JP5857010B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガス中に含まれる窒素酸化物を除去するための尿素選択還元触媒と尿素水タンクを搭載した油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載され上部旋回体とにより車体が構成され、上部旋回体の前側には、掘削作業等を行う作業装置が俯仰動可能に設けられている。
油圧ショベルの上部旋回体には、動力源となるエンジンとしてディーゼルエンジンが用いられている。このディーゼルエンジンは、窒素酸化物(以下、NOxという)等を多く排出するとされている。このため、油圧ショベルには、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスに含まれるNOxを浄化するため、排気ガス浄化装置が搭載されている。
排気ガス浄化装置は、例えばエンジンの排気管に設けられ排気ガス中の窒素酸化物を除去する尿素選択還元触媒と、還元剤としての尿素水溶液(尿素水)を貯える尿素水タンクと、該尿素水タンクに配管を介して接続され尿素水タンク内の尿素水を尿素選択還元触媒の上流側に噴射する尿素水噴射弁とにより大略構成されている。
ここで、尿素水タンクには、その内圧をほぼ大気圧と等しい圧力に調整するための呼吸管が設けられ、この呼吸管は、中空な筒状体(パイプ体)からなり、基端側が前記尿素水タンクの内部に開口すると共に先端側が尿素水タンクの外部に開口し、尿素水タンクの内部と外部との間で気体が流通するのを許すものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−62691号公報
しかし、排気ガス浄化装置を構成する尿素水タンクは、通常、油圧ショベルの上部旋回体に搭載されるので、油圧ショベルの走行時や作業装置を用いた掘削作業時に車体が振動することにより、尿素水タンク内に貯えられた尿素水の液面は激しく揺れ動くようになる。
このため、油圧ショベルの走行時や掘削作業時に車体が大きく振動することにより、尿素水の一部が尿素水タンクに設けられた呼吸管内に浸入し、この呼吸管の先端側を通じて尿素水タンクの外部に漏れてしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、車体が振動した場合でも尿素水タンクに貯えられた尿素水が外部に漏れるのを抑えることができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、自走可能な車体と、該車体に搭載されたエンジンと、該エンジンの排気管に設けられ排気ガス中の窒素酸化物を除去する尿素選択還元触媒を備えた排気ガス浄化装置と、該排気ガス浄化装置に設けられ還元剤である尿素水を前記尿素選択還元触媒の上流側に噴射する尿素水噴射弁と、該尿素水噴射弁に供給される尿素水を貯える中空な容器からなる尿素水タンクと、該尿素水タンクに設けられ基端側が前記尿素水タンクの内部に開口すると共に先端側が前記尿素水タンクの外部に開口し、前記尿素水タンクの内部と外部との間で気体が流通するのを許す呼吸管とを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記呼吸管の内部には、前記車体の振動によって前記尿素水タンク内の尿素水が前記呼吸管の先端側を通じて外部に漏れるのを抑えるため、前記呼吸管の一部を狭小な通路とする障壁部を設け、前記障壁部は、前記呼吸管の基端側の外周面を前記呼吸管の内部に向けて窪ませることにより前記呼吸管の内周面との間に気体が流通する通路を形成した複数の凹窪部により構成し、これら各凹窪部のうち隣り合う2個の凹窪部は、前記呼吸管の内周面との間の前記通路が前記呼吸管の長さ方向において重なり合わない状態に配置する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、建設機械の走行時や作業時に車体が振動し、尿素水タンク内に貯えられた尿素水の液面が激しく揺れ動くことにより、尿素水の一部は呼吸管の基端側の開口を通じて呼吸管内に浸入する。しかし、呼吸管の内部には障壁部が設けられているので、呼吸管内に浸入した尿素水が呼吸管の先端側まで流れるのを障壁部によって阻止することができる。この結果、尿素水が呼吸管の先端側から外部に漏れ出るのを抑えることができ、尿素水タンク内に貯えられた尿素水が早期に減少するのを抑制できる。
この場合、呼吸管内に浸入した尿素水が、呼吸管の基端側に設けられた複数の凹窪部に衝突することにより、尿素水が呼吸管の基端側から先端側へと流れるのを阻止し、尿素水が呼吸管の先端側から外部に漏れ出るのを抑えることができる。一方、各凹窪部と呼吸管の内周面との間には通路が形成されるので、この通路を通じて尿素水タンクの内部と外部とが連通することにより、尿素水タンク内の圧力を調節することができる。この場合、各凹窪部のうち隣り合う2個の凹窪部は、呼吸管の内周面との間の通路が呼吸管の長さ方向において重なり合わないように配置されるので、呼吸管内に浸入した尿素水が、各凹窪部と呼吸管との間に形成された通路を通じて呼吸管の先端側に流れるのを阻止することができる。
しかも、各凹窪部は、呼吸管の基端側の外周面を呼吸管の内部に向けて窪ませることにより容易に形成することができる。従って、呼吸管とは別部材からなる障壁部を呼吸管の内周側に取付ける構成に比較して、呼吸管全体の構成を簡素化することができ、製造コストの低減にも寄与することができる。
本発明の第1の参考例に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 排気管、排気ガス浄化装置、尿素水噴射弁、尿素水タンク等の接続関係をエンジン等と共に示す構成図である。 尿素水タンク、呼吸管等を示す断面図である。 第1の参考例による呼吸管、各孔付き隔壁板等を示す拡大断面図である。 呼吸管、下側孔付き隔壁板を図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。 呼吸管、上側孔付き隔壁板を図4中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 第2の参考例による呼吸管、各隔壁板等を示す図4と同様な拡大断面図である。 呼吸管、下側隔壁板を図7中の矢示VIII−VIII方向からみた断面図である。 呼吸管、上側隔壁板を図7中の矢示IX−IX方向からみた断面図である。 本発明の実施の形態による呼吸管、各凹窪部等を示す図4と同様な拡大断面図である。 呼吸管、下側凹窪部を図10中の矢示XI−XI方向からみた断面図である。 呼吸管、上側凹窪部を図10中の矢示XII−XII方向からみた断面図である。 呼吸管に各凹窪部を形成する状態を示す断面図である。 参考例による呼吸管を示す図4と同様な拡大断面図である。 参考例による呼吸管を示す図4と同様な拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械として、クローラ式の油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
図1ないし図6は本発明の第1の参考例を示している。図1において、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルを示している。油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより車体が構成されている。上部旋回体3の前側には作業装置4が俯仰動可能に設けられ、この作業装置4によって土砂の掘削作業等を行うものである。
上部旋回体3は、下部走行体2上に旋回可能に取付けられたベースとなる旋回フレーム5と、該旋回フレーム5の後端側に設けられ、作業装置4との重量バランスをとるカウンタウエイト6と、旋回フレーム5の前部左側に設けられオペレータが搭乗するキャブ7と、カウンタウエイト6の前側に設けられ、内部に後述のエンジン9、ラジエータ11、排気ガス浄化装置12等を収容する建屋カバー8とにより大略構成されている。建屋カバー8の前部右側には工具箱8Aが設けられ、該工具箱8A内には後述の尿素水タンク14が収容されている。
9は旋回フレーム5の後側に設けられたエンジンを示し、該エンジン9は、ディーゼルエンジンにより構成され、クランク軸(図示せず)が左,右方向に延びる横置き状態で旋回フレーム5に搭載されている。エンジン9は油圧ポンプ(図示せず)を駆動するもので、エンジン9から排出される排気ガスは、排気管10を通じて外部に排出される構成となっている。
図2に示すように、エンジン9には、エンジン冷却水が循環するウォータジャケット9Aが設けられ、該ウォータジャケット9Aはラジエータ11に接続されている。エンジン冷却水は、エンジン9に設けられたウォータポンプ9Bによってウォータジャケット9Aとラジエータ11との間で循環し、エンジン冷却水の熱はラジエータ11によって大気中に放出される。さらに、エンジン冷却水は、後述する尿素水タンク14内の尿素水を温める加温流体としても用いられ、該加温流体としてのエンジン冷却水は、後述の加温配管18を介して尿素水タンク14内に流通する構成となっている。
ここで、ディーゼルエンジンからなるエンジン9は、高効率で耐久性に優れているが、窒素酸化物(NOx)等の有害物質が排気ガスと一緒に排出されてしまう。このため、エンジン9に設けられる排気管10には後述の排気ガス浄化装置12が設けられている。
12は排気管10の途中に設けられた排気ガス浄化装置を示し、該排気ガス浄化装置12は、支持ブラケット等(図示せず)を介してエンジン9の近傍に配置されている。排気ガス浄化装置12は、エンジン9から排出される排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集し、燃焼して除去すると共に、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を尿素水溶液(尿素水)を利用して窒素と水に分解して浄化するものである。
ここで、図2に示すように、排気ガス浄化装置12は、軸方向に延びる中空な円筒体からなり、排気管10に接続された筒状ケース12Aと、排気ガスの流れ方向において筒状ケース12Aの下流側に設けられ、上向きに突出した排気口となる尾管12Bと、筒状ケース12A内の上流側に収容され、粒子状物質(PM)を捕集し、燃焼して除去する粒子状物質除去フィルタ12Cと、該粒子状物質除去フィルタ12Cよりも下流側に収容された尿素選択還元触媒12Dと、該尿素選択還元触媒12Dよりも下流側に収容された酸化触媒12Eとにより大略構成されている。
筒状ケース12Aのうち尿素選択還元触媒12Dよりも上流側となる部位には後述の尿素水噴射弁13が設けられており、該尿素水噴射弁13は、尿素選択還元触媒12Dに導入される排気ガスに向けて還元剤としての尿素水を噴射する。これにより、筒状ケース12A内に収容された尿素選択還元触媒12Dは、排気ガスに含まれる窒素酸化物を尿素水から加水分解されたアンモニアにより選択的に還元反応させ、窒素と水に分解することにより、排気ガスから窒素酸化物を除去する。なお、筒状ケース12A内で尿素選択還元触媒12Dよりも下流側に配置された酸化触媒12Eは、例えば窒素酸化物と反応しきれずに余ったアンモニアを酸化・分解するものである。
13は筒状ケース12Aのうち尿素選択還元触媒12Dよりも上流側に設けられた尿素水噴射弁を示している。尿素水噴射弁13は、後述の尿素水タンク14に貯溜された還元剤としての尿素水(尿素水溶液)を、尿素選択還元触媒12Dの上流側で排気ガスに向けて噴射(噴霧)するものである。これにより、尿素選択還元触媒12Dに対して均一なアンモニア混合排気を送り込むことができ、尿素選択還元触媒12Dによる還元反応を効率よく行うことができる。
14は還元剤である尿素水を貯える尿素水タンクを示し、該尿素水タンク14は、例えば油圧ショベル1の上部旋回体3に配置された工具箱8A内に収容されている。尿素水タンク14は、図3に示すように、底面14Aと、該底面14Aと上,下方向で対面する上面14Bと、底面14Aと上面14Bとの間を接続する周壁面14Cとを有する直方体の箱体からなっている。尿素水タンク14の上面14Bには円筒状の開口部14Dが設けられ、この開口部14Dは蓋体14Eによって着脱可能に閉塞されている。尿素水タンク14の蓋体14Eには、後述の尿素水供給配管15、尿素水戻り配管16、加温配管18、呼吸管21が取付けられている。
15は尿素水タンク14と尿素水噴射弁13との間を接続する尿素水供給配管を示している。尿素水供給配管15の一端側は、尿素水タンク14の蓋体14Eに取付けられた状態で尿素水タンク14の底面14A近傍に開口し、尿素水供給配管15の他端側は尿素水噴射弁13に接続されている。尿素水供給配管15の途中部位には、後述の尿素水供給装置17が接続されている。
16は尿素水タンク14と後述の尿素水供給装置17との間を接続する尿素水戻り配管を示している。尿素水戻り配管16の一端側は尿素水供給装置17に接続され、尿素水戻り配管16の他端側は、尿素水タンク14の蓋体14Eに取付けられた状態で尿素水タンク14の上面14B近傍に開口している。
17は尿素水供給配管15の途中に設けられた尿素水供給装置で、該尿素水供給装置17は、ポンプ、切換弁、コントローラ等により構成され、エンジン9の運転状態(例えば排気ガスの排出量等)に応じて尿素水噴射弁13に所望の尿素水を供給するものである。尿素水供給装置17には、尿素水供給配管15の途中部位が接続されると共に、尿素水戻り配管16の他端側が接続されている。
尿素水供給装置17は、尿素水供給配管15を通じて尿素水タンク14内の尿素水を吸込み、エンジン9の運転状態に応じた適量の尿素水を尿素水噴射弁13に供給することにより、尿素水噴射弁13から排気管10内に尿素水を噴霧させる。一方、尿素水供給装置17で余剰となった尿素水は、尿素水戻り配管16を通じて尿素水タンク14内に戻る構成となっている。
18は尿素水タンク14内に貯えられた尿素水を暖める加温配管を示し、該加温配管18は、尿素水を暖めるための加温流体としてのエンジン冷却水が流通するものである。加温配管18の一部は、尿素水タンク14の蓋体14Eに取付けられた状態で尿素水タンク14内に配置され、この尿素水タンク14内に配置された加温配管18内をエンジン冷却水が流通することにより、尿素水タンク14内に貯えられた尿素水を適度に加温することができる。
次に、尿素水タンク14に設けられた第1の参考例による呼吸管21について、図4ないし図6を参照して説明する。
21は尿素水タンク14に設けられた呼吸管を示し、該呼吸管21は、尿素水タンク14の蓋体14Eに取付けられ、尿素水タンク14の内部と外部との間で気体が流通するのを許し、尿素水タンク14の内圧を大気圧程度に調整するものである。呼吸管21は、全体としてL字状に屈曲した円筒体(パイプ体)からなり、尿素水タンク14の内部から外部に亘って上,下方向に延びた基端側円筒部21Aと、基端側円筒部21Aの上端側から屈曲し尿素水タンク14の外部を水平方向に延びた先端側円筒部21Bとにより構成されている。
呼吸管21の基端側円筒部21Aの端部は、尿素水タンク14の内部に開口する基端側開口端21Cとなり、該基端側開口端21Cは、尿素水が浸入するのを避けるため、尿素水の液面Lよりも上側となる尿素水タンク14の上面14B近傍に配置されている。また、基端側円筒部21Aの内部には、基端側開口端21Cよりも上側に位置して後述の各孔付き隔壁板22,23が設けられている。一方、呼吸管21の先端側円筒部21Bの端部は、尿素水タンク14の外部に開口する先端側開口端21Dとなっている。
そして、呼吸管21は、尿素水タンク14内に貯えられた尿素水の液面Lの変動、外気温の変化等に応じて尿素水タンク14の内部と外部との間で気体を流通(呼吸)させることにより、尿素水タンク14内の圧力が大気圧程度となるように調整するものである。なお、呼吸管21は、尿素水タンク14の蓋体14E以外の場所、例えば上面14B等に取付ける構成としてもよい。
22は呼吸管21を構成する基端側円筒部21Aの内部に設けられた障壁部としての下側孔付き隔壁板を示し、該下側孔付き隔壁板22は、基端側開口端21Cよりも上側に配置されている。下側孔付き隔壁板22は、図4および図5に示すように、基端側円筒部21Aの内周面21A1の内径寸法と等しい外径寸法を有する円板状に形成されている。下側孔付き隔壁板22の中心から径方向に離間(偏心)した位置には、板厚方向に貫通する1個の通気孔22Aが穿設されている。
下側孔付き隔壁板22は、圧入、接着、溶接等の手段を用いて基端側円筒部21Aの内周面21A1にこれを閉塞するように固着されている。従って、油圧ショベル1の作動時に尿素水タンク14内に貯えられた尿素水の液面Lが揺れ動き、尿素水の一部が呼吸管21の基端側開口端21Cを通じて基端側円筒部21A内に浸入しようとした場合でも、下側孔付き隔壁板22によって尿素水の浸入を遮断することができる構成となっている。一方、下側孔付き隔壁板22の通気孔22Aは、尿素水タンク14の内部と外部との間で気体を流通させることにより、尿素水タンク14内の圧力を調整する。
23は呼吸管21の長さ方向において下側孔付き隔壁板22とは異なる位置に設けられた障壁部としての上側孔付き隔壁板を示し、該上側孔付き隔壁板23は、下側孔付き隔壁板22よりも上側に位置して基端側円筒部21Aの内部に設けられている。上側孔付き隔壁板23は、下側孔付き隔壁板22と同様に、基端側円筒部21Aの内周面21A1の内径寸法と等しい外径寸法を有する円板状に形成されている。上側孔付き隔壁板23の中心から径方向に離間(偏心)した位置には、板厚方向に貫通する1個の通気孔23Aが穿設されている。
上側孔付き隔壁板23は、下側孔付き隔壁板22と同様に、圧入、接着、溶接等の手段を用いて基端側円筒部21Aの内周面21A1にこれを閉塞するように固着されている。この場合、図5および図6に示すように、下側孔付き隔壁板22の通気孔22Aと上側孔付き隔壁板23の通気孔23Aとは、基端側円筒部21Aの中心に対して互いに180度ずれた位置に配置されている。このように、隣り合う2枚の下側孔付き隔壁板22と上側孔付き隔壁板23とは、通気孔22Aと通気孔23Aとが呼吸管21の長さ方向において重なり合わない状態に配置されている。
なお、下側孔付き隔壁板22と上側孔付き隔壁板23とは、通気孔22Aと通気孔23Aとが、呼吸管21の長さ方向において重なり合わない範囲で、基端側円筒部21Aの中心に対して適度な角度(例えば、90度)をもってずれた位置に配置する構成としてもよい。
従って、尿素水タンク14内に貯えられた尿素水の液面Lが揺れ動き、尿素水の一部が下側孔付き隔壁板22の通気孔22Aを通過した場合でも、下側孔付き隔壁板22の通気孔22Aと上側孔付き隔壁板23の通気孔23Aとは、基端側円筒部21Aの中心に対して互いに180度ずれているため、下側孔付き隔壁板22の通気孔22Aを通過した尿素水を上側孔付き隔壁板23によって遮断することができる構成となっている。
一方、上側孔付き隔壁板23の通気孔23Aは、下側孔付き隔壁板22の通気孔22Aと同様に、尿素水タンク14の内部と外部との間で気体を流通させることにより、尿素水タンク14内の圧力を調整する。
第1の参考例による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
まず、オペレータはキャブ7に搭乗してエンジン9を作動させる。そして、オペレータが、キャブ7内に配置された走行用の操作レバー(図示せず)を操作することにより、油圧ショベル1を走行させることができ、作業用の操作レバー(図示せず)を操作することにより、作業装置4を用いて土砂の掘削作業を行うことができる。
エンジン9の作動時において、排気管10から排気ガス浄化装置12の筒状ケース12A内に流入する排気ガスには、有害物質である粒子状物質(PM)、窒素酸化物(NOx)が含まれている。これに対し、筒状ケース12A内に配置された粒子状物質除去フィルタ12Cが、排気ガス中に含まれる粒子状物質(PM)を捕集し、燃焼して除去する。
一方、粒子状物質除去フィルタ12Cを通過した排気ガスに対し、尿素水噴射弁13から尿素水が噴射(噴霧)される。尿素水が噴射された排気ガスは、尿素水ないし尿素水から加水分解されたアンモニアが混合されたアンモニア混合排気となって尿素選択還元触媒12Dに導入される。尿素選択還元触媒12Dは、排気ガスに含まれる窒素酸化物を、尿素水から加水分解されるアンモニアにより選択的に還元反応させ、窒素と水に分解して浄化する。尿素選択還元触媒12Dにより窒素酸化物が分解(浄化)された排気ガスは、酸化触媒12Eによって余剰のアンモニアが酸化・分解された後、尾管12Bを通じて大気中に排出される。この結果、排気ガス浄化装置12によって、排気ガスに含まれる粒子状物質と窒素酸化物の排出量を低減することができる。
ここで、油圧ショベル1の作動時には、尿素水タンク14内に貯えられた尿素水の液面Lが激しく揺れ動くようになる。これにより、尿素水の一部が、呼吸管21(基端側円筒部21A)の基端側開口端21Cを通じて呼吸管21内に浸入し、先端側開口端21Dを通じて尿素水タンク14の外部に漏れ出る虞れがある。
これに対し、第1の参考例では、呼吸管21の基端側円筒部21A内に、通気孔22Aを有する下側孔付き隔壁板22と通気孔23Aを有する上側孔付き隔壁板23とを、基端側円筒部21Aの長さ方向に間隔をもって設ける構成としている。しかも、下側孔付き隔壁板22と上側孔付き隔壁板23とは、通気孔22Aと通気孔23Aとが呼吸管21の長さ方向において重なり合わないように配置されている。
これにより、尿素水の一部が呼吸管21の基端側開口端21Cを通じて基端側円筒部21A内に浸入しようとした場合でも、下側孔付き隔壁板22によって尿素水の浸入を遮断することができる。また、尿素水の一部が下側孔付き隔壁板22の通気孔22Aを通過した場合でも、この尿素水を、下側孔付き隔壁板22の上側に配置された上側孔付き隔壁板23によって遮断することができる。この結果、尿素水が呼吸管21の先端側開口端21Dから外部に漏れ出るのを抑えることができ、尿素水タンク14内に貯えられた尿素水が早期に減少するのを抑えることができる。
次に、図7ないし図9は本発明の第2の参考例を示している。第2の参考例の特徴は、呼吸管の内部に設けられる障壁部として、呼吸管の内周面との間に気体が流通する通路を形成する複数枚の隔壁板を用いたことにある。なお、本参考例では、上述した第1の参考例と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図7において、31は尿素水タンク14の蓋体14Eに取付けられた呼吸管を示し、該呼吸管31は、第1の参考例による呼吸管21に代えて本参考例に用いたものである。この呼吸管31は、第1の参考例による呼吸管21とほぼ同様に構成されるものの、呼吸管31内に設けられる後述の各隔壁板32,34の構成が、第1の参考例による各孔付き隔壁板22,23とは異なるものである。
ここで、呼吸管31は、第1の参考例による呼吸管21とほぼ同様に、全体としてL字状に屈曲した円筒体(パイプ体)からなり、尿素水タンク14の内部から外部に亘って上,下方向に延びた基端側円筒部31Aと、基端側円筒部31Aの上端側から屈曲し尿素水タンク14の外部を水平方向に延びた先端側円筒部31Bとにより構成されている。基端側円筒部31Aの端部は、尿素水タンク14の内部に開口する基端側開口端31Cとなり、先端側円筒部31Bの端部は、尿素水タンク14の外部に開口する先端側開口端31Dとなっている。
32は呼吸管31を構成する基端側円筒部31Aの内部に設けられた障壁部としての下側隔壁板を示し、該下側隔壁板32は、基端側開口端31Cよりも上側に配置されている。下側隔壁板32は、図7および図8に示すように、基端側円筒部31Aの内周面31A1の内径寸法と等しい外径寸法を有する半円形の平板状に形成されている。この下側隔壁板32は、接着、溶接等の手段を用いて基端側円筒部31Aの内周面31A1に固着されている。これにより、下側隔壁板32と基端側円筒部31Aの内周面31A1との間には、下側隔壁板32と同一形状をなす半円形の隙間からなる下側通路33が形成されている。
従って、尿素水タンク14内に貯えられた尿素水の一部が呼吸管31の基端側開口端31Cを通じて基端側円筒部31A内に浸入しようとした場合でも、下側隔壁板32によって尿素水の浸入を遮断することができる構成となっている。一方、下側隔壁板32と基端側円筒部31Aとの間に形成された下側通路33は、尿素水タンク14の内部と外部との間で気体を流通させ、尿素水タンク14内の圧力を調整する。
34は呼吸管31の長さ方向において下側隔壁板32とは異なる位置に設けられた障壁部としての上側隔壁板を示し、該上側隔壁板34は、下側隔壁板32よりも上側に位置して基端側円筒部31A内に設けられている。上側隔壁板34は、下側隔壁板32と同一形状を有する半円形の平板状に形成され、接着、溶接等の手段を用いて基端側円筒部31Aの内周面31A1に固着されている。これにより、上側隔壁板34と基端側円筒部31Aの内周面31A1との間には、上側隔壁板34と同一形状をなす半円形の隙間からなる上側通路35が形成されている。一方、上側隔壁板34と基端側円筒部31Aとの間に形成された上側通路35は、尿素水タンク14の内部と外部との間で気体を流通させ、尿素水タンク14内の圧力を調整する。
この場合、図8および図9に示すように、下側隔壁板32と上側隔壁板34とは、基端側円筒部31Aの中心に対して互いに180度ずれた位置に配置されている。即ち、隣り合う2枚の下側隔壁板32と上側隔壁板34とは、基端側円筒部31Aの内周面31A1との間に形成される下側通路33と上側通路35とが呼吸管31の長さ方向において重なり合わない状態に配置されている。
第2の参考例による油圧ショベル1は、呼吸管31内に上述の如き下側隔壁板32および上側隔壁板34を設けたもので、尿素水タンク14内に貯えられた尿素水の一部が、呼吸管31の基端側開口端31Cを通じて基端側円筒部31A内に浸入しようとした場合でも、下側隔壁板32によって尿素水の浸入を遮断することができる。また、尿素水の一部が下側隔壁板32と基端側円筒部31Aとの間に形成された下側通路33を通過した場合でも、この尿素水を、下側隔壁板32の上側に配置された上側隔壁板34によって遮断することができる。この結果、尿素水が呼吸管31の先端側開口端31Dから外部に漏れ出るのを抑えることができる。
次に、図10ないし図13は本発明の実施の形態を示している。実施の形態の特徴は、呼吸管の内部に設けられる障壁部として、呼吸管の外周面を内部に向けて窪ませた複数の凹窪部を用いたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の参考例と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図10において、41は尿素水タンク14の蓋体14Eに取付けられた呼吸管を示し、該呼吸管41は、第1の参考例による呼吸管21に代えて本実施の形態に用いたもので、呼吸管41の外周面を窪ませて後述の各凹窪部42,44を形成する構成が、第1の参考例による呼吸管21とは異なるものである。
ここで、呼吸管41は、全体としてL字状に屈曲した円筒体(パイプ体)からなり、尿素水タンク14の内部から外部に亘って上,下方向に延びた基端側円筒部41Aと、基端側円筒部41Aの上端側から屈曲し尿素水タンク14の外部を水平方向に延びた先端側円筒部41Bとにより構成されている。基端側円筒部41Aの端部は、尿素水タンク14の内部に開口する基端側開口端41Cとなり、先端側円筒部41Bの端部は、尿素水タンク14の外部に開口する先端側開口端41Dとなっている。そして、基端側円筒部41Aの内部には、後述の下側凹窪部42、上側凹窪部44が設けられている。
42は呼吸管41を構成する基端側円筒部41Aの内部に設けられた障壁部としての下側凹窪部を示し、該下側凹窪部42は、基端側開口端41Cよりも上側に配置されている。下側凹窪部42は、例えば図13に示す楔状部材46を用いて基端側円筒部41Aの外周面41A1を径方向に押圧し、基端側円筒部41Aの内部に向けて窪ませることにより形成されている。
これにより、下側凹窪部42は、楔状の断面形状をもって基端側円筒部41Aの外周面41A1から内部に突出し、下側凹窪部42の上面42Aは、基端側円筒部41Aの内部(中心)に向けて斜め下向きに傾斜する傾斜面となっている。また、下側凹窪部42の突出端部42Bと基端側円筒部41Aの内周面41A2との間には、尿素水タンク14の内部と外部との間で気体を流通させる下側通路43が形成されている。
44は呼吸管41の長さ方向において下側凹窪部42とは異なる位置に設けられた障壁部としての上側凹窪部を示し、該上側凹窪部44は、下側凹窪部42よりも上側に位置して基端側円筒部41A内に設けられている。上側凹窪部44も、下側凹窪部42と同様に、楔状部材46を用いて基端側円筒部41Aの外周面41A1を内部に向けて窪ませることにより形成されている(図13参照)。
これにより、上側凹窪部44は、楔状の断面形状をもって基端側円筒部41Aの外周面41A1から内部に突出し、上側凹窪部44の上面44Aは、基端側円筒部41Aの内部(中心)に向けて斜め下向きに傾斜する傾斜面となっている。また、上側凹窪部44の突出端部44Bと基端側円筒部41Aの内周面41A2との間には、尿素水タンク14の内部と外部との間で気体を流通させる上側通路45が形成されている。
この場合、図11および図12に示すように、下側凹窪部42と上側凹窪部44とは、基端側円筒部41Aの中心に対して互いに180度ずれた位置に配置されている。即ち、隣り合う2個の下側凹窪部42と上側凹窪部44とは、基端側円筒部41Aの内周面41A2との間に形成される下側通路43と上側通路45とが呼吸管41の長さ方向において重なり合わない状態に配置されている。
施の形態による油圧ショベル1は、呼吸管41内に上述の如き下側凹窪部42および上側凹窪部44を設けたもので、尿素水タンク14内に貯えられた尿素水の一部が、呼吸管41の基端側開口端41Cを通じて基端側円筒部41A内に浸入しようとした場合でも、下側凹窪部42によって尿素水の浸入を遮断することができる。また、尿素水の一部が下側凹窪部42と基端側円筒部41Aとの間に形成された下側通路43を通過した場合でも、この尿素水を、下側凹窪部42の上側に配置された上側凹窪部44によって遮断することができる。この結果、尿素水が呼吸管41の先端側開口端41Dから外部に漏れ出るのを抑えることができる。
一方、尿素水タンク14が大きく振動した場合には、尿素水の一部が、下側凹窪部42と基端側円筒部41Aとの間に形成された下側通路43を通過し、あるいは上側凹窪部44と基端側円筒部41Aとの間に形成された上側通路45を通過することがある。
これに対し、実施の形態では、下側凹窪部42の上面42Aと上側凹窪部44の上面44Aとが、それぞれ基端側円筒部41Aの内部に向けて斜め下向きに傾斜する傾斜面となっている。このため、尿素水タンク14が大きく振動することにより、尿素水の一部が下側通路43および上側通路45を通過したとしても、尿素水タンク14の振動が収まった後には、下側通路43および上側通路45を通過した尿素水を、上側凹窪部44の上面44Aおよび下側凹窪部42の上面42Aに沿って尿素水タンク14内に戻すことができる。
しかも、下側凹窪部42および上側凹窪部44は、呼吸管41を構成する基端側円筒部41Aの外周面41A1を基端側円筒部41Aの内部に向けて窪ませることにより容易に形成することができる。従って、呼吸管41とは別部材からなる障壁部を呼吸管41の内周側に取付ける構成に比較して、呼吸管41全体の構成を簡素化することができ、製造コストの低減にも寄与することができる。
なお、上述した第1の参考例では、呼吸管21の基端側円筒部21A内に、下側孔付き隔壁板22と上側孔付き隔壁板23との2枚の孔付き隔壁板を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図14に示す第参考例のように、基端側円筒部21A内に3枚の孔付き隔壁板47を設ける構成としてもよく、また、図15に示す第参考例のように、基端側円筒部21A内に4枚の孔付き隔壁板47を設ける構成としてもよく、さらに、5枚以上の孔付き隔壁板を設ける構成としてもよい。このことは、第2の参考例による各隔壁板32,34、実施の形態による各凹窪部42,44についても同様である。
また、上述した実施の形態では、排気ガス浄化装置12を、単一の筒状ケース12A内に収容された粒子状物質除去フィルタ12C、尿素選択還元触媒12D、酸化触媒12Eにより構成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば尿素選択還元触媒12Dと酸化触媒12EとからなるNOx浄化装置として構成してもよい。
また、単一の筒状ケース12A内に粒子状物質除去フィルタ12C、尿素選択還元触媒12D、酸化触媒12Eを収容するのではなく、例えば粒子状物質除去フィルタ12Cを収容した筒状ケースと、尿素選択還元触媒12Dおよび酸化触媒12Eを収容した筒状ケースとを接続することにより排気ガス浄化装置を構成してもよい。
さらに、上述した実施の形態では、建設機械として、クローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、ホイール式の油圧ショベルに適用してもよい。それ以外にも、ホイールローダ、油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができる。
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
9 エンジン
10 排気管
12 排気ガス浄化装置
12D 尿素選択還元触媒
14 尿素水タンク
21,31,41 呼吸管
21C,31C,41C 基端側開口端
21D,31D,41D 先端側開口端
22 下側孔付き隔壁板(障壁部)
22A,23A 通気孔
23 上側孔付き隔壁板(障壁部)
31A1,41A2 内周面
32 下側隔壁板(障壁部)
33,43 下側通路
34 上側隔壁板(障壁部)
35,45 上側通路
41A1 外周面
42 下側凹窪部
44 上側凹窪部
47 孔付き隔壁板

Claims (1)

  1. 自走可能な車体と、該車体に搭載されたエンジンと、該エンジンの排気管に設けられ排気ガス中の窒素酸化物を除去する尿素選択還元触媒を備えた排気ガス浄化装置と、該排気ガス浄化装置に設けられ還元剤である尿素水を前記尿素選択還元触媒の上流側に噴射する尿素水噴射弁と、該尿素水噴射弁に供給される尿素水を貯える中空な容器からなる尿素水タンクと、該尿素水タンクに設けられ基端側が前記尿素水タンクの内部に開口すると共に先端側が前記尿素水タンクの外部に開口し、前記尿素水タンクの内部と外部との間で気体が流通するのを許す呼吸管とを備えてなる建設機械において、
    前記呼吸管の内部には、前記車体の振動によって前記尿素水タンク内の尿素水が前記呼吸管の先端側を通じて外部に漏れるのを抑えるため、前記呼吸管の一部を狭小な通路とする障壁部を設け
    前記障壁部は、前記呼吸管の基端側の外周面を前記呼吸管の内部に向けて窪ませることにより前記呼吸管の内周面との間に気体が流通する通路を形成した複数の凹窪部により構成し、これら各凹窪部のうち隣り合う2個の凹窪部は、前記呼吸管の内周面との間の前記通路が前記呼吸管の長さ方向において重なり合わない状態に配置する構成としたことを特徴とする建設機械。
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