JP2008213546A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2008213546A
JP2008213546A JP2007050445A JP2007050445A JP2008213546A JP 2008213546 A JP2008213546 A JP 2008213546A JP 2007050445 A JP2007050445 A JP 2007050445A JP 2007050445 A JP2007050445 A JP 2007050445A JP 2008213546 A JP2008213546 A JP 2008213546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
cylinder
vehicle
cable
side cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007050445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5105582B2 (ja
Inventor
Eiji Masutani
英二 増谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2007050445A priority Critical patent/JP5105582B2/ja
Priority to PCT/JP2008/053575 priority patent/WO2008108281A1/ja
Priority to EP08721024.1A priority patent/EP2154019B1/en
Priority to US12/529,121 priority patent/US8579371B2/en
Publication of JP2008213546A publication Critical patent/JP2008213546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5105582B2 publication Critical patent/JP5105582B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】車両用シート全体の後方移動するので、後席着座者の着座スペースを広く確保することが難しいという課題がある。
【解決手段】
背凭シート2と座席シート3とを有し、前記座席シート3は、着座者の臀部より大腿部下方が高い座面形状に形成すると共に、車体側に取付けた固定フレーム21に対して前後移動自在に取付け、該座席シート3は、車体が受けた衝撃により作動するプリテンショナ装置41により、前記固定フレーム21に対して前記背凭シート2は残すと共にシートベルト10とは独立して、後方移動するように構成した車両用シート。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両が衝突されたときの着座者を良好に拘束する車両用シートを提供するものである。
従来、背凭シートと座席シートを有する車両用シートを、車体が衝撃を受けると、後方移動するようにした構成は、公知である(特許文献1参照)。
また、公知ではでないが、背凭シートに対して座席シートを後方移動させて、シートベルトを緊張させるようにした構成は、先願で提案されている(特願2006−006714号)。
特開2001−130354号公報
前記公知例は、車両用シート全体が後方移動するので、後席着座者の着座スペースを広く確保することが難しいという課題がある。
また、提案された先行技術では、シートベルトと座席シートとを一体的に後方移動させるため、シートベルトによる拘束と、座席シートの後方移動とのうち、何れか遅い方によって移動速度が決まってしまうので、個別に移動速度を上げるのが難しく、衝突時のシートベルトによる拘束効果を更に向上させるには限界があるという課題がある。
また、先行技術では、座面直下の一つのガスシリンダでシートベルトと座席シートとを一体的に後方移動させるため、ガスシリンダが大型となり座面下方に大きな空間を確保しなければならないという課題がある。
また、先行技術では、ガスシリンダを前後方向に配置しているので、後方の車両用シートの着座者の脚入れ性を犠牲にするという課題がある。
この場合、座席シートの左右両側にガスシリンダを配置して、座席シートを牽引するようにして、各々のガスシリンダを小型にするという考えもあるが、左右のガスシリンダの駆動力が左右アンバランスになることがあるという別の課題が生じる。
本願では、シートベルト作動部とは独立させて、座席シートのみを背凭シートに対して衝突時に後方移動させるようにして、座席シートのクッション材の撓みによる拘束の遅れを抑制させるように、工夫したものである。
本発明は、背凭シート2と座席シート3とを有し、前記座席シート3は、着座者の臀部より大腿部下方が高い座面形状に形成すると共に、車体側に取付けた固定フレーム21に対して前後移動自在に取付け、該座席シート3は、車体が受けた衝撃により作動するプリテンショナ装置41により、前記固定フレーム21に対して前記背凭シート2は残すと共にシートベルト10とは独立して、後方移動するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、背凭シート2と座席シート3とを有し、前記座席シート3は、車体側に取付けた固定フレーム21に対して前後移動自在に取付けると共に、車体が受けた衝撃により作動するプリテンショナ装置41により、前記固定フレーム21に対して前記背凭シート2は残して、かつ、シートベルト10とは独立して、その座席シート3の前側部分が上動しながら後方移動するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記座席シート3は、前記一つのシート用プリテンショナ装置41により牽引されるワイヤーケーブル40の一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bによって、左右両側が同時に牽引されるように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ワイヤーケーブル40の一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの何れか一方の先端は、一つのシート用プリテンショナ装置41のシリンダ43内に設けたピストン44側に接続し、前記一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの何れか他方の先端はシリンダ43側に接続し、該シリンダ43は所定の固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ43とピストン44とが互いに反力により夫々反対に移動するように構成すると共に、前記シート用プリテンショナ装置41は、前記シリンダ43を前記座席シート3に移動自在に取付け、前記一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの基部を、夫々車体に設けた固定フレーム21に係止して構成し、または、前記シリンダ43を前記車体6側に移動自在に取付け、前記一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの基部は、夫々前記座席シート3側に係止して構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記シリンダ43は、シリンダ43の軸芯方向とワイヤーケーブル40の一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの夫々の移動方向とが並行となるように配置して構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記シリンダ43は、前記座席シート3の座席フレーム25の下面または車体側に設けたガイド取付部材46により軸芯方向に移動自在に取付けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記シリンダ43は、前記座席シート3の前側下方にシリンダ43の軸芯方向が左右方向となるように配置して設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記車両用シート1はスライドレール5を介して車体側に移動自在に取付けて位置調節自在に構成し、前記スライドレール5の左右のアッパーレールの上面に、前記固定フレーム21を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記車両用シート1の着座者を拘束するシートベルト10は、前記座席シート3が後方移動するとき、所定以上の加速度を受けた場合に作動するベルト用プリテンショナ装置50により、乗員を拘束させる方向に移動させるように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記シートベルト10は、一方端をアンカープレート12に係止し、シートベルト10の中間部に設けたタングプレート13を着脱自在に係合させるインナーバックル15を有するインナーラップアンカー14を設け、前記左右のアンカープレート12およびインナーラップアンカー14には、夫々ワイヤーケーブル51の一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの基部を係止し、前記ワイヤーケーブル51の一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの何れか一方は、一つのベルト用プリテンショナ装置50のシリンダ52内に設けたピストン53に接続し、前記一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの何れか他方はシリンダ52に接続し、該シリンダ52は固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ52とピストン53とは互いに反力により反対に移動するように構成した車両用シートとしたものである。
請求項1の発明では、座席シート3をシートベルト10と独立させて後方移動させるので、座席シート3の後方移動とシートベルト10の拘束とのバランスを良好にでき、着座者の沈み込みを有効に抑制できる。
請求項2の発明では、座席シート3を、該座席シート3の前側部分を上動させながら後方移動させるので、座席シート3の後方移動とシートベルト10の拘束とのバランスを良好にでき、着座者の沈み込みを有効に抑制できる。
請求項3の発明では、一つのシート用プリテンショナ装置41により座席シート3を左右のバランスよく後方移動させることができる。
請求項4の発明では、一つのシート用プリテンショナ装置41のシリンダ43とピストン44の互いの反力により一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bを牽引して座席シート3を後方移動させることができ、簡素な構成にできる。
請求項5の発明では、シリンダ43とピストン44との互いの反力を効率的に利用できる配置となり、合理的構成となる。
請求項6の発明では、ガイド取付部材46によりシリンダ43の移動を円滑確実にでき、作動を確実できる。
請求項7の発明では、シート用プリテンショナ装置41は、そのシリンダ43を座席シート3の前側下方にシリンダ43の軸芯方向が左右方向となるように配置しているから、一層、車両用シート1の下方空間を広くすることができる。
請求項8の発明では、前後位置調節自在の車両用シート1の着座者の沈み込みを有効に抑制できる。
請求項9の発明では、座席シート3の後方移動と、シートベルト10による着座者の拘束とをバランスよく行うことができ、着座者の沈み込みを有効に抑制できる。
請求項10の発明では、シートベルト10を緊張させる構成を、一つのベルト用プリテンショナ装置41により、シリンダ52とピストン53との反力を利用して構成でき、簡素にできると共に、コストを低くできる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シート、2は車両用シート1の背凭シート、3は座席シート、4は背凭シート2の上部に設けたヘッドレストである。車両用シート1は、前記座席シート3を、車体に固定状態、または、車体に設けた公知の前後位置調節装置のスライドレール5により車体6に対して前後位置調節自在に取付ける(理解を容易にするため、前後左右上下等の方向や位置を示して説明しているが、これらの記載によって、発明の構成が限定されることはない)。
10は、車両用シート1に設けたシートベルトである。シートベルト10は車体または車両用シート1に設けたベルトリトラクター11に一端を接続し、シートベルト10の他端はアンカープレート12に係止する。
シートベルト10の中間部にはタングプレート13を設け、タングプレート13は前記アンカープレート12と対になるように設けたインナーラップアンカー14のインナーバックル15に着脱自在に係合させる。
また、シートベルト10は、タングプレート13をインナーバックル15に係合させたとき、ベルトリトラクター11の一端側の着座者の肩付近からタングプレート13までがショルダベルト16となり、タングプレート13からアンカープレート12までがラップベルト17となる。18はスルーアンカーである。
前記ベルトリトラクター11は、公知の構成であり、通常シートベルト10の引き出しを許容するが、衝撃が掛かると、シートベルト10の引き出しをロックさせる機構を内蔵していればよい。
また、タングプレート13も公知の構成であり、シートベルト10に対して移動自在であるが、通常のシートベルト10の引き出しするとき等の場合にはシートベルト10に対して移動しないように構成している。
しかして、左右のアンカープレート12およびインナーラップアンカー14の基部は、スライドレール5の左右のアッパーレール20に設けた左右一対の固定フレーム21に取付ける。
左右の固定フレーム21には、前記座席シート3を所定範囲で後方移動するように取付ける。
即ち、走行中に前方から衝突されると、車体は衝突により前進が阻止されて直ちに減速し、慣性力が着座者を車両用シート1に対して相対的に前方移動させるように作用し、着座者の前方移動はシートベルト10があるため車両用シート1に拘束されるが、シートベルト10は、所定以上の荷重(衝突時の急減速)でベルトリトラクター11がロックしてシートベルト10の引き出しを停止させるだけである。
そのため、衝突により直ちに減速する車両用シート1に対して、着座者はシートベルト10により拘束されるが、減速に伴う着座者の慣性力によって座席シート3のクッション材(パッド)を撓ませることや、シートベルト10の伸び等の理由で、衝突時のシートベルト10による拘束効果を更に向上させるには限界があった。
本願では、背凭シート2はそのままで、座席シート3を背凭シート2に対して衝突時に後方移動するように構成し、座席シート3のクッション材(パッド)の撓みによる拘束の遅れを抑制させる。
座席シート3は、実施例では、座席フレーム25にクッション材26等を取付け、クッション材26等の外周を表皮27で包囲して形成しているが、構成は任意である。
座席フレーム25の左右一対の側部部材30の前後両側部部分には、棒状形状の取付部材31を夫々設け、取付部材31は固定フレーム21に設けた前後に長い取付孔32に相対的に移動自在に挿通し、座席フレーム25が固定フレーム21に対して移動自在となるように構成する(図3〜図5のように、取付部材31を固定フレーム21に、取付孔32を座席フレーム25に設けてもよい)。
この場合、図3〜図5のように、座席フレーム25の前側部分には、アーム35の上部を軸36により回動自在に取付け、アーム35の下部は軸37により固定フレーム21に回動自在に取付けると、衝突時の座席シート3の後退をさせる場合、座席シート3の前端が上昇しながら後退するようにでき、シートベルト10による着座者の拘束効果のさらなる向上を図ることができ、好適である。
しかして、座席シート3の後方移動させる構成は、任意であるが、一例を以下説明する。
前記固定フレーム21には夫々左右一対のワイヤーケーブル40の基部を係止し、ワイヤーケーブル40の一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの先端の何れか一方は、シート用プリテンショナ装置41のシリンダ43内に設けたピストン44に接続し、一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの何れか他方はシリンダ43の端部に接続し、前記シリンダ43には前記ピストン44を移動させる多量のガスを供給するガスジェネレータ45を設ける。
シート用プリテンショナ装置41は、車体所望位置に設けた衝撃検出装置(図示省略)により衝撃を検知すると、ガス発生剤に着火して多量のガスを発生させ、この多量のガスにより瞬時にワイヤーケーブル40を牽引して、座席フレーム25を後方移動させる。
この場合、一つのシート用プリテンショナ装置41によりワイヤーケーブル40を牽引して、略同時に座席フレーム25の左右の側部部材30を牽引し、座席シート3を後方移動させる。
しかして、前記シート用プリテンショナ装置41のシリンダ43は、座席フレーム25の下面にワイヤーケーブル40の牽引方向とシリンダ43の軸芯とが略並行となるように位置させ、かつ、シート用プリテンショナ装置41の軸芯方向に移動自在に設置する。
即ち、ガスジェネレータ45の多量のガスにより瞬時に移動するピストン44の反力がシリンダ43に作用して、ピストン44とシリンダ43とは互いに反対方向に移動する(図7)。
それゆえ、一つのシート用プリテンショナ装置41によっても、ピストン44に接続した一方側ケーブル40Aと、シリンダ43に接続した他方側ケーブル40Bとは、略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル40は座席シート3を後方移動させる。
また、シリンダ43の取付構成は任意であるが、シリンダ43の軸芯方向の移動を案内するガイド部材を兼用するガイド取付部材46により取付けると、ワイヤーケーブル40による側部部材30の牽引を良好かつ確実にできて好適である。
この場合、シート用プリテンショナ装置41は、そのシリンダ43を座席シート3の座席フレーム25の前側下面、または、座席シート3の座席フレーム25の前側下方の車体6側に、シリンダ43の軸芯方向が左右方向となるように一つ配置して設けると、車両用シート1の下方空間を広くできて、好適である。
47はワイヤーケーブル40の移動を案内するケーブルガイドであり、ケーブルガイド47により、ピストン44とシリンダ43が左右方向に牽引した一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの移動方向を、座席シート3の後方移動するように、前後方向に円滑に変換して、座席シート3の後方移動を確実にする。
しかして、シート用プリテンショナ装置41は、一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bを相対的に移動させればよいので、図示は省略するが、シート用プリテンショナ装置41のシリンダ43を車体側に設け、反対に、ピストン44とシリンダ43に接続した一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの夫々の端部を夫々座席シート3側(座席フレーム25)に係止しても良い。
しかして、シートベルト10は、ベルト用プリテンショナ装置50により左右のアンカープレート12またはインナーラップアンカー14の何れか一方または両方を牽引して、シートベルト10の全体の張力を緊張させるように構成し、一層、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
実施例では、左右のアンカープレート12およびインナーラップアンカー14の基部には、夫々左右一対のワイヤーケーブル51の基部を係止し、ワイヤーケーブル51の一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの先端はベルト用プリテンショナ装置50に取付ける。
ベルト用プリテンショナ装置50は、車体所望位置に設けた衝撃検出装置により衝撃を検知すると、ガス発生剤に着火して瞬時にワイヤーケーブル51を牽引して、シートベルト10を緊張させ、乗員を車両用シート1に拘束するように構成する。
一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの何れか一方は、ベルト用プリテンショナ装置50のシリンダ52内に設けたピストン53に接続し、一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの何れか他方はシリンダ52の端部に接続する。54はガスを供給するガスジェネレータである。
シート用プリテンショナ装置41と同様に、一つのベルト用プリテンショナ装置50によりワイヤーケーブル51を牽引して、略同時に左右のアンカープレート12およびインナーラップアンカー14を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
また、シート用プリテンショナ装置41と同様に、前記ベルト用プリテンショナ装置50は、車両用シート1または車体に対してワイヤーケーブル51の牽引方向とシリンダ52の軸芯が並行となるように位置させ、かつ、ベルト用プリテンショナ装置50の軸芯方向にのみ移動自在にシリンダ52を設置する。
即ち、ガスジェネレータ54の多量のガスにより瞬時に移動するピストン53の反力がシリンダ52に作用して、ピストン53とシリンダ52とは互いに反対方向に移動する(図7)。
それゆえ、一つのベルト用プリテンショナ装置50によっても、ピストン53に接続した一方側ケーブル51Aと、シリンダ52に接続した他方側ケーブル51Bとは、略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル51は乗員を車両用シート1に拘束する。
また、シリンダ52の外周と車体または車両用シート1との間には、シリンダ52の軸芯方向の移動を案内するガイド部材55を設けると、ワイヤーケーブル51による左右のアンカープレート12およびインナーラップアンカー14の牽引を良好かつ確実にできて好適である。ガイド部材55は、車両用シート1または車体6等の任意の固定部(図示省略)に取付ければよい。
56はケーブルガイドである。
(実施例の作用)
車両用シート1に着座した状態の走行中に前方から衝突されると、車体は衝突により前進が阻止されて直ちに減速し、慣性力が着座者を車両用シート1に対して相対的に前方移動させるように作用するが、シートベルト10があるため、着座者は車両用シート1に拘束される。
即ち、シートベルト10は、急減速によりベルトリトラクター11がロックしてシートベルト10の引き出しを停止させ、停止したシートベルト10が着座者を拘束するが、減速に伴う着座者の慣性力によって座席シート3のクッション材(パッド)を撓ませることや、シートベルト10の伸び等の理由で、衝突時のシートベルト10による拘束効果を更に向上させるには限界があった。
このため、近年、プリテンショナーにより衝突時にシートベルトを引いて拘束しようとしていたが、シートベルトの左右の何れか一方の片側のみを牽引すること、前記のように、減速に伴う座席シート3のクッション材が撓むことから、着座者の沈み込みが生じ、衝突時のシートベルト10による拘束効果の向上には限界があった。
本願では、シート用プリテンショナ装置41により、車両用シート1の背凭シート2は、そのままで、座席シート3のみを固定フレーム21(スライドレール5)に対して衝突時に後方移動させるから、着座者の沈み込みによるクッション材26の撓みを抑制(減少)させて、シートベルト10の弛みを一気に減少させて着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
即ち、後方移動する座席シート3の座面が着座者を支持して、座席シート3のクッション材が撓むのを相対的に減少させ、これにより着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
この場合、車両用シート1のうち座席シート3のみが後退し、背凭シート2は後方移動させないので、車両用シート1の後方空間の占有する容積を最小限にでき、後席乗員に後方移動した車両用シート1が衝突するという二次被害も防止できる。
しかして、座席シート3の座席フレーム25の左右一対の側部部材30の前後両側部部分には、棒状形状の取付部材31を設け、取付部材31は固定フレーム21に設けた前後に長い取付孔32に相対的に移動自在に挿通しているから、座席シート3は、座席フレーム25が固定フレーム21に対して後方移動する。
したがって、座席シート3の後方移動により着座者の沈み込みによるクッション材26の撓みを減少させて、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
この場合、図5のように、座席フレーム25の前側部分は、アーム35により上下自在に取付けているから、衝突時の座席シート3が後退するとき、座席シート3の前端を上昇させながら後退させるようにでき、着座者の臀部の下方の座席シート3の座面が高くなって、一層、着座者の沈み込みによるクッション材26の撓みを減少させ、シートベルト10による着座者の拘束効果のさらなる向上を図ることができ、好適である。
しかして、座席シート3の座席フレーム25の側部部材30の後部には、夫々左右一対のワイヤーケーブル40の基部を係止し、ワイヤーケーブル40の一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの先端はシート用プリテンショナ装置41に取付けているから、車体所望位置に設けた衝撃検出装置(図示省略)により衝撃を検知すると、シート用プリテンショナ装置41は、ガス発生剤に着火して多量のガスを発生させ、この多量のガスにより瞬時にワイヤーケーブル40を牽引して、座席フレーム25を牽引して、座席シート3を後方移動させる。
この場合、一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの何れか一方の先端は、シート用プリテンショナ装置41のシリンダ43内に設けたピストン44側に接続し、一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの何れか他方の先端はシリンダ43側に接続しているから、一つのシート用プリテンショナ装置41により略同時に略同量左右の側部部材30を牽引し、座席フレーム25は円滑確実に後方移動する。
しかして、シート用プリテンショナ装置41は、車両用シート1または車体に対してワイヤーケーブル40の牽引方向とシリンダ43の軸芯が並行となるように位置させ、かつ、シート用プリテンショナ装置41の軸芯方向にのみ移動自在にシリンダ43を設置しているから、ガスジェネレータ45の多量のガスにより瞬時に移動するピストン44の反力が移動自在のシリンダ43に作用し、ピストン44とシリンダ43とが互いに反対に夫々移動する。
したがって、ピストン44に接続した一方側ケーブル40Aと、シリンダ43に接続した他方側ケーブル40Bとは、略同時に略同量牽引されて、座席フレーム25を後方移動させることができ、着座者拘束機構の構成部品点数を少なくして、安価に提供できる。
また、シリンダ43は、シリンダ43の軸芯方向の移動を案内するガイド部材を兼用するガイド取付部材46により取付けているから、シリンダ43とピストン44との相対移動を良好かつ確実にでき、座席シート3を後方移動させ、乗員の前方移動量を減少させる。
しかして、シート用プリテンショナ装置41は座席フレーム25の前側下面に取付け、座席フレーム25の左右両側中間部分にケーブルガイド47を設け、各ケーブルガイド47から一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの夫々を固定フレーム21の側方に方向変換させて位置させ、固定フレーム21に係止しているから、一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの互いの相対的短縮方向移動の際の車両用シート1の他の構成品との接触を防止して、良好かつ確実にでき、座席シート3の後方移動によって着座者の沈み込みを減少させ、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
また、シート用プリテンショナ装置41は、座席シート3の座席フレーム25の下方に配置しているから、この車両用シート1の後方車両用シート1の着座者の脚入れ性を犠牲にせず、着座者拘束機構を設置でき、他方では、シート用プリテンショナ装置41の作動を良好かつ確実にできる。
また、シート用プリテンショナ装置41は、そのシリンダ43を座席シート3の座席フレーム25の前側下面、または、座席シート3の座席フレーム25の前側下方の車体6側に、シリンダ43の軸芯方向が左右方向となるように一つ配置して設けているから、一層、車両用シート1の下方空間を広くする。
しかして、シートベルト10は、ベルト用プリテンショナ装置50により左右のアンカープレート12またはインナーラップアンカー14の何れか一方または両方を牽引して、シートベルト10の全体の張力を緊張させるように構成しているから、座席シート3の後方移動と相俟って、一層、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
ベルト用プリテンショナ装置50は、車体所望位置に設けた衝撃検出装置により衝撃を検知すると、ガス発生剤に着火して瞬時にワイヤーケーブル51を牽引して、シートベルト10を緊張させ、乗員を車両用シート1に拘束する。
ワイヤーケーブル51の一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの何れか一方は、ベルト用プリテンショナ装置50のシリンダ52内に設けたピストン53に接続し、一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの何れか他方はシリンダ52の端部に接続しているから、一つのベルト用プリテンショナ装置50により、略同時に左右のアンカープレート12およびインナーラップアンカー14を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
即ち、ベルト用プリテンショナ装置50は、車両用シート1または車体に対してワイヤーケーブル51の牽引方向とシリンダ52の軸芯が並行となるように位置させ、かつ、ベルト用プリテンショナ装置50の軸芯方向にのみ移動自在にシリンダ52を設置させているから、ガスジェネレータ54の多量のガスにより瞬時に移動するピストン53の反力がシリンダ52に作用して、ピストン53とシリンダ52とは互いに反対方向に移動する。
そのため、一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bのそれぞれは、略同時に左右のアンカープレート12およびインナーラップアンカー14を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
車両シートおよびシートベルトの斜視図。 座席フレームの取付の一例の斜視図。 座席フレームの斜視図。 座席フレームの斜視図。 座席フレームの後方移動状態の他の実施例の側面図。 プリテンショナ装置の一例の断面図。 プリテンショナ装置が作動してプリテンショナ装置の移動状態およびケーブルの移動状態を示した概略図。 シートベルト用のプリテンショナ装置の一例の斜視図。 シートベルト用のプリテンショナ装置のケーブルガイド付近の斜視図。
符号の説明
1…車両用シート、2…背凭シート、3…座席シート、4…ヘッドレスト、5…スライドレール、10…シートベルト、11…ベルトリトラクター、12…アンカープレート、13…タングプレート、14…インナーラップアンカー、15…インナーバックル、20…アッパーレール、21…固定フレーム、25…座席フレーム、26…クッション材、27…表皮、30…側部部材、31…取付部材、32…取付孔、35…アーム、36…軸、37…軸、40…ワイヤーケーブル、41…プリテンショナ装置、43…シリンダ、44…ピストン、45…ガスジェネレータ、46…ガイド取付部材、50…ベルト用プリテンショナ装置、51…ワイヤーケーブル、52…シリンダ、53…ピストン、54…ガスジェネレータ、55…ガイド部材、56…ケーブルガイド。

Claims (10)

  1. 背凭シート2と座席シート3とを有し、前記座席シート3は、着座者の臀部より大腿部下方が高い座面形状に形成すると共に、車体側に取付けた固定フレーム21に対して前後移動自在に取付け、該座席シート3は、車体が受けた衝撃により作動するプリテンショナ装置41により、前記固定フレーム21に対して前記背凭シート2は残すと共にシートベルト10とは独立して、後方移動するように構成した車両用シート。
  2. 背凭シート2と座席シート3とを有し、前記座席シート3は、車体側に取付けた固定フレーム21に対して前後移動自在に取付けると共に、車体が受けた衝撃により作動するプリテンショナ装置41により、前記固定フレーム21に対して前記背凭シート2は残して、かつ、シートベルト10とは独立して、その座席シート3の前側部分が上動しながら後方移動するように構成した車両用シート。
  3. 請求項1または請求項2において、前記座席シート3は、前記一つのシート用プリテンショナ装置41により牽引されるワイヤーケーブル40の一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bによって、左右両側が同時に牽引されるように構成した車両用シート。
  4. 請求項3において、前記ワイヤーケーブル40の一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの何れか一方の先端は、一つのシート用プリテンショナ装置41のシリンダ43内に設けたピストン44側に接続し、前記一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの何れか他方の先端はシリンダ43側に接続し、該シリンダ43は所定の固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ43とピストン44とが互いに反力により夫々反対に移動するように構成すると共に、前記シート用プリテンショナ装置41は、前記シリンダ43を前記座席シート3に移動自在に取付け、前記一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの基部を、夫々車体に設けた固定フレーム21に係止して構成し、または、前記シリンダ43を前記車体6側に移動自在に取付け、前記一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの基部は、夫々前記座席シート3側に係止して構成した車両用シート。
  5. 請求項4において、前記シリンダ43は、シリンダ43の軸芯方向とワイヤーケーブル40の一方側ケーブル40Aと他方側ケーブル40Bの夫々の移動方向とが並行となるように配置して構成した車両用シート。
  6. 請求項5において、前記シリンダ43は、前記座席シート3の座席フレーム25の下面または車体側に設けたガイド取付部材46により軸芯方向に移動自在に取付けた車両用シート。
  7. 請求項5または請求項6において、前記シリンダ43は、前記座席シート3の前側下方にシリンダ43の軸芯方向が左右方向となるように配置して設けた車両用シート。
  8. 請求項7において、前記車両用シート1はスライドレール5を介して車体側に移動自在に取付けて位置調節自在に構成し、前記スライドレール5の左右のアッパーレールの上面に、前記固定フレーム21を設けた車両用シート。
  9. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8において、前記車両用シート1の着座者を拘束するシートベルト10は、前記座席シート3が後方移動するとき、所定以上の加速度を受けた場合に作動するベルト用プリテンショナ装置50により、乗員を拘束させる方向に移動させるように構成した車両用シート。
  10. 請求項9において、前記シートベルト10は、一方端をアンカープレート12に係止し、シートベルト10の中間部に設けたタングプレート13を着脱自在に係合させるインナーバックル15を有するインナーラップアンカー14を設け、前記左右のアンカープレート12およびインナーラップアンカー14には、夫々ワイヤーケーブル51の一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの基部を係止し、前記ワイヤーケーブル51の一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの何れか一方は、一つのベルト用プリテンショナ装置50のシリンダ52内に設けたピストン53に接続し、前記一方側ケーブル51Aと他方側ケーブル51Bの何れか他方はシリンダ52に接続し、該シリンダ52は固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ52とピストン53とは互いに反力により反対に移動するように構成した車両用シート。
JP2007050445A 2007-02-28 2007-02-28 車両用シート Expired - Fee Related JP5105582B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007050445A JP5105582B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 車両用シート
PCT/JP2008/053575 WO2008108281A1 (ja) 2007-02-28 2008-02-28 車両シートのシートボトムプリテンショナー
EP08721024.1A EP2154019B1 (en) 2007-02-28 2008-02-28 Seat bottom pretensioner for vehicle seat
US12/529,121 US8579371B2 (en) 2007-02-28 2008-02-28 Seat bottom pretensioner for vehicle seat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007050445A JP5105582B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008213546A true JP2008213546A (ja) 2008-09-18
JP5105582B2 JP5105582B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=39834122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007050445A Expired - Fee Related JP5105582B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 車両用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5105582B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010155581A (ja) * 2008-12-29 2010-07-15 Ts Tech Co Ltd 車両用シート
JP2010195181A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Ts Tech Co Ltd 車両用シート
EP2366582A2 (en) 2010-03-01 2011-09-21 TS Tech Co., Ltd. Vehicle seat
DE112010002066T5 (de) 2009-05-22 2012-08-02 Ts Tech Co., Ltd. Fahrzeugsitz

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000247171A (ja) * 1999-02-25 2000-09-12 Tachi S Co Ltd 車両用シート
JP2005271890A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Mazda Motor Corp 車両用乗員保護装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000247171A (ja) * 1999-02-25 2000-09-12 Tachi S Co Ltd 車両用シート
JP2005271890A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Mazda Motor Corp 車両用乗員保護装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010155581A (ja) * 2008-12-29 2010-07-15 Ts Tech Co Ltd 車両用シート
JP2010195181A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Ts Tech Co Ltd 車両用シート
US8113575B2 (en) 2009-02-25 2012-02-14 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
DE112010002066T5 (de) 2009-05-22 2012-08-02 Ts Tech Co., Ltd. Fahrzeugsitz
EP2366582A2 (en) 2010-03-01 2011-09-21 TS Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US8585139B2 (en) 2010-03-01 2013-11-19 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat

Also Published As

Publication number Publication date
JP5105582B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4290701B2 (ja) 車両用シート
JP5182843B2 (ja) 車両用シート
JP5473322B2 (ja) 車両用シート
JP5395457B2 (ja) 車両用シート
CN110861550B (zh) 车辆用座椅
JP5201657B2 (ja) 車両用シート
US10730475B2 (en) Vehicle seatbelt device
KR101326489B1 (ko) 자동차의 시트벨트용 앵커 프리텐셔너
JP5294444B2 (ja) 車両用シート
JP6529808B2 (ja) バックル装置及びバックル装置を備えたシートベルト装置
JP5105582B2 (ja) 車両用シート
JP4290702B2 (ja) 車両用シート
JP4290703B2 (ja) 車両用シート
CN111137190A (zh) 车辆用座椅
JP5420264B2 (ja) 車両用シート
JP2006103402A (ja) 乗員腰部拘束装置
JP2020075675A (ja) シートベルト装置
JP5170632B2 (ja) 車両用シートおよび車両用シートの組立方法
JP5311815B2 (ja) 車両用シート
JP5111992B2 (ja) 車両用シートの作動装置
JP5170631B2 (ja) 車両用シート
JP2023038734A (ja) シートベルト装置
JP5366296B2 (ja) 車両用シートおよび車両用シートの着座者を拘束する作動方法
JP5311814B2 (ja) 車両用シートおよび車両用シートの組立方法
JP2019099107A (ja) 車両用乗員保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120926

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees