JP5821937B2 - トランスおよびトランス製造方法 - Google Patents

トランスおよびトランス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、一次巻線、二次巻線およびコアを有するトランス、およびそのトランスを製造するトランス製造方法に関するものである。
この種のトランスとして、特開2000−294428号公報に開示されたトランスが知られている。このトランスは、トランスコア、ボビン、一次巻線および二次巻線を備えて構成されている。ボビンは、両端に端板を有して構成され、端板の下部には、プリント基板上に支持するためのブロック状の基台部が一体に形成されている。また、この基台部の下端にはリードピンが設けられている。また、ボビンの各端板の間には、一次巻線と二次巻線を仕切る仕切板が設けられている。この場合、プリント基板における仕切板の対向部位にはスリットを形成されており、このスリットに仕切板を通してプリント基板の下方に仕切板を突き出させるようにしてプリント基板上にトランスが実装される。このため、このトランスでは、仕切板を大きく形成することができ、一次巻線と二次巻線との間に比較的長い絶縁距離(仕切板の表面の沿面距離)を確保することが可能となっている。また、このトランスでは、ボビンの二次巻線側に設けている基台部の外側面に凹凸面が形成されているため、基台部の上部に位置するトランスコアと基台部の下端に設けられているリードピンとの間に比較的長い絶縁距離(凹凸面の沿面距離)を確保することが可能となっている。
特開2000−294428号公報(第3頁、第1図)
ところが、従来のトランスには、解決すべき以下の課題がある。すなわち、従来のトランスでは、基台部の外側面に凹凸面を形成することで、トランスコアとリードピンとの間の絶縁距離の確保を図っている。しかしながら、トランス全体を小型化しようとしたときには、基台部も小型化する必要があり、基台部の外側面に凹凸面を形成したとしても、安全規格に適合する絶縁距離(凹凸面の沿面距離)を確保することが困難となるおそれがある。この場合、トランスコアとリードピンとの間に絶縁シート(絶縁テープ)を配設する(トランスコアや基台部を絶縁シートで覆う)ことによって絶縁距離を確保する方法が考えられる。しかしながら、上記のトランスでは、リードピンが基台部に予め固定されているため、この方法を採用するときには、トランスコアとリードピンとの間の狭い隙間に絶縁シートを配設する煩雑な作業を行わなければならず、製造効率が低下するという課題が生ずる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、十分な絶縁性を有しかつ製造効率を向上し得るトランスおよびトランス製造方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係るトランスは、一次巻線、二次巻線およびコアを有するトランス本体と、前記一次巻線を構成する第1被覆導線が接続される第1端子が配設された第1の端子部と、前記二次巻線を構成する第2被覆導線が接続される第2端子が配設された第2の端子部とを備え、前記トランス本体は、前記一次巻線、前記二次巻線および前記コアを収容するケース部を備え、前記各端子部の少なくとも一方は、前記トランス本体とは別体に形成され、前記ケース部における前記少なくとも一方の端子部が装着される被装着位置を覆って当該端子部と前記コアとの間に位置するように絶縁性を有するシート体が配設され、前記少なくとも一方の端子部は、前記シート体を挟んだ状態で前記ケース部の前記被装着位置に装着可能に構成されている
また、本発明に係るトランスは、前記各端子部のいずれか一方が前記トランス本体とは別体に形成されて前記ケース部の前記被装着位置に装着可能に構成され、前記各端子部の他方は前記トランス本体に固定されている。
また、本発明に係るトランスは、前記他方の端子部は前記ケース部に固定されている。
また、本発明に係るトランス製造方法は、一次巻線、二次巻線コア、並びに当該一次巻線、当該二次巻線および当該コアを収容するケース部を有するトランス本体と、前記一次巻線を構成する第1被覆導線が接続される第1端子が配設された第1の端子部と、前記二次巻線を構成する第2被覆導線が接続される第2端子が配設された第2の端子部とを備え、前記トランス本体とは別体に形成された前記各端子部の少なくとも一方が当該トランス本体に装着可能に構成されたトランスを製造するトランス製造方法であって、前記ケース部における前記少なくとも一方の端子部が装着される被装着位置を覆って当該端子部と前記コアとの間に位置するように絶縁性を有するシート体を配設し、その後に、前記シート体を挟んだ状態で前記少なくとも一方の端子部を前記ケース部の前記被装着位置に装着して前記トランスを製造する。
本発明に係るトランス、およびトランス製造方法では、第1の端子部および第2の端子部の少なくとも一方をトランス本体とは別体に形成してトランス本体におけるケース部の被装着位置に装着可能に構成し、被装着位置を覆ってその端子部とコアとの間に位置するようにシート体を配設し、その後に、シート体を挟んだ状態でその端子部をケース部の被装着位置に装着する。このため、このトランスおよびトランス製造方法によれば、その端子部を装着していない状態のトランス本体における端子部が装着される被装着位置やコアの配置位置を含む領域を包むようにしてシート体を配設することができる結果、第1の端子部や第2の端子部とトランス本体とが一体に形成されている構成と比較して、シート体の配設作業を容易に行うことができる分、製造効率を十分に向上させることができる。
また、本発明に係るトランスでは、第1の端子部および第2の端子部のいずれか一方だけがトランス本体とは別体に形成されてトランス本体に装着可能に構成され、各端子部の他方がトランス本体に固定されている。このため、このトランスによれば、第1の端子部および第2の端子部の双方をトランス本体とは別体に形成してトランス本体に装着する構成と比較して、構造を簡略化することができる。また、製造工程において、端子部を装着する作業が1回で済むため、製造効率をさらに向上させることができる。
また、本発明に係るトランスでは、そのケース部に他方の端子部が固定されている。このため、このトランスによれば、一次巻線、二次巻線およびコアを収容する機能を有するケース部と他方の端子部とを別体に形成する構成と比較して、別体にしたその端子部をトランス本体(ケース部)に取り付ける必要がない分、製造効率を一層向上させることができる。
トランス1を端子部3側から見た斜視図である。 トランス1をトランス本体2の端子部42側から見た斜視図である。 トランス1の分解斜視図である。 トランス製造方法を説明する第1の説明図である。 トランス製造方法を説明する第2の説明図である。 トランス製造方法を説明する第3の説明図である。 トランス製造方法を説明する第4の説明図である。 トランス製造方法を説明する第5の説明図である。 トランス製造方法を説明する第6の説明図である。 トランス製造方法を説明する第7の説明図である。
以下、トランスおよびトランス製造方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。最初に、「トランス」の一例としてのトランス1の構成について説明する。
図1,2に示すトランス1は、例えば、電源用の回路基板に実装されるトランスであって、トランス本体2、端子部3(第1の端子部)およびシート体4を備えて構成されている。
トランス本体2は、図3に示すように、ボビン11、一次巻線12p、二次巻線12s、補助巻線12a(以下、巻線12p,12s,12aを区別しないときには「巻線12」ともいう)、第1コア13p、第2コア13s(以下、コア13p,13sを区別しないときには「コア13」ともいう)およびケース部14を備えて構成されている。
ボビン11は、図3に示すように、円筒体11aと、円筒体11aの両端部に設けられたフランジ11bとを備えて構成されている。この場合、ボビン11は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料を射出成形することによって円筒体11aとフランジ11bとが一体に形成されている。このボビン11は、一次巻線12p、二次巻線12sおよび補助巻線12aを形成する際に用いられる。
一次巻線12p、二次巻線12sおよび補助巻線12aは、図3に示すように、ボビン11の円筒体11aに、被覆導線21p(第1被覆導線)、被覆導線21s(第2被覆導線)、および被覆導線21a(以下、被覆導線21p,21s,21aを区別しないときには「被覆導線21」ともいう)を巻き付けることによってそれぞれ形成される。また、各巻線12は、第1コア13pの後述する円柱体33が円筒体11aの内側に挿通されることで、円柱体33を取り囲む状態となる。
また、図1に示すように、一次巻線12pを構成する被覆導線21pの先端部は、端子部3に配設されている端子15(第1端子)に接続され、補助巻線12aを構成する被覆導線21aの先端部は、端子部3に配設されている端子16に電気的に接続されている。また、図2に示すように、二次巻線12sを構成する被覆導線21sの先端部は、ケース部14における後述する端子部42(第2の端子部)に配設されている端子17(第2端子)に接続されている。
また、この一次巻線12pを構成する被覆導線21p、および補助巻線12aを構成する被覆導線21aには、一例として、3層絶縁電線(強化絶縁電線)が用いられている。また、二次巻線12sを構成する被覆導線21sには、ポリウレタン被覆導線(エナメル線)が用いられている。
第1コア13pは、磁性材料で形成されている。また、第1コア13pは、図3に示すように、板状の基体部31の両端部に板状の側壁32,32が立設されると共に、基体部31の中央部に円柱体33が立設された形体(断面が「E」の文字をなす形状)に構成されている。第2コア13sは、磁性材料によって形成され、同図に示すように、板状に構成されている。この場合、各コア13は、図4に示すように、各巻線12が巻回されたボビン11の円筒体11a(図3参照)の内側に第1コア13pの円柱体33(同図参照)が挿通された状態で、第1コア13pにおける側壁32の先端部および円柱体33の先端部に第2コア13sが当接するように配置される。なお、ボビン11、各巻線12および各コア13のこの状態を、以下、「組立て状態」ともいう。
ケース部14は、図5に示すように、組立て状態のボビン11、各巻線12、各コア13を収容する(コア13の周囲を取り囲むように配置される)。また、ケース部14には、端子部3における後述する係合部52を係合させて端子部3をケース部14に装着させるための被係合部41が形成されている。また、ケース部14には、第2の端子部に相当する端子部42が一体的に形成され、この端子部42には、端子17が配設されている。つまり、このトランス1では、「第1の端子部および第2の端子部の他方」に相当する第2の端子部としての端子部42がトランス本体2を構成するケース部14に固定されている。
端子部3は、図3に示すように、本体部51および係合部52を備えて、トランス本体2とは別体に形成されている。本体部51には、端子15および端子16が配設されている。係合部52は、本体部51の各側部から突出するように形成されて、先端部がケース部14に形成されている被係合部41に係合可能に構成されている。この端子部3は、図10に示すように、係合部52の先端部をケース部14の被係合部41に係合させることによってケース部14(トランス本体2)に装着することが可能に構成されている。なお、この例では、端子部3が第1の端子部に相当すると共に、「少なくとも一方の端子部」に相当する。
シート体4は、各コア13と端子部3に配設されている端子15,16との間の絶縁距離が予め決められた規定距離以上となるようにするため(規定距離以上の絶縁距離を確保するため)の部材であって、図1,2に示すように、トランス本体2における端子部3(少なくとも一方の端子部)とコア13との間に配設される。具体的には、シート体4は、トランス本体2における端子部3(少なくとも一方の端子部)の被装着位置(図1における左手前側(図2における右側)の側面A1)、およびコア13の配置位置(両図における上面A2および下面A3)を含む領域(以下、「配設領域S」ともいう)を覆うようにして配設される。この場合、シート体4は、一例として、高絶縁性を有する材料(例えば、ポリイミド)によって矩形(後述する折り曲げ前の状態において)に形成されている。
次に、トランス1の製造方法について、図面を参照して説明する。
まず、ボビン11の円筒体11aに被覆導線21p,21s,21aを巻き付けて一次巻線12p、二次巻線12sおよび補助巻線12aを形成する(図3参照)。この場合、巻き付け方法としては、被覆導線21p,21s,21aをまとめて(3本を同時に)巻き付ける方法や、被覆導線21p,21s,21aを1本ずつ順番に巻き付ける方法を採用することができる。また、ボビン11の外周面における同じ領域に被覆導線21p,21s,21aを重ねるようにして巻き付ける方法や、ボビン11の外周面を3つの領域に分割して分割領域毎に異なる被覆導線21を巻き付ける方法を採用することができる。
次いで、図4に示すように、一次巻線12p、二次巻線12sおよび補助巻線12aを巻回したボビン11の円筒体11a(図3参照)の内側に第1コア13pの円柱体33(同図参照)を挿通させ、続いて、第1コア13pにおける第1コア13pの側壁32の先端部および円柱体33の先端部に第2コア13sを当接させる。次いで、図5に示すように、この状態(組立て状態)のボビン11、各巻線12および各コア13をケース部14に収容する。これにより、トランス本体2が構成される。
ここで、図5に示すように、二次巻線12sを構成する被覆導線21sが接続される端子17とコア13との間の絶縁距離が短いときには、端子17とコア13とが同電位と見なされる。この際には、一次巻線12pを構成する被覆導線21pが接続される端子15(図1,2参照)とコア13との間の絶縁距離を十分に長い規定距離以上となるようにする必要がある。このため、このトランス1では、トランス本体2における端子部3の被装着位置およびコア13の配置位置を含む配設領域S(両図参照)を覆うようにしてシート体4を配設する。
具体的には、図6に示すように、まず、矩形のシート体4をトランス本体2の周囲(同図における下面、右側面および上面)に沿って配設して樋状に折り曲げる。
次いで、図7〜図9に示すように、トランス本体2の配設領域Sを包むようにして、樋状をなすシート体4の端部(各図における左手前側の端部)をトランス本体2(ケース部14)の形状に合わせて折り込む。これにより、トランス本体2における端子部3の被装着位置(図9に示す側面A1)並びにコア13の配置位置(同図に示す上面A2および下面A3)を含む配設領域Sを覆うようにしてシート体4が配設される。
次いで、端子部3をトランス本体2のケース部14に装着する。具体的には、図10に示すように、端子部3の係合部52をケース部14の側部に沿って、同図における右奥側に押し込む。この際に、係合部52の先端部がケース部14に形成されている被係合部41に対してシート体4を挟んで係合する。これにより、端子部3がトランス本体2に(両者の間にシート体4が介在した状態で)装着される。
この場合、端子部3とトランス本体2とが一体に形成されている構成(トランス本体2に端子15が直接配設されている構成)では、コア13と端子15との間の狭い隙間にシート体4を配設する煩雑な作業を行う必要がある。これに対して、このトランス1では、上記したように、端子部3を装着していない状態のトランス本体2における配設領域Sを包むようにしてシート体4を配設することができる。このため、このトランス1では、シート体4の配設作業を容易に行うことができる分、製造効率を十分に向上させることが可能となっている。
続いて、図1に示すように、端子部3に配設されている端子15に一次巻線12pを構成する被覆導線21pの先端部を電気的に接続する。具体的には、被覆導線21pの先端部の絶縁層を剥がして導線を露出させ、その部分に接続用のスリーブ(リング)22を接続する。次いで、スリーブ22を端子15に嵌合させて半田付けする。これにより、被覆導線21pの先端部が端子15に電気的に接続される。次いで、端子15に対する被覆導線21pの接続方法と同様にして、端子部3に配設されている端子16に補助巻線12aを構成する被覆導線21aの先端部を電気的に接続する。
次いで、図2に示すように、上記した端子15,16に対する被覆導線21p,21aの接続方法と同様にして、ケース部14の端子部42に配設されている端子17に二次巻線12sを構成する被覆導線21sの先端部を電気的に接続する。なお、スリーブ22を用いることなく、絶縁層を剥がした各被覆導線21の先端部を端子15,16,17に直接半田付けして接続することもできる。以上により、トランス1が製造される。
このように、このトランス1およびトランス製造方法では、端子部3(端子部3および端子部42の少なくとも一方)をトランス本体2とは別体に形成してトランス本体2に装着可能に構成し、端子部3とコア13との間にシート体4を配設し、その後に、端子部3をトランス本体2に装着する。このため、このトランス1およびトランス製造方法によれば、端子部3を装着していない状態のトランス本体2における配設領域Sを包むようにしてシート体4を配設することができる結果、端子部3とトランス本体2とが一体に形成されている構成と比較して、シート体4の配設作業を容易に行うことができる分、製造効率を十分に向上させることができる。
また、このトランス1およびトランス製造方法では、端子部3および端子部42の一方だけ(端子部3)をトランス本体2とは別体に形成してトランス本体2に装着可能に構成し、端子部3および端子部42の他方(端子部42)をトランス本体2に固定する。このため、このトランス1およびトランス製造方法によれば、端子部3および端子部42の双方をトランス本体2とは別体に形成してトランス本体2に装着する構成と比較して、構造を簡略化することができる。また、製造工程において、端子部3を装着する作業が1回で済むため、製造効率をさらに向上させることができる。
また、このトランス1では、巻線12を配置した状態のコア13を収容するケース部14を備えてトランス本体2が構成され、そのケース部14に端子部42が固定されている。このため、このトランス1によれば、巻線12およびコア13を収容する機能を有するケース部14と端子部42とを別体に形成する構成と比較して、別体にしたその端子部42をトランス本体2(ケース部14)に取り付ける必要がない分、製造効率を一層向上させることができる。
なお、「トランス」の構成は、上記のトランス1の構成に限定されない。例えば、第1の端子部に相当する端子部3だけをトランス本体2とは別体に形成してトランス本体2に装着可能に構成した例について上記したが、第2の端子部に相当する端子部42と端子部3との双方をトランス本体2とは別体に形成してトランス本体2に装着可能とする構成を採用することもできる。また、第2端子に相当する端子17とコア13との間にのみ十分に長い絶縁距離を確保する必要があるときには、端子17が配設された端子部42(第2の端子部)だけをトランス本体2とは別体に形成してトランス本体2に装着可能として、端子部42とコア13との間にシート体4を配設する構成を採用することもできる。
また、補助巻線12aを備えた構成に適用した例について上記したが、補助巻線12aを備えていない構成に適用することもできる。
また、断面が「E」の文字をなす形状の第1コア13pと、板状の第2コア13sとを備えた例について上記したが、コアの形状は、これに限定されず、任意の形状のコアを採用することができる。一例として、断面が「E」の文字をなす形状のコアを2つ用いる構成を採用することができる。
また、ボビン11を備えていない構成、つまりコア13に被覆導線21を直接巻き付けて巻線12を形成する構成を採用することもできる。
また、一次巻線12pを構成する被覆導線21p(第1被覆導線)にのみ3層絶縁電線(強化絶縁電線)を用いる構成に適用した例について上記したが、二次巻線12sを構成する被覆導線21s(第2被覆導線)と被覆導線21pとの双方に3層絶縁電線を用いる構成や、被覆導線21sにのみ3層絶縁電線を用いる構成に適用することもできる。
1 トランス
2 トランス本体
3 端子部
4 シート体
12p 一次巻線
12s 二次巻線
13p 第1コア
13s 第2コア
14 ケース部
15,17 端子
21p,21s 被覆導線
42 端子部

Claims (4)

  1. 一次巻線、二次巻線およびコアを有するトランス本体と、前記一次巻線を構成する第1被覆導線が接続される第1端子が配設された第1の端子部と、前記二次巻線を構成する第2被覆導線が接続される第2端子が配設された第2の端子部とを備え、
    前記トランス本体は、前記一次巻線、前記二次巻線および前記コアを収容するケース部を備え、
    前記各端子部の少なくとも一方は、前記トランス本体とは別体に形成され
    前記ケース部における前記少なくとも一方の端子部が装着される被装着位置を覆って当該端子部と前記コアとの間に位置するように絶縁性を有するシート体が配設され
    前記少なくとも一方の端子部は、前記シート体を挟んだ状態で前記ケース部の前記被装着位置に装着可能に構成されているトランス。
  2. 前記各端子部のいずれか一方が前記トランス本体とは別体に形成されて前記ケース部の前記被装着位置に装着可能に構成され、
    前記各端子部の他方は前記トランス本体に固定されている請求項1記載のトランス。
  3. 記他方の端子部は前記ケース部に固定されている請求項2記載のトランス。
  4. 一次巻線、二次巻線コア、並びに当該一次巻線、当該二次巻線および当該コアを収容するケース部を有するトランス本体と、前記一次巻線を構成する第1被覆導線が接続される第1端子が配設された第1の端子部と、前記二次巻線を構成する第2被覆導線が接続される第2端子が配設された第2の端子部とを備え、前記トランス本体とは別体に形成された前記各端子部の少なくとも一方が当該トランス本体に装着可能に構成されたトランスを製造するトランス製造方法であって、
    前記ケース部における前記少なくとも一方の端子部が装着される被装着位置を覆って当該端子部と前記コアとの間に位置するように絶縁性を有するシート体を配設し、
    その後に、前記シート体を挟んだ状態で前記少なくとも一方の端子部を前記ケース部の前記被装着位置に装着して前記トランスを製造するトランス製造方法。
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