JP2008205013A - 強誘電体メモリセルおよび強誘電体メモリセルの製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリセルおよび強誘電体メモリセルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強誘電体キャパシタの電極を構成する金属膜相互間の接合強度を増大し、層間剥離を防止することができる強誘電体メモリセルおよび強誘電体メモリセルの製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板に形成されたトランジスタと、半導体基板上に形成された絶縁膜と、絶縁膜上に形成されてトランジスタと電気的に接続された下部電極と、下部電極上に形成された強誘電体からなる容量絶縁膜と、容量絶縁膜上に形成された上部電極と、を含む強誘電体メモリセルにおいて、下部電極は、酸化イリジウムからなる第1電極層と、前記第1電極層よりも上方に設けられた白金からなる第2電極層と、第1および第2電極層の剥離強度を強化する剥離強度強化手段と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、強誘電体メモリセルおよび強誘電体メモリセルの製造方法に関し、特に強誘電体キャパシタの電極構造に関する。
強誘電体メモリは、強誘電体材料の持つヒステリシス特性を利用した不揮発メモリである。DRAM並みの高速書き込み/読み出しが可能であり、かつ不揮発性、低消費電力である等、数々の優れた特徴を持つ理想的なメモリである。このような特徴により、強誘電体メモリはEEPROM、SRAM等の既存のメモリを置換しうるポテンシャルを有しているといえ、現在開発が進められている。
強誘電体メモリのメモリセル構造としては、プレーナ型やスタック型が知られている。プレーナ型セルは、メモリセルのトランジスタ部分と強誘電体キャパシタ部分が横に並ぶ構造をとる。一方、スタック型セルは、メモリセルのトランジスタ部分の直上にドレイン/ソース領域からのコンタクトプラグを介して強誘電体キャパシタを配置させる構造をとり、両者の占有面積をオーバーラップさせることでプレーナ型セルに比べ面積を縮小できる。
図1は、従来のスタック型メモリセルの断面図である。半導体基板10の上には層間絶縁膜20が形成され、層間絶縁膜20上に強誘電体キャパシタ30が形成される。強誘電体キャパシタ30と半導体基板10とは、層間絶縁膜20内に形成されたコンタクトプラグ21を介して電気的に接続される。これにより、半導体基板10に形成されたトランジスタ(図示せず)から強誘電体キャパシタに対して分極方向を制御するための電界供給が可能となる。強誘電体キャパシタ30は、複数の金属層が積層された下部電極31を含む。下部電極31は、例えば4層構造であり、下方の層から順に、第1電極層32として窒化チタンアルミ(TiAlN)、第2電極層33としてイリジウム(Ir)、第3電極層34として酸化イリジウム(IrOx)、第4電極層35として白金(Pt)が順次積層される。下部電極31上にはタンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT:SrBi2Ta2O9)等の強誘電体36が形成され、強誘電体36の上には例えば白金(Pt)等からなる上部電極37が形成される。
強誘電体キャパシタ30の形成工程においては、強誘電体膜36の成膜後、強誘電体膜を結晶化させるため周囲温度600〜800℃での熱処理が行われる。その後上部電極37が形成され、エッチングによって強誘電体キャパシタ30のパターニングがなされる。この際、強誘電体膜36の側壁部にはエッチングによって結晶が破壊され、いわゆるダメージ領域が形成される。このダメージ領域は強誘電体膜としての機能をもはや発揮することはなく、強誘電体膜の実効面積の低下を招く。そのため強誘電体キャパシタ30のパターニング後に600〜800℃の酸素雰囲気下で熱処理を施し、ダメージ領域の回復を行っている。
尚、強誘電体キャパシタの電極構造については、特許文献1および特許文献2に記載されている。また、特許文献3には、ボンディングパッドを構成するウェッティング層と金属層との間に合金層を形成することにより、ウェッティング層とボンディングパッド直下の層間絶縁層との反応物、例えば酸化チタン等からなる脆弱な層の生成を抑制することができ、ボンディングパッドと層間絶縁膜との密着性を高めることができる旨が記載されている。また、特許文献4には電極上に形成された低誘電率絶縁膜にArプラズマによる表面改質処理を行うことにより凹凸を形成し、アンカー効果によって低誘電率絶縁膜とエッチングマスク等の絶縁膜との接着性を向上させることができる旨が記載されている。
特開平11−31791号公報 特開2005−217407号公報 特開2003−309124号公報 特開2002−370059号公報
上記した従来の強誘電体キャパシタの下部電極構造において、第4電極層35は、化学的に安定である白金(Pt)によって形成されるため酸化物を生成しにくく、隣接する第3電極層34(酸化イリジウム(IrOx))との密着性が低い。また、第4電極層35を形成する白金(Pt)と第3電極層34を形成する酸化イリジウム(IrOx)の熱膨張係数には比較的大きな差があり、強誘電体キャパシタ30の形成工程において上記した如き高温熱処理が複数回行われると、これら各層の界面に熱応力が生じ、層間剥離が発生しやすいという問題があった。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、強誘電体キャパシタの電極を構成する金属膜相互間の剥離強度を増大し、層間剥離を防止することができる強誘電体メモリセルおよび強誘電体メモリセルの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の強誘電体メモリセルは、半導体基板に形成されたトランジスタと、前記半導体基板上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成されて前記トランジスタと電気的に接続された下部電極と、前記下部電極上に形成された強誘電体からなる容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜上に形成された上部電極と、を含む強誘電体メモリセルであって、前記下部電極は、酸化イリジウムからなる第1電極層と、前記第1電極層よりも上方に設けられた白金からなる第2電極層と、前記第1および第2電極層間の剥離強度を強化する剥離強度強化手段と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の強誘電体メモリセルの製造方法は、半導体基板にトランジスタを形成する工程と、前記半導体基板上に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁膜内に下端が前記トランジスタに接続するコンタクトプラグを形成する工程と、前記絶縁膜上に前記コンタクトプラグの上端と接続する下部電極を形成する工程と、前記下部電極上に強誘電体からなる容量絶縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上に上部電極を形成する工程と、を含む強誘電体メモリセルの製造方法であって、前記下部電極を形成する工程は、酸化イリジウムからなる第1電極層を形成する工程と、前記第1電極層よりも上方に白金からなる第2電極層を形成する工程と、前記第1および第2電極層間の剥離強度を強化する剥離強度強化層を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
本発明の強誘電体メモリセルおよび強誘電体メモリセルの製造方法によれば、強誘電体キャパシタの電極を構成する金属膜相互間の剥離強度が増大し、層間剥離を防止することが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。尚、以下に示す図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
(第1実施例)
図2は本発明の第1実施例である強誘電体メモリセル1の断面構造を示す図である。強誘電体メモリセル1は、例えばP型の半導体基板100上にSiO2からなるゲート酸化膜101、ポリシリコンからなるゲート電極102が順次形成される。ゲート電極101の側壁部にはNSG等の絶縁膜からなるサイドウォール103が形成される。半導体基板100の表面には、ゲート電極102を挟んだ両側にN型の高濃度不純物からなるドレイン/ソース領域104が形成される。以上の構成よって、強誘電体キャパシタの充放電電流経路を構成する強誘電体メモリセルのトランジスタ部分が形成される。
ゲート酸化膜101およびゲート電極102を含む半導体基板100上には、例えばSiO2からなる絶縁膜105が形成される。この絶縁膜105内には、例えばタングステン(W)等の金属からなり、ドレイン/ソース領域104と電気的に接続されたコンタクトプラグ106が形成される。
絶縁膜105上には、コンタクトプラグ106に電気的に接続された強誘電体キャパシタ200が形成される。強誘電体キャパシタ200の下部電極201は積層構造を有しており、下方の層から順にコンタクトプラグ106に接するように形成された窒化チタンアルミ(TiAlN)からなる第1電極層202、イリジウム(Ir)からなる第2電極層203、酸化イリジウム(IrOx)からなる第3電極層204、白金―イリジウム合金(PtxIry)からなる第4電極層205、白金(Pt)からなる第5電極層206が順次積層される。
第5電極層206上にはタンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT:SrBi2Ta2O9)等によって形成される容量絶縁膜としての強誘電体膜207が形成される。強誘電体膜207上には白金(Pt)からなる上部電極208が形成される。尚、強誘電体膜としてはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT: Pb(Zr,Ti)O3)を使用することとしてもよい。
このように、本発明の強誘電体キャパシタ200の下部電極構造は、第3電極層204を形成する酸化イリジウム(IrOx)層と、第5電極層206を形成する白金(Pt)層との間に白金―イリジウム合金(PtxIry)からなる第4電極層205が設けられる。これにより、第4電極層と第5電極層との界面近傍では、これらの層に含まれる白金(Pt)同士が金属結合を形成し、第4電極層と第3電極層との界面近傍では、第4電極層に含まれるイリジウム(Ir)がIrOx等の酸化物を生成し金属結合を形成するため、金属膜相互間の剥離強度が改善される。すなわち、第4電極層は、第3電極層と第5電極層との剥離強度を強化する剥離強度強化層として機能する。また、第4電極層205を形成する白金―イリジウム合金(PtxIry)の熱膨張係数は、第3電極層204を形成する酸化イリジウム(IrOx)の熱膨張係数と第5電極層206を形成する白金(Pt)の熱膨張係数の中間に位置するので、第3電極層と第5電極層との間に生じる熱応力を緩和する機能も有する。更に、第4電極層は、従来の下部電極を構成する電極材料の組成のみを含むため、強誘電体膜の特性劣化を招くことはなく、強誘電体膜の信頼性も確保される。
次に上記した構成の強誘電体メモリセル1の製造方法について図3を参照しつつ説明する。図3(A)〜(D)は、強誘電体メモリセル1の製造工程を説明するための工程毎の断面図である。
半導体基板100として例えばP型シリコン基板を用いる。まず、半導体基板100をフッ化水素(HF)水溶液およびHCl系の薬液に浸漬し、半導体基板100に付着した自然酸化膜および金属不純物等の除去を行う。続いて洗浄した半導体基板100を例えば900℃程度の酸化炉に搬入し、例えば膜厚100Å程度のSiO2膜を形成し、半導体基板100上にゲート酸化膜101を形成する。続いて、ゲート酸化膜101上にLP−CVD法等によりポリシリコンを堆積し、ゲート電極102を形成する。尚、ポリシリコン成膜後、例えば高濃度のリンをドープして抵抗値を制御することとしてもよい。続いて成膜されたポリシリコン上にホトレジスト塗布し、露光、現像を経てホトマスクを形成し、レジスト開口部分のポリシリコンおよびSiO2膜をプラズマエッチング等の異方性ドライエッチングにより除去し、ゲート酸化膜101およびゲート電極102をパターニングする。
続いて、ゲート電極102をマスクとして半導体基板100の表面に例えばリンをイオン注入し、ゲート電極102を挟む両側にドレイン/ソース領域104を形成する。尚、イオン注入によって生じたシリコン結晶のダメージを回復させ、また打ち込んだ不純物を活性化させるために、イオン注入の後N2やAr等の不活性ガス雰囲気中でアニール処理を施すこととしてもよい。
続いてNSG膜やSiN膜等の絶縁膜をCVD法により堆積し、エッチングによりこの絶縁膜をエッチバックすることによってゲート電極102側壁部にサイドウォール103を形成する。
次に、ゲート電極102が形成された半導体基板全面にCVD法によりSiO2等からなる絶縁膜105を形成する。続いて、プラズマエッチング等の異方性ドライエッチングにより絶縁膜105にコンタクトホールを形成し、ドレイン/ソース領域104のうちの一方を露出させる。次に例えば6フッ化タングステン(WF6)および水素(H2)を反応ガスとして使用したCVD法によって絶縁膜105に形成されたコンタクトホールにタングステン(W)を充填し、コンタクトプラグ106を形成する。その後、絶縁膜105の平坦面に堆積したタングステン(W)をドライエッチングによって平坦化する。以上の工程によって、強誘電体メモリセルのトランジスタ部分およびコンタクトプラグが形成される(図3(A))。
次に、コンタクトプラグ106が形成された絶縁膜105上に第1電極層202から第5電極層206までを順次堆積し、強誘電体キャパシタ200の下部電極201を形成する。第1電極層202は、窒化チタンアルミ(TiAlN)をスパッタ法によって例えば50nm程度堆積させることによって形成される。窒化チタンアルミ(TiAlN)は酸化耐性に優れるため酸素雰囲気下の熱処理によるコンタクトプラグ106の酸化を防止する役割を担う。第2電極層203は、イリジウム(Ir)をスパッタ法によって例えば50nm程度堆積させることによって形成される。イリジウム(Ir)も同様に酸化耐性に優れるため、コンタクトプラグ106の酸化防止効果を増大させる効果を有する。第3電極層204は、酸化イリジウム(IrOx)をスパッタ法によって例えば50nm程度堆積させることによって形成される。酸化イリジウム(IrOx)は、第2電極層のイリジウム(Ir)と、第4および第5電極層に含まれる白金(Pt)との相互拡散を抑制し、膜質劣化を防止する役割を担う。第4電極層205は、白金―イリジウム合金(PtxIry)をスパッタ法によって例えば50nm程度堆積させることによって形成される。白金―イリジウム合金(PtxIry)は、上記したように第3電極層204と第5電極層206の間に形成されることによって、膜相互間の剥離強度を向上させるとともに熱膨張係数差に伴う熱応力を緩和する役割を担う。尚、第4電極層を形成する白金―イリジウム合金の組成は、イリジウムの含有率が原子濃度で1〜30%であることが望ましい。第5電極層206は、白金(Pt)をスパッタ法によって例えば50nm程度堆積させることによって形成される。
次に、第5電極層206上に、ST(Sr[Ta(OEt)5(OC2H4OMe)]2)、PET(Penta-Ethoxide Tantalum)、BiMMP(Bi-MethylMethoxy-2-Propoxide)をパルスで気化させ酸素(O2)で酸化させる公知のCVD法によって、タンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT:SrBi2Ta2O9)を例えば120nm程度堆積し、強誘電体膜207を形成する。次に、強誘電体膜207を成膜した半導体基板を約800℃の酸素雰囲気下に約1分間さらし、強誘電体膜207を結晶化させる。次に、結晶化した強誘電体膜207上にスパッタ法によって白金(Pt)を例えば150nm堆積し、上部電極208を形成する。かかる工程を経ることによって、半導体基板上に強誘電体キャパシタの下部電極201、強誘電体膜207および上部電極208が成膜される(図3(B))。
次に、強誘電体キャパシタをパターニングするためのハードマスク300を上部電極208上の所定領域に形成する。ハードマスク300は積層構造を有しており、下方から順に窒化チタン(TiN)をスパッタ法により例えば100nm程度堆積させて第1マスク層301を成膜し、SiO2をCVD法により例えば400nm程度堆積させて第2マスク層302を成膜し、窒化チタン(TiN)をスパッタ法により例えば30nm程度堆積させて第3電極層303を成膜することによって形成される。(図3(C))
続いて、ハードマスク300をマスクとして、強誘電体キャパシタ200をプラズマエッチング等の異方性ドライエッチングによってパターニングを施す。続いて、このエッチング処理によって強誘電体キャパシタ200の側面に生じた結晶欠陥等のダメージ領域を回復させるために、この構造体を例えば800℃の酸素雰囲気下に約1分間さらす。
以上の各工程を経ることによって本発明に係る強誘電体メモリセル1が形成される。このように本発明係る強誘電体キャパシタの下部電極には、白金(Pt)層(第5電極層)と酸化イリジウム(IrOx)層(第3電極層)との間に白金―イリジウム合金(PtxIry)層(第4電極層)が形成される。この合金層は、上記したように上層の白金(Pt)層および下層の酸化イリジウム(IrOx)層の双方と強固に結合するので、従来問題となっていた層間剥離を防止することができる。またこの合金層は、熱膨張係数差に起因して白金(Pt)層(第5電極層)と酸化イリジウム(IrOx)層(第3電極層)との界面付近に生じる熱応力を緩和させる機能を有する点においても、剥離防止効果が期待できる。また、この合金層は、既存の電極材料の組成のみを含むものであるため、強誘電体膜の特性劣化を招くことはなく、強誘電体膜の信頼性も確保される。
(第2実施例)
以下に本発明の第2実施例である強誘電体メモリセル2について図面を参照しつつ説明する。図4は、本発明の第2実施例である強誘電体メモリセル2の断面構造を示す図である。第2実施例の強誘電体メモリセル2は、強誘電体キャパシタ200´の下部電極201´において、白金―イリジウム合金(PtxIry)層が存在せず、第3電極層204を形成する酸化イリジウム(IrOx)層の表面に多数の微細な凹凸が設けられている点が第1実施例とは異なる。すなわち、強誘電体メモリセル2の下部電極201´は第1実施例同様積層構造を有しており、下方の層から順にコンタクトプラグ106に接するように形成された窒化チタンアルミ(TiAlN)からなる第1電極層202、イリジウム(Ir)からなる第2電極層203、酸化イリジウム(IrOx)からなる第3電極層204´、白金(Pt)からなる第4電極層206が順次積層されて構成される。そして、第3電極層を形成する酸化イリジウム(IrOx)層表面には、中心線平均粗さRaが10nm以上の多数の凹凸が形成されている。その他の部分の構成は、第1実施例の強誘電体メモリセル1と同一である。尚、中心線平均粗さRaとは、粗さ曲線を中心線から折り返し、その粗さ曲線と中心線によって得られた面積を長さで割った値をいう。
このように、第2実施例に係る強誘電体キャパシタ200´の下部電極構造は、第1実施例の如き合金層を形成しなくとも酸化イリジウム(IrOx)層表面に多数の凹凸を有する粗面層が形成されているので、上層の白金(Pt)層との接着面積の増大およびアンカー効果によって白金(Pt)層と酸化イリジウム(IrOx)層との間の剥離強度が強化され、層間剥離を防止することが可能となる。
次に上記した構成の強誘電体メモリセル2の製造方法について図5を参照しつつ説明する。図5(A)〜(E)は、強誘電体メモリセル2の製造工程を説明するための工程毎の断面図である。
半導体基板100として例えばP型シリコン基板を用いる。強誘電体メモリ2のトランジスタ部分は、第1実施例と同様の工程で形成することができる。すなわち、洗浄した半導体基板100上に熱酸化によってSiO2ゲート酸化膜101、CVD法によってポリシリコンゲート電極102を成膜し、ドライエッチングによってゲート酸化膜101およびゲート電極102のパターニングを施した後、例えばリンのイオン注入によってソース/ドレイン領域104を形成する。また、ゲート電極101側壁部にNSG等の絶縁物からなるサイドウォール103を形成する。続いてCVD法によってSiO2等からなる絶縁膜105を堆積した後、絶縁膜105にコンタクトホールを形成する。次に、絶縁膜105に形成されたコンタクトホールにCVD法によってタングステン(W)等からなるコンタクトプラグ106を形成し、平坦化処理を施す。(図5(A))
続いて、コンタクトプラグ106が形成された絶縁膜105上に、強誘電体キャパシタ200´の下部電極のうち第1電極層202から第3電極層204´までを順次形成する。第1電極層202は、窒化チタンアルミ(TiAlN)をスパッタ法によって例えば50nm程度堆積させることによって形成される。窒化チタンアルミ(TiAlN)は酸化耐性に優れるため酸素雰囲気下の熱処理によるコンタクトプラグ106の酸化を防止する役割を担う。第2電極層203は、イリジウム(Ir)をスパッタ法によって例えば50nm程度堆積させることによって形成される。イリジウム(Ir)も同様に酸化耐性に優れるため、コンタクトプラグ106の酸化防止効果を増大させる効果を有する。第3電極層204´は、酸化イリジウム(IrOx)をスパッタ法によって例えば50nm程度堆積させることによって形成される。
次に第3電極層204´の表面に例えば塩素(Cl2)、アルゴン(Ar)、酸素(O2)等を用いたドライエッチング処理を施すことによって、酸化イリジウム(IrOx)層の表面全体に多数の凹凸を有する粗面を形成する。この際、上層の白金(Pt)層との接合強度を確保するためにはある程度の表面粗さを確保する必要があり、中心線平均粗さRaが10nm以上であることが好ましい。しかし、Raが大きすぎると白金(Pt)層の平坦性が損なわれ、その上に形成される強誘電体膜207の特性劣化を招来するおそれがある。故にRaは白金(Pt)層の平坦性を確保する観点から、白金(Pt)層の平均膜厚の1/3以下程度に抑えることが望ましい。
また、形成される凹凸形状は、不規則な形状であってもよいが、マスクを使用した異方性ドライエッチング処理により図6に示す如き矩形上の規則性を有する凹凸パターンを形成することとしてもよい。この図6に示される如き凹凸形状を形成することにより接合強度、特にシェア強度を著しく向上させることが可能となる。
尚、酸化イリジウム(IrOx)層表面に凹凸を形成する方法としては、ドライエッチング処理に限らず逆スパッタ処理やウエットエッチング処理を用いることとしてもよい(図5(B))。
続いて粗面が形成された第3電極層204´上にスパッタ法によって白金(Pt)を例えば50nm程度堆積させることによって第4電極層206を形成する。次に第4電極層206上にCVD法によってタンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT:SrBi2Ta2O9)を例えば120nm程度堆積し、強誘電体膜207を形成する。次に、強誘電体膜207が成膜された半導体基板を約800℃の酸素雰囲気下に約1分間さらし、強誘電体膜207を結晶化させる。次に、結晶化した強誘電体膜207の上にスパッタ法によって白金(Pt)を例えば150nm堆積し、上部電極208を形成する。上記工程を経ることによって、半導体基板上には強誘電体キャパシタ200´の下部電極201´、強誘電体膜207および上部電極208が成膜される(図5(C))。
次に、強誘電体キャパシタをパターニングするためのハードマスク300が上部電極208上の所定領域に形成される。ハードマスク300は積層構造を有しており、下方から順に窒化チタン(TiN)をスパッタ法により例えば100nm程度堆積して第1マスク層301を成膜し、SiO2をCVD法により例えば400nm程度堆積して第2マスク層302を成膜し、窒化チタン(TiN)をスパッタ法により例えば30nm程度堆積して第3電極層303を成膜することによって形成される。(図5(D))。
続いて、ハードマスク300をマスクとして、強誘電体キャパシタ200´をプラズマエッチング等の異方性ドライエッチングによってパターニングを施す。続いて、このエッチング処理によって強誘電体キャパシタ200´の側面に生じた結晶欠陥等のダメージ領域を回復させるために、この構造体を例えば800℃の酸素雰囲気下に約1分間さらす。
以上の各工程を経ることによって本発明の第2実施例に係る強誘電体メモリセル2が形成される。このように第2実施例に係る強誘電体キャパシタの下部電極は、酸化イリジウム(IrOx)層(第3電極層)表面に多数の凹凸が形成された粗面を有するので、上層の白金(Pt)層との接着面積が増大し、またアンカー効果によって白金(Pt)層と酸化イリジウム(IrOx)との剥離強度が増大し、層間剥離を防止することができる。すなわち、粗面が酸化イリジウム(IrOx)層(第3電極層)と、白金(Pt)層(第4電極層)との間の剥離強度を強化する剥離強度強化層として機能する。
尚、上記した実施例においては、本発明をスタック型メモリセルに適用した場合を例に説明したが、プレーナ型メモリセルに適用することも可能である。また、上記各実施例で示した処理温度や膜厚等の製造条件はあくまで例示であってこれに限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。
従来のスタック型強誘電体メモリセルの断面図である。 本発明の実施例である強誘電体メモリセルの断面図である。 (A)〜(D)は本発明の実施例である強誘電体メモリセルの製造工程を示す断面図である。 本発明の他の実施例である強誘電体メモリセルの断面図である。 (A)〜(E)は本発明の他の実施例である強誘電体メモリセルの製造工程を示す断面図である。 酸化イリジウム層に形成された凹凸の形状の一例を示す断面図である。
符号の説明
100 半導体基板
101 ゲート酸化膜
102 ゲート電極
103 サイドウォール
104 ドレイン/ソース領域
105 絶縁膜
106 コンタクトプラグ
200 強誘電体キャパシタ
201 下部電極
201´下部電極
202 第1電極層
203 第2電極層
204 第3電極層
204´第3電極層
205 第4電極層
206 第5電極層
207 強誘電体膜
208 上部電極

Claims (11)

  1. 半導体基板に形成されたトランジスタと、
    前記半導体基板上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成されて前記トランジスタと電気的に接続された下部電極と、
    前記下部電極上に形成された強誘電体からなる容量絶縁膜と、
    前記容量絶縁膜上に形成された上部電極と、を含む強誘電体メモリセルであって、
    前記下部電極は、酸化イリジウムからなる第1電極層と、前記第1電極層よりも上方に設けられた白金からなる第2電極層と、前記第1および第2電極層間の剥離強度を強化する剥離強度強化手段と、を含むことを特徴とする強誘電体メモリセル。
  2. 前記剥離強度強化手段は、前記第1および第2電極層の間に形成され、前記第1電極および前記第2電極の双方との界面近傍において金属結合を形成する白金―イリジウム合金層であることを特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモリセル。
  3. 前記剥離強度強化手段は、前記第1電極層表面にエッチング処理を施して得られる粗面であることを特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモリセル。
  4. 前記粗面の中心線平均粗さは10nm以上であることを特徴とする請求項3に記載の強誘電体メモリセル。
  5. 前記粗面は断面が矩形状の凹凸面であることを特徴とする請求項3又は4に記載の強誘電体メモリセル
  6. 前記強誘電体はタンタル酸ストロンチウムビスマスであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の強誘電体メモリセル。
  7. 半導体基板にトランジスタを形成する工程と、
    前記半導体基板上に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁膜内に下端が前記トランジスタに接続するコンタクトプラグを形成する工程と、
    前記絶縁膜上に前記コンタクトプラグの上端と接続する下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極上に強誘電体からなる容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記容量絶縁膜上に上部電極を形成する工程と、を含む強誘電体メモリセルの製造方法であって、
    前記下部電極を形成する工程は、酸化イリジウムからなる第1電極層を形成する工程と、前記第1電極層の上方に白金からなる第2電極層を形成する工程と、前記第1および第2電極層間の剥離強度を強化する剥離強度強化手段を形成する工程と、を含むことを特徴とする強誘電体メモリセルの製造方法。
  8. 前記剥離強度強化手段を形成する工程は、前記第1および第2電極層の間に、前記第1電極および前記第2電極の双方との界面近傍において金属結合を形成する白金―イリジウム合金層を形成する工程であることを特徴とする請求項7に記載の強誘電体メモリセルの製造方法。
  9. 前記剥離強度強化手段を形成する工程は、前記第1電極層表面にエッチング処理を施し、粗面を形成する工程であることを特徴とする請求項7に記載の強誘電体メモリセルの製造方法。
  10. 前記粗面の中心線平均粗さは10nm以上であることを特徴とする請求項9に記載の強誘電体メモリセルの製造方法。
  11. 前記粗面は矩形状の凹凸面であることを特徴とする請求項9又は10に記載の強誘電体メモリセルの製造方法。
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