JP2014224364A - 建設機械 - Google Patents

建設機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2014224364A
JP2014224364A JP2013103245A JP2013103245A JP2014224364A JP 2014224364 A JP2014224364 A JP 2014224364A JP 2013103245 A JP2013103245 A JP 2013103245A JP 2013103245 A JP2013103245 A JP 2013103245A JP 2014224364 A JP2014224364 A JP 2014224364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
urea water
drain plug
water tank
reducing agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013103245A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6091992B2 (ja
Inventor
伊藤 洋平
Yohei Ito
洋平 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2013103245A priority Critical patent/JP6091992B2/ja
Publication of JP2014224364A publication Critical patent/JP2014224364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6091992B2 publication Critical patent/JP6091992B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

【課題】液体還元剤用タンクに損傷が発生するのを防止した建設機械を提供する。【解決手段】液体還元剤が貯留されると共に底部にドレインプラグ11が設けられた樹脂製の尿素水タンク(液体還元剤用タンク)10と、尿素水タンク10が載置されると共にドレインプラグ11と対向する位置にプラグ用開口部15Eが形成されたタンク載置板15Cとを有する建設機械であって、タンク載置板15Cのプラグ用開口部15Eの形成位置に、ドレインプラグ11を保護する保護部材20を設ける。【選択図】図6

Description

本発明は、液体還元剤が貯留される液体還元剤用タンクを備える建設機械に関する。
近年、ディーゼルエンジンを搭載した油圧ショベル等の建設機械では、高次の排ガス規制に対応すべく、ディーゼルエンジンの排気系に排ガス処理装置が設置され、ディーゼルエンジンからの排ガスは、排気管の下流側に設けたNOx還元触媒を通って大気中に放出される。
従来、此種排ガス処理装置としては、尿素水溶液(液体還元剤)を用いた尿素選択還元型のNOx処理装置が多く採択され、尿素水溶液は金属製の液体還元剤用タンクに貯留されている。また、液体還元剤用タンクは液体還元剤供給パイプにより排気管に接続され、液体還元剤供給ポンプにより液体還元剤用タンク内の尿素水溶液を排気管に供給できるように構成されている(特許文献1)。
特開2003−20936号公報
ところで、一般に液体還元剤用タンクは樹脂タンクであり、上部旋回体の旋回フレームに取り付けられる。また液体還元剤用タンクの底部には、メンテナンス時等において残留する尿素水をタンクから排出するためのドレインプラグが設けられている。このドレインプラグは、液体還元剤用タンクの底部から突出した構造とされている。
従来の建設機械は、液体還元剤用タンクが設置される旋回フレームの下面にアンバーカバーを設けているが、作業現場によってはそのアンダーカバーを岩等が突き上げて変形させることが想定される。この場合には、突き上げられ変形したアンダーカバーが旋回フレームの下からドレインプラグに当たり、この衝撃により液体還元剤用タンクに損傷が発生するおそれがある。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、液体還元剤用タンクに損傷が発生するのを防止した建設機械を提供することにある。
本発明のある態様によると、
液体還元剤が貯留されると共に底部にドレインプラグが設けられた樹脂製の液体還元剤用タンクと、
前記液体還元剤用タンクが載置されると共にドレインプラグと対向する位置に開口部が形成された載置部材とを有する建設機械であって、
前記載置部材に、前記ドレインプラグを保護する保護部材を有する。
本発明のある態様によると、ドレインプラグは保護部材により保護されるため液体還元剤用タンクが損傷することを防止することができる。
図1は、ある実施形態である建設機械の一例として油圧ショベルを示す側面図である。 図2は、建設機械の上部旋回体を概略的に示す平面図である。 図3は、建設機械の液体還元剤用タンクの配設位置近傍を拡大して示す斜視図である。 図4は、液体還元剤用タンクを上部から見た分解斜視図である。 図5は、液体還元剤用タンクを下部から見た斜視図である。 図6は液体還元剤用タンクが取り付けられた旋回フレームを下部から見た図であり、(A)はアンダーカバーが取り外された状態を示す斜視図であり、(B)はアンダーカバーが取り付けられた状態を示す斜視図である。 図7は、保護部材の近傍を拡大して示す正面図である。 図8は、上部旋回体の旋回と液体還元剤用タンクの位置を関連付けて説明するための図であり、(A)は上部旋回体の旋回前の状態を示す図であり、(B)は上部旋回体が旋回した状態を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である建設機械を示している。本実施形態では、建設機械の一例として油圧ショベルを例に挙げて説明する。しかしながら、本発明はドレインプラグが設けられた液体還元剤用タンクを有するものであれば、他の建設機械についても適用が可能なものである。
建設機械は、下部走行体1の上部に上部旋回体2が旋回可能に装架され、上部旋回体2の前方一側部にキャブ3が設けられている。また、上部旋回体2の前方中央部にブーム4が俯仰可能に枢着され、このブーム4の先端部にはアーム5が上下回動可能に連結されている。更に、アーム5の先端部には、バケット6が上下回動可能に取り付けられている。
図2は、上部旋回体の後部を概略的に示す平面図である。
図2に示すように、上部旋回体2の後部にはエンジンルーム7が形成され、このエンジンルーム7内にはディーゼルエンジン8が設置されている。また、ディーゼルエンジン8の前方側には冷却ファン8bが設けられると共に、この冷却ファン8bの前方にはラジエータ等を含む熱交換機ユニット13が設置されている。
更に、ディーゼルエンジン8には排気管8aが接続され、この排気管8aの下流側には、高次の排ガス規制に対応すべく、エンジン排ガス中の窒素酸化物(以下、NOxという。)を浄化する排ガス処理装置9が設置されている。
排ガス処理装置9としては、液体還元剤として尿素水を用いた尿素選択還元型のNOx処理装置が採択されている。この排ガス処理装置9は、排気管8aに備えられた還元触媒(図示せず)の上流側に尿素水を噴射して排ガス中のNOxを還元し、この還元反応を還元触媒により促進してNOxを無害化する構成とされている。
従って、この種の排ガス処理装置9を備えた建設機械には、尿素水を蓄えるための液体還元剤用タンク10(以下、尿素水タンクという)が備えられる。
図3は、尿素水タンク10の設置位置近傍を部分的に拡大して示す斜視図である。
図3に示すように、上部旋回体2の旋回フレーム14の前部には左右一対のブーム取り付け用の支持ブラケット17L,17Rが立設されている。ブームフートピン18は、この支持ブラケット17L,17Rに形成された穴172L,172Rに抜き差しされる。また、支持ブラケット17Lの外側の側部には尿素水タンク10が配置される。
この尿素水タンク10は、上部旋回体2の外装カバー(図示せず)で囲われている。なお、尿素水タンク10に近接して燃料タンク及びサンプタンクを配置してもよい。
尿素水タンク10は樹脂製の容器であり、内部に尿素水が貯留される。この尿素水タンク10は、尿素水供給パイプ及びインジェクタ(図示せず)等を介して排気管8aに接続されている。よって、尿素水タンク10内の尿素水は、尿素水供給パイプを介しインジェクタから排気管8aに噴射される。
図4及び図5は、尿素水タンク10の具体的な構成例を示す図である。
図4はフィラー30を取り外した状態の液体還元剤用タンク10を上方から見た分解斜視図であり、図5は液体還元剤用タンク10を下方から見た斜視図である。
尿素水タンク10は、樹脂製のタンク本体10aを有している。このタンク本体10aの前方上部には、傾斜面10bが形成されている。この傾斜面10bは、上方に向かうにつれて後方側に倒れる態様で傾斜している。
また傾斜面10bには、給液口10dが設けられている。この給液口10dには後述するフィラー30が着脱可能に取り付けられる。尿素水は、補給時においてこのフィラー30を介して給液口10dからタンク本体10a内に補給される。
また、傾斜面10bにはレベルゲージ28が設けられている。このレベルゲージ28は、タンク本体10a内の尿素水のレベル(液面高さ)が表示される。よって尿素水の補給処理時において、作業者がレベルゲージ28を見ながら尿素水の補給を行うことにより、尿素水の溢れ出しを防止できる。
更に、この傾斜面10bの側部には、凹部10cが形成されている。この凹部10cは、尿素水タンク10をタンク補強部材15に対して着脱する際の把持部(持ち手)として機能する。
また、尿素水タンク10の底部10gには、ドレインプラグ11が設けられている(図5参照)。このドレインプラグ11は尿素水タンク10内に残留する尿素水を排水する際に取り外されるプラグである。このドレインプラグ11は、図5に示されるように、尿素水タンク10の底部10gより突出するよう設けられている。
更に、尿素水タンク10にはフィラー30が取り付けられる。フィラー30は、補給時に尿素水を尿素水タンク10の給液口10dに導くものである。このフィラー30は、フィラー本体30a、フィラーチューブ33、及びフィラーキャップ35等を有している。
フィラー本体30aは筒状の部材であり、金属或いは他の材料(例えば、樹脂等)により形成されている。このフィラー本体30aは、フィラーブラケット31に溶接或いは接着等により取り付けられる。具体的には、フィラーブラケット31にはフィラー本体30aの外径に対応した穴が形成されており、この穴にフィラー本体30aを挿通した上で、フィラー本体30aをフィラーブラケット31に固定する。
この際、筒形状のフィラー本体30aは、その略中央位置がフィラーブラケット31に固定される。よって固定状態において、フィラー本体30aの一端部はフィラーブラケット31の外側に突出して内側突出部を形成し、他端部は内側に突出して内側突出部を形成する。
フィラー本体30aの外側突出部は、その外周にネジが形成されている。フィラーキャップ35は、このフィラー本体30aの外側突出部に着脱可能に装着される。
フィラー本体30aの内側突出部には、フィラーチューブ33の一端が取り付けられる。またフィラーチューブ33の他端部は、尿素水タンク10の給液口10dに取り付けられる
上記構成とされたフィラー30は、フィラーブラケット31を用いて尿素水タンク10に取り付けられる。フィラーブラケット31は板状部材であり、金属或いは他の材料(例えば樹脂等)により形成されている。
また尿素水タンク10には、上部取り付け部10e及び下部取り付け部10fが形成されている。上部取り付け部10eは、タンク本体10aの上面部に形成されている。また下部取り付け部10fは、傾斜面10bで給液口10dの下部位置に形成されている。
上部取り付け部10e及び下部取り付け部10fには、ネジ孔12が形成されている。この各ネジ孔12の形成位置は、フィラーブラケット31が尿素水タンク10に装着されたとき、フィラー取り付けボルト32の位置と対応するよう構成されている。
フィラー取り付けボルト32を各取り付け部10e,10fのネジ孔12に螺着することにより、フィラーブラケット31は尿素水タンク10に固定され、これによりフィラー30も尿素水タンク10に取り付けられる。図3は、フィラー30が尿素水タンク10に装着された状態を示している。
尿素水の補充は、フィラー30が尿素水タンク10に装着された状態で行われる。尿素水を補充するには、図3に示す状態からフィラーキャップ35をフィラー本体30aから取り外し、フィラー本体30aの外側端部から尿素水を注入する。これにより、尿素水はフィラーチューブ33を介して尿素水タンク10に補充される。
上記構成とされた樹脂製の尿素水タンク10は、タンク補強部材15内に収容される。
タンク補強部材15は、図4及び図5に示されるように、側部補強板15A、上部補強板15B、タンク載置板15C、及び下部補強板15Dを有している。このタンク補強部材15を構成する各板15A〜15Dは、例えば鉄等の金属材或いは他の材質(尿素水タンク10の材質よりも強度が高い材料)により形成されている。
側部補強板15Aは上下方向(図中、Z1,Z2方向)に延在しており、平面視でL字形状を有している。この側部補強板15Aは、尿素水タンク10の四隅と対向する位置に配置される。
上部補強板15Bは、隣り合う側部補強板15Aの上部を連結する。これにより、側部補強板15Aの上部は、上部補強板15Bにより固定される。
タンク載置板15Cは、尿素水タンク10を載置する基台となるものである。またタンク載置板15Cには、前記した側部補強板15Aの下端部が固定される。
このタンク載置板15Cにはプラグ用開口部15Eが形成されている。尿素水タンク10がタンク補強部材15に装着された際、底部10gから突出したドレインプラグ11はプラグ用開口部15Eに挿通され、タンク載置板15Cの下面から下方に突出する(図5参照)。
更に、タンク載置板15Cの下面には、下部補強板15Dが配設される。この下部補強板15Dは、タンク載置板15Cの長手方向(図4中、矢印Y1,Y2方向)に延在するよう設けられている。
この下部補強板15Dは、固定ボルト19により旋回フレーム14に固定される(図7参照)。これにより、タンク補強部材15は旋回フレーム14に固定される。なお、上記したタンク補強部材15を構成する各板15A〜15Dの接合は、例えば溶接を用いて行うことができる。
また、旋回フレーム14の下部補強板15Dの下方には、後述するアンダーカバー16が取り付けられる。このアンダーカバー16により、尿素水タンク10の底部10gは覆われた状態となる。
タンク補強部材15に装着された尿素水タンク10の上部には、ブラケット26が取り付けられる。ブラケット26は、タンク補強部材15にボルト27を用いて固定される。ブラケット26がタンク補強部材15に固定された状態で、ブラケット26は尿素水タンク10の上方への移動が規制される。
このブラケット26は、水平方向に延在する上部26aと、尿素水タンク10の傾斜面10bに沿った傾斜面26bを備えている。傾斜面26bは、上記の移動規制時において尿素水タンク10の傾斜面10bを上方から押えることにより保持する。
よって、タンク補強部材15と尿素水タンク10は、ボルト等によって互いに結合されなくても、タンクブラケット26によりタンク補強部材15内に収容された状態に保持される。なお、尿素水タンク10とタンク補強部材15との間の所定位置に、緩衝材を配設した構成としてもよい。
上記のようにタンクブラケット26が配設された状態において、籠状のタンク補強部材15は尿素水タンク10の中央から下方の部分を保持し、タンクブラケット26は尿素水タンク10の中央から上方の部分を保持する。これにより、タンク補強部材15及びタンクブラケット26により尿素水タンク10を確実に保持すると共に補強することができ、尿素水タンク10の破損や周辺部品との干渉を防止することができる。
ここで、上部旋回体2上における尿素水タンク10の配設位置に注目する。
前記のように尿素水タンク10は、給液処理を行う必要がある点、また上部旋回体2内のスペースとの関係から、支持ブラケット17Lの外側の側部に配置されている。図8は建設機械の平面図であり、図8(A)は上部旋回体2が旋回していない状態を示し、図8(B)は上部旋回体2が旋回した状態を示している。
図8(A)に示すように、上部旋回体2が旋回していない状態(非旋回状態という)では、尿素水タンク10の配設位置は下部走行体1と対向した位置となる。よって非旋回状態では、旋回フレーム14の下部から岩等の尿素水タンク10のドレインプラグ11を損傷させるおそれがあるもの(以下、外部当接物という)が当接する可能性は低い。
これに対し、図8(B)に示すように、旋回することにより上部旋回体2が下部走行体1に対してずれた場合には、尿素水タンク10がアンダーカバー16を介して地面と対向した状態(以下、旋回状態という)となる。よって旋回状態においては、旋回フレーム14の下部から外部当接物がアンダーカバー16に当接する場合がある。
図6(A),(B)は、旋回フレーム14の尿素水タンク10の配設位置を下方から見た図である。図6(A)は、アンダーカバー16を旋回フレーム14から取り外した状態を示している。アンダーカバー16を取り外した状態では、ドレインプラグ11は旋回フレーム14の下部に露出した状態となる。
図6(B)は、アンダーカバー16を旋回フレーム14に取り付けた状態を示している。アンダーカバー16は、金属製或いは他の材料(例えば樹脂等)からなる板状の部材である。このアンダーカバー16は、ネジ29を用いて旋回フレーム14に固定される(図7参照)。
このように、ドレインプラグ11と対向する位置にアンダーカバー16を設けることにより、外部当接物が直接ドレインプラグ11に当接することを防止することができる。これにより、外部当接物がドレインプラグ11に当接し、これに起因して尿素水タンク10が損傷することをある程度防止することができる。
しかしながら、建設機械は過酷な環境下で使用されるものであり、高速或いは大型の外部当接物がアンダーカバー16を突き上げて変形させてしまうことにより、このアンダーカバー16が結果的にドレインプラグ11に当接し、これに起因して尿素水タンク10が損傷することが考えられる。
アンダーカバー16は旋回フレーム14に配設されるものであるため、その厚さ(強度)には制限がある。このため、旋回フレーム14の下面からドレインプラグ11に向け当接してくる全ての外部当接物によるアンダーカバー16の変形を完全に抑制するのは困難である。
このため、外部当接物がアンダーカバー16に当接し、大きな荷重Fがアンダーカバー16に印加された場合、図7に一点鎖線で示すようにアンダーカバー16はドレインプラグ11に向けて変形してしまう。
よって、ドレインプラグ11がタンク載置板15Cの下面から突出しただけの構成では、変形したアンダーカバー16がドレインプラグ11に当接し、尿素水タンク10が損傷する場合が想定される。
そこで本実施形態では、タンク載置板15Cのプラグ用開口部15Eの形成位置に、ドレインプラグ11を保護する保護部材20を設けた。
この保護部材20のタンク載置板15Cからの突出量は、ドレインプラグ11のタンク載置板15Cからの突出量よりも大きく設定されている。よって、ドレインプラグ11は、保護部材20の内部に収納された構成となっている。
従って本実施形態では、外部当接物が当接しアンダーカバー16が変形した場合、図7に一点鎖線で示すように、このアンダーカバー16はドレインプラグ11ではなく保護部材20に当接することになる。
保護部材20は、本実施形態では金属により形成されている。この保護部材20は、例えば溶接によりタンク載置板15Cに固定されている。しかしながら、保護部材20をタンク載置板15Cにネジ止めする構成とし、保護部材20をタンク載置板15Cに対して装着脱可能な構成とすることも可能である。
また保護部材20の材質は、後述する所定の強度を実現できる材料あれば、その材料は特定されない。例えば、保護部材20の材質として高強度の樹脂を用いることも可能であり、この場合には保護部材20を接着によりタンク載置板15Cに固定することができる。
保護部材20の形状は、本実施形態では円筒形状とした例を示している。これは、保護部材20の形状を円筒形状とした場合、軸方向(上下方向)に対する座屈強度を高められるからである。
即ち、外部当接物がアンダーカバー16に当接し、これに伴いアンダーカバー16が変形して保護部材20に当接した場合、保護部材20には主に上方向(図7に矢印Fで示す力方向)に力が印加される。この力Fは、保護部材20に座屈変形を発生させる方向に作用する。
これに対し、円筒形状は座屈に強い形状である。よって、保護部材20の形状を円筒形状とすることにより、保護部材20の変形は防止されドレインプラグ11を確実に保護することができる。
しかしながら、保護部材20の形状は円筒形状に限定されるものではなく、外部当接物の当接時に変形を防止できれば、断面が三角形、四角形等の多角形の筒形状でもよい。また、必ずしも筒形状である必要はなく、保護部材20を複数の柱状部材で構成し、これをドレインプラグ11を囲繞するように複数立設する構成としてもよい。
また、複数の梁を組み合わせることにより保護部材20を構成することとしてもよい。更に、保護部材20を有底筒状とすることも可能である。即ち、本実施形態に係る保護部材20は、ドレインプラグ11を保護する全ての態様を含むものである。
上記構成とされた保護部材20を設けることにより、外部当接物が当接しアンダーカバー16が変形した場合であっても、変形したアンダーカバー16はドレインプラグ11ではなく保護部材20に当接する。この際、保護部材20はタンク補強部材15を構成するタンク載置板15Cに設けられているため、この当接力がドレインプラグ11に印加されることはない。
よって、樹脂製の比較的強度が小さい尿素水タンク10であっても、保護部材20を設けることにより、外部当接物の当接時に尿素水タンク10に損傷が発生することを確実に防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記した実施形態ではアンダーカバー16を配設した構成としたが、保護部材20により外部当接部材がドレインプラグ11に当接することを保護できる場合には、アンダーカバー16は必ずしも必要ではない。
また、上記実施形態では保護部材20をドレインプラグ11を囲繞するよう設けた構成を示した。しかしながら、外部当接物によりアンダーカバー16が変形した際、変形したアンダーカバー16がドレインプラグ11に当接することを防止することができれば、必ずしもドレインプラグ11を囲繞するよう配設する必要はない。
また上記した実施形態では、保護部材20をタンク載置板15C(タンク補強部材15)に配設した構成を示した。しかしながら、保護部材20の配設位置はタンク載置板15Cに限定されるものではなく、旋回フレーム14及びアンダーカバー16等に設けることも可能なものである。
1 下部走行体
2 上部旋回体
4 ブーム
7 エンジンルーム
8 ディーゼルエンジン
9 排ガス処理装置
10 尿素水タンク(液体還元剤用タンク)
10a タンク本体
10b 傾斜面
10c 凹部
10d 給液口
10e 上部取り付け部
10f 下部取り付け部
10g 底部
11 ドレインプラグ
13 熱交換機ユニット
14 旋回フレーム
15 タンク補強部材
15A 側部補強板
15B 上部補強板
15C タンク載置板
15D 下部補強板
15E プラグ用開口部
16 アンダーカバー
17L,17R 支持ブラケット
18 ブームフートピン
20 保護部材
26 タンクブラケット
30 フィラー
31 フィラーブラケット

Claims (5)

  1. 液体還元剤が貯留されると共に底部にドレインプラグが設けられた樹脂製の液体還元剤用タンクと、
    前記液体還元剤用タンクが載置されると共にドレインプラグが挿通される開口部が形成された載置部材とを有する建設機械であって、
    前記載置部材に、前記ドレインプラグを保護する保護部材を設けたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記保護部材は、円筒形状を有することを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 前記保護部材の前記載置部材からの突出量は、前記ドレインプラグの前記載置部材からの突出量よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の建設機械。
  4. 前記載置部材は、前記液体還元剤用タンクを収納することにより保護するタンク補強部材の一部を構成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建設機械。
  5. 前記液体還元剤用タンクを搭載する旋回フレームは、前記載置部材と対向する板状部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建設機械。
JP2013103245A 2013-05-15 2013-05-15 建設機械 Active JP6091992B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013103245A JP6091992B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013103245A JP6091992B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014224364A true JP2014224364A (ja) 2014-12-04
JP6091992B2 JP6091992B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=52123227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013103245A Active JP6091992B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6091992B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188557A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社クボタ 作業機
JP2016188558A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社クボタ 作業機
JP2017166142A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 日立建機株式会社 建設機械
JP2017179848A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 住友建機株式会社 舗装機械
US10308108B2 (en) 2015-03-30 2019-06-04 Kubota Corporation Working machine

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515015U (ja) * 1974-06-28 1976-01-14
JP2000064350A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の燃料タンク給油口保護装置
JP2005090008A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の燃料タンクドレン構造
JP2005307968A (ja) * 2004-03-25 2005-11-04 Nissan Diesel Motor Co Ltd 還元剤容器の取付装置
JP2008215003A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
JP2012225304A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515015U (ja) * 1974-06-28 1976-01-14
JP2000064350A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の燃料タンク給油口保護装置
JP2005090008A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の燃料タンクドレン構造
JP2005307968A (ja) * 2004-03-25 2005-11-04 Nissan Diesel Motor Co Ltd 還元剤容器の取付装置
JP2008215003A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
JP2012225304A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188557A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社クボタ 作業機
JP2016188558A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社クボタ 作業機
US10308108B2 (en) 2015-03-30 2019-06-04 Kubota Corporation Working machine
US10703195B2 (en) 2015-03-30 2020-07-07 Kubota Corporation Working machine
US11273703B2 (en) 2015-03-30 2022-03-15 Kubota Corporation Working machine
US11634024B2 (en) 2015-03-30 2023-04-25 Kubota Corporation Working machine
JP2017166142A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 日立建機株式会社 建設機械
JP2017179848A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 住友建機株式会社 舗装機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP6091992B2 (ja) 2017-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6091992B2 (ja) 建設機械
US10161107B2 (en) Construction machine
JP4987644B2 (ja) 建設機械の運転室を支持する上部フレーム構造
EP2743407B1 (en) Construction machine
JP2015134999A (ja) 建設機械
JP2009133189A (ja) サイドドアを有したタンクが装着される掘削機
JP2010013095A (ja) 保護装置を備えた建設機械用運転室
KR20090076768A (ko) 건설 기계
JP6067314B2 (ja) 建設機械
JP6307019B2 (ja) 建設機械
JP6840453B2 (ja) 小旋回型ショベル
JP6297276B2 (ja) 建設機械
JP2006205922A (ja) 車両搭載型作業機
JP6091993B2 (ja) ショベル
JP3695301B2 (ja) 後端小旋回型油圧ショベル
JP6067415B2 (ja) 建設機械
JP2009191524A (ja) 作業機用フェンダ
CN221480924U (zh) 施工机械
JP2015137615A (ja) 建設機械
JP2007009628A (ja) ショベル系建設機械
JP4920570B2 (ja) 建設機械におけるキャブ補強構造
JP2011042994A (ja) 建設機械
JP5760862B2 (ja) 油圧配管の配置構造
JP2015059343A (ja) 作業機械
JP6135149B2 (ja) 作業機械

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20150818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6091992

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150