JP5228071B2 - モールド変圧器 - Google Patents

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Description

本発明は、1次側コイル、2次側コイルのそれぞれがモールド樹脂によって筒状体とされたモールド変圧器用のモールドコイルに係り、特に、高圧側の1次コイルを接続する1次側端子の構成に関する。
図8に、従来の3相式モールド変圧器の構成例(図8(a))及びその高圧側の1次側端子の構成例(図8(b))を示す。図8(a)において、U相の1次側モールドコイル18a、V相の1次側モールドコイル18b、W相の1次側モールドコイル18cはそれぞれ、1次側端子は、モールド樹脂7内で1次側コイル5の巻始め側のコイル端(以下、巻始め端という)6が接続された導体3の、コイル表面に露出した部分の電接面3aに、板状の1次端子部材(以下、板状端子部材という)2が固定用ボルト8によって取付けられた構成とされ、該板状端子部材2にユーザ側導体1が固定用ボルト9'によって接続されるようになっている。すなわち、コイル巻始め側の1次側端子は、導体3に板状端子部材2が固定された構成から成る。また、コイル軸40に沿う方向(Z軸方向)に該1次側端子と並べて補助端子4が設けられ、該補助端子4が上記導体3とともに、板状端子部材2を安定して固定するようにしている。8'は、板状端子部材2を補助端子4に固定するための固定用ボルトである。図8(a)において、17a、17b、17cはそれぞれ、低圧側の、U相の2次側モールドコイル23a、V相の2次側モールドコイル23b、W相の2次側モールドコイル23cの各2次側コイルのコイル端が接続される2次側端子、14は、1次側コイル5の巻終り端側を結線する結線導体、19a、19b、19cはそれぞれ、1次側モールドコイル18a、18b、18cにおけるタップ切換え用端子、20は変圧器金具、21はコアである。
また、本発明に関連する従来技術であって、特許文献に記載されたものとしては例えば、特開平5−135961号公報(特許文献1)や特開平11−204350号公報(特許文献2)に記載されたものがある。特開平5−135961号公報には、モールドコイルにおいて、受電用端子はコイル高さ方向の上端部に配し、他コイル接続用端子はコイル高さ方向のほぼ中央部に配した構成とし、鉄心との絶縁距離を十分に確保するとした技術が記載され、特開平11−204350号公報には、モールド変圧器において、コイルのタップ端子を配した樹脂層前面部に、肉薄の樹脂層による切り欠き部を形成して、変圧器の小型、軽量化を図るとした技術が記載されている。
特開平5−135961号公報 特開平11−204350号公報
上記従来技術のうち、図8に示す構成では、高圧側の1次側端子として板状端子部材2を用いる構成のため、1次側端子の寸法が増大し、変圧器寸法も増大し易い。また、板状端子部材2がZ軸方向に突出するため、変圧器金具20との距離が短くなり、1次側端子と該変圧器金具20との間の絶縁距離を十分に確保できなくなるおそれもある。また、図8の構成では、1次側端子として導体3とは別個に板状端子部材2が必要である上、さらに1次側端子とは別個に補助端子4が必要であるため、ユーザ側導体を接続する部分を構成する部品数が多くなり、これらの組立て作業も必要となり、結果的にコスト高の一因となると考えられる。
特開平5−135961号公報記載の技術は、モールドコイルにおいて、受電用端子と他コイル接続用端子の、コイル外周面における配置位置を特定し、小形化と併せ、鉄心との絶縁距離を確保しようとするものであり、該公報には、1次側端子の構成や鉄心意義の部品との絶縁距離の確保については記載されていない。また、特開平11−204350号公報記載の技術は、モールド変圧器において、コイルのタップ端子を配した樹脂層前面部の樹脂層の薄肉化により、変圧器の小型、軽量化を図るとするものであり、該公報にも、1次側端子の構成やその周囲の樹脂部の構成などについては記載されていない。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、モールド変圧器用のモールドコイルにおいて、高圧側の1次側端子の小型化、簡易構成化と、モールド樹脂量の軽減化とを可能にすることである。
本発明の目的は、モールド変圧器用のモールドコイルにおいて、上記課題点を解決し、小型・軽量化、高圧側端子の絶縁性確保、低コスト化などを実現可能な技術を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、1次側コイルと2次側コイルが各々モールド樹脂によって筒状体とされたモールドコイルを有するモールド変圧器として、1次側コイルが接続される1次側端子と、1次側端子を覆う保護カバーとを備え、上記1次側端子が、モールド樹脂内で1次側コイルの巻始め端が接続された第1の導体部分と、モールド樹脂内で上記第1の導体部分に一体状に形成され、先端部分がコイル側面領域内で該モールド樹脂からコイル軸方向に突出して露出し該先端部分が2個の接続部を形成した第2の導体部分とを備えて成り、該第2の導体部分は、上記2個の接続部がコイル軸方向に配列されかつそれぞれ電接面を有し、上記1次側コイルの巻終り端が接続される巻終り端側の1次側端子から遠い位置に配された一方の接続部にはユーザ側導体を、上記巻終り端側の1次側端子の位置に近い他方の接続部には結線導体及び上記保護カバーを接続可能な構成である構成とする。
本発明によれば、モールド変圧器用のモールドコイル技術において、端子やコイル全体の小型・軽量化、低コスト化などが可能となる。また、高圧側端子における絶縁性の確保も可能となる。
本発明の第1の実施例としてのモールド変圧器の外観図である。 図1のモールド変圧器のモールドコイルにおける高圧側の1次側端子の構成例図である。 図2の巻始め端側の1次側端子における気中絶縁距離の説明図である。 図2の巻始め端側の1次側端子における沿面絶縁距離の説明図である。 図2の1次側端子に板状端子部材を用いてユーザ側導体を間接的に接続する場合の構成例図である。 1次側端子の導体部分の他の構成例図である。 本発明の第2の実施例としてのモールド変圧器及びそれに用いるモールドコイルの外観図である。 従来技術の説明図である。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図7は、本発明の実施例の説明図である。図1は、本発明の第1の実施例としてのモールド変圧器の外観図、図2は、図1のモールド変圧器のモールドコイルにおける1次側コイルの巻始め端が接続される1次側端子(以下、巻始め端側の1次側端子という)の構成例図、図3は、図2の巻始め端側の1次側端子における気中絶縁距離の説明図、図4は、図2の巻始め端側の1次側端子における沿面絶縁距離の説明図、図5は、図2の1次側端子に板状端子部材を接続してユーザ側導体を間接的に接続する場合の構成例図、図6は、1次側端子の導体部分の他の構成例図、図7は、本発明の第2の実施例としてのモールド変圧器及びそれに用いるモールドコイルの外観図である。
図1において、(a)は、本発明の第1の実施例としての3相式モールド変圧器の正面図、(b)は同側面図である。図1において、100はモールド変圧器、18aはU相の1次側モールドコイル、18bはV相の1次側モールドコイル、18cはW相の1次側モールドコイル、22aは、U相の1次側モールドコイル18aの巻始め端側の1次側端子、22bは、V相の1次側モールドコイル18bの巻始め端側の1次側端子、22cは、W相の1次側モールドコイル18cの巻始め端側の1次側端子、19aはU相の1次側モールドコイル18aのタップ切換え用端子、19bはV相の1次側モールドコイル18bのタップ切換え用端子、19cはW相の1次側モールドコイル18cのタップ切換え用端子、50aは、U相の1次側モールドコイル18aの巻線(U相の1次側コイル)の巻終り端が接続される1次側端子(以下、巻終り端側の1次側端子という)、50bはV相の1次側モールドコイル18bの巻線(V相の1次側コイル)の巻終り端側の1次側端子、50cはW相の1次側モールドコイル18cの巻線(W相の1次側コイル)の巻終り端側の1次側端子、14は、各巻終り端側の1次側端子50a、50b、50cを接続する結線導体、17aは、U相の2次側モールドコイル(図示なし)の巻線(U相の2次側コイル)の巻終り端が接続される2次側端子、17bは、V相の2次側モールドコイル(図示なし)の巻線(V相の2次側コイル)の巻終り端が接続される2次側端子、17cは、W相の2次側モールドコイル(図示なし)の巻線(W相の2次側コイル)の巻終り端が接続される2次側端子、21は、環状の磁気回路を形成するコア、20は変圧器金具である。各相の1次側モールドコイル18a、18b、18cはそれぞれ、各1次側コイルがモールド樹脂によって筒状体とされ、各相の2次側モールドコイルもそれぞれ、各2次側コイルがモールド樹脂によって筒状体とされている。各相のコイルにおいて、2次側モールドコイルは、1次側モールドコイルの内周に挿入され、該2次側モールドコイルの内側に上記コア21が挿入されている。変圧器金具20は、コア21の上部を覆うように配され、2次側端子17a、17b、17cが取付けられている。1次側モールドコイル18a、18b、18cのそれぞれにおいて、巻始め端側の1次側端子と、巻終り端側の1次側端子と、タップ切換え用端子は、1つのコイル側面領域内に配される。
図2は、図1の各1次側モールドコイル18a、18b、18cにおける巻始め端側の1次側端子22a、22b、22cの構成例図である。(a)は、巻始め端側の1次側端子の側面図、(b)は、1次側端子の導体部分の平面図である。
図2(a)において、5は1次側コイル、6は、1次側コイル5の巻始め端、7はモールド樹脂、10は1次側端子の導体部分、10aは、導体部分10のうちモールド樹脂7内で1次側コイル5の巻始め端6が接続される第1の導体部分、10b、10bはそれぞれ、モールド樹脂7内で第1の導体部分10aに一体状に形成され、その先端側部分がコイル側面領域内でモールド樹脂7から露出されるように突出部を形成している第2の導体部分、9は、ユーザ側導体1を接続する固定用ボルト、13は、1次側端子を覆って保護するための保護カバー、11は、保護カバー13を取付けたり、結線を行ったりするためのボルト、12は、保護カバー13をボルト11側に固定するための絶縁ねじである。第2の導体部分10b、10bそれぞれの、モールド樹脂7から露出された先端部分は、固定用ボルト9、ボルト11、絶縁ねじ12とともに、本1次側端子における接続部を形成する。第2の導体部分10bの接続部には、ユーザ側導体1が接続され、第2の導体部分10bの接続部には、結線導体や、保護カバー13が接続される。
また、図2(b)において、28は、第2の導体部分10bの先端部分の端面であってユーザ側導体1が接続される電接面、29は、第2の導体部分10bの先端部分の端面に設けられ、固定用ボルト9が挿入されるねじ孔、28'は、第2の導体部分10bの先端部分の端面であって結線導体が接続される電接面、29'は、第2の導体部分10bの先端部分の端面に設けられ、ボルト11が挿入されるねじ孔、15は、1次側コイル5の巻始め端6を第1の導体部分10a側に接続する接続用リード線である。
上記図2の構成において、第1の導体部分10a、第2の導体部分10b、10b、固定用ボルト9、ボルト11は、各モールドコイルの巻始め端側の1次側端子を構成する。また、ユーザ側導体1は、各モールドコイルのコイル側面領域内において、第2の導体部分10bの先端部分の電接面28に固定用ボルト9で固定されて接続される。
図3は、図2の巻始め端側の1次側端子における絶縁距離すなわち気中絶縁距離の説明図である。(a)は、図2の構成の場合の気中絶縁距離を示す図、(b)は、従来技術としての図8の構成の場合の気中絶縁距離を示す図である。
図3において、Lは、本発明の実施例である図2の構成の場合の気中絶縁距離であって、変圧器金具20の端部とユーザ側導体1との間の距離、L'は、図8の構成の場合の気中絶縁距離であって、変圧器金具20の端部と板状端子部材2の先端部に配した固定用ボルト9の頭部との間の距離である。図2の構成の場合は、ユーザ側導体1は、各モールドコイルのコイル側面領域内において、第2の導体部分10bの先端部分に接続されるため、気中絶縁距離Lは、従来技術としての図8の構成の場合の気中絶縁距離L'よりも長くなる。該気中絶縁距離Lが増大することにより、モールド変圧器としての絶縁性が一層高められ、変圧器の小型化や1次側端子に印加する電圧の一層の高圧化などが可能となる。
さらに、図4は、図2の巻始め端側の1次側端子における他の絶縁距離すなわち沿面絶縁距離の説明図である。
図4において、Lは、1次側端子を図2の場合よりも−Z軸方向寄りの位置に配したときの沿面絶縁距離であって、変圧器金具20の端部とユーザ側導体1との間のモールドコイル表面に沿う距離である。本発明においては、1次側端子を各モールドコイルのコイル側面領域の範囲内に設ける構成のため、この沿面絶縁距離Lを増大させ易い。該沿面絶縁距離Lが増大することにより、上記気中絶縁距離Lが増大する場合と同様、モールド変圧器としての絶縁性が一層高められ、変圧器の小型化や1次側端子に印加する電圧の一層の高圧化などが可能となる。
なお、上記図2の構成では、ユーザ側導体1を、1次側端子内の第2の導体部分10bに直接接続する構成としたが、この他、板状端子部材2を第2の導体部分10bに接続し、該板状端子部材2を介して間接的にユーザ側導体1を、該第2の導体部分10bに接続する構成も可能である。かかる構成とした場合を図5に示す。
図6は、1次側端子の導体部分の他の構成例を示す図である。
図6(a)は、第2の導体部分10b、10bを互いに略同じ太さの突出部で構成した場合、図6(b)は、第2の導体部分10b、10bを互いに一体状とした1つの突出部(=第2の導体部分10b)で構成した場合である。いずれの場合も、上記図2の場合と同様、第2の導体部分は、モールド樹脂7内で第1の導体部分10aに一体状に形成され、その先端側部分がコイル側面領域内でモールド樹脂7から露出されるように突出部を形成する。
図1〜図6で説明した本発明の第1の実施例によれば、1次側端子特に巻始め端側の1次側端子に対しユーザ側導体1を、板状端子部材2を用いずにコイル側面領域内で接続することができるため、1次側端子やモールドコイル全体の小型・軽量化、低コスト化などが可能となる。また、1次側端子における他部品との間の絶縁距離を増大させることができ、絶縁性を向上させることができる。
図7は、本発明の第2の実施例としてのモールド変圧器の外観図((a))及びそれに用いる1次側モールドコイルの外観図((b))である。本第2の実施例の構成では、巻始め端側の1次側端子の周囲に形成される第1の樹脂部と、巻終り端側の1次側端子及びタップ切換え用端子の周囲に形成される第2の樹脂部とが、互いに対向する円弧状縁部によって区切られ、該第1の樹脂部の円弧状縁部と該第2の樹脂部の円弧状縁部との間の領域を該第1、第2の樹脂部よりも薄肉の構成とした場合である。
図7において、18aはU相の1次側モールドコイル、18bはV相の1次側モールドコイル、18cはW相の1次側モールドコイル、23aはU相の2次側モールドコイル、23bはV相の2次側モールドコイル、23cはW相の2次側モールドコイル、61aは、U相の1次側モールドコイル18aの巻始め端側の1次側端子22aの周囲に形成される第1の樹脂部、61bは、V相の1次側モールドコイル18bの巻始め端側の1次側端子22bの周囲に形成される第1の樹脂部、61cは、W相の1次側モールドコイル18cの巻始め端側の1次側端子22cの周囲に形成される第1の樹脂部、62aは、U相の1次側モールドコイル18aの巻終り端側の1次側端子50aの周囲に形成される第2の樹脂部、62bは、V相の1次側モールドコイル18bの巻終り端側の1次側端子50bの周囲に形成される第2の樹脂部、62cは、W相の1次側モールドコイル18cの巻終り端側の1次側端子50cの周囲に形成される第2の樹脂部、61aは、第1の樹脂部61aの円弧状縁部、61bは、第1の樹脂部61bの円弧状縁部、61cは、第1の樹脂部61cの円弧状縁部、62aは、第2の樹脂部62aの円弧状縁部、62bは、第2の樹脂部62bの円弧状縁部、62cは、第2の樹脂部62cの円弧状縁部、63aは、第1の樹脂部61aの円弧状縁部61aと第2の樹脂部62aの円弧状縁部62aとの間の領域、63bは、第1の樹脂部61bの円弧状縁部61bと第2の樹脂部62bの円弧状縁部62bとの間の領域、63cは、第1の樹脂部61cの円弧状縁部61cと第2の樹脂部62cの円弧状縁部62cとの間の領域である。その他の符号は、図1に示す第1の実施例の場合と同様である。
上記図7の構成において、領域63aにおけるモールド樹脂の厚さは、第1の樹脂部61aや第2の樹脂部62aにおけるモールド樹脂の厚さよりも薄くされ、領域63bにおけるモールド樹脂の厚さは、第1の樹脂部61bや第2の樹脂部62bにおけるモールド樹脂の厚さよりも薄くされ、領域63cにおけるモールド樹脂の厚さは、第1の樹脂部61cや第2の樹脂部62cにおけるモールド樹脂の厚さよりも薄くされている。1次側端子22a、22b、22cはそれぞれ、図2の場合と同様の構成を有しているものとする。
本発明の第2の実施例によれば、モールド変圧器またはそれに用いるモールドコイルにおいて、上記第1の実施例の場合と同様、1次側端子やモールドコイル全体の小型・軽量化、低コスト化、1次側端子における他部品との間の絶縁性の向上などが可能となる上、さらに、領域63a、63b、63cにおけるモールド樹脂の厚さを薄くすることができるため、モールド樹脂の量を軽減することができ、この点からも、モールドコイルの小型・軽量化や低コスト化を図ることができる。
100…モールド変圧器、
5…1次側コイル、
6…1次側コイルの巻始め端、
7…モールド樹脂、
9…固定用ボルト、
10…1次側端子の導体部分、
10a…第1の導体部分、
10b、10b…第2の導体部分、
13…保護カバー、
14…結線導体、
17a、17b、17c…2次側端子、
18a、18b、18c…1次側モールドコイル、
19a、19b、19c…タップ切換え用端子、
20…変圧器金具、
21…コア、
22a、22b、22c…巻始め端側の1次側端子、
23a、23b、23c…2次側モールドコイル、
50a、50b、50c…巻終り端側の1次側端子、
61a、61b、61c…第1の樹脂部、
62a、62b、62c…第2の樹脂部、
61a、61b、61c、62a、62b、62c…円弧状縁部、
63a、63b、63c…円弧状縁部間の領域。

Claims (5)

  1. 1次側コイルと2次側コイルが各々モールド樹脂によって筒状体とされたモールドコイルを有するモールド変圧器であって、
    上記1次側コイルが接続される1次側端子
    上記1次側端子を覆う保護カバーと、
    を備え、
    上記1次側端子が、
    モールド樹脂内で1次側コイルの巻始め端が接続された第1の導体部分と、
    モールド樹脂内で上記第1の導体部分に一体状に形成され、その先端部分がコイル側面領域内で該モールド樹脂から突出して露出し、該先端部分が2個の接続部を形成する第2の導体部分と、
    を備えて成り
    上記第2の導体部分は上記2個の接続部がコイル軸方向に配列されかつそれぞれ電接面を有し、上記1次側コイルの巻終り端が接続される巻終り端側の1次側端子から遠い位置に配された一方の接続部にはユーザ側導体を、上記巻終り端側の1次側端子の位置に近い他方の接続部には結線導体及び上記保護カバーを接続可能な構成である
    ことを特徴とするモールド変圧器
  2. 上記第2の導体部分は、その先端部分が、同じ太さの2個の突出部により上記モールド樹脂から突出して露出し、同じ広さの電接面を有する上記2個の接続部を形成した構成である請求項1に記載のモールド変圧器
  3. 上記第2の導体部分は、その先端部分が、異なる太さの突出部により上記モールド樹脂から突出して露出し、該太さに対応して異なる広さの電接面を有する上記2個の接続部を形成した構成である請求項1に記載のモールド変圧器
  4. 上記第2の導体部分は、上記一方の接続部が、上記他方の接続部の電接面と同じ広さの電接面または該他方の接続部の電接面よりも広い電接面を有する構成である請求項1に記載のモールド変圧器
  5. 上記第2の導体部分は、上記2個の接続部が、1つの先端部分上に形成された構成である請求項1に記載のモールド変圧器。
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