JP2008173792A - 露光装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光装置に生じる温度分布を低減する。
【解決手段】配線パターン層が複数積層されたLED回路基板62は、信号生成回路100が設置された領域内に、信号生成回路100にて生成された駆動信号を配線パターン層相互の間で伝送するスルーホール621がLED回路基板62の表面から裏面に貫通させて形成されている。
【選択図】図10

Description

本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置において光書き込みを行う露光装置等に関する。
電子写真方式を用いたプリンタや複写機等の画像形成装置では、感光体ドラム等の像保持体上を露光する露光装置として、LED等の発光素子がライン状に配列された発光素子アレイを用いたものが提案されている。
かかる露光装置では、例えば複数の発光素子アレイと発光素子アレイを駆動する駆動回路とが回路基板上に一体的に配置され、各発光素子アレイは、回路基板に形成された配線パターンやボンディングワイヤによって駆動回路からの駆動信号を受け、点灯制御されるように構成されている。
このような発光素子アレイと駆動回路とが回路基板上に一体的に配置された構成では、駆動回路等の発熱により回路基板に歪みを生じさせる場合がある。回路基板に歪みが生じると、発光素子アレイからの像保持体上での露光位置にずれが生じ、画像品質の低下を招く場合がある。そこで、例えば駆動回路に吸熱部材を配設する等といった技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−225506号公報(第4−5頁)
本発明は、露光装置に生じる温度分布を低減することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の露光装置は、信号線が配線された配線層が複数積層された基板と、基板の表面に配置され、複数の発光素子が列状に配列された複数の発光素子部材と、基板の表面の発光素子部材の配列方向延長位置に配置され、複数の発光素子部材に配列された複数の発光素子の各々を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段とを備え、基板は、駆動信号生成手段が設置された領域内に、駆動信号生成手段にて生成された駆動信号を配線層相互の間で伝送する層間信号線が基板の表面から裏面に貫通させて形成されたことを特徴としている。
ここで、基板は、基板の裏面に駆動信号生成手段から発光素子部材に供給される駆動信号の電流量を制限する抵抗部材が配設されたことを特徴とすることができる。また、駆動信号生成手段は、駆動信号を出力する所定数の信号端子と、接地電位が入力される所定数の接地端子とが配設され、接地端子が信号端子よりも駆動信号生成手段の内部領域側に配置されたことを特徴とすることができる。その際に、駆動信号生成手段は、信号端子と接地端子とが配列方向に沿って交互にずれて配置される千鳥状配列されたことを特徴とすることができる。
また、基板は、接地された接地電極が基板の表面にて駆動信号生成手段の周囲を取り囲むように配設されたことを特徴とすることができる。さらに、基板は、基板の裏面にて金属で形成された支持体に密着するように支持されたことを特徴とすることができる。加えて、駆動信号生成手段は、発光素子部材の配列方向延長位置の一方または双方にて、発光素子部材から所定距離だけ離して配置されたことを特徴とすることができる。
また、本発明を画像形成装置として捉え、本発明の画像形成装置は、像保持体と、像保持体を露光する露光手段とを有し、露光手段は、信号線が配線された配線層が複数積層された基板と、基板の表面に配置され、複数の発光素子が列状に配列された複数の発光素子部材と、基板の表面の発光素子部材の配列方向延長位置に配置され、複数の発光素子部材に配列された複数の発光素子の各々を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段とを備え、基板は、駆動信号生成手段が設置された領域内に、駆動信号生成手段にて生成された駆動信号を配線層相互の間で伝送する層間信号線が基板の表面から裏面に貫通させて形成されたことを特徴としている。
ここで、露光手段は、駆動信号生成手段が、駆動信号を出力する所定数の信号端子と、接地電位が入力される所定数の接地端子とが配設され、接地端子が信号端子よりも駆動信号生成手段の内部領域側に配置されたことを特徴とすることができる。また、基板は、接地された接地電極が基板の表面にて駆動信号生成手段を取り囲むように配設されたことを特徴とすることができる。
本発明の請求項1によれば、本発明を適用しない場合に比べて、露光装置に生じる温度分布を低減することができる。
また、本発明の請求項2によれば、本発明を適用しない場合に比べて、露光装置に生じる温度上昇量を低減することができる。
また、本発明の請求項3によれば、本発明を適用しない場合に比べて、駆動信号生成手段と層間信号線とを接続する接続線が他の接続線とショートすることを抑制することができる。
また、本発明の請求項4によれば、本発明を適用しない場合に比べて、駆動信号生成手段と層間信号線とを接続する接続線が他の接続線とショートすることをより確実に抑制することができる。
また、本発明の請求項5によれば、本発明を適用しない場合に比べて、駆動信号生成手段の接地電位を安定化させることができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を適用しない場合に比べて、露光装置に生じる温度分布を安定的に低減することができる。
また、本発明の請求項7によれば、本発明を適用しない場合に比べて、発光素子部材への熱の伝導を低減することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を適用しない場合に比べて、露光装置に生じる温度分布を低減することができる。
また、本発明の請求項9によれば、本発明を適用しない場合に比べて、駆動信号生成手段と層間信号線とを接続する接続線が他の接続線とショートすることを抑制することができる。
また、本発明の請求項10によれば、本発明を適用しない場合に比べて、駆動信号生成手段の接地電位を安定化させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態の露光装置の一例であるプリントヘッドが用いられた画像形成装置の全体構成を示した図である。図1に示す画像形成装置は、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであり、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部としての画像形成プロセス部10、画像形成装置の動作を制御する制御部30、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3等の外部装置に接続され、これらから受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部40を備えている。
画像形成プロセス部10は、一定の間隔を置いて並列的に配置される4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(以下、総称して単に「画像形成ユニット11」とも記す)を備えている。各画像形成ユニット11は、静電潜像を形成してトナー像を保持する像保持体としての感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を所定電位で一様に帯電する帯電器13、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光装置(露光手段)の一例としてのLEDプリントヘッド(LPH)14、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16を備えている。
ここで、各画像形成ユニット11は、現像器15に収納されたトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、各画像形成ユニット11は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト21、各画像形成ユニット11の各色トナー像を中間転写ベルト21に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール22、中間転写ベルト21上に転写された重畳トナー像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写ロール23、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器25を備えている。
本実施の形態の画像形成装置では、画像形成プロセス部10は、制御部30から供給される各種の制御信号に基づいて画像形成動作を行う。すなわち、制御部30による制御の下で、PC2や画像読取装置3から入力された画像データは、画像処理部40によって画像処理が施され、インターフェースを介して各画像形成ユニット11に供給される。そして、例えばイエローの画像形成ユニット11Yでは、帯電器13により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム12の表面が、画像処理部40から送られた画像データに基づいて発光するLPH14により露光されて、感光体ドラム12上に静電潜像が形成される。感光体ドラム12上に形成された静電潜像は現像器15により現像され、感光体ドラム12上にはイエロー(Y)のトナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット11M,11C,11Kにおいても、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、図1の矢印方向に移動する中間転写ベルト21上に、一次転写ロール22により順次静電吸引されて、重畳されたトナー像が形成される。中間転写ベルト21上の重畳トナー像は、中間転写ベルト21の移動に伴って二次転写ロール23が配設された領域(二次転写部)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部に搬送されると、トナー像が二次転写部に搬送されるタイミングに合わせて用紙Pが二次転写部に供給される。そして、二次転写部にて二次転写ロール23により形成される転写電界により、重畳トナー像は搬送されてきた用紙P上に一括して静電転写される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト21から剥離され、搬送ベルト24により定着器25まで搬送される。定着器25に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器25によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置の排出部に設けられた排紙載置部(不図示)に搬送される。
図2は、露光装置であるLEDプリントヘッド(LPH)14の構成を示した図である。図2において、LPH14は、支持体としてのハウジング61、発光部を構成する自己走査型LEDアレイ(SLED)63、SLED63やSLED63を駆動する信号生成回路100(後段の図3参照)等を搭載するLED回路基板62、SLED63からの光を感光体ドラム12表面に結像させる光学部材であるロッドレンズアレイ64、ロッドレンズアレイ64を支持するとともにSLED63を外部から遮蔽するホルダー65、ハウジング61をロッドレンズアレイ64方向に加圧する板バネ66を備えている。
ハウジング61は、アルミニウム、SUS等といった熱伝導性の高い金属のブロックまたは板金で形成され、LED回路基板62と密着するようにして支持している。また、ホルダー65は、ハウジング61およびロッドレンズアレイ64を支持し、SLED63の発光点とロッドレンズアレイ64の焦点とが一致するように設定している。さらに、ホルダー65はSLED63を密閉するように構成され、SLED63に外部からゴミが付着することを防いでいる。一方、板バネ66は、SLED63とロッドレンズアレイ64との位置関係を保持するように、ハウジング61を介してLED回路基板62をロッドレンズアレイ64方向に加圧している。
このように構成されたLPH14は、調整ネジ(不図示)によってロッドレンズアレイ64の光軸方向に移動可能に構成され、ロッドレンズアレイ64の結像位置(焦点面)が感光体ドラム12表面上に位置するように調整されている。
LED回路基板62には、図3(LED回路基板62の平面図)に示したように、例えばSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)からなるSLED63が、感光体ドラム12の軸線方向と平行になるように精度良くライン状に配置されている。この場合に、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)に配置された発光素子(LED)の配列(LEDアレイ)が、各SLEDチップの端部境界の連結部において感光体ドラム12の軸線方向に連続的に配列されるように、SLEDチップは千鳥状配列されている。ここで、千鳥状配列とは、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の配列方向に対して、1チップ毎に交互にLED回路基板62の側部側の異なる方向にずれて(オフセットされて)配置することをいう。
LED回路基板62に配置された各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)は、長手方向中央部で左右対称に分割されて構成され、左側半分の左側ブロック(blk)と右側半分の右側ブロック(blk)とで構成されている。そして、各SLEDチップの左側ブロックと右側ブロックとは、それぞれ個別に設けられた入力端子から入力される駆動信号により駆動される。なお、以下の説明および図において、“blk”に添えられた数字が0または偶数であるブロック(blk0,blk2,…)は左側ブロックを示し、奇数が添えられたブロック(blk1,blk3,…)は右側ブロックを示している。
また、LED回路基板62には、SLED63を駆動する信号(駆動信号)を生成する駆動信号生成手段の一例としての信号生成回路100およびレベルシフト回路104、駆動電圧を出力する3端子レギュレータ101、SLED63の光量補正データ等を記憶するEEPROM102、制御部30および画像処理部40との間で信号の送受信を行うハーネス103、ロッドレンズアレイ64の結像位置(焦点)を調整する際に使用する調整ネジ(不図示)が配設される位置決め用穴105が備えられている。なお、レベルシフト回路104は信号生成回路100内に一体的に組み込まれて構成されている。
次に、LED回路基板62に設けられたSLED63について説明する。図4は、SLED63の回路構成の一例を説明する図である。図4に示したSLED63は、一例として、解像度1200dpi(dot per inch)用のSLED63であって、2組の入力端子にそれぞれ1個の点灯信号と2個の転送信号とが入力される所謂「デュアルターミナル(Dual Terminal:DT)構造」のSLED63の回路構成を説明する図である。本実施の形態のSLED63では、実際には60個のSLEDチップが直列に配列されているが、図4では、1つのSLEDチップとそれに接続される信号線や駆動信号だけを示している。また、ここでは説明の便宜上、SLEDチップをSLED63と称することとする。
図4に示したように、本実施の形態のSLED63は、レベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続されている。レベルシフト回路104は、抵抗R1BとコンデンサC1、および抵抗R2BとコンデンサC2がそれぞれ並列に配置された構成を有し、それぞれの一端がSLED63の入力端子に接続され、他端が信号生成回路100の出力端子に接続されている。レベルシフト回路104は、信号生成回路100において生成された転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cに基づいて、2個の転送信号CK1,転送信号CK2を生成する。そして、SLED63の左側ブロックblkn(n=0,偶数)および右側ブロックblkn+1それぞれに対して、2個の転送信号CK1,CK2を供給する。
また、信号生成回路100では、左側ブロックblknおよび右側ブロックblkn+1それぞれに対応する点灯信号ΦIn,ΦIn+1が生成される。そして、SLED63の左側ブロックblkn(n=0,偶数)および右側ブロックblkn+1に対して、対応する点灯信号ΦIn,ΦIn+1をそれぞれ供給する。
さらに、SLED63には、3端子レギュレータ101からの駆動電圧(例えば、3.3V)および接地電位(GND)が供給される。
本実施の形態のSLED63は、スイッチ素子としての256個のサイリスタS0〜S255、発光素子としての256個のLED L0〜L255、256個のダイオードD0〜D255、256個の抵抗R0〜R255、さらには信号線Φ1、Φ2に過剰な電流が流れるのを防止する抵抗部材である転送電流制限抵抗RZ0,RZ1,RZ2,RZ3を含んで構成されている。
ここで、本実施の形態のSLED63は、上記したようにデュアルターミナル(DT)構造で構成され、長手方向中央部を境界として、左側半分の128個のLED L0〜L127と、それに対応して配置された128個のサイリスタS0〜S127と、128個のダイオードD0〜D127と、転送電流制限抵抗RZ0,RZ1とから構成される左側ブロックblkn、および右側半分の128個のLED L255〜L128と、それに対応して配置された128個のサイリスタS255〜S128と、128個のダイオードD255〜D128と、転送電流制限抵抗RZ2,RZ3とから構成される右側ブロックblkn+1とで左右対称に構成されている。
SLED63では、各サイリスタS0〜S255のアノード端子(入力端)A0〜A255は電源ライン(SUB)125に各々接続され、駆動電圧VDD(=+3.3V)が供給される。
各サイリスタS0〜S255のゲート端子(制御端)G0〜G255は、各サイリスタS0〜S255に対応して設けられた抵抗R0〜R255を介して、接地(GND)された電源ライン(VGA)126に各々接続されている。
また、各サイリスタS0〜S255のゲート端子G0〜G255と、各サイリスタS0〜S255に対応して設けられたLED L0〜L255のゲート端子とは各々接続される。
さらに、左側ブロックblknの各サイリスタS0〜S127のゲート端子G0〜G127には、ダイオードD0〜D127のカソード端子が接続されている。そして、サイリスタS0〜S126のゲート端子G0〜G126には、次段のダイオードD1〜D127のアノード端子が各々接続されている。すなわち、各ダイオードD0〜D127はゲート端子G0〜G126を挟んで直列接続されている。同様に、右側ブロックblkn+1の各サイリスタS255〜S128のゲート端子G255〜G128には、ダイオードD255〜D128のカソード端子が接続されている。そして、サイリスタS255〜S129のゲート端子G255〜G129には、次段のダイオードD254〜D128のアノード端子が各々接続されている。すなわち、各ダイオードD255〜D128はゲート端子G255〜G129を挟んで直列接続されている。
そして、SLED63の左側ブロックblknでは、ダイオードD0のアノード端子および奇数番目のサイリスタS1、S3、…、S127のカソード端子(出力端)K1、K3、…、K127は、転送電流制限抵抗RZ1およびレベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続され、転送信号CK2が供給される。また、0番目および偶数番目のサイリスタS0、S2、…、S126のカソード端子(出力端)K0、K2、…、K126は、転送電流制限抵抗RZ0およびレベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続され、転送信号CK1が供給される。さらに、LED L0〜L127のカソード端子は、信号生成回路100に接続されて、点灯信号ΦInが供給される。
同様に、SLED63の右側ブロックblkn+1では、ダイオードD255のアノード端子および偶数番目のサイリスタS254、S252、…、S128のカソード端子(出力端)K254、K252、…、K128は、転送電流制限抵抗RZ3およびレベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続され、転送信号CK2が供給される。また、奇数番目のサイリスタS255、S253、…、S129のカソード端子(出力端)K255、K253、…、K129は、転送電流制限抵抗RZ2およびレベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続され、転送信号CK1が供給される。さらに、LED L255〜L128のカソード端子は、信号生成回路100に接続されて、点灯信号ΦIn+1が供給される。
このように、本実施の形態のSLED63では、信号生成回路100およびレベルシフト回路104から供給される点灯信号ΦIn,ΦIn+1、および2個の転送信号CK1,CK2により、左側ブロックblkn(n=0,偶数)および右側ブロックblkn+1それぞれが個別に駆動される。
なお、本明細書では、以下においてSLED63が図4の構成を有するものとして説明するが、他の構成のSLED63についても同様である。
続いて、LED回路基板62に設けられた信号生成回路100について説明する。図5は、信号生成回路100の構成を示すブロック図である。信号生成回路100は、画像データ展開部110、濃度ムラ補正データ部112、タイミング信号発生部114、基準クロック発生部116、点灯時間制御・駆動部118(118−0〜118−119)により主要部が構成されている。
画像データ展開部110には、画像処理部40から画像データがシリアルに送信される。そして画像データ展開部110は、画像処理部40から受け取った画像データを例えば0〜127ドット目、128〜255ドット目、…、15104〜15231ドット目、15232〜15359ドット目といったように、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の左側ブロックおよび右側ブロックそれぞれに送信する画像データに分割する処理を行う。そして、画像データ展開部110は点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119と接続されており、分割した画像データを点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119に出力する。
濃度ムラ補正データ部112は、SLED63内の各LED毎の出射光量のバラツキ等を修正するための濃度ムラ補正データが記憶されている。そして、タイミング信号発生部114からのデータ読み出し信号に同期して、濃度ムラ補正データを点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119に出力する。この濃度ムラ補正データは、各LED毎に設定されたデータであり、例えば8ビット(0〜255)のデータとして形成される。
EEPROM102には、LPH14の製造時に予め算出された各LED毎の光量補正データや、必要に応じて、その他の濃度ムラ補正のためのデータが格納されている。そして、マシン電源投入時に、EEPROM102から濃度ムラ補正データ部112に対して、各LED毎の光量補正データ等がダウンロードされる。濃度ムラ補正データ部112は、取得した各LED毎の光量補正データに基づいて、さらには、必要に応じて光量補正データとその他のデータとに基づいて、濃度ムラ補正データを生成し、それを点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119に出力する。
基準クロック発生部116は、本体の制御部30、タイミング信号発生部114、および点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119と接続されている。そして、基準クロック発生部116は、基準クロック信号を生成して、タイミング信号発生部114と点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119とに出力する。
タイミング信号発生部114は、制御部30および基準クロック発生部116と接続されており、基準クロック発生部116から取得した基準クロック信号を基に、制御部30からの水平同期信号(LSYNC)と同期して、転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cを生成する。転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cは、レベルシフト回路104を介することにより転送信号CK1および転送信号CK2となってSLED63に出力される。なお、図5では、タイミング信号発生部114は、1組の転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cを出力するように記載しているが、実際には複数組(例えば、8組)の転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cを出力する。
また、タイミング信号発生部114は、濃度ムラ補正データ部112および画像データ展開部110と接続されており、基準クロック発生部116からの基準クロック信号を基に、制御部30からの水平同期信号(LSYNC)と同期して、画像データ展開部110から各画素に対応した画像データを読み出すためのデータ読み出し信号、および濃度ムラ補正データ部112から各画素(各LED)に対応した濃度ムラ補正データを読み出すためのデータ読み出し信号を各々に対して出力している。さらに、タイミング信号発生部114は、点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119とも接続されており、基準クロック発生部116からの基準クロック信号を基に、SLED63の点灯開始のトリガ信号TRGを出力している。
そして、点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119は、各画素(各LED)の点灯時間を濃度ムラ補正データに基づいて補正し、SLED63の各画素を点灯するための点灯信号ΦI(ΦI0〜ΦI119)を生成する。そして、点灯信号ΦI(ΦI0〜ΦI119)は、点灯信号ΦI(ΦI0〜ΦI119)毎に形成されたそれぞれの信号線から各SLED63の各ブロック(左側ブロックおよび右側ブロック)に送られる。
また、図5に示したように、SLED63には3端子レギュレータ101が接続され、SLED63に対して3端子レギュレータ101から安定した駆動電圧VDD=+3.3Vが供給されている。
次に、信号生成回路100およびレベルシフト回路104から出力されるSLED63を駆動する信号(駆動信号)について説明する。
図6は、信号生成回路100およびレベルシフト回路104から出力される駆動信号の動作タイミングを表すタイミングチャートである。なお、図6に示すタイミングチャートは、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロック毎に出力される駆動信号について示したものであって、SLED63に配置された15360個すべてのLED(L0〜L15359)が光書き込みを行う(点灯する)場合について表記している。
(1)まず、制御部30から信号生成回路100にリセット信号が入力されることによって、信号生成回路100のタイミング信号発生部114では、転送信号tck1cがハイレベル(以下、「H」と記す。)、転送信号tck1rが「H」に設定されて、転送信号CK1が「H」に設定される。また、転送信号tck2cがローレベル(以下、「L」と記す。)、転送信号tck2rが「L」に設定されて、転送信号CK2が「L」に設定される。それにより、SLED63のすべてのサイリスタS0〜S15359がオフの状態に設定される(図6(a))。
(2)リセット信号に続いて、制御部30から出力される水平同期信号LSYNCが「H」になり(図6(A))、SLED63の動作が開始される。そして、この水平同期信号LSYNCに同期して、図6(E)、(F)、(G)に示すように、転送信号tck2cおよび転送信号tck2rを「H」として、転送信号CK2を「H」とする(図6(b))。
(3)次に、図6(C)に示すように、転送信号tck1rを「L」にする(図6(c))。
(4)これに続いて、図6(B)に示すように、転送信号tck1cを「L」にする(図6(d))。
この状態において、例えばCHIP1の左側ブロックblk0では、サイリスタS0のゲート電流が流れ始める。その際に、信号生成回路100のトライステートバッファB1R(図4参照)をハイインピーダンス(Hiz)にすることで、電流の逆流防止を行う。
その後、サイリスタS0のゲート電流により、サイリスタS0がオンし始め、ゲート電流が徐々に上昇する。それとともに、レベルシフト回路104のコンデンサC1に電流が流れ込むことで、転送信号CK1の電位も徐々に上昇する。
(5)所定時間(転送信号CK1電位がGND近傍になる時間)の経過後、信号生成回路100のトライステートバッファB1Rを「L」にする(図6(e))。そうすると、ゲートG0電位が上昇することによって信号線Φ1電位の上昇および転送信号CK1電位の上昇が生じ、それに伴いレベルシフト回路104の抵抗R1B側に電流が流れ始める。その一方で、転送信号CK1電位が上昇するのに従い、レベルシフト回路104のコンデンサC1に流れ込む電流は徐々に減少する。
そして、サイリスタS0が完全にオンし、定常状態になると、サイリスタS0のオン状態を保持するための電流がレベルシフト回路104の抵抗R1Bに流れるが、コンデンサC1には流れない。
なお、このとき、図6(B)に示すように、信号生成回路100のトライステートバッファB1Cをハイインピーダンス(Hiz)に設定する(図6(e))。
(6)サイリスタS0が完全にオンした状態で、図6(H)に示すように、点灯信号ΦI(ΦI0)を「L」にする(図6(f))。このとき、ゲートG0電位>ゲートG1電位であるため、サイリスタ構造のLED L0のほうが早くオンし、点灯する。LED L0がオンするのに伴って、信号線Φ1の電位が上昇するため、LED L1以降のLEDはオンすることはない。すなわち、LED L0、L1、L2、L3、…は、最もゲート電圧の高いLED L0のみがオン(点灯)することになる。
(7)次に、図6(F)に示すように、転送信号tck2rを「L」にすると(図6(g))、図6(c)の場合と同様に電流が流れ、レベルシフト回路104のコンデンサC2の両端に電圧が発生する。
(8)図6(E)に示すように、この状態で転送信号tck2cを「L」にすると(図6(h))、サイリスタS1がターンオンする。
(9)そして、図6(B)、(C)に示すように、転送信号tck1c,tck1rを同時に「H」にすると(図6(i))、サイリスタS0はターンオフし、抵抗R0を通って放電することによってゲートG0電位は除々に下降する。その際、サイリスタS1は完全にオンする。そして、サイリスタS1のオンに同期させて点灯信号ΦI(ここでは、ΦI0)を「L」/「H」することで、LED L1を点灯/非点灯させることが可能となる。なお、この場合ゲートG0の電位はすでにゲートG1の電位より低くなっているため、LED L0がオンすることはない。
上記の動作は、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックにおいても同様である。
このように、本実施の形態の信号生成回路100においては、タイミング信号発生部114は、転送信号tck1c,tck1rおよび転送信号tck2c,tck2rをそれぞれ所定のタイミングで「H」から「L」、「L」から「H」に設定する。それにより、レベルシフト回路104からの転送信号CK1の電位を「H」から「L」、「L」から「H」に繰り返し設定し、かつ、それに交互して、転送信号CK2の電位を「H」から「L」、「L」から「H」に繰り返し設定することで、例えば各SLEDチップの左側ブロックでは、0番目および偶数番目サイリスタS0、S1、…、S126を順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせる。また、奇数番目のサイリスタS1、S2、…、S127を順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせる。それにより、サイリスタS0〜S127をS0→S1→、…、→S126→S127の順番で順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせ、それに同期させて、点灯時間制御・駆動部118から点灯信号ΦIを出力する。それによって、例えば左側ブロックに搭載されたLED L0〜L127では、L0→L1→、…、→L126→L127の順番で順次点灯される。各SLEDチップの右側ブロックにおいても同様に、LED L255〜L128が順次点灯される。
このような駆動信号は、ブロックblk1〜blk119それぞれに送信され、点灯信号ΦI0〜ΦI119によりブロックblk1〜blk119に搭載されたLEDを順次点灯させている。なお、右側ブロックでは、画像上の印字ラインの微小なうねりを目立たなくするため、左側ブロックと同様にSLEDチップの端部側からLEDを発光させるように制御される。そのため、サイリスタS255〜S128をS255→S254→、…、→S130→S128の順番で順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせて、それに同期させて、点灯時間制御・駆動部118から点灯信号ΦIを出力する。それによって、左側ブロックである例えばブロックblk0に搭載されたLED L0〜L127は、L0→L1→、…、→L126→L127の順番で順次点灯されるのに対して、右側ブロックである例えばブロックblk1に搭載されたLED L255〜L128は、L255→L254→、…、→L129→L128の順番で順次点灯される。
続いて、本実施の形態のLPH14のLED回路基板62上での信号生成回路100と各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)との接続について説明する。図7は、上記した解像度1200dpi用のデュアルターミナル(DT)構造のSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)をLED回路基板62上に60個配設し、SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)を信号生成回路100と接続した場合に、LED回路基板62上に形成される配線の全体構成を説明する図である。
図7に示したように、DT構造のSLEDチップにおいては、信号生成回路100の点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119(図5参照)は、信号線107(107_0〜107_119)を通して各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックと接続されている。そして、点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119から120個の点灯信号ΦI0〜ΦI119がSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックそれぞれに出力される。
また、信号生成回路100のタイミング信号発生部114(図5参照)からは、それぞれ8組の転送信号tck1c,tck1r(tck1c_0,tck1r_0、…、tck1c_7,tck1r_7)、および8組の転送信号tck2c,tck2r(tck2c_0,tck2r_0、…、tck2c_7,tck2r_7)が生成される。そして、レベルシフト回路104を介して8組の転送信号CK1,CK2(CK1_0,CK2_0、…、CK1_7,CK2_7)が生成される。生成された8つの転送信号CK1(CK1_0、…、CK1_7)は、それぞれ信号線108(108_0〜108_7)を通じて各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックと接続されている。また、生成された8つの転送信号CK2(CK2_0、…、CK2_7)は、それぞれ信号線109(109_0〜109_7)を通じて各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックと接続されている。
そして、各組の転送信号CK1,CK2は、それぞれ6個または8個のSLEDチップの各ブロックに送られ、それぞれのSLEDチップの各ブロックを駆動する。
さらに、LED回路基板62上には、3端子レギュレータ101から各SLEDチップに電力を供給する+3.3Vの電源ライン(SUB)125および接地された電源ライン(VGA)126が配線されている。
ここで、図8は、8組の転送信号CK1,CK2(CK1_0,CK2_0、…、CK1_7,CK2_7)が送信される各ブロック(blk0〜blk119)の割り振りを示した図である。また、図9は、各ブロック(blk0〜blk119)に対して8組の転送信号CK1,CK2を送信する信号線と点灯信号ΦIを送信する信号線の配線位置の概略を示した図である。
図9に示したように、8組の転送信号CK1,CK2それぞれは、図8に示した割り振りでグループ化された各ブロック(これを「転送グループ」という)に対しては、例えばSLED63の配列中心線に対していずれかの側部側において配線された信号線108と109とにより供給される。それに対応して、各転送グループに属する各ブロックそれぞれに点灯信号ΦIを送信する信号線107は、各転送グループそれぞれに接続された信号線108と109と、SLED63の配列中心線に対して同じ側部側に配線される。それにより、SLED63の配列に交差して他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成される。
すなわち、本実施の形態のLED回路基板62においては、LED回路基板62上にてSLED63の配列方向に延びる所定の境界線を設定し、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される信号線は、かかる境界線に対してLED回路基板62のいずれかの側部側でのみ配線され、この境界線に交差して他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成される。特に、千鳥状配列された隣接するSLEDチップに接続される信号線は、相互に異なる側部側でのみ配線される。そして、信号線は、信号生成回路100にて設定されたSLED63の配列方向に延びる所定の境界線に対して、信号線が配線された側の側部側で信号生成回路100に接続される。それにより、LED回路基板62での信号線の配線が整理・グループ化され、配線が複雑化することを抑制している。
なお、図9に示したLED回路基板62では、配列中心線が境界線に設定されている。
続いて、本実施の形態のLED回路基板62の構成について説明する。図10は、LED回路基板62における信号生成回路100が配置された領域の平面図である。また、図11は、LED回路基板62の層構成を説明する図である。
図10に示したように、LED回路基板62では、信号生成回路100が配置された領域およびその周辺には、LED回路基板62全体を貫通して配線を接続する層間信号線の一例としてのスルーホール621と、LED回路基板62の各層間を貫通して配線を接続する層間信号線の一例としてのビアホール624とがそれぞれ所定数だけ形成されている。そして、スルーホール621は、信号生成回路100が設置された領域、すなわち信号生成回路100の直下に所定数形成されている。また、後段で説明する接地されたグランド(GND)パターン622pが、信号生成回路100を取り囲むようにコの字形に形成されている。
また、図11に示したように、LED回路基板62は多層(例えば、6層)構造を有しており、接地されたグランド(GND)パターン層622と、グランドパターン層622の上層に2層の絶縁層1,2と、グランドパターン層622の下層に3層の絶縁層3,4,5とが積層されて構成されている。そして、絶縁層1,2,3,4,5の表面層や境界層には、それぞれ配線パターン層623が形成されている。また、各層の配線パターン層623は、スルーホール621やビアホール624により相互に接続可能に構成されている。そして、LED回路基板62は、ハウジング61に支持されている。なお、GNDパターン622pは、ビアホール624によりグランド(GND)パターン層622に接続されている。
また、最上層の絶縁層1表面の配線パターン層623の表面には、熱伝導性が高い材質(例えば、熱伝導率0.1W/m・k以上)で構成された表面絶縁層625が形成されている。そして、表面絶縁層625には、GNDパターン622pや、スルーホール621およびビアホール624を介して各層の配線パターン層623と接続された電極である基板側パッドPAD_Aが多数配設されている。
さらに、最下層の絶縁層5表面の配線パターン層623とハウジング61との間には、熱伝導性が高い材質(例えば、熱伝導率0.4W/m・k以上)で構成された裏面絶縁層626が形成されている。
また、最下層の絶縁層5表面の配線パターン層623には、転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)が配設されている。転送電流制限抵抗RZ0〜RZ119は、図12(LED回路基板62の裏面の平面図)に示したように、LED回路基板62の長手方向に沿って2列に配置されており、ハウジング61に形成された溝61aに収まるように構成されている。
このような構成のLED回路基板62では、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される信号線は、LED回路基板62の各層において、配線パターン層623や、各層の信号線を相互に接続するスルーホール621やビアホール624により配線されている。その場合に、各配線パターン層623に形成される信号線の配線は、例えばSLED63の配列方向に延びる所定の境界線を境界として、LED回路基板62に接続された側部側でのみ配線され、境界線に交差して他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成される。
一方、図10および図11に示したように、信号生成回路100には、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2等を出力するIC側パッドPAD_Bが多数配設されている。そして、信号生成回路100のIC側パッドPAD_Bと、LED回路基板62上の基板側パッドPAD_Aとは、相互にボンディングワイヤで接続されている。また、IC側パッドPAD_Bの中には、スルーホール621やビアホール624と直接的にボンディングワイヤで接続されるIC側パッドPAD_Bも設けられている。
そして、信号生成回路100のIC側パッドPAD_Bは、基板側パッドPAD_Aから、絶縁層1表面の配線パターン層623やスルーホール621やビアホール624を介して各層の配線パターン層623と接続され、それぞれがSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)と接続されている。また、IC側パッドPAD_Bは、スルーホール621やビアホール624を介して各層の配線パターン層623と直接的に接続され、それぞれがSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)と接続されている。
特に、信号生成回路100の直下に形成されているスルーホール621は、最下層の絶縁層5表面の配線パターン層623に配設された転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)と接続されている。
図13は、絶縁層1と絶縁層2との境界に配設された配線パターン層623に形成された信号線の配線の一部を示した図であり、図14は、最下層の絶縁層5表面の配線パターン層623に形成された信号線の配線の一部を示した図である。
図13では、信号生成回路100のIC側パッドPAD_Bが、信号生成回路100と隣接する領域に配置されたビアホール624を介して、絶縁層1と絶縁層2との境界に配設された配線パターン層623と接続されている。そして、信号生成回路100のIC側パッドPAD_Bから送信される点灯信号ΦI等は、図13に示したパターンの配線により、いずれかのSLEDチップと接続される。
また、図14では、信号生成回路100のIC側パッドPAD_Bが、信号生成回路100の直下に配置されたスルーホール621を介して最下層の絶縁層5表面の配線パターン層623に配設された転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)と接続されている。そして、信号生成回路100のIC側パッドPAD_Bから送信される転送信号CK1,CK2が、図13に示したパターンの配線により、いずれかの転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)に供給される。
なお、図10、図13、図14では、図示されたスルーホール621やビアホール624の数は、図示の便宜上、実際に形成される数とは異なって表示している。
ここで、図15は、信号生成回路100の直下に形成されたスルーホール621の構成を説明する図であり、(a)がスルーホール621の平面構成図、(b)がスルーホール621の断面構成図である。スルーホール621は、例えば熱伝導性の高い金や銅等の金属により、例えば外径が0.4φ、内径が0.2φの略円筒形状に形成されている。
スルーホール621は、LED回路基板62を信号生成回路100等が配置された表面側から、ハウジング61に支持される裏面側まで貫通して形成されている。そして、最下層の絶縁層5表面の配線パターン層623に配設された転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)と配線パターン層623を通じて接続されている。それにより、スルーホール621は、信号生成回路100から送信される転送信号CK1,CK2をそれぞれ転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)を介してSLEDチップに供給している。
本実施の形態のLED回路基板62では、スルーホール621が信号生成回路100の直下に形成されることで、転送信号CK1,CK2の送信と同時に、信号生成回路100にて発生する熱をスルーホール621を通じてハウジング61に伝導させる機能を有している。それにより、スルーホール621は、信号生成回路100が大きく昇温することを抑制するように作用する。
信号生成回路100では、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2等といった多くの信号を生成するため、発熱量が多い。例えば、所定の条件の下で温度シミュレーションを行うと、信号生成回路100のジャックション温度は120℃に達するというデータが得られる。このように信号生成回路100が大きく昇温すると、LED回路基板62の長手方向に大きな温度分布が生じることとなって、LED回路基板62全体に歪みが生じる場合がある。その場合には、SLED63から出射された露光光の感光体ドラム12表面上での結像位置(焦点面)が所定の位置から外れて、画像不良を招く要因となる。
これに対して、本実施の形態のLPH14では、上記したように、LED回路基板62の信号生成回路100の直下にスルーホール621を形成することで、信号生成回路100にて発生する熱をスルーホール621を通じてハウジング61に伝導させて、信号生成回路100の温度上昇量を低減するように構成している。
図16は、信号生成回路100にて発生した熱がスルーホール621を通じてハウジング61に伝導される様子を示した図である。図16に示したように、信号生成回路100にて発生した熱は、熱伝導性が高い表面絶縁層625を介してスルーホール621に伝わる。スルーホール621も熱伝導性が高い金属で構成されているので、熱を裏面側に伝達する。そして、スルーホール621により伝達された熱は、熱伝導性が高い裏面絶縁層626を介して、LED回路基板62に密着するように配設された熱容量の大きなハウジング61に放熱される。この場合、ハウジング61は、スルーホール621を介して信号生成回路100からの熱を受けても、熱容量が大きいため、それ自体の温度は殆ど上昇しない。したがって、信号生成回路100からハウジング61に至る温度勾配は殆ど変化しないため、効果的な放熱経路を形成することができる。
このように、信号生成回路100→表面絶縁層625→スルーホール621→裏面絶縁層626→ハウジング61と連なる放熱経路(図中の破線矢印)を形成することで、信号生成回路100の温度上昇が大きくなることを抑えることができる。例えば、所定の条件の下で、信号生成回路100のジャックション温度を約20℃だけ低下させることができる。それにより、LED回路基板62の長手方向に大きな温度分布が生じることを抑えて、LED回路基板62全体に歪みが生じることを抑制している。
ここで、図15に示したような筒状のスルーホール621を用いることで、熱がスルーホール621自体だけでなく、スルーホール621の中の空間をも伝わるので、熱伝導効果を高めることができる。
ところで、信号生成回路100からの発熱は、SLED63の中で最も信号生成回路100に近接して配置されたSLEDチップ(CHIP1)に最も大きな影響を与える。しかし、上記のような構成により、信号生成回路100の昇温を低減するとともに、信号生成回路100をCHIP1から10mm以上離れて配置することにより、信号生成回路100からの熱の影響を極めて僅かなものとすることができる。例えば信号生成回路100をCHIP1から10mm離れて配置することで、CHIP1の温度上昇は4℃程度に抑えることができる。
また、本実施の形態のLPH14では、図12に示したように、LED回路基板62での発熱体の一つである転送電流制限抵抗RZ0〜RZ119をLED回路基板62の裏面に配置し、ハウジング61に形成された溝61aに収まるように構成している。そのため、転送電流制限抵抗RZ0〜RZ119にて発生する熱は、直接的に熱容量の大きなハウジング61に放熱される。それにより、LED回路基板62全体の温度上昇を抑制している。
続いて、信号生成回路100にて生成された転送信号CK1,CK2を出力するIC側パッドPAD_Bと、信号生成回路100の直下に設けられたスルーホール621に接続された基板側パッドPAD_Aとの配置構成、さらには接地されたGNDパターン622pの配置構成について説明する。
図17は、LED回路基板62における信号生成回路100が配置された領域の一部を示した平面図である。図17に示したように、信号生成回路100には所定数のIC側パッドPAD_Bが配設されている(図10も参照)。信号生成回路100では、駆動時に多くの信号をオンオフさせた際に、配線抵抗等により信号生成回路100内の接地電位が不安定になることを回避するために、IC側パッドPAD_Bとして、信号端子の一例である信号出力用のIC側パッドPAD_BS(図中白色で表示)の他に、接地端子の一例である接地用のIC側パッドPAD_BG(図中黒色で表示)も所定数設けられている。
また、LED回路基板62表面には、表面絶縁層625に島状に形成された、LED回路基板62の各層の配線パターン層623と接続されたビアホール624、LED回路基板62の最上層の絶縁層1表面の配線パターン層623と接続された基板側パッドPAD_A、グランドパターン層622に接続されたGNDパターン622p、さらには、信号生成回路100の直下に設けられたスルーホール621が配設されている。
信号生成回路100の信号出力用のIC側パッドPAD_BSには、スルーホール621を介して転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)に送信される転送信号CK1,CK2を出力するIC側パッドPAD_BS1が含まれている。転送信号CK1,CK2が出力されるIC側パッドPAD_BS1は、基板側パッドPAD_A1にボンディングワイヤで接続される。さらに、最上層の絶縁層1表面の配線パターン層623に形成された配線Q1を介して、基板側パッドPAD_A1とスルーホール621とが接続される。また、最下層の絶縁層5表面の配線パターン層623に形成された配線(不図示)を介して、スルーホール621と転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)とが接続される。それにより、転送信号CK1,CK2が出力されるIC側パッドPAD_BS1と転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)とが接続されることとなる。
一方、転送信号CK1,CK2が出力されるIC側パッドPAD_BS1に隣接して、接地用のIC側パッドPAD_BG1が配置されている。この接地用のIC側パッドPAD_BG1は、グランドパターン層622に接続されたGNDパターン622pにボンディングワイヤで接続される必要がある。その場合に、IC側パッドPAD_BS1と基板側パッドPAD_A1とを接続するボンディングワイヤと、IC側パッドPAD_BG1とGNDパターン622pとを接続するボンディングワイヤとは、相互にショートしないように配線する必要がある。
そこで、転送信号CK1,CK2が出力されるIC側パッドPAD_BS1は、信号生成回路100の外周側に配設され、接地用のIC側パッドPAD_BG1は、信号生成回路100のIC側パッドPAD_BS1よりも内側に配設されている。それに対応して、基板側パッドPAD_A1は、LED回路基板62に近接する側に配設され、GNDパターン622pは、基板側パッドPAD_A1よりもLED回路基板62の外側寄りに配設されている。それにより、図17(図11も参照)に示したように、IC側パッドPAD_BS1と基板側パッドPAD_A1とを接続するボンディングワイヤを、IC側パッドPAD_BG1とGNDパターン622pとを接続するボンディングワイヤが跨ぐように配線される。そのため、両ボンディングワイヤが相互にショートしないように配線することができる。
また、その際に、転送信号CK1,CK2が出力されるIC側パッドPAD_BS1の配置位置と接地用のIC側パッドPAD_BG1の配置位置とが、信号生成回路100の辺に沿って相互にずれた位置に配置される千鳥状配置されている。それにより、両ボンディングワイヤが相互に接触しない構成をより確実に形成することができる。
このように、信号生成回路100にて生成された転送信号CK1,CK2を出力するIC側パッドPAD_BS1と、信号生成回路100の直下に設けられたスルーホール621に接続された基板側パッドPAD_A1とを上記したように配置し、さらにはIC側パッドPAD_BS1に隣接する接地用のIC側パッドPAD_BG1とGNDパターン622pとを上記したように配置することにより、それぞれを接続するボンディングワイヤを相互に接触(ショート)させることなく、転送信号CK1,CK2が出力されるIC側パッドPAD_BS1と転送電流制限抵抗RZ(RZ0〜RZ119)とを接続させることができる。
ところで、GNDパターン622pは、信号生成回路100での接地電位が不安定になることを回避するため、信号生成回路100に隣接して配置されることが好ましい。そのために、GNDパターン622pは、LED回路基板62の表面にて信号生成回路100を囲むようにコの字形に形成されている。それにより、信号生成回路100とGNDパターン622pとで囲まれる限られた面積の領域内に、すべてのビアホール624や基板側パッドPAD_A1を配置することは困難である。そして、上記した構成上の理由から、転送信号CK1,CK2が出力されるIC側パッドPAD_BS1が接続される基板側パッドPAD_A1が優先的にGNDパターン622pの内側に配置されることになるため、例えば点灯信号ΦIが出力されるIC側パッドPAD_BS2に接続される基板側パッドPAD_A2やビアホール624の中には、信号生成回路100に対してGNDパターン622pの外側に配置されるものも存在する。
ところが、GNDパターン622pの外側に配置された例えば基板側パッドPAD_A2に接続されるIC側パッドPAD_BS2にも、接地用のIC側パッドPAD_BG2が隣接して設けられている。そして、その場合にも、IC側パッドPAD_BS2とGNDパターン622pの外側に配置された基板側パッドPAD_A2とを接続するボンディングワイヤと、IC側パッドPAD_BG2とGNDパターン622pとを接続するボンディングワイヤとは、相互にショートしないように配線する必要がある。
この場合には、基板側パッドPAD_A2がGNDパターン622pの外側に配置されているので、IC側パッドPAD_BS2は、信号生成回路100の内側寄りに配設され、接地用のIC側パッドPAD_BG2は、信号生成回路100の外周側寄りに配設される。それにより、図17に示したように、IC側パッドPAD_BS2と基板側パッドPAD_A2とを接続するボンディングワイヤが、IC側パッドPAD_BG2とGNDパターン622pとを接続するボンディングワイヤを跨ぐように構成される。そのため、両ボンディングワイヤが相互にショートしないように配線することができる。
また、その際に、IC側パッドPAD_BS2の配置位置と接地用のIC側パッドPAD_BG2の配置位置とが、信号生成回路100の辺に沿って相互にずれた位置に配置される千鳥状配置されている。それにより、両ボンディングワイヤが相互に接触しない構成をより確実に形成することができる。
なお、本実施のLPH14では、信号生成回路100をLED回路基板62の一方の端部領域に配置したが、信号生成回路100をLED回路基板62の両方の端部領域に配置し、例えばCHIP1〜CHIP30に対して一方の信号生成回路100が駆動信号を送信し、CHIP31〜CHIP60に対して他方の信号生成回路100が駆動信号を送信するように構成することもできる。その場合には、双方の信号生成回路100の直下にスルーホール621が形成されるように構成される。
以上説明したように、本実施の形態のLPH14においては、LED回路基板62の信号生成回路100の直下にスルーホール621を形成することで、信号生成回路100にて発生する熱をスルーホール621を通じてハウジング61に伝導させている。それにより、信号生成回路100の温度上昇の低減を図ることができるので、LED回路基板62の長手方向に大きな温度分布が生じることを抑制している。
そのため、LED回路基板62全体に歪みが生じることが抑えられることから、SLED63から出射された露光光は、感光体ドラム12表面上での所定の結像位置(焦点面)に安定的に照射されるので、画像不良の発生を抑制することが可能となる。
本発明の露光装置の一例であるプリントヘッドが用いられた画像形成装置の全体構成を示した図である。 LEDプリントヘッド(LPH)の構成を示した図である。 LED回路基板の平面図である。 SLEDの回路構成の一例を説明する図である。 信号生成回路の構成を示すブロック図である。 信号生成回路およびレベルシフト回路から出力される駆動信号の動作タイミングを表すタイミングチャートである。 LED回路基板上に形成される配線の全体構成を説明する図である。 8組の転送信号CK1,CK2が送信される各ブロックの割り振りを示した図である。 各ブロックに対して8組の転送信号CK1,CK2を送信する信号線と点灯信号ΦIを送信する信号線の配線の概略を示した図である。 LED回路基板における信号生成回路が配置された領域の平面図である。 LED回路基板の層構成を説明する図である。 LED回路基板の裏面の平面図である。 絶縁層1と絶縁層2との境界に配設された配線パターン層に形成された信号線の配線の一部を示した図である。 最下層の絶縁層5表面の配線パターン層に形成された信号線の配線の一部を示した図である。 信号生成回路の直下に形成されたスルーホールの構成を説明する図である。 信号生成回路にて発生した熱がスルーホールを通じてハウジングに伝導される様子を示した図である。 LED回路基板における信号生成回路が配置された領域の一部を示した平面図である。
符号の説明
10…画像形成プロセス部、11(11Y,11M,11C,11K)…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、14…LEDプリントヘッド(LPH)、30…制御部、40…画像処理部、62…LED回路基板、63…自己走査型LEDアレイ(SLED)、100…信号生成回路、621…スルーホール、622…グランドパターン層、622p…GNDパターン、623…配線パターン層、624…ビアホール、625…表面絶縁層、626…裏面絶縁層

Claims (10)

  1. 信号線が配線された配線層が複数積層された基板と、
    前記基板の表面に配置され、複数の発光素子が列状に配列された複数の発光素子部材と、
    前記基板の表面の前記発光素子部材の配列方向延長位置に配置され、前記複数の発光素子部材に配列された前記複数の発光素子の各々を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段とを備え、
    前記基板は、前記駆動信号生成手段が設置された領域内に、当該駆動信号生成手段にて生成された前記駆動信号を前記配線層相互の間で伝送する層間信号線が当該基板の表面から裏面に貫通させて形成されたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記基板は、当該基板の裏面に前記駆動信号生成手段から前記発光素子部材に供給される前記駆動信号の電流量を制限する抵抗部材が配設されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記駆動信号生成手段は、前記駆動信号を出力する所定数の信号端子と、接地電位が入力される所定数の接地端子とが配設され、当該接地端子が当該信号端子よりも当該駆動信号生成手段の内部領域側に配置されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  4. 前記駆動信号生成手段は、前記信号端子と前記接地端子とが配列方向に沿って交互にずれて配置される千鳥状配列されたことを特徴とする請求項3記載の露光装置。
  5. 前記基板は、接地された接地電極が当該基板の表面にて前記駆動信号生成手段の周囲を取り囲むように配設されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  6. 前記基板は、当該基板の裏面にて金属で形成された支持体に密着するように支持されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  7. 前記駆動信号生成手段は、前記発光素子部材の配列方向延長位置の一方または双方にて、当該発光素子部材から所定距離だけ離して配置されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  8. 像保持体と、
    前記像保持体を露光する露光手段とを有し、
    前記露光手段は、
    信号線が配線された配線層が複数積層された基板と、
    前記基板の表面に配置され、複数の発光素子が列状に配列された複数の発光素子部材と、
    前記基板の表面の前記発光素子部材の配列方向延長位置に配置され、前記複数の発光素子部材に配列された前記複数の発光素子の各々を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段とを備え、
    前記基板は、前記駆動信号生成手段が設置された領域内に、当該駆動信号生成手段にて生成された前記駆動信号を前記配線層相互の間で伝送する層間信号線が当該基板の表面から裏面に貫通させて形成されたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記露光手段は、前記駆動信号生成手段が、前記駆動信号を出力する所定数の信号端子と、接地電位が入力される所定数の接地端子とが配設され、当該接地端子が当該信号端子よりも当該駆動信号生成手段の内部領域側に配置されたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記基板は、接地された接地電極が当該基板の表面にて前記駆動信号生成手段を取り囲むように配設されたことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012000771A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Fuji Xerox Co Ltd 発光装置、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP2012040875A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Xerox Corp 発光ダイオードプリントヘッドの交互的マトリクス駆動方法とシステム

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