JP2008186980A - コイル及びコイルの成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のコイル要素の配列を高精度として各コイル要素内にコアを確実に挿入することができるコイルを実現する。
【解決手段】リアクトルコイル12は、1本の平角線17がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて形成された第1のコイル要素121と、第1コイル要素の巻き終わり端部にて、平角線が第1コイル要素の巻き方向とは反対の方向にエッジワイズ状に角巻きされることにより、第1コイル要素の積層方向とは反対の方向に積層されて形成された第2のコイル要素122を備えている。そして、第2のコイル要素の巻き終わり前にて巻き途中の当該第2のコイル要素と前記第1のコイル要素との位置関係を測定して求めたオフセット量に基づいて、平角線がオフセット巻きされることにより、第2コイル要素の巻き終わり時点で第1コイル要素と第2コイル要素が連続して並列状態に成形される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品としてのコイル及び当該コイルの成形方法に関し、特に、リアクトルのコイルとして用いるのに好適なコイル及び当該コイルの成形方法に関する。
例えば、リアクトルは、一般に巻線であるコイルと磁性体のコアを備え、コアにコイルが巻回されることによりインダクタンスを得る。従来、リアクトルは、昇圧回路、インバータ回路、アクティブフィルタ回路等に用いられているが、かかるリアクトルとしては、コアと当該コアに巻回されたコイルとを他の絶縁部材等と共に金属等のケース内に収納する構造のものが多く用いられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。そして、例えば、車載用の昇圧回路に用いられるリアクトルにおいては、高電流領域における高いインダクタンス値を得るために所定の巻径と巻数により形成した単独コイル要素を2個並列状に形成し、双方のコイル要素を流れる電流の方向が互いに逆向きになるように連結(接続)した構成のコイルが用いられている。
かかる従来のコイルとしては、第1の従来例として、上述した2個のコイル要素をそれぞれ個別の巻線により形成し、各巻線の連結側の端部を連絡用ターミナルを介して溶接することにより接続する構成のものがある(例えば、特許文献2参照)。また、第2の従来例として、並列状に並ぶ同一巻き方向の2個のコイル要素を1本の平角線材のエッジワイズ巻きによって形成すると共に、相互に連続する上記2個のコイル要素の相互間に架かる平角線材の連結部を長手方向に直交する幅方向に沿って二つ折り状に折り返すようにして双方のコイル要素の端面による外形内に収める構成のものもある(上記特許文献2参照)。
特開2003−124039号公報 特許第3737461号公報
リアクトルの2個のコイル要素内には例えば略リング状のコアが挿入されるため、2個のコイル要素は高い配列精度が要求される。ところが、上述した第1の従来例のコイルでは、連絡用ターミナルを介して2個のコイル要素の巻線の連結側の端部を相互に連結するため、2個のコイル要素の配列にバラツキが生じ易く、コアを挿入することができない場合がある。また、この第1の従来例のコイルでは、両コイル要素と連絡用ターミナルとの接続のために、まず各巻線や連絡用ターミナルの連結側端部の皮膜を剥がし、その上で当該箇所を溶接するという作業が必要となるので、製造作業が大変煩雑になっていた。更に、個別の巻線により形成された2個のコイル要素を連絡用ターミナルを介した溶接により電気的に接続するため、どうしても溶接部の信頼性が問題となり、溶接の具合如何によりコイルの電気的特性にバラツキが生じてしまうという問題もあった。
一方、上述した第2の従来例のコイルでは、2個のコイル要素を同一の巻線によって形成し、連結部を二つ折り状に折り返すようにしているので、2個のコイル要素の配列のバラツキは生じ難い。ところが、折り返しの具合如何によりコイルの電気的特性にバラツキが生じてしまう可能性も否定できない。更に、両コイル要素と連絡用ターミナルとの溶接の工程は不要であるが、上述した折り返しのための作業工程が必要となるので、その分製造作業が煩雑となるという問題もある。
本発明の第1の目的は、複数のコイル要素を含むコイルにおいて、複数のコイル要素の配列を高精度として各コイル要素内にコアを確実に挿入することができる技術を提供することにある。
本発明の第2の目的は、複数のコイル要素を含むコイルにおいて、コイル要素相互の連結部の溶接や折り返しを不要とすることにより、特性のバラツキを無くし高い信頼性が得られる技術を提供することにある。
本発明の第3の目的は、複数のコイル要素を含むコイルにおいて、コイル要素相互の連結部の溶接や折り返しを不要とすることにより、その分製造作業の簡略化を可能とする技術を提供することにある。
本発明者は、複数のコイル要素を同一の平角線材によって形成すると共に、連結部の折り返しを不要とするように、複数のコイル要素を同一側に形成しながらも、それらのコイル要素を流れる電流の方向が互いに逆向きになるように、且つそれらのコイル要素の配列を高精度に保ちつつ連結する新規な構成のコイル及びその成形方法を見出した。
即ち、上記第1乃至第3の目的を達成するため、本発明のコイルは、1本の平角線がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて形成された第1のコイル要素と、当該第1のコイル要素の巻き終わり端部にて、前記平角線が当該第1のコイル要素の巻き方向とは反対の方向にエッジワイズ状に角巻きされることにより、当該第1のコイル要素の積層方向とは反対の方向に積層されて形成された第2のコイル要素とを少なくとも備えたコイルであって、前記第2のコイル要素の巻き終わり前にて巻き途中の当該第2のコイル要素と前記第1のコイル要素との位置関係を測定して求めたオフセット量に基づいて、前記平角線がオフセット巻きされることにより、前記第2のコイル要素の巻き終わり時点で前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素が連続して並列状態に形成されることを特徴とする。
かかる構成によれば、オフセット巻きにより第2のコイル要素の巻線工程中における各辺を成形する際の線材送り誤差の累積を解消することができるので、第1のコイル要素と第2のコイル要素の配列を高精度とすることができ、各コイル要素内に例えば略リング状のコアを確実に挿入することができる。また、コイル要素相互を連結するための溶接やコイル要素相互を並置するための折り返しは不要となるので、特性のバラツキが無く、信頼性の高いコイルが得られる。更に、溶接作業や折り返しの作業が不要となるので、その分製造作業を簡略化することができる。
また、上記第1乃至第3の目的を達成するため、本発明のコイルの成形方法は、1本の平角線材がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて少なくとも第1及び第2のコイル要素が並列状態で、且つ、相互に巻き方向が反対になるように連続して形成されるコイルの成形方法であって、第1の巻線ヘッドと該第1の巻線ヘッドと所定の間隔だけ離間して設けられた第2の巻線ヘッドとを用いて前記1本の平角線材から前記第1及び前記第2のコイル要素を連続して形成するコイルの成形方法において、
前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素の巻線に必要な長さの前記平角線材を用意し、該平角線材を前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ送って当該第1の巻線ヘッドにセットし、前記平角線材の先端が前記第1の巻線ヘッドから所定長突出した状態に設定する平角線材の第1送り工程と、
前記第1の巻線ヘッドを用いて前記第1のコイル要素の所定の巻数まで前記平角線材を巻線して前記第1のコイル要素を形成する第1のコイル要素の巻線工程と、
先端に前記第1のコイル要素が形成された前記平角線材を再び前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ送る平角線材の第2送り工程と、
前記第1のコイル要素の全体を折り曲げる(フォーミング)ことで、該第1のコイル要素を所定の姿勢状態に設定する第1のコイル要素のフォーミング工程と、
前記第2のコイル要素の巻き分を確保するために前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ更に前記平角線材を送り出す平角線材の第3送り工程と、
前記第2の巻線ヘッドを用いて前記第2のコイル要素の所定の巻数となる前まで前記平角線材を巻線し、巻き途中の当該第2のコイル要素と前記第1のコイル要素との位置関係を測定してオフセット量を求め、当該オフセット量に基づいて前記平角線材をオフセット巻きして前記第2のコイル要素を形成する第2のコイル要素の巻線工程と、を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、オフセット巻きにより第2のコイル要素の巻線工程中における各辺を成形する際の線材送り誤差の累積を解消することができるので、第1のコイル要素と第2のコイル要素の配列を高精度とすることができ、各コイル要素内に例えば略リング状のコアを確実に挿入することができる。また、コイル要素相互を連結するための溶接作業やコイル要素相互を並置するための折り返し作業は不要となるので、特性のバラツキが無く、信頼性の高いコイルの成形方法が得られる。更に、溶接工程や折り返しの工程が不要となるので、その分製造作業を簡略化することができる。
尚、前記平角線材の第2送り工程では、前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素との間隔を確保するために所定のコイル間隔長だけ余分に前記平角線材を送るようにしても良い。
かかる構成により、第1のコイル要素と第2のコイル要素との所定のコイル間隔長を予め確保し易くなるので、第1のコイル要素と第2のコイル要素のコイル間隔のバラツキを無くすことも可能となり、この点からも成形されたコイルの信頼性を高めることができる。
また、前記第2のコイル要素の巻線工程では、前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素の軸心間の距離を所定長として確保することができるように前記オフセット量を求めるようにしても良い。
かかる構成により、第1のコイル要素と第2のコイル要素の軸心間の距離のバラツキを無くすことができるので、各コイル要素内に例えば略リング状のコアを確実に挿入することが可能となり、この点からも成形されたコイルの信頼性を更に高めることができる。
本発明によれば、巻き途中の第2のコイル要素と第1のコイル要素との位置関係を測定して求めたオフセット量に基づいてオフセット巻きしているので、第2のコイル要素の巻線工程中における各辺を成形する際の線材送り誤差の累積を解消して、第1のコイル要素と第2のコイル要素の配列を高精度とすることができる。このため、各コイル要素内に例えば略リング状のコアを確実に挿入することができ、信頼性が高く、電気的特性の安定したコイルを得ることができ、また、当該コイルを成形することができる。
また、溶接部の信頼性が問題となることが無く、折り返しの具合如何によりコイルの電気的特性にバラツキが生じてしまう可能性も無くなるので、信頼性が高く、電気的特性の安定したコイルを得ることができ、また、当該コイルを成形することができる。
更に、両コイル要素と連絡用ターミナルとの溶接の工程や折り返しのための作業工程が不要となるので、その分製造作業を簡略化することが可能である。
本発明の実施形態に係るコイルについて図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、本発明のコイルをリアクトルのコイル(以下、リアクトルコイルと呼ぶ)に適用した。図1は、本発明の実施形態のリアクトルコイルを含む一例としてのリアクトルの斜視図、図2は、図1に示したリアクトルの分解斜視図である。このリアクトル10は、例えば、強制冷却手段を有する機器の電気回路に使用され、リアクトルコイル12、リアクトルコア9、ボビン4、熱伝導性ケース1、絶縁兼放熱シート7等を含んでいる。このリアクトル10は、図1に示すように、リアクトルコイル12内にリアクトルコア9が挿入され、これらが熱伝導性ケース1内に収納され充填材8が流し込まれて固定された構成となっている。尚、熱伝導性ケース1の4隅にあるリアクトル固定用穴13は、熱伝導性ケース1を、例えば、強制冷却された筐体等に固定するためのネジ穴である。
リアクトルコイル12は、図1に示すように、1本の平角線17がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて形成された第1コイル要素121と第2コイル要素122を備えている。ここで、エッジワイズ状に巻くとは、平角線17を縦に巻く巻き方をいう。また、角巻きとは、コイルを角型に巻くことをいい、コイルを丸型に巻く(丸巻き)と対比される。リアクトルコイル12の第1コイル要素121と第2コイル要素122それぞれの端部であるリード部121L、122Lは、例えば、平角線17の被覆を剥離し、導体を剥き出しにしており、図示しない圧着端子等を設けて他の電気部品等と接続される。そして、詳細は後述するが、第1コイル要素121と第2コイル要素122の連結部分近傍の第2コイル要素122側の一辺の部分(以下、オフセット部分という)123は、リアクトルコイル12を成形したときに発生する第1コイル要素121の軸心と第2コイル要素122の軸心との距離のバラツキを無くすためにオフセット量を持たせて巻線(以下、オフセット巻きという)されている。
リアクトルコア9は、図2に示すように、2個の磁性体のブロック3a、6個の磁性体のブロック3b及び各ブロック3b間に磁気ギャップとして挿入される8枚のシート材6から構成されている。リアクトルコア9の形状は、ブロック3bとシート材6で構成される2ヶ所の直線部とブロック3aが結合した略リング状となっている。ボビン4は、図2に示すように、仕切部4a及び巻枠部4bから構成され、作業効率向上の観点から仕切部4aと巻枠部4bが分離できる構造となっている。
このような構成のリアクトル10の組立手順は、先ず、リアクトルコイル12を形成した後、リアクトルコイル12内に巻枠部4bを挿入し、巻枠部4bの両端から仕切部4aを嵌め込む。そして、巻枠部4b内にリアクトルコア9の直線部を構成するブロック3bとシート材6を挿入し、ブロック3aとシート材6を接着する。このようにリアクトルコア9の各直線部に巻枠部4bを介してリアクトルコイル12が形成されているので、所定の電気的特性を得ることができる。また、リアクトルコア9のブロック3aはシート材6を介してリアクトルコア9の各直線部と接着されているので、ブロック3aは外れない構造となっている。
次に、熱伝導性ケース1の底面に絶縁兼放熱シート7を敷いた後、熱伝導性ケース1にリアクトルコア9及びリアクトルコイル12を収納する。そして、充填材8を熱伝導性ケース1内に流し込み、熱伝導性ケース1とリアクトルコア9及びリアクトルコイル12を固定する。絶縁兼放熱シート7は、リアクトルコイル12と熱伝導性ケース1間に配設され、両者を絶縁する。尚、絶縁兼放熱シート7は、周囲の充填材8よりも熱伝導率が良いシートを使用しているので、リアクトルコイル12から発生した熱を効率良く熱伝導性ケース1に伝導させることができる。これにより、リアクトルコイル12から発生した熱を、強制冷却手段で冷却された熱伝導性ケース1から効率よく放熱している。
以上のように、このリアクトル10は、平角線17が角巻きされることにより角筒形状に積層された第1コイル要素121と第2コイル要素122を有するリアクトルコイル12を備えている。このため、第1コイル要素121と第2コイル要素122の底面側が平面状に形成されて、絶縁兼放熱シート7を介して熱伝導性ケース1の底面と接しているので、例えば、平角線が丸巻きされることにより円筒形状に積層されたコイル要素を備える場合に比べて、放熱性に優れている。また、同様に、円筒形状に積層されたコイル要素を備える場合に比べて、熱伝導性ケース1内のデッドスペースが少なくなり、より少ない容積のケースに収納することが可能であり、リアクトル全体の小型化に資する構成となっている。更に、リアクトルコイル12は、平角線17がエッジワイズ(縦)状に巻かれた第1コイル要素121と第2コイル要素122を備えているので、平角線の横巻きの場合と比べても線間の電圧を小さくすることができる。従って、例えば、1000V等の大電圧が加わるリアクトルコイルである場合にも、高い信頼性を確保することが可能である。
図3は、図1に示したリアクトルコイル12の詳細を示す斜視図である。図3に示すように、リアクトルコイル12は、1本の平角線17がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて形成された第1コイル要素121と第2コイル要素122を備え、第1コイル要素121と第2コイル要素122が並列状態で、且つ、相互に巻き方向が反対になるように連続して形成されている。尚、2個のコイル要素121、122のリード部121L、122Lは、各コイル要素121、122の軸方向の同じ側にあるから、リード部121L、122Lの先端部に、図示しない端子を取り付ける場合にも、端子の位置を揃えることが可能である。
このリアクトルコイル12は、1本の平角線17がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて形成された第1コイル要素121の巻き終わり端部121Eにおいて、平角線17を第1コイル要素121からコイル間隔長だけ突き出させて略90度折り曲げ、第1コイル要素121の積層方向(図3中に矢印Aで示す)とは反対の方向(図3中に矢印Bで示す)に積層されるように、且つ、第1コイル要素121の巻き方向とは反対の方向にエッジワイズ状に角巻きされることにより、第2コイル要素122の巻き終わり時点で第1コイル要素121と第2コイル要素122が連続して並列状態に成形されることを特徴としている。
このように、リアクトルコイル12は、第1コイル要素121の角巻きが終了した後に第2コイル要素122を角巻きするのに必要な長さの平角線17を予め送り出し、第1コイル要素121が無い側の線材端から第2コイル要素122を角巻きして形成した2連の連結コイルである。このため、第2コイル要素122の角巻き工程中の各辺を成形するときの線材送り誤差の累積が、第1コイル要素121の軸心と第2コイル要素122の軸心との距離のバラツキとなって現れるおそれがある。第1コイル要素121と第2コイル要素122には、上述したように略リング状のリアクトルコア9の2ヶ所の直線部が挿入されるため、第1コイル要素121の軸心と第2コイル要素122の軸心との距離は高い寸法精度が要求される。そこで、線材送り誤差の累積を解消するために、第1コイル要素121と第2コイル要素122の連結部分近傍の第2コイル要素122側のオフセット部分123を余長部分としてオフセット巻きしている。
このオフセット巻きにより、第2コイル要素122の巻線工程中における各辺を成形する際の線材送り誤差の累積を解消することができるので、第1コイル要素121と第2コイル要素122の配列を高精度とすることができ、各コイル要素121、122内に略リング状のリアクトルコア9の2ヶ所の直線部を確実に挿入することができる。また、コイル要素121、122相互を連結するための溶接やコイル要素121、122相互を並置するための折り返しは不要となるので、特性のバラツキが無く、信頼性の高いコイルが得られる。更に、溶接作業や折り返しの作業が不要となるので、その分製造作業を簡略化することができる。
図4、図5及び図6は、図3に示したリアクトルコイル12の成形方法を説明する図である。このリアクトルコイル12の成形方法では、図4(a)乃至図6(j)に示すように、第1コイル要素121用の巻線ヘッド100と、第2コイル要素122用の巻線ヘッド200とを用いて巻線を行う。巻線ヘッド100と巻線ヘッド200は、それぞれ所定の間隔をおいて対向して配置された2つの滑車状のヘッド部材を含んでいる。
先ず、図4(a)に示すように、線材としての平角線(以下、平角線材170と呼ぶ)を所定位置まで送り出す(平角線材の第1送り工程)。即ち、第1コイル要素121と第2コイル要素122の巻線に十分な長さの平角線材170を用意し、この平角線材170を巻線ヘッド200側から巻線ヘッド100側、即ち、図4(a)の矢印Aに示す方向へ送って巻線ヘッド100に通し、平角線材170の先端170fが所定長巻線ヘッド100から突出した状態に設定する。ここで、平角線材170は、いわゆる角状の導線に被膜が施されたものである。尚、この平角線材170の先端170fは、後述するように、第1コイル要素121の端部121aを構成する。
続いて、図4(b)に示すように、巻線ヘッド100を用いて第1コイル要素121を巻線する(第1コイル要素の巻線工程)。この場合、第1コイル要素121の所定の巻数まで巻回して第1コイル要素121を形成する。即ち、図4(b)の矢印Bに示す方向へ平角線材170を巻いていくことで、第1コイル要素121を形成する。図4(b)及び以降の図において、第1コイル要素121は、図面の用紙と直交する方向(用紙の下面方向又は上面方向)に所定寸法形成されるものとする。
そして、第1コイル要素121が形成されたら、続いて、図4(c)に示すように、再び平角線材170を送り出す(平角線材の第2送り工程)。即ち、図4(c)の矢印Cに示す方向へ平角線材170の先端170f側を送り出す。この時、第1コイル要素121と第2コイル要素122との間隔を確保するために、後述する図4(d)に示す所定のコイル間隔長Tだけ余分に平角線材170を送り出すようにする。
ここで、図4(d)に示すように、第1コイル要素121の全体を90度フォーミングする。即ち、図4(d)の矢印Dに示す方向へ平角線材170を90度フォーミングする(折り曲げる)ことで、第1コイル要素121を所定の姿勢状態に設定する。この場合、巻線ヘッド100からコイル間隔長Tだけ更に突出させた位置で、巻線ヘッド100を用いて平角線材170を90度折り曲げる。即ち、所定のコイル間隔長Tだけずらした箇所で巻線ヘッド100を用いて平角線材170を90度折り曲げることで第1コイル要素121全体のフォーミングを行う。
続いて、図5(e)に示すように、更に、平角線材170を送り出す(平角線材の第3送り工程)。即ち、図5(e)の矢印Eに示す方向へ平角線材170の先端170f側を更に送り出す。この工程は、本実施形態のリアクトルコイル12の成形方法の大きな特徴の1つであり、第2コイル要素122の巻線に必要な線材長を確保するために、第1コイル要素121とそれに続く平角線材170を巻線ヘッド100から相当な長さに亘って押し出すまで平角線材170を送り出すようにする。尚、本実施形態では、この時、平角線材170の供給源から十分な長さだけ押し出したら平角線材170を切断し、これにより形成される平角線材170の終端170bが第2コイル要素122の端部122aを構成するようにする。
次に、図5(f)に示すように、巻線ヘッド200を用いて第2コイル要素122を巻線する(第2コイル要素の巻線工程)。この際、図5(f)に示すように、巻線ヘッド200を用いて第1コイル要素121とは逆の方向に平角線材170を巻くことで第2コイル要素122の巻線を行う。即ち、図5(f)の矢印Fに示す方向へ平角線材170を巻くことで、第2コイル要素122の巻線を開始する。従って、図5(f)に示すように、第2コイル要素122の巻線は、平角線材170における巻線ヘッド200と巻線ヘッド100の間にある長さ部分及び図5(e)に示したように第1コイル要素121に続いて巻線ヘッド100から押し出した部分を使用して行う。
図5(e)及び(f)に示すように、第1コイル要素121の巻線が完了した後、第2コイル要素122の巻線に必要な長さを送り出した上で、反対方向に巻き戻すようにして第2コイル要素122の巻線を行うのが本実施形態のリアクトルコイル12の成形方法の大きな特徴の1つである。しかして、図5(g)に示すように、第2コイル要素122の巻線により第1コイル要素121が巻線ヘッド200の側、即ち、図5(g)の矢印Gに示す方向に移動する。即ち、第1コイル要素121と第2コイル要素122が接近し始めることになる。
そして、図6(h)に示すように、第2コイル要素122の巻線が進み、第1コイル要素121と第2コイル要素122が更に接近して例えば巻線完了から2ターン(2回の巻線)手前の状態になったら、両コイル要素121、122間の距離をセンサにより測定し、その測定データを巻線機の制御部のメモリに格納する。両コイル要素121、122間の距離とは、例えば図6(h)に示す第1コイル要素121と第2コイル要素122の対向する各辺121h、122hの中央間の距離L1や、第1コイル要素121の軸心と第2コイル要素122の軸心との距離等、両コイル要素121、122間が定義可能な距離で良い。また、センサとしては、既存の例えば光センサや機械式センサ等、距離が計測可能なセンサで良く、更には目視により測定した後に巻線機の制御部に測定値をデータ入力するようにしても良い。
そして、この測定した両コイル要素121、122間の距離に基づいて、図6(j)に示す最終形態となったリアクトルコイル12の第1コイル要素121の軸心W1と第2コイル要素122の軸心W2との距離LLが所定長となるように、オフセット量Fを演算して通常の線材送り量に加算した線材送り量で平角線材170を送り出す。このように、リアクトルコイル12の第1コイル要素121の軸心W1と第2コイル要素122の軸心W2との距離LLを所定長とすることにより、略リング状のリアクトルコア9の2ヶ所の直線部が挿入可能となる。そして、第2コイル要素122が図6(h)に示した状態から更に1/4周(90度)巻回されて図6(i)に示した状態になるまで巻線する。オフセット量Fは、例えば、巻線機の制御部のメモリに格納した第1コイル要素121と第2コイル要素122の対向する各辺121h、122hの中央間の距離L1及び巻線機の制御部のメモリに予め格納された第1コイル要素121の辺121hの長さ(平角線材170の中央間の距離とする)a、平角線材170の幅b、巻線ヘッド200の直径rから次式(1)で求められる。
F=(L1−a)/2+(b+r)…(1)
尚、図6(h)に示すように、第1コイル要素121は巻線ヘッド100から外れて、図6(h)の矢印Hに示す方向へ第2コイル要素122まで接近する。従って、第1コイル要素121が巻線ヘッド100から上側に外れるように第1コイル要素121を上昇させるような機構を備えることが望ましい。
続いて、図6(i)に示すように、通常の線材送り量で平角線材170を送り出して、第2コイル要素122が図6(i)に示した状態から更に1/4周(90度)巻回されて図6(j)に示した状態になるまで巻線することで、第2コイル要素122の形成が完了し、両コイル要素121と122の巻線が完了して、本実施形態のリアクトルコイル12が成形されて完成する。このように、本実施形態のリアクトルコイル12の成形方法の大きな特徴の1つである第1コイル要素121と第2コイル要素122の連結部分近傍の第2コイル要素122側のオフセット部分123を余長部分としてオフセット巻きしているので、線材送り誤差の累積を解消することができる。尚、オフセット巻きされる部分は、線材送り誤差の累積を解消する点では第1コイル要素121と第2コイル要素122の連結部分近傍の第2コイル要素122側のオフセット部分123が最も効果が期待できるが、特に限定されるものでは無く、第1コイル要素121側や第2コイル要素122側の任意の部分でも良い。
尚、リアクトルコイル12の完成状態においては、第1コイル要素121の端部121a(平角線材170の先端170f)と第2コイル要素122の端部122a(平角線材170の終端170b)は、図6(j)に示すように、同一方向に延伸した状態になる。また、両コイル要素121と122から成る完成したリアクトルコイル12を巻線ヘッド200から外す必要があるが、このために両コイル要素121と122を巻線ヘッド200から上側に外れるように上昇させるような機構を備えることが望ましい。
以上の成形方法により、図3に示したように、線材送り誤差の累積を解消した折り返し部分を含まないリアクトルコイル12が得られる。即ち、本実施形態のリアクトルコイル12の成形方法では、形成した各々のコイル要素121、122の姿勢が既に図3の状態となっているため、略リング状のリアクトルコア9の2ヶ所の直線部を確実に挿入することができ、両コイル要素121、122の溶接(接続)工程或いは折り返し工程を省略することができる。前述した第1の従来例のコイルでは、両コイル要素を片側ずつ別個に巻いて、それらを溶接等により連結するのに対し、本実施形態では、両コイル要素121、122を両側で連続して巻いていくことで、連結のための部材や工数が不要になる。
溶接のための部材や工数が不要となるのは、前述した第2の従来例のコイルも同じであるが、第2の従来例のコイルでは、折り返しが必要なため、完成されたコイルに折り返し部分を含み、また、折り返しの工数が必要であったのに対し、本実施形態のリアクトルコイル12及びその成形方法では、通常のリアクトルコイルの巻線(角巻き)の場合と同様の略90度の折り曲げが必要となるだけで、完成されたリアクトルコイル12に折り返しの箇所が無く、そのための工数は不要である。ここで、「折り返し」とは、第2の従来例のコイルのように、平角線を全体として180度近くまで屈曲させることをいい、「折り曲げ」とは、通常のリアクトルコイルの巻線(角巻き)の場合と同様に、平角線を略90度屈曲させることをいう。即ち、第2の従来例のコイルでは、相互に連続する両コイル要素の相互間に架かる平角線の連絡部を平角線の長手方向に直交する幅方向に沿って二つ折り状に折り返すものであるが、本実施形態は、第1コイル要素121から第2コイル要素122に遷移する部分で平角線17を第1コイル要素121の巻き方向とは反対の方向に略90度折り曲げるようにした。即ち、平角線17の第1コイル要素121から第2コイル要素122に遷移する部分を平角線17の厚み方向に沿って略90度折り曲げるようにしたものである。
このように、本実施形態のリアクトルコイル12及びその成形方法では、両コイル要素121と122の配列が高精度となる連結の仕方に特徴がある。前述した第1の従来例のコイルでは、連絡用ターミナルや溶接部というコイルの巻線部分ではない、連結のためだけの部材や箇所が必要であった。また、前述した第2の従来例のコイルでも、折り返し部分というコイルの巻線部分ではない、連結のためだけの箇所が必要であった。これに対し、本実施形態のリアクトルコイル12及びその成形方法では、図3に示すように、第1コイル要素121の巻線部分がそのまま90度折れ曲がって第2コイル要素122の巻線部分でオフセット巻きされて繋がる構成となっており、線材送り誤差の累積が解消され、連結のためだけの部材や箇所は無く、全く無駄の無い画期的な構成、換言すれば、折り曲げ箇所以外は第1コイル要素121の一部又は第2コイル要素122の一部(インダクタンスを生じるコイルとして機能する部分)になっている。
また、第1の従来例のコイルと異なり、溶接部の信頼性が問題となることが無く、第2の従来例のコイルと異なり、折り返しの具合如何によりコイルの電気的特性にバラツキが生じてしまう可能性は無い。従って、信頼性が高く、電気的特性の安定したコイルを成形することができる。更に、両コイル要素と連絡用ターミナルとの溶接の工程や折り返しのための作業工程が不要となるので、その分製造作業が簡略になるという大きな利点もある。
以上、本発明について実施の形態をもとに説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の要旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
本発明は、1本の平角線がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて少なくとも第1及び第2のコイル要素が並列状に並んだ状態で、且つ、相互に巻き方向が反対になるように連続して形成されるコイルであれば、リアクトルのコイルに限らず、トランス等、他の電子部品のコイルにも広く適用可能である。
本発明の実施形態のコイルを含む一例としてのリアクトルの斜視図である。 図1に示したリアクトルの分解斜視図である。 本発明の実施形態のリアクトルコイルの斜視図である。 本発明の実施形態のリアクトルコイルの成形方法を説明するための第1の図である。 本発明の実施形態のリアクトルコイルの成形方法を説明するための第2の図である。 本発明の実施形態のリアクトルコイルの成形方法を説明するための第3の図である。
符号の説明
1 熱伝導性ケース、 4 ボビン、 7 絶縁兼放熱シート、 8 充填材、 9 リアクトルコア、 10 リアクトル、 12 リアクトルコイル、 13 リアクトル固定用穴、 17 平角線、 121L、122L リード部、 121 第1コイル要素、 122 第2コイル要素、 123 オフセット部分、 100 巻線ヘッド、 200 巻線ヘッド、 170 平角線材

Claims (4)

  1. 1本の平角線がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて形成された第1のコイル要素と、当該第1のコイル要素の巻き終わり端部にて、前記平角線が当該第1のコイル要素の巻き方向とは反対の方向にエッジワイズ状に角巻きされることにより、当該第1のコイル要素の積層方向とは反対の方向に積層されて形成された第2のコイル要素とを少なくとも備えたコイルであって、
    前記第2のコイル要素の巻き終わり前にて巻き途中の当該第2のコイル要素と前記第1のコイル要素との位置関係を測定して求めたオフセット量に基づいて、前記平角線がオフセット巻きされることにより、前記第2のコイル要素の巻き終わり時点で前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素が連続して並列状態に形成されることを特徴とするコイル。
  2. 1本の平角線材がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて少なくとも第1及び第2のコイル要素が並列状態で、且つ、相互に巻き方向が反対になるように連続して形成されるコイルの成形方法であって、第1の巻線ヘッドと該第1の巻線ヘッドと所定の間隔だけ離間して設けられた第2の巻線ヘッドとを用いて前記1本の平角線材から前記第1及び前記第2のコイル要素を連続して形成するコイルの成形方法において、
    前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素の巻線に必要な長さの前記平角線材を用意し、該平角線材を前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ送って当該第1の巻線ヘッドにセットし、前記平角線材の先端が前記第1の巻線ヘッドから所定長突出した状態に設定する平角線材の第1送り工程と、
    前記第1の巻線ヘッドを用いて前記第1のコイル要素の所定の巻数まで前記平角線材を巻線して前記第1のコイル要素を形成する第1のコイル要素の巻線工程と、
    先端に前記第1のコイル要素が形成された前記平角線材を再び前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ送る平角線材の第2送り工程と、
    前記第1のコイル要素の全体を折り曲げることで、該第1のコイル要素を所定の姿勢状態に設定する第1のコイル要素のフォーミング工程と、
    前記第2のコイル要素の巻き分を確保するために前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ更に前記平角線材を送り出す平角線材の第3送り工程と、
    前記第2の巻線ヘッドを用いて前記第2のコイル要素の所定の巻数となる前まで前記平角線材を巻線し、巻き途中の当該第2のコイル要素と前記第1のコイル要素との位置関係を測定してオフセット量を求め、当該オフセット量に基づいて前記平角線材をオフセット巻きして前記第2のコイル要素を形成する第2のコイル要素の巻線工程と、を有することを特徴とするコイルの成形方法。
  3. 請求項2に記載のコイルの成形方法において、前記平角線材の第2送り工程では、前記第1のコイル要素と前記第2コイル要素との間隔を確保するために所定のコイル間隔長だけ余分に前記平角線材を送るようにすることを特徴とするコイルの成形方法。
  4. 請求項2又は3に記載のコイルの成形方法において、前記第2のコイル要素の巻線工程では、前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素の軸心間の距離を所定長として確保することができるように前記オフセット量を求めることを特徴とするコイルの成形方法。
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