JP2008215003A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 尿素水溶液タンクを適切な場所に設置することにより、尿素水溶液の給水作業、尿素水溶液タンクのメンテナンス作業等を容易にする。
【解決手段】 下部走行体2のトラックフレーム6には、支持筒体11の前側のスペースを利用して尿素水溶液を貯える尿素水溶液タンク32を設ける。これにより、下部走行体2に尿素水溶液タンク32を設けることができるから、尿素水溶液タンク32の尿素水溶液を尿素水溶液噴射装置30からエンジン20の排気管20B内に噴射することができ、エンジン20から排出される窒素酸化物を、尿素選択還元触媒29により浄化することができる。しかも、尿素水溶液タンク32は、下部走行体2のトラックフレーム6に取付けているから、低い位置に配置することができ、地上から簡単に尿素水溶液を補給することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば上部旋回体に動力源となるエンジンを搭載した油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、土砂等の掘削作業に用いられる油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回装置を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。また、下部走行体には、その左,右両側にクローラ式またはホイール式の走行部が設けられている。一方、上部旋回体は、旋回フレームの後部に油圧ポンプを駆動するためのエンジンを搭載し、前記旋回フレームの前側には、キャブ、燃料タンク、油圧モータ、作動油タンク、制御弁、旋回モータ、センタジョイント等の多くの機器が設けられている。
また、油圧ショベルのエンジンには、一般的にディーゼルエンジンが用いられている。このディーゼルエンジンは、窒素酸化物(以下、NOxという)を多く排出するとされており、このディーゼルエンジンを使用している大型のトラック、バスには、NOxを浄化するためのNOx浄化装置を備えたものがある。このNOx浄化装置としては、尿素水を排気ガスに混合し、この排気ガスを触媒で還元反応させて水と窒素に分解するものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2004−257325号公報 特開2003−20936号公報 特開2005−334681号公報
そして、特許文献1、特許文献2によるものは、尿素水溶液を貯える尿素水溶液タンクと、該尿素水溶液タンクに接続され、エンジンの排気管に尿素水を噴射する噴射ノズルと、尿素水(アンモニア)が混合された排気ガス中のNOxを水と窒素に還元する尿素選択還元触媒とにより大略構成されている。
ところで、特許文献2の発明には、油圧ショベルの上部旋回体に尿素水溶液タンク、噴射ノズル、尿素選択還元触媒を設ける構成が記載されている。しかし、油圧ショベルの上部旋回体には、キャブ、エンジン、油圧ポンプ、熱交換器、燃料タンク、作動油タンク、制御弁、旋回モータ、センタジョイント等の多くの機器が搭載されている上に、上部旋回体は、狭い作業現場でも旋回動作できるように小型に形成している。
従って、尿素水溶液タンク、噴射ノズル、尿素選択還元触媒を配置するためのスペースを上部旋回体に設けるのは難しい。特に、尿素水溶液タンクは、内部の尿素水溶液が40℃以上に上昇するとアンモニアを発生するから、エンジン、制御弁等のように高い温度になる機器に隣接して配置するのに適していない。これにより、尿素水溶液タンクは、その設置場所が限定されてしまうから、容易に給水作業、メンテナンス作業ができる位置を選ぶことができず、作業性が悪くなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、尿素水溶液タンクを適切な場所に設置することができ、尿素水溶液の給水作業、尿素水溶液タンクのメンテナンス作業等を容易に行うことができるようにした建設機械を提供することにある。
本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回装置を介して旋回可能に搭載され動力源となるエンジンが設けられた上部旋回体とからなり、前記下部走行体は、中央に前記旋回装置が取付けられるトラックフレームと、該トラックフレームの左,右両側に設けられた走行部とにより構成してなる。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記エンジンの排気管には、排気ガス中の窒素酸化物を選択的に還元するための尿素選択還元触媒を設け、前記下部走行体のトラックフレームには、前記尿素選択還元触媒の上流側に位置して前記排気管内に噴射するための尿素水溶液を貯える尿素水溶液タンクを設ける構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記尿素水溶液タンクは、前記トラックフレームと別体の容器として形成し前記トラックフレームに一体的に取付ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記トラックフレームは、上板、下板、上板と下板との間をつなぐ側面板からなる製缶構造体として形成し、前記尿素水溶液タンクは、製缶構造体からなる前記トラックフレームの一部に密閉空間を画成し、この密閉空間を利用して前記トラックフレームと一体形成する構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記トラックフレームは、中央に位置するセンタフレームと、該センタフレームの左,右両側に設けられた左,右のトラックサイドフレームとからなり、前記センタフレームは、中央に位置する中央フレーム部と、該中央フレーム部から前記各トラックサイドフレームに向けて延びた左,右の前脚部と、前記中央フレーム部から前記各トラックサイドフレームに向けて延びた左,右の後脚部とを備え、前記尿素水溶液タンクは、前記センタフレームを構成する前記4つの脚部のうち隣合う2つの脚部の間に設ける構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記トラックフレームは、上板と、該上板の下側に間隔をもって配置された下板と、該上板と下板とを連結するように立設された複数枚の側面板と、前記上板と下板の中央位置に上,下方向に設けられた支持筒体とにより構成し、前記尿素水溶液タンクは、前記上板と底板との間に位置して前記支持筒体を取囲んでその外側位置に配置する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、例えば多くの機器類が搭載され、また狭い作業現場で作業できるように小型化したために、上部旋回体に尿素水溶液タンクを設置する適当なスペースが確保できない場合でも、下部走行体のトラックフレームを利用して尿素水溶液を貯える尿素水溶液タンクを設けることができる。
これにより、尿素水溶液タンクに貯えられた尿素水溶液を、エンジンの排気管内に噴射することができ、この排気管に設けた尿素選択還元触媒により、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を還元反応によって水と窒素に分解することができる。
この結果、下部走行体と上部旋回体とからなる建設機械の場合、尿素水溶液タンクは、下部走行体のトラックフレームに設けることにより、高温になる機器に熱せられることもなく、給水作業、メンテナンス作業を行い易い場所を自由に選ぶことができる。しかも、トラックフレームは、低い位置にあるから、尿素水溶液を補給する場合には、高い場所に上がる必要がなく、地上から簡単に補給することができる。
請求項2の発明によれば、尿素水溶液タンクは、トラックフレームと別体の容器として形成しているから、尿素水溶液を貯える小さな容器だけを尿素に対する耐食性を有する材料を用いて形成することができ、安価に製造することができる。また、耐食性を有する材料をコーティングする場合も少ない範囲のコーティングだけで済ませることができる。さらに、尿素水溶液タンクは、トラックフレームに取付ける構成としているから、尿素水溶液タンクに不具合が生じた場合には、この尿素水溶液タンクだけを簡単に交換することができる。
請求項3の発明によれば、上板、下板、側面板等を固着した製缶構造体からなるトラックフレームの一部に密閉空間を画成することにより、この密閉空間を利用して尿素水溶液タンクをトラックフレームと一体形成することができる。従って、尿素水溶液タンクを少ない部品点数で容易に設けることができる。
請求項4の発明によれば、尿素水溶液タンクをセンタフレームの隣合う2つの脚部間のスペースに設ける構成としているから、周囲に他の機器や構造物がない場所を利用して配置できる。また、尿素水溶液タンクを各脚部間に収めることにより、外観上の見栄えを良好にすることができる。
請求項5の発明によれば、トラックフレームを形成する上板と下板との間のスペースを利用して尿素水溶液タンクを設けることができる。また、尿素水溶液タンクを支持筒体を取囲む外側位置に設けることにより、下部走行体の周囲から容易に手を伸ばすことができ、尿素水溶液を簡単に補給することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械として、クローラ式の下部走行体を備えた油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図12は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、1は土砂等の掘削作業に用いられる建設機械としての油圧ショベルである。この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4と、該上部旋回体4の前側に設けられた作業装置5とにより大略構成されている。
ここで、クローラ式の下部走行体2の構成について説明する。この下部走行体2は、後述のトラックフレーム6、駆動輪15、遊動輪16、履帯17等により大略構成されている。また、下部走行体2には、後述の尿素水溶液タンク32が取付けられている。
6は下部走行体2の本体部分を構成するトラックフレームである。このトラックフレーム6は、図2ないし図8に示すように、後述のセンタフレーム7と、該センタフレーム7の中央に設けられた丸胴12と、前記センタフレーム7の左,右両側に設けられた左,右のトラックサイドフレーム13,14とにより大略構成されている。
7はトラックフレーム6の中央部に位置するセンタフレームである。このセンタフレーム7は、図3に示すように、中央に位置する中央フレーム部7Aと、該中央フレーム部7Aの前側に位置して左,右方向に延びた左前脚部7B,右前脚部7Cと、中央フレーム部7Aの後側に位置して斜めに延びた左後脚部7D,右後脚部7Eとを備えている。また、左前脚部7B、左後脚部7Dの先端側が左トラックサイドフレーム13に取付けられ、右前脚部7C、右後脚部7Eの先端側が右トラックサイドフレーム14に取付けられている。
さらに、センタフレーム7は、図4に示す如く、作業現場を走行中に岩石等の障害物に下側(底面)部分が接触しないように、各脚部7B〜7Eを下向きに傾斜させ、中央フレーム部7Aを高い位置に配置している。そして、センタフレーム7は、後述の上板8、下板9、各側面板10、支持筒体11等によりボックス形状の製缶構造体として形成している。
8はセンタフレーム7の上側部分を形成する上板で、該上板8は、鋼板等を用いて略X字状に形成されている。即ち、上板8は、中央に位置して平坦な中央板8Aと、該中央板8Aの左前側から左斜め前側に延び左前脚部7Bの上面となる左前板8Bと、前記中央板8Aの右前側から右斜め前側に延び右前脚部7Cの上面となる右前板8Cと、前記中央板8Aの左後側から左斜め後側に延び左後脚部7Dの上面となる左後板8Dと、前記中央板8Aの右後側から右斜め後側に延び右後脚部7Eの上面となる右後板8Eとからなっている。
9は上板8の下側に対面して配設されたセンタフレーム7の下板を示している。この下板9は、上板8とほぼ同様に、鋼板等を用いて形成されている。即ち、下板9は、中央板9Aと、左前脚部7Bの下面となる左前板9Bと、右前脚部7Cの下面となる右前板9Cと、左後脚部7Dの下面となる左後板9Dと、右後脚部7Eの下面となる右後板9Eとにより略X字状に形成されている。
ここで、下板9は、上板8との間に所望の間隔を設けることにより、後述の尿素水溶液タンク32を取付けるための上,下方向のスペースを形成している。また、下板9には、図7に示す如く、尿素水溶液タンク32が取付けられる中央板9Aの前側に位置して、4個のボルト挿通孔9Fとドレンプラク挿通孔9Gとが形成されている。
10は上板8と下板9との間をつないで設けられた複数枚の側面板で、該各側面板10は、例えば左,右の前側面板10A、中間側面板10B,10C、後側面板10D等から構成されている。そして、各側面板10は、センタフレーム7の各脚部7B〜7Eの側面部を形成している。また、側面板10A,10B,10C,10Dは、上,下方向の端部が上板8,下板9に溶接手段を用いて固着されると共に、旋回中心側の端部が後述の支持筒体11に溶接手段を用いて固着され、これにより、ボックス構造をした製缶構造体として形成されている。
11は上板8と下板9との間の中央位置に上,下方向に設けられた支持筒体である。この支持筒体11は、図5、図6に示すように、後述の丸胴12とほぼ同じ直径寸法の円筒体として形成されている。また、支持筒体11は、上板8の中央板8A、下板9の中央板9Aよりも小径に形成されている。これにより、支持筒体11の外側位置となる前側、後側、左側、右側には、センタフレーム7を構成する4つの脚部7B〜7E間に位置し、尿素水溶液タンク32を取付けるための水平方向のスペースが台形状に形成されている。
12はセンタフレーム7上に設けられた丸胴(センタサークル)で、該丸胴12は旋回装置3を取付けるものである。また、丸胴12は、中央フレーム部7Aの中央位置に支持筒体11と同軸に配置され、該中央フレーム部7Aの上面に溶接手段等を用いて一体的に固着されている。
13はセンタフレーム7の左側に固着された左トラックサイドフレーム、14はセンタフレーム7の右側に固着された右トラックサイドフレームをそれぞれ示している。そして、各トラックサイドフレーム13,14は前,後方向に延びて形成されている。
また、15は各トラックサイドフレーム13,14の前,後方向一端に設けられた駆動輪、16は各トラックサイドフレーム13,14の前,後方向他端に設けられた遊動輪、17は駆動輪15と遊動輪16とに巻回して設けられた履帯(いずれも図1中に右側のみ図示)とをそれぞれ示している。この駆動輪15、遊動輪16および履帯17は、下部走行体2を走行させる左,右の走行部を構成している。
次に、上部旋回体4の構成について説明する。この上部旋回体4は、旋回装置3が取付けられる旋回フレーム18と、該旋回フレーム18の左前側に設けられオペレータが搭乗するキャブ19と、前記旋回フレーム18の後側に搭載された動力源をなすエンジン20と、該エンジン20によって駆動される油圧ポンプ21と、前記エンジン20の前側に設けられた作動油タンク22、燃料タンク23、制御弁24と、前記旋回フレーム18の旋回中心に設けられたセンタジョイント25(図9中に図示)と、前記旋回フレーム18の後端部に取付けられたカウンタウエイト26と、前記エンジン20等を覆う建屋カバー27との他、後述の尿素選択還元触媒29、尿素水溶液噴射装置30、配管31により大略構成されている。
ここで、エンジン20は、ディーゼルエンジンとして構成されている。また、エンジン20は、図9に示すように、エンジン本体20Aと、該エンジン本体20Aからの排気ガスを排出する排気管20Bとを含んで構成されている。また、ディーゼルエンジン20は、高効率で耐久性に優れているが、窒素酸化物(NOx)等の有害物質が排気ガスとして排出されてしまう。
そこで、第1の実施の形態による油圧ショベル1は、尿素水を排気ガスに混合し、この排気ガスを尿素選択還元触媒(尿素SCR)で還元反応させて水と窒素に分解するNOx浄化装置を備えている。このNOx浄化装置としては、上部旋回体4に設けた後述の触媒ケース28、尿素選択還元触媒29、尿素水溶液噴射装置30と、下部走行体2に設けた尿素水溶液タンク32とにより構成されるものが知られている。
28は上部旋回体4のエンジン20に設けられた触媒ケースで、該触媒ケース28は、エンジン20の排気管20Bの途中に設けられている。そして、触媒ケース28は、後述の尿素選択還元触媒29、アンモニアを低減させる酸化触媒(図示せず)等を収容している。
29は上部旋回体4のエンジン20に設けられたNOx浄化装置の尿素選択還元触媒を示している。この尿素選択還元触媒29は、後述の尿素水溶液噴射装置30の下流側に位置して触媒ケース28内に収容されている。そして、尿素選択還元触媒29は、尿素水から生成されたアンモニアによって排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を還元反応させ、水と窒素に分解するものである。
30は尿素選択還元触媒29よりも上流側に位置してエンジン20の排気管20Bに取付けられた尿素水溶液噴射装置である。この尿素水溶液噴射装置30は、尿素水溶液タンク32に貯えられた尿素水溶液を排気管20B内を流通する排気ガスに向けて噴射するものである。また、尿素水溶液噴射装置30は、排気ガスの流量、温度、成分等の条件に応じて尿素水溶液の噴射量を調整するものであり、コントローラ(図示せず)に接続されている。
31は尿素水溶液噴射装置30と後述の尿素水溶液タンク32とを接続して設けられた配管である。この配管31は、例えば流出配管と流入配管からなる2本の管路を有し、その一端が下部走行体2側で尿素水溶液タンク32の流出口34と流入口35に接続されている。一方、他側は、センタジョイント25を介して上部旋回体4を延び尿素水溶液噴射装置30に接続されている。
32は下部走行体2のトラックフレーム6に取付けられた尿素水溶液タンクである。この尿素水溶液タンク32は、加熱されることによってアンモニアを生成する尿素水溶液を貯えるものである。その一例として具体的な値を述べれば、尿素水溶液タンク32は、例えば尿素32.5%の水溶液を10リットル前後貯えるように設計されている。これらの値は、エンジン20の排気量、特性等によって変化するものである。また、尿素水溶液タンク32は、尿素水溶液を貯える密閉容器として形成され、耐食性に優れた金属材料、例えばSUS304、SUS316によって形成されている。
ここで、尿素水溶液タンク32は、一般鋼材を用いて箱体状に形成し、内面等に耐食性を有する樹脂材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂をコーティングする構成としてもよい。また、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂等の樹脂材料を用いて樹脂製の尿素水溶液タンク32を形成してもよい。
また、尿素水溶液タンク32の配置位置は、トラックフレーム6の支持筒体11の外側位置となる前側で、4つの脚部7B〜7Eのうち、隣合う左前脚部7Bと右前脚部7Cとの間、即ち、左,右の前側面板10Aに挟まれた下板9上の台形状のスペースに収まるように配置されている。
また、尿素水溶液タンク32の外形形状は、図10ないし図12に示す如く、広幅な長方形状の前面32Aと、狭幅な長方形状の後面32Bと、斜めに延びた左,右の側面32C,32Dと、台形状の上面32E、下面32Fとにより異形な角形容器として形成されている。また、尿素水溶液タンク32の下面32Fには、図12に示すように、トラックフレーム6の下板9の各ボルト挿通孔9Gに対応して4個のねじ座32Gが設けられている。
さらに、尿素水溶液タンク32の構成について詳述すると、33は尿素水溶液タンク32の上面32Eに設けられた給水口で(図10参照)、該給水口33は、尿素水溶液を補給するための注ぎ口を構成している。また、34は尿素水溶液タンク32の後面32Bに設けられた流出口34、35は後面32Bに設けられた流入口35を示している(図11参照)。この流出口34と流入口35は、配管31に接続されることにより、流出口34から尿素水溶液を供給し、流入口35に尿素水溶液が戻されるようになっている。また、36は下面32Fに設けられたドレンプラグ36を示している。
一方、37は尿素水溶液タンク32の上面32Eに設けられた温度センサで、該温度センサ37は尿素水溶液タンク32内の尿素水溶液の温度を計測するものである。また、38は尿素水溶液タンク32の後面32Bに設けられたレベルセンサで、該レベルセンサ38は尿素水溶液の残量(液面)を計測するものである。また、39は同じく後面32Bに設けられた尿素識別センサ(クオリティセンサ)で、該尿素識別センサ39は、正しい尿素水溶液が給水されているか否かを判別するものである。さらに、40は同じく後面32Bに設けられたヒータで、該ヒータ40は、尿素水溶液が凍結しないように温めるものである。なお、41は上面32Eに設けられた呼吸栓(ブリーザ)を示している。
そして、尿素水溶液タンク32は、トラックフレーム6を構成する下板9の中央板9A前側に載置され、この状態でボルト挿通孔9Fにボルト(図示せず)を挿通してねじ座32Gに螺着することにより、トラックフレーム6の前側位置に着脱可能に取付けることができる。また、トラックフレーム6に尿素水溶液タンク32を取付けたら、流出口34、流入口35を配管31等を用いて尿素水溶液噴射装置30に接続する。また、温度センサ37、レベルセンサ38、尿素識別センサ39、ヒータ40は、これらを制御するコントローラに接続する。
このように、尿素水溶液タンク32は、トラックフレーム6を利用して下部走行体2に取付けることができる。これにより、尿素水溶液タンク32は、貯えている尿素水溶液を配管31を通じて尿素水溶液噴射装置30に供給することができる。また、尿素水溶液を補給する場合には、尿素水溶液タンク32の近くまで行き、給水口33を開くことにより、給水用のタンク(図示せず)を持ったまま高い場所に乗ったりすることなく、地上から容易に尿素水溶液を補給することができる。
第1の実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
まず、オペレータは、上部旋回体4のキャブ19に搭乗し、エンジン20を始動して油圧ポンプ21を駆動する。これにより、油圧ポンプ21からの圧油は、制御弁24を介して各種アクチュエータに供給される。そして、キャブ19に搭乗したオペレータが走行用の操作レバー(図示せず)を操作したときには、駆動輪15によって履帯17を周回駆動することができ、下部走行体2によって油圧ショベル1を前進または後退させることができる。一方、作業用の操作レバー(図示せず)を操作することにより、作業装置5を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
また、エンジン20の運転時には、その排気管20Bから有害物質である窒素酸化物(NOx)が排出される。このときには、尿素水溶液タンク32の尿素水溶液を配管31を経由して尿素水溶液噴射装置30に供給し、該噴射装置30から排気ガスに噴射することによりアンモニアを生成する。これにより、尿素選択還元触媒29では、窒素酸化物を水と窒素に還元し、酸化触媒を経て外部に排出することにより、窒素酸化物の排出量を低減することができる。
以上のように、油圧ショベル1の上部旋回体4は、キャブ19、エンジン20、油圧ポンプ21、作動油タンク22、燃料タンク23、制御弁24、センタジョイント25およびこれらに接続した配管、配線、補機類が搭載されている上に、狭い作業現場で作業できるように小型に形成されている。
然るに、第1の実施の形態によれば、下部走行体2のトラックフレーム6を利用することにより尿素水溶液を貯える尿素水溶液タンク32を設けることができる。これにより、尿素水溶液タンク32に貯えられた尿素水溶液を、尿素水溶液噴射装置30からエンジン20の排気管20B内に噴射することができ、この排気管20Bに設けた尿素選択還元触媒29により、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を還元反応によって水と窒素に分解することができる。
この結果、上部旋回体4に尿素水溶液タンク32を搭載することが困難な油圧ショベル1においても、尿素選択還元触媒29、尿素水溶液タンク32等からなる窒素酸化物を浄化するための装置を設けることができる。これにより、窒素酸化物の排出量を低減することができる。
また、尿素水溶液タンク32は、下部走行体2のトラックフレーム6のうち、センタフレーム7の隣合う2つの左前脚部7Bと右前脚部7Cとの間に設けているから、上部旋回体4に搭載した場合に比較して低い位置に配置することができる。従って、尿素水溶液タンク32に尿素水溶液を補給する場合には、履帯17上や建屋カバー27上に乗ったりすることなく、地上から簡単に補給することができ、作業性を向上することができる。
しかも、尿素水溶液タンク32は、トラックフレーム6を構成するセンタフレーム7に対し、支持筒体11の前側で、上板8、下板9、左,右の前側面板10Aに囲まれた2つの脚部7B,7C間のスペースに配設している。これにより、作業者は、左,右の履帯17の間を通って尿素水溶液タンク32に近付くことができ、補給作業をより一層簡単に行うことができる。また、周囲に他の機器や構造物がなく、デッドスペースであった場所を利用して尿素水溶液タンク32を設けることができる。また外観上の見栄えを良好にすることができる。
一方、尿素水溶液タンク32は、トラックフレーム6と別体の容器として形成している。これにより、尿素水溶液タンク32を製造する場合には、小さな容器だけを尿素に対する耐食性を有する材料を用いて形成すればよく、安価に製造することができる。また、耐食性を有する材料をコーティングする場合も少ない範囲だけで済ませることができる。さらに、尿素水溶液タンク32は、トラックフレーム6に取付ける構成としているから、尿素水溶液タンク32に不具合が生じた場合には、この尿素水溶液タンク32だけを簡単に交換することができる。
次に、図13ないし図15は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、トラックフレームは、上板、下板、上板と下板との間をつなぐ側面板からなる製缶構造体として形成し、尿素水溶液タンクは、製缶構造体からなるトラックフレームの一部に密閉空間を画成し、この密閉空間を利用してトラックフレームと一体形成する構成としたことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図13において、51は第2の実施の形態によるトラックフレーム、52は該トラックフレーム51の中央部に位置するセンタフレームを示している。このセンタフレーム52は、前述した第1の実施の形態によるセンタフレーム7とほぼ同様に、中央フレーム部52A、左前脚部52B、右前脚部52C、左後脚部52D、右後脚部52Eにより構成されている。また、センタフレーム52は、後述の上板53、下板54、各側面板55、支持筒体56等によりボックス形状の製缶構造体として形成されている。しかし、第2の実施の形態によるセンタフレーム52は、後述の尿素水溶液タンク57が一体形成されている点で第1の実施の形態によるセンタフレーム7と相違している。
53はセンタフレーム52の上側部分を形成する上板で、該上板53は、鋼板等からなり、中央板53A、左前板53B、右前板53C、左後板53D、右後板53Eにより略X字状に形成されている。
54は上板53の下側に対面して配設されたセンタフレーム52の下板を示している。この下板54は、上板53とほぼ同様に、鋼板等を用いて中央板54A、左前板54B、右前板54C、左後板54D、右後板54Eにより略X字状に形成されている。
ここで、上板53と下板54とは、後述する尿素水溶液タンク57の上面と下面を形成するものである。従って、上板53と下板54とは、所望の間隔を設けることにより、尿素水溶液タンク57の内容積を確保するための上,下方向のスペースを形成している。
55は上板53と下板54との間に設けられた複数枚の側面板で、該各側面板55は、図14に示す如く、例えば左,右の前側面板55A、中間側面板55B,55C、後側面板55D等から構成されている。また、各側面板55A,55B,55C,55Dは、上,下方向の端部が上板53,下板54に溶接手段を用いて固着されると共に、旋回中心側の端部が後述の支持筒体56に溶接手段を用いて固着され、これにより、センタフレーム52をボックス構造をした製缶構造体として形成している。また、各側面板55A,55B,55C,55Dのうち、右側に位置する中間側面板55Bと中間側面板55Cは、尿素水溶液タンク57の前面と後面を形成するものである。
56は上板53と下板54との間の中央位置に設けられた支持筒体である。この支持筒体56は、丸胴12とほぼ同じ直径寸法をもって同軸に配置された円筒体として形成されている。また、支持筒体56は、図15に示す如く、尿素水溶液タンク57の左側面を形成するものである。
57はトラックフレーム51に一体形成された第2の実施の形態による尿素水溶液タンクを示している。この尿素水溶液タンク57は、センタフレーム52の隣合う2つの右前脚部52Cと右後脚部52Eとの間で支持筒体56の右外側位置に配置されている。また、尿素水溶液タンク57は、製缶構造体からなるセンタフレーム52の一部に密閉空間を画成することにより、この密閉空間を利用してトラックフレーム52と一体形成されている。
即ち、尿素水溶液タンク57は、図14、図15に示す如く、上面をなす上板53と、下面をなす下板54と、前面をなす中間側面板55Bと、後面をなす中間側面板55Cと、左側面をなす支持筒体56と、右外側を閉塞する右側面板58とにより、尿素水溶液を貯える密閉空間を形成している。また、尿素水溶液タンク57には、給水口59、流出口60、流入口61、ドレンプラグ62、温度センサ63、レベルセンサ64、呼吸栓65等が設けられている。
さらに、尿素水溶液タンク57は、一般的な鋼材によって形成されているから、内面等に耐食性を有する樹脂材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂がコーティングされている。この場合、尿素水溶液タンク57は小型であるから、樹脂コーティングを施す範囲を少なくすることができる。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態では、尿素水溶液タンク57は、製缶構造体からなるセンタフレーム52の一部に密閉空間を画成し、この密閉空間を利用して尿素水溶液タンク57をセンタフレーム52と一体形成することができる。従って、1枚の右側面板58を新たに設けるだけで尿素水溶液タンク57を少ない部品点数でセンタフレーム52に容易に設けることができる。
なお、第1の実施の形態では、尿素水溶液タンク32は、支持筒体11の前側となるセンタフレーム7の前部に取付ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、尿素水溶液タンク32は、例えば支持筒体11を取囲む外側位置であれば、後側、左側、右側等の他の位置に取付ける構成としてもよい。
また、第1の実施の形態では、尿素水溶液タンク32は、支持筒体11の前側となるセンタフレーム7の隣合う左前脚部7Bと右前脚部7Cとの間に1個だけ取付ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図16に示す第1の変形例のように、センタフレーム7を構成する2つの左前脚部7Bと右前脚部7Cとの間、左後脚部7Dと右後脚部7Eとの間にそれぞれ尿素水溶液タンク32、32′を設ける構成としてもよい。また、尿素水溶液タンクは、3個以上設ける構成としてもよい。
一方、第2の実施の形態では、尿素水溶液タンク57は、支持筒体56の右側となるセンタフレーム52の右外側に一体形成する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、尿素水溶液タンク57は、例えば支持筒体11を取囲む外側位置であれば、前側、後側、左側等の他の位置に一体形成する構成としてもよい。
また、第2の実施の形態では、尿素水溶液タンク57は、支持筒体56の右側となるセンタフレーム52の隣合う右前脚部52Cと右後脚部52Eとの間に1個だけ形成する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図17に示す第2の変形例のように、支持筒体56の右側で右前脚部52Cと右後脚部52Eとの間の尿素水溶液タンク57に加えて、支持筒体56の後側で左後脚部52Dと右後脚部52Eとの間にも尿素水溶液タンク71を設ける構成としてもよい。この場合には、支持筒体56の後側に後外側を閉塞する後側面板72を取付けることにより尿素水溶液タンク71を一体成形すればよい。また、尿素水溶液タンクは、3個以上設ける構成としてもよい。
また、第1の実施の形態では、支持筒体11の上側に上板8を挟んで丸胴12を設けるものとして説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば支持筒体と丸胴とを1つの筒体によって形成し、上板を貫くように設ける構成としてもよい。この構成は、第2の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
さらに、各実施の形態では、建設機械として、駆動輪15、遊動輪16、履帯17を走行部とするクローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばタイヤ等を走行部とするホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。それ以外にも、油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができる。
本発明の第1の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 図1中のトラックフレームと尿素水溶液タンクを拡大して示す正面図である。 トラックフレームと尿素水溶液タンクを拡大して示す平面図である。 トラックフレームと尿素水溶液タンクを拡大して示す右側面図である。 トラックフレームを図3中の矢示V−V方向からみた断面図である。 トラックフレームと尿素水溶液タンクを図3中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 トラックフレームを拡大して示す底面図である。 トラックフレームと尿素水溶液タンクを拡大して示す斜視図である。 窒素酸化物を浄化するための装置の全体構成をエンジン等と共に示す構成図である。 尿素水溶液タンクを単体で斜め前側から示す拡大斜視図である。 尿素水溶液タンクを単体で斜め後側から示す拡大斜視図である。 尿素水溶液タンクを単体で示す拡大底面図である。 本発明の第2の実施の形態によるトラックフレームと尿素水溶液タンクを示す斜視図である。 図13のトラックフレームと尿素水溶液タンクを示す一部破断の平面図である。 トラックフレームと尿素水溶液タンクを図14中の矢示XV−XV方向からみた要部拡大の断面図である。 本発明の第1の変形例による2個の尿素水溶液タンクをトラックフレームと共に示す平面図である。 本発明の第2の変形例によるトラックフレームと2個の尿素水溶液タンクを示す平面図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 旋回装置
4 上部旋回体
6,51 トラックフレーム
7,52 センタフレーム
7A,52A 中央フレーム部
7B,52B 左前脚部
7C,52C 右前脚部
7D,52D 左後脚部
7E,52E 右後脚部
8,53 上板
9,54 下板
10,55 側面板
11,56 支持筒体
12 丸胴
13,14 トラックサイドフレーム
15 駆動輪(走行部)
16 遊動輪(走行部)
17 履帯(走行部)
18 旋回フレーム
19 キャブ
20 エンジン
20A エンジン本体
20B 排気管
29 尿素選択還元触媒
30 尿素水溶液噴射装置
32,57,71 尿素水溶液タンク

Claims (5)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回装置を介して旋回可能に搭載され動力源となるエンジンが設けられた上部旋回体とからなり、前記下部走行体は、中央に前記旋回装置が取付けられるトラックフレームと、該トラックフレームの左,右両側に設けられた走行部とにより構成してなる建設機械において、
    前記エンジンの排気管には、排気ガス中の窒素酸化物を選択的に還元するための尿素選択還元触媒を設け、
    前記下部走行体のトラックフレームには、前記尿素選択還元触媒の上流側に位置して前記排気管内に噴射するための尿素水溶液を貯える尿素水溶液タンクを設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記尿素水溶液タンクは、前記トラックフレームと別体の容器として形成し前記トラックフレームに一体的に取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記トラックフレームは、上板、下板、上板と下板との間をつなぐ側面板からなる製缶構造体として形成し、
    前記尿素水溶液タンクは、製缶構造体からなる前記トラックフレームの一部に密閉空間を画成し、この密閉空間を利用して前記トラックフレームと一体形成する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記トラックフレームは、中央に位置するセンタフレームと、該センタフレームの左,右両側に設けられた左,右のトラックサイドフレームとからなり、
    前記センタフレームは、中央に位置する中央フレーム部と、該中央フレーム部から前記各トラックサイドフレームに向けて延びた左,右の前脚部と、前記中央フレーム部から前記各トラックサイドフレームに向けて延びた左,右の後脚部とを備え、
    前記尿素水溶液タンクは、前記センタフレームを構成する前記4つの脚部のうち隣合う2つの脚部の間に設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 前記トラックフレームは、上板と、該上板の下側に間隔をもって配置された下板と、該上板と下板とを連結するように立設された複数枚の側面板と、前記上板と下板の中央位置に上,下方向に設けられた支持筒体とにより構成し、
    前記尿素水溶液タンクは、前記上板と底板との間に位置して前記支持筒体を取囲んでその外側位置に配置する構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械。
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