JP2000247171A - 車両用シート - Google Patents
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- JP2000247171A JP2000247171A JP11048315A JP4831599A JP2000247171A JP 2000247171 A JP2000247171 A JP 2000247171A JP 11048315 A JP11048315 A JP 11048315A JP 4831599 A JP4831599 A JP 4831599A JP 2000247171 A JP2000247171 A JP 2000247171A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 前突時等の衝撃に対する着座者の下肢、腰部
等の保護性を一層高める。 【構成】 シートクッション26の前部の支持斜面28を移
動自在に支持する固定ロッド14と、シートクッション後
部を固定的に支持する可動ロッド16とが、一対のベース
プレート12間に架設配置されている。可動ロッド16の挿
着されるベースプレート12のガイド孔34は、後部位置34
-1と前部位置34-2とを分断片36によって分断させた断続
形状であり、通常の着座荷重より強い保持力のもとで、
可動ロッドがこの後部位置に係止、保持されている。そ
して、所定の衝撃信号の入力のもとで固定ロッド14、可
動ロッド16間のプリテンショナー38を牽引動作させ、こ
れに伴う後部位置34-1から前部位置34-2への可動ロッド
の移動により、シートクッションが、前部の上方移動を
伴って後傾方向に強制的に揺動可能となっている。
等の保護性を一層高める。 【構成】 シートクッション26の前部の支持斜面28を移
動自在に支持する固定ロッド14と、シートクッション後
部を固定的に支持する可動ロッド16とが、一対のベース
プレート12間に架設配置されている。可動ロッド16の挿
着されるベースプレート12のガイド孔34は、後部位置34
-1と前部位置34-2とを分断片36によって分断させた断続
形状であり、通常の着座荷重より強い保持力のもとで、
可動ロッドがこの後部位置に係止、保持されている。そ
して、所定の衝撃信号の入力のもとで固定ロッド14、可
動ロッド16間のプリテンショナー38を牽引動作させ、こ
れに伴う後部位置34-1から前部位置34-2への可動ロッド
の移動により、シートクッションが、前部の上方移動を
伴って後傾方向に強制的に揺動可能となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前方衝突時の衝
撃から着座者の下肢、腰部等を保護可能とする保護機能
を有した車両用シートに関する。
撃から着座者の下肢、腰部等を保護可能とする保護機能
を有した車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の前方衝突時(前突時)におい
ては、その衝撃によってフロント部分、たとえばエンジ
ンルーム等から車体が潰れる。そして、過度の衝撃等の
もとで、エンジンルーム等が、たとえば、エンジンその
他の多種収納物の総容積以下にまで圧迫変形されると、
その収納物等の移動に起因する圧力等のもとで、フロン
トシート着座者の足元前方にある、乗員室とエンジンル
ームとの間の仕切り板、いわゆるトウボードが、乗員室
内に突出変形する場合がある。
ては、その衝撃によってフロント部分、たとえばエンジ
ンルーム等から車体が潰れる。そして、過度の衝撃等の
もとで、エンジンルーム等が、たとえば、エンジンその
他の多種収納物の総容積以下にまで圧迫変形されると、
その収納物等の移動に起因する圧力等のもとで、フロン
トシート着座者の足元前方にある、乗員室とエンジンル
ームとの間の仕切り板、いわゆるトウボードが、乗員室
内に突出変形する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、着座者は、
通常、前方での危険を察知した際において意識的に、あ
るいは無意識のうちに足を前方に突っ張る傾向にある。
特に、ドライバーは、衝突を察知した段階でブレーキペ
ダルを前方に大きく踏み込むため、前方に延びて硬直し
た足が、トウボードとシートとの間で剛的に強固に架設
されることになる。
通常、前方での危険を察知した際において意識的に、あ
るいは無意識のうちに足を前方に突っ張る傾向にある。
特に、ドライバーは、衝突を察知した段階でブレーキペ
ダルを前方に大きく踏み込むため、前方に延びて硬直し
た足が、トウボードとシートとの間で剛的に強固に架設
されることになる。
【0004】そして、ブレーキペダルは、通常、トウボ
ードに沿った位置で運転席(ドライバーシート)の前方
に位置するため、トウボードが前突時における過度の衝
撃等のもとで乗員室内に突出変形すると、ブレーキペダ
ルが、これに伴って着座者方向に移動する虞れが多分に
ある。
ードに沿った位置で運転席(ドライバーシート)の前方
に位置するため、トウボードが前突時における過度の衝
撃等のもとで乗員室内に突出変形すると、ブレーキペダ
ルが、これに伴って着座者方向に移動する虞れが多分に
ある。
【0005】しかし、膝を伸ばした状態で足を強く突っ
張っているドライバーにとっては、着座者方向へのブレ
ーキペダルの移動を感じても瞬時に反応することが容易
でないため、シートのクッション性等により保護されて
いるとはいえ、場合によっては、ブレーキペダルからの
圧迫力に対してはドライバーの下肢、および腰部等の安
全性が十分に保てなくなる虞れが否定できない。
張っているドライバーにとっては、着座者方向へのブレ
ーキペダルの移動を感じても瞬時に反応することが容易
でないため、シートのクッション性等により保護されて
いるとはいえ、場合によっては、ブレーキペダルからの
圧迫力に対してはドライバーの下肢、および腰部等の安
全性が十分に保てなくなる虞れが否定できない。
【0006】このような衝撃に対する保護構造として
は、たとえば、着座者の腰部を弾性的に支持し、この弾
性のもとでブレーキペダルからの圧迫力を吸収可能とす
る構成が考えられる。しかし、腰部の弾性支持は、着座
姿勢の安定化や疲労の軽減等の点においてマイナスとな
るため、着座性の維持に加えた保護性の更なる向上が、
現状では十分に得られていない。
は、たとえば、着座者の腰部を弾性的に支持し、この弾
性のもとでブレーキペダルからの圧迫力を吸収可能とす
る構成が考えられる。しかし、腰部の弾性支持は、着座
姿勢の安定化や疲労の軽減等の点においてマイナスとな
るため、着座性の維持に加えた保護性の更なる向上が、
現状では十分に得られていない。
【0007】この発明は、着座性の低下、および構成の
複雑化等を招くことなく、前方衝突時等の衝撃に対する
着座者の下肢、腰部等の保護性を一層高める車両用シー
トの提供を目的としている。
複雑化等を招くことなく、前方衝突時等の衝撃に対する
着座者の下肢、腰部等の保護性を一層高める車両用シー
トの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、前後方向に延びた一対のベース
プレートが左右に離間並置され、シートクッション前部
に規定された後方傾斜の支持斜面を少なくとも前方に移
動自在に支持する固定ロッドが、このベースプレート間
に架設、固定されるとともに、シートクッション後部を
固定的に支持する可動ロッドが、前方に延びた略長孔状
のガイド孔への各端末の挿着のもとで、ベースプレート
の対応位置間に架設、軸支されている。
に、この発明によれば、前後方向に延びた一対のベース
プレートが左右に離間並置され、シートクッション前部
に規定された後方傾斜の支持斜面を少なくとも前方に移
動自在に支持する固定ロッドが、このベースプレート間
に架設、固定されるとともに、シートクッション後部を
固定的に支持する可動ロッドが、前方に延びた略長孔状
のガイド孔への各端末の挿着のもとで、ベースプレート
の対応位置間に架設、軸支されている。
【0009】ベースプレートのガイド孔は、可動ロッド
の挿着される後部位置とその前方の前部位置とを分断片
によって少なくとも部分的に分断させた断続形状であ
り、通常の着座荷重より強い保持力のもとで、可動ロッ
ドをこの後部位置に係止、保持可能としている。そし
て、このガイド孔の保持力以上の牽引力を所定の衝撃信
号の入力に伴う牽引動作のもとで発生するプリテンショ
ナーが、所定の前方固定部材と可動ロッドとの間に架
設、連結され、特定以上の衝撃の入力に伴う衝撃信号の
発生によりプリテンショナーが牽引動作を呈したとき、
ガイド孔の分断解除を伴う後部位置から前部位置への可
動ロッドの移動のもとで、少なくともシートクッション
を、前部の上方移動を伴って後傾方向に強制的に揺動可
能としている。
の挿着される後部位置とその前方の前部位置とを分断片
によって少なくとも部分的に分断させた断続形状であ
り、通常の着座荷重より強い保持力のもとで、可動ロッ
ドをこの後部位置に係止、保持可能としている。そし
て、このガイド孔の保持力以上の牽引力を所定の衝撃信
号の入力に伴う牽引動作のもとで発生するプリテンショ
ナーが、所定の前方固定部材と可動ロッドとの間に架
設、連結され、特定以上の衝撃の入力に伴う衝撃信号の
発生によりプリテンショナーが牽引動作を呈したとき、
ガイド孔の分断解除を伴う後部位置から前部位置への可
動ロッドの移動のもとで、少なくともシートクッション
を、前部の上方移動を伴って後傾方向に強制的に揺動可
能としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】図1、図2に示すように、この発明に係る
車両用シート10においては、一対のベースプレート12
が、前後方向(図1の左右方向)に延びて左右に離間並
置され、固定ロッド14がその前部間に、可動ロッド16が
その後部間に、それぞれ架設配置されている。
車両用シート10においては、一対のベースプレート12
が、前後方向(図1の左右方向)に延びて左右に離間並
置され、固定ロッド14がその前部間に、可動ロッド16が
その後部間に、それぞれ架設配置されている。
【0012】図1に示すように、この発明の実施の形態
においては、シート(車両用シート)10が、ランナ18を
ガイドレール20に対してスライド可能に支持したシート
スライド装置22を有する、いわゆるスライドシートとし
て具体化され、このランナに一体の上方延出部分が、ベ
ースプレート12として左右それぞれにおいて規定されて
いる。
においては、シート(車両用シート)10が、ランナ18を
ガイドレール20に対してスライド可能に支持したシート
スライド装置22を有する、いわゆるスライドシートとし
て具体化され、このランナに一体の上方延出部分が、ベ
ースプレート12として左右それぞれにおいて規定されて
いる。
【0013】なお、シートスライド装置22の構成は公知
であり、その基本構成、および構造自体はこの発明の趣
旨でないため、ここでは詳細に説明しない。
であり、その基本構成、および構造自体はこの発明の趣
旨でないため、ここでは詳細に説明しない。
【0014】また、ここでは、ランナ18の上方延出部分
をベースプレート12として規定しているが、ベースプレ
ートとランナとが一体的に移動(スライド)可能な一体
構造であれば足りるため、これに限定されず、たとえ
ば、別体のベースプレートを溶着等のもとでランナに一
体的に固定する構成としてもよい。
をベースプレート12として規定しているが、ベースプレ
ートとランナとが一体的に移動(スライド)可能な一体
構造であれば足りるため、これに限定されず、たとえ
ば、別体のベースプレートを溶着等のもとでランナに一
体的に固定する構成としてもよい。
【0015】図1、図2を見るとわかるように、固定ロ
ッド14として、たとえば、中央部14aをクランク軸部と
した略クランク形状のパイプ状ロッドが利用できる。そ
して、この固定ロッド14は、クランク軸部(中央部)14
aをその各側部の主軸部14bの下方に配置した状態で左右
のベースプレート12間に架設配置され、左右一対の固定
ブラケット24への各端末の挿着、固着のもとで、ベース
プレートに対して回動不能に固定されている。
ッド14として、たとえば、中央部14aをクランク軸部と
した略クランク形状のパイプ状ロッドが利用できる。そ
して、この固定ロッド14は、クランク軸部(中央部)14
aをその各側部の主軸部14bの下方に配置した状態で左右
のベースプレート12間に架設配置され、左右一対の固定
ブラケット24への各端末の挿着、固着のもとで、ベース
プレートに対して回動不能に固定されている。
【0016】なお、ここでは、固定ブラケット24を介し
て固定ロッド14をベースプレート12に固定する構成を例
示しているが、これに限定されず、たとえば、固定ロッ
ドをベースプレートに直接的に挿着、固着する構成とし
てもよい。
て固定ロッド14をベースプレート12に固定する構成を例
示しているが、これに限定されず、たとえば、固定ロッ
ドをベースプレートに直接的に挿着、固着する構成とし
てもよい。
【0017】ここで、この発明においては、シートクッ
ション26の前部に規定された後方傾斜、つまり水平位置
から見て後方に傾斜した状態の支持斜面28が、固定ロッ
ド14によって前方に移動自在に支持されている。図1を
見るとわかるように、この発明の実施の形態において
は、シートクッション26の裏面自体に部分的な後方傾斜
部を設けてこれを支持斜面28とし、この支持斜面を固定
ロッドの主軸部14bに整列、載置することにより、シー
トクッション前部を、主軸部の周面に沿って前方移動自
在に支持している。
ション26の前部に規定された後方傾斜、つまり水平位置
から見て後方に傾斜した状態の支持斜面28が、固定ロッ
ド14によって前方に移動自在に支持されている。図1を
見るとわかるように、この発明の実施の形態において
は、シートクッション26の裏面自体に部分的な後方傾斜
部を設けてこれを支持斜面28とし、この支持斜面を固定
ロッドの主軸部14bに整列、載置することにより、シー
トクッション前部を、主軸部の周面に沿って前方移動自
在に支持している。
【0018】そして、図1、図2に示すように、この発
明の実施の形態においては、固定ロッドの主軸部14bを
側面略コ字形状のガイドブラケット30で覆い、このガイ
ドブラケットのフランジ状固定片30aを支持斜面28にそ
れぞれ固着することによって、シートクッション26の前
部を、固定ロッド14に対し、ガイド片の範囲内で前方に
移動自在、かつ離脱不能に連結している。
明の実施の形態においては、固定ロッドの主軸部14bを
側面略コ字形状のガイドブラケット30で覆い、このガイ
ドブラケットのフランジ状固定片30aを支持斜面28にそ
れぞれ固着することによって、シートクッション26の前
部を、固定ロッド14に対し、ガイド片の範囲内で前方に
移動自在、かつ離脱不能に連結している。
【0019】このような構成によれば、固定ロッド14に
対するシートクッション26の移動範囲が容易に規定でき
るとともに、固定ロッドからのシートクッション前部の
離反も確実に防止できるため、前方移動自在な構成にも
拘らず、シートクッション前部の安定性が容易に確保可
能となる。
対するシートクッション26の移動範囲が容易に規定でき
るとともに、固定ロッドからのシートクッション前部の
離反も確実に防止できるため、前方移動自在な構成にも
拘らず、シートクッション前部の安定性が容易に確保可
能となる。
【0020】また、図1、図2に示すように、シートク
ッション26の後部を支持する可動ロッド16が、たとえ
ば、中央部16aをクランク軸部とした略クランク形状
に、中実ロッドから折曲形成され、主軸部16bに一体的
に設けられた固定片32を介して、シートクッション後部
に固定的に連結されている。そして、前方、たとえば前
方かつ下方に延びた略長孔状のガイド孔34への主軸部16
bの挿着により、可動ロッド16はベースプレート12の後
部間に架設、軸支されている。
ッション26の後部を支持する可動ロッド16が、たとえ
ば、中央部16aをクランク軸部とした略クランク形状
に、中実ロッドから折曲形成され、主軸部16bに一体的
に設けられた固定片32を介して、シートクッション後部
に固定的に連結されている。そして、前方、たとえば前
方かつ下方に延びた略長孔状のガイド孔34への主軸部16
bの挿着により、可動ロッド16はベースプレート12の後
部間に架設、軸支されている。
【0021】ここで、この発明においては、ガイド孔34
が、可動ロッドの主軸部16bの挿着される後部位置34-1
と、その前方に位置する前部位置34-2とを、所定の分断
片36によって少なくとも部分的に分断させた断続形状に
形成され、この後部位置に、可動ロッド16が係止、保持
されている。
が、可動ロッドの主軸部16bの挿着される後部位置34-1
と、その前方に位置する前部位置34-2とを、所定の分断
片36によって少なくとも部分的に分断させた断続形状に
形成され、この後部位置に、可動ロッド16が係止、保持
されている。
【0022】図3(A)に示すように、このガイド孔34の
断続形状として、たとえば、側縁からの一対の突出片を
分断片36とし、この突出片によって後部位置34-1、前部
位置34-2を部分的に分断した形態が例示でき、この形態
のガイド孔においては、突出片との係合のもとで、可動
ロッド16はその後部位置に保持されている。
断続形状として、たとえば、側縁からの一対の突出片を
分断片36とし、この突出片によって後部位置34-1、前部
位置34-2を部分的に分断した形態が例示でき、この形態
のガイド孔においては、突出片との係合のもとで、可動
ロッド16はその後部位置に保持されている。
【0023】なお、可動ロッド16に対する、この一対の
突出片(分断片)36による保持力は、通常の着座荷重以
上に設定される。つまり、通常の走行時等において掛か
る負荷のもとでは容易に変形、分断解除しないだけの剛
性を有する形状に、一対の突出片36は形成されている。
突出片(分断片)36による保持力は、通常の着座荷重以
上に設定される。つまり、通常の走行時等において掛か
る負荷のもとでは容易に変形、分断解除しないだけの剛
性を有する形状に、一対の突出片36は形成されている。
【0024】そして、図1、図2に示すように、この発
明では、このガイド孔34の保持力以上、つまり突出片36
の剛性以上の牽引力を所定の衝撃信号の入力に伴う牽引
動作のもとで発生するプリテンショナー38が、所定の前
方固定部材、たとえば固定ロッドのクランク軸部14a
と、可動ロッド16、たとえばクランク軸部16aとの間に
架設、連結されている。
明では、このガイド孔34の保持力以上、つまり突出片36
の剛性以上の牽引力を所定の衝撃信号の入力に伴う牽引
動作のもとで発生するプリテンショナー38が、所定の前
方固定部材、たとえば固定ロッドのクランク軸部14a
と、可動ロッド16、たとえばクランク軸部16aとの間に
架設、連結されている。
【0025】図1、図2に加えて図4(A)を見るとわか
るように、プリテンショナー38は、その本体40の内部に
規定されたシリンダ42と、シリンダ内を軸線方向に摺動
可能に内設されたピストン44と、ピストンからシリンダ
の封止端、つまりシリンダ開口を封止した封止体46を介
して本体外部に延出された可動体48とを具備している。
そして、ガイド孔34の保持力以上の牽引力で可動体48を
本体40の内部に引き込む牽引動作、つまり可動ロッド16
を前方に牽引する牽引動作を、所定の衝撃信号の入力に
伴う起動動作のもとでのピストン44の移動によって呈す
るように、このプリテンショナー38は構成されている。
るように、プリテンショナー38は、その本体40の内部に
規定されたシリンダ42と、シリンダ内を軸線方向に摺動
可能に内設されたピストン44と、ピストンからシリンダ
の封止端、つまりシリンダ開口を封止した封止体46を介
して本体外部に延出された可動体48とを具備している。
そして、ガイド孔34の保持力以上の牽引力で可動体48を
本体40の内部に引き込む牽引動作、つまり可動ロッド16
を前方に牽引する牽引動作を、所定の衝撃信号の入力に
伴う起動動作のもとでのピストン44の移動によって呈す
るように、このプリテンショナー38は構成されている。
【0026】なお、この実施の形態においては、可動体
48が、たとえばワイヤ等の可撓性部材から形成され、そ
の端末48aの巻装により、可動ロッド16、ひいてはその
クランク軸部16aに回動自在に連結されるとともに、プ
リテンショナーの本体40が、固定ロッドのクランク軸部
14aに固着、突設されたブラケット50に、枢支ピン52を
介して枢着されている。そして、このように、本体40、
および可動体48を固定ロッド14、可動ロッド16にそれぞ
れ回動自在に連結することによって、牽引動作時での各
ロッドに対するプリテンショナー38の回動が保障されて
いる。
48が、たとえばワイヤ等の可撓性部材から形成され、そ
の端末48aの巻装により、可動ロッド16、ひいてはその
クランク軸部16aに回動自在に連結されるとともに、プ
リテンショナーの本体40が、固定ロッドのクランク軸部
14aに固着、突設されたブラケット50に、枢支ピン52を
介して枢着されている。そして、このように、本体40、
および可動体48を固定ロッド14、可動ロッド16にそれぞ
れ回動自在に連結することによって、牽引動作時での各
ロッドに対するプリテンショナー38の回動が保障されて
いる。
【0027】ここで、プリテンショナー38の起動動作と
して、たとえば、薬剤の爆発によるものが例示できる。
たとえば、図4(A)に示すように、この種のプリテンシ
ョナー38においては、ピストン44と封止体(封止端)46
との間がシリンダ42の牽引側チャンバ42aとして規定さ
れ、この牽引側チャンバに、膨張薬等の薬剤54が内蔵、
たとえば充填されるとともに、衝撃信号の入力のもとで
点火動作する起爆装置56が、牽引側チャンバに配置され
ている。
して、たとえば、薬剤の爆発によるものが例示できる。
たとえば、図4(A)に示すように、この種のプリテンシ
ョナー38においては、ピストン44と封止体(封止端)46
との間がシリンダ42の牽引側チャンバ42aとして規定さ
れ、この牽引側チャンバに、膨張薬等の薬剤54が内蔵、
たとえば充填されるとともに、衝撃信号の入力のもとで
点火動作する起爆装置56が、牽引側チャンバに配置され
ている。
【0028】なお、起爆装置56の点火動作を行う衝撃信
号の発生源として、たとえば、自動車のステアリングホ
イール等に装備されるエアバッグ装置の衝撃センサ(図
示しない)が利用できる。
号の発生源として、たとえば、自動車のステアリングホ
イール等に装備されるエアバッグ装置の衝撃センサ(図
示しない)が利用できる。
【0029】このようなプリテンショナー38において
は、衝撃センサからの入力信号のもとで起爆装置56が点
火動作を呈すると、薬剤54の爆発に伴った、発生ガス58
による牽引側チャンバ42aの拡大により、ピストン44
は、図4(B)に示すように牽引方向、つまり図中左方に
移動する。そして、このピストン44に伴った、図4(A)
の伸長位置から図4(B)の牽引位置への可動片48の移動
動作が、プリテンショナー38における牽引動作となり、
この牽引動作を可動ロッド16に伝達、付与することによ
って、ガイド孔34の保持力を超える牽引力のもとでの可
動ロッドの牽引が可能となっている(図3(A)参照)。
は、衝撃センサからの入力信号のもとで起爆装置56が点
火動作を呈すると、薬剤54の爆発に伴った、発生ガス58
による牽引側チャンバ42aの拡大により、ピストン44
は、図4(B)に示すように牽引方向、つまり図中左方に
移動する。そして、このピストン44に伴った、図4(A)
の伸長位置から図4(B)の牽引位置への可動片48の移動
動作が、プリテンショナー38における牽引動作となり、
この牽引動作を可動ロッド16に伝達、付与することによ
って、ガイド孔34の保持力を超える牽引力のもとでの可
動ロッドの牽引が可能となっている(図3(A)参照)。
【0030】なお、図4(A),(B)の参照符号60は、発生
ガス58の余剰分をシリンダ42、ひいては本体40の外部に
放出、排気するための排気孔であり、図4(B)に示すよ
うに、ピストン44の移動後に牽引側チャンバ42aにこの
排気孔を整列させることによって、ピストン、ひいては
可動体48の過度の移動を防止するようにプリテンショナ
ー38は構成されている。
ガス58の余剰分をシリンダ42、ひいては本体40の外部に
放出、排気するための排気孔であり、図4(B)に示すよ
うに、ピストン44の移動後に牽引側チャンバ42aにこの
排気孔を整列させることによって、ピストン、ひいては
可動体48の過度の移動を防止するようにプリテンショナ
ー38は構成されている。
【0031】シート10の初期状態を図1に示す。この初
期状態においては、プリテンショナー38の可動体48が伸
長位置にあるとともに、可動ロッドの主軸部16bが、ガ
イド孔の後部位置34-1に係止、保持されている(図4
(A)、 図3(A)参照)。そして、このような初期状態に
おいて自動車の前方衝突(前突)等が発生すると、衝撃
センサ等からの衝撃信号の入力、およびこれに起因する
薬剤54の爆発により、プリテンショナー38が所定の牽引
動作を呈する(図4(B)参照)。
期状態においては、プリテンショナー38の可動体48が伸
長位置にあるとともに、可動ロッドの主軸部16bが、ガ
イド孔の後部位置34-1に係止、保持されている(図4
(A)、 図3(A)参照)。そして、このような初期状態に
おいて自動車の前方衝突(前突)等が発生すると、衝撃
センサ等からの衝撃信号の入力、およびこれに起因する
薬剤54の爆発により、プリテンショナー38が所定の牽引
動作を呈する(図4(B)参照)。
【0032】この発明においては、プリテンショナー38
の牽引力がガイド孔の突出片36の剛性、つまりガイド孔
34の保持力より大きいため、プリテンショナーが牽引動
作を呈すると、可動ロッド16、ひいてはその主軸部16b
が、図3(B)のように、突出片の変形に起因するガイド
片34の分断解除を伴いながら、その前方位置34-2に強制
的に移動される。
の牽引力がガイド孔の突出片36の剛性、つまりガイド孔
34の保持力より大きいため、プリテンショナーが牽引動
作を呈すると、可動ロッド16、ひいてはその主軸部16b
が、図3(B)のように、突出片の変形に起因するガイド
片34の分断解除を伴いながら、その前方位置34-2に強制
的に移動される。
【0033】そして、ガイド片の前方位置34-2に可動ロ
ッドの主軸部16bが強制移動されると、シートクッショ
ン26の後部が、可動ロッド16と一体的に前方(図1中左
方)に押し出されるため、固定ロッドの主軸部14bの周
面に沿った支持斜面28の前方移動により、シートクッシ
ョンは、図5に示すように、その前部を上方に持ち上げ
ながら、後傾方向に強制的に揺動される。
ッドの主軸部16bが強制移動されると、シートクッショ
ン26の後部が、可動ロッド16と一体的に前方(図1中左
方)に押し出されるため、固定ロッドの主軸部14bの周
面に沿った支持斜面28の前方移動により、シートクッシ
ョンは、図5に示すように、その前部を上方に持ち上げ
ながら、後傾方向に強制的に揺動される。
【0034】このように、シートクッション26が前部の
上方移動、および後部の落ち込みを伴って後傾方向に揺
動すると、着座者、たとえばドライバーの大腿部の角度
がシートクッションと共に後傾方向に変動するため、ブ
レーキペダルの踏み込み等のもとで突っ張った着座者の
膝は、その突っ張った位置から自ずと持ち上げられる。
そして、プリテンショナー38の牽引動作のもとでのシー
トクッション26の揺動は急激であり、この急激な揺動に
シートパッドの反発力が加わることで、ドライバーの膝
は、単純に持ち上げられるだけでなく瞬時に跳ね上げら
れるようになるため、この膝の跳ね上げにより、ドライ
バーの足はブレーキペダルから離される。また、完全に
離れなくとも、シートクッション26の後傾のもとで膝が
持ち上げられることにより、ドライバーの下肢は容易に
曲げられるようになるため、乗員室内へのトウボードの
突出変形によりブレーキペダルが着座者方向に移動して
も、その力は、下肢の曲がりのもとで吸収できるように
なる。
上方移動、および後部の落ち込みを伴って後傾方向に揺
動すると、着座者、たとえばドライバーの大腿部の角度
がシートクッションと共に後傾方向に変動するため、ブ
レーキペダルの踏み込み等のもとで突っ張った着座者の
膝は、その突っ張った位置から自ずと持ち上げられる。
そして、プリテンショナー38の牽引動作のもとでのシー
トクッション26の揺動は急激であり、この急激な揺動に
シートパッドの反発力が加わることで、ドライバーの膝
は、単純に持ち上げられるだけでなく瞬時に跳ね上げら
れるようになるため、この膝の跳ね上げにより、ドライ
バーの足はブレーキペダルから離される。また、完全に
離れなくとも、シートクッション26の後傾のもとで膝が
持ち上げられることにより、ドライバーの下肢は容易に
曲げられるようになるため、乗員室内へのトウボードの
突出変形によりブレーキペダルが着座者方向に移動して
も、その力は、下肢の曲がりのもとで吸収できるように
なる。
【0035】つまり、前突時等において、ドライバーが
ブレーキペダルの踏み込みのもとでその足を突っ張って
も、その突っ張った状態が容易に解除可能となるため、
トウボードからドライバーの下肢、腰部等への衝撃、負
荷の入力が十分に抑制できる。従って、前突等における
ドライバーの下肢、腰部等の保護性が、このシート10に
よれば一層高く確保可能となる。
ブレーキペダルの踏み込みのもとでその足を突っ張って
も、その突っ張った状態が容易に解除可能となるため、
トウボードからドライバーの下肢、腰部等への衝撃、負
荷の入力が十分に抑制できる。従って、前突等における
ドライバーの下肢、腰部等の保護性が、このシート10に
よれば一層高く確保可能となる。
【0036】そして、ドライバーの腰部等を大きな弾性
のもとで支持することもないため、着座姿勢の安定化や
疲労の軽減等の妨げとなることはない。従って、着座性
の維持、および高い保護性の両立が十分に可能となる。
のもとで支持することもないため、着座姿勢の安定化や
疲労の軽減等の妨げとなることはない。従って、着座性
の維持、および高い保護性の両立が十分に可能となる。
【0037】更に、シートクッション26を支持する固定
ロッド14、可動ロッド16を左右のベースプレート12間に
架設配置し、可動ロッドをガイド孔34の後部位置34-1に
係止、保持するとともに、固定ロッド、可動ロッド間を
プリテンショナー38で連結すれば足りるため、構成の複
雑化を伴うこともない。
ロッド14、可動ロッド16を左右のベースプレート12間に
架設配置し、可動ロッドをガイド孔34の後部位置34-1に
係止、保持するとともに、固定ロッド、可動ロッド間を
プリテンショナー38で連結すれば足りるため、構成の複
雑化を伴うこともない。
【0038】また、この発明のシート10においては、シ
ートクッション26が後傾方向に揺動されるため、前突時
等における尻部の前方移動も確実に防止される。つま
り、前突時における、いわゆる尻滑りも防止できるた
め、この点からも、着座者の保護性、および保護の確実
性が一層高められる。
ートクッション26が後傾方向に揺動されるため、前突時
等における尻部の前方移動も確実に防止される。つま
り、前突時における、いわゆる尻滑りも防止できるた
め、この点からも、着座者の保護性、および保護の確実
性が一層高められる。
【0039】ここで、この発明の実施の形態において
は、ガイド孔34を前方かつ下方に延びた形態として具体
化しているが、可動ロッド16の前方移動のもとでシート
クッション26を後傾方向に揺動可能とすれば足りるた
め、これに限定されず、たとえば、ほぼ水平方向に伸び
る形態としてガイド孔を形成し、このガイド孔の後部位
置から前部位置への移動のもとで、可動ロッドを前方の
みに移動可能としてもよい。
は、ガイド孔34を前方かつ下方に延びた形態として具体
化しているが、可動ロッド16の前方移動のもとでシート
クッション26を後傾方向に揺動可能とすれば足りるた
め、これに限定されず、たとえば、ほぼ水平方向に伸び
る形態としてガイド孔を形成し、このガイド孔の後部位
置から前部位置への移動のもとで、可動ロッドを前方の
みに移動可能としてもよい。
【0040】しかしながら、ガイド孔34を前方かつ下方
に傾斜させて設ければ、シートクッション26はその後部
の落ち込みを伴って後傾されるため、同じ前方移動量で
も、その後傾量は大きくなる。つまり、短い前方移動量
のもとでも大きな後傾が得られるため、シートクッショ
ン26の後傾の確実性により、ドライバーの保護性がより
一層高く得られる。
に傾斜させて設ければ、シートクッション26はその後部
の落ち込みを伴って後傾されるため、同じ前方移動量で
も、その後傾量は大きくなる。つまり、短い前方移動量
のもとでも大きな後傾が得られるため、シートクッショ
ン26の後傾の確実性により、ドライバーの保護性がより
一層高く得られる。
【0041】また、この実施の形態においては、シート
クッション26の裏面自体に部分的な後方傾斜部を設けて
支持斜面28としているが、これに限定されず、たとえ
ば、ブラケット等に形成された長孔の長手の縁を支持斜
面として、シートクッション前部等に配置、固定する構
成としてもよい。
クッション26の裏面自体に部分的な後方傾斜部を設けて
支持斜面28としているが、これに限定されず、たとえ
ば、ブラケット等に形成された長孔の長手の縁を支持斜
面として、シートクッション前部等に配置、固定する構
成としてもよい。
【0042】しかしながら、この実施の形態のように、
シートクッション26の裏面自体に部分的な後方傾斜部を
設けて支持斜面28とし、この支持斜面を固定ロッドの主
軸部14bに載置すれば、支持斜面が軸線方向の広範囲に
わたって固定ロッド主軸部に接触するため、シートクッ
ション前部の支持の安定性、確実性が向上される。
シートクッション26の裏面自体に部分的な後方傾斜部を
設けて支持斜面28とし、この支持斜面を固定ロッドの主
軸部14bに載置すれば、支持斜面が軸線方向の広範囲に
わたって固定ロッド主軸部に接触するため、シートクッ
ション前部の支持の安定性、確実性が向上される。
【0043】更に、実施の形態においては、固定ロッド
14、可動ロッド16をそれぞれ略クランク形状として具体
化しているが、固定ロッド、可動ロッドは、シートクッ
ション26の支持、およびプリテンショナー38の架設、連
結が可能であれば足りるため、略クランク形状に限定さ
れず、たとえば直線状に、これらロッドを形成してもよ
い。
14、可動ロッド16をそれぞれ略クランク形状として具体
化しているが、固定ロッド、可動ロッドは、シートクッ
ション26の支持、およびプリテンショナー38の架設、連
結が可能であれば足りるため、略クランク形状に限定さ
れず、たとえば直線状に、これらロッドを形成してもよ
い。
【0044】そして、この発明の実施の形態において
は、ガイド孔34の断続形状として、側縁からの一対の突
出片を分断片36とした図3(A)に示す形態を例示してい
るが、分断片は、後部位置34-1、前部位置34-2を少なく
とも部分的に分断すれば足りるため、これに限定され
ず、たとえば、図6(A)に示すように、一方の側縁から
のみ突出させた突出片136を分断片として設けてもよ
い。
は、ガイド孔34の断続形状として、側縁からの一対の突
出片を分断片36とした図3(A)に示す形態を例示してい
るが、分断片は、後部位置34-1、前部位置34-2を少なく
とも部分的に分断すれば足りるため、これに限定され
ず、たとえば、図6(A)に示すように、一方の側縁から
のみ突出させた突出片136を分断片として設けてもよ
い。
【0045】このような形態のガイド孔34においては、
突出片(分断片)136との係合のもとで、可動ロッドの
主軸部16b、つまり可動ロッド16はガイド孔の後部位置3
4-1に保持される。そして、たとえば、突出片136に隣接
する肉抜き孔64への肉寄せのもとでの突出片の変形、分
断解除により、可動ロッド16は後部位置34-1から前部位
置34-2に移動される。
突出片(分断片)136との係合のもとで、可動ロッドの
主軸部16b、つまり可動ロッド16はガイド孔の後部位置3
4-1に保持される。そして、たとえば、突出片136に隣接
する肉抜き孔64への肉寄せのもとでの突出片の変形、分
断解除により、可動ロッド16は後部位置34-1から前部位
置34-2に移動される。
【0046】また、側縁からの突出片の突出による部分
的な分断に限定されず、たとえば、図6(B),(C)に示す
ように、対向する側縁間に架設した架設部材によって、
ガイド孔の後部位置34-1、前部位置34-2間を全面的に分
断してもよい。
的な分断に限定されず、たとえば、図6(B),(C)に示す
ように、対向する側縁間に架設した架設部材によって、
ガイド孔の後部位置34-1、前部位置34-2間を全面的に分
断してもよい。
【0047】図6(B)は、架設棒材を分断片236とした例
を示す。この架設棒材(分断片)236は、たとえば、略
コ字形状に折曲形成され、対応する挿通孔への各端末23
6aの嵌着のもとで、ガイド孔34の対向する側縁間に架設
配置される。そして、プリテンショナー38の牽引動作の
もとでの、たとえばいずれかの端末の嵌着解除、ひいて
は分断解除により、後部位置34-1から前部位置34-2への
可動ロッド16の移動を保障可能に構成されている。
を示す。この架設棒材(分断片)236は、たとえば、略
コ字形状に折曲形成され、対応する挿通孔への各端末23
6aの嵌着のもとで、ガイド孔34の対向する側縁間に架設
配置される。そして、プリテンショナー38の牽引動作の
もとでの、たとえばいずれかの端末の嵌着解除、ひいて
は分断解除により、後部位置34-1から前部位置34-2への
可動ロッド16の移動を保障可能に構成されている。
【0048】なお、この架設棒材236は、ばね特性を持
つ線材であることが好ましい。
つ線材であることが好ましい。
【0049】また、架設板材336を分断片とした例を、
図6(C)に示す。架設板材(分断片)336は、たとえば、
せん断を容易とする切込み、いわゆるノッチ66を有して
形成され、固定ピン68等により、ガイド孔34の対向する
側縁間に架設配置される。そして、プリテンショナー38
の牽引動作のもとでの、たとえばノッチ66部分でのせん
断、ひいては分断解除により、後部位置34-1から前部位
置34-2への可動ロッド16の移動を保障可能に構成されて
いる。
図6(C)に示す。架設板材(分断片)336は、たとえば、
せん断を容易とする切込み、いわゆるノッチ66を有して
形成され、固定ピン68等により、ガイド孔34の対向する
側縁間に架設配置される。そして、プリテンショナー38
の牽引動作のもとでの、たとえばノッチ66部分でのせん
断、ひいては分断解除により、後部位置34-1から前部位
置34-2への可動ロッド16の移動を保障可能に構成されて
いる。
【0050】なお、ここで例示した形態は、ガイド孔34
の断続形状の一例にすぎないため、これら以外の形態と
してもよいことはいうまでもない。
の断続形状の一例にすぎないため、これら以外の形態と
してもよいことはいうまでもない。
【0051】また、この発明の実施の形態においては、
シートクッション26のみが、プリテンショナー38の牽引
動作のもとで後傾可能となっている。しかし、これに限
定されず、たとえば、シートクッション26がシートバッ
ク70を伴って後傾する構成であってもよい(図1参
照)。
シートクッション26のみが、プリテンショナー38の牽引
動作のもとで後傾可能となっている。しかし、これに限
定されず、たとえば、シートクッション26がシートバッ
ク70を伴って後傾する構成であってもよい(図1参
照)。
【0052】更に、この発明の実施の形態においては、
プリテンショナーの可動体48をワイヤ等の可撓性部材と
して例示している。しかし、ピストン44の移動による牽
引力を可動ロッド16に伝達、付与すれば足りるため、こ
れに限定されず、たとえば、剛性の強いロッドを、可動
体48としてプリテンショナー38に組み込んでもよい。
プリテンショナーの可動体48をワイヤ等の可撓性部材と
して例示している。しかし、ピストン44の移動による牽
引力を可動ロッド16に伝達、付与すれば足りるため、こ
れに限定されず、たとえば、剛性の強いロッドを、可動
体48としてプリテンショナー38に組み込んでもよい。
【0053】ところで、上述した実施の形態において
は、プリテンショナー38の起動動作として、薬剤の爆発
によるものを例示している。しかし、これに限定され
ず、たとえば、図7(A)に示すように、牽引側チャンバ4
2aに内設、張設された圧縮コイルばね72の偏倚力のもと
で牽引動作可能に、プリテンショナー38を構成してもよ
い。
は、プリテンショナー38の起動動作として、薬剤の爆発
によるものを例示している。しかし、これに限定され
ず、たとえば、図7(A)に示すように、牽引側チャンバ4
2aに内設、張設された圧縮コイルばね72の偏倚力のもと
で牽引動作可能に、プリテンショナー38を構成してもよ
い。
【0054】この構成においては、ピストン44が、たと
えば略有底筒状に形成され、その内部から封止体46にか
けて、圧縮コイルばね72が張設配置されるとともに、こ
のピストンを牽引側チャンバ42aの収縮位置、つまりは
可動体48を初期の伸長位置で保持するストッパレバー74
が、本体の挿通孔76を介してピストンの係止孔78に挿
入、係合可能に、本体40の支持片80に枢支されている。
そして、所定の衝撃信号の入力のもとで収縮動作するソ
レノイド82が、ストッパレバーの操作端74aと本体40の
支持片84との間に、回動可能に架設、連結されている。
えば略有底筒状に形成され、その内部から封止体46にか
けて、圧縮コイルばね72が張設配置されるとともに、こ
のピストンを牽引側チャンバ42aの収縮位置、つまりは
可動体48を初期の伸長位置で保持するストッパレバー74
が、本体の挿通孔76を介してピストンの係止孔78に挿
入、係合可能に、本体40の支持片80に枢支されている。
そして、所定の衝撃信号の入力のもとで収縮動作するソ
レノイド82が、ストッパレバーの操作端74aと本体40の
支持片84との間に、回動可能に架設、連結されている。
【0055】このようなプリテンショナー38において
は、衝撃センサ等からの衝撃信号の入力のもとでソレノ
イド82が収縮動作すると、それに伴った回動のもとで、
ストッパレバー74が、図7(B)に示すようにピストンの
係止孔78から離脱されるため、ストッパレバーによる牽
引側チャンバ42aの収縮位置でのピストン44の係止は、
これにより解除される。そして、圧縮コイルばね72の偏
倚力のもとで、ピストン44は、図7(B)のように牽引方
向に移動され、このピストンに伴った牽引位置への可動
片48の移動動作により、ガイド孔前部位置34-2への可動
ロッド16の牽引が可能となる(図3(A)参照)。
は、衝撃センサ等からの衝撃信号の入力のもとでソレノ
イド82が収縮動作すると、それに伴った回動のもとで、
ストッパレバー74が、図7(B)に示すようにピストンの
係止孔78から離脱されるため、ストッパレバーによる牽
引側チャンバ42aの収縮位置でのピストン44の係止は、
これにより解除される。そして、圧縮コイルばね72の偏
倚力のもとで、ピストン44は、図7(B)のように牽引方
向に移動され、このピストンに伴った牽引位置への可動
片48の移動動作により、ガイド孔前部位置34-2への可動
ロッド16の牽引が可能となる(図3(A)参照)。
【0056】つまり、この、圧縮コイルばね72を内蔵し
たプリテンショナー38においても、衝撃信号の入力によ
る牽引動作が得られるため、前突時等における後傾方向
へのシートクッション26の揺動は、前述した実施の形態
と同様に確保できる。
たプリテンショナー38においても、衝撃信号の入力によ
る牽引動作が得られるため、前突時等における後傾方向
へのシートクッション26の揺動は、前述した実施の形態
と同様に確保できる。
【0057】なお、この発明においては、シートとして
自動車等のドライバーシートを例示しているが、これに
限定されず、自動車の他のシート、たとえばアシスタン
トシート(助手席)やリヤシート等に、この発明を応用し
てもよい。
自動車等のドライバーシートを例示しているが、これに
限定されず、自動車の他のシート、たとえばアシスタン
トシート(助手席)やリヤシート等に、この発明を応用し
てもよい。
【0058】また、自動車のシートに限定されず、たと
えば、電車、飛行機、船舶等の他のシートに、この発明
を応用してもよい。
えば、電車、飛行機、船舶等の他のシートに、この発明
を応用してもよい。
【0059】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る車両用シ
ートによれば、シートクッションが、前突等の際に前部
の上方移動を伴って後傾方向に揺動されるため、これに
よる膝の持ち上げ、あるいは跳ね上げによって、着座者
の足の突っ張りは解除され、また、完全に解除されなく
とも、着座者の下肢は容易に曲げられるようになる。つ
まり、前突時等において、着座者が足を突っ張っても、
その突っ張った状態が容易に解除可能となるため、トウ
ボードから着座者の下肢、腰部等への衝撃、負荷の入力
が十分に抑制できる。従って、前突等における着座者の
下肢、腰部等の保護性が、このシートによれば一層高く
確保可能となる。
ートによれば、シートクッションが、前突等の際に前部
の上方移動を伴って後傾方向に揺動されるため、これに
よる膝の持ち上げ、あるいは跳ね上げによって、着座者
の足の突っ張りは解除され、また、完全に解除されなく
とも、着座者の下肢は容易に曲げられるようになる。つ
まり、前突時等において、着座者が足を突っ張っても、
その突っ張った状態が容易に解除可能となるため、トウ
ボードから着座者の下肢、腰部等への衝撃、負荷の入力
が十分に抑制できる。従って、前突等における着座者の
下肢、腰部等の保護性が、このシートによれば一層高く
確保可能となる。
【0061】そして、着座者の腰部等を大きな弾性のも
とで支持することもないため、着座姿勢の安定化や疲労
の軽減等の妨げとなることはない。従って、着座性の維
持、および高い保護性の両立が十分に可能となる。
とで支持することもないため、着座姿勢の安定化や疲労
の軽減等の妨げとなることはない。従って、着座性の維
持、および高い保護性の両立が十分に可能となる。
【0062】更に、シートクッションを支持する固定ロ
ッド、可動ロッドを左右のベースプレート間に架設配置
し、可動ロッドをガイド孔の後部位置に係止、保持する
とともに、固定ロッド、可動ロッド間をプリテンショナ
ーで連結すれば足りるため、構成の複雑化を伴うことも
ない。
ッド、可動ロッドを左右のベースプレート間に架設配置
し、可動ロッドをガイド孔の後部位置に係止、保持する
とともに、固定ロッド、可動ロッド間をプリテンショナ
ーで連結すれば足りるため、構成の複雑化を伴うことも
ない。
【0063】また、ガイド孔を前方かつ下方に傾斜させ
て設ければ、シートクッションはその後部の落ち込みを
伴って後傾されるため、同じ前方移動量でも、その後傾
量は大きくなる。つまり、短い前方移動量のもとでも大
きな後傾が得られるため、シートクッションの後傾の確
実性により、着座者の保護性がより一層高く得られる。
て設ければ、シートクッションはその後部の落ち込みを
伴って後傾されるため、同じ前方移動量でも、その後傾
量は大きくなる。つまり、短い前方移動量のもとでも大
きな後傾が得られるため、シートクッションの後傾の確
実性により、着座者の保護性がより一層高く得られる。
【図1】初期状態における、この発明に係る車両用シー
トの概略縦断面図である。
トの概略縦断面図である。
【図2】車両用シートの部分的な概略斜視図である。
【図3】初期状態、および作動後での、車両用シートに
おけるガイド孔の各概略正面図である。
おけるガイド孔の各概略正面図である。
【図4】初期状態、および作動後での、車両用シートに
おけるプリテンショナーの各概略縦断面図である。
おけるプリテンショナーの各概略縦断面図である。
【図5】作動後における、車両用シートの概略縦断面図
である。
である。
【図6】変形例を示す、車両用シートにおけるガイド孔
の各概略正面図である。
の各概略正面図である。
【図7】プリテンショナーの変形例を示す、初期状態、
および作動後での各概略縦断面図である。
および作動後での各概略縦断面図である。
10 車両用シート 12 ベースプレート 14 固定ロッド 16 可動ロッド 26 シートクッション 28 支持斜面 34 ガイド孔 34-1,34-2 ガイド孔の後部位置、前部位置 36,136,236,336 分断片 38 プリテンショナー 42 シリンダ 44 ピストン 48 可動体 54 薬剤 72 圧縮コイルばね
Claims (4)
- 【請求項1】 前後方向に延びた一対のベースプレート
が左右に離間並置され、シートクッション前部に規定さ
れた後方傾斜の支持斜面を少なくとも前方に移動自在に
支持する固定ロッドが、このベースプレート間に架設、
固定されるとともに、シートクッション後部を固定的に
支持する可動ロッドが、前方に延びた略長孔状のガイド
孔への各端末の挿着のもとで、ベースプレートの対応位
置間に架設、軸支され、 前記ガイド孔が、前記可動ロッドの挿着される後部位置
とその前方の前部位置とを分断片によって少なくとも部
分的に分断させた断続形状であり、通常の着座荷重より
強い保持力のもとで、可動ロッドをこの後部位置に係
止、保持可能とするとともに、このガイド孔の保持力以
上の牽引力を所定の衝撃信号の入力に伴う牽引動作のも
とで発生するプリテンショナーが、所定の前方固定部材
と可動ロッドとの間に架設、連結され、 特定以上の衝撃の入力に伴う衝撃信号の発生により前記
プリテンショナーが牽引動作を呈したとき、ガイド孔の
分断解除を伴う後部位置から前部位置への可動ロッドの
移動のもとで、少なくともシートクッションを、前部の
上方移動を伴って後傾方向に強制的に揺動可能とした車
両用シート。 - 【請求項2】 ガイド孔が、前方かつ下方に延びて形成
され、プリテンショナーの牽引動作により、シートクッ
ション後部を前方下方に移動可能とした請求項1記載の
車両用シート。 - 【請求項3】 その本体内部に規定されたシリンダと;
シリンダ内を軸線方向に摺動可能に内設されたピストン
と;ピストンからシリンダの封止端を介して本体外部に
延出された可動体と;を具備するプリテンショナーが、
所定の薬剤をシリンダ内の牽引側チャンバに内蔵すると
ともに、所定の衝撃信号の入力のもとで点火動作する起
爆装置を牽引側チャンバに配置して形成され、 起爆装置での点火に起因した薬剤の爆発のもとでピスト
ンを牽引方向に移動させ、このピストンの移動により生
じる可動体の移動動作を、プリテンショナーの牽引動作
として可動ロッドに伝達、付与可能とした請求項1また
は2記載の車両用シート。 - 【請求項4】 その本体内部に規定されたシリンダと;
シリンダを軸線方向に摺動可能に内設されたピストン
と;ピストンに連結された一端に対する他端を、シリン
ダの封止端から外部に延出させた牽引片と;を具備する
プリテンショナーが、シリンダ内の牽引側チャンバに圧
縮コイルばねを内蔵、張設して形成され、ストッパレバ
ーでの係止により、ピストンを圧縮コイルばねの偏倚力
に抗して所定の初期位置に保持するとともに、所定の衝
撃信号の入力のもとで作動可能なソレノイドによって、
ストッパレバーをその係止位置に保持し、 ソレノイドの作動に起因するストッパレバーでのピスト
ンの係止解除により、ピストンを圧縮コイルばねの偏倚
力のもとで牽引方向に移動させ、このピストンの移動に
より生じる可動体の移動動作を、プリテンショナーの牽
引動作として可動ロッドに伝達、付与可能とした請求項
1または2記載の車両用シート。
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