JP5170632B2 - 車両用シートおよび車両用シートの組立方法 - Google Patents

車両用シートおよび車両用シートの組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両が衝突したときに着座者を良好に拘束する作動装置を有する車両用シートおよびシートの組立方法を提供するものである。
従来、背凭シートと座席シートを有する車両用シートを、車体が衝撃を受けると、作動装置を作動させて、シートベルトを緊張させるようにした構成は、公知である(特許文献1)。
特開2003ー146184号公報
前記公知例は、複数のプリテンショナ装置(シリンダ)によりシートベルトを作動させる構成のため、左右のプリテンショナ装置(シリンダ)の作動がアンバランスになって、拘束力の立ち上がりをさらに早めて拘束効果を向上させるには限界があるという課題がある。
また、従来公知ではないが、先願の特願2007−050445号には、一つのシリンダとピストンとを互いに反力により夫々反対に移動させて作動装置を作動させる構成が提案され、併せて、座席シートを後方移動させており、この先行技術では前記公知例の課題は解決しているが、先行技術では、ワイヤーケーブルの固定方法に工夫がなく、ワイヤーケーブルの固定作業が面倒であった。
即ち、前記先行技術では、シリンダを座席シートの座席フレームに取付け、シリンダから伸びるワイヤーケーブルの端部を固定フレームに係止しているので、組立作業が面倒であった。
本願では、ワイヤケーブルの係止構造を工夫して、組立作業を容易にするようにしたものである。
本発明は、車両用シート1の座席シート3の座席フレーム51を車体側に設けた固定フレーム46に後方移動可能に取付け、前記座席シート3は座部移動用プリテンショナ装置10により車体が所定以上の加速を受けたとき、後方移動して着座者を拘束するように構成し、該座部移動用プリテンショナ装置10は、シリンダ11と、ガスジェネレータ16で発生する高圧ガスのガス圧によって瞬時に移動するシリンダ11内のピストン12側と、該ピストン12およびピストン12の移動による反力で移動するシリンダ11側との夫々に、ワイヤーケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの一端端部を接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの他端端部は前記固定フレーム46側に夫々固定し、前記固定フレーム46に接続固定する前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの端部は前記座席フレーム51の後方移動を案内する案内兼取付部材57に係止するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記案内兼取付部材57は、座席フレーム51を後方移動可能に前記固定フレーム46に取付ける取付部材を兼用して構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記案内兼取付部材57は案内係止部70と該案内係止部70の螺子孔71に螺合させるボルト72により構成し、前記案内係止部70は前記座席フレーム51に設けた前後方向の取付孔56内を移動自在の案内移動体73と、該案内移動体73の外側に設けた前記取付孔56に入らない外側異形部74と、前記案内移動体73の内側に設けた所定の向きでのみ前記取付孔56を通過しうる形状の内側異形部75と、前記外側異形部74に前記ワイヤケーブル13の端部を固定するケーブルカシメ部78を設けて構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記案内兼取付部材57の案内係止部70の外側異形部74は略正円の円柱形状に形成し、前記内側異形部75は横長斜め小判形状に形成して構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記案内兼取付部材57の案内係止部70は、略左右方向の外側異形部74に所定長さを有するケーブルカシメ部78を前記座席フレーム51の移動方向と並行に突出させて構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記案内兼取付部材57の案内係止部70の案内移動体73が前記座席フレーム51の取付孔56内の最後部に位置したとき、前記固定フレーム46の挿通孔77と前記案内係止部70の螺子孔71とが一致するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記案内係止部70の外側異形部74の外面には外側に向けて側方に突き出る嵌合部80を形成し、前記固定フレーム46の内面の挿通孔77の周囲には前記嵌合部80が嵌合する嵌合凹部82を有する受部材81を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記固定フレーム46の受部材81の嵌合凹部82と前記案内係止部70の嵌合部80とは、嵌合凹部82に嵌合部80を嵌合させると、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とが一致するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記座席シート3の座席フレーム51は左右一対の固定フレーム46の内側に配置し、前記座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11は前記座席シート3の左右幅より短い長さに形成して該座席シート3の前側下方に宙づり状態に設け、前記案内兼取付部材57のケーブルカシメ部78およびワイヤケーブル13の一部は座席フレーム51と固定フレーム46の間に位置させた車両用シートとしたものである。
本発明は、車両用シートの座席シート3の座席フレーム51を固定フレーム46に移動自在に取付ける左右の案内兼取付部材57の案内係止部70のケーブルカシメ部78の夫々に、車体が所定以上の加速を受けたとき、後方移動して着座者を拘束する座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11およびピストン12の作動を伝達するワイヤケーブル13の端部をカシメ固定し、次に、各案内係止部70の内側異形部75の向きを座席フレーム51の取付孔56に合わせて挿入し、挿入後、内側異形部75の向きを変更し、次に、案内係止部70の案内移動体73を座席フレーム51の取付孔56の最後部に位置させ、次に、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とを一致させ、この状態で、固定フレーム46の外側から挿通孔77にボルト72を挿通して案内係止部70の螺子孔71に螺合させる車両用シートの組立方法としたものである。
本発明は、前記案内係止部70の外側異形部74の外面の嵌合部80を、前記固定フレーム46の内面の挿通孔77の周囲に設けた受部材81の嵌合凹部82に嵌合させ、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とを一致させて、この状態で、固定フレーム46の外側から挿通孔77にボルト72を挿通して案内係止部70の螺子孔71に螺合させる車両用シートの組立方法としたものである。
本発明は、前記案内係止部70の前記嵌合部80を、前記固定フレーム46の前記嵌合凹部82に嵌合させることにより前記ワイヤケーブル13を緊張させて、前記座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11を前記座席シート3の前側下方に宙づり状態に保持させると共に、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とを一致させ、この状態で、固定フレーム46の外側から挿通孔77にボルト72を挿通して案内係止部70の螺子孔71に螺合させる車両用シートの組立方法としたものである。
請求項1の発明では、着座者を拘束する座部移動用プリテンショナ装置10のワイヤケーブル13の端部を座席フレーム51の移動を案内する案内兼取付部材57に係止するので、特別に専用の係止部材を設けなくて済み、構成を簡素にして、コストを低くすることができる。
請求項2の発明では、ワイヤケーブル13の端部を係止した案内係止部70を、座席フレーム51の取付孔56に係合させて仮止めした状態で、固定フレーム46に組付けられるので、組付作業のとき、ワイヤケーブル13の端部が邪魔にならず、組立作業を容易にできる。
請求項3の発明では、案内係止部70を座席フレーム51の取付孔56に係合させて、取付孔56から外れなくする構成を簡素にできて、コストを低くすることができる。
請求項4の発明では、ワイヤケーブル13の端部の固定作業を頗る容易にできる。
請求項5の発明では、案内係止部70の案内移動体73を座席フレーム51の取付孔56内の最後部に位置させると、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71との位置決めが容易となり、固定フレーム46への座席フレーム51の組付作業を容易にすることができる。
請求項6の発明では、案内係止部70の嵌合部80を、固定フレーム46の嵌合凹部82に嵌合させると、固定フレーム46と座席フレーム51との位置決めが容易となり、ボルト72による座席フレーム51と固定フレーム46との連結、および、固定フレーム46への座席フレーム51の組付作業を容易にすることができる。
請求項7の発明では、案内係止部70の嵌合部80を、固定フレーム46の嵌合凹部82に嵌合させると、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71との位置決めが一層容易となり、固定フレーム46への座席フレーム51の組付作業を容易にできる。
請求項8の発明では、シリンダ11を取付支持しうる専用部材を省略でき、ワイヤケーブル13と車両用シートの他の構成部品とが干渉するのを防止でき、座部移動用プリテンショナ装置10の作動を安定させるための構成を合理的にできる。
請求項9の発明では、固定フレーム46に座席フレーム51を組付けるときのワイヤケーブル13の端部が邪魔になるのを、抑制して組立作業を容易にできる。
請求項10の発明では、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71との位置決めを容易にできて、固定フレーム46への座席フレーム51の組付作業を容易にできる。
請求項11の発明では、ワイヤケーブル13を緊張させた状態で、固定フレーム46への座席フレーム51の組付作業を行うことができ、邪魔になるワイヤケーブル13の端部の中間処理を行いつつ、固定フレーム46への座席フレーム51の組付を行えるので、固定フレーム46と座席フレーム51の組立を合理的に、簡単にできる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シート、2は車両用シート1の背凭シート、3は座席シート、4は背凭シート2の上部に設けたヘッドレスト、5は車両用シート1を車体に対して移動させるスライドレールである。
車両用シート1には、ガス発生剤により大量のガスを発生させて車両用シートの背凭シート2はそのままにして、座席シート3を背凭シート2に対して衝突時に後方移動させて、着座者の拘束性を向上させる座部移動用プリテンショナ装置10を設ける。
座部移動用プリテンショナ装置10は、一つのシリンダ11内にピストン12を設け、ピストン12にワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bのうちの何れか一方の先端を接続固定する。前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方の先端はガイド部14の反対側となるシリンダ11のシリンダ側ワイヤ係止部17に接続する。該シリンダ11は所定の固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ11とピストン12とが互いに反力により夫々反対に移動するように構成する。
即ち、ガスジェネレータ16で発生する多量のガスにより瞬時に移動するピストン12の反力がシリンダ11に作用して、ピストン12とシリンダ11とは互いに反対方向に移動する。
それゆえ、座部移動用プリテンショナ装置10は、一つのシリンダ11によっても、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとは、略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル13は座席シート3を後方移動させる。
シリンダ側ワイヤ係止部17は、シリンダ11のシリンダパイプ18より小径で所定長さを有する円柱状のエンドピース19の外周面の全周に亘って環状の凹溝20を形成する。エンドピース19はシリンダパイプ18の端部に挿入し、凹溝20の部分とシリンダパイプ18の端部とをカシメ付けして固定する。21はエンドピース19に形成したフランジ部である。
エンドピース19の端面にはシリンダ11の軸心方向外側に向かって突き出るケーブルカシメ部22を設ける。ケーブルカシメ部22は先端を開口させた筒状に形成し、ケーブルカシメ部22にワイヤケーブル13の端部を挿入してカシメ固定する。
シリンダ側ワイヤ係止部17のエンドピース19のケーブルカシメ部22の周囲にはシリンダ11の軸心方向に貫通する通気孔23を同心状に複数設ける。通気孔23はガスジェネレータ16のガス圧で移動するピストン12の反対側のシリンダ11内に生じる背圧を逃がすものである。
前記シリンダ11にはピストン12を移動させる多量のガスを供給するガスジェネレータ16を設ける。ガスジェネレータ16の構成は公知であり、図示は省略するが
、内部にガス発生剤を内蔵し、このガス発生剤により高圧ガスを発生させ、このガス圧によって瞬時にピストン12を移動させるように構成する。
ガスジェネレータ16の設置構成は任意であり、図2〜図3の、実施例では、シリンダ11の外側にガスジェネレータ16を設けている。
また、図4〜図7の実施例では、前記ガスジェネレータ16はシリンダ11内に設ける。具体的には、ガスジェネレータ16は前記ピストン12に設ける。ピストン12は、シリンダ11の内周に摺接する大径部26の一方側にワイヤケーブル13を係止するケーブル固定部27を形成する。大径部26は筒状に形成し、大径部26の他方側からマイクロガスジェネレータ(MGG)28を大径部26内に密に挿入する(図4、図6において、理解を容易にするためにマイクロガスジェネレータ28に細点を付して表示しているが、これにより構成は限定されない)。
したがって、マイクロガスジェネレータ28の一部は柱状に形成し、マイクロガスジェネレータ28の柱状部分の外径と大径部26の内径を互いに挿入可能であって互いに密着するように設定する。
前記ピストン12は、その大径部26の一方側にガス噴出口29を形成し、前記大径部26の他方側のシリンダ11内は前記マイクロガスジェネレータ28の柱状部分により閉塞状態とする。
大径部26の他方側にはマイクロガスジェネレータ(MGG)28の抜け止め用のキャップ30を取付ける。実施例のキャップ30は大径部26に螺合させている。キャップ30には透孔31を形成し、透孔31の部分からマイクロガスジェネレータ28にカプラ32を接続する。カプラ32に接続したハーネス33は、車体所望位置に設けた衝撃検出装置34に接続し、衝撃検出装置34が衝撃を検知すると、マイクロガスジェネレータ28を作動させて多量のガスを発生させ、この多量のガスをガス噴出口29からピストン12の一方側のシリンダ11内に充満させ、このときのガス圧により瞬時にピストン12を移動させてワイヤケーブル13を牽引して座席シート3を移動させる。
ピストン12の大径部26にはオーリング35を設ける。ピストン12の大径部26に螺合させるキャップ30の外周には大径部26より小径の傾斜面37を形成し、傾斜面37とシリンダ11の内周面との間の空間にピストン12の戻り移動を停止させるストッパ用の鋼球36を内蔵させる。
40はシートベルトであり、シートベルト40の左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42の基部を、スライドレール5の左右のアッパーレール35に設けた左右一対の固定フレーム46に取付ける。47はベルトリトラクターである。
左右の固定フレーム46には前記座席シート3の座席フレーム51を所定範囲で後方移動するように取付ける。
前記座席シート3の具体的移動構成は任意であるが、一例を示すと、座席フレーム51の左右一対の側部部材55の両側部部分に前後方向に長い取付孔56を形成し、該取付孔56に案内兼取付部材57を挿通して固定フレーム46に座席フレーム51を後方移動可能に取付ける。
座席フレーム51の前側部分は、アーム58の上部を軸59により回動自在に取付け、アーム58の下部は軸60により固定フレーム46に回動自在に取付ける、衝突時に座席シート3の後退をさせる場合、座席シート3の前端を上昇させながら後退するようにしている。
62は座席シート3のクッション材、63は表皮部材である。
しかして、前記固定フレーム46に接続固定するワイヤケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の端部は、前記左右の案内兼取付部材57に夫々係止する。
前記案内兼取付部材57の一例を示すと、案内係止部70と案内係止部70の螺子孔71に螺合させるボルト72により構成する。
案内係止部70は前記座席フレーム51に設けた前後方向の取付孔56内を移動自在となる案内移動体73を有して構成する。移動部案内移動体73の外側には前記取付孔56より幅広の外側異形部74を設ける。案内移動体73の内側には内側異形部75を設ける。
前記外側異形部74は略正円の円柱形状に形成する。前記内側異形部75は所定の向きでは取付孔56を通過できるが、取付孔56を通過させて、ワイヤケーブル13の組付終了後では、取付孔56から抜けない形状に形成する。実施例で内側異形部75は、略小判形状に形成している。
案内係止部70の螺子孔71は、前記案内移動体73と外側異形部74と内側異形部75にこれらを貫通して形成する。固定フレーム46の挿通孔77に外側からボルト72を案内係止部70の螺子孔71に螺合させて、固定フレーム46に座席フレーム51を移動自在に取付ける。
前記外側異形部74には、前記ワイヤケーブル13の端部を固定するケーブルカシメ部78を設ける。ケーブルカシメ部78は、前記座席フレーム51の側部部材55と略並行な長い筒部材により形成する。ケーブルカシメ部78は、その基部を外側異形部74に固定し、その先端は開口させる。ケーブルカシメ部78の先端にはワイヤケーブル13の端部を挿入し、ケーブルカシメ部78の外周を締めてカシメ固定する。
したがって、ワイヤケーブル13の端部は案内兼取付部材57の案内係止部70のケーブルカシメ部78により固定フレーム46に固定され、座部移動用プリテンショナ装置10が作動してワイヤケーブル13が牽引されると、案内兼取付部材57の案内係止部70の案内移動体73と取付孔56により案内されて座席シート3の座席フレーム51が後方に移動する。
そのため、案内兼取付部材57は、座席フレーム51と固定フレーム46との連結部材と、ワイヤケーブル13の係止部材とを兼用でき、構成を簡素にできて、合理的な構成にできる。
この場合、案内兼取付部材57の案内係止部70の案内移動体73は、座部移動用プリテンショナ装置10が作動する前では、取付孔56の後部内縁に略当接して位置するので、取付孔56の後部と固定フレーム46の挿通孔77とを一致させると、案内係止部70にボルト72を螺合させるときの位置決めが容易になり、組立作業を容易にする。
即ち、案内係止部70の案内移動体73を座席フレーム51の取付孔56内の最後部に位置させたとき、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とが一致するように、前記ワイヤケーブル13の長さおよび固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71との相対的位置関係を構成する。
図18〜図20は、案内係止部70の他の実施例であり、前記外側異形部74の外面には外側に向けて側方に突き出る嵌合部80を形成する。嵌合部80は斜め略三角柱形状(V形状)に外側に膨出して後下がりに傾斜させて形成する。固定フレーム46の内面の挿通孔77の周囲には受部材81を設ける。受部材81は固定フレーム46から内側に膨出して前記嵌合部80が嵌合する嵌合凹部82を形成する。
嵌合凹部82と嵌合部80とは、嵌合凹部82に嵌合部80を嵌合させると、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とが一致するように構成する。
そのため、取付孔56に案内係止部70の内側異形部75の向きを合わせて通過させ、案内係止部70を座席フレーム51に仮組し、この案内係止部70の案内移動体73を取付孔56の後部に移動させ、この状態で、座席フレーム51の案内係止部70の嵌合部80を、座席フレーム51ごと受部材81の嵌合凹部82に嵌合させると、案内係止部70は座席フレーム51を固定フレーム46に仮止めでき、次に、固定フレーム46の挿通孔77に外側からボルト72を案内係止部70に螺合させると、固定フレーム46への座席フレーム51の取付およびワイヤケーブル13の端部の係止作業が完了する。
しかして、前記座部移動用プリテンショナ装置10は、一つのシリンダ11によりワイヤーケーブル13を牽引して作動させるが、シリンダ11は、座席フレーム51の前側下方位置にワイヤーケーブル13の牽引方向とシリンダ11の軸芯とが略並行となるように位置させ、かつ、シリンダ11の軸芯方向に移動自在に設置するように構成すると、一つのシリンダ11によって、座席シート3を後方移動させる座部移動用プリテンショナ装置10を構成でき、好適である。
この場合、左右の固定フレーム51とシリンダ11およびピストン12とに夫々係止したワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの中間位置には、ピストン12とシリンダ11とが左右方向に牽引した一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの移動方向を、座席シート3が後方移動するように、前後方向に変換する前記ケーブルガイド61を設ける(図8,図9)。
左右のケーブルガイド61は座席シート3の座席フレーム51に取付け、左右のケーブルガイド61の間には左右のケーブルガイド61の間隔が狭くなるのを防止する補強フレーム90を設ける。
また、補強フレーム90が座席フレーム51の一部を構成しても良い。
また、前記シリンダ11は前記座席シート3の左右幅より短い長さに形成し、前記ケーブルガイド61は前記シリンダ11の左右両側の座席シート3の下方に設ける。
また、前記シリンダ11は、左右のケーブルガイド61の間に、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bにより宙吊り状態に設けると、シリンダ11はワイヤケーブル13により支持される。
65はシートベルト40の中間部に設けたタングプレート、66はインナーバックルである。
また、シートベルト40は、タングプレート65をインナーバックル66に係合させたとき、ベルトリトラクター47の一端側の着座者の肩付近からタングプレート65までがショルダベルト67となり、タングプレート65からアンカープレート41までがラップベルト68となる。69はスルーアンカーである。
前記ベルトリトラクター47は、公知の構成であり、通常シートベルト40の引き出しを許容するが、衝撃が掛かると、シートベルト40の引き出しをロックさせる機構を内蔵していればよい。
また、タングプレート65も公知の構成であり、シートベルト40に対して移動自在であるが、通常のシートベルト40の引き出すとき等の場合にはシートベルト40に対して移動しないように構成している。
(実施例の作用)
車両用シート1に着座した状態の走行中に前方から衝突されると、車体は衝突により前進が阻止されて直ちに減速し、慣性力が着座者を車両用シート1に対して相対的に前方移動させるように作用するが、シートベルト40があるため、着座者は車両用シート1に拘束される。
しかし、シートベルト40は着座者を拘束するが、減速に伴う着座者の慣性力によって座席シート3のクッション材(パッド)が撓むことや、シートベルト40の弛みと伸び等の理由で、衝突時のシートベルト40による拘束効果を向上させるには限界があり、そのため、近年、プリテンショナーにより衝突時にシートベルトを引いて拘束しようとしていたが、従来のシートベルトのみの拘束はシートベルトの左右の何れか一方の片側のみを牽引していることから、拘束力の立ち上がりをさらに早めて拘束効果を向上させるには限界があった。
そこで、着座者を拘束する装置を座席シート3の移動装置とし、座席シート3の移動装置の座部移動用プリテンショナ装置10Aにより、車両用シート1の背凭シート2は、そのままで、シートベルト40とは独立させて座席シート3のみを固定フレーム46(スライドレール5)に対して衝突を検知すると瞬時に後方移動させて、着座者が沈み込んで車両用シート1の着座状態から前方移動する前に、瞬時にクッション材62の撓みを積極的に発生させてクッション材62の反力を高めながら座席シート3を後方移動させて、拘束力の立ち上がりを早め、着座者の移動量を減少させて、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
即ち、後方移動する座席シート3の座面が着座者を支持して、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
この場合、車両用シート1のうち座席シート3のみが後退し、背凭シート2は後方移動させないので、車両用シート1の後方空間の占有する容積を最小限にでき、後席乗員に後方移動した車両用シート1が衝突するという二次被害も防止できる。
しかして、座席シート3の座席フレーム51の左右一対の側部部材55には棒状形状の取付部材57(取付孔56)を設け、取付部材57は固定フレーム46に設けた前後に長い取付孔56(取付部材57)に相対的に移動自在に挿通しているから、座席シート3は、座席フレーム51が固定フレーム46に対して後方移動する。
したがって、座席シート3の後方移動する座席シート3の座面が着座者をより確実に支持して、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
この場合、座席フレーム51の前側部分は、アーム58により上下自在に取付けているから、衝突時の座席シート3が後退するとき、座席シート3の前端を上昇させながら後退させるようにでき、着座者の臀部の下方の座席シート3の座面が高くなって、一層、クッション材62の反力を高め、シートベルト40による着座者の拘束効果のさらなる向上を図ることができ、好適である。
しかして、前記固定フレーム46には、座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11とピストン12のそれぞれに接続したワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの端部を接続固定するが、ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの端部には案内兼取付部材57の案内係止部70を固定するので、固定作業を容易に行える。
案内兼取付部材57の案内係止部70は、外側異形部74にワイヤケーブル13の端部を挿入固定するケーブルカシメ部78を設けて構成し、ケーブルカシメ部78はワイヤケーブル13の軸心方向に長い筒部材により先端を開口し、基部を外側異形部74に固定して構成しているから、ワイヤケーブル13の端部をケーブルカシメ部78に挿入し、ケーブルカシメ部78の外側から圧力を掛けてカシメると、ワイヤケーブル13の端部は案内係止部70に係止できる。
この場合、ケーブルカシメ部78は、略左右方向の外側異形部74に略前方に向けて突出しているので、ケーブルカシメ部78の外側から圧力を掛けるのが容易であり、カシメ作業を頗る容易にする。
次に、案内係止部70は、取付孔56内を移動しうる案内移動体73の外側に外側異形部74を、案内移動体73の内側には内側異形部75を設けているから、内側異形部75の向きを取付孔56に合わせて挿入し、挿入後、内側異形部75の向きを変えると、案内係止部70は外側異形部74と内側異形部75とにより座席フレーム51を左右側から挟持する。
そのため、案内兼取付部材57は案内係止部70が取付孔56に対して前後移動自在であるが、取付孔56に係合して外れない仮組の状態になる。
したがって、この状態では、ワイヤケーブル13の端部は固定フレーム46に固定されていないが、座席フレーム51の取付孔56に係合した状態になるので、ワイヤケーブル13の端部が組付作業中ブラブラするのを抑制して、座席フレーム51を固定フレーム46に組み付ける作業を容易にする。
次に、案内兼取付部材57の案内係止部70は、案内移動体73と外側異形部74と内側異形部75に夫々を貫通する螺子孔71を形成しているから、案内兼取付部材57の螺子孔71を固定フレーム46の挿通孔77に合わせ、固定フレーム46の挿通孔77の外側からボルト72を挿通させて、案内係止部70の螺子孔71にボルト72を螺合させると、座席フレーム51の固定フレーム46への取付、および、ワイヤケーブル13の端部の固定フレーム46への固定作業も終了し、組立作業を容易にする。
この場合、案内兼取付部材57は、案内係止部70の案内移動体73を座席フレーム51の取付孔56の最後部に位置させると、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とを一致させることができるので、案内係止部70(螺子孔71)の位置決めが容易になり、組立作業を容易にする。
また、内側異形部75は横長で斜めの小判形状に形成しているから、一旦組み立てると、案内係止部70は取付孔56から外れない。
図18の案内兼取付部材57の他の実施例では、外側異形部74の外面に、外側に向けて側方に突き出(膨出す)る嵌合部80を形成し、固定フレーム46の内面の挿通孔77の周囲には嵌合凹部82を有する受部材81を設けているから、受部材81の嵌合凹部82に嵌合部80を嵌合させると、案内係止部70は固定フレーム46に仮止め(位置決め)することができる。
この状態で、固定フレーム46の挿通孔77に外側からボルト72を挿通させて、案内係止部70の螺子孔71にボルト72を螺合させると、座席フレーム51を固定フレーム46に取付けると共に、ワイヤケーブル13の端部を固定フレーム46に固定する固定作業も終了し、組立作業を容易にする。
即ち、案内係止部70の螺子孔71を固定フレーム46の挿通孔77に合わせるのが、容易ではないが、固定フレーム46の受部材81の嵌合凹部82と案内係止部70の嵌合部80とは、嵌合凹部82に嵌合部80を嵌合させると、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とが一致するように構成しているから、受部材81の嵌合凹部82に嵌合部80を嵌合させると、案内係止部70の螺子孔71と固定フレーム46の挿通孔77とは一致するので、案内係止部70の螺子孔71と固定フレーム46の挿通孔77との位置合わせが頗る容易になって、ボルト72による固定作業を容易にする。
また、案内兼取付部材57は、案内兼取付部材57の嵌合部80を、固定フレーム46の嵌合凹部82に嵌合させると、ワイヤケーブル13を緊張させるから、前記座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11を前記座席シート3の前側下方に宙づり状態に保持させることになる。
そのため、組立作業を容易に行える。
しかして、座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11は座席フレーム51の前側下方に取付け、座席フレーム51の左右両側中間部分にケーブルガイド61を設け、各ケーブルガイド61から一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々を固定フレーム46の側方に向けて方向変換させて位置させ、固定フレーム46に係止しているから、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの互いの相対的短縮方向への移動の際の車両用シート1の他の構成品との接触を防止して、良好かつ確実にでき、座席シート3の後方移動によって、着座者の臀部の下方の座席シート3の座面が高くして、一層、クッション材62の反力を高めて、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
即ち、座席シート3の座席フレーム51は左右一対の固定フレーム46の内側に配置し、シリンダ11から伸びる一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの中間部分より後側部分を、ケーブルガイド61が固定フレーム46に沿うように方向変換させ、案内兼取付部材57のケーブルカシメ部78およびワイヤケーブル13の一部を座席フレーム51と固定フレーム46の間に位置させることができる。
また、座部移動用プリテンショナ装置10は、シリンダ11を座席シート3の座席フレーム51の前側下面下方に配置し、シリンダ11の軸芯方向が左右方向となるように一つ配置して構成しているから、この車両用シート1の後方の車両用シート1に着座した着座者の脚入れ性を犠牲にせず、着座者拘束機構を設置でき、他方では、座部移動用プリテンショナ装置10の作動を良好かつ確実にできる。
なお、本願では、着座者を拘束する装置を座席シート3の移動装置とし、座部移動用プリテンショナ装置10Aにより、車両用シート1の背凭シート2は、そのままで、シートベルト40とは独立させて座席シート3のみを固定フレーム46に対して後方移動させることで、従来のシートベルト40による着座者の拘束効果を十分向上させることが可能であるが、別途設けたプリテンショナ装置によりシートベルト40の左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42の両方を同時に牽引して、シートベルト40全体の張力を緊張させるシートベルト緊張装置の併用を妨げるものではない。
車両シートおよびシートベルトの斜視図。 プリテンショナ装置の一例の断面図。 プリテンショナ装置のシリンダとピストン移動状態およびケーブルの移動状態を示した概略図。 プリテンショナ装置の他の実施例の断面図。 同ピストンの斜視図。 同断面図。 プリテンショナ装置のシリンダとピストン移動状態およびケーブルの移動状態を示した概略図。 座部移動用プリテンショナ装置および座席フレームの斜視図。 座部移動用プリテンショナ装置および座席フレームの斜視図。 座席フレームの後方移動状態の他の実施例の側面図。 固定フレームと座席フレームの概略斜視図。 案内兼取付部材の斜視図。 案内兼取付部材の組立状態斜視図。 同側面図。 同側面図。 同概略斜視図。 同概略斜視図。 案内兼取付部材の他の概略斜視図。 同概略斜視図。 同概略斜視図。
符号の説明
1…車両用シート、2…背凭シート、3…座席シート、4…ヘッドレスト、5…スライドレール、10…座部移動用プリテンショナ装置、10B…ベルト用プリテンショナ装置、11…シリンダ、12…ピストン、13…ワイヤーケーブル、16…ガスジェネレータ、24…シリンダ側ワイヤ係止部、26…大径部、27…ケーブル固定部、28…マイクロガスジェネレータ、29…ガス噴出口、30…キャップ、31…透孔、32…カプラ、33…ハーネス、40…シートベルト、41…アンカープレート、42…インナーラップアンカー、46…固定フレーム、47…ベルトリトラクター、51…座席フレーム、53…ガイド取付部材、55…側部部材、56…取付孔、57…案内兼取付部材、58…アーム、59…軸、60…軸、61…ケーブルガイド、62…クッション材、63…表皮、65…タングプレート、66…インナーバックル、70…案内係止部、71…螺子孔、72…ボルト、73…案内移動体、74…外側異形部、75…内側異形部、77…挿通孔、78…ケーブルカシメ部、80…嵌合部、81…受部材、82…嵌合凹部。

Claims (12)

  1. 車両用シート1の座席シート3の座席フレーム51を車体側に設けた固定フレーム46に後方移動可能に取付け、前記座席シート3は座部移動用プリテンショナ装置10により車体が所定以上の加速を受けたとき、後方移動して着座者を拘束するように構成し、該座部移動用プリテンショナ装置10は、シリンダ11と、ガスジェネレータ16で発生する高圧ガスのガス圧によって瞬時に移動するシリンダ11内のピストン12側と、該ピストン12およびピストン12の移動による反力で移動するシリンダ11側との夫々に、ワイヤーケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの一端端部を接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの他端端部は前記固定フレーム46側に夫々固定し、前記固定フレーム46に接続固定する前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの端部は前記座席フレーム51の後方移動を案内する案内兼取付部材57に係止するように構成した車両用シート。
  2. 請求項1において、前記案内兼取付部材57は、座席フレーム51を後方移動可能に前記固定フレーム46に取付ける取付部材を兼用して構成した車両用シート。
  3. 請求項1または請求項2において、前記案内兼取付部材57は案内係止部70と該案内係止部70の螺子孔71に螺合させるボルト72により構成し、前記案内係止部70は前記座席フレーム51に設けた前後方向の取付孔56内を移動自在の案内移動体73と、該案内移動体73の外側に設けた前記取付孔56に入らない外側異形部74と、前記案内移動体73の内側に設けた所定の向きでのみ前記取付孔56を通過しうる形状の内側異形部75と、前記外側異形部74に前記ワイヤケーブル13の端部を固定するケーブルカシメ部78を設けて構成した車両用シート。
  4. 請求項3において、前記案内兼取付部材57の案内係止部70の外側異形部74は略正円の円柱形状に形成し、前記内側異形部75は横長斜め小判形状に形成して構成した車両用シート。
  5. 請求項3または請求項4において、前記案内兼取付部材57の案内係止部70は、略左右方向の外側異形部74に所定長さを有するケーブルカシメ部78を前記座席フレーム51の移動方向と並行に突出させて構成した車両用シート。
  6. 請求項3または請求項4または請求項5において、前記案内兼取付部材57の案内係止部70の案内移動体73が前記座席フレーム51の取付孔56内の最後部に位置したとき、前記固定フレーム46の挿通孔77と前記案内係止部70の螺子孔71とが一致するように構成した車両用シート。
  7. 請求項3または請求項4または請求項5または請求項6において、前記案内係止部70の外側異形部74の外面には外側に向けて側方に突き出る嵌合部80を形成し、前記固定フレーム46の内面の挿通孔77の周囲には前記嵌合部80が嵌合する嵌合凹部82を有する受部材81を設けた車両用シート。
  8. 請求項7において、前記固定フレーム46の受部材81の嵌合凹部82と前記案内係止部70の嵌合部80とは、嵌合凹部82に嵌合部80を嵌合させると、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とが一致するように構成した車両用シート。
  9. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8において、前記座席シート3の座席フレーム51は左右一対の固定フレーム46の内側に配置し、前記座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11は前記座席シート3の左右幅より短い長さに形成して該座席シート3の前側下方に宙づり状態に設け、前記案内兼取付部材57のケーブルカシメ部78およびワイヤケーブル13の一部は座席フレーム51と固定フレーム46の間に位置させた車両用シート。
  10. 車両用シートの座席シート3の座席フレーム51を固定フレーム46に移動自在に取付ける左右の案内兼取付部材57の案内係止部70のケーブルカシメ部78の夫々に、車体が所定以上の加速を受けたとき、後方移動して着座者を拘束する座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11およびピストン12の作動を伝達するワイヤケーブル13の端部をカシメ固定し、次に、各案内係止部70の内側異形部75の向きを座席フレーム51の取付孔56に合わせて挿入し、挿入後、内側異形部75の向きを変更し、次に、案内係止部70の案内移動体73を座席フレーム51の取付孔56の最後部に位置させ、次に、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とを一致させ、この状態で、固定フレーム46の外側から挿通孔77にボルト72を挿通して案内係止部70の螺子孔71に螺合させる車両用シートの組立方法。
  11. 請求項10において、前記案内係止部70の外側異形部74の外面の嵌合部80を、前記固定フレーム46の内面の挿通孔77の周囲に設けた受部材81の嵌合凹部82に嵌合させ、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とを一致させて、この状態で、固定フレーム46の外側から挿通孔77にボルト72を挿通して案内係止部70の螺子孔71に螺合させる車両用シートの組立方法。
  12. 請求項11において、前記案内係止部70の前記嵌合部80を、前記固定フレーム46の前記嵌合凹部82に嵌合させることにより前記ワイヤケーブル13を緊張させて、前記座部移動用プリテンショナ装置10のシリンダ11を前記座席シート3の前側下方に宙づり状態に保持させると共に、固定フレーム46の挿通孔77と案内係止部70の螺子孔71とを一致させ、この状態で、固定フレーム46の外側から挿通孔77にボルト72を挿通して案内係止部70の螺子孔71に螺合させる車両用シートの組立方法。
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