JP2008208708A - 壁面構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の建築用ボードで構成され、その表面に塗膜層が設けられた壁面構造体において、塗膜層の美観性を高めつつ、ひび割れ、剥れ等の不具合発生を抑制する。
【解決手段】下塗材塗膜及び上塗材塗膜を有する塗膜層において、前記下塗材塗膜は、外層がガラス転移温度−20〜80℃のカルボキシル基含有アクリル樹脂であって、内層に環状シロキサン化合物に由来するシリコーン樹脂及びガラス転移温度−80〜20℃のアクリル樹脂を含む多層構造型合成樹脂エマルション(A)を含む下塗材によって形成されたものとし、前記上塗材塗膜は多色模様及び/または凹凸模様を有するものとする。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な壁面構造体に関するものである。
従来、建築物の壁材として各種の建築用ボードが用いられている。このような建築用ボードで構成された壁面に美観性を付与する場合には、併設したボード間の目地部等に対して下地処理を行った後、装飾性塗材を塗装して仕上げる方法が一般的に採用されている。ただし、この方法では、振動や温度変化等に起因するボードの変位によって、塗膜にひび割れ等が発生する場合がある。また、目地部への密着性が十分に確保できない場合があり、塗膜の剥れ等を引き起こすおそれもある。
上記問題点を改善する手法として、例えば特許文献1には、建築用ボードの突合せ部に小孔を設け、その小孔から発泡ウレタン樹脂を注入した後に、表面装飾塗装を行うことが記載されている。この特許文献1の手法は、目地部のひび割れ発生を抑制するために発泡ウレタン樹脂の弾力性を利用したものである。しかし、下地処理工程が煩雑となり、作業効率の点であまり実用的ではない。
これに対し、装飾塗材の組成を工夫することによって、装飾塗材自体にひび割れ抑制効果を付与し、下地処理を簡略化しようとする動きがある(特許文献2等)。例えば特許文献2に記載の装飾塗材は、合成樹脂エマルション、無機質充填材、炭素繊維、及び合成繊維を主成分とするもので、炭素繊維と合成繊維との複合作用によるひび割れ抑制効果を狙ったものである。しかしながら、特許文献2の装飾塗材では、目地部への密着性が十分に考慮されているとは言い難く、剥れ等の不具合が生じるおそれがある。また、黒色の炭素繊維が必須成分として含まれるため、美観性の点においても改善の余地がある。
特開平2−66252号公報 特開2001−288869号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたもので、複数の建築用ボードで構成され、その表面に塗膜層が設けられた壁面構造体において美観性を高めつつ、ひび割れ、剥れ等の不具合発生を抑制することを目的とするものである。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、特定の下塗材塗膜と上塗材塗膜を有する塗膜層を設けることに想到し、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.複数の建築用ボードで構成され、当該建築用ボードの目地部を跨いで塗膜層が設けられた壁面構造体であって、当該塗膜層は下塗材塗膜及び上塗材塗膜を有し、
前記下塗材塗膜は、外層がガラス転移温度−20〜80℃のカルボキシル基含有アクリル樹脂であって、内層に環状シロキサン化合物に由来するシリコーン樹脂及びガラス転移温度−80〜20℃のアクリル樹脂を含む多層構造型合成樹脂エマルション(A)を含む下塗材によって形成されたものであり、
前記上塗材塗膜は、多色模様及び/または凹凸模様を有するものであることを特徴とする壁面構造体。
本発明の壁面構造体では、塗膜層におけるひび割れ、剥れ等の発生を効果的に抑制することができる。さらに、本発明の壁面構造体では、優れた美観性を表出することができ、その美観性を長期にわたり維持できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明の壁面構造体は、複数の建築用ボードで構成され、当該建築用ボードの目地部を跨いで塗膜層が設けられたものである。
建築用ボードとしては、例えば、セメントボード、押出成形板、スレート板、PC板、ALC板、繊維強化セメント板、金属系サイディングボード、窯業系サイディングボード、セラミック板、珪酸カルシウム板、石膏ボード、プラスチックボード、硬質木片セメント板、塩ビ押出サイディングボード、合板等が挙げられる。
併設された建築用ボード間には、目地部が形成される。また、建築用ボードとその他の部材との接合部に目地部が形成される場合もある。このような目地部には、シーリング材及び/またはパテ材が充填される。シーリング材及び/またはパテ材の充填前には、予めバックアップ材充填やプライマー塗付等の処理を行っておいてもよい。バックアップ材としては、例えば、発泡ポリエチレン系バックアップ材等を使用することができる。プライマーとしては、例えば、合成ゴム系プライマー、アクリル系プライマー、ウレタン系プライマー、エポキシ系プライマー、シリコーンレジン系プライマー、シラン系プライマー等を使用することができる。
シーリング材及び/またはパテ材は、建築用ボード端部の形状、形成される目地部の幅や深さ等に応じて適宜選択して使用すればよく、いずれか一方のみを使用してもよいし、両方を組み合わせて使用してもよい。本発明では、目地部が少なくともシーリング材を有する場合に、有利な効果を発揮することができる。
シーリング材としては一般的なものが使用可能であり、例えば、シリコーン系シーリング材、変性シリコーン系シーリング材、ポリサルファイド系シーリング材、変性ポリサルファイド系シーリング材、アクリルウレタン系シーリング材、ポリウレタン系シーリング材、SBR系シーリング材、ブチルゴム系シーリング材等が挙げられる。
本発明では、このようなシーリング材としてノンブリードタイプのものを使用した場合に、とりわけ優れた効果を得ることができる。なお、ここに言うノンブリードタイプのシーリング材は、シーリング材中の可塑剤含有量が5重量%以下であるもの(好ましくは可塑剤を含まないもの)である。可塑剤としては、例えば、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート等のフタル酸エステル類、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジオクチル等の脂肪族二塩基酸エステル類、トリクレジルホスフェート、トリブチルホスフェート等のリン酸エステル類、塩素化パラフィン等のハロゲン化脂肪族化合物等が挙げられる。これら可塑剤の分子量は、通常500未満である。
シーリング材の充填方法としては、特に限定されず、例えば、ガンやへら等による公知の方法を採用することができる。
パテ材としては、例えば、シリコーン系パテ材、変性シリコーン系パテ材、ポリサルファイド系パテ材、変性ポリサルファイド系パテ材、アクリルウレタン系パテ材、ポリウレタン系パテ材、アクリル系パテ材、SBR系パテ材、ブチルゴム系パテ材等が挙げられる。パテ材の充填には、へら等を用いればよい。パテ材充填後には、その表面を研磨することもできる。
本発明では、パテ材を充填する際に、パテ材の内部または上部に網状体を介在させることができる。このような網状体を使用することにより、目地部の引張り強度が向上し、化粧塗膜の追従性能を高めることができる。網状体としては、各種の天然繊維、合成繊維等からなる繊維質網状体が好適である。
本発明では、上記シーリング材に代えて、乾式目地材を目地部に充填することもできる。乾式目地材としては、建築用ボード間の目地部に充填可能なものであればよく、例えば図1に示す形状のもの等が使用できる。図1において、乾式目地材Aは、幹部1の両側にひれ部2、3を有している。幹部1及びひれ部2、3を構成する材料としては、塩素化ポリエチレン、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン−ターポリマー)等の合成ゴムが好適である。図1では2対のひれ部を有する乾式目地材を示したが、本発明においては、1対のひれ部からなるもの、あるいは3対以上のひれ部を有するもの等も使用することができる。
乾式目地材を目地部にはめ込むと、ひれ部2、3がつっぱった状態となり、その弾性力によって目地材自体が固定化され、防水効果が発現される。このような乾式目地材を使用する方法では、シーリング材を使用する方法に比べ、作業工程の簡略化や短縮化、品質の安定化等を図ることができる。
本発明における塗膜層は、下塗材塗膜及び上塗材塗膜を有するものである。このうち、下塗材塗膜は、外層がガラス転移温度−20〜80℃のカルボキシル基含有アクリル樹脂であって、内層に環状シロキサン化合物に由来するシリコーン樹脂及びガラス転移温度−80〜20℃のアクリル樹脂を含む多層構造型合成樹脂エマルション(A)(以下「(A)成分」という)を含む下塗材によって形成されるものである。この下塗材塗膜は、塗膜層の下地(建築用ボード及び目地部表面)への密着性を確保し、経時的な割れ、剥れ、膨れ等を防止する効果、下地の表面状態を整え、最終的な仕上がり性を高める効果等を有する。
本発明では、下塗材においてこのような(A)成分を使用することにより、下地への追従性、密着性等において安定した性能を確保することができる。さらには、耐水性、耐候性等においても優れた効果を得ることができ、美観性保持の点で有利である。(A)成分における外層と内層の重量比率は、通常80:20〜20:80、好ましくは70:30〜30:70である。
(A)成分の外層にカルボキシル基を生成させるためには、外層を構成するモノマーとしてカルボキシル基含有モノマーを使用すればよい。カルボキシル基含有モノマーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸またはそのモノアルキルエステル、イタコン酸またはそのモノアルキルエステル、フマル酸またはそのモノアルキルエステル等が挙げられる。このうち、特にアクリル酸、メタクリル酸から選ばれる1種以上が好適である。カルボキシル基含有モノマーの使用量は、(A)成分の樹脂固形分に対し、通常0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜20重量%である。このようなカルボキシル基は、密着性向上に寄与するものである。
(A)成分の外層は、上記カルボキシル基含有モノマーと(メタ)アクリル酸エステル、必要に応じその他のモノマーとの共重合体である。(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。その他のモノマーとしては、例えばアミノ基含有モノマー、ピリジン系モノマー、水酸基含有モノマー、ニトリル基含有モノマー、アミド基含有モノマー、エポキシ基含有モノマー、カルボニル基含有モノマー、アルコキシシリル基含有モノマー、芳香族モノマー等が挙げられる。このうち、(メタ)アクリル酸エステルとしてt−ブチル(メタ)アクリレートを使用すれば、密着性が高まり、塗膜の膨れ発生防止、剥れ発生防止の点で有利である。
(A)成分の外層のTgは、通常−20〜80℃、好ましくは−10〜60℃である。Tgが上記範囲から外れる場合は、十分な密着性を得ることができない。また、Tgが低すぎると上塗材塗膜に割れが発生しやすくなり、Tgが高すぎると下塗材塗膜が下地に対して追従し難くなる。なお、本発明におけるTgは、Foxの計算式によって求められる値である。
(A)成分の内層には、環状シロキサン化合物に由来するシリコーン樹脂と、Tg−80〜20℃のアクリル樹脂を含む。本発明では、(A)成分の内層がこのような特定2種の樹脂によって構成されることにより、下地への追従性、密着性において優れた性能を発揮することができる。内層におけるシリコーン樹脂とアクリル樹脂の重量比率は、通常70:30〜1:99、好ましくは60:40〜3:97である。また、内層におけるアクリル樹脂のTgは、外層におけるアクリル樹脂のTgよりも低い(好ましくは10℃以上低い)ことが望ましい。
このうち、シリコーン樹脂は、環状シロキサン化合物を重合して得られるものである。環状シロキサン化合物としては、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。このような環状シロキサン化合物を重合する際には、直鎖状シロキサン化合物、分岐状シロキサン化合物、アルコキシシラン化合物等を用いることもできる。このうち、アルコキシシラン化合物としては、分子中に1個以上のアルコキシル基を有するシラン化合物が使用でき、例えばテトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン等の他、ビニルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤等が使用できる。シリコーン樹脂の平均分子量は、通常10000以上、好ましくは50000以上である。
(A)成分の内層を構成するアクリル樹脂のTgは−80〜20℃(好ましくは−60〜10℃)に設定する。内層のアクリル樹脂におけるTgがこのような範囲から外れる場合は、十分な追従性、密着性を得ることができない。また、このTgが低すぎる場合は、上塗材塗膜に割れが発生しやすくなり、Tgが高すぎる場合は、下塗材塗膜の下地への追従性が不十分となる。(A)成分の内層を構成するアクリル樹脂は、Tgがこのような範囲内となるように、(メタ)アクリル酸エステルと必要に応じその他のモノマーを共重合体して得ることができる。
(A)成分の内層におけるこれら2種の樹脂の形態は特に限定されず、相互に均一に混ざり合った形態であってもよく、シリコーン樹脂が内部・アクリル樹脂が外部に存在する形態、アクリル樹脂が内部・シリコーン樹脂が外部に存在する形態、アクリル樹脂中にシリコーン樹脂が分散した形態、シリコーン樹脂中にアクリル樹脂が分散した形態等であってもよい。
(A)成分の製造方法は特に限定されないが、例えば、シリコーン樹脂の水分散物の存在下で、内層を構成するアクリル樹脂を乳化重合した後、外層を構成するアクリル樹脂を乳化重合する方法等を採用することができる。
下塗材には、上記(A)成分以外の合成樹脂エマルション、水溶性樹脂等が含まれていてもよい。また、着色顔料、体質顔料等が含まれていてもよい。
下塗材を着色する場合には、着色顔料を用いて適宜調色を行えばよい。この際、下塗材の色調を、上塗材に近似した色相(共色)に設定しておけば、下塗材塗膜が露出した場合であっても違和感のない仕上りとなる。しかも、本発明における下塗材は、耐候性においても優れた性能を有するため、露出部分の劣化、変色等を抑制することができる。
着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラック、ランプブラック、ボーンブラック、黒鉛、黒色酸化鉄、銅クロムブラック、コバルトブラック、銅マンガン鉄ブラック、べんがら、モリブデートオレンジ、パーマネントレッド、パーマネントカーミン、アントラキノンレッド、ペリレンレッド、キナクリドンレッド、黄色酸化鉄、チタンイエロー、ファーストイエロー、ベンツイミダゾロンイエロー、クロムグリーン、コバルトグリーン、フタロシアニングリーン、群青、紺青、コバルトブルー、フタロシアニンブルー、キナクリドンバイオレット、ジオキサジンバイオレット等を使用することができる。
また、体質顔料としては、例えば、重質炭酸カルシウム、軽微性炭酸カルシウム、カオリン、タルク、クレー、陶土、チャイナクレー、硫酸バリウム、炭酸バリウム、シリカ、アルミナ、珪藻土、酸化チタン、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、酸化鉄等が挙げられる。
本発明における下塗材では、このような体質顔料等を用いて顔料容積濃度を30〜80%程度に設定することにより、下地の不陸、クラック、巣穴等を充填補修することが可能となり、十分な下地調整機能を発揮することができる。さらに、ひび割れ防止性等の点でも有利な効果を得ることができる。
下塗材塗膜は、上記下塗材を公知の方法で塗装することによって形成できる。塗装方法としては、例えば、スプレー塗り、ローラー塗り、刷毛塗り等が可能である。下塗材塗膜の塗付け量は、下塗材の形態にもよるが、通常は0.05〜1.5kg/m程度である。塗装時には水等の希釈剤を混合して粘性を適宜調製することもできる。下塗材の乾燥は通常、常温で行えばよい。
本発明における上塗材塗膜は、多色模様及び/または凹凸模様を有するものである。
本発明では、このような上塗材塗膜により、壁面構造体の美観性を高めることができる。
このような上塗材としては、多色模様及び/または凹凸模様が形成可能なものであれば、特に制限されず使用することができる。本発明では、少なくとも1種の上塗材により上塗材塗膜を形成すればよく、2種以上の上塗材を組み合わせて使用することもできる。なお、ここに言う多色模様とは、少なくとも2色以上の色彩が視認可能な状態で混在する模様のことである。また、凹凸模様とは、概ね0.2〜5mm程度の高低差を有する表面模様のことである。
本発明では、上塗材として以下に示すような装飾性塗材を使用することができる。このような装飾性塗材は、それぞれ1種の塗材により、多色模様及び/または凹凸模様が形成できるものである。装飾性塗材の具体例としては、(1)石材調仕上塗材、(2)JIS K5667の多彩模様塗料、(3)JIS A6909の薄付け仕上塗材・厚付け仕上塗材等が挙げられる。
(1)石材調仕上塗材
石材調仕上塗材は、骨材の発色によって多色模様が形成可能な塗材であり、構成成分として合成樹脂エマルション及び骨材を必須成分とする塗材である。このうち、合成樹脂エマルションとしては、例えば酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等、あるいはこれらの複合系等を挙げることができる。
骨材としては、通常、粒子径0.05〜5mmの骨材を使用する。かかる骨材としては、自然石、自然石の粉砕物等の天然骨材、及び着色骨材等の人工骨材から選ばれる少なくとも1種以上を好適に使用することができる。具体的には、例えば、大理石、御影石、蛇紋岩、花崗岩、蛍石、寒水石、長石、石灰石、珪石、珪砂、砕石、雲母、珪質頁岩、及びこれらの粉砕物、陶磁器粉砕物、セラミック粉砕物、ガラス粉砕物、ガラスビーズ、樹脂粉砕物、樹脂ビーズ、ゴム粒、金属粒等が挙げられる。また、貝殻、珊瑚、木材、炭、活性炭等の粉砕物を使用することもできる。さらに、これらの表面を、顔料、染料、釉薬等で表面処理を行うことにより着色コーティングしたもの等も使用できる。このような骨材の2種以上を適宜組み合せて使用することにより、種々の多色模様を表出することができる。
骨材は、合成樹脂エマルションの固形分100重量部に対し、通常100〜4000重量部、好ましくは150〜3000重量部、より好ましくは200〜2000重量部の比率で混合する。骨材の混合比率がこのような範囲内であれば、形成塗膜の意匠性、ひび割れ防止性等の点において好適である。
石材調仕上塗材には、上記以外の成分を混合することができる。このような成分としては、例えば、着色顔料、体質顔料、繊維、造膜助剤、可塑剤、凍結防止剤、防腐剤、防黴剤、抗菌剤、消泡剤、顔料分散剤、増粘剤、レベリング剤、湿潤剤、pH調整剤、艶消し剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、触媒、架橋剤等が挙げられる。
石材調仕上塗材の塗装方法としては、例えば、スプレー塗り、ローラー塗り、コテ塗り、刷毛塗り等が可能であり、1種または2種以上の塗材を重ねて塗付してもよい。このような石材調仕上塗材では、塗装器具や塗装条件等を適宜選択・調整することで、種々の凹凸模様を付与することもできる。また、塗膜乾燥後に凸部をサンダー等で切削処理することも可能である。
石材調仕上塗材の塗付け量は、通常1〜10kg/m程度である。塗装時には水等の希釈剤を混合して、塗材の粘性を適宜調製することもできる。希釈割合は、通常0〜10重量%程度である。石材調仕上塗材の乾燥は通常、常温で行えばよい。
(2)多彩模様塗料
多彩模様塗料は、液状またはゲル状の2色以上の色粒が分散媒に懸濁したものである。これらは(1)水中油型(O/W型)、(2)油中水型(W/O型)、(3)油中油型(O/O型)、(4)水中水型(W/W型)に分類することができる。このうち、水中油型(O/W型)及び水中水型(W/W型)の多彩模様塗料については、いずれも分散媒が水性であり、環境面等において好ましいものである。
多彩模様塗料における色粒は、樹脂と着色剤、及び必要に応じ各種添加剤等を含む着色塗料が、分散媒中に粒状に分散されたものである。色粒の粒子径は、通常0.01〜10mm(好ましくは0.1〜5mm)程度である。
本発明における多彩模様塗料としては、特に、合成樹脂エマルション(a)、ゲル形成物質(b)、及び着色顔料(c)を含む着色水性塗料(I)を、合成樹脂エマルション(a’)及びゲル化剤(d)を含有する水性分散媒(II)に分散して得られるものが好適である。このような多彩模様塗料は、水性分散媒中に、着色水性塗料(I)のゲル物が粒状に分散された環境対応形の塗材であり、作業衛生上においても好ましいものである。とりわけ、合成樹脂エマルション(a)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とするモノマー群の乳化重合物であり、該モノマー群におけるカルボキシル基含有モノマーの比率が3重量%以下の合成樹脂エマルションであれば、少量のゲル化剤で着色ゲル粒子が生成でき、塗膜の耐候性、耐水性等の塗膜物性において有利である。水性分散媒(II)における合成樹脂エマルション(a’)についても、これと同様の合成樹脂エマルションを使用することが望ましい。
このような合成樹脂エマルション(a)(以下「(a)成分」という)は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とするモノマー群の乳化重合して得られるものである。(メタ)アクリル酸アルキルエステルの具体例としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。モノマー群における(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有量は、通常50重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上である。上限は特に限定されないが、通常99.9重量%以下(好ましくは99.5重量%以下)程度である。
カルボキシル基含有モノマーは、分子内にカルボキシル基と重合性不飽和結合を併有する化合物である。その具体例としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸等が挙げられる。モノマー群におけるカルボキシル基含有モノマーの比率は、通常3重量%以下、好ましくは0.9重量%以下、より好ましくは0.4重量%以下である。モノマー群においてカルボキシル基含有モノマーを含まない態様も好適である。カルボキシル基含有モノマーの比率が3重量%を超える場合は、安定した着色ゲル粒子を生成させるために多量のゲル化剤が必要となり、耐水性、耐候性等の塗膜物性において十分な性能が得られ難くなる。
(a)成分を構成するモノマーとしては、上記モノマーに加え水酸基含有モノマーを含むことが望ましい。水酸基含有モノマーの使用により、着色ゲル粒子生成に必要なゲル化剤の量を抑制しつつ、着色水性塗料(I)の諸物性(製造安定性、顔料混和性等)において有利な効果を得ることができる。水酸基含有モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。モノマー群における水酸基含有モノマーの比率は、通常0.1〜20重量%(0.1重量%以上20重量%以下)、好ましくは0.5重量〜10重量%である。
(a)成分は、必要に応じ上記以外の重合性モノマーを構成成分とするものであってもよい。
(a)成分は、上記重合性モノマーを適宜混合したモノマー群を乳化重合することにより製造することができる。重合方法としては公知の方法を採用すればよく、通常の乳化重合の他、ソープフリー乳化重合、フィード乳化重合、シード乳化重合等を採用することもできる。重合時には、乳化剤、開始剤、重合禁止剤、重合抑制剤、緩衝剤、連鎖移動剤、架橋剤、カップリング剤、触媒等を使用することもできる。このうち、乳化剤については、アニオン性乳化剤、カチオン性乳化剤、ノニオン性乳化剤、両性乳化剤等が挙げられ、非反応性のもの、あるいは反応性を有するものから適宜選択して使用することができる。このうち乳化剤としてノニオン性乳化剤、とりわけノニオン性反応性乳化剤を含む場合は、耐水性、耐候性等の点で好適である。
着色水性塗料(I)におけるゲル形成物質(b)(以下「(b)成分」という)は、ゲル化剤(d)との作用により、着色ゲル粒子の生成に寄与する成分である。(b)成分としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリエチレンオキサイド、水溶性ウレタン、バイオガム、ガラクトマンナン誘導体、アルギン酸もしくはその誘導体、セルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、アルブミン等、あるいはこれらを酸化、メチル化、カルボキシメチル化、ヒドロキシエチル化、ヒドロキシプロピル化、硫酸化、リン酸化、カチオン化等によって化学変性したもの等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用することができる。
(b)成分の混合比率は、通常、(a)成分の固形分100重量部に対し、固形分で0.1〜30重量部、好ましくは0.5〜20重量部である。
着色水性塗料(I)における着色顔料(c)(以下「(c)成分」という)としては、一般的に塗料に配合可能なものであれば特に限定されず使用することができ、例えば前記下塗材において例示したもの等が使用できる。(c)成分の混合比率は通常、(a)成分の固形分100重量部に対し5〜200重量部、好ましくは10〜100重量部である。
水性分散媒(II)におけるゲル化剤(d)(以下「(d)成分」という)としては、例えば、マグネシウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛、鉄、ジルコニウム等の金属の硫酸塩、酢酸塩、有機酸塩、珪酸塩、硼酸塩等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用することができる。水性分散媒(II)中における(d)成分の比率は、通常0.01〜1.5重量%、好ましくは0.03〜1.0重量%、より好ましくは0.05〜0.5重量%となるようにする。
水性分散媒(II)に含まれる合成樹脂エマルション(a’)(以下「(a’)成分」という)は、塗膜形成時に着色ゲル粒子を被塗面に確実に固定化するとともに、その被膜によって着色ゲル粒子を保護するものであり、耐水性、耐候性等の塗膜物性向上に寄与する成分である。水性分散媒(II)中における(a’)成分の比率は、固形分で通常5〜50重量%、好ましくは10〜48重量%である。
水性分散媒(II)における(a’)成分としては、前述の(a)成分と同様に、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とするモノマー群の乳化重合物であり、該モノマー群におけるカルボキシル基含有モノマーの比率が3重量%以下である合成樹脂エマルション、さらには水酸基含有モノマーの比率が0.1〜20重量%である合成樹脂エマルションが好適である。このような(a’)成分を使用すれば、少量のゲル化剤で、安定した着色ゲル粒子を得ることができ、形成塗膜の耐水性、耐候性等をいっそう高めることができる。
(a’)成分を構成するモノマー群における(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有量は、通常50重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上である。上限は特に限定されないが、通常99.9重量%以下(好ましくは99.5重量%以下)程度である。
カルボキシル基含有モノマーの比率は、通常3重量%以下、好ましくは0.9重量%以下、より好ましくは0.4重量%以下であり、カルボキシル基含有モノマーを含まない態様も好適である。水酸基含有モノマーの比率は、通常0.1〜20重量%、好ましくは0.5重量〜10重量%である。乳化剤として、ノニオン性乳化剤、とりわけノニオン性反応性乳化剤を含む場合は、耐水性、耐候性等の点で好適である。
着色ゲル粒子の粒子径を所望のものとするには、多彩模様塗料製造時の攪拌羽根の形状、攪拌槽に対する攪拌羽根の大きさや位置、攪拌羽根の回転速度、着色水性塗料(I)の粘性や添加方法、水性分散媒(II)の粘性、(d)成分の濃度等を適宜選択・調整すればよい。
色調が異なる2種以上の着色ゲル粒子を含む多彩模様塗料を得るためには、例えば、単色の着色ゲル粒子が分散した分散液をそれぞれ製造した後、これらを混合する方法、あるいは、色調が異なる2種以上の着色水性塗料を、同時または順に水性分散媒に添加し分散させる方法等の方法を採用すればよい。
本発明における多彩模様塗料は、上記成分の他、必要に応じ、例えば体質顔料、骨材、レベリング剤、湿潤剤、造膜助剤、可塑剤、凍結防止剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌剤、分散剤、吸着剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、触媒、架橋剤等を含むものであってもよい。
多彩模様塗料の塗装方法としては、例えば、スプレー塗り、ローラー塗り、刷毛塗り等を採用することができる。多彩模様塗料の塗付け量は、通常は0.2〜1kg/m程度である。塗装時には水等の希釈剤を混合して粘性を適宜調製することもできる。希釈割合は、通常0〜10重量%程度である。多彩模様塗料の乾燥は通常、常温で行えばよい。
(3)薄付け仕上塗材・厚付け仕上塗材
JIS A6909に規定されている薄付け仕上塗材・厚付け仕上塗材は、合成樹脂エマルションを結合剤とし、これに着色顔料、体質顔料、骨材、及びその他混和剤(分散剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤等)を均一に混合して得ることができるものである
このうち、合成樹脂エマルションとしては、例えば酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等、あるいはこれらの複合系等を使用することができる。
着色顔料としては、例えば、前記下塗材において例示したもの等を使用することができる。これらの1種または2種以上を組み合わせて使用することで、所望の色彩を表出することができる。着色顔料の混合比率は、合成樹脂エマルションの固形分100重量部に対し、通常1〜300重量部(好ましくは2〜200重量部)程度である。
体質顔料は、主に増量剤として作用するものであり、厚膜の塗膜形成に有効にはたらく成分である。体質顔料としては、前記下塗材において例示したものと同様のものを使用することができる。かかる体質顔料の粒子径は、通常50μm未満(好ましくは0.5μm以上50μm未満)である。体質顔料の混合比率は、合成樹脂エマルションの固形分100重量部に対し、通常10〜1000重量部(好ましくは20〜500重量部)程度である。
骨材としては、例えば、寒水石、長石、石灰石、珪石、珪砂、砕石、雲母、珪質頁岩、及びこれらの粉砕物、ガラスビーズ、樹脂ビーズ、ゴム粒、金属粒等が使用できる。かかる骨材の粒子径は、通常0.05〜5mmである。骨材の混合比率は、合成樹脂エマルションの固形分100重量部に対し、通常10〜2000重量部(好ましくは30〜1500重量部)程度である。
このような塗材の塗装においては、塗装器具の種類とその使用方法を適宜選定することで、種々の凹凸模様、例えば砂壁状、ゆず肌状、繊維壁状、さざ波状、スタッコ状、凹凸状、月面状、櫛引状、虫喰状等の模様を形成することができる。塗装器具としては、例えば、スプレー、ローラー、コテ等が使用できる。この際、塗材が乾燥するまでに塗面をデザインローラー、コテ、刷毛、櫛、へら等で処理することで、種々の凹凸模様を形成させることもできる。また、色彩の異なる2種以上の塗材を組み合わせて多色模様を形成することも可能である。
塗付け量は、形成される模様の種類等にもよるが、通常は0.3〜10kg/m程度である。塗装時には水等の希釈剤を混合して、塗材の粘性を適宜調製することもできる。希釈割合は、通常0〜10重量%程度である。乾燥は通常、常温で行えばよい。
本発明では、上記装飾性塗材を用いる方法の他、色調が異なる2種以上の上塗材を用いて、格子状模様、斑点状模様等の多色模様を形成することもできる。この場合における上塗材としては、例えば、合成樹脂エマルションペイント、つや有り合成樹脂エマルションペイント、アクリル樹脂エナメル、ポリウレタン樹脂エナメル、アクリルシリコン樹脂エナメル、ふっ素樹脂エナメル、アクリル系非水分散形塗料等が使用できる。塗装方法としては、全面に第1色目の上塗材を塗付した後、部分的に第2色目の上塗材を塗付する方法等を採用すればよい。
本発明では、下塗材塗膜及び上塗材塗膜層を積層して得られる塗膜層の上に、必要に応じクリヤー層を設けることもできる。このようなクリヤー層は、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等を結合材とするクリヤー塗料によって形成することができる。このようなクリヤー層は、公知の艶消し剤等によって艶の程度を調整することができる。また、本発明の効果を阻害しない限り、着色を施すこともできる。
図2に、本発明壁面構造体の一例(断面図)を示す。図2では、併設された2枚の建築用ボード4の目地部にシーリング材5が充填され、その上に塗膜層6が設けられている。この塗膜層6は、下塗材塗膜7と上塗材塗膜8が積層されたものである。このような塗膜層は、建築用ボードと目地部を有する下地全面に対し、下塗材を塗装して下塗材塗膜7を形成させた後、上塗材を塗装して上塗材塗膜8を形成させることにより得られる。なお、本発明の壁面構造体は、図2に示す態様に限定されるものではなく、建築用ボード4と塗膜層6の間に何らかの層(表面処理層、旧塗膜層等)が介在するものであってもよい。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にする。
(下塗材1の製造)
下記樹脂1を60重量部、造膜助剤6.5重量部、増粘剤2.5重量部、酸化チタン60重量%分散液5.5重量部、黄色酸化鉄60重量%分散液19.0重量部、黒色酸化鉄50重量%分散液0.3重量部、弁柄60重量%分散液2.8重量部、水2.6重量部、消泡剤0.8重量部を常法により均一に混合して、下塗材1を製造した。
・樹脂1:多層構造型合成樹脂エマルション
外層;アクリル樹脂(Tg5℃、構成成分;メチルメタクリレート,n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,メタクリル酸)、
内層;シリコーン樹脂(構成成分;ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン)、アクリル樹脂(Tg−35℃、構成成分;n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート)、シリコーン樹脂と内層アクリル樹脂の重量比18:82、
外層と内層の重量比45:55、固形分50重量%、カルボキシル基含有モノマー3重量%(固形分中)
(下塗材2の製造)
樹脂1に替えて下記樹脂2を用いた以外は、下塗材1と同様の方法で下塗材2を製造した。
・樹脂2:多層構造型合成樹脂エマルション
外層;アクリル樹脂(Tg5℃、構成成分;t−ブチルメタクリレート,n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,メタクリル酸)、
内層;シリコーン樹脂(構成成分;ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン)、アクリル樹脂(Tg−35℃、構成成分;n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート)、シリコーン樹脂と内層アクリル樹脂の重量比18:82、
外層と内層の重量比45:55、固形分50重量%、カルボキシル基含有モノマー3重量%(固形分中)
(下塗材3の製造)
樹脂1に替えて下記樹脂3を用いた以外は、下塗材1と同様の方法で下塗材3を製造した。
・樹脂3:多層構造型合成樹脂エマルション
外層;アクリル樹脂(Tg−6℃、構成成分;t−ブチルメタクリレート,n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,メタクリル酸)、
内層;シリコーン樹脂(構成成分;ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン)、アクリル樹脂(Tg−25℃、構成成分;n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート)、シリコーン樹脂と内層アクリル樹脂の重量比18:82、
外層と内層の重量比45:55、固形分50重量%、カルボキシル基含有モノマー3重量%(固形分中)
(下塗材4の製造)
樹脂1に替えて下記樹脂4を用いた以外は、下塗材1と同様の方法で下塗材4を製造した。
・樹脂4:多層構造型合成樹脂エマルション
外層;アクリル樹脂(Tg34℃、構成成分;t−ブチルメタクリレート,n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,メタクリル酸)、
内層;シリコーン樹脂(構成成分;ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン)、アクリル樹脂(Tg2℃、構成成分;n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート)、シリコーン樹脂と内層アクリル樹脂の重量比40:60、
外層と内層の重量比32:68、固形分50重量%、カルボキシル基含有モノマー3重量%(固形分中)
(下塗材5の製造)
樹脂1に替えて下記樹脂5を用いた以外は、下塗材1と同様の方法で下塗材5を製造した。
・樹脂5:多層構造型合成樹脂エマルション
外層;アクリル樹脂(Tg−28℃、構成成分;t−ブチルメタクリレート,n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,メタクリル酸)、
内層;シリコーン樹脂(構成成分;ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン)、アクリル樹脂(Tg−35℃、構成成分;n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート)、シリコーン樹脂と内層アクリル樹脂の重量比18:82、
外層と内層の重量比45:55、固形分50重量%、カルボキシル基含有モノマー3重量%(固形分中)
(下塗材6の製造)
樹脂1に替えて下記樹脂6を用いた以外は、下塗材1と同様の方法で下塗材6を製造した。
・樹脂6:多層構造型合成樹脂エマルション
外層;アクリル樹脂(Tg5℃、構成成分;t−ブチルメタクリレート,n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,メタクリル酸)、
内層;シリコーン樹脂(構成成分;ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン)、アクリル樹脂(Tg26℃、構成成分;n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート)、シリコーン樹脂と内層アクリル樹脂の重量比18:82、
外層と内層の重量比45:55、固形分50重量%、カルボキシル基含有モノマー3重量%(固形分中)
(下塗材7の製造)
樹脂1に替えて下記樹脂7を用いた以外は、下塗材1と同様の方法で下塗材7を製造した。
・樹脂7:多層構造型合成樹脂エマルション
外層;アクリル樹脂(Tg5℃、構成成分;t−ブチルメタクリレート,n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,メタクリル酸)、
内層;アクリル樹脂(Tg−35℃、構成成分;n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート)、
外層と内層の重量比50:50、固形分50重量%、カルボキシル基含有モノマー3重量%(固形分中)
(下塗材8の製造)
樹脂1に替えて下記樹脂8を用いた以外は、下塗材1と同様の方法で下塗材8を製造した。
・樹脂8:アクリル樹脂エマルション(Tg−10℃、構成成分;t−ブチルメタクリレート,n−ブチルメタクリレート,n−ブチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,メタクリル酸、固形分50重量%、カルボキシル基含有モノマー3重量%(固形分中))
(多彩模様塗料1の製造)
・黒色粒子分散液1
まず、容器内に下記樹脂9を85.0重量部仕込み、攪拌羽根の回転速度を1800rpmとして攪拌を行いながら、造膜助剤8.3重量部、水5.7重量部、ゲル化剤として硫酸アルミニウム0.5重量部、消泡剤0.5重量部を均一に混合することにより、水性分散媒1を製造した。
次に、別の容器内に樹脂9を40.0重量部仕込み、攪拌羽根の回転速度を1800rpmとして攪拌を行いながら、造膜助剤4.0重量部、黒色酸化鉄50重量%分散液12.0重量部、ゲル形成物質としてカルボキシメチルセルロース2重量%水溶液43.5重量部、消泡剤0.5重量部を均一に混合することにより黒色水性塗料1を製造した。
上述の水性分散媒1(100重量部)に対し、黒色水性塗料1を100重量部加えて分散(攪拌羽根の回転速度;600rpm)することにより、粒径約2mmの黒色粒子が分散した黒色粒子分散液1を得た。
・褐色粒子分散液1
容器内に樹脂9を40.0重量部を仕込み、攪拌羽根の回転速度を1800rpmとして攪拌を行いながら、造膜助剤4.0重量部、酸化チタン60重量%分散液3.5重量部、黄色酸化鉄60重量%分散液11.5重量部、黒色酸化鉄50重量%分散液0.2重量部、弁柄60重量%分散液1.5重量部、ゲル形成物質としてカルボキシメチルセルロース2重量%水溶液43.5重量部、消泡剤0.5重量部を均一に混合することにより褐色水性塗料1を製造した。この褐色水性塗料1と上記黒色水性塗料1との色差は40であった。
上述の水性分散媒1(100重量部)に対し、褐色水性塗料1を100重量部加えて分散(攪拌羽根の回転速度;1600rpm)することにより、粒径約1mmの褐色粒子が分散した褐色粒子分散液1を得た。
以上の方法で得られた黒色粒子分散液1と褐色粒子分散液1とを2:8の重量比率にて混合することにより、多彩模様塗料1を得た。
・樹脂9:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−シクロヘキシルメタクリレート−ブチルアクリレート−アクリル酸共重合体(モノマー重量比33:38:28.2:0.8)、乳化剤:反応性ノニオン性乳化剤、ガラス転移温度:35℃、固形分:50重量%)
(多彩模様塗料2〜7の製造)
表1に示す配合に従い、それぞれ黒色粒子分散液、褐色粒子分散液を製造し、これらを2:8の重量比率で混合することにより各多彩模様塗料(表では「多彩塗料」と表記)を製造した。なお、多彩模様塗料2〜7では、上記樹脂9の他に、以下の樹脂10〜15を使用した。
・樹脂10:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−シクロヘキシルメタクリレート−ブチルアクリレート−アクリル酸共重合体(モノマー重量比33:38:28.7:0.3)、乳化剤:反応性ノニオン性乳化剤、ガラス転移温度:34℃、固形分:50重量%)
・樹脂11:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−シクロヘキシルメタクリレート−ブチルアクリレート−2−ヒドロキシエチルメタクリレート−アクリル酸共重合体(モノマー重量比33:38:26.7:2:0.3)、乳化剤:反応性ノニオン性乳化剤、ガラス転移温度:35℃、固形分:50重量%)
・樹脂12:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−シクロヘキシルメタクリレート−ブチルアクリレート−2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(モノマー重量比33:38:27:2)、乳化剤:反応性ノニオン性乳化剤、ガラス転移温度:35℃、固形分:50重量%)
・樹脂13:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−シクロヘキシルメタクリレート−ブチルアクリレート−2−ヒドロキシエチルメタクリレート−アクリル酸共重合体(モノマー重量比33:38:26.7:2:0.3)、乳化剤:アニオン性乳化剤、ガラス転移温度:35℃、固形分:50重量%)
・樹脂14:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−シクロヘキシルメタクリレート−ブチルアクリレート−アクリル酸共重合体(モノマー重量比33:37:28:2)、乳化剤:反応性ノニオン性乳化剤、ガラス転移温度:35℃、固形分:50重量%)
・樹脂15:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−シクロヘキシルメタクリレート−ブチルアクリレート−アクリル酸共重合体(モノマー重量比32:36:28:4)、乳化剤:反応性ノニオン性乳化剤、ガラス転移温度:35℃、固形分:50重量%)
Figure 2008208708
(石材調仕上塗材1の製造)
樹脂11を200重量部用意し、これに対し粒子径0.1〜2mmの着色骨材混合物(黒色:褐色=2:8)を380重量部、造膜助剤3重量部、増粘剤5重量部、消泡剤3重量部を常法により均一に混合して、石材調仕上塗材1(表中では「石調塗材1」と表記)を製造した。
(試験例1)
窯業系サイディングボート2枚を同じ大きさで切り出し、これを変性シリコーン系シーリング材(ノンブリードタイプ、可塑剤含有量1重量%未満)でつなぎ合わせたもの(目地幅10mm)を塗装対象の基材とした。窯業系サイディングボートとしては、表面にアクリル系塗料の旧塗膜を有するものを用いた。
この基材の全面に対し、下塗材1を塗付け量0.3kg/mでスプレー塗装し、2時間養生後、上塗材として多彩模様塗料1を塗付け量0.4kg/mでスプレー塗装し、7日間養生した。なお、以上の工程はすべて標準状態(気温23℃、相対湿度50%)下で行った。
・耐水性試験
上記方法で作製した試験体(300×150mm)を50℃の温水に6時間浸漬し、浸漬後の外観変化を目視にて観察した。評価は、外観変化が認められなかったものを「A」、著しい外観変化(白化等)が認められたものを「D」とする4段階(A>B>C>D)で行った。試験結果を表2に示す。
・耐候性試験
上記方法で作製した試験体(60×40mm)を耐候性試験に供した。耐候性試験は、促進耐候性試験機「メタルウェザー」(ダイプラ・ウィンテス株式会社製)を用い、光照射4時間・結露4時間(計8時間)を1サイクルとして80サイクルまで実施した。評価は、初期色相に対する80サイクル後の色差を測定することによって行い、色差が1未満のものを「A」、1以上2未満のものを「B」、2以上5未満のものを「C」、5以上のものを「D」とした。試験結果を表2に示す。
・追従性試験
上記方法で作製した試験体(300×150mm)について、標準状態で引張り試験機にて水平方向に30%変位させたときの表面状態を観察し、追従性を評価した。評価は、異常が認められなかったものを「A」、割れ、剥れ等の異常が認められたものを「C」とする3段階(A>B>C)で行った。試験結果を表2に示す。
・密着性試験
上記方法で作製した試験体(300×150mm)を50℃の温水に6時間浸漬した後、試験体中央部の塗膜にカッターナイフでクロスカットを入れ、このクロスカット部分にテープを貼り付けて剥ぐことにより密着性を評価した。評価は、異常が認められなかったものを「A」、著しい剥れが認められたものを「C」とする3段階(A>B>C)で行った。試験結果を表2に示す。
(試験例2〜15)
下塗材、上塗材として、それぞれ表2に示すものを使用した以外は、試験例1と同様の方法で試験体を作製し、各試験を実施した。試験結果を表2に示す。なお、試験例15における上塗材の塗付け量は1kg/mとした。
(試験例16)
窯業系サイディングボート2枚を同じ大きさで切り出し、これを変性シリコーン系シーリング材(可塑剤含有量8重量%)でつなぎ合わせたもの(目地幅10mm)を塗装対象の基材とした。窯業系サイディングボートとしては、表面にアクリル系塗料の旧塗膜を有するものを用いた。
この基材の全面に対し、下塗材1を塗付け量0.3kg/mでスプレー塗装し、2時間養生後、上塗材として多彩模様塗料1を塗付け量0.4kg/mでスプレー塗装し、7日間養生した。なお、以上の工程はすべて標準状態下で行った。
以上の方法で得られた試験体につき、試験例1と同様に各試験を実施した。結果を表3に示す。
(試験例17〜20)
下塗材、上塗材として、それぞれ表3に示すものを使用した以外は、試験例16と同様の方法で試験体を作製し、各試験を実施した。試験結果を表3に示す。
Figure 2008208708
Figure 2008208708
乾式目地材の一例を示す断面図である。 本発明壁面構造体の一例を示す断面図である。
符号の説明
A:乾式目地材
1:幹部
2〜3:ひれ部
4:建築用ボード
5:シーリング材
6:塗膜層
7:下塗材塗膜
8:上塗材塗膜

Claims (1)

  1. 複数の建築用ボードで構成され、当該建築用ボードの目地部を跨いで塗膜層が設けられた壁面構造体であって、当該塗膜層は下塗材塗膜及び上塗材塗膜を有し、
    前記下塗材塗膜は、外層がガラス転移温度−20〜80℃のカルボキシル基含有アクリル樹脂であって、内層に環状シロキサン化合物に由来するシリコーン樹脂及びガラス転移温度−80〜20℃のアクリル樹脂を含む多層構造型合成樹脂エマルション(A)を含む下塗材によって形成されたものであり、
    前記上塗材塗膜は、多色模様及び/または凹凸模様を有するものであることを特徴とする壁面構造体。
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