JP5116332B2 - 車両用荷室構造 - Google Patents
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Description
ここで、両端部側が保持された高剛性部に車両下方方向への負荷が入力されると、保持手段によって高剛性部の車両下方方向への移動が許容されるため、高剛性部と床面との距離が短くなり、両端部側を支点とした場合の高剛性部の撓み量が低減される。即ち、高剛性部の撓み量の増加が抑制される。
上記車両用荷室構造によれば、保持手段が、高剛性部に設けられるとともに車両用荷室の側壁側へと突出する係合凸部、車両用荷室の側壁に設けられるとともに係合凸部と係合可能な係合凹部、及び係合凹部に設けられるとともに係合凸部の車両下方方向への移動を許容する許容部によって構成されるため、保持手段の構造が簡単となる。
また、本発明の場合、許容部を係合凹部に設けたので、車両用荷室の側壁を大幅に設計変更する必要がない。
さらに、上記車両用荷室構造によれば、高剛性部に車両下方方向への負荷が入力されると係合凸部の先端部が許容部の傾斜面に当接するため、係合凸部と係合凹部との接点が車幅方向に広がるとともに車両下方方向に下がり、この接点を支点とした場合の高剛性部の撓みが緩やかになる。これにより、高剛性部に車両下方方向への負荷が入力された際の高剛性部の撓み量を低減させることができる。
また、許容部が傾斜面を有するものとして構成されているので、係合凹部自体の形状に与える影響は小さい。このため、車両用荷室の側壁内部のスペースを殆ど狭めることがなく、このスペースを部材の配策スペース等として活用することができる。
請求項3に記載する本発明の車両用荷室構造は、請求項2に記載の車両用荷室構造において、前記係合凹部は、車幅方向から見て、前記出入口から車両後方に向かって延びてから車両後方で且つ車両上方へと傾斜しながら延び、終端部が係合凸部を保持可能な保持面を有する引掛溝である、ことを特徴としている。
請求項4に記載する本発明の車両用荷室構造は、請求項3に記載の車両用荷室構造において、前記傾斜面は、車幅方向に対する傾斜角が前記出入口側よりも前記終端部側で小さくなっている、ことを特徴としている。
なお、第1のトノカバー40及び第2のトノカバー70を付勢する付勢部材を本実施形態ではぜんまいばねとしているが、ぜんまいばね以外であってもよいものとする。
収納ケース30に格納された第1のトノカバー40を荷室床面16側へ向けて展開し、ガイドピン54を引掛溝60の出入口60Aから挿入して、案内面60C、保持面60Bへと移動させて、保持面60Bでガイドピン54を保持させる(引掛ける)。これにより、第1のトノカバー40の展開状態が維持されて、ラゲージルーム14とキャビン15とが車両前後方向に仕切られる。また、第2のトノカバー70を展開することでラゲージルーム14が車両上下方向に仕切られる。
従って、車両用荷室構造10によれば、第1のトノカバー40の展開状態で先端部40Aに車両下方方向への負荷Fが入力されても先端部40Aの撓み量の増加が抑制される。結果、第1のトノカバー40の先端部40Aの塑性変形が抑制される。
さらに、本実施形態では、許容部が傾斜面60Dとされているため、引掛溝60自体の形状に与える影響は小さい。このため、ラゲージルーム14のデッキサイドトリム18内部のスペースを殆ど狭めることがなく、このスペースを部材の配策スペース等として活用することができ、本実施形態では、このスペースに内蔵物100を配置している。
またさらに、本実施形態では、引掛溝60、ガイドピン54及び傾斜面60Dを用いた簡単な構造で、第1のトノカバー40の先端部40Aに入力された負荷Fに対して先端部40Aの撓み量を低減させることができる。
なお、図8では、負荷Fが入力される前の状態を二点鎖線で示し、負荷Fが入力されている状態を実線で示している。
第2の実施形態に係る車両用荷室構造10は、第1のトノカバーの構成が第1の実施形態と異なる点を除いては、第1の実施形態とほぼ同様の構成である。なお、第1の実施形態と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態では、第1の実施形態の作用に加えて以下の作用が得られる。
第1のトノカバー80は蛇腹部82を押し縮めて格納するため、格納状態での上下方向の厚みを、第1の実施形態の巻取軸32に巻き取られた第1のトノカバー40(上下前後方向の厚みが略同じ)よりも薄くできるため、ラゲージルーム14を広く使用することができる。
また、引掛溝92は、第1の実施形態の引掛溝60から傾斜面60Dのみを除いた構成とされている。このため、先端部40Aに負荷Fが入力された際には、引掛溝92の車両下側の溝縁とガイドピン90の外周面とが当接する。このときガイドピン90が先端部40A(バー44及び補強部材48)よりも先に弾性変形する。この弾性変形により、先端部40Aが車両下方方向へ移動する。また、ガイドピン90は、巻取軸32の付勢部材による付勢力では引掛溝92から外れるほどには弾性変形しない程度の弾性力に設定することが好ましい。なお、本参考形態における、先端部40Aの撓みの支点は、図10に示されるガイドピン90とガイドカバー50との車両下側の接点Gとなる。なお、図10では、負荷Fが入力される前の状態を二点鎖線で示し、負荷Fが入力されている状態を実線で示している。
第1の参考形態では、第1の実施形態の作用に加えて以下の作用が得られる。
ガイドピン90が弾性変形することで先端部40Aの車両下方方向への移動が許容されることから、引掛溝92に第1の実施形態の引掛溝60のように傾斜面60Dを設ける必要がないため、例えば、デッキサイドトリム18の代わりに従前のデッキサイドトリムを使用することができる。
さらに、本発明のガイドピン90を用いれば、弾性力を変えることで先端部40Aの撓み抑制効果を任意にチューニングすることができる。
第2の参考形態では、第1の実施形態の作用に加えて以下の作用が得られる。
例えば、第1の参考形態ではガイドピン90を低剛性、且つ弾性変形可能な部材としているため、ガイドピン90がガイドカバー50と別部材となってしまうが、本参考形態では、ガイドカバー50とガイドピン110とを一体的に形成することができるため、部品点数を削減することができる。
また、例えば、第1の参考形態の引掛溝92に本参考形態のガイドピン110を引掛けて負荷Fが入力された場合と、引掛溝92に第1の実施形態のガイドピン54を引掛けて負荷Fが入力された場合とを比べると、ガイドピン110は、引掛溝92の溝縁と当接する部位が傾斜面112(テーパー上に傾斜した傾斜面)とされているため、ガイドピン110の接点Hにおけるガイドピン110の軸線との距離が、ガイドピン54を用いた場合に対して短くなり、その分ガイドピン110の軸線がガイドピン54の軸線より下方に位置することとなり、ガイドピン110の軸線の接点Hにおける車両上下方向に対する折れ角度が小さくなり、先端部40Aの撓み量が小さくなる。従って、このようなガイドピン110を用いることで第1の実施形態のように引掛溝に傾斜面60Dを形成しなくても先端部40Aの撓みの増加を抑制することができる。このため、例えば、デッキサイドトリム18の代わりに従前のデッキサイドトリムを使用することもできる。
さらに、ガイドピン110を用いれば、ガイドピン110に設ける許容部の許容部としての傾斜面112の形状如何で先端部40Aの撓み抑制効果を任意にチューニングすることができる。
また、請求項1における荷室床面側とは車両用荷室の側壁下部も含んでいるものとする。
14 ラゲージルーム(車両用荷室)
16 荷室床面(車両用荷室の床面)
18 デッキサイドトリム(車両用荷室の側壁)
19 張出部(車両用荷室の側壁)
40 第1のトノカバー(仕切部材)
40A 先端部(仕切部材の展開方向の端部側)
44 バー(高剛性部)
48 補強部材(高剛性部)
54 ガイドピン(係合凸部(保持手段))
60 引掛溝(係合凹部(保持手段))
60A 出入口
60D 傾斜面(許容部(保持手段))
80 第1のトノカバー(仕切部材)
90 ガイドピン(係合凸部(保持手段))
92 引掛溝(係合凹部(保持手段))
110 ガイドピン(係合凸部(保持手段))
112 傾斜面(許容部(保持手段))
Claims (4)
- 車両用荷室の車幅方向に延設され、前記車両用荷室の床面側へ向けて展開可能に格納され、且つ展開方向の端部側に一般部と比べて剛性が高い高剛性部が設けられる仕切部材と、
前記高剛性部の車幅方向の両端部側を保持して前記仕切部材の展開状態を維持し、且つ前記両端部側が保持された前記高剛性部に車両下方方向への負荷が入力された際に、前記高剛性部の車両下方方向への移動を許容する保持手段と、を備え、
前記保持手段は、前記高剛性部に設けられるとともに前記車両用荷室の側壁側へと突出する係合凸部と、前記車両用荷室の側壁に設けられるとともに前記係合凸部と係合可能な係合凹部と、前記係合凹部の前記車両用荷室の床面側に設けられるとともに前記係合凸部の車両下方方向への移動を許容し、前記車両用荷室の車幅方向の内側且つ床面側に向けて傾斜する傾斜面を有する許容部と、を有し、
前記高剛性部に車両下方方向への負荷が入力された際に前記係合凸部の先端部が前記傾斜面に当接することを特徴とする車両用荷室構造。 - 前記係合凹部は、車両前方側に前記係合凸部の出入口を有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用荷室構造。
- 前記係合凹部は、車幅方向から見て、前記出入口から車両後方に向かって延びてから車両後方で且つ車両上方へと傾斜しながら延び、終端部が係合凸部を保持可能な保持面を有する引掛溝である請求項2に記載の車両用荷室構造。
- 前記傾斜面は、車幅方向に対する傾斜角が前記出入口側よりも前記終端部側で小さくなっている請求項3に記載の車両用荷室構造。
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JP2007081329A JP5116332B2 (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | 車両用荷室構造 |
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