に格納された第1のトノカバー40と、この第1のトノカバー40の先端部40Aよりも荷室床面16側に、ガイドピン54と係合可能で且つ、先端部40Aに所定値以上の荷重が入力されるとガイドピン54の係合状態を解除するための傾斜面60Dを有する引掛溝60とを車両用荷室構造10が備えることで、第1のトノカバー40を展開させた状態で、先端部40Aに車両前方への所定値以上の荷重が入力されると、引掛り状態が解除され、先端部40Aの破損が防止される。
【選択図】図2
Description
特許文献1の車両用荷室構造では、パーテーションネットを展開した状態であれば、制動によって車両前方へと動いた荷物をパーテーションネットで受け止めることが可能だが、パーテーションネットに作用する荷重が過度の場合にコ字型の保持部では荷重をいなすことができず、支持軸に大きな負荷が作用するため支持軸を強固に製作しなくてはならない。
また、特許文献2の車両用荷室構造は、荷室を車両前後方向に仕切る機能を有していないが、仮にトノカバーを荷室上側から荷室床面側に向かって展開状態とした場合に、トノカバーの操作部材に前述した荷物の荷重が作用しても、操作部材が弓なりに撓んで支持部材からフックが外れるためトノカバーが破損することがない。しかしながら、操作部材は、荷重が入力される位置が車幅方向の中央から端部に向かうにしたがって撓みにくい、即ちフックから支持部材が外れにくい傾向がある。
また、凹部は、保持面が凹部の出入口から進入し案内面によって保持面へと案内された凸部を、凸部に作用する仕切部材の格納方向への付勢力に抗して保持するため、仕切部材の展開状態を維持することができる。
ここで、傾斜面の傾斜角度を調整することで、凸部に生じる車両下方方向への分力を調整することができる。
なお、この第1のトノカバー40は車室を前後方向(キャビン15及びラゲージルーム14)に遮蔽して仕切り、第2のトノカバー70はラゲージルーム14を上下に遮蔽して仕切るため、荷室床面16に上に荷物Wを載置した場合に、キャビン15側及び、外部(窓)から荷物Wを遮蔽することができる。
また、引掛溝60とガイドピン54とには、互いが滑り易い材料を適用している。なお、ガイドピン54の先端部に低摩擦の柔らかい材質の材料を巻いたり貼ったりしてもよい。
なお、第1のトノカバー40及び第2のトノカバー70を付勢する付勢部材を本実施形態ではぜんまいばねとしているが、ぜんまいばね以外であっても良いものとする。
収納ケース30に格納された第1のトノカバー40を荷室床面16側へ向かって展開し、ガイドピン54を引掛溝60の出入口60Aから挿入して、案内面60C、保持面60Bへと移動させて、保持面60Bでガイドピン54を保持させる(引掛ける)。これにより、第1のトノカバー40の展開状態が維持されて、ラゲージルーム14とキャビン15とが仕切られる。また、第2のトノカバー70を展開することでラゲージルーム14が上下に仕切られる。ここで例えば、図2に示されるように、荷室床面16に荷物Wを載置した状態で車両が制動され、荷物Wが慣性力で前滑りして第1のトノカバー40の先端部40Aに衝突して、先端部40Aに車両前方への所定値(本実施形態では、荷物が1Gの加速度で先端部40Aに10kgfの荷重で衝突した際を想定)以上の荷重Mが入力された場合に、ガイドピン54と引掛溝60との引掛り状態(係合状態)が解除される。
また図8に示すように荷重Mが先端部40Aの車幅方向端部付近に入力された場合には、ガイドピン54が傾斜面60Dに接触し、傾斜面60Dが車両後方で且つ車両上方へと傾斜しているため、ガイドピン54に車両下方の分力が発生し、ガイドピン54は傾斜面60Dを乗り越えて、案内面60Cに沿って移動し、出入口60Aから外れてガイドピン54と引掛溝60との引掛り状態が解除される(図8中の二点鎖線参照)。なお、引掛り状態が解除された後は、第1のトノカバー40は付勢部材の付勢力によって収納ケース30に格納される。
従って、車両用荷室構造10によれば、第1のトノカバー40のガイドピン54を引掛溝60に引掛けた状態で、第1のトノカバー40の先端部40Aの何れの位置に車両前方への所定値以上の荷重Mが入力されても先端部40Aに破損が生じるのを防止することができる。
また、ガイドピン54と引掛溝60とを用いる簡単な構造で先端部40Aに車両前方への所定値以上の荷重Mが入力されても先端部40Aに破損が生じるのを防止することができる。さらに、傾斜面60Dの傾斜角度を調整することで、ガイドピン54に生じる車両下方への分力を調整することができる。
第2の実施形態に係る車両用荷室構造10は、第1のトノカバーの構成が第1の実施形態と異なる点を除いては、第1の実施形態とほぼ同様の構成である。なお、第1の実施形態と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態では、第1の実施形態の作用に加えて以下の作用が得られる。
第1のトノカバー80は蛇腹部82を押し縮めて格納するため、格納状態での上下方向の厚みを、第1の実施形態の巻取軸32に巻き取られた第1のトノカバー40(上下前後方向の厚みが略同じ)よりも、薄くできるため、ラゲージルーム14を広く使用することができる。
第3の実施形態では、第1の実施形態の作用に加えて以下の作用が得られる。
引掛溝90は、車両後方に向かって略水平方向に延びて形成されているため、第1の実施形態の引掛溝60のように車両後方上側へと傾斜して延びる部位を有するよりも、引掛溝の上方側のスペースを有効利用できるので設計自由度が高い。また、突起92の弾性率を変化させることで所定値の調整を容易にできる。
なお、本実施形態では、突起92を2個設けているが、この構成に限定されず、1個又は、3個以上であっても、良いものとする。
また、請求項1における荷室床面側とは車両用荷室の側壁下部も含んでいるものとする。
14 ラゲージルーム(車両用荷室)
16 荷室床面
18 デッキサイドトリム(車両用荷室の側壁)
40 第1のトノカバー(仕切部材)
40A 先端部
54 ガイドピン(凸部(係合部))
60 引掛溝(凹部(被係合部))
60A 出入口
60B 保持面
60C 案内面
60D 傾斜面
80 第1のトノカバー(仕切部材)
90 引掛溝((凹部)被係合部)
Claims (3)
- 車両用荷室の車幅方向に延設され、前記車両用荷室の荷室床面側へ向けて展開可能に格納される仕切部材と、
前記仕切部材の展開方向側の端部に設けられた係合部と、前記荷室床面側に設けられるとともに前記係合部が係合可能とされ、前記係合部との係合状態において前記係合部に車両前方方向への所定値以上の荷重が入力されることで前記係合部を係合解除方向へ案内する被係合部と、を含んで構成された係合手段と、
を備えることを特徴とする車両用荷室構造。 - 前記係合部は、前記仕切部材の先端部に設けられるとともに前記車両用荷室の側壁側へ突出された凸部であり、
前記被係合部は、前記車両用荷室の側壁に形成されると共に、前記凸部の出入口と、前記凸部を前記仕切部材に作用する格納方向への付勢力に抗して前記凸部を保持する保持面と、前記保持面に連続して形成され前記出入口から進入した前記凸部を前記保持面に案内する案内面と、を含んで構成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載の車両用荷室構造。 - 前記案内面における前記保持面側には、車両前方から車両後方上側へと傾斜して延びる傾斜面が設けられ、
前記傾斜面の傾斜角度は、前記凸部が車両前方方向へ所定値以上の荷重を受けた際に、前記凸部が前記傾斜面を越えるのに必要な車両下方方向への分力を生じさせる角度に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用荷室構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007058999A JP2008221888A (ja) | 2007-03-08 | 2007-03-08 | 車両用荷室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007058999A JP2008221888A (ja) | 2007-03-08 | 2007-03-08 | 車両用荷室構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008221888A true JP2008221888A (ja) | 2008-09-25 |
Family
ID=39841013
Family Applications (1)
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JP2007058999A Pending JP2008221888A (ja) | 2007-03-08 | 2007-03-08 | 車両用荷室構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008221888A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015013544A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | 芦森工業株式会社 | シート状部材の係止構造及び遮蔽装置 |
Citations (4)
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JPS63199848U (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-22 | ||
JPH01204837A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-08-17 | Kanto Auto Works Ltd | 車両用巻取り式トノウカバー |
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JP2003237471A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-27 | Kasai Kogyo Co Ltd | トノカバーの係止構造 |
-
2007
- 2007-03-08 JP JP2007058999A patent/JP2008221888A/ja active Pending
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