JP2015193992A - 建設機械 - Google Patents

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【課題】還元剤タンクが機器上に設けられている状態において液体還元剤を導出する作業性の低下を抑えながら液体還元剤の凍結を抑制することができる建設機械を提供する。【解決手段】油圧ショベル1は、下部走行体2上に設けられたアッパーフレーム11と、アッパーフレーム11上に設けられた燃料タンク13と、燃料タンク13上に設けられ、排ガス中に含まれる窒素酸化物を還元するための液体還元剤を収納可能であり、かつ、液体還元剤を導出するための導出口23を有する還元剤タンク14と、燃料タンク13上に設けられ、還元剤タンク14の導出口23に接続された導出コック24と、導出コック24に接続された上端部18aと導出コック24よりも低い位置に設けられた下端部18bとを有し、還元剤タンク14内の液体還元剤をその自重により下端部18bまで案内可能となるように配置された案内ホース18とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、排ガス中の窒素酸化物を還元するための液体還元剤を収納する還元剤タンクを有する建設機械に関するものである。
従来から、下部走行体上に設けられたアッパーフレームと、アッパーフレーム上に設けられた還元剤タンクとを備えた建設機械が知られている。
この種の建設機械では、還元剤タンク内の液体還元剤の濃度が予め設定された濃度範囲内にないことが検出された場合等に、還元剤タンク内の液体還元剤を導出して新たな液体還元剤を補充することが行われる。
ここで、還元剤タンクから液体還元剤を導出するための構成としては、例えば、特許文献1に記載された、燃料タンクから水抜きを行うための構成を採用することができる。
具体的に、特許文献1に記載の旋回作業機は、ドレン口を有する燃料タンクと、ドレンコックと、ドレン口とドレンコックとを接続するホースとを備えている。
燃料タンク及びドレンコックは、アッパーフレーム(旋回台)の底板上に載置された状態で、アッパーフレームに固定されている。
特許文献1に記載の旋回作業機では、地上に位置する作業員がドレンコックを操作するとともに当該ドレンコックから導出される水を受けるための作業(例えば、バケツ等の容器の設置)を行うことにより、燃料タンクからの水抜きを行うことができる。
ところで、特許文献2に記載のように、アッパーフレーム上のレイアウトの制約により、アッパーフレーム上に設けられた機器(特許文献2では燃料タンク)の上に還元剤タンクを載置せざるを得ない場合がある。
特許第5154393号公報 特開2011−64132号公報
特許文献2に記載の建設機械に対し、タンクと同一平面上にドレンコックを配置する特許文献1に記載の構成を採用することが考えられるが、この場合、ドレンコックも燃料タンク上に配置される。そのため、当該ドレンコックから導出される液体還元剤を受けるための作業を高所で行う必要があり、作業性が低下する。
一方、ホースを延長してドレンコックをアッパーフレームの底板上に固定することも考えられ、この場合には地上に位置する作業員がドレンコックから導出される液体還元剤を受けるための作業(容器の設置等)を行うことが可能となる。
しかし、この場合、機器(燃料タンク)の高さに応じた比較的に長いホースが還元剤タンクとドレンコックとの間に介在する。そのため、還元剤タンクが液体還元剤を収納している状態でホース内に満たされた比較的多くの液体還元剤が低温環境下で凍結するおそれがある。
還元剤タンクには、通常、当該還元剤タンク内の液体還元剤を解凍するための手段が設けられているが、この手段を用いても上記のように比較的長いホース内で凍結した液体還元剤を解凍するには時間がかかるという問題がある。さらに、凍結時に液体還元剤が膨張することによりホースが破損するおそれもある。
本発明の目的は、還元剤タンクが機器上に設けられている状態において液体還元剤を導出する作業性の低下を抑えながら液体還元剤の凍結を抑制することができる建設機械を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、建設機械であって、下部走行体と、前記下部走行体上に設けられたアッパーフレームと、前記アッパーフレーム上に設けられた機器と、前記機器上に設けられ、排ガス中に含まれる窒素酸化物を還元するための液体還元剤を収納可能であり、かつ、前記液体還元剤を導出するための導出口を有する還元剤タンクと、前記機器上に設けられ、前記還元剤タンクの導出口に接続された導出コックと、前記導出コックに接続された上端部と前記導出コックよりも低い位置に設けられた下端部とを有し、前記還元剤タンク内の液体還元剤をその自重により前記下端部まで案内可能となるように配置された案内ホースとを備えている、建設機械を提供する。
本発明によれば、還元剤タンク内の液体還元剤を導出コックよりも低い位置に設けられた案内ホースの下端部まで案内することができるため、作業員は導出コックよりも低い位置で液体還元剤を受けるための作業(例えば、バケツ等の容器を設置する作業)を行うことができる。
さらに、案内ホースが導出コックの下流側に設けられているため、液体還元剤の導出後に導出コックを閉じ、さらに還元剤タンク内に液体還元剤が補充された後においては、案内ホース内に液体還元剤が満たされることはない。そのため、還元剤タンク内に液体還元剤が収納された状態において案内ホース内で液体還元剤が凍結するのを防止することができる。
したがって、本発明によれば、液体還元剤を導出する作業性の低下を抑えながら液体還元剤の凍結を抑制することができる。
なお、本発明において『前記還元剤タンク内の液体還元剤をその自重により前記下端部まで案内可能となるように配置された』とは、案内ホースにおける上端部側の部分よりも下端部側の部分の方が低くなるように案内ホースが配置されていることを意味する。
ここで、案内ホースの上端部側の部分よりも下端部側の部分の方が低くなるように案内ホースが傾斜していてもよいが、この場合には、案内ホースを配索するための平面スペースが大きくなる。
そこで、前記建設機械において、前記導出コックは、平面視において前記機器の側方に設けられているとともに前記案内ホースの上端部が接続される被接続部を有し、前記案内ホースは、前記被接続部から垂れ下がっていることが好ましい。
この態様によれば、案内ホースを鉛直に配置することができるため、案内ホースを配索するための平面スペースを極めて狭い範囲に抑えることができる。
前記建設機械において、前記機器は、前記アッパーフレームの外縁部に設けられ、前記導出コックは、弁機構と、前記弁機構を開閉操作するための操作部とを有し、前記操作部は、平面視において前記アッパーフレームの外側に向けて配置されているとともに、前記案内ホースの下端部は、平面視において前記機器の外側に配置されていることが好ましい。
この態様によれば、アッパーフレームの外側から操作部を操作するとともに、アッパーフレームの外側において案内ホースの下端部から導出される液体還元剤を受けるための作業を行うことができる。
そのため、液体還元剤の導出作業のための作業員の移動距離を短くすることができ、これにより、作業性を向上することができる。
アッパーフレームが前記機器が載置された底板を有している場合、案内ホースの下端部の位置は導出コックよりも低ければ底板よりも高くてもよいが、前記案内ホースは、当該案内ホースの下端部を前記底板よりも低い位置に配置可能な長さを有することが好ましい。
この態様によれば、底板よりも低い位置に案内ホースの下端部を配置することができるため、案内ホースから導出される液体還元剤をより低い位置で受けることができる。したがって、例えば、地上に位置する作業員によって液体還元剤を受けるための作業(容器の設置等)を行うことができ、作業性がより向上する。
なお、案内ホースの下端部は、少なくとも液体還元剤の導出作業時に底板よりも低い位置に配置されていればよく、液体還元剤の導出作業時以外には底板上に載置されていてもよい。
本発明によれば、還元剤タンクが機器上に設けられている状態において液体還元剤を導出する作業性の低下を抑えながら液体還元剤の凍結を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルの全体構成を示す側面図である。 図1に示す上部旋回体の一部を省略して示す平面図である。 図2に示す上部旋回体の一部を拡大して示す右側面図である。 図3に示す還元剤タンクの周辺を拡大して示す斜視図である。 図4に示す導出コックの周辺を拡大して示す正面図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る建設機械の一例である油圧ショベル1は、一対のクローラ2aを有する下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に設けられた上部旋回体3と、上部旋回体3に対して変位可能に取り付けられた作業アタッチメント4とを備えている。
作業アタッチメント4は、上部旋回体3に取り付けられた基端部を有するブーム5と、ブーム5の先端部に取り付けられた基端部を有するアーム6と、アーム6の先端部に取り付けられたバケット7とを備えている。
また、作業アタッチメント4は、上部旋回体3に対してブーム5の先端部を上げ下げ駆動するブームシリンダ8と、ブーム5に対してアーム6を回転駆動するアームシリンダ9と、アーム6に対してバケット7を回転駆動するバケットシリンダ10とを備えている。
図1及び図2を参照して、上部旋回体3は、下部走行体2上に設けられたアッパーフレーム11と、それぞれアッパーフレーム11上に設けられた、キャブ12、燃料タンク(機器の一例)13、還元剤タンク14、エンジン15、ラジエータ16、及び被覆機構17とを備えている。なお、キャブ12内の運転席に着座したオペレータから見た方向を用いて以下説明する。
アッパーフレーム11は、下部走行体2に対して旋回可能に取り付けられた底板11aと、底板11a上に立設された一対の縦板11bとを備えている。縦板11bは、左右方向に対向するとともに前後方向に延びる。縦板11bの前端部には、ブーム5の基端部が取り付けられている。
キャブ12は、アッパーフレーム11の前部における左の縦板11bの左側に配置されている。
燃料タンク13は、アッパーフレーム11の右の外縁部に設けられている。具体的に、燃料タンク13は、燃料タンク本体13aと、燃料タンク本体13aの上面から上に突出する給油口13bとを備えている。燃料タンク本体13aは、底板11aの右の外縁部に沿って前後方向に延びるとともに、平面視においてアッパーフレーム11の外縁部に沿って配置された左側面13cを有する。給油口13bは、燃料タンク本体13aの前部の上面に設けられている。
還元剤タンク14は、エンジン15からの排ガス中に含まれる窒素酸化物を還元するための液体還元剤(例えば、尿素水)を収納可能である。また、還元剤タンク14は、燃料タンク本体13aの上面(以下、設置面13dともいう)に設けられている。
具体的に、還元剤タンク14は、設置面13d上に取り付けられた還元剤タンク本体20と、還元剤タンク本体20から左に向けて突出する補給口21と、還元剤タンク本体20内の液体還元剤を加熱(解凍)するためのヒータユニット22と、還元剤タンク本体20内の液体還元剤を導出するための導出口23(図5参照)とを備えている。導出口23は、還元剤タンク本体20の底面に設けられている。
エンジン15は、キャブ12及び燃料タンク13の後ろの位置で両縦板11b上に設けられている。また、エンジン15は、左右方向に延びている。
ラジエータ16は、エンジン15の冷却水や作動油を冷却するためのものであり、エンジン15の右側に設けられている。
被覆機構17は、アッパーフレーム11及びアッパーフレーム11上に設けられた機器を上方及び側方から被覆するためのものである。具体的に、被覆機構17は、燃料タンク13の前の位置でアッパーフレーム11を覆うフロントカバー17aと、エンジン15を覆うリアカバー17b(図1参照)とを備えている。なお、被覆機構17は、燃料タンク13及び還元剤タンク14を上方及び側方から被覆する中間カバーも有しているが、説明の便宜上、中間カバーの図示を省略する。
図2〜図5を参照して、上部旋回体3は、さらに、燃料タンク13の設置面13d上に設けられたブラケット19と、ブラケット19に取り付けられた導出コック24と、導出コック24と還元剤タンク14とを接続する接続ホース25と、導出コック24から導出された液体還元剤を下に案内するための案内ホース18とを備えている。
導出コック24は、接続ホース25を介して還元剤タンク14の導出口23に接続されている。また、導出コック24は、案内ホース18と還元剤タンク14とが連通した開状態と遮断された閉状態との間で切換可能な弁機構を有するコック本体24aと、前記弁機構を開閉操作するための操作部24bと、案内ホース18が接続された被接続部24cとを備えている。
コック本体24aは、平面視において還元剤タンク本体20及び燃料タンク13よりも外側に位置するとともに外側に向かうに従い下に傾斜した状態で、ブラケット19により燃料タンク13に取り付けられている。
操作部24bは、平面視においてアッパーフレーム11(底板11a)の外側(右側)に向けて配置されている。具体的に、操作部24bは、コック本体24aの先端部(右端部)から外側(右側)に突出する。また、操作部24bは、コック本体24aの傾斜方向に沿って下向きに配置されている。
被接続部24cは、コック本体24aの下面から下向きに突出する。
案内ホース18は、導出コック24に接続された上端部18aと導出コック24よりも低い位置に設けられた下端部18bとを有し、還元剤タンク14内の液体還元剤をその自重により下端部18bまで案内可能となるように配置されている。
具体的に、案内ホース18の上端部18aは、上述のように平面視のおいて燃料タンク13の側方(右側方)に設けられている被接続部24cに接続されているとともに、案内ホース18は、被接続部24cから垂れ下がっている。これにより、案内ホース18の下端部18bは、平面視において燃料タンク13の外側(右側)に配置されている。
また、案内ホース18は、図3に示すように、当該案内ホース18の下端部18bを底板11aよりも低い位置に配置可能な長さを有する。
以下、還元剤タンク14から液体還元剤を導出する作業について説明する。
まず、案内ホース18の下端部18bから導出される液体還元剤を受けることができる位置にバケツ等の容器を設置する。上述のように案内ホース18の下端部18bは、底板11aよりも下に配置されているため、例えば、地上に位置する作業員によって液体還元剤を受けるための作業(容器の設置等)を行うことができる。
この状態で、導出コック24の操作部24bを操作して、コック本体24aの弁機構を開放する。これにより、還元剤タンク14内の液体還元剤が案内ホース18の下端部18bから導出され、容器内に導入される。
還元剤タンク14内の液体還元剤はその自重によって案内ホース18の下端部18bまで案内されるため、還元剤タンク14、接続ホース25、導出コック24、及び案内ホース18内の液体還元剤は全てバケツ等の容器内に導出される。
そして、導出コック24の操作部24bを操作してコック本体24aの弁機構を閉じるとともに、補給口21を通じて還元剤タンク14内に液体還元剤を導入することにより、液体還元剤を入れ替えることができる。
液体還元剤が入れ替えられた状態においては、導出コック24の下流側に位置する案内ホース18内には液体還元剤が存在しない。そのため、案内ホース18内で液体還元剤が凍結するのを防止することができる。
ここで、還元剤タンク14から導出コック24までの範囲内(接続ホース25内)には液体還元剤が満たされるが、導出コック24は燃料タンク13上で還元剤タンク14に近接して設けられているため、この部分の液体還元剤が凍結した場合にはヒータユニット22によって比較的短時間で解凍することができる。
前記の例では、還元剤タンク14内の全ての液体還元剤を入れ替える作業について説明した。一方、還元剤タンク14内の液体還元剤の一部を導出した状態で導出コック24の弁機構を閉じた場合においても案内ホース18内に上端部18a側から空気を導入するための手段を設けることにより案内ホース18内の液体還元剤を導出することが可能である。具体的に、前記手段としては、例えば、案内ホース18の上端部18aと導出コック24の被接続部24cとの接続部分に対し、空気の流通を許容する一方液体還元剤の流通を規制する空気導入通路を設けることが挙げられる。
以上説明したように、還元剤タンク14内の液体還元剤を導出コック24よりも低い位置に設けられた案内ホース18の下端部18bまで案内することができる。そのため、作業員は導出コック24よりも低い位置で液体還元剤を受けるための作業(例えば、バケツ等の容器を設置する作業)を行うことができる。
さらに、案内ホース18が導出コック24の下流側に設けられているため、液体還元剤の導出後に導出コック24を閉じ、さらに還元剤タンク14内に液体還元剤が補充された後においては、案内ホース18内に液体還元剤が満たされることはない。そのため、還元剤タンク14内に液体還元剤が収納された状態において案内ホース18内で液体還元剤が凍結するのを防止することができる。
したがって、液体還元剤を導出する作業性の低下を抑えながら液体還元剤の凍結を抑制することができる。
また、前記実施形態によれば、以下の効果を奏する。
前記実施形態によれば、案内ホース18を鉛直に配置することができるため、案内ホース18を配索するための平面スペースを極めて狭い範囲に抑えることができる。
前記実施形態によれば、アッパーフレーム11の外側(右側)から操作部24bを操作するとともに、アッパーフレーム11の外側において案内ホース18の下端部18bから導出される液体還元剤を受けるための作業を行うことができる。
そのため、液体還元剤の導出作業のための作業員の移動距離を短くすることができ、これにより、作業性を向上することができる。
前記実施形態によれば、底板11aよりも低い位置に案内ホース18の下端部18bを配置することができるため、案内ホース18から導出される液体還元剤をより低い位置で受けることができる。したがって、例えば、地上に位置する作業員によって液体還元剤を受けるための作業(容器の設置等)を行うことができ、作業性がより向上する。
なお、案内ホース18の下端部18bは、少なくとも液体還元剤の導出作業時に底板11aよりも低い位置に配置されていればよく、液体還元剤の導出作業時以外(例えば、燃料タンク13及び還元剤タンク14を上述した被覆機構17の中間カバーで覆う際)には底板11a上に載置されていてもよい。一方、案内ホース18の下端部18bを延ばしたまま、当該案内ホース18を側方から被覆可能な中間カバーを有する被覆機構17を採用してもよい。
前記実施形態では、導出コック24の被接続部24cから垂れ下がった案内ホース18を説明したが、案内ホース18は、その上端部18a側の部分よりも下端部18b側の部分の方が低くなるように配置されていればよい。このようにすれば、還元剤タンク14内の液体還元剤をその自重により下端部18bまで案内することができる。
前記実施形態では、還元剤タンク14が載置される機器として燃料タンク13を例示したが、前記機器としては、例えば、アッパーフレーム上に設けられた他の機器(ラジエータ16等)でもよい。また、アッパーフレーム11上に設けられた他の構成の上に設置面を形成するために設けられた台座を機器として用いることもできる。
前記実施形態では、導出コック24と還元剤タンク14とが接続ホース25を介して接続されているが、導出コック24と還元剤タンク14とが直接接続されていてもよい。
前記実施形態では、平面視において案内ホース18の全体が燃料タンク13の外側(右側)に配置されている。一方、案内ホース18の下端部18bのみが燃料タンク13の外側に配置されていれば、当該下端部18bから導出される液体還元剤を燃料タンク13の外側で受けることができる。
前記実施形態では、導出コック24の操作部24bが平面視で燃料タンク13及び還元剤タンク14の外側(右側)に配置されているが、操作部24bは、平面視においてアッパーフレーム11の外側(右側)に向けて配置されていればよい。具体的に、操作部24bを燃料タンク13と還元剤タンク14との間でアッパーフレーム11の外側に向けて配置することもできる。このようにすれば、接続ホース25を短くすることができ、還元剤タンク14外で液体還元剤が満たされる部分をより少なくすることができる。
1 油圧ショベル(建設機械の一例)
2 下部走行体
11 アッパーフレーム
13 燃料タンク(機器の一例)
14 還元剤タンク
16 ラジエータ(機器の一例)
18 案内ホース
18a 上端部
18b 下端部
23 導出口
24 導出コック
24a コック本体(弁機構を有する構成の一例)
24b 操作部
24c 被接続部

Claims (4)

  1. 建設機械であって、
    下部走行体と、
    前記下部走行体上に設けられたアッパーフレームと、
    前記アッパーフレーム上に設けられた機器と、
    前記機器上に設けられ、排ガス中に含まれる窒素酸化物を還元するための液体還元剤を収納可能であり、かつ、前記液体還元剤を導出するための導出口を有する還元剤タンクと、
    前記機器上に設けられ、前記還元剤タンクの導出口に接続された導出コックと、
    前記導出コックに接続された上端部と前記導出コックよりも低い位置に設けられた下端部とを有し、前記還元剤タンク内の液体還元剤をその自重により前記下端部まで案内可能となるように配置された案内ホースとを備えている、建設機械。
  2. 前記導出コックは、平面視において前記機器の側方に設けられているとともに前記案内ホースの上端部が接続される被接続部を有し、
    前記案内ホースは、前記被接続部から垂れ下がっている、請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記機器は、前記アッパーフレームの外縁部に設けられ、
    前記導出コックは、弁機構と、前記弁機構を開閉操作するための操作部とを有し、
    前記操作部は、平面視において前記アッパーフレームの外側に向けて配置されているとともに、前記案内ホースの下端部は、平面視において前記機器の外側に配置されている、請求項1又は2に記載の建設機械。
  4. 前記アッパーフレームは、前記機器が載置された底板を有し、
    前記案内ホースは、当該案内ホースの下端部を前記底板よりも低い位置に配置可能な長さを有する、請求項3に記載の建設機械。
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