JP2000116921A - 遊技制御装置 - Google Patents

遊技制御装置

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JP2000116921A
JP2000116921A JP10296597A JP29659798A JP2000116921A JP 2000116921 A JP2000116921 A JP 2000116921A JP 10296597 A JP10296597 A JP 10296597A JP 29659798 A JP29659798 A JP 29659798A JP 2000116921 A JP2000116921 A JP 2000116921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主基板から副基板への一方向通信のみが可能
な場合、副基板にてデータが正常に受信されたか否かを
主基板側で検知することが困難であった。 【解決手段】 主基板40にて遊技球の入賞に応じて遊
技内容を制御しつつ、所定のコマンドデータを表示制御
基板34bに送信して図柄の表示制御を行わせるにあた
り、同コマンドデータに応じたパルス信号を発生してフ
ォトカプラ40eの発光ダイオードPD1を点滅させつ
つ、フォトトランジスタPT1によるセンサ出力を利用
して表示制御基板34b側にてフォトカプラ34b1の
発光ダイオードPD2を点滅させてコマンドデータを入
力するとともに、フォトトランジスタPT1によるセン
サ出力に応じて変動する電圧レベルを監視して送信パル
ス信号と比較することにより、コマンドデータが異常送
信されていないか否かを検知するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技制御装置に関
し、特に、入賞口への遊技球の入賞に応じて遊技内容を
制御しつつ送信データを送信する主基板と、伝送路を介
してこの主基板から同送信データを受信して対応する処
理を実行する副基板とを備えた遊技制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるデジタル式パチンコ遊技機にお
いては、スタートチャッカーに遊技球が入賞すると、液
晶表示パネル等の表示器に表示された図柄の変動表示が
開始され、大当たりの場合には大当たり図柄が揃って停
止し、はずれの場合には大当たり図柄が揃わずして停止
する。むろん、大当たり図柄で停止した場合、図柄停止
後に電動式入賞口が開放され、入賞に応じて賞球が払い
出される。
【0003】図柄表示にかかる具体的な機構としては、
スタートチャッカーに遊技球が入賞すると、主基板がそ
の入賞タイミングに応じて大当たり判定値を取得すると
ともに、表示器上の図柄を変動表示させるべく所定のコ
マンドを表示制御基板に送信する。この表示制御基板
は、画像データを備えるなどして表示器の表示内容を制
御可能であり、主基板からの上記コマンドを受信すると
図柄を変動表示させる。そして、主基板は取得した大当
たり判定値に基づいて大当たりと判定した場合、図柄を
揃えて停止させるべくコマンドを送信し、これを受信し
た表示制御基板が図柄を揃えて停止させる。他方、はず
れと判定した場合には、同様にコマンドを送信すること
によって図柄を揃えないで停止させる。
【0004】このように、表示器上の図柄の変動や停止
などは主基板から送信されるコマンドによって制御され
るが、主基板と表示制御基板等の副基板との間では、主
基板側からの一方向通信のみが認められている。このた
め、主基板側から送信されたコマンドが副基板側で正常
に受信されたか否かを判断する場合、一般的にはコマン
ドデータの末尾にチェックサムデータを付加し、副基板
側で同チェックサムデータに基づいてコマンドを正常に
受信できたか否かを判断するようにしていた。むろん、
チェックサムデータを利用するとしても、主基板側で副
基板側のコマンド受信状況を検知するのは困難であるこ
とに変わりはない。
【0005】一方、主基板側で副基板の動作状況を把握
しなければならない場合がある。例えば、主基板から副
基板に連続的にコマンドを送信する場合などにおいて、
本来的には副基板側で各コマンドに対応した動作が行わ
れているか否かを主基板側で判断しつつ順次コマンドを
送信しなければならない。しかし、上述したように主基
板側から副基板側のコマンド受信状況を検知することは
困難であるため、主基板側では副基板側で正常にコマン
ドが受信されているものとみなして順次コマンドを送信
するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遊技制
御装置においては、次のような課題があった。主基板か
ら副基板にコマンドを連続して送信する場合において、
副基板側でコマンドを正常に受信することができずに動
作しない場合であっても、主基板側ではその異常を検出
できずに順次コマンドを送信し続けてしまう可能性があ
った。
【0007】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、入賞口への遊技球の入賞に応じて遊技内容を制
御しつつ送信データを送信する主基板と、伝送路を介し
てこの主基板から同送信データを受信して対応する処理
を実行する副基板とを備える場合において、主基板と副
基板の間の通信エラーなどを主基板側で検出してより確
実に遊技機の動作を制御することが可能な遊技制御装置
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、入賞口への遊技球の入賞
に応じて遊技内容を制御しつつ送信データに対応する電
気信号を送信する主基板と、伝送路を介してこの主基板
から同送信データを受信して対応する処理を実行する副
基板とを備えた遊技制御装置であって、同副基板は、上
記伝送路からの電気信号を入力する信号入力手段を備
え、上記主基板は、上記送信データに対応して上記電気
信号を発生する送信信号発生手段と、この送信信号発生
手段によって上記電気信号が上記伝送路に供給される際
に同伝送路における導通状況を判断する導通判断手段
と、この導通判断手段の判断結果と上記送信データとを
比較して上記副基板にて上記送信データが受信されたか
否かを判断する伝送判定手段とを備えた構成としてあ
る。
【0009】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、遊技機に適用されることを前提としてお
り、入賞口に遊技球が入賞すると、主基板がその入賞に
応じて遊技内容を制御しつつ、同主基板側の送信信号発
生手段が送信データに対応する電気信号を発生して伝送
路に供給する。すると、副基板が信号入力手段を介して
同伝送路から上記送信データを受信して対応する処理を
実行する。このとき、主基板側の導通判断手段が上記伝
送路における導通状況を判断し、伝送判定手段がその判
断結果と送信データとを比較して副基板にて送信データ
が受信されたか否かを判断する。
【0010】例えば、主基板と副基板との間で双方向通
信が可能であれば、主基板は副基板にデータを送信した
後、同副基板側から「ACK」や「NAK」等のレスポ
ンスを受け取ることが可能であり、副基板側でデータが
受信されたか否かを判断することができる。しかし、主
基板から副基板への一方向通信のみが可能である場合、
直接的には副基板側のデータ受信状況は主基板側では判
断し得ないところ、本発明によれば伝送路の導通状況を
判断し、その判断結果と送信データを比較することによ
って副基板側で送信データが受信されたか否かを間接的
に判断する。
【0011】ここにおける送信信号発生手段は、送信信
号に対応する電気信号を送信することができればよく、
例えば、送信データのビットストリームに対応したパル
ス信号を発生する場合などがこれに該当する。むろん、
かかる場合において、シリアル伝送、パラレル伝送など
の伝送形態は任意であり、いずれの伝送形態をも採用し
うるものである。また、データの送信単位毎にパリティ
ビットなどのチェックサムビットを付加して送信するよ
うにしてもかまわない。
【0012】かかる送信信号発生手段によって伝送路に
電気信号が供給され、副基板側の信号入力手段が同電気
信号を入力すると、同伝送路の導通状況が変化するの
で、導通判断手段はその導通状況を判断することにな
る。例えば、主基板および副基板のそれぞれに発光ダイ
オードとフォトトランジスタとから構成されるフォトカ
プラを配設する。そして、主基板側の発光ダイオードに
上記パルス信号を出力するとともに、同主基板側のフォ
トトランジスタにてコレクタ端子を所定の抵抗を介して
プルアップ接続しつつエミッタ端子を副基板側の発光ダ
イオードに接続する。
【0013】すると、出力パルス信号に応じて主基板側
のフォトトランジスタにてコレクタ−エミッタ間が導通
するため、エミッタ端子から上記出力パルス信号と同一
波形のパルス信号が出力され、これに応じて副基板側の
発光ダイオードが点滅して同副基板側のフォトトランジ
スタのコレクタ−エミッタ間が導通する。この副基板側
においてもフォトトランジスタのコレクタ端子をプルア
ップ接続しておけば、エミッタ端子から上記同一波形の
パルス信号が取り出されることになり、かかる回路構成
をもって信号入力手段を構成する。一方、主基板側のフ
ォトトランジスタが導通すると、同主基板側のプルアッ
プ抵抗とコレクタ端子間の電圧レベルがハイレベルから
ローレベルに反転するため、導通判断手段としてはその
電圧レベルの変化に基づいて導通状況を判断すればよ
い。また、別の一例として、一旦、副基板側に導入され
た電気信号をそのまま主基板側に折り返し、主基板側で
同電気信号を検知する構成としてもよい。
【0014】むろん、前者において伝送判定手段は、実
際に発生した電気信号と、上記電圧レベルの変動状況と
が一致しているか否かを判断すればよいし、後者におい
て伝送判定手段は、実際に発生した電気信号と、副基板
側で折り返して入力される電気信号とが一致しているか
否かを判断すればよい。なお、後者の場合、表面上は副
基板側から主基板側に電気信号の入力があるが、主基板
側からみれば、単に自己の発生した電気信号をそのまま
折り返して入力しているのみであり、主基板から副基板
への一方向通信であると言える。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、主基板か
ら副基板に送信データを送信する場合に、主基板側から
同送信データに対応する電気信号を発生して伝送路に供
給するとともに、その導通状況と実際の送信データとを
比較して副基板にて同送信データが受信されたか否かを
判断するようにしたため、例えば主基板側から副基板側
への一方向通信に制限されている場合であっても主基板
側で通信エラー等を検出することが可能な遊技制御装置
を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる遊技制御装置を適用したパチンコ遊技機を正面図に
より示しており、図2は、同パチンコ遊技機を背面図に
より示しており、図3は、同パチンコ遊技機の要部にか
かる電気的な接続形態を概略ブロック図により示してい
る。図において、パチンコ遊技機10の正面右下方に設
置された操作ハンドル21を回動させると、背面側に設
置された遊技球発射機構22の駆動モータ22aが通電
される。そして、回動可能に支持されるとともに一側端
を打球力調節バネ22bにより牽引された打球杆22c
は、この駆動モータ22aの駆動力を利用して所定範囲
内で往復動を繰り返し、L字形に屈曲された先端部分に
て遊技球を略連続して打球する。なお、操作ハンドル2
1の回動角に応じて打球力調節バネ22bは伸縮するよ
うになっており、これにより打球力が調節できるように
なっている。このようにして概ね連続的に発射される遊
技球は、遊技盤30の盤面にて略円弧状に形成された誘
導レール31に従って遊技領域32に導出される。
【0017】遊技領域32の中程にはスタートチャッカ
ー33が配設されており、上記のようにして遊技領域3
2に導出された遊技球がスタートチャッカー33に入賞
すると、所定のスタートチャッカースイッチ33aにて
その入賞が検出される。一方、遊技盤30の背面側に設
置された主基板40には、CPU40aやROM40b
やRAM40cなどが備えられており、スタートチャッ
カースイッチ33aにて遊技球の入賞が検出されると、
CPU40aがその入賞タイミングで所定の乱数を取得
してRAM40cに格納する。より具体的には、CPU
40aはROM40bやRAM40cを適宜使用しつ
つ、所定のクロックに基づいて図4などに示す大当たり
判定処理を実行しており、スタートチャッカースイッチ
33aにて入賞が検出されると割り込みで乱数を取得
し、最大で四個までの乱数をRAM40cに格納する。
なお、本実施形態における主基板40は基板ボックス4
1に収容して容易に開放できないようにしてあり、これ
によって主基板40に対する不正な細工を防止してい
る。
【0018】上記のようにして取得された乱数がRAM
40cに格納されると、CPU40aはステップS11
0にて検知し、ステップS120でRAM40cに格納
された乱数を先入れ先出しの原理に従って取り出すとと
もに、所定のコマンドデータを液晶表示ユニット34に
送信する。この液晶表示ユニット34は、図1および図
2に示すように、前面にて遊技盤30の中程にて視認可
能に露出する液晶パネル34aを備えるとともに、遊技
盤30の背面側に延在してケーブル50の両端に形成さ
れたコネクタ51,51によって主基板40と接続され
ており、このケーブル50を介して上記コマンドデータ
が送信される。すると、液晶表示ユニット34に備えら
れた表示制御基板34bが同コマンドデータを受信し、
液晶パネル34aの表示内容を変動させる。具体的に
は、表示制御基板34bは、所定の画像データを備えて
おり、図1に示すように液晶パネル34aに横並びに三
つの図柄を表示させることが可能であり、上記コマンド
データに基づいてかかる図柄を変動表示させる。
【0019】ステップS130では取り出した乱数に基
づいて大当たりか否かを判定し、大当たりと判定した場
合には同様にコマンドデータを送出することにより、図
柄を揃えて停止させるように表示制御基板34bに指示
し、図柄の停止後に電動式入賞口であるアタッカー35
を開放するなどの大当たり処理を実行する。他方、ステ
ップS130において大当たりではないと判定した場
合、ステップS160にて同様にコマンドデータを送出
することにより、図柄を揃えないで停止させるように表
示制御基板34bに指示する。そして、図柄の停止後に
ステップS110に戻り、RAM40cに乱数が格納さ
れていれば同乱数を取り出して同様の処理を繰り返して
実行する。
【0020】ところで、主基板40と表示制御基板34
bなどの副基板との間では、主基板40側からの一方向
通信しか認められていない。従って、通信時において主
基板40は、表示制御基板34b側から「ACK」や
「NAK」等のレスポンスを受け取ることができず、主
基板40側で同表示制御基板34bがコマンドデータを
正常に受信したか否かを判断することは困難である。そ
こで、本実施形態においては、主基板40と表示制御基
板34bとを図5に示すような構成で接続し、これによ
って両者間の通信エラーなどを主基板40側で検知する
ようにしてある。
【0021】同図において、CPU40aは入出力ポー
ト40dを介して上記コマンドデータをパルス信号とし
て出力可能であり、その信号出力路にはフォトカプラ4
0eを構成する発光ダイオードPD1のアノードを接続
するとともに、同発光ダイオードPD1のカソードを抵
抗R1を介して接地してある。そして、フォトカプラ4
0eを構成するフォトトランジスタPT1のコレクタ端
子には抵抗R2を介して電圧(+V)を供給するととも
に、同抵抗R2とコレクタ端子との間で電線路を分岐さ
せて入出力ポート40dに接続してある。むろん、本実
施形態においては、これらの回路構成が全体として送信
信号発生手段を構成する。一方、上記フォトトランジス
タPT1のエミッタ端子は、表示制御基板34b側のフ
ォトカプラ34b1を構成する発光ダイオードPD2の
アノードに接続してあり、同発光ダイオードPD2のカ
ソード側は共通帰線を利用して接地してある。また、フ
ォトカプラ34b1を構成するフォトトランジスタPT
2のコレクタ端子側に抵抗R3を介して電圧(+V)を
供給し、エミッタ端子側を入力ポート34b2に接続す
るとともに、抵抗R4を介してプルダウン接続してあ
る。
【0022】かかる構成とすることにより、主基板40
側の入出力ポート40dを介して上記コマンドデータに
対応したパルス信号が出力されると、そのパルス持続期
間に限って発光ダイオードPD1に電流が流れて発光
し、この発光に応じてフォトトランジスタPT1のコレ
クタ−エミッタ間に電流が流れる。すると、表示制御基
板34b側の発光ダイオードPD2にも電流が流れて発
光することになり、この発光に応じてフォトトランジス
タPT2のコレクタ−エミッタ間に電流が流れる。従っ
て、表示制御基板34b側の入力ポート34b2には、
主基板40側の入出力ポート40dから出力されたパル
ス信号と同一波形のパルス信号、すなわち、コマンドデ
ータが供給されることになり、CPU34b3が同コマ
ンドデータに基づいてROM34b4やRAM34b5
などを適宜使用しつつ、上記のようにして図柄の表示制
御を行う。むろん、本実施形態においては、上記のフォ
トカプラ34b1と、入力ポート34b2が信号入力手
段を構成する。
【0023】フォトトランジスタPT1のコレクタ−エ
ミッタ間が導通して発光ダイオードPD2に電流が流れ
るとき、同発光ダイオードPD2の電圧降下分を無視す
れば、抵抗R2とフォトトランジスタPT1間の電圧レ
ベルがハイレベルからローレベルに反転することにな
り、入出力ポート40dには出力パルス信号と反対極性
のパルス信号が入力される。従って、入力パルス信号と
出力パルス信号とが一致しているか否かを検知すること
により、コマンドデータが表示制御基板34b側に異常
送信されていないか否かを間接的に判断することが可能
となる。
【0024】そこで、CPU40aは、上記大当たり判
定処理におけるステップS120,S140,S160
にて図6のフローチャートに従ってコマンドデータを送
信する。同図において、まずステップS210では所定
の送信ポインタに「0」をセットする。より詳しくは、
ここで送信しようとするコマンドデータは、図7に示す
ように複数のバイトデータ(dataN;N=0〜9)
で構成されており、送信ポインタを利用して各バイトデ
ータ単位にコマンドデータを送信することを前提として
いる。むろん、送信ポインタにセットする値は各バイト
データに対応しており、ステップS210の処理は先頭
のバイトデータを送信対象データとしていることに他な
らない。
【0025】次なるステップS220では送信ポインタ
にセットされたバイトデータを送信する。すなわち、入
出力ポート40dを介して同バイトデータに対応したパ
ルス信号が出力される。すると、上述したようにフォト
カプラ40eの発光ダイオードPD1には同バイトデー
タに対応するパルス信号に応じて電流が流れてフォトト
ランジスタPT1のコレクタ−エミッタ間に電流が流
れ、入出力ポート40dには出力パルス信号と反対極性
のパルス信号が入力される。ステップS230において
は、上述したようにして入出力ポート40dからの入力
パルス信号に基づいてバイトデータが異常送信されたか
否かを判断する。ここで、異常送信ではないと判断した
場合には、ステップS240にて送信ポインタにセット
された値に基づいて最後のバイトデータであるか否かを
検知し、最後でない場合はステップS250で送信ポイ
ンタの値を「1」だけ加算してステップS220に戻
り、最後のバイトデータを送信するまで同様の処理を繰
り返す。
【0026】一方、ステップS230にて異常送信であ
ると判断した場合には、通信エラーが発生したものとし
てステップS260で所定の通信エラー処理を実行して
処理を中断する。むろん、この通信エラー処理として
は、各種形態のものを適用可能であって特に限定されな
い。その一例として、エラー音を発して遊技者に通知す
るとともに、遊技機10の動作を停止させるなどの処理
を適用することができる。
【0027】このように、本実施形態によれば、コマン
ドデータ送信時の通信エラーを主基板40側で検知する
ことができるため、通信エラー発生時に主基板40側で
遊技機10の動作を強制的に停止させるなどの適切なエ
ラー処理を行うことができ、より確実にパチンコ遊技機
の動作を制御することが可能となる。以上のように、本
実施形態においては、主基板40側のCPU40aがR
OM40bやRAM40cを適宜使用しつつ、入出力ポ
ート40dを介して信号伝送路の電圧レベルに応じた入
力パルス信号を検知し、同入力パルス信号と出力パルス
信号とを比較することにより、コマンドデータが異常送
信されていないか否かを検知しており、これらの回路構
成が全体として導通判断手段および伝送判定手段を構成
する。
【0028】ところで、本実施形態においては、コマン
ドデータをシリアル転送する場合に適用されることを前
提としているが、むろん、パラレル転送する場合にも適
用可能である。この場合、図8に示すように、主基板4
0と表示制御基板34bのそれぞれに、バイト幅分に対
応して八つのフォトカプラ40e,34b1を配設して
バイトデータをパラレル転送すればよい。むろん、パリ
ティビットなどのチェックサムビットを付加する場合に
は、同チェックサムビット分だけフォトカプラ40e,
34b1をさらに増設すればよい。
【0029】また、本実施形態においては、主基板40
側と表示制御基板34b側で一対のフォトカプラ40
e,34b1を用いる構成としてあるが、むろん、かか
る構成に限られることはなく、適宜変更可能である。例
えば、図9に示すものにおいては、入出力ポート40d
からのパルス信号出力路に副基板34b側にて発光ダイ
オードPD2のアノードに接続するとともに、カソード
側を共通帰線を利用して主基板側に折り返し、抵抗R5
を介して接地する。そして、抵抗R5の前段側にて電線
路を分岐させて入出力ポート40dに接続する。ここ
で、同様に表示制御基板34b側の発光ダイオードPD
2の電圧降下分を無視すると、出力パルス信号に同期す
るように入出力ポート40dにパルス信号が入力される
ので、この入力パルス信号を用いてコマンドデータが異
常送信されていないか否かを判断すればよい。また、図
10に示すように、主基板40側にて入出力ポート40
dからのパルス信号出力路に抵抗R6を介在させるとと
もに、抵抗R6の後段側にて電線路を分岐させて入出力
ポート40dに折り返すように接続してもよい。
【0030】さらに、フォトカプラ40e,34b1の
いずれも用いずして構成することも可能である。例え
ば、図11に示すものにおいては、主基板40側の入出
力ポート40dから出力されたコマンドデータを表示制
御基板34b側で入力バッファ34b6を経由させて入
力ポート34b2に入力する。そして、この入力バッフ
ァ34b6と入力ポート34b2の間の電線路を分岐し
て折り返すように主基板40側の入出力ポート40dに
接続する。なお、図11において、入力ポート34b2
は共通帰線を利用して主基板40側にて接地してあり、
これによって主基板40側とグランドレベルを一致させ
ている。ここにおいてコマンドデータ送信時には、CP
U40aが入出力ポート40dを介して出力したコマン
ドデータと、表示制御基板34b側から折り返して入力
されるコマンドデータとを比較し、両者が一致しないと
判断される場合に通信エラーと判断する。この場合、表
面上は表示制御基板34bから主基板40にデータの入
力があることになるが、実質的には両者の間で通信が行
われている訳ではなく、主基板40から表示制御基板3
4b側への一方向通信であることに変わりはない。
【0031】このように、主基板40にて遊技球の入賞
に応じて遊技内容を制御しつつ、所定のコマンドデータ
を表示制御基板34bに送信して図柄の表示制御を行わ
せるにあたり、同コマンドデータに応じたパルス信号を
発生してフォトカプラ40eの発光ダイオードPD1を
点滅させつつ、フォトトランジスタPT1によるセンサ
出力を利用して表示制御基板34b側にてフォトカプラ
34b1の発光ダイオードPD2を点滅させてコマンド
データを入力するとともに、フォトトランジスタPT1
によるセンサ出力に応じて変動する電圧レベルを監視し
て送信パルス信号と比較することにより、コマンドデー
タが異常送信されていないか否かを検知するようにした
ため、主基板40側から表示制御基板34bへの一方向
通信に制限されている場合であっても、主基板40側で
通信エラー等を検出することが可能な遊技制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる遊技制御装置を適
用したパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】同パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】同パチンコ遊技機の要部にかかる電気的な接続
形態を示す概略ブロック図である。
【図4】同パチンコ遊技機の主基板にて実行される大当
たり判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】同主基板と表示制御基板の構成を示す概略回路
図である。
【図6】コマンドデータの送信手順を示すフローチャー
トである。
【図7】コマンドデータが複数のバイトデータによって
構成されることを示す説明図である。
【図8】コマンドデータをパラレル転送する場合におけ
る主基板と表示制御基板との接続形態を示す概略ブロッ
ク図である。
【図9】変形例にかかる遊技制御装置に備えられた主基
板と表示制御基板の構成を示す概略回路図である。
【図10】別の変形例にかかる遊技制御装置に備えられ
た主基板と表示制御基板の構成を示す概略回路図であ
る。
【図11】別の変形例にかかる遊技制御装置に備えられ
た主基板と表示制御基板の構成を示す概略回路図であ
る。
【符号の説明】
10…パチンコ遊技機 21…操作ハンドル 22…遊技球発射機構 22a…駆動モータ 22b…打球力調節バネ 22c…打球杆 30…遊技盤 31…誘導レール 32…遊技領域 33…スタートチャッカー 33a…スタートチャッカースイッチ 34…液晶表示ユニット 34a…液晶パネル 34b…表示制御基板 34b1…フォトカプラ 34b2…入力ポート 34b3…CPU 34b4…ROM 34b5…RAM 35…アタッカー 40…主基板 40a…CPU 40b…ROM 40c…RAM 40d…入出力ポート 40e…フォトカプラ 41…基板ボックス 50…ケーブル 51…コネクタ PD1,PD2…発光ダイオード PT1,PT2…フォトトランジスタ R1〜R4…抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞口への遊技球の入賞に応じて遊技内
    容を制御しつつ送信データに対応する電気信号を送信す
    る主基板と、伝送路を介してこの主基板から同送信デー
    タを受信して対応する処理を実行する副基板とを備えた
    遊技制御装置であって、 上記副基板は、 上記伝送路からの電気信号を入力する信号入力手段を備
    え、 上記主基板は、 上記送信データに対応して上記電気信号を発生する送信
    信号発生手段と、 この送信信号発生手段によって上記電気信号が上記伝送
    路に供給される際に同伝送路における導通状況を判断す
    る導通判断手段と、 この導通判断手段の判断結果と上記送信データとを比較
    して上記副基板にて上記送信データが受信されたか否か
    を判断する伝送判定手段とを具備することを特徴とする
    遊技制御装置。
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