JP2008142483A - 遊技機及び遊技機における不正行為の検知方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイヤハーネスを外して不正に取り付けられる「ぶら下がり基板」を検出する。
【解決手段】 メイン基板10に、予め定められた信号を発信する発信回路10aと、発信回路の出力信号を検出する検出回路10bとを設ける。メイン基板の発信回路から周辺基板へワイヤハーネスWHを通して前記信号を送出し、前記信号は周辺基板PBで折り返されてワイヤーハーネスWHを通してメイン基板へ戻される。検出回路は、周辺基板から戻された前記信号を監視し、前記信号を検出しなくなったとき、その旨の信号をCPUへ送る。CPUは、RAMにワイヤハーネスWHが外された旨のフラグを書き込む。CPUは、電源オン時にRAMを調べ、前記フラグが書き込まれていたときに異常と判定し、その旨を報知する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、スロットマシンなどの遊技機及び遊技機における不正行為の検知方法並びに当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関し、特に、ワイヤハーネスの不正な取り外しを防止するための技術に関する。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、パチンコ球やメダル等の遊技媒体に一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得した遊技媒体を種々の景品に交換することができる。遊技機には、その筐体内部に、遊技媒体の供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。また、近年では、所定の識別情報(図柄)を変動表示し得るリール表示装置または液晶画像表示装置等の図柄可変表示装置を内蔵し、所定条件を満たしたときに識別情報を変動させた後に停止表示させるように図柄可変表示装置を作動させるものが主流となっている。これらの装置は制御回路装置によって制御されている。
最近の遊技機の内部に配設されている制御回路装置は、基板上に設けられたCPU(central processing unit)が、制御プログラムに従って電子制御を行うものが一般的である。制御プログラムは、マスクROM(read only memory)のような基板上に装着されたICチップにデータとして記憶されており、CPUは、遊技状態に応じてICチップから制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによって制御を行っている。
遊技場に設置される遊技機は、制御プログラムが不正に改変されないよう管理されており、制御回路装置(メイン基板)を収納ケースに収納し、その収納ケースを、本体枠の所定部材に組み付けるなどして、メイン基板及び制御プログラムを記憶するROMが不正に交換されないように配慮がなされている。さらに、ROMには封印シールが貼付されるなどして、装着されている基板上から容易に外すことができないようになっている。
特開2004−358076号公報 この公報は、制御プログラムの不正な改変を確実に防止することを目的とし、メイン基板を収納するカバーの開放を検出する検出手段(スイッチ)を設け、カバーの開放を検出したときその旨を報知することを開示する。
特許文献1では、カバーの開放を検出し報知するために、当該カバーにスイッチを備えていた。メイン基板の交換の前に必ずカバーを開ける必要があることに着目し、特許文献1は、当該スイッチの出力に基づきメイン基板又はROMの交換を検知するというものであった。
ところで、いわゆる「ぶら下がり基板」というものがある。これは、遊技機内部で基板と基板を接続するワイヤハーネスのコネクタを外して、基板の代わりに当該コネクタに接続される電子装置である。ぶら下がり基板は、例えば、スタートスイッチなどが設けられているスイッチ基板とメイン基板を結ぶワイヤハーネスに、スイッチ基板に代えて設けられる。ぶら下がり基板は、スタートスイッチの操作の有無にかかわらず、スタートスイッチ押下に相当する信号を電気的に発生し、これをメイン基板に入力することで所定の遊技処理を実行させる。ぶら下がり基板を用いれば、いちいち人間が操作することなく、自動的に繰り返し遊技を実行させることができる。このような行為は不正行為であるが、ぶら下がり基板は、例えば、繰り返し遊技を実行させることで発生確率の低い当選役に当選させ、そのときにメモリに記憶される当選フラグを保持させることで特定の遊技者に利益を誘導する、といった用途に用いられているようである。
ぶら下がり基板の設置を防止するためには、コネクタの取り外しやワイヤハーネスの電気的な切断などの行為を直接検知する必要があるが、特許文献1記載の技術ではそのような検知は不可能であった。
この発明は上記課題を解決することを目的になされたもので、ワイヤハーネス又はそのコネクタを取り外したことを確実に検知できる遊技機及び遊技機における不正行為の検知方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、スイッチ又はセンサの出力を前記メイン基板へ送出する周辺基板と、前記周辺基板を前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスとを備える遊技機において、
前記メイン基板は、予め定められた信号を発信する発信回路と、前記発信回路の出力信号を検出する検出回路と、前記検出回路の出力に基づき予め定められた処理を実行する処理部と、少なくとも所定のフラグを保持する記憶部とを備え、
前記メイン基板の前記発信回路から前記周辺基板へ前記ワイヤハーネスを通して前記信号が送出され、前記信号は前記周辺基板で折り返されて前記ワイヤーハーネスを通して前記メイン基板へ戻され、
前記検出回路は、前記周辺基板から戻された前記信号を監視し、前記信号を検出しなくなったとき、その旨の信号を前記処理部へ送り、
前記処理部は、前記信号を検出しなくなった旨の信号を受けて、前記記憶部に予め定められたフラグを書き込む処理を実行し、
前記記憶部は、前記フラグを保持し、
前記処理部は、予め定められたタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定し、前記フラグが書き込まれていたときに異常と判定する、ものである。
この発明は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、スイッチ又はセンサの出力を前記メイン基板へ送出する周辺基板と、前記周辺基板を前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスとを備える遊技機において、
前記周辺基板は、予め定められた信号を発信する発信回路を備え、
前記メイン基板は、前記発信回路の出力信号を検出する検出回路と、前記検出回路の出力に基づき予め定められた処理を実行する処理部と、少なくとも所定のフラグを保持する記憶部とを備え、
前記周辺基板の前記発信回路から前記メイン基板へ前記ワイヤハーネスを通して前記信号が送出され、
前記メイン基板の前記検出回路は、前記周辺基板から受けた前記信号を監視し、前記信号を検出しなくなったとき、その旨の信号を前記処理部へ送り、
前記処理部は、前記信号を検出しなくなった旨の信号を受けて、前記記憶部に予め定められたフラグを書き込む処理を実行し、
前記記憶部は、前記フラグを保持し、
前記処理部は、予め定められたタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定し、前記フラグが書き込まれていたときに異常と判定する、ものである。
さらに、電源断時に電力を供給するためのバックアップ電源を備え、
前記バックアップ電源の電力は、前記発信回路、前記検出回路、前記処理部及び前記記憶部に供給されるように構成してもよい。
前記処理部は、電源投入のタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定するようにしてもよい。
前記メイン基板は、前記バックアップ電源の出力電圧を監視し、これが予め定められた閾値よりも低くなったときに信号を出力する電圧低下検出器を備え、
前記処理部は、少なくとも電源断のときに前記電圧低下検出器の出力を監視し、前記電圧低下検出器から信号が出力されたとき、前記記憶部にバックアップ電源劣化を示す情報を書き込むようにしてもよい。
前記処理部は、前記記憶部に前記フラグが書き込まれていたときに、前記記憶部の内容を初期化することが好ましい。
この発明は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、スイッチ又はセンサの出力を前記メイン基板へ送出する周辺基板と、前記周辺基板を前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスと、予め定められた信号を発信する発信回路と、前記発信回路の出力信号を検出する検出回路と、前記検出回路の出力に基づき予め定められた処理を実行する処理部と、少なくとも所定のフラグを保持する記憶部とを備え、前記ワイヤハーネスを通して前記発信回路から前記検出回路へ前記信号が送出される遊技機において不正行為を検知する方法であって、
前記検出回路で、前記信号を監視し、前記信号を検出しなくなったとき、その旨の信号を前記処理部へ送るステップと、
前記処理部で、前記信号を検出しなくなった旨の信号を受けて、前記記憶部に予め定められたフラグを書き込むステップと、
前記記憶部で、前記フラグを保持するステップと、
前記処理部で、予め定められたタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定し、前記フラグが保持されていたときに異常と判定するステップと、を備えるものである。
この発明は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、スイッチ又はセンサの出力を前記メイン基板へ送出する周辺基板と、前記周辺基板を前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスと、予め定められた信号を発信する発信回路と、前記発信回路の出力信号を検出する検出回路とを備え、前記ワイヤハーネスを通して前記発信回路から前記検出回路へ前記信号が送出される遊技機において不正行為を検知する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記検出回路の出力に基づき前記信号を監視するステップと、
前記検出回路で前記信号を検出しなくなったとき、前記記憶部に予め定められたフラグを書き込むステップと、
予め定められたタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定するステップと、
前記フラグが保持されていたときに異常と判定し、その旨を報知するステップと、をコンピュータに実行させるものである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
この発明によれば、予め定められた信号を発信する発信回路と、発信回路の出力信号を検出する検出回路とを備え、前記発信回路から前記検出回路へワイヤハーネスを通して信号を送出することにより、前記検出回路の出力に基づきワイヤハーネス又はそのコネクタを取り外したことを確実に検知できる。ワイヤハーネス又はそのコネクタの取り外しを検知したときは、エラー報知を行うことで不正行為を抑止することができる。また、特定の遊技者に利益を誘導することになる当選フラグをリセットさせることなどを通じて、不正行為を失敗に終わらせることができる。
発明の実施の形態1.
図1は前扉を閉めた状態を示す遊技機(スロットマシン)の正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示す遊技機の正面図を示す。
図1及び図2中、100は遊技機を示すもので、この遊技機100は、図1に示すように、遊技機本体120と、この遊技機本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132の下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルを遊技機100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップスイッチ140を設けてある。スタートスイッチ134とストップスイッチ140の上側のテーブル状の部分には、メダル投入に代えて操作することにより遊技可能な状態とするベットスイッチ137が設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
前記ゲーム表示部131の右側には、液晶表示装置LCDが設けてある。液晶表示装置LCDは、遊技に係る演出を行うとともに、不正行為の検知を報知するものである。
遊技機本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。遊技機本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個の回転リールからなるリールユニット203が設置されている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
図3は発明の実施の形態1に係る遊技機100の機能ブロック図を示す。
この図において電源系統についての表示は省略されている。遊技機100は、その主要な処理装置としてメイン基板10とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板20とを備える。なお、少なくともメイン基板10は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板10は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板10は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板20は、メイン基板10からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板20は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。コマンドの流れはメイン基板10からサブ基板20への一方のみであり、逆にサブ基板20からメイン基板10へコマンド等が出されることはない。
メイン基板10には、スタートスイッチ134,ベットスイッチ137、ストップボタン140,リールユニット(リール駆動装置を含む)203,リール位置検出回路71、ホッパ駆動部80、ホッパ81及びホッパ81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82(これらは前述のホッパ装置121を構成する)が接続されている。また、メダルセレクタ1に内蔵され、投入されたメダルを計数するためのメダルセンサS1が接続されている。
スタートスイッチ134,ベットスイッチ137、ストップボタン140は、スイッチ基板SWBに設けられ、スイッチ基板SWBとメイン基板10がワイヤハーネスWHで接続されている。同様に、メダルセレクタ1とメイン基板10、メダル検出部82とメイン基板10もワイヤハーネスWHで接続されている(遊技機に用いられているワイヤハーネスWHは他にもあるが、発明の実施の形態1の説明に必要なもののみ図3に示した)。
スイッチ基板SWB、メダルセレクタ1及びメダル検出部82は、そこに内蔵されたスイッチ又はセンサの出力をメイン基板10に送出するものであり、遊技処理の中心となるメイン基板10から見れば、それらはメイン基板10の手足となる周辺基板PBに相当する。そこで、発明の実施の形態1の説明において、スイッチ基板SWB、メダルセレクタ1及びメダル検出部82をまとめて周辺基板PBと呼ぶことにする(図3の括弧書きはこのことを意味する)。図3の3つの周辺基板PBはそれぞれ機能的に異なるものであるが、発明の実施の形態1の動作を説明するうえでその機能を区別する必要がないので、以下の説明において、単に「周辺基板PB」と表現することにする。
サブ基板20には液晶表示装置の制御用の液晶制御基板200、スピーカ基板201、電飾用のLED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。図3では示していないが、液晶制御基板200には図1に示された液晶表示装置LCDが接続されている。
上述のように、メイン基板10及びサブ基板20は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUが遊技者の操作を受けてROMに記憶されたプログラムを読み込むことで所定の動作を行う。具体的には、スタートスイッチ134及びストップボタン140の操作に基づきリールユニット203に内蔵される3つの回転リールの回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。CPUが動作する際に必要な一時的なデータなどはRAM(一般にRAMは揮発性メモリであり、その電源断によりデータは原則失われるが、遊技機においてはその一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていることがあり、この場合は電源断でもデータは失われない)に記憶される。CPUはROMに記録されたプログラムに従って所定の動作を行うとともに、処理に必要な一時的なデータをRAMに記録するとともに記録されたデータを必要に応じて読み出して参照する。
遊技機で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット203の駆動を開始させる。リールユニット203は、ストップボタン140によりその駆動が停止される。リールユニット203は、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
本発明の実施の形態1に係るメイン基板10と周辺基板PB(スイッチ基板SWB、メダルセレクタ1又はメダル検出部82の何れか)の接続図を図4に示す。同図は本発明の実施の形態1の動作を説明するために必要な部分(太線で示されたバックアップ電源の系統と、メイン基板10と周辺基板PBの間のワイヤハーネスWH)のみを示し、それ以外の部品やアドレス信号やデータ信号の表示を省略している。
図4に示された各要素について説明を加える。
205aは電源切断時に電力を供給するためのバックアップ電源である。バックアップ電源205aは、リチウム電池等の二次電池であるが、本発明は二次電池に限定されない。一次電池やコンデンサなどの蓄電器であってもよい。図4ではバックアップ電源205aを電源部205に設けているが、同図点線で示すようにこれをメイン基板10に設けるようにしてもよい。
10aはワイヤハーネスWHの取り外しを検出するための信号をワイヤハーネスWHへ送り込む発信回路、10bはワイヤハーネスWHに前記信号の存在するかどうかを検出する検出回路10bである。ワイヤハーネスWHに前記信号が存在することはワイヤハーネスWHは取り外されていないことに対応し、存在しないことはワイヤハーネスWHが取り外されていることに対応する。
10cは少なくともバックアップ電源205aから電力の供給を受けるRAM(記憶部)、10dは同じく電力の供給を受けるCPU(処理部)である。CPU10dはワイヤハーネスWHの取り外しを判定する判定部として機能する。CPU10dはRAM10cからデータ(フラグ)を読み出したり、RAM10cにデータ(フラグ)を書き込むことができる。CPU10dはサブ基板10の演出処理用のCPUと共用できるが、演出処理用のCPUと別個独立に設けることもできる。CPU10dはメイン基板10の交換の有無を判定する以外にも、バックアップ電源205aの劣化を判断することもある。
10eと205bは電源部205又は基板の電源(直流電圧)VDDを受けてバックアップ電源205aに供給し充電を行うとともに、電源断のバックアップ時にバックアップ電源205aの電流が電源VDDやメイン基板10の図示しない回路に逆流しないようにするためのダイオードである。
10fはバックアップ電源205aの劣化(電圧低下)を検出し、その出力に基づきCPU10dに割り込みをかけて所定の処理(後述)を行わせるための電圧低下検出器である。電圧低下検出器は半導体素子であって、電源電圧が予め定められた閾値よりも低下した時にこれを検出して信号(例えばリセット信号)を出力するICである。
図4において、電源(VDD)は、電源部205からメイン基板10へ送られている。メイン基板10の発信回路10aからの信号が周辺基板PBへワイヤハーネスWHを通じて送られている。前記信号は周辺基板PBにおいて折り返され、ワイヤハーネスWHを通じてメイン基板10に戻される。検出回路10bは、当該信号が戻されているかどうかを検出するものである。検出回路10bの出力によりCPU10dに割り込みがかけられる。
周辺基板PBには、スイッチ又はセンサ(スイッチ基板SWBのスタートスイッチ134等又はメダルセレクタ1のメダルセンサS1など)が設けられており、その出力はメイン基板10に送られる。当該出力を受けてメイン基板10は遊技処理を行うが、これは公知の処理であるのでその説明は省略する。
次に、発明の実施の形態1に係る装置/方法の動作について、図4〜図9を参照して説明を加える。
発明の実施の形態1に係る装置/方法は、メイン基板10のCPUでワイヤハーネスWHを監視し、その取り外しの有無を判定するとともに、ワイヤハーネスが取り外されたときにその旨の報知を行うものである。具体的には、ワイヤハーネスWHに信号を常時流し、これをメイン基板10のCPUで常時監視することでワイヤハーネスWHの取り外しを検知するものである。遊技機の電源オフ時にもワイヤハーネスWHの監視ができるように、メイン基板10のCPUにはバックアップ電源205aを供給するようにしている。
図4の構成により、ワイヤハーネスWHが外された場合は、これを直ちに検出することが可能である。ワイヤハーネスWHが外されたことを検出した場合、直ちにあるいは電源オン時(電源投入時)にエラー報知を行うと共に、通常の遊技処理を行う前にリセットが行われるか、又は、リセット待ち状態になる。リセット待ち状態では、例えば、メモリクリアをしなければ通常の遊技処理が実行されない。リセットされるとメモリに保持された当選フラグもリセットされるので、ぶら下がり基板により繰り返し遊技を実行させることで発生確率の低い入賞に当選させ、そのときにメモリに記憶される当選フラグを保持させることで特定の遊技者に利益を誘導する、といったことが不可能になり、よってぶら下がり基板による不正行為を抑止することができる。
図5は、電源オフ時のメイン基板10のCPU10dの処理フローチャートを示す。図6は、電源オン時のメイン基板10のCPU10dの処理フローチャートを示す。図7は、ワイヤハーネスWHが外された状態を示す。
電源スイッチがオンからオフにされると、CPU10dはスリープモード(非使用時に自動的に消費電力を抑えるための状態、プログラムの実行が休止状態にある)に突入する(S1)。
メイン基板10にはバックアップ電源205aが供給されているため、遊技機の電源がオフになったときに、上記のようにメイン基板10のCPU10dはスリープモードに突入するが、全く動作を行うことができないわけではない。また、電源断の間でもバックアップ電池205aによりRAM10cのデータは保存される。
図7に示すようにワイヤハーネスWHが外されると、発信回路10aの信号を検出回路10bで検出できなくなる(図7の×印は信号がなくなったことを示す)。すると、検出回路10bはCPU10dへ信号を送り、これを契機にCPU10dに対する割り込みが発生する(S2)。そして、図5のS3〜S5の処理が実行される。すなわち、図4のS2でYESと判定され、CPU10dはバックアップ電源205aの電力を利用して動作を開始し(S3)、RAM10cにハーネス断線(ワイヤハーネスWHが取り外されたこと)を示すフラグを書き込み(S4)、その後再度スリープ状態に突入する(S5)。なお、一度割り込みがかけられると、その後ワイヤハーネスWHの接続が復旧しても図5のS3〜S5の処理が停止されることはない。
上述の処理により、メイン基板10のRAM10cにワイヤハーネスWHが外された旨(ワイヤハーネスWHの断線)の記録(フラグ)が残される。これにより、メイン基板10のCPU10dは次回電源投入時(起動時)にRAM10cの内容からワイヤハーネスWHの断線を検知できる。
図6は電源オン時、すなわち電源投入時のメイン基板10のCPU10dの処理フローチャートである。
電源スイッチがオンになると図示しないリセット信号が発生し、その後の期間においてCPU10dは初期動作を開始する。初期動作のひとつとして図6の処理を行う。
スリープモードを解除し(S11)、RAM10cのフラグをチェックする(S12)。フラグがセットされていたときはワイヤハーネスWHの断線(取り外し)があったと判定し(S13でYES)、警報を発生し、その報知を行う(S14)。例えば、エラー信号を発生し、それを、遊技機を管理する図示しないホールコンピュータへ送るとともに、スピーカー基板201へ信号を送りスピーカーを鳴動させ、音響による警報を行う。さらに、液晶表示基板200へ信号を送りエラー発生のメッセージを表示させ、LED基板202へ信号を送りアーチランプなどを点滅させる。液晶表示装置LCDにエラーメッセージを表示するようにしてもよい。このような警報は非常に目立つので、ホールの係員が直ちに知ることになる。
S14の警報発生・報知は予め定められた所定時間が経過するまで継続する(S15)。その後、警報を停止する(S16)。そして、リセットを行う(S17)。リセットの処理には、RAM10cのクリア(初期化)処理が含まれる。遊技機では通常RAMの内容は電源断でも保持されるようになっており、電源断の前に得た当選フラグはそのまま残っている。「ぶら下がり基板」の不正はこの点に着目したものであるので、「ぶら下がり基板」が設置されたと推定される、ワイヤハーネスWHの取り外しを検出したときは、S17のようにRAMクリアを行うことが好ましい。この処理により、「ぶら下がり基板」による当選フラグは消滅し、それによる利益誘導は不可能になる。なお、S17において、CPU10dが自動的にリセットを行うことに代えて、リセット操作の要求を液晶表示装置LCDに表示し、当該操作を受けるまで通常の遊技処理を実行しないようにしてもよい。
仮に、S14・S15の警報発生中に遊技機の電源をオフにしたとしても、ワイヤハーネスWHの取り外しを示すフラグは残ったままであるから、警報発生してから遊技機の電源をオフにし、その後電源を再びオンにしても継続して警報を発生する。上記S17の処理を行わない限り、RAM10cのフラグを初期化できない。こうすることで、不正行為を発見しやすくなる。
なお、S15の処理に代えて、S14で警報を発生した後は、別途、リセット等の予め定められた操作を行わない限り警報が停止しないようにしてもよい。リセットを行うためのリセットスイッチは施錠された遊技機筐体の内部に設けられていて、ホールの係員以外は操作できないようになっている。
また、例えばホールコンピュータによって解除しない限り、遊技の実行が不可能になるようにしてもよい。
さらに、上述の例では、遊技制御基板200、スピーカ基板201、LED基板202に信号を送ることによって警報発生・報知を行うようにしたが、例えば遊技機の島設備(複数の遊技機が集合して配置されたもの及びそこに設けられた装置のことを言う)に設けられている大当たり回数等を表示する図示しない表示器に信号を送り、警報発生・報知を行ってもよい。
また、バックアップ電源205aが劣化して電圧が低下したときに、警報を発するようにしてもよい。図8は、電圧低下を検出したときのCPU10dの処理フローチャートを示す。
図4に示すように、バックアップ電源205aの電圧が電圧低下検出器10fに供給されている。電圧低下検出器10fは、例えば内部に基準電圧源を備えるコンパレータであり、バックアップ電源205aの出力が所定の閾値(例えば規定電圧値の90%)よりも下がったときに信号を出力するものである。バックアップ電源10bが劣化すると徐々に電圧が低下していく。時間が経つにつれて低下の割合が大きくなるが、いきなりゼロになることはない。残された電力で以下に述べる処理を実行することは可能である。
バックアップ電源205aの電圧が低下すると電圧低下検出器10fがそれを検出して、CPU10dに対して割り込み信号を出力する(図8のS22でYES)。その結果、CPU10dに割り込みがかけられる。そして、図8のS23〜S25の処理が実行される。すなわち、CPU10dはバックアップ電源205aの電力(まだ完全に失われていない)を利用して動作を開始し(S23)、RAM10cにバックアップ電源の劣化を示すフラグを書き込み(S24)、その後再度スリープ状態に突入させる(S25)。なお、一度割り込みがかけられると、その後割り込み信号がなくなっても図8の処理が停止されることはない。
上述の処理により、RAM10cにバックアップ電源205aが劣化した旨の記録(フラグ)が残される。これにより、CPU10dは次回起動時にRAM10cの内容からバックアップ電源205aの劣化を検知できる。バックアップ電源205aが劣化すると、電源断の期間中にバックアップ電源205aからの電力で上述のワイヤハーネスWHが外れたことに基づく処理を実行できなくなる。バックアップ電源205aの劣化を検知しこれを報知する機能を備えないと、バックアップ電源205aが劣化したために不正行為が行われてもこれを検知することができない状態にあるにもかかわらず、そのまま放置されるおそれがある。これでは本発明の実施の形態1に係る装置/方法は機能せず、ホール係員の信頼を損なうことにもなりかねない。したがって、上述のようにバックアップ電源を監視し、それが劣化したときは速やかに交換するようにホール係員に促すことが望ましい。
図9は、バックアップ電源205aが劣化した旨のフラグが記憶されているときのCPU10dの電源オン時の処理フローチャートである。
バックアップ電源205aの劣化を報知するための電源オン時の動作は、リセット処理(図6のS17)が無い点を除き、前述の図6の処理フローチャートと同じであるので、その説明は省略する。
なお、上記説明で電源オフ時の動作(図5、図8)と電源オン時の動作(図6、図9)を区別して説明を加えたが、本発明の実施の形態1は電源オン時のワイヤハーネスWHの取り外しを検出することもできる。例えば、図5のS2乃至S6の処理は電源オン時にも実行可能である。ワイヤハーネスWHの取り外しを検出してすぐに、図6の処理を実行することができる。あるいは、次回の電源オン時に図6の処理を実行するようにしてもよい。
ところで、発信回路10aは、検出可能な信号(例えばHLデジタル信号、特定の周波数の信号(正弦波)、パルス信号など)を送信できるものであればよい。その検出回路10bは、当該信号を検出できるものであればよい。当該信号はデジタル又はアナログどちらでもよい。
図10に、発信回路10a及び検出回路10bの最も簡単な例を示す。
図10(a)は、メイン基板10でバックアップ電源(又は通常の電源VDD)を抵抗Rを介して周辺基板PBへ送るというものである。図10(a)では、抵抗Rが発信回路10aを構成し、その信号は電源である。抵抗RのワイヤハーネスWH側の端の電圧がCPU10dへ送られる。この例では検出回路10bは単なる電線で構成される。周辺基板PBで当該信号は接地されているので、ワイヤハーネスWHが取り外されていなければ、CPU10dへ送られる信号(電圧)は接地電位(0V)である。ワイヤハーネスWHが取り外されると、抵抗Rに電流が流れないから、CPU10dへ送られる信号(電圧)は電源電圧VDDになる。CPU10dはこの電圧の変化に基づき前述の処理を実行する。なお、図10(a)において周辺基板PBで信号が折り返されてメイン基板10に戻されていないが、これは接地線の表示を省略しているからであって、メイン基板10、周辺基板PBのワイヤハーネスに含まれる接地線により、信号がメイン基板10に戻されていると解釈することもできる。
図10(b)は、メイン基板10と周辺基板PBの間に電流のループを構成し、電流が流れているかどうかでワイヤハーネスWHの取り外しを検出するものである。同図では、メイン基板10のバックアップ電源(又は通常の電源VDD)を周辺基板PBへ直接送っている。周辺基板PBで折り返されてメイン基板10に戻された電流を抵抗Rと増幅器AMPで検出している。図10(b)では、発信回路10aは単なる電線で構成される。抵抗R及び増幅器AMPが検出回路10bを構成する。ワイヤハーネスWHが取り外されていなければ、同図のループに電流が流れるので、抵抗Rの両端には電位差が生じている。これを増幅器AMPで取り出してCPU10dへ送る。このとき送られる信号はHレベルの信号である。ワイヤハーネスWHが取り外されると、抵抗Rに電流が流れないから、抵抗Rの両端の電位差はゼロになり、増幅器AMPの出力はLレベルとなる。CPU10dはこの信号の変化に基づき前述の処理を実行する。
この発明の実施の形態1によれば、予め定められた信号を発信する発信回路と、前記発信回路の出力信号をワイヤハーネスを通して受けそれを検出する検出回路と、前記検出回路の出力に基づき予め定められた処理を実行する処理部と、少なくとも所定のフラグを保持する記憶部とを備えたので、前記検出回路によりワイヤハーネス又はそのコネクタを取り外したことを確実に検知できる。ワイヤハーネス又はそのコネクタの取り外しを検知したときは、エラー報知を行うことで不正行為を抑止することができる。また、特定の遊技者に利益を誘導することになる当選フラグをリセットさせることなどを通じて、不正行為を失敗に終わらせることができる。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1は、メイン基板10は、予め定められた信号を発信する発信回路10aと、発信回路10aの出力信号を検出する検出回路10bとを設け、発信回路10aから周辺基板PBへワイヤハーネスWHを通して信号を送出し、前記信号を周辺基板PBで折り返してワイヤーハーネスWHを通してメイン基板10へ戻し、これを検出回路10bで検出するものであった。
これに対し、発明の実施の形態2は、発信回路10aを周辺基板PBに設けたものである。図11に発明の実施の形態2のブロック図を示す。図11では、周辺基板PBの発信回路10aからメイン基板10へワイヤハーネスWHを通して信号が送出されているとともに、バックアップ電源205aが周辺基板10の発信回路10aにも供給されている。
発明の実施の形態2の動作は、発明の実施の形態1と同じなので、その説明は省略する。
図12に、発明の実施の形態2に係る発信回路10a及び検出回路10bの最も簡単な例を示す。
図12では、周辺基板PBのバックアップ電源(又は通常の電源VDD)をメイン基板10へ送っている。周辺基板PBからの電流を抵抗Rと増幅器AMPで検出している。図12では、発信回路10aは単なる電線で構成される。抵抗R及び増幅器AMPが検出回路10bを構成する。ワイヤハーネスWHが取り外されていなければ、電流が流れるので、抵抗Rの両端には電位差が生じている。これを増幅器AMPで取り出してCPU10dへ送る。このとき送られる信号はHレベルの信号である。ワイヤハーネスWHが取り外されると、抵抗Rに電流が流れないから、抵抗Rの両端の電位差はゼロになり、増幅器AMPの出力はLレベルとなる。CPU10dはこの信号の変化に基づき前述の処理を実行する。
発明の実施の形態2に係る遊技機は、発明の実施の形態1のものと同様の作用効果を奏する。
また、発明の実施の形態1及び2に係る遊技機は、電源断時に、バックアップ電源から発信回路、検出回路、処理部及び記憶部に電力を供給するので、電源オン時のみならず電源オフ時においても、ワイヤハーネス又はそのコネクタの取り外しを検知することができる。
また、発明の実施の形態1及び2に係る遊技機は、電源投入のタイミングで前記フラグの有無をチェックし、ワイヤハーネス又はそのコネクタの取り外しがあったときに直ちに警報を発生し異常を報知するので、ホールの店員は当該遊技機の遊技の開始前に不正行為を察知することができ、当該不正行為による利益を与えることを未然に防止できる。
また、発明の実施の形態1及び2に係る遊技機は、バックアップ電源の劣化を監視する電圧低下検出器を備えるので、バックアップ電源の管理を適切に行うことができ、バックアップ電源の劣化により不正行為を検出できないという事態を避けることができる。
また、発明の実施の形態1及び2に係る遊技機は、不正行為検出時に記憶部の内容(当選フラグ)を初期化することで、いわゆる打ち込み(最初に来店した遊技者に利益を誘導するために、ホール閉店後に繰り返し遊技を実行し発生確率の低い当選役に当選させ、そのフラグを開店まで保持させること)を無駄に終わらせることができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
前扉を閉めた状態を示す遊技機(スロットマシン)の正面図である。 前扉を180度開いた状態を示す遊技機の正面図である。 遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態1に係る発信回路と検出回路の信号系統を示すブロック図である。 発明の実施の形態1に係る電源オフ時のCPUの処理フローチャートである(ワイヤハーネスの取り外しの有無を判定するもの)。 発明の実施の形態1に係る電源オン時のCPUの処理フローチャートである。 発明の実施の形態1に係る動作説明図である。 発明の実施の形態1に係る電源オフ時のCPUの処理フローチャートである(バックアップ電源の劣化を判定するもの)。 発明の実施の形態1に係る電源オン時のCPUの処理フローチャートである(バックアップ電源の劣化を報知するもの)。 発明の実施の形態1に係る発信回路及び検出回路の具体例を示す回路図である。 発明の実施の形態2に係る発信回路と検出回路の信号系統を示すブロック図である。 発明の実施の形態2に係る発信回路及び検出回路の具体例を示す回路図である。
符号の説明
1 メダルセレクタ(周辺基板)
10 メイン基板
10a 発信回路
10b 検出回路
10c RAM(記憶部)
10d CPU(処理部)
10f 電圧低下検出器
82 メダル検出部(周辺基板)
205a バックアップ電源
PB 周辺基板
SW スイッチ又はセンサ
SWB スイッチ基板(周辺基板)
WH ワイヤハーネス

Claims (8)

  1. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、スイッチ又はセンサの出力を前記メイン基板へ送出する周辺基板と、前記周辺基板を前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスとを備える遊技機において、
    前記メイン基板は、予め定められた信号を発信する発信回路と、前記発信回路の出力信号を検出する検出回路と、前記検出回路の出力に基づき予め定められた処理を実行する処理部と、少なくとも所定のフラグを保持する記憶部とを備え、
    前記メイン基板の前記発信回路から前記周辺基板へ前記ワイヤハーネスを通して前記信号が送出され、前記信号は前記周辺基板で折り返されて前記ワイヤーハーネスを通して前記メイン基板へ戻され、
    前記検出回路は、前記周辺基板から戻された前記信号を監視し、前記信号を検出しなくなったとき、その旨の信号を前記処理部へ送り、
    前記処理部は、前記信号を検出しなくなった旨の信号を受けて、前記記憶部に予め定められたフラグを書き込む処理を実行し、
    前記処理部は、予め定められたタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定し、前記フラグが書き込まれていたときに異常と判定することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、スイッチ又はセンサの出力を前記メイン基板へ送出する周辺基板と、前記周辺基板を前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスとを備える遊技機において、
    前記周辺基板は、予め定められた信号を発信する発信回路を備え、
    前記メイン基板は、前記発信回路の出力信号を検出する検出回路と、前記検出回路の出力に基づき予め定められた処理を実行する処理部と、少なくとも所定のフラグを保持する記憶部とを備え、
    前記周辺基板の前記発信回路から前記メイン基板へ前記ワイヤハーネスを通して前記信号が送出され、
    前記メイン基板の前記検出回路は、前記周辺基板から受けた前記信号を監視し、前記信号を検出しなくなったとき、その旨の信号を前記処理部へ送り、
    前記処理部は、前記信号を検出しなくなった旨の信号を受けて、前記記憶部に予め定められたフラグを書き込む処理を実行し、
    前記処理部は、予め定められたタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定し、前記フラグが書き込まれていたときに異常と判定することを特徴とする遊技機。
  3. 電源断時に電力を供給するためのバックアップ電源を備え、
    前記バックアップ電源の電力は、前記発信回路、前記検出回路、前記処理部及び前記記憶部に供給されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記処理部は、電源投入のタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記メイン基板は、前記バックアップ電源の出力電圧を監視し、これが予め定められた閾値よりも低くなったときに信号を出力する電圧低下検出器を備え、
    前記処理部は、少なくとも電源断のときに前記電圧低下検出器の出力を監視し、前記電圧低下検出器から信号が出力されたとき、前記記憶部にバックアップ電源劣化を示す情報を書き込むことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の遊技機。
  6. 前記処理部は、前記記憶部に前記フラグが書き込まれていたときに、前記記憶部の内容を初期化することを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれかに記載の遊技機。
  7. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、スイッチ又はセンサの出力を前記メイン基板へ送出する周辺基板と、前記周辺基板を前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスと、予め定められた信号を発信する発信回路と、前記発信回路の出力信号を検出する検出回路と、前記検出回路の出力に基づき予め定められた処理を実行する処理部と、少なくとも所定のフラグを保持する記憶部とを備え、前記ワイヤハーネスを通して前記発信回路から前記検出回路へ前記信号が送出される遊技機において不正行為を検知する方法であって、
    前記検出回路で、前記信号を監視し、前記信号を検出しなくなったとき、その旨の信号を前記処理部へ送るステップと、
    前記処理部で、前記信号を検出しなくなった旨の信号を受けて、前記記憶部に予め定められたフラグを書き込むステップと、
    前記記憶部で、前記フラグを保持するステップと、
    前記処理部で、予め定められたタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定し、前記フラグが保持されていたときに異常と判定するステップと、を備える遊技機における不正行為の検知方法。
  8. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、スイッチ又はセンサの出力を前記メイン基板へ送出する周辺基板と、前記周辺基板を前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスと、予め定められた信号を発信する発信回路と、前記発信回路の出力信号を検出する検出回路とを備え、前記ワイヤハーネスを通して前記発信回路から前記検出回路へ前記信号が送出される遊技機において不正行為を検知する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記検出回路の出力に基づき前記信号を監視するステップと、
    前記検出回路で前記信号を検出しなくなったとき、前記記憶部に予め定められたフラグを書き込むステップと、
    予め定められたタイミングで、前記記憶部に前記フラグが保持されているかどうか判定するステップと、
    前記フラグが保持されていたときに異常と判定し、その旨を報知するステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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