JP2008200694A - ウエーハの加工方法およびレーザー加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエーハがチャックテーブルに保持された状態で、ストリートに沿って完全切断されたか否かを確認することができるウエーハの加工方法およびレーザー加工装置を提供する。
【解決手段】チャックテーブル4に保持されたウエーハ10にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段62と、ウエーハを撮像する撮像手段とを具備するレーザー加工装置によりウエーハを切断加工するにあたり、チャックテーブル4はチャックテーブル本体とその上面に配設されウエーハの全面を保持する保持面を備えた透明又は半透明部材からなる保持部材と保持部材の保持面と反対側に配設された発光体とを具備し、チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射して所定の加工を実施した後、チャックテーブルにウエーハを保持した状態で発光体を点灯して撮像手段により加工領域を撮像し、加工領域から光が透過したか否かにより貫通加工の良否を判定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、表面に複数のストリートが格子状に形成されているとともに複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハを、ストリートに沿って切断するのに適するウエーハの加工方法およびレーザー加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。また、サファイヤ基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述した半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等の分割予定ラインに沿った切断は、通常、ダイサーと称されている切削装置によって行われている。この切削装置は、半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削手段と、チャックテーブルと切削手段とを相対的に移動せしめる切削送り手段とを具備している。切削手段は、回転スピンドルと該スピンドルに装着された切削ブレードおよび回転スピンドルを回転駆動する駆動機構を備えたスピンドルユニットを含んでおり、回転する切削ブレードの切り込み量を調整してウエーハを切断する。
一方、上述した半導体ウエーハや光デバイスウエーハをストリートに沿って分割する方法として、ウエーハに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線をストリートに沿って照射することによりレーザー加工溝を形成し、このレーザー加工溝に沿って破断する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−156358号公報
切削装置によってウエーハをストリートに沿って完全切断する場合、切削ブレードの切り込み量を調整することにより容易に達成できる。しかるに、レーザー加工によってウエーハをストリートに沿って完全切断する場合には、ウエーハの厚みのバラツキやストリート上にデバイスの機能をテストするためのテスト エレメント グループ(TEG)と称するテスト用の金属パターンが配設されていると、完全切断できない領域が発生する。この完全切断できない領域の発生が加工したウエーハをレーザー加工装置から搬出した後に発見されても、再加工することが困難である。即ち、完全切断されたデバイスは、加工したウエーハをレーザー加工装置のチャックテーブルから搬出すると僅かに動いてしまう。従って、加工後にチャックテーブルから取り外したウエーハを再度チャックテーブルに保持すると、完全切断された領域のストリートと不完全切断領域のストリートが一致せず、再加工が困難となる。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、ウエーハがチャックテーブルに保持された状態で、ストリートに沿って完全切断(貫通加工)されたか否かを確認することができるウエーハの加工方法およびレーザー加工装置を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルに保持されたウエーハを撮像する撮像手段と、を具備するレーザー加工装置を用いてウエーハを貫通加工するウエーハの加工方法であって、
該チャックテーブルは、チャックテーブル本体と、該チャックテーブル本体の上面に配設されウエーハの全面を保持する保持面を備えた透明又は半透明部材からなる保持部材と、該保持部材の該保持面と反対側側方に配設された発光体とを具備しており、
該チャックテーブルに保持されたウエーハの所定の加工領域にレーザー光線を照射して所定の該貫通加工を実施した後、該チャックテーブルにウエーハを保持した状態で該発光体を点灯して該撮像手段により加工領域を撮像し、加工領域から光が透過したか否かにより該貫通加工の良否を判定する、
ことを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
上記貫通加工が不完全な加工領域を確認したならば、チャックテーブルにウエーハを保持した状態で貫通加工が不完全な加工領域を再加工する。
また、上記貫通加工が不完全な加工領域の割合が許容量を超えている場合には、加工条件を検討し変更する。
上記貫通加工は、ウエーハの切断加工である。
また、本発明によれば、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送り方向に加工送りする加工送り手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを該加工送り方向と直行する割り出し送り方向に割り出し送りする割り出し送り手段と、該チャックテーブルの加工送り位置を検出する加工送り位置検出手段と、該チャックテーブルの割り出し送り位置を検出する割り出し送り位置検出手段と、該チャックテーブルに保持されたウエーハを撮像する撮像手段と、該撮像手段によって撮像された画像信号と該加工送り位置検出手段および該割り出し送り位置検出手段からの検出信号に基いて該チャックテーブルに保持されたウエーハの加工状態を判定する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該チャックテーブルは、チャックテーブル本体と、該チャックテーブル本体の上面に配設されウエーハの全面を保持する保持面を備えた透明又は半透明部材からなる保持部材と、該保持部材の該保持面と反対側側方に配設された発光体とを具備しており、
該制御手段は、該チャックテーブルに保持されレーザー加工されたウエーハの加工位置を撮像した該撮像手段からの画像信号に基いて完全切断されているか否かを判定するとともに、該加工送り位置検出手段および該割り出し送り位置検出手段からの検出信号に基いて完全切断されていない領域の座標値を求める、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記保持部材の保持面には、外周に達する複数の溝が形成されていることが望ましい。
本発明によれば、チャックテーブルは、チャックテーブル本体と、チャックテーブル本体の上面に配設されウエーハの全面を保持する保持面を備えた透明又は半透明部材からなる保持部材と、保持部材の保持面と反対側側方に配設され発光体とを具備しているので、チャックテーブルに保持されレーザー加工されたウエーハが完全切断(貫通加工)されているか否かを確認することができる。従って、ウエーハを加工した後にウエーハをチャックテーブルから外すことなく完全切断されているか否かを確認することができるとともに、確認された不完全切断領域を再加工することができるので、個々に分割されたデバイスが動くことがないため、不完全切断領域を正確に再加工することができる。また、不完全切断領域の割合が非常に多い場合には、加工条件を検討し変更する資料とする。
以下、本発明によるウエーハの加工方法およびレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図が示されている。図1に示すレーザー加工装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記矢印Xで示す方向と直角な矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構5と、該レーザー光線ユニット支持機構5に矢印Zで示す方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット6とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す加工送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上に矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上に矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒状の支持筒体34によって支持されたカバーテーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル4を具備している。
チャックテーブル4について、図2を参照して説明する。
図2に示すチャックテーブル4は、第2の滑動ブロック33の上面に配設された円筒状の支持筒体34に軸受36を介して回転可能に支持されている。チャックテーブル4は、円柱状のチャックテーブル本体41と、該チャックテーブル本体41の上面に配設されたウエーハの全面を保持する透明又は半透明部材からなる保持部材42と、該保持部材42の図2において下側に配設された発光体43を具備している。チャックテーブル本体41は、その上面に設けられた円形状の嵌合凹部411と、該嵌合凹部411を囲繞して設けられた環状の保持部材支持部412と、該保持部材支持部412を囲繞して形成された環状の吸引溝413と、該環状の吸引溝413を囲繞して設けられた環状のシール部414と、上記環状の吸引溝413に連通する連通路415と、連通路415に連通する該吸引通路416を備えている。環状の保持部材支持部412の内周部には上記保持部材42が載置される環状の載置棚412aが設けられている。上記吸引通路416は、図示しない吸引手段に連通されている。従って、図示しない吸引手段が作動すると、吸引通路416および連通路415を通して環状の吸引溝413に負圧が作用せしめられる。このように構成された本体41は、円筒状の支持筒体34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。
上記環状の保持部材支持部412に設けられた環状の載置棚412a上に載置される保持部材42は、厚さが2〜5mmの石英板からなっており、その上面が後述するウエーハの全面を保持する保持面421として機能する。なお、保持面421には、全面に渡って外周に達する複数の溝421aが形成されている。この複数の溝421aは、幅0.03〜0.1mm、深さ0.05〜0.1mm、溝間隔0.1〜5mmに設定されており、溝形状はV字状でもU字状でもよい。このような溝を形成するには、半導体ウエーハ等をストリートに沿って切断する切削装置を用いて、切削ブレードの切り込み送り量を所定の値に設定することのより形成することができる。
上記発光体43はLED等からなっており、円形状の嵌合凹部411の底面上に複数個配設され、図示しない電源回路に接続されている。従って、複数個の発光体43は、保持部材42の保持面421と反対側側方に配設され、保持部材42の下面側から光を照射することになる。
なお、上記チャックテーブル本体41の上部外周には、環状の溝417が形成されている。この環状の溝417内には4個(図1参照)のクランプ44の基部が配設され、このクランプ44の基部がチャックテーブル本体41に適宜の固定手段によって取付けられている。また、円筒状の支持筒体34の上端には、カバーテーブル35が相対移動可能に載置される。
図1に戻って説明を続けると、上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第一の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記チャックテーブル4の加工送り量を検出するための加工送り位置検出手段374を備えている。加工送り位置検出手段374は、案内レール31に沿って配設されたリニアスケール374aと、第1の滑動ブロック32に配設され第1の滑動ブロック32とともにリニアスケール374aに沿って移動する読み取りヘッド374bとからなっている。この加工送り位置検出手段374の読み取りヘッド374bは、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル4の加工送り位置を検出する。なお、上記加工送り手段37の駆動源としてパルスモータ372を用いた場合には、パルスモータ372に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル4の加工送り位置を検出することもできる。また、上記加工送り手段37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル4の加工送り位置を検出することもできる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための第1の割り出し送り手段38を具備している。第1の割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記第2の滑動ブロック33の割り出し加工送り量を検出するための割り出し送り位置検出手段384を備えている。割り出し送り位置検出手段384は、案内レール322に沿って配設されたリニアスケール384aと、第2の滑動ブロック33に配設され第2の滑動ブロック33とともにリニアスケール384aに沿って移動する読み取りヘッド384bとからなっている。この割り出し送り位置検出手段384の読み取りヘッド384bは、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル4の割り出し送り位置を検出する。なお、上記第1の割り出し送り手段38の駆動源としてパルスモータ382を用いた場合には、パルスモータ382に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル4の割り出し送り位置を検出することもできる。また、上記加工送り手段37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル4の割り出し送り位置を検出することもできる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構5は、静止基台2上に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール51、51と、該案内レール51、51上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台52を具備している。この可動支持基台52は、案内レール51、51上に移動可能に配設された移動支持部521と、該移動支持部521に取り付けられた装着部522とからなっている。装着部522は、一側面に矢印Zで示す方向に延びる一対の案内レール523、523が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構5は、可動支持基台52を一対の案内レール51、51に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための第2の割り出し送り手段53を具備している。第2の割り出し送り手段53は、上記一対の案内レール51、51の間に平行に配設された雄ネジロッド531と、該雄ねじロッド531を回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド531は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ532の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド531は、可動支持基台52を構成する移動支持部521の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ532によって雄ネジロッド531を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台52は案内レール51、51に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態のおけるレーザー光線照射ユニット6は、ユニットホルダ61と、該ユニットホルダ61に取り付けられたレーザー光線照射手段62を具備している。ユニットホルダ61は、上記装着部522に設けられた一対の案内レール523、523に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝611、611が設けられており、この被案内溝611、611を上記案内レール523、523に嵌合することにより、矢印Zで示す方向に移動可能に支持される。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット6は、ユニットホルダ61を一対の案内レール523、523に沿って矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動させるための移動手段63を具備している。移動手段63は、一対の案内レール523、523の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ632等の駆動源を含んでおり、パルスモータ632によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ61およびレーザビーム照射手段62を案内レール523、523に沿って矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動せしめる。なお、図示の実施形態においてはパルスモータ632を正転駆動することによりレーザー光線照射手段62を上方に移動し、パルスモータ632を逆転駆動することによりレーザー光線照射手段62を下方に移動するようになっている。
図示のレーザー光線照射手段62は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング621を含んでいる。また、レーザー光線照射手段62は、図3に示すようにケーシング621内に配設されたパルスレーザー光線発振手段622および伝送光学系623と、ケーシング621の先端に配設されパルスレーザー光線発振手段622によって発振されたパルスレーザー光線を上記チャックテーブル4に保持された被加工物に照射する集光器624を具備している。上記パルスレーザー光線発振手段622は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器622aと、これに付設された繰り返し周波数設定手段622bとから構成されている。この繰り返し周波数設定手段622bは、後述する制御手段によって制御される。上記伝送光学系623は、ビームスプリッタの如き適宜の光学要素を含んでいる。
図1に戻って説明を続けると、上記レーザー光線照射手段62を構成するケーシング621の先端部には、レーザー光線照射手段62によってレーザー加工すべき加工領域およびレーザー加工した領域を撮像する撮像手段7が配設されている。この撮像手段7は、撮像素子(CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を制御手段8に送る。
制御手段8はコンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)81と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)82と、後述する被加工物の設計値のデータや演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)83と、カウンター84と、入力インターフェース85および出力インターフェース86とを備えている。制御手段8の入力インターフェース85には、上記加工送り位置検出手段374、割り出し送り位置検出手段384および撮像手段7等からの検出信号が入力される。そして、制御手段8の出力インターフェース86からは、上記パルスモータ372、パルスモータ382、パルスモータ532、パルスモータ632、レーザー光線照射手段62および表示手段80等に制御信号を出力する。
次に、上述したレーザー加工装置によって加工されるウエーハについて、図4を参照して説明する。図3に示す半導体ウエーハ10は、厚さが例えば30μmのシリコンウエーハからなり、その表面10aには複数のストリート101が格子状に形成されているとともに複数のストリート101によって区画された複数の領域にデバイス102が形成されている。
上述した半導体ウエーハ10を上記レーザー加工装置によって加工するには、半導体ウエーハ10を図5に示すよう環状のフレームFに装着されたダイシングテープTに貼着する。このとき、半導体ウエーハ10は、表面10aを上にして裏面側をダイシングテープTに貼着する。なお、ダイシングテープTは、ポリ塩化ビニル(PVC)等の半透明な樹脂シートからなっている。
次に、上述した半導体ウエーハ10のストリート101に沿ってレーザー加工溝を形成するレーザー光線照射工程について説明する。
先ず、図5に示すように環状のフレームFにダイシングテープTを介して支持された半導体ウエーハ10を、図6に示すようにレーザー加工装置のチャックテーブル4上にダイシングテープT側を載置する。そして、環状のフレームFをクランプ44によって固定する。この状態で、ダイシングテープTの外周部がチャックテーブル本体41の環状のシール部414に接触する。次に、図示しない吸引手段を作動すると、吸引通路416および連通路415を通して環状の吸引溝413に負圧が作用せしめられる。この結果、ダイシングテープTの下面に負圧が作用し、ダイシングテープTにおける半導体ウエーハ10が貼着している領域が保持部材42の保持面421に吸引保持される。このとき、保持部材42の保持面421には全面に渡って外周に達する複数の溝421aが形成されているので、該複数の溝421aに負圧が作用するため、保持面421にダイシングテープTにおける半導体ウエーハ10が貼着している領域を確実に吸引保持することができる。
上述したように半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル4は、加工送り手段37の作動により撮像手段7の直下に位置付けられる。チャックテーブル4が撮像手段7の直下に位置付けられると、撮像手段7および制御手段8によって半導体ウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段7および制御手段8は、半導体ウエーハ10の所定方向に形成されているストリート101と、ストリート101に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段62の集光器624との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する。また、半導体ウエーハ10に形成されている上記所定方向に対して直角に延びるストリート101に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。
以上のようにしてチャックテーブル4上に保持された半導体ウエーハ10に形成されているストリート101を検出し、レーザー光線照射位置のアライメントが行われたならば、図7で示すようにチャックテーブル4を集光器624が位置するレーザー光線照射領域に移動し、所定のストリート101を集光器624の直下に位置付ける。このとき、半導体ウエーハ10は、ストリート101の一端(図7において左端)が集光器624の直下に位置するように位置付けられる。次に、レーザー光線照射手段62を作動し集光器624からシリコンウエーハに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線を照射しつつ、チャックテーブル4を図7において矢印X1で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめる(レーザー光線照射工程)。そして、ストリート101の他端(図7において右端)が集光器63の直下位置に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル4の移動を停止する。
上記レーザー光線照射工程おける加工条件は、次のように設定されている。
光源 :YVO4レーザーまたはYAGレーザー
波長 :355nm
繰り返し周波数 :20kHz
平均出力 :5W
集光径 :φ10μm
加工送り速度 :100mm/秒
上記加工条件によって上述したレーザー光線照射工程を実施することにより、厚さが30μmのシリコンウエーハからなる半導体ウエーハ10には、図8に示すようにストリート101に沿って表面10aから裏面に貫通するレーザー加工溝110が形成される。従って、半導体ウエーハ10は、ストリート101に沿って完全切断(貫通加工)される。
上述したレーザー光線照射工程を半導体ウエーハ10に所定方向に形成された全てのストリート101に沿って実施したならば、チャックテーブル4を90度回動して該チャックテーブル4に保持されている半導体ウエーハ10を90度回動する。そして、半導体ウエーハ10に上記所定方向と直交する方向に形成された全てのストリート101に沿って上述したレーザー光線照射工程を実施する。
以上のようにして半導体ウエーハ10の全てのストリート101に沿って上述したレーザー光線照射工程を実施することにより、半導体ウエーハ10は全てのストリート101に沿って完全切断され、個々のデバイス102に分割される。しかるに、ウエーハの厚さにバラツキがあったりストリート上に上述したテスト エレメント グループ(TEG)と称するテスト用の金属パターンが配設されていると、完全切断できない領域が発生する場合がある。従って、半導体ウエーハ10が全てのストリート101に沿って完全切断されているか否かを確認する切断状況確認工程を実施する。
切断状況確認工程は、上述したレーザー光線照射工程を実施した状態で、チャックテーブル4を移動し撮像手段7の直下に位置付け、図9に示すように発光体43を点灯する。そして、半導体ウエーハ10のレーザー加工溝110が形成された所定のストリートの直下に位置付け、撮像手段7を作動してストリートに形成されたレーザー加工溝110を撮像しつつチャックテーブル4をストリートに形成されたレーザー加工溝110に沿って図9において紙面に垂直な方向に移動する(レーザー加工溝走査工程)。この間に撮像手段7によって撮像された画像は制御手段8に送られる。また、同時に上記加工送り位置検出手段374および割り出し送り位置検出手段384からの検出信号が制御手段8に送られる。
このようにしてレーザー加工溝走査工程を半導体ウエーハ10に所定方向に形成された全てのストリート101に沿って実施したならば、チャックテーブル4を90度回動して該チャックテーブル4に保持されている半導体ウエーハ10を90度回動する。そして、半導体ウエーハ10に上記所定方向と直交する方向に形成された全てのストリート101に沿って上述したレーザー加工溝走査工程を実施する。
上述したレーザー加工溝走査工程においては、レーザー加工溝110が貫通している(完全切断している)場合には発光体43から照射された光は、半透明なダイシングテープTおよび透明又は半透明部材からなる保持部材42を通り図9において矢印430で示すようにレーザー加工溝110を透過する。従って、撮像手段7は所定の光量を受光することになる。一方、レーザー加工溝110が貫通していない(不完全切断)場合には発光体43から照射された光は、レーザー加工溝110を透過しないため、所定の光量を受光できない。このようにして、撮像手段7が撮像した画像情報に基いて制御手段8は、その光量が所定量に達していない領域を不完全切断であると判定する。そして、制御手段8は、不完全切断であると判定した領域の座標値を上記加工送り位置検出手段374および割り出し送り位置検出手段384からの検出信号から求め、その座標値をランダムアクセスメモリ(RAM)83に一時格納する。
以上のようにして切断状況確認工程を実施することにより、不完全切断の領域を確認したならば、加工送り位置検出手段374および割り出し送り位置検出手段384を作動してたチャックテーブル4を移動し、半導体ウエーハ10の不完全切断領域をレーザー光線照射手段62の集光器624の直下に位置付ける。そして、不完全切断領域に集光器624からパルスレーザー光線を照射して再加工を実施する(再加工工程)。この再加工は、不完全切断領域が所定の割合を超えた場合のみ実施してもよい。このように、図示の実施形態におけるレーザー加工装置を用いることにより、半導体ウエーハ10に形成されたストリートに沿ってレーザー加工溝110を形成した後、半導体ウエーハ10をチャックテーブル4から外すことなく切断状況確認工程および再加工工程を実施することができるので、個々に分割されたデバイスが動くことがないため、不完全切断領域を正確に再加工することができる。一方、不完全切断領域の割合が非常に多い場合には、上記加工条件を検討し変更する資料とする。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図 図1に示すレーザー加工装置に装備されるチャックテーブルの断面図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段の構成を簡略に示すブロック図。 被加工物としての半導体ウエーハを示す斜視図。 図4に示す半導体ウエーハが環状のフレームにダイシングテープを介して支持された状態を示す斜視図。 環状のフレームにダイシングテープを介して支持された半導体ウエーハをレーザー加工装置のチャックテーブル上に保持した状態を示す断面図。 図1に示すレーザー加工装置によって実施するレーザー光線照射工程の説明図。 図7に示すレーザー光線照射工程が実施された半導体ウエーハの一部拡大断面図。 図1に示すレーザー加工装置によって実施する切断状況確認工程の説明図。
符号の説明
1:レーザー加工装置
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
32:第1の滑動ブロック
33:第2の滑動ブロック
37:加工送り手段
374:加工送り位置検出手段
38:第1の割り出し送り手段
384:割り出し送り位置検出手段
4:チャックテーブル
41:チャックテーブル本体
42:保持部材
43:発光体
5:レーザー光線照射ユニット支持機構
52:可動支持基台
53:第2の割り出し送り手段
6:レーザー光線照射ユニット
61:ユニットホルダ
62:レーザー光線照射手段
622:パルスレーザー光線発振手段
624:集光器
63:移動手段
7:撮像手段
8:制御手段
10:半導体ウエーハ
F:環状のフレーム
T:ダイシングテープ

Claims (6)

  1. ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルに保持されたウエーハを撮像する撮像手段と、を具備するレーザー加工装置を用いてウエーハを貫通加工するウエーハの加工方法であって、
    該チャックテーブルは、チャックテーブル本体と、該チャックテーブル本体の上面に配設されウエーハの全面を保持する保持面を備えた透明又は半透明部材からなる保持部材と、該保持部材の該保持面と反対側側方に配設された発光体とを具備しており、
    該チャックテーブルに保持されたウエーハの所定の加工領域にレーザー光線を照射して所定の該貫通加工を実施した後、該チャックテーブルにウエーハを保持した状態で該発光体を点灯して該撮像手段により加工領域を撮像し、加工領域から光が透過したか否かにより該貫通加工の良否を判定する、
    ことを特徴とするウエーハの加工方法。
  2. 該貫通加工が不完全な加工領域を確認したならば、該チャックテーブルにウエーハを保持した状態で該貫通加工が不完全な加工領域を再加工する、請求項1記載のウエーハの加工方法。
  3. 該貫通加工が不完全な加工領域の割合が許容量を超えている場合には、加工条件を検討し変更する、請求項1又は2記載のウエーハの加工方法。
  4. 該貫通加工は、ウエーハの切断加工である、請求項1から3のいずれかに記載のウエーハの加工方法。
  5. ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送り方向に加工送りする加工送り手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを該加工送り方向と直行する割り出し送り方向に割り出し送りする割り出し送り手段と、該チャックテーブルの加工送り位置を検出する加工送り位置検出手段と、該チャックテーブルの割り出し送り位置を検出する割り出し送り位置検出手段と、該チャックテーブルに保持されたウエーハを撮像する撮像手段と、該撮像手段によって撮像された画像信号と該加工送り位置検出手段および該割り出し送り位置検出手段からの検出信号に基いて該チャックテーブルに保持されたウエーハの加工状態を判定する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該チャックテーブルは、チャックテーブル本体と、該チャックテーブル本体の上面に配設されウエーハの全面を保持する保持面を備えた透明又は半透明部材からなる保持部材と、該保持部材の該保持面と反対側側方に配設された発光体とを具備しており、
    該制御手段は、該チャックテーブルに保持されレーザー加工されたウエーハの加工位置を撮像した該撮像手段からの画像信号に基いて完全切断されているか否かを判定するとともに、該加工送り位置検出手段および該割り出し送り位置検出手段からの検出信号に基いて完全切断されていない領域の座標値を求める、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  6. 該保持部材の該保持面には、外周に達する複数の溝が形成されている、請求項1記載のレーザー加工装置。
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