JP2009129961A - 連結コイルの形成方法および連結コイル形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】連結コイル形成装置20を、平角線Wを巻線加工ラインAに沿って直線状に配置すると共にこれを支持する線送りユニット21と、巻線加工ラインA上の平角線導入方向先で線送りユニット21の下流側に配設された巻線ヘッド機構25と、この線送りユニット21および巻線ヘッド機構25を支持する装置本体30とを備えた構成とする。巻線ヘッド機構25が、平角線Wの90度曲げ加工を実行する巻線ヘッド部26と、この巻線ヘッド部26に対して曲げ加工の加工位置を巻線加工ラインAに沿って可変設定するヘッド本体27を備え、巻線ヘッド機構25には、曲げ加工を制御する主制御部が併設されている。
【選択図】図5
Description
従来、リアクトルは、昇圧回路、インバータ回路、アクティブフィルタ回路等に用いられている。このようなリアクトルとしては、コアと当該コアに巻回されたコイルとを他の絶縁部材等とともに金属等のケース内に収納するものが多く用いられるようになっている。
そして、例えば車載用の昇圧回路に用いられるリアクトルにおいては、高電流流域における高いインダクタンス値を得るために所定の巻径と巻数により形成した単独コイルを2個並列状に形成し、双方コイルを流れる電流の方向が互いに逆向きになるように連結(接続)した構成コイルが用いられている。
また、他の従来例として、並列状に並ぶ同一巻き方向の2個コイルを1本の平角線のエッジワイズ巻きによって形成すると共に、相互に連続する上記2個コイルの相互間に架かる平角線の連結部を長手方向に沿って二つ折りに返すようにして、双方コイルの端面による外形内に収める構成のものも知られている(例えば特許文献2参照)。
また、前記特許文献1のコイルでは、両コイルと連絡用ターミナルとの接続のために、まず各巻線や連絡用ターミナルの連結側端部の皮膜を剥がし、その上で、当該箇所を溶接するという作業が必要となり、その結果、製造作業が大変煩雑になっていた。
さらに、個別の巻線により形成された2個のコイルを連絡用ターミナルを介した溶接により電気的に接続するため、どうしても溶接部の信頼性が問題となり、溶接の出来具合により、コイルの電気的特性にバラツキが生じてしまうという問題もあった。
また、両コイルと連絡用ターミナルと接続の工程は不要であるが、上述した折り返しのための作業工程が必要となるので、その分、製造作業が煩雑になるという問題が生じている。
また、第1コイルと第2コイルとを連結する連結部が両コイルに連続して設けられているので、連結部を、溶接や折り返しを不要として、かつ容易に形成することができる。
さらに、巻線ヘッド機構が1個ですむので、装置を小型化することができる。
また、第2コイルの最後の角巻き部分の一片にオフセット部分が設けられ、第2コイルの巻線完了直前の1ターン目で両コイルの配置間隔用の長さ寸法が設定されるので、第1、第2のコイル間の距離を高精度に確保できると共に、第1、第2のコイル間の配置間隔も正確に確保することができる。
また、第1コイルと第2コイルとを連結する連結部が両コイルに連続して設けられているので、連結部を、溶接や折り返しを不要として、かつ容易に形成することができる。
さらに、巻線加工ライン上に配置された第1又は第2の各巻線ヘッド機構、第1コイルの形成後、すぐに第2コイルの形成に着手できるので、効率のよい製作が可能となる。
この発明によれば、一方の組の巻線ヘッド機構で第1コイル形成工程を実行した後、他方の組の巻線ヘッド機構で第2コイル形成工程を実行することができるので、連結コイルを効率よく形成することができる。
また、第1コイルと第2コイルとを連結する連結部が両コイルに連続して設けられているので、連結部を、溶接や折り返しを不要として、かつ容易に形成することができる。
さらに、それぞれの巻線加工ライン上において第1又は第2の各巻線ヘッド機構により、第1コイルの形成後、すぐに第2コイルの形成に着手できるので、効率のよい製作が可能となる。
また、一方の巻線加工ラインにおいて第1コイル形成工程と第2コイル形成工程を実行し、他方の巻線加工ラインにおいても同じように第1コイル形成工程と第2コイル形成工程を実行して、それぞれの巻線加工ラインにおいて連結コイルを形成できるので、生産効率を向上させることができる。
また、第1コイルと第2コイルとを連結する連結部が両コイルに連続して設けられているので、連結部を、溶接や折り返しを不要として、かつ容易に形成することができる。
さらに、巻線ヘッド機構が1個ですむので、装置を小型化することができる。
また、一方の巻線加工ラインにおいて第1コイル形成工程と第2コイル形成工程を実行し、他方の巻線加工ラインにおいても同じように第1コイル形成工程と第2コイル形成工程を実行して、それぞれの巻線加工ラインにおいて連結コイルを形成できるので、生産効率を向上させることができる。
まず、図1,2に基づいて、上記連結コイルの形成方法および連結コイル形成装置によって成形された連結コイルをリアクトルコイルとして適用したリアクトルについて説明する。
図1はリアクトル1の斜視図であり、図2は、リアクトルコイル(以下、連結コイルという)10の斜視図である。
以上のようなリアクトル1は、連結コイル10内にリアクトルコア2が挿入され、これらが熱伝導性ケース3内に収容された後、充填材4を流し込んで固定された構成となっている。なお、熱伝導性ケース3の四隅にあるリアクトル固定用穴3Aは、熱伝導性ケース3を、例えば、強制冷却された筐体等に固定するためのねじ穴である。
この第1コイル11および第2コイル12間には、当該各コイル11,12を同一面上で連結する連結部13が設けられ、この連結部13は、各コイル11,12相互間に位置する素材である前記平角線Wで形成されている。そして、第1コイル11および第2コイル12は、互いに並列状態に配置されている。
ここで、角巻きとは、コイルを角筒状に巻くことをいい、コイルを丸型に巻く丸巻きと対比されている。
また、平角線Wは、断面矩形形状の導線に被膜が施されたものである。
なお、2つのコイル11,12のリード部11A,12Aは、各コイル11,12の軸方向の同じ側にあるから、リード部11A,12Aの先端部に、図示しない端子を取り付ける場合にも、端子の位置を揃えることが可能である。
また、連結部13が第1コイル11と第2コイル12のそれぞれのリード部11A,12Aと同じ向きに形成されているので、連結コイル10を図1に示すように組み込んだとき、例えば前記熱伝導性ケース3の底面に形成されている突起部等に干渉することがない。このことは、連結部13のために、ケース3の底面に形成される突起部の位置や形状を制限する必要がなくなり、これにより、設計の自由度が増す、という効果を得ることができる。
このため、第2コイル12の角巻き工程中の各辺を形成するときの線材送り誤差の累積が、第1コイル11の軸心と第2コイル12の軸心との距離のバラツキとなって現れるおそれがある。
そこで、線材送り誤差の累積を解消するために、第1コイル11と第2コイル12との連結部13を形成する第2コイル12側のオフセット部分14を、第1コイル11と第2コイル12間の距離を調整するための余長部分として設け、角巻している。そして、前述のように、このオフセット部分14を含む部分の角巻をオフセット巻きという。
すなわち、連結コイル形成装置20は、1組の巻線ヘッド機構25によって、平角線Wをコイル素材としてその一端部を順次角巻して形成された角筒状の前記第1コイル11を形成すると共に、第1コイル11を形成した後、引き続き他の端部にも同様にして第2コイル12を形成し、これらの第1コイル11と第2コイル12とを相互に並列に設置する並列設置機能を備え、これにより、前記連結コイル10を形成するものである。
なお、第1コイル11および第2コイル12は、図1、図2では、略正方形の四角筒状になっているが、実施形態では、長辺と短辺とからなる矩形形状の第1コイル11および第2コイル12からなる連結コイル10とする。
さらに、装置本体30上、かつ到着検出センサ31の上流側にはカッター機構であるカッターユニット32が配置されている。さらに、平角線導入方向Kの上流側においてカッターユニット32から離れた位置には、平角線Wを供給する前記素材供給領域Bが設けられ、この素材供給領域Bには、例えば、図示しないボビンが配置されている。
取付け台22は、平角線Wを挟んで互いに反対位置に配置された2つの固定部22Aと、これらの固定部22A間に架けわたされた2本のガイド部22Bとを備えて構成されている。また、平角線Wの上下方向に対向して配置された一対の線送りプーリ23の一方はプーリツバ23Aを含む凹型断面形状を有し、他方のプーリはこれに嵌合する凸型形状を有し、図示しないシリンダによって平角線Wを挟み、やはり図示しない駆動モータによって、上下プーリを互いに逆方向に回転させることで平角線Wの送出を行うようになっている。
線送りユニット21は、図3等に示すように、第1コイル11等の長辺または短辺寸法分ずつ間欠的に送る辺送りの機能、および図5等に示すように、第1コイル11等の長辺または短辺寸法に係わりなく、連続的に送るリード線送りの機能を有しており、このような線送りユニット21は、後で詳述するように、演算制御部35により制御される。
巻線ヘッド機構25は、後端部に前記第1コイル11が形成された平角線Wが巻線加工ラインA上に送り込まれた場合に、上記巻線ヘッド部26およびヘッド本体27を駆動して第2コイル12を形成するコイル形成機能を備えている。このコイル形成機能は、後端部に第1コイル11が形成された平角線Wの先端部から第2コイル12を形成する機能をいう。
ここで、巻治具26Bの90度曲げ加工のための回動は、例えば、ヘッド本体27の取付け部材29に固定された巻治具26Bが、図示しないモータ、プーリ等で固定治具26Aを中心にして、図3中、矢印R方向に回転するように構成されている。ただし、別の機構でもよい。
この平角線移送機能は、図9〜14に示すように、平角線Wの送りに際して線送りユニット21の作用が及ばなくなったときに、固定治具26Aと巻治具26Bとにより平角線Wを挟み込み、あるいは開放しながら、ヘッド本体27が取付け台28の固定部28A間においてガイド部28Bに沿い、かつ、平角線導入方向Kに沿って前述の矢印S方向に往復移動し、前述のように、辺送りすることで、平角線Wを移送できる機能である。
そして、第1コイル11が巻線ヘッド機構25側に移動する際に、線送りユニット21が邪魔にならないように、その線送りユニット21の線送りプーリ23およびプーリツバ23Aが、前記巻線加工ラインAから前記Y軸方向に移動して退避するように、演算制御部35によって制御されるようになっている。
取付け台33は、平角線Wを挟んで互いに反対位置に配置された2つの固定部33Aと、これらの固定部33A間に架けわたされた互いに平行な2本のガイド部33Bとを備えて構成されている。
カッター本体34には、図示しない刃部(カッター)が設けられている。したがって、カッター本体34を前記Y軸方向にスライドさせ、当該カッター本体34に取り付けられたカッターにより、送り出された前記平角線Wを所定の長さで切断することができるようになっている。
図3、14に示すように、演算制御部35は、前記線送りユニット21、巻線ヘッド機構25、カッターユニット32等との間で信号のやり取りを行い、それらの機構の制御をできるようになっている。
さらに、演算制御部35は、連結部位長さ測定手段36で測定された連結部位長の測定データを予め特定(設定)されている前記両コイル11,12の配置間隔用と、第2コイル12に設定される平角線調整用を含むコイル辺用とに配分する測定データ配分機能と、この配分された測定データに基づいて巻線ヘッド機構25の動作を制御し、第2コイル12の最後の角巻き部分の一片に所定のオフセット量Fを設定するオフセット量設定機能および両コイル11,12の配置間隔を設定制御する配置間隔設定制御機能とを具備している。
なお、図15のフローチャートでは、次の工程(ST)に移行する際の判断工程、すなわち、所望の条件が満たされているか否かの判断は、すべての工程でイエス、つまり満たされている、との前提で説明を進めるものとする。また、連結コイル形成装置20全体における演算制御部35は、図3にのみ示し、平角線導入方向Kの上流側と下流側との表示も図3にのみ示す。
ここで、平角線Wの長さは、予め設定された第1コイル11と第2コイル12とのそれぞれの巻数、つまり各コイル11,12の積層寸法と、予め設定された概略のオフセット部分14を含む連結部13の長さとを含む長さであり、これらの情報は、前記演算制御部35のメモリ38に収納されている。そして、前記線材ボビンには、それ以上の長さの平角線Wが予め巻かれている。
第1コイル11の巻線の際、平角線Wは辺送りで送られる。すなわち、平角線Wは、例えば線材ボビン、線送りユニット21による作用で、順次、前記辺送りで送り込まれる。そして、これを辺送りという。
したがって、上記状態になったとき、第1コイル11が完成したとの判断がなされる。
この際、巻線ヘッド機構25から引き出された第1コイル11および第2コイル12用の平角線Wは、図示しない搬送台等を備えた搬送装置等により支持されて移動される。
そして、入力部37からの指令に基づいて演算制御部35により、線送りユニット21を駆動させ、平角線Wの先端が、第2コイル11における最初の巻きの辺の長さとリード部12B(図7に仮想線で示す)とを含む長さだけ突出するように送り出すと共に、線送りユニット21の辺送りにより第2コイル12の巻線加工を開始する。
また、平角線Wが辺送りされて第2コイル12の巻線加工が進むに連れ、第1コイル11は、図8に示すように、線送りユニット21および巻線ヘッド機構25のヘッド本体27、固定治具26A、巻治具26Bとの協同作用により巻線ヘッド機構25側に引っ張られ、第2コイル12側に接近する。
この際、演算制御部35では、到着検出センサ31からの情報に基づいて、第1コイル11の移動時に線送りユニット21が干渉しないように、一対の線送りプーリ23が上下に開いて平角線Wを開放し、かつ線送りユニット21の取付け台22のガイド部22Bに沿って、Y軸方向に移動し平角線Wから退避するように制御する。
連結コイル10が完成したら、その連結コイル10を連結コイル形成装置20から取り外し、所定の保管場所等に運んで保管するとともに、連結コイル形成装置20では、前述と同様の手順により、次の連結コイル10の形成が開始される。
すなわち、第2コイル12の巻線が進み、第1コイル11と第2コイル12とが更に接近して、例えば巻線完了から2ターン(90度ずつ2回巻線)手前の状態になったら、第1コイル位置検出コイル検出センサ36A、第2コイル位置検出コイル検出センサ36Bにより、基準位置となっている測定位置から第1コイル11までの距離、および測定位置から第2コイル12までの距離をそれぞれ測定し、その情報を演算制御部35に伝送する。
そして、演算制御部35では、第1コイル位置検出コイル検出センサ36Aおよび第2コイル位置検出コイル検出センサ36Bからの距離情報に基づき、第1コイル11の移動方向先方の短辺11Cと、この短辺11Cと対向する第2コイル12の短辺12Cとの距離L3が演算される。
この両コイル11,12の対向する辺11C,12C間の距離L3は、前記距離L1から距離L2および予め設定されている第2コイル12の長辺寸法、つまり短辺12B,12C間の寸法を減算することで求めることができる。
そして、この補正送り寸法L4で第1コイル11を送った後、図12(B)に示すように、前記巻治具26Bを90度回動させて、平角線Wを曲げ加工したとき、その部分の第2コイル12の長辺寸法がオフセット寸法Fを加えた寸法となって現れるようになっている。
また、検出コイル検出センサ36A、36Bとしては、既存の、例えば光センサや、機械式センサ等、距離が計測可能なセンサであればよく、更には、目視により測定した後に、形成装置1の演算制御部35に測定値をデータ入力するようにしてもよい。
なお、上記隙間寸法L5は、両コイル11,12の軸心W1、W2が、設定寸法LLと一致しているとき、必然的に決まる寸法である。
(1)演算制御部35により、巻線ヘッド機構25におけるヘッド本体27の加工位置設定動作を可変制御することができるので、第1コイル11と第2コイル12との配置間隔が、予め設定されている両コイル11,12の軸心W1,W2間の設定寸法LL、および距離L3の状態で1ターン巻いたとき、両コイル11,12間の設定距離LLと直交する方向のコイル11,12の辺が一直線上に一致した時点で、90度曲げ加工を実施することができる。その結果、平角線Wを曲げ加工して角筒状かつ並列状に形成される第1、第2のコイル11,12間の距離を高精度に確保でき、これにより、リアクトルの2個のコイル内に、例えば略リング状のコアを容易に挿入できる。
なお、本第2実施形態および以下に説明する第3実施形態、第4実施形態において、前記第1実施形態での構成、使用部材等と同一および略同一のものには、同一符号を付すと共に、その詳細な説明は省略または簡略化する。
すなわち、連結コイル形成装置40は、巻線加工ラインAに沿って直線状に配置された、第1巻線ヘッド機構45と第2巻線ヘッド機構46との2個の巻線ヘッド機構を備えて構成されている。そして、平角線Wをコイル素材として、その一端部を第1巻線ヘッド機構45により順次角巻して前記第1コイル11を形成すると共に、他端部を第2巻線ヘッド機構46により順次角巻して前記第2コイル12を形成し、これらの第1コイル11と第2コイル12とを相互に並列に設置して前記連結コイル10を形成するものである。
連結コイル形成装置40は、各巻線ヘッド機構45、46および線送りユニット21を支持する装置本体30Aと、連結コイル形成装置40全体を制御する演算制御部35Aとを備えて構成されている。
また、線送りユニット21と第1巻線ヘッド機構45との間には、前記位置検出センサ31が設けられ、さらに、第2巻線ヘッド機構46の平角線導入方向の上流側には、前記カッターユニット32が配置されている。
本第2実施形態のヘッド本体47は、平角線導入方向Kに沿って移動することはないが、図示しない公知の機構により、固定治具26Aを中心として矢印R方向に回動できるようになっている。
すなわち、第2巻線ヘッド機構46は、前記巻線ヘッド部26と、取付け台28と、この取付け台28に平角線導入方向Kに沿ってスライド自在に設けられた前記ヘッド本体27とを備えて構成され、巻線ヘッド部26は、前記固定治具26Aおよび巻治具26Bとで構成されている。
第2巻線ヘッド機構46では、巻線加工ラインAに配置された平角線Wの、平角線導入方向Kの先方側に向かって左側に固定治具26A、右側に巻治具26Bがそれぞれ配置されている。これに対して、前記第1実施形態の巻線ヘッド機構25では、巻線加工ラインAに配置された平角線Wの、平角線導入方向Kの先方側に向かって右側に固定治具26A、左側に巻治具26Bがそれぞれ配置されている。
また、本実施形態の前記第1巻線ヘッド機構45では、上記巻線ヘッド機構25と同様の向きで巻治具26Bと固定治具26Aとがそれぞれ配置されている。
図16、25に示すように、前記第1実施形態の演算制御部35が一組の巻線ヘッド機構25を制御できるように構成されているのに対し、本実施形態の演算制御部35Aでは、第1巻線ヘッド機構45および第2巻線ヘッド機構46を制御できるような構成とされている点が異なるのみで、他の構成は両実施形態とも同じである。したがって、演算制御部35Aの詳細な説明は省略する。
なお、図15のフローチャートでは、次の工程(ST)に移行する際の判断工程、すなわち、所望の条件が満たされているか否かの判断は、すべての工程でイエス、つまり満たされている、との前提で説明を進めるものとする。また、連結コイル形成装置40全体における演算制御部35Aは、図16にのみ示し、平角線導入方向Kの上流側と下流側との表示も図16にのみ示す。
その後、入力部37からの指令に基づいて演算制御部35により、第1巻線ヘッド機構45を制御し、平角線Wの先端部を第1巻線ヘッド機構45の巻治具26Bと固定治具26Aとで挟持しつつ、初期位置で図16中に示す矢印R方向に90度回動させて曲げ加工を行う。そして、平角線Wの所定寸法の送りと上記曲げ加工とを繰り返し、予め設定された巻数まで巻上げて第1コイル11を完成させる。
この際、第1巻線ヘッド機構45から引き出された第1コイル11および第2コイル12用の平角線Wは、図示しない搬送台等を備えた搬送装置等により支持されて移動される。
また、第2巻線ヘッド機構46によって第2コイル12が順次巻かれるにしたがって、第1コイル11が、線送りユニット21による上流側への送り作用で第2コイル12側に移動を始める。そのため、第1コイル11の移動時に巻線ヘッド部26と干渉しないように、第1巻線ヘッド機構45全体、あるいは巻線ヘッド部26を、例えば下降させる等して、平角線Wから離れる方向に退避させる。
連結コイル10が完成したら、その連結コイル10を連結コイル形成装置40から取り外し、所定の保管場所等に運んで保管するとともに、連結コイル形成装置40では、前述と同様の手順により、次の連結コイル10の形成が開始される。
(7)第1巻線ヘッド機構45、第2巻線ヘッド機構46、第1コイル11と第2コイル12とを連続して形成、第1実施形態に比べて、作業者が完成した第1コイル11を装置20から一端取り出して、第1コイル11を形成する位置に持ち運び、第2コイル12を形成するために再度セットして、巻線を開始しなくてもよいので、作業者の手間が少なくてすむ。その結果、作業時間の短縮を図れ、連結コイル10の形成を効率よく行うことができる。
第3実施形態は、並列する2つの巻線加工ラインを備えた連結コイル形成装置50を用いて前記連結コイル10を形成するものである。
すなわち、連結コイル形成装置50には、互いに平行に配設された第1の巻線加工ライン54Aと第2の巻線加工ライン54Bが設けられ、これらの2本の巻線加工ライン54A、54Bでは、第1巻線ヘッド機構55と第2巻線ヘッド機構58との2個の巻線ヘッド機構が共用されるようになっている。すなわち、第1巻線ヘッド機構55と第2巻線ヘッド機構58とは、それぞれが、第1の巻線加工ライン54Aおよび第2の巻線加工ライン54Bと直交する方向(Y軸方向)に往復移動可能な構成とされている。
線送りユニット51と第1巻線ヘッド機構55との間には、第1の巻線加工ライン54A、第2の巻線加工ライン54Bのそれぞれ外側に、前記到着検出センサ31が設けられ、さらに、第2巻線ヘッド機構58の平角線導入方向Kの上流側には、カッター機構であるカッターユニット64が配置されている。
以上のような一対の線送りプーリ23およびプーリツバ23Aは、第1の巻線加工ライン54Aと第2の巻線加工ライン54Bとから、一対の線送りプーリ23およびプーリツバ23Aが上下に開いて平角線Wを開放した後、線送りユニット51のガイド部52Bに沿い、かつY軸方向にスライドして退避可能な構成となっている。
以上に述べたように、第1巻線ヘッド機構55と第2巻線ヘッド機構58とは、それぞれ第1の巻線加工ライン54Aと第2の巻線加工ライン54Bとで共用されていることになる。
取付け台65は、各巻線加工ライン54A、54Bの外側に配置された固定部65Aと、これらの固定部65A間に架けわたされ、かつカッター本体34と係合するガイド部65Bとを含み構成されている。したがって、カッター本体34は、各巻線加工ライン54A、54Bと直交するY軸方向に往復移動でき、それぞれの巻線加工ライン54A、54Bにおいて、平角線Wを切断できるようになっている。
前記第1実施形態の演算制御部35が一組の巻線ヘッド機構25を制御できるように構成されているのに対し、本実施形態の演算制御部35Bでは、図27、37に示すように、各巻線加工ライン54A、54Bにおける第1巻線ヘッド機構55および第2巻線ヘッド機構58を制御できるような構成とされている点が異なるのみで、他の構成は両実施形態とも同じである。したがって、演算制御部35Aの詳細な説明は省略する。
なお、図38のフローチャートでは、次の工程(ST)に移行する際の判断工程、すなわち、所望の条件が満たされているか否かの判断は、すべての工程でイエス、つまり満たされている、との前提で説明を進めるものとする。また、連結コイル形成装置50全体における演算制御部35Bは、図27にのみ示し、平角線導入方向Kの上流側と下流側との表示も図27にのみ示す。
以上の状態から、第1の巻線加工ライン54Aにおいて平角線Wを第1巻線ヘッド機構55の巻治具26Bと固定治具26Aとで挟持しつつ、巻治具26Bを初期位置から図27中に示す矢印R方向に90度回動させて曲げ加工を実行する。この曲げ加工動作を繰り返し、第1コイル11の所定の巻数まで巻上げて第1コイル11を完成させる。
そして、切断した平角線Wの端部を第2コイル12の巻線開始の位置まで、すなわち、第2巻線ヘッド機構58の固定治具26Aと巻治具26Bとの位置からカッターユニット64側に所定寸法だけ突出させた位置まで、線送りユニット21により移動させる。
このとき、第2の巻線加工ライン54Bでは、何ら作動していない。
第2コイル12の形成と同時に、第2の巻線加工ライン54Bにおいては、第1の巻線加工ライン54Aから第2の巻線加工ライン54B側にスライド移動してきた第1巻線ヘッド機構55に平角線Wが載置された後、第1の巻線加工ライン54A上での第1コイル11の形成と同様の手順により、第2の巻線加工ライン54Bにおける第1コイル11の形成が開始される。
このとき、第2の巻線加工ライン54Bでは、第1巻線ヘッド機構55により第1コイル11の巻線が繰り返される。
一方、第2の巻線加工ライン54Bにおいては、前記第3の工程と同様に、第2コイル12用の長さを確保する位置まで平角線Wが引き出されたら、カッターユニット64のカッター本体34を前進させて平角線Wを切断する。そして、切断した平角線Wの端部を第2コイル12の巻線開始の位置C2まで、すなわち、第2巻線ヘッド機構58の固定治具26Aと巻治具26Bとの位置からカッターユニット64側に所定寸法だけ突出させた位置まで、線送りユニット21により移動させる。
一方、第2の巻線加工ライン54Bにおいては、第1の巻線加工ライン54A側に位置していた第2巻線ヘッド機構58を第2の巻線加工ライン54Bに移動させると共に、その第2巻線ヘッド機構58の所定位置に平角線Wを載置し、第2巻線ヘッド機構58により第2の巻線加工ライン54Bでの第2コイル12の巻線を開始する。
(8)連結コイル形成装置50が、第1の巻線加工ライン54Aと第2の巻線加工ライン54Bとを備え、それぞれのライン54A、52で連結コイル10を連続して形成することができる。この際、第1の巻線加工ライン54Aで連結コイル10を形成している途中で、第2の巻線加工ライン54Bでも連結コイル10の形成に着手することができる。その結果、2つのライン54A,54Bで交互に連結コイル10を形成することができるので、より一層生産効率を向上させることができる。
第4実施形態は、1本の平角線Wの両端から同時に第1コイル11および第2コイル12を形成できる連結コイル形成装置70を用いて前記連結コイル10を形成するものである。
線送りユニット21と第2巻線ヘッド機構78との間には、前記位置検出センサ31が設けられ、第2巻線ヘッド機構78の平角線導入方向の上流側には、前記カッターユニット32が配置されている。
この第2巻線ヘッド機構78における固定治具26Aと巻治具26Bとによる平角線Wの曲げ加工も、前述した第1巻線ヘッド機構75と同様に、例えば、図示しないモータやプーリ等で、取り付け部材29に固定された巻治具26Bを、固定治具26Aを中心にして回動させてもよい。
なお、第1巻線ヘッド機構75と第2巻線ヘッド機構78とでは、そのヘッド本体27に設けられた固定治具26Aと巻治具26Bとの配置位置が異なっている。
すなわち、第1コイル11は総ターンを摺動ガイド76B上で巻線するのに対し、第2コイル12の最終2ターンを含む巻線最終部は、各巻線ヘッド機構75および78の間の領域で行われるためである。
また、第1巻線ヘッド機構75の固定治具26Aと巻治具26Bとは、下降できる構造とされ(図略)、これにより、例えば図44に示すように、第1コイル11の移動に際して干渉しないような構成となっている。
前記第1実施形態の演算制御部35が一組の巻線ヘッド機構25を制御できるように構成されているのに対し、本実施形態の演算制御部35Cでは、図39、48に示すように、巻線加工ラインAにおける第1巻線ヘッド機構75および第2巻線ヘッド機構78を同時加工制御できる同時加工制御機能を備えている点が異なるのみで、他の構成は両実施形態とも同じである。したがって、演算制御部35Cの詳細な説明は省略する。
なお、図49のフローチャートでは、次の工程(ST)に移行する際の判断工程、すなわち、所望の条件が満たされているか否かの判断は、すべての工程でイエス、つまり満たされている、との前提で説明を進めるものとする。また、連結コイル形成装置70全体における演算制御部35Cと他の機構等との接続は、図39にのみ示し、平角線導入方向Kの上流側と下流側との表示も図39にのみ示す。
この際、線送りユニット21は、第1コイル11と第2コイル12とを略中間位置の平角線Wから離れる方向に移動して、退避している状態である。
また、第1コイル11と第2コイル12とは、互いに巻線方向が異なった状態で巻線されるようになっている。すなわち、例えば、図41に示すように、第1コイル11と第2コイル12とが巻線加工ラインA上の平角線Wを挟んで反対方向に巻線される。
各巻線ヘッド機構75,78で、それぞれ第1コイル11と第2コイル12の巻線が継続されると、各巻線ヘッド機構75,78のヘッド本体27は、巻線が進むに連れて、第1摺動ガイド部76B、第2摺動ガイド部79Bに沿って互いが接近する方向にスライドする。
連結コイル10が完成したら、その連結コイル10を連結コイル形成装置70から取り外し、所定の保管場所等に運んで保管するとともに、連結コイル形成装置70では、前述と同様の手順により、次の連結コイル10の形成が開始される。
(10)第1巻線ヘッド機構75で第1コイル11の巻線、第2巻線ヘッド機構78で第2コイル12の巻線を、ヘッド本体27が平角線導入方向の下流側および上流側から、互いに接近する方向に移動しながら行えるので、第1コイル11と第2コイル12とを同時に形成することができる。その結果、連結コイル10を短時間で形成でき、生産効率の向上を図ることができる。
例えば、前記各実施形態では、図12、図23、図35、図46に示すように、連結部位長さ測定手段36により、連結部の長さを、当該連結部に直交する方向に位置する第1コイル11、第2コイル12の対応するコイル辺11C,12C相互間の平行間隔を連結部位長L3として測定していたが、これに限らず、図50に示すような測定方法でもよい。
すなわち、連結部位長さ測定手段36が、装置本体30、30A等上に設定した基準点Sに基づいて、第1コイル11、第2コイル12の対応するコイル辺11C,12Cのうち、基準点Sからコイル辺12Cの側端面までの距離を測定する構成となっている。
ここで、基準点Sと、第1コイル11の移動方向先端側のコイル辺11Cの側端面までの距離L3−2とは、不動の寸法であり、この距離L3−2と上記L3−1とにより連結部位の長さL3−4が求められる。
10 連結コイル
11 第1コイル
12 第2コイル
13 連結部
14 オフセット部分
20、40、50、70 連結コイル形成装置
21、51 線送りユニット
25 巻線ヘッド機構
26 巻線ヘッド部
26A 固定治具
26B 巻治具
27 ヘッド本体
30,30A,30B,30C 装置本体
32 カッター機構であるカッターユニット
35 主制御部
36 連結部位長さ測定手段
45 第1巻線ヘッド機構
46 第2巻線ヘッド機構
47 ヘッド本体
54A 第1の巻線加工ライン
54B 第2の巻線加工ライン
55 第1巻線ヘッド機構
58 第2巻線ヘッド機構
64 カッター機構であるカッターユニット
75 第1巻線ヘッド機構
78 第2巻線ヘッド機構
Claims (25)
- 1本の平角線をその一方と他方の各端部側から角巻して形成された角巻部が角筒状に積層された状態の第1コイルおよび第2コイルを形成し、この各コイル相互間に位置する平角線部分を当該各コイルを同一面上で連結する連結部とすると共に、前記各コイルを互いに並列状態に配置して成る連結コイル形成方法であって、
前記平角線の一方の端部から第1コイルを形成すると共に他方の端部から前記第2コイルを形成するコイル形成工程を有し、
このコイル形成工程では、前記第2コイルの完成前に前記第1コイルを完成させると共に、この第1コイル完成後で前記第2コイルの完成直前に前記連結部位の長さを測定する連結部位長さ測定工程と、この測定された連結部位の長さを予め特定されている前記両コイルの配置間隔用と前記第2コイルに設定される平角線調整用を含むコイル辺用とに配分する長さ配分工程と、この分けられた長さ寸法に対応して前記第2コイルの最後の角巻き部分の一片にオフセット部を設けると共に両コイルの配置間隔を設定する最終角巻き工程とを備えていることを特徴とした連結コイル形成方法。 - 前記請求項1に記載の連結コイル形成方法において、
前記長さ配分工程では、前記第2コイルに設定される最終2ターン以上前のコイル辺の長さを含む平角線調整用の長さ寸法を、予め特定されている前記両コイルの配置間隔用の長さ寸法と前記測定された連結部位の長さ寸法から演算して得られる寸法としたことを特徴とした連結コイル形成方法。 - 前記請求項1又は2に記載の連結コイル形成方法において、
前記連結部の長さを測定する長さ測定工程を、前記第2コイルを形成する工程の巻線完了直前の2ターン以上を残した状態で行うようにし、
前記最終角巻き工程では、前記第2コイルの巻線完了直前の2ターン目で前記第2コイルの最後の角巻き部分の一片にオフセット部分を設け、これに続いて前記第2コイルの巻線完了直前の1ターン目で前記両コイルの配置間隔用の長さ寸法を設定するように構成したことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項1,2又は3に記載の連結コイル形成方法において、
前記コイル形成工程では、前記平角線の一方の端部から第1コイルを形成する第1コイル形成工程と、この第1コイル形成後に引き続き前記平角線の他方の端部から第2コイルを形成する第2コイル形成工程とを備え、
前記第2コイル形成工程では、その最終巻線工程で、前記長さ測定工程と、長さ配分工程と、最終角巻き工程とを実行するようにしたことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項4に記載の連結コイル形成方法において、
前記コイル形成工程では、前記平角線を90度曲げ加工する1組の巻線ヘッド機構を備えた連結コイル形成装置を使用して前記第1コイル形成工程と第2コイル形成工程とを順次実行するように構成したことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項4に記載の連結コイル形成方法において、
前記コイル形成工程では、二組の前記巻線ヘッド機構を備えた連結コイル形成装置を使用し、前記一方の組の巻線ヘッド機構を機能させて前記第1コイル形成工程を実行し、その後に前記他方の組の巻線ヘッド機構を機能させて前記第2コイル形成工程を実行するように構成したことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項6に記載の連結コイル形成方法において、
前記第1コイル形成工程と第2コイル形成工程との間に、前記第1コイルが一端部に形成された後に当該平角線を素材供給領域から引き出すと共に当該平角線の長さを前記第2コイルの形成に必要とする長さに設定する第2コイル用平角線設定工程を設けたことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項4に記載の連結コイル形成方法において、
前記コイル形成工程では、可動式の二組の前記巻線ヘッド機構とこれらの各巻線ヘッド機構を共用する併設された二本の巻線加工ラインとを備えた連結コイル形成装置を使用し、
前記一方の巻線加工ラインにて前記一方の組の巻線ヘッド機構を作動させて前記第1コイル形成工程を実行し、その後に当該一方の巻線加工ラインにて前記他方の組の巻線ヘッド機構を作動させて前記第2コイル形成工程を実行するように構成し、
前記他方の巻線加工ラインでは、前記一方の巻線加工ラインにおける前記第1コイル形成工程の終了後に前記一方の組の巻線ヘッド機構を前記一方の巻線加工ラインから前記他方の巻線加工ラインへ移動させて当該他方の巻線加工ラインにおける前記第1コイル形成工程を実行すると共に、
前記一方の巻線加工ラインにおける前記第2コイル形成工程の終了後に前記他方の組の巻線ヘッド機構を前記他方の巻線加工ラインへ移動させて当該他方の巻線加工ラインにおける前記第2コイル形成工程を実行するように構成したことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項8に記載の連結コイル形成方法において、
前記一方の巻線加工ラインと他方の巻線加工ラインとにあって、それぞれ前記第1コイル形成工程と第2コイル形成工程との間に、前記第1コイルが一端部に形成された状態で当該平角線を素材供給領域から引き出すと共に当該平角線の長さを前記第2コイルの形成に必要とする長さに設定する第2コイル用平角線設定工程を設けたことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項1、2又は3に記載の連結コイル形成方法において、
前記コイル形成工程では、前記平角線の一方の端部から第1コイルを形成する第1コイル形成工程と、この第1コイル形成工程とは別に前記平角線の他方の端部から第2コイルを形成する第2コイル形成工程とを備えると共に、この第2コイル形成工程における最終巻線工程にて、前記長さ測定工程と、長さ配分工程と、最終角巻き工程とを実行するようにし、
前記コイル形成工程では、予め一方と他方とのそれぞれに装備された1個ずつの前記巻線ヘッド機構と、前記各巻線ヘッド機構を別々に保持すると共に同一線上に配設された一方の巻線加工ラインと他方の巻線加工ラインとを有する連結コイル形成装置を使用し、
前記一方の巻線加工ラインにて前記一方の巻線ヘッド機構を作動させて前記第1コイル形成工程を実行し、それと同時に前記他方の巻線加工ラインにて前記他方の巻線ヘッド機構を作動させて前記第2コイル形成工程を実行するように構成したことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項10に記載の連結コイル形成方法において、
前記第2コイル形成工程における最終巻線工程にて実行される前記長さ測定工程、長さ配分工程、および最終角巻き工程は、前記一方の巻線加工ラインと他方の巻線加工ラインとの間に予め介装された平角線搬送ユニットを介して前記第1コイル部が前記他方の巻線加工ライン側に移送される過程若しくは移送後の何れか一方の状態で実行されるように構成したことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 前記請求項10又は11に記載の連結コイル形成方法において、
前記第1コイルと第2コイルおよび当該各コイル相互間に設定される前記連結部に必要な長さの前記平角線を素材供給領域から引き出すと共に前記一方と他方の各巻線加工ライン上に配設する平角線配置工程を、前記第1および第2の各コイル形成工程に先立って設けたことを特徴とする連結コイル形成方法。 - 平角線をコイル素材としてその一端部を順次角巻して形成する角筒状の平角線コイルである第1コイルを形成すると共に、他の端部にも同様にして平角線コイルである第2コイルを形成し、これらの第1コイルおよび第2コイルが両コイルに連続する連結部で連結され、かつ相互に並列に設置する並列設置機能を備えた連結コイル形成装置において、
前記第1又は第2のコイルの形成に際し、素材供給領域から導入される前記平角線を巻線加工ラインに沿って直線状に配置すると共にこれを支持する線送りユニットと、前記巻線加工ライン上の前記平角線導入方向先で前記線送りユニットの下流側に配設された巻線ヘッド機構と、この線送りユニットおよび巻線ヘッド機構を支持する装置本体とを備え、
前記巻線ヘッド機構が、前記コイル素材である平角線の90度曲げ加工を実行する巻線ヘッド部と、この巻線ヘッド部に対して90度曲げ加工の加工位置を前記巻線加工ラインに沿って可変設定する加工位置設定部とを有すると共に、後端部に前記第1コイルが形成された平角線が前記巻線加工ライン上に送り込まれた場合に前記巻線ヘッド部を駆動して第2コイルを形成するコイル形成機能を備え、
前記加工位置設定部の加工位置設定動作を外部入力される制御情報に基づいて所定のタイミングで可変制御し、前記連結部の長さを調整して前記第1コイルと第2コイルとの配置間隔を所望の寸法に設定する主制御部を、前記巻線ヘッド機構に併設したことを特徴とする連結コイル形成装置。 - 前記請求項13に記載の連結コイル形成装置において、
前記巻線ヘッド機構は、前記第1又は第2の各コイルの素材である平角線を角巻して角筒状に加工するに際し、前記主制御部に制御されて稼働し前記平角線の90度曲げ加工時に前記巻線加工ラインに沿って当該平角線を必要な長さ分移送する平角線移送機能を備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 前記請求項13又は14に記載の連結コイル形成装置において、
前記第1コイル完成後で前記第2コイルの完成直前の当該第2コイルにおける最終2ターン以上前の前記連結部の長さを含みかつ当該連結部に直交する方向に位置する各コイルの対応するコイル辺相互間の平行間隔を連結部位長として測定し、これを前記主制御部に送り込む連結部位長さ測定手段を具備すると共に、
前記主制御部が、前記連結部位長さ測定手段で測定された連結部位長の測定データを予め特定されている前記両コイルの配置間隔用と前記第2コイルに設定される平角線調整用を含むコイル辺用とに配分する測定データ配分機能と、この配分された測定データに基づいて前記加工位置設定部の動作を制御し前記第2コイルの最後の角巻き部分の一片に所定のオフセット量を設定するオフセット量設定機能および前記両コイルの配置間隔を設定する配置間隔設定制御機能とを、備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 平角線をコイル素材としてその一端部を順次角巻して形成する角筒状の平角線コイルである第1コイルを形成すると共に、他端部にも同様にして平角線コイルである第2コイルを形成してこれを相互に並列に設置する並列設置機能を備えた連結コイル形成装置において、
前記第1又は第2のコイルの形成に際し、素材供給領域から導入される前記平角線を巻線加工ラインに沿って直線状に配置すると共にこれを支持する線送りユニットと、前記巻線加工ライン上の前記平角線導入方向先に又前記巻線加工ライン上で前記平角線導入側にそれぞれ対応して配設された第1又は第2の各巻線ヘッド機構と、前記線送りユニットおよび各巻線ヘッド機構を支持する装置本体とを備え、
前記第1,第2の各巻線ヘッド機構が、前記コイル素材である平角線の90度曲げ加工を順次実行する巻線ヘッド部と、前記線送りユニットによる平角線送り長さを変えることによって90度曲げ加工の加工位置を前記巻線加工ラインに沿って可変設定する加工位置設定部とを有すると共に、所定長さの平角線が前記巻線加工ライン上に送り込まれた場合に前記巻線ヘッド部および加工位置設定部を付勢して前記平角線の一端部側から第1コイルを又他端部側から第2コイルをそれぞれ形成するコイル形成機能を備え、
前記加工位置設定部の加工位置設定動作を外部入力される制御情報に基づいて所定のタイミングで駆動制御する主制御部を、前記第1,第2の各巻線ヘッド機構に併設したことを特徴とする連結コイル形成装置。 - 前記請求項16に記載の連結コイル形成装置において、
前記第1コイル完成後で前記第2コイルの完成直前の当該第2コイルにおける最終2ターン以上前の前記連結部の長さを含みかつ当該連結部に直交する方向に位置する各コイルの対応するコイル辺相互間の平行間隔を連結部位長として測定し、これを前記主制御部に送り込む連結部位長さ測定手段を具備すると共に、
前記主制御部が、前記連結部位長さ測定手段で測定された連結部位長の測定データを予め特定されている前記両コイルの配置間隔用と前記第2コイルに設定される平角線調整用を含むコイル辺用とに配分する測定データ配分機能と、この配分された測定データに基づいて前記第1,第2の各巻線ヘッド機構の動作を制御し前記第2コイルの最後の角巻き部分の一片に所定のオフセット量を設定するオフセット量設定機能および前記両コイルの配置間隔を設定制御する配置間隔設定制御機能とを、備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 前記請求項16又は17に記載の連結コイル形成装置において、
前記第2の巻線ヘッド機構は、対応する前記第1又は第2の各コイルの素材である平角線を角巻して角筒状に加工するに際し、前記主制御部に制御されて稼働し前記平角線の90度曲げ加工時に前記巻線加工ラインに沿って当該平角線を各コイル側にそれぞれ角巻加工に必要な長さ分移送する平角線移送機能を備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 前記請求項13乃至18の何れか一つに記載の連結コイル形成装置において、
前記巻線加工ラインの前記素材導入領域側に当該平角線を前記主制御部の指令に応じて切断するカッター機構を装備すると共に、
前記主制御部が、前記平角線の一端部に前記第1コイルが完成した後に当該平角線が前記素材供給領域から前記第2コイルの形成及び連結コイルの完成に必要な所定長さの平角線が導入された場合に前記カッター機構に平角線切断動作を指令する平角線切断制御機能を備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 前記請求項16に記載の連結コイル形成装置において、
前記第1,第2の各巻線ヘッド機構をそれぞれ前記巻線加工ラインに直交する方向に往復移動可能な可動式の巻線ヘッド機構とし、
前記巻線加工ラインを、前記各巻線ヘッド機構を共用する二本の巻線加工ラインとすると共に、前記線送りユニットを前記二本の巻線加工ラインに対応しかつ当該巻線加工ラインから個別に退避可能に構成された第1,第2の線送り部を備えた構成とし、
前記主制御部が、予め設定された指令に従って前記第1,第2の各巻線ヘッド機構および前記線送りユニットの各動作を連携制御する連携制御機能を備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 前記請求項20に記載の連結コイル形成装置において、
前記主制御部が、
前記一方の巻線加工ラインにて前記一方の組の巻線ヘッド機構を駆動制御して前記第1コイルが形成されると当該一方の組の巻線ヘッド機構を前記他方の巻線加工ラインに移動させて当該他方の巻線加工ラインにおける第1コイル形成用の巻線ヘッド機構として稼働させると同時に、前記一方の巻線加工ライン上では前記第2コイル形成用の他方の組の巻線ヘッド機構を第2コイル形成用として駆動制御する第1の交叉制御機能と、
前記一方の巻線加工ラインにて前記他方の組の第2コイルが形成されると当該他方の組の巻線ヘッド機構を前記他方の巻線加工ラインに移動させ当該他方の巻線加工ラインにおける第1コイル形成後に当該他方の巻線加工ラインにおける第2コイル形成用の巻線ヘッド機構として稼働させると同時に、前記他方の巻線加工ライン上では前記第1コイル形成後に前記一方の巻線ヘッド機構を前記一方の巻線加工ライン側に戻して当該一方の巻線加工ラインにおける第1コイル形成用として駆動制御する第2の交叉制御機能と、
を備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 前記請求項20又は21に記載の連結コイル形成装置において、
前記各巻線加工ライン上における各平角線が必要な長さ分導入設定された後に前記主制御部に付勢されて各巻線加工ライン毎に個別に切断するカッター機構を、前記各巻線加工ラインで共用したことを特徴とする連結コイル形成装置。 - 前記請求項16に記載の連結コイル形成装置において、
前記巻線加工ラインに沿って、その中央部に前記線送りユニットを、一方の側に前記第1巻線ヘッド機構用の第1の摺動ガイドを、および他方の側に前記第2巻線ヘッド機構用の第2の摺動ガイドを、それぞれ装備し、
前記主制御部が、前記第1、第2の各巻線ヘッド機構に対して前記第1、第2のコイル加工動作を同一の時間帯で実行するように駆動制御する同時加工制御機能を備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 前記請求項23に記載の連結コイル形成装置において、
前記主制御部は、前記第1の巻線ヘッド機構による第1のコイル加工動作を、少なくとも前記第2の巻線ヘッド機構による第2コイル完成の1/2巻回(2ターン)以上前に完了するように制御すると共に、
前記第1コイル完成後で前記第2コイルの完成直前の当該第2コイルにおける最終2ターン以上前に、前記連結部の長さを当該連結部に直交する方向に位置する各コイルの対応するコイル辺相互間の平行間隔を連結部位長として測定しこれを前記主制御部に送り込む連結部位長さ測定手段を、前記第2の摺動ガイド上に挿脱自在に配設し、
前記主制御部が、前記連結部位長さ測定手段で測定された連結部位長の測定データを予め特定されている前記両コイルの配置間隔用と前記第2コイルに設定される平角線調整用を含むコイル辺用とに配分する測定データ配分機能と、この配分された測定データに基づいて前記加工位置設定部の動作を制御して前記線送りユニットの平角線送り出し量を可変させ前記第2コイルの最後の角巻き部分の一片に所定のオフセット量を設定するオフセット量設定機能および前記両コイルの配置間隔を設定する配置間隔設定制御機能とを、備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。 - 前記請求項24に記載の連結コイル形成装置において、
前記連結部位長さ測定手段を、装置本体上に設定した基準点に基づいて前記各コイルの対応するコイル辺相互間の平行間隔を連結部位長として測定する構成とし、
前記主制御部が、前記連結部位長さ測定手段で測定された連結部位長の測定データを予め特定されている前記両コイルの配置間隔用と前記第2コイルに設定される平角線調整用を含むコイル辺用とに配分する測定データ配分機能と、この配分された測定データに基づいて前記加工位置設定部の動作を制御して前記線送りユニットの平角線送り出し量を可変させ前記第2コイルの最後の角巻き部分の一片に所定のオフセット量を設定するオフセット量設定機能および前記両コイルの配置間隔を設定する配置間隔設定制御機能とを、備えていることを特徴とした連結コイル形成装置。
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